JP4935153B2 - 液滴吐出方法 - Google Patents

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    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/09Ink jet technology used for manufacturing optical filters

Description

本発明は、液滴吐出方法、電気光学装置及び電子機器に関する。
インクジェットプリンタの液滴吐出ヘッドは、微小なインク滴をドット状に吐出するこ
とが可能であり、インク滴の大きさやピッチの均一性の面で極めて精度が高い。この技術
は、各種製品、例えば電気光学装置等の製造分野への応用がなされている。例えば、液晶
装置のカラーフィルタ層や有機EL表示装置の発光部等の膜を形成する場合に応用するこ
とができる。
具体的には、液滴吐出ヘッドに特殊なインクや感光性の樹脂液等(機能液)を含ませ、
基板に設けられた被吐出部へこの機能液の液滴を吐出するものである(例えば、特許文献
1参照。)。近年の電気光学装置に用いられるカラーフィルタや発光部には、複数種類の
色が形成されることが多く、複数種類の機能液を1種類ずつ異なる装置によって基板に吐
出するようになっている。
ただ、特許文献1に記載の装置を用いた場合、複数種類の機能液を1種類ずつ異なる装
置によって基板に吐出するようになっているため、全体的な吐出時間が長くなってしまう
。そこで、吐出時間の短縮を図るために1つの装置で全種類の機能液を吐出させることが
考えられている。
また、基板に配置された被吐出部は、通常、機能液の液滴に比べて容積が大きく、1回
の走査では機能液を十分に満たしきれないため、複数回走査を行っている。当該複数回の
走査においては、例えば、被吐出部に着弾している機能液の液滴の間の領域に新たに液滴
を着弾させ、被吐出部の底面を埋めていく方法が知られている。
特開2004−267927号公報
しかしながら、上述のように機能液の液滴の間に新たに液滴を正確に着弾させるために
着弾位置を調節するには微細な制御が必要になり、実際には困難を極める。また、上述の
手法を行った場合、着弾位置が吐出領域のうち狭い領域に限られる上、着弾された液滴が
十分に広がらないため、液滴が偏って配置されることになる。この場合、形成される機能
液の膜が不均一になるため、例えば電気光学装置においては、表示ムラの原因になる。
上記のような事情に鑑み、本発明の目的は、機能液の着弾する位置を容易に調節するこ
とができ、機能液の膜が不均一に形成されるのを防ぐことができる液滴吐出方法、電気光
学装置及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る液滴吐出方法は、基板と吐出ヘッドとを相対的
に走査させながら、前記基板上の複数の被吐出部に機能液の液滴を吐出する液滴吐出方法
であって、前記被吐出部が前記基板上にマトリクス状に配列されており、各被吐出部に前
記機能液の液滴を複数回の走査による吐出を行なうときには、各走査とも、すでに前記各
被吐出部に吐出された液滴の着弾部から前記マトリクスの行方向及び列方向のそれぞれに
直線的に延在する領域を避けるように、新たに吐出する液滴を着弾させることを特徴とす
る。
本発明によれば、被吐出部がマトリクス状に配列されている場合に、機能液の液滴を各
被吐出部に複数回吐出するときには、すでに前記各被吐出部に吐出された液滴の着弾部か
らマトリクスの行方向及び列方向のそれぞれに直線的に延在する領域を避けるように、新
たに吐出する液滴を着弾させるので、当該着弾部間を埋めるように機能液の液滴を着弾さ
せる際の微細な制御も必要なく、機能液の液滴を着弾させる位置の調節が極めて容易にな
り、機能液の膜が不均一に形成されることを防ぐこともできる。
ここで、例えば図17を参照して、「すでに吐出された液滴の着弾部からマトリクスの
行方向及び列方向のそれぞれに直線的に延在する領域」を説明する。図17中、円部分1
70Aは「すでに吐出された液滴の着弾部」を示し、斜線部170Bは「着弾部からマト
リクスの行方向及び列方向のそれぞれに直線的に延在する領域」を示す。同図に示すよう
に、当該領域は、着弾部自体を含まない領域を考えるものとする。
また、前記被吐出部のうち前記すでに吐出された液滴の着弾部に平面的に重なる位置に
、前記新たに吐出する液滴を着弾させることが好ましい。
本発明によれば、新たに吐出する液滴について、すでに吐出された液滴の着弾部に平面
的に重なる位置に着弾するものであり、毎回の吐出で同じ位置に着弾させればよいため、
液滴の着弾位置の調節が容易になる。また、本発明では、着弾位置は限られるものの、す
でに着弾された液滴が、新たに着弾された液滴の衝撃を利用して被吐出部内に広がるので
、機能液の膜が不均一に形成されることを防ぐこともできる。
