JP2001149482A - カテーテル - Google Patents
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Abstract
トとの間の剛性の急変を緩和でき、全長にわたって破損
等のおそれがなく、耐圧性に優れたカテーテルを提供す
る。 【解決手段】 比較的剛性の高いチューブ状の基部シャ
フト(15)と、基部シャフトより剛性の低いチューブ
状の先端シャフト(13)と、これらの間に位置するチ
ューブ状の中間部分(14)と、基部シャフトの基端付
近に取り付けられるハブ(16)と、先端シャフトの先
端部に流体連通するように取り付けられるバルーン(1
2)と、ガイドワイヤ(2)が挿通される内管シャフト
(11)とを備え、基部シャフト(15)の先端部は中
間部分(14)内に侵入した基部シャフト侵入部(15
2)となっており、基部シャフト侵入部(152)はス
パイラルスリットを有する拡張カテーテル(1)。
Description
いて種々の処置を行うための診断具または治療具、さら
には血管内狭窄部を治療するために狭窄部を拡張し、狭
窄部末梢側における血流の改善を図るための拡張カテー
テルに関するものである。
のカテーテルでは不可能とされてきた微小血管または脈
管内の治療および診断が行えるようになってきている。
マイクロカテーテルとしては、例えば心筋梗塞または狭
心症に用いられる経皮的経管式冠状動脈血管形成術用カ
テーテル(以下、拡張カテーテル)がある。この血管形
成術の進行中には、しばしばカテーテルを交換する必要
がある。たとえば、バルーンサイズの変更、狭窄部付近
の診断、処置具の変更等の際に、カテーテルの交換が必
要となる。カテーテルの交換の一つの方法として、長い
交換用ガイドワイヤを用いる方法がある。しかし、長い
ワイヤの操作は時間がかかり、しかも2人以上の術者を
必要とするため扱いにくい。この問題に対処するために
「ラピッドエクスチェンジ」タイプのカテーテルが用い
られる。このタイプは、カテーテルの先端部分のみがガ
イドワイヤをたどる構造になっている。
ているラピッドエクスチェンジタイプのカテーテルにつ
いて説明する。このカテーテルは、金属管もしくはそれ
と同等の高強度の基部シャフトと可撓性の高い樹脂製の
先端シャフトとの間に、コイルおよび該コイルを被覆す
る遷移チューブからなるコイルアッセンブリを設け、高
強度の基部シャフトと柔軟な先端シャフトとの間の剛性
の急変を緩和するように構成されている。
シャフトとその先端側に配置されたコイルとの間に必然
的に隙間が形成されるため、この隙間部分(遷移チュー
ブのみとなる部分)での強度が必然的に弱くなり、この
部分で破損し易く耐圧性が劣るという問題がある。一
方、このような隙間部分を生じない方法として、コイル
の内部に基部シャフトを延設し両者を嵌合させて、強度
を向上することが考えられる。しかしながら、このよう
にした場合には、両者の嵌合部分が必然的に太くなり、
好ましくない。
の高い基部シャフトと柔軟な先端シャフトとの間の剛性
の急変を緩和でき、全長にわたって破損等のおそれがな
く、耐圧性に優れたラピッドエクスチェンジ型カテーテ
ルを提供することにある。
は、比較的剛性の高いチューブ状の基部シャフトと、基
部シャフトより剛性の低いチューブ状の先端シャフト
と、前記基部シャフトと先端シャフトの間に位置するチ
ューブ状の中間部分と、前記基部シャフトの基端付近に
取り付けられ、圧力印加装置が取り付けられるハブと、
前記先端シャフトの先端部に流体連通するように設けら
れ、前記ハブより圧力が印加されるバルーンと、前記バ
ルーン先端より先端側に先端側開口部およびバルーン基
端より基端側であって前記基部シャフトの先端よりも先
端側に基端側開口部を有し、ガイドワイヤが挿通される
ガイドワイヤ用ルーメンとを備えた拡張カテーテルであ
って、前記基部シャフトの先端部は前記中間部分内に侵
入した侵入部となっており、該侵入部は螺旋状のスリッ
トを有していることを特徴とする。
剛性の低いチューブ状の先端シャフトと、前記基部シャ
フトと先端シャフトの間に位置するチューブ状の中間部
分と、前記基部シャフトの基端付近に取り付けられ、圧
