JP2001346072A - ビデオ信号処理装置及びビデオ信号処理方法 - Google Patents

ビデオ信号処理装置及びビデオ信号処理方法

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JP2001346072A
JP2001346072A JP2000168422A JP2000168422A JP2001346072A JP 2001346072 A JP2001346072 A JP 2001346072A JP 2000168422 A JP2000168422 A JP 2000168422A JP 2000168422 A JP2000168422 A JP 2000168422A JP 2001346072 A JP2001346072 A JP 2001346072A
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video signal
osd
unit
signal
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Tatsuya Iijima
達也 飯島
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OSD機能等によって随時キャラクタ画像が
合成される表示画像に常に好ましい画質状態を確保す
る。 【解決手段】 ビデオ信号の作成に際して、OSD合成
モードであれば(S1でYES)、表示画面上における
OSD表示領域の垂直・水平走査方向の始点と終点とを
各々示す垂直・水平領域データを取得する(S3)。O
SD画像が所定条件のいずれか1つの条件を満足してい
れば(S4〜S6のいずれかがYES)、レジスタに”
1”をセットした後、垂直・水平領域データをレジスタ
にセットし(S7,S8)、垂直・水平領域データが示
すOSD表示領域の走査期間だけ、クロマノイズ低減用
のフィルターをオン制御する。OSD合成モードでない
とき、及び上記所定条件のいずれも満足していないとき
は(S1又はS6でNO)、レジスタに”0”をセット
し(S2)、表示画面の全走査期間においてクロマノイ
ズ低減用のフィルターをオフ制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ信号処理装
置及びビデオ信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラにおいては、撮影
した自然画像上に文字などのキャラクタ画像を合成する
OSD(On Screen Display)機能を備え、合成した画
像を内蔵液晶モニタあるいは外部ビデオ端子に出力する
ものが一般的である。
【0003】ところで、OSDによる画像合成を行った
ビデオ信号上にはクロマノイズが発生する。このノイズ
は、輝度信号(Y信号)上に色信号(Cb信号、Cr信
号)を色副搬送波として合成するビデオ信号の性質上発
生するものであって、厳密にはキャラクタ画像(OSD
画像)が合成されない自然画像上にも発生しているが、
自然画ではデータの変化が滑らかで高調波の発生が少な
いために目立たない。ところがOSD画像を合成した場
合には、データの変化が顕著になるため、OSD画像の
劣化、特にOSD画像と自然画像との境界部のノイズが
目立つこととなる。したがって、輝度信号と色信号を合
成する前に、それぞれの高調波をローパスフィルターで
カットし、輝度信号と色信号が互いに干渉しないように
すれば、前記クロマノイズを低減させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ローパ
スフィルターを単に用いただけでは、OSD画像を合成
しないとき、本来はかける必要のない自然画像にもロー
パスフィルターをかけることとなり、自然画像の劣化が
増大する。逆にローパスフィルターを用いない場合に
は、OSD画像を合成したとき、OSD画像や、それと
自然画像との境界部の画質が犠牲になる。したがって、
表示画像の画質を常に好ましい状態に維持することが困
難であるという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、OSD機能等によって随時キャラクタ
画像が合成される表示画像に常に好ましい画質状態が確
保できるビデオ信号処理装置及びビデオ信号処理方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明にあっては、ビデオ信号を処理するビ
デオ信号処理装置において、ビデオ信号上に生ずるノイ
ズの低減処理を行う低減手段と、前記低減手段の動作を
前記ビデオ信号により表される画像の領域に応じてオン
・オフ制御する制御手段とを備えたものとした。
【0007】かかる構成においては、制御手段による低
減手段のオン・オフ制御により、ビデオ信号上に生ずる
ノイズが、ビデオ信号により表される画像の領域に応じ
て低減されるため、画像の所定領域の内容の違いに応じ
た画質制御が可能となる。
【0008】また、請求項2の発明にあっては、前記制
御手段は、前記画像上に合成されるキャラクタ画像の合
成領域に対してのみ前記低減手段の動作をオン制御する
ものとした。かかる構成においては、キャラクタ画像が
合成されていない画像上の非合成領域について、合成領
域に生ずるノイズの低減処理に起因する原画像の画質劣
化を回避するといった画質制御が可能となる。
【0009】また、請求項3の発明にあっては、前記画
像における前記キャラクタ画像の合成の有無を判別する
状態判別手段を備え、前記制御手段は、前記状態判別手
段により前記キャラクタ画像が合成されていないと判別
