JP2001181511A - 成形加工用の紙含有樹脂組成物 - Google Patents
成形加工用の紙含有樹脂組成物Info
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Abstract
工用の紙含有樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 紙を主成分とする低燃焼熱成分と、燃焼
熱が紙のそれよりも高い熱可塑性合成樹脂を主成分とす
る高燃焼熱成分とを混和して得られる成形加工用の紙含
有樹脂組成物であり、低燃焼熱成分が、50μm以上2
00μm以下の粒径を有する紙パウダーを主成分とし、
組成物が、50重量%を超過しかつ70重量%以下の低
燃焼熱成分と、30重量%以上かつ50重量%未満の高
燃焼熱成分とを含有する。
Description
成形、溶融圧縮成形等の成形加工に使用する成形加工用
の紙含有樹脂組成物に関する。
工用の樹脂組成物は公知である。組成物は、射出成形や
押出し成形、溶融圧縮成形等の技術を利用してシートや
容器等の成形品に加工される。廃棄された成形品は、清
掃工場の焼却炉で焼却されるが、合成樹脂は、単位重量
当たりの燃焼熱が高く、焼却炉を痛める原因となってい
る。成形品の燃焼熱を下げる手段として、組成物に紙を
含有させる技術がある。
平10−138241号公報は、両面又は片面に主とし
てポリエチレン樹脂層を有する複合紙を細断して得られ
る細断紙成分と、低密度ポリエチレン、リニア低密度ポ
リエチレン、中密度ポリエチレンのうちの少なくとも1
つの樹脂と高密度ポリエチレン、メタロセン−ポリエチ
レンのうちの少なくとも1つの樹脂とのうちのいずれか
一方を細断して得られる細断樹脂成分とを混練して得ら
れる紙含有樹脂ペレットを開示している。
紙成分含有率を有し、紙細断成分の比重と細断樹脂成分
の比重との差分が±0.05〜±0.16g/cm3の
範囲にある。紙含有樹脂ペレットは、両面又は片面に樹
脂層を有する細断紙成分を使用することで、紙成分と樹
脂成分とを混練したときにそれら成分が均一に分散する
ことができ、それら成分のペレットにおける偏り分散を
防ぐことができる。紙含有樹脂ペレットは、1mm角〜
5mm角に細断された細断紙成分と1mm角〜5mm角
に細断された細断樹脂成分とが混練機で加熱、混練され
た後、押出し機で押し出して製造される。
有樹脂ペレットは、1mm角〜5mm角の細断紙成分を
使用しているために紙成分が短繊維状のまま樹脂成分と
混練され、かつ、紙成分含有率が50重量%以上と過半
を占めるので、加熱しても流動性を示さない紙成分が樹
脂成分の流動性を妨害してしまう。
ダ内に進入した紙成分と樹脂成分とのうち、樹脂成分は
シリンダ内で溶融して流動するが、紙成分が樹脂成分の
流動を妨げるので、溶融した樹脂成分が円滑に押出し機
からダイへ向かって流動することができない場合があ
る。また、紙成分と樹脂成分と混練するときに、押出し
機のスクリュと紙成分との摩擦によって剪断発熱が生
じ、紙成分が熱で劣化してしまうことがある。
に用いる場合では、紙含有樹脂の流動抵抗が高くかつ固
化し易いために、紙含有樹脂を高温、高圧、高速で射出
させる必要がある。しかし、樹脂の溶融温度が約190
℃を超えると樹脂に含まれている紙成分が熱分解を起こ
してしまうので、温度をそれ以上に上げることができな
い。樹脂を高圧、高速で型内に流入させると、射出成形
機や型が損傷してしまうことがある。
好な流動性を有し、組成物の製造時では、押出し機から
ダイへ円滑に流動することができ、組成物を使用した射
出成形では、組成物を高温、高圧、高速で射出させる必
要がなく、シートや容器等の成形品を製造することがで
きる成形加工用の紙含有樹脂組成物を提供することにあ
る。
ための本発明は、紙を主成分とする低燃焼熱成分と、燃
焼熱が前記紙のそれよりも高い熱可塑性合成樹脂を主成
分とする高燃焼熱成分とから構成され、それら成分を混
和して得られる成形加工用の紙含有樹脂組成物を改良す
ることにある。
低燃焼熱成分が、50μm以上かつ200μm以下の粒
径を有する紙パウダーを主成分とし、前記組成物が、5
