JPH0882707A - カラーフィルタ及びそれを使用したカラーディスプレイ及びその製造方法及び製造装置 - Google Patents

カラーフィルタ及びそれを使用したカラーディスプレイ及びその製造方法及び製造装置

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JPH0882707A
JPH0882707A JP22040394A JP22040394A JPH0882707A JP H0882707 A JPH0882707 A JP H0882707A JP 22040394 A JP22040394 A JP 22040394A JP 22040394 A JP22040394 A JP 22040394A JP H0882707 A JPH0882707 A JP H0882707A
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color
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昭二 芝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェットヘッドのノズルの位置とフィル
タエレメントの位置を正確に位置合わせした状態で、フ
ィルタエレメントの着色を行うことができるカラーフィ
ルタの製造方法を提供する。 【構成】フィルタエレメント10aを着色するための着
色剤を吐出する吐出ノズルとの相対位置があらかじめ設
定されている光位置センサー120a1により基板12上
のフィルタエレメント10aの位置を検出する検出工程
と、検出工程で検出されたフィルタエレメント10aの
位置情報に基づいて、フィルタエレメント10aの位置
と吐出ノズル108aの位置とが整合するように両者の
相対位置を補正する補正工程と、補正工程で相対位置を
補正された吐出ノズル108aにより、着色剤を吐出し
てフィルタエレメント10aを着色する着色工程とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明な基板上に所定の
パターンで遮光部を形成し、この遮光部により仕切られ
た多数のフィルタエレメントを夫々所定の色に着色する
ことにより製造されるカラーフィルタ及びそれを使用し
たカラーディスプレイ及びその製造方法及び製造装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの発達、
特に携帯用パーソナルコンピュータの発達に伴い、液晶
ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需要
が増加する傾向にある。しかしながら、更なる普及のた
めには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であり、
特にコスト的に比重の高いカラーフィルタのコストダウ
ンに対する要求が高まっている。従来から、カラーフィ
ルタの要求特性を満足しつつ上記の要求に応えるべく種
々の方法が試みられているが、未だ全ての要求特性を満
足する方法は確立されていない。以下にそれぞれの方法
を説明する。
【0003】最も多く用いられている第1の方法が染色
法である。染色法は、ガラス基板上に染色用の材料であ
る水溶性高分子材料を塗布し、これをフォトリソグラフ
ィー工程により所望の形状にパターニングした後、得ら
れたパターンを染色浴に浸漬して着色されたパターンを
得る。これを3回繰返すことによりR、G、Bのカラー
フィルタ層を形成する。
【0004】第2の方法は顔料分散法であり、近年染色
法に取って変わりつつある。この方法は、基板上に顔料
を分散した感光性樹脂層を形成し、これをパターニング
することにより単色のパターンを得る。さらにこの工程
を3回繰返すことによりR、G、Bのカラーフィルタ層
を形成する。
【0005】第3の方法としては電着法がある。この方
法は、基板上に透明電極をパターニングし、顔料、樹
脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬して第1の色を
電着する。この工程を3回繰返してR、G、Bのカラー
フィルタ層を形成し、最後に焼成するものである。
【0006】第4の方法としては、熱硬化型の樹脂に顔
料を分散させ、印刷を3回繰返すことによりR、G、B
を塗り分けた後、樹脂を熱硬化させることにより着色層
を形成するものである。また、いずれの方法においても
着色層上に保護層を形成するのが一般的である。
【0007】これらの方法に共通している点は、R、
G、Bの3色を着色するために同一の工程を3回繰返す
必要があり、コスト高になることである。また、工程が
多いほど歩留まりが低下するという問題を有している。
さらに、電着法においては、形成可能なパターン形状が
限定されるため、現状の技術ではTFT用には適用でき
ない。また、印刷法は、解像性、平滑性が悪いためファ
インピッチのパターンは形成できない。
【0008】これらの欠点を補うべく、特開昭59−7
5205号公報、特開昭63−235901号公報ある
いは特開平1−217320号公報等には、インクジェ
ット方式を用いてカラーフィルタを製造する方法が記載
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のインクジェット方式によるカラーフィルタの製造
方法においては、インクジェットヘッドで基板上を走査
しながら、基板上の多数のフィルタエレメントを着色し
ていくのであるが、基板の温度変化、及び温度分布によ
る基板の伸縮変形等によるフィルタエレメント間の距離
や配列位置の変化を考慮していないため、インクジェッ
トヘッドが吐出する着色ドットの位置と着色されるべき
フィルタエレメントの位置が微妙にずれてしまい、白ぬ
け等の欠陥が発生する場合があるという問題点があっ
た。
【0010】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、インクジ
ェットヘッドのノズルの位置とフィルタエレメントの位
置を正確に位置合わせした状態で、フィルタエレメント
の着色を行うことができるカラーフィルタ及びそれを使
