JPH08271724A - カラーフィルタの製造装置及び製造方法及びカラーフィルタ及び液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた装置 - Google Patents

カラーフィルタの製造装置及び製造方法及びカラーフィルタ及び液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた装置

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JPH08271724A
JPH08271724A JP7657695A JP7657695A JPH08271724A JP H08271724 A JPH08271724 A JP H08271724A JP 7657695 A JP7657695 A JP 7657695A JP 7657695 A JP7657695 A JP 7657695A JP H08271724 A JPH08271724 A JP H08271724A
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axis direction
ink
color
filter elements
color filter
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JP7657695A
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Yoshihiro Shigemura
芳裕 茂村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1枚あたりの着色時間を短縮してより高速にカ
ラーフィルタを製造することができるカラーフィルタの
製造装置を提供する。 【構成】ガラス基板1上にX軸方向に同一の色に着色さ
れたフィルタエレメントを多数個並べて形成し、X軸方
向と直行するY軸方向に隣り合うフィルタエレメントが
違いに異なる色に着色されたフィルタエレメントを多数
個並べて形成するカラーフィルタの製造装置であって、
Y軸方向に並んだ複数のインク吐出口108を夫々有す
る複数のインクジェットヘッドであって、複数のインク
吐出口108のY軸方向のピッチ間隔が、同一色のフィ
ルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と等しく設定さ
れた複数のインクジェットヘッド120a〜120c
と、この複数のインクジェットヘッドとガラス基板1と
の相対位置を移動させるためのXYステージと、複数の
インクジェットヘッドとXYステージとを制御する制御
装置とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光透過性の基板上に、
複数種類の色に着色されたフィルタエレメントを多数形
成することにより製造されるカラーフィルタの製造装置
及び製造方法及びカラーフィルタ及び液晶表示装置及び
この液晶表示装置を備えた装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの発達、
特に携帯用のパーソナルコンピュータの発達に伴い、液
晶ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需
要が増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及
のためには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であ
り、特にコスト的に比重の高いカラーフィルタのコスト
ダウンに対する要求が高まっている。従来から、カラー
フィルタの要求特性を満足しつつ上記の要求に応えるべ
く種々の方法が試みられているが、いまだすべての要求
特性を満足する方法は確率されていない。以下にそれぞ
れの方法を説明する。
【0003】第1の方法は染色法である。染色法は、ガ
ラス基板上に染色用の材料である水溶性高分子材料を塗
布し、これをフォトリソグラフィー工程により所望の形
状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴に
浸漬して着色されたパターンを得る。これを3回繰り返
すことによりR,G,Bのカラーフィルタ層を得る。
【0004】第2の方法は顔料分散法であり、近年染色
法に取って代わりつつある。この方法は、基板上に顔料
を分散した感光性樹脂層を形成し、これをパターニング
することにより単色のパターンを得る。さらにこの工程
を3回繰り返すことにより、R,G,Bのカラーフィル
タ層を形成する。
【0005】第3の方法としては電着法がある。この方
法は、基板上に透明電極をパターニングし、顔料、樹
脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬して第1の色を
電着する。この工程を3回繰り返してR,G,Bを塗り
分けた後、樹脂を熱硬化させることにより表色層を形成
するものである。
【0006】第4の方法としては、印刷法がある。この
方法は、熱硬化型の樹脂に顔料を分散させ、印刷を3回
繰り返すことによりR、G、Bを塗り分けた後、樹脂を
熱硬化させることにより着色層を形成するものである。
また、いずれの方法においても着色層上に保護層を形成
するのが一般的である。
【0007】これらの方法に共通している点は、R,
G,Bの3色を着色するために同一の工程を3回繰り返
す必要があり、コスト高になることである。また工程が
多いほど歩溜まりが低下するという問題点を有してい
る。さらに、電着法においては、形成可能なパターン形
状が限定されるため、現状の技術ではTFT方式のカラ
