JP2001189192A - 発光装置及びその作製方法 - Google Patents

発光装置及びその作製方法

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JP2001189192A JP2000311401A JP2000311401A JP2001189192A JP 2001189192 A JP2001189192 A JP 2001189192A JP 2000311401 A JP2000311401 A JP 2000311401A JP 2000311401 A JP2000311401 A JP 2000311401A JP 2001189192 A JP2001189192 A JP 2001189192A
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Kenji Fukunaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置ずれなく精密にポリマーでなる有機EL
材料を高いスループットで成膜する手段を提供する。 【解決手段】 画素部111をバンク121により複数
の画素列に分割し、薄膜形成装置のヘッド部115を画
素列に沿って走査することにより、赤色発光層用塗布液
114a、緑色発光層用塗布液114b、青色発光層用塗
布液114cを同時にストライプ状に塗布する。そして
これを加熱することで赤、緑、青の各色に発光する発光
層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陽極、陰極及びそ
れらの間にEL(Electro Luminescence)が得られる発
光性有機材料(以下、有機EL材料という)を挟んだ構
造でなる発光素子(EL素子ともいう)を基板上に形成
した発光装置(EL表示装置ともいう)及びその発光装
置を表示部(表示ディスプレイまたは表示モニター)と
して有する電子機器の作製方法に関する。なお、上記発
光装置はOLED(Organic LightEmitting Diodes)と
呼んでも良い。
【0002】
【従来の技術】近年、発光性有機材料のEL現象を利用
した発光素子としてEL素子を用いた発光装置(EL表
示装置)の開発が進んでいる。EL表示装置は自発光型
であるため、液晶表示装置のようなバックライトが不要
であり、さらに視野角が広いため、屋外で使用する携帯
型機器の表示部として有望視されている。
【0003】EL表示装置にはパッシブ型(単純マトリ
クス型)とアクティブ型(アクティブマトリクス型)の
二種類があり、どちらも盛んに開発が行われている。特
に現在はアクティブマトリクス型EL表示装置が注目さ
れている。また、EL素子の中心とも言える発光層とな
る有機EL材料は、低分子有機EL材料と高分子有機E
L材料(ポリマー有機EL材料)とが研究されている
が、低分子有機EL材料よりも取り扱いが容易で耐熱性
の高い高分子有機EL材料が注目されている。
【0004】高分子有機EL材料の成膜方法としては、
セイコーエプソン株式会社が提唱するインクジェット法
が有望視されている。この技術に関しては、特開平10
−12377号公報、特開平10−153967号公報
または特開平11−54270号公報等を参考にすれば
良い。
【0005】しかしながら、インクジェット法では高分
子有機EL材料を噴射して飛ばすため、塗布面とインク
ジェット用ヘッドのノズルとの距離を適切なものとしな
いと液滴が必要外の部分に着弾する、いわゆる飛行曲が
りの問題が生じうる。なお、飛行曲がりに関しては上記
特開平11−54270号公報に詳しく、着弾目標位置
から50μm以上ものずれが生じうることが明記されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
鑑みてなされたものであり、位置ずれなく精密にポリマ
ーでなる有機EL材料を高いスループットで成膜する手
段を提供することを課題とする。また、そのような手段
を用いたEL表示装置及びその作製方法を提供すること
を課題とする。そして、そのようなEL表示装置を表示
用部として有する電子機器を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明では赤色、緑色及び青色の発光層を、ストラ
イプ状にディスペンサーの如き薄膜形成装置を用いて形
成することを特徴とする。なお、ストライプ状とは、縦
横比が2以上の細長い長方形状、長径と短径の比が2以
上の細長い楕円形状を含む。ここで本発明の薄膜形成装
置を図1に示す。
【0008】図1(A)に示したのは、本発明を実施し
てπ共役系ポリマーでなる有機EL材料を成膜する様子
を模式的に示す図である。図1(A)において、110
は基板であり、基板110上には画素部111、ソース
側駆動回路112、ゲート側駆動回路113がTFTに
より形成されている。ソース側駆動回路112に接続さ
れた複数のソース配線とゲート側駆動回路113に接続
された複数のゲート配線とで囲まれた領域が画素であ
り、画素内にはTFTと該TFTに電気的に接続された
EL素子が形成される。画素部111はこのような画素
がマトリクス状の配列されて形成されている。
【0009】ここで114aは赤色に発光する有機EL
材料と溶媒との混合物(以下、赤色発光層用塗布液とい
う)、114bは緑色に発光する有機EL材料と溶媒と
の混合物(以下、緑色発光層用塗布液という)、114
cは青色に発光する有機EL材料と溶媒との混合物(以
下、青色発光層用塗布液という)である。なお、これら
の有機EL材料はポリマー重合したものを直接溶媒に溶
かして塗布する方法と、モノマーを溶媒に溶かしたもの
を成膜した後に加熱重合させてポリマーとする方法とが
あるが、本発明はどちらでも構わない。ここではポリマ
ーとなった有機EL材料を溶媒に溶かして塗布した例を
示す。
【0010】本発明の場合、薄膜形成装置からは赤色発
光層用塗布液114a、緑色発光層用塗布液114b、青
色発光層用塗布液114cが別々に吐出され、矢印の方
向に向かって塗布される。即ち、赤色に発光すべき画素
列、緑色に発光すべき画素列及び青色に発光すべき画素
列に、同時にストライプ状の発光層(厳密には発光層の
前駆体)が形成される。
【0011】なお、ここでいう画素列とはバンク121
に仕切られた画素の列を指し、バンク121はソース配
線の上方に形成されている。即ち、ソース配線に沿って
複数の画素が直列に並んだ列を画素列と呼んでいる。但
し、ここではバンク121がソース配線の上方に形成さ
れた場合を説明したが、ゲート配線の上方に設けられて
いても良い。この場合は、ゲート配線に沿って複数の画
素が直列に並んだ列を画素列と呼ぶ。
【0012】従って、画素部111は、複数のソース配
線もしくは複数のゲート配線の上方に設けられたストラ
イプ状のバンクにより分割された複数の画素列の集合体
として見ることができる。そのようにして見た場合、画
素部111は、赤色に発光するストライプ状の発光層が
形成された画素列、緑色に発光するストライプ状の発光
層が形成された画素列及び青色に発光するストライプ状
の発光層が形成された画素列からなるとも言える。
【0013】また、上記ストライプ状のバンクは、複数
のソース配線もしくは複数のゲート配線の上方に設けら
れているため、実質的に画素部111は、複数のソース
配線もしくは複数のゲート配線により分割された複数の
画素列の集合体と見ることもできる。
【0014】次に、図1(A)に示した塗布工程を行っ
た際の薄膜形成装置のヘッド部(吐出部と言っても良
い)の様子を図1(B)に示す。
【0015】115は薄膜形成装置のヘッド部であり、
赤色用ノズル116a、緑色用ノズル116b、青色用ノ
ズル116cが取り付けられている。また各々のノズル
の内部には赤色発光層用塗布液114a、緑色発光層用
塗布液114b、青色発光層用塗布液114cが蓄えられ
ている。これらの塗布液は、配管117内に充填された
不活性ガスを加圧することで、画素部111上に吐出さ
れる。このようなヘッド部115がバンク121に沿っ
て手前方向に走査されることで図1(A)に示したよう
な塗布工程が行われる。
【0016】なお、本明細書中ではヘッド部が走査され
るという記載にしているが、実際には基板がX−Yステ
ージにより縦方向または横方向に移動するため、相対的
にヘッド部が基板上を縦方向または横方向に走査され
る。勿論、ヘッド部自体を走査させて基板を固定するこ
ともできるが、安定性の面からも基板を移動させる方式
が好ましい。
【0017】ここで118で示される吐出部付近の拡大
図を図1(C)に示す。基板110上に設けられた画素
部111は、複数のTFT119a〜119cと画素電極
120a〜120cとでなる複数の画素の集合体である。
図1(B)のノズル116a〜116cに不活性ガスによ
り圧力がかかると、その圧力により塗布液114a〜1
14cが吐出される。
【0018】なお、画素間には樹脂材料で形成されたバ
ンク121が設けられており、隣接する画素間で塗布液
が混合されてしまうことを防いでいる。この構造ではバ
ンク121の幅(フォトリソグラフィの解像度で決ま
る)を狭くすることで画素部の集積度が向上し、高精細
な画像を得ることができる。特に塗布液の粘性が1〜3
0cpの場合に有効である。
【0019】但し、塗布液の粘性が30cp以上または
ゾル状もしくはゲル状であればバンクを用いないことも
可能である。即ち、塗布後の塗布液と塗布面との接触角
が十分に大きければ必要以上に塗布液が広がることもな
いので、バンクで堰き止めておく必要もなくなる。その
場合は、最終的に発光層が長円形状(長径と短径の比が
2以上の細長い楕円形状)、典型的には画素部の一端か
ら他端にまで及ぶ細長い楕円状で形成されることにな
る。
【0020】また、バンク121を形成しうる樹脂材料
としてはアクリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミ
ドアミドを用いることができる。この樹脂材料に予めカ
ーボンや黒色顔料等を設けて樹脂材料を黒色化しておく
と、バンク121を画素間の遮光膜として用いることも
可能となる。
【0021】また、ノズル116a、116bまたは11
6cのいずれかの先端付近に光反射を用いたセンサーを
取り付ければ、塗布面とノズルとの距離を常に一定に保
つように調節することも可能である。さらに、画素ピッ
チ(画素間の距離)に応じてノズル116a〜116cの
間隔を調節する機構を備えることで、どのような画素ピ
ッチのEL表示装置にも対応することが可能である。
【0022】こうしてノズル116a〜116cから吐出
された塗布液114a〜114cは各々画素電極120a
〜120cを覆うようにして塗布される。塗布液114a
〜114cを塗布したら真空中で加熱処理(ベーク処理
または焼成処理)することにより塗布液114a〜11
4cに含まれる有機溶媒を揮発させ、有機EL材料でな
る発光層を形成する。このため、有機溶媒は有機EL材
料のガラス転移温度(Tg)よりも低い温度で揮発する
ものを用いる。また、有機EL材料の粘度により最終的
に形成される発光層の膜厚が決まる。この場合、有機溶
媒の選定または添加物により粘度を調節することができ
るが、粘度は1〜50cp(好ましくは5〜20cp)
とするのが好ましい。
【0023】さらに、有機EL材料中に結晶核となりう
る不純物が多いと、有機溶媒を揮発させる際に有機EL
材料が結晶化してしまう可能性が高くなる。結晶化して
しまうと発光効率が落ちるため好ましくなく、できるだ
け有機EL材料の中には不純物が含まれないようにする
ことが望ましい。
【0024】不純物を低減するには、溶媒及び有機EL
材料を徹底的に精製し、溶媒と有機EL材料を混合する
時の環境を可能な限り清浄化することが重要である。溶
媒の精製または有機EL材料の精製は、蒸留法、昇華
法、濾過法、再結晶法、再沈殿法、クロマトグラフィ法
または透析法等の技術を繰り返し行うことが好ましい。
最終的には金属元素やアルカリ金属元素等の不純物を
0.1ppm以下(好ましくは0.01ppm以下)に
まで低減することが望ましい。
【0025】また、図1のような薄膜形成装置により有
機EL材料を含む塗布液を塗布する際の雰囲気にも十分
に注意することが好ましい。具体的には、上記有機EL
材料の成膜工程を、窒素などの不活性ガスが充填された
クリーンブースやグローブボックス内で行うことが望ま
しい。
【0026】以上のような薄膜形成装置を用いることに
より、赤、緑、青の各色に発光する三種類の発光層を同
時に形成することができるため、高いスループットで高
分子有機EL材料でなる発光層を形成することができ
る。さらに、インクジェット方式と異なり、一つの画素
列では切れ間なくストライプ状に塗布していくことがで
きるため、非常にスループットが高い。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
2、図3を用いて説明する。図2に示したのは本発明で
あるEL表示装置の画素部の断面図であり、図3(A)
はその上面図、図3(B)はその回路構成である。実際
には画素がマトリクス状に複数配列されて画素部(画像
表示部)が形成される。なお、図3(A)をA−A’で
切断した断面図が図2に相当する。従って図2及び図3
で共通の符号を用いているので、適宜両図面を参照する
と良い。また、図3の上面図では二つの画素を図示して
いるが、どちらも同じ構造である。
【0028】図2において、11は基板、12は下地と
なる絶縁膜(以下、下地膜という)である。基板11と
してはガラス基板、ガラスセラミックス基板、石英基
板、シリコン基板、セラミックス基板、金属基板若しく
