JP2000331617A - プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置

Info

Publication number
JP2000331617A
JP2000331617A JP11142144A JP14214499A JP2000331617A JP 2000331617 A JP2000331617 A JP 2000331617A JP 11142144 A JP11142144 A JP 11142144A JP 14214499 A JP14214499 A JP 14214499A JP 2000331617 A JP2000331617 A JP 2000331617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition
partition wall
head
plasma display
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11142144A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kitahara
俊弘 北原
Hiroshi Hashi
寛 橋
Akihiro Kubota
明広 窪田
Susumu Kobayashi
進 小林
Hidetoshi Yamada
秀俊 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11142144A priority Critical patent/JP2000331617A/ja
Priority to US09/572,426 priority patent/US6595819B1/en
Publication of JP2000331617A publication Critical patent/JP2000331617A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/24Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
    • H01J9/241Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases the vessel being for a flat panel display
    • H01J9/242Spacers between faceplate and backplate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C41/00Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
    • B29C41/006Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor using an electrostatic field for applying the material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C37/00Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
    • B29C37/0053Moulding articles characterised by the shape of the surface, e.g. ribs, high polish
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C41/00Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
    • B29C41/02Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C41/20Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles incorporating preformed parts or layers, e.g. moulding inserts or for coating articles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2211/00Plasma display panels with alternate current induction of the discharge, e.g. AC-PDPs
    • H01J2211/20Constructional details
    • H01J2211/34Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
    • H01J2211/36Spacers, barriers, ribs, partitions or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状や寸法精度の高い隔壁を、比較的小規模
な生産設備で製造することができるプラズマディスプレ
イ装置の隔壁製造装置を提供する。 【解決手段】 プラズマディスプレイ装置の隔壁を形成
するための隔壁粒を静電吐出方式またはインクジェット
方式により吐出するノズル部材を有するヘッド15と、
このヘッド15から吐出する隔壁粒の体積を制御するた
めのドライバ12と、上記ヘッド15のガラス基板22
に対する平面的な位置を検出するX位置センサ5および
Y位置センサ6と、上記ヘッド15のガラス基板22に
対する距離を検出するレーザ変位計13と、上記ヘッド
15をガラス基板22に対して相対的に移動させるモー
タ7およびモータドライバ8と、上記各回路を制御する
CPU1と、を備えたプラズマディスプレイ装置の隔壁
製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置、より詳しくは、隔壁粒を吐出
して隔壁の形成を行うプラズマディスプレイ装置の隔壁
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より広く用いられているCRT(Ca
thode Ray Tube)に代わって省スペース化を実現するこ
とができる表示装置として、近年、フラットパネルディ
スプレイが注目されている。
【0003】このフラットパネルディスプレイとして
は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレ
イパネル(PDP)、電界放出型ディスプレイ(FE
D)、有機ELディスプレイ(EL)、発光ダイオード
(LED)などの様々な方式のものがあり、用途に応じ
て使い分けがなされているが、現在のところ、LCDが
最も一般的に普及している。
【0004】こうしたLCDよりも、大画面化し易いこ
とや、視野角が広いなどの利点があることから、プラズ
マディスプレイ装置は、フルカラー表示を行う大型ディ
スプレイの分野で最も注目を集める方式の一つとなって
いる。
【0005】このプラズマディスプレイ装置は、ガラス
基板等でなる背面基板上に、細長のデータ電極を多数形
成するとともに、該データ電極を挟むようにして隔壁
(リブ)をストライプ状に形成し、該隔壁で囲まれる内
部に蛍光体層を形成する。
【0006】そして、上記データ電極に直交する方向
に、多数の細長のバス電極および透明電極を配置し、上
側から前面基板によって覆い、上記隔壁で囲まれる放電
ガス空間内に、例えばHe,Ne,Xe等の希ガスでな
る混合ガスを封入して構成されている。
【0007】このようなプラズマディスプレイ装置によ
り表示を行う際には、隣り合う透明電極の間にパルス状
の交流電極を印加すると、ガス放電が発生して、放電ガ
ス空間にプラズマが生成される。ここで発生した紫外線
により上記蛍光体を励起し、可視光を発生させるように
なっている。
【0008】なお、上述したような隔壁をストライプ状
に形成するのはAC型のPDPの場合であり、DC型の
PDPは隔壁をセル状に形成するようになっている。
【0009】上記ガラス基板上に隔壁を形成するには、
次に示すような幾つかの手段があるが、それぞれにリー
ドタイムや精度上の問題があり全ての条件を満足する方
法はない。 (1)リフトオフ法(フォト埋め込み法):リードタイ
ムは135分であり、リブ幅をあまり細くすることがで
きない。 (2)感光性ペースト法(フォトインシュレーター
法):リードタイムは113〜333分であり、リブ幅
をあまり細くすることができず、また、リブの高さの精
度があまり良くない。 (3)感光性フィルム法:リードタイムは135分であ
り、リブ幅をあまり細くすることができない。 (4)サンドブラスト法:リードタイムは58〜142
分であり、リブ幅を細くすることができない。 (5)スクリーン印刷法:リードタイムは128〜19
2分であり、リブ幅を細くすることができず、また、リ
ブの高さ精度があまり良くない。 (6)加圧成形法:リードタイムは17分と短く、リブ
も高精度に加工することができるが、金型設備が必要に
なる。
【0010】現状では、スクリーン印刷、フォトリソグ
ラフィが主流となっていて、以下でその詳細について説
明するが、何れの場合も形成される隔壁の形状を、本発
明の実施形態に係る図13,図14に示すような理想的
な断面形状にすることはできない。
【0011】スクリーン印刷は、金属または樹脂により
形成されたメッシュスクリーンを用いて、印刷と同様の
手段によりガラス基板上に隔壁のパターンを印刷して行
うものである。そして、この印刷と乾燥とで構成される
工程を約10回操り返すことによって、約1mmの高さ
の隔壁を形成して、最後に焼成を行なうようになってい
る。この方法は、不要な廃棄材料が出ないという利点が
あるものの、隔壁の形状や寸法に精度を出すことができ
ない、メッシュが伸びてしまい頻繁に交換する必要があ
る、等の難点がある。また、一般的に印刷パターンの長
さの約3倍程度のスクリーン長がないと精度を確保する
ことができないために、装置の大きさが巨大になってし
まう。
【0012】一方、フォトリソグラフィは、ガラス基板
全面に厚膜ペーストを一様に印刷して焼成し、さらにフ
ォトレジストを塗布して、パターンを焼き付けたフォト
マスクを重ねて露光することによりパターンを焼き付