また、前記複数回の走査による吐出のそれぞれにおいて、前記複数の着弾部が前記マト
リクスの行方向及び列方向のうち少なくとも一方に配置されるように前記機能液の液滴を
吐出し、前記複数の着弾部の中心部同士を結ぶ直線に対してずれた位置に、前記新たに吐
出する液滴を着弾させることが好ましい。
本発明によれば、複数回の吐出のそれぞれにおいて、着弾部がマトリクスの行方向及び
列方向のうち少なくとも一方に隣接するように機能液の液滴を吐出しておき、この着弾部
の中心部同士を結ぶ直線に対してずれた位置に液滴を新たに着弾させるので、液滴を被吐
出部の全体にわたって着弾させることが可能となる。これにより、被吐出部に機能液を平
坦に形成することができる。
本発明の別の観点に係る電気光学装置は、上記の液滴吐出方法により機能液が吐出され
た基板を含むことを特徴とする。
本発明によれば、機能液の着弾する位置を容易に調節することができ、機能液の膜が不
均一に形成されるのを防ぐことができる液滴吐出方法により機能液の液滴が吐出されてい
るため、表示ムラの無い電気光学装置を得ることができる。
本発明の別の観点に係る電子機器は、上記の電気光学装置を搭載したことを特徴とする
。 本発明によれば、表示ムラの無い電気光学装置を搭載したので、表示性能の優れた電
子機器を得ることができる。
また、本発明は、基板と吐出ヘッドとを相対的に走査しながら、前記基板上の複数の被
吐出部に機能液の液滴を吐出する液滴吐出装置であって、前記基板上にマトリクス状に配
列された前記被吐出部に対して前記機能液の液滴の吐出を制御する処理部を有し、前記処
理部は、各被吐出部に前記機能液の液滴を複数回の走査による吐出を行なうときには、各
走査とも、すでに前記各被吐出部に吐出された液滴の着弾部から前記マトリクスの行方向
及び列方向のそれぞれに直線的に延在する領域を避けるように、新たに着弾させる液滴の
吐出を制御することを特徴とする。
本発明によれば、マトリクス状に配列された被吐出部に対して、機能液の液滴を各被吐
出部に複数回の吐出を行なうときには、すでに前記各被吐出部に吐出された液滴の着弾部
からマトリクスの行方向及び列方向のそれぞれに直線的に延在する領域を避けるように、
新たに着弾させる液滴の吐出を制御するので、被吐出部において複数回の走査で位置を変
えてマトリクス状に着弾される液滴によって生じるムラ等を軽減させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づき説明する。以下の図では、各部材を認識可
能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
(電気光学装置)
図1は、本実施形態に係る液晶装置1の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、液晶装置1は、液晶パネル40と、バックライト41とを主体とし
て構成されている。液晶パネル40は、アクティブマトリクス基板2とカラーフィルタ基
板3とがシール材26を介して貼り合わされ、当該アクティブマトリクス基板2とカラー
フィルタ基板3とシール材26との間に液晶6が挟持された構成になっている。図中破線
で表された表示領域2aは、画像や動画等が表示される領域である。
なお、本実施形態の液晶装置1は、スイッチング素子として二端子型非線形素子である
薄膜ダイオード(TFD)素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶装置を採用して
いるが、例えばスイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)素子を用いた液晶装
置や、パッシブマトリクス方式の液晶装置であっても勿論構わない。また、液晶パネル4
0は、2枚の大判のマザー基板を張り合わせ、切断することにより形成される(多数個取
り)。2枚のマザー基板としては、カラーフィルタ基板3を生成するカラーフィルタ側マ
ザー基板と、アクティブマトリクス基板2を生成するアクティブマトリクス側マザー基板
とがある。
図2は、カラーフィルタ基板3の構成を示す平面図である。図2(a)はカラーフィル
タ基板3の全体構成を示す図であり、図2(b)はカラーフィルタ基板3の一部を拡大し
て示す図である。
図2(a)に示すように、カラーフィルタ基板3は、例えばガラスやプラスチック等の
透明な材料によって形成された矩形の基板である。カラーフィルタ基板3上には遮光層1
3が設けられており、遮光層13で囲まれた領域(画素領域)に対応して各絵素である赤
色層16R、緑色層16G、青色層16Bを有するカラーフィルタ16がマトリクス状に
設けられている。なお、本実施形態では当該カラーフィルタ16の赤色層16R、緑色層
16G及び青色層16Bがインクジェット方式によって形成されるものであり、後述する
液滴吐出装置から各画素領域に液体材料が吐出されるものであるから、以下の説明におい