はプラスチック基板(プラスチックフィルムも含む)を
用いることができる。
【0029】また、下地膜12は特に可動イオンを含む
基板や導電性を有する基板を用いる場合に有効である
が、石英基板には設けなくても構わない。下地膜12と
しては、珪素(シリコン)を含む絶縁膜を用いれば良
い。なお、本明細書において「珪素を含む絶縁膜」と
は、具体的には酸化珪素膜、窒化珪素膜若しくは窒化酸
化珪素膜(SiOxNyで示される)など珪素、酸素若
しくは窒素を所定の割合で含む絶縁膜を指す。
【0030】また、下地膜12に放熱効果を持たせるこ
とによりTFTの発熱を発散させることはTFTの劣化
又はEL素子の劣化を防ぐためにも有効である。放熱効
果を持たせるには公知のあらゆる材料を用いることがで
きる。
【0031】ここでは画素内に二つのTFTを形成して
いる。201はスイッチング用素子として機能するTF
T(以下、スイッチング用TFTという)、202はE
L素子へ流す電流量を制御する電流制御用素子として機
能するTFT(以下、電流制御用TFTという)であ
り、どちらもnチャネル型TFTで形成されている。
【0032】nチャネル型TFTの電界効果移動度はp
チャネル型TFTの電界効果移動度よりも大きいため、
動作速度が早く大電流を流しやすい。また、同じ電流量
を流すにもTFTサイズはnチャネル型TFTの方が小
さくできる。そのため、nチャネル型TFTを電流制御
用TFTとして用いた方が表示部の有効発光面積が広く
なるので好ましい。
【0033】pチャネル型TFTはホットキャリア注入
が殆ど問題にならず、オフ電流値が低いといった利点が
あって、スイッチング用TFTとして用いる例や電流制
御用TFTとして用いる例が既に報告されている。しか
しながら本発明では、LDD領域の配置によってnチャ
ネル型TFTにおいてもホットキャリア注入の問題とオ
フ電流値の問題を解決し、全ての画素内のTFT全てを
nチャネル型TFTとすることも可能である。
【0034】ただし、本発明において、スイッチング用
TFTと電流制御用TFTをnチャネル型TFTに限定
する必要はなく、両方又はどちらか片方にpチャネル型
TFTを用いることも可能である。
【0035】スイッチング用TFT201は、ソース領
域13、ドレイン領域14、LDD領域15a〜15d、
高濃度不純物領域16及びチャネル形成領域17a、1
7bを含む活性層、ゲート絶縁膜18、ゲート電極19
a、19b、第1層間絶縁膜20、ソース配線21並びに
ドレイン配線22を有して形成される。
【0036】また、図3に示すように、ゲート電極19
a、19bは別の材料(ゲート電極19a、19bよりも低
抵抗な材料)で形成されたゲート配線211によって電
気的に接続されたダブルゲート構造となっている。勿
論、ダブルゲート構造だけでなく、トリプルゲート構造
などいわゆるマルチゲート構造(直列に接続された二つ
以上のチャネル形成領域を有する活性層を含む構造)で
あっても良い。
【0037】マルチゲート構造はオフ電流値を低減する
上で極めて有効であり、本発明では画素のスイッチング
素子201をマルチゲート構造とすることによりオフ電
流値の低いスイッチング素子を実現している。
【0038】また、活性層は結晶構造を含む半導体膜で
形成される。即ち、単結晶半導体膜でも良いし、多結晶
半導体膜や微結晶半導体膜でも良い。また、ゲート絶縁
膜18は珪素を含む絶縁膜で形成すれば良い。また、ゲ
ート電極、ソース配線若しくはドレイン配線としてはあ
らゆる導電膜を用いることができる。
【0039】さらに、スイッチング用TFT201にお
いては、LDD領域15a〜15dは、ゲート絶縁膜18
を介してゲート電極19a、19bと重ならないように設
ける。このような構造はオフ電流値を低減する上で非常
に効果的である。
【0040】なお、チャネル形成領域とLDD領域との
間にオフセット領域(チャネル形成領域と同一組成の半
導体層でなり、ゲート電圧が印加されない領域)を設け
ることはオフ電流値を下げる上でさらに好ましい。ま
た、二つ以上のゲート電極を有するマルチゲート構造の
場合、チャネル形成領域の間に設けられた高濃度不純物
領域がオフ電流値の低減に効果的である。
【0041】このようにマルチゲート構造のTFTを画
素のスイッチング用TFT201として用いると十分に
オフ電流値を低くすることができる。即ち、オフ電流値
が低いということは電流制御用TFTのゲートにかかる
電圧をより長く保持できることを意味しており、特開平
10−189252号公報の図2のような電位保持のた
めのコンデンサを小さくしたり、省略しても次の書き込
み期間まで電流制御用TFTのゲート電圧を維持しうる
という利点が得られる。
【0042】次に、電流制御用TFT202は、ソース
領域31、ドレイン領域32、LDD領域33及びチャ
ネル形成領域34を含む活性層、ゲート絶縁膜18、ゲ
ート電極35、第1層間絶縁膜20、ソース配線36並
びにドレイン配線37を有して形成される。なお、ゲー
ト電極35はシングルゲート構造となっているが、マル
チゲート構造であっても良い。
【0043】図2に示すように、スイッチング用TFT
201のドレインは電流制御用TFT202のゲートに
接続されている。具体的には電流制御用TFT202の
ゲート電極35はスイッチング用TFT201のドレイ
ン領域14とドレイン配線22を介して電気的に接続さ
れている。また、ソース配線36は電流供給線212
(図3(A)参照)に接続される。
【0044】電流制御用TFT202はEL素子203
に注入される電流量を制御するための素子であるが、E
L素子の劣化を考慮するとあまり多くの電流を流すこと
は好ましくない。そのため、電流制御用TFT202に
過剰な電流が流れないように、チャネル長(L)は長め
に設計することが好ましい。望ましくは一画素あたり
0.5〜2μA(好ましくは1〜1.5μA)となるよ
うにする。
【0045】以上のことを踏まえると、図9に示すよう
に、スイッチング用TFTのチャネル長をL1(但しL
1=L1a+L1b)、チャネル幅をW1とし、電流制御
用TFTのチャネル長をL2、チャネル幅をW2とした
時、W1は0.1〜5μm(代表的には0.5〜2μ
m)、W2は0.5〜10μm(代表的には2〜5μm)
とするのが好ましい。また、L1は0.2〜18μm
(代表的には2〜15μm)、L2は1〜50μm(代表
的には10〜30μm)とするのが好ましい。但し、本
発明は以上の数値に限定されるものではない。
【0046】また、スイッチング用TFT201に形成
されるLDD領域の長さ(幅)は0.5〜3.5μm、
代表的には2.0〜2.5μmとすれば良い。
【0047】また、図2に示したEL表示装置は、電流
制御用TFT202において、ドレイン領域32とチャ
ネル形成領域34との間にLDD領域33が設けられ、
且つ、LDD領域33がゲート絶縁膜18を介してゲー
ト電極35に重なっている点にも特徴がある。
【0048】電流制御用TFT202は、EL素子20
4を発光させるための電流を供給するため、図2に示す
ようにホットキャリア注入による劣化対策を講じておく
ことが好ましい。
【0049】なお、オフ電流値も抑えるために、LDD
領域がゲート電極の一部に重なるようにしておくことも
有効である。この場合、ゲート電極と重なった領域がホ
ットキャリア注入を抑え、ゲート電極と重ならない領域
がオフ電流値を防ぐ。
【0050】この時、ゲート電極に重なったLDD領域
の長さは0.1〜3μm(好ましくは0.3〜1.5μ
m)にすれば良い。また、ゲート電極に重ならないLD
D領域を設ける場合、その長さは1.0〜3.5μm
(好ましくは1.5〜2.0μm)にすれば良い。
【0051】また、ゲート電極と、ゲート絶縁膜を介し
てゲート電極に重なったLDD領域との間に形成される
寄生容量(ゲート容量ともいう)を積極的に電位保持
(電荷保持)のためのコンデンサとして用いることも可
能である。本実施例では、図2に示すLDD領域33を
形成することでゲート電極35とLDD領域33との間
にゲート容量を形成し、そのゲート容量を特開平10−
189252号公報の図2のような電位保持のためのコ
ンデンサとして用いている。
【0052】勿論、別途コンデンサを形成しても構わな
いが、本実施例のような構造とすることで非常に小さい
面積で電位保持のためのコンデンサを形成することが可
能であり、画素の有効発光面積(EL素子で発した光を
取り出せる面積)を向上させることが可能である。
【0053】また、電流制御用TFT202はキャリア
(ここでは電子)の流れる方向が常に同一であるので、
ドレイン領域側のみにLDD領域を設けておけばホット
キャリア対策としては十分である。
【0054】また、流しうる電流量を多くするという観
点から見れば、電流制御用TFT202の活性層(特に
チャネル形成領域)の膜厚を厚くする(好ましくは50
〜100nm、さらに好ましくは60〜80nm)こと
も有効である。逆に、スイッチング用TFT201の場
合はオフ電流値を小さくするという観点から見れば、活
性層(特にチャネル形成領域)の膜厚を薄くする(好ま
しくは20〜50nm、さらに好ましくは25〜40n
m)ことも有効である。
【0055】また、本実施例では電流制御用TFT20
2をシングルゲート構造で図示しているが、複数のTF
Tを直列につなげたマルチゲート構造としても良い。さ
らに、複数のTFTを並列につなげて実質的にチャネル
形成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で行える
ようにした構造としても良い。このような構造は熱によ
る劣化対策として有効である。
【0056】次に、38は第1パッシベーション膜であ
り、膜厚は10nm〜1μm(好ましくは200〜50
0nm)とすれば良い。材料としては、珪素を含む絶縁
膜(特に窒化酸化珪素膜又は窒化珪素膜が好ましい)を
用いることができる。また、第1パッシベーション膜3
8に放熱効果を持たせることは有効である。
【0057】第1パッシベーション膜38の上には、第
2層間絶縁膜(平坦化膜)39を形成し、TFTによっ
てできる段差の平坦化を行う。第2層間絶縁膜39とし
ては、有機樹脂膜が好ましく、ポリイミド、ポリアミ
ド、アクリル、BCB(ベンゾシクロブテン)等を用い
ると良い。勿論、十分な平坦化が可能であれば、無機膜
を用いても良い。
【0058】第2層間絶縁膜39によってTFTによる
段差を平坦化することは非常に重要である。後に形成さ
れるEL層は非常に薄いため、段差が存在することによ
って発光不良を起こす場合がある。従って、EL層をで
きるだけ平坦面に形成しうるように画素電極を形成する
前に平坦化しておくことが望ましい。
【0059】また、40は反射性の高い導電膜でなる画
素電極(EL素子の陰極)であり、第2層間絶縁膜39
及び第1パッシベーション膜38にコンタクトホール
(開孔)を開けた後、形成された開孔部において電流制
御用TFT202のドレイン配線37に接続されるよう
に形成される。画素電極40としてはアルミニウム合金
や銅合金など低抵抗な導電膜を用いることが好ましい。
勿論、他の導電膜との積層構造としても良い。
【0060】次に発光層42が図1で説明したような薄
膜形成装置により形成される。なお、ここでは一画素し
か図示していないが、図1で説明したようにR(赤)、
G(緑)、B(青)の各色に対応した発光層が同時に形
成される。発光層とする有機EL材料としては高分子材
料を用いる。代表的な高分子材料としては、ポリパラフ
ェニレンビニレン(PPV)系、ポリビニルカルバゾー
ル(PVK)系、ポリフルオレン系などが挙げられる。
【0061】なお、PPV系有機EL材料としては様々
な型のものがあるが、例えば以下のような分子式が発表
されている。(「H. Shenk,H.Becker,O.Gelsen,E.Klug
e,W.Kreuder,and H.Spreitzer,“Polymers for Light E
mitting Diodes”,Euro Display,Proceedings,1999,p.3
3-37」)
【0062】
【化1】
【0063】
【化2】
【0064】また、特開平10−92576号公報に記
載された分子式のポリフェニルビニルを用いることもで
きる。分子式は以下のようになる。
【0065】
【化3】
【0066】
【化4】
【0067】また、PVK系有機EL材料としては以下
のような分子式がある。
【0068】
【化5】
【0069】高分子有機EL材料はポリマーの状態で溶
媒に溶かして塗布することもできるし、モノマーの状態
で溶媒に溶かして塗布した後に重合することもできる。
モノマーの状態で塗布した場合、まずポリマー前駆体が
形成され、真空中で加熱することにより重合してポリマ
ーになる。
【0070】具体的な発光層としては、赤色に発光する
発光層にはシアノポリフェニレンビニレン、緑色に発光
する発光層にはポリフェニレンビニレン、青色に発光す
る発光層にはポリフェニレンビニレン若しくはポリアル
キルフェニレンを用いれば良い。膜厚は30〜150n
m(好ましくは40〜100nm)とすれば良い。
【0071】また、発光層中に蛍光物質(代表的には、
クマリン6、ルブレン、ナイルレッド、DCM、キナク
リドン等)を添加して発光中心を蛍光物質に移し、所望
の発光得ることも可能である。公知の蛍光物質は如何な
るものを用いても良い。
【0072】但し、以上の例は本発明の発光層として用
いることのできる有機EL材料の一例であって、これに
限定する必要はまったくない。本発明では有機EL材料
と溶媒との混合物を図1に示す方式により塗布して、溶
媒を揮発させて除去することにより発光層を形成する。