された状態で前記低減手段の動作をオフ制御するものと
した。かかる構成においては、画像にキャラクタ画像が
合成されていない状態では、ノイズの低減処理をなくす
ことによりノイズの低減処理に起因する原画像の画質劣
化を回避し、キャラクタ画像の合成時には、その合成領
域に生ずるノイズを低減させることができる。
【0010】また、請求項4の発明にあっては、前記制
御手段は、前記画像における前記合成領域を判別する領
域判別手段を含み、この領域判別手段により判断された
合成領域に対して前記低減手段の動作をオン制御するも
のとした。かかる構成においては、キャラクタ画像の合
成箇所が固定されていない場合であっても、キャラクタ
画像の合成領域以外ではノイズの低減処理が行われない
ことから、キャラクタ画像の合成箇所が変化するものに
おいても、キャラクタ画像が合成されていない非合成領
域における画像の画質劣化が回避できる。
【0011】また、請求項5の発明にあっては、前記制
御手段は、前記キャラクタ画像が所定条件を満足する画
像であるときだけ、前記低減手段の動作をオン制御する
ものとした。かかる構成においては、キャラクタ画像の
合成時に、その合成領域に生ずるノイズを低減させた
り、非合成領域における原画像の画質劣化を回避すると
いった画質制御をキャラクタ画像の違いに応じて細かく
行うことができる。
【0012】また、請求項6の発明にあっては、前記所
定条件は、前記合成領域の前記画像の全域に占める割合
に関する条件であるものとした。
【0013】また、請求項7の発明にあっては、前記低
減手段と特性が異なる第2の低減手段を備え、前記制御
手段は、さらに前記画像における前記キャラクタ画像が
合成されていない非合成領域に対してのみ前記第2の低
減手段の動作をオン制御する手段を備えるものとした。
かかる構成においては、画像におけるキャラクタ画像が
合成されていない非合成領域や、キャラクタ画像が全く
合成されていない画像に対して、キャラクタ画像の合成
前から存在するノイズの低減処理をも行うことができ
る。
【0014】また、請求項8の発明にあっては、前記ビ
デオ信号を生成する生成手段を備え、前記低減手段は、
入力されてくる信号における前記ノイズを低減するとと
もに、入力レベルの変化に対して出力レベルが経時的に
変化し、出力レベルが所定の遅延期間の経過後に入力レ
ベルに応じたレベルに達する出力特性を有するフィルタ
ーと、入力されてくる信号前記遅延期間遅延させる遅延
回路と、前記ノイズフィルターの出力と前記遅延回路の
出力とを選択的に前記生成手段に出力する選択手段とを
含み、前記制御手段による前記低減手段の動作のオン制
御は、前記選択手段に前記ノイズフィルターの出力を前
記生成手段に出力させる制御であり、前記制御手段によ
る前記低減手段の動作のオフ制御は、前記選択手段に前
記遅延回路の出力を前記生成手段に出力させる制御であ
って、そのオフ制御時点が、前記合成領域にかかるビデ
オ信号の作成期間の終了時点から前記遅延期間が経過し
た以後の時点であるものとした。かかる構成において
は、画像におけるのキャラクタ画像の合成領域に生ずる
ノイズの低減処理がオフ制御された直後に生成手段に入
力する信号のレベル変化が滑らかとなり、キャラクタ画
像が合成された画像におけるキャラクタ画像の境界部分
の画質が向上する。
【0015】また、請求項9の発明にあっては、ビデオ
信号を作成するビデオ信号作成装置において、ビデオ信
号上に生ずるノイズの低減処理を行う低減手段と、前記
ビデオ信号により表される画像中にキャラクタ画像が含
まれているか否かを判別する状態判別手段と、前記状態
判別手段により前記キャラクタ画像が含まれていないと
判別された場合、前記低減手段の動作をオフ制御する制
御手段とを備えたものとした。
【0016】かかる構成においては、画像にキャラクタ
画像が合成されていない状態では、ノイズの低減処理を
なくすことによりノイズの低減処理に起因する原画像の
画質劣化を回避し、キャラクタ画像の合成時には、その
合成領域に生ずるノイズを低減させることができる。
【0017】また、請求項10の発明にあっては、必要
に応じてキャラクタ画像が合成される表示画像のビデオ
信号を作成するビデオ信号処理方法であって、前記表示
画像の前記キャラクタ画像の合成領域に対してのみノイ
ズの低減処理動作をオン制御する方法とした。
【0018】かかる方法においては、キャラクタ画像が
合成されていない画像上の非合成領域について、合成領
域に生ずるノイズの低減処理に起因する原画像の画質劣
化を回避するといった画質制御が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態にかかる、OSD機能を備えたデジタルカメラの電
気的構成を示すブロック図である。
【0020】すなわちCCD1は、レンズにより結像さ
れた被写体像を撮像する。CCD1により撮像されたカ
ラー画像信号は、CCD制御部2で作られるタイミング
信号に基づき順次A/D変換された後、YUVプロセッ
サ3に送られる。YUVプロセッサ3では、カラー画像
の各画素から輝度成分データ(Y)と、2つの色成分デ
ータ(Cb,Cr)を作成する。作成されたY、Cb、
Crの3種類のデータは、メモリーコントローラ4によ
って、例えばフラッシュメモリ等の画像メモリ5に蓄え
られる。
【0021】CPU6は、キー処理部7からのキー入力
信号、および記録媒体8に記録されているプログラムに
基づきメモリーコントローラ4の動作を制御するととも
に、後述するフィルター制御を行うことによって本発明
の状態判別手段、領域判別手段として機能する。記録媒
体8は、より具体的にはROM及びRAMからなり、R
OMに前記プログラムが格納されるとともにRAMがワ