用したカラーディスプレイ及びその製造方法及び製造装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明のカラーフィルタの製造
方法は、透明な基板上に所定のパターンで遮光部を形成
し、該遮光部により仕切られた多数のフィルタエレメン
トを夫々所定の色に着色することにより製造されるカラ
ーフィルタの製造方法であって、前記フィルタエレメン
トを着色するための着色剤を吐出する吐出ノズルとの相
対位置があらかじめ設定されている第1のセンサーによ
り前記基板上のフィルタエレメントの位置を検出する検
出工程と、前記検出工程で検出されたフィルタエレメン
トの位置情報に基づいて、フィルタエレメントの位置と
前記吐出ノズルの位置とが整合するように両者の相対位
置を補正する補正工程と、前記補正工程で相対位置を補
正された吐出ノズルにより、着色剤を吐出してフィルタ
エレメントを着色する着色工程とを具備することを特徴
としている。
【0012】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記遮光部と該するカラーフィルタ
の製造遮光部により仕切られたフィルタエレメントはマ
トリクス状に2次元的に配置されており、前記吐出ノズ
ルはマトリクス状に配置されたフィルタエレメント上を
主走査方向とそれに直行する副走査方向とに走査される
ことにより、前記基板全面にわたって多数のフィルタエ
レメントを順次着色することを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記吐出ノズルが主走査方向の1ラ
イン上に並ぶフィルタエレメントを走査する間、前記吐
出ノズルとフィルタエレメントの副走査方向の相対位置
の補正が行われることを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記吐出ノズルが主走査方向の1ラ
イン上に並ぶフィルタエレメントを走査する間、前記吐
出ノズルとフィルタエレメントの主走査方向の相対位置
が第2のセンサーにより検出され、該検出された相対位
置の情報に基づいて、前記吐出ノズルからの着色剤の吐
出タイミングが制御されることを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記吐出ノズルと前記基板の間の距
離を検出するための第3のセンサーの出力信号に基づい
て、前記吐出ノズルと前記基板の間の距離を一定に保っ
た状態で前記吐出ノズルが走査されることを特徴として
いる。
【0016】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記吐出ノズルは、液滴を吐出して
記録を行うインクジェット記録ヘッドの吐出ノズルであ
ることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記インクジェット記録ヘッドは、
熱エネルギーを利用して液滴を吐出する記録ヘッドであ
って、液滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー変換体を備えていることを特徴としている。
【0018】また、本発明のカラーフィルタは、透明な
基板上に、通常は着色剤を吸収し、光を照射されること
により着色剤を吸収しなくなる物質からなる被染色層を
形成し、該被染色層を多数のフィルタ要素に区切って、
その夫々を所定の色に着色することにより製造されるカ
ラーフィルタであって、露光装置により前記被染色層に
部分的に光を照射してインクを吸収しない部分を形成
し、前記フィルタ要素の区切り部を形成する露光工程
と、該露光工程で区切り部を形成されたフィルタ要素に
着色剤を吐出するための着色ノズルにより着色剤を吐出
して、前記フィルタ要素を着色する着色工程と、該着色
工程で着色されたフィルタ要素の着色状態の欠陥を検出
するセンサーにより、前記フィルタ要素の欠陥を検出す
る欠陥検出工程と、前記欠陥検出工程により検出された
欠陥部分を補修用着色ノズルで再び着色して補修する補
修工程とを具備する製造方法によって製造されたことを
特徴としている。
【0019】また、本発明のカラーディスプレイは、請
求項8に記載のカラーフィルタと、印加電圧に応じて前
記カラーフィルタへの透過光を制御するピクチャーエレ
メントとを具備することを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わるカラーディスプレ
イにおいて、前記ピクチャーエレメントの後方に配置さ
れた光源を更に具備することを特徴としている。
【0021】また、本発明のカラーフィルタの製造装置
は、透明な基板上に所定のパターンで遮光部を形成し、
該遮光部により仕切られた多数のフィルタエレメントを
各々所定の色に着色することによりカラーフィルタを製
造するためのカラーフィルタの製造装置であって前記フ
ィルタエレメントを着色するための着色剤を吐出する吐
出ノズルと、前記吐出ノズルと前記基板とを相対的に移
動させるための移動手段と、前記吐出ノズルと一体的に
配置され、該吐出ノズルとの相対位置があらかじめ設定
されている第1の位置検出センサーと、前記第1の位置
検出センサーで検出されたフィルタエレメントの位置情
報に基づいて、フィルタエレメントの位置と前記吐出ノ
ズルの位置とが整合するように前記移動手段を制御する
とともに、前記フィルタエレメントの位置と前記吐出ノ
ズルの位置とが整合した状態で、前記吐出ノズルから着
色剤を吐出してフィルタエレメントを着色させるための
制御手段とを具備することを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記遮光部と該遮光部により仕切ら
れたフィルタエレメントはマトリクス状に2次元的に配
置されており、前記制御手段は、前記吐出ノズルをマト
リクス状に配置されたフィルタエレメント上を主走査方
向とそれに直行する副走査方向とに走査させることによ
り、前記基板全面にわたって多数のフィルタエレメント
を順次着色させることを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記制御手段は、前記吐出ノズルが
主走査方向の1ライン上に並ぶフィルタエレメントを走
査する間、前記吐出ノズルとフィルタエレメントの副走
査方向の相対位置の補正を行うことを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記吐出ノズルが主走査方向の1ラ