て、このマトリクス状に設けられた画素領域を「被吐出部」と呼ぶこともある。
また、遮光層13で囲まれた領域をカラーフィルタ基板3には、当該カラーフィルタ1
6を覆うようにオーバーコート層(図示せず)が形成され、オーバーコート層上には配向
膜(図示せず)が形成されている。当該配向膜は、例えばポリイミド等からなり、表面が
ラビング処理された水平配向膜である。
また、図2(b)に示すように、1個の赤色層16R(または緑色層16G、青色層1
6B)については、短辺の長さSが例えば170μm程度、長辺の長さLが例えば510
μm程度の矩形に設けられている。また、隣接するカラーフィルタ16同士の間隔につい
ては、行方向の間隔T1は約20μmとなっており、列方向の間隔T2は約40μmとな
っている。
(液滴吐出装置)
次に、本実施形態に係る液滴吐出装置(以下、「吐出装置」と称呼する。)100につ
いて説明する。
図3に示すように、吐出装置100は、液体材料111を保持するタンク101と、チ
ューブ110を介してタンク101から液体材料111が供給される吐出走査部102と
を主体として構成されている。
液体材料111には、例えば上述した液晶装置1のカラーフィルタ16の赤色層16R
を構成する材料(以下、「赤色の液体材料」という。)111Rと、緑色層16Gを構成
する材料(以下、「緑色の液体材料」という。)111Gと、青色層16Bを構成する材
料(以下、「青色の液体材料」という。)111Bとの3種類がある。
タンク101は、赤色の液体材料111Rを保持する赤色材料タンク101Rと、緑色
の液体材料111Gを保持する緑色材料タンク101Gと、青色の液体材料111Bを保
持する青色材料タンク101Bとを有しており、上述した3種類の液体材料111(10
1R,111G,111B)を個別に保持するようになっている。各タンク101には、
例えば図示しない圧力ポンプが取り付けられている。当該圧力ポンプが駆動してタンク1
01内部に圧力を加えることで、液体材料111がタンク101内から吐出走査部102
へと供給されるようになっている。
ここで、赤色の液体材料111Rとしては、例えばポリウレタンオリゴマーに赤色の無
機顔料(例えば、赤色酸化鉄(III)やカドミウム赤等)を分散させた後、溶剤としてブチ
ルカルビトールアセテートを加え、更に非イオン系界面活性剤を分散剤として添加し、粘
度を所定の範囲に調整した溶液が用いられている。
また、緑色の液体材料111Gとしては、例えばポリウレタンオリゴマーに緑色の無機
顔料(例えば、酸化クロム緑やコバルト緑等)を分散させた後、溶剤としてシクロヘキサ
ノン及び酢酸ブチルを加え、非イオン系界面活性剤を分散剤として添加し、粘度を所定の
範囲に調整した溶液が用いられている。
また、青色の液体材料111Bとしては、例えばポリウレタンオリゴマーに青色の無機
顔料(例えば、群青や紺青等)を分散させた後、溶剤としてブチルカルビトールアセテー
トを加え、非イオン系界面活性剤を分散剤として添加し、粘度を所定の範囲に調整した溶
液が用いられている。
吐出走査部102は、複数のヘッド114(図4参照)を保持するキャリッジ103と
、キャリッジ103の位置を制御するキャリッジ位置制御装置104と、カラーフィルタ
側マザー基板を構成する基体10Aを保持するステージ106と、ステージ106の位置
を制御するステージ位置制御装置108と、制御部112とを有している。なお、実際に
は、吐出装置100には複数(例えば10個)のキャリッジ103が設置されている。図
3では、説明の簡単のため、1個のキャリッジ103を図示して説明することにした。
キャリッジ位置制御装置104は、制御部112からの信号に応じて、キャリッジ10
3をX軸方向又はZ軸方向に沿って移動させるようになっている。ステージ位置制御装置
108は、制御部112からの信号に応じて、Y軸方向に沿ってステージ106を移動さ
せるようになっている。
上述のように、キャリッジ103はキャリッジ位置制御装置104の制御によってX軸
方向に移動するようになっている。一方、ステージ106はステージ位置制御装置108
の制御によってY軸方向に移動するようになっている。つまり、キャリッジ位置制御装置
104およびステージ位置制御装置108によって、ステージ106に対するヘッド11
4の相対位置が変わるようになっている。
つまり、キャリッジ103及びステージ106のうち双方若しくはいずれか一方を移動
させることで、キャリッジ103がステージ106(あるいはステージ106に保持され
る基体10A)を走査することができるようになっている。以下、本実施形態では、キャ
リッジ103を静止させ、ステージ106を移動させることで走査を行う場合について説
明する。
図4は、1個のキャリッジ103をステージ106側から観察した図であり、図4の紙
面に垂直な方向がZ軸方向である。また、図4の紙面の左右方向がX軸方向であり、紙面
の上下方向がY軸方向である。
同図に示すように、キャリッジ103は、それぞれほぼ同じ構造を有する複数のヘッド