力印加装置が取り付けられるハブと、前記先端シャフト
の先端部に設けられる処置装置(治療または診断などの
処置を行うための装置、たとえば超音波診断装置、レー
ザー照射装置、アテレクトミー用カッター、薬剤供給装
置、高周波発生装置、超音波治療装置)と、前記処置装
置より先端側に先端側開口部および処置装置より基端側
であって前記基部シャフトの先端よりも先端側に基端側
開口部を有し、ガイドワイヤが挿通されるガイドワイヤ
用ルーメンとを備えた拡張カテーテルであって、前記基
部シャフトの先端部は前記中間部分内に侵入した侵入部
となっており、該侵入部は螺旋状のスリットを有してい
ることを特徴とする。
ャフトは金属管で形成することが好ましい。基部シャフ
トの先端付近をスパイラルスリット加工するには、レー
ザー加工(例えばYAGレーザー)、放電加工、化学エ
ッチング、切削加工等の一般的に行われる技術を用いる
ことができる。この場合、螺旋状の(スパイラル)スリ
ットのピッチを、スリットの先端部側で短く、基端部側
で長く形成することにより、形成される基部シャフト侵
入部の剛性が緩やかに変化するようにしてもよい。
に変化させるために、ガイドワイヤ用ルーメンの基端側
開口部を中間部分に設け、基部シャフト侵入部をガイド
ワイヤ用ルーメンの基端側開口部まで延長することが好
ましい。
りも先端側に延設し、少なくともガイドワイヤ用ルーメ
ン基端側開口部まで延長される補強体を設けてもよい。
先端部をスパイラルスリット加工するだけでよいので、
煩雑な工程なしにカテーテルを組み立てることができ、
しかも基部シャフト侵入部によってキンクを効果的に防
止できる。また、スパイラルスリットのピッチを先端部
側で短く、基端部側で長くすることによって、基部シャ
フト侵入部の剛性を緩やかに変化させるなどの工夫によ
り、キンクをより効果的に防止できる。
実施例を図面を参照して説明する。
の外観図である。図2は図1の拡張カテーテルの一部を
破断し、基部シャフトの一部を省略し、主要構成部材を
拡大して示す外観図である。図3は基部シャフトを示す
外観図である。図4は中間部分、基部シャフトの先端部
および先端シャフトの基端部を示す断面図である。
テーテル1はいわゆるラピッドエクスチェンジ型のカテ
ーテルであり、ガイドワイヤ2に沿って血管内に挿入さ
れる。拡張カテーテル1は、基端側からハブ16、基部
シャフト15、中間部分14、先端シャフト13、バル
ーン12および内管シャフト11からなっている。
な圧力印加装置と接続できるようにルアーテーパーが形
成されている。ハブ16には金属または一部の樹脂など
比較的剛性の高い材質からなる基部シャフト15が流体
連通可能に接合されている。基部シャフト15には、血
管形成術中に拡張カテーテル1をガイディングカテーテ
ル(図示せず)に挿入した深度がどのくらいか容易に確
認できるように深度マーカー151が設けられている。
後に詳細に説明するように、基部シャフト15の先端部
は基部シャフト侵入部152となっている。
4が流体連通可能に設けられている。中間部分14の先
端側には樹脂などの材質からなる比較的剛性の低い先端
シャフト13が流体連通可能に設けられている。先端シ
ャフト13の先端側にはバルーン12の基端部が流体連
通可能に設けられている。
を内管シャフト11が同軸状に貫通している。内管シャ
フト11の先端部は先端チップ111となっており、先
端チップ111はバルーン12の先端より延長されてお
り、先端チップ111はバルーン12の先端側と液密を
保った状態で接合されている。一方、内管シャフト11
の基端は中間部分14から先端シャフト13にかけての
一部分に設けられたガイドワイヤ開口部141まで延長
され、液密を保った状態で接合されている。図1に示し
たガイドワイヤ2は先端チップ111の先端開口を入口
とし、ガイドワイヤ開口部141を出口として、内管シ
ャフト11内に挿通される。バルーン12の内部の内管
シャフト11周囲には造影マーカー121が設けられて
いる。
管シャフト11の外周に折り畳まれた状態になってい
る。バルーン12は拡張した状態では、中央部がほぼ円
筒状になり血管の狭窄部を容易に拡張できる。なお、バ