け、露光された部分をエッチングによって除去するもの
である。この方法も、印刷、乾燥、露光で構成される工
程を約10回繰り返して、最後に焼成を行なうようにな
っている。この方法では、上述したスクリーン印刷の方
式に比べて、隔壁の形状や寸法の精度は良いものの、そ
れでもまだ不十分なところがあるといわざるを得ない。
また、製造過程において不要な廃棄材料が大量に発生し
てしまい、無駄が多いという難点があり、さらに、設備
的な観点からも、上記スクリーン印刷方式に対して、さ
らに露光装置、現像(エッチング)装置が必要となるた
めに、かなりの生産スペースが必要となる難点がある。
【0013】また、上述したように隔壁を形成した後に
は、蛍光体の塗布を行なうようになっており、この蛍光
体の塗布にも幾つかの方法がある。この蛍光体の塗布手
段としては、現状では、スクリーン印刷やフォトリソグ
ラフィが主なものである。
【0014】前者のスクリーン印刷では、R,G,Bの
各色に対応して、1枚の版をピッチ送りすることによっ
て、各色を印刷して行くようになっている。この方法
は、工程が単純で蛍光体材料のロスが少なくて済むとい
う利点がある反面で、寸法の精度が出ないことや、混色
が発生してしまうことがある等の難点がある。
【0015】一方、後者のフォトリソグラフィは、R,
G,Bの3色について、印刷、露光、現像で構成される
工程を3回繰り返すものである。この方法は、スクリー
ン印刷に比べてある程度精度を出すことができるもの
の、工程が複雑となるためにかなりの生産スペースが必
要となり、さらに材料のロスが大きい等の欠点を抱えて
いる。
【0016】このような蛍光体の塗布や隔壁の形成に関
する技術の具体的な例としては、次のようなものが挙げ
られる。
【0017】例えば、特許公報第2679036号に
は、形成された隔壁に対してインクジェット方式で蛍光
体の塗布を行う技術が記載されている。この公報に記載
された技術は、クロストークをなくすために高く形成し
た隔壁に対して、蛍光体材料を隔壁奥の基板の露出面に
付着させるのを目的としたものである。
【0018】この特許公報第2679036号に記載さ
れたような蛍光体塗布の技術は、隔壁形成の工程とは別
工程となるために、生産効率の向上に特に寄与すること
はなく、しかも蛍光体の塗布は隔壁面に行うものではな
く隔壁奥の基板上に行うものとなっている。
【0019】また、特許公報第2716013号には、
表面を黒色化したガラス基板に溝を形成することによ
り、溝同士の間が隔壁となって形成される技術が記載さ
れており、絶縁層を省略することができるために、構造
的にも製造的にも簡素化することが可能であるという利
点を有するものとなっている。
【0020】しかし、この特許公報第2716013号
に記載のものでは、ガラスを精度良く加工することが必
要となるために、理想的な形状の隔壁を形成することは
困難である。
【0021】なお、上記各公報に記載されたような技術
は、何れも、隔壁材料をノズル部材から吐出させて隔壁
を形成するものとはなっていない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
技術では、形状や寸法精度の高い隔壁を、比較的小規模
な生産設備で製造することができるものとはなっておら
ず、こうした技術の実現が望まれている。
【0023】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、形状や寸法精度の高い隔壁を、比較的小規模な生
産設備で製造することができるプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明によるプラズマディスプレイ装置の隔
壁製造装置は、プラズマディスプレイ装置の隔壁を製造
するための装置であって、上記隔壁を形成するための隔
壁粒を吐出するノズル部材を有するヘッドを備えたもの
である。
【0025】また、第2の発明によるプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラ
ズマディスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記ノ
ズル部材が吐出電圧を印加することにより略球状をなす
隔壁粒を吐出するものであって、上記隔壁粒の球径を制
御するための吐出電圧制御手段をさらに備えたものであ
る。
【0026】さらに、第3の発明によるプラズマディス
プレイ装置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプ
ラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記
ノズル部材が隔壁粒を吐出する方向と直交する方向に複
数の記録電極を有してなり、この記録電極に吐出電圧を
印加することにより、該ノズル部材が縦横比の異なる隔
壁粒を吐出するものである。
【0027】第4の発明によるプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記ノズル部
材から吐出される隔壁粒の飛行線は隔壁を形成する対象
となる基板の主面に立てた法線に交差する方向であり、
吐出された隔壁粒が上記基板上に略長円形状をなして付
着するものである。
【0028】第5の発明によるプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁製造装置において、第1の隔壁材
料を含んでなる第1の隔壁粒により形成した第1の隔壁
に対して、上記第1の隔壁材料と親和性のない第2の隔
壁材料を含んでなる第2の隔壁粒を上記ノズル部材から
吐出することによって、上記第1の隔壁の凸部を削成
し、その表面形状を整形するものである。
【0029】第6の発明によるプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁製造装置において、第1の隔壁材
料を含んでなる第1の隔壁粒により形成した第1の隔壁
に対して、上記第1の隔壁材料と親和性のある第3の隔
壁材料を含んでなる第3の隔壁粒を上記ノズル部材から
吐出することによって、上記第1の隔壁の凹部を補填
し、その表面形状を整形するものである。
【0030】第7の発明によるプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁製造装置において、第1の隔壁粒
により形成した第1の隔壁に対して、硬化剤を含んでな
る第4の隔壁粒を上記ノズル部材から吐出することによ
って、上記第1の隔壁を硬化させるものである。
【0031】第8の発明によるプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記隔壁を形
成するための隔壁粒が紫外線硬化性材料を含むものであ
る。
【0032】第9の発明によるプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁製造装置において、隔壁を形成し
た後に蛍光材料をノズル部材から吐出することにより、
上記隔壁の表面に蛍光体の塗布を行うものである。
【0033】第10の発明によるプラズマディスプレイ
装置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマ
ディスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記ノズル
部材が、隔壁を形成する対象となる基板の主面に平行と
なるように該隔壁の幅に応じた相対的な往復運動をしな
がら、上記隔壁粒を吐出することにより、同隔壁を形成
するものである。
【0034】第11の発明によるプラズマディスプレイ
装置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマ
ディスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記ヘッド
が、配列された複数のノズル部材を有してなり、該ヘッ
ドは、隔壁を形成する対象となる基板の主面に平行な面
内において、該基板に対する相対的な回転位置を変化さ
せ得るように構成されたものである。
【0035】第12の発明によるプラズマディスプレイ
装置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマ
ディスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記ヘッド
と、隔壁を形成する対象となる基板と、の相対的な距離
を、隔壁を形成する際に一定に保持するべく、該ヘッド
と基板との少なくとも一方の位置を制御するヘッド距離
制御手段をさらに備えたものである。
【0036】第13の発明によるプラズマディスプレイ
装置の隔壁製造装置は、上記第1の発明によるプラズマ
ディスプレイ装置の隔壁製造装置において、上記ノズル
部材から吐出される隔壁粒の量を制御することにより形
成される隔壁の高さが一定となるようにする吐出量制御
手段をさらに備えたものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図36は本発明の一実施
形態を示したものであり、図1はプラズマディスプレイ
装置の隔壁製造装置の主として電気的な構成を示すブロ
ック図である。
【0038】このプラズマディスプレイ装置の隔壁製造
装置は、図1に示すように、ガラス基板22上に隔壁2
1を形成するためのヘッド15と、このヘッド15によ
る隔壁粒の吐出を制御して駆動するための吐出電圧制御
手段であり吐出量制御手段たるドライバ12と、上記ヘ
ッド15とガラス基板22との相対的な距離を計測する
ヘッド距離制御手段たるレーザ変位計13と、このレー
ザ変位計13による計測結果をデジタルデータに変換す
る処理等を行うデータ変換器14と、上記ヘッド15の
温度を計測する温度センサ4と、上記ガラス基板22に
対するヘッド15の相対的なx方向位置を計測するX位
置センサ5と、同ガラス基板22上に対するヘッド15
の相対的なy方向位置を計測するY位置センサ6と、上
記ヘッド15のx方向位置やy方向位置、あるいはガラ
ス基板22に対する距離などを移動させるためのモータ
7と、このモータ7を制御して駆動するためのモータド
ライバ8と、このプラズマディスプレイ装置の隔壁製造
装置に電力を供給する電源11と、この電源11からの
電力を上記モータドライバ8,ヘッド15,ドライバ1
2等を含む各回路に供給するためのパワーコントローラ
