JP2002360698A - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JP2002360698A
JP2002360698A JP2001172064A JP2001172064A JP2002360698A JP 2002360698 A JP2002360698 A JP 2002360698A JP 2001172064 A JP2001172064 A JP 2001172064A JP 2001172064 A JP2001172064 A JP 2001172064A JP 2002360698 A JP2002360698 A JP 2002360698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属管からなる基部シャフトを備え、かつ折
れ曲がり(キンク)の虞れがない、耐キンク性に優れた
拡張カテーテルおよびカテーテルを提供する。 【解決手段】 比較的剛性の高いチューブ状の基部シャ
フト(15)と、基部シャフトより剛性の低いチューブ
状の先端シャフト(13)と、これらの間に位置するチ
ューブ状の中間部分(14)と、基部シャフトの基端付
近に取り付けられるハブ(16)と、先端シャフトの先
端部に流体連通するように取り付けられるバルーン(1
2)と、ガイドワイヤ(2)が挿通される内管シャフト
(11)とを備え、さらに、基部シャフト(15)の基
端部内に設けられ、基部シャフト(15)若しくはハブ
(16)に取り付けられた補強体(155)を有する拡
張カテーテル(1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、血管内に
おいて種々の処置を行うための診断具または治療具、さ
らには血管内狭窄部を治療するために、狭窄部を拡張
し、狭窄部末梢側における血流の改善を図るための拡張
カテーテルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロカテーテルの台頭により、従来
のカテーテルでは不可能とされてきた微小血管あるいは
脈管内の治療および診断が行えるようになってきてい
る。マイクロカテーテルとしては、例えば、心筋梗塞あ
るいは狭心症に用いられる経皮的経管式冠状動脈血管形
成術用カテーテル(以下、拡張カテーテル)がある。こ
の血管形成術の進行中には、しばしばカテーテルを交換
する必要がある。たとえば、バルーンサイズの変更、狭
窄部分付近の診断、処置具の変更等の際に交換が必要と
なる。交換をする一つの方法として、長い交換用ガイド
ワイヤーを用いる方法があるが、長いワイヤーの操作
は、時間がかかり、さらには2人以上の術者を必要とす
るため、扱いにくい。これに対処するために用いられて
いるのが、「ラピッドエクスチェンジ」タイプのカテー
テルであり、カテーテルの遠位部分のみがガイドワイヤ
ーをたどる構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知のラピッドエクス
チェンジタイプカテーテルは、内部にバルーンを膨張・
収縮するための拡張用流体の流路を備える基部シャフト
と、該基部シャフトの流路と連通する流路を備える可撓
性の高い先端シャフトと、先端シャフトの先端部に取り
付けられた膨張・収縮可能なバルーンと、ガイドワイヤ
ーを挿通するためのガイドワイヤールーメンとから構成
されている。
【0004】この基部シャフトは、カテーテルを操作す
る際に手元に加えた押し込み力がよりダイレクトにカテ
ーテルの先端部に伝達されるように、高剛性である方が
要求される。そこで近年、例えば特表平6−50612
4号公報に記載されているように、この基部シャフトに
高強度の金属管を用いたラピッドエクスチェンジタイプ
のカテーテルが見られるようなった。
【0005】しかし、この金属管は高剛性であり、かつ
細径、肉薄に形成できるため上記拡張用流体が通る流路
