JPH07318723A - カラーフイルタの製造方法及び製造装置及びカラーフイルタ及び液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた装置 - Google Patents

カラーフイルタの製造方法及び製造装置及びカラーフイルタ及び液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた装置

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JPH07318723A
JPH07318723A JP5722495A JP5722495A JPH07318723A JP H07318723 A JPH07318723 A JP H07318723A JP 5722495 A JP5722495 A JP 5722495A JP 5722495 A JP5722495 A JP 5722495A JP H07318723 A JPH07318723 A JP H07318723A
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/09Ink jet technology used for manufacturing optical filters

Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルターの色の濃度を均一化することができ
るカラーフイルタの製造方法を提供する。 【構成】光透過性の基板上に着色されたフイルタエレメ
ントを多数個並べて形成することにより製造されるカラ
ーフイルタの製造方法であって、基板上のフイルタエレ
メント形成領域に、フイルタエレメントを形成するため
の着色された第1の体積の液滴40a〜40dを吐出す
る第1の吐出工程と、基板上の第1の体積の液滴が吐出
された位置の上に、第1の体積よりも小さい第2の体積
の液滴42a〜42dを重ねて吐出する第2の吐出工程
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光透過性の基板上に着
色されたフイルタエレメントを多数個並べて形成するこ
とにより製造されるカラーフイルタの製造方法及び製造
装置及びカラーフイルタ及び液晶表示装置及びこの液晶
表示装置を備えた装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの発達、
特に携帯用パーソナルコンピュータの発達に伴い、液晶
ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需要
が増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及の
ためには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であ
り、特にコスト的に比重の高いカラーフイルタのコスト
ダウンに対する要求が高まっている。従来から、カラー
フイルタの要求特性を満足しつつ上記の要求に応えるべ
く種々の方法が試みられているが、いまだ全ての要求特
性を満足する方法は確立されていない。以下にそれぞれ
の方法を説明する。
【0003】最も多く用いられている第1の方法が染色
法である。染色法は、ガラス基板上に染色用の材料であ
る水溶性高分子材料を塗布し、これをフオトリソグラフ
ィー工程により所望の形状にパターニングした後、得ら
れたパターンを染色浴に浸漬して着色されたパターンを
得る。これを3回繰り返すことによりR、G、Bのカラ
ーフイルタ層を形成する。
【0004】第2の方法は顔料分散法であり、近年染色
法に取って代わりつつある。この方法は、基板上に顔料
を分散した感光性樹脂層を形成し、これをパターニング
することにより単色のパターンを得る。更にこの工程を
3回繰り返すことによりR、G、Bのカラーフイルタ層
を形成する。
【0005】第3の方法としては電着法がある。この方
法は、基板上に透明電極をパターニングし、顔料、樹
脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬して第1の色を
電着する。この工程を3回繰り返してR、G、Bのカラ
ーフイルタ層を形成し、最後に焼成するものである。
【0006】第4の方法としては、熱硬化型の樹脂に顔
料を分散させ、印刷を3回繰り返すことによりR、G、
Bを塗り分けた後、樹脂を熱硬化させることにより着色
層を形成するものである。また、いずれの方法において
も着色層上に保護層を形成するのが一般的である。
【0007】これらの方法に共通している点は、R、
G、Bの3色を着色するために同一の工程を3回繰り返
す必要があり、コスト高になることである。また、工程
が多いほど歩留りが低下するという問題を有している。
更に、電着法においては、形成可能なパターン形状が限
定されるため、現状の技術ではTFT用には適用できな
い。また、印刷法は、解像性、平滑性が悪いためファイ
ンピッチのパターンは形成できない。
【0008】これらの欠点を補うべく、特開昭59−7
5205号公報、特開昭63−235901号公報ある
いは特開平1−217320号公報等には、インクジェ
ット方式を用いてカラーフイルタを製造する方法が記載
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のインクジェット方式による製造方法においては、
インクの液滴を1回吹き付けることによりカラーフイル
タの基板上に、着色されたインクドットを形成しようと
しているため、インクドットの濃度が薄くなったり、色
ムラが発生したりし易いという問題点がある。これを防
止する目的で、インクの吹き付け量を多くしても、やは
り1回の吹き付けでは、インクドットがにじんで拡がる
だけで、濃度ムラの問題を解決できないばかりか、イン
クドットの拡がりにより高精細のフィルターパターンを
形成することができない。
【0010】これを解決するために、例えば特開平4−
261503号に開示されている様に、インクを1回吹
き付けるだけでなく、同じドット径でインクを重ね吹き
することにより、ドットの濃度を均一化しようとする試
みもなされている。しかしながら、インクを1回吹き付
けられた部分は、インクに対して濡れ易くなるため、同
じドット径のインクを吹き付けたのでは、2回目のイン
クドットがにじみ易くなり、やはりインクドットの径が
拡がって高精細のフィルターパターンを形成することが
できないという問題点がある。また、インクのにじみを
少なくするために粘度の高いインクを使用することも考
えられるが、インクジェット方式で粘度の高いインクを
使用すると、インクの吐出の安定度が低下し易くなると
いう問題点もある。
【0011】また、特開平5−60916号に開示され
ている様に、印刷法により重ね刷りを行なって濃度の均
一化を図ろうとする方法も知られているが、印刷法で
は、既に述べた様に、解像性、平滑性が悪いためファイ
ンピッチのパターンは形成できない。
【0012】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その第1の目的は、カラーフイルタ
をローコスト化することができるカラーフイルタの製造
方法及び製造装置を提供することである。
【0013】また、本発明の第2の目的は、フィルター
の色の濃度を均一化することができるカラーフイルタの
製造方法及び製造装置を提供することである。
【0014】また、本発明の第3の目的は、高精細のカ
ラーフィルターを製造することができるカラーフイルタ
の製造方法及び製造装置を提供することである。
【0015】また、本発明の第4の目的は、濃度が均一
で高精細かつローコストなカラーフィルタ及びこのカラ
ーフィルタを用いた液晶表示装置及びこの液晶表示装置
を備えた装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のカラーフイルタの製造方
法は、光透過性の基板上に着色されたフイルタエレメン
トを多数個並べて形成することにより製造されるカラー
フイルタの製造方法であって、前記基板上のフイルタエ
レメント形成領域に、前記フイルタエレメントを形成す
るための着色された第1の体積の液滴を吐出する第1の
吐出工程と、前記基板上の前記第1の体積の液滴が吐出
された位置の上に、前記第1の体積よりも小さい第2の
体積の液滴を重ねて吐出する第2の吐出工程とを具備す
ることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記基板上に、前記フイルタエレメ
ント形成領域を仕切るための遮光部を形成する形成工程
を前記第1の吐出工程の前に有することを特徴としてい
る。
【0018】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記第1の体積の液滴により前記基
板上に形成される第1の着色ドットの大きさと、前記第
2の体積の液滴により、前記第1の着色ドットの上に重
ねて形成される第2の着色ドットの大きさとは略等しい
ことを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記着色された第1及び第2の体積
の液滴の吐出は、液滴を吐出して記録を行なうインクジ
ェットヘッドを用いて行なわれることを特徴としてい
る。
【0020】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液
滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
変換体を備えていることを特徴としている。
【0021】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記吐出される液滴の体積は、前記
熱エネルギー変換体に加える駆動パルスを変化させるこ
とにより制御されることを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記吐出される液滴の体積は、前記