従って、溶媒を揮発させる際に発光層のガラス転移温度
を超えない組み合わせであれば如何なる有機EL材料を
用いても良い。
【0073】また、代表的な溶媒としてはクロロフォル
ム、ジクロロメタン、γブチルラクトン、ブチルセルソ
ルブ又はNMP(N−メチル−2−ピロリドン)が挙げ
られる。また、塗布液の粘度を上げるための添加剤を加
えることも有効である。
【0074】さらに、発光層42を形成する際、処理雰
囲気は極力水分の少ない乾燥雰囲気とし、不活性ガス中
で行うことが望ましい。EL層は水分や酸素の存在によ
って容易に劣化してしまうため、形成する際は極力この
ような要因を排除しておく必要がある。例えば、ドライ
窒素雰囲気、ドライアルゴン雰囲気等が好ましい。その
ためには、図1の薄膜形成装置を、不活性ガスを充填し
たクリーンブースに設置し、その雰囲気中で発光層の成
膜工程を行うことが望ましい。
【0075】以上のようにして発光層42を形成した
ら、次に正孔注入層43が形成される。本実施形態では
正孔注入層43としてPEDOT(ポリチオフェン)ま
たはPAni(ポリアニリン)を用いる。これらの有機
材料は水溶性であるため、発光層42を溶解させること
なく形成することができる。膜厚は5〜30nm(好ま
しくは10〜20nm)で良い。
【0076】正孔注入層43の上には透明導電膜でなる
陽極44が設けられる。本実施形態の場合、発光層43
で生成された光は上面側に向かって(TFTの上方に向
かって)放射されるため、陽極は透光性でなければなら
ない。透明導電膜としては酸化インジウムと酸化スズと
の化合物や酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を用い
ることができるが、耐熱性の低い発光層や正孔注入層を
形成した後で形成するため、可能な限り低温で成膜でき
るものが好ましい。
【0077】陽極44まで形成された時点でEL素子2
03が完成する。なお、ここでいうEL素子203は、
画素電極(陰極)40、正孔注入層43、発光層42及
び陽極44で形成されたコンデンサを指す。図3に示す
ように画素電極40は画素の面積にほぼ一致するため、
画素全体がEL素子として機能する。従って、発光の利
用効率が非常に高く、明るい画像表示が可能となる。
【0078】また、本実施形態では画素電極40が陰極
となるような構造としたため、発光層で発生した光は陽
極側へ全て放射される。しかしながら、このEL素子の
構造を反対にして、画素電極が透明導電膜でなる陽極と
なるような構造とすることも可能である。この場合も発
光層で発生した光が陽極側へ放射されるため、基板11
側から光を観測するようになる。
【0079】ところで、本実施形態では、陽極44の上
にさらに第2パッシベーション膜45を設けている。第
2パッシベーション膜45としては窒化珪素膜または窒
化酸化珪素膜が好ましい。この目的は、外部とEL素子
とを遮断することであり、有機EL材料の酸化による劣
化を防ぐ意味と、有機EL材料からの脱ガスを抑える意
味との両方を併せ持つ。これによりEL表示装置の信頼
性が高められる。
【0080】また、本発明のEL表示装置は図2のよう
な構造の画素からなる画素部を有し、画素内において機
能に応じて構造の異なるTFTが配置されている。これ
によりオフ電流値の十分に低いスイッチング用TFT
と、ホットキャリア注入に強い電流制御用TFTとが同
じ画素内に形成でき、高い信頼性を有し、且つ、良好な
画像表示が可能な(動作性能の高い)EL表示装置が得
られる。
【0081】なお、本実施形態ではトップゲート型TF
Tを用いた例としてプレーナ型TFTの構造を示した
が、ボトムゲート型TFT(典型的には逆スタガ型TF
T)であっても良い。本発明は有機EL材料の成膜方法
に特徴があり、画素内に配置されるTFTの構造に限定
はない。
【0082】〔実施例1〕本発明の実施例について図4
〜図6を用いて説明する。ここでは、画素部とその周辺
に設けられる駆動回路部のTFTを同時に作製する方法
について説明する。但し、説明を簡単にするために、駆
動回路に関しては基本回路であるCMOS回路を図示す
ることとする。
【0083】まず、図4(A)に示すように、ガラス基
板300上に下地膜301を300nmの厚さに形成す
る。本実施例では下地膜301として窒化酸化珪素膜を
積層して用いる。この時、ガラス基板300に接する方
の窒素濃度を10〜25wt%としておくと良い。ま
た、下地膜301に放熱効果を持たせることは有効であ
り、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜を設けて
も良い。
【0084】次に下地膜301の上に50nmの厚さの
非晶質珪素膜(図示せず))を公知の成膜法で形成す
る。なお、非晶質珪素膜に限定する必要はなく、非晶質
構造を含む半導体膜(微結晶半導体膜を含む)であれば
良い。さらに非晶質シリコンゲルマニウム膜などの非晶
質構造を含む化合物半導体膜でも良い。また、膜厚は2
0〜100nmの厚さであれば良い。
【0085】そして、公知の技術により非晶質珪素膜を
結晶化し、結晶質珪素膜(多結晶シリコン膜若しくはポ
リシリコン膜ともいう)302を形成する。公知の結晶
化方法としては、電熱炉を使用した熱結晶化方法、レー
ザー光を用いたレーザーアニール結晶化法、赤外光を用
いたランプアニール結晶化法がある。本実施例では、X
eClガスを用いたエキシマレーザー光を用いて結晶化
する。
【0086】なお、本実施例では線状に加工したパルス
発振型のエキシマレーザー光を用いるが、矩形であって
も良いし、連続発振型のアルゴンレーザー光や連続発振
型のエキシマレーザー光を用いることもできる。
【0087】また、本実施例では結晶質珪素膜をTFT
の活性層として用いるが、非晶質珪素膜を用いることも
可能である。
【0088】なお、オフ電流を低減する必要のあるスイ
ッチング用TFTの活性層を非晶質珪素膜で形成し、電
流制御用TFTの活性層を結晶質珪素膜で形成すること
は有効である。非晶質珪素膜はキャリア移動度が低いた
め電流を流しにくくオフ電流が流れにくい。即ち、電流
を流しにくい非晶質珪素膜と電流を流しやすい結晶質珪
素膜の両者の利点を生かすことができる。
【0089】次に、図4(B)に示すように、結晶質珪
素膜302上に酸化珪素膜でなる保護膜303を130
nmの厚さに形成する。この厚さは100〜200nm
(好ましくは130〜170nm)の範囲で選べば良
い。また、珪素を含む絶縁膜であれば他の膜でも良い。
この保護膜303は不純物を添加する際に結晶質珪素膜
が直接プラズマに曝されないようにするためと、微妙な
濃度制御を可能にするために設ける。
【0090】そして、その上にレジストマスク304
a、304bを形成し、保護膜303を介してn型を付与
する不純物元素(以下、n型不純物元素という)を添加
する。なお、n型不純物元素としては、代表的には周期
表の15族に属する元素、典型的にはリン又は砒素を用
いることができる。なお、本実施例ではフォスフィン
(PH3)を質量分離しないでプラズマ励起したプラズ
マドーピング法を用い、リンを1×1018atoms/cm3
濃度で添加する。勿論、質量分離を行うイオンインプラ
ンテーション法を用いても良い。
【0091】この工程により形成されるn型不純物領域
305、306には、n型不純物元素が2×1016〜5
×1019atoms/cm3(代表的には5×1017〜5×10
18atoms/cm3)の濃度で含まれるようにドーズ量を調節
する。
【0092】次に、図4(C)に示すように、保護膜3
03を除去し、添加したn型不純物元素の活性化を行
う。活性化手段は公知の技術を用いれば良いが、本実施
例ではエキシマレーザー光の照射により活性化する。勿
論、パルス発振型でも連続発振型でも良いし、エキシマ
レーザー光に限定する必要はない。但し、添加された不
純物元素の活性化が目的であるので、結晶質珪素膜が溶
融しない程度のエネルギーで照射することが好ましい。
なお、保護膜303をつけたままレーザー光を照射して
も良い。
【0093】なお、このレーザー光による不純物元素の
活性化に際して、熱処理(ファーネスアニール)による
活性化を併用しても構わない。熱処理による活性化を行
う場合は、基板の耐熱性を考慮して450〜550℃程
度の熱処理を行えば良い。
【0094】この工程によりn型不純物領域305、3
06の端部、即ち、n型不純物領域305、306の周
囲に存在するn型不純物元素を添加していない領域との
境界部(接合部)が明確になる。このことは、後にTF
Tが完成した時点において、LDD領域とチャネル形成
領域とが非常に良好な接合部を形成しうることを意味す
る。
【0095】次に、図4(D)に示すように、結晶質珪
素膜の不要な部分を除去して、島状の半導体膜(以下、
活性層という)307〜310を形成する。
【0096】次に、図4(E)に示すように、活性層3
07〜310を覆ってゲート絶縁膜311を形成する。
ゲート絶縁膜311としては、10〜200nm、好ま
しくは50〜150nmの厚さの珪素を含む絶縁膜を用
いれば良い。これは単層構造でも積層構造でも良い。本
実施例では110nm厚の窒化酸化珪素膜を用いる。
【0097】次に、200〜400nm厚の導電膜を形
成し、パターニングしてゲート電極312〜316を形
成する。なお、本実施例ではゲート電極と、ゲート電極
に電気的に接続された引き回しのための配線(以下、ゲ
ート配線という)とを別の材料で形成する。具体的には
ゲート電極よりも低抵抗な材料をゲート配線として用い
る。これは、ゲート電極としては微細加工が可能な材料
を用い、ゲート配線には微細加工はできなくとも配線抵
抗が小さい材料を用いるためである。勿論、ゲート電極
とゲート配線とを同一材料で形成してしまっても構わな
い。
【0098】また、ゲート電極は単層の導電膜で形成し
ても良いが、必要に応じて二層、三層といった積層膜と
することが好ましい。ゲート電極の材料としては公知の
あらゆる導電膜を用いることができる。ただし、上述の
ように微細加工が可能、具体的には2μm以下の線幅に
パターニング可能な材料が好ましい。
【0099】代表的には、タンタル(Ta)、チタン
(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、
クロム(Cr)、シリコン(Si)から選ばれた元素で
なる膜、または前記元素の窒化物膜(代表的には窒化タ
ンタル膜、窒化タングステン膜、窒化チタン膜)、また
は前記元素を組み合わせた合金膜(代表的にはMo−W
合金、Mo−Ta合金)、または前記元素のシリサイド
膜(代表的にはタングステンシリサイド膜、チタンシリ
サイド膜)を用いることができる。勿論、単層で用いて
も積層して用いても良い。
【0100】本実施例では、30nm厚の窒化タングス
テン(WN)膜と、370nm厚のタングステン(W)
膜とでなる積層膜を用いる。これはスパッタ法で形成す
れば良い。また、スパッタガスとしてXe、Ne等の不
活性ガスを添加すると応力による膜はがれを防止するこ
とができる。
【0101】またこの時、ゲート電極313、316は
それぞれn型不純物領域305、306の一部とゲート
絶縁膜311を介して重なるように形成する。この重な
った部分が後にゲート電極と重なったLDD領域とな
る。
【0102】次に、図5(A)に示すように、ゲート電
極312〜316をマスクとして自己整合的にn型不純
物元素(本実施例ではリン)を添加する。こうして形成
される不純物領域317〜323にはn型不純物領域3
05、306の1/2〜1/10(代表的には1/3〜
1/4)の濃度でリンが添加されるように調節する。具
体的には、1×1016〜5×1018atoms/cm3(典型的
には3×1017〜3×1018atoms/cm3)の濃度が好ま
しい。
【0103】次に、図5(B)に示すように、ゲート電
極等を覆う形でレジストマスク324a〜324cを形成
し、n型不純物元素(本実施例ではリン)を添加して高
濃度にリンを含む不純物領域325〜331を形成す
る。ここでもフォスフィン(PH3)を用いたイオンド
ープ法で行い、この領域のリンの濃度は1×1020〜1
×1021atoms/cm3(代表的には2×1020〜5×10
21atoms/cm3)となるように調節する。
【0104】この工程によってnチャネル型TFTのソ
ース領域若しくはドレイン領域が形成されるが、スイッ
チング用TFTでは、図5(A)の工程で形成したn型
不純物領域320〜322の一部を残す。この残された
領域が、図2におけるスイッチング用TFTのLDD領
域15a〜15dに相当する。
【0105】次に、図5(C)に示すように、レジスト
マスク324a〜324cを除去し、新たにレジストマス
ク332を形成する。そして、p型不純物元素(本実施
例ではボロン)を添加し、高濃度にボロンを含む不純物
領域333、334を形成する。ここではジボラン(B
26)を用いたイオンドープ法により3×1020〜3×
1021atoms/cm3(代表的には5×1020〜1×1021a
toms/cm3ノ)濃度となるようにボロンを添加する。
【0106】なお、不純物領域333、334には既に
1×1020〜1×1021atoms/cm3の濃度でリンが添加
されているが、ここで添加されるボロンはその少なくと
も3倍以上の濃度で添加される。そのため、予め形成さ
れていたn型の不純物領域は完全にP型に反転し、P型
の不純物領域として機能する。
【0107】次に、レジストマスク332を除去した
後、それぞれの濃度で添加されたn型またはp型不純物
元素を活性化する。活性化手段としては、ファーネスア
ニール法、レーザーアニール法、またはランプアニール
法で行うことができる。本実施例では電熱炉において窒
