JPH10193347A - 高剛性、高熱変形温度特性を有する木質繊維系複合材製品の製造方法 - Google Patents

高剛性、高熱変形温度特性を有する木質繊維系複合材製品の製造方法

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JPH10193347A
JPH10193347A JP9016024A JP1602497A JPH10193347A JP H10193347 A JPH10193347 A JP H10193347A JP 9016024 A JP9016024 A JP 9016024A JP 1602497 A JP1602497 A JP 1602497A JP H10193347 A JPH10193347 A JP H10193347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な剛性向上添加剤を利用して、高剛性、高
熱変形温度特性を有する、木質繊維系充填材とオレフィ
ン系プラスチックとを主成分をする複合材の製品を製造
する方法を提供する。 【解決手段】木質繊維系充填材とオレフィン系プラスチ
ックとを主成分とし、高剛性、高熱変形温度特性を有す
る複合材製品を製造する方法は、所定の大きさに粉砕し
た木質繊維系充填材と、粒状のオレフィン系プラスチッ
クと、無水マレイン酸変性ポリプロピレンまたはその誘
導体を主成分とする剛性向上添加剤とを含む配合物に、
木質繊維系充填材の水分が、最終的に2〜5%(重量比)
になるように予め算出した量の酸化カルシウムを添加
し、そして酸化カルシウムが添加された配合物を成形機
により成形すること、から成る。使用する無水マレイン
酸変性ポリプロピレンは無水マレイン酸変性度合いの高
い、低分子量のものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、木質繊維系充填材
とオレフィン系プラスチックを主成分とする複合材の製
造方法に関し、特に木質繊維系充填材とオレフィン系プ
ラスチックとの配合物に剛性を向上させる添加剤を添加
することにより、剛性、熱変形温度特性を向上させる複
合材の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】木材、ハードボード、パルプ、麻といっ
た木質繊維系充填材を細かく粉砕し充填材として、ポリ
エチレンやポリプロピレン(pp)などの粒状オレフィ
ン系プラスチックに混合して成る複合材が、押出し成形
や射出成形などにより成形され、種々の板状シート、各
種部品として広く利用されている。 【0003】このような複合物は、木質繊維系充填材の
種類やその粉砕粒子の大きさ、混合する量を適切に選定
することにより、曲げ強さ、曲げ弾性率、衝撃強さ、熱
変形温度といった物性が向上する。その結果、このよう
な複合材は自動車の各種内装部品などにも適用されてい
る。 【0004】しかし、このような木質繊維系充填材とオ
レフィン系プラスチックとの複合材は、表1に示されて
いるように、木質繊維系充填材の含水率が高くなると剛
性が低下することが知られている。これは、配合物中の
プラスチックの溶融、混練時における加熱により、木質
繊維系充填材から過剰の水分が発生し、それがオレフィ
ン系プラスチックと木質繊維系充填材との密着性を阻害
するからであると考えられている。 【0005】 【表1】 表1 (木粉・プラスチック複合材の押出しシート板の物性) 配 合 標 準 配 合* 木粉含水率(%) 3〜5 7〜8 引張強さ (kg/mm2) 2.71 2.49 曲げ強さ (kg/mm2) 4.61 4.12 度 曲げ弾性率(kg/mm2) 443 394 標準配合*;pp:木粉:同系統の複合材(再生材)=2:2:1 【0006】このような密着性の阻害を防止し、上記物
性を良好なものとする目的で、混合するときの木質繊維
系充填材の含水率を5%以下に抑えるために、含水率が3
〜4%となるように予め木質繊維系充填材を乾燥させて
おく必要がある。また、複合材を成形する際に、その複
合材と同一の要素を含む、既に成形された複合材(これ
を同系統の複合材という)を所定の大きさに粉砕して、
これをまた要素として添加する場合があるが、その際、
同系統の複合材を構成する木質繊維系充填材の含水率が
5%となるように乾燥させておく必要もある。 【0007】ところで、複合材のマトリックスとして最
