JP2002075640A - 有機el表示装置の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

有機el表示装置の製造方法およびその製造装置

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JP2002075640A
JP2002075640A JP2000260320A JP2000260320A JP2002075640A JP 2002075640 A JP2002075640 A JP 2002075640A JP 2000260320 A JP2000260320 A JP 2000260320A JP 2000260320 A JP2000260320 A JP 2000260320A JP 2002075640 A JP2002075640 A JP 2002075640A
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organic
groove
nozzle
glass substrate
manufacturing
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Hidekazu Imamura
英一 今村
Yukihiro Takamura
幸宏 高村
Sanenobu Matsunaga
実信 松永
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機EL材料の跳ね返りを防止でき、有機E
L材料の塗布制御を簡易化できる有機EL表示装置の製
造方法およびその製造装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の有機EL表示装置の製造方法
は、有機EL材料をガラス基板S上に所定のパターン形
状に塗布して有機EL表示装置を製造する有機EL表示
装置の製造方法において、有機EL材料を塗布すべき所
定のパターン形状に応じた溝11をガラス基板S上に形
成しておき、この溝11にノズル4a〜4cを沿わせる
ようにガラス基板Sとノズル4a〜4cとを相対的に移
動させて、ノズル4a〜4cからの有機EL材料を溝1
1内に流し込んで塗布する過程を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機EL(エレク
トロルミネッセンス)材料を基板上に所定のパターン形
状に塗布して有機EL表示装置を製造する有機EL表示
装置の製造方法およびその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の有機EL表示装置は、次に説明す
るようにして製造されている。先ず、ガラス基板の表面
上に透明なITO(インジウム錫酸化物)膜を成膜す
る。次に、このガラス基板上に成膜されたITO膜を、
フォトリソグラフィー技術を用いて、複数本のストライ
プ状の第1電極にパターニング形成する。この第1電極
は陽極に相当するものである。次に、ストライプ状の第
1電極を囲むようにしてガラス基板上に突出させる電気
絶縁性の隔壁を、フォトリソグラフィー技術を用いて形
成する。
【0003】そして、インクジェット方式のノズルから
有機EL材料を隔壁内のストライプ状の第1電極に向け
て噴出させて、隔壁内のストライプ状の第1電極上に有
機EL材料を塗布する。具体的には、ある隔壁内のスト
ライプ状の第1電極上には、赤色の有機EL材料用のイ
ンクジェット方式のノズルによって赤色の有機EL材料
が塗布される。赤色の有機EL材料が塗布された第1電
極に隣接する一方の第1電極上には、緑色の有機EL材
料用のインクジェット方式のノズルによって緑色の有機
EL材料が塗布される。緑色の有機EL材料が塗布され
た第1電極に隣接する次の第1電極上には、青色の有機
EL材料用のインクジェット方式のノズルによって青色
の有機EL材料が塗布される。青色の有機EL材料が塗
布された第1電極に隣接する次の第1電極上には、赤色
の有機EL材料が塗布される。このように、赤,緑,青
色の有機EL材料がその順に個別に第1電極上に塗布さ
れる。
【0004】次に、第1電極に直交するように対向させ
るストライプ状の第2電極を真空蒸着法によりガラス基
板上に複数本並設するように形成して、第1電極と第2
電極との間に有機EL材料を挟み込んでいる。この第2
電極は陰極に相当するものである。このようにして、第