素雰囲気中、550℃、4時間の熱処理を行う。
【0108】このとき雰囲気中の酸素を極力排除するこ
とが重要である。なぜならば酸素が少しでも存在してい
ると露呈したゲート電極の表面が酸化され、抵抗の増加
を招くと共に後にオーミックコンタクトを取りにくくな
るからである。従って、上記活性化工程における処理雰
囲気中の酸素濃度は1ppm以下、好ましくは0.1p
pm以下とすることが望ましい。
【0109】次に、活性化工程が終了したら300nm
厚のゲート配線335を形成する。ゲート配線335の
材料としては、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)を
主成分(組成として50〜100%を占める。)とする
金属膜を用いれば良い。配置としては図3のゲート配線
211のように、スイッチング用TFTのゲート電極3
14、315(図3のゲート電極19a、19bに相当す
る)を電気的に接続するように形成する。(図5
(D))
【0110】このような構造とすることでゲート配線の
配線抵抗を非常に小さくすることができるため、面積の
大きい画像表示領域(画素部)を形成することができ
る。即ち、画面の大きさが対角10インチ以上(さらに
は30インチ以上)のEL表示装置を実現する上で、本
実施例の画素構造は極めて有効である。
【0111】次に、図6(A)に示すように、第1層間
絶縁膜336を形成する。第1層間絶縁膜336として
は、珪素を含む絶縁膜を単層で用いるか、その中で組み
合わせた積層膜を用いれば良い。また、膜厚は400n
m〜1.5μmとすれば良い。本実施例では、200n
m厚の窒化酸化珪素膜の上に800nm厚の酸化珪素膜
を積層した構造とする。
【0112】さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気
中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行い
水素化処理を行う。この工程は熱的に励起された水素に
より半導体膜の不対結合手を水素終端する工程である。
水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマに
より励起された水素を用いる)を行っても良い。
【0113】なお、水素化処理は第1層間絶縁膜336
を形成する間に入れても良い。即ち、200nm厚の窒
化酸化珪素膜を形成した後で上記のように水素化処理を
行い、その後で残り800nm厚の酸化珪素膜を形成し
ても構わない。
【0114】次に、第1層間絶縁膜336に対してコン
タクトホールを形成し、ソース配線337〜340と、
ドレイン配線341〜343を形成する。なお、本実施
例ではこの電極を、Ti膜を100nm、Tiを含むア
ルミニウム膜を300nm、Ti膜150nmをスパッ
タ法で連続形成した3層構造の積層膜とする。勿論、他
の導電膜でも良い。
【0115】次に、50〜500nm(代表的には20
0〜300nm)の厚さで第1パッシベーション膜34
4を形成する。本実施例では第1パッシベーション膜3
44として300nm厚の窒化酸化珪素膜を用いる。こ
れは窒化珪素膜で代用しても良い。なお、窒化酸化珪素
膜の形成に先立ってH2、NH3等水素を含むガスを用い
てプラズマ処理を行うことは有効である。この前処理に
より励起された水素が第1層間絶縁膜336に供給さ
れ、熱処理を行うことで、第1パッシベーション膜34
4の膜質が改善される。それと同時に、第1層間絶縁膜
336に添加された水素が下層側に拡散するため、効果
的に活性層を水素化することができる。
【0116】次に、図6(B)に示すように有機樹脂か
らなる第2層間絶縁膜345を形成する。有機樹脂とし
てはポリイミド、ポリアミド、アクリル、BCB(ベン
ゾシクロブテン)等を使用することができる。特に、第
2層間絶縁膜345は平坦化の意味合いが強いので、平
坦性に優れたアクリルが好ましい。本実施例ではTFT
によって形成される段差を十分に平坦化しうる膜厚でア
クリル膜を形成する。好ましくは1〜5μm(さらに好
ましくは2〜4μm)とすれば良い。
【0117】次に、第2層間絶縁膜345及び第1パッ
シベーション膜344にドレイン配線343に達するコ
ンタクトホールを形成し、画素電極346を形成する。
本実施例では画素電極346として300nm厚のアル
ミニウム合金膜(1wt%のチタンを含有したアルミニウ
ム膜)を形成する。
【0118】次に、図6(C)に示すように、樹脂材料
でなるバンク347を形成する。バンク347は1〜2
μm厚のアクリル膜またはポリイミド膜をパターニング
して形成すれば良い。このバンク347は図3に示した
ように、画素と画素との間にストライプ状に形成され
る。本実施例ではソース配線339に沿って形成するが
ゲート配線336に沿って形成しても良い。
【0119】次に、発光層348を、図1を用いて説明
した薄膜形成装置を用いた成膜工程により形成する。具
体的には、発光層348となる有機EL材料をクロロフ
ォルム、ジクロロメタン、キシレン、トルエン、テトラ
ヒドロフラン等の溶媒に溶かして塗布し、その後、熱処
理を行うことにより溶媒を揮発させる。こうして有機E
L材料でなる被膜(発光層)が形成される。
【0120】なお、本実施例では一画素しか図示されて
いないが、このとき同時に赤色に発光する発光層、緑色
に発光する発光層及び青色に発光する発光層が形成され
る。本実施例では、赤色に発光する発光層としてシアノ
ポリフェニレンビニレン、緑色に発光する発光層として
ポリフェニレンビニレン、青色に発光する発光層として
ポリアルキルフェニレンを各々50nmの厚さに形成す
る。また、溶媒としては1,2−ジクロロメタンを用
い、80〜150℃のホットプレートで1〜5分の熱処
理を行って揮発させる。
【0121】次に、正孔注入層349を20nmの厚さ
に形成する。正孔注入層349は全ての画素に共通で設
ければ良いので、スピンコート法または印刷法を用いて
形成すれば良い。本実施例ではポリチオフェン(PED
OT)を水溶液として塗布し、100〜150℃のホッ
トプレートで1〜5分の熱処理を行って水分を揮発させ
る。この場合、ポリフェニレンビニレンやポリアルキル
フェニレンが水に溶けないため、発光層348を溶解さ
せることなく正孔注入層349を形成することが可能で
ある。
【0122】なお、正孔注入層349として低分子有機
EL材料を用いることも可能である。その場合は、蒸着
法を用いて形成すれば良い。
【0123】本実施例では発光層及び正孔注入層でなる
2層構造とするが、その他に正孔輸送層、電子注入層、
電子輸送層等を設けても構わない。このように組み合わ
せは既に様々な例が報告されており、そのいずれの構成
を用いても構わない。
【0124】発光層348及び正孔注入層349を形成
したら、透明導電膜でなる陽極350を120nmの厚
さに形成する。本実施例では、酸化インジウムに10〜
20wt%の酸化亜鉛を添加した透明導電膜を用いる。
成膜方法は、発光層348や正孔注入層349を劣化さ
せないように室温で蒸着法により形成することが好まし
い。
【0125】陽極350を形成したら、プラズマCVD
法により窒化酸化珪素膜でなる第2パッシベーション膜
351を300nmの厚さに形成する。このときも成膜
温度に留意する必要がある。成膜温度を下げるにはリモ
ートプラズマCVD法を用いると良い。
【0126】こうして図6(C)に示すような構造のア
クティブマトリクス基板が完成する。なお、バンク34
7を形成した後、パッシベーション膜351を形成する
までの工程をマルチチャンバー方式(またはインライン
方式)の薄膜形成装置を用いて、大気解放せずに連続的
に処理することは有効である。
【0127】ところで、本実施例のアクティブマトリク
ス基板は、画素部だけでなく駆動回路部にも最適な構造
のTFTを配置することにより、非常に高い信頼性を示
し、動作特性も向上しうる。
【0128】まず、極力動作速度を落とさないようにホ
ットキャリア注入を低減させる構造を有するTFTを、
駆動回路部を形成するCMOS回路のnチャネル型TF
T205として用いる。なお、ここでいう駆動回路とし
ては、シフトレジスタ、バッファ、レベルシフタ、サン
プリング回路(サンプル及びホールド回路)などが含ま
れる。デジタル駆動を行う場合には、D/Aコンバータ
などの信号変換回路も含まれうる。
【0129】本実施例の場合、図6(C)に示すよう
に、nチャネル型205の活性層は、ソース領域35
5、ドレイン領域356、LDD領域357及びチャネ
ル形成領域358を含み、LDD領域357はゲート絶
縁膜311を介してゲート電極313と重なっている。
この構造は電流制御用TFT202と同一である。
【0130】ドレイン領域側のみにLDD領域を形成し
ているのは、動作速度を落とさないための配慮である。
また、このnチャネル型TFT205はオフ電流値をあ
まり気にする必要はなく、それよりも動作速度を重視し
た方が良い。従って、LDD領域357は完全にゲート
電極に重ねてしまい、極力抵抗成分を少なくすることが
望ましい。即ち、いわゆるオフセットはなくした方がよ
い。
【0131】また、CMOS回路のpチャネル型TFT
206は、ホットキャリア注入による劣化が殆ど気にな
らないので、特にLDD領域を設けなくても良い。勿
論、nチャネル型TFT205と同様にLDD領域を設
け、ホットキャリア対策を講じることも可能である。
【0132】なお、駆動回路の中でもサンプリング回路
は他の回路と比べて少し特殊であり、チャネル形成領域
を双方向に大電流が流れる。即ち、ソース領域とドレイ
ン領域の役割が入れ替わるのである。さらに、オフ電流
値を極力低く抑える必要があり、そういった意味でスイ
ッチング用TFTと電流制御用TFTの中間の機能を有
するTFTを配置することが望ましい。
【0133】従って、サンプリング回路を形成するnチ
ャネル型TFTは、図10に示すような構造のTFTを
配置することが望ましい。図10に示すように、LDD
領域901a、901bの一部がゲート絶縁膜902を介
してゲート電極903と重なる。この効果は電流制御用
TFT202の説明で述べた通りであり、サンプリング
回路の場合はチャネル形成領域904を挟む形で設ける
点が異なる。
【0134】なお、実際には図6(C)まで完成した
ら、さらに外気に曝されないように気密性が高く、脱ガ
スの少ない保護フィルム(ラミネートフィルム、紫外線
硬化樹脂フィルム等)や透光性のシーリング材でパッケ
ージング(封入)することが好ましい。その際、シーリ
ング材の内部を不活性雰囲気にしたり、内部に吸湿性材
料(例えば酸化バリウム)を配置するとEL素子の信頼
性が向上する。
【0135】また、パッケージング等の処理により気密
性を高めたら、基板上に形成された素子又は回路から引
き回された端子と外部信号端子とを接続するためのコネ
クター(フレキシブルプリントサーキット:FPC)を
取り付けて製品として完成する。このような出荷できる
状態にまでした状態を本明細書中ではEL表示装置(ま
たはELモジュール)をという。
【0136】ここで本実施例のアクティブマトリクス型
EL表示装置の構成を図7の斜視図を用いて説明する。
本実施例のアクティブマトリクス型EL表示装置は、ガ
ラス基板701上に形成された、画素部702と、ゲー
ト側駆動回路703と、ソース側駆動回路704を含
む。画素部のスイッチング用TFT705はnチャネル
型TFTであり、ゲート側駆動回路703に接続された
ゲート配線706、ソース側駆動回路704に接続され
たソース配線707の交点に配置されている。また、ス
イッチング用TFT705のドレインは電流制御用TF
T708のゲートに接続されている。
【0137】さらに、電流制御用TFT706のソース
側は電流供給線709に接続される。本実施例のような
構造では、電流供給線709には接地電位(アース電
位)が与えられている。また、電流制御用TFT708
のドレインにはEL素子710が接続されている。ま
た、このEL素子710の陽極には所定の電圧(3〜1
2V、好ましくは3〜5V)が加えられる。
【0138】そして、外部入出力端子となるFPC71
1には駆動回路部まで信号を伝達するための接続配線7
12、713、及び電流供給線709に接続された接続
配線714が設けられている。
【0139】また、図7に示したEL表示装置の回路構
成の一例を図8に示す。本実施例のEL表示装置は、ソ
ース側駆動回路801、ゲート側駆動回路(A)80
7、ゲート側駆動回路(B)811、画素部806を有
している。なお、本明細書中において、駆動回路部とは
ソース側処理回路およびゲート側駆動回路を含めた総称
である。
【0140】ソース側駆動回路801は、シフトレジス
タ802、レベルシフタ803、バッファ804、サン
プリング回路(サンプル及びホールド回路)805を備
えている。また、ゲート側駆動回路(A)807は、シ
フトレジスタ808、レベルシフタ809、バッファ8
10を備えている。ゲート側駆動回路(B)811も同
様な構成である。
【0141】ここでシフトレジスタ802、808は駆
動電圧が5〜16V(代表的には10V)であり、回路
を形成するCMOS回路に使われるnチャネル型TFT
は図6(C)の205で示される構造が適している。
【0142】また、レベルシフタ803、809、バッ
ファ804、810はシフトレジスタと同様に、図6
(C)のnチャネル型TFT205を含むCMOS回路
が適している。なお、ゲート配線をダブルゲート構造、
トリプルゲート構造といったマルチゲート構造とするこ
とは、各回路の信頼性を向上させる上で有効である。
【0143】また、サンプリング回路805はソース領