イン上に並ぶフィルタエレメントを走査する間、前記吐
出ノズルとフィルタエレメントの主走査方向の相対位置
を検出する第2の位置検出センサを更に備え、前記制御
手段は、前記第2の位置検出センサにより検出された相
対位置の情報に基づいて、前記吐出ノズルからの着色剤
の吐出タイミングを制御することを特徴としている。
【0025】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記吐出ノズルと前記基板の間の距
離を検出するための第3のセンサを更に備え、前記制御
手段は、前記第3のセンサの出力信号に基づいて、前記
吐出ノズルと前記基板の間の距離を一定に保った状態で
前記吐出ノズルを走査させることを特徴としている。
【0026】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記吐出ノズルは、液滴を吐出して
記録を行うインクジェット記録ヘッドの吐出ノズルであ
ることを特徴としている。
【0027】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記インクジェット記録ヘッドは、
熱エネルギーを利用して液滴を吐出する記録ヘッドであ
って、液滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー変換体を備えていることを特徴としている。
【0028】
【作用】以上のようにこの発明に係わるカラーフィルタ
及びそれを使用したカラーディスプレイ及びその製造方
法及び製造装置は構成されているので、着色剤を吐出す
るノズルとの相対位置があらかじめわかっているセンサ
ーにより基板上のフィルタエレメントの位置を検出し、
その位置に合わせて吐出ノズルと基板との相対位置を補
正しながらフィルタエレメントの着色を行うことによ
り、着色ドットとフィルタエレメントのずれのないカラ
ーフィルタを製造することが可能となる。
【0029】また、主走査方向と直行する方向、すなわ
ち副走査方向の位置ずれを補正するだけでなく、主走査
方向に沿うフィルタエレメントの位置ずれも検出し、ノ
ズルからの着色剤の吐出タイミングを補正することによ
り、主走査方向の着色ドットの位置ずれも補正すること
ができ、より欠陥の少ないカラーフィルタを製造するこ
とが可能となる。
【0030】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について、添付図
面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は本発明の第1の実施例にかかわ
る製造方法及び製造装置により製造されるカラーフィル
タの部分拡大図である。
【0031】このカラーフィルタ10は、携帯用パーソ
ナルコンピュータ等に使用されるカラーの液晶ディスプ
レイ等の前面に装着されている。後面には、所謂バック
ライトと呼ばれる光源が配され、両者の間には、印加電
圧に応じて透過光を制御する液晶シャッター等のピクチ
ャーエレメントが配される。また、カラーフィルタ10
は、図1に示すように、R(赤)、G(緑)、B(青)
に着色されたフィルタエレメント10aが、2次元状
に、例えば格子状に配列されて構成されている。各フィ
ルタエレメント10aの間には、夫々のフィルタエレメ
ント10a間の区切りを明確にして、画像を鮮明にする
ために、黒色の遮光格子10bが形成されている。
【0032】図2は、図1に示したカラーフィルタ10
の側断面図であり、カラーフィルタ10の本体を構成す
るガラス基板12上に、遮光格子10bが形成され、そ
の上に各色のフィルタエレメント10aが形成されてい
る状態を示している。
【0033】カラーフィルタ10を製造するにあたって
は、ガラス基板12の上にクロムをスパッタリングによ
り付着させ、フォトリソグラフィーにより格子状のパタ
ーンを形成する。これが遮光格子10bとなる。次に、
この遮光格子10bの上にセルロース、アクリル系樹
脂、ゼラチン等から成る、液体を吸収する被染色層14
を形成し、この被染色層14のフィルタエレメント形成
領域にインクジェット方式の記録ヘッドにより着色剤
(染料)を混入した液滴(以下インクと呼ぶ)を吹き付
ける。これにより、被染色層14を着色してカラーのフ
ィルタエレメント10aを形成する。なお、染料ではな
く、顔料を分散させた液滴を吹き付ける場合は、被染色
層14は必要ない場合もある。
【0034】次に、図3は、上記のように被染色層14
にインクを吹き付けるためのインクジェットヘッドIJ
Hの構造を示す図である。
【0035】図3において、インクジェットヘッドIJ
Hは、インクを加熱するための3つのヒータ102a,1
02b,102c(それぞれR、G、Bに対応)が形成さ
れた基板であるヒータボード104と、このヒータボー
ド104の上にかぶせられる天板106とから概略構成
されている。天板106には、3つの吐出口108a,1
08b,108cが形成されており、吐出口108a,10
8b,108cの後方には、これらの吐出口の夫々に連通
するトンネル状の液路110a,110b,110cが形成
されている。各液路110a,110b,110cは、その
後方においてインク液室114a,114b,114cに接
続されている。そして、例えばインク液室114aに
は、インク供給口116aを介して赤色のインク(R)
が供給され、インク液室114bには、インク供給口1
16bを介して緑色のインク(G)が供給され、インク
液室114cには、インク供給口116cを介して青色の
インク(B)が供給されるようになされている。インク
液室114a,114b,114cに供給されたR、G、B
のインクは、夫々インク液路110a,110b,110c
を介して吐出口108a,108b,108cから吐出され
る。
【0036】ヒータボード104上の各液路110a,1
10b,110cに対応する位置には、既に述べたように
インクを加熱するためのヒータ102a,102b,102
cが設けられている。そして、ヒータ102a,102b,
102cに所定の駆動パルスを供給すると、ヒータ10
2a,102b,102c上のインクが沸騰して気泡を形成
しこの気泡の体積膨張によりインクが吐出口108a,1
08b,108cから押し出されて吐出される。従って、