熱エネルギー変換体に加える駆動パルスの異なる複数の
ヘッドを切り替えて使用することにより制御されること
を特徴としている。
【0023】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記フイルタエレメントを複数種類
の色に着色することを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記第1の体積の液滴と前記第2の
体積の液滴とは、複数の吐出口を有する着色ヘッドから
吐出され、前記第1の体積の液滴と前記第2の体積の液
滴とは、夫々異なる吐出口から吐出されることを特徴と
している。
【0025】また、本発明のカラーフイルタの製造方法
は、光透過性の基板上に着色されたフイルタエレメント
を多数個並べて形成することにより製造されるカラーフ
イルタの製造方法であって、前記基板上のフイルタエレ
メント形成領域に、前記フイルタエレメントを形成する
ための着色された第1の液滴を吐出する第1の吐出工程
と、前記基板上の前記第1の液滴が吐出された位置の上
に、該第1の液滴とは着色剤の組成の異なる第2の液滴
を重ねて吐出する第2の吐出工程とを具備することを特
徴としている。
【0026】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記第1の液滴と前記第2の液滴と
は、着色剤の濃度が異なることを特徴としている。
【0027】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記第2の液滴の着色剤の濃度は、
前記第1の液滴の着色剤の濃度よりも濃いことを特徴と
している。
【0028】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記第1の液滴により前記基板上に
形成される第1の着色ドットの大きさと、前記第2の液
滴により、前記第1の着色ドットの上に重ねて形成され
る第2の着色ドットの大きさとは略等しいことを特徴と
している。
【0029】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記着色された第1及び第2の液滴
の吐出は、液滴を吐出して記録を行なうインクジェット
ヘッドを用いて行なわれることを特徴としている。
【0030】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液
滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
変換体を備えていることを特徴としている。
【0031】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記基板上に、前記フイルタエレメ
ント形成領域を仕切るための遮光部を形成する形成工程
を前記第1の吐出工程の前に有することを特徴としてい
る。
【0032】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記フイルタエレメントを複数種類
の色に着色することを特徴としている。
【0033】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造方法において、前記第1の液滴と前記第2の液滴と
は、複数の吐出口を有する着色ヘッドから吐出され、前
記第1の液滴と前記第2の液滴とは、夫々異なる吐出口
から吐出されることを特徴としている。
【0034】また、本発明のカラーフイルタの製造装置
は、光透過性の基板上に着色されたフイルタエレメント
を多数個並べて形成することによりカラーフイルタを製
造するためのカラーフイルタの製造装置であって、前記
基板上に着色された液滴を吐出するための吐出手段と、
該吐出手段と前記基板との相対位置を移動させるための
移動手段と、該移動手段により、前記吐出手段と前記基
板とを所定の位置関係にした後に、前記基板上に第1の
体積の液滴を吐出し、更に該第1の体積の液滴が吐出さ
れた同じ位置に重ねて、前記第1の体積よりも小さい第
2の体積の液滴を吐出する様に、前記移動手段と前記吐
出手段とを制御する制御手段とを具備することを特徴と
している。
【0035】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記第1の体積の液滴により前記基
板上に形成される第1の着色ドットの大きさと、前記第
2の体積の液滴により、前記第1の着色ドットの上に重
ねて形成される第2の着色ドットの大きさとは略等しい
ことを特徴としている。
【0036】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記吐出手段は、液滴を吐出して記
録を行なうインクジェットヘッドであることを特徴とし
ている。
【0037】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液
滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
変換体を備えていることを特徴としている。
【0038】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記インクジェットヘッドにより吐
出される液滴の体積は、前記熱エネルギー変換体に加え
る駆動パルスを変化させることにより制御されることを
特徴としている。
【0039】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記吐出される液滴の体積は、前記
熱エネルギー変換体に加える駆動パルスの異なる複数の
ヘッドを切り替えて使用することにより制御されること
を特徴としている。
【0040】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記フイルタエレメントを複数種類
の色に着色することを特徴としている。
【0041】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記第1の体積の液滴と前記第2の
体積の液滴とは、複数の吐出口を有する吐出手段から吐
出され、前記第1の体積の液滴と前記第2の体積の液滴
とは、夫々異なる吐出口から吐出されることを特徴とし
ている。
【0042】また、本発明のカラーフイルタの製造装置
は、光透過性の基板上に着色されたフイルタエレメント
を多数個並べて形成することによりカラーフイルタを製
造するためのカラーフイルタの製造装置であって、前記
基板上に着色された液滴を吐出するための吐出手段と、
該吐出手段と前記基板との相対位置を移動させるための
移動手段と、該移動手段により、前記吐出手段と前記基
板とを所定の位置関係にした後に、前記基板上に第1の
液滴を吐出し、更に該第1の液滴が吐出された同じ位置
に重ねて、該第1の液滴とは着色剤の組成の異なる第2
の液滴を吐出する様に、前記移動手段と前記吐出手段と
を制御する制御手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0043】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記第1の液滴と前記第2の液滴と
は、着色剤の濃度が異なることを特徴としている。
【0044】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記第2の液滴の着色剤の濃度は、
前記第1の液滴の着色剤の濃度よりも濃いことを特徴と
している。
【0045】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記第1の液滴により前記基板上に
形成される第1の着色ドットの大きさと、前記第2の液
滴により、前記第1の着色ドットの上に重ねて形成され
る第2の着色ドットの大きさとは略等しいことを特徴と
している。
【0046】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記吐出手段は、液滴を吐出して記
録を行なうインクジェットヘッドであることを特徴とし
ている。
【0047】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液
滴に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
変換体を備えていることを特徴としている。
【0048】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記フイルタエレメントを複数種類
の色に着色することを特徴としている。
【0049】また、この発明に係わるカラーフイルタの
製造装置において、前記第1の液滴と前記第2の液滴と
は、複数の吐出口を有する吐出手段から吐出され、前記
第1の液滴と前記第2の液滴とは、夫々異なる吐出口か
ら吐出されることを特徴としている。
【0050】また、本発明のカラーフイルタは、光透過
性の基板上に着色されたフイルタエレメントを多数個並
べて形成することにより製造されるカラーフイルタであ
って、前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前
記フイルタエレメントを形成するための着色された第1
の体積の液滴を吐出した後に、その上に前記第1の体積
よりも小さい第2の体積の液滴を重ねて吐出することに
より製造されたことを特徴としている。
【0051】また、本発明のカラーフイルタは、光透過
性の基板上に着色されたフイルタエレメントを多数個並
べて形成することにより製造されるカラーフイルタであ
って、前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前
記フイルタエレメントを形成するための着色された第1
の液滴を吐出した後に、その上に前記第1の液滴とは着
色剤の組成の異なる第2の液滴を重ねて吐出することに