1電極と第2電極とが単純XYマトリクス状に配列され
たフルカラー表示可能な有機EL表示装置が製造されて
いる。
【0005】ここで、この有機EL表示装置の発光原理
について説明する。第1電極(陽極)と第2電極(陰
極)とに直流電圧が印加されると、直流電圧が印加され
ている第1電極(陽極)と第2電極(陰極)との間の有
機EL材料には、第1電極(陽極)からの正孔が注入さ
れるとともに、第2電極(陰極)から電子が注入され、
この正孔と電子とが有機EL材料中で再結合することに
よって発光する。例えば、有機EL材料からこの第1電
極の方に出射された光は、透明な第1電極,ガラス基板
を介して出射される。また、有機EL材料からこの第2
電極の方に出射された光は、第2電極は不透明でありこ
の第2電極で反射されて、透明な第1電極,ガラス基板
を介して出射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、インクジェット方式のノズルから有機
EL材料をガラス基板上の隔壁内に噴出して塗布する際
に、このインクジェット方式のノズルから噴出された有
機EL材料の一部がガラス基板から跳ね返って周りに飛
散し、跳ね返った有機EL材料が周りの他の色の有機E
L材料に混入してしまい、有機EL材料が混色するとい
う問題がある。
【0007】また、このインクジェット方式のノズル
を、有機EL材料を噴出すべき、隔壁内の各噴出位置に
合わせるようにXY方向の二方向に高精度に制御する必
要があり、さらに、各噴出位置に合わせた時点で有機E
L材料を噴出させるという有機EL材料噴出のオンオフ
タイミングも高精度に制御する必要があり、有機EL材
料を塗布する際の制御が非常に煩雑であるという問題も
ある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、有機EL材料の跳ね返りを防止でき、
有機EL材料の塗布制御を簡易化できる有機EL表示装
置の製造方法およびその製造装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、有機EL材料を基板上に
所定のパターン形状に塗布して有機EL表示装置を製造
する有機EL表示装置の製造方法において、有機EL材
料を塗布すべき所定のパターン形状に応じた溝を基板上
に形成しておき、この溝にノズルを沿わせるように基板
とノズルとを相対的に移動させて、前記ノズルからの有
機EL材料を前記溝内に流し込んで塗布する過程を備え
たことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の有機EL表示装置の製造方法において、有機E
L材料を窒素ガスの雰囲気中で基板上の前記溝内に流し
込んで塗布することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の有機EL表示装置の製造方法に
おいて、前記有機EL材料は、基板上の前記溝内に拡が
るように流動する程度の粘性を有する材料であることを
特徴とするものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、有機EL
材料を基板上に所定のパターン形状に塗布して有機EL
表示装置を製造する有機EL表示装置の製造装置におい
て、有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状に応
じた溝を基板上に形成しておき、この溝にノズルを沿わ
せるように基板とノズルとを相対的に移動させる移動手
段と、前記ノズルからの有機EL材料を前記溝内に流し
込んで塗布制御する塗布制御手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状に応
じた溝を基板上に形成しておき、この溝にノズルを沿わ
せるように基板とノズルとを相対的に移動させて、ノズ
ルからの有機EL材料を溝内に流し込んで塗布するの
で、有機EL材料を基板に塗布する際のこの有機EL材
料の跳ね返りが防止され、有機EL材料の塗布制御が簡
易化される。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、有
機EL材料を窒素ガスの雰囲気中で基板上の溝内に流し
込んで塗布するので、有機EL材料は酸素や水蒸気など
に接触することなく基板上の溝内に流し込まれ、酸素や
水蒸気などとの接触に起因する有機EL材料の特性変化
が防止される。
【0015】また、請求項3に記載の発明によれば、有