ヒータ102a,102b,102cに加える駆動パルスを
制御、例えば電力の大きさを制御することにより気泡の
大きさを調整することが可能であり、吐出口108a,1
08b,108cから吐出されるインクの体積を自在にコ
ントロールすることができる。また、ヒータに加える駆
動パルスの発生タイミングを調整することにより、イン
クの吐出タイミングも自在にコントロールすることがで
きる。
【0037】また、インクジェットヘッドIJHの前面
の各吐出口の周囲には、各フィルタエレメント10aの
中心位置を検出するための光位置センサ120a1〜12
0a3,120b1〜120b3,120c1〜120c3が設けら
れている。夫々の光位置センサ120a1〜120a3,1
20b1〜120b3,120c1〜120c3は、例えばCC
D等のラインセンサと、それに隣接して設けられた発光
部とを有する反射型のセンサから成り、発光部から発せ
られてフィルタエレメント10aあるいは遮光格子10b
で反射された光をラインセンサで受光し、その光量から
フィルタエレメント10aの中心を検出するように構成
されている。各光位置センサと吐出口108a,108b,
108cの相対位置はあらかじめ正確に設定されている
ので、各光位置センサ120a1〜120a3,120b1〜
120b3,120c1〜120c3で検出したフィルタエレ
メント10aの中心位置の直上方に吐出口108a,10
8b,108cの中心を持ってくることが可能となる。
【0038】また、夫々の吐出口108a,108b,10
8cの周囲の1ヶ所には、吐出口と着色しようとする被
染色層14の表面との距離を検出するための、例えば静
電容量型のセンサあるいは光センサ等の非接触式の距離
センサ122a,122b,122cが設けられている。こ
れらの距離センサ122a,122b,122cにより吐出
口と被染色層14の表面との距離を検出し、この距離が
常に一定になるようにフィードバックをかけながらイン
クの吐出を行うことにより、インク滴の飛行時間を一定
にして被染色層14への着弾位置精度の低下を防止する
ことができる。
【0039】次に、図4は、図1及び図2に示したカラ
ーフィルタを製造するための製造装置の構成を示した図
である。
【0040】図4において、製造装置20は、不図示の
架台上に載置され、図中X方向及びY方向に移動可能な
XYテーブル22と、このXYテーブル22の上方に不
図示の支持部材を介して架台上に固定されたインクジェ
ットヘッドIJHを備えている。XYテーブル22上に
は、既に前述した方法により遮光格子10b及び被染色
層14(図2参照)が形成されたガラス基板12が載置
される。インクジェットヘッドIJHには図3で説明し
たように、赤色(R)のインクを吐出するための吐出口
108aと、緑色(G)のインクを吐出するための吐出
口108bと、青色(B)のインクを吐出するための吐
出口108cとが備えられており、これらの各吐出口1
08a,108b,108cは夫々独立にインクを吐出する
ことができるように構成されている。また、各吐出口1
08a,108b,108cの周囲には、光位置センサ12
0a1〜120a3,120b1〜120b3,120c1〜120
c3、及び距離センサ122a,122b,122cが備えら
れている。
【0041】このように構成される製造装置20におい
ては、インクジェットヘッドIJHに対して、XYテー
ブル22がXY方向に移動しながら、ガラス基板12上
の所望の遮光格子10bの枠内、すなわちフィルタエレ
メント10aにR(赤)またはG(緑)またはB(青)
のインクを吐出していき、各フィルタエレメント10a
を着色してカラーフィルタを完成させる。このとき、光
位置センサ120a1〜120a3,120b1〜120b3,1
20c1〜120c3により、フィルタエレメント10aの
中心位置を検出し、吐出口108aまたは108bまたは
108cの中心が、フィルタエレメント10aの中心と正
確に一致するように、XYテーブルの位置を補正しなが
ら着色を行う。これにより、例えば温度変化等により基
板12が変形してフィルタエレメント10a同士の間の
ピッチがずれていた場合でも、フィルタエレメント10
aの中心に正確にインクを吐出することが可能となる。
また、距離センサ122a,122b,122cにより、基
板12の表面と吐出口108a,108b,108cの距離
を検出し、その距離が常に一定になるように、インクジ
ェットヘッドIJHを不図示の機構で上下動させること
により、基板12上に形成されるインクドットの着弾位
置のずれを防止することができる。
【0042】次に、図5は、製造装置20の構成を示す
ブロック図である。
【0043】図5において、製造装置20の全体動作を
制御するCPU30には、XYステージ22をXY方向
に駆動するためのX方向駆動モータ36及びY方向駆動
モータ38が、Xモータ駆動回路32及びYモータ駆動
回路34を介して接続されている。また、CPU30に
は、ヘッド駆動回路40を介してインクジェットヘッド
IJHが接続されている。また、CPU30には、XY
ステージ22の位置を検出するためのXエンコーダ42
及びYエンコーダ44が接続されており、XYステージ
22の位置情報が入力される。さらにCPU30には、
プログラムメモリ46内の制御プログラムも入力され
る。CPU30は、この制御プログラムとXエンコーダ
42及びYエンコーダ44の位置情報に基づいて、XY
ステージ22を移動させ、ガラス基板12上の所望のフ
ィルタエレメントをインクジェットヘッドIJHの下方
にもたらし、その枠内に所望の色のインクを吹き付けて
着色する。これを各フィルタエレメント10aに対して
行うことによりカラーフィルタを製造する。
【0044】なお、CPU30には前述した距離センサ
122a〜122cがA/D変換器49を介して接続され
ており、CPU30はこれらのセンサからの距離情報に
基づいてインクジェットヘッドIJHを上下動させるヘ
ッド上下動機構48を制御して、インクジェットヘッド
IJHの各吐出口108a,108b,108cと基板12
との距離が常に一定になるように微調整を行う。また、
CPU30は、光位置センサ120a1〜120a3,12
0b1〜120b3,120c1〜120c3からA/D変換器
47を介して入力される検出情報に基づいて、吐出口1
