JPH08331574A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH08331574A
JPH08331574A JP7134902A JP13490295A JPH08331574A JP H08331574 A JPH08331574 A JP H08331574A JP 7134902 A JP7134902 A JP 7134902A JP 13490295 A JP13490295 A JP 13490295A JP H08331574 A JPH08331574 A JP H08331574A
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ccd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感度と被写体の動きの自然さのバランスが最適
になるような画像のセッティングが可能な固体撮像装置
を提供する。 【構成】CCD3と、色分離フィルターが組み合わされ
たCCD4と、これらを独立に低速シヤッター駆動する
CCD駆動手段(垂直ドライバー8a,8b、CCD駆
動タイミング発生回路5、モード設定スイッチ21a,
21b)と、CCD3の出力から輝度信号を生成する輝
度信号生成回路12と、CCD4の出力からクロマ信号
を生成するクロマ信号生成回路14と、輝度信号および
クロマ信号に対して補間処理を行うフィールドメモリを
有する補間処理手段と、補間処理された輝度信号に対し
てシヤッタースピードの相違に応じたレベル補正を行う
レベル補正手段(増幅回路26、補正ゲイン制御回路2
8)と、レベル補正後の輝度信号および補間処理後のク
ロマ信号から映像信号を得る映像信号生成手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視等の用途に用いら
れるビデオカメラ装置等に具備される固体撮像装置に関
し、特に、低速シヤッター駆動可能なCCD撮像素子
(以下、CCDという)を用いた固体撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、CCDを用いた固体撮像装置は各
分野に応用されるようになってきたが、その機能,性能
についてはまだ十分とは言えない。固体撮像装置の性能
改善項目の一つである高感度化の方法としては、使用す
るCCD素子の感度を向上させるのが最もよいが、素子
の改善とは別に回路的手法によるカメラの感度向上の試
みもいくつか行われている。そのうちの一つとして、C
CDの蓄積時間を延ばす低速シャッター駆動手段により
低照度時におけるCCD出力レベルを確保するととも
に、低速シヤッター駆動により生じた映像信号間欠期間
をビデオメモリーを用いて補間することにより感度向上
を実現する方法がある。以下に、この方法が用いられた
従来の固体撮像装置について、図2〜図4を用いて説明
する。
【0003】図2は、従来の固体撮像装置の概略構成を
示すブロック図である。図中、一般にビデオカメラを構
成する際に必要となる周知の構成要素については省略し
てある。
【0004】図2において、101はレンズ、102は
プリズム、103および104はCCDである。レンズ
101に入射した光束の進行方向にプリズム102、C
CD103が順次配置され、プリズム102にて反射さ
れた光束の進行方向にCCD104が配置されている。
CCD104には、図3に示すようなR(赤)フィルタ
およびB(青)フィルタを交互に配置したストライプ型
色分離フィルタが組み込まれている。これに対し、CC
DlO3には色分離フィルターは組み合わせられていな
い。
【0005】CCD103の出力はサンプルホールド回
路111を介して輝度信号生成回路112に入力され、
CCD104の出力はサンプルホールド回路113を介
してクロマ信号生成回路114に入力されている。サン
プルホールド回路111,113は画素周期の離散信号
を連続信号に変換するものである。輝度信号生成回路1
12は、CCD103の出力から輝度信号を生成し、ク
ロマ信号生成回路114は、CCD104の出力からク
ロマ(色)信号を生成する。輝度信号生成回路112お
よびクロマ信号生成回路114から出力された輝度信号
およびクロマ信号は、それぞれA/D変換回路115,
116を介してフィールドメモリ117,118に入力
されている。
【0006】105はCCD駆動タイミング信号発生回
路で、垂直周期のトランスファーゲートパルス107お
よび水平周期のCCD垂直転送パルス106を出力す