機EL材料は、基板上の溝内に拡がるように流動する程
度の粘性を有する材料であるとしているので、基板上の
溝内に流し込まれた有機EL材料は、自己の粘性によっ
て溝内に拡がるように流動してレベリングされ、均一な
厚みの有機EL材料が形成される。
【0016】また、請求項4に記載の発明によれば、移
動手段は、有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形
状に応じた溝を基板上に形成しておき、この溝にノズル
を沿わせるように基板とノズルとを相対的に移動させ
る。塗布制御手段は、ノズルからの有機EL材料を溝内
に流し込んで塗布制御する。したがって、有機EL材料
を基板に塗布する際のこの有機EL材料の跳ね返りが防
止され、有機EL材料の塗布制御が簡易化される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。本発明の実施例に係る有機EL表
示装置の製造装置は、有機EL材料をガラス基板上に所
定のパターン形状に塗布して有機EL表示装置を製造す
るものである。図1は、本発明の実施例に係る有機EL
表示装置の製造装置の要部の概略構成を示すブロック図
である。
【0018】本実施例に係る有機EL表示装置の製造装
置は、図1に示すように、赤,緑,青色の有機EL材料
10a〜10cの塗布を受けるガラス基板Sを載置する
ステージ1と、このステージ1を所定方向に移動させる
ステージ移動機構部2と、ガラス基板S上に形成された
位置合わせマークの位置を検出する位置合わせマーク検
出部3と、赤色の有機EL材料10aを赤色用のノズル
4aに供給する第1供給部5と、緑色の有機EL材料1
0bを緑色用のノズル4bに供給する第2供給部6と、
青色の有機EL材料10cを青色用のノズル4cに供給
する第3供給部7と、各色のノズル4a〜4cを所定方
向に移動させるノズル移動機構部8と、ステージ移動機
構部2と位置合わせマーク検出部3と第1〜第3供給部
5〜7とノズル移動機構部8とを制御する制御部9とで
構成されている。以下、各部の構成を詳細に説明する。
【0019】なお、図2,図3に示すように、赤,緑,
青色の有機EL材料10a〜10cの塗布を受けるガラ
ス基板Sの表面上には、各色の有機EL材料10a〜1
0cを塗布すべき所定のパターン形状に応じたストライ
プ状の溝11が複数本並設されるように形成されてい
る。図2は、有機EL材料を塗布すべき所定のパターン
形状に応じた溝が表面上に形成されたガラス基板を上か
ら見た状態を示す概略平面図である。図3は、図2に示
したガラス基板の一部分の断面を示す概略断面図であ
る。
【0020】ここで、各色の有機EL材料10a〜10
cの塗布を受けるガラス基板Sの製造工程について説明
する。先ず、平板状のガラス基板Sの表面上に透明なI
TO(インジウム錫酸化物)膜を成膜する。次に、この
ガラス基板S上に成膜されたITO膜を、フォトリソグ
ラフィー技術を用いて、複数本のストライプ状の第1電
極12にパターニング形成する。この第1電極12は陽
極に相当するものである。次に、ストライプ状の第1電
極12を囲むようにしてガラス基板S上に突出させる電
気絶縁性の隔壁13を、フォトリソグラフィー技術を用
いて形成する。この隔壁13は、例えば、クロム(C
r)あるいはドライフィルムで形成されている。このよ
うにして、ガラス基板Sの表面上には、各色の有機EL
材料10a〜10cを塗布すべきストライプ状の溝11
が複数本並設されて形成されている。なお、この溝11
内でストライプ状の第1電極12上には、正孔を積極的
に有機EL材料10a〜10cの方に輸送する正孔輸送
層14が形成されている。この正孔輸送層14として
は、例えば、PEDT(polyethylene dioxythiophen
e)−PSS(poly-styrene sulphonate )を採用して
いる。溝11の幅は、例えば100 μm程度であり、溝1
1の深さは、例えば1 〜10μm程度であり、溝11と溝
11との間の距離は、例えば10〜20μm程度である。こ
のようにして、各色の有機EL材料10a〜10cの塗
布を受ける状態にあるガラス基板Sを製造している。
【0021】図1に戻って、第1供給部5は、例えば、
赤色の有機EL材料10aの供給源20aと、この供給
源20aから赤色の有機EL材料10aを取り出すため
のポンプ21と、赤色の有機EL材料10aの流量を検
出する流量計22と、赤色の有機EL材料10a中の異
