JP2001128186A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001128186A
JP2001128186A JP30487599A JP30487599A JP2001128186A JP 2001128186 A JP2001128186 A JP 2001128186A JP 30487599 A JP30487599 A JP 30487599A JP 30487599 A JP30487599 A JP 30487599A JP 2001128186 A JP2001128186 A JP 2001128186A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 S/Nがよく高彩度領域や低彩度領域でのエ
ッジノイズの発生の少ないエッジ強調処理が可能な画像
処理装置を提供する。 【解決手段】 被写体光をベイヤーRGB配列画像信号
に変換する撮像手段1と、該撮像手段により得られた画
像信号から被写体の色情報を得るための色情報検出手段
6と、撮像手段により得られた画像信号のG信号に基づ
いてエッジ強調処理用の輝度データを求める第1の輝度
データ生成部8と、画像信号の全色信号に基づいてエッ
ジ強調処理用の輝度データを求める第2の輝度データ生
成部9と、前記第1及び第2の輝度データ生成部の出力
を切り換え出力するセレクタ10と、前記色情報検出手段
で得られた色情報に基づいて前記セレクタを切り換え制
御するセレクト信号を生成するセレクト信号発生部7と
で画像処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理装置、
特に表示すべき画像のエッジ強調を含むデジタル画像処
理部を備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像のエッジ強調処理を行う場
合には、画像中のエッジ成分を抽出し、その抽出された
エッジ成分を元の画像に加えるという手法が用いられて
いる。そして、この場合、加えるエッジ成分は画像の輝
度信号の高周波成分を抽出して得るようにしている。R
GB原色フィルタを用いた撮像素子において、この高周
波成分を抽出するための輝度信号を生成する手法として
は、画像中のRGB全ての色信号のうち、G(緑)信
号のみを用いて輝度信号を生成する手法と、画像中の
RGB全ての色信号を用いて輝度信号を生成する手法が
ある。
【0003】次に、このような2つの手法を用いて輝度
信号を生成し、エッジ強調処理を行う従来の画像処理装
置の構成例を図24に基づいて説明する。図24において、
101は撮像手段で、該撮像手段101 からベイヤーRGB
配列画像信号が得られるようになっている。ベイヤーR
GB配列画像信号はホワイトバランス部102 においてホ
ワイトバランス処理を受けたのち、輝度データ生成部10
3 において、R(赤),G(緑),B(青)各色信号の
出力をそれぞれR,G,Bで表すものとすると、2G又
は(R+2G+B)/2より輝度データを生成し、その
輝度データをハイパスフィルタ104 を通してエッジ成分
を取り出し、エッジ強調度調整部105 でエッジ強調度を
調整し、エッジ信号とする。一方、ホワイトバランス処
理を受けた画像信号は色分離回路106 でRGB信号に画
素単位で色分離され、次いで色補正・γ補正回路107 で
色補正及びγ補正処理を受け、YC変換部108 でRGB
信号はY,Cr ,Cb 信号に変換される。そして、YC
変換部108 から出力される輝度信号Yに対して、加算回
路109 において前記エッジ信号を加算して、エッジ強調
された輝度信号Yを得るようになっている。
【0004】ところで、上記2つの手法には、それぞれ
長所と短所とがある。すなわち、図25の(A)はベイヤ
ーRGB配列画素からなる画像の一部を示す図である
が、このようなベイヤーRGB配列の画像において、図
25の(B)に示すように輝度信号YをRGB4画素(R
+2G+B)から生成する場合は、図25の(C)に示す
ように輝度信号YをGの2画素から生成する場合に対し
て、画像信号Sは2倍用いることになる。一方、ノイズ
Nはノイズリデューサーの原理から21/2 倍にしかなら
ない。よって、S/NはGの2画素から生成するときを
1/1=1とすると、RGB4画素から生成するときは
2/21/2 =21/2 となり、RGB4画素から生成する
方が21/2 倍よくなる。しかし、RGB4画素を用いる
場合は、本来の輝度情報が多く含まれていないR,Bの
信号を輝度信号として用いるため、特に彩度の高い色同
士の境界部分では強いエッジが発生し、不具合が生じ
る。
【0005】以上のように、輝度信号を生成する際にG
信号のみを用いた場合と、RGB全ての色信号を用いた
場合には、上記のように長所と短所があるが、これをま
とめて示すと表1のようになる。
【0006】
【表1】
【0007】次に、具体的な文献による従来技術を示す
と、例えば特開平10−108208号公報には、G信
号から輪郭信号(エッジ成分)を抽出してエッジ強調を
行う手法について開示がなされており、また特開平9−
261513号公報には、MIX(ミックス)方式とN
AM(ノンアベレージミックス)方式という2種類の輪
郭抽出法を画像の彩度によって切り換えるようにした輪
郭(エッジ)強調方法について開示がなされている。こ
こで、MIX方式とは表示すべき画像の光のRGB3原
色等に相当する複数の信号を加算してから輪郭強調信号
を生成するものであり、NAM方式とは、前記複数の信
号のそれぞれの輪郭強調信号のうち、黒方向に一番大き
く強調されている信号を選択したものと、白方向に一番
大きく強調されている信号を選択したものとを加算して
輪郭強調信号を生成するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、画像中
のG信号のみを用いて輝度信号を生成してエッジ成分を
抽出する手法と、画像中のRGB全ての色信号を用いて
輝度信号を生成してエッジ成分を抽出する手法とでは、
それぞれに上記のような長所と短所を合わせもっている
という問題点がある。また、上記特開平9−26151
3号公報開示の輪郭強調手法においては、撮像素子の色
フィルタ配列としてベイヤーRGB配列を用いている場
合は、画像の色によっては、彩度のみによって2種類の
輪郭抽出法を切り換えるだけでは、情報が不足し適確な
処理ができないという問題点がある。更にNAM方式
は、輪郭強調信号のうち、黒方向に一番大きく強調され
たものと白方向に一番大きく強調されたものをそれぞれ
選択し、加算する必要があるため、構成が複雑になると
いう問題点がある。
【0009】本発明は、従来の画像のエッジ強調処理方
法における上記問題点を解消するためになされたもの
で、従来の各手法における長所のみを備えた簡単な構成
のエッジ強調処理を含むデジタル画像処理部を備えた画
像処理装置を提供することを目的とする。また、本発明
の他の目的は、エッジ強調処理用の輝度データ生成手法
の切り換えが滑らかで、不自然さのないエッジ強調処理
が行われる画像処理装置を提供することにある。また、
本発明の更に他の目的は、エッジ部分が多い画像に対し
ても、S/Nのよいエッジ強調処理された画像が得られ
るようにした画像処理装置を提供することにある。ま
た、本発明の更に他の目的は、エッジ部分が多い画像に
対しても、エッジ強調処理用の輝度データ生成手法の切
り換えが滑らかで、不自然さのないエッジ強調処理が行
われる画像処理装置を提供することにある。また、本発
明の更に他の目的は、被写体の特性に応じて、S/Nの
よいエッジ強調処理された画像が得られるようにした画
像処理装置を提供することにある。また、本発明の更に
他の目的は、被写体の特性に応じて、S/Nがよく且つ
エッジ強調処理用の輝度データ生成手法の切り換えが滑
らかで、不自然さのないエッジ強調処理された画像が得
られるようにした画像処理装置を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、複数画像の張り合わせ
処理を行う際に、張り合わせ部の不自然さのないエッジ
強調処理を行えるようにした画像処理装置を提供するこ
とにある。また、本発明の更に他の目的は、複数画像の
張り合わせ処理を行う際に、張り合わせ部の不自然さの
ない且つ滑らかなエッジ強調処理を行えるようにした画
像処理装置を提供することにある。また、本発明の更に
他の目的は、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、エ
ッジ部分の多い画像に対しても、張り合わせ部の不自然
さのないエッジ強調処理を行えるようにした画像処理装
置を提供することにある。また、本発明の更に他の目的
は、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、エッジ部分
の多い画像に対しても、張り合わせ部の不自然さのない
且つ滑らかなエッジ強調処理を行えるようにした画像処
理装置を提供することにある。また、本発明の更に他の
目的は、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、被写体
の特性に応じて、張り合わせ部の不自然さのないS/N
のよいエッジ強調処理を行えるようにした画像処理装置
を提供することにある。また、本発明の更に他の目的
は、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、被写体の特
性に応じて、張り合わせ部の不自然さのない且つ滑らか
でS/Nのよいエッジ強調処理を行えるようにした画像
処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の第1の態様は、画像のエッジ強調処理部を
有する画像処理装置において、被写体光をベイヤーRG
B配列画像信号に変換する撮像手段と、該撮像手段によ
り得られた画像信号から、被写体の色情報を得る色情報
検出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号のう
ちのG信号からエッジ強調処理用の輝度データを求める
第1の輝度データ生成手段と、前記撮像手段により得ら
れた画像信号の全色信号からエッジ強調処理用の輝度デ
ータを求める第2の輝度データ生成手段と、前記色情報
検出手段で得られた色情報に基づいて、前記第1及び第
2の輝度データ生成手段の出力を切り換え出力する輝度
データ切換手段とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0011】このように色情報検出手段で得られた色情
報に基づいて、G信号から輝度データを求める第1の輝
度データ生成手段の出力と、画像信号の全色信号から輝
度データを求める第2の輝度データ生成手段の出力が切
り換えて出力されるようになっているので、色情報に対
応した最適な輝度データに基づいてエッジ強調成分を抽
出することが可能となり、S/Nがよく高彩度領域や低
彩度領域でのエッジノイズの発生の少ないエッジ強調処
理が可能となる。
【0012】また、本発明の第2の態様は、画像のエッ
ジ強調処理部を有する画像処理装置において、被写体光
をベイヤーRGB配列画像信号に変換する撮像手段と、
該撮像手段により得られた画像信号から被写体の色情報
を検出する色情報検出手段と、前記撮像手段により得ら
れた画像信号のうちのG信号から生成されるエッジ強調
処理用の輝度データと画像信号の全色信号から生成され
るエッジ強調処理用の輝度データとを、混合比(1:0
及び0:1を含む)を連続的に変えて混合し混合輝度デ
ータを生成する混合輝度データ生成手段と、前記色情報
検出手段で得られた色情報に基づいて、前記混合輝度デ
ータ生成手段の混合比を設定する手段とを備えているこ
とを特徴とするものである。
【0013】このように色情報に基づいて、G信号から
生成される輝度データと全色信号から生成される輝度デ
ータとを、混合比を連続的に変えて混合輝度データを生
成するようになっているので、色情報に対応した最適な
輝度データが滑らかに変えられ、不自然さのないエッジ
強調処理を行うことが可能となる。