ルーン12の中央部は完全な円筒状になる必要はなく、
多角柱状になってもよい。また、造影マーカー121は
血管形成術中、X線透視下で狭窄部位へのバルーン12
の位置決めを容易にするために設けられている。
おいて、ハブ16に取り付けられた圧力印加装置(図示
せず)で圧力を印加すると、圧力媒体はハブ16から基
部シャフト15、基部シャフト侵入部152、中間部分
14、先端シャフト13と内管シャフト11との隙間を
経てバルーン12に至り、バルーン12を拡張させるこ
とができる。なお、基部シャフト15、中間部分14、
先端シャフト13、内管シャフト11及び各接合部分
は、バルーン12が破裂する圧力以上の耐圧性能を有す
ることはいうまでもない。
より詳細に説明する。図3に示すように、基部シャフト
15はメインシャフト部153と、メインシャフト部1
53の先端部をスパイラルスリット加工することにより
形成された基部シャフト侵入部152により構成されて
いる。この図では、スパイラススリットのピッチがスリ
ットの先端部側では短く、基端部側では長くなってお
り、これらの間の部分ではピッチが先端へ向かうほど徐
々に短くなっている。これにより、先端へ向かうほどス
リットのピッチが狭くなっている。この基部シャフト侵
入部152は、メインシャフト部153の先端部をレー
ザー加工することにより形成される。なお、本発明で
は、スリットのピッチを先端に向かって狭くする構成と
しては、上記のようなもののほか、例えば、ピッチを先
端に向かってスリットの基部から先端まで一定の割合で
狭くするようにしてもよい。
て基部シャフト15の先端部および先端シャフト13の
基端部の構造を示す。図4に示されるように、基部シャ
フト15の先端部の基部シャフト侵入部152は中間部
分14内に延長して配置されており、中間部分14に設
けられたガイドワイヤ開口部141まで延長されてい
る。具体的には、中間部分14の外周方向における一部
に内管シャフト11の基端部が固着されており、この内
管シャフト11の基端開口が中間部分14の外部に露出
して、ガイドワイヤ開口部141が形成されている。な
お、ガイドワイヤ開口部141は基部シャフト15また
は先端シャフト13に設けてもよく、また中間部分14
と先端シャフト13の境界部(接合部)に設けてもよ
い。
ト侵入部152を配置することにより、中間部分14を
メインシャフト部153より剛性が低く(柔らかく)、
先端シャフト13より剛性が高く(硬く)なるようにす
ることができる。こうして、拡張カテーテル1を構成す
るシャフトの剛性を基端側から先端側にかけて徐々に変
化させることができ、中間部分14が急激に曲がる際に
も応力が1カ所に集中することがなく、キンクの発生を
低減させることが可能である。
テル1の基部シャフト15(メインシャフト部153)
の先端付近をレーザー加工等の一般的に行われる技術を
用いてスパイラルスリット加工することにより、キンク
防止の役割を果たす基部シャフト侵入部152が形成さ
れている。このように簡便な工程でメインシャフト部1
53と一体化した基部シャフト侵入部152を形成する
ことができ、従来よりカテーテルの組み立て工程を簡略
化することができる。そして、基部シャフト侵入部15
2を中間部分14内部に配置することにより、中間部分
14が急激に曲がる際にも応力が1カ所に集中すること
がなく、キンクの発生を効果的に低減できる。また、ス
パイラルスリットのピッチを先端部側で短く、基端部側
で長く形成することにより、シャフト全体の剛性を緩や
かに変化させることができ、キンクの発生をより効果的
に低減できる。
各部材の材質および寸法などについてより詳細に説明す
る。
質、例えばNi−Ti、真鍮、SUS、アルミ等の金属
を用いることが好ましい。なお、比較的剛性の高い材質
であれば、ポリイミド、塩化ビニル、ポリカーボネート
等の樹脂を用いることもできる。
3は、外径が約0.3mm〜3mm、好ましくは0.5
mm〜1.5mm、肉厚が約10〜150μm、好まし
くは20〜100μm、長さが300mm〜2000m
m、好ましくは700mm〜1500mmのチューブで
ある。
52は、外径が約0.3mm〜3mm、好ましくは0.