より製造されたことを特徴としている。
【0052】また、本発明の液晶表示装置は、光透過性
の基板上に着色されたフイルタエレメントを多数個並べ
て形成することにより製造されるカラーフイルタを用い
た液晶表示装置であって、前記基板上のフイルタエレメ
ント形成領域に、前記フイルタエレメントを形成するた
めの着色された第1の体積の液滴を吐出した後に、その
上に前記第1の体積よりも小さい第2の体積の液滴を重
ねて吐出することにより製造されたカラーフイルタと、
該カラーフイルタに対向する基板とを有し、両基板間に
液晶化合物を封入したことを特徴としている。
【0053】また、本発明の液晶表示装置は、光透過性
の基板上に着色されたフイルタエレメントを多数個並べ
て形成することにより製造されるカラーフイルタを用い
た液晶表示装置であって、前記基板上のフイルタエレメ
ント形成領域に、前記フイルタエレメントを形成するた
めの着色された第1の液滴を吐出した後に、その上に前
記第1の液滴とは着色剤の組成の異なる第2の液滴を重
ねて吐出することにより製造されたカラーフイルタと、
該カラーフイルタに対向する基板とを有し、両基板間に
液晶化合物を封入したことを特徴としている。
【0054】また、本発明の液晶表示装置を備えた装置
は、光透過性の基板上に着色されたフイルタエレメント
を多数個並べて形成することにより製造されるカラーフ
イルタを用いた液晶表示装置であって、前記基板上のフ
イルタエレメント形成領域に、前記フイルタエレメント
を形成するための着色された第1の体積の液滴を吐出し
た後に、その上に前記第1の体積よりも小さい第2の体
積の液滴を重ねて吐出することにより製造されたカラー
フイルタと、該カラーフイルタに対向する基板とを有
し、両基板間に液晶化合物を封入した液晶表示装置と、
該液晶表示装置に画像信号を出力する画像信号出力手段
とを具備することを特徴としている。
【0055】また、本発明の液晶表示装置を備えた装置
は、光透過性の基板上に着色されたフイルタエレメント
を多数個並べて形成することにより製造されるカラーフ
イルタを用いた液晶表示装置であって、前記基板上のフ
イルタエレメント形成領域に、前記フイルタエレメント
を形成するための着色された第1の液滴を吐出した後
に、その上に前記第1の液滴とは着色剤の組成の異なる
第2の液滴を重ねて吐出することにより製造されたカラ
ーフイルタと、該カラーフイルタに対向する基板とを有
し、両基板間に液晶化合物を封入した液晶表示装置と、
該液晶表示装置に画像信号を出力する画像信号出力手段
とを具備することを特徴としている。
【0056】また、本発明のカラーフィルタは、光透過
性の基板上に着色されたフィルタエレメントを多数個備
えたカラーフィルタであって、前記フィルタエレメント
は第1の着色ドットと、少なくとも一部が前記第1の着
色ドットと重なる第2の着色ドットを有し、前記第1の
着色ドットの平均直径と前記第2の着色ドットの平均直
径とは略等しいことを特徴としている。
【0057】また、本発明の液晶表示装置は、光透過性
の基板上に着色されたフィルタエレメントを多数個備え
たカラーフィルタであって、前記フィルタエレメントは
第1の着色ドットと、少なくとも一部が前記第1の着色
ドットと重なる第2の着色ドットを有し、前記第1の着
色ドットの平均直径と前記第2の着色ドットの平均直径
とは略等しいカラーフィルタと、該カラーフィルタに対
向する基板とを有し、両基板間に液晶化合物を配設した
ことを特徴としている。
【0058】また、本発明の液晶表示装置を備えた装置
は、光透過性の基板上に着色されたフィルタエレメント
を多数個備えたカラーフィルタであって、前記フィルタ
エレメントは第1の着色ドットと、少なくとも一部が前
記第1の着色ドットと重なる第2の着色ドットを有し、
前記第1の着色ドットの平均直径と前記第2の着色ドッ
トの平均直径とは略等しいカラーフィルタと、該カラー
フィルタに対向する基板とを有し、両基板間に液晶化合
物を配設した液晶表示装置と、該液晶表示装置に画像信
号を出力する画像信号出力手段とを具備することを特徴
としている。
【0059】また、本発明のカラーフィルタは、光透過
性の基板上に着色されたフィルタエレメントを多数個備
えたカラーフィルタであって、前記フィルタエレメント
は第1の着色ドットと、少なくとも一部が前記第1の着
色ドットと重なる第2の着色ドットを有し、前記第1の
着色ドットの着色剤の組成と前記第2の着色ドットの着
色剤の組成とは異なることを特徴としている。
【0060】また、本発明の液晶表示装置は、光透過性
の基板上に着色されたフィルタエレメントを多数個備え
たカラーフィルタであって、前記フィルタエレメントは
第1の着色ドットと、少なくとも一部が前記第1の着色
ドットと重なる第2の着色ドットを有し、前記第1の着
色ドットの着色剤の組成と前記第2の着色ドットの着色
剤の組成とは異なるカラーフィルタと、該カラーフィル
タに対向する基板とを有し、両基板間に液晶化合物を配
設したことを特徴としている。
【0061】また、本発明の液晶表示装置を備えた装置
は、光透過性の基板上に着色されたフィルタエレメント
を多数個備えたカラーフィルタであって、前記フィルタ
エレメントは第1の着色ドットと、少なくとも一部が前
記第1の着色ドットと重なる第2の着色ドットを有し、
前記第1の着色ドットの着色剤の組成と前記第2の着色
ドットの着色剤の組成とは異なるカラーフィルタと、該
カラーフィルタに対向する基板とを有し、両基板間に液
晶化合物を配設した液晶表示装置と、該液晶表示装置に
画像信号を出力する画像信号出力手段とを具備すること
を特徴としている。
【0062】
【作用】以上の様にこの発明は構成されているので、基
板を着色するに際して、液滴を基板上の同じ位置に重ね
て吹き付けることによりカラーフイルタの色ムラを防止
することができる。
【0063】また、1回目に吹き付ける液滴の体積と2
回目に吹き付ける液滴の体積を異ならせることにより、
1回目の液滴の形成するドットの大きさと2回目の液滴
の形成するドットの大きさが略同じになる様に、液滴の
にじみを考慮して液滴の体積を設定することができるの
で、液滴が拡がらず高精細のカラーフイルタを製造する
ことができる。
【0064】また、液滴の吹き付けにインクジェット方
式のヘッドを採用することによりインクジェットヘッド
の走査の中でR、G、Bの各色の着色を行うことができ
るので、従来のように同じ工程をR、G、Bの各色に対
して繰り返す必要がなくカラーフイルタの製造コストを
低減させることができる。
【0065】また、1回目に吹き付ける液滴の着色剤の
組成と2回目に吹き付ける液滴の着色剤の組成を異なら
せることにより、例えば着色剤の濃度の異なる液滴を吹
き付けることで容易にカラーフィルタの画素濃度を調整
することができる。また溶剤を変えることで濡れ性を変
化させることにより、インクのにじみ具合を調節するこ
ともできる。
【0066】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0067】(実施例1)まず、図1は本発明に係わる
製造方法及び製造装置により製造されるカラーフイルタ
の部分拡大図である。
【0068】このカラーフイルタ10は、携帯用パーソ
ナルコンピュータ等に使用されるカラーの液晶ディスプ
レイ等の前面に装着されているものであり、図1
(a),(b)に示す様に、R(赤)、G(緑)、B
(青)に着色されたフイルタエレメント10aが、2次
元状に、例えば格子状に配列されて構成されている。図
1(a)に示したものは、各フイルタエレメント10a
を単純な格子状に配置した例であり、図1(b)に示し
たものはフイルタエレメント10aを千鳥格子状に配置
した例である。各フイルタエレメント10aの間には、
夫々のフイルタエレメント10a間の区切りを明確にし
て、画面を鮮明にするために、遮光格子10bが形成さ
れている。
【0069】図2は、図1に示したカラーフイルタ10
の側断面図であり、カラーフイルタ10の本体を構成す
るガラス基板12上に、遮光格子10bが形成され、そ
の上に各色のフイルタエレメント10aが形成されてい
る状態を示している。
【0070】カラーフイルタ10を製造するにあたって
は、ガラス基板12の上にクロムをスパッタリングによ
り付着させ、フオトリソグラフィーにより格子状のパタ
ーンを形成する。これが遮光格子10bとなる。次に、
この遮光格子10bの上にセルロース、アクリル系樹
脂、ゼラチン等から成る、液体を吸収する被染色層14
を形成し、この被染色層14のフイルタエレメント形成
領域にインクジェット方式の記録ヘッドにより着色剤
(染料)を混入した液滴(以下インクと呼ぶ)を吹き付
ける。これにより、被染色層14を着色してカラーのフ
イルタエレメント10aを形成する。なお、染料以外に
顔料を使用することも可能であるし、紫外線硬化型イン
クを使用することも可能である。なお、顔料や紫外線硬
化型インクを使用する場合は、被染色層14は必要ない
場合もある。
【0071】さらに、必要に応じて保護層を形成する。
保護層としては、光硬化タイプ、熱硬化タイプあるいは
光熱併用タイプの樹脂材料、蒸着、スパッタ等によって
形成された無機膜等を用いることができ、カラーフィル
タとした場合の透明性を有し、その後のITO(Indium
Tin Oxide)形成プロセス、配向膜形成プロセス等に耐
えうるものであれば使用可能である。
【0072】なお、カラー液晶パネルは、一般的にカラ
ーフィルタ基板12と対向基板54を合わせこみ、液晶
化合物52を封入することにより形成される。液晶パネ
ルの一方の基板54の内側に、TFT(Thin Film Trans
istor)(不図示)と透明な画素電極53がマトリックス
状に形成される。また、もう一方の基板12の内側に
は、画素電極に対向する位置にRGBの色材が配列する
ようカラーフィルタ10が設置され、その上に透明な対
向電極(共通電極)50が一面に形成される。遮光格子
10bは、通常カラーフィルター基板12側に形成され
るが(図14参照)、BM(ブラックマトリクス)オン