物を除去するためのフィルタ23とを備えている。
【0022】第2供給部6は、例えば、緑色の有機EL
材料10bの供給源20bと、この供給源20bから緑
色の有機EL材料10bを取り出すためのポンプ21
と、緑色の有機EL材料10bの流量を検出する流量計
22と、緑色の有機EL材料10b中の異物を除去する
ためのフィルタ23とを備えている。
【0023】第3供給部7は、例えば、青色の有機EL
材料10cの供給源20cと、この供給源20cから青
色の有機EL材料10cを取り出すためのポンプ21
と、青色の有機EL材料10cの流量を検出する流量計
22と、青色の有機EL材料10c中の異物を除去する
ためのフィルタ23とを備えている。
【0024】上述した赤色,緑色,青色の有機EL材料
10a〜10cとしては、例えば、ガラス基板S上の溝
11内に拡がるように流動する程度の粘性を有する有機
性のEL材料を採用すれば良く、ここでは上述した程度
の粘性を有する各色毎の高分子タイプの有機EL材料を
採用している。この各色の有機EL材料10a〜10c
の粘度は、例えば、塗布工程時の温度条件(例えば、2
3°C)において、2〜15mPa・s (ミリパスカル
秒)の範囲内であるものとしている。
【0025】図4に示すように、ノズル移動機構部8
は、各色のノズル4a〜4cと、これらのノズル4a〜
4cを並設した状態で保持する保持部材31と、この保
持部材31を支持軸34の周りに回動自在に支持する支
持部材32と、この支持部材32を沿わせて移動させる
ためのガイド部材33とを備えている。図4(a)は、
ノズル移動機構部の概略斜視図であり、図4(b)は、
ノズル移動機構部を上から見た概略平面図であり、図4
(c)は、保持部材を支持部材の支持軸周りに回動させ
た状態を示す概略平面図である。支持部材32には、保
持部材31のノズル並設面に直交する方向に支持軸34
が設けられている。保持部材31には、この支持軸34
と嵌合させるための嵌合孔35が設けられている。支持
部材32の支持軸34に保持部材31の嵌合孔35が嵌
合されており、支持部材32は、保持部材31を支持軸
34周りに回動自在に支持している。例えば、図4
(c)に示すように、保持部材31を支持軸34周りに
回動させることで、図4(b)に示す状態における各色
の塗布ピッチ間隔P1よりも狭い塗布ピッチ間隔P2に
することができ、各色の塗布ピッチ間隔を狭くするよう
に調整できる。なお、これらのノズル4a〜4cにおけ
る有機EL材料を出力するための穴径は、ガラス基板S
に形成された溝11の幅より小さく、例えば数十μm程
度であり、ここでは10〜70μmとしている。
【0026】位置合わせマーク検出部3としては、例え
ば、CCDカメラを採用している。位置合わせマーク検
出部3は、制御部9からの指示を受けると、図2に示し
たガラス基板Sの四隅にそれぞれ形成された位置合わせ
マークMをそれぞれ撮像し、これらの撮像した位置合わ
せマークMの画像データを制御部9に出力する。
【0027】制御部9は、位置合わせマーク検出部3で
撮像された画像データに基づいて位置合わせマークMの
位置を算出する。制御部9には、CAD(Computer Aid
ed Design )を使って設計された第1電極12や溝11
などのレイアウトデータが予め与えられている。制御部
9は、位置合わせマークMの位置の算出結果と、予め与
えられている溝11のレイアウトデータとに基づいて、
塗布のスタートポイント、すなわち、ガラス基板Sの溝
11の一方の端部側で塗布を開始する塗布開始位置(後
述する塗布開始位置Bに相当する)を算出する。なおこ
こでは、ガラス基板Sに形成された位置合わせマークM
を4点としているが、例えば2点とするなど、4点以外
の点数であっても良い。
【0028】制御部9は、図5に示すように、ステージ
1を所定方向(y方向)に所定量だけ移動させるように
ステージ移動機構部2を制御し、ノズル4a〜4cを所
定方向(x方向)に所定量だけ移動させるようにノズル
移動機構部8を制御し、図1に示すように、第1〜第3
供給部5〜7の各流量計22からの検出値a〜cに応じ
て、ノズル4a〜4cから所定流量の有機EL材料10
a〜10cを流し出すように第1〜第3供給部5〜7の
各ポンプ21に指令d〜fを出力する。図5は、ステー
ジとノズルの移動方向を説明するための概略斜視図であ
る。
【0029】なお、上述したステージ移動機構部2とノ
ズル移動機構部8とが本発明における移動手段に相当
し、上述した制御部9が本発明における塗布制御手段に