【0014】また、本発明の第3の態様は、画像のエッ
ジ強調処理部を有する画像処理装置において、被写体光
をベイヤーRGB配列画像信号に変換する撮像手段と、
該撮像手段により得られた画像信号から被写体のエッジ
情報を検出するエッジ情報検出手段と、前記撮像手段に
より得られた画像信号のうちのG信号からエッジ強調処
理用の輝度データを求める第1の輝度データ生成手段
と、前記撮像手段により得られた画像信号の全色信号か
らエッジ強調処理用の輝度データを求める第2の輝度デ
ータ生成手段と、前記エッジ情報検出手段で得られたエ
ッジ情報に基づいて、前記第1及び第2の輝度データ生
成手段の出力を切り換えて出力する輝度データ切換手段
とを備えていることを特徴とするものである。
【0015】このようにエッジ情報検出手段で得られた
エッジ情報に基づいて、G信号から生成される輝度デー
タと全色信号から生成される輝度データが切り換えられ
て出力されるようになっているので、エッジ部分の多い
画像においても、エッジ情報に対応した最適な輝度デー
タに基づいてエッジ強調処理を行うことが可能となる。
【0016】また、本発明の第4の態様は、画像のエッ
ジ強調処理部を有する画像処理装置において、被写体光
をベイヤーRGB配列画像信号に変換する撮像手段と、
該撮像手段により得られた画像信号から被写体のエッジ
情報を検出するエッジ情報検出手段と、前記撮像手段に
より得られた画像信号のうちのG信号からエッジ強調処
理用の輝度データと画像信号の全色信号から生成される
エッジ強調処理用の輝度データとを、混合比(1:0及
び0:1を含む)を連続的に変えて混合し混合輝度デー
タを生成する混合輝度データ生成手段と、前記エッジ情
報検出手段で得られたエッジ情報に基づいて、前記混合
輝度データ生成手段の混合比を設定する手段とを備えて
いることを特徴とするものである。
【0017】このようにエッジ情報に基づいて、G信号
から生成される輝度データと全色信号から生成される輝
度データとを、混合比を連続的に変えて混合輝度データ
を生成するようになっているので、エッジ情報に対応し
た最適な輝度データが滑らかに変えられ、エッジ部分の
多い画像においても不自然さのないエッジ強調処理を行
うことができる。
【0018】また、本発明の第5の態様は、画像のエッ
ジ強調処理部を有する画像処理装置において、被写体光
をベイヤーRGB配列画像信号に変換する撮像手段と、
該撮像手段により得られた画像信号から被写体の色情報
を検出する色情報検出手段と、前記撮像手段により得ら
れた画像信号から被写体のエッジ情報を検出するエッジ
情報検出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号
から被写体のエッジ部分の多寡状態を判定する像域判定
手段と、前記撮像手段により得られた画像信号のうちの
G信号からエッジ強調処理用の輝度データを求める第1
の輝度データ生成手段と、前記撮像手段により得られた
画像信号の全色信号からエッジ強調処理用の輝度データ
を求める第2の輝度データ生成手段と、前記第1及び第
2の輝度データ生成手段の出力を切り換えて出力する輝
度データ切換手段と、前記色情報検出手段で得られた色
情報に基づいて前記輝度データ切換手段を切り換え制御
する選択信号を発生する第1の選択信号発生部と、前記
エッジ情報検出手段で得られたエッジ情報に基づいて前
記輝度データ切換手段を切り換え制御する選択信号を発
生する第2の選択信号発生部と、前記像域判定手段から
の判定信号に基づいて前記第1の選択信号発生部と第2
の選択信号発生部の選択信号を切り換え出力する選択信
号切換部とを備えていることを特徴とするものである。
【0019】このように、被写体のエッジ部分の多寡状
態を判定する像域判定手段からの判定信号に基づいて、
色情報により輝度データ切換手段を切り換え制御する選
択信号と、エッジ情報により輝度データ切換手段を切り
換え制御する選択信号とを切り換え出力するようにして
いるので、被写体の特性に応じてS/Nのよいエッジ強
調処理を行うことができる。
【0020】また、本発明の第6の態様は、画像のエッ
ジ強調処理部を有する画像処理装置において、被写体光
をベイヤーRGB配列画像信号に変換する撮像手段と、
該撮像手段により得られた画像信号から被写体の色情報
を検出する色情報検出手段と、前記撮像手段により得ら
れた画像信号から被写体のエッジ情報を検出するエッジ
情報検出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号
から被写体のエッジ部分の多寡状態を判定する像域判定
手段と、前記撮像手段により得られた画像信号のうちの
G信号から生成されるエッジ強調処理用の輝度データと
画像信号の全色信号から生成されるエッジ強調処理用の
輝度データとを、混合比(1:0及び0:1を含む)を
連続的に変えて混合し混合輝度データを生成する混合輝
度データ生成手段と、前記色情報検出手段で得られた色
情報に基づいて、前記混合輝度データ生成手段の混合比
を設定する第1の混合比設定手段と、前記エッジ情報検
出手段で得られたエッジ情報に基づいて、前記混合輝度
データ生成手段の混合比を設定する第2の混合比設定手
段と、前記像域判定手段からの判定信号に基づいて前記
第1の混合比設定手段と第2の混合比設定手段の設定信
号を切り換え出力する混合比設定信号切換部とを備えて
いることを特徴とするものである。
【0021】このように、被写体のエッジ部分の多寡状
態を判定する像域判定手段からの判定信号に基づいて、
色情報により混合輝度データ生成手段の混合比を設定す
る第1の混合比設定手段の設定信号と、エッジ情報によ
り混合輝度データ生成手段の混合比を設定する第2の混
合比設定手段の設定信号とを切り換えて出力するように
しているので、被写体の特性に応じてS/Nのよい滑ら
かな不自然さのないエッジ強調処理を行うことができ
る。
【0022】また、本発明の第7の態様は、複数の画像
を張り合わせて一枚の画像を生成する張り合わせ処理部
と、画像のエッジ強調処理部とを有する画像処理装置に
おいて、被写体光をベイヤーRGB配列画像信号に変換
する撮像手段と、該撮像手段により得られた画像信号か
ら被写体の色情報を得る色情報検出手段と、前記撮像手
段により得られた画像信号の張り合わせ情報を検出する
張り合わせ判定手段と、前記撮像手段により得られた画
像信号のうちのG信号からエッジ強調処理用の輝度デー
タを求める第1の輝度データ生成手段と、前記撮像手段
により得られた画像信号の全色信号からエッジ強調処理
用の輝度データを求める第2の輝度データ生成手段と、
前記色情報検出手段で得られた色情報及び前記張り合わ
せ判定手段から得られた張り合わせ情報に基づいて、前
記第1及び第2の輝度データ生成手段の出力を切り換え
出力する輝度データ切換手段とを備えていることを特徴
とするものである。
【0023】このように、色情報及び張り合わせ情報に
基づいて、G信号から輝度データを求める第1の輝度デ
ータ生成手段の出力と、全色信号から輝度データを求め
る第2の輝度データ生成手段の出力が切り換えて出力さ
れるようになっているので、複数画像の張り合わせ処理
を行う際に、張り合わせ部の不自然さのないエッジ強調
処理を行うことができる。
【0024】また、本発明の第8の態様は、複数の画像
を張り合わせて一枚の画像を生成する張り合わせ処理部
と、画像のエッジ強調処理部とを有する画像処理装置に
おいて、被写体光をベイヤーRGB配列画像信号に変換
する撮像手段と、該撮像手段で得られた画像信号から被
写体の色情報を得る色情報検出手段と、前記撮像手段に
より得られた画像信号の張り合わせ情報を検出する張り
合わせ判定手段と、前記撮像手段により得られた画像信
号のうちのG信号から生成されるエッジ強調処理用の輝
度データと画像信号の全色信号から生成されるエッジ強
調処理用の輝度データとを、混合比(1:0及び0:1
を含む)を連続的に変えて混合し混合輝度データを生成
する混合輝度データ生成手段と、前記色情報検出手段で
得られた色情報及び前記張り合わせ判定手段から得られ
た張り合わせ情報に基づいて、前記混合輝度データ生成
手段の混合比を設定する手段とを備えていることを特徴
とするものである。
【0025】このように、色情報及び張り合わせ情報に
基づいて、G信号から生成される輝度データと全色信号
から生成される輝度データとを、混合比を連続的に変え
て混合し混合輝度データを生成するようになっているの
で、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、張り合わせ
部の不自然さのない且つ滑らかなエッジ強調処理を行う
ことができる。
【0026】また、本発明の第9の態様は、複数の画像
を張り合わせて一枚の画像を生成する張り合わせ処理部
と、画像のエッジ強調処理部とを有する画像処理装置に
おいて、被写体光をベイヤーRGB配列画像信号に変換
する撮像手段と、該撮像手段で得られた画像信号から被
写体のエッジ情報を得るエッジ情報検出手段と、前記撮
像手段により得られた画像信号の張り合わせ情報を検出
する張り合わせ判定手段と、前記撮像手段により得られ
た画像信号のうちのG信号からエッジ強調処理用の輝度
データを求める第1の輝度データ生成手段と、前記撮像
手段により得られた画像信号の全色信号からエッジ強調
処理用の輝度データを求める第2の輝度データ生成手段
と、前記エッジ情報検出手段で得られたエッジ情報及び
前記張り合わせ判定手段から得られた張り合わせ情報に
基づいて、前記第1及び第2の輝度データ生成手段の出
力を切り換え出力する輝度データ切換手段とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0027】このように、エッジ情報及び張り合わせ情
報に基づいて、G信号から輝度データを求める第1の輝
度データ生成手段の出力と、全色信号から輝度データを
求める第2の輝度データ生成手段の出力が切り換えて出
力されるようになっているので、複数画像の張り合わせ
処理を行う際に、エッジ部分の多い画像に対しても、張
り合わせ部の不自然さのないエッジ強調処理を行うこと
ができる。
【0028】また、本発明の第10の態様は、複数の画像
を張り合わせて一枚の画像を生成する張り合わせ処理部
と、画像のエッジ強調処理部とを有する画像処理装置に
おいて、被写体光をベイヤーRGB配列画像信号に変換
する撮像手段と、該撮像手段で得られた画像信号から被
写体のエッジ情報を得るエッジ情報検出手段と、前記撮
像手段により得られた画像信号の張り合わせ情報を検出
する張り合わせ判定手段と、前記撮像手段により得られ
た画像信号のうちのG信号から生成されるエッジ強調処
理用の輝度データと画像信号の全色信号から生成される
エッジ強調処理用の輝度データとを、混合比(1:0及
び0:1を含む)を連続的に変えて混合し混合輝度デー
タを生成する混合輝度データ生成手段と、前記エッジ情
報検出手段で得られたエッジ情報及び前記張り合わせ判
定手段から得られた張り合わせ情報に基づいて、前記混
合輝度データ生成手段の混合比を設定する手段とを備え
ていることを特徴とするものである。
【0029】このように、エッジ情報及び張り合わせ情
報に基づいて、G信号から生成される輝度データと全色
信号から生成される輝度データとを、混合比を連続的に
変えて混合し混合輝度データを生成するようになってい
るので、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、エッジ
部分の多い画像に対しても、張り合わせ部の不自然さの
ない且つ滑らかなエッジ強調処理を行うことができる。
【0030】また、本発明の第11の態様は、複数の画像
を張り合わせて一枚の画像を生成する張り合わせ処理部
と、画像のエッジ強調処理部とを有する画像処理装置に
おいて、被写体光をベイヤーRGB配列画像信号に変換
する撮像手段と、該撮像手段で得られた画像信号から被
写体の色情報を得る色情報検出手段と、前記撮像手段に
より得られた画像信号から被写体のエッジ情報を検出す
るエッジ情報検出手段と、前記撮像手段により得られた
画像信号から被写体のエッジ部分の多寡状態を判定する
像域判定手段と、前記撮像手段により得られた画像信号
の張り合わせ情報を検出する張り合わせ判定手段と、前