域とドレイン領域が反転する上、オフ電流値を低減する
必要があるので、図10のnチャネル型TFT208を
含むCMOS回路が適している。
【0144】また、画素部806は図2に示した構造の
画素を配置する。
【0145】なお、上記構成は、図4〜6に示した作製
工程に従ってTFTを作製することによって容易に実現
することができる。また、本実施例では画素部と駆動回
路部の構成のみ示しているが、本実施例の作製工程に従
えば、その他にも信号分割回路、D/Aコンバータ回
路、オペアンプ回路、γ補正回路など駆動回路以外の論
理回路を同一基板上に形成することが可能であり、さら
にはメモリ部やマイクロプロセッサ等を形成しうると考
えている。
【0146】さらに、シーリング材をも含めた本実施例
のELモジュールについて図11(A)、(B)を用い
て説明する。なお、必要に応じて図7、図8で用いた符
号を引用することにする。
【0147】図11(A)は、図7に示した状態にシー
リング構造を設けた状態を示す上面図である。点線で示
された702は画素部、703はゲート側駆動回路、7
04はソース側駆動回路である。本発明のシーリング構
造は、図7の状態に対して充填材(図示せず)、カバー
材1101、シール材(図示せず)及びフレーム材11
02を設けた構造である。
【0148】ここで、図11(A)をA−A’で切断し
た断面図を図11(B)に示す。なお、図11(A)、
(B)では同一の部位に同一の符号を用いている。
【0149】図11(B)に示すように、基板701上
には画素部702、ゲート側駆動回路703が形成され
ており、画素部702は電流制御用TFT202とそれ
に電気的に接続された画素電極346を含む複数の画素
により形成される。また、ゲート側駆動回路703はn
チャネル型TFT205とpチャネル型TFT206と
を相補的に組み合わせたCMOS回路を用いて形成され
る。
【0150】画素電極346はEL素子の陰極として機
能する。また、画素電極346の両端にはバンク347
が形成され、バンク347の内側に発光層348、正孔
注入層349が形成される。また、その上にはEL素子
の陽極350、第2パッシベーション膜351が形成さ
れる。勿論、発明の実施の形態にも述べたようにEL素
子の構造を反対とし、画素電極を陽極としても構わな
い。
【0151】本実施例の場合、陽極350は全画素に共
通の配線としても機能し、接続配線712を経由してF
PC711に電気的に接続されている。さらに、画素部
702及びゲート側駆動回路703に含まれる素子は全
て第2パッシベーション膜351で覆われている。この
第2パッシベーション膜351は省略することも可能で
あるが、各素子を外部と遮断する上で設けた方が好まし
い。
【0152】次に、EL素子を覆うようにして充填材1
103を設ける。この充填材1103はカバー材110
1を接着するための接着剤としても機能する。充填材1
103としては、PVC(ポリビニルクロライド)、エ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブチ
ラル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を用
いることができる。この充填材1103の内部に乾燥剤
(図示せず)を設けておくと、吸湿効果を保ち続けられ
るので好ましい。このとき、乾燥剤は充填材に添加され
たものであっても良いし、充填材に封入されたものであ
っても良い。但し、本実施例の場合は充填材1103側
に発光するため、透光性の充填材を用いる。
【0153】また、本実施例ではカバー材1101とし
ては、ガラス板、、FRP(Fiberglass-Reinforced Pl
astics)板、PVF(ポリビニルフロライド)フィル
ム、マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはア
クリルフィルムを用いることができる。本実施例の場合
はカバー材1101も充填材同様に透光性でなければな
らない。なお、充填材1103の内部に予め酸化バリウ
ム等の吸湿剤を添加しておくことは有効である。
【0154】次に、充填材1103を用いてカバー材1
101を接着した後、充填材1103の側面(露呈面)
を覆うようにフレーム材1102を取り付ける。フレー
ム材1102はシール材(接着剤として機能する)11
04によって接着される。このとき、シール材1104
としては、光硬化性樹脂を用いるのが好ましいが、EL
層の耐熱性が許せば熱硬化性樹脂を用いても良い。な
お、シール材1104はできるだけ水分や酸素を透過し
ない材料であることが望ましい。また、シール材110
4の内部に乾燥剤を添加してあっても良い。
【0155】以上のような方式を用いてEL素子を充填
材1103に封入することにより、EL素子を外部から
完全に遮断することができ、外部から水分や酸素等のE
L層の酸化による劣化を促す物質が侵入することを防ぐ
ことができる。従って、信頼性の高いEL表示装置を作
製することができる。
【0156】〔実施例2〕実施例1では赤色、緑色また
は青色に発光する三種類のストライプ状の発光層を、同
時に縦方向または横方向に形成する例を示した。本実施
例では、ストライプ状の発光層を長手方向において複数
に分割して形成する例を示す。
【0157】図12(A)に示すように、基板110上
にはTFTによって画素部111、ソース側駆動回路1
12、ゲート側駆動回路113が形成され、画素部11
1はバンク1201によってマトリクス状に分割されて
いる。本実施例の場合、バンク1201によって仕切ら
れた一つの升目1202の中には、図12(B)に示す
ように複数の画素1203が配置されている。但し、画
素数に限定はない。
【0158】このような状態で図1の薄膜形成装置を用
いて発光層として機能する有機EL材料の成膜工程を行
う。この場合もヘッド部115によって同時に赤色用塗
布液114a、緑色用塗布液114b及び青色用塗布液1
14cを塗り分ける。
【0159】本実施例の特徴は、前述の升目1202ご
とに塗布液114a〜114cを塗り分けることができる
点にある。即ち、図1の方式ではストライプ状に赤、
緑、青の各色の塗布液を塗り分けることしかできない
が、本実施例では升目ごとに色の配置が自由である。従
って、図12に示すように、任意の升目に塗布する塗布
液の色を列(または行)ごとにずらしていくような配置
も可能である。
【0160】また、升目1202の中に一つの画素を設
けるようなこともでき、その場合は一般的にデルタ配置
と呼ばれる画素構造(RGBの各々に対応する画素が常
に三角形を作るように配置された画素構造)とすること
もできる。
【0161】本実施例を実施するためにヘッド部115
に与える動作は次のようになる。まず、ヘッド部115
をaで示される矢印の方向に動かして三つの升目(赤、
緑、青に対応するの各々の升目)の中を完全に塗布液に
浸す。それが終了したら、ヘッド部115をbで示され
る矢印の方向に動かして次の三つの升目に対して塗布液
を塗布する。この動作を繰り返して画素部に塗布液を塗
布していき、その後、熱処理により溶媒を揮発させて有
機EL材料を形成する。
【0162】従来例で述べたインクジェット法では、液
滴を塗布していくことになるため形成される有機EL材
料は円形になってしまう。そのため、細長い画素全体を
被覆することは困難である。特に、実施例1のように画
素全体が発光領域として機能する場合、画素全体に有機
EL材料を被覆する必要がある。その点、本実施例はa
で示される矢印の方向にヘッド部115が動くことで升
目内を完全に塗布液で満たすことができるというメリッ
トがある。
【0163】なお、本実施例は実施例1で説明したEL
表示装置の作製に用いることが可能である。バンク12
01はパターニングによりマトリクス状に形成すればよ
いし、ヘッド部115の動作は電気的に制御すれば良
い。
【0164】〔実施例3〕本実施例では本発明をパッシ
ブ型(単純マトリクス型)のEL表示装置に用いた場合
について説明する。説明には図13を用いる。図13に
おいて、1301はプラスチック基板、1302はアル
ミニウム合金膜でなる陰極である。本実施例では、陰極
1302を蒸着法により形成する。なお、図13では図
示されていないが、複数本の陰極が紙面に垂直な方向へ
ストライプ状に配列されている。
【0165】また、ストライプ状に配列された陰極13
02の間を埋めるようにバンク1303が形成される。
バンク1303は陰極1302に沿って紙面に垂直な方
向に形成されている。
【0166】次に、高分子有機EL材料でなる発光層1
304a〜1304cが図1の薄膜形成装置を用いた成膜
方法により形成される。勿論、1304aは赤色に発光
する発光層、1304bは緑色に発光する発光層、13
04cは青色に発光する発光層である。用いる有機EL
材料は実施例1と同様のものを用いれば良い。これらの
発光層はバンク1302によって形成された溝に沿って
形成されるため、紙面に垂直な方向にストライプ状に配
列される。
【0167】その後、全画素に共通な正孔注入層130
5がスピンコート法や蒸着法により形成される。この正
孔注入層も実施例1と同様のもので良い。また、正孔注
入層1305の上には透明導電膜でなる陽極1306が
形成される。本実施例では、透明導電膜として酸化イン
ジウムと酸化亜鉛との化合物を蒸着法により形成する。
なお、図13では図示されていないが、複数本の陽極が
紙面に平行な方向が長手方向となり、且つ、陰極130
2と交差するようにストライプ状に配列されている。ま
た、図示されないが陽極1306は所定の電圧が加えら
れるように、後にFPCが取り付けられる部分まで配線
が引き出されている。
【0168】また、ここでは図示していないが陽極13
06を形成したら、パッシベーション膜として窒化珪素
膜を設けても良い。
【0169】以上のようにして基板1301上にEL素
子を形成する。なお、本実施例では下側の電極が遮光性
の陰極となっているため、発光層1304a〜1304c
で発生した光は上面(基板1301とは反対側)に放射
される。しかしながら、EL素子の構造を反対にし、下
側の電極を透光性の陽極とすることもできる。その場
合、発光層1304a〜1304cで発生した光は下面
(基板1301)に放射されることになる。
【0170】次に、カバー材1307としてプラスチッ
ク板を用意する。その表面には必要に応じて遮光膜また
はカラーフィルターが形成されていても良い。本実施例
の構造ではEL素子から発した光がカバー材1307を
透過して観測者の目に入るため、カバー材1307は透
光性である。本実施例ではプラスチック板を用いている
が、ガラス板、PVFフィルムなどの透光性基板(また
は透光性フィルム)を用いても良い。勿論、前述のよう
にEL素子の構造を反対にした場合、カバー材は遮光性
であっても良いので、セラミックス基板等を用いること
ができる。
【0171】こうしてカバー材1307を用意したら、
乾燥剤(図示せず)として酸化バリウムを添加した充填
材1308によりカバー材1307を貼り合わせる。そ
の後、紫外線硬化樹脂でなるシール材1309を用いて
フレーム材1310を取り付ける。本実施例ではフレー
ム材1310としてステンレス材を用いる。最後に導電
性ペースト1311を介してFPC1312を取り付け
てパッシブ型のEL表示装置が完成する。
【0172】〔実施例4〕図11(A)の向きに本発明
のアクティブマトリクス型EL表示装置を見た時、画素
列は縦方向に形成しても良いし、横方向に形成しても良
い。即ち、縦方向に画素列を形成した場合は、図14
(A)のような配置となり、横方向に画素列を形成した
場合は、図14(B)のような配置となる。
【0173】図14(A)において、1401は縦方向
にストライプ状に形成されたバンク、1402aは赤色
に発光するEL層、1402bは緑色に発光するEL層
である。勿論、緑色に発光するEL層1402bの隣に
は青色に発光するEL層(図示せず)が形成される。な
お、バンク1401は絶縁膜を介したソース配線の上方
に、ソース配線に沿って形成される。
【0174】ここでいうEL層とは、発光層、電荷注入
層、電荷輸送層等の発光に寄与する有機EL材料でなる
層を指している。発光層単層とする場合もありうるが、
例えば正孔注入層と発光層とを積層した場合はその積層
膜をEL層と呼ぶ。
【0175】このとき、点線で示される画素1403の
相互の距離(D)は、EL層の膜厚(t)の5倍以上
(好ましくは10倍以上)とすることが望ましい。これ
は、D<5tでは画素間でクロストークの問題が発生し
うるからである。なお、距離(D)が離れすぎても高精
細な画像が得られなくなるので、5t<D<50t(好
ましくは10t<D<35t)とすることが好ましい。
【0176】また、図14(B)において、1404は
横方向にストライプ状に形成されたバンク、1405a
は赤色に発光するEL層、1405bは緑色に発光する
EL層である。1405cは青色に発光するEL層であ
る。なお、バンク1404は絶縁膜を介したゲート配線
の上方に、ゲート配線に沿って形成される。
【0177】この場合も点線で示される画素1406の
相互の距離(D)は、EL層の膜厚(t)の5倍以上
(好ましくは10倍以上)、さらに好ましくは5t<D
<50t(好ましくは10t<D<35t)とすると良
い。
【0178】本実施例の構成は、実施例1〜3のいずれ
の構成と組み合わせて実施しても良い。本実施例のよう
にEL層の膜厚と画素間の距離との関係を規定すること
でクロストークのない高精細な画像表示が可能となる。
【0179】〔実施例5〕実施例1では赤色に発光する
発光層、緑色に発光する発光層、青色に発光する発光層