9と、プラズマディスプレイ装置の隔壁を製造するため
のプログラムや後述するようなパターンデータの変換テ
ーブル、補正データなどが記憶されているROM2と、
プラズマディスプレイ装置の隔壁を製造するためのプロ
グラムを実行する際の作業用のメモリ空間となるDRA
M3と、入力されるパターンデータや上記温度センサ
4,X位置センサ5,Y位置センサ6,レーザ変位計1
3などのデータを得て、上記プラズマディスプレイ装置
の隔壁を製造するためのプログラムに基づいて、上記ド
ライバ12やモータドライバ8を介してヘッド15やモ
ータ7を制御しガラス基板22上に隔壁21を製造する
CPU1と、を有して構成されている。
【0039】次に、このような構成のプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置の動作は、次のようになる。
【0040】隔壁の断面形状や個々の隔壁間のピッチな
どのパターンデータがCPU1に入力されると、該CP
U1は、パターンデータをまず上記DRAM3に一時的
に格納する。
【0041】CPU1は、このパターンデータをヘッド
15が吐出する(ヘッド数やライン数などの)データに
並べ替えて、順次読み取る。ここでは、例えばヘッドの
吐出口が40個ある場合には、40ドット分のデータを
読み取ることになる。
【0042】次に、パターンデータから得られるパター
ン幅を、上記ROM2に記憶されている変換テーブルを
参照して、ヘッド15からの吐出量に変換する。これに
より、パターン幅が狭い場合には吐出量(ドット径)を
減少させ、パターン幅が広い場合には吐出量(ドット
径)を増加させるような制御を行う。この吐出量の制御
は、具体的には、上記ドライバ12からヘッド15内の
後述する記録電極15aに印加するパルス状の吐出電圧
のパルス幅を制御することにより行われるようになって
いる。
【0043】続いて、上記温度センサ4のデータに応じ
て、上記ROM2に記憶されている吐出量を制御するた
めの補正データに基づき、ヘッド駆動用データの補正を
行い、補正後のヘッド駆動用データを上記ドライバ12
に送出する。
【0044】このドライバ12からヘッド15の記録電
極15aに適正電圧が印加されると、後述するように溶
液16中に帯電した状態で含まれている例えば鉛フリッ
ト等の隔壁材料でなる隔壁粒16aが、静電反発力によ
って印加電圧またはそのパルス幅に比例した粒径で、ガ
ラス基板22の方向へ吐出される。
【0045】上記レーザ変位計13は、ガラス基板22
に対するヘッド15の相対的な高さを検出するためのも
のであり、この相対的な高さが一定になるように、上記
CPU1は、フィードバック制御を行うようになってい
る。すなわち、隔壁21の高さを高精度に形成するため
には、ガラス基板22とヘッド15との相対距離が一定
であることが必要であるために、その制御を行うべく、
このレーザ変位計13が設けられたものである。
【0046】なお、ガラス基板22とヘッド15との相
対距離の調整は、ヘッド15を移動することにより行う
ようにしても良いし、あるいはガラス基板22側を移動
することにより行うようにしても構わない。
【0047】また、ここではレーザ変位計13を用いて
フィードバック制御することによりガラス基板22とヘ
ッド15との相対距離を一定に保つようにしているが、
これに限るものではなく、測定を行わずに単に機械精度
によって、相対距離を一定に保つようにしても構わな
い。
【0048】上記X位置センサ5とY位置センサ6は、
ガラス基板22とヘッド15との平面的な相対位置を検
出するものであり、例えばX,Y各方向へのリニアスケ
ール等でなる。これにより、ヘッド15とガラス基板2
2との平面的な位置関係を検出して、フィードバック制
御を行うようになっている。
【0049】なお、隔壁21の高さについては、特に高
い精度が要求されるために、上記レーザ変位計13を、
隔壁21自体の高さの測定に用いても良い。この場合に
は、上記x,y位置センサ5,6による測定結果と合わ
せてフィードバック制御しながら隔壁粒の吐出を行うこ
とができるために、隔壁21の断面形状を高い精度に保
つことが可能となる。
【0050】図2は上記ヘッド15の構造を示す一部断
面を含む側面図である。
【0051】このヘッド15は、単一のノズル部材でな
り、テーパ状をなすカバー15bの内部に記録電極15
aが配設されていて、これらカバー15bと記録電極1
5aの間は、溶液16に含まれた状態の隔壁粒16a
(図3等参照)がその表面張力によって環流する流通経
路となっている。そして、上記カバー15bの先端部が
溶液16に含まれた隔壁粒16aが放出される吐出口1
5cとなっていて、この吐出口15cの位置で、溶液1
6中の隔壁粒16aが高濃度に凝集されるようになって
いる。
【0052】また、上記流通経路を環流するプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁を形成するための材料(隔壁材
料)は、次のようになっている。
【0053】現在の一般的な隔壁材料は鉛フリットであ
り、この鉛フリット等でなる隔壁粒16aを上述したよ
うなヘッド15を用いて飛翔させるために、該隔壁粒1
6aを帯電させた状態で溶媒(非導電性のキャリア液
体、例えば水、エチルアルコールなど)中に含ませる。
【0054】そして、ヘッド15からは、溶液16に含
まれた状態の隔壁粒16aを吐出させて、その後に溶液
16中の溶媒を揮発させる等により、隔壁粒16aを堆
積させ隔壁21を形成するようになっている。
【0055】なお、例えば溶媒が水である場合には、鉛
フリット等でなる隔壁粒16aの比重によっては溶液1
6中に沈殿してしまうことが考えられるために、溶液1
6を常に攪拌する機能を備えさせることが望ましく、例
えば帯電した隔壁粒16aを溶液16中で攪拌するため
の攪拌電極を用いるようになっている。
【0056】このようなヘッド15を用いて隔壁粒16
aの堆積16a’を形成するには、図3から図6に示す
ように行う。図3は記録電極に電圧を印加していないと
きのヘッドを示す側断面図、図4は記録電極に電圧を印
加して隔壁粒が吐出されているときのヘッドを示す側断
面図、図5は吐出された隔壁粒がガラス基板に付着した
ときの様子を示す側断面図、図6はガラス基板に付着し
た溶液の溶媒が蒸発して隔壁粒だけが堆積した様子を示
す側断面図である。
【0057】図3に示すように、ガラス基板22を挟ん
で上記ヘッド15の反対側には、上記記録電極15aに
対応する対向電極17が配設されていて、上記ドライバ
12は、これらの電極にパルス状の吐出電圧を印加する
ようになっている。
【0058】ヘッド15内の上記流通経路を環流してい
る溶液16は、図3に示すように、表面張力によってメ
ニスカス状態16bを保っている。
【0059】上記CPU1の制御により、ドライバ12
を介して記録電極15aに図4(B)に示すようなプラ
スのパルス電圧を印加すると、図4(A)に示すよう
に、該記録電極15aと同極性であるプラスに帯電され
た隔壁粒16aに斥力が作用し、この斥力が溶液16の
表面張力よりも強くなったときに、静電反発によって隔
壁を形成する対象となる基板であるガラス基板22の方
向へ吐出される。このときには、隔壁粒16aはヘッド
15の先端部において十分に凝集されているために、高
濃度の隔壁粒16aが飛翔することになる。
【0060】こうして吐出される隔壁粒16aは、ヘッ
ド15を離れた後は、その表面張力により略球形状とな
って飛翔するが、該隔壁粒16aの大きさ(球径)は、
上述したように、印加するパルス電圧の幅等によって調
節することができるようになっている。
【0061】なお、記録電極15aに図4(B)に示し
たようにプラスのパルス電圧を印加するだけでなく、さ
らに、上記対向電極17に図4(C)に示すようなマイ
ナスのパルス電圧を印加することによって、隔壁粒16
aを吐出する力や速度をさらに増加させることが可能と
なる。
【0062】こうして吐出された隔壁粒16aは、図5
に示すように、溶液16に含まれたままの状態で、ガラ
ス基板22上に付着する。
【0063】その後に、放置するかあるいは加熱するこ
とにより、ガラス基板22上に吐出された溶液16が自
然蒸発または加熱蒸発によってなくなり、図6に示すよ
うに、隔壁材料だけがガラス基板22上に残留して堆積
16a’を形成する。
【0064】このような堆積16a’を後述するように
積層することにより、隔壁21が構成されるようになっ
ている。
【0065】続いて、ヘッドのより実用的な構成につい
て説明する。
【0066】図7は一次元状の細長い吐出口を有する単
体ヘッド15Aを示す斜視図、図8は一次元状の細長い
吐出口を有する単体ヘッドの内部構造を示す一部断面を
含む斜視図である。
【0067】この単体ヘッド15Aは、隔壁粒16aを
吐出する吐出口が一次元方向に沿った細長い形状をな
す、単一のノズル部材として構成されており、その吐出
口の長さはガラス基板22の幅Lgに対応した長さとな
っている。
【0068】上記単体ヘッド15Aは、上述したような
静電吐出技術を応用した吐出機構を用いている。すなわ
ち、図8に示すように、先端部が略三角柱状をなすカバ
ー15b’内に、複数の記録電極15a’が直線方向に
複数連続的に並べられて構成されており、これらの記録
電極15a’に上述したようなプラスのパルス電圧を印
加し、さらに必要に応じて、対向電極17にマイナスの
パルス電圧を印加することにより、隔壁粒16aが直線
状をなしてガラス基板22に向けて吐出される。
【0069】なお、ここでは静電吐出方式の技術を用い
る例について説明しているが、瞬間的に加熱を行って気
泡を発生させ溶液を飛散させるインクジェット方式の技
術を用いるようにしても構わない。
【0070】このときの、吐出のオン/オフ、吐出量、
吐出のタイミングは、上記図1に示したようなドライバ
12を含む電気回路によって制御されており、任意の位
置に任意の大きさ/高さを有するライン状のドットを形
成することが可能となっている。
【0071】こうして、直線状の吐出口を有する単体ヘ
ッド15Aを用いているために、一回の吐出動作を行う
だけで、図7に示すような幅が均一な直線状の堆積16
a’をガラス基板22上に形成することができる。従っ
て、この堆積16a’を積み重ねることによって、幅の
ばらつきがなく均一な断面形状の隔壁を精度良く形成す
ることが可能となる。
【0072】また、図9はガラス基板上に配置されてい
るマルチヘッドを示す斜視図、図10はガラス基板上に