相当する。
【0030】次に上記のように構成された実施例装置に
よって有機EL表示装置を製造する製造工程について、
以下に説明する。
【0031】図2,図3に示すように、有機EL材料1
0a〜10cの塗布を受ける状態にあるガラス基板Sが
製造されるまでについては、上述したように既に説明済
みであるので、ステージ1上に載置されたガラス基板S
の溝11に有機EL材料10a〜10cを塗布する工程
から説明するものとする。
【0032】制御部9は、ステージ1上に載置されたガ
ラス基板Sの四隅の位置合わせマークMをそれぞれ撮像
するよう位置合わせマーク検出部3に指示を与える。位
置合わせマーク検出部3は、撮像した位置合わせマーク
Mの画像データを制御部9に出力する。制御部9は、位
置合わせマーク検出部3で撮像された画像データに基づ
いて位置合わせマークMの位置を算出する。制御部9
は、位置合わせマークMの位置の算出結果と、予め与え
られている溝11のレイアウトデータとに基づいて、塗
布のスタートポイント、すなわち、ガラス基板Sの溝1
1の一方の端部側で塗布を開始する塗布開始位置Bを算
出する。制御部9は、図6に示すように、ガラス基板S
の溝11の塗布開始位置Bにノズル4a〜4cが位置す
るように、ステージ移動機構部2とノズル移動機構部8
とを制御する。図6は、ノズルの移動経路を説明するた
めの模式図である。なお、ノズル移動機構部8の支持部
材32は、赤,緑,青色の各ノズル4a〜4cが溝11
の幅方向の中心付近にそれぞれ位置するように良好に調
整されている。
【0033】次に、図6に示すように、ガラス基板Sの
溝11の塗布開始位置Bにノズル4a〜4cが位置する
と、制御部9は、各ノズル4a〜4cからガラス基板S
上の溝11内への有機EL材料10a〜10cの流し込
み開始を各ポンプ21に指示するとともに、有機EL材
料10a〜10cをガラス基板S上の溝11に沿わせな
がらこの溝11内に流し込むように支持部材32をガイ
ド部材33に沿わせて移動させるように制御する。この
ように、赤,緑,青色の有機EL材料10a〜10cが
同時にそれぞれの溝11に流し込まれていく。制御部9
は、ガラス基板Sの溝11の他方の端部側で塗布を停止
する塗布停止位置Eにノズル4a〜4cが位置すると、
各ノズル4a〜4cからガラス基板S上の溝11内への
有機EL材料10a〜10cの流し込みを停止させるよ
う各ポンプ21に指示するとともに、支持部材32のガ
イド部材33に沿わせる移動を停止させる。なお、制御
部9は、ストライプ状の溝11の各ポイントにおける有
機EL材料の塗布量が均一となるように、ノズル4a〜
4cの移動速度に応じてその塗布量を制御するようにし
ている。このようにして、三列分の溝11への有機EL
材料10a〜10cの塗布が完了する。図7に示すよう
に、溝11内の正孔輸送層14上に流し込まれた有機E
L材料10a〜10cは、自己の粘性によってこの溝1
1内に拡がるように流動してレベリングされ、均一な厚
みの有機EL材料10a〜10cが形成されている。溝
11内に流し込まれた有機EL材料10a〜10cの厚
みは、有機EL材料10a〜10cの流し込み量によっ
て調整できるが、ここではこの有機EL材料10a〜1
0cの厚みは0.1 μm程度に形成されている。
【0034】次に、図6に示すように、ステージ1をy
方向に溝11三列分だけピッチ送りして、次の三列分の
溝11への有機EL材料10a〜10cの塗布を行える
ようにする。前述した最初の溝11三列分では、溝11
の左端側を塗布開始位置Bとし、溝11の右端側を塗布
停止位置Eとして、ノズル4a〜4cを溝11に沿うよ
うに左から右に移動させてそれぞれの溝11内に有機E
L材料10a〜10cを流し込んだが、次の溝11三列
分では、溝11の右端側を塗布開始位置Bとし、溝11
の左端側を塗布停止位置Eとして、ノズル4a〜4cを
溝11に沿うように右から左に移動させてそれぞれの溝
11内に有機EL材料10a〜10cを流し込むように
する。
【0035】そして、ガラス基板S上の残りの溝11に
ついても、前述の動作を繰り返し実行することで、各色
の有機EL材料10a〜10cを溝11ごとに流し込む
ようにする。このようにして、赤,緑,青色の有機EL
材料10a〜10cがストライプ状の溝11ごとに赤,
緑,青色の順に配列された、いわゆる、ストライプ配列
が形成される。なお、図6に示す半円状の破線は、各ノ
ズル4a〜4cが次の三列分の溝11に移行することを
示すものであり、各ノズル4a〜4cが、実際にこの破