アレイタイプの液晶パネルにおいては対向するTFT基
板側に形成される(図15参照)。さらに、両基板の面
内には配向膜51が形成されており、これをラビング処
理することにより液晶分子を一定方向に配列させること
ができる。また、それぞれのガラス基板の外側には偏光
板55が接着されており、液晶化合物52は、これらの
ガラス基板の間隙(2〜5μm程度)に充填される。ま
た、バックライトとしては蛍光灯(不図示)と散乱板
(不図示)の組み合わせが一般的に用いられており、液
晶化合物をバックライト光の透過率を変化させる光シャ
ッターとして機能させることにより表示を行う。
【0073】このような液晶パネルを情報処理装置に適
用した場合の例を図16乃至図18を参照して説明す
る。
【0074】図16は上記の液晶パネルをワードプロセ
ッサ,パーソナルコンピュータ,ファクシミリ装置,複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
【0075】図中、1801は装置全体の制御を行なう
制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/O
ポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力し
たり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御
を行なっている。1802はディスプレイ部で、この表
示画面には各種メニューや文書情報およびイメージリー
ダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示され
る。1803はディスプレイ部1802上に設けられた
透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を
押圧することにより、ディスプレイ部1802上での項
目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
【0076】1804はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ,パーソナルコンピュータ,ファクシミリ装
置,複写装置の出力端末として用いられる。
【0077】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路中に設け
られており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原稿
の読取りを行なう。
【0078】1808はイメージリーダ部1807で読
取った原稿データのファクシミリ送信や、送られてきた
ファクシミリ信号を受信して復号するファクシミリ(F
AX)の送受信部であり、外部とのインターフェース機
能を有する。1809は通常の電話機能や留守番電話機
能等の各種電話機能を有する電話部である。
【0079】1810はシステムプログラムやマネージ
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報、さらにはビデオRAM等を含
むメモリ部である。
【0080】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
【0081】1812はフロッピーディスクやハードデ
ィスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記
憶装置1812には文書情報や音楽或は音声情報、ユー
ザのアプリケーションプログラム等が格納される。
【0082】図17は図16に示す情報処理装置の模式
的概観図である。
【0083】図中、1901は上記の液晶パネルを利用
したフラットパネルディスプレイで、各種メニューや図
形情報および文書情報等を表示する。このディスプレイ
1901上ではタッチパネル1803の表面は指等で押
圧することにより座標入力や項目指定入力を行なうこと
ができる。1902は装置が電話器として機能するとき
に使用されているハンドセットである。キーボード19
03は本体と脱着可能にコードを介して接続されてお
り、各種文書機能や各種データ入力を行なうことができ
る。また、このキーボード1903には各種機能キー1
904等が設けられている。1905は外部記憶装置1
812へのフロッピーディスクの挿入口である。
【0084】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を載置する用紙載置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907よりプリン
トされる。
【0085】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
【0086】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0087】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0088】なお、上述した情報処理装置は図18に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図17と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付す。
【0089】次に、図3は、前述したカラーフイルタに
おいて被染色層14にインクを吹き付けるためのインク
ジェットヘッドIJHの構造を示す図である。
【0090】図3において、インクジェットヘッドIJ
Hは、インクを加熱するための複数のヒータ102が形
成された基板であるヒータボード104と、このヒータ
ボード104の上にかぶせられる天板106とから概略
構成されている。天板106には、複数の吐出口108
が形成されており、吐出口108の後方には、この吐出
口108に連通するトンネル状の液路110が形成され
ている。各液路110は、隔壁112により隣の液路と
隔絶されている。各液路110は、その後方において1
つのインク液室114に共通に接続されており、インク
液室114には、インク供給口116を介してインクが
供給され、このインクはインク液室114から夫々の液
路110に供給される。
【0091】ヒータボード104と、天板106とは、
各液路110に対応した位置に各ヒータ102が来る様
に位置合わせされて図3の様な状態に組み立てられる。
図3においては、2つのヒータ102しか示されていな
いが、ヒータ102は、夫々の液路110に対応して1
つずつ配置されている。そして、図3の様に組み立てら
れた状態で、ヒータ102に所定の駆動パルスを供給す
ると、ヒータ102上のインクが沸騰して気泡を形成
し、この気泡の体積膨張によりインクが吐出口108か
ら押し出されて吐出される。従って、ヒータ102に加
える駆動パルスを制御、例えば電力の大きさを制御する
ことにより気泡の大きさを調整することが可能であり、
吐出口から吐出されるインクの体積を自在にコントロー
ルすることができる。
【0092】図4は、このようにヒータに加える電力を
変化させてインクの吐出量を制御する方法を説明するた
めの図である。
【0093】この実施例では、インクの吐出量を調整す
るために、ヒータ102に2種類の定電圧パルスを印加
する様になされている。2つのパルスとは、図4に示す
様にプレヒートパルスとメインヒートパルス(以下、単
にヒートパルスという)である。プレヒートパルスは、
実際にインクを吐出するに先立ってインクを所定温度に
暖めるためのパルスであり、インクを吐出するために必
要な最低のパルス幅t5 よりも短い値に設定されてい
る。従って、このプレヒートパルスによりインクが吐出
されることはない。プレヒートパルスをヒータ102に
加えるのは、インクの初期温度を、一定の温度にまで上
昇させておくことにより、後に一定のヒートパルスを印
加したときのインク吐出量を常に一定にするためであ
る。また、逆にプレヒートパルスの長さを調節すること
により、予めインクの温度を調節しておき、同じヒート
パルスが印加された場合でも、インクの吐出量を異なら
せることも可能である。また、ヒートパルスの印加に先
立ってインクを暖めておくことにより、ヒートパルスを
印加した時のインク吐出の時間的な立ち上がりを早めて
応答性を良くする働きも持っている。
【0094】一方、ヒートパルスは、実際にインクを吐
出させるためのパルスであり、上記のインクを吐出する
ために必要な最低のパルス幅t5 よりも長く設定されて
いる。ヒータ102が発生するエネルギーは、ヒートパ
ルスの幅(印加時間)に比例するものであるため、この
ヒートパルスの幅を調節することにより、ヒータ102
の特性のばらつきを調整することが可能である。
【0095】なお、プレヒートパルスとヒートパルスと
の間隔を調整して、プレヒートパルスによる熱の拡散状
態を制御することによってもインクの吐出量を調整する
ことが可能となる。
【0096】上記の説明から分かる様に、インクの吐出
量は、プレヒートパルスの印加時間を調節することによ
って制御することも可能であるし、またプレヒートパル
スとヒートパルスの印加間隔を調節することによっても
可能である。従って、プレヒートパルスの印加時間やプ
レヒートパルスとヒートパルスの印加間隔を必要に応じ
て調整することにより、インクの吐出量やインクの吐出
の印加パルスに対する応答性を自在に調節することが可
能となる。
【0097】次に、このインクの吐出量の調整について
具体的に説明する。
【0098】例えば、図4に示す様に吐出口(ノズル)
108a,108b,108cが、同じ電圧パルスを加
えた時のインクの吐出量が異なっている場合について説
明する。詳しくは、一定温度で、一定パルス幅の電圧を
印加したときに、ノズル108aのインク吐出量が36
pl(ピコリットル)、ノズル108bのインク吐出量
が40pl、ノズル108cのインク吐出量が40pl
であり、ノズル108aに対応するヒータ102a及び