記撮像手段により得られた画像信号のうちのG信号から
エッジ強調処理用の輝度データを求める第1の輝度デー
タ生成手段と、前記撮像手段により得られた画像信号の
全色信号からエッジ強調処理用の輝度データを求める第
2の輝度データ生成手段と、前記第1及び第2の輝度デ
ータ生成手段の出力を切り換えて出力する輝度データ切
換手段と、前記色情報検出手段で得られた色情報に基づ
いて前記輝度データ切換手段を切り換え制御する選択信
号を発生する第1の選択信号発生部と、前記エッジ情報
検出手段で得られたエッジ情報に基づいて前記輝度デー
タ切換手段を切り換え制御する選択信号を発生する第2
の選択信号発生部と、画像の張り合わせ境界部分につい
ては、前記張り合わせ判定手段からの画像の張り合わせ
情報に基づいて、画像の張り合わせ境界部分以外につい
ては、前記像域判定手段からの判定信号に基づいて前記
第1の選択信号発生部と第2の選択信号発生部の選択信
号を切り換え出力する選択信号切換部とを備えているこ
とを特徴とするものである。
【0031】このように、画像の張り合わせ境界部分に
ついては画像の張り合わせ情報に基づいて、画像の張り
合わせ境界部分以外については、像域判定手段の判定信
号に基づいて、色情報による輝度データ切換手段を切り
換え制御する選択信号と、エッジ情報による輝度データ
切換手段を切り換え制御する選択信号とを切り換え出力
するようにしているので、張り合わせ処理を行う際に、
被写体の特性に応じて、張り合わせ部の不自然さのない
S/Nのよいエッジ強調処理を行うことができる。
【0032】また、本発明の第12の態様は、複数の画像
を張り合わせて一枚の画像を生成する張り合わせ処理部
と、画像のエッジ強調処理部とを有する画像処理装置に
おいて、被写体光をベイヤーRGB配列画像信号に変換
する撮像手段と、該撮像手段で得られた画像信号から被
写体の色情報を得る色情報検出手段と、前記撮像手段に
より得られた画像信号から被写体のエッジ情報を検出す
るエッジ情報検出手段と、前記撮像手段により得られた
画像信号から被写体のエッジ部分の多寡状態を判定する
像域判定手段と、前記撮像手段により得られた画像信号
の張り合わせ情報を検出する張り合わせ判定手段と、前
記撮像手段により得られた画像信号のうちのG信号から
生成されるエッジ強調処理用の輝度データと画像信号の
全色信号から生成されるエッジ強調処理用の輝度データ
とを、混合比(1:0及び0:1を含む)を連続的に変
えて混合し混合輝度データを生成する混合輝度データ生
成手段と、前記前記色情報検出手段で得られた色情報に
基づいて、前記混合輝度データ生成手段の混合比を設定
する第1の混合比設定手段と、前記エッジ情報検出手段
で得られたエッジ情報に基づいて、前記混合輝度データ
生成手段の混合比を設定する第2の混合比設定手段と、
画像の張り合わせ境界部分については、前記張り合わせ
判定手段からの画像信号の張り合わせ情報に基づいて、
画像の張り合わせ境界部分以外については、前記像域判
定手段からの判定信号に基づいて前記第1の混合比設定
手段と第2の混合比設定手段の設定信号を切り換え出力
する混合比設定信号切換部とを備えていることを特徴と
するものである。
【0033】このように、画像の張り合わせ境界部分に
ついては、画像の張り合わせ情報に基づいて、画像の張
り合わせ境界部分以外については、像域判定手段からの
判定信号に基づいて、色情報により混合輝度データ生成
手段の混合比を設定する第1の混合比設定手段の設定信
号と、エッジ情報により混合輝度データ生成手段の混合
比を設定する第2の混合比設定手段の設定信号とを切り
換えて出力するようにしているので、複数画像の張り合
わせ処理を行う際に、被写体の特性に応じて、張り合わ
せ部の不自然さのない且つ滑らかでS/Nのよいエッジ
強調処理を行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係る画像処理装置の第1の実施の
形態を示すブロック構成図である。図1において、1は
ベイヤーRGB配列画像信号を出力する撮像手段、2は
ホワイトバランス部、3は画像信号を画素単位でRGB
信号に分離する色分離回路、4は色補正・γ補正回路、
5はYC変換回路、6はYC変換回路5から出力される
Cr ,Cb 色信号に基づいて色情報を検出する色情報検
出手段、7は色情報検出手段6から出力される色情報信
号に基づいてセレクト信号を生成するセレクト信号発生
部、8はホワイトバランス部2でホワイトバランス処理
された画像信号のG信号に基づいてエッジ強調処理用の
輝度データを生成する第1の輝度データ生成部、9は画
像信号の(R+2G+B)/2に基づいてエッジ強調処
理用の輝度データを生成する第2の輝度データ生成部、
10は前記セレクト信号発生部7からのセレクト信号に基
づいて第1の輝度データ生成部8からの輝度データと第
2の輝度データ生成部9からの輝度データのいずれかを
選択出力させるためのセレクタ、11は選択出力された輝
度データからエッジ成分を抽出するためのハイパスフィ
ルタ、12はエッジ強調度調整部、13は強調度の調整され
たエッジ信号をYC変換回路5からの輝度信号Yに加算
するための加算回路である。
【0035】次に、このように構成された第1の実施の
形態の動作について説明する。撮像手段1から得られた
ベイヤーRGB配列画像信号をホワイトバランス部2で
処理した後、色分離回路3でRGB信号に色分離し、色
補正・γ補正回路4で色補正とγ補正処理を行い、YC
変換回路5でYC変換するまでは従来のものと同じであ
る。本発明に係る第1の実施の形態では、YC変換回路
5から得られたCr ,Cb 色信号に基づいて色情報検出
手段6で色情報を検出し、この色情報に基づいてセレク
ト信号発生部7でセレクト信号を発生する。また、撮像
手段1からのホワイトバランス処理されたベイヤーRG
B配列画像信号は、第1及び第2の輝度データ生成部
8,9へそれぞれ入力され、第1の輝度データ生成部8
からは2G信号に基づいた輝度データが生成され、第2
の輝度データ生成部9からは(R+2G+B)/2信号
に基づいた輝度データが生成され、セレクタ10に入力さ
れる。そして、前記セレクト信号発生部7からのセレク
ト信号に基づいて、セレクタ10において色情報に応じた
いずれかの輝度データが選択して出力される。選択され
た輝度データはハイパスフィルタ11を通してエッジ成分
が抽出され、エッジ強調度調整部12においてエッジ強調
度が調整されたエッジ信号が生成され、加算回路13にお
いてYC変換回路5からの輝度信号Yに加算されて、エ
ッジ強調処理が行われる。
【0036】これにより、色情報に応じて適切なエッジ
強調処理用の輝度データが選択され、すなわち、彩度に
関して低彩度の場合には第2の輝度データ生成部9から
の輝度データを用いてエッジ信号を生成し、高彩度の場
合には第1の輝度データ生成部8からの輝度データを用
いてエッジ信号が生成される。これにより、低彩度画像
あるいは高彩度画像においてS/Nのよいエッジノイズ
の少ないエッジ強調処理が行われる。また、色相に関し
ては、ある特定の色相、例えばG,マジェンタ(Mg )
のときは第2の輝度データ生成部からの輝度データを用
い、それ以外の色相のときは第1の輝度データを用いて
エッジ信号を生成する。これにより、被写体の色相に応
じてS/Nのよいエッジノイズの少ないエッジ強調処理
が行われる。
【0037】次に、色情報検出手段6で行う色情報の検
出について、更に詳細に説明する。まず、Cr ,Cb 色
信号から検出される色情報としては、画像の彩度、色
相、彩度及び色相の3種類がある。また色情報の検出並
びにそれに基づく輝度データの切り換え手法としては、
被写体画像の画素毎の色情報を検出する手法、被写体画
像全体の平均色情報を検出する手法、被写体画像の特定
のサンプリング部分の色情報から画面全体の平均色情報
を検出する手法と、これに基づく輝度データの切り換え
手法がある。
【0038】基本的な色情報の検出並びに切り換え手法
は、画素毎の色情報を検出し切り換える手法であるが、
この手法によれば、被写体画像内に有彩色及び無彩色画
素が混在していても、S/Nのよい適確なエッジ強調処
理ができる。一方、被写体全体の平均色情報を検出し切
り換える手法では、有彩色、無彩色画素が混在している
場合、部分的に適確な処理ができなくなる可能性がある
が、切り換わりポイントがなくなるため不自然さのない
エッジ強調処理が得られるというメリットがある。ま
た、特定のサンプリングデータから色情報を検出し切り
換える手法は、上記被写体全体の平均色情報を検出し切
り換える手法の変形であるが、画面全体のデータではな
く、特定間隔でサンプリングした画素のデータを用いて
画面全体の平均色情報を検出し切り換える手法で、色情
報検出手段における演算器やメモリの規模を小さくする
ことができるという利点が得られる。
【0039】次に、色情報として彩度、色相、彩度+色
相を用いる場合における、それらの具体的な検出方法に
ついて説明する。まず、Cr ,Cb 色信号から彩度を検
出する手法を図2に基づいて説明する。図2は原色フィ
ルタ画像においてCr ,Cbを座標軸とする色度図で、
Cr ,Cb 色信号がそれぞれCr1,Cb1である場合、彩
度C1は、色度図上の原点からの距離で表される。すな
わちC1は、次式(1)で表される。 C1=(Cb12 +Cr12 1/2 ・・・・・・・・・・(1) そして、検出された彩度C1が高彩度の場合は、セレク
ト信号発生部7からは第1の輝度データ生成部8からの
輝度データがセレクタ10で選択されるようにセレクト信
号を発生し、一方、彩度C1が低彩度の場合は、セレク
ト信号発生部7からは第2の輝度データ生成部9からの
輝度データがセレクタ10で選択されるようにセレクト信
号を発生する。
【0040】次に、Cr ,Cb 色信号から色情報として
色相を検出する手法を、図3の色度図に基づいて説明す
る。図3に示すように、色相θc は色度図上で例えばC
b 軸からの角度で表される(なお、色度図の第1象限を
基準に位相が表されるものとする)。すなわち色相θc
は次式(2)で表される。 θc = tan-1(Cr1/Cb1) ・・・・・・・・・・・(2) そして、検出された色相θc がG又はMg である場合
は、画像信号の(R+2G+B)/2に基づいてエッジ
成分抽出用の輝度データを生成する第2の輝度データ生
成部9からの輝度データをセレクタ10が選択するように
セレクト信号を発生させ、色相θc がG又はMg 以外の
場合は、画像信号の2Gに基づいてエッジ成分抽出用の
輝度データを生成する第1の輝度データ生成部8からの
輝度データをセレクタ10が選択するようにセレクト信号
を発生させる。
【0041】次に、Cr ,Cb 色信号から色情報として
(彩度+色相)を検出する手法を、図4の色度図を用い
て説明する。図4に示すように、(彩度+色相)C2は
色度図で彩度CをG−Mg を結ぶ直線Lからの距離とし
て求められる。これにより色相も考慮した値とすること
ができる。更に、これについて説明すると、G−Mgラ
インLをy=ax(原点を通る)とすると、G−Mg ラ
インと点C(Cb2,Cr2)との距離C2は、以下のよう
にして求められる。まず、CからラインLに下ろした垂
線VLは、傾きが−1/aで点(Cb2,Cr2)を通る直
線であるから、y=−x/a+Cr2+Cb2/aと表され
る。次にラインLと垂線VLとの交点(Cb3,Cr3)
は、LとVLとの連立方程式を解いて、Cb3=(a×C
r2+Cb2)/(a2 +1),Cr3=a×Cb3となる。よ
って、点(Cb2,Cr2)と点(Cb3,Cr3)との距離
(彩度+色相)C2は、次式(3)で表され、Cb2,C
r2,aの値から求められる。 C2={(Cb2−Cb3)2 +(Cr2−Cr3)2 1/2 ・・・・(3)
【0042】このように、色情報として(彩度+色相)
を用いた場合には、色相と彩度の両方を考慮した方式と
なり、彩度及び色相のいずれの色情報を用いた場合に
も、2Gに基づいた輝度データを選択するように判定さ
れたときのみ、2Gに基づく輝度データを選択するよう
にし、それ以外の場合は(R+2G+B)/2に基づく
輝度データを選択する
【0043】以上、検出される色情報として、彩度、色