も一般的に使用されているこのオレフィン系プラスチッ
クは化学的に、すなわち極性的に不活性で、親和性が少
ないことから、マトリックスと木質繊維系充填材との密
着性が本質的に良好なものとならない。そのため、この
ような複合材から成形される製品における物性の向上に
は限界がある。化学的に不活性で、親和性の少ないこの
ようなオレフィン系プラスチックの密着性を向上させる
ための添加剤(剛性向上添加剤)として、無水マレイン
酸変性度合いが低い、高分子量の無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンが実用化されている。 【0008】この剛性向上添加剤を2〜7%、ガラス繊
維、タルク、炭酸カルシウムなどをフィラーとして混入
したオレフィン系プラスチックからなる配合材料に添加
すると、剛性や耐熱性が向上する複合材が得られ、木質
繊維系充填材を含む複合材についてもこの剛性向上添加
剤が利用されている。 【0009】無水マレイン酸変性ポリプロピレンの添加
により、剛性や耐熱性が向上するのは、無水マレイン酸
変性ポリプロピレンが、オレフィン系プラスチックに添
加され、溶融混合されると、殆ど極性のないオレフィン
系プラスチックにある程度の極性が与えられ、充填材と
の親和性が増大し、密着性が高まるからと考えられてい
る(以下で示す表2の市販品Aを参照)。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような剛
性を向上するための添加剤として実用化された無水マレ
イン酸変性ポリプロピレンは、無水マレイン酸変性度合
いが低いにもかかわらず、上記のように高分子量のため
非常に高価なものである。 【0011】また、上述したように、物性を良好なもの
とする目的で、含水率が3〜4%となるように予め木質繊
維系充填材を乾燥させておく必要があるほか、同系統の
複合材の再生材(製品を製造する際の残った複合材や使
用後の廃材となった複合材)を利用するとき、同系統の
複合材を構成する木質繊維系充填材の含水率が5%とな
るように乾燥させておく必要もある。このような乾燥に
は特別な乾燥処理が必要となり、製品単価の材料比率が
高いといわれるプラスチック複合材のコスト高にさらに
拍車をかけることになり、その結果、現在、その用途が
極めて限定されている。 【0012】さらに、この無水マレイン酸変性度合いの
低い無水マレイン酸変性ポリプロピレンは、上記のよう
に剛性向上効果が大きいものの、分子量が大きく、溶融
時の粘性流動性が悪い。そのため、これを配合物に添加
して成形するとき、押出し性が、それを添加しない場合
よりかなり低下し、成形物の板厚が均一とならず、また
その調節も難しい。 【0013】上記無水マレイン酸変性ポリプロピレンの
他に、比較的無水マレイン酸変性度合いが高い、低分子
量の無水マレイン酸変性ポリプロピレンも、剛性向上添
加剤として市販されている。これは前記添加剤より約半
分ぐらいの安価なものである。 【0014】しかし、表2に示されているように、この
無水マレイン酸変性度合いが高い、低分子量の無水マレ
イン酸変性ポリプロピレンが添加された複合材(表2の
市販品B)の、曲げ強さ、曲げ弾性率、衝撃強さ、熱変
形温度のいずれも、無水マレイン酸変性度合いが低い、
高分子量の無水マレイン酸変性ポリプロピレンが添加さ
れた複合材(表2の市販品A)よりも向上しない。これ
は、前者の添加剤が、その分子量が後者の添加剤よりも
小さいため、木質繊維系充填材から滲出される水分の影
響を受け、その結果オレフィン系プラスチックと木質繊
維系充填材との密着性が低下するためであると推測され
ている。 【0015】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、その目的は、安価な剛性向上添加剤
を利用して、高剛性、高熱変形温度特性を有する、木質
繊維系充填材とオレフィン系プラスチックとを主成分と
する複合材の製品を製造する方法を提供することであ
る。 【0016】本発明の他の目的は、混合される木質繊維
系充填材に対して特別な乾燥処理を必要としない上記複
合材の製品を製造する方法を提供することである。 【0017】さらに、本発明の目的は、成形して複合材
の製品を製造する際に、良好な粘性流動性が確保され、
所定の製品に成形することができる上記複合材の製品を