線で示す半円状の経路で移動するのではない。上述した
ように、ステージ1をy方向に移動させてから、各ノズ
ル4a〜4cをx方向に移動させることで、溝11内に
良好に有機EL材料10a〜10cを流し込んでいる。
【0036】次に、ガラス基板S上の全溝11内への有
機EL材料10a〜10cの塗布が完了すると、第1電
極12に直交するように対向させるストライプ状の第2
電極15を、真空蒸着法によりガラス基板S上に複数本
並設するように形成する。図8に示すように、第1電極
12と第2電極15との間に有機EL材料10a〜10
cを挟み込んでいる。この第2電極15は陰極に相当す
るものである。このようにして、第1電極12と第2電
極15とが単純XYマトリクス状に配列されたフルカラ
ー表示可能な有機EL表示装置が製造される。
【0037】このように、有機EL材料10a〜10c
を塗布すべき所定のパターン形状に応じ溝11をガラス
基板S上に形成しておき、この溝11にノズル4a〜4
cを沿わせるようにガラス基板Sとノズル4a〜4cと
を相対的に移動させて、ノズル4a〜4cからの有機E
L材料10a〜10cを溝11内に流し込んで塗布する
ので、有機EL材料10a〜10cをガラス基板Sに塗
布する際のこの有機EL材料10a〜10cの跳ね返り
を防止することができる。また、前述の従来例では、イ
ンクジェット方式のノズルを、隔壁内の各噴出位置に合
わせるようにXY方向の二方向に高精度に制御するとと
もに、噴出位置に合わせた時点で有機EL材料を噴出さ
せるという有機EL材料噴出のオンオフタイミングも高
精度に制御する必要があり、有機EL材料を塗布する際
の制御が非常に煩雑であるという問題があったが、本実
施例では、ガラス基板S上の溝11に沿って有機EL材
料10a〜10cを流し込んで塗布制御するだけで良い
ので、有機EL材料10a〜10cの噴出位置と噴出の
オンオフタイミングとを高精度に制御するような必要は
なく、有機EL材料10a〜10cのガラス基板Sへの
塗布制御を簡易化できる。
【0038】また、有機EL材料10a〜10cは、ガ
ラス基板S上の溝11内に拡がるように流動する程度の
粘性を有する材料であるとしているので、ガラス基板S
上の溝11内に流し込まれた有機EL材料10a〜10
cは、自己の粘性によって溝11内に拡がるように流動
してレベリングされ、均一な厚みの有機EL材料10a
〜10cを形成できる。
【0039】なお、有機EL材料10a〜10cを窒素
ガスの雰囲気中でガラス基板S上の溝11内に流し込ん
で塗布する場合では、有機EL材料10a〜10cを酸
素や水蒸気などに接触させることなくガラス基板S上の
溝11内に流し込むことができ、酸素や水蒸気などとの
接触に起因する有機EL材料の特性変化を防止できる。
【0040】なお、本発明は以下のように変形実施する
ことも可能である。
【0041】(1)上述した実施例では、ノズル4a〜
4cへの有機EL材料10a〜10cの流量を検出して
ノズル4a〜4cから流出させる有機EL材料10a〜
10cの流量をフィードバック制御しているが、有機E
L材料10a〜10cの圧力を圧力センサなどの圧力検
出手段で検出してノズル4a〜4cから流出させる有機
EL材料10a〜10cの流量をフィードバック制御し
ても良い。
【0042】(2)上述した実施例では、図5に示すよ
うに、ガラス基板Sを載置したステージ1を、このガラ
ス基板S上の溝11の長手方向(x方向)に対して直交
する方向(y方向)にピッチ送りしてから、ノズル4a
〜4cを溝11の長手方向(x方向)に移動させるよう
にして、ガラス基板Sの溝11内に有機EL材料10a
〜10cを流し込んでいるが、ノズル4a〜4cをガラ
ス基板S上の溝11の長手方向(x方向)に対して直交
する方向(y方向)にピッチ送りしてから、ステージ1
を溝11の長手方向(x方向)に移動させるようにし
て、ガラス基板Sの溝11内に有機EL材料10a〜1
0cを流し込んでも良い。また、ステージ1を固定と
し、ノズル4a〜4cをガラス基板S上の溝11の長手
方向に対して直交する方向にピッチ送りしてから、この
ノズル4a〜4cをこの溝11の長手方向に移動させる
ようにして、ガラス基板Sの溝11内に有機EL材料1
0a〜10cを流し込んでも良いし、ノズル4a〜4c
を固定とし、ステージ1をガラス基板S上の溝11の長
手方向に対して直交する方向にピッチ送りしてから、こ
のステージ1をこの溝11の長手方向に移動させるよう
にして、ガラス基板Sの溝11内に有機EL材料10a