ー液晶ディスプレイには適用できない。また、印刷法
は、解像性、平滑性が悪いためファインピッチのパター
ンは形成できない。
【0008】これらの欠点を補うべく、特開昭59−7
5205号公報、特開昭63−235901号公報、特
開昭63−294503号公報、あるいは、特開平1−
217320号公報等には、インクジェット方式を用い
てカラーフィルタを製造する方法が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクジェット方式による製造方法においては、イ
ンクを吐出するインクジェットヘッドには一色につき1
つのノズルしか設けられていないため、一枚のカラーフ
ィルタを描画するのに非常に多くの時間を要するという
問題点があった。
【0010】したがって、本発明は上述した課題に鑑み
てなされたものであり、その第1の目的は、1枚あたり
の着色時間を短縮してより高速にカラーフィルタを製造
することができるカラーフィルタの製造装置及び製造方
法を提供することである。
【0011】また、本発明の第2の目的は、インク吐出
ノズルの配列を最適化し、製造装置にかかるコストをよ
り安くすることが出来るカラーフィルタの製造装置及び
製造方法を提供することである。
【0012】また、本発明の第3の目的は、1枚あたり
の着色時間を短縮してより高速に製造されたカラーフィ
ルタ及びこのカラーフィルタを用いた液晶表示装置及び
この液晶表示装置を備えた装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し目
的を達成するために、本発明に係わるカラーフィルタの
製造装置は、光透過性の基板上に1つの方向であるX軸
方向に同一の色に着色されたフィルタエレメントを多数
個並べて形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向に隣
り合うフィルタエレメントが違いに異なる色に着色され
たフィルタエレメントを多数個並べて形成することによ
り製造されるカラーフィルタの製造装置であって、各色
毎に設けられ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出ノズ
ルを夫々有する複数のインク吐出手段であって、前記複
数のインク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、同一
色のフィルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と等し
く設定された複数のインク吐出手段と、該複数のインク
吐出手段と前記基板との相対位置を移動させるための移
動手段と、前記複数のインク吐出手段のインク吐出動作
と前記移動手段の動作とを制御する制御手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記複数のインク吐出手段のY軸方
向のノズル数が、Y軸方向の各色毎のフィルタエレメン
トの数以上であることを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記複数のインク吐出手段を、Y軸
方向に隣接する異なる色のフィルタエレメントのピッチ
分ずつY軸方向にずらして配置したことを特徴としてい
る。
【0016】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記インク吐出手段は、インクを吐
出して着色を行うインクジェットヘッドであることを特
徴としている。
【0017】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、
液滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー変換体を備えていることを特徴としている。
【0018】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造装置において、前記吐出されるインクの体積は、前
記熱エネルギー変換体に加える駆動パルスを変化させる
ことにより制御されることを特徴としている。
【0019】また、本発明のカラーフィルタの製造方法
は、光透過性の基板上に1つの方向であるX軸方向に同
一の色に着色されたフィルタエレメントを多数個並べて
形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向に隣り合うフ
ィルタエレメントが違いに異なる色に着色されたフィル
タエレメントを多数個並べて形成することにより製造さ
れるカラーフィルタの製造方法であって、各色毎に設け
られ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出ノズルを夫々
有する複数のインク吐出手段であって、前記複数のイン
ク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、同一色のフィ
ルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と等しく設定さ
れた複数のインク吐出手段を用い、該インク吐出手段を
X軸方向に走査させながらインクを吐出させ、前記フィ
ルタエレメントの全数を1回のX軸方向の走査により着
色することを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記複数のインク吐出手段のY軸方
向のノズル数が、Y軸方向の各色毎のフィルタエレメン
トの数以上であることを特徴としている。
【0021】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記複数のインク吐出手段を、Y軸
方向に隣接する異なる色のフィルタエレメントのピッチ
分ずつY軸方向にずらして配置したことを特徴としてい
