JP2002022926A - カラーフィルターの製造方法 - Google Patents

カラーフィルターの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット方式にて色剤をブラックマト
リックス付き基板に塗布することによりカラーフィルタ
ーを作製するに際して、インクジェットヘッドの取付け
角度を変えることなく、カラーフィルターの画素に応じ
て、しかもステージの蛇行に対応して色剤を基板上に滴
下する。 【解決手段】 十分な解像力のあるインクジェットヘッ
ド4を用い、着色すべき画素に対応して、最適なオリフ
ィス4aを選択して色剤を滴下するようにしたことによ
り、インクジェットヘッドの取付け角度の調整の手間が
かからず、画素に応じた色剤の塗布を行うことができ、
しかも基板を載せたステージの蛇行に対応して色剤を基
板上に滴下して正確に着色することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶カラーディス
プレイなどに用いられるカラーフィルターの技術分野に
属するものであり、詳しくは着色インキをインクジェッ
ト方式にて基板上にライン状に塗布してカラーフィルタ
ーを製造する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶用カラーフィルターは、ガラスなど
の透明基板上に赤、緑、青の3色の色素をモザイク状又
はストライプ状に配置し、それぞれの境界をブラックマ
トリックスで区画した構造をしている。このカラーフィ
ルターの製造方法として、現在では顔料分散法が主流で
ある。この方法では、まず、ブラックマトリックスを形
成したガラス基板上に、赤、緑、青いずれかの光反応性
レジストインキを全面に塗布し、次いで、マスク露光に
より、塗布した着色層を形成したい部分のみを硬化さ
せ、現像工程により不要部分を除去し、一色目の着色層
を形成するが、同様の工程を3回繰り返し、赤、緑、青
の3色の着色を得る。したがって、工程数が多く、また
現像によりレジストインキを殆ど無駄にするため、低コ
ストで高効率なカラーフィルターの製造方法が望まれて
いる。そこで、低コストで、簡便なカラーフィルターの
製造方法として、インクジェット法によるカラーフィル
ターの製造方法が、特開昭59−75205号公報で既
に提案されている。
【0003】このインクジェット方式によるカラーフィ
ルターの製造方法は、複数のオリフィスを有するインク
ジェットヘッドを使用し、このインクジェットヘッドを
基板と対向させて相対的に移動させながら着色インキを
吐出して基板上にライン状に塗布して着色層を形成する
方法であり、このインクジェットヘッドを組み込んだ塗
布装置を用いて行われる3色同時塗布方法の模式図を図
1に示す。
【0004】図1においてGはステージSの上に載置さ
れた塗布対象の基板であり、複数個のインクジェットヘ
ッドを備えた塗布装置をこの基板Gに対して相対的に移
動させることで着色インキをライン状に塗布するように
構成されている。すなわち、左側の8つのインクジェッ
トヘッドHrは赤色用の着色インキを吐出するもので、
図示しないフレームに取り付けられ、各インクジェット
ヘッドHrにおける複数のオリフィスが基板Gの幅方向
に連続するようになっている。同様に、中央の8つの塗
布ヘッドHgは緑色用の着色インキを吐出するもので、
図示しないフレームに取り付けられ、各インクジェット
ヘッドHgにおける複数のオリフィスが基板の幅方向に
連続するようになっている。また同様に、右側の8つの
インクジェットヘッドHbは青色用の着色インキを吐出
するもので、図示しないフレームに取り付けられ、各イ
ンクジェットヘッドHbにおける複数のオリフィスが基
板の幅方向に連続するようになっている。したがって、
複数のオリフィスから着色インキを吐出しながらそれぞ
れのインクジェットヘッドが一体となって基板と相対的
に移動することで、一度の塗布工程で3色の着色インキ
が塗布される。
【0005】インクジェット法によるカラーフィルター
の製造方法としては、大きく分けて3つの方法が提案さ
れている。
【0006】第1の方法は、特開平9−203803号
公報等で提案されている。この方法は隔壁を設ける方式
である。この方式では、まず図2(a)に示すように、
基板11にライン状の樹脂ブラックマトリックスからな
る隔壁12を形成し、その隔壁12の上部12aに撥水
処理等を施しておく。そして、図2(b)に示すよう
に、インクジェットヘッド13から隔壁12の中に着色
インキ14を付与する。着色インキ14は隔壁12によ
り拡散が防止されるので、図2(c)に示す如く基板1
1上における隔壁12の間に着色層15が形成される。