114を保持している。ヘッド114には、液体材料111のうち赤色の液体材料111
Rを吐出するヘッド114R、緑色の液体材料111Gを吐出するヘッド114G、青色
の液体材料111Bを吐出するヘッド114Bの3種類がある。
キャリッジ103には、ヘッド群114Pが2箇所に設けられている。各ヘッド群11
4Pには、ヘッド114R、ヘッド114G、ヘッド114Bがそれぞれ2個ずつ、Y軸
方向に直線状に設けられている。したがって、1つのキャリッジ103においては、ヘッ
ド114R、ヘッド114G、ヘッド114Bがそれぞれ4個ずつ設けられており、ヘッ
ド114は、計12個設けられていることになる。
図5は、ヘッド114の底面114aを示した図である。底面114aの形状は、対向
する2つの長辺及び対向する2つの短辺を有する矩形である。当該底面114aはステー
ジ106側を(図中Z軸方向)向いている。ヘッド114の長辺方向と図中X軸方向、ま
た、ヘッド114の短辺方向と図中Y軸方向については、それぞれ平行になっている。
また、当該底面114aには、ノズル118がX軸方向に例えば90個ずつ、2列(ノ
ズル列116Aとノズル列116B)に配置されている。また、各ノズル118のノズル
径rは、約30μmとなっている。ノズル列116A側のノズル118及びノズル列11
6B側のノズル118は、それぞれ各列において所定のノズルピッチLNP(LNP:約
140μm)で配置されている。
また、ノズル列116Bの各ノズル118の位置が、ノズル列116Aの各ノズル11
8位置に対して、ノズルピッチLNPの半分の長さ(約70μm)だけX軸方向の負の方
向(図5の下方向)にずれるように配置されている。なお、ヘッド114に設けられるノ
ズル列は2列でなくても良い。例えば、3列、4列、・・・M列(Mは自然数)と列数を
増やしても良いし、あるいは1列であっても構わない。
ノズル列116Aおよびノズル列116Bのそれぞれが90個のノズルからなるため、
1つのヘッド114には180個のノズルが設けられている。ただし、ノズル列116A
の両端から5つ目までのノズルは、液体材料111が吐出されないようになっている(休
止ノズル:図5中、破線で囲まれた部分)。
同様に、ノズル列116Bの両端から5つ目までのノズルも液体材料111が吐出され
ない休止ノズルとなっている(図5中、破線で囲まれた部分)。このため、ヘッド114
における180個のノズル118のうち、両端の20個のノズルを除いた160個のノズ
ル118が液体材料111を吐出するようになっている(吐出ノズル)。
本明細書では、ノズル列116Aに含まれる90個のノズル118のうち、図中上端か
ら6番目のノズル118をヘッド114の「基準ノズル118R」と表記する。つまり、
ノズル列116Aにおける80個の吐出ノズルのうち、図中最上部に位置する吐出ノズル
がヘッド114の「基準ノズル118R」である。なお、すべてのヘッド114に対して
、「基準ノズル118R」の指定の仕方が同じであればよいので、「基準ノズル118R
」の位置は、上記位置でなくてもよい。
次に、ヘッド114の内部の構成を説明する。図6(a)および図6(b)に示すよう
に、それぞれのヘッド114は、インクジェットヘッドである。より具体的には、それぞ
れのヘッド114は、振動板126と、ノズルプレート128とを備えている。振動板1
26と、ノズルプレート128との間には、タンク101から孔131を介して供給され
る液体材料111が常に充填される液たまり129が設けられている。
また、振動板126と、ノズルプレート128との間には、複数の隔壁122が設けら
れている。そして、振動板126と、ノズルプレート128と、1対の隔壁122とによ
って囲まれた部分がキャビティ120である。キャビティ120は、ノズル118ごとに
設けられているおり、キャビティ120の数とノズル118の数とは同じである。キャビ
ティ120には、1対の隔壁122間に設けられた供給口130を介して、液たまり12
9から液体材料111が供給される。
振動板126上には、それぞれのキャビティ120に対応して、振動子124が位置す
る。振動子124は、ピエゾ素子124Cと、ピエゾ素子124Cを挟む対の電極124
A、124Bとを有している。この対の電極124A、124Bとの間に駆動電圧を与え
ることで、対応するノズル118から液体材料111が吐出される。なお、ノズル118
からZ軸方向に液状の材料が吐出されるように、ノズル118の形状が調整されている。
なお、ピエゾ素子の代わりに電気熱変換素子を有してもよい。つまり、電気熱変換素子に
よる材料の熱膨張を利用して液体材料111を吐出する構成を有していてもよい。
次に、制御部112の構成を説明する。図7は、制御部112の構成を示すブロック図
である。
制御部112は、液体材料111を吐出するタイミングや、キャリッジ103の固定位
