JPH099274A - デジタルカメラ装置 - Google Patents

デジタルカメラ装置

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JPH099274A
JPH099274A JP7156115A JP15611595A JPH099274A JP H099274 A JPH099274 A JP H099274A JP 7156115 A JP7156115 A JP 7156115A JP 15611595 A JP15611595 A JP 15611595A JP H099274 A JPH099274 A JP H099274A
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JP
Japan
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signal
image pickup
sampling rate
solid
digital camera
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JP7156115A
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Inventor
Tadashi Sugiki
忠 杉木
Akira Nakao
彰 中尾
Sukeyuki Uchida
資之 内田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡素な構成で広帯域の輝度信号を得ることがで
きるカメラ用の色信号処理回路を提供する。 【構成】重み付け加算により輝度信号を合成するマトリ
ックス回路104の前に各色信号毎にサンプリングレー
ト変換器101、102、103を設け、このサンプリ
ングレート変換器の低域利得と高域利得を異ならせるこ
とで、広帯域の輝度信号を得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体撮像素子を用い
たデジタルカメラ装置に関するもので、特に輝度信号の
合成手法の改善を図ったものである。
【0002】
【従来例】図9には、従来のデジタルカメラの基本的な
構成例を示している。撮像レンズ1から入射した光のう
ち、青(B)光成分は、ダイクロイックミラー2、ミラ
ー3により反射されて固体撮像素子04の結像面に導か
れる。ダイクロイックミラー2を透過した光のうち、赤
(R)光成分は、ダイクロイックミラー5、ミラー6に
より反射されて固体撮像素子7の結像面に導かれる。ダ
イクロイックミラー5を透過した光は、緑(G)光成分
であり固体撮像素子8の結像面に導かれる。
【0003】ここで、光学的な画角において、固体撮像
素子4、7、8の画素の配置関係は、図10に示すよう
な関係となっている。つまり、G用の固体撮像素子8の
画素に対して水平方向に1/2画素分左側の画像が撮れ
るように、R、B用の固体撮像素子4、7の画素が位置
するように配置されている。こられの固体撮像素子4、
7、8を同一タイミングで駆動した場合には、G信号を
1/2クロック分水平方向へ遅延することにより、R、
B信号と同時化することができる。また撮像素子の2倍
のクロックレートでサンプリングされた信号を得ること
ができる。
【0004】このR、G、B信号は、信号処理回路に入
力される。図10において、マトリックス回路11は、
R、G、B信号を用いて、正規の混合比により輝度信号
Yと色差信号I、Qを作り出す。マトリックス回路11
の輝度信号Yは、低域フィルタ12に供給され、低域成
分を抽出される。
【0005】一方、マルチプレクサ13は、R、G信号
を用いて1:1にミックスし、帯域通過フィルタ14に
供給する。この帯域通過フィルタ14の出力は、輝度信
号の高域成分である。この高域成分と先の低域フィルタ
12から得られた低域成分とは、加算器15にて加算さ
れ、広帯域の輝度信号として遅延器16で遅延され、デ
ジタルアナログ変換器17に供給される。
【0006】また先のマトリックス回路11から得られ
たI、Q信号は、それぞれサンプリングレート変換器1
8、19でレート変換された後、低域フィルタ20、2
1で帯域制限され、変調器22で色副搬送波により変調
され、デジタルアナログ変換器23に供給される。
【0007】輝度信号を遅延する遅延器16は、色信号
側で帯域制限が行われるときに生じる遅延時間分を補正
し、輝度信号と色信号との同時化を図るためのものであ
る。上記した従来のデジタルカメラによると、高域の輝
度信号を作り低域の輝度信号と合成する回路が必要であ
り、回路規模が大きくなるという問題がある。また固体
撮像素子の出力信号レートの2倍(または3倍)での動
作が必要になり、高速に動作させるために回路の並列化
が必要となり、クロック周波数の増加とともに消費電力
の増加をもたらすという問題もある。
【0008】また放送用のEDTVカメラのように横長
の撮像面で撮った画像と中央部の通常の画角の部分のみ
の画像を選択できるカメラの場合には、画像のでアスペ
クトレシオを変換する回路では、メモリに中央部分の映
像信号を書き込み、読み出し、サンプリングレートを変
化させて、同一映像期間に押し込めるという処理を行っ
ている。この場合には、輝度信号処理回路の入力信号の
サンプリング周波数が変わるために、信号処理回路は複
数の周波数で動作させるために複雑な設計が必要であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