の全てを図1の薄膜形成装置を用いて形成する例を示し
ているが、図1の薄膜形成装置を用いる発光層は赤色
用、緑色用または青色用の少なくとも一つであっても良
い。
【0180】即ち、図1(B)においてノズル116c
(青色発光層用塗布液114cを塗布するためのノズ
ル)を省略し、青色発光層用塗布液114cを他の手段
で塗布することも可能である。その例を図15に示す。
【0181】図15は本実施例の構成を実施例3に示し
たパッシブ型EL表示装置に用いた場合の例である。基
本的な構造は図13に示したパッシブ型EL表示装置と
同じであるので異なる点のみを符号を変えて説明する。
【0182】図15では、基板1301上に陰極130
2を形成したら、図1の薄膜形成装置を用いて赤色に発
光する発光層1304a、緑色に発光する発光層130
4bを形成する。そして、その上に青色に発光する発光
層1501をスピンコート法、印刷法または蒸着法によ
り形成する。さらに、正孔注入層1305、陽極130
6を形成する。
【0183】この後は、実施例3の説明に従って、充填
材1308、カバー材1307、シール材1309、フ
レーム材1310、導電性ペースト1311及びFPC
1312を形成すれば図15のパッシブ型EL表示装置
が完成する。
【0184】本実施例の場合、赤色に発光する発光層1
304a及び緑色に発光する発光層1304bと、青色に
発光する発光層1501とが異なる手段で形成されてい
る点に特徴がある。勿論、色の組み合わせは自由であ
り、上記青色に発光する発光層の代わりに緑色に発光す
る発光層をスピンコート法、印刷法または蒸着法で形成
しても良い。
【0185】また、緑色に発光する発光層を図1の注入
装置を用いて形成し、赤色に発光する発光層及び青色に
発光する発光層をスピンコート法、印刷法または蒸着法
で形成することも可能である。この場合も色の組み合わ
せは自由である。
【0186】本実施例の構成によれば、赤色発光用画
素、緑色発光用画素または青色発光用画素の少なくとも
一つは、異なる二種類の発光層を積層した構造を発光層
として有することになる。この場合、エネルギー移動に
より二種類の発光層のどちらか一方の色に発光するが、
どちらの色に発光するかは予め調べられるので、最終的
に赤、緑、青の三種類の発光が得られるように設計すれ
ば良い。
【0187】上記のように発光層が積層構造でなる利点
としてはピンホールによる短絡の可能性が低くなる点が
挙げられる。発光層は非常に薄いため、ピンホールによ
る陰極と陽極との短絡が問題となる。しかしながら、積
層構造とすることでピンホールの穴埋めが行われ、短絡
の可能性を大幅に減じることができる。そういった意味
で、積層構造の上層側に設ける発光層を、ピンホールの
発生しにくい蒸着法により形成することは有効である。
【0188】なお、本実施例ではパッシブ型EL表示装
置を例にとって説明したが、アクティブマトリクス型E
L表示装置に用いること可能である。従って、本実施例
の構成は実施例1〜4のいずれの構成とも自由に組み合
わせて実施することが可能である。
【0189】〔実施例6〕図1に示したヘッド部115
はノズルが三つ取り付けられている例を示したが、さら
に複数の画素列に対応させて三つ以上のノズルを設けて
も良い。その一例を図16に示す。なお、図面中のR、
G、Bの文字は各々赤、緑、青に対応している。
【0190】図16は画素部に形成された画素列全てに
対して一括で有機EL材料(厳密には塗布液)を塗布す
る例を示している。即ち、ヘッド部1601には画素列
の本数と同じ数でノズルが取り付けられている。このよ
うな構成とすることで一回の走査で全ての画素列に塗布
することが可能となり、飛躍的にスループットが向上す
る。
【0191】また、画素部を複数のゾーンに分けて、そ
のゾーンの中に含まれる画素列の本数と同じ数でノズル
を設けたヘッド部を用いても良い。即ち、画素部をn個
のゾーンに分割したとすると、n回走査すれば全ての画
素列に有機EL材料(厳密には塗布液)を塗布すること
ができる。
【0192】実際には画素のサイズが数十μmと小さい
場合もあるため、画素列の幅も数十μm程度となる場合
がある。そのような場合、横一列にノズルを並べること
は困難となるため、ノズルの配置を工夫する必要があ
る。
【0193】図17に示したのは、ヘッド部に対するノ
ズルの取り付け位置を変えた例である。図17(A)は
ヘッド部51に斜めに位置をずらしながらノズル52a
〜52cを形成した例である。なお、52aは赤色発光層
用塗布液を塗布するためのノズル、52bは緑色発光層
用塗布液を塗布するためのノズル、52cは青色発光層
用塗布液を塗布するためのノズルである。また、矢印の
1本1本は画素列に対応する。
【0194】そして、53で示されるようにノズル52
a〜52cを一つの単位として考え、一つ乃至複数個の単
位がヘッド部に設けられている。この単位53は、一つ
であれば3本の画素列に対して同時に有機EL材料を塗
布することになるし、n個あれば3n本の画素列に対し
て同時に有機EL材料を塗布することになる。
【0195】このような構成とすることで、ノズルの配
置スペースの自由度が高められ、無理なく高精細な画素
部に本発明を実施することが可能となる。また、図17
(A)のヘッド部51を用いて、画素部にある全ての画
素列を一括で処理することもできるし、画素部を複数の
ゾーンに分割して数回に分けて処理することも可能であ
る。
【0196】次に、図17(B)に示すヘッド部54
は、図17(A)の変形であり、一つの単位55に含ま
れるノズルの数を増やした場合の例である。即ち、単位
55の中には赤色発光層用塗布液を塗布するためのノズ
ル56a、緑色発光層用塗布液を塗布するためのノズル
56b、青色発光層用塗布液を塗布するためのノズル5
6cが2個ずつ含まれ、一つの単位55によって合計6
本の画素列に同時に有機EL材料が塗布されることにな
る。
【0197】本実施例では上記単位55が一つ乃至複数
個だけ設けられ、単位55が、一つであれば6本の画素
列に対して同時に有機EL材料を塗布することになる
し、n個あれば6n本の画素列に対して同時に有機EL
材料を塗布することになる。勿論、単位55の中に設け
るノズル数は6個に限定する必要はなく、さらに複数設
けることも可能である。
【0198】このような構成の場合も図17(A)の場
合と同様に、画素部にある全ての画素列を一括で処理す
ることもできるし、画素部を複数のゾーンに分割して数
回に分けて処理することが可能である。
【0199】また、図17(C)のようなヘッド部57
を用いることもできる。ヘッド部57は三つの画素列分
のスペースを空けて、赤色発光層用塗布液を塗布するた
めのノズル58a、緑色発光層用塗布液を塗布するため
のノズル58b、青色発光層用塗布液を塗布するための
ノズル58cが設けられている。
【0200】このヘッド部57をまず1回走査して画素
列に有機EL材料を塗布したら、次にヘッド部57を三
つの画素列分だけ右にずらして再び走査する。さらに、
またヘッド部57を三つの画素列分だけ右にずらして再
び走査する。以上のように3回の走査を行うことで赤、
緑、青の順に並んだストライプ状に有機EL材料を塗布
することができる。
【0201】このような構成の場合も図17(A)の場
合と同様に、画素部にある全ての画素列を一括で処理す
ることもできるし、画素部を複数のゾーンに分割して数
回に分けて処理することが可能である。
【0202】以上のように、図1に示す薄膜形成装置に
おいてヘッド部に取り付けるノズルの位置を工夫するこ
とにより、画素ピッチ(画素間の距離)が狭い高精細な
画素部に対しても本発明を実施することが可能となる。
そして、製造工程のスループットを高めることができ
る。
【0203】なお、本実施例の構成は、実施例1〜実施
例5のいずれの構成とも自由に組み合わせて実施するこ
とが可能である。
【0204】〔実施例7〕本発明を実施してアクティブ
マトリクス型のEL表示装置を作製する際に、基板とし
てシリコン基板(シリコンウェハー)を用いることは有
効である。基板としてシリコン基板を用いた場合、画素
部に形成するスイッチング用素子や電流制御用素子また
は駆動回路部に形成する駆動用素子を、従来のICやL
SIなどに用いられているMOSFETの作製技術を用
いて作製することができる。
【0205】MOSFETはICやLSIで実績がある
ように非常にばらつきの小さい回路を形成することが可
能であり、特に電流値で階調表現を行うアナログ駆動の
アクティブマトリクス型EL表示装置には有効である。
【0206】なお、シリコン基板は遮光性であるので、
発光層からの光は基板とは反対側に放射されるような構
造とする必要がある。本実施例のEL表示装置は構造的
には図11と似ているが、画素部702、駆動回路部7
03を形成するTFTの代わりにMOSFETを用いる
点で異なる。
【0207】〔実施例8〕本発明を実施して形成された
EL表示装置は、自発光型であるため液晶表示装置に比
べて明るい場所での視認性に優れ、しかも視野角が広
い。従って、様々な電子機器の表示部として用いること
ができる。例えば、TV放送等を大画面で鑑賞するには
対角30インチ以上(典型的には40インチ以上)のE
Lディスプレイ(EL表示装置を筐体に組み込んだディ
スプレイ)の表示部として本発明のEL表示装置を用い
るとよい。
【0208】なお、ELディスプレイには、パソコン用
ディスプレイ、TV放送受信用ディスプレイ、広告表示
用ディスプレイ等の全ての情報表示用ディスプレイが含
まれる。また、その他にも様々な電子機器の表示部とし
て本発明のEL表示装置を用いることができる。
【0209】その様な本発明の電子機器としては、ビデ
オカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ
(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシス
テム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコン
ポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機
器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、
携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた
画像再生装置(具体的にはデジタルビデオディスク(D
VD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるデ
ィスプレイを備えた装置)などが挙げられる。特に、斜
め方向から見ることの多い携帯情報端末は視野角の広さ
が重要視されるため、EL表示装置を用いることが望ま
しい。それら電子機器の具体例を図18、図19に示
す。
【0210】図18(A)はELディスプレイであり、
筐体2001、支持台2002、表示部2003等を含
む。本発明は表示部2003に用いることができる。E
Lディスプレイは自発光型であるためバックライトが必
要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示部とすること
ができる。
【0211】図18(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示部2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6等を含む。本発明のEL表示装置は表示部2102に
用いることができる。
【0212】図18(C)は頭部取り付け型のELディ
スプレイの一部(右片側)であり、本体2201、信号
ケーブル2202、頭部固定バンド2203、表示部2
204、光学系2205、EL表示装置2206等を含
む。本発明はEL表示装置2206に用いることができ
る。
【0213】図18(D)は記録媒体を備えた画像再生
装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体230
1、記録媒体(DVD等)2302、操作スイッチ23
03、表示部(a)2304、表示部(b)2305等
を含む。表示部(a)は主として画像情報を表示し、表
示部(b)は主として文字情報を表示するが、本発明の
EL表示装置はこれら表示部(a)、(b)に用いるこ
とができる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には
家庭用ゲーム機器なども含まれる。
【0214】図18(E)は携帯型(モバイル)コンピ
ュータであり、本体2401、カメラ部2402、受像
部2403、操作スイッチ2404、表示部2405等
を含む。本発明のEL表示装置は表示部2405に用い
ることができる。
【0215】図18(F)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2501、筐体2502、表示部2503、
キーボード2504等を含む。本発明のEL表示装置は
表示部2503に用いることができる。
【0216】なお、将来的にEL材料の発光輝度が高く
なれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投
影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用
いることも可能となる。
【0217】また、上記電子装置はインターネットやC
ATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて
配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情
報を表示する機会が増してきている。EL材料の応答速
度は非常に高いため、EL表示装置は動画表示に好まし
いが、画素間の輪郭がぼやけてしまっては動画全体もぼ
けてしまう。従って、画素間の輪郭を明瞭にするという
本発明のEL表示装置を電子装置の表示部として用いる
ことは極めて有効である。
【0218】また、EL表示装置は発光している部分が
電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるように
情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端
末、特に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主
とする表示部にEL表示装置を用いる場合には、非発光
部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように
駆動することが望ましい。
【0219】ここで図19(A)は携帯電話であり、本
体2601、音声出力部2602、音声入力部260
3、表示部2604、操作スイッチ2605、アンテナ
2606を含む。本発明のEL表示装置は表示部260
4に用いることができる。なお、表示部2604は黒色
の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電
力を抑えることができる。
【0220】また、図19(B)は音響再生装置、具体
的にはカーオーディオであり、本体2701、表示部2
702、操作スイッチ2703、2704を含む。本発
明のEL表示装置は表示部2702に用いることができ
る。また、本実施例では車載用オーディオを示すが、携
帯型や家庭用の音響再生装置に用いても良い。なお、表
示部2704は黒色の背景に白色の文字を表示すること
で消費電力を抑えられる。これは携帯型の音響再生装置
において特に有効である。
【0221】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子装置に用いることが可能であ
る。また、本実施例の電子装置は実施例1〜7に示した
いずれの構成のEL表示装置を用いても良い。
【0222】〔実施例9〕本実施例では、実施例1にお
いて図11に示したEL表示装置の断面構造とは異なる
方法でEL素子を封入した場合について図20を用いて
説明する。なお、本実施例はアクティブマトリクス基板
を形成するところまで実施例1と同様であるので説明は
省略する。
【0223】実施例1に従って作製したアクティブマト
リクス基板にシール材2801を設け、カバー材280
2を貼り合わせる。シール材2801としては、紫外線
硬化樹脂など接着性をもつ樹脂を用いれば良い。特に水
分を通しにくく脱ガスの少ない樹脂が好ましい。また、
カバー材2802としては、ガラス基板、プラスチック
基板または透光性の窓部材を設けたセラミックス基板な
どEL素子から発した光を取り出せる材料を用いれば良
い。
【0224】本実施例では紫外線硬化樹脂でなるシール
材2801をディスペンサーを用いて画素部702及び
駆動回路部703を囲むように形成し、プラスチックで
なるカバー材2802を貼り合わせる。そして、シール
材2801に紫外線を照射して硬化させ、カバー材28
02をアクティブマトリクス基板に接着する。
【0225】なお、プラスチックでなるカバー材280
2には貼り合わせる前に樹脂でなるカラーフィルター2
803、2804が設けられている。カラーフィルター
2803、2804は個々の画素の上に設けられ、EL
素子から発した光の色純度を向上させる。カラーフィル
ターは設けなくても構わない。
【0226】また、アクティブマトリクス基板、カバー
材2802及びシール材2801で形成される密閉空間
2805には不活性ガス(具体的には窒素ガスまたは希
ガス)を充填しておく。このためにはアクティブマトリ
クス基板とカバー材とを貼り合わせる工程を不活性ガス
中で行えば良い。また、密閉空間2805中に酸化バリ
ウム等の乾燥剤を設けることは有効である。さらに、シ
ール材2801、カバー材2802またはカラーフィル
ター2803、2804中に乾燥剤を添加しておくこと
も可能である。
【0227】なお、本実施例の構成は、実施例1〜7の
いずれの構成とも自由に組み合わせて実施することが可
能であり、本実施例を実施して得たEL表示装置は、実
施例8のいずれの電子機器に用いても良い。
【0228】〔実施例10〕本実施例では、本発明のE
L表示装置を大型基板上に複数個作製する場合について
説明する。説明には図21、図22に示した上面図を用
いる。なお、各上面図にはA−A’及びB−B’で切っ
た断面図も併記する。
【0229】図21(A)は実施例1〜7のいずれかに
よって作製されたアクティブマトリクス基板にシール材
を形成した状態である。2901はアクティブマトリク
ス基板であり、シール材2902が複数箇所に設けられ
ている。
【0230】このシール材2902で囲まれた領域内に
はEL表示装置の画素部及び駆動回路部が含まれてい
る。即ち、アクティブマトリクス基板2901は、画素
部及び駆動回路部の組み合わせでなるアクティブマトリ
クス部2903を、1枚の大型基板に複数形成してな
る。大型基板としては、典型的には620mm×720mm
または400mm×500mmといった面積をもつ基板が用
いられる。勿論、その他の面積であっても構わない。
【0231】図21(B)は、アクティブマトリクス基
板2901にカバー材2904を張り合わせた状態であ
る。カバー材2904はアクティブマトリクス基板29
01と同じ面積の基板を用いれば良い。従って、図21
(B)の状態では、全てのアクティブマトリクス部に共
通のカバー材として用いられる。
【0232】次に、図21(B)の状態のアクティブマ
トリクス基板を分断する工程について図22を用いて説
明する。
【0233】本実施例ではアクティブマトリクス基板2
901及びカバー材2904を分断するにあたってスク
ライバーを用いる。スクライバーとは、基板に細い溝
(スクライブ溝)を形成した後でスクライブ溝に衝撃を
与え、スクライブ溝に沿った亀裂を発生させて基板を分
断する装置である。
【0234】なお、基板を分断する装置としては他にも
ダイサーが知られている。ダイサーとは、硬質カッター
(ダイシングソーともいう)を高速回転させて基板に当
てて分断する装置である。但し、ダイサー使用時は発熱
と研磨粉の飛散を防止するためにダイシングソーに水を
噴射する。従って、EL表示装置を作製する場合には水
を用いなくても良いスクライバーを用いることが望まし
い。
【0235】アクティブマトリクス基板2901及びカ
バー材2904にスクライブ溝を形成する順序として
は、まず矢印(a)の方向にスクライブ溝2905aを形成
し、次に、矢印(b)の方向にスクライブ溝2905bを形
成し、さらに矢印(c)の方向にスクライブ溝2905cを
形成する。
【0236】スクライブ溝を形成したら、シリコーン樹
脂等の弾性のあるバーでスクライブ溝に衝撃を与え、亀
裂を発生させてアクティブマトリクス基板2901及び
カバー材2903を分断する。図22(B)は分断した
後の様子であり、アクティブマトリクス基板2901’
とカバー材2904’でなる組に一つのアクティブマト
リクス部が含まれる。
【0237】また、このときカバー材2904’はアク
ティブマトリクス基板2901’よりも小さめに分断さ
れる。これは2906で示される領域にFPC(フレキ
シブルプリントサーキット)を取り付けるためであり、
FPCを取り付けた時点でEL表示装置が完成する。
【0238】以上のように、本実施例を実施することで
1枚の基板から複数のEL表示装置を作製することがで
きる。例えば、620mm×720mmの基板からは対角1
3〜14インチのEL表示装置が6個作製可能であり、
対角15〜17インチのEL表示装置が4個作製可能で
ある。従って、大幅なスループットの向上と製造コスト
の削減が達成できる。
【0239】〔実施例11〕本実施例では、実施例1に
示した画素部において、EL素子203の構造を反転さ
せた構造について説明する。説明には図23を用いる。
なお、図2の構造と異なる点はEL素子の部分と電流制
御用TFTだけであるので、その他の説明は省略するこ
ととする。
【0240】図23において、電流制御用TFT61は
実施例1の作製工程に従って形成されたpチャネル型T
FT206と同一の構造のpチャネル型TFTを用いて
形成される。従って、電流制御用TFT61の詳細な説
明は省略する。
【0241】本実施例では、画素電極(陽極)62とし
て透明導電膜を用いる。具体的には酸化インジウムと酸
化亜鉛との化合物でなる導電膜を用いる。勿論、酸化イ
ンジウムと酸化スズとの化合物でなる導電膜を用いても
良い。
【0242】そして、絶縁膜でなるバンク63a、63b
が形成された後、溶液塗布によりポリビニルカルバゾー
ルでなる発光層64が形成される。その上にはカリウム
アセチルアセトネートでなる電子注入層65、アルミニ
ウム合金でなる陰極66が形成される。この場合、陰極
66がパッシベーション膜としても機能する。こうして
EL素子67が形成される。
【0243】本実施例の場合、発光層64で発生した光
は、矢印で示されるようにTFTが形成された基板の方
に向かって放射される。本実施例のような構造とする場
合、電流制御用TFT61はpチャネル型TFTで形成
することが好ましいが、nチャネル型TFTで形成する
ことも可能である。
【0244】なお、本実施例の構成は、実施例1〜7、
9または10のいずれの構成とも自由に組み合わせて実
施することが可能である。また、実施例8の電子機器の
表示部として本実施例の構成を有するEL表示装置を用
いることは有効である。
【0245】〔実施例12〕本実施例では、図3(B)
に示した回路図とは異なる構造の画素とした場合の例に
ついて図24に示す。なお、本実施例において、71は
スイッチング用TFT72のソース配線、73はスイッ
チング用TFT72のゲート配線、74は電流制御用T
FT、75はコンデンサ、76、78は電流供給線、7
7はEL素子である。
【0246】なお、コンデンサ75はnチャネル型TF
Tでなる電流制御用TFT74のゲート容量(ゲート電
極とLDD領域との間で形成されるゲート容量)を用い
ている。そのため、実質的には設けていないため点線で
示す。勿論、別の構造でコンデンサを形成することも可
能である。
【0247】図24(A)は、二つの画素間で電流供給
線76を共通とした場合の例である。即ち、二つの画素
が電流供給線76を中心に線対称となるように形成され
ている点に特徴がある。この場合、電流供給線の本数を
減らすことができるため、画素部をさらに高精細化する
ことができる。
【0248】また、図24(B)は、電流供給線78を
ゲート配線73と平行に設けた場合の例である。なお、
図24(B)では電流供給線78とゲート配線73とが
重ならないように設けた構造となっているが、両者が異
なる層に形成される配線であれば、絶縁膜を介して重な
るように設けることもできる。この場合、電流供給線7
8とゲート配線73とで専有面積を共有させることがで
きるため、画素部をさらに高精細化することができる。
【0249】また、図24(C)は、図24(B)の構
造と同様に電流供給線78をゲート配線73と平行に設
け、さらに、二つの画素を電流供給線78を中心に線対
称となるように形成する点に特徴がある。また、電流供
給線78をゲート配線73のいずれか一方と重なるよう
に設けることも有効である。この場合、電流供給線の本
数を減らすことができるため、画素部をさらに高精細化
することができる。
【0250】なお、本実施例の構成は、実施例1〜7、
9〜11のいずれの構成とも自由に組み合わせて実施す
ることが可能である。また、実施例8の電子機器の表示
部として本実施例の画素構造を有するEL表示装置を用
いることは有効である。
【0251】〔実施例13〕実施例11では電流制御用
TFT61としてpチャネル型TFTを用いているが、
本実施例ではLDD領域を有するpチャネル型TFTを
用いる例を示す。本実施例の電流制御用TFTの構造を
図25(A)に示す。
【0252】図25(A)において、81はソース領
域、82はドレイン領域、83はLDD領域、84はチ
ャネル形成領域、85はゲート絶縁膜、86はゲート電
極、87は第1層間絶縁膜、88はソース配線、89は
ドレイン配線、90は第1パッシベーション膜である。
【0253】本実施例の構造とした場合、LDD領域8
3とゲート電極86とがゲート絶縁膜85を介して重な
った状態となっており、その間でゲート容量を形成して
いる。本実施例ではこのゲート容量を、電流制御用TF
Tのゲート電圧を保持するためのコンデンサとして用い
る点に特徴がある。
【0254】本実施例における画素の構成の一例を図2
5(B)に示す。図25(B)において、91はソース
配線、92はゲート配線、93はスイッチング用TF
T、94は電流制御用TFT、95は電流制御用TFT
のゲート容量でなるコンデンサ、96はEL素子、97
は電流供給線である。
【0255】なお、図25(A)の構造は、図24
(A)において電流制御用TFTの構造とEL素子の向
きを変更したものである。即ち、図24(B)、(C)
に示したような回路構成とすることも可能である。
【0256】本実施例の電流制御用TFTを作製する場
合はpチャネル型TFTのLDD領域を形成する工程が
必要となるが、実施例1の作製工程にLDD領域83を
形成するためのパターニング工程とp型不純物元素の添