置、ステージ106の移動(移動速度、移動距離等)等、吐出装置100の動作に関して
統括して制御する部位である。
図7に示すように、制御部112は、入力バッファメモリ201と、記憶手段202と
、処理部204と、走査駆動部206と、ヘッド駆動部208とを備えており、各部分同
士が通信可能に接続されている。
入力バッファメモリ201は、外部に接続される例えば情報処理装置等から液体材料1
11の液滴の吐出を行うための吐出データを受け取る。入力バッファメモリ201は、吐
出データを処理部204に供給し、処理部204は吐出データを記憶手段202に格納す
る。記憶手段202としては、例えばRAM等が用いられている。
処理部204は、記憶手段202内に格納された吐出データにアクセスし、当該吐出デ
ータを基にして、走査駆動部206及びヘッド駆動部208に、必要な駆動信号を供給す
る。
走査駆動部206はこの駆動信号に基づいて、キャリッジ位置制御装置104およびス
テージ位置制御装置108に所定の制御信号を供給する。また、ヘッド駆動部208は駆
動信号に基づいて、各ヘッド114に液体材料111を吐出する吐出信号を供給する。
ヘッド駆動部208は、図8(a)に示すように、1つの駆動信号生成部203と、複
数のアナログスイッチASとを有している。アナログスイッチASは、ヘッド114内の
振動子124に接続されている(具体的には、電極124Aに接続されている。ただし、
電極124Aは図8(a)には示されていない。)。当該アナログスイッチASは、ノズ
ル118のそれぞれに対応するように設けられており、ノズル118の個数と同数設けら
れている。
駆動信号生成部203は、図8(b)に示すような駆動信号DSを生成する。駆動信号
DSは、アナログスイッチASのそれぞれの入力端子に独立して供給される。駆動信号D
Sの電位は、基準電位Vに対して時間的に変化する。すなわち、駆動信号DSは、複数の
吐出波形Pが吐出周期EPで繰り返される信号である。吐出周期EPは、例えば処理部2
04によって所望の値に調節されるようになっている。この吐出周期EPを適宜調節する
ことによって、複数のノズル118から所定の順序で液体材料111が吐出されるように
吐出信号を生成することができる。このように、吐出のタイミングを制御することができ
るようになっている。
また、制御部112は、ノズル118から吐出される液体材料111の体積を制御する
ことも可能である。当該液体材料111の体積の制御は、各ノズル118に個別に制御で
きるようになっている。各ノズル118から吐出される液体材料111の体積については
、0pl〜42pl(ピコリットル)の間で可変である。
なお、制御部112は、CPU、ROM、RAMを含んだコンピュータであってもよい
。この場合には、制御部112の上記機能は、コンピュータによって実行されるソフトウ
ェアプログラムによって実現される。もちろん、制御部112は、専用の回路(ハードウ
ェア)によって実現されてもよい。
(液晶装置の製造方法(液滴吐出方法))
次に、このように構成された液晶装置1の製造工程について説明する。
本実施形態では、大面積のマザー基板を用いて複数の液晶装置を一括して形成し、切断
によって個々の液晶装置1に分離する方法を例に挙げて説明する。
まず、カラーフィルタ側マザー基板の形成工程について簡単に説明する。
吐出装置100のステージ106に、基体10Aを保持させる。当該基体10Aには、
カラーフィルタ16の各層を保持する被吐出部18(18R、18G、18B:図9等参
照)がマトリクス状に形成されている。被吐出部18Rには赤色層16Rが保持され、被
吐出部18Gには緑色層16Gが保持され、被吐出部18Bには青色層16Bが保持され
るようになっている。なお、基体10Aをステージ106に保持する際には、基体10A
の短辺方向がX軸方向に一致し、長辺方向がY軸方向に一致するように位置を調節する。
この状態で、図9に示すようにステージ106を図中左側から右側へ移動させる。キャ
リッジ103は、これとは反対の方向、すなわち、図中右側から左側に基体10A上を走
査する。このとき、キャリッジ103が基体10A上を走査しながら、各ヘッド114か
らは液体材料111の液滴が各被吐出部18に吐出される。
例えば当該走査においては、図9に示すように図中最上行の各被吐出部18に赤色の液
体材料111R1、緑色の液体材料111G1、青色の液体材料111B1の液滴が吐出さ
れる。このとき、複数行にわたって設けられている被吐出部18のうちどの行に液体材料
111(111R1,111G1,111B1)の液滴を吐出するかは、適宜設定すること
が可能である。
次に、図10に示すように、ステージ106を図中右側から左側へ移動させる。キャリ
ッジ103は、図9に示した走査とは反対の方向、すなわち、図中左側から右側に基体1
0Aの領域Wを走査する。このとき、キャリッジ103が基体10Aを走査しながら、各
ヘッド114から液体材料111の液滴を吐出する。