る。
【0022】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記インク吐出手段は、インクを吐
出して着色を行うインクジェットヘッドであることを特
徴としている。
【0023】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、
液滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー変換体を備えていることを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わるカラーフィルタの
製造方法において、前記吐出されるインクの体積は、前
記熱エネルギー変換体に加える駆動パルスを変化させる
ことにより制御されることを特徴としている。
【0025】また、本発明に係わるカラーフィルタは、
光透過性の基板上に1つの方向であるX軸方向に同一の
色に着色されたフィルタエレメントを多数個並べて形成
し、前記X軸方向と直行するY軸方向に隣り合うフィル
タエレメントが違いに異なる色に着色されたフィルタエ
レメントを多数個並べて形成することにより製造される
カラーフィルタであって、各色毎に設けられ、Y軸方向
に並んだ複数のインク吐出ノズルを夫々有する複数のイ
ンク吐出手段であって、前記複数のインク吐出ノズルの
Y軸方向のピッチ間隔が、同一色のフィルタエレメント
のY軸方向のピッチ間隔と等しく設定された複数のイン
ク吐出手段を用い、該インク吐出手段をX軸方向に走査
させながらインクを吐出させ、前記フィルタエレメント
の全数を1回のX軸方向の走査により着色したことを特
徴としている。
【0026】また、本発明に係わる液晶表示装置は、光
透過性の基板上に1つの方向であるX軸方向に同一の色
に着色されたフィルタエレメントを多数個並べて形成
し、前記X軸方向と直行するY軸方向に隣り合うフィル
タエレメントが違いに異なる色に着色されたフィルタエ
レメントを多数個並べて形成することにより製造される
カラーフィルタを用いた液晶表示装置であって、各色毎
に設けられ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出ノズル
を夫々有する複数のインク吐出手段であって、前記複数
のインク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、同一色
のフィルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と等しく
設定された複数のインク吐出手段を用い、該インク吐出
手段をX軸方向に走査させながらインクを吐出させ、前
記フィルタエレメントの全数を1回のX軸方向の走査に
より着色したカラーフィルタと、該カラーフィルタに対
向する基板とを有し、両基板間に液晶化合物を封入した
ことを特徴としている。
【0027】また、本発明に係わる液晶表示装置を備え
た装置は、光透過性の基板上に1つの方向であるX軸方
向に同一の色に着色されたフィルタエレメントを多数個
並べて形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向に隣り
合うフィルタエレメントが違いに異なる色に着色された
フィルタエレメントを多数個並べて形成することにより
製造されるカラーフィルタを用いた液晶表示装置を備え
た装置であって、各色毎に設けられ、Y軸方向に並んだ
複数のインク吐出ノズルを夫々有する複数のインク吐出
手段であって、前記複数のインク吐出ノズルのY軸方向
のピッチ間隔が、同一色のフィルタエレメントのY軸方
向のピッチ間隔と等しく設定された複数のインク吐出手
段を用い、該インク吐出手段をX軸方向に走査させなが
らインクを吐出させ、前記フィルタエレメントの全数を
1回のX軸方向の走査により着色したカラーフィルタ
と、該カラーフィルタに対向する基板とを有し、両基板
間に液晶化合物を封入した液晶表示装置と、該液晶表示
装置に画像信号を出力する画像信号出力手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0028】
【作用】以上のようにこの発明は構成されているので、
インク吐出手段と光透過性の基板の相対位置の一回の移
動で一枚のカラーフィルタのフィルタエレメントをすべ
て着色することができ、一枚あたりの製造に要する時間
を大幅に短縮することができる。
【0029】また、各色とも画素に対応する位置にのみ
インク吐出ノズルが配置されるので、インク吐出手段の
ノズル数を最小にすることができ、さらに、各色で同じ
ヘッドを使用することができるので、装置コストを安く
することができる。
【0030】
【実施例】まず本発明の一実施例に係わるカラーフィル
タの製造装置による、カラーフィルタの製造工程を示
す。
【0031】本実施例においては、基板1として一般に
ガラス基板が用いられるが、液晶用カラーフィルタとし
ての透明性、機械的強度等の必要特性を有するものであ
ればガラス基板に限定されるものではない。
【0032】まず、ブラックマトリクス2が形成された
ガラス基板1を用意する(図1(a))。なお、ブラッ
クマトリクスの形成方法としては、スパッタもしくは蒸
着により金属薄膜を形成し、フォトリソ工程によりパタ
ーニングする方法がある。
【0033】次に、図1(b)に示すように、ブラック
マトリックス2の形成された基板1上に、本実施例によ
るコーティング材料を塗布し、必要に応じてプリベーク
を行って、光照射または光照射と熱処理により光照射部
分のインク吸収性が上昇する樹脂組成物層3を形成す
る。コーティング材料としては、露光または露光と熱処
理を併用することにより露光部のインク吸収性が上昇す
る樹脂組成物を用いる。これは、露光部と未露光部にお
いてインク吸収性に差が生じることを利用して、インク
