JP2001359018A - Pllシンセサイザ監視方法及びlnb装置 - Google Patents

Pllシンセサイザ監視方法及びlnb装置

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JP2001359018A JP2000178799A JP2000178799A JP2001359018A JP 2001359018 A JP2001359018 A JP 2001359018A JP 2000178799 A JP2000178799 A JP 2000178799A JP 2000178799 A JP2000178799 A JP 2000178799A JP 2001359018 A JP2001359018 A JP 2001359018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な回路で、コンバータ機器から離れた電
源機器側でコンバータ機器の消費電力の減少から供給電
力の減少を検知すると共に同期外れを容易に判断可能な
PLLシンセサイザ監視方法及びその方法を用いたLN
B装置を提供する。 【解決手段】 受信衛星信号をコンバータ部10で所定
の中間周波信号に変換後に電源部20へ一本の伝送線3
0で伝送し、その伝送線30を介して電源部20からコ
ンバータ部10に動作電力を供給するLNB装置におい
て、コンバータ部10に、局部発振信号を生成出力し、
局部発振信号の同期外れに対応した信号を生成出力する
PLLシンセサイザ部17と、同期が外れた際にコンバ
ータ部10の信号増幅部11と中間周波増幅部14への
電力供給を止めて消費電力を減少させる電力停止回路1
9とを設けた。さらに、電源部20に、コンバータ部1
0への供給電力の減少を検出し、同期外れを検出する電
力監視部25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLLシンセサイ
ザ監視方法、例えばアンテナで受信した衛星信号等をP
LLシンセサイザを用いて中間周波信号に変換し受信端
に伝送する際のPLLシンセサイザ監視方法及びその方
法によりPLLシンセサイザを監視するLNB装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のLNB装置の構成を表したブロッ
ク図を図3に示す。図3において、コンバータ部100
の入力端子100aは、アンテナから受信した衛星信号
の入力端子であり、信号増幅部101に接続されてい
る。増幅された衛星信号を出力する信号増幅部101の
出力端と局部発振信号を出力するPLLシンセサイザ部
107の出力端は、ミキサ部102に接続され、ミキサ
部102の出力端は、中間周波信号成分を抽出する帯域
通過フィルタ部103、中間周波信号に変換してそれを
増幅する中間周波増幅部104及び中間周波信号のみを
通過させる高域通過フィルタ部105を介して、コンバ
ータ部100の出力端子100bに接続されている。
又、出力端子100bには直列接続された3つの低域通
過フィルタL401,L402,L403の内のL40
1が接続され、L403の最終端が電源回路部108と
接続されている。低域通過フィルタL402とL403
は、PLLシンセサイザ部107から出力されるロック
検出信号を増幅するロック信号増幅部110の出力端と
接続され、低域通過フィルタL401とL402は、電
源部200の基準信号発生部202で生成された基準信
号のみを通過させる帯域通過フィルタ部106を介し
て、PLLシンセサイザ部107に接続され、又、電源
回路部108は信号増幅部101,中間周波増幅部10
4,PLLシンセサイザ部107,並びに、PLLシン
セサイザ部107を介してロック信号増幅部110に接
続されている。
【0003】コンバータ部100の出力端子100bは
一本の伝送線300で電源部200の入力端子200a
と接続されている。そして、この入力端子200aから
コンバータ部100で変換された中間周波信号を入力
し、基準信号を除去する高域通過フィルタ部201を介
して、電源部200の出力端子200bと接続され、こ
の出力端子200bから中間周波信号のみが次段回路部
へ伝送されている。さらに、入力端子200aは直列に
接続された低域通過フィルタL501,L502,L5
03の最前端素子である低域通過フィルタL501にも
接続されている。そして、L503の最終端が電力供給
部203と接続されている。低域通過フィルタL501
とL502は、コンバータ部100へ伝送されPLLシ
ンセサイザ部107に入力される基準信号を生成する基
準信号発生部202と接続され、又低域通過フィルタL
502とL503は、コンバータ部100のPLLシン
セサイザ部107から出力され電源部200へ伝送され
るロック検出信号のみを取り出す帯域通過フィルタ部2