加工程を加えれば良い。その際、LDD領域83に含ま
れるp型不純物元素の濃度は、1×1015〜1×10 18
atoms/cm3(代表的には5×1016〜5×1017atoms/c
m3)とすれば良い。
【0257】なお、本実施例の構成は、実施例1〜7、
9〜12のいずれの構成とも自由に組み合わせて実施す
ることが可能である。また、実施例8の電子機器の表示
部として本実施例の画素構造を有するEL表示装置を用
いることは有効である。
【0258】
【発明の効果】本発明を実施することで、インクジェッ
ト方式における飛行曲がりの如き問題を抱えることな
く、確実に有機EL材料を成膜することが可能となる。
即ち、位置ずれの問題なく精密に高分子有機EL材料を
成膜することができるため、高分子有機EL材料を用い
たEL表示装置の製造歩留まりを向上させることができ
る。また、インクジェット方式のように「点」で塗布す
るのではなく、「線」で有機EL材料を塗布するため高
いスループットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の有機EL材料の塗布工程を示す
図。
【図2】 画素部の断面構造を示す図。
【図3】 画素部の上面構造及び構成を示す図。
【図4】 EL表示装置の作製工程を示す図。
【図5】 EL表示装置の作製工程を示す図。
【図6】 EL表示装置の作製工程を示す図。
【図7】 EL表示装置の外観を示す図。
【図8】 EL表示装置の回路ブロック構成を示す
図。
【図9】 画素部を拡大した図。
【図10】 サンプリング回路の素子構造を示す図。
【図11】 アクティブマトリクス型のEL表示装置の
上面構造および断面構造を示す図。
【図12】 本発明の有機EL材料の塗布工程および拡
大した画素部を示す図。
【図13】 パッシブ型のEL表示装置の断面構造を示
す図。
【図14】 画素部を拡大した図。
【図15】 パッシブ型のEL表示装置の断面構造を示
す図。
【図16】 本発明の有機EL材料の塗布工程を示す
図。
【図17】 ヘッド部におけるノズルの配置を示す図。
【図18】 電子装置の具体例を示す図。
【図19】 電子装置の具体例を示す図。
【図20】 アクティブマトリクス型のEL表示装置の
断面構造を示す図。
【図21】 基板の貼り合わせ工程を示す図。
【図22】 基板の分断工程を示す図。
【図23】 アクティブマトリクス型のEL表示装置の
断面構造を示す図。
【図24】 EL表示装置の画素の構成を示す図。
【図25】 電流制御用TFTの構造及び画素の構成を
示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 H05B 33/14 A 33/22 33/22 Z (72)発明者 福永 健司 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のゲート配線、該複数のゲート配線に
    交差する複数のソース配線、前記複数のゲート配線と前
    記複数のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT
    及び該TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素
    部を有する発光装置において、 前記画素部は前記複数のゲート配線に沿って分割された
    複数の画素列を有し、前記画素部は、赤色に発光する発
    光層が形成された画素列、緑色に発光する発光層が形成
    された画素列及び青色に発光する発光層が形成された画
    素列からなることを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】複数のゲート配線、該複数のゲート配線に
    交差する複数のソース配線、前記複数のゲート配線と前
    記複数のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT
    及び該TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素
    部を有する発光装置において、 前記画素部は前記複数のソース配線に沿って分割された
    複数の画素列を有し、前記画素部は、赤色に発光する発
    光層が形成された画素列、緑色に発光する発光層が形成
    された画素列及び青色に発光する発光層が形成された画
    素列からなることを特徴とする発光装置。
  3. 【請求項3】複数のゲート配線、該複数のゲート配線に
    交差する複数のソース配線、前記複数のゲート配線と前
    記複数のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT
    及び該TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素
    部を有する発光装置において、 前記画素部は前記複数のゲート配線の上方に設けられた
    バンクにより複数の画素列に分割され、 前記画素部は、赤色に発光する発光層が形成された画素
    列、緑色に発光する発光層が形成された画素列及び青色
    に発光する発光層が形成された画素列からなることを特
    徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】複数のゲート配線、該複数のゲート配線に
    交差する複数のソース配線、前記複数のゲート配線と前
    記複数のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT
    及び該TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素
    部を有する発光装置において、 前記画素部は前記複数のソース配線の上方に設けられた
    バンクにより複数の画素列に分割され、 前記画素部は、赤色に発光する発光層が形成された画素
    列、緑色に発光する発光層が形成された画素列及び青色
    に発光するの発光層が形成された画素列からなることを
    特徴とする発光装置。
  5. 【請求項5】ストライプ状に配列された複数の陰極、前
    記複数の陰極と交差するようにストライプ状に設けられ
    た複数の陽極及び前記複数の陰極と前記複数の陽極との
    間に設けられた発光層を含む画素部を有する発光装置に
    おいて、 前記画素部は前記複数の陰極により分割された複数の画
    素列を有し、前記画素部は、赤色に発光する発光層が形
    成された画素列、緑色に発光する発光層が形成された画
    素列及び青色に発光する発光層が形成された画素列から
    なることを特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】ストライプ状に配列された複数の陰極、前
    記複数の陰極と交差するようにストライプ状に設けられ
    た複数の陽極及び前記複数の陰極と前記複数の陽極との
    間に設けられた発光層を含む画素部を有する発光装置に
    おいて、 前記画素部は前記複数の陰極の間に前記複数の陰極に沿
    って設けられたバンクにより複数の画素列に分割され、 前記画素部は、赤色に発光する発光層が形成された画素
    列、緑色に発光する発光層が形成された画素列及び青色
    に発光する発光層が形成された画素列からなることを特
    徴とする発光装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか一におい
    て、前記赤色に発光する発光層、前記緑色に発光する発
    光層及び前記青色に発光する発光層は、高分子有機EL
    材料であることを特徴とする発光装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載
    の発光装置を表示部として用いたことを特徴とする電子
    機器。
  9. 【請求項9】複数のゲート配線、該複数のゲート配線に
    交差するソース配線、前記複数のゲート配線と前記複数
    のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT及び該
    TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素部を有
    する発光装置の作製方法において、 前記画素部は前記複数のゲート配線に沿って複数の画素
    列に分割され、赤色に発光する発光層、緑色に発光する
    発光層及び青色に発光する発光層を、各々異なる画素列
    の上に形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  10. 【請求項10】複数のゲート配線、該複数のゲート配線
    に交差するソース配線、前記複数のゲート配線と前記複
    数のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT及び
    該TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素部を
    有する発光装置の作製方法において、 前記画素部は前記複数のソース配線に沿って複数の画素
    列に分割され、赤色に発光する発光層、緑色に発光する
    発光層及び青色に発光する発光層を、各々異なる画素列
    の上に形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  11. 【請求項11】複数のゲート配線、該複数のゲート配線
    に交差するソース配線、前記複数のゲート配線と前記複
    数のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT及び
    該TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素部を
    有する発光装置の作製方法において、 前記複数のゲート配線の上方にバンクを形成することに
    より前記画素部を複数の画素列に分割し、 赤色に発光する発光層、緑色に発光する発光層及び青色
    に発光する発光層を、各々異なる画素列に形成すること
    を特徴とする発光装置の作製方法。
  12. 【請求項12】複数のゲート配線、該複数のゲート配線
    に交差するソース配線、前記複数のゲート配線と前記複
    数のソース配線で囲まれた領域に形成されたTFT及び
    該TFTに電気的に接続されたEL素子を含む画素部を
    有する発光装置の作製方法において、 前記前記複数のソース配線の上方にバンクを形成するこ
    とにより前記画素部を複数の画素列に分割し、 赤色に発光する発光層、緑色に発光する発光層及び青色
    に発光する発光層を、各々異なる画素列に形成すること
    を特徴とする発光装置の作製方法。
  13. 【請求項13】ストライプ状に配列された複数の陰極、
    前記複数の陰極と交差するようにストライプ状に設けら
    れた複数の陽極及び前記複数の陰極と前記複数の陽極と
    の間に設けられた発光層を含む画素部を有する発光装置
    の作製方法において、 前記画素部は前記複数の陰極により複数の画素列に分割
    され、赤色に発光する発光層、緑色に発光する発光層及
    び青色に発光する発光層を、各々異なる画素列の上に形
    成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  14. 【請求項14】ストライプ状に配列された複数の陰極、
    前記複数の陰極と交差するようにストライプ状に設けら
    れた複数の陽極及び前記複数の陰極と前記複数の陽極と
    の間に設けられた発光層を含む画素部を有する発光装置
    の作製方法において、 前記複数の陰極の隙間にバンクを形成することにより前
    記画素部を複数の画素列に分割し、 赤色に発光する発光層、緑色に発光する発光層及び青色
    に発光する発光層を、各々異なる画素列に形成すること
    を特徴とする発光装置の作製方法。
  15. 【請求項15】請求項9乃至請求項14のいずれか一に
    おいて、前記赤色に発光する発光層、前記緑色に発光す
    る発光層及び前記青色に発光する発光層は、高分子の有
    機EL材料で形成されることを特徴とする発光装置の作
    製方法。
  16. 【請求項16】請求項9乃至請求項14のいずれか一に
    おいて、前記赤色に発光する発光層、前記緑色に発光す
    る発光層及び前記青色に発光する発光層は、 赤色を発光する発光層となる赤色発光層用塗布液、緑色
    を発光する発光層となる緑色発光層用塗布液及び青色を
    発光する発光層となる青色発光層用塗布液を各々別のノ
    ズルから同時に吐出し、吐出された前記赤色発光層用塗
    布液、緑色発光層用塗布液及び青色発光層用塗布液に加
    熱処理を行うことにより形成されることを特徴とする発
    光装置の作製方法。
  17. 【請求項17】請求項9乃至請求項14のいずれか一に
    おいて、前記赤色に発光する発光層、前記緑色に発光す
    る発光層または前記青色に発光する発光層の少なくとも
    一つはノズルから吐出された塗布液に加熱処理を行うこ
    とにより形成され、かつ、残りはスピンコート法、印刷
    法または蒸着法により形成されることを特徴とする発光
    装置の作製方法。
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