の混色および必要以上のインクの拡散を防止するように
したものである。
【0034】次いで、ブラックマトリクス2により遮光
されていない部分のコーティング材料をマスク4を介し
てあらかじめパターン露光を行うことにより親インク処
理を行い(図1(c))、潜像を形成する(図1
(d))。
【0035】続いて、インクジェットヘッドを用いて、
R(赤)、G(緑)、B(青)のインクを親インク化さ
れた部分6に着色し(図1(e))、必要に応じてイン
ク乾燥を行う。
【0036】次いで、光照射、熱処理あるいは光照射と
熱処理を行って、着色されたコーティング材料を硬化さ
せ、必要に応じて保護膜8を形成する(図1(f))。
保護膜8としては、光硬化タイプ、熱硬化タイプあるい
は光熱併用タイプの樹脂材料、または、蒸着、スパッタ
等によって形成された無機膜等を用いることができ、カ
ラーフィルタとした場合の透明性を有し、その後のIT
O(Indium Tin Oxide)形成プロセス、配向膜形成プロ
セス等に耐えうるものであれば使用できる。
【0037】図2に、本実施例によるカラーフィルタを
組み込んだTFT(Thin Film Transistor)カラー液晶
パネルの断面を示す。なお、その形態は本例に限定され
るものではない。
【0038】カラー液晶パネルは、一般的にカラーフィ
ルタ基板1と対向基板を合わせ込み、液晶化合物を封入
することにより形成される。液晶パネルの一方の基板の
内側に、TFT(不図示)と透明な画素電極がマトリッ
クス状に形成される。また、もう一方の基板1の内側に
は、画素電極に対向する位置にR(赤)、G(緑)、B
(青)の色材が配列するようにカラーフィルタ10が設
置され、その上に透明な対向電極が一面に形成される。
さらに、基板の面内には配向膜が形成されており、これ
をラッピング処理することにより液晶分子を一定方向に
配列させることができる。また、それぞれのガラス基板
の外側には偏光板が接着されており、液晶化合物は、こ
れらのガラス基板の間隔(2〜5μm程度)に充填され
る。また、バックライトとしては蛍光灯(不図示)と散
乱板(不図示)の組み合わせが一般的に用いられてお
り、液晶化合物をバックライト光の透過率を変化させる
光シャッターとして機能させることにより表示を行う。
【0039】このような液晶パネルを情報処理装置に適
用した場合の例を図11乃至13を参照して説明する。
【0040】図11は上記の液晶パネルをワードプロセ
ッサ,パーソナルコンピュータ,ファクシミリ装置,複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
【0041】図中、1801は装置全体の制御を行なう
制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/O
ポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力し
たり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御
を行なっている。1802はディスプレイ部で、この表
示画面には各種メニューや文書情報およびイメージリー
ダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示され
る。1803はディスプレイ部1802上に設けられた
透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を
押圧することにより、ディスプレイ部1802上での項
目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
【0042】1804はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ,パーソナルコンピュータ,ファクシミリ装
置,複写装置の出力端末として用いられる。
【0043】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路中に設け
られており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原稿
の読取りを行なう。
【0044】1808はイメージリーダ部1807で読
取った原稿データのファクシミリ送信や、送られてきた
ファクシミリ信号を受信して復号するファクシミリ(F
AX)の送受信部であり、外部とのインターフェース機
能を有する。1809は通常の電話機能や留守番電話機
能等の各種電話機能を有する電話部である。
【0045】1810はシステムプログラムやマネージ
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報、さらにはビデオRAM等を含
むメモリ部である。
【0046】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
【0047】1812はフロッピーディスクやハードデ
ィスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記
憶装置1812には文書情報や音楽或は音声情報、ユー
ザのアプリケーションプログラム等が格納される。
【0048】図12は図11に示す情報処理装置の模式
的概観図である。
【0049】図中、1901は上記の液晶パネルを利用
したフラットパネルディスプレイで、各種メニューや図
形情報および文書情報等を表示する。このディスプレイ
1901上ではタッチパネル1803の表面は指等で押
圧することにより座標入力や項目指定入力を行なうこと
ができる。1902は装置が電話器として機能するとき
に使用されているハンドセットである。キーボード19
03は本体と脱着可能にコードを介して接続されてお
り、各種文書機能や各種データ入力を行なうことができ