配置されているマルチヘッドを示す側面図、図11はマ
ルチヘッドの吐出口の配列を示す底面図、図12はマル
チヘッドにより形成されるドットの様子を従来のプリン
タ等で用いられるヘッドにより形成されるドットと比較
して示す図である。
【0073】隔壁を構成する材料を吐出するマルチヘッ
ド15Bは、図9、図10に示すように、隔壁を形成す
る対象となる例えば矩形板状のガラス基板22の、長辺
または短辺の何れかに平行となるように、かつ該ガラス
基板22から所定距離だけ離隔するように配置されてい
る。
【0074】このマルチヘッド15Bの底面には、千鳥
格子状にn(n≧2)列、この図11に示す例では3列
の吐出口15cが形成されていて、つまり直線状に配列
した複数のノズル部材を3列に渡って平行位置をややず
らしながら並べて構成されている。
【0075】すなわち、各列同士は間隔Pをもって配列
されており、隣り合う列毎に、吐出口15cの配置が、
図示のL1だけシフトされるようになっている。このL
1は、同一列内の隣り合う吐出口15c同士の間隔の1
/nとなっており、上述のように3列でなる場合には、
3×(L1)が同一列内の隣り合う吐出口15c同士の
間隔となっている。
【0076】なお、各吐出口15cを含むノズル部分の
内部構成は、上記図2等に示したものと同様である。
【0077】n列に並んだ吐出口15cの、該マルチヘ
ッド15Bの長手方向に沿った最大幅Lは、図9に示す
ような隔壁の形成対象となるガラス基板22の幅Lgに
対応した長さとなっている。
【0078】このように構成されたマルチヘッド15B
を用いて隔壁21を形成する際には、上記n列(図11
の例では3列)の吐出口15cを全て用いて、ガラス基
板22上に1列の隔壁用のラインを形成するようになっ
ている。
【0079】すなわち、上記マルチヘッド15Bを用い
て隔壁粒16aを吐出する際には、例えばまず1列目の
吐出口15cを用いて吐出を行うことによりドットD1
(図12(A)参照)を形成し、次に、マルチヘッド1
5Bをガラス基板22に対して相対的に上記間隔Pだけ
移動させてから、2列目の吐出口15cを用いて吐出を
行うことによりドットD2(図12(A)参照)を形成
し、さらに、該間隔Pだけ移動させてから、3列目の吐
出口15cによる吐出を行うことによりドットD3(図
12(A)参照)を形成する。
【0080】このときのマルチヘッド15Bの位置の移
動は、上述したように、X位置センサ5やY位置センサ
6、あるいはレーザ変位計13による3次元的な検出結
果を参照して、フィードバック制御することにより、高
精度に行われるようになっている。
【0081】さらに、各吐出口の吐出オン/オフ、吐出
量(=ドットの大きさ、高さ)、吐出のタイミングは、
上記図1に示したようなドライバ12を含む構成により
電気的に制御されており、任意の位置に任意の大きさ/
高さを有するドットを形成することが可能となってい
る。
【0082】こうして、ガラス基板22上に形成される
ドットの、隣接するドット同士の間隔はL1となり、こ
のL1は、図12(A)に示すように、ガラス基板22
上に形成されるドットの大きさ(直径d)に対して、L
1<<dとなるように、つまりL1が直径dに対して充
分小さい値となるように構成されている。従って、全て
の吐出口15cが一様に吐出した場合には、複数のドッ
トが重なって形成されることになるために、太さのばら
つきが小さい1本の直線が形成される。
【0083】これに対して、図12(B)に示すよう
な、通常の画像プリンタ装置等に用いられるヘッドで
は、L1≒dの関係となっているのが普通であり、こう
したヘッドを用いると、隣接するドット同士が互いに重
ならない配置、あるいはわずかしか重ならない配置にな
っているために、形成される直線の幅にばらつきが生じ
てしまうことになる。
【0084】こうした従来のヘッドを用いた場合には、
隔壁を形成しようとしても形状が大きくばらついたり、
精度が出なかったり、隔壁にピン溝が生じてしまったり
するなどの不具合が発生する可能性が高い。
【0085】従って、上記図9から図11に示したよう
なマルチヘッド15Bを用いて上記図12(A)に示し
たようなドットを形成することにより、このような不具
合を解消して、幅のそろった高精度な直線を形成するこ
とが可能であり、さらに、こうした直線を積み重ねるこ
とによって、幅のばらつきがない均一な断面形状の隔壁
21を高精度に形成することができる。
【0086】上述したような単体ヘッド15Aやマルチ
ヘッド15Bを用いて、ガラス基板22上の同じ位置に
ドットを重ねて打つことにより、材料を積み重ねて形成
される隔壁21の形状について、図13、図14を参照
して説明する。
【0087】図13は理想的な形状の隔壁を有するプラ
ズマディスプレイ装置を示す断面図、図14はガラス基
板上に形成した理想的な形状の隔壁を示す断面図であ
る。
【0088】プラズマディスプレイ装置は、図13に示
すように、背面側のガラス基板22上に、データ電極2
4を形成し、さらにその上に隔壁21を上述したように
ドットの積層により形成する。
【0089】このときの隔壁21の形状は、図14に示
すように、隔壁単体ピッチRPが例えば165μm以上
でかつトータルピッチ公差が±10〜50μmであるこ
と、隔壁21の先端21aの幅RWができるだけ細いこ
とが望ましくできれば20μm以下であること、隔壁2
1の高さRHが120〜150μmでかつ隔壁高さ面内
ばらつきが±5μmであることが、高精度化を図るため
には望ましいものとなっている。これらの値を比較すれ
ば分かるように、隔壁21は、その高さにおいて、最も
高い精度を要求されている。
【0090】このような隔壁21の表面には、発光色
(R,G,B)に応じた蛍光体27が塗布されるように
なっている。
【0091】そして、該隔壁21の先端21aに当接す
るように前面基板23が取り付けられるようになってお
り、この前面基板23には透明電極25が形成されてい
る。そして、隔壁21同士の間となる空間26には、希
ガスが封入されるようになっている。
【0092】このような構成のプラズマディスプレイ装
置の信頼性を高めるためには、隔壁21の緻密性が高
く、封入した希ガスがリークすることがなく、蛍光体の
リークもなく、強度が高く、電気的特性が安定している
ことが必要である。
【0093】さらに、封入した希ガスが長期間の間に劣
化するのを防止するために、隔壁21の残留炭素量をで
きるだけ少なくすることも必要である。
【0094】そして、希ガスを封入する空間の密閉性を
高めるために、隔壁21の先端21aが平坦で、欠けや
脱落がないことが必要となっている。
【0095】このようなプラズマディスプレイ装置は、
上述したように、電極間で放電を行うことにより、発生
した紫外線が隔壁21に塗布されている蛍光体27に当
たって、その蛍光体27の発光色に応じた可視光を発光
するようになっている。
【0096】次に、上述したようなドットを積み重ねて
隔壁21を形成する手段について、具体的に説明する。
【0097】図15は、ドットの径を変化させて隔壁を
構成する例を示す図である。
【0098】この例では、隔壁21の断面の上下方向で
ドットの径が変化するように、記録電極に印加するパル
ス電圧の幅を制御している。より具体的には、隔壁21
を構成するドットの各径を一番下から順に、φd1 ,φ
d2 ,φd3 ,…,φdn とすると、これらの各径間
に、φd1 >φd2 >φd3 >…>φdn なる関係が成
立するように形成している。
【0099】こうして、ドットの径を変化させることに
より、任意の断面形状を有する隔壁を形成し得るため
に、理想的な形状の隔壁を得ることが可能となる。
【0100】図16は、ドットの数を変化させて隔壁を
構成する例を示す図である。
【0101】隔壁21の高さ方向において、下側ほど吐
出するドットの数を多くし、上に行くに従ってドットの
数を減少させたものである。このようなドットの配置
は、材料を吐出する吐出口のオン/オフの制御と共に、
ヘッドの位置を上記X位置センサ5とY位置センサ6と
によって検出しながら、モータドライバ8を介してモー
タ7を駆動することにより、位置決め制御するようにな
っている。
【0102】これにより、任意の位置に任意の断面形状
を有する隔壁を形成し得るために、理想的な形状の隔壁
とすることが可能となる。
【0103】図17はドット径の大きい骨格用隔壁粒の
配列を示す平面図、図18は骨格用隔壁粒の間にドット
系の小さい隙間用隔壁粒を配置する構成を示す平面図で
ある。
【0104】例えば上記図16に示したような構成の隔
壁を、より堅牢にするための構成を示すのがこの図17
および図18である。
【0105】すなわち、先ず、隔壁を構成する骨格とな
る径の大きい骨格用隔壁粒LDを吐出して、図17に示
すような骨格構造を形成する。次に、図18に示すよう
に、径の小さい隙間用隔壁粒SDを吐出して、骨格用隔
壁粒LDによって形成された隔壁の隙間を埋めることに
より、より高密度化された堅牢な隔壁を形成することが
可能となる。
【0106】図19は隔壁を形成する工程と同時に蛍光
体を塗布する工程を行う様子を示す図である。
【0107】ガラス基板22上に、図19(A)に示す
ような骨格用隔壁粒LDにより隔壁基体21bが形成さ
れた状態において、さらに、蛍光材料を含んでなる隙間
用隔壁粒SDを吐出することにより、図19(B)に示
すように、骨格用隔壁粒LD同士の隙間を埋めて表面を
平滑化するとともに、表面に蛍光体31が塗布された隔
壁21を得ることができる。
【0108】このような手段を用いれば、プラズマディ
スプレイ装置を形成するときに必要な蛍光体の塗布の工
程を、別途行う必要がなくなり、高精度のプラズマディ
スプレイ装置をより高い生産性で製造することが可能と
なる。
【0109】図20は紫外線硬化性材料を用いて隔壁を
形成する工程を示す図である。
【0110】図20(A)に示す隔壁基体21cは、バ
インダに紫外線硬化性材料(例えばアクリル系、エポキ
シ系、ポリエン・チオール系など)を含浸させた隔壁粒
材料により形成されたものである。
【0111】吐出によりこの図20(A)に示すような
形状が形成されたら、その後に、図20(B)に示すよ
うに、紫外線(UV)を照射することにより硬化させ
て、隔壁21を形成する。
【0112】このような手段を用いれば、溶媒の蒸発等
を待つことなく、紫外線の照射により固化させることが
できる。
【0113】図21はレジスト材を用いて隔壁を形成す