製造する方法を提供することである。 【0018】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の、木質繊維系充填材とオレフィン系プラスチックと
を主成分とし、高剛性、高熱変形温度特性を有する複合
材製品を製造する方法は、所定の大きさに粉砕した木質
繊維系充填材と、粒状のオレフィン系プラスチックと、
無水マレイン酸変性ポリプロピレンまたはその誘導体を
主成分とする剛性向上添加剤とを含む配合物に、木質繊
維系充填材の水分が、最終的に2〜5%になるように予め
算出した量の酸化カルシウムを添加し、そして酸化カル
シウムが添加された配合物を成形機により成形するこ
と、から成る。 【0019】成形機による成形は、酸化カルシウムが添
加された配合物を、直接熱溶融し混練する成形機による
成形であることが望ましく、酸化カルシウムが添加され
た配合物の一部または全部を、ペレタイザー装置により
前もってペレット状のマスターバッチに製作する場合、
成形機による成形は射出成形または押出し成形であるこ
とが望ましい。 【0020】本発明の他の、木質繊維系充填材とオレフ
ィン系プラスチックとを主成分とし、高剛性、高熱変形
温度特性を有する複合材製品を製造する方法は、所定の
大きさに粉砕した木質繊維系充填材と粒状のオレフィン
系プラスチックとから成る部材に、無水マレイン酸変性
ポリプロピレンまたはその誘導体を主成分とする剛性向
上添加剤と、木質繊維系充填材の水分が、最終的に2〜5
%になるように予め算出した量の酸化カルシウムとを混
合した混合物を添加し、そしてその混合物が添加された
含有物を成形機により成形すること、から成る。 【0021】その混合物の一部または全部を、ペレタイ
ザー装置により前もってペレット状のマスターバッチに
製作する場合、成形機による成形は射出成形または押出
し成形であることが望ましい。 【0022】さらに、本発明の他の、木質繊維系充填材
とオレフィン系プラスチックとを主成分とし、高剛性、
高熱変形温度特性を有する複合材製品を製造する方法
は、所定の大きさに粉砕した木質繊維系充填材と、粒状
のオレフィン系プラスチックと、木質繊維系充填材の水
分が、最終的に2〜5%になるように予め算出した量の酸
化カルシウムとを混合して成る混成物に、無水マレイン
酸変性ポリプロピレンまたはその誘導体を主成分とする
剛性向上添加剤を添加し、そして剛性向上添加剤が添加
された混成物を成形機により成形すること、から成る。 【0023】その混成物の一部または全部を、ペレタイ
ザー装置によりペレット状のマスターバッチに製作する
場合、成形機による成形は射出成形または押出し成形す
ることが望ましい。 【0024】上記発明で使用する無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンは、無水マレイン酸変性度合いの高い、低
分子量のものである。 【0025】 【作用】複合材に含有される無水マレイン酸変性ポリプ
ロピレンは、オレフィン系プラスチック材に極性を与
え、オレフィン系プラスチック材と木質繊維系充填材と
の親和性を向上させ、密着性を高める。また、複合材に
含有される酸化カルシウムは、木質繊維系充填材などか
ら滲出する水分と反応し、塩基性の水酸化カルシウムを
生成すると同時に、水分中に含まれる酸性成分を中和
し、オレフィン系プラスチックと木質繊維系充填材との
接合界面の阻害物を不活性なものに変え、その間の密着
性を促進する。 【0026】さらに、使用される無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンはその無水マレイン酸変性度合いが高く、
分子量が小さいことから、溶融粘度が低い。したがっ
て、成形のために、複合材を構成する要素を混合した材
料を溶融する時に、その流動性が向上し、そのために複
合材の成形性が改善され、複合材の生産性が向上する。 【0027】 【発明の実施の形態】本発明を実施するために、まず、
粒状のオレフィン系プラスチックを用意するとともに、
木質繊維系充填材を所定の大きさに粉砕する。本発明に
おいて利用できる木質繊維系充填材は、各種の木質、ハ
ードボード、パルプ、麻繊維などの天然物、またはそれ
を主成分とした加工物を所定の大きさに粉砕したものが
好適であり、その大きさは40―80メッシュが好適であ
る。 【0028】また、複合材を形成する際、粉砕された同