ークメモリとして用いられる。メモリーコントローラ4
により画像メモリ5の内容を液晶モジュール11の液晶
パネルに表示させる際には、先ずメモリーコントローラ
4が画像メモリ5から第1フィールド、第2フィールド
に応じて、1ラインおきのYデータ、Cbデータ、Cr
データを読み込む。読み込まれた各データは順次ビデオ
エンコーダ9に送られ、OSDモジュール10から送ら
れるOSDデータと合成された後、RGB信号に変換さ
れて液晶モジュール11で表示される。また、OSDデ
ータと合成された画像データは、ビデオ信号に変換され
てビデオ出力端子12からも出力される。
【0022】図2は、前述したビデオエンコーダ9を示
すブロック図である。ビデオエンコーダ9は、前記メモ
リーコントローラ4と接続された入力インターフェイス
21からの入力データ(信号名input)をYデータ
(信号名pre_y)と、Cbデータ(信号名pre_
cb)、Crデータ(信号名pre_cr)に分離する
YC分離部22を有している。YC分離部22で分離さ
れたYデータはY信号処理部23へ、CbデータはCb
信号処理部24へ、Crデータは、Cr信号処理部25
へ送られ、ここでRGB信号、ビデオ信号に必要な画素
数(本実施の形態では720画素)を得るためにデータ
補間が行われる。データ補間されたYデータ(信号名y
data)、Cbデータ(信号名cbdata)、Cr
データ(信号名crdata)は、RGB信号+OSD
ミックス部26とビデオ信号+OSDミックス部27へ
送られる。
【0023】また、ビデオエンコーダ9には、前記OS
Dモジュール10に接続されたOSDインターフェイス
18から、OSD制御部19で作られたOSDクロック
信号(信号名osdck)に同期して、OSDデータ
(信号名osddata)が入力する。入力したOSD
データは、OSD制御部19を介してOSD制御信号
(信号名osdctrl)に変換され、RGB信号+O
SDミックス部26とビデオ信号+OSDミックス部2
7へ送られる。
【0024】RGB信号+OSDミックス部26では
Y、Cb、Cr各データに対し後述するOSDデータの
ミックス処理が行われる。OSD制御信号(信号名os
dctrl)が透明を示す場合には、データ補間された
ydata、cbdata、crdataが選択される
が、透明以外の場合には、OSDデータ(例えば文字デ
ータ)の色に対応したY、Cb、Crデータが回路内部
で作られる。そして作成されたYデータ(信号名ymi
x1)、Cbデータ(信号名cbmix1)、Crデー
タ(信号名crmix1)が、RGB信号作成部28へ
送られる。RGB信号作成部28では、Y、Cb、Cr
データからRデータ(信号名rdata)、Gデータ
(信号名gdata)、Bデータ(信号名bdata)
への変換が行われ、変換されたR、G、BデータがRG
B出力インターフェイス29を経て前記液晶モジュール
11へ出力される。
【0025】ビデオ信号+OSDミックス部27では、
Y、Cb、Crデータに対して、OSDデータのミック
ス処理が行われる。すなわちRGB信号+OSDミック
ス部26と同様、OSD制御信号(信号名osdctr
l)が透明を示す場合には、データ補間されたydat
a、cbdata、crdataが選択されるが、透明
以外の場合には、OSDデータ(例えば文字データ)の
色に対応したY、Cb、Crデータが回路内部で作られ
る。OSDデータがミックスされたYデータ(信号名y
mix2)はY信号遅延回路30に、Cbデータ(信号
名cbmix2)はCb信号ノイズフィルター31に、
Crデータ(信号名crmix2)はCr信号ノイズフ
ィルター32に送られる。Y信号遅達回路30の出力
(信号名ydly2)、Cb信号ノイズフィルター31
の出力(信号名cbflt2)、Cr信号ノイズフィル
ター32の出力(信号名crflt2)は、ビデオ信号
作成部33(本発明の生成手段)において合成され、ビ
デオ信号(信号名video)となってからビデオ出力
インターフェイス34を経て、ビデオ出力端子12を介
して外部機器へ送られる。なお、Cb信号ノイズフィル
ター31およびCr信号ノイズフィルター32を通過し
た信号には遅延が生ずるので、Cb信号ノイズフィルタ
ー31およびCr信号ノイズフィルター32を通過しな
いY信号をCb信号およびCr信号と合わせるために、
Y信号遅達回路30を用いてY信号を遅延させている。
【0026】図3は、前述したCb信号ノイズフィルタ
ー31、Cr信号ノイズフィルター32の構成図であ
る。双方のフィルター31,32は本発明の低減手段で
あって、クロマノイズ低減のためのローパスフィルター
41と、ローパスフィルター41で生ずるのと同じ量の
遅延を行う第1の遅延回路42(本発明の遅延回路)
と、ローパスフィルター41の出力と遅廷回路42の出
力のいずれか一方を選択するセレクタ43とをそれぞれ
有している。セレクタ43は、後述するフィルターON
期間判定回路51から送られるフィルターON信号が”
H”である走査期間にはローパスフィルター41側の出
力を、”L”である走査期間には第1の遅延回路42の
出力をそれぞれ選択し前記ビデオ信号作成部33へ送
る。
【0027】前記ローパスフィルター41は、図4に示
すような4次のFIRフィルターであって、4個の遅延
素子45と、6個の増幅器46と、4個の加算器47と
から構成されている。なお、図中に各増幅器46を示す
「×n」のnは倍率である。また、ローパスフィルター
41は、図5に示したように周波数0から次第に減衰
し、周波数fs/4で出力が0になるような周波数特性
を有している。ここでfsはサンプリング周波数であ
る。本実施の形態ではサンプリング周波数として14.