を広く確保できるという長所を持っている反面、折れ曲
がり(キンク)を生じ易く、折れ曲がった(キンクし
た)部分を元通りにしようとするとこの部分が破断する
虞れがある。
【0006】また、高剛性の基部シャフトと柔軟な先端
シャフトとを仮にそのまま接続してカテーテルを構成す
ると、これらのシャフトの間でカテーテルの剛性が急激
に変化する。このような剛性の急変が存在すると、生体
内の目的部位へ導入される途中の曲がりくねった血管内
を通過する際にカテーテルが急激に曲がり、剛性の急変
した部分に応力が集中して、きわめて高い確率で折れ曲
がり(キンク)が発生するという問題がある。
【0007】本発明の目的は、金属管からなる基部シャ
フトを備え、かつ折れ曲がり(キンク)の虞れがない、
耐キンク性に優れた拡張カテーテルおよびカテーテルを
提供することである。また本発明の目的は、剛性の高い
基部シャフトと柔軟な先端シャフトとの間の剛性の急変
を緩和でき、全長にわたって耐キンク性にすぐれたカテ
ーテルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の拡張カテーテル
は、金属管からなる基部シャフトと、該基部シャフトよ
り先端側に設けられ、前記基部シャフトより剛性が低い
先端シャフトと、前記基部シャフトと前記先端シャフト
との間に位置するチューブ状の中間部分と、前記基部シ
ャフトの基端付近に取り付けられ、圧力付与装置を取り
付け可能なハブと、前記先端シャフトの先端付近に取り
付けられ、前記ハブより圧力が印加されるバルーンと、
前記バルーンよりも先端側に先端側開口部および前記バ
ルーンよりも基端側に基端側開口部を有し、ガイドワイ
ヤが挿通されるガイドワイヤ用ルーメンとを備えた拡張
カテーテルであって、前記基部シャフトの基端部内に設
けられ、前記基部シャフト若しくは前記ハブに取り付け
られた補強体を備えることを特徴とする。
【0009】本発明のカテーテルは、金属管からなる基
部シャフトと、該基部シャフトより先端側に設けられ、
前記基部シャフトより剛性が低い先端シャフトと、前記
基部シャフトと前記先端シャフトとの間に位置するチュ
ーブ状の中間部分と、前記先端シャフトの先端付近に取
り付けられ、治療または診断等の処置を行うための処置
装置(例えば、超音波診断装置、レーザ照射装置、アテ
レクトミー用カッター、薬剤供給装置、高周波発生装
置、超音波治療装置等)と、前記基部シャフトの基端付
近に取り付けられたハブと、前記バルーンよりも先端側
に先端側開口部および前記バルーンよりも基端側に基端
側開口部を有し、ガイドワイヤが挿通されるガイドワイ
ヤ用ルーメンとを備えたカテーテルであって、前記基部
シャフトの基端部内に設けられ、前記基部シャフト若し
くは前記ハブに取り付けられた補強体を備えることを特
徴とする。
【0010】本発明によれば、金属管からなる基部シャ
フトの基端部内に補強体を設けることにより、基部シャ
フトに耐キンク性が付与される。これにより、金属管の
基部シャフトがきわめて折れ曲がり(キンク)を発生し
難くなり、また基部シャフトが仮にキンクした場合で
も、破断にまでは至らなくなる。
【0011】前記基部シャフトの先端部は、前記基部シ
ャフトの基端部よりも剛性が低くなっていることが好ま
しい。さらに、前記基部シャフトの先端部の剛性を該先
端部の先端側で小さく、該先端部の基端側で大きくする
ことにより、基部シャフト侵入部の剛性が緩やかに変化
するようにするとより好ましい。
【0012】前記基部シャフトの先端部は、螺旋状のス
リットを有していることが好ましい。さらに、前記螺旋
状のスリットのピッチを該スリットの先端側で短く、基
端側で長くすることにより、基部シャフト侵入部の剛性
が緩やかに変化するようにするとより好ましい。
【0013】そして、前記補強体の先端を前記基部シャ
フトの先端よりも基端側に位置させ、インフレーション
ルーメンを広く確保することが好ましい。特に、基部シ
ャフトの先端部の剛性を基部シャフトの基端部よりも低