デジタルカメラにおいて、輝度信号の処理回路では高域
の輝度信号を作り低域の輝度信号と合成する回路が必要
で回路規模が大きくなるという問題がある。また固体撮
像素子の信号出力レートの2倍(または3倍)での動作
が必要になり、高速に動作させるために回路の並列化が
必要となり、クロック周波数の増加とともに消費電力の
増加をもたらすという欠点がある。さらにまた信号処理
において画像のアスペクトレシオを変換するカメラで
は、信号処理回路は複数の周波数で動作させるために複
雑な設計が必要であった。
【0010】そこでこの発明では、(a)簡素な構成で
広帯域の輝度信号を得ることができ、(b)回路の動作
周波数を下げることができて低消費電力化が可能であ
り、(c)信号処理において画像のアスペクトレシオを
変換するカメラでも信号処理回路の動作周波数を一定に
できるデジタルカメラ装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、重み付け加
算により輝度信号を合成するマトリックス回路の前に各
色信号毎にサンプリングレート変換器を設けものであ
る。そして、サンプリングレート変換器の低域利得と高
域利得とを異ならせることで広帯域の輝度信号を得る。
また、サンプリングレート変換として、入力信号のサン
プリングレートの簡単な整数比(例えば3/2倍)のサ
ンプリングレートに選択することができるようにする。
さらにまた、入力のアスペクト比に係わらず複数の入力
に対して、一定のサンプリングレートに変換して出力す
ることができるようにするものである。
【0012】
【作用】上記の手段により、(a)色信号毎のサンプリ
ングレート変換器の低域利得と高域利得とを異ならせる
と、低域と高域とで輝度信号を構成する色信号の構成比
を変えることができる。これにより、低域成分は正規の
色信号の構成比とし、高域成分はモアレキャンセル条件
を満たす色信号の構成比とした広帯域の輝度信号を得る
ことができる。(b)またサンプリングレート変換によ
り、入力信号のサンプリングレートの簡単な整数比(例
えば3/2倍)のサンプリングレートの信号に変換でき
るため、輝度信号の処理回路を入力のサンプリングレー
トの2倍未満の動作周波数で動作させ、消費電力を低減
することもできる。(c)さらにまたEDTVカメラで
通常と横長のアスペクトレシオの映像信号を切り替えて
出力できるカメラでは、アスペクトレシオ変換器により
信号サンプリング周波数が変化するが、マトリックス回
路の前に設けたサンプリングレート変換器によりアスペ
クトレシオによらないで、一定のサンプリングレートの
信号にすることができ、輝度信号・色差信号の処理回路
の設計を容易にすることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例である。サンプリン
グレート変換器101、102、103には、それぞれ
R、G、B信号が供給される。このR、G、B信号は、
先の図9、図10で説明したような撮像素子4、7、8
から得られたものであり、G用の固体撮像素子に対し
て、R/B用の固体撮像素子が水平方向へ1/2画素分
オフセットされているものとする。
【0014】この場合は、例えば白黒被写体の場合は、
1個の撮像素子を使った場合の2倍のサンプリング点を
持つことができ、約2倍の解像度を持たせることができ
る。まず、サンプリングレート変換器101、102、
103は、入力サンプリングレートの2倍のサンプリン
グレートの出力を得る。
【0015】ここで、このシステムでは、サンプリング
レート変換器に対して、入力サンプリング周波数に応じ
て利得が変化する特性が設定されている。以下、サンプ
リングレート変換器に対して上記ような周波数特性を設
定する方法に付いて説明する。
【0016】図2(a)の特性例は、例えば直流利得が
1で、入力サンプリング周波数ではa倍の利得の周波数
特性を持つ変換器の特性を示している。このような変換
器を実現するためには、図2(b)に示すように、入力
信号In と、入力サンプリングレートのクロック信号f
inとをアンド回路201に供給して、その論理積出力
は、クロックが高レベルの期間は入力信号が、低レベル
の期間は値が0を繰り返す2倍レートの出力が得られ
る。この論理積出力は、ラッチ回路202、203と順
次送られる。ラッチ回路203の出力と、アンド回路2
01の出力とは加算器204に入力され、この加算器2
04の出力と先のラッチ回路202の出力とは加算器2
05で加算されて出力される。ラッチ回路202、20
3は、入力サンプリングレートの2倍のクロック信号2
finで駆動されている。この回路は、タップ係数は、
(1−a)/4、(1+a)/2、(1−a)/4のF
IRフィルタとなって、直流利得は{(1−a)/4}
+{(1+a)/2}+{(1−a)/4}=1とな
り、入力サンプリングレートの利得は、−{(1−a)
/4}+{(1+a)/2}−{(1−a)/4}=a
のコサイン二乗型の利得周波数特性となる。
【0017】また、図2(c)に示すようなFIRフィ
ルタであっても実現できる。即ち、入力信号In は、ク
ロック信号finで駆動されるラッチ回路321と、加算
器322に供給される。ラッチ回路321の出力は、加
算器322に供給されている。加算器322の出力とラ
ッチ回路321の出力とは、スイッチ323の一方と他
方の入力端に供給され、このスイッチ323は、クロッ
ク信号finで駆動されるもので、finのハイレベルとロ
ーレベルとで交互に入力を選択導出する。このフィルタ