相、(彩度+色相)を用いた場合に選択されるエッジ強
調処理用の輝度データを、まとめて示すと、表2のよう
になる。
【0044】
【表2】
【0045】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図5は第2の実施の形態を示すブロック構成
図で、図1に示した第1の実施の形態と同一の構成要素
には同一の符号を付して示し、その説明を省略する。こ
の実施の形態においては、輝度データ生成部として、2
Gに基づく輝度データと(R+2G+B)/2に基づく
輝度データを生成できると共に、その間の両者の混合比
を連続的に変化させた混合輝度データを生成させるよう
にした、単一の混合輝度データ生成部21を設けている。
そして、この混合輝度データ生成部21における混合比を
制御するための混合比設定手段となる重み付け係数生成
部22を備え、該重み付け係数生成部22は色情報検出手段
6により検出された色情報に基づいて重み付け係数aを
生成するようになっている。なお、この実施の形態は画
素毎に輝度データを切り換える場合にのみ適用される。
【0046】上記混合輝度データ生成部21においては、
輝度データYは、次式(4)で示す方式で生成されるよ
うになっている。 Y=2G×a+(R+B)×(1−a) ・・・・・・・・・・(4) ここで、aは重み付け係数生成部22で生成される重み付
け係数で、該係数aが1の場合は2Gに基づく輝度デー
タを生成し、係数aが 0.5の場合は(R+2G+B)/
2に基づく輝度データを生成し、係数aが 0.5〜1の場
合は、両者が混合された輝度データが生成される。これ
により、輝度データの切り換わり境界部に、エッジ強調
における不自然さをなくすことができる。
【0047】次に、色情報に基づいて生成する重み付け
係数の設定において、中間の過渡領域における重み付け
係数aの設定方法について説明する。まず、彩度情報に
基づく重み付け係数aの設定を図6に基づいて説明す
る。この図6に示した設定例における重み付け係数aの
設定手法では、彩度Cがs(低彩度閾値)より小さい低
彩度の場合は、係数aを 0.5に設定する。これにより、
混合輝度データ生成部21では、Y=2G×a+(R+
B)(1−a)=(R+2G+B)/2となり、これに
基づく輝度データが生成される。彩度Cがt(高彩度閾
値)より大きい高彩度の場合は、係数aを1に設定す
る。これにより、Y=2G×a+(R+B)(1−a)
=2Gとなり、これに基づく輝度データが生成される。
【0048】一方、彩度Cが、s<C<tの場合、すな
わち画像彩度が中間の場合は、係数aはa=m(C−
s)+0.5 となる。ここでmは傾きで、m= 0.5(t−
s)で表される。このように中間の過渡領域では重み付
け係数aは直線的に変えられ、これに基づいて混合した
輝度データが生成されることになる。この設定例では、
中間の過渡領域における重み付け係数を直線的に変化さ
せるようにしているので、過渡領域の重み付け係数及び
輝度データの生成における演算が簡単である。
【0049】次に、彩度情報に基づく重み付け係数の他
の設定例を、図7に基づいて説明する。この設定例にお
ける重み付け係数aの設定手法において、彩度Cがsよ
り小さい低彩度の場合は係数aを 0.5に設定し、これに
より混合輝度データ生成部21では、Y=2G×a+(R
+B)(1−a)=(R+2G+B)/2に基づく輝度
データを生成し、彩度Cがtより大きい高彩度の場合は
係数aを1に設定し、これにより混合輝度データ生成部
21では、Y=2G×a+(R+B)(1−a)=2Gに
基づく輝度データを生成するようにした点は、先の設定
例と同じである。この設定例では、彩度Cがs<C<t
の場合、すなわち画像彩度が中間の過渡領域の場合は、
係数aを 0.5から1まで滑らかに曲線的に変化するよう
な関数関係{a=F(C)}をもたせて設定するもので
ある。
【0050】この場合、混合輝度データ生成部21から
は、Y=2G×F(C)+(R+B){1−F(C)}
に基づく輝度データが生成される。したがって、低彩度
領域と高彩度領域との間の中間彩度領域における重み付
け係数aが滑らかに変化するので、各領域の境界の輝度
データ並びにそれに基づく強調処理用のエッジ信号を滑
らかに変化させることができる。
【0051】次に、彩度情報に基づく重み付け係数の更
に他の設定例を、図8に基づいて説明する。この設定例
においては、画像信号の最も低い彩度部分の重み付け係
数aを 0.5とし、最も高い彩度部分の重み付け係数aを
1として、閾値s,tに関係なく、その間の低彩度領
域、中彩度領域、高彩度領域を滑らかに結ぶ曲線を示す
関数関係{a=F(C)}をもたせて設定するものであ
る。
【0052】この場合は、混合輝度データ生成部21から
は、Y=2G×F(C)+(R+B){1−F(C)}
に基づいて輝度データが生成される。したがって、彩度
の各領域に亘って滑らかに曲線的に重み付け係数aを変
化させ、それに基づく輝度データ並びに強調処理用のエ
ッジ信号を、より一層滑らかに変化させて出力すること
ができる。
【0053】次に、色情報として色相を用いた場合にお
ける重み付け係数aの中間過渡領域の設定を、図9に基
づいて説明する。この図9に示した設定例における重み
付け係数aの設定手法では、色相θがG及びMg を示す
値のときは、重み付け係数aを 0.5に設定する。これに
より、混合輝度データ生成部21では、Y=(R+2G+
B)/2に基づく輝度データを生成する。これに対し
て、色相θがG及びMg以外を示す値のときに、重み付
け係数aを1に設定すると、急激な変化となり境界部に
ノイズ等の発生するおそれがあるので、色相θがG及び
Mg の近傍以外の値のときに、重み付け係数aを1に設
定し、これによりY=2Gに基づく輝度データを生成さ
せる。一方、色相θがGとMg の近傍を示す値のとき
は、重み付け係数aは 0.5と1を結ぶ直線に沿って変化
するように設定する。これにより、色相θがGとMg の
近傍領域では(R+2G+B)/2と2Gとの混合比を
変化させたものに基づいて輝度データが生成され、急激
な変化が避けられる。この場合は、GとMg の近傍の過
渡領域の重み付け係数aは直線的に変化させるようにし
ているので、過渡領域の重み付け係数a等の演算を容易
に行うことができる。
【0054】次に、色相情報に基づく重み付け係数の他
の設定例を、図10に基づいて説明する。この設定例にお
ける重み付け係数aの設定において、色相θがG又はM
g を示す値のときは、係数aを 0.5に設定し、これによ
り混合輝度データ生成部21をでは、Y=(R+2G+
B)/2に基づく輝度データを生成し、色相θがG又は
Mg 付近以外を示す値のときは、係数aを1に設定し、
これにより混合輝度データ生成部21では、Y=2Gに基
づく輝度データを生成するようにした点は、先の設定例
と同じである。この設定例では、色相θがG又はMg の
近傍の場合は、係数aを 0.5から1まで滑らかに曲線的
に変化するような関係をもたせて設定するものである。
【0055】この場合は、混合輝度データ生成部21から
はY=(R+2G+B)/2とY=2Gの混合比を滑ら
かに変化させたものに基づいて輝度データが生成され、
したがって、色相θがGとMg の近傍における重み付け
係数aが滑らかに変化するので、この境界領域の輝度デ
ータ並びにそれに基づく強調処理用のエッジ信号を滑ら
かに変化させることができる。
【0056】なお、上記設定例においては、色相θがG
又はMg 付近以外を示す値のときは、重み付け係数aを
1に設定する方法を示したが、色相θがG又はMg 以外
を示す値のときには、重み付け係数aをG又はMg 以外
の他の色相に対して、 0.5〜1の任意の値をもつように
曲線的に変化させるように設定してもよい。これによ
り、色相G又はMg 以外の色相に対して任意の値の重み
付け係数を設定しながら、G又はMg の色相領域と他の
色相領域に基づく輝度データ並びに強調処理用のエッジ
信号を滑らかに変化させることができる。
【0057】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図11は、第3の実施の形態を示すブロック構成図
で、図1及び図5に示した第1及び第2の実施の形態と
同一の構成要素には同一の符号を付して示し、その説明
を省略する。この実施の形態は、画像の色情報ではなく
画像のエッジ情報を用いてエッジ強調処理用の輝度デー
タの生成手段を切り換えるように構成するものである。
すなわち、ホワイトバランス処理を受けたベイヤーRG
B配列画像信号から一次的に概略の画像のエッジの情
報、つまりエッジ部であるか否かを検出するエッジ検出
手段31を設け、このエッジ検出手段31からのエッジ情報
に基づいて、セレクト信号発生部32からセレクト信号を
発生させ、このセレクト信号に基づいて第1の輝度デー
タ生成部8又は第2の輝度データ生成部9のいずれかの
輝度データを選択する。すなわち、エッジが存在する場
合は、第1の輝度データ生成部8からのY=2Gに基づ
く輝度データを選択し、エッジが検出されない場合は、
第2の輝度データ生成部9からのY=(R+2G+B)
/2に基づく輝度データを選択する。そして、選択され
た輝度データから第1及び第2の実施の形態と同様に、
エッジ成分を抽出して、加算強調処理用のエッジ信号を
生成するようになっている。
【0058】このように、画像エッジ情報を輝度データ
の生成の切り換えに用いることにより、被写体に応じて
適応的に輝度データの生成手法が切り換えられ、被写体
に応じてS/Nのよいエッジ強調された画像を得ること
ができる。そして、第1の輝度データ生成部の輝度デー
タを選択し、G一色だけに基づいて生成された輝度デー
タを用いた場合には、高彩度画像でS/Nのよい輝度デ
ータを得ることができ、一方、第2の輝度データを選択
し、全色に基づいて生成された輝度データを用いた場合
には、低彩度画像でS/Nのよい輝度データを得ること
ができる。
【0059】また、上記エッジ検出手段31において画像
よりエッジを求める際、輝度信号としては、Y=(R+
2G+B)/2を用いてもよいし、またY=2Gを用い
てもよい。輝度信号としてY=(R+2G+B)/2を
用いる場合は、全ての色エッジを検出することができ、
また輝度信号としてY=2Gを用いる場合は、エッジ検
出手段の演算が容易である。なお、上記エッジ検出手段
31においては、(R+2G+B)/2又は2Gに基づく
輝度信号の空間周波数を検出し、その値によりエッジ情
報を求めるものである。空間周波数は、例えばある微小
エリア内の縦横の輝度振幅を調べることで検出できる。
【0060】また、上記エッジ検出手段で検出されたエ
ッジ情報に基づいて、輝度データ生成手法を切り換える
際、検出エッジ情報に基づいて画面全体の輝度データ生
成手法を切り換えるようにしてもよく、また検出エッジ
情報に基づいて画素毎の輝度データ生成手法を切り換え
るようにしてもよい。画面全体の輝度データ生成手法を
切り換える場合は、画素毎の切り換えポイントがないた
め不自然さのない輝度データを生成することができる。
一方、被写体中の画素毎に輝度データの生成手法を切り
換える場合は、低彩度と高彩度の混合被写体でもS/N
のよい輝度データが得られる。
【0061】次に、第4の実施の形態について説明す
る。図12は第4の実施の形態を示すブロック構成図で、
図1,図5,図11に示した第1〜第3の実施の形態と同
一の構成要素には同一符号を付して示し、その説明を省
略する。この実施の形態は、第3の実施の形態に対して
第2の実施の形態の要部を適用したもので、輝度データ
生成部として、2Gに基づく輝度データと(R+2G+
B)/2に基づく輝度データを生成できると共に、その
間の両者の混合比を連続的に変化させた混合輝度データ
を生成できるようにした、単一の混合輝度データ生成部
21を設けている。そして、この混合輝度データ生成部21
を制御するための重み付け係数生成部33を備え、該重み
付け係数生成部33はエッジ検出手段31により検出された
エッジ情報に基づいて重み付け係数aを生成するように
なっている。なお、この実施の形態は画素毎に輝度デー
タの生成態様を切り換える場合にのみ適用される。
【0062】上記混合輝度データ生成部21においては、