くし、前記補強体の先端を基部シャフトの先端より基端
側に位置させることにより、基部シャフト先端部の柔軟
性が補強体によって阻害されることがなく、カテーテル
を構成するシャフトの剛性を基端側から先端側にかけて
徐々に変化させることができ、カテーテル全長にわたっ
て耐キンク性を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の拡張カテーテルの
実施例を図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の拡張カテーテルの一実施例
の外観図である。図2は図1の拡張カテーテルの一部を
破断し、基部シャフトの一部を省略し、主要構成部材を
拡大して示す外観図である。図3は基部シャフトを示す
外観図である。図4は中間部分、基部シャフトの先端部
および先端シャフトの基端部を示す断面図である。図5
は、基部シャフトの基端部およびハブを示す断面図であ
る。
【0016】図1および図2に示されるように、拡張カ
テーテル1はいわゆるラピッドエクスチェンジ型のカテ
ーテルであり、ガイドワイヤ2に沿って血管内に挿入さ
れる。拡張カテーテル1は、ハブ16、基部シャフト1
5、中間部分14、先端シャフト13、バルーン12、
内管シャフト11および後述する補強体155(図5参
照)からなっている。
【0017】基端側のハブ16にはインフレーターの様
な圧力印加装置と接続できるようにルアーテーパーが形
成されている。ハブ16には金属製の管(金属管)から
なる剛性の高い基部シャフト15が流体連通可能に接合
されている。基部シャフト15には、血管形成術中に拡
張カテーテル1をガイディングカテーテル(図示せず)
に挿入した深度がどのくらいか容易に確認できるように
深度マーカー151が設けられている。また、ハブ16
の先端側であって基部シャフト15の外面上には、ハブ
16と基部シャフト15との境界部分での折れ曲がり
(キンク)を防止するための耐キンクプロテクター16
1が設置されている。後に詳細に説明するように、基部
シャフト15の先端部は基部シャフト侵入部152とな
っている。
【0018】基部シャフト15の先端側にはチューブ状
の中間部分14が流体連通可能に設けられている。中間
部分14の先端側には樹脂などの材質からなる比較的剛
性の低い先端シャフト13が流体連通可能に設けられて
いる。先端シャフト13の先端側にはバルーン12の基
端部が流体連通可能に設けられている。
【0019】先端シャフト13及びバルーン12の内部
を内管シャフト11が貫通しており、先端シャフト13
の内面と内管シャフト11の外面との間に、バルーン1
3の内部と連通する隙間(ルーメン)が形成されてい
る。図示の構造では、内管シャフト11が先端シャフト
13に対して同軸的に配置されており、これらの間に環
状の隙間が形成されている。しかし、本発明では、内管
シャフト11をほぼ全長にわたって先端シャフト13の
中心軸に対して偏心した位置に配置してもよい。
【0020】内管シャフト11の先端部は先端チップ1
11となっており、先端チップ111はバルーン12の
先端より延長されており、先端チップ111はバルーン
12の先端側と液密を保った状態で接合されている。一
方、内管シャフト11の基端は中間部分14から先端シ
ャフト13にかけての一部分に設けられたガイドワイヤ
開口部141まで延長され、液密を保った状態で接合さ
れている。図1に示したガイドワイヤ2は先端チップ1
11の先端開口を入口とし、ガイドワイヤ開口部141
を出口として、内管シャフト11内に挿通される。バル
ーン12の内部の内管シャフト11周囲には造影マーカ
ー121が設けられている。
【0021】バルーン12は拡張させない状態では、内
管シャフト11の外周に折り畳まれた状態になってい
る。バルーン12は拡張した状態では、中央部がほぼ円
筒状になり血管の狭窄部を容易に拡張できる。なお、バ