【0007】第2の方法は、特開平8−230314号
公報等で提案されている。この方法は吸収層を設ける方
式である。この方式では、まず図3(a)に示すよう
に、基板21にライン状の樹脂ブラックマトリックス2
2を形成し、それを覆ってインク吸収層23をベタで形
成する。次いで、図3(b)に示すように、マスク24
を介して露光を行ってブラックマトリックス22の上部
23aを硬化させて吸収性を無くした後、図3(c)に
示すように、インクジェットヘッド25からインク吸収
層23に着色インキ26を付与する。着色インキ26は
インク吸収層23にしみ込むので、基板21上における
ブラックマトリックス22間に着色層27が形成され
る。
【0008】これら第1及び第2の方法は一長一短があ
るため、本発明者らは、第3の方法として、特開平11
−337726号等の方法を既に提案している。
【0009】この第3の方法は光触媒方式である。この
方式では、まず図4(a)に示すように、基板31にク
ロムブラックマトリックス32を形成し、その上に、光
触媒として、酸化チタンをシリコーン樹脂中に分散した
光触媒含有層33を形成する。光触媒含有層33は、光
触媒の分解作用により露光部分の有機基を分解し、この
部分のインキ反発性を低下させる機能を有する。次に、
図4(b)に示すように、着色層を形成する部分33a
だけ、マスク34を介してマスク露光を行った後、図4
(c)に示すように、インクジェットヘッド35から着
色インキ36を付与すると、未露光部分のインキ反発作
用により、未露光部を境界として、露光部分にのみ着色
インキが濡れ広がる。これを乾燥、硬化することで、着
色層37を形成することができる。未露光部は、着色イ
ンキの隣接する画素への濡れ拡がりを防止するため、画
素の間、すなわちブラックマトリックス32上に形成さ
れ、好ましくは、ブラックマトリックス32の幅より狭
い範囲を未露光部とした方が、より均一な着色層を形成
することができる。着色インキとしては、水系、溶剤系
のいずれも使用することができ、好ましい溶剤として
は、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテー
トを主成分としたものや、インキ反発性を向上させるた
め、ブチルカルビトールアセテートを主成分としたイン
キが用いられる。また、色剤としては、染料、顔料のい
ずれも使用することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶カラー
ディスプレイの規格の違いによりカラーフィルターの線
幅及びピッチは様々であり、これに対してインクジェッ
トヘッドの吐出ピッチは一定であることから、両者のピ
ッチを合わせるためにインクジェットヘッドの取付け角
度を調整するようにしているが、この取付け角度が少し
でもずれると、着色インキのはみ出し等の不具合が生じ
るため、角度調整は厳密に行う必要があり、この調整作
業が大きな手間になっている。また、インクジェットヘ
ッドは塗布方向に対して斜めに配置するので、塗布開始
位置を揃えるために、各チャンネルごとに塗布開始のタ
イミングを厳密に制御する必要がある。
【0011】また、インクジェット方式でカラーフィル
ターを製造する場合、通常はインクジェットヘッドを固
定した状態で基板を載せたステージを移動させながら着
色インキを滴下する。したがって、大型のカラーフィル
ターを製造する場合や生産性を上げようとする場合に
は、ステージのストロークが長くなるが、それに連れて
ステージの直進精度が低下する傾向にある。そして、ス
テージの直進精度が低下して蛇行を起こすと、着色イン
キがストライプパターンの中央に滴下されずに、隣のラ
インとの境界や隣のライン上に滴下されるといった不具
合が生じる。
【0012】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、インクジェッ
ト方式にて着色インキをブラックマトリックス付き基板
に塗布することによりカラーフィルターを作製するに際
して、インクジェットヘッドの取付け角度を変えること
なく、カラーフィルターの画素に応じて、しかもステー
ジの蛇行に対応して着色インキを基板上に滴下すること
のできるカラーフィルターの製造方法を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1のタイプのカラーフィルターの製
造方法は、多数のオリフィスを有するインクジェットヘ
ッドを使用し、インクジェットヘッドに対して基板を相
対的に移動させながら、オリフィスから着色インキを基
板上に付与し、基板の特定部位をパターン状に着色する
工程を含むカラーフィルターの製造方法において、イン
クジェットヘッドの相対的な移動方向に対して垂直方向