る。また、このキーボード1903には各種機能キー1
904等が設けられている。1905は外部記憶装置1
812へのフロッピーディスクの挿入口である。
【0050】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を載置する用紙載置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907よりプリン
トされる。
【0051】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
【0052】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0053】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0054】なお、上述した情報処理装置は図13に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図12と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付す。
【0055】次に、図3は、本実施例のカラーフィルタ
製造装置により製造されたカラーフィルタのカラーパタ
ーンを示す図である。それぞれR,G,Bのインクによ
り着色された着色部が一つの画素(フィルタエレメン
ト)であり、ほぼ長方形をしている。一つの画素の長手
方向をX方向、X方向と直角な方向をY方向とすると、
一つの画素の大きさは、すべて同じで、150μm×6
0μmでありX方向のピッチが300μm、Y方向のピ
ッチが100μmである。そして、X方向には同じ色の
画素が一直線に配列され、Y方向には隣合う画素の色が
異なるように夫々の画素が配列されている。また、この
図で示すパターンは、図1(a)の工程で作成されたブ
ラックマトリックスのパターンに相当する。
【0056】画素の個数は、X方向に480個、Y方向
に1920個(各色640個)で、図4に示すように、
カラーフィルタの画面の大きさは、144mm×192
mmで、対角線の長さが240mmの9.4インチサイ
ズの液晶パネル用に対応している。
【0057】次に、図5は、図3に示したカラーフィル
タを製造するための製造装置の構成を示した図である。
【0058】図5において、製造装置20は、不図示の
架台上に載置され、図中X方向及びY方向に移動可能な
XYテーブル22と、このXYテーブル22の上方に不
図示の支持部材を介して架台上に固定されたインクジェ
ットヘッドIJHを備えている。XYテーブル22上に
は、既に前述した方法によりブラックマトリックス2及
び樹脂組成物層3が形成されたガラス基板1が載置され
る。インクジェットヘッドIJHには、赤色のインクを
吐出する赤色ヘッド120aと、緑色のインクを吐出す
る緑色ヘッド120bと、青色のインクを吐出する青色
ヘッド120cが備えられており、これらの各ヘッド1
20a,120b,120cは夫々独立にインクを吐出
することができる様に構成されている。なお、図5にお
いては、インクジェットヘッドIJHのY方向の幅がガ
ラス基板1の幅よりもかなり小さく図示されているが、
この実施例においては、実際上は後述するようにインク
ジェットヘッドIJHのY方向の幅は、ガラス基板1の
幅とほぼ同じに設定されている。
【0059】次に、図6は樹脂組成物層3にインクを吹
き付けるためのインクジェットヘッドIJHの構造を示
す図である。
【0060】図6において、インクジェットヘッドIJ
Hは、インクを加熱するための複数のヒータ102が形
成された基板であるヒータボード104と、このヒータ
ボード104の上にかぶせられる天板106とから概略
構成されている。天板106には、複数の吐出口108
が形成されており、吐出口108の後方には、この吐出
口108に連結するトンネル状の液路110が形成され
ている。各液路110は、各壁112により隣の液路と
隔絶されている。各液路110は、その後方において1
つのインク液室114に共通に接続されており、インク
液室114には、インク供給口116を介してインクが
供給され、このインクはインク液室114から夫々の液
路110に供給される。
【0061】ヒータボード104と、天板106とは、
各液路110に対応した位置に各ヒータ102が来る様
に位置合わせされて図6の様な状態に組み立てられる。
図6においては、2つのヒータ102しか示されていな
いが、ヒータ102は、夫々の液路110に対応して1
つずつ配置されている。そして、図6の様に組み立てら
れた状態で、ヒータ102に所定の駆動パルスを供給す
ると、ヒータ102上のインクが沸騰して気泡を形成
し、この気泡の体積膨張によりインクが吐出口108か
ら押し出されて吐出される。
【0062】図7は、製造装置の構成を示すブロック図
である。
【0063】図7において、製造装置の全体動作を制御
するCPU30には、XYステージ22をXY方向に駆
動するためのX方向駆動モータ36及びY方向駆動モー
タ38が、Xモータ駆動回路32及びYモータ駆動回路
34を介して接続されている。また、CPU30には、
ヘッド駆動回路40を介してインクジェットヘッドIJ
Hが接続されている。更にCPU30には、XYステー
ジ22の位置を検出するためのXエンコーダ42及びY
エンコーダ44が接続されており、XYステージ22の
位置情報が入力される。また、プログラムメモリ46内
の制御プログラムも入力される。CPU30は、この制
御プログラムとXエンコーダ42及びYエンコーダ44
の位置情報に基づいて、XYステージ22を移動させ、
ガラス基板1上の所望の格子枠をインクジェットヘッド
IJHの下方にもたらし、その枠内に所望の色のインク
を吹き付けて着色する。これを各枠に対して行なうこと