ルーン12の中央部は完全な円筒状になる必要はなく、
多角柱状になってもよい。また、造影マーカー121は
血管形成術中、X線透視下で狭窄部位へのバルーン12
の位置決めを容易にするために設けられている。
【0022】上述した構成を有する拡張カテーテル1に
おいて、ハブ16に取り付けられた圧力印加装置(図示
せず)で圧力を印加すると、圧力媒体はハブ16から基
部シャフト15、基部シャフト侵入部152、中間部分
14、先端シャフト13と内管シャフト11との隙間を
経てバルーン12に至り、バルーン12を拡張させるこ
とができる。なお、基部シャフト15、中間部分14、
先端シャフト13、内管シャフト11及び各接合部分
は、バルーン12が破裂する圧力以上の耐圧性能を有す
ることはいうまでもない。
【0023】図3を参照して基部シャフト15の構造を
より詳細に説明する。図3に示すように、基部シャフト
15はメインシャフト部153と、メインシャフト部1
53の先端部をスパイラルスリット加工することにより
形成された基部シャフト侵入部152により構成されて
いる。これにより、侵入部(基部シャフト15の先端
部)152は基部シャフト15の基端部よりも剛性(曲
げ剛性)が低くなっている。
【0024】図3では、スパイラルスリットのピッチが
スリットの先端部側では短く、基端部側では長くなって
おり、これらの間の部分ではピッチが先端へ向かうほど
徐々に短くなっている。これにより、先端へ向かうほど
スリットのピッチが狭くなっている。この基部シャフト
侵入部152は、メインシャフト部153の先端部をレ
ーザー加工することにより形成される。なお、スリット
のピッチを先端に向かって狭くする構成としては、上記
のようなもののほか、例えば、ピッチを先端に向かって
スリットの基部から先端まで連続的または段階的(ステ
ップワイズ)に狭くするようにしてもよい。
【0025】また、本発明では、上記スパイラルスリッ
トに代えて、例えば熱加工や、多数の細孔を設ける等の
他の手法により、侵入部152(基部シャフト15の先
端部)のみを他の部分より低い剛性に(柔軟に)形成し
てもよい。
【0026】図4を参照して、中間部分14を中心とし
て基部シャフト15の先端部および先端シャフト13の
基端部の構造を示す。図4に示されるように、基部シャ
フト15の先端部の基部シャフト侵入部152は中間部
分14内に延長して配置されており、中間部分14に設
けられたガイドワイヤ開口部141まで延長されてい
る。具体的には、中間部分14の外周方向における一部
に内管シャフト11の基端部が固着されており、この内
管シャフト11の基端開口が中間部分14の外部に露出
して、ガイドワイヤ開口部141が形成されている。な
お、ガイドワイヤ開口部141は基部シャフト15また
は先端シャフト13に設けてもよく、また中間部分14
と先端シャフト13の境界部(接合部)に設けてもよ
い。
【0027】このように中間部分14内部に基部シャフ
ト侵入部152を配置することにより、中間部分14を
メインシャフト部153より剛性が低く(柔らかく)、
先端シャフト13より剛性が高く(硬く)なるようにす
ることができる。こうして、拡張カテーテル1を構成す
るシャフトの剛性を基端側から先端側にかけて徐々に変
化させることができ、中間部分14が急激に曲がる際に
も応力が1カ所に集中することがなく、キンクの発生を
低減させることが可能である。
【0028】以上のように、拡張カテーテル1の基部シ
ャフト15(メインシャフト部153)の先端付近をレ
ーザー加工等の一般的に行われる技術を用いてスパイラ
ルスリット加工することにより、キンク防止の役割を果
たす基部シャフト侵入部152が形成されている。この
ように簡便な工程でメインシャフト部153と一体化し
た基部シャフト侵入部152を形成することができ、比
較的簡略化された工程でカテーテルを組み立てることが
できる。そして、基部シャフト侵入部152を中間部分
14内部に配置することにより、中間部分14が急激に