のオリフィス間距離が、カラーフィルターの画素の幅よ
りも十分小さいインクジェットヘッドを使用し、着色す
べき画素の中央に最も近いオリフィスを選択し、着色イ
ンキを滴下することを特徴としている。
【0014】また、同様の目的を達成するため、本発明
に係る第2のタイプのカラーフィルターの製造方法は、
多数のオリフィスを有するインクジェットヘッドを使用
し、インクジェットヘッドに対して基板を相対的に移動
させながら、オリフィスから着色インキを基板上に付与
し、基板の特定部位をパターン状に着色する工程を含む
カラーフィルターの製造方法において、インクジェット
ヘッドの相対的な移動方向に対して垂直方向のオリフィ
ス間距離が等しいインクジェットヘッドをn個(n≧
2)、該オリフィス間距離の1/nずつずらして配置す
ることで、オリフィス間の距離をカラーフィルターの画
素の幅よりも十分小さくすると共に、着色すべき画素の
中央に最も近いオリフィスを選択し、着色インキを滴下
することを特徴としている。
【0015】また、同様の目的を達成するため、本発明
に係る第3のタイプのカラーフィルターの製造方法は、
多数のオリフィスを有するインクジェットヘッドを使用
し、インクジェットヘッドに対して基板を相対的に移動
させながら、オリフィスから着色インキを基板上に付与
し、基板の特定部位をパターン状に着色する工程を含む
カラーフィルターの製造方法において、インクジェット
の相対的な移動方向に対して垂直方向のオリフィス間距
離の1/nずつずらしてn回スキャンし、着色すべき画
素の中央に最も近いオリフィスを選択し、着色インキを
滴下することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の望ましい実施形態を説明する。
【0017】図5は本発明に係る第1のタイプのカラー
フィルターの製造方法を説明するためのもので、ステー
ジ上に載置したブラックマトリックス付き基板とインク
ジェットヘッドとの位置関係を示す模式的な説明図であ
る。
【0018】図中1はガラス等からなる基板で、その上
にはストライプ状のブラックマトリックス2が形成され
ている。各ブラックマトリックス2の間はそれぞれカラ
ーフィルターのストライプパターンになっており、図示
のように、RGBの各色に着色すべきストライプパター
ンが繰り返し状態で並んでいる。通常、この基板1は、
着色インキの塗布時に移動式のステージ上に載置され、
インクジェットヘッドに対して相対的に移動する。
【0019】基板1の上方には、インクジェットヘッド
3が位置している。このインクジェットヘッド3は、等
間隔で一列に並んだ多数のオリフィス3aを有してい
る。そして、図5ではRGBそれぞれの着色インキを吐
出する3個のインクジェットヘッド3がストライプパタ
ーンに対して直角方向に配列されている。この第1のタ
イプで重要なことは、インクジェットヘッドの相対的な
移動方向に対して垂直方向のオリフィス間距離が、カラ
ーフィルターの画素の幅よりも十分小さいことであり、
言い換えれば十分な解像度を持っていることである。
【0020】このインクジェットヘッド3により着色イ
ンキを塗布するに際しては、インクジェットヘッド3に
対して基板1を図5の矢印方向に移動させながら、イン
クジェットヘッド3で着色すべきストライプパターンの
中央に最も近いオリフィス3aを選択して着色インキを
滴下する。図5では3列に並んだインクジェット3を同
時に作動させることで、一度にRGB3色の着色インキ
を塗布することができる。図5は黒くマークしたオリフ
ィス3aからその下のストライプパターンに着色インキ
を吐出している状態を示している。
【0021】そして、ステージの直進性が良好でなくイ
ンクジェットヘッド3がストライプパターンに対して蛇
行する場合、蛇行の様子は予め分かっているので、各位
置でそれぞれ最適なオリフィス3aを選択して着色イン
キを滴下することで、着色インキのはみ出し等の不具合
を防止することができる。
【0022】図6は本発明に係る第2のタイプのカラー
フィルターの製造方法を説明するためのもので、この方
法で使用する多列インクジェットヘッドを示す模式的な
説明図である。
【0023】上記した第1のタイプでは、等間隔で一列
に並んだ多数のオリフィスを有するインクジェットヘッ
ドを使用したが、カラーフィルターのストライプパター
ンのピッチが小さく、それに対して十分な解像度のイン
クジェットヘッドを用意するのが困難な場合は、図6の
ように、複数のインクジェットヘッド4を少しずつずら
して配置した多列インクジェットヘッドを使用するとよ
い。すなわち、インクジェットヘッドの相対的な移動方
向に対して垂直方向のオリフィス間距離が等しいn個