によりカラーフィルタを製造する。
【0064】次に、ガラス基板を着色するに際しての、
本発明の特徴的な部分について図8を用いて説明する。
【0065】図8で示すインクジェットヘッドIJHの
それぞれのヘッド120a,120b,120cは、ガ
ラス基板1のY方向長さに対応しており、各色とも64
0個の吐出口108を有しており、吐出口のピッチはカ
ラーフィルタの各色ごとのY方向の画素ピッチと同じ
で、300μmである。各インクジェットヘッド120
a,120b,120cは、まったく同じ構造のもので
あり、その取り付け位置が、X方向には平行で等間隔に
配列され、Y方向には隣接画素の間隔だけずらして配置
してある。したがって、各インクジェットヘッド120
a,120b,120cの各吐出口108は、X方向に
は一直線に等間隔で、Y方向に100μmずつずれて並
んでいる。
【0066】このように構成された、製造装置におい
て、ガラス基板1を載置されたX−Yテーブル22を、
インクジェットヘッドIJHに対してX方向に相対移動
させて、ガラス基板1上の所定の位置に、それぞれR,
G,Bのインクを吐出していき、ガラス基板を一回X方
向に搬送するだけで、1枚のカラーフィルタのパターン
が着色される。
【0067】このとき、一つの画素に対しては図9に示
すように、ブラックマトリックス2で囲まれた枠内に、
インクの中心が入るようにして、また枠全体をインクが
おおうように複数のインクを連続して吐出させる。
【0068】このようにして、カラーフィルタ全面の着
色がX方向の1回の走査により行われる。
【0069】(他の実施例)図10は、本発明の他の実
施例のカラーフィルタの製造装置におけるインクジェッ
トヘッドIJHと、このインクジェットヘッドIJHに
より着色されるカラーフィルタのパターンを示してい
る。この他の実施例においては、カラーフィルタの着色
パターンは上記の一実施例と同じであるが、インクジェ
ットヘッドIJHの各ヘッド120a,120b,120
cが、走査方向(X方向)に対して斜めに配置されてい
る。このようにヘッドを斜めに配置することにより、各
ヘッドに形成される吐出口108の間隔が広がることに
より、インクジェットヘッドIJHの設計の自由度が大
きくなる。また、各ヘッドの傾き角度を変更することに
より、Y軸方向の各画素の配列ピッチが異なった場合で
も対応することができ、一つのインクジェットヘッドで
複数種類のカラーフィルタの製造が可能となる。
【0070】なお、上記の実施例においては、ブラック
マトリックス2がガラス基板1上に形成された場合であ
ったが、ブラックマトリックス2は、ガラス基板1上の
みに形成する場合に限定するものでなく、図2におい
て、対向するもう一方の基板側に形成するものであって
もよい。この場合インクは、図1の親インク化されてい
ない部分5の枠内に入るように吐出させる。
【0071】さらに、本実施例において、インクジェッ
トヘッドは、ヒータ102上のインクジェットが沸騰し
て、気泡を発生し、この気泡の体積膨張によりインクが
吐出口108から押し出されて吐出するバブルジェット
方式のインクジェットヘッドであったが、本発明におい
てはこれに限定されるものではなく、ピエゾ素子を用い
たインクジェットヘッドであってもよい。
【0072】以上説明したように、上記の実施例によれ
ば、インクジェットヘッドとガラス基板の相対位置の一
回の移動で一枚のカラーフィルタの画素をすべて描画す
ることができ、一枚あたりに要する時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0073】また、各色に対応したインクジェットヘッ
ドを、Y方向に隣接する異なる色の画素ピッチ分ずつノ
ズル方向にずらして配置したことにより、各色とも画素
に対向する位置にのみインクジェットヘッドのノズルが
配置されるので、インクジェットヘッドのノズル数を最
小にすることができ、また、各色で同じヘッドを使用す
ることができるので、装置コストを安くすることができ
る。
【0074】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0075】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0076】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0077】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0078】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0079】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0080】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0081】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0082】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インク吐出手段と光透過性の基板の相対位置の一回の移
動で一枚のカラーフィルタのフィルタエレメントをすべ
て着色することができ、一枚あたりの製造に要する時間
を大幅に短縮することができる。
【0084】また、各色とも画素に対応する位置にのみ
インク吐出ノズルが配置されるので、インク吐出手段の
ノズル数を最小にすることができ、さらに、各色で同じ
ヘッドを使用することができるので、装置コストを安く
することができる。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーフィルタの製造工程を説明する図であ
る。
【図2】一実施例の製造装置により製造されるカラーフ