輝度データYは、前記(4)式で示す方式で生成され、
重み付け係数aが1の場合は2Gに基づく輝度データを
生成し、重み付け係数aが 0.5の場合は(R+2G+
B)/2に基づく輝度データを生成し、重み付け係数a
が 0.5〜1の場合は、両者の混合比を連続的に変化させ
た輝度データが生成されるようになっており、これによ
り輝度データの切り換わり境界に不自然さをなくすこと
ができる。
【0063】次に、エッジ情報に基づいて生成する重み
付け係数aの設定において、中間の過渡領域の重み付け
係数aの設定方法について説明する。まずエッジ情報に
基づく重み付け係数aの第1の設定方法を、図13に基づ
いて説明する。この図13に示した設定例における重み付
け係数aの設定では、エッジ検出手段31で検出される空
間周波数fが低周波閾値sより低い低周波領域(エッジ
が存在しない領域)の場合は、重み付け係数aを 0.5に
設定する。これにより、混合輝度データ生成部21では、
(R+2G+B)/2に基づく輝度データが生成され
る。検出空間周波数fが高周波閾値tより高い高周波領
域(エッジが存在する領域)の場合は、重み付け係数a
を1に設定する。これにより、混合輝度データ生成部21
では、2Gに基づく輝度データが生成される。
【0064】一方、検出空間周波数fが、s<f<tの
場合は、重み付け係数aは、a=m(f−s)+ 0.5と
なる。ここでmは傾きで、m= 0.5(t−s)で表され
る。このように中間の過渡領域では、重み付け係数aは
直線的に変えられ、これに基づいて混合した輝度データ
が生成されることになる。この設定例では、中間の過渡
領域における重み付け係数を直線的に変化させるように
しているので、過渡領域の重み付け係数及び輝度データ
の生成における演算処理が簡単である。
【0065】次に、エッジ情報に基づく重み付け係数の
他の設定例を、図14に基づいて説明する。この設定例に
おける重み付け係数aの設定において、検出空間周波数
fがsより低い低周波の場合は重み付け係数aを 0.5に
設定し、これにより混合輝度データ生成部21ではY=
(R+2G+B)/2に基づく輝度データを生成し、検
出空間周波数fがtより高い高周波の場合は重み付け係
数aを1に設定し、これにより混合輝度データ生成部21
では、Y=2Gに基づく輝度データを生成するようにし
た点は、先の設定例と同じである。この設定例では、検
出空間周波数がs<f<tの場合、すなわち検出空間周
波数が中間の場合は、重み付け係数aを 0.5から1まで
滑らかに曲線状に変化するような関数関係{a=F
(f)}をもたせて設定するようになっている。
【0066】この場合、混合輝度データ生成部21から
は、Y=2G×F(f)+(R+B){1−F(f)}
に基づく輝度データが生成される。したがって、低周波
領域と高周波領域との間の中間周波数領域における重み
付け係数aが滑らかに変化するので、各領域の境界の輝
度データ並びにそれに基づく強調処理用エッジ信号を滑
らかに変化させることができる。
【0067】次に、検出空間周波数に基づく重み付け係
数の更に他の設定例を、図15に基づいて説明する。この
設定例においては、エッジ検出手段で検出された空間周
波数が最も低い周波数部分の重み付け係数aを 0.5と
し、最も高い周波数部分の重み付け係数aを1として、
閾値s,tに関係なく、その間の低周波領域、中間周波
領域、高周波領域を滑らかに結ぶ曲線を示す関数関係
{a=F(f)}をもたせて設定するものである。
【0068】この場合は、混合輝度データ生成部21から
は、Y=2G×F(f)+(R+B){1−F(f)}
に基づいて輝度データが生成される。したがって、検出
空間周波数の各領域に亘って滑らかに曲線的に重み付け
係数aを変化させ、それに基づく輝度データ並びに強調
処理用エッジ信号を、より一層滑らかに変化させて出力
することができる。
【0069】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。図16は、第5の実施の形態を示すブロック構
成図で、第1〜第4の実施の形態と同一の構成要素につ
いては同一の符号を付して、その説明を省略する。この
実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態と図11に
示した第3の実施の形態を組み合わせたものである。す
なわち、色情報に基づく輝度データの生成手法の切り換
えと、エッジ情報に基づく輝度データの生成手法の切り
換えとを、更に画像の態様に応じて切り換えて用いるよ
うにするものである。つまり、色情報の検出による輝度
データの生成手法の切り換えと、エッジ情報の検出によ
る輝度データの生成手法の切り換えとを組み合わせて用
いる場合には、これらの2つの検出結果を切り換えて用
いる必要がある。この実施の形態では、画像においてエ
ッジの多い領域とそれ以外の領域というように領域の分
離を行い、エッジの多い領域に対してはエッジ情報の検
出による輝度データの生成手法の切り換えを用い、それ
以外の領域に対しては色情報の検出による輝度データの
生成手法の切り換えを用いるようにするもので、これに
より、被写体に対応して、より適切な輝度データ並びに
強調処理用のエッジ信号を生成することができる。
【0070】次に、この実施の形態の具体的な構成につ
いて説明する。図16において、41はホワイトバランス処
理を受けたベイヤーRGB配列画像の、例えば所定の分
割領域毎にエッジの多寡の粗判定を行う像域判定部であ
り、42は第2のセレクタで、前記像域判定部41の判定結
果に基づくセレクト信号により、エッジ検出手段31で検
出されたエッジ情報に基づくセレクト信号と、色情報検
出手段6で検出された色情報に基づくセレクト信号とを
選択して出力するものである。
【0071】このように、像域判定部41と第2のセレク
タ42とを備えたこの実施の形態においては、例えば画像
のある領域においてエッジが多く存在し、輝度データの
生成手法の選択に関してエッジ情報が支配的であると判
定された場合には、エッジ検出手段31により検出された
エッジ情報に基づくセレクト信号を、第1及び第2の輝
度データ生成部8,9の出力を選択するセレクタ10の選
択信号として用いるようにし、該画像領域においてエッ
ジが少なく色情報が支配的であると判定された場合に
は、色情報検出手段6により検出された色情報に基づく
セレクト信号を、第1及び第2の輝度データ生成部8,
9の出力を選択するセレクタ10の選択信号として用いる
ようにする。これにより、画像の各領域の態様に応じ
て、より適切に効率的に輝度データ及び強調処理用エッ
ジ信号を生成することができる。
【0072】上記第5の実施の形態は、第1の実施の形
態と第3の実施の形態を組み合わせたものであるが、第
2の実施の形態と第4の実施の形態を組み合わせること
もでき、これを第6の実施の形態として図17に示す。す
なわち、この第6の実施の形態は、単一の混合輝度デー
タ生成部21と色情報に基づいて混合輝度データ生成部21
の重み付け係数を発生させる重み付け係数生成部22とを
備えたものと、エッジ情報に基づいて混合輝度データ生
成部21の重み付け係数を発生させる重み付け係数生成部
33とを備えたものとを組み合わせ、上記第5の実施の形
態と同様に像域判定部41と第2のセレクタ42とを付加し
て、色情報とエッジ情報とに基づく重み付け係数を選択
的に用いるように構成するものである。これにより、画
像の各領域の態様に応じて、より適切に効率的に且つ境
界に不自然さのない輝度データ及び強調処理用エッジ信
号が得られる。
【0073】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。一般に、複数枚の画像を張り合わせて一枚の
大きな画像にする方法が、例えばパノラマ写真を作成す
る際に用いられている。このような複数枚の画像の張り
合わせによるパノラマ写真の作成時に、張り合わせ境界
部分で異なるエッジ(輪郭)強調処理手法を用いると、
その境界部分に処理の違いによる不自然さが残ってしま
う。
【0074】第7の実施の形態は、このようなパノラマ
写真などの複数枚の画像を張り合わせて大画面の画像を
作成する画像処理装置に、本発明を適用した場合に、張
り合わせ境界部分では隣り合う画像同士で同じ輝度デー
タの生成手法を用いて、上記のような張り合わせ境界部
分のエッジ強調処理に不自然さが残らないように構成す
るものである。
【0075】図18は、第7の実施の形態を示すブロック
構成図で、図1に示した第1の実施の形態と同一の構成
要素には同一符号を付して示し、説明を省略する。この
実施の形態で新たに設けられている構成要素は、張り合
わせ判定部51とメモリ52である。張り合わせ判定部51
は、隣接して張り合わせる2枚の画像の張り合わせ部分
を検出するもので、例えば特開平7−203278号公
報に開示されているような、画像のコントラスト情報を
用いて画像のどの部分が一致しているかを検出して張り
合わせ部分を判定するようにしている。メモリ52は、張
り合わされる一枚目の画像において、第1又は第2の輝
度データ生成部のいずれの輝度データ生成手法が選択さ
れたかを画素毎に記憶しておくようになっている。
【0076】次に、このように構成されている第7の実
施の形態の動作について説明する。まず、一枚目の画像
の処理においては、張り合わせ判定部51では何の動作も
行わず、一方セレクタ10では第1及び第2の輝度データ
生成部8,9のいずれの輝度データが選択されたかを画
素毎にメモリ52に記憶しておく。次いで、一枚目に隣接
する二枚目の画像処理において、張り合わせ判定部51で
は、一枚目と二枚目の画像においてどの部分が一致する
か検出し、二枚目の画像の張り合わせ境界部分を判定す
る。そして、検出された張り合わせ境界部分に対応する
一枚目の画像の張り合わせ境界部分における、輝度デー
タの生成処理において選択された輝度データ生成手法を
メモリ52から読み出し、二枚目の画像の張り合わせ境界
部分の輝度データを、強制的に同じ輝度データの生成手
法を用いて生成する。また、二枚目の画像の張り合わせ
境界部分以外の輝度データは、色情報に基づく輝度デー
タ生成手法により生成される。なお、張り合わせ境界部
分及び境界部分以外における輝度データの生成手法の切
り換えは、画素毎に行われる。
【0077】そして、二枚目の画像の張り合わせ境界部
分を含む全領域の輝度データの生成処理を行うと同時
に、二枚目の画像の輝度データの生成処理において、い
ずれの輝度データ生成手法が選択されたかをメモリ52に
記憶させる。次いで、二枚目に隣接する三枚目以降の処
理を同様にして行い、エッジ強調された複数枚の画像を
生成し、図示しない後段の張り合わせ処理部において各
画像の張り合わせ処理を行うようになっている。これに
より、張り合わせ境界部分において不自然さのないエッ
ジ強調されたパノラマ写真などの張り合わせ画像が得ら
れる。
【0078】なお、上記実施の形態では、撮像手段から
出力される画像をリアルタイム処理するため、メモリに
は画像一枚分のセレクタ情報を蓄える必要があるが、画
像データが予めメモリ等に蓄えられている場合は、張り
合わせ部分を予め判定しておくことができるため、メモ
リには張り合わせ部分に対応するセレクタ情報のみを蓄
えればよい。また、この実施の形態においては、第1の
実施の形態と同様に、色情報検出手段が検出する色情報
としては、画像の彩度、色相、あるいは(彩度+色相)
情報を用いることができ、また色情報検出手段における
色情報の検出手法としては、画像信号の画素信号毎に色
情報を検出する手法や、画像全体の平均色情報を検出す
る手法や、更には画像信号の特定サンプリングデータか
ら一画面全体の平均色情報を検出する手法などを用いる
ことができる。
【0079】上記第7の実施の形態では、複数の画像の
張り合わせ処理部を備えた画像処理装置に第1の実施の
形態を適用した場合の実施の形態を示したが、張り合わ
せ処理部を備えた画像処理装置には、上記第2〜第6の
各実施の形態も同様に適用することができる。第2の実
施の形態を適用したものを、第8の実施の形態として図
19に示す。この第8の実施の形態のように、単一の混合
輝度データ生成部21と重み付け係数生成部22とを備えて