0重量%を超過しかつ70重量%以下の前記低燃焼熱成
分と、30重量%以上かつ50重量%未満の前記高燃焼
熱成分とを含有し、前記組成物における前記低燃焼熱成
分と前記高燃焼熱成分との重量%が、低燃焼熱成分>高
燃焼熱成分の関係にあることにある。
高燃焼熱成分が、熱可塑性エラストマー、スチレン−ブ
タジエンラバー、ブタジエンラバー、水素添加スチレン
−ブタジエンラバー、スチレン−エチレンブチレン・オ
レフィン結晶ブロックコポリマー、オレフィン結晶・エ
チレンブチレン・オレフィン結晶ブロックコポリマーの
うちの少なくとも一つから形成された熱可塑性改質成分
を含有し、前記改質成分が、前記高燃焼熱成分の前記重
量%のうち3重量%以上かつ20重量%以下を占めてい
る。
前記低燃焼熱成分が、5μm以上かつ150μm以下の
粒径を有する澱粉と、酸化チタン、タルク、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリンのうち
の少なくとも一つの粉状無機物との少なくとも一方を含
有し、前記澱粉が、前記低燃焼熱成分の前記重量%のう
ち10重量%以上かつ25重量%以下を占め、前記無機
物が、前記低燃焼熱成分の前記重量%のうちの1重量%
以上かつ25重量%以下を占め、前記紙パウダーと前記
澱粉と前記無機物との重量%が、紙パウダー>澱粉また
は無機物、紙パウダー>澱粉+無機物のいずれかの関係
にある。
前記改質成分のメルトフローインデックスが、10〜2
5g/10分の範囲、前記組成物のメルトフローインデ
ックスが、1〜10g/10分の範囲にある。ここで、
メルトフローインデックスとは、一定の温度および圧力
において、規定の直径および長さのオリフィスから押し
出される改質成分または組成物の流出速度をいう。
有樹脂組成物の詳細を説明すると、以下のとおりであ
る。 (1)一例として示す成形加工用の紙含有樹脂組成物
(以下、第1組成物という。)は、紙パウダーを主成分
とする低燃焼熱成分と、燃焼熱が紙パウダーのそれより
も高い熱可塑性合成樹脂を主成分とする高燃焼熱成分と
から構成されている。第1組成物には、低燃焼熱成分を
形成する紙パウダーが50重量%を超過しかつ70重量
%以下の範囲、高燃焼熱成分を形成する合成樹脂が30
重量%以上であって50重量%未満の範囲で含まれてお
り、第1組成物における合成樹脂と紙パウダーとの重量
%が紙パウダー>合成樹脂の関係にある。
プとのうちの少なくとも一方を原料としてそれらパルプ
を粉状に粉砕したセルロース主体のものと、古紙を粉状
に粉砕したものとのうちのいずれか一方、または、両者
を配合したものである。広葉樹パルプや針葉樹パルプを
原料とした紙パウダーは、リグニン成分が1%以下のも
のを使用することが好ましく、古紙を原料とした紙パウ
ダーは、セルロース成分が95重量%以上含まれている
ことが好ましい。紙パウダーは、その粒径が50μm以
上であって200μm以下の範囲、好ましくは、75μ
m以上であって150μm以下の範囲にある。
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、メタロセン−ポリエチレン、ブロック重合ポ
リプロピレン、ランダム重合ポリプロピレン、ホモ重合
ポリプロピレン、メタロセン−ポリプロピレン、オレフ
ィン系エラストマー、エチレンビニルアセテート共重合
体、エチレンエチルアクリレート共重合体、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体(AS樹
脂)、ポリブタジエン−スチレン−アクリロニトリルグ
ラフト共重合体(ABS樹脂)、ナイロンとのうちのい
ずれか1種類、または、それら樹脂を2種類以上配合し
たものである。
合成樹脂が30重量%未満の場合では、加熱しても流動
性を示さない紙パウダーが合成樹脂の流動性を著しく低
下させてしまうので、組成物において良好な流動性を得
ることが難しい。紙パウダーが50重量%未満、かつ、
合成樹脂が50重量%を超過する場合では、高燃焼熱成
分である合成樹脂が組成物の過半を占めるので、紙パウ
ダーの低燃焼熱成分としての作用が合成樹脂によって妨
げられ、組成物の燃焼熱をわずかに低下させることがで