曲がる際にも応力が1カ所に集中することがなく、キン
クの発生を効果的に低減できる。また、スパイラルスリ
ットのピッチを先端部側で短く、基端部側で長く形成す
ることにより、シャフト全体の剛性を緩やかに変化させ
ることができ、キンクの発生をより効果的に低減でき
る。
【0029】そして、本発明では、図5に示すように、
基部シャフト15の基端部内に補強体155が設置され
ている。これにより、金属管からなる基部シャフト15
に耐キンク性が付与され、基部シャフト15が容易に折
れ曲がる(キンクする)ことがない。また、基部シャフ
ト15が外力により急角度で曲げられて仮に折れ曲がり
(キンク)を発生した場合でも、破断にまでは至らなく
なり、カテーテル1の安全性が向上する。
【0030】補強体155は、長尺の線材であり、基部
シャフト15のインフレーションルーメン154の流路
を妨げないように、インフレーションルーメン154の
内径よりも小さい外径を有している。なお、必要に応じ
て、補強体155に熱加工を施すことにより、補強体1
55の剛性を適宜調整してもよい。
【0031】図5では、補強体155の基端部は、溶接
部153で基部シャフト15の内面に溶接により取り付
けられている。これにより、補強体155が基部シャフ
ト15内に固定される。なお、上記溶接に代えて、例え
ば接着剤による接着等により補強体155を基部シャフ
ト15に取り付けても良い。
【0032】補強体155の先端は、基部シャフト15
の先端よりも基端側に位置させることが好ましい。これ
により、基部シャフト15の先端側に補強体155が設
置されない部分が形成され、インフレーションルーメン
154の流路が広くなり、ハブ16から注入された圧力
媒体をスムーズに流すことができる。一般的に、上述し
た基部シャフト15の折れ曲がり(キンク)は、カテー
テルの手元部分すなわち基部シャフト15の基端部で起
こることが多く、この部分に補強体155を設置するこ
とにより効果的に耐キンク性を付与することができる。
特に拡張カテーテルの場合、基部シャフト15の先端側
はカテーテル操作の間ガイディングカテーテル(図示せ
ず)内に位置し、ガイディングカテーテルによってある
程度補強されるので、ガイディングカテーテルの基端か
ら露出する基部シャフト15の基端部に補強体155を
設置することにより効果的に耐キンク性を付与すること
ができる。
【0033】また、上述のように基部シャフト侵入部1
52(基部シャフト15の先端部)の剛性を他の部分よ
りも低く(柔らかく)形成し、かつ補強体155の先端
を基部シャフト15の先端より基端側に位置させる、よ
り好ましくは侵入部152より基端側に位置させること
により、基部シャフト侵入部152(基部シャフト15の
先端部)の柔軟性が補強体155によって阻害されるこ
とがなく、拡張カテーテル1を構成するシャフトの剛性
を基端側から先端側にかけて徐々に変化させることがで
きる。これにより、中間部分14が急激に曲がる際にも
応力が1カ所に集中することがなく、キンクの発生を低
減させることが可能である。
【0034】基部シャフト15の外面とハブ16の内面
との間の環状の空間内には、接着剤162が充填されて
いる。これにより、基部シャフト15は、接着剤162
を介してハブ16内に固定される。
【0035】次に、本発明の拡張カテーテルを構成する
各部材の材質および寸法などについてより詳細に説明す
る。
【0036】基部シャフト15は、例えばNi−Ti系
合金、真鍮、ステンレス(SUS)、アルミ等の金属か
ら形成される。
【0037】基部シャフト15のメインシャフト部15
3は、外径が約0.3mm〜3mm、好ましくは0.5
mm〜1.5mm、肉厚が約10〜150μm、好まし
くは20〜100μm、長さが300mm〜2000m
m、好ましくは700mm〜1500mmのチューブで
ある。
【0038】基部シャフト15の基部シャフト侵入部1
52は、外径が約0.3mm〜3mm、好ましくは0.