ノズル108bに対応するヒータ102bの抵抗値が2
00Ω、ノズル108cに対応するヒータ102cの抵
抗値が210Ωであるものとする。そして、それぞれの
ノズル108a,108b,108cの吐出量を全て4
0plに合わせたいものとする。
【0099】それぞれのノズル108a,108b,1
08cの吐出量を同じ量に調整するためには、プレヒー
トパルスとヒートパルスの幅を調整すれば良いのである
が、このプレヒートパルスとヒートパルスの幅の組み合
わせには種々のものが考えられる。ここでは、ヒートパ
ルスにより発生するエネルギーの量を3つのノズルで同
じになる様に設定し、吐出量の調整は、プレヒートパル
スの幅を調整することにより行なうものとする。
【0100】まず、ノズル108aのヒータ102aと
ノズル108bのヒータ102bの抵抗値は同じ200
Ωであるので、ヒートパルスにより発生するエネルギー
を同じにするには、ヒータ102a,102bに同じ幅
の電圧パルスを印加すればよい。ここでは、電圧パルス
の幅を前述したt5 よりも長いt3 に設定する。一方、
ノズル108aと108bとは、同じヒートパルスを加
えた時の吐出量が、36plと40plと異なるため、
ノズル108aの吐出量を多くするために、ヒータ10
2aには、ヒータ102bのプレヒートパルスの幅t1
よりも長いt2のプレヒートパルスを加える。このよう
にすれば、ノズル108aと108bの吐出量を同じ4
0plにそろえることができる。
【0101】一方、ノズル108cのヒータ102cの
抵抗値は、他の2つのヒータ102a,102bの抵抗
値よりも高い210Ωであるため、ヒータ102cか
ら、他の2つのヒータと同じエネルギーを発生させるた
めには、ヒートパルスの幅を長くする必要がある。その
ため、ここでは、ヒートパルスの幅を前述したt3 より
も長いt4 に設定している。また、プレヒートパルスの
幅に関しては、一定パルスを加えた時のノズル108b
と108cの吐出量が同じであるため、ヒータ102b
と同じにすればよく、t1 の幅のプレヒートパルスを加
える。
【0102】以上の様にして、抵抗値と一定パルスを加
えた時のインク吐出量の異なる3つのノズル108a,
108b,108cから同じ量のインクを吐出させるこ
とができる。また、同じ手法により、インクの吐出量を
意識的に異ならせることも可能である。なお、プレヒー
トパルスを利用するのは、ノズルごとの吐出のバラつき
を低減するためである。
【0103】次に、図5は、図1及び図2に示したカラ
ーフイルタを製造するための製造装置の構成を示した図
である。
【0104】図5において、製造装置20は、不図示の
架台上に載置され、図中X方向及びY方向に移動可能な
XYテーブル22と、このXYテーブル22の上方に不
図示の支持部材を介して架台上に固定されたインクジェ
ットヘッドIJHを備えている。XYテーブル22上に
は、既に前述した方法により遮光格子10b及び被染色
層14(図2参照)が形成されたガラス基板12が載置
される。インクジェットヘッドIJHには、赤色のイン
クを吐出する赤色ヘッド120aと、緑色のインクを吐
出する緑色ヘッド120bと、青色のインクを吐出する
青色ヘッド120cが備えられており、これらの各ヘッ
ド120a,120b,120cは夫々独立にインクを
吐出することができる様に構成されている。
【0105】このように構成される製造装置20におい
ては、インクジェットヘッドIJHに対して、XYテー
ブル22がXY方向に移動しながら、ガラス基板12上
の所望の遮光格子10bの枠内にR(赤)またはG
(緑)またはB(青)のインクを吐出していき、遮光格
子10bの各枠内を着色してカラーフイルタを完成させ
る。
【0106】図6は、製造装置20の構成を示すブロッ
ク図である。
【0107】図6において、製造装置20の全体動作を
制御するCPU30には、XYステージ22をXY方向
に駆動するためのX方向駆動モータ36及びY方向駆動
モータ38が、Xモータ駆動回路32及びYモータ駆動
回路34を介して接続されている。また、CPU30に
は、ヘッド駆動回路40を介してインクジェットヘッド
IJHが接続されている。更にCPU30には、XYス
テージ22の位置を検出するためのXエンコーダ42及
びYエンコーダ44が接続されており、XYステージ2
2の位置情報が入力される。また、プログラムメモリ4
6内の制御プログラムも入力される。CPU30は、こ
の制御プログラムとXエンコーダ42及びYエンコーダ
44の位置情報に基づいて、XYステージ22を移動さ
せ、ガラス基板12上の所望の格子枠をインクジェット
ヘッドIJHの下方にもたらし、その枠内に所望の色の
インクを吐出して着色する。これを遮光格子10bの各
枠に対して行なうことによりカラーフイルタを製造す
る。
【0108】次に、ガラス基板を着色するに際しての、
本発明の特徴的な部分について説明する。
【0109】本実施例においては、遮光格子10bの枠
10c内を着色するためにインクを吹き付けるに際し
て、まず図7(a),図9(a)に示す様に、枠10c
内を全て覆う様に複数のインクドット40a〜40dを
吹き付ける。このとき吹き付ける液滴の体積は、枠10
c内に形成されるインクドット40a〜40cの直径が
枠10cの幅Wよりも僅かに大きくなる様な第1の体積
に設定される。この液滴の体積は、既に述べた様にヒー
タ102に印加する駆動パルスを制御することにより調
整される。このように、1回目のインクの吹き付けによ
り、枠10cを全て覆う様にすることにより、カラーの
液晶ディスプレイで最も見苦しい白抜けを防止すること
ができる。
【0110】次に、図7(b)に示す様にインクドット
40a〜40dの上に重ねて、上記の第1の体積よりも
少ない第2の体積の液滴を吹き付ける。この第2の体積
の液滴を吹き付けた瞬間のインクドットを示したものが
42a〜42dである。ガラス基板12上の被染色層1
4は、1回目のインクの吹き付けが行なわれると、イン
クを受容する能力が低下する。そのため、2回目のイン
クの液滴を例えば1回目の液滴と同じ体積にすると、2
回目の液滴は図9(b)に破線で示した様に1回目のイ
ンクドット40a〜40cよりも大きく拡がってにじん
でしまう。この状態を平面的に示した図が図10であ
る。図10(a)の1回目のインクドット40aの上
に、同じ体積の液滴を図10(b)の様に重ねて吹き付
けると、2回目のインクドットは図10(c)の42a
の様に、1回目のインクドット40aよりも大きく拡が
ってしまう。このようにインクドットが拡がってしまっ
て、その拡がりが遮光格子10bの隣の枠内にまで拡が
ると、隣の枠との色の干渉が生じ、高精細なカラーフィ
ルターを形成することができなくなる。このため、本実
施例においては、2回目に吹き付けるインクの液滴を1
回目に吹き付ける液滴よりも少ない体積としている。そ
して、2回目の液滴は、吹き付けられた瞬間の図7
(b),図8(b)に示した状態から、しだいに拡がっ
て、図7(c),図8(c)に42a〜42dで示す様
に、1回目のインクドット40a〜40cと略同じ大き
さに拡がる。従って、本実施例の様に2回目に吹き付け
るインクの体積を1回目よりも少なくすることにより、
インクのにじみを最小限に抑えて、高精細のカラーフィ
ルターを形成することができる。また、インクを2回吹
き付けることにより、フィルターの色ムラも防止するこ
とができる。
【0111】また、図9(c)は、1回目のインクの吹
き付けの後に、このインクを一旦乾燥させ、その後に2
回目のインクを吹き付けた状態を示している。この場合
には、2回目のインクは被染色層14の深さ方向には拡
がらないが、平面方向に拡がってしまう。従って、この
場合も2回目のインクの体積を1回目と同じ体積にした
場合には、2回目のインクはやはり拡がってにじんでし
まうことになる。
【0112】なお、上記の説明では、2回目に吹き付け
るインクの体積を1回目に吹き付けるインクの体積より
も少なくする様に説明したが、これとは別に、2回目に
吹き付けるインクの着色剤の濃度を変えても良い。2回
目のインクの濃度を変えれば、容易に着色された画素部
の色特性を調整することができる。更には、2回目のイ
ンクの体積を少なくすると共に着色剤の濃度も変える様
にしても良い。この場合にも、インクのにじみを防止す
ることができる。
【0113】また、図11に示す様に、2回目のインク
を1回目のインクドットの中心から少しずらして吹き付
ける様にしても良い。この場合にも上記と同様の効果が
得られる。
【0114】次に、上記の方法によりカラーフィルター
を製造した具体例について説明する。
【0115】(具体例1) 遮光格子の形成 まず、表面研磨した無アルカリガラスからなるガラス基
板上に200mm角のクロム(Cr)薄膜をスパッタリ
ングにより、約2000オングストロームの厚みで形成
し、フオトリソグラフィーにより図1(a)に示す様な
形状にパターニングした。このときの格子パターンの形
状は、図1(a)におけるW=60μm,L=140μ
m,d1 =20μm,d2 =100μmである。
【0116】被染色層の形成 次に、上記の遮光格子が形成されたガラス基板上にヒド
ロキシプロピルセルロース(日本曹達製HPC−H)か
らなる樹脂組成物をスピンコートし、90°Cで10分
間乾燥して2μmの被染色層を形成した。
【0117】1回目の着色 次に、上記の被染色層に、前述したインクジェットヘッ
ドにより、着色を行なった。
【0118】インクの組成は以下の様なものである。
【0119】 エチレングリコール 20重量% イソプロピルアルコール 5重量% 染料 3重量% 水 72重量% また、染料は以下の様なものを使用した。
【0120】R(赤色)染料:C.I.アシッドレッド35/
アシッドイエロー23の混色 G(緑色)染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッドイエ
ロー23の混色 B(青色)染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッドレッ
ド35の混色 上記のインクの表面張力を測定したところ、48dyn
e/cmであり、インクの粘度は1.8cpsであっ
た。またインクの初期接触角は30°であった。
【0121】この様なインクを使用して、インクジェッ
トヘッドにより1回目のインクの吐出を行なった。この
ときのインクの液滴の体積は45plであり、このイン
クにより被染色層に形成されたインクドットの直径は平
均82μmであった。
【0122】2回目の着色 上記の1回目の液滴の吐出により形成されたインクドッ
トの上に同じインクジェットヘッドにより同じ組成のイ
ンクの液滴を重ねて吹き付けた。このときのインクの液
滴の体積は35plであった。この2回目のインクの吹
き付けを行なった後の被染色層に形成されたインクドッ
トの直径は平均82μmであり、1回目の着色時と変化
がなかった。この結果、遮光格子の隣の開口部との混色
はなく、白抜けもなく、良好な着色を行なうことができ
た。
【0123】保護層の塗布 次に、上記の様にR、G、Bのパターンが形成された被
染色層上に、透明保護膜として、熱硬化型樹脂(三洋化
成製ハイコートLC2001)をスピンナーにより乾燥
膜厚が0.5μmになる様に塗工し、120°Cで30
分間のプリベーク、及び200°Cで30分間の本べー
クにより保護層を形成して、カラーフィルターを完成さ
せた。
【0124】液晶パネルの形成 次に、上記の様にして得られたカラーフィルターを用い
てITO膜、配向膜の形成、液晶材料の封入等の一連の
作業を行ない、カラー液晶表示装置を作成した。
【0125】以上の具体例1においては、前述した様
に、カラーフィルターの画素間の混色や白抜け等がな
く、良好なカラー液晶表示装置を得ることができた。
【0126】(比較例1)上記の具体例1と全く同じ工
程、同じ材料、同じ条件で1回目の被染色層の着色を行
ない、2回目の着色時のインクの液滴の体積を1回目の
体積と同一の45plとした。
【0127】この結果、2回の着色により被染色層に形
成されたインクドットの直径は平均90μmとなり、イ
ンクのにじみが発生した。そのため、カラーフィルター
の一部に隣の開口部との混色が認められ、良好なカラー
フィルターを製造することができなかった。
【0128】次に、前述した説明では、2回目の着色時
にインクの濃度を濃くしてにじみを防止する様にしても
良いと述べたが、ここでは、逆に2回目の着色時にイン
クの濃度を薄くして、カラーフィルターの色の濃度を調
節する場合の具体例を説明する。この場合には、2回目
の着色時のインク濃度が薄いためインクがよりにじみ易
くなるが、これについては、具体例1と同様に2回目の
着色時に吹き付けるインクの体積を減少させることによ
り対応している。
【0129】(具体例2)上記の具体例1と全く同じ工
程、同じ材料、同じ条件で1回目の被染色層の着色を行
ない、2回目の着色時のインクの組成を以下の様にし
た。
【0130】 エチレングリコール 20重量% イソプロピルアルコール 5重量% 染料 1.5重量% 水 72重量% また、染料は以下の様なものを使用した。
【0131】R(赤色)染料:C.I.アシッドレッド35/
アシッドイエロー23の混色 G(緑色)染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッドイエ
ロー23の混色 B(青色)染料:C.I.アシッドブルー 9/アシッドレッ
ド35の混色 上記のインクの表面張力を測定したところ、49dyn
e/cmであり、インクの粘度は1.7cpsであっ
た。またインクの初期接触角は30°であった。
【0132】この様なインクを使用して、インクジェッ
トヘッドにより2回目のインクの吐出を行なった。この
ときのインクの液滴の体積は35plであり、具体例1
と同じとした。そして、1回目と2回目のインク吐出に
より被染色層に形成されたインクドットの直径は平均8
2μmであり、具体例1と全く同様であった。
【0133】この具体例2の目的は、インクドットをに
じませることなく、着色の濃度を調整することであり、
具体例2の結果、具体例1よりも濃度の薄いカラーフィ
ルターを製造することができた。
【0134】このように、1回目と2回目の着色時のイ
ンクの濃度を変化させることにより、フィルターの着色
濃度を微調整することも可能となる。
【0135】以上説明した様に、上記の実施例によれ
ば、インクジェットヘッドによりインクを重ね吹きして
カラーフィルターを着色する際に、2回目の着色時のイ
ンクの吐出量を1回目の着色時の吐出量よりも少なくす
ることにより、インクのにじみを防止することができ高
精細なカラーフィルターを製造することが可能となる。
【0136】また、1回目と2回目の着色時のインク濃
度を異ならせることにより、カラーフィルターの色の濃
度を微調整することも可能となる。
【0137】(実施例2)上記の実施例1では、2回イ
ンク滴を吐出したが、本実施例は3回以上吐出するもの
である。
【0138】3回目の吐出を行なう場合、2回目よりも
僅かに吐出体積を減少させることで、被染色層に形成さ
れるインクドットの直径が先行して形成されるインクド
ットの直径と等しくなった。そして、3回の吐出を行な
うことで、より濃度の高いカラーフィルターを製造する
ことができた。
【0139】なお、この実施例では、3回目で2回目よ
りも少ない体積のインクを吐出したが、2回目と同じ体
積でも良好な結果が得られた。
【0140】(実施例3)本実施例は、複数の吐出口を
有する所謂マルチノズルタイプのインクジェットヘッド
を用いて、製造時間の短縮化を図るものである。更に複
数の吐出口から吐出されるインク体積のばらつきを軽減
するため、図12に示す様に、同一エレメントに吐出す
る1回目と2回目の吐出口を異ならせている。
【0141】図12は、説明の便宜上、記録ヘッドが走
査している様に示してある。同図においては、吐出口の
数の半分に対応する幅だけ副走査を行なうことで、同一
エレメントに対し、下半分の吐出口と上半分の吐出口を
用いてインクを吐出している。例えば、領域Aのエレメ
ントは、の走査における下半分の吐出口との走査に
おける上半分の吐出口を用いて形成される。
【0142】以上により、吐出口の吐出体積のばらつき
が平均化されるので、濃度ムラのより軽減されたカラー
フイルタを形成することができた。なお、図13に同一
エレメントに3回インクを吐出する場合の例を示す。
【0143】なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能で
ある。
【0144】例えば、上記実施例では、インクジェット
ヘッドを固定してXYステージ側を移動させる様に説明
したが、ステージ側を固定して、インクジェットヘッド
側を移動させる様にしても良い。
【0145】また、インクジェットヘッドとして圧電素
子等の機械エネルギー変換体を用いる所謂ピエゾタイプ
のものを用いても良い。この場合、吐出するインク体積
の調整は駆動パルスの印加電圧を調整することで容易に
行なうことができる。さらに、バイポーラ駆動を行なう
場合は、両極性の駆動パルスの夫々または一方を調整す
ることによってもインク体積を調整することができる。
【0146】さらにまた、本発明は単色のフィルターに
も適用できる。更に異なる色の単色フィルターを複数重
ねるタイプのフイルタにも適用できる。
【0147】また、上記の実施例では、液滴を2回重ね
て吐出するように説明したが、3回以上重ねて吐出して
もよい。
【0148】また、上記の説明では、吐出される液滴の
体積は、熱エネルギー変換体に加える駆動パルスを変化
させることにより制御するように説明したが、複数のイ
ンクジェットヘッドを用いて、一方を駆動パルスが大き
いヘッド、他方を駆動パルスが小さいヘッドというよう
にしても良い。
【0149】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0150】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0151】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0152】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0153】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0154】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0155】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0156】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0157】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0158】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によればカラ
ーフィルタを着色するに際して、液滴を基板上の同じ位
置に重ねて吹き付けることによりカラーフイルタの色ム
ラを防止することができる。
【0159】また、1回目に吹き付ける液滴の体積と2
回目に吹き付ける液滴の体積を異ならせることにより、
1回目の液滴の形成するドットの大きさと2回目の液滴
の形成するドットの大きさが略同じになる様に、液滴の
にじみを考慮して液滴の体積を設定することができるの
で、液滴が拡がらず高精細のカラーフイルタを製造する
ことができる。
【0160】また、液滴の吹き付けにインクジェット方
式のヘッドを採用することによりインクジェットヘッド
の走査の中でR、G、Bの各色の着色を行うことができ
るので、従来のように同じ工程をR、G、Bの各色に対
して繰り返す必要がなくカラーフイルタの製造コストを
低減させることができる。
【0161】また、1回目に吹き付ける液滴の着色剤の
組成と2回目に吹き付ける液滴の着色剤の組成を異なら
せることにより、例えば着色剤の濃度の異なる液滴を吹