この走査では、液体材料111の液滴がまだ吐出されていない被吐出部18に液体材料
111を吐出する。例えば図10に示すように、図9に示した走査の際に液体材料111
が吐出されなかった図中上から2行目の各被吐出部18に、赤色の液体材料111R1
緑色の液体材料111G1、青色の液体材料111B1の液滴を吐出する。複数行にわたっ
て設けられている被吐出部18のうち、液体材料111(111R1,111G1,111
1)が吐出されてない被吐出部18の行を選択しながら液体材料111の液滴を吐出し
、各被吐出部18に液体材料111が計1回ずつ吐出されるまで走査を繰り返す。
以上の走査においては、各被吐出部18の一部分に液体材料111を吐出したに過ぎず
、カラーフィルタ16の赤色層16R、緑色層16G、青色層16Bを形成するのに液体
材料111の体積が不足している状態である。このため、以降の走査では、各被吐出部1
8について十分な液体材料111を追加吐出する走査を行う。
ここで、図11を参照して、ヘッド114から吐出される液体材料111が着弾する被
吐出部18上の位置(着弾部)について説明する。図11は、液体材料111の着弾部を
示す図である。
各被吐出部18R,18G,18Bには、着弾部200R、200G、200Bが例え
ばそれぞれ2列ずつ3行に設定されている。ヘッド114からは、1つの被吐出部18に
ついて、1回目、2回目、・・・、n回目の別を問わず、常にこの着弾部200の位置に
液体材料111が着弾するように吐出される。したがって、以降の走査では、1回目に吐
出された液体材料111の上に、更に新たな液体材料111が吐出される。
これを踏まえて、各被吐出部18(18R,18G,18B)における2回目以降の吐
出走査を具体的に説明する。図12に示すように、ステージ106を図中左側から右側へ
移動させ、キャリッジ103に図中右側から左側に基体10A上を走査させながら、液体
材料111を吐出させる。この液体材料111は、1回目の吐出と同じ位置に着弾する。
すなわち、図中最上行の各被吐出部18には、赤色の液体材料111R1の液滴の上に赤
色の液体材料111R2の液滴が、緑色の液体材料111G1の液滴の上に緑色の液体材料
111G2の液滴が、青色の液体材料111B1の液滴の上に青色の液体材料111B2
液滴が、それぞれ着弾する。以下、図中上から2段目、3段目、・・・の走査において、
同様の動作を繰り返し、被吐出部18に十分な液体材料111が吐出されるまで、上記動
作を繰り返す。
これ以降の工程については簡単に説明する。カラーフィルタ16が形成された基体10
A上には、図示しない電極や配線等を形成し、平坦化膜を形成する。また、基体10Aの
表面にギャップ制御用の図示しないスペーサ及び隔壁を形成する。この基体10Aに形成
された配線やカラーフィルタを覆うように配向膜を形成し、この配向膜に対してラビング
処理を実行する。配向膜は、例えばポリイミドを塗布又は印刷することによって形成する
ことができる。また、エポキシ樹脂等からなるシール材を矩形環状に形成し、シール材で
囲まれた領域に液晶を塗布する。
次に、アクティブマトリクス側マザー基板の形成については、ガラスやプラスチック等
の透光性材料からなる大判の基材に配線、電極等を形成し、当該配線、電極等が形成され
た領域に、平坦化膜を形成する。平坦化膜を形成したら、ポリイミド等からなる配向膜を
形成し、この配向膜に対してラビング処理を実行する。
次に、カラーフィルタ側マザー基板とアクティブマトリクス側マザー基板とをパネル状
に貼り合わせる。両基板を近接させ、アクティブマトリクス側マザー基板がカラーフィル
タ側マザー基板上のシール材に接着させるようにする。その後、接着した両マザー基板に
スクライブ線を形成し、当該スクライブ線に沿ってパネルを切断し、切断した各パネルの
洗浄を行い、各パネルに駆動ドライバ等を実装する。各液晶パネルの外側表面に偏光板を
貼着し、バックライト41を取り付けて、液晶装置1が完成する。
このように、本実施形態によれば、被吐出部18がマトリクス状に配列されている場合
に、液体材料111の液滴を吐出するときには、すでに吐出された液体材料111の着弾
部200のうちマトリクスの行方向(例えば、図11のY方向)及び列方向(例えば、図
11のX方向)に隣接する着弾部200の間の領域を避けるように、新たに吐出する液体
材料111の液滴を着弾させるので、当該着弾部200間を埋めるように液体材料を着弾
させる際の微細な調節も必要なく、液体材料111の液滴を着弾する位置の調整が極めて
容易になり、液体材料111の膜(カラーフィルタ16の各層)が不均一に形成されるこ
とを防ぐこともできる。
なお、本実施形態では、走査において、新たに吐出する液体材料111について、すで
に吐出された液体材料111の液滴の着弾部200に平面的に重なる位置に着弾するもの
であり、毎回の吐出で同じ位置に吐出すればよいため、液体材料111の吐出位置の調節