る。108はCCD103およびCCD104を駆動す
る垂直ドライバーで、トランスファーゲートパルス10
7およびCCD垂直転送パルス106を入力とし、これ
らを3値パルスに変換してCCD103およびCCD1
04に同時に印加する。CCD駆動タイミング信号発生
回路105には、モード設定スイッチ121が設けられ
ており、このモード設定スイッチ121を切り替えるこ
とにより、トランスファーゲートパルス107の周期を
フィールド単位で可変することができる。このトランス
ファーゲートパルス107の周期は、CCD103およ
びCCD104の蓄積時間となることから、モード設定
スイッチ121の切り替えにより各CCD103,10
4の低速シャッタ駆動による露光時間の設定を行うこと
ができ、長時間露光設定を行うことができる。なお、モ
ード設定スイッチ121の切り替えによる露光時間設定
は、フィールド単位で可変される。
【0007】109は、CCD駆動タイミング信号発生
回路105にて発生した信号と同期した信号を発生する
同期信号発生回路である。110は、同期信号発生回路
109から出力された同期信号を基準として、CCD駆
動タイミング信号発生回路105から出力されたトラン
スファーゲートパルス107から上述のフィールドメモ
リ117,118のリード・ライトパルスを得るメモリ
制御回路である。このメモリ制御回路110によって、
フィールドメモリ117,118における信号の書き込
みおよび読み出しの制御が行われる。各フィールドメモ
リ117,118から読み出された信号は、それぞれD
/A変換回路119,120に入力されている。
【0008】125は演算回路で、D/A変換回路11
9の出力を一方の入力、D/A変換回路120の出力を
他方の入力とし、これらを合成して色差信号を出力す
る。122はカラーエンコーダーで、演算回路125か
ら出力された色差信号を一方の入力、上述の同期信号発
生回路109からのカラーサブキャリア信号を他方の入
力とし、色差信号をカラーサブキャリア周波数で変調す
る。123はYCミックス回路で、D/A変換回路11
9の出力(輝度信号に関する信号)を一方の入力、カラ
ーエンコーダー123で変調された色差信号を他方の入
力とし、これらを複合して複合映像信号を生成する。こ
のYCミックス回路123から出力された複合映像信号
は、カメラの出力端子である端子124からこれに接続
される映像機器(不図示)に送出される。
【0009】上述の固体撮像装置において、A/D変換
回路115,116、フィールドメモリ117,11
8、D/A変換回路119,120、およびメモリ制御
回路110は、補間処理を行う補間処理手段である。以
下に、この補間処理手段による補間処理について簡単に
説明する。
【0010】図4は、蓄積時間を1フィールド蓄積と4
フィールド蓄積とした場合のCCD出力値を示した図で
ある。図4に示すように、蓄積時間を1フィールド蓄積
とした場合は、CCD出力値に信号欠落期間は生じない
が、蓄積時間を4フィールド蓄積とした場合には、CC
D出力値に3フィールド期間分の信号欠落期間が生じ
る。すなわち、各CCD103,104の蓄積時間をn
フィールド(nは1以上の整数)とした場合、nフィー
ルド期間中のn−1フィールド期間においてはCCDの
フォトダイオードよりの信号は出力されないため、輝度
信号生成回路112およびマクロ信号生成回路114か
ら出力される輝度信号及びクロマ信号に信号欠落期間が
生じることとなる。この信号欠落期間における輝度信号
及びクロマ信号の補間処理が上記補間処理手段により行
われる。
【0011】次に、上述の固体撮像装置の動作について
説明する。
【0012】まず、モード設定スイッチ121を用い
て、CCDの低速シャッタ駆動による露光時間の設定を
所望の露光時間(例えば、テレビジョンの1フィールド
期間を超える低速のシヤッタースピード)に設定する。
【0013】レンズ101に入射した光はプリズム10
2により分光され、それぞれCCDlO3及びCCDl
O4の撮像面上に結像される。各CCDlO3,104
の出力信号は、それぞれサンプルホールド回路111,
113で画素周期の離散信号から連続信号に変換された
後、輝度信号生成回路112およびクロマ信号生成回路
113ヘ入力される。
【0014】連続信号が輝度信号生成回路112および
クロマ信号生成回路113ヘ入力されると、輝度信号生
成回路112からCCD103に関する輝度信号が出力
され、クロマ信号生成回路113からCCD104に関
するクロマ信号が出力される。