いる場合は、メモリ52には張り合わせ画像の輝度信号生
成処理において設定された重み付け係数を記憶するよう
に構成されている。この実施の形態においては、色情報
と張り合わせ情報に基づいて、G信号から生成される輝
度データと全色信号から生成される輝度データとを、混
合比を連続的に変えて混合し混合輝度データを生成する
ようになっており、画像の張り合わせ境界部分について
は張り合わせ情報に基づいて画素毎に重み付け係数が設
定され、張り合わせ境界部分以外については色情報に基
づいて重み付け係数が設定されるので、複数画像の張り
合わせ処理を行う際に、張り合わせ部の不自然さのない
且つ滑らかなエッジ強調処理を行うことができる。
【0080】次に、張り合わせ処理部を備えた画像処理
装置に第3の実施の形態を適用したものを、第9の実施
の形態として図20に示す。この実施の形態においては、
エッジ情報及び張り合わせ情報に基づいて、G信号から
輝度データを求める第1の輝度データ生成部8からの輝
度データと、全色信号から輝度データを求める第2の輝
度データ生成部9からの輝度データとを切り換えて出力
されるようになっているので、複数画像の張り合わせ処
理を行う際に、エッジ部分の多い画像に対しても、張り
合わせ部の不自然さのないエッジ強調処理を行うことが
できる。
【0081】なお、この実施の形態においても、第3の
実施の形態と同様に、エッジ検出手段31で画像よりエッ
ジを求める際、輝度信号としては、2Gあるいは(R+
2G+B)/2を用いることができる。またエッジ情報
及び張り合わせ情報に基づいて輝度データ生成手法を切
り換える際、画像の張り合わせ境界部分については張り
合わせ情報に基づいて画素毎に切り換えが行われ、画像
の張り合わせ境界部分以外についてはエッジ情報に基づ
いて切り換えが行われるようになっている。
【0082】次に、張り合わせ処理部を備えた画像処理
装置に第4の実施の形態を適用したものを、第10の実施
の形態として図21に示す。この実施の形態においては、
エッジ情報及び張り合わせ情報に基づいて、G信号から
生成される輝度データと全色信号から生成される輝度デ
ータとを、混合比を連続的に変えて混合し混合輝度デー
タを生成するように構成されている。これにより、複数
画像の張り合わせ処理を行う際に、エッジ部分の多い画
像においても、張り合わせ部の不自然さのない且つ滑ら
かなエッジ強調処理を行うことができる。また、混合比
を設定する重み付け係数生成部における重み付け係数a
は、画像の張り合わせ境界部分については画像の張り合
わせ情報に基づいて、画像の張り合わせ境界部分以外に
ついては画像のエッジ情報に基づいて画素毎に生成され
るようになっている。
【0083】次に、張り合わせ処理部を備えた画像処理
装置に第5の実施の形態を適用したものを、第11の実施
の形態として図22に示す。この実施の形態においては、
画像の張り合わせ境界部分については画像の張り合わせ
情報に基づいて、画像の張り合わせ境界部分以外につい
ては像域判定部41の判定信号に基づいて、色情報による
輝度データを切り換えるセレクタ10を切り換え制御する
セレクト信号と、エッジ情報による輝度データを切り換
えるセレクタ10を切り換え制御するセレクト信号とを第
2のセレクタ42により切り換え出力するようになってい
る。これにより、張り合わせ処理を行う際に、被写体の
特性に応じて、張り合わせ部の不自然さのないS/Nの
よいエッジ強調処理を行うことができる。
【0084】次に、張り合わせ処理部を備えた画像処理
装置に第6の実施の形態を適用したものを、第12の実施
の形態として図23に示す。この実施の形態においては、
画像の張り合わせ境界部分については画像の張り合わせ
情報に基づいて、画像の張り合わせ境界部分以外につい
ては像域判定部41からの判定信号に基づいて、色情報に
より混合輝度データ生成部21の混合比を設定する重み付
け係数生成部22からの重み付け係数aと、エッジ情報に
より混合輝度データ生成部21の混合比を設定する重み付
け係数生成部33からの重み付け係数aとを、第2のセレ
クタ42により切り換え出力するように構成している。こ
れにより、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、被写
体の特性に応じて、張り合わせ部の不自然さのない且つ
滑らかでS/Nのよいエッジ強調処理を行うことができ
る。
【0085】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明の第1の態様によれば、色情報に対応した最
適な輝度データに基づいてエッジ強調成分を抽出するこ
とが可能となり、S/Nがよく高彩度領域や低彩度領域
でのエッジノイズの発生の少ないエッジ強調処理を行う
ことが可能な画像処理装置を実現することができる。ま
た本発明の第2の態様によれば、色情報に対応した最適
な輝度データが滑らかに変えられ、不自然さのないエッ
ジ強調処理を行うことができる。また本発明の第3の態
様によれば、エッジ部分の多い画像においても、エッジ
情報に対応した最適な輝度データに基づいてエッジ強調
処理を行うことが可能となる。また本発明の第4の態様
によれば、エッジ情報に対応した最適な輝度データが滑
らかに変えられ、エッジ部分の多い画像に対しても不自
然さのないエッジ強調処理を行うことができる。また本
発明の第5の態様によれば、被写体の特性に応じてS/
Nのよいエッジ強調処理を行うことができる。また本発
明の第6の態様によれば、被写体の特性に応じてS/N
のよい滑らかな不自然さのないエッジ強調処理を行うこ
とができる。また本発明の第7の態様によれば、複数画
像の張り合わせ処理を行う際に、張り合わせ部の不自然
さのないエッジ強調処理を行うことができる。また本発
明の第8の態様によれば、複数画像の張り合わせ処理を
行う際に、張り合わせ部の不自然さのない且つ滑らかな
エッジ強調処理を行うことができる。また本発明の第9
の態様によれば、複数画像の張り合わせ処理を行う際
に、エッジ部分の多い画像に対しても、張り合わせ部の
不自然さのないエッジ強調処理を行うことができる。ま
た本発明の第10の態様によれば、複数画像の張り合わせ
処理を行う際に、エッジ部分の多い画像に対しても、張
り合わせ部の不自然さのない且つ滑らかなエッジ強調処
理を行うことができる。また本発明の第11の態様によれ
ば、複数画像の張り合わせ処理を行う際に、被写体の特
性に応じて、張り合わせ部の不自然さのないS/Nのよ
いエッジ強調処理を行うことができる。また本発明の第
12の態様によれば、複数画像の張り合わせ処理を行う際
に、被写体の特性に応じて、張り合わせ部の不自然さの
ない且つ滑らかでS/Nのよいエッジ強調処理を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の第1の実施の形態
を示すブロック構成図である。
【図2】原色フィルタ画像のCr ,Cb 色信号を座標軸
とする色度図において、彩度を示す図である。
【図3】原色フィルタ画像のCr ,Cb 色信号を座標軸
とする色度図において、色相を示す図である。
【図4】原色フィルタ画像のCr ,Cb 色信号を座標軸
とする色度図において、(彩度+色相)を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図6】彩度に基づく重み付け係数の設定手法を示す図
である。
【図7】彩度に基づく重み付け係数の他の設定手法を示
す図である。
【図8】彩度に基づく重み付け係数の更に他の設定手法
を示す図である。
【図9】色相に基づく重み付け係数の設定手法を示す図
である。
【図10】色相に基づく重み付け係数の他の設定手法を示
す図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図13】エッジ情報に基づく重み付け係数の設定手法を
示す図である。
【図14】エッジ情報に基づく重み付け係数の他の設定手
法を示す図である。
【図15】エッジ情報に基づく重み付け係数の更に他の設
定手法を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図19】本発明の第8の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図20】本発明の第9の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図21】本発明の第10の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図22】本発明の第11の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図23】本発明の第12の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図24】従来のエッジ強調処理を行う画像処理装置の構
成例を示すブロック構成図である。
【図25】ベイヤーRGB配列画像の一部、RGB4画素
から輝度信号を生成する態様、及びGの2画素から輝度
信号を生成する態様を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像手段 2 ホワイトバランス部 3 色分離回路 4 色補正・γ補正回路 5 YC変換回路 6 色情報検出手段 7 セレクト信号発生部 8 第1の輝度データ生成部 9 第2の輝度データ生成部 10 セレクタ 11 ハイパスフィルタ 12 エッジ強調度調整部 13 加算回路 21 混合輝度データ生成部 22 重み付け係数生成部 31 エッジ検出手段 32 セレクト信号発生部 33 重み付け係数生成部 41 像域判定部 42 第2のセレクタ 51 張り合わせ判定部 52 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/40 D 5C079 5/208 101D 9/68 103 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CB01 CB08 CB12 CC01 CE03 CE16 CE20 CH18 5C021 PA17 PA58 PA62 PA64 PA66 PA76 RB09 XB03 XB04 5C065 BB10 BB22 CC01 CC02 GG06 GG30 5C066 AA01 AA11 BA20 CA01 CA06 CA07 CA08 DA05 DC06 EC02 EE01 EF03 EF04 GA01 GA02 GA05 HA06 KC03 KD06 KE02 KE05 KG01 KG08 5C077 LL02 LL19 MP07 MP08 PP01 PP03 PP23 PP32 PP34 PP35 PP46 PP47 PQ08 PQ18 RR18 TT09 5C079 HB01 LA02 LA15 LA31 NA02

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像のエッジ強調処理部を有する画像処
    理装置において、被写体光をベイヤーRGB配列画像信
    号に変換する撮像手段と、該撮像手段により得られた画
    像信号から、被写体の色情報を得る色情報検出手段と、
    前記撮像手段により得られた画像信号のうちのG信号か
    らエッジ強調処理用の輝度データを求める第1の輝度デ
    ータ生成手段と、前記撮像手段により得られた画像信号
    の全色信号からエッジ強調処理用の輝度データを求める
    第2の輝度データ生成手段と、前記色情報検出手段で得
    られた色情報に基づいて、前記第1及び第2の輝度デー
    タ生成手段の出力を切り換え出力する輝度データ切換手
    段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の彩度情報であることを特徴とする請求項1に
    係る画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の色相情報であることを特徴とする請求項1に