(n≧2)のインクジェットヘッドを、オリフィス間距
離の1/nずつずらして配置することで、解像度をn倍
に高めることができる。図6では、4個のインクジェッ
トヘッド4を1/4ピッチずつずらして多列に配列する
ことで解像度が4倍になっている。
【0024】基板に対して着色インキを塗布するに際し
ては、この多列インクジェットヘッドを各色毎に使用す
る。そして、インクジェットヘッド4に対して基板を移
動させながら、一つの多列インクジェットヘッドで着色
すべきストライプパターンの中央に最も近いオリフィス
4aを選択して着色インキを滴下する。
【0025】図7は本発明に係る第3のタイプのカラー
フィルターの製造方法を説明するためのもので、この方
法で使用するインクジェットヘッドの動作を示す模式的
な説明図である。
【0026】上記した第2のタイプでは、十分な解像度
のインクジェットヘッドを用意するのに、複数のインク
ジェットヘッドを少しずつずらして配置した多列インク
ジェットヘッドを使用したが、インクジェットヘッドの
解像度を上げる他の方法として図7に示す方法がある。
すなわち、基板に対して着色インキを塗布する際に、イ
ンクジェットの相対的な移動方向に対して垂直方向のオ
リフィス間距離の1/nずつずらしてn回スキャンする
ことにより実質的に解像度をn倍にするのである。そし
て、スキャンしながら、インクジェットヘッド5で着色
すべきストライプパターンの中央に最も近い位置を通る
オリフィス5aを選択して着色インキを滴下する。
【0027】図8はインクジェットヘッドの解像度を説
明するための図である。この図8に示すように、インク
ジェットヘッドのオリフィスから吐出される着色インキ
の液滴6がブラックマトリックス2間の着色ラインとし
てのストライプパターンの中心から最もはずれるのは、
オリフィスピッチPの中心がストライプパターンの中心
線αと重なった時となる。
【0028】着色インキを滴下した時に、着色インキが
画素からはみ出さない条件は、カラーフィルターの画素
の幅をWに対し、インクジェットヘッドで滴下可能な液
滴のインクジェットヘッドの相対的な移動方向に対する
垂直方向の最小距離をpとし、滴下する液滴の直径をr
とすると、 r<1/2(W−p) の関係が成り立つ。そして、着色インキの液滴6は落下
時に、飛翔中の半径の約1.5倍になるため、 1.5r<1/2(W−p) となり、インクジェットヘッドの相対的な移動方向に対
する垂直方向のオリフィスピッチは、 p<W−3p となる。したがって、例えば、液滴:30μm、ストラ
イプパターンの幅:90μmの場合、インクジェットヘ
ッドの相対的な移動方向に対する垂直方向のオリフィス
ピッチは45μm以下となり、約600dpiの解像度
が必要となる。
【0029】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は図4に示した光触媒方式に特に有効であ
る。すなわち、未露光部が、隣接する画素への着色イン
キの濡れ拡がりを防止する働きを利用する光触媒方式で
は、着色インキを滴下して着色する場合、必ずしも液滴
を画素の中央に滴下する必要はなく、露光した範囲内に
滴下することができれば、良好な着色パターンを形成で
きるという、ある程度の許容範囲があるからである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラーフ
ィルターの製造方法よれば、十分な解像力のあるインク
ジェットヘッドを用い、着色すべき画素に対応して、最
適なオリフィスを選択して着色インキを滴下するように
したことにより、インクジェットヘッドの取付け角度の
調整の手間がかからず、画素に応じた着色インキの塗布
を行うことができ、しかも基板を載せたステージの蛇行
に対応して着色インキを基板上に滴下して正確に着色す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットヘッドを組み込んだ塗布装置を
用いて行われる3色同時塗布方法の模式図である。
【図2】インクジェットヘッドから着色インキを吐出し
て基板上に着色層を形成する一つの方法を示す説明図で
ある。
【図3】インクジェットヘッドから着色インキを吐出し
て基板上に着色層を形成する別の方法を示す説明図であ
る。
【図4】インクジェットヘッドから着色インキを吐出し
て基板上に着色層を形成するさらに別の方法を示す説明
図である。
【図5】本発明に係る第1のタイプのカラーフィルター
の製造方法を説明するためのもので、ステージ上に載置
したブラックマトリックス付き基板とインクジェットヘ
ッドとの位置関係を示す模式的な説明図である。
【図6】本発明に係る第2のタイプのカラーフィルター
の製造方法を説明するためのもので、この方法で使用す