【0015】輝度信号生成回路112およびクロマ信号
生成回路113から出力された輝度信号およびクロマ信
号は、それぞれA/D変換回路115,116でA/D
変換されてフィールドメモリ117,118へ入力され
る。フィールドメモリ117,118では、メモリ制御
回路110より出力されるリード・ライトパルスを基に
信号の書き込みおよび読み出しが行われる。各フィール
ドメモリ117,118から読み出された信号は、それ
ぞれD/A変換回路119,120に入力されてD/A
変換される。このように、輝度信号およびクロマ信号を
一度A/D変換し、メモリトランスファーゲートパルス
107より得られるタイミングでフィールドメモリにて
信号の書き込みおよび読み出しを行い、読み出された信
号を再びD/A変換することにより、上述した欠落期間
における補間処理が行われる。この補間処理された輝度
信号およびクロマ信号は、演算回路125に入力され
る。
【0016】補間処理された輝度信号およびクロマ信号
が演算回路125に入力されると、演算回路125で
は、これらから色差信号が合成され、合成された色差信
号がカラーエンコーダー122へ出力される。
【0017】演算回路125から色差信号がカラーエン
コーダー122へ出力されると、カラーエンコーダー1
22では、色差信号がカラーサブキャリア周波数で変調
され、変調された色差信号がYCミックス回路123へ
出力される。
【0018】カラーエンコーダー122から変調された
色差信号がYCミックス回路123へ出力されると、Y
Cミックス回路123では、変調された色差信号とD/
A変換回路119から出力された輝度信号(CCD10
3に関する信号)とが複合されて複合映像信号が生成さ
れ、端子124を介してこれに接続される映像機器(不
図示)へ送出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の固体撮
像装置においても、CCDの長時間露光により低照度時
における高感度化は達成できる。しかしながら、長時間
露光時の基本的問題点として、以下のような点が挙げら
れる。
【0020】CCDの露光時間を増やせば増やすほど信
号レベルの増大により感度は得られるものの、動きのあ
る被写体に対しては画像にボケが生じるため、被写体が
判別しづらくなる。この画像ボケに関して、特に、人間
の目の特性としては、動きのある被写体に対しては被写
体の輪郭及び濃淡の情報を含む輝度信号の方が色情報を
含むクロマ信号よりも長時間露光時の画像ボケによる劣
化を受け易い。このことから、動きのある被写体を撮像
する場合には、この人間の目の特性を考慮して、感度と
被写体の動きのバランスが最適となるように、輝度信号
およびクロマ信号に関する露光時間のセッティングを行
うことが必要とされる。しかしながら、従来の固体撮像
装置は、輝度信号とクロマ信号の露光時間を独立に設定
できない構成となっているため、感度と被写体の動きが
最適なバランスとなるように画像のセッティングを行う
ことができないという問題点がある。
【0021】本発明の目的は、上記問題を解決し、感度
と被写体の動きの自然さのバランスが最適になるような
画像のセッティングが可能な固体撮像装置を提供するこ
とにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、第1のCCD撮像素子と、分光特性の異なる複数の
フィルターで構成される色分離フィルターが組み合わさ
れた第2のCCD撮像素子と、上記第1および第2のC
CD撮像素子をそれぞれ独立にシヤッター駆動するCC
D駆動手段と、上記第1のCCD撮像素子の出力から輝
度信号を生成する輝度信号生成手段と、上記第2のCC
D撮像素子の出力からクロマ信号を生成するクロマ信号
生成手段と、上記輝度信号生成手段にて生成された輝度
信号および上記クロマ信号生成手段にて生成されたクロ
マ信号の信号欠落期間に信号の補間処理を行う補間処理
手段と、上記第1および第2のCCD撮像素子のシヤッ
ター速度の違いに応じて、上記補間処理手段にて補間処
理された輝度信号の信号レベルの補正を行うレベル補正
手段と、上記レベル補正手段にて補正された輝度信号お
よび上記補間処理手段にて補間処理されたクロマ信号か
ら映像信号を得る映像信号生成手段と、を有することを
特徴とする。
【0023】この場合、色分離フィルターを構成する分
光特性の異なる複数のフィルターは、モザイク状もしく
はストライプ状に配置することが望ましい。
【0024】さらに、上記CCD駆動手段を、第1およ
び第2のCCD撮像素子を駆動する第1および第2のド