る工程を示す図である。
【0114】まず、ガラス基板22上に、図21(A)
に示すように、紫外線硬化型の隔壁形成材料32を、形
成しようとしている隔壁の高さと同一の厚みとなるよう
に、一様に塗布する。
【0115】次に、隔壁形成材料32とは別の成分から
なるレジスト材33をヘッドから吐出して、図21
(B)に示すように、既に塗布してある隔壁形成材料3
3上に溝状に形成する。
【0116】この状態において、図21(C)に示すよ
うに紫外線を照射することにより、レジスト材33を吐
出した部分を除いた隔壁形成材料32の部分がガラス基
板22上で硬化する。
【0117】その後に、該レジスト材33を、例えば水
圧、振動、加熱蒸発などによって除去することにより、
図21(D)に示すような隔壁21のみがガラス基板2
2上に残ることになる。
【0118】このような手段を用いれば、任意の断面形
状を有する隔壁を形成し得るために、理想的な形状の隔
壁とすることが可能となる。さらに、あらかじめ一様に
塗布した面が隔壁の上端面となるために、隔壁の高さを
高い精度で均一に揃えることができるとともに、該隔壁
の上端面の形状を高精度に平坦化することが可能とな
る。
【0119】図22は二液性硬化型材料を用いて強度の
高い隔壁を形成する工程を示す図である。
【0120】図22(A)に示すように、先ず、例えば
エポキシ系でなる二液性硬化型材料の主剤を混合した隔
壁形成材料を使用して、該隔壁形成材料をヘッドから吐
出することにより、隔壁基体21dを形成する。
【0121】次に、図22(B)に示すように、主剤が
混合された隔壁基体21dに対して、硬化剤34を塗布
して隔壁基体21dの表面形状を整えると共に、該隔壁
基体21dを硬化させる。
【0122】このときの硬化剤34の塗布は、主剤を吐
出させるヘッドとは別のヘッドを用いて硬化剤を吐出さ
せることにより行っても良いし、あるいは一般的なディ
スペンサを用いて塗布するようにしても構わない。
【0123】これにより最終的に、図22(C)に示す
ような、所望の形状でかつ強度の高い隔壁21を得るこ
とができる。
【0124】なお、バインダを調整して主剤に粘度が低
い隔壁形成材料を選定することにより、隔壁基体を形成
した後に、所定の精度や形状を満たしていない場合に
は、後からその部分だけを修正することができ、その後
に硬化剤によって硬化させるようにすれば良い。このよ
うな手段を用いることにより、歩留まりを向上すること
ができる。
【0125】図23は蛍光材料を含浸させた硬化剤を用
いて強度の高い隔壁を形成する工程を示す図である。
【0126】図23(A)に示すような、二液性硬化型
材料の主剤を混合した隔壁形成材料により形成された隔
壁基体21dを硬化させる際に、蛍光材料を含浸させた
硬化剤35を図23(B)に示すように塗布して、同時
に表面の平滑化も行うようにする。
【0127】このとき、硬化剤を兼ねる蛍光材料を吐出
するヘッドは、隔壁基体21dを形成する主剤を吐出す
るヘッドと一体型であっても良いし、あるいは各別体に
設けて、それぞれが独立に駆動されるような分離構造と
しても良い。
【0128】これにより、隔壁基体を硬化させる工程
と、蛍光体を塗布する工程とを兼ねることができるため
に、プラズマディスプレイ装置を形成する作業工程を大
幅に簡略化することができ、生産性を向上することが可
能となる。
【0129】図24はガラス基板上に略長円形状のドッ
トを形成するためにヘッドを傾ける様子を示す斜視図、
図25は傾けたヘッドにより隔壁粒が吐出されていると
きの様子を示す側断面図、図26は斜めに吐出された隔
壁粒がガラス基板上に付着している様子を示す側断面図
である。
【0130】この図24、図25、図26は、通常の球
状をなす隔壁粒を吐出する例えば上述したヘッド15を
用いて、ガラス基板22上に略長円形状のドットを形成
する構成を示している。
【0131】すなわち、上記ヘッド15は、ガラス基板
22の主面に立てた法線に対して、図示のような適宜の
角度θを持たせて、傾けて配設されている。
【0132】これにより、記録電極15aにパルス電圧
を印加すると、ヘッド15からガラス基板22に吐出さ
れる隔壁粒16dは、ガラス基板22の面に対して斜め
に入射する飛行線を描き、図26に示すようにガラス基
板22上に付着して、図24に示すような略長円形状の
ドットDAが形成される。
【0133】なお、ヘッド15から吐出されて飛翔して
いる状態の隔壁粒16dは、図24においては、円板形
状に図示しているが、これは隔壁粒16dがガラス基板
22に付着後に略長円形状のドットDAとなることを分
かり易く図示するためであり、実際には、上述したよう
に表面張力によって略球状となる。
【0134】このような円形以外のドットを用いれば、
形成する線の幅をコントロールしたり、より凹凸の少な
い直線を形成することが可能となる。
【0135】図27は略長円形状のドットを形成するた
めのヘッドを示す斜視図である。
【0136】このヘッド15Cは、その先端部が例えば
上記図8に示すような平面積層構造をなす単一のノズル
部材として構成されていて、やや細長の吐出口を有する
ものとなっている。
【0137】このような構成のヘッド15Cを用いれ
ば、ヘッド自体を傾けなくても、垂直な姿勢のままで、
ガラス基板22の面上に略長円形状のドットDBを形成
することができる。
【0138】図28は略長円形状のドットを同位置で積
層する様子を示す斜視図、図29は略長円形状のドット
を互い違いに積層する様子を示す斜視図である。
【0139】上述したような略長円形状のドットDA,
DBを用いて隔壁を形成する場合に、単純に同位置でド
ットDA,DBを揃えて積層すると、図28に示すよう
になって、隣り合うドットDA,DB同士の繋ぎ目部分
Dc が凹部となってしまい、この繋ぎ目部分Dc がネッ
クとなって、隔壁の密度や堅牢性を低下させてしまう可
能性がある。
【0140】そこで、図29(A)、およびその矢印F
方向から見たときの側面図である図29(B)に示すよ
うに、少なくとも2層以上に渡り、積層する上下の段の
ドットDA,DBを、その繋ぎ目の部分が互い違いにな
るようにして積層する。
【0141】つまり、ドットDA,DBの並び方向の径
をd1 とすると、d1 /2だけ上下の段でシフトするよ
うにして積層させることにより、隔壁の堅牢性をより高
めることができる。
【0142】図30は互い違いに積層した略長円形状の
ドットを溶融して一体化させる様子を示す斜視図であ
る。
【0143】上記図29に示したような、上下の段で互
い違いとなるように積層されたドットDA,DB(図3
0(A)参照)は、さらにその後に、図30(B)に示
すように、熱処理等を行ってドットのエッジを溶解させ
ることにより、ドット同士の隙間を緊密に埋めることが
でき、より堅牢で隙間のない隔壁21を形成することが
可能となる。
【0144】図31はヘッドを微小振動させて隔壁の形
状を形作る様子を示す図である。
【0145】この例においては、一定の径の隔壁粒が吐
出されるヘッド15を、図31(A)に示す中心線Mの
左右に、図31(B)に示すような隔壁21の高さに応
じた相対的な振幅で振動させて、隔壁を形成するように
なっている。
【0146】すなわち、隔壁21の高さに応じた幅形状
を、図31(A)に示すような底辺部が幅広で頂点部は
幅狭の形状とするために、図31(B)に示すように、
隔壁21の低い部分を形成する際には大きい振幅で例え
ば低周波により振動させ、隔壁21の高さが高くなるに
従って振幅を徐々に小さくして行き、隔壁21の頂点部
分を形成する際には振幅を最も小さくして例えば最も高
い周波数で振動させることにより、形状の形成を行う。
【0147】なお、ヘッド15とガラス基板22とが相
対的に振動すればよいために、ヘッド15を振動させる
ようにしても良いし、あるいはガラス基板22を振動さ
せるようにしても良いし、あるいは双方を振動させるこ
とも可能である。
【0148】また、隔壁を形成する際の振幅や振動の周
波数を時間的に任意に変化させれば、任意の断面形状の
隔壁を形成することが可能である。
【0149】このような手段を用いれば、ヘッド15の
吐出口の間隔や配置によることなく、任意の断面形状を
有する隔壁を形成し得るために、理想的な形状の隔壁と
することが可能となる。
【0150】図32は隔壁形成材料とは親和性のない仕
上げ材を用いて隔壁表面の平滑化を図る様子を示す図で
ある。
【0151】上述したように形成される隔壁の表面の平
滑度をさらに向上させるための手段の一例を、図32を
参照して説明する。
【0152】ドットの積層等により形成された隔壁基体
21bは、図32(A)に示すように、表面が必ずしも
滑らかとはなっていない。そこで、隔壁基体21bを構
成する隔壁形成材料とは親和性のない別の物質(仕上げ
材と呼ぶ)38を、隔壁基体21bの上から吹き付け
て、該仕上げ材38が衝突するときの作用によって隔壁
基体21bの表面を削成することにより均して、図32
(B)に示すように、よりその平滑度を向上した隔壁2
1を形成するようにしたものである。
【0153】仕上げ材38は、上述したように、隔壁形
成材料と親和性のない材料を選択しているために、隔壁
基体21bの表面に固着してしまうことはなく、放置し
ておいても自然に剥離するようになっているが、後の工
程において洗浄を行うことにより、確実に仕上げ材を除
去するようにしても構わない。
【0154】なお、仕上げ材38を吹き付けるヘッド
は、隔壁形成材料を吐出するためのヘッドとは別体に設
けるようにしても良いし、あるいは同一のヘッドを用い
て、ヘッドヘの吹き付け材供給路を切り替えるようにし
ても構わない。
【0155】なお、例えば上記図22に示したような硬
化処理を行う場合には、硬化を行う前に円滑化を図れば
より容易に表面を滑らかにすることができるし、硬化を
行った後に円滑化を図れば、より微細に表面を滑らかに
することができる。従って、必要に応じて硬化処理の前
後の平滑化処理を使い分けるようにすると良い。
【0156】図33は隔壁形成材料と親和性のある仕上
げ材を用いて隔壁表面の平滑化を図る様子を示す図であ
る。
【0157】上記32に示した例においては隔壁形成材
料とは親和性のない仕上げ材を用いたのに対して、この
図33に示す例は、親和性のある仕上げ材を用いるよう
にした例である。
【0158】すなわち、図33(A)に示すような、ド
ットの積層等により形成された隔壁基体21bの表面に
対して、隔壁形成材料と親和性のある別の物質(仕上げ
材と呼ぶ)39を吹き付けることにより、図33(B)