31818MHzを用いており、1.5MHz付近にカ
ットオフ周波数(減衰率0.708となる周波数)があ
るローパスフィルターになっている。これは、色信号
(Cb、Cr)を色副搬送(3.58MHz)に乗せる
前に色信号に含まれる1.5MHz以上の周波数をカッ
トすることを意味している。なお、前記ローパスフィル
ター41には、図示したFIRフィルター以外にも、同
等の特性を有する種々のフィルターに適宜置き換えるこ
とができる。また、ローパスフィルター41では2サン
プリング周期の遅延が生ずるので、フィルターを掛けな
い時の遅延量を2サンプリング周期に揃える必要があ
る。このため前記第1の遅延回路42は、図6に示した
ようにローパスフィルター41に用いられているものと
同様の遅延素子45を2個有した構成となっている。
【0028】また、ビデオエンコーダ9は、OSD表示
ON/OFFレジスタ50とフィルターON期間判定回
路51とを有している。OSD表示ON/OFFレジス
タ50は、CPU6によってレジスタ値を書き替えられ
るものであって、OSD画像が表示されるときには”
1”が、またOSD画像が表示されないときには”0”
が、それぞれレジスタ値としてセットされる。フィルタ
ーON期間判定回路51は、前述したCb信号ノイズフ
ィルター31、Cr信号ノイズフィルター32が有する
各々のセレクタ43に対してフィルターON信号を出力
する回路であって、フィルターON期間判定回路51は
CPU6と共に本発明の制御手段を構成している。フィ
ルターON期間判定回路51は、図7に示すように、V
カウンタ判定回路55、Hカウンタ判定回路56、Hカ
ウンタ判定回路56の出力を4クロック分遅延させる第
2の遅延回路57、Hカウンタ判定回路56の出力と第
2の遅延回路57の出力の論理和をとって出力するOR
回路58、Vカウンタ判定回路55の出力とOR回路5
8の出力の論理積をとって出力する第1のAND回路5
9、OSD表示ON/OFFレジスタ50の出力と第1
のAND回路59との出力の論理積をとり、その結果を
フィルターON信号として出力する第2のAND回路6
0を有している。つまり、フィルターON期間判定回路
51の出力(フィルターON信号)は、OSD表示領域
の走査開始時期および走査終了時期から4クロック分の
遅れを生じる構成となっている。
【0029】前記Vカウンタ判定回路55は、図8
(a)に示した、表示画面上の1又は複数のOSD表示
領域A(図11の(b),(c)参照)における垂直方
向の始点を示すデータVstart(n)と、その終点を示
すデータVend(n)とからなる一対の垂直領域データ
を複数組み記憶するVレジスタ55aを有しており、V
レジスタ55aの内容をCPU6によって随時設定され
るとともに、OSD制御部19から送られたVカウント
値の示す垂直走査位置が、前記垂直領域データの示す垂
直領域内であるか否かを判定し、領域内であれば”1”
を出力する構成を有している。また、Hカウンタ判定回
路56は、図8(b)に示した、表示画面上の1又は複
数のOSD表示領域A(図11の(b)、(c)参照)
における水平方向の始点を示すデータHstart(n)
と、その終点を示すデータHend(n)とからなる一対
の水平領域データを複数組み記憶するHレジスタ56a
を有しておりHレジスタ56aの内容をCPU6によっ
て随時設定されるとともに、OSD制御部19から送ら
れたHカウント値の示す水平走査位置が、前記水平領域
データの示す水平領域内であるか否かを判定し、領域内
であれば”1”を出力する構成を備えている。
【0030】図9は、前記OSD表示ON/OFFレジ
スタ50(図2参照)のレジスタ値が”1”であったと
きの、図3に示したCb信号ノイズフィルター31、C
r信号ノイズフィルター32の動作を示すタイミングチ
ャートである。すなわち、(a)はノイズフィルターの
入力信号、(b)は前記ローパスフィルター41を通過
した信号であり、ローパスフィルター41を通過した信
号は、出力レベルが経時的に変化し、全体に2クロック
(2サンプリング周期)分の遅延が生ずるようになって
いる。(c)は第1の遅延回路42を通過した信号であ
り、全体に2クロック分遅延する。(d)は前記フィル
ターON期間判定回路51(図7参照)が出力するフィ
ルターON信号であり、4ドット広がったOSD表示期
間で”1”になる。(e)は前記セレクタ43の出力信
号(cbflt2、crflt2)であり、OSD表示
期間(OSD領域の走査期間)ではローパスフィルター
41の出力が、それ以外では第1の遅延回路42の出力
がセレクトされる。
【0031】図10は、本実施の形態のデジタルカメラ
において、撮影時のスルー画像データや前記画像メモリ
5に記録されている画像データ、つまり自然画像を液晶
モジュール11の液晶パネルに表示させたり、ビデオ信
号に変換してビデオ出力端子12から出力したりすると
きの、前記CPU6による1フレーム毎のフィルター制
御動作を示すフローチャートである。
【0032】CPU6は、画像データをビデオ信号に変
換し出力するとき、まず、OSD合成モードが設定され