08a〜108cの位置がフィルタエレメント10aの中
心にくるように、XYステージ22の位置を微調整する
(所謂トラッキング制御を行う)。
【0045】次に、上記のトラッキング制御を行う具体
的な方法を図6,図7を参照して説明する。
【0046】図6,図7は、インクジェットヘッドIJ
Hにより基板12上のフィルタエレメントを着色する場
合の吐出ノズルとフィルタエレメント10aの位置関係
を示した図である。なお、インクジェットヘッドIJH
には既に説明したように3つの吐出口が備えられている
が、夫々の吐出口のトラッキング動作は共通であるの
で、以下ではこれらを代表して赤色のインクを吐出する
吐出口108aのトラッキング制御について説明する。
【0047】図6,図7において、二点鎖線は、赤色に
着色されるべきフィルタエレメント10a(R)の上空
に位置する赤色のインクの吐出口108aとその周囲に
配置された光位置センサ120a1〜120a3と距離セン
サ122aを示している。また、図中矢印Aは、XYス
テージ22(すなわち基板12)の移動方向を示してい
る。すなわち、インクジェットヘッドIJHは基板12
に対して矢印Aと反対方向に相対移動(主走査)しなが
らフィルタエレメント10aを着色していくわけであ
る。
【0048】この走査が行われるとき、例えば光位置セ
ンサ120a1からは、図6及び図7の左側に示すよう
な出力信号がCPU30に入力される。すなわち、光位
置センサ120a1に備えられている発光部から基板12
に向けて照射された光は、フィルタエレメント10aの
部分では透過し、遮光格子10bの部分では反射してC
CD等のラインセンサから構成される受光部に入射す
る。従って、遮光格子10bの中央部では、ラインセン
サが受け取る光量は最も多くなり、フィルタエレメント
10aの中央部では、最も少なくなる。反射光の光量が
多いときには、ラインセンサの画素からは高い電圧が出
力され、光量が少ないときには低い電圧が出力される。
この出力は、不図示の反転回路により反転され、この反
転回路からは反射光の光量が多い場合には低い電圧が出
力され、反射光の光量が少ない場合には高い電圧が出力
される。この出力電圧はA/D変換器47でデジタル信
号に変換され、CPU30に入力される。すなわち、C
PU30には、図6及び図7の左側に示すような信号波
形がデジタルデータとして入力されることとなる。
【0049】このように構成される位置検出システムに
おいては、例えば図6に示すように吐出口108aの中
心がフィルタエレメント10a(R)の中心線Iからず
れている場合には、吐出口108aの中心に対応する位
置にあるラインセンサの画素S1からは、図中P1で示す
ような出力信号が得られる。これに対し、画素S1より
図中下側に位置する画素S2からは、P1よりも小さいP
2で示すような出力信号が得られ、画素S1よりも上側に
位置する画素S3からは、P1よりも大きいP3で示すよ
うな出力信号が得られる。従って、CPU30は、画素
S1からの信号と画素S2及び画素S3からの信号とを比
較することにより、画素S1すなわち吐出口108aがフ
ィルタエレメント10a(R)に対してどちら側にずれ
ているかを知ることができる。図6の場合には、画素S
1,S2,S3の信号の比較結果から吐出口108aがフィル
タエレメント10a(R)の中心から図中下側にずれて
いることがわかるので、CPU30は、基板12を図中
下側に動かすようにXYステージ22を微調整する。
【0050】この様に基板12の位置の微調整を行う
と、フィルタエレメント10aの中心線Iは、吐出口1
08aの中心と一致する位置まで移動してくる。そし
て、図7に示すように吐出口108aの中心がフィルタ
エレメント10aの中心線Iの真上までくると画素S1か
らは図中P4で示すような信号すなわちラインセンサの
出力信号波形の頂上に対応する信号が出力される。これ
に対し、画素S2,S3からはP4よりも小さい図中P5,P
6で示される信号が出力される。これによりCPU30
は、吐出口108aの中心とフィルタエレメント10a
(R)の中心が一致したことを検出し、XYステージ2
2の副走査方向の動きを停止させる。
【0051】上記のようにして、CPU30は、吐出口
108aの位置に対応する画素S1からの出力信号とその
両隣の画素S2,S3からの出力信号とを比較することに
より、トラッキングを行い吐出口108aの中心とフィ
ルタエレメント10a(R)の中心とを一致させる。
【0052】なお、光位置センサ120a2も上記と同様
にフィルタエレメント10a(R)の中心を検出するこ
とが可能であり、吐出口108aが図6の場合とは逆に
走査される場合には、この光位置センサ120a2の出力
信号がトラッキングに使用されることとなる。
【0053】また、光位置センサ120a3は、上記と同
じ原理によりフィルタエレメント10a(R)の主走査
方向の位置を検出しており、CPU30は、これらの検
出信号からインクの吐出タイミングを設定し、インクド
ットの位置がフィルタエレメント10a(R)からずれ
ないように制御を行う。
【0054】また、距離センサ122aは、吐出口10
8aと基板12との距離を常に監視しており、CPU3
0はこの検出信号に基づいてヘッド上下動機構48を制
御し、吐出口108aと基板12との距離を常に一定に
保つようにする。
【0055】なお、上記の実施例では、光位置センサ
は、各吐出口108a,108b,108cの夫々の周囲に
3つずつ設けられているが、この構成では、各吐出口の
トラッキングは別々に行うことが可能である。そのた
め、図1に示すように主走査方向の1ライン上に3色の
フィルタエレメントが混在している場合には、1ライン
上のフィルタエレメントの全てを着色するために3回の
走査を行うことがトラッキングを正確に行うためには有
効である。すなわち1回目の走査では、例えば3色のフ
ィルタエレメントのうちの赤色のエレメントのみを着色
し、このときには、光位置センサ120a1〜120a3を
使用してトラッキング制御を行う。2回目の走査では、
例えば緑色のエレメントのみを着色し、このときには、
光位置センサ120b1〜120b3を使用してトラッキン
グ制御を行う。さらに3回目の走査では、青色のエレメ
ントのみを着色し、このときには、光位置センサ120
c1〜120c3を使用してトラッキング制御を行う。この