ライバーと、上記第1および第2のドライバーに駆動タ
イミング信号を出力する駆動タイミング信号発生回路
と、上記第1のドライバーに出力される駆動タイミング
および上記第2のドライバーに出力される駆動タイミン
グの周期を設定する第1および第2のモード設定スイッ
チとから構成し、上記レベル補正手段を、レベル補正手
段は、上記第1および第2のモード設定スイッチによる
設定を基に上記第1および第2のCCD撮像素子のシヤ
ッタースピードの相違に応じて異なる補正ゲインとする
補正ゲイン制御回路と、上記補正ゲイン制御回路により
得られた補正ゲインを基に第1の補間処理手段にて補間
処理された輝度信号のレベルを増幅する増幅回路とから
構成してもよい。
【0025】
【作用】人間の目の特性として、動きのある被写体に対
しては被写体の輪郭及び濃淡の情報を含む輝度信号の方
が色情報を含むクロマ信号よりも長時間露光時の画像ボ
ケによる劣化を受け易い。このことから、動きのある被
写体を撮像する場合には、この人間の目の特性を考慮し
て、輝度信号およびクロマ信号に関する露光時間をそれ
ぞれ感度と被写体の動きが最適なバランスとなるように
セッティングする必要がある。
【0026】従来の固体撮像装置では、輝度信号および
クロマ信号に関する露光時間をそれぞれ独立に設定する
ことはできないため、上記のようなセッティングをする
ことができなかった。これに対して、上述のように構成
される本発明の固体撮像装置では、輝度信号およびクロ
マ信号に関する露光時間をそれぞれ独立に設定すること
ができるので、輝度信号およびクロマ信号に関する露光
時間を人間の目の特性を配慮して設定することでき、感
度と被写体の動きがバランスよく最適になるような画像
のセッティングを行うことができる。例えば、輝度信号
の形成に関与する第1のCCDの露光時間を輝度情報を
なるべく損なわぬように比較的短く設定し、色信号の形
成に関与する第2のCCDの露光時間を色相を判別し易
いように比較的長く設定すれば、動く被写体の輪郭・濃
淡の判別は蓄積時間を短くした広帯域の輝度信号成分情
報で行われ、挟帯域で足りる色相の判別は蓄積時間を長
くした色信号成分情報で行われることとなり、動きのあ
る被写体を撮像した場合の画像ボケが改善される。
【0027】また、輝度信号およびクロマ信号に関する
露光時間が異なる値に設定された場合、露光時間の相違
によって、輝度信号の信号レベルとクロマ信号の信号レ
ベルに差を生じるが、本発明では、輝度信号の信号レベ
ルに対して露光時間の相違に応じたレベル補正が行われ
るので、その信号レベルの差により画質が損なわれるこ
とはない。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施例の固体撮像装置
の概略構成を示すブロック図である。図中、一般にビデ
オカメラを構成する際に必要となる周知の構成要素につ
いては省略してある。
【0030】図1において、1はレンズ、2はプリズ
ム、3および4はCCDである。レンズ1に入射した光
束の進行方向にプリズム2、CCD3が順次配置され、
プリズム2にて反射された光束の進行方向にCCD4が
配置されている。CCD4には従来のものと同様、図3
に示すようなRフィルタおよびBフィルタを交互に配置
したストライプ型色分離フィルタが組み合わされてお
り、CCD3には色分離フィルターは組み合わされてい
ない。なお、CCD3およびCCD4は、同一画素数で
同一構造となっている。
【0031】CCD3の出力はサンプルホールド回路1
1を介して輝度信号生成回路12に入力され、CCD4
の出力はサンプルホールド回路13を介してクロマ信号
生成回路14に入力されている。サンプルホールド回路
11は、CCD3の出力信号を画素周期のサンプルホー
ルドパルスによりサンプルホールドして、離散信号を連
続信号に変換する。サンプルホールド回路13は、CC
D4の出力信号を画素周期の2倍の周期を持ち180度
位相の異なる2つのサンプルホールドパルスによりサン
プルホールドして、各色(R,B)フィルターに応じた
色信号、即ち赤信号と青信号の連続信号に変換する。輝
度信号生成回路12は、CCD3の出力から被写体の輪
郭及び濃淡の情報を含む輝度信号を生成し、クロマ信号
生成回路14は、CCD4の出力から被写体の色情報を
含むクロマ信号を生成する。輝度信号生成回路12およ
びクロマ信号生成回路14から出力された輝度信号およ
びクロマ信号は、それぞれA/D変換回路15,16を
介してフィールドメモリ17,18に入力されている。