    係る画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の彩度情報及び色相情報であることを特徴とす
    る請求項1に係る画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記色情報検出手段は、前記画像信号の
    画素信号毎に色情報を検出するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に係る画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記色情報検出手段は、前記画像信号の
    一画面全体の平均色情報を検出するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に係る
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記色情報検出手段は、前記画像信号の
    特定サンプリングデータから一画面全体の平均色情報を
    検出するように構成されていることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に係る画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記輝度データ切換手段は、前記画素信
    号毎に検出された色情報に基づいて画素信号毎に第1及
    び第2の輝度データ生成手段を切り換えるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項5に係る画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記輝度データ切換手段は、前記画像信
    号の一画面全体から検出された平均色情報に基づいて画
    面毎に第1及び第2の輝度データ生成手段を切り換える
    ように構成されていることを特徴とする請求項6に係る
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記輝度データ切換手段は、前記画像信
    号の特定サンプリングデータから検出された一画面全体
    の平均色情報に基づいて画面毎に第1及び第2の輝度デ
    ータ生成手段を切り換えるように構成されていることを
    特徴とする請求項7に係る画像処理装置。
  11. 【請求項11】 画像のエッジ強調処理部を有する画像処
    理装置において、被写体光をベイヤーRGB配列画像信
    号に変換する撮像手段と、該撮像手段により得られた画
    像信号から被写体の色情報を検出する色情報検出手段
    と、前記撮像手段により得られた画像信号のうちのG信
    号から生成されるエッジ強調処理用の輝度データと画像
    信号の全色信号から生成されるエッジ強調処理用の輝度
    データとを、混合比(1:0及び0:1を含む)を連続
    的に変えて混合し混合輝度データを生成する混合輝度デ
    ータ生成手段と、前記色情報検出手段で得られた色情報
    に基づいて、前記混合輝度データ生成手段の混合比を設
    定する手段とを備えていることを特徴とする画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の彩度情報であることを特徴とする請求項11に
    係る画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の色相情報であることを特徴とする請求項11に
    係る画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の彩度情報及び色相情報であることを特徴とす
    る請求項11に係る画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記色情報検出手段は、前記画像信号の
    画素信号毎に色情報を検出するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に係る画像
    処理装置。
  16. 【請求項16】 画像のエッジ強調処理部を有する画像処
    理装置において、被写体光をベイヤーRGB配列画像信
    号に変換する撮像手段と、該撮像手段により得られた画
    像信号から被写体のエッジ情報を検出するエッジ情報検
    出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号のうち
    のG信号からエッジ強調処理用の輝度データを求める第
    1の輝度データ生成手段と、前記撮像手段により得られ
    た画像信号の全色信号からエッジ強調処理用の輝度デー
    タを求める第2の輝度データ生成手段と、前記エッジ情
    報検出手段で得られたエッジ情報に基づいて、前記第1
    及び第2の輝度データ生成手段の出力を切り換えて出力
    する輝度データ切換手段とを備えていることを特徴とす
    る画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段より得られる画像信号のG信号に基づく輝度データか
    らエッジ情報を検出するように構成されていることを特
    徴とする請求項16に係る画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段より得られる画像信号の全色信号に基づく輝度データ
    からエッジ情報を検出するように構成されていることを
    特徴とする請求項16に係る画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段から得られる画像信号の画素信号毎にエッジ情報を検
    出し、前記輝度データ切換手段は画像信号の画素信号毎
    に切り換えられるように構成されていることを特徴とす
    る請求項16に係る画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段から得られる画像信号の一画面全体の平均のエッジ情
    報を検出し、前記輝度データ切換手段は画像信号の一画
    面ごとに切り換えられるように構成されていることを特
    徴とする請求項16に係る画像処理装置。
  21. 【請求項21】 画像のエッジ強調処理部を有する画像処
    理装置において、被写体光をベイヤーRGB配列画像信
    号に変換する撮像手段と、該撮像手段により得られた画
    像信号から被写体のエッジ情報を検出するエッジ情報検
    出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号のうち
    のG信号からエッジ強調処理用の輝度データと画像信号
    の全色信号から生成されるエッジ強調処理用の輝度デー
    タとを、混合比(1:0及び0:1を含む)を連続的に
    変えて混合し混合輝度データを生成する混合輝度データ
    生成手段と、前記エッジ情報検出手段で得られたエッジ
    情報に基づいて、前記混合輝度データ生成手段の混合比
    を設定する手段とを備えていることを特徴とする画像処
    理装置。
  22. 【請求項22】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段より得られる画像信号のG信号に基づく輝度データか
    らエッジ情報を検出するように構成されていることを特
    徴とする請求項21に係る画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段より得られる画像信号の全色信号に基づく輝度データ
    からエッジ情報を検出するように構成されていることを
    特徴とする請求項21に係る画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段から得られる画像信号の画素信号毎にエッジ情報を検
    出し、前記混合比設定手段は画像信号の画素信号毎に混
    合比を設定するように構成されていることを特徴とする
    請求項21に係る画像処理装置。
  25. 【請求項25】 画像のエッジ強調処理部を有する画像処
    理装置において、被写体光をベイヤーRGB配列画像信
    号に変換する撮像手段と、該撮像手段により得られた画
    像信号から被写体の色情報を検出する色情報検出手段
    と、前記撮像手段により得られた画像信号から被写体の
    エッジ情報を検出するエッジ情報検出手段と、前記撮像
    手段により得られた画像信号から被写体のエッジ部分の
    多寡状態を判定する像域判定手段と、前記撮像手段によ
    り得られた画像信号のうちのG信号からエッジ強調処理
    用の輝度データを求める第1の輝度データ生成手段と、
    前記撮像手段により得られた画像信号の全色信号からエ
    ッジ強調処理用の輝度データを求める第2の輝度データ
    生成手段と、前記第1及び第2の輝度データ生成手段の
    出力を切り換えて出力する輝度データ切換手段と、前記
    色情報検出手段で得られた色情報に基づいて前記輝度デ
    ータ切換手段を切り換え制御する選択信号を発生する第
    1の選択信号発生部と、前記エッジ情報検出手段で得ら
    れたエッジ情報に基づいて前記輝度データ切換手段を切
    り換え制御する選択信号を発生する第2の選択信号発生
    部と、前記像域判定手段からの判定信号に基づいて前記
    第1の選択信号発生部と第2の選択信号発生部の選択信
    号を切り換え出力する選択信号切換部とを備えているこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  26. 【請求項26】 画像のエッジ強調処理部を有する画像処
    理装置において、被写体光をベイヤーRGB配列画像信
    号に変換する撮像手段と、該撮像手段により得られた画
    像信号から被写体の色情報を検出する色情報検出手段
    と、前記撮像手段により得られた画像信号から被写体の
    エッジ情報を検出するエッジ情報検出手段と、前記撮像
    手段により得られた画像信号から被写体のエッジ部分の
    多寡状態を判定する像域判定手段と、前記撮像手段によ
    り得られた画像信号のうちのG信号から生成されるエッ
    ジ強調処理用の輝度データと画像信号の全色信号から生
    成されるエッジ強調処理用の輝度データとを、混合比
    (1:0及び0:1を含む)を連続的に変えて混合し混
    合輝度データを生成する混合輝度データ生成手段と、前
    記色情報検出手段で得られた色情報に基づいて、前記混
    合輝度データ生成手段の混合比を設定する第1の混合比
    設定手段と、前記エッジ情報検出手段で得られたエッジ
    情報に基づいて、前記混合輝度データ生成手段の混合比
    を設定する第2の混合比設定手段と、前記像域判定手段
    からの判定信号に基づいて前記第1の混合比設定手段と
    第2の混合比設定手段の設定信号を切り換え出力する混
    合比設定信号切換部とを備えていることを特徴とする画
    像処理装置。
  27. 【請求項27】 複数の画像を張り合わせて一枚の画像を
    生成する張り合わせ処理部と、画像のエッジ強調処理部
    とを有する画像処理装置において、被写体光をベイヤー
    RGB配列画像信号に変換する撮像手段と、該撮像手段
    により得られた画像信号から被写体の色情報を得る色情
    報検出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号の
    張り合わせ情報を検出する張り合わせ判定手段と、前記
    撮像手段により得られた画像信号のうちのG信号からエ
    ッジ強調処理用の輝度データを求める第1の輝度データ
    生成手段と、前記撮像手段により得られた画像信号の全
    色信号からエッジ強調処理用の輝度データを求める第2
    の輝度データ生成手段と、前記色情報検出手段で得られ