ィルタをTFT液晶パネルに組み込んだときの構造を示
す断面図である。
【図3】一実施例の製造装置により製造されるカラーフ
ィルタのパターンを示す図である。
【図4】一実施例の製造装置により製造されるカラーフ
ィルタえをTFT液晶パネルに組み込んだときの表示部
のサイズを示す図である。
【図5】一実施例の製造装置の概略構成を示す図であ
る。
【図6】インクジェットヘッドの構造を示す図である。
【図7】一実施例の製造装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図8】一実施例の製造装置におけるヘッド部分を示す
図である。
【図9】インクジェットの吐出のしかたを示す図であ
る。
【図10】インクジェットヘッドを走査方向に対して斜
めに配置した構成を示す図である。
【図11】液晶パネルが使用される情報処理装置を示し
た図である。
【図12】液晶パネルが使用される情報処理装置を示し
た図である。
【図13】液晶パネルが使用される情報処理装置を示し
た図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 ブラックマトリクス 3 樹脂組成物 4 マスク 5 親インク化されていない部分 6 親インク化された部分 7 インクジェット 8 保護膜 22 XYステージ 120a インクジェットヘッド(R) 120b インクジェットヘッド(G) 120c インクジェットヘッド(B) IJH インクジェットヘッド

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性の基板上に1つの方向であるX
    軸方向に同一の色に着色されたフィルタエレメントを多
    数個並べて形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向に
    隣り合うフィルタエレメントが違いに異なる色に着色さ
    れたフィルタエレメントを多数個並べて形成することに
    より製造されるカラーフィルタの製造装置であって、 各色毎に設けられ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出
    ノズルを夫々有する複数のインク吐出手段であって、前
    記複数のインク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、
    同一色のフィルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と
    等しく設定された複数のインク吐出手段と、 該複数のインク吐出手段と前記基板との相対位置を移動
    させるための移動手段と、 前記複数のインク吐出手段のインク吐出動作と前記移動
    手段の動作とを制御する制御手段とを具備することを特
    徴とするカラーフィルタの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のインク吐出手段のY軸方向の
    ノズル数が、Y軸方向の各色毎のフィルタエレメントの
    数以上であることを特徴とする請求項1に記載のカラー
    フィルタの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のインク吐出手段を、Y軸方向
    に隣接する異なる色のフィルタエレメントのピッチ分ず
    つY軸方向にずらして配置したことを特徴とする請求項
    1に記載のカラーフィルタの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記インク吐出手段は、インクを吐出し
    て着色を行うインクジェットヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載のカラーフィルタの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記インクジェットヘッドは、熱エネル
    ギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、液滴
    に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
    換体を備えていることを特徴とする請求項4に記載のカ
    ラーフイルタの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記吐出されるインクの体積は、前記熱
    エネルギー変換体に加える駆動パルスを変化させること
    により制御されることを特徴とする請求項5に記載のカ
    ラーフイルタの製造装置。
  7. 【請求項7】 光透過性の基板上に1つの方向であるX
    軸方向に同一の色に着色されたフィルタエレメントを多
    数個並べて形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向に
    隣り合うフィルタエレメントが違いに異なる色に着色さ
    れたフィルタエレメントを多数個並べて形成することに
    より製造されるカラーフィルタの製造方法であって、 各色毎に設けられ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出
    ノズルを夫々有する複数のインク吐出手段であって、前
    記複数のインク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、
    同一色のフィルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と
    等しく設定された複数のインク吐出手段を用い、該イン