〜10cを流し込んでも良い。
【0043】(3)上述した実施例では、赤,緑,青色
の3個1組のノズル4a〜4cでガラス基板Sの各溝1
1内に有機EL材料10a〜10cを流し込んでいる
が、この3個1組のノズル4a〜4cを複数組設けてガ
ラス基板Sの各溝11内に有機EL材料10a〜10c
を流し込んでも良い。こうすることで塗布処理にかかる
時間を短縮することができる。また、各ノズル4a〜4
cの間隔を、隣接する溝11の間隔(ある溝11の幅中
心からそれに隣接する溝11の幅中心までの間隔)の4
の倍数分として配置し、溝11の長手方向に対して直交
する方向にこれらのノズル4a〜4cを隣接する溝11
の間隔の3倍分の距離でピッチ送りするようにしても良
い。こうすることでノズル間が広くなりメンテナンスが
容易となる。
【0044】(4)上述した実施例では、基板をガラス
基板Sとしているが、光を透過させる性質を有するもの
であればガラス以外の材料の基板を採用しても良い。
【0045】(5)上述した実施例では、ストライプ状
の第1電極12と有機EL材料10a〜10cとの間に
正孔輸送層14を形成しているが、この正孔輸送層14
は必須構成ではなく設けなくても良いし、第1電極12
に対向配置される第2電極15と有機EL材料10a〜
10cとの間に、電子を有機EL材料10a〜10cの
方に積極的に輸送する電子輸送層を形成しても良い。
【0046】(6)上述した実施例では、ガラス基板S
上に複数並設されたストライプ状の第1電極12間に隔
壁13を形成するようにして第1電極12上に溝11を
形成しているが、図9に示すように、この第1電極12
の端部側でその上部まで含めて隔壁13を形成するよう
にして第1電極12上に溝11を形成しても良い。
【0047】(7)上述した実施例では、図4(c)に
示すように、保持部材31を支持軸34周りに回動させ
ることで、各色の塗布ピッチ間隔を調整しているが、図
10に示すように、両端のノズル4a,4cに旋回機構
を持たせるようにして、各色の塗布ピッチ間隔を調整し
ても良い。
【0048】(8)上述した実施例では、赤,緑,青色
の有機EL材料10a〜10cをストライプ配列に形成
しているが、図11に示すように、赤,緑,青色の有機
EL材料10a〜10cをスクエア配列に形成すること
もできる。この場合は、ガラス基板S上にスクエア状に
溝11を形成しておき、このスクエア状の溝11に沿っ
て各色の有機EL材料10a〜10cを流し込むように
することで実現できる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、有機EL材料を基板上に所定
のパターン形状に塗布して有機EL表示装置を製造する
有機EL表示装置の製造方法において、有機EL材料を
塗布すべき所定のパターン形状に応じた溝を基板上に形
成しておき、この溝にノズルを沿わせるように基板とノ
ズルとを相対的に移動させて、前記ノズルからの有機E
L材料を前記溝内に流し込んで塗布する過程を備えてい
るので、有機EL材料を基板に塗布する際のこの有機E
L材料の跳ね返りを防止でき、有機EL材料の塗布制御
を簡易化できる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、有
機EL材料を窒素ガスの雰囲気中で基板上の溝内に流し
込んで塗布するので、有機EL材料を酸素や水蒸気など
に接触させることなく基板上の溝内に流し込むことがで
き、酸素や水蒸気などとの接触に起因する有機EL材料
の特性変化を防止できる。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、有
機EL材料は、基板上の前記溝内に拡がるように流動す
る程度の粘性を有する材料であるとしているので、基板
上の溝内に流し込まれた有機EL材料は、自己の粘性に
よって溝内に拡がるように流動してレベリングされ、均
一な厚みの有機EL材料を形成することができる。
【0052】また、請求項4に記載の発明によれば、有
機EL材料を基板上に所定のパターン形状に塗布して有
機EL表示装置を製造する有機EL表示装置の製造装置
において、有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形
状に応じた溝を基板上に形成しておき、この溝にノズル
を沿わせるように基板とノズルとを相対的に移動させる
移動手段と、前記ノズルからの有機EL材料を前記溝内
に流し込んで塗布制御する塗布制御手段とを備えている