のタップ係数は、(1−a)/4、(1+a)/2であ
り、FIRフィルタの出力(1−a)/4倍と(1+
a)/2倍の信号を交互に選択導出している。
【0018】上記したようにサンプリングレート変換器
には、周波数特性を持たせることができるもので、この
実施例では、サンプリングレート変換器101、10
2、103に対して、それぞれ図3(a)に示すような
特性を持たせている。
【0019】即ち、G信号については、利得が1から
(0.5/0.59)へ変化するようにようにし、R信
号、B信号については、利得が1から(0.5/0.4
1)へ変化するように設定する。このようにすると、マ
トリックス回路104では、低域側に対しては、Y=
0.3R+0.59G+0.11Bという規定どおりの
重み付けを加算を行う演算が行われ、正規の比率演算に
よる輝度信号となり、高域側に対しては、Y=0.37
R+0.50G+0.13Bという演算により求めた輝
度信号となる。重み付けとしては、図3(b)の如く、
周波数により変化することになる。
【0020】この演算内容に注目すると補間関係にある
G信号と、R/B信号の和信号とが同率で加算、つまり
0.50G=(0.37+0.13)RBという関係が
あり、輝度モアレを最小にした高解像度の輝度信号を得
ていることになる。また色差信号のI、Qについても、
周波数が高くなると構成比が変化してしまうが、色差信
号はI信号では1.5MHz、Q信号では0.5MHz
というふうに狭帯域の低域フィルタリングが行われるた
めに、色差信号の信号構成比に関しては問題はない。
【0021】上記のように得られるマトリックス回路1
04からの輝度信号Yは、色差信号と時間合わせを行う
ための遅延器105を介してD/A変換器106に入力
される。また色差信号I、Qは、それぞれサンプリング
レート変換器107、108で、色差信号用LPFに適
したレートに変換され、さらに低域フィルタ109、1
10で高域成分がカットされ、変調器111に入力され
る。そしてこの変調器111で色副搬送波により変調が
施され、D/A変換器112に供給される。
【0022】上記の実施例では、輝度信号の高域成分を
作成する信号として、G信号、R、B信号を用いた。し
かし、B信号については信号が小さいため雑音が他の色
信号に比べて大きいことが知られている。そこでB信号
を用いずに輝度信号の高域成分を作成する場合は、例え
ば図4(a)に示すような特性をサンプリングレート変
換器101、102、103に設定してもよい。
【0023】即ち、G信号については利得1から(0.
50/0.59)と変化するようにし、R信号について
は利得1から(0.50/0.30)と変化するように
し、B信号については利得1から0へと変化するように
設定するものである。このようにすると、重み付けとし
ては、図4(b)に示すような配分となる。高域成分に
関しては、0.50R+0.50Gとなり、輝度モアレ
が最小となり高解像度化を実現できる。
【0024】図5(a)にはさらにこの発明の他の実施
例を示している。この実施例は、固体撮像素子のカラー
フィルタとして、水平方向へ画素GRGRGR…と配列
されるラインと、水平方向へ画素GBGBGB…と配列
されるラインとが垂直方向へ交互に配置されたものを用
いている。このフィルタを有する固体撮像素子である
と、1つの固体撮像素子から周波数多重された色信号が
出力される。この多重化信号は、サンプルホールド(S
/H)回路401、402に供給される。サンプルホー
ルド回路401は、色分離パルスによりG信号をサンプ
ルして導出し、サンプルホールド回路402は、色分離
パルスによりR信号、B信号を分離導出する。サンプル
ホールド回路402で分離されたR/B信号は、1H遅
延器403及び同時化スイッチ404に供給される。
【0025】同時化スイッチ404は、サンプルホール
ド回路402の出力または、1H遅延器403のいずれ
かの出力を選択導出する2つのスイッチSW1とSW2
を有し、SW1の出力部にはR信号、SW2の出力部に
はB信号を導出する。それぞれの信号は、ホワイトバラ
ンスを調整するための増幅器405、406を介してサ
ンプリングレート変換器407、408に入力される。
サンプリングレート変換されたR信号、B信号は、マト
リックス回路409に入力される。このマトリックス回
路409には、G信号もサンプリングレート変換器41
1でレート変換されて入力されている。これによりマト
リックス回路409からは、輝度信号Y、色差信号であ
るR−Y信号、B−Y信号が導出される。
【0026】固体撮像素子においては、感度を高めるた
めとモアレを減少させるために画素の開口面積を大きく
しているので、図5(b)に示すように撮像素子の信号
出力周波数の近くでは変調度がほとんど零になってい
る。したがって、サンプリングレート変換器で出力サン
プリングレートを入力サンプリングレートの2倍以下に
設定しても、解像感はあまり変化しない。
【0027】信号処理回路をCMOSで構成した場合に
は、消費電力は(電源電圧)2 ×(動作周波数)に比例
し、電源電圧の下限はほぼ動作周波数に比例することか
ら消費電力は(動作周波数)3 に比例することになる。
つまり動作周波数はできるだけ下げた方が消費電力的に
有利となる。例えばサンプリングレート変換器で入力サ
ンプリングレートの1.5倍の出力サンプリングレート
にした場合には、マトリックス回路以降の回路の消費電
力は、2倍にしたときの消費電力の半分以下にすること
ができる。
【0028】図6(a)は、サンプリングレート比1.