5〜1.5mm、肉厚が10〜150μm、好ましくは
20〜100μm、長さが30〜200mm、好ましく
は50〜180mmである。
【0039】基部シャフト侵入部における螺旋状のスリ
ットのピッチは図示の例のように先端部側で短く、基端
部側で長くする場合において、先端部側で0.1〜10
mm、好ましくは0.3〜2mm)であり、基端部側で
1〜20mm、好ましくは2〜10mmである。また、
螺旋スリットの幅は1mm以下、好ましくは0.01〜
0.5mm程度である。
【0040】補強体155の材質は、例えばNi−Ti
系合金などの超弾性合金、真鍮、ステンレス(SU
S)、アルミ等の金属を用いることが好ましい。なお、
比較的剛性の高い材質であれば、ポリイミド、塩化ビニ
ル、ポリカーボネート等の樹脂、を用いてもよい。
【0041】補強体155の外径は、インフレーション
ルーメン154を確保する観点から、基部シャフト15
の内径(インフレーションルーメン154の内径)より
小さく設定する必要があり、約0.1〜2.0mm程
度、好ましくは0.1〜1.2mm程度である。補強体
155の長さは、上述したように補強体155の先端を
基部シャフト15の先端よりも基端側に位置させる観点
から、基部シャフト15より短いことが好ましく、約1
00〜1500mm程度、好ましくは200〜700m
m程度である。
【0042】先端シャフト13および中間部分14を構
成する材料としては、例えばポリオレフィン(例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマー、またはこれら二種以上の混合物な
ど)、ポリオレフィンの架橋体、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリ
エステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエ
ラストマー、フッ素樹脂、ポリイミドなどの高分子材料
またはこれらの混合物などを用いることができる。
【0043】先端シャフト13および中間部分14は、
外径が0.5〜1.5mm、より好ましくは0.7〜
1.1mm、肉厚が25〜200μm、より好ましくは
50〜100μm、長さは300〜2000mm、より
好ましくは300〜1500mmのチューブである。
【0044】先端シャフト13と中間部分14は同一の
チューブで構成してもよく、先端シャフト用のチューブ
と中間部分用のチューブとを別々に用意して適宜つなぎ
合わせた構成でもよい。
【0045】内管シャフト11を構成する材料として
は、ある程度可撓性を有するものが用いられる。例えば
ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、またはこれ
ら二種以上の混合物など)、ポリオレフィンの架橋体、
ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマ
ー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウ
レタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ
素樹脂などの高分子材料またはこれらの混合物などを用
いることができる。
【0046】内管シャフト11は、外径が約0.1〜
1.0mm、好ましくは0.3〜0.7mm、肉厚が約
10〜150μm、好ましくは20〜100μm、長さ
が100〜2000mm、好ましくは200〜1500
mmのチューブである。
【0047】バルーン12の材質としては、血管の狭窄
部を拡張できるように、ある程度の可塑性を有するもの
が好ましい。例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマーなど)、ポリオレフィンの架橋体、ポリエステ
ル(例えばポリエチレンテレフタレートなど)、ポリエ
ステルエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
ポリウレタンエラストマー、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリアミド(例えば、ナイロン11、ナイロン12
など)、ポリアミドエラストマー(例えば、ポリエーテ
ルエステルアミドなど)、フッ素樹脂などの高分子材
料、シリコーンゴム、ラテックスゴムなどを用いること
ができる。また、これら高分子材料を適宜ブレンドした
ものや、これら高分子材料を適宜積層した積層フィルム
も使用できる。二軸延伸ブロー成形法等により形成した
バルーン12を先端シャフト13の先端側に取り付けた
構成としてもよいし、先端シャフト13の先端部分に延
伸ブロー成形などを施してバルーン12を一体に形成し
てもよい。
【0048】バルーン12は、拡張されたときの円筒部
分の外径が1.0〜10mm、好ましくは1.0〜5.