た状態か否かを判別する(ステップS1)。OSD合成
モードは、自然画像上に、その撮影時点のシャッタース
ピード、絞り値といった設定値や、日付、時刻、タイト
ルといったような撮影データ等を示す文字や絵柄等のキ
ャラクタからなるOSD画像を合成(重畳)して表示す
るモードである。ここでOSD合成モードが設定されて
いないとき、例えば図11(a)に示すように、前記液
晶パネルの表示画面にOSD画像が表示されないときに
は(ステップS1でNO)、前述したOSD表示ON/
OFFレジスタ50に”0”をセットする(ステップS
2)。したがって、かかる場合には、前述したフィルタ
ーON期間判定回路51から出力されるフィルターON
信号が全走査期間中に亙って”L”となり、Cb信号ノ
イズフィルター31とCr信号ノイズフィルター32と
がオフ動作状態となる。このため、前記ローパスフィル
ター41の使用に伴う自然画像の画質劣化が回避され、
表示画像に好ましい画質状態が確保される。
【0033】また、ステップS1の判別結果がYESで
あって、OSD合成モードが設定されていたとき、例え
ば図11(b)、(c)に示したように、前記液晶パネ
ルの表示画面上に1又は複数のOSD表示領域A(n)
を表示させるときには、まず、そのOSD表示領域A
(n)を判定し、各領域を示す垂直領域データ(Vstar
t(n),Vend(n))と、水平領域データ(Hstart
(n),Hend(n))とを取得する(ステップS
3)。なお、ここで取得する垂直領域データ及び水平領
域データは、OSD表示領域が1箇所の場合には1組の
データ、それが2箇所の場合には2組のデータである。
また、OSD表示領域が任意に設定可能な場合はその都
度OSD表示領域を判定する必要があるが、OSD表示
領域が予め固定的に決められている場合は、ステップS
3で予め記録媒体8に記憶されているOSD表示領域を
示す垂直領域データ及び水平領域データを読み出すだけ
で済む。また、OSD表示領域が予め固定的に決められ
ているがキャラクタの種類によってOSD表示領域が異
なる場合は、ステップS3で表示選択されているキャラ
クタの種類を判別し、その判別結果に応じた垂直領域デ
ータ及び水平領域データを記録媒体8から読み出すよう
にすればよい。
【0034】次に、判定した全OSD表示領域A(n)
が表示画面に占める割合が予め決められている所定の占
有率M%(例えば10%)以上であるか否かを判別し
(ステップS4)、それが所定の占有率M%以上でなけ
れば(ステップS4でNO)、OSD表示する文字や絵
柄等のキャラクタ数が予め決められている所定数N以上
であるか否かを判別する(ステップS5)。
【0035】さらに、かかる判別の結果もNOであっ
て、キャラクタ数が所定数N以上でなければ、次に、O
SD画像が精細か否か、例えば表示する文字や絵柄等の
キャラクタの個々の大きさが予め決められている所定の
大きさよりも小さいか否かを判別する(ステップS
6)。そして、OSD画像が精細でなかった場合には
(ステップS6でNO)、OSD表示ON/OFFレジ
スタ50に”0”をセットする(ステップS2)。つま
り、自然画像にOSD画像を合成(重畳)する場合であ
っても、クロマノイズに起因するOSD画像の劣化が目
立たないと判断できるときには、Cb信号ノイズフィル
ター31とCr信号ノイズフィルター32とをオフ動作
状態とする。すなわち、OSD画像の非合成領域(自然
画像)における画質の劣化が回避されることにより、表
示画像にはOSD画像の違いに応じた好ましい画質状態
が確保される。
【0036】一方、上記ステップS4〜ステップS6の
いずれかの判別結果がYESであった場合には、OSD
表示ON/OFFレジスタ50に”1”をセットした後
(ステップS7)、ステップS3で取得した1又は複数
のOSD表示領域A(n)を示す垂直領域データと水平
領域データとを前記Vレジスタ55aと前記Hレジスタ
56aとにそれぞれ設定する(ステップS8)。したが
って、かかる場合には、前述したフィルターON期間判
定回路51から出力されるフィルターON信号が、1又
は複数のOSD表示領域A(n)の走査期間だけ”H”
となる。このため、OSD表示領域A(n)の走査期間
ではCb信号ノイズフィルター31とCr信号ノイズフ
ィルター32とがオン動作状態となり、かつOSD画像
の合成されていない自然画像の走査期間では、Cb信号
ノイズフィルター31とCr信号ノイズフィルター32
とがオフ動作状態となる。
【0037】これにより、1又は複数のOSD画像が所
定のフィルター使用条件を満たす場合には、各OSD表
示領域の走査期間だけ前述したローパスフィルター41
が使用されて、各OSD表示領域においてクロマノイズ
による画像劣化が防止される。同時に、OSD画像が合
成されていない非合成領域(自然画像の領域)において
も、ローパスフィルター41の使用を中止することによ
り良好な画質が確保される。そして、CPU6は、以上
の制御動作を1フレーム毎に繰り替えし行う。また、そ
の際には、前述したステップS3においてOSD表示領