5倍のサンプリングレート変換器の構成例を示してい
る。入力信号Iinは、縦列接続されたフリップフロップ
回路501〜509の初段のフリップフロップ回路50
1に入力される。フリップフロップ回路501〜509
の出力は、それぞれ係数器511〜519に供給され
る。係数器511〜519には、タップ係数ファイル5
20から係数が与えられる。各係数器511〜519の
出力は、それぞれ加算器521〜528により加算され
て出力となる。フリップフロップ回路501〜509
は、クロックfout (=(3/2)fin)でドライブさ
れ、またタップ係数ファイル520には、クロックfou
t が1/3分周器530で分周されてタイミング信号と
して供給される。これにより、タップ係数ファイル52
0から出力されている係数は、クロックfout の1/3
の周波数で切り替えられる。
【0029】ここで、図6(b)に示すような周波数応
答特性を持たせたい場合には、入出力のサンプリング周
波数の最小公倍数のサンプリングレート(この場合は入
力サンプリングレートの3倍)で、まず図7(a)に示
すようなインパルス応答を求める。そして、これに対し
て、図7(b)、(c)、(d)に三角形で示すように
入力のサンプリング間隔(3倍の間隔)でインパルス応
答値をサブサンプルし、すべてのインパルス応答値がカ
バーできるようにすると、3通りのパターンとなる。
【0030】FIRは、出力サンプリングレートで動作
するため、白三角を黒丸のタイミングで係数演算するこ
とになる。また、入力信号の方がサンプル数(サンプル
レート)は少ないために、×印の位置では、係数を0に
して無視する。この様にして求めた図7(b)、
(c)、(d)のタップ係数値をタップ係数ファイル5
20に格納して置く。そして、動作時には、上記タップ
係数値をタップ係数ファイル520から、クロックfou
t の1/3の周波数で切り替えて出力すれば、入力のサ
ンプリングレートの1.5倍のサンプリングレートの出
力を得ることができる。
【0031】またEDTVカメラでは、アスペクト比
9:16のワイド画面の撮影の他に、中央部分の映像信
号を時間軸伸張して、アスペクト比3:4の通常画面で
の撮影もできるものが望まれている。これを実現するた
めに、中央部分の映像信号をデジタルメモリに書き込
み、読み出しクロックを書き込みクロックの3/4倍の
周波数にするという方法がある。この場合には、デジタ
ルデータのサンプリングレートが変わるためにNTSC
エンコーダのように周波数特性が定められている場合に
は、デジタルエンコーダ内の複数のフィルタのタップ係
数を変えなければならず、特性を一定に保つことが困難
であった。
【0032】そこで、図8に示すように、9:16の撮
像素子から読み出した信号(FIN=fimager)をワイド
アスペクト信号として用いる場合には、サンプリングレ
ートを3/2に変換して、マトリックス処理を行うよう
にし、また9:16の撮像素子から読み出した信号の中
央(3:4)分の信号(FIN=(3/4)fimager)を
用いて通所のアスペクト信号として処理する場合には、
サンプリングレートを2倍に変換して、マトリックス処
理を行うようにする。このようにするといずれの場合に
も、サンプリングレート変換後は、周波数(3/2)f
imagerとなっておりクロック周波数はアスペクト比に係
わらず一定にすることができる。なおfimagerは、固体
撮像素子からの読み出し信号のレート周波数であり、F
INは、サンプリングレート変換器に入力する信号の周波
数を意味する。図8には、このシステムを模式的に示し
ている。
【0033】ワイドアスペクトモードのときは、固体撮
像素子501の読み出し信号は、サンプリングレート変
換器502でレート変換されマトリックス回路503に
入力される。ノーマルアスペクトモードのときは、固体
撮像素子501の読み出し信号は、アスペクトレシオ変
換器511にてアスペクトレシオが変換された後、サン
プリングレート変換器512で2倍にレート変換されマ
トリックス回路513に入力される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
マトリックス回路の前段で各色信号毎に低域利得と高域
利得が異なったサンプリングレート変換器を設けること
により、低域成分側は正規の色信号の構成比で輝度信号
を作成し、高域成分側はモアレキャンセル条件を満たす
色信号の構成比により輝度信号を作成し、結果として広
帯域の品位の高い輝度信号を得ることができる。またサ
ンプリングレート変換により、入力信号のサンプリング