る多列インクジェットヘッドを示す模式的な説明図であ
る。
【図7】本発明に係る第3のタイプのカラーフィルター
の製造方法を説明するためのもので、この方法で使用す
るインクジェットヘッドの動作を示す模式的な説明図で
ある。
【図8】インクジェットヘッドの解像度を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ブラックマトリックス 3 インクジェットヘッド 3a オリフィス 4 インクジェットヘッド 4a オリフィス 5 インクジェットヘッド 5a オリフィス 6 液滴 11 基板 12 隔壁 13 インクジェットヘッド 14 着色インキ 15 着色層 21 基板 22 ブラックマトリックス 23 インク吸収層 24 マスク 25 インクジェットヘッド 26 着色インキ 27 着色層 31 基板 32 ブラックマトリックス 33 光触媒層 34 マスク 35 インクジェットヘッド 36 着色インキ 37 着色層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のオリフィスを有するインクジェッ
    トヘッドを使用し、インクジェットヘッドに対して基板
    を相対的に移動させながら、オリフィスから着色インキ
    を基板上に付与し、基板の特定部位をパターン状に着色
    する工程を含むカラーフィルターの製造方法において、
    インクジェットヘッドの相対的な移動方向に対して垂直
    方向のオリフィス間距離が、カラーフィルターの画素の
    幅よりも十分小さいインクジェットヘッドを使用し、着
    色すべき画素の中央に最も近いオリフィスを選択し、着
    色インキを滴下することを特徴とするカラーフィルター
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 多数のオリフィスを有するインクジェッ
    トヘッドを使用し、インクジェットヘッドに対して基板
    を相対的に移動させながら、オリフィスから着色インキ
    を基板上に付与し、基板の特定部位をパターン状に着色
    する工程を含むカラーフィルターの製造方法において、
    インクジェットヘッドの相対的な移動方向に対して垂直
    方向のオリフィス間距離が等しいインクジェットヘッド
    をn個(n≧2)、該オリフィス間距離の1/nずつず
    らして配置することで、オリフィス間の距離をカラーフ
    ィルターの画素の幅よりも十分小さくすると共に、着色
    すべき画素の中央に最も近いオリフィスを選択し、着色
    インキを滴下することを特徴とするカラーフィルターの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 多数のオリフィスを有するインクジェッ
    トヘッドを使用し、インクジェットヘッドに対して基板
    を相対的に移動させながら、オリフィスから着色インキ
    を基板上に付与し、基板の特定部位をパターン状に着色
    する工程を含むカラーフィルターの製造方法において、
    インクジェットの相対的な移動方向に対して垂直方向の
    オリフィス間距離の1/nずつずらしてn回スキャン
    し、着色すべき画素の中央に最も近いオリフィスを選択
    し、着色インキを滴下することを特徴とするカラーフィ
    ルターの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のカラー
    フィルターの製造方法において、カラーフィルターの画
    素の幅Wに対し、インクジェットヘッドで滴下可能な液
    滴のインクジェットヘッドの相対的な移動方向に対する
    垂直方向の最小距離をpとし、滴下する液滴の直径をr
    としたときに、 p<W−3r の関係式が成り立つことを特徴とするカラーフィルター
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のカラー
    フィルターの製造方法において、基板上の特定部位が相
    対的にインキ反発性が低下した部位であるか、または相
    対的にインキ濡れ性が向上した部位であることを特徴と
    するカラーフィルターの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のカラーフィルターの製
    造方法において、基板が、光触媒をシリコーン樹脂中に
    分散した、光触媒含有層を有することを特徴とするカラ
    ーフィルターの製造方法。
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