系統の複合材を一部添加することができるが、以下で説
明する本発明にしたがって製造された複合材の他、従来
技術にしたがって製造された複合材であって、同系統
の、すなわち同じオレフィン系プラスチック、木質繊維
系充填材を含んで成る複合材(これら複合材は、押出し
成形などや製品の製造の過程で生じた廃材、使用後の廃
材であってもよい。)で置き換えても良い。このような
添加は押し出し性を改良する。 【0029】粉砕された木質繊維系充填材とオレフィン
系プラスチックと、比較的無水マレイン酸変性度合いが
高い、低分子量の無水マレイン酸変性ポリプロピレンま
たはその誘導体を主成分とする剛性向上添加剤とを含む
配合物とともに酸化カルシウムを、たとえばヘンセルミ
キサーの中に所定の時間混合し、ホッパーに移し、そし
て押出機で所定の厚さに押し出して複合材の製品を製造
する。 【0030】木質繊維系充填材の混合割合、粉砕の大き
さは、従来技術において説明したように種々の物性に影
響を及ぼすことから、所期の物性が得られるように設定
される。 【0031】剛性向上添加剤の添加量は、木質繊維系充
填材の混合割合、粉砕の大きさに依存するが、概して木
質繊維系充填材の量が、50重量%の場合、オレフィン系
プラスチック100重量部に対して4〜7重量部が好適で、
より好ましくは5〜6重量部が好適である。そして、剛性
向上添加剤の分子量は50000以下であることが望まし
く、さらに20000以下であることが望ましい。剛性向上
添加剤の溶融粘度は160℃で17000cps以下であることが
望ましく、さらに剛性向上添加剤の溶融粘度は160℃で8
000cps以下であることが望ましい。剛性向上添加剤の酸
価は20mgKOH/g以上であるが望ましい。 【0032】酸化カルシウムは一般に微粉末であり、水
分の吸収が強いため、少なくともその一部について表面
処理がなされることが望ましい。酸化カルシウムの量
は、含有する木質繊維系充填材の水分が最終的に、すな
わち成形されて複合材となったときに2〜5%(重量比)
に、好ましくは3〜4%(重量比)になるように予め算出
した量であることが望ましい。 【0033】複合材の成形過程において、酸化カルシウ
ムが添加された配合物は直接溶融、混練されるが、その
ときの加熱により、木質繊維系充填材から水分が滲み出
る。添加された酸化カルシウムは、その水分(配合物に
含まれる他の水分も含めて)と以下の通り吸収し反応し
て、水酸化カルシウムを生成する。 【0034】 CaO + H2O = Ca(OH)2 (56)(18) (74) 【0035】ここで、酸化カルシウムが必要な量以上に
配合物に添加され、未反応で多量に残存すると、成形後
に空気中の水分を吸収して反応し、そのために複合材の
寸法の変化や変形が引き起こされる。逆に、必要な量よ
り少ない量が添加されると、上記含水率を達成できず、
所期の効果を達成できない。したがって、本発明におい
て、酸化カルシウムの添加量は非常に重要な要素であ
る。 【0036】生成された水酸化カルシウムは、水分中の
酸性成分を中和させ、その結果、添加された剛性向上添
加剤である無水マレイン酸変性ポリプロピレンの働き、
すなわちオレフィン系プラスチックに極性を与える働き
を促進し、オレフィン系プラスチックと木質繊維系充填
材との密着性を増大させる。 【0037】しかし、生成される水酸化カルシウムの複
合材中の割合は全重量の12%以内、好ましくは10%以内
になるように、配合割合を調節する必要がある。この範
囲を超えると、衝撃強さが低下し、剛性向上の効果が著
しく低下するからである。 【0038】以下の表2は、剛性向上添加剤が添加され
ていない標準配合の複合材と、標準配合に無水マレイン
酸変性度合いが低い、高分子量の無水マレイン酸変性ポ
リプロピレンの剛性向上添加剤が添加された複合材(市
販品A)と、標準配合に、無水マレイン酸変性度合いが
高い、低分子量の無水マレイン酸変性ポリプロピレンの
剛性向上添加剤が添加された複合材(市販品B)と、本
発明にしたがって製造された、市販品Bの構成要素に表
面処理酸化カルシウム粉がさらに添加されて成形された