が容易になる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様、以下の図では、各部材
を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、第1実施形態と同一の
構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態では、液体材
料111の液滴を吐出する方法が第1実施形態と異なっているため、かかる点を中心に説
明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様、大面積のマザー基板を用いて複数
の液晶装置を一括して形成し、切断によって個々の液晶装置1に分離する方法を例に挙げ
て説明する。
第1実施形態と同様の工程により、吐出装置100のステージ106に基体10Aを保
持させ、基体10Aの短辺方向がX軸方向に一致し、長辺方向がY軸方向に一致するよう
に位置を調節する。この状態で、第1実施形態と同様の方法でヘッド114を走査させ、
図13に示すように、各被吐出部18に1回ずつ液体材料111(赤色の液体材料111
1、緑色の液体材料111G1、青色の液体材料111B1)を吐出させる。
ここで、図14をもとにして、本実施形態において、液体材料111の着弾位置につい
て説明する。図14は、ヘッド114から吐出された液体材料111が着弾する被吐出部
18上の位置を示す図である。
各被吐出部18には、例えば着弾部200(着弾部200A、着弾部200B、着弾部
200C及び着弾部200D)が設定されている。各着弾部200は、それぞれ2列ずつ
3行に設定されており、行方向(Y方向)及び列方向(X方向)に隣接している。ヘッド
114からは、1つの被吐出部18について1回目に着弾する際には着弾部200Aに、
2回目に着弾する場合には着弾部200Bに、3回目は着弾部200Cに、4回目は着弾
部200Dに液体材料111が着弾するように吐出される。
各着弾部200を配置する際には、着弾部200Aの中心同士、着弾部200Bの中心
同士、着弾部200Cの中心同士、着弾部200Dの中心同士をそれぞれ結んでできるX
方向及びY方向の仮想線(図中、一点鎖線で示す)を想定し、異なる着弾部の中心が各直
線を避けるように、すなわち、異なる着弾部の中心が各直線と重ならないように、描く直
線に対してずれる位置に着弾部200A〜着弾部200Dを配置する。ここで、「異なる
着弾部」とは、例えば着弾部200Aを基準にすると、着弾部200A以外の着弾部、す
なわち、着弾部200B、着弾部200C及び着弾部200Dが異なる着弾部である。着
弾部200B、着弾部200C、着弾部200Dについても同様である。
図14において具体的に説明すると、着弾部200Bは、着弾部200Aの中心同士を
結んだX方向の各直線に重ならないように、例えば当該直線よりも図中下側にずれて配置
されており、同時に、Y方向の各直線にも重ならないように、当該直線に対して、図中右
側にずれて配置されている。
着弾部200Cは、着弾部200Aの中心同士及び着弾部200Bの中心同士を結んだ
X方向の各直線に重ならないように、例えば着弾部200Aの直線の図中下側であって着
弾部200Bの図中上側にずれて配置されており、同時にY方向の各直線にも重ならない
ように、例えば着弾部200A及び着弾部200Bの直線の図中右側にずれて配置されて
いる。
また、着弾部200Dは、着弾部200A、着弾部200B及び着弾部200Cの中心
同士を結んだY方向の各直線に重ならないように、例えば着弾部200A、着弾部200
B及び着弾部200Cの直線の図中左側にずれて配置されており、同時にY方向の直線に
も重ならないように、例えば着弾部200A、着弾部200B及び着弾部200Cの直線
の図中下側にずれて配置されている。
このように、異なる種類の着弾部200の中心が、同一の種類の着弾部200の中心同
士を結んだ直線に対してずれるように配置されている。なお、着弾部200Dにおいては
、3行のうちの最下行(図中、破線で示す)が被吐出部18の枠内に収まっていない。こ
のような場合、着弾部200Dの最下行には着弾させないようにする。
このことを踏まえると、図13に示す走査においては、液体材料111の液滴が各被吐
出部18の着弾部200Aに吐出された状態になっている。この状態から、各被吐出部1
8に対して2回目の吐出を行うと、図15に示すように、液体材料111(赤色の液体材
料111R2、緑色の液体材料111G2、青色の液体材料111B2)の液滴が各被吐出
部18の着弾部200Bの位置に着弾するように吐出される。
また、図示を省略するが、各被吐出部18に対して3回目の吐出では着弾部200Cに
、4回目の吐出では着弾部200Dに、それぞれ液体材料111の液滴が着弾するように
吐出される。以降、各被吐出部18に十分な液体材料111が吐出されるまで、このよう
な走査を繰り返す。このとき、上記の着弾部200A〜着弾部200Dに重ねて吐出して