    た色情報及び前記張り合わせ判定手段から得られた張り
    合わせ情報に基づいて、前記第1及び第2の輝度データ
    生成手段の出力を切り換え出力する輝度データ切換手段
    とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  28. 【請求項28】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の彩度情報であることを特徴とする請求項27に
    係る画像処理装置。
  29. 【請求項29】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の色相情報であることを特徴とする請求項27に
    係る画像処理装置。
  30. 【請求項30】 前記色情報検出手段が検出する色情報
    は、画像の彩度情報及び色相情報であることを特徴とす
    る請求項27に係る画像処理装置。
  31. 【請求項31】 前記色情報検出手段は、前記撮像手段か
    ら得られた画像信号の画素信号毎に色情報を検出するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項27〜30のい
    ずれか1項に係る画像処理装置。
  32. 【請求項32】 前記色情報検出手段は、前記画像信号の
    一画面全体の平均色情報を検出するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項27〜30のいずれか1項に係る
    画像処理装置。
  33. 【請求項33】 前記色情報検出手段は、前記撮像手段か
    ら得られる画像信号の特定サンプリングデータから一画
    面全体の平均色情報を検出するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項27〜30のいずれか1項に係る画像
    処理装置。
  34. 【請求項34】 前記輝度データ切換手段は、画像の張り
    合わせ境界部分については、前記張り合わせ判定手段か
    らの画像信号の張り合わせ情報に基づいて、画像の張り
    合わせ境界部分以外については、画像信号の色情報に基
    づいて、画素毎に前記第1及び第2の輝度データ生成手
    段の出力を切り換えて出力するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項27に係る画像処理装置。
  35. 【請求項35】 複数の画像を張り合わせて一枚の画像を
    生成する張り合わせ処理部と、画像のエッジ強調処理部
    とを有する画像処理装置において、被写体光をベイヤー
    RGB配列画像信号に変換する撮像手段と、該撮像手段
    で得られた画像信号から被写体の色情報を得る色情報検
    出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号の張り
    合わせ情報を検出する張り合わせ判定手段と、前記撮像
    手段により得られた画像信号のうちのG信号から生成さ
    れるエッジ強調処理用の輝度データと画像信号の全色信
    号から生成されるエッジ強調処理用の輝度データとを、
    混合比(1:0及び0:1を含む)を連続的に変えて混
    合し混合輝度データを生成する混合輝度データ生成手段
    と、前記色情報検出手段で得られた色情報及び前記張り
    合わせ判定手段から得られた張り合わせ情報に基づい
    て、前記混合輝度データ生成手段の混合比を設定する手
    段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  36. 【請求項36】 前記混合比設定手段は、画像の張り合わ
    せ境界部分については、画像信号の張り合わせ情報に基
    づいて、画像の張り合わせ境界部分以外については、画
    像信号の色情報に基づいて、画素毎に混合比を設定する
    ように構成されていることを特徴とする請求項35に係る
    画像処理装置。
  37. 【請求項37】 複数の画像を張り合わせて一枚の画像を
    生成する張り合わせ処理部と、画像のエッジ強調処理部
    とを有する画像処理装置において、被写体光をベイヤー
    RGB配列画像信号に変換する撮像手段と、該撮像手段
    で得られた画像信号から被写体のエッジ情報を得るエッ
    ジ情報検出手段と、前記撮像手段により得られた画像信
    号の張り合わせ情報を検出する張り合わせ判定手段と、
    前記撮像手段により得られた画像信号のうちのG信号か
    らエッジ強調処理用の輝度データを求める第1の輝度デ
    ータ生成手段と、前記撮像手段により得られた画像信号
    の全色信号からエッジ強調処理用の輝度データを求める
    第2の輝度データ生成手段と、前記エッジ情報検出手段
    で得られたエッジ情報及び前記張り合わせ判定手段から
    得られた張り合わせ情報に基づいて、前記第1及び第2
    の輝度データ生成手段の出力を切り換え出力する輝度デ
    ータ切換手段とを備えていることを特徴とする画像処理
    装置。
  38. 【請求項38】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段より得られる画像信号のG信号に基づく輝度データか
    らエッジ情報を検出するように構成されていることを特
    徴とする請求項37に係る画像処理装置。
  39. 【請求項39】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段より得られる画像信号の全色信号に基づく輝度データ
    からエッジ情報を検出するように構成されていることを
    特徴とする請求項37に係る画像処理装置。
  40. 【請求項40】 前記エッジ情報検出手段は、前記撮像手
    段から得られる画像信号の画素信号毎にエッジ情報を検
    出し、前記輝度データ切換手段は画像信号の画素信号毎
    に切り換えられるように構成されていることを特徴とす
    る請求項37に係る画像処理装置。
  41. 【請求項41】 前記輝度データ切換手段は、画像の張り
    合わせ境界部分については、画像信号の張り合わせ情報
    に基づいて、画像の張り合わせ境界部分以外について
    は、画像信号のエッジ情報に基づいて、画素毎に前記第
    1及び第2の輝度データ生成手段の出力を切り換えて出
    力するように構成されていることを特徴とする請求項37
    に係る画像処理装置。
  42. 【請求項42】 複数の画像を張り合わせて一枚の画像を
    生成する張り合わせ処理部と、画像のエッジ強調処理部
    とを有する画像処理装置において、被写体光をベイヤー
    RGB配列画像信号に変換する撮像手段と、該撮像手段
    で得られた画像信号から被写体のエッジ情報を得るエッ
    ジ情報検出手段と、前記撮像手段により得られた画像信
    号の張り合わせ情報を検出する張り合わせ判定手段と、
    前記撮像手段により得られた画像信号のうちのG信号か
    ら生成されるエッジ強調処理用の輝度データと画像信号
    の全色信号から生成されるエッジ強調処理用の輝度デー
    タとを、混合比(1:0及び0:1を含む)を連続的に
    変えて混合し混合輝度データを生成する混合輝度データ
    生成手段と、前記エッジ情報検出手段で得られたエッジ
    情報及び前記張り合わせ判定手段から得られた張り合わ
    せ情報に基づいて、前記混合輝度データ生成手段の混合
    比を設定する手段とを備えていることを特徴とする画像
    処理装置。
  43. 【請求項43】 前記混合比設定手段は、画像の張り合わ
    せ境界部分については、画像信号の張り合わせ情報に基
    づいて、画像の張り合わせ境界部分以外については、画
    像信号のエッジ情報に基づいて、画素毎に混合比を設定
    するように構成されていることを特徴とする請求項42に
    係る画像処理装置。
  44. 【請求項44】 複数の画像を張り合わせて一枚の画像を
    生成する張り合わせ処理部と、画像のエッジ強調処理部
    とを有する画像処理装置において、被写体光をベイヤー
    RGB配列画像信号に変換する撮像手段と、該撮像手段
    で得られた画像信号から被写体の色情報を得る色情報検
    出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号から被
    写体のエッジ情報を検出するエッジ情報検出手段と、前
    記撮像手段により得られた画像信号から被写体のエッジ
    部分の多寡状態を判定する像域判定手段と、前記撮像手
    段により得られた画像信号の張り合わせ情報を検出する
    張り合わせ判定手段と、前記撮像手段により得られた画
    像信号のうちのG信号からエッジ強調処理用の輝度デー
    タを求める第1の輝度データ生成手段と、前記撮像手段
    により得られた画像信号の全色信号からエッジ強調処理
    用の輝度データを求める第2の輝度データ生成手段と、
    前記第1及び第2の輝度データ生成手段の出力を切り換
    えて出力する輝度データ切換手段と、前記色情報検出手
    段で得られた色情報に基づいて前記輝度データ切換手段
    を切り換え制御する選択信号を発生する第1の選択信号
    発生部と、前記エッジ情報検出手段で得られたエッジ情
    報に基づいて前記輝度データ切換手段を切り換え制御す
    る選択信号を発生する第2の選択信号発生部と、画像の
    張り合わせ境界部分については、前記張り合わせ判定手
    段からの画像の張り合わせ情報に基づいて、画像の張り
    合わせ境界部分以外については、前記像域判定手段から
    の判定信号に基づいて前記第1の選択信号発生部と第2
    の選択信号発生部の選択信号を切り換え出力する選択信
    号切換部とを備えていることを特徴とする画像処理装
    置。
  45. 【請求項45】 複数の画像を張り合わせて一枚の画像を
    生成する張り合わせ処理部と、画像のエッジ強調処理部
    とを有する画像処理装置において、被写体光をベイヤー
    RGB配列画像信号に変換する撮像手段と、該撮像手段
    で得られた画像信号から被写体の色情報を得る色情報検
    出手段と、前記撮像手段により得られた画像信号から被
    写体のエッジ情報を検出するエッジ情報検出手段と、前
    記撮像手段により得られた画像信号から被写体のエッジ
    部分の多寡状態を判定する像域判定手段と、前記撮像手
    段により得られた画像信号の張り合わせ情報を検出する
    張り合わせ判定手段と、前記撮像手段により得られた画
    像信号のうちのG信号から生成されるエッジ強調処理用
    の輝度データと画像信号の全色信号から生成されるエッ
    ジ強調処理用の輝度データとを、混合比(1:0及び
    0:1を含む)を連続的に変えて混合し混合輝度データ
    を生成する混合輝度データ生成手段と、前記前記色情報
    検出手段で得られた色情報に基づいて、前記混合輝度デ
    ータ生成手段の混合比を設定する第1の混合比設定手段
    と、前記エッジ情報検出手段で得られたエッジ情報に基
    づいて、前記混合輝度データ生成手段の混合比を設定す
    る第2の混合比設定手段と、画像の張り合わせ境界部分
    については、前記張り合わせ判定手段からの画像信号の
    張り合わせ情報に基づいて、画像の張り合わせ境界部分
    以外については、前記像域判定手段からの判定信号に基
    づいて前記第1の混合比設定手段と第2の混合比設定手
    段の設定信号を切り換え出力する混合比設定信号切換部
    とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
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