きるにすぎない。
は、パルプや古紙を50μm未満の粒径に加工するため
に複数の工程を必要とするので、紙パウダーの生産コス
トが高くなってしまう。その結果、組成物や組成物を使
用した成形品の生産コストが上昇することになる。
場合では、紙パウダーが合成樹脂の中で分散不良を起こ
し、紙パウダーが合成樹脂中に嵩高な継粉を形成する場
合があり、嵩高な継粉によって組成物の流動性が著しく
低下してしまうことがある。
成分として粒径が50μm≦粒径≦200μmの範囲に
ある紙パウダーを50重量%<紙パウダー≦70重量%
の範囲で含有しているので、組成物の燃焼熱を下げるこ
とができるとともに、組成物が良好な流動性を有する。 (2)他の一例として示す紙含有樹脂組成物(以下、第
2組成物という。)は、紙パウダーを主成分とする低燃
焼熱成分と、熱可塑性合成樹脂を主成分とし、熱可塑性
の改質成分を含有する高燃焼熱成分とから構成されてい
る。第2組成物には、低燃焼熱成分を形成する紙パウダ
ーが50重量%を超過しかつ70重量%以下の範囲、高
燃焼熱成分を形成する合成樹脂と改質成分との混合物が
30重量%以上であって50重量%未満の範囲で含まれ
ている。紙パウダーと合成樹脂とは、第1組成物のそれ
らと同一のものである。
するもので、合成樹脂と混合物を形成し、合成樹脂の流
動性を向上させることができる。また、改質成分は、合
成樹脂と紙パウダーとを接着するバインダーとしての作
用を有する。改質成分は、高燃焼熱成分の全重量%のう
ち、3重量%以上であって20重量%以下を占めてい
る。改質成分は、メルトフローインデックスが10〜2
5g/10分の範囲にある。
レン−ブタジエンラバー、ブタジエンラバー、水素添加
スチレン−ブタジエンラバー、スチレン−エチレンブチ
レン・オレフィン結晶ブロックコポリマー、オレフィン
結晶・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロックコポ
リマーのうちのいずれか1種類、または、それらを2種
類以上配合したものである。
チレン−エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロックコ
ポリマー、オレフィン結晶・エチレンブチレン・オレフ
ィン結晶ブロックコポリマーそれぞれは、エチレンとブ
テン−1とから形成されたランダム性の高い共重合体で
あり、ポリマー分子中に二重結合を持たず、かつ、低結
晶性で柔軟性のある透明性の高いポリオレフィン系熱可
塑性合成樹脂である。
のメルトフローインデックスが10g/10分未満の場
合は、改質成分が十分に作用せず、組成物の流動性を向
上させることができない。改質成分が20重量%を超過
し、かつ、改質成分のメルトフローインデックスが25
g/10分を超過する場合は、組成物が必要以上に軟質
化されてしまうので、組成物が十分な硬度を得ることが
できない。また、組成物の引張り強さと引裂強度とが低
下してしまう。 (3)他の一例として示す紙含有樹脂組成物(以下、第
3組成物という。)は、紙パウダーを主成分とし、澱粉
を含有する低燃焼熱成分と、熱可塑性合成樹脂を主成分
とする高燃焼熱成分とから構成されている。第3組成物
には、低燃焼熱成分を形成する紙パウダーと澱粉との混
合物が50重量%を超過しかつ70重量%以下の範囲、
高燃焼熱成分を形成する合成樹脂が30重量%以上であ
って50重量%未満の範囲で含まれている。紙パウダー
と合成樹脂とは、第1組成物のそれらと同一のものであ
る。
れよりも低い。ゆえに、組成物に澱粉を加えることで、
組成物の燃焼熱を一層低下させることができる。澱粉
は、低燃焼熱成分の全重量%のうち、10重量%以上で
あって25重量%以下を占め、紙パウダーと澱粉との重
量%が紙パウダー>澱粉の関係にある。澱粉は、その粒
径が5μm以上であって150μm以下の範囲にある。
成物に及ぼす影響が十分ではなく、組成物の燃焼熱を低
下させる効果が少ない。澱粉が25重量%を超過する場
合は、合成樹脂や紙パウダーの発火点よりも澱粉のそれ
が高いので、組成物の発火点が上昇し、組成物を燃焼さ
せるときに強い火力を用いなければならなくなってしま