0mm、長さが5〜50mm、好ましくは10〜40m
mであり、全体の長さが10〜70mm、好ましくは1
5〜60mmである。
【0049】造影マーカー12は、コイルスプリングま
たはリングで形成することが好ましく、1個以上設ける
ことができる。造影マーカー12の材質としては、X線
造影性の高い材料、例えばPt、Pt合金、W、W合
金、Au、Au合金、Ir、Ir合金、Ag、Ag合金
などを用いることが好ましい。
【0050】ハブ16の材質としては、例えばポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレー
ト、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等の
熱可塑性樹脂などを用いることができる。
【0051】耐キンクプロテクター161の材質として
は、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマーなど)、
ポリオレフィンの架橋体、ポリエステル(例えばポリエ
チレンテレフタレートなど)、ポリエステルエラストマ
ー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリウレタンエラ
ストマー、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、スチ
レン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体
(SEBS)、フッ素樹脂などの高分子材料、シリコー
ンゴム、ラテックスゴムなどを用いることができる。
【0052】以上、本発明をカテーテルの基端部から先
端部に離間した位置にガイドワイヤ開口部141を有す
るラピッドエクスチェンジタイプのカテーテルに基づい
て説明したが、本発明はこれに限定されず、ガイドワイ
ヤ開口部がカテーテルの基端部(ハブ)に形成されたタ
イプのカテーテルであってもよい。
【0053】また、以上の例では、先端シャフト内に配
された内管シャフトの内側にガイドワイヤルーメンが形
成されたカテーテルとなっているが、本発明はこれに限
定されず、1つのチューブ(シャフト)内にガイドワイ
ヤ用ルーメンとバルーンインフレーション用ルーメンが
平行に形成されたカテーテルでもよい。
【0054】図6は、本発明の他の実施例を示す図面で
ある。図1ないし図5に示し上述した実施例では補強体
155を基部シャフト5に取り付けたのに対し、本実施
例では、補強体155がハブ16に取り付けられている
点で相違しており、その他は上述した実施例と同様であ
る。
【0055】図6に示す補強体155の基端部はU字状
に折り曲げられており、この折り曲げられた部分がハブ
16の外面と基部シャフト15の内面との間に差込ま
れ、ハブ16と基部シャフト15との間の環状の空間内
に充填された接着剤162によりこれらの間に固着され
ている。これにより、補強体155および基部シャフト
15の両方が接着剤162を介してハブ16に固定され
る。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、金
属管からなる基部シャフト内に補強体を設置することに
より、基部シャフトの耐キンク性が向上したカテーテル
を提供することができる。また、補強体の先端を基部シ
ャフトの先端よりも基端側に位置させることにより、基
部シャフトの基端部におけるキンクの発生を確実に防止
できるとともに、インフレーションルーメンを広く確保
し、バルーンを拡張するための圧力流体をスムーズに流
すことができる。さらに、基部シャフトの先端部の剛性
を他の部分よりも低くし、かつ補強体の先端を基部シャ
フトの先端よりも基端側に位置させた場合には、基部シ
ャフト先端部の柔軟性を阻害することなく、シャフト全
体にわたって剛性が緩やかに変化するようにでき、キン
クの発生をより効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る拡張カテーテルを示す
図。
【図2】図1の拡張カテーテルの主要構成部材を拡大し
て示す図。
【図3】図1の拡張カテーテルの基部シャフトを示す
図。
【図4】図1の拡張カテーテルの中間部分、基部シャフ
トの先端部および先端シャフトの基端部を示す断面図。
【図5】図1の拡張カテーテルの基部シャフトおよびハ
ブを示す断面図。
【図6】本発明の他の実施例に係る拡張カテーテルの主
要構成部材を拡大して示す図。
【符号の説明】
1…拡張カテーテル 2…ガイドワイヤ 11…内管シャフト 111…先端チップ 12…バルーン 121…造影マーカー 13…先端シャフト 14…中間部分 141…ガイドワイヤ開口部 15…基部シャフト 151…深度マーカー 152…基部シャフト侵入部 153…メインシャフト部 155…補強体 16…ハブ 17…補強ワイヤ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管からなる基部シャフトと、該基部