ようにすれば、各吐出口のトラッキング制御は、夫々の
吐出口の周囲に配置された光位置センサで行われること
となり、トラッキングの精度は向上する。
【0056】また、例えば、図12に示すように、主走
査方向の1ライン上に1色のフィルタエレメントのみが
配列されている場合には、上記のように3回の走査を行
う必要はなく、1回の走査のみで良い。すなわち、1ラ
イン目のフィルタエレメントが全て赤色のエレメントで
あれば、この1ライン目の着色を行うときには、光位置
センサ120a1〜120a3を用いてトラッキングを行
う。2ライン目のエレメントが全て緑色であれば、この
2ライン目の着色を行うときには、光位置センサ120
b1〜120b3を用いてトラッキングを行う。同様に3ラ
イン目のエレメントが全て青色であれば、この3ライン
目の着色を行うときには、光位置センサ120c1〜12
0c3を使用する。このように、主走査方向の1ライン上
に1色のフィルタエレメントのみが配列されている場合
には、トラッキングの精度を低下させることなく、1回
の走査のみで1ライン分のフィルタエレメントを全て着
色することができる。
【0057】次に、図8及び図9は基板12が不均一な
温度分布になり、規則的なフィルタエレメントの配列が
歪んだ状態を示した図である。
【0058】従来のカラーフィルタの製造装置では、フ
ィルタエレメント10aの位置を検出していないので、
図8に示すようにフィルタエレメント10aと着色部の
位置がずれてしまい、製品の欠陥の原因となっていた。
これに対し、上記の本実施例の製造装置では、フィルタ
エレメント10aの配列に追従するようにトラッキング
を行なっているので、フィルタエレメント10aと着色
部との位置ずれがなく、製品に欠陥が発生することを防
止することができる。
【0059】また、図10及び図11は基板12がXY
ステージに対して傾いて取り付けられた場合の例を示し
た図である。
【0060】この場合も従来の製造装置では、図10に
示すようにフィルタエレメント10aと着色部の位置が
ずれてしまうが、本実施例の製造装置では、図11に示
すようにフィルタエレメント10aと着色部との位置ず
れがなく、製品に欠陥が発生することを防止することが
できる。 (第2の実施例)図13は、第2の実施例のインクジェ
ットヘッドIJHの構成を示す図である。
【0061】この第2の実施例のインクジェットヘッド
は、第1の実施例のインクジェットヘッドとは異なり、
ヘッドの主走査方向の先頭部分の1ヶ所のみにトラッキ
ング制御用の光位置センサ130が備えられている。そ
の他の構成は第1の実施例の場合と同様である。また、
光位置センサ130の構造は、第1の実施例で説明した
光位置センサと同様であり、その位置検出原理も同様で
ある。
【0062】この第2の実施例では、主走査方向の先頭
に位置する光位置センサ130が、まだ着色されていな
いフィルタエレメント10aの位置を検出し、それに基
づいてヘッドのトラッキング制御が行われる。この場
合、光位置センサ130に最も近い赤色のインクを吐出
する吐出口108aのトラッキング精度が最も高くなる
が、連続する3個のフィルタエレメントの位置は、基板
12が温度分布の不均一等で歪んでいた場合でも、ほと
んど同一のライン上に並んでいると考えられるのので、
1個の光位置センサ130のみでトラッキング制御を行
なったとしても、緑色インクの吐出口108bと青色イ
ンクの吐出口108cのトラッキング精度が、問題とな
るほど低下することはない。従って、この第2の実施例
の構成でも実用上は問題がない。また、このように1個
の光位置センサのみでトラッキングを行うのであれば、
1ライン上に複数色のフィルタエレメントが混在してい
た場合でも、主走査方向の1回の走査のみで1ライン上
のすべてのフィルタエレメントを着色することが可能で
ある。 (第3の実施例)この第3の実施例では、インクジェッ
トヘッドは第2の実施例と同じものを用いる。第3の実
施例の特徴は以下の点にある。
【0063】すなわち、第2の実施例では、1個の光位
置センサ130がリアルタイムに検出するフィルタエレ
メント(例えば赤色に着色すべきフィルタエレメント)
の位置を、そのまま緑色及び青色に着色すべきフィルタ
エレメントの位置としていたが、この第3の実施例で
は、光位置センサ130の検出信号を記憶しておくメモ
リ(不図示)を設け、光位置センサ130が既に通り過
ぎたフィルタエレメントの位置をメモリに記憶しておく
ようにしている。このようにすれば、緑色及び青色に着
色すべきフィルタエレメントの位置は、メモリに記憶さ
れているデータから正確に求めることができ、トラッキ
ングの精度を向上させることが可能となる。
【0064】以上説明したように、上記の実施例によれ
ば、インクジェットヘッドがフィルタエレメントの位置
に追従するようにトラッキングを行うことにより、基板
の歪み等によりフィルタエレメントの位置がずれていた
場合でも、常にフィルタエレメントの位置と着色部の位
置を一致させることが可能となる。
【0065】なお、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能で
ある。
【0066】例えば、上記実施例では、インクジェット
ヘッドを固定してXYステージ側を移動させるように説
明したが、ステージ側を固定して、インクジェットヘッ
ド側を移動させるようにしても良い。
【0067】また、インクジェットヘッドとして圧電素
子等の機械エネルギー変換体を用いる所謂ピエゾタイプ
のものを用いても良い。
【0068】さらにまた、本発明は単色のフィルタにも
適用できる。
【0069】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0070】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0071】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0072】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0073】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0074】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0075】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0076】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0077】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0078】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係わるカ