う。
を5μm未満の粒径に加工するために複数の工程を必要
とするので、使用する澱粉の生産コストが高くなってし
まう。澱粉の粒径が150μmを超過する場合は、澱粉
が合成樹脂の中で分散不良を起こし、澱粉が合成樹脂中
に嵩高な継粉を形成する場合があり、嵩高な継粉によっ
て組成物の流動性が著しく低下してしまうことがある。 (4)他の一例として示す紙含有樹脂組成物(以下、第
4組成物という。)は、紙パウダーを主成分とし、粉状
無機物を含有する低燃焼熱成分と、熱可塑性合成樹脂を
主成分とする高燃焼熱成分とから構成されている。第4
組成物には、低燃焼熱成分を形成する紙パウダーと無機
物との混合物が50重量%を超過しかつ70重量%以下
の範囲、高燃焼熱成分を形成する合成樹脂が30重量%
以上であって50重量%未満の範囲で含まれている。紙
パウダーと合成樹脂とは、第1組成物のそれらと同一の
ものである。
ち、1重量%以上であって25重量%以下を占め、紙パ
ウダーと無機物との重量%が、紙パウダー>無機物の関
係にある。無機物は、酸化チタン、タルク、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリンのうち
のいずれか1種類、または、それら無機物を2種類以上
配合したものである。無機物は不燃性なので、組成物に
無機物を加えることで、組成物の燃焼熱を一層低下させ
ることができる。
十分に作用せず、組成物の燃焼熱を低下させる効果が少
ない。無機物が25重量%を超過する場合は、組成物の
塑性や延性、耐衝撃性が極端に低下してしまうことがあ
る。 (5)他の一例として示す紙含有樹脂組成物(以下、第
5組成物という。)は、紙パウダーを主成分とし、澱粉
を含有する低燃焼熱成分と、熱可塑性合成樹脂を主成分
とし、改質成分を含有する高燃焼熱成分とから構成され
ている。第5組成物には、低燃焼熱成分を形成する紙パ
ウダーと澱粉との混合物が50重量%を超過しかつ70
重量%以下の範囲、高燃焼熱成分を形成する合成樹脂と
改質成分との混合物が30重量%以上であって50重量
%未満の範囲で含まれている。紙パウダー、澱粉、合成
樹脂、改質成分は、第1〜第3組成物のそれらと同一の
ものである。
ち、3重量%以上であって20重量%以下を占めてい
る。澱粉は、低燃焼熱成分の全重量%のうち、10重量
%以上であって25重量%以下を占め、紙パウダーと澱
粉との重量%が、紙パウダー>澱粉の関係にある。 (6)他の一例として示す紙含有樹脂組成物(以下、第
6組成物という。)は、紙パウダーを主成分とし、粒状
無機物を含有する低燃焼熱成分と、熱可塑性合成樹脂を
主成分とし、改質成分を含有する高燃焼熱成分とから構
成されている。第6組成物には、低燃焼熱成分を形成す
る紙パウダーと無機物との混合物が50重量%を超過し
かつ70重量%以下の範囲、高燃焼熱成分を形成する合
成樹脂と改質成分との混合物が30重量%以上であって
50重量%未満の範囲で含まれている。紙パウダー、無
機物、合成樹脂、改質成分は、第1,第2,第4組成物
のそれらと同一のものである。
ち、3重量%以上であって20重量%以下を占めてい
る。無機物は、低燃焼熱成分の全重量%のうち、1重量
%以上であって25重量%以下を占め、紙パウダーと無
機物との重量%が、紙パウダー>無機物の関係にある。 (7)他の一例として示す紙含有樹脂組成物(以下、第
7組成物という。)は、紙パウダーを主成分とし、澱粉
と無機物とを含有する低燃焼熱成分と、熱可塑性合成樹
脂を主成分とし、改質成分を含有する高燃焼熱成分とか
ら構成されている。第7組成物には、低燃焼熱成分を形
成する紙パウダーと澱粉と無機物との混合物が50重量
%を超過しかつ70重量%以下の範囲、高燃焼熱成分を
形成する合成樹脂と改質成分との混合物が30重量%以
上であって50重量%未満の範囲で含まれている。紙パ
ウダー、澱粉、無機物、合成樹脂、改質成分は、第1〜
第4組成物のそれらと同一のものである。
ち、3重量%以上であって20重量%以下を占めてい
る。澱粉は、低燃焼熱成分の全重量%のうち、10重量
%以上であって25重量%以下を占めている。無機物
は、低燃焼熱成分の全重量%のうち、1重量%以上であ