【0032】5はCCD駆動タイミング信号発生回路
で、垂直周期のトランスファーゲートパルス7a,7b
および水平周期のCCD垂直転送パルス6を出力する。
8aはCCD3を駆動する垂直ドライバーで、トランス
ファーゲートパルス7aおよびCCD垂直転送パルス6
を入力とし、これらを3値パルスに変換してCCD10
3に印加する。8bはCCD104を駆動する垂直ドラ
イバーで、トランスファーゲートパルス7bおよびCC
D垂直転送パルス6を入力とし、これらを3値パルスに
変換してCCD104に印加する。
【0033】上記CCD駆動タイミング信号発生回路5
には、モード設定スイッチ21a,21bが設けられて
いる。モード設定スイッチ21aを切り替えることによ
り、トランスファーゲートパルス7aの周期をフィール
ド単位で可変することができ、モード設定スイッチ21
bを切り替えることにより、トランスファーゲートパル
ス7bの周期をフィールド単位で可変することができ
る。トランスファーゲートパルス7a,7bの周期は、
それぞれCCD3およびCCD4の蓄積時間となること
から、各モード設定スイッチ21a,21bの切り替え
により各CCD3,4の露光時間の設定をそれぞれ独立
して行うことができ、長時間露光設定を独立して行える
ようになっている。
【0034】9は同期信号発生回路で、CCD駆動タイ
ミング信号発生回路5にて発生した信号と同期した信号
を発生する。10はメモリ制御回路で、同期信号発生回
路9から出力された同期信号を基準として、CCD駆動
タイミング信号発生回路5から出力されたトランスファ
ーゲートパルス7a,7bから上述のフィールドメモリ
17,18のリード・ライトパルスを得るものである。
このメモリ制御回路110では、トランスファーゲート
パルス7aからフィールドメモリ17に関するリード・
ライトパルスを得、トランスファーゲートパルス7bか
らフィールドメモリ18に関するリード・ライトパルス
を得、これらを基にフィールドメモリにおける信号の書
き込みおよび読み出しの制御が行われる。各フィールド
メモリ17,18から読み出された信号は、それぞれD
/A変換回路19,20に入力されている。
【0035】26は増幅回路で、D/A変換回路19の
出力に対して信号レベルの補正を行う。この増幅回路2
6は、ボルテージコントロールアンプ構成となってい
る。28は、増幅回路26における補正ゲインの設定を
行う補正ゲイン制御回路である。この補正ゲイン制御回
路28は、モード設定スイッチ21a,21bから出力
された設定信号を入力としており、これらから各モード
設定スイッチ21a,21bにて設定されたモードによ
るCCD3とCCD4の蓄積時間比率の逆数となるゲイ
ンが得られるような制御電圧値を決定し、これを増幅回
路26へ供給する。これら増幅回路26および補正ゲイ
ン制御回路28はレベル補正手段である。このレベル補
正手段によるレベル補正を以下に簡単に説明する。
【0036】前述の図4に示すように、蓄積時間が4フ
ィールド蓄積の場合の信号レベルは蓄積時間が1フィー
ルド蓄積の場合の信号レベルの4倍の値となる。したが
って、モード設定スイッチ21a,21bの設定の違い
によってCCD3とCCD4との露光時間に違いが生じ
た場合は、その露光時間の違いに応じて各CCD3,4
の出力信号レベルに差が生じることとなる。この生じた
信号レベルの差を補正するため、上記レベル補正手段で
は、CCD3とCCD4の蓄積時間比率の逆数となる補
正ゲインを得、得られた補正ゲインを基にD/A変換回
路19から出力される輝度信号の補正を行っている。
【0037】25は演算回路で、増幅回路26の出力を
一方の入力、D/A変換回路20の出力を他方の入力と
し、これらを合成して色差信号を出力する。22はカラ
ーエンコーダーで、演算回路25から出力された色差信
号を一方の入力、上述の同期信号発生回路9からのカラ
ーサブキャリア信号を他方の入力とし、色差信号をカラ
ーサブキャリア周波数で変調する。23はYCミックス
回路で、上記増幅回路26の出力(輝度信号に関する信
号)を一方の入力、カラーエンコーダー123で変調さ
れた色差信号を他方の入力とし、これらを複合して複合
映像信号を生成する。これら演算回路25、カラーエン
コーダー22、およびYCミックス回路23により、映
像信号を得るための映像信号生成手段が構成されてい
る。YCミックス回路23から出力された複合映像信号
は、カメラの出力端子である端子124からこれに接続
される映像機器(不図示)に送出される。
【0038】なお、上述の固体撮像装置において、A/