域を事前に判定することから、表示画面上に合成するO
SD画像の数や、合成する位置が変化した場合であって
も、適宜それに応じてCb信号ノイズフィルター31と
Cr信号ノイズフィルター32とのオン・オフ制御が行
われる。したがって、表示画像には、OSD画像の違い
のみならず、OSD画像の数の違いや合成位置の違いに
応じた好ましい画質状態が常に確保される。
【0038】また、本実施の形態においては、前述した
ようにローパスフィルター41(図3参照)の出力レベ
ルが経時的に変化するとともに、入力に比べ全体に2ク
ロック(2サンプリング周期)分の遅れを生じ、かつ前
記フィルターON期間判定回路51(図7参照)の出力
(フィルターON信号)がOSD表示領域の走査開始時
期および走査終了時期から4クロック分の遅れが生じる
ようになっている(図9参照)。つまりCb信号ノイズ
フィルター31とCr信号ノイズフィルター32とをオ
フ制御する時点が、ローパスフィルター41の出力レベ
ルの遅れ分である遅延期間が経過した以後の時点となっ
ている。このため、前述した動作に際しては、OSD表
示領域に生ずるクロマノイズの低減処理がオフ制御され
た直後における、前記ビデオ信号作成部33へ送られる
Cb信号ノイズフィルター31の出力(信号名cbfl
t2)、Cr信号ノイズフィルター32の出力(信号名
crflt2)のレベル変化が滑らかとなる。したがっ
て、表示画像においては合成されたOSD画像と自然画
像との境界部のクロマノイズが目立たなくなることによ
り、OSD画像が合成された状態の表示画像に極めて良
好な画質を確保することができる。
【0039】なお、本実施の形態においては、OSD画
像の合成領域にフィルターをかけるか否かの判断基準と
して、前述した3種類の判断基準、すなわち(表示画面
に占める割合、文字や絵柄等のキャラクタ数、OSD画
像の精細度)を用いたが、これ以外の判断基準を用いO
SD画像の違いに即してフィルター使用の可否を決める
ようにしてもよい。また、使用する判断基準は複数でな
くとも構わない。また、前述した3種類の判断を行なわ
ないように構成してもよい。つまり、ステップS1の判
別結果がYESであって、OSD合成モードが設定され
たときは、ステップS3でOSD表示領域を判定した
後、直ちにステップS7に進むようにしてもよい。さら
に、OSD画像の合成領域にフィルターをかけるか否か
の判断を、合成されるOSD画像の数に関係なく一括し
て行う場合を示したが、表示画像にOSD画像の違いに
応じた好ましい画質状態を確保する点を考えると、OS
D画像が複数存在するときには、上記判断をOSD画像
毎に個別に行い、かつOSD画像毎にフィルターの使用
を決定することが望ましい。また、OSD画像が複数存
在するときには、例えばOSD画像毎に文字や絵柄等の
キャラクタ数、OSD画像の精細度を個々に確認してい
ったん各OSD画像に対するフィルターの使用・非使用
を決定し、しかる後、全てのOSD画像の表示画面に占
める割合を確認した上で、全てのOSD画像に対するフ
ィルターの使用・非使用を最終的に決定するようにして
もよい。
【0040】また、本実施の形態においては、OSD合
成モードが設定された場合、OSD画面(OSD表示領
域)にのみノイズフィルターをかける構成としたが、全
画面に対してノイズフィルターをかける構成としてもよ
い。つまり、OSD合成モードが設定されていない間は
常時第1の遅延回路42の出力をセレクタ43が選択
し、OSD合成モードが設定されている間は常時ローパ
スフィルター41の出力をセレクタ43が選択するよう
にしてもよい。
【0041】また、本実施の形態においては、ビデオ信
号作成部33により合成される前のビデオ信号(Y信
号、Cb信号、Cr信号)に対してノイズフィルターを
かけるようにしたが、合成後のビデオ信号に対してノイ
ズフィルターをかけるようにしてもよい。
【0042】また、本実施の形態においては、OSD表
示領域に対してノイズフィルターをかけるようにした
り、OSD表示中か否かによりノイズフィルターのオン
・オフを制御するようにしたが、撮像画像中にキャラク
タ画像が含まれている場合も十分考えられるので、この
場合は、高周波成分領域の検出、文字認識等の画像処理
によりキャラクタ画像の有無や領域を判別し、この領域
に対してノイズフィルターをかけるようにしたり、撮像
画像中にキャラクタ画像が含まれているか否かによりノ
イズフィルターのオン・オフを制御するようにしてもよ
い。さらに、キャラクタ画像にとらわれずに単に撮像画
像中の高周波成分領域を検出し、この領域に対してノイ
ズフィルターをかけるようにしてもよい。
【0043】また、本発明の低減手段としてCb信号ノ
イズフィルター31、Cr信号ノイズフィルター32を
用い、2つの色成分データ(Cb,Cr)のみにノイズ
フィルターをかけるものを示したが、輝度成分データ
(Y)にもノイズフィルターをかける構成としてもよ
い。その場合には、前述したY信号遅延回路30(図2
参照)をCb信号ノイズフィルター31、Cr信号ノイ
ズフィルター32と同様の構成に置き換えればよい。
【0044】また、本実施の形態では、Cb信号ノイズ