08を介して、ロック信号検出部209に接続されてい
る。又、電力供給部203は基準信号発生部202,ロ
ック信号検出部209に接続されている。
【0004】次に、従来のLNB装置の動作を説明す
る。アンテナから入力された周波数が例えば12.25
〜12.75GHzの衛星信号とすると、この衛星信号
は信号増幅部101で増幅後、ミキサ部102に入力さ
れ、ミキサ部102には、もう一つPLLシンセサイザ
部107で生成された局部発振信号が入力されている。
ここで、局部発振信号は、PLL周波数シンセサイザ回
路、つまり、基準周波数frと比較周波数fpの位相差
に応じたパルス幅を持つパルスを出力する位相比較器、
位相比較器からの出力信号をDCレベル化する低域通過
フィルタ及び電圧によって出力周波数を変化させること
ができる電圧制御形発振器とで構成される回路並びに逓
倍器により生成されている。本LNB装置では、位相比
較器の基準周波数fr信号として入力される信号は、電
源部200に設けられた基準信号発生部202で生成さ
れた周波数frが10MHzの基準信号を伝送線300
によりコンバータ部100に送り、帯域通過フィルタ部
106により取り出して使用し、また、他方の比較周波
数fp信号には電圧制御形発振器出力信号の帰還信号を
使用する。
【0005】よって、このPLLシンセサイザ部107
内のPLL周波数シンセサイザ回路により周波数2.2
6GHzの電圧制御形発振器信号が出力され、後段の逓
倍器により5倍に逓倍されて11.3GHzの周波数を
持つ局部発振信号がPLLシンセサイザ部107で生成
出力されている。そして、ミキサ部102で周波数1
1.3GHzの局部発振信号と混合された周波数12.
25〜12.75GHzの衛星信号は、帯域通過フィル
タ部103で中間周波信号成分が抽出され、中間周波増
幅部104で周波数950〜1450MHzの中間周波
信号に変換されると共に増幅され、高域通過フィルタ部
105で基準信号の通過を阻止して中間周波信号のみを
通過させ、伝送線300により電源部200へ伝送され
ている。
【0006】又、PLLシンセサイザ部107からは、
前述した局部発振信号の出力とは別に、PLL周波数シ
ンセサイザ回路から目的の周波数を出力するように電圧
制御形発振器が同期制御されているかどうかを示すロッ
ク検出信号も出力されている。ここで電圧制御形発振器
が同期制御されている状態をロック状態、同期制御され
ていない状態、すなわち同期外れをアンロック状態とす
る。尚、ロック検出信号としてパルス信号或いはトーン
信号を出力させるように回路構成されている。そして、
PLLシンセサイザ部107で生成されたロック検出信
号は、ロック信号増幅部110で増幅され、伝送線30
0により電源部200へ伝送されている。低域通過フィ
ルタL501とL502とで高域信号成分が除去された
後、帯域通過フィルタ部208で取り出されたロック検
出信号はロック信号検出部209で加工されロック状態
かアンロック状態かが判別されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
LNB装置は、PLLシンセサイザ部107の局部発振
信号の同期外れを電源部200で監視する場合、コンバ
ータ部100内には、PLLシンセサイザ部107から
のロック検出信号を伝送線300で電源部200に伝送
するため、ロック信号増幅部110を設けて増幅する必
要があり、又、電源部200内には、伝送後のロック検
出信号を伝送線300から取り出すため帯域通過フィル
タ部208を設け、さらにロック、アンロック状態を判
別可能とするためにロック信号検出部209を設けてロ
ック検出信号を加工する必要があった。したがって、こ
れらの回路スペースを確保するためコンバータ部100
及び、電源部200の大型化は避けられず、設置場所が
制限され、これらの機器を固定する為の部材も大型化し
てしまう。そして、部品点数が多ければそれに比例して
製造工数も当然に多くなり、又手間もかかるため、製造
コストアップの原因になっていた。
【0008】又、ロック、アンロック状態に関わらず、
常にコンバータ部100内の各構成部には電力供給がさ
れており、正常に受信動作がなされていない場合にも、
動作に不要な電力が無駄に消費されていた。さらに、受
信障害の原因がLNB装置のコンバータ部100にある
と予想できても、通常屋外高所のアンテナ給電部に設置
されるコンバータ部100の実際の点検確認作業は、高
所での作業となり煩雑であった。
【0009】こうした問題に鑑み、本発明は簡易な回路
で、コンバータ機器から離れた電源機器側でコンバータ
機器の消費電力の減少から供給電力の減少を検知すると
共に同期外れを容易に判断可能なPLLシンセサイザ監
視方法及びその方法を用いたLNB装置を提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、PLLシンセサイザを有するコ