複合材との物性の比較を示す。 【0039】 【表2】 表2 (木粉・プラスチック複合材の押出しシート板の物性) 試 験 項 目 無添加の 剛性向上添加剤を添加した複合材 標準配合*1 市販品A 市販品B 市販品B の複合材 +酸化カルシウム*2 曲げ強さ (kg/mm2) 4.86 5.94 5.34 6.06 曲げ弾性率(kg/mm2) 441 519 471 539 衝撃強さ (kg/ mm2) 2.93 3.05 2.95 3.09 (シャルピー) 熱変形温度 (℃) 116 123 120 124 (18.5kg/mm2 *1;pp:木粉:同系統の複合材(再生材)=2:2:1 市販品A;標準配合に、無水マレイン酸変性度合いが低い、高分子量の無水マレ イン酸変性ポリプロピレンの剛性向上添加剤を添加 市販品B;標準配合に、無水マレイン酸変性度合いが高い、低分子量の無水マレ イン酸変性ポリプロピレンの剛性向上添加剤を添加 *2;表面処理酸化カルシウム粉 【0040】表2から分かるように、本願発明にしたが
って成形され、製造された複合材は、どの物性において
も、剛性向上添加剤がされていない標準配合の複合材
や、無水マレイン酸変性度合いが高い、低分子量の無水
マレイン酸変性ポリプロピレンの剛性向上添加剤が添加
された複合材(市販品B)より優れており、標準配合に
無水マレイン酸変性度合いが低い、高分子量の無水マレ
イン酸変性ポリプロピレンの剛性向上添加剤が添加され
た複合材(市販品A)と同等またはそれ以上の物性を示
す。 【0041】上記説明した本発明の製造方法の実施態様
は、木質繊維系充填材とオレフィン系プラスチックと無
水マレイン酸変性ポリプロピレンとの配合物に、酸化カ
ルシウムを添加し、直接熱溶融し、混練して成形するも
のであるが、この態様の他に、炭酸カルシウムが添加さ
れた配合物の一部または全部を、ペレタイザー装置によ
り前もってペレット状のマスターバッチに製作し、それ
を射出成形または押出し成形してもよい。 【0042】さらに、木質繊維系充填材と、粒状のオレ
フィン系プラスチックとを含む部材に、剛性向上添加剤
と酸化カルシウムとを混合した混合物の一部または全部
を、ペレタイザー装置により前もって製作したペレット
状のマスターバッチにして混合し、それを射出成形また
は押出し成形してもよい。 【0043】また、木質繊維系充填材と、オレフィン系
プラスチックと、酸化カルシウムとを混合して成る混成
物の一部または全部を、ペレタイザー装置によりペレッ
ト状のマスターバッチに作成し、それに剛性向上添加剤
を添加し、射出成形または押出し成形してもよい。 【0044】 【実施例】具体的に無水マレイン酸変性度の高い、低分
子の無水マレイン酸変性ポリプロピレンの剛性向上添加
剤と酸化カルシウムの吸収剤とを併用した複合材の製造
方法を説明する。 【0045】50〜80メッシュの大きさに粉砕した、含水
率が5%となるように乾燥した木粉と、粒状の、オレフ
ィン系プラスチックの一つであるポリプロピレンと、木
粉の含水率が7%の、木粉とポリプロピレンとから成る
複合材の再生品を、前記粉砕した木粉と同様の大きさに
粉砕したものと、剛性向上添加剤(これは無水マレイン
酸変性度の高い、低分子の無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレン(市販品:ユーメックス1010(商品名)))と、
酸化カルシウム(商品名:CML#35)とを、それぞれ以下
に示す分量でヘンセルミキサーに入れる。 【0046】木粉 100 重量部 ポリプロピレン 100 重量部 再生複合材 50 重量部 剛性向上添加剤 5 重量部(ユーメックス1010)* 吸水材 7.5重量部(CML#35)** * 三洋化成製 **白石カルシウム製 【0047】それらをヘンセルミキサーで10〜15分混合
し、そして押出機のポッパーに移し、180〜230℃で押し
出し、厚さ2.0mmの板状シートを作製した。このように
製造した板状シートは、表2に示す通りの物性、すなわ
ち高剛性で、高熱変形温度特性をもつ。これを、スタン
ピング成形することによって、従来より高剛性で、高熱
変形温度特性をもつ、自動車部品のリアシェルフを製造
することができた。 【0048】 【効果】本発明にしたがって複合材を製造すると、その
複合材は、従来の剛性向上効果の大きい剛性向上添加剤
を添加して製造した複合材と同等の衝撃強さを有すると
共に、剛性、熱変形温度に関しては、さらに優れた物性
を有する。 【0049】また、本発明において使用する剛性向上添
加剤は、従来実質的に多用されておらず、また非常に安
価なものであり、同様に使用する酸化カルシウムもまた
安価であり、製造に際して従来利用されてきた製造設備
を利用することができ、さらに、木質繊維系充填材に対