    シャフトより先端側に設けられ、前記基部シャフトより
    剛性が低い先端シャフトと、前記基部シャフトと前記先
    端シャフトとの間に位置するチューブ状の中間部分と、
    前記基部シャフトの基端付近に取り付けられ、圧力付与
    装置を取り付け可能なハブと、前記先端シャフトの先端
    付近に取り付けられ、前記ハブより圧力が印加されるバ
    ルーンと、前記バルーンよりも先端側に先端側開口部お
    よび前記バルーンよりも基端側に基端側開口部を有し、
    ガイドワイヤが挿通されるガイドワイヤ用ルーメンとを
    備えた拡張カテーテルであって、 前記基部シャフトの基端部内に設けられ、前記基部シャ
    フト若しくは前記ハブに取り付けられた補強体を備える
    ことを特徴とする拡張カテーテル。
  2. 【請求項2】 前記基部シャフトの先端部は前記基部シ
    ャフトの基端部よりも剛性が低くなっていることを特徴
    とする請求項1に記載の拡張カテーテル。
  3. 【請求項3】 前記基部シャフトの先端部の剛性が該先
    端部の先端側で小さく、該先端部の基端側で大きくなっ
    ていることを特徴とする請求項2に記載の拡張カテーテ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記先端部は螺旋状のスリットを有して
    いることを特徴とする請求項2に記載の拡張カテーテ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記螺旋状のスリットのピッチが該スリ
    ットの先端側で短く、基端側で長くなっていることを特
    徴とする請求項4に記載の拡張カテーテル。
  6. 【請求項6】 前記補強体の先端が前記基部シャフト
    の先端よりも基端側に位置していることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の拡張カテーテル。
  7. 【請求項7】 前記先端シャフトの内側に設けられた内
    管シャフトをさらに備え、該内管シャフトの内腔が前記
    ガイドワイヤ用ルーメンを形成していることを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の拡張カテーテ
    ル。
  8. 【請求項8】 金属管からなる基部シャフトと、該基部
    シャフトより先端側に設けられ、前記基部シャフトより
    剛性が低い先端シャフトと、前記基部シャフトと前記先
    端シャフトとの間に位置するチューブ状の中間部分と、
    前記先端シャフトの先端付近に取り付けられ、治療また
    は診断等の処置を行うための処置装置と、前記基部シャ
    フトの基端付近に取り付けられたハブと、前記バルーン
    よりも先端側に先端側開口部および前記バルーンよりも
    基端側に基端側開口部を有し、ガイドワイヤが挿通され
    るガイドワイヤ用ルーメンとを備えたカテーテルであっ
    て、 前記基部シャフトの基端部内に設けられ、前記基部シャ
    フト若しくは前記ハブに取り付けられた補強体を備える
    ことを特徴とするカテーテル。
  9. 【請求項9】 前記基部シャフトの先端部は前記基部シ
    ャフトの基端部よりも剛性が低くなっていることを特徴
    とする請求項8に記載のカテーテル。
  10. 【請求項10】 前記基部シャフトの先端部の剛性が該
    先端部の先端側で小さく、該先端部の基端側で大きくな
    っていることを特徴とする請求項9に記載のカテーテ
    ル。
  11. 【請求項11】 前記先端部は螺旋状のスリットを有し
    ていることを特徴とする請求項9に記載のカテーテル。
  12. 【請求項12】 前記螺旋状のスリットのピッチが該ス
    リットの先端側で短く、基端側で長くなっていることを
    特徴とする請求項11に記載のカテーテル。
  13. 【請求項13】 前記補強体の先端が前記基部シャフト
    の先端よりも基端側に位置していることを特徴とする請
    求項8ないし12のいずれかに記載のカテーテル。
  14. 【請求項14】 前記先端シャフトの内側に設けられた
    内管シャフトをさらに備え、該内管シャフトの内腔が前
    記ガイドワイヤ用ルーメンを形成していることを特徴と
    する請求項8ないし13のいずれかに記載のカテーテ
    ル。
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