ンバータ機器と、該コンバータ機器に電力を供給する電
源機器とが別体として形成され、一本の伝送線で双方が
接続された周波数変換システムのPLLシンセサイザ監
視方法であって、PLLシンセサイザが同期外れになっ
た際にコンバータ機器の電力消費量を減らし、前記電源
機器内に電力監視手段を設け、該電力監視手段が、消費
電力の減少から供給電力の減少を検知し同期外れを判断
することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、受信信号を所定の中間
周波信号に変換するコンバータ部と、該コンバータ部に
電力を供給する電源部とが別体として形成され、一本の
伝送線で双方が接続されたLNB装置において、前記コ
ンバータ部に、局部発振信号を生成出力すると共に局部
発振信号の同期外れに対応した信号を生成出力するPL
Lシンセサイザ部と、局部発振信号の同期が外れた際に
前記コンバータ部の少なくとも一部の回路への電力供給
を止めて、消費電力を減少させる電力停止回路を設け、
前記電源部に、前記電力停止回路の動作により前記コン
バータ部への電力供給量の減少を検出することにより局
部発振信号の同期外れを検出する電力監視部を設けて構
成される。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、局部発振信号の同期が外れた際に、電力供給の止ま
る回路部が、コンバータ部に内蔵されている信号増幅部
と中間周波増幅部であるように構成される。
【0013】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、電力監視部に、局部発振信号の同期外れを表
示する状態モニタ部を設けて構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るPLLシン
セサイザ監視方法の一例を図面に基づいて説明する。図
1は、PLLシンセサイザを有するコンバータ機器1a
と、それに電力を供給する電源機器1cとが別体として
一本の伝送線1bで接続されて構成され、PLLシンセ
サイザの同期外れを電源機器1cの電力供給量の減少で
判断するPLLシンセサイザ監視方法を使用した周波数
変換システム1を衛星信号受信装置2に用いた場合のシ
ステムブロック図である。
【0015】この衛星信号受信装置2は、PLLシンセ
サイザを有したコンバータ機器1aが、屋外高所に設置
された例えばパラボラアンテナ2eの給電アーム2b先
端に固定される給電部2aと一体に形成され、同軸ケー
ブル等の伝送線1bを介して、各戸3屋内の受信装置2
cからTV、パソコン等の情報表示端末2dに接続され
る。パラボラアンテナ2eからの受信信号は、コンバー
タ機器1aで所定の周波数に変換され、情報表示端末2
dが表示可能に受信装置2cによって信号加工処理され
る。そして、PLLシンセサイザの同期外れに影響する
類いの受信障害に起因して、情報表示端末2dに異常が
発生した場合には、電源機器1c内の電力監視手段1d
によりコンバータ機器1aへの電力供給量の減少を検知
することでコンバータ機器1aの同期外れが判断され
る。
【0016】このように、PLLシンセサイザ監視方法
を、例えば衛星信号受信装置2に用いれば、コンバータ
機器1aと別体に設けた電源機器1cで、コンバータ機
器1aの同期外れを判断できるから、同期外れの確認が
容易になる。したがって情報表示端末2dの表示異常の
原因が、コンバータ機器1aの同期外れによるものか否
かの特定を、電源機器1cで集中管理できる。又、電力
監視手段1dは、コンバータ機器1aへの電力供給量の
減少を検知するだけの簡易な回路でコンバータ機器1a
の同期外れを判断できるから、コンバータ機器1a及び
電源機器1cの回路構成を簡略化することが可能であ
る。
【0017】次に、本発明に係るLNB装置の一例とし
て、そのブロック図を図2に示し、本ブロック図を基に
構成及び動作を説明する。図2において、コンバータ部
10の入力端子10aは、アンテナから入来した信号の
入力端子であり、信号増幅部11に接続される。増幅さ
れた信号を出力する信号増幅部11の出力端と、局部発
振信号を出力するPLLシンセサイザ部17の出力端
は、ミキサ部12に接続され、ミキサ部12の出力端
は、中間周波信号成分を抽出する帯域通過フィルタ部1
3、中間周波信号に変換してそれを増幅する中間周波増
幅部14及び中間周波信号のみを通過させる高域通過フ
ィルタ部15を介して、コンバータ部10の出力端子1
0bに接続されている。又、出力端子10bには直列接
続された低域通過フィルタL41,L43のL41が接
続され、L43の最終端が電源回路部18と接続されて
いる。低域通過フィルタL41とL43は、電源部20
の基準信号発生部22で生成された基準信号のみを通過
させる帯域通過フィルタ部16を介して、PLLシンセ