5〜1.5mm、肉厚が10〜150μm、好ましくは
20〜100μm、長さが30〜200mm、好ましく
は50〜180mmである。
チューブで構成してもよく、先端シャフト用のチューブ
と中間部分用のチューブとを別々に用意して適宜つなぎ
合わせた構成でもよい。
ットのピッチは図示の例のように先端部側で短く、基端
部側で長くする場合において、先端部側で0.1〜10
mm、好ましくは0.3〜2mm)であり、基端部側で
1〜20mm、好ましくは2〜10mmである。また、
螺旋スリットの幅は1mm以下、好ましくは0.01〜
0.5mm程度である。
成する材料としては、例えばポリオレフィン(例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマー、またはこれら二種以上の混合物な
ど)、ポリオレフィンの架橋体、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリ
エステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエ
ラストマー、フッ素樹脂、ポリイミドなどの高分子材料
またはこれらの混合物などを用いることができる。
外径が0.5〜1.5mm、より好ましくは0.7〜
1.1mm、肉厚が25〜200μm、より好ましくは
50〜100μm、長さは300〜2000mm、より
好ましくは300〜1500mmのチューブである。
は、ある程度可撓性を有するものが用いられる。例えば
ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、またはこれ
ら二種以上の混合物など)、ポリオレフィンの架橋体、
ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマ
ー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウ
レタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ
素樹脂などの高分子材料またはこれらの混合物などを用
いることができる。
1.0mm、好ましくは0.3〜0.7mm、肉厚が約
10〜150μm、好ましくは20〜100μm、長さ
が100〜2000mm、好ましくは200〜1500
mmのチューブである。
部を拡張できるように、ある程度の可塑性を有するもの
が好ましい。例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマーなど)、ポリオレフィンの架橋体、ポリエステ
ル(例えばポリエチレンテレフタレートなど)、ポリエ
ステルエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
ポリウレタンエラストマー、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、フッ素樹脂
などの高分子材料、シリコーンゴム、ラテックスゴムな
どを用いることができる。また、これら高分子材料を適
宜積層した積層フィルムも使用できる。二軸延伸ブロー
成形法等により形成したバルーン12を先端シャフト1
3の先端側に取り付けた構成としてもよいし、先端シャ
フト13の先端部分に延伸ブロー成形などを施してバル
ーン12を一体に形成してもよい。
分の外径が1.0〜10mm、好ましくは1.0〜5.
0mm、長さが5〜50mm、好ましくは10〜40m
mであり、全体の長さが10〜70mm、好ましくは1
5〜60mmである。
たはリングで形成することが好ましく、1個以上設ける
ことができる。造影マーカー12の材質としては、X線
造影性の高い材料、例えばPt、Pt合金、W、W合
金、Au、Au合金、Ir、Ir合金、Ag、Ag合金
などを用いることが好ましい。
端部に離間した位置にガイドワイヤ開口部141を有す
るラピッドエクスチェンジタイプのカテーテルに基づい
て説明したが、本発明はこれに限定されず、ガイドワイ
ヤ開口部がカテーテルの基端部(ハブ)に形成されたタ
イプのカテーテルであってもよい。
ンが先端シャフト内に同軸的に配されたコアキシャル構
造を有するカテーテルとなっているが、本発明はこれに
限定されず、1つのチューブ(シャフト)内にガイドワ
イヤ用ルーメンとバルーンインフレーション用ルーメン
が平行に形成されたカテーテルでもよい。
ある。本実施例では、高強度の基部シャフトとガイドワ
イヤルーメンの基端側開口部との間の部分を補強するた
めの補強ワイヤ17が設けられている。本実施例の補強
ワイヤ17は、基端部がハブ内部に固着されており、基