レートの簡単な整数比(例えば3/2倍)のサンプリン
グレートの信号に変換できるために、輝度信号の処理回
路を入力のサンプリングレートの2倍未満の動作周波数
で動作させ、消費電力を低減することもできる。さらに
また、EDTVカメラでは通常と横長のアスペクトレシ
オの映像信号を切り替えて出力できるようにした場合、
アスペクトレシオ変換器により信号サンプリング周波数
が変化するが、マトリックス回路の前に設けたサンプリ
ングレート変換器により、アスペクトレシオによらない
一定のサンプリングレートの信号にすることができ、そ
の後の輝度信号、色差信号の処理回路の設計を容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図。
【図2】FIRフィルタの特性及びその回路の例を示す
図。
【図3】この発明の一実施例の動作を説明するために示
した特性図。
【図4】この発明の他の実施例の動作を説明するために
示した特性図。
【図5】この発明のさらに他の実施例を説明するための
説明図。
【図6】サンプリングレート変換器の実施例を示す図。
【図7】図6の変換器の動作を説明するために示した入
力パルス応答及び動作説明図。
【図8】この発明を適用したワイドアスペクトカメラ装
置の構成例を示す図。
【図9】従来のデジタルカメラの構成説明図。
【図10】従来のデジタルカメラの信号処理回路を示す
図。
【符号の説明】
101、102、103…サンプリングレート変換器、
104…マトリックス回路、105…遅延器、106、
112…デジタルアナログ変換器、107、108…サ
ンプリングレート変換器、109、110…低域フィル
タ、111…変調器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像部から得られた複数の色信号を用いて
    デコード処理を行う色信号処理回路において、 重み付け加算により輝度信号を合成するマトリックス回
    路の前の前記各色信号毎に対して設けられ、各色信号を
    重み付け加算したときに広帯域の輝度信号が得られるよ
    うに、周波数特性の低域側と高域側とで利得が異なるよ
    うに設定されたサンプリングレート変換器を設けたこと
    を特徴としたデジタルカメラ装置。
  2. 【請求項2】前記撮像部は、それぞれの画素が互いに補
    間する位置となるように配置された複数の固体撮像素子
    と、この複数の固体撮像素子のそれぞれに色分解された
    被写体像を結像する光学系と、前記複数の固体撮像素子
    から撮像信号を読取り前記各色信号を得る手段とを具備
    したことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装
    置。
  3. 【請求項3】前記撮像部は、単一の固体撮像素子上に色
    フィルタアレイが設けられ、この固体撮像素子から互い
    に補間する位置関係にある前記複数の色信号を得ている
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  4. 【請求項4】前記複数の固体撮像素子は、緑色用の固体
    撮像素子に対して、赤色用、青色用の固体撮像素子を1
    /2画素分ずらして配置したことを特徴とする請求項2
    記載のデジタルカメラ装置。
  5. 【請求項5】輝度信号の高域成分は、緑色用、赤色用の
    固体撮像素子の出力信号のみから作成することを特徴と
    する請求項4記載のデジタルカメラ装置。
  6. 【請求項6】前記マトリックス回路の前の前記サンプリ
    ングレート変換器は、その入力信号のサンプリング周波
    数以上で2倍未満のサンプリング周波数に変換すること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  7. 【請求項7】前記各色信号としての入力信号のサンプリ
    ングレートを変化させたときには、前記マトリックス回
    路の前の前記サンプリングレート変換器の出力サンプリ
    ングレートを一定にするために、そのレート変換比率を
    変えることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ
    装置。
JP7156115A 1995-06-22 1995-06-22 デジタルカメラ装置 Pending JPH099274A (ja)

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