き付けることで容易にカラーフィルタの画素濃度を調整
することができる。また溶剤を変えることで濡れ性を変
化させることにより、インクのにじみ具合を調節するこ
ともできる。
【0162】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる製造方法及び製造装置により製
造されるカラーフイルタの部分拡大図である。
【図2】図1に示したカラーフイルタの側断面図であ
る。
【図3】被染色層にインクを吹き付けるためのインクジ
ェットヘッドIJHの構造を示す図である。
【図4】ヒータに加える電力を変化させてインクの吐出
量を制御する方法を説明するための図である。
【図5】図1及び図2に示したカラーフイルタを製造す
るための製造装置の構成を示した図である。
【図6】カラーフィルタの製造装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】2回目の着色時のインクの拡がり方を示す図で
ある。
【図8】2回目の着色時のインクの拡がり方を示す図で
ある。
【図9】2回目の着色時のインクの拡がり方を示す図で
ある。
【図10】2回目の着色時のインクの拡がり方を示す図
である。
【図11】2回目のインクドットの中心をずらした例を
示した図である。
【図12】マルチノズルタイプのインクジェットヘッド
によりフイルタを着色する様子を示した図である。
【図13】マルチノズルタイプのインクジェットヘッド
によりフイルタを着色する様子を示した図である。
【図14】カラー液晶パネルの構造を示した側断面図で
ある。
【図15】カラー液晶パネルの構造を示した側断面図で
ある。
【図16】液晶パネルが使用される情報処理装置を示し
た図である。
【図17】液晶パネルが使用される情報処理装置を示し
た図である。
【図18】液晶パネルが使用される情報処理装置を示し
た図である。
【符号の説明】
10 カラーフィルタ 10a フィルタエレメント 10b 遮光格子 12 ガラス基板 14 被染色層 20 製造装置 22 XYテーブル 102 ヒータ 104 ヒータボード 106 天板 108 吐出口 110 液路 112 隔壁 114 インク液室 116 インク供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井 英人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 芝 昭二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性の基板上に着色されたフイルタ
    エレメントを多数個並べて形成することにより製造され
    るカラーフイルタの製造方法であって、 前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前記フイ
    ルタエレメントを形成するための着色された第1の体積
    の液滴を吐出する第1の吐出工程と、 前記基板上の前記第1の体積の液滴が吐出された位置の
    上に、前記第1の体積よりも小さい第2の体積の液滴を
    重ねて吐出する第2の吐出工程とを具備することを特徴
    とするカラーフイルタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板上に、前記フイルタエレメント
    形成領域を仕切るための遮光部を形成する形成工程を前
    記第1の吐出工程の前に有することを特徴とする請求項
    1に記載のカラーフイルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の体積の液滴により前記基板上
    に形成される第1の着色ドットの大きさと、前記第2の
    体積の液滴により、前記第1の着色ドットの上に重ねて
    形成される第2の着色ドットの大きさとは略等しいこと
    を特徴とする請求項2に記載のカラーフイルタの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記着色された第1及び第2の体積の液
    滴の吐出は、液滴を吐出して記録を行なうインクジェッ
    トヘッドを用いて行なわれることを特徴とする請求項1
    に記載のカラーフイルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記インクジェットヘッドは、熱エネル
    ギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液滴に
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項4に記載のカラ
    ーフイルタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記吐出される液滴の体積は、前記熱エ
    ネルギー変換体に加える駆動パルスを変化させることに
    より制御されることを特徴とする請求項5に記載のカラ
    ーフイルタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記吐出される液滴の体積は、前記熱エ
    ネルギー変換体に加える駆動パルスの異なる複数のヘッ
    ドを切り替えて使用することにより制御されることを特
    徴とする請求項6に記載のカラーフイルタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記フイルタエレメントを複数種類の色
    に着色することを特徴とする請求項1に記載のカラーフ
    イルタの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の体積の液滴と前記第2の体積
    の液滴とは、複数の吐出口を有する着色ヘッドから吐出
    され、前記第1の体積の液滴と前記第2の体積の液滴と
    は、夫々異なる吐出口から吐出されることを特徴とする
    請求項1に記載のカラーフイルタの製造方法。
  10. 【請求項10】 光透過性の基板上に着色されたフイル
    タエレメントを多数個並べて形成することにより製造さ
    れるカラーフイルタの製造方法であって、 前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前記フイ
    ルタエレメントを形成するための着色された第1の液滴
    を吐出する第1の吐出工程と、 前記基板上の前記第1の液滴が吐出された位置の上に、
    該第1の液滴とは着色剤の組成の異なる第2の液滴を重
    ねて吐出する第2の吐出工程とを具備することを特徴と
    するカラーフイルタの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の液滴と前記第2の液滴と
    は、着色剤の濃度が異なることを特徴とする請求項10
    に記載のカラーフイルタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の液滴の着色剤の濃度は、前
    記第1の液滴の着色剤の濃度よりも濃いことを特徴とす
    る請求項11に記載のカラーフイルタの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の液滴により前記基板上に形
    成される第1の着色ドットの大きさと、前記第2の液滴
    により、前記第1の着色ドットの上に重ねて形成される
    第2の着色ドットの大きさとは略等しいことを特徴とす
    る請求項12に記載のカラーフイルタの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記着色された第1及び第2の液滴の
    吐出は、液滴を吐出して記録を行なうインクジェットヘ
    ッドを用いて行なわれることを特徴とする請求項10に
    記載のカラーフイルタの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液滴
    に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
    換体を備えていることを特徴とする請求項14に記載の
    カラーフイルタの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記基板上に、前記フイルタエレメン
    ト形成領域を仕切るための遮光部を形成する形成工程を
    前記第1の吐出工程の前に有することを特徴とする請求
    項10に記載のカラーフイルタの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記フイルタエレメントを複数種類の
    色に着色することを特徴とする請求項10に記載のカラ
    ーフイルタの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の液滴と前記第2の液滴と
    は、複数の吐出口を有する着色ヘッドから吐出され、前
    記第1の液滴と前記第2の液滴とは、夫々異なる吐出口
    から吐出されることを特徴とする請求項10に記載のカ
    ラーフイルタの製造方法。
  19. 【請求項19】 光透過性の基板上に着色されたフイル
    タエレメントを多数個並べて形成することによりカラー
    フイルタを製造するためのカラーフイルタの製造装置で
    あって、 前記基板上に着色された液滴を吐出するための吐出手段
    と、 該吐出手段と前記基板との相対位置を移動させるための
    移動手段と、 該移動手段により、前記吐出手段と前記基板とを所定の
    位置関係にした後に、前記基板上に第1の体積の液滴を
    吐出し、更に該第1の体積の液滴が吐出された同じ位置
    に重ねて、前記第1の体積よりも小さい第2の体積の液
    滴を吐出する様に、前記移動手段と前記吐出手段とを制