フィルター31、Cr信号ノイズフィルター32にロー
パスフィルター41と第1の遅延回路42とを設け、O
SD領域の走査期間にローパスフィルター41の出力を
ビデオ信号作成部33へ送る構成(図3参照)、つまり
OSD画面のみにノイズフィルターをかけるものを示し
たが、自然画像にもOSD領域用とは異なる特性をもつ
ノイズフィルターをかける構成としてもよい。その場合
には、上記の第1の遅延回路42を、OSD画面が合成
されない自然画像上にも発生しているクロマノイズを低
減するのに適した周波数特性、すなわちローパスフィル
ター41と異なる周波数特性を有する他のローパスフィ
ルター(本発明の第2の低減手段)に置き換えればよ
い。かかる場合には、表示画像のOSD画面が合成され
ていない非合成領域、及びOSD画面が合成されていな
い状態の表示画像についてもクロマノイズの低減処理を
行うことができるため、OSD画面の合成の有無に関係
なく、表示画像全体の画質を一層向上させることができ
る。
【0045】また、本実施の形態では、本発明をデジタ
ルカメラに採用した場合について説明したが、これ以外
にも、必要に応じてキャラクタ画像が合成される表示画
像のビデオ信号を作成するものであれば他の映像機器等
においても本発明の採用が可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
ビデオ信号上に生ずるノイズが、ビデオ信号により表さ
れる画像の領域に応じて低減されるため、画像の所定領
域の内容の違いに応じた画質制御が可能となるようにし
た。よって、OSD機能等によって随時キャラクタ画像
が合成される画像に常に好ましい画質状態が確保でき
る。
【0047】また、表示画像にキャラクタ画像が合成さ
れていない状態では、ノイズの低減処理をなくすことに
よりノイズの低減処理に起因する原画像の画質劣化を回
避し、キャラクタ画像の合成時には、その合成領域に生
ずるノイズを低減させることができるようにしたことか
ら、キャラクタ画像の合成時の画像全体の画質を向上さ
せることができる。
【0048】また、キャラクタ画像の合成箇所が変化す
るものにおいても、キャラクタ画像が合成されていない
非合成領域における画像の画質劣化が回避できるように
したことから、キャラクタ画像の合成箇所に関係なく、
キャラクタ画像の合成時の表示画像全体の画質を向上さ
せることができる。
【0049】また、キャラクタ画像の合成時に、その合
成領域に生ずるノイズを低減させたり、非合成領域にお
ける原画像の画質劣化を回避するといった画質制御をキ
ャラクタ画像の違いに応じて細かく行うことができるよ
うにしたことから、画質の制御性を向上させることがで
きる。
【0050】また、画像におけるキャラクタ画像が合成
されていない非合成領域や、キャラクタ画像が全く合成
されていない画像に対して、キャラクタ画像の合成前か
ら存在するノイズの低減処理をも行うことができるよう
にしたことから、キャラクタ画像の合成の有無に関係な
く、表示される画像全体の画質を一層向上させることが
できる。
【0051】また、キャラクタ画像が合成された画像に
おけるキャラクタ画像の境界部分の画質が向上するよう
にしたことから、キャラクタ画像が合成されている状態
の画像に極めて良好な画質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるデジタルカメラの
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】ビデオエンコーダを示すブロック図である。
【図3】Cb信号ノイズフィルター及びCr信号ノイズ
フィルターの回路図である。
【図4】ローパスフィルターの回路図である。
【図5】ローパスフィルターの周波数特性図である。
【図6】Cb信号ノイズフィルター及びCr信号ノイズ
フィルターを構成する遅延回路の構成図である。
【図7】フィルターON期間判定回路の構成図である。
【図8】(a)はVカウンタ判定回路における垂直領域
レジスタの構成図、(b)はHカウンタ判定回路におけ
る水平領域レジスタの構成図である。
【図9】Cb信号ノイズフィルター、Cr信号ノイズフ
ィルターの動作を示すタイミングチャートである。
【図10】CPUによるフィルター制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】デジタルカメラにおける表示(又は出力)画
面を示す説明図である。
【符号の説明】
6 CPU 9 ビデオエンコーダ 19 OSD制御部 30 Y信号遅延回路 31 Cb信号ノイズフィルター 32 Cr信号ノイズフィルター 33 ビデオ信号作成部 41 ローパスフィルター 42 第1の遅延回路 43 セレクタ 50 OSD表示ON/OFレジスタ 51 フィルターON期間判定回路 55 Vカウンタ判定回路 56 Hカウンタ判定回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号を処理するビデオ信号処理装
    置において、 ビデオ信号上に生ずるノイズの低減処理を行う低減手段