ラーフィルタ及びそれを使用したカラーディスプレイ及
びその製造方法及び製造装置によれば、着色剤を吐出す
るノズルとの相対位置があらかじめわかっているセンサ
ーにより基板上のフィルタエレメントの位置を検出し、
その位置に合わせて吐出ノズルと基板との相対位置を補
正しながらフィルタエレメントの着色を行うことによ
り、着色ドットとフィルタエレメントのずれのないカラ
ーフィルタを製造することが可能となる。
【0079】また、主走査方向と直行する方向、すなわ
ち副走査方向の位置ずれを補正するだけでなく、主走査
方向に沿うフィルタエレメントの位置ずれも検出し、ノ
ズルからの着色剤の吐出タイミングを補正することによ
り、主走査方向の着色ドットの位置ずれも補正すること
ができ、より欠陥の少ないカラーフィルタを製造するこ
とが可能となる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる製造方法及び製造装置により
製造されるカラーフィルタの部分拡大図である。
【図2】図1に示したカラーフィルタの側断面図であ
る。
【図3】被染色層にインクを吹き付けるためのインクジ
ェットヘッドIJHの構造を示す図である。
【図4】図1及び図2に示したカラーフィルタを製造す
るための製造装置の構成を示した図である。
【図5】カラーフィルタの製造装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】インクジェットヘッドIJHにより基板上のフ
ィルタエレメントを着色する場合の吐出ノズルとフィル
タエレメントの位置関係を示した図である。
【図7】インクジェットヘッドIJHにより基板上のフ
ィルタエレメントを着色する場合の吐出ノズルとフィル
タエレメントの位置関係を示した図である。
【図8】基板が不均一な温度分布になり、規則的なフィ
ルタエレメントの配列が歪んだ状態を示した図である。
【図9】基板が不均一な温度分布になり、規則的なフィ
ルタエレメントの配列が歪んだ状態を示した図である。
【図10】基板がXYステージに対して傾いて取り付け
られた場合の例を示した図である。
【図11】基板がXYステージに対して傾いて取り付け
られた場合の例を示した図である。
【図12】主走査方向の1ラインが全て同じ色のフィル
タエレメントで構成されているカラーフィルタを示した
図である。
【図13】インクジェットヘッドの他の実施例の構成を
示した図である。
【符号の説明】
10 カラーフィルタ 10a フィルタエレメント 10b 遮光格子 12 ガラス基板 14 被染色層 20 製造装置 22 XYテーブル 102a,102b,102c ヒータ 104 ヒータボード 106 天板 108a,108b,108c 吐出口 110a,110b,110c 液路 114a,114b,114c インク液室 116a,116b,116c インク供給口 120a,120b,120c 光位置センサ 122a,122b,122c 距離センサ 130 光位置センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏崎 昭夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 芝 昭二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基板上に所定のパターンで遮光部
    を形成し、該遮光部により仕切られた多数のフィルタエ
    レメントを夫々所定の色に着色することにより製造され
    るカラーフィルタの製造方法であって前記フィルタエレ
    メントを着色するための着色剤を吐出する吐出ノズルと
    の相対位置があらかじめ設定されている第1のセンサー
    により前記基板上のフィルタエレメントの位置を検出す
    る検出工程と、 前記検出工程で検出されたフィルタエレメントの位置情
    報に基づいて、フィルタエレメントの位置と前記吐出ノ
    ズルの位置とが整合するように両者の相対位置を補正す
    る補正工程と、 前記補正工程で相対位置を補正された吐出ノズルによ
    り、着色剤を吐出してフィルタエレメントを着色する着
    色工程とを具備することを特徴とするカラーフィルタの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記遮光部と該遮光部により仕切られた
    フィルタエレメントはマトリクス状に2次元的に配置さ
    れており、前記吐出ノズルはマトリクス状に配置された
    フィルタエレメント上を主走査方向とそれに直行する副
    走査方向とに走査されることにより、前記基板全面にわ
    たって多数のフィルタエレメントを順次着色することを
    特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記吐出ノズルが主走査方向の1ライン
    上に並ぶフィルタエレメントを走査する間、前記吐出ノ
    ズルとフィルタエレメントの副走査方向の相対位置の補
    正が行われることを特徴とする請求項2に記載のカラー
    フィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記吐出ノズルが主走査方向の1ライン
    上に並ぶフィルタエレメントを走査する間、前記吐出ノ
    ズルとフィルタエレメントの主走査方向の相対位置が第
    2のセンサーにより検出され、該検出された相対位置の
    情報に基づいて、前記吐出ノズルからの着色剤の吐出タ
    イミングが制御されることを特徴とする請求項2に記載
    のカラーフィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記吐出ノズルと前記基板の間の距離を