サイザ部17に接続される。又、電源回路部18は、P
LLシンセサイザ部17に直接接続され、一方、信号増
幅部11,中間周波増幅部14へは動作電力の供給及び
停止のいずれかに切替制御する電力停止回路19を介し
て接続され、電力を供給している。
【0018】コンバータ部10の出力端子10bは一本
の伝送線30で電源部20の入力端子20aと接続され
る。そして、電源部20の入力端子20aは、コンバー
タ部10で変換された中間周波信号を入力し、基準信号
を除去する高域通過フィルタ部21を介して次段回路部
へ接続される電源部20の出力端子20bと接続され、
又、直列に接続された低域通過フィルタL51,L53
の最前端素子である低域通過フィルタL51と接続され
る。低域通過フィルタL51とL53は、コンバータ部
10へ伝送されPLLシンセサイザ部17に入力される
基準信号を生成する基準信号発生部22と接続される。
又、L53は電力供給部23及び電力供給部23の出力
電力の増減を監視する電力監視部25に接続され、電力
監視部25の出力端はその監視結果を表示する状態モニ
タ部26に接続される。尚、本発明は上記実施形態に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で構成を適宜に変更して実施することも可能である。
【0019】次に、本発明に係るLNB装置の動作につ
いて説明する。図2に示すように本発明に係るLNB装
置では信号増幅部11,中間周波増幅部14への電力供
給を電力停止回路19の切替制御により行っており、そ
の制御はPLLシンセサイザ部17から入力されるロッ
ク検出信号の状態変化に応じた動作電力の供給又は停止
の切替えについて行われる。つまり、PLLシンセサイ
ザ部17から出力される局部発振信号が目的の周波数を
維持する同期状態の場合、電力停止回路19は信号増幅
部11、中間周波増幅部14に動作電力を供給し、目的
の周波数から外れた同期外れの状態の場合、PLLシン
セサイザ部17から同期外れの信号が電力停止回路19
に出力され、動作電力の供給を停止するように切替え
る。又、同期外れの発生要因が解消された場合、同期状
態或いは同期外れの状態にかかわらず常時電力供給され
ているPLLシンセサイザ部17は局部発振信号の出力
を再開し、それと同時に電力停止回路19へロック検出
信号を出力して同期状態への復帰を伝え、信号増幅部1
1と中間周波増幅部14への電力供給を復活させる。
【0020】そして、同期状態と同期外れの状態とで
は、コンバータ部10の電源回路部18へ電力を供給す
る電源部20の電力供給部23の出力電力は異なり、同
期外れの状態では信号増幅部11及び中間周波増幅部1
4の電力供給を停止する分、電力供給部23の出力電力
は減少する。この同期或いは同期外れの状態に対応した
出力電力の増減を電力監視部25で監視して状態モニタ
部26で表示する。例えば状態モニタ部26では、同期
状態の場合には緑のLEDが、同期外れの状態の場合に
は赤のLEDが点灯する。
【0021】このように構成すれば、PLLシンセサイ
ザ部17で生成したロック検出信号をコンバータ部10
から電源部20に伝送することなく、コンバータ部10
での同期外れを電源部20で監視し判断することができ
るから、コンバータ部10内のロック検出信号の伝送に
必要な回路が不要となり、さらに、電源部20内には、
ロック検出信号を取り出して加工する回路を設ける必要
がなくなり、よって、コンバータ部10及び電源部20
を小型化できる。
【0022】又、PLLシンセサイザ部17の出力信号
が目的の周波数から外れた同期外れの状態の場合、PL
Lシンセサイザ部17から同期外れの信号が電力停止回
路19に出力され、信号増幅部11及び中間周波増幅部
14への動作電力の供給を停止するように切替えること
ができるから、同期外れ時の電力消費を抑えることがで
きる。尚、電力供給が停止される回路は、信号増幅部1
1だけでも良いし、中間周波増幅部14だけであっても
良い。一方、PLLシンセサイザ部17には電力が常時
継続して供給されているので、同期或いは同期外れ状態
にかかわらず、その状態に対応したロック検出信号を電
力停止回路19に出力することができるから、同期外れ
の発生要因が解消された場合には、電力停止回路19の
制御により信号増幅部11及び中間周波増幅部14への
電力供給を再開することができ、コンバータ部10の周
波数変換機能を自動復旧することが可能となる。
【0023】さらに、同期或いは同期外れ状態に対応し
た出力電力の増減を電力監視部25で監視することによ
り、PLLシンセサイザ部17の同期外れ状態を、電源
部20の状態モニタ部26で一見して把握することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、コンバータ機器と別体に設けた電源機器でコン
バータ機器の同期外れを判断できるから、電源機器を利