って25重量%以下を占めている。紙パウダーと澱粉と
無機物との重量%が、紙パウダー>澱粉+無機物の関係
にある。
を構成する紙パウダー、澱粉、無機物、合成樹脂、改質
成分それぞれの重量%を規定する理由は、第1〜第4組
成物のそれらと同一である。第5〜第7組成物におい
て、改質成分のメルトフローインデックスは、第1〜第
4組成物のそれらと同一である。
5および第6組成物と改質成分、澱粉、無機物を含有す
る第7組成物とは、第1、第2組成物よりも組成物の燃
焼熱を一層低下させることができるとともに、第1、第
3、第4組成物よりも組成物の流動性を一層向上させる
ことができる。
3、第4組成物が1〜10g/10分の範囲、第2、第
5〜第7組成物が3〜12g/10分の範囲のメルトフ
ローインデックスを有する。第2、第5〜第7組成物
は、高燃焼熱成分の全重量%のうち、改質成分を3重量
%<改質成分<20重量%の範囲で含有しているので、
改質成分を含まない第1、第3、第4組成物よりもメル
トフローインデックスの値が高くなる。
は、第1〜第7組成物の温度を190℃、押出し圧力を
1.26/kg、押出し時間を10分間とし、規定の直
径および長さのオリフィスから押し出して測定した。
する高燃焼熱成分と低燃焼熱成分とが混練機で加熱、混
練された後、押出し機とダイとを使用してペレット状や
板状、塊状に成形される。第1〜第7組成物は、射出成
形や押出し成形、溶融圧縮成形等の技術を利用してシー
トや容器等の成形品に加工される。
古紙、包装古紙、段ボール古紙、OA古紙等を使用する
ことができる。古紙は、古紙→離解→蒸煮→精選→洗浄
分離→漂白→洗浄→脱インキの工程、古紙→選別→離解
→精選→洗浄の工程等を経てパルプに再生される。
ーと高燃焼熱成分である熱可塑性合成樹脂とを混和して
試料を作成し、燃焼時の燃焼カロリー(kcaL/k
g)および燃焼灰分(試料100gと試料を燃焼させた
ときの燃焼後の試料残量との比%)と流動性(L/T)
とを測定した。実施例1では、紙パウダーとして粒径が
150μmのものと75μmのものとの2種類を使用
し、合成樹脂としてポリプロピレンを使用した。
径の紙パウダーと合成樹脂とを混和して得られた組成物
の重量%を、紙パウダー(30重量%)/合成樹脂(7
0重量%)、紙パウダー(51重量%)/合成樹脂(4
9重量%)、紙パウダー(60重量%)/合成樹脂(4
0重量%)とした3種類と、75μmの粒径の紙パウダ
ーと合成樹脂とを混和して得られた組成物の重量%を、
紙パウダー(30重量%)/合成樹脂(70重量%)、
紙パウダー(51重量%)/合成樹脂(49重量%)、
紙パウダー(粒径60重量%)/合成樹脂(40重量
%)とした3種類との計6種類を用意した。
m、厚み1.0mmの流動フローテスト用の型を使用
し、試料の温度185℃、射出圧力(1000kg/c
m2)の条件で測定した。ここで、Lは試料の流動距離
を示し、Tは試料の厚みを示す。測定結果を以下の表1
に示す。
して粒径が150μmのものと75μmのものとの2種
類を使用し、合成樹脂としてポリエチレンを使用した。
実施例2の試料としては、150μmの粒径の紙パウダ
ーと合成樹脂とを混和して得られた組成物の重量%を、
紙パウダー(30重量%)/合成樹脂(70重量%)、
紙パウダー(51重量%)/合成樹脂(49重量%)、
紙パウダー(60重量%)/合成樹脂(40重量%)と
した3種類と、75μmの粒径の紙パウダーと合成樹脂
とを混和して得られた組成物の重量%を、紙パウダー
(30重量%)/合成樹脂(70重量%)、紙パウダー
(51重量%)/合成樹脂(49重量%)、紙パウダー
(60重量%)/合成樹脂(40重量%)とした3種類
との計6種類を用意した。流動性(L/T)の測定条件
は実施例1のそれと同一である。測定結果を以下の表2
に示す。
の重量%が30重量%、合成樹脂の重量%が70重量%
の組成物の燃焼カロリーに対して、紙パウダーの重量%
が51重量%、合成樹脂の重量%が49重量%と紙パウ
ダーの重量%が60重量%、合成樹脂の重量%が40重
量%との組成物の燃焼カロリーそれぞれが低下している
ことがわかる。但し、組成物のうち紙パウダーの重量%