    検出するための第3のセンサーの出力信号に基づいて、
    前記吐出ノズルと前記基板の間の距離を一定に保った状
    態で前記吐出ノズルが走査されることを特徴とする請求
    項1に記載のカラーフィルタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記吐出ノズルは、液滴を吐出して記録
    を行うインクジェット記録ヘッドの吐出ノズルであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
    ネルギーを利用して液滴を吐出する記録ヘッドであっ
    て、液滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネ
    ルギー変換体を備えていることを特徴とする請求項6に
    記載のカラーフィルタの製造方法。
  8. 【請求項8】 透明な基板上に所定のパターンで遮光部
    を形成し、該遮光部により仕切られた多数のフィルタエ
    レメントを夫々所定の色に着色することにより製造され
    るカラーフィルタであって前記フィルタエレメントを着
    色するための着色剤を吐出する吐出ノズルとの相対位置
    があらかじめ設定されている第1のセンサーにより前記
    基板上のフィルタエレメントの位置を検出する検出工程
    と、 前記検出工程で検出されたフィルタエレメントの位置情
    報に基づいて、フィルタエレメントの位置と前記吐出ノ
    ズルの位置とが整合するように両者の相対位置を補正す
    る補正工程と、 前記補正工程で相対位置を補正された吐出ノズルによ
    り、着色剤を吐出してフィルタエレメントを着色する着
    色工程とを具備する製造方法によって製造されたことを
    特徴とするカラーフィルタ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のカラーフィルタと、 印加電圧に応じて前記カラーフィルタへの透過光を制御
    するピクチャーエレメントとを具備することを特徴とす
    るカラーディスプレイ。
  10. 【請求項10】 前記ピクチャーエレメントの後方に配
    置された光源を更に具備することを特徴とする請求項9
    に記載のカラーディスプレイ。
  11. 【請求項11】 透明な基板上に所定のパターンで遮光
    部を形成し、該遮光部により仕切られた多数のフィルタ
    エレメントを各々所定の色に着色することによりカラー
    フィルタを製造するためのカラーフィルタの製造装置で
    あって前記フィルタエレメントを着色するための着色剤
    を吐出する吐出ノズルと、 前記吐出ノズルと前記基板とを相対的に移動させるため
    の移動手段と、 前記吐出ノズルと一体的に配置され、該吐出ノズルとの
    相対位置があらかじめ設定されている第1の位置検出セ
    ンサーと、 前記第1の位置検出センサーで検出されたフィルタエレ
    メントの位置情報に基づいて、フィルタエレメントの位
    置と前記吐出ノズルの位置とが整合するように前記移動
    手段を制御するとともに、前記フィルタエレメントの位
    置と前記吐出ノズルの位置とが整合した状態で、前記吐
    出ノズルから着色剤を吐出してフィルタエレメントを着
    色させるための制御手段とを具備することを特徴とする
    カラーフィルタの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記遮光部と該遮光部により仕切られ
    たフィルタエレメントはマトリクス状に2次元的に配置
    されており、前記制御手段は、前記吐出ノズルをマトリ
    クス状に配置されたフィルタエレメント上を主走査方向
    とそれに直行する副走査方向とに走査させることによ
    り、前記基板全面にわたって多数のフィルタエレメント
    を順次着色させることを特徴とする請求項11に記載の
    カラーフィルタの製造装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記吐出ノズルが主
    走査方向の1ライン上に並ぶフィルタエレメントを走査
    する間、前記吐出ノズルとフィルタエレメントの副走査
    方向の相対位置の補正を行うことを特徴とする請求項1
    2に記載のカラーフィルタの製造装置。
  14. 【請求項14】 前記吐出ノズルが主走査方向の1ライ
    ン上に並ぶフィルタエレメントを走査する間、前記吐出
    ノズルとフィルタエレメントの主走査方向の相対位置を
    検出する第2の位置検出センサを更に備え、前記制御手
    段は、前記第2の位置検出センサにより検出された相対
    位置の情報に基づいて、前記吐出ノズルからの着色剤の
    吐出タイミングを制御することを特徴とする請求項12
    に記載のカラーフィルタの製造装置。
  15. 【請求項15】 前記吐出ノズルと前記基板の間の距離
    を検出するための第3のセンサを更に備え、前記制御手
    段は、前記第3のセンサの出力信号に基づいて、前記吐
    出ノズルと前記基板の間の距離を一定に保った状態で前
    記吐出ノズルを走査させることを特徴とする請求項11
    に記載のカラーフィルタの製造装置。
  16. 【請求項16】 前記吐出ノズルは、液滴を吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドの吐出ノズルである
    ことを特徴とする請求項11に記載のカラーフィルタの
    製造装置。
  17. 【請求項17】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱
    エネルギーを利用して液滴を吐出する記録ヘッドであっ
    て、液滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネ
    ルギー変換体を備えていることを特徴とする請求項16
    に記載のカラーフィルタの製造装置。
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