    と、 前記低減手段の動作を前記ビデオ信号により表される画
    像の領域に応じてオン・オフ制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とするビデオ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像上に合成され
    るキャラクタ画像の合成領域に対してのみ前記低減手段
    の動作をオン制御することを特徴とする請求項1記載の
    ビデオ信号作成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像における前記キャラクタ画像の
    合成の有無を判別する状態判別手段を備え、 前記制御手段は、前記状態判別手段により前記キャラク
    タ画像が合成されていないと判別された状態で前記低減
    手段の動作をオフ制御することを特徴とする請求項2記
    載のビデオ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記画像における前記
    合成領域を判別する領域判別手段を含み、この領域判別
    手段により判断された合成領域に対して前記低減手段の
    動作をオン制御することを特徴とする請求項2又は3記
    載のビデオ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記キャラクタ画像が
    所定条件を満足する画像であるときだけ、前記低減手段
    の動作をオン制御することを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれかに記載のビデオ信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定条件は、前記合成領域の前記画
    像の全域に占める割合に関する条件であることを特徴と
    する請求項5記載のビデオ信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記低減手段と特性が異なる第2の低減
    手段を備え、 前記制御手段は、さらに前記画像における前記キャラク
    タ画像が合成されていない非合成領域に対してのみ前記
    第2の低減手段の動作をオン制御する手段を備えること
    を特徴とする請求項2乃至6いずれかに記載のビデオ信
    号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ビデオ信号を生成する生成手段を備
    え、 前記低減手段は、 入力されてくる信号における前記ノイズを低減するとと
    もに、入力レベルの変化に対して出力レベルが経時的に
    変化し、出力レベルが所定の遅延期間の経過後に入力レ
    ベルに応じたレベルに達する出力特性を有するフィルタ
    ーと、 入力されてくる信号前記遅延期間遅延させる遅延回路
    と、 前記ノイズフィルターの出力と前記遅延回路の出力とを
    選択的に前記生成手段に出力する選択手段とを含み、 前記制御手段による前記低減手段の動作のオン制御は、
    前記選択手段に前記ノイズフィルターの出力を前記生成
    手段に出力させる制御であり、前記制御手段による前記
    低減手段の動作のオフ制御は、前記選択手段に前記遅延
    回路の出力を前記生成手段に出力させる制御であって、
    そのオフ制御時点が、前記合成領域にかかるビデオ信号
    の作成期間の終了時点から前記遅延期間が経過した以後
    の時点であることを特徴とする請求項2乃至6いずれか
    に記載のビデオ信号処理装置。
  9. 【請求項9】 ビデオ信号を作成するビデオ信号作成装
    置において、 ビデオ信号上に生ずるノイズの低減処理を行う低減手段
    と、 前記ビデオ信号により表される画像中にキャラクタ画像
    が含まれているか否かを判別する状態判別手段と、 前記状態判別手段により前記キャラクタ画像が含まれて
    いないと判別された場合、前記低減手段の動作をオフ制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とするビデオ信号
    処理装置。
  10. 【請求項10】 必要に応じてキャラクタ画像が合成さ
    れる表示画像のビデオ信号を作成するビデオ信号処理方
    法であって、 前記表示画像の前記キャラクタ画像の合成領域に対して
    のみノイズの低減処理動作をオン制御することを特徴と
    するビデオ信号処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008078959A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Canon Inc 画像処理装置及び撮像型画像表示装置

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