が多くなるにしたがって燃焼灰分が増えるとともに、流
動性が低下する。実施例1と実施例2とにおける組成物
の燃焼時では、白煙は発生したが黒煙は発生しなかっ
た。また、燃焼ガスでは、ベンゼンやアンモニアは発生
していない。
成物によれば、組成物の焼却時における燃焼熱を下げる
ことができるので、焼却炉を傷めることがない。組成物
は、メルトフローインデックスが1〜10g/10分の
範囲にあり、優れた流動性を有するので、組成物の製造
時において押出し機からダイへ円滑に流動することがで
きる。組成物を使用した射出成形では、型内に組成物を
高温、高圧、高速で射出させる必要がなく、シートや容
器等の成形品を製造することができ、射出成形機や型を
傷めてしまうことや組成物に含まれる紙パウダーが熱分
解してしまうことを防ぐことができる。また、型内に組
成物を円滑に充填することができ、型内におけるショー
トモールドの発生を防ぐことができる。
された組成物では、組成物の焼却時における燃焼熱を下
げることができ、良好な流動性を有する。紙パウダーと
熱可塑性合成樹脂との他に、改質成分を加えた組成物で
は、紙パウダーと熱可塑性合成樹脂とから構成された組
成物と比較して流動性を一層向上させることができる。
紙パウダーと熱可塑性合成樹脂との他に、改質成分、澱
粉、無機物を加えた組成物では、紙パウダーと熱可塑性
合成樹脂とから構成された組成物と比較して流動性を一
層向上させることができるとともに、組成物の燃焼熱を
一層低下させることができる。
として廃材を使用する場合では、環境循環社会において
資源を有効に利用することができ、省資源化を図ること
ができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 紙を主成分とする低燃焼熱成分と、燃焼
熱が前記紙のそれよりも高い熱可塑性合成樹脂を主成分
とする高燃焼熱成分とから構成され、それら成分を混和
して得られる成形加工用の紙含有樹脂組成物において、 前記低燃焼熱成分が、50μm以上かつ200μm以下
の粒径を有する紙パウダーを主成分とし、前記組成物
が、50重量%を超過しかつ70重量%以下の前記低燃
焼熱成分と、30重量%以上かつ50重量%未満の前記
高燃焼熱成分とを含有し、前記組成物における前記低燃
焼熱成分と前記高燃焼熱成分との重量%が、低燃焼熱成
分>高燃焼熱成分の関係にあることを特徴とする前記組
成物。 - 【請求項2】 前記高燃焼熱成分が、熱可塑性エラスト
マー、スチレン−ブタジエンラバー、ブタジエンラバ
ー、水素添加スチレン−ブタジエンラバー、スチレン−
エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロックコポリマ
ー、オレフィン結晶・エチレンブチレン・オレフィン結
晶ブロックコポリマーのうちの少なくとも一つから形成
された熱可塑性改質成分を含有し、前記改質成分が、前
記高燃焼熱成分の前記重量%のうち3重量%以上かつ2
0重量%以下を占めている請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 前記低燃焼熱成分が、5μm以上かつ1
50μm以下の粒径を有する澱粉と、酸化チタン、タル
ク、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
カオリンのうちの少なくとも一つの粉状無機物との少な
くとも一方を含有し、前記澱粉が、前記低燃焼熱成分の
前記重量%のうち10重量%以上かつ25重量%以下を
占め、前記無機物が、前記低燃焼熱成分の前記重量%の
うち1重量%以上かつ25重量%以下を占め、前記紙パ
ウダーと前記澱粉と前記無機物との重量%が、紙パウダ
ー>澱粉または無機物、紙パウダー>澱粉+無機物のい
ずれかの関係にある請求項1または請求項2記載の組成
物。 - 【請求項4】 前記改質成分のメルトフローインデック
スが、10〜25g/10分の範囲、前記組成物のメル
トフローインデックスが、1〜10g/10分の範囲に
ある請求項2または請求項3記載の組成物。
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