用者の見やすい場所に設置すれば同期外れの確認が容易
になる。又、コンバータ機器及び電源機器を簡易な回路
構成とすることが可能である。
【0025】請求項2の発明によれば、回路構成を減ら
すことができるから、コンバータ部及び電源部を簡易な
回路構成で小型化することができ、加えて、製造コスト
を低減することができる。さらに、局部発振信号の同期
が外れた際には、コンバータ部の少なくとも一部の回路
への電力供給を止めるから、電力消費を抑えることがで
きる。
【0026】請求項3の発明によれば、請求項2の効果
に加えて、同期外れ状態では信号増幅部及び中間周波増
幅部への電力供給を停止するから、同期外れ時の電力消
費を大きく抑えることができる。一方、PLLシンセサ
イザ部には電力が常時継続して供給されているから、同
期外れの発生要因が解消された場合には、コンバータ部
の周波数変換機能を自動復旧することが可能となる。
【0027】請求項4の発明によれば、請求項2又は3
の効果と併せて、PLLシンセサイザ部の同期外れ状態
が、状態モニタ部の状態表示で一見して把握することが
できるから、電源部を利用者の見やすい場所に設置すれ
ば受信障害が起こった場合の原因機器特定やコンバータ
部の同期外れの確認が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLLシンセサイザ監視方法の一
例を示す周波数変換システムのブロック図である。
【図2】本発明に係るLNB装置の一例を示す回路のブ
ロック図である。
【図3】従来のLNB装置のブロック図である。
【符号の説明】
1・・周波数変換システム、1a・・コンバータ機器、
1b,30・・伝送線、1c・・電源機器、1d・・電
力監視手段、10・・コンバータ部、11・・信号増幅
部、14・・中間周波増幅部、17・・PLLシンセサ
イザ部、19・・電力停止回路、20・・電源部、25
・・電力監視部、26・・状態モニタ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/50 H04N 5/50 A 5K062 7/20 630 7/20 630 Fターム(参考) 5C025 AA25 BA01 BA16 DA04 5C026 AA05 EA07 5C064 DA05 5K020 AA05 DD11 EE07 FF04 GG01 GG14 NN01 5K042 AA05 CA21 DA21 EA15 HA03 JA01 5K062 AA09 AB16 AE01 AE05 AF04 AG00 BC11 BD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLLシンセサイザを有するコンバータ
    機器と、該コンバータ機器に電力を供給する電源機器と
    が別体として形成され、一本の伝送線で双方が接続され
    た周波数変換システムのPLLシンセサイザ監視方法で
    あって、PLLシンセサイザが同期外れになった際に前
    記コンバータ機器の消費電力を減らし、前記電源機器内
    に電力監視手段を設け、該電力監視手段が消費電力の減
    少から電力供給量の減少を検知し、同期外れを判断する
    ことを特徴とするPLLシンセサイザ監視方法。
  2. 【請求項2】 受信信号を所定の中間周波信号に変換す
    るコンバータ部と、該コンバータ部に電力を供給する電
    源部とが別体として形成され、一本の伝送線で双方が接
    続されたLNB装置において、前記コンバータ部に、局
    部発振信号を生成出力すると共に局部発振信号の同期外
    れに対応した信号を生成出力するPLLシンセサイザ部
    と、局部発振信号の同期が外れた際に前記コンバータ部
    の少なくとも一部の回路への電力供給を止めて、消費電
    力を減少させる電力停止回路を設け、前記電源部に、前
    記電力停止回路の動作により前記コンバータ部への供給
    電力の減少を検出することにより局部発振信号の同期外
    れを検出する電力監視部を設けたことを特徴とするLN
    B装置。
  3. 【請求項3】 局部発振信号の同期が外れた際に、電力
    供給の止まる回路部が、コンバータ部に内蔵されている
    信号増幅部と中間周波増幅部であることを特徴とする請
    求項2記載のLNB装置。
  4. 【請求項4】 電力監視部に、局部発振信号の同期外れ
    を表示する状態モニタ部を設けたことを特徴とする請求
    項2又は3記載のLNB装置。
JP2000178799A 2000-06-14 2000-06-14 Pllシンセサイザ監視方法及びlnb装置 Expired - Fee Related JP4614248B2 (ja)

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