に示すように、隔壁基体21bの段差を補填して、隔壁
21の平滑度を上げるようにしたものである。
【0159】なお、仕上げ材を吹き付けるヘッドは、隔
壁形成材料塗布用のヘッドと別体であっても同一であっ
ても良いことは、上述と同様である。
【0160】さらに、仕上げ材を吹き付けるのは、上記
図22に示したような硬化処理を行う前後の何れであっ
ても構わないことも同様である。
【0161】図34は格子状をなす隔壁を形成するため
のガラス基板およびヘッドの配置を示す平面図である。
【0162】AC型のプラズマディスプレイ装置はスト
ライプ状に隔壁が形成されているが、これに対して、D
C型のプラズマディスプレイ装置は格子状(セル状)に
隔壁が形成されるようになっている。そこで、この図3
4に示した例は、格子状の隔壁を形成するための構成で
ある。
【0163】矩形状をなすガラス基板22の、x方向に
はx方向用ヘッド15Xが配設され、y方向にはy方向
用ヘッド15Yが配設されている。これらのヘッド15
X,15Yは、互いに直交する方向にガラス基板22上
を移動可能となるように設けられている。
【0164】このような構成において、隔壁を形成する
場合には、例えばまずx方向にx方向用ヘッド15Xを
移動させてx方向についての隔壁を形成した後に、次
に、y方向用ヘッド15Yを移動させてy方向について
の隔壁することにより、格子状の隔壁が形成される。
【0165】このような構成によれば、格子状の隔壁を
形成することも容易に可能となる。なお、この図34に
示した構成は、x方向用またはy方向用の何れか一方の
ヘッドのみを用いることにより、何等構成を変更するこ
となく、ストライプ状の隔壁を製造することも可能であ
り、汎用性の高い装置となっている。
【0166】図35は格子状をなす隔壁を形成するため
のプラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置の他の構成
例を示す平面図である。
【0167】このプラズマディスプレイ装置の隔壁製造
装置には、図35(A)に示すように、直線状のドット
を形成することができる1つのヘッド15Zが設けられ
ている。このヘッド15Zは、矩形状をなすガラス基板
22の長辺に対応することができる長さのものである。
そして、このヘッド15Zは、形成する直線状のドット
に垂直な方向に、上記モータ7により駆動されて移動可
能となっている。なお、この移動位置の制御は、上述し
たようなX位置センサ5やY位置センサ6による検出結
果を参照して、フィードバック制御されることは勿論で
ある。
【0168】また、上記ガラス基板22は、テーブル4
1上に固定されるようになっており、このテーブル41
は回転軸41a周りに回動可能となるように支持されて
いて、該回転軸41aは、図示しないモータ等の駆動力
によって回動されるようになっている。
【0169】このような構成において、隔壁を形成する
際には、まず、図35(B)に示すように、ガラス基板
22の一辺に平行となるようにストライプ状に隔壁21
を形成し、次に、図35(C)に示すように、上記テー
ブル41を90度回転させて、ガラス基板22の他の一
辺に平行となるようにさらにストライプ状に隔壁21を
形成することにより、格子状の隔壁が形成される。
【0170】この図35に示した構成においても、スト
ライプ状の隔壁のみを形成することが可能であることは
上述と同様である。
【0171】図36はヘッドの走査方向に対してヘッド
を傾けることにより、隔壁同士のピッチを可変とする様
子を示す図である。
【0172】この図36に示すヘッドは、上記図3等に
示したようなノズル部材でなる単体のヘッドを、所定の
間隔を持って複数並べて構成されたものである。さら
に、上述したヘッドが、ノズル部材の並び方向と同方向
の隔壁を形成していたのに対して、この図36に示すヘ
ッドは、ノズル部材の並び方向に直交する方向にドット
を順次打って行くことにより、隔壁を形成するものとな
っている。
【0173】すなわち、この例のヘッドは、間隔DP0
をもって直線状に配列された複数のノズル部材を有して
構成されていて、走査方向に対するノズル部材の並び方
向を回転して変化させることができるようになってい
る。
【0174】このようなヘッドを用いて、該ノズル部材
の並び方向と直交する方向に走査しながらドットDを打
って隔壁を形成して行くと、図36(B)に示すような
ピッチDP0 をなす隔壁が、ヘッドの走査方向に形成さ
れて行く。
【0175】一方、該ヘッドを走査方向に対して回転さ
せると、図36(A)に示すように、上記ピッチDP0
よりも間隔の狭いピッチDP1 の隔壁が、走査方向に沿
って各形成される。
【0176】このときのピッチDP1 は、ヘッドの回転
角度により任意に調整することができるようになってお
り、従って、任意のピッチを有するストライプ状の隔壁
を形成することが可能である。こうして、ピッチの異な
る隔壁を形成する場合にも、新たな設備を用意すること
なく対応することができる。
【0177】このような実施形態によれば、ヘッドのノ
ズル部材から隔壁粒を吐出することにより隔壁を形成し
ているために、形状や寸法精度の高い隔壁を、比較的小
規模な生産設備で短い加工時間により製造することが可
能となる。
【0178】また、生産設備を大幅に変更することな
く、様々な寸法や形状の隔壁を製造することができ、隔
壁を製造するのと同一の工程において蛍光体の塗布も行
うことができるために、より生産性を高めることが可能
となる。
【0179】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0180】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明のプラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置によれ
ば、ヘッドのノズル部材から隔壁粒を吐出することによ
り隔壁を形成しているために、形状や寸法精度の高い隔
壁を、比較的小規模な生産設備で製造することが可能と
なる。
【0181】また、請求項2による本発明のプラズマデ
ィスプレイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記
載の発明と同様の効果を奏するとともに、隔壁粒の球径
を制御することができるために、より精度の高い隔壁
を、より容易に製造することが可能となる。
【0182】さらに、請求項3による本発明のプラズマ
ディスプレイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に
記載の発明と同様の効果を奏するとともに、縦横比の異
なる隔壁粒を吐出することができるために、より強固で
緊密性の高い隔壁を効率的に形成することが可能とな
る。
【0183】請求項4による本発明のプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏するとともに、隔壁粒を基板上に略
長円形状をなして付着させることができるために、より
強固で緊密性の高い隔壁を効率的に形成することが可能
となる。
【0184】請求項5による本発明のプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏するとともに、隔壁の凸部を削成し
て表面形状を整形しているために、より理想的な形状の
隔壁を形成することが可能となる。
【0185】請求項6による本発明のプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏するとともに、隔壁の凹部を補填し
て表面形状を整形しているために、より理想的な形状の
隔壁を形成することが可能となる。
【0186】請求項7による本発明のプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏するとともに、硬化剤を用いて隔壁
を硬化させているために、より強固で信頼性の高い隔壁
を形成することが可能となる。
【0187】請求項8による本発明のプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏するとともに、紫外線硬化性材料を
含む隔壁粒を用いているために、紫外線を照射するだけ
で、容易に隔壁を硬化させることが可能となる。
【0188】請求項9による本発明のプラズマディスプ
レイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏するとともに、隔壁の表面への蛍光
体の塗布を、ノズル部材からの吐出により行っているた
めに、比較的小規模な生産設備で容易に蛍光体の塗布を
行うことが可能となる。
【0189】請求項10による本発明のプラズマディス
プレイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の
発明と同様の効果を奏するとともに、ノズル部材が隔壁
の幅に応じた相対的な往復運動をすることにより、任意
の断面形状の隔壁を形成することができる。
【0190】請求項11による本発明のプラズマディス
プレイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の
発明と同様の効果を奏するとともに、ヘッドの回転位置
を変化させることにより、複数のヘッドを必要とするこ
となく、異なる方向の隔壁を形成することが可能とな
り、または、隔壁のピッチを変化させることが可能とな
る。
【0191】請求項12による本発明のプラズマディス
プレイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の
発明と同様の効果を奏するとともに、ヘッドと基板との
距離が一定に制御されるために、特に隔壁の高さについ
て、より高い精度の隔壁を形成することが可能となる。
【0192】請求項13による本発明のプラズマディス
プレイ装置の隔壁製造装置によれば、請求項1に記載の
発明と同様の効果を奏するとともに、吐出される隔壁粒
の量を制御することができるために、特に隔壁の高さに
ついて、より高い精度の隔壁を形成することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプラズマディスプレイ装
置の隔壁製造装置の主として電気的な構成を示すブロッ
ク図。
【図2】上記実施形態のヘッドの構造を示す一部断面を
含む側面図。
【図3】上記実施形態において、記録電極に電圧を印加