して特別な乾燥処理を必要としないことから、本発明の
方法にしたがうことで複合材の製造コストは大幅な低減
を達成できる。 【0050】さらに、本発明で使用する剛性向上添加剤
である、無水マレイン酸変性度の高い、無水マレイン酸
変性ポリプロピレンは、分子量が、従来使用されていた
剛性向上添加剤の分子量より小さく、したがって、成形
過程において溶融した配合物の粘性流動性は、従来使用
されていた剛性向上添加剤を使用する場合よりも良く、
そのため、良好な粘性流動性が確保され、所定の製品に
成形することができ、また製品の寸法の調節を容易に行
える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】木質繊維系充填材とオレフィン系プラスチ
    ックとを主成分とし、高剛性、高熱変形温度特性を有す
    る複合材製品を製造する方法であって、 所定の大きさに粉砕した木質繊維系充填材と、粒状のオ
    レフィン系プラスチックと、無水マレイン酸変性ポリプ
    ロピレンまたはその誘導体を主成分とする剛性向上添加
    剤とを含む配合物に、 前記木質繊維系充填材の水分が、最終的に2〜5%(重量
    比)になるように予め算出した量の酸化カルシウムを添
    加し、そしてその酸化カルシウムが添加された配合物を
    成形機により成形すること、から成り、 前記無水マレイン酸変性ポリプロピレンが無水マレイン
    酸変性度合いの高い、低分子量のものである、ことを特
    徴とする製造方法。 【請求項2】請求項1に記載の製造方法であって、 前記酸化カルシウムの少なくとも一部は表面処理され
    る、ことを特徴とする製造方法。 【請求項3】請求項1または2に記載の製造方法であっ
    て、 前記成形機による成形は、前記酸化カルシウムが添加さ
    れた前記配合物を、直接熱溶融し混練する成形機による
    成形である、ことを特徴とする製造方法。 【請求項4】請求項1または2に記載の製造方法であっ
    て、 前記酸化カルシウムが添加された前記配合物の一部また
    は全部を、ペレタイザー装置により前もってペレット状
    のマスターバッチに製作する、ことを特徴とする製造方
    法。 【請求項5】請求項4に記載の製造方法であって、 前記成形機による成形は射出成形または押出し成形であ
    る、ことを特徴とする製造方法。 【請求項6】木質繊維系充填材とオレフィン系プラスチ
    ックとを主成分とし、高剛性、高熱変形温度特性を有す
    る複合材製品を製造する方法であって、 所定の大きさに粉砕した木質繊維系充填材と、粒状のオ
    レフィン系プラスチックとから成る部材に、 無水マレイン酸変性ポリプロピレンまたはその誘導体を
    主成分とする剛性向上添加剤と、前記木質繊維系充填材
    の水分が、最終的に2〜5%になるように予め算出した量
    の酸化カルシウムとを混合した混合物を添加し、そして
    その混合物が添加された部材を成形機により成形するこ
    と、から成り、 前記無水マレイン酸変性ポリプロピレンが無水マレイン
    酸変性度合いの高い、低分子量のものである、ことを特
    徴とする製造方法。 【請求項7】請求項6に記載の製造方法であって、 前記酸化カルシウムの少なくとも一部を表面処理する、
    ことを特徴とする製造方法。 【請求項8】請求項6または7に記載の製造方法であっ
    て、 前記混合物の一部または全部を、ペレタイザー装置によ
    り前もってペレット状のマスターバッチに製作する、こ
    とを特徴とする製造方法。 【請求項9】請求項8に記載の製造方法であって、 前記成形機による成形は射出成形または押出し成形であ
    る、ことを特徴とする製造方法。 【請求項10】木質繊維系充填材とオレフィン系プラス
    チックとを主成分とし、高剛性、高熱変形温度特性を有
    する複合材製品を製造する方法であって、 所定の大きさに粉砕した木質繊維系充填材と、粒状のオ
    レフィン系プラスチックと、前記木質繊維系充填材の水
    分が、最終的に2〜5%(重量比)になるように予め算出
    した量の酸化カルシウムとを混合して成る混成物に、 無水マレイン酸変性ポリプロピレンまたはその誘導体を
    主成分とする剛性向上添加剤を添加し、そしてその剛性
    向上添加剤が添加された混成物を成形機により成形する