部シャフト内部を通って基部シャフトの先端より先端側
に延設し、ガイドワイヤ開口部まで延長している。な
お、補強ワイヤ17はガイドワイヤ開口部よりさらに先
端側まで延ばしてもよい。このようにすることにより、
ガイドワイヤルーメン内に通されたガイドワイヤからも
基部シャフトからも支持されない部分が補強ワイヤ17
によって支持され、この部分における強度、耐圧性を向
上することができる。
内部から基部シャフト内部を挿通する構成としたが、本
発明はこれに限定されず、たとえば溶接や接着剤による
接着などによりワイヤの基端を基部シャフトの先端付近
に固着した構成としてもよい。
ーザー加工等の簡便な工程で基部シャフト先端付近をス
パイラルスリット加工することにより、基部シャフトと
一体化されたキンク防止のための基部シャフト侵入部を
形成して、剛性の低い部分でキンクが生じるのを防止で
きるカテーテルを提供することができる。また、スパイ
ラルスリットのピッチを先端部側で短く、基端部側で長
くすることにより、シャフト全体にわたって剛性が緩や
かに変化するようにでき、キンクの発生をより効果的に
防止できる。
図。
て示す図。
図。
トの先端部および先端シャフトの基端部を示す断面図。
要構成部材を拡大して示す図。
Claims (10)
- 【請求項1】 比較的剛性の高いチューブ状の基部シャ
フトと、基部シャフトより剛性の低いチューブ状の先端
シャフトと、前記基部シャフトと先端シャフトの間に位
置するチューブ状の中間部分と、前記基部シャフトの基
端付近に取り付けられ、圧力印加装置が取り付けられる
ハブと、前記先端シャフトの先端部に流体連通するよう
に設けられ、前記ハブより圧力が印加されるバルーン
と、前記バルーン先端より先端側に先端側開口部および
バルーン基端より基端側であって前記基部シャフトの先
端よりも先端側に基端側開口部を有し、ガイドワイヤが
挿通されるガイドワイヤ用ルーメンとを備えた拡張カテ
ーテルであって、 前記基部シャフトの先端部は前記中間部分内に侵入した
侵入部となっており、該侵入部は螺旋状のスリットを有
していることを特徴とする拡張カテーテル。 - 【請求項2】 前記基部シャフトの先端よりも先端側に
延設し、少なくとも前記ガイドワイヤ用ルーメン基端側
開口部まで延長される補強体を備えることを特徴とする
請求項1記載の拡張カテーテル。 - 【請求項3】 前記基部シャフトは金属管からなること
を特徴とする請求項1または2記載の拡張カテーテル。 - 【請求項4】 前記螺旋状のスリットのピッチが該スリ
ットの先端部側で短く、基端部側で長くなっていること
を特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の拡張カテ
ーテル。 - 【請求項5】 前記先端シャフトの内側に前記先端シャ
フトと同軸的に設けられた内管シャフトをさらに備え、
該内管シャフトの内腔が前記ガイドワイヤ用ルーメンを
形成していることを特徴とする請求項1ないし4いずれ
か記載の拡張カテーテル。 - 【請求項6】 比較的剛性の高いチューブ状の基部シャ
フトと、基部シャフトより剛性の低いチューブ状の先端
シャフトと、前記基部シャフトと先端シャフトの間に位
置するチューブ状の中間部分と、前記基部シャフトの基
端付近に取り付けられ、圧力印加装置が取り付けられる
ハブと、前記先端シャフトの先端部に設けられる処置装
置と、前記処置装置より先端側に先端側開口部および処
置装置より基端側であって前記基部シャフトの先端より
も先端側に基端側開口部を有し、ガイドワイヤが挿通さ
れるガイドワイヤ用ルーメンとを備えたカテーテルであ
って、 前記基部シャフトの先端部は前記中間部分内に侵入した
侵入部となっており、該侵入部は螺旋状のスリットを有
していることを特徴とするカテーテル。 - 【請求項7】 前記基部シャフトの先端よりも先端側に
延設し、少なくとも前記ガイドワイヤ用ルーメン基端側
開口部まで延長される補強体を備えることを特徴とする
請求項6記載のカテーテル。 - 【請求項8】 前記基部シャフトは金属管からなること
を特徴とする請求項6または7記載のカテーテル。 - 【請求項9】 前記螺旋状のスリットのピッチが該スリ
ットの先端部側で短く、基端部側で長くなっていること
を特徴とする請求項6ないし8いずれか記載のカテーテ
ル。 - 【請求項10】 前記先端シャフトの内側に前記先端シ
ャフトと同軸的に設けられた内管シャフトをさらに備
え、該内管シャフトの内腔が前記ガイドワイヤ用ルーメ
ンを形成していることを特徴とする請求項6ないし9い
ずれか記載のカテーテル。
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