していないときのヘッドを示す側断面図。
【図4】上記実施形態において、記録電極に電圧を印加
して隔壁粒が吐出されているときのヘッドを示す側断面
図。
【図5】上記実施形態において、吐出された隔壁粒がガ
ラス基板に付着したときの様子を示す側断面図。
【図6】上記実施形態において、ガラス基板に付着した
溶液の溶媒が蒸発して隔壁粒だけが堆積した様子を示す
側断面図。
【図7】上記実施形態において、一次元状の細長い吐出
口を有する単体ヘッドを示す斜視図。
【図8】上記実施形態において、一次元状の細長い吐出
口を有する単体ヘッドの内部構造を示す一部断面を含む
斜視図。
【図9】上記実施形態において、ガラス基板上に配置さ
れているマルチヘッドを示す斜視図。
【図10】上記実施形態において、ガラス基板上に配置
されているマルチヘッドを示す側面図。
【図11】上記実施形態のマルチヘッドの吐出口の配列
を示す底面図。
【図12】上記実施形態において、マルチヘッドにより
形成されるドットの様子を従来のプリンタ等で用いられ
るヘッドにより形成されるドットと比較して示す図。
【図13】上記実施形態において、理想的な形状の隔壁
を有するプラズマディスプレイ装置を示す断面図。
【図14】上記実施形態において、ガラス基板上に形成
した理想的な形状の隔壁を示す断面図。
【図15】上記実施形態において、ドットの径を変化さ
せて隔壁を構成する例を示す図。
【図16】上記実施形態において、ドットの数を変化さ
せて隔壁を構成する例を示す図。
【図17】上記実施形態において、ドット径の大きい骨
格用隔壁粒の配列を示す平面図。
【図18】上記実施形態において、骨格用隔壁粒の間に
ドット系の小さい隙間用隔壁粒を配置する構成を示す平
面図。
【図19】上記実施形態において、隔壁を形成する工程
と同時に蛍光体を塗布する工程を行う様子を示す図。
【図20】上記実施形態において、紫外線硬化性材料を
用いて隔壁を形成する工程を示す図。
【図21】上記実施形態において、レジスト材を用いて
隔壁を形成する工程を示す図。
【図22】上記実施形態において、二液性硬化型材料を
用いて強度の高い隔壁を形成する工程を示す図。
【図23】上記実施形態において、蛍光材料を含浸させ
た硬化剤を用いて強度の高い隔壁を形成する工程を示す
図。
【図24】上記実施形態において、ガラス基板上に略長
円形状のドットを形成するためにヘッドを傾ける様子を
示す斜視図。
【図25】上記実施形態において、傾けたヘッドにより
隔壁粒が吐出されているときの様子を示す側断面図。
【図26】上記実施形態において、斜めに吐出された隔
壁粒がガラス基板上に付着している様子を示す側断面
図。
【図27】上記実施形態において、略長円形状のドット
を形成するためのヘッドを示す斜視図。
【図28】上記実施形態において、略長円形状のドット
を同位置で積層する様子を示す斜視図。
【図29】上記実施形態において、略長円形状のドット
を互い違いに積層する様子を示す斜視図。
【図30】上記実施形態において、互い違いに積層した
略長円形状のドットを溶融して一体化させる様子を示す
斜視図。
【図31】上記実施形態において、ヘッドを微小振動さ
せて隔壁の形状を形作る様子を示す図。
【図32】上記実施形態において、隔壁形成材料とは親
和性のない仕上げ材を用いて隔壁表面の平滑化を図る様
子を示す図。
【図33】上記実施形態において、隔壁形成材料と親和
性のある仕上げ材を用いて隔壁表面の平滑化を図る様子
を示す図。
【図34】上記実施形態において、格子状をなす隔壁を
形成するためのガラス基板およびヘッドの配置を示す平
面図。
【図35】上記実施形態において、格子状をなす隔壁を
形成するためのプラズマディスプレイ装置の隔壁製造装
置の他の構成例を示す平面図。
【図36】上記実施形態において、ヘッドの走査方向に
対してヘッドを傾けることにより、隔壁同士のピッチを
可変とする様子を示す図。
【符号の説明】
1…CPU 2…ROM 3…DRAM 4…温度センサ 5…X位置センサ 6…Y位置センサ 7…モータ 8…モータドライバ 12…ドライバ(吐出電圧制御手段、吐出量制御手段) 13…レーザ変位計(ヘッド距離制御手段) 15,15C,15Z…ヘッド(ノズル部材を含む) 15A…単体ヘッド(ノズル部材を含む) 15B…マルチヘッド(ノズル部材を含む) 15X…x方向用ヘッド(ノズル部材を含む) 15Y…y方向用ヘッド(ノズル部材を含む) 15a,15a’…記録電極 15b…カバー 15c…吐出口 16…溶液 16a…隔壁粒 16a’…堆積 21…隔壁 22…ガラス基板(基板) 27,31…蛍光体 32…隔壁形成材料 33…レジスト材 34…硬化剤 35…硬化剤(蛍光材料を含む) 38…仕上げ材(第1の隔壁材料と親和性のない第2の
隔壁材料を含む) 39…仕上げ材(第1の隔壁材料と親和性のある第3の
隔壁材料を含む) 41…テーブル 41a…回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田 明広 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小林 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山田 秀俊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 5C027 AA09 5C040 FA02 FA04 GB03 GB14 GF19

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイ装置の隔壁を製造
    するための装置であって、 上記隔壁を形成するための隔壁粒を吐出するノズル部材
    を有するヘッドを具備したことを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイ装置の隔壁製造装置。
  2. 【請求項2】 上記ノズル部材は、吐出電圧を印加する
    ことにより略球状をなす隔壁粒を吐出するものであっ
    て、 上記隔壁粒の球径を制御するための吐出電圧制御手段を
    さらに具備したことを特徴とする請求項1に記載のプラ
    ズマディスプレイ装置の隔壁製造装置。
  3. 【請求項3】 上記ノズル部材は、隔壁粒を吐出する方
    向と直交する方向に複数の記録電極を有してなり、この
    記録電極に吐出電圧を印加することにより、該ノズル部
    材が縦横比の異なる隔壁粒を吐出するものであることを
    特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置
    の隔壁製造装置。
  4. 【請求項4】 上記ノズル部材から吐出される隔壁粒の
    飛行線は、隔壁を形成する対象となる基板の主面に立て
    た法線に交差する方向であり、 吐出された隔壁粒が上記基板上に略長円形状をなして付
    着することを特徴とする請求項1に記載のプラズマディ
    スプレイ装置の隔壁製造装置。
  5. 【請求項5】 第1の隔壁材料を含んでなる第1の隔壁
    粒により形成した第1の隔壁に対して、上記第1の隔壁
    材料と親和性のない第2の隔壁材料を含んでなる第2の
    隔壁粒を上記ノズル部材から吐出することによって、上
    記第1の隔壁の凸部を削成し、その表面形状を整形する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ
    ディスプレイ装置の隔壁製造装置。
  6. 【請求項6】 第1の隔壁材料を含んでなる第1の隔壁
    粒により形成した第1の隔壁に対して、上記第1の隔壁
    材料と親和性のある第3の隔壁材料を含んでなる第3の
    隔壁粒を上記ノズル部材から吐出することによって、上
    記第1の隔壁の凹部を補填し、その表面形状を整形する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ
    ディスプレイ装置の隔壁製造装置。
  7. 【請求項7】 第1の隔壁粒により形成した第1の隔壁
    に対して、硬化剤を含んでなる第4の隔壁粒を上記ノズ
    ル部材から吐出することによって、上記第1の隔壁を硬
    化させるものであることを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置。
  8. 【請求項8】 上記隔壁を形成するための隔壁粒は、紫
    外線硬化性材料を含むものであることを特徴とする請求
    項1に記載のプラズマディスプレイ装置の隔壁製造装
    置。
  9. 【請求項9】 隔壁を形成した後に、蛍光材料をノズル
    部材から吐出することにより、上記隔壁の表面に蛍光体
    の塗布を行うものであることを特徴とする請求項1に記
    載のプラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置。
  10. 【請求項10】 上記ノズル部材は、隔壁を形成する対
    象となる基板の主面に平行となるように該隔壁の幅に応
    じた相対的な往復運動をしながら、上記隔壁粒を吐出す
    ることにより、同隔壁を形成するものであることを特徴
    とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の隔
    壁製造装置。
  11. 【請求項11】 上記ヘッドは、配列された複数のノズ
    ル部材を有してなり、 該ヘッドは、隔壁を形成する対象となる基板の主面に平
    行な面内において、該基板に対する相対的な回転位置を
    変化させ得るように構成されたものであることを特徴と
    する請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の隔壁
    製造装置。
  12. 【請求項12】 上記ヘッドと、隔壁を形成する対象と
    なる基板と、の相対的な距離を、隔壁を形成する際に一
    定に保持するべく、該ヘッドと基板との少なくとも一方
    の位置を制御するヘッド距離制御手段をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレ
    イ装置の隔壁製造装置。
  13. 【請求項13】 上記ノズル部材から吐出される隔壁粒
    の量を制御することにより、形成される隔壁の高さが一