    ク吐出手段をX軸方向に走査させながらインクを吐出さ
    せ、前記フィルタエレメントの全数を1回のX軸方向の
    走査により着色することを特徴とするカラーフィルタの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記複数のインク吐出手段のY軸方向の
    ノズル数が、Y軸方向の各色毎のフィルタエレメントの
    数以上であることを特徴とする請求項7に記載のカラー
    フィルタの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記複数のインク吐出手段を、Y軸方向
    に隣接する異なる色のフィルタエレメントのピッチ分ず
    つY軸方向にずらして配置したことを特徴とする請求項
    7に記載のカラーフィルタの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記インク吐出手段は、インクを吐出
    して着色を行うインクジェットヘッドであることを特徴
    とする請求項7に記載のカラーフィルタの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、液
    滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
    変換体を備えていることを特徴とする請求項10に記載
    のカラーフイルタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記吐出されるインクの体積は、前記
    熱エネルギー変換体に加える駆動パルスを変化させるこ
    とにより制御されることを特徴とする請求項11に記載
    のカラーフイルタの製造方法。
  13. 【請求項13】 光透過性の基板上に1つの方向である
    X軸方向に同一の色に着色されたフィルタエレメントを
    多数個並べて形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向
    に隣り合うフィルタエレメントが違いに異なる色に着色
    されたフィルタエレメントを多数個並べて形成すること
    により製造されるカラーフィルタであって、 各色毎に設けられ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出
    ノズルを夫々有する複数のインク吐出手段であって、前
    記複数のインク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、
    同一色のフィルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と
    等しく設定された複数のインク吐出手段を用い、該イン
    ク吐出手段をX軸方向に走査させながらインクを吐出さ
    せ、前記フィルタエレメントの全数を1回のX軸方向の
    走査により着色したことを特徴とするカラーフィルタ。
  14. 【請求項14】 光透過性の基板上に1つの方向である
    X軸方向に同一の色に着色されたフィルタエレメントを
    多数個並べて形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向
    に隣り合うフィルタエレメントが違いに異なる色に着色
    されたフィルタエレメントを多数個並べて形成すること
    により製造されるカラーフィルタを用いた液晶表示装置
    であって、 各色毎に設けられ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出
    ノズルを夫々有する複数のインク吐出手段であって、前
    記複数のインク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、
    同一色のフィルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と
    等しく設定された複数のインク吐出手段を用い、該イン
    ク吐出手段をX軸方向に走査させながらインクを吐出さ
    せ、前記フィルタエレメントの全数を1回のX軸方向の
    走査により着色したカラーフィルタと、 該カラーフィルタに対向する基板とを有し、 両基板間に液晶化合物を封入したことを特徴とする液晶
    表示装置。
  15. 【請求項15】 光透過性の基板上に1つの方向である
    X軸方向に同一の色に着色されたフィルタエレメントを
    多数個並べて形成し、前記X軸方向と直行するY軸方向
    に隣り合うフィルタエレメントが違いに異なる色に着色
    されたフィルタエレメントを多数個並べて形成すること
    により製造されるカラーフィルタを用いた液晶表示装置
    を備えた装置であって、 各色毎に設けられ、Y軸方向に並んだ複数のインク吐出
    ノズルを夫々有する複数のインク吐出手段であって、前
    記複数のインク吐出ノズルのY軸方向のピッチ間隔が、
    同一色のフィルタエレメントのY軸方向のピッチ間隔と
    等しく設定された複数のインク吐出手段を用い、該イン
    ク吐出手段をX軸方向に走査させながらインクを吐出さ
    せ、前記フィルタエレメントの全数を1回のX軸方向の
    走査により着色したカラーフィルタと、該カラーフィル
    タに対向する基板とを有し、両基板間に液晶化合物を封
    入した液晶表示装置と、 該液晶表示装置に画像信号を出力する画像信号出力手段
    とを具備することを特徴とする、液晶表示装置を備えた
    装置。
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