ので、有機EL材料を基板に塗布する際のこの有機EL
材料の跳ね返りを防止でき、有機EL材料の塗布制御を
簡易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る有機EL表示装置の製造
装置の要部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状
に応じた溝が表面上に形成されたガラス基板を上から見
た状態を示す概略平面図である。
【図3】図2に示したガラス基板の一部分の断面を示す
概略断面図である。
【図4】(a)は本実施例のノズル移動機構部の概略斜
視図であり、(b)はノズル移動機構部を上から見た概
略平面図であり、(c)は保持部材を支持部材の支持軸
周りに回動させた状態を示す概略平面図である。
【図5】本実施例におけるステージとノズルの移動方向
を説明するための概略斜視図である。
【図6】本実施例におけるノズルの移動経路を説明する
ための模式図である。
【図7】本実施例装置によって有機EL材料が塗布され
たガラス基板の一部分の断面を示す概略断面図である。
【図8】本実施例装置によって製造された有機EL表示
装置の一部分の断面を示す概略断面図である。
【図9】本実施例とは別の有機EL表示装置の一部分の
断面を示す概略断面図である。
【図10】本実施例とは別のノズル移動機構部を示す概
略平面図である。
【図11】有機EL材料のスクエア配列を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
1 … ステージ 2 … ステージ移動機構部(移動手段) 4a… 赤色用のノズル 4b… 緑色用のノズル 4c… 青色用のノズル 8 … ノズル移動機構部(移動手段) 9 … 制御部(塗布制御手段) 10a… 赤色の有機EL材料 10b… 緑色の有機EL材料 10c… 青色の有機EL材料 11 … 溝 S … ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高村 幸宏 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 松永 実信 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB04 AB18 BA06 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機EL材料を基板上に所定のパターン
    形状に塗布して有機EL表示装置を製造する有機EL表
    示装置の製造方法において、 有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状に応じた
    溝を基板上に形成しておき、この溝にノズルを沿わせる
    ように基板とノズルとを相対的に移動させて、前記ノズ
    ルからの有機EL材料を前記溝内に流し込んで塗布する
    過程を備えたことを特徴とする有機EL表示装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の有機EL表示装置の製
    造方法において、 有機EL材料を窒素ガスの雰囲気中で基板上の前記溝内
    に流し込んで塗布することを特徴とする有機EL表示装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の有機E
    L表示装置の製造方法において、 前記有機EL材料は、基板上の前記溝内に拡がるように
    流動する程度の粘性を有する材料であることを特徴とす
    る有機EL表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 有機EL材料を基板上に所定のパターン
    形状に塗布して有機EL表示装置を製造する有機EL表
    示装置の製造装置において、 有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状に応じた
    溝を基板上に形成しておき、この溝にノズルを沿わせる
    ように基板とノズルとを相対的に移動させる移動手段
    と、 前記ノズルからの有機EL材料を前記溝内に流し込んで
    塗布制御する塗布制御手段とを備えたことを特徴とする
    有機EL表示装置の製造装置。
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