    定となるようにする吐出量制御手段をさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ
    装置の隔壁製造装置。
JP11142144A 1999-05-21 1999-05-21 プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置 Withdrawn JP2000331617A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142144A JP2000331617A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置
US09/572,426 US6595819B1 (en) 1999-05-21 2000-05-16 Equipment for fabricating partitioning ribs of plasma display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142144A JP2000331617A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000331617A true JP2000331617A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15308397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11142144A Withdrawn JP2000331617A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6595819B1 (ja)
JP (1) JP2000331617A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100689310B1 (ko) * 2002-11-11 2007-03-08 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 표시패널의 디스펜서 및 이를 이용한 노즐과 기판의갭 제어방법
JP4288475B2 (ja) * 2003-06-12 2009-07-01 セイコーエプソン株式会社 ディスプレイ装置の製造方法と製造装置
KR100550548B1 (ko) * 2003-09-30 2006-02-10 엘지전자 주식회사 평판 디스플레이 패널의 형광막 형성장치
US20180323373A1 (en) * 2017-05-05 2018-11-08 Universal Display Corporation Capacitive sensor for positioning in ovjp printing
JP7021042B2 (ja) * 2018-09-26 2022-02-16 トヨタ自動車株式会社 塗装装置
US11778889B2 (en) 2020-07-20 2023-10-03 Universal Display Corporation Height measurement and control in confined spaces for vapor deposition system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8418694D0 (en) * 1984-07-23 1984-08-30 Ici Plc High voltage control
GB8604328D0 (en) * 1986-02-21 1986-03-26 Ici Plc Producing spray of droplets of liquid
US4748043A (en) * 1986-08-29 1988-05-31 Minnesota Mining And Manufacturing Company Electrospray coating process
US6146567A (en) * 1993-02-18 2000-11-14 Massachusetts Institute Of Technology Three dimensional printing methods
KR19980065367A (ko) * 1996-06-02 1998-10-15 오평희 액정표시소자용 백라이트

Also Published As

Publication number Publication date
US6595819B1 (en) 2003-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170331038A1 (en) Inkjet printhead and apparatus and method for manufacturing organic luminescence display using the inkjet printhead
US7350899B2 (en) Discharge apparatus, material application method, manufacturing method for color filter substrate, manufacturing method for electroluminescence display apparatus, manufacturing method for plasma display apparatus, and wiring manufacturing method
JP3374807B2 (ja) ディスプレイパネル及びその製造方法
TW200426430A (en) Film-forming method and apparatus; apparatus and a method for manufacturing color filter substrate, and for manufacturing substrate for electroluminescent device, method for manufacturing display device, display device, and electronic apparatus
JP2002075640A (ja) 有機el表示装置の製造方法およびその製造装置
JP2011167684A (ja) プリンティング方法及びプリンティング装置
JP2004170386A (ja) 検査装置及び検査方法、液滴吐出装置及び液滴吐出方法、デバイス及び電子機器
JP2008176009A (ja) パターン形成方法
JP2000331617A (ja) プラズマディスプレイ装置の隔壁製造装置
US6948795B2 (en) Ejection device, manufacturing device of color filter substrate, manufacturing device of electro-luminescent display device, manufacturing device of plasma display device, and ejection method
JP2005114986A (ja) 描画方法、描画装置および表示装置
KR20190092240A (ko) 막형성방법, 막형성장치, 및 막이 형성된 복합기판
JP2005131606A (ja) 吐出装置、カラーフィルタ基板の製造装置、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造装置、および吐出方法
JP2005230690A (ja) 材料塗布方法、カラーフィルタ基板の製造方法、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、プラズマ表示装置の製造方法、および吐出装置
US7748824B2 (en) Ejecting apparatus, applying method, manufacturing method of color filter substrate, manufacturing method of electroluminescence display apparatus, manufacturing method of plasma display apparatus, and manufacturing method of wire
JP3244483B2 (ja) ディスプレイパネルの放電室に蛍光体インクを塗布する方法およびその装置
JP2005234211A (ja) 吐出装置、材料塗布方法、カラーフィルタ基板の製造方法、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、およびプラズマ表示装置の製造方法
KR20060052427A (ko) 액체 방울 토출 방법, 전기 광학 장치의 제조 방법 및 전자기기
KR101014406B1 (ko) 평판디스플레이의 프린팅 장치 및 방법
JP2004006224A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造装置
JP4124081B2 (ja) 吐出装置、カラーフィルタ基板の製造装置、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造装置、プラズマ表示装置の製造方法、および吐出方法
JP2005013951A (ja) 液滴吐出装置および液滴吐出方法、並びにカラーフィルタ表示装置の製造方法、エレクトロルミネッサンス表示装置の製造方法、プラズマ表示装置の製造方法および電子機器
JP2010266636A (ja) カラーフィルタ基板の製造方法及びカラーフィルタの製造方法並びにカラーフィルタ基板
JP3923069B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの蛍光体層形成装置とその形成方法
JP2005125195A (ja) 吐出装置、塗布方法、カラーフィルタ基板の製造方法、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、プラズマ表示装置の製造方法、および配線製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801