も構わない。
また、その後のカラーフィルタ側マザー基板とアクティブマトリクス側マザー基板とを
貼り合わせて液晶装置1を構成するまでの工程は、第1実施形態と同様であるため、説明
を省略する。
本実施形態によれば、複数回の吐出のそれぞれにおいて、着弾部200が例えば図14
のX方向及びY方向のうち少なくとも一方に隣接するように液体材料111の液滴を着弾
し、この着弾部200の中心部同士を結ぶ直線に対してずれた位置に液体材料111の液
滴を新たに着弾させるので、液体材料111の液滴を被吐出部18の全体にわたって着弾
させることが可能となる。これにより、被吐出部18に液体材料111(赤色の液体材料
111R、緑色の液体材料111G、青色の液体材料111B)を平坦に形成することが
できる。
(電子機器)
次に、本発明に係る電子機器について、携帯電話を例に挙げて説明する。
図16は、携帯電話300の全体構成を示す斜視図である。
携帯電話300は、筺体301、複数の操作ボタンが設けられた操作部302、画像や
動画、文字等を表示する表示部303を有する。表示部303には、本発明に係る液晶装
置1が搭載される。
この液晶装置1は、上述のように液体材料111の液滴が着弾する位置を容易に調節す
ることができ、液体材料111の膜が不均一に形成されるのを防ぐことができる液滴吐出
方法により機能液の液滴が吐出されて形成されているため、表示ムラが少なく、品質が高
いものである。携帯電話300は、このような液晶装置1を搭載したので、表示性能が優
れたものになっている。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、本発明を液晶装置1のカラーフィルタ基板3にカラーフィルタ16を形成する
場合の例であるが、この例に限られることは無く、例えば本発明を有機EL装置用基板に
有機層(発光層等)を形成する場合にも適用することが可能である。
本発明の実施形態に係る液晶装置の構成を示す斜視図。 本実施形態に係るカラーフィルタ基板の構成を示す平面図。 本実施形態に係る液滴吐出装置の全体構成を示す斜視図。 本実施形態に係る液滴吐出装置のキャリッジの構成を示す平面図。 本実施形態に係る液滴吐出装置のヘッドの外部構成を示す平面図。 本実施形態に係る液滴吐出装置のヘッドの内部構成を示す図。 本実施形態に係る液滴吐出装置の制御部の構成を示すブロック図。 本実施形態に係る液滴吐出装置のヘッド駆動部の構成を示す図。 本実施形態に係る液滴吐出装置のヘッドの配置を示す図。 本実施形態に係る液滴吐出方法を示す図(その1)。 本実施形態に係る液滴吐出方法を示す図(その2)。 本実施形態に係る液滴吐出方法を示す図(その3)。 本発明の第2実施形態に係る液滴吐出方法を示す図(その1)。 本発明の第2実施形態に係る液滴吐出方法を示す図(その2)。 本発明の第2実施形態に係る液滴吐出方法を示す図(その3)。 本発明に係る電子機器の構成を示す斜視図。 着弾部とその周囲の領域とを示す図。
符号の説明
1…液晶装置、2…アクティブマトリクス基板、3…カラーフィルタ基板、10A…基
体、16…カラーフィルタ、18,18R,18G,18B…被吐出部、100…液滴吐
出装置(吐出装置)、103…キャリッジ、106…ステージ、111,111R,11
1G,111B…液体材料、114,114R,114G,114B…ヘッド、114P
…ヘッド群、114G…ヘッド、118…ノズル、300…携帯電話。

Claims (3)

  1. 基板と吐出ヘッドとを相対的に走査させながら、前記基板上の複数の被吐出部に機能液の液滴を吐出する液滴吐出方法であって、
    前記被吐出部が、遮光層で囲まれた領域に対応し、前記基板上にマトリクス状に配列されており、
    前記各被吐出部に前記機能液の液滴を複数回の走査による吐出を行なうときには、各走査とも、すでに前記各被吐出部の前記遮光層で囲まれた領域内に吐出された液滴の着弾部から前記マトリクスの行方向及び列方向のそれぞれに直線的に延在する領域を避けるように、新たに吐出する液滴を着弾させることを特徴とする液滴吐出方法。
  2. 前記被吐出部のうち前記すでに吐出された液滴の着弾部に平面的に重なる位置に、前記新たに吐出する液滴を着弾させることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出方法。
  3. 前記複数回の走査による吐出のそれぞれにおいて、前記複数の着弾部が前記マトリクスの行方向及び列方向のうち少なくとも一方に配置されるように前記機能液の液滴を吐出し、
    前記複数の着弾部の中心部同士を結ぶ直線に対してずれた位置に、前記新たに吐出する液滴を着弾させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出方法。
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