    こと、から成り、 前記無水マレイン酸変性ポリプロピレンが無水マレイン
    酸変性度合いの高い低分子量のものである、ことを特徴
    とする製造方法。 【請求項11】請求項10に記載の製造方法であって、 前記酸化カルシウムの少なくとも一部を表面処理する、
    ことを特徴とする製造方法。 【請求項12】請求項10または11に記載の製造方法
    であって、 前記混成物の一部または全部を、ペレタイザー装置によ
    りペレット状のマスターバッチに製作することを特徴と
    する方法。 【請求項13】請求項12に記載の製造方法であって、 前記成形機による成形は射出成形または押出し成形であ
    る、ことを特徴とする製造方法。 【請求項14】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 さらに、同系統の複合材を所定の大きさに粉砕したもの
    を含む、ことを特徴とする製造方法。 【請求項15】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記酸化カルシウムの量は、含有する木質繊維系充填材
    の水分が最終的に3〜4%(重量比)になるように予め算
    出した量である、ことを特徴とする製造方法。 【請求項16】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記酸化カルシウムの量は、水分との反応により生成さ
    れる水酸化カルシウムの量が製品の全重量の12%を超え
    ない範囲にあるように決定される、ことを特徴とする製
    造方法。 【請求項17】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記酸化カルシウムの量は、水分との反応により生成さ
    れる水酸化カルシウムの量が製品の全重量の10重量%を
    超えない範囲にあるように決定される、ことを特徴とす
    る製造方法。 【請求項18】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記剛性向上添加剤の分子量が50000以下である、ことを
    特徴とする製造方法。 【請求項19】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記剛性向上添加剤の分子量は20000以下である、ことを
    特徴とする製造方法。 【請求項20】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記剛性向上添加剤の溶融粘度は160℃で17000cps以下
    である、ことを特徴とする製造方法。 【請求項21】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記剛性向上添加剤の溶融粘度は160℃で8000cps以下で
    ある、ことを特徴とする製造方法。 【請求項22】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記剛性向上添加剤の酸価は20mgKOH/g以上である、こ
    とを特徴とする製造方法。 【請求項23】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記木質繊維系充填材は各種の木質、ハードボード、パ
    ルプ、麻繊維などの天然物、またはそれを主成分とした
    加工物を所定の大きさに粉砕したものである、ことを特
    徴とする製造方法。 【請求項24】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記剛性向上添加剤の添加量は、木質繊維系充填材を50
    重量%含む場合に、前記オレフィン系プラスチック100
    重量部に対して4〜7重量部である、ことを特徴とする製
    造方法。 【請求項26】請求項1、6または10に記載の製造方
    法であって、 前記剛性向上添加剤の添加量は、木質繊維系充填材を50
    重量%含む場合に、前記オレフィン系プラスチック100
    重量部に対して5〜6重量部である、ことを特徴とする製
    造方法。
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