    御する制御手段とを具備することを特徴とするカラーフ
    イルタの製造装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の体積の液滴により前記基板
    上に形成される第1の着色ドットの大きさと、前記第2
    の体積の液滴により、前記第1の着色ドットの上に重ね
    て形成される第2の着色ドットの大きさとは略等しいこ
    とを特徴とする請求項19に記載のカラーフイルタの製
    造装置。
  21. 【請求項21】 前記吐出手段は、液滴を吐出して記録
    を行なうインクジェットヘッドであることを特徴とする
    請求項19に記載のカラーフイルタの製造装置。
  22. 【請求項22】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液滴
    に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
    換体を備えていることを特徴とする請求項21に記載の
    カラーフイルタの製造装置。
  23. 【請求項23】 前記インクジェットヘッドにより吐出
    される液滴の体積は、前記熱エネルギー変換体に加える
    駆動パルスを変化させることにより制御されることを特
    徴とする請求項22に記載のカラーフイルタの製造装
    置。
  24. 【請求項24】 前記吐出される液滴の体積は、前記熱
    エネルギー変換体に加える駆動パルスの異なる複数のヘ
    ッドを切り替えて使用することにより制御されることを
    特徴とする請求項23に記載のカラーフイルタの製造装
    置。
  25. 【請求項25】 前記フイルタエレメントを複数種類の
    色に着色することを特徴とする請求項19に記載のカラ
    ーフイルタの製造装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の体積の液滴と前記第2の体
    積の液滴とは、複数の吐出口を有する吐出手段から吐出
    され、前記第1の体積の液滴と前記第2の体積の液滴と
    は、夫々異なる吐出口から吐出されることを特徴とする
    請求項19に記載のカラーフイルタの製造装置。
  27. 【請求項27】 光透過性の基板上に着色されたフイル
    タエレメントを多数個並べて形成することによりカラー
    フイルタを製造するためのカラーフイルタの製造装置で
    あって、 前記基板上に着色された液滴を吐出するための吐出手段
    と、 該吐出手段と前記基板との相対位置を移動させるための
    移動手段と、 該移動手段により、前記吐出手段と前記基板とを所定の
    位置関係にした後に、前記基板上に第1の液滴を吐出
    し、更に該第1の液滴が吐出された同じ位置に重ねて、
    該第1の液滴とは着色剤の組成の異なる第2の液滴を吐
    出する様に、前記移動手段と前記吐出手段とを制御する
    制御手段とを具備することを特徴とするカラーフイルタ
    の製造装置。
  28. 【請求項28】 前記第1の液滴と前記第2の液滴と
    は、着色剤の濃度が異なることを特徴とする請求項27
    に記載のカラーフイルタの製造装置。
  29. 【請求項29】 前記第2の液滴の着色剤の濃度は、前
    記第1の液滴の着色剤の濃度よりも濃いことを特徴とす
    る請求項28に記載のカラーフイルタの製造装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の液滴により前記基板上に形
    成される第1の着色ドットの大きさと、前記第2の液滴
    により、前記第1の着色ドットの上に重ねて形成される
    第2の着色ドットの大きさとは略等しいことを特徴とす
    る請求項29に記載のカラーフイルタの製造装置。
  31. 【請求項31】 前記吐出手段は、液滴を吐出して記録
    を行なうインクジェットヘッドであることを特徴とする
    請求項27に記載のカラーフイルタの製造装置。
  32. 【請求項32】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用して液滴を吐出するヘッドであって、液滴
    に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
    換体を備えていることを特徴とする請求項31に記載の
    カラーフイルタの製造装置。
  33. 【請求項33】 前記フイルタエレメントを複数種類の
    色に着色することを特徴とする請求項27に記載のカラ
    ーフイルタの製造装置。
  34. 【請求項34】 前記第1の液滴と前記第2の液滴と
    は、複数の吐出口を有する吐出手段から吐出され、前記
    第1の液滴と前記第2の液滴とは、夫々異なる吐出口か
    ら吐出されることを特徴とする請求項27に記載のカラ
    ーフイルタの製造装置。
  35. 【請求項35】 光透過性の基板上に着色されたフイル
    タエレメントを多数個並べて形成することにより製造さ
    れるカラーフイルタであって、 前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前記フイ
    ルタエレメントを形成するための着色された第1の体積
    の液滴を吐出した後に、その上に前記第1の体積よりも
    小さい第2の体積の液滴を重ねて吐出することにより製
    造されたことを特徴とするカラーフイルタ。
  36. 【請求項36】 光透過性の基板上に着色されたフイル
    タエレメントを多数個並べて形成することにより製造さ
    れるカラーフイルタであって、 前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前記フイ
    ルタエレメントを形成するための着色された第1の液滴
    を吐出した後に、その上に前記第1の液滴とは着色剤の
    組成の異なる第2の液滴を重ねて吐出することにより製
    造されたことを特徴とするカラーフイルタ。
  37. 【請求項37】 光透過性の基板上に着色されたフイル
    タエレメントを多数個並べて形成することにより製造さ
    れるカラーフイルタを用いた液晶表示装置であって、 前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前記フイ
    ルタエレメントを形成するための着色された第1の体積
    の液滴を吐出した後に、その上に前記第1の体積よりも
    小さい第2の体積の液滴を重ねて吐出することにより製
    造されたカラーフイルタと、該カラーフイルタに対向す
    る基板とを有し、両基板間に液晶化合物を封入したこと
    を特徴とする液晶表示装置。
  38. 【請求項38】 光透過性の基板上に着色されたフイル
    タエレメントを多数個並べて形成することにより製造さ
    れるカラーフイルタを用いた液晶表示装置であって、 前記基板上のフイルタエレメント形成領域に、前記フイ
    ルタエレメントを形成するための着色された第1の液滴
    を吐出した後に、その上に前記第1の液滴とは着色剤の
    組成の異なる第2の液滴を重ねて吐出することにより製
    造されたカラーフイルタと、該カラーフイルタに対向す
    る基板とを有し、両基板間に液晶化合物を封入したこと
    を特徴とする液晶表示装置。
  39. 【請求項39】 請求項37に記載の液晶表示装置と、
    該液晶表示装置に画像信号を出力する画像信号出力手段
    とを具備することを特徴とする、液晶表示装置を備えた
    装置。
  40. 【請求項40】 請求項38に記載の液晶表示装置と、
    該液晶表示装置に画像信号を出力する画像信号出力手段
    とを具備することを特徴とする、液晶表示装置を備えた
    装置。
  41. 【請求項41】 光透過性の基板上に着色されたフィル
    タエレメントを多数個備えたカラーフィルタであって、 前記フィルタエレメントは第1の着色ドットと、少なく
    とも一部が前記第1の着色ドットと重なる第2の着色ド
    ットを有し、前記第1の着色ドットの平均直径と前記第
    2の着色ドットの平均直径とは略等しいことを特徴とす
    るカラーフィルタ。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載のカラーフィルタ
    と、該カラーフィルタに対向する基板とを有し、両基板
    間に液晶化合物を配設したことを特徴とする液晶表示装
    置。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載の液晶表示装置と、
    該液晶表示装置に画像信号を出力する画像信号出力手段
    とを具備することを特徴とする、液晶表示装置を備えた
    装置。
  44. 【請求項44】 光透過性の基板上に着色されたフィル
    タエレメントを多数個備えたカラーフィルタであって、 前記フィルタエレメントは第1の着色ドットと、少なく
    とも一部が前記第1の着色ドットと重なる第2の着色ド
    ットを有し、前記第1の着色ドットの着色剤の組成と前
    記第2の着色ドットの着色剤の組成とは異なることを特
    徴とするカラーフィルタ。
  45. 【請求項45】 請求項44に記載のカラーフィルタ
    と、該カラーフィルタに対向する基板とを有し、両基板
    間に液晶化合物を配設したことを特徴とする液晶表示装
    置。
  46. 【請求項46】 請求項45に記載の液晶表示装置と、
    該液晶表示装置に画像信号を出力する画像信号出力手段
    とを具備することを特徴とする、液晶表示装置を備えた
    装置。
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