D変換回路15,16、フィールドメモリ17,18、
D/A変換回路19,20、およびメモリ制御回路10
は、従来の装置と同様、補間処理を行うためのものであ
る。
【0039】また、前述したように、人間の目の特性と
して、動きのある被写体に対しては被写体の輪郭及び濃
淡の情報を含む輝度信号の方が色情報を含むクロマ信号
よりも長時間露光時の画像ボケによる劣化を受け易い。
特に、低照度下の撮像でCCDの蓄積時間を延ばしたと
きにこの画像ボケはより顕著なものとなる。本実施例で
は、この目の特性を考慮して、輝度信号の形成に関与す
るCCD3の蓄積時間は輝度情報をなるべく損なわぬよ
うに比較的短く設定され、色信号の形成に関与するCC
D4の蓄積時間が挟帯域で足りる色相の判別を行い易い
ように比較的長く設定される。
【0040】次に、この固体撮像装置の動作について説
明する。
【0041】まず、モード設定スイッチ21a,21b
を用いて、CCD3,4の露光時間(蓄積時間)を、被
写体の輪郭および濃淡の情報を含む輝度信号が色情報を
含むクロマ信号よりも長時間露光次の画像ボケによる劣
化を受け易いという人間の目の特性を考慮して、感度と
被写体の動きが適切なバランスとなるような値にそれぞ
れ独立に設定する。
【0042】レンズ1に入射した光はプリズム2により
分光され、それぞれCCD3及びCCD4の撮像面上に
結像される。CCD3の出力信号は、サンプルホールド
回路111で画素周期のサンプルホールドパルスにより
サンプルホールドされ、離散信号から連続信号に変換さ
れた後、輝度信号生成回路12へ入力される。CCD4
の出力信号は、画素周期の2倍の周期を持ち180度位
相の異なる2つのサンプルホールドパルスによりサンプ
ルホールドされ、各々2つの色フィルターに応じた色信
号(ここでは、赤信号及び青信号)の連続信号がクロマ
信号生成回路13に入力される。
【0043】連続信号がそれぞれ輝度信号生成回路12
およびクロマ信号生成回路13ヘ入力されると、輝度信
号生成回路12からはCCD3の出力に基づく輝度信号
が出力され、クロマ信号生成回路13からはCCD4の
出力に基づくクロマ信号が出力される。
【0044】輝度信号生成回路12およびクロマ信号生
成回路13から出力された輝度信号およびクロマ信号
は、それぞれA/D変換回路15,16でA/D変換さ
れてフィールドメモリ17,18へ入力される。する
と、フィールドメモリ17,18では、メモリ制御回路
10から出力されるリード・ライトパルスを基に信号の
書き込みおよび読み出しが行われる。各フィールドメモ
リ17,18から読み出された信号は、それぞれD/A
変換回路19,20に入力されてD/A変換される。こ
のように、輝度信号およびクロマ信号を一度A/D変換
し、メモリトランスファーゲートパルス7a、7bより
得られるタイミングで、それぞれフィールドメモリにて
信号の書き込みおよび読み出しを行い、読み出された信
号を再びD/A変換することにより、欠落期間における
補間処理が行われる。
【0045】補間処理された輝度信号は、増幅回路26
に入力される。このとき、増幅回路26には補正ゲイン
制御回路28からCCD3とCCD4の蓄積時間比率の
逆数となるゲインを得る制御電圧が供給されており、増
幅回路26では蓄積時間の相違に応じた輝度信号のレベ
ル補正が行われる。
【0046】補間処理されたクロマ信号および補間処理
されてレベル補正が行われた輝度信号は、演算回路25
に入力される。すると、演算回路25では、これらから
色差信号が合成され、合成された色差信号がカラーエン
コーダー22へ出力される。演算回路25から色差信号
がカラーエンコーダー22へ出力されると、カラーエン
コーダー22では、色差信号がカラーサブキャリア周波
数で変調され、変調された色差信号がYCミックス回路
23へ出力される。
【0047】カラーエンコーダー22から変調された色
差信号がYCミックス回路23へ出力されると、YCミ
ックス回路23では、変調された色差信号とD/A変換
回路19から出力された輝度信号(CCD3に関する信
号)とが複合されて複合映像信号が生成され、端子24
を介してこれに接続される映像機器(不図示)へ送出さ
れる。
【0048】以上説明した本実施例の固体撮像装置で
は、色信号形成用であるCCD4と組み合わせる色フィ
ルターに原色のR,Bのストライプ型フィルターを用い
ているが、これに限定されるものではなく、例えば、補
色フィルター或いはモザイク型フィルターを用いてもよ
い。
【0049】さらに、本実施例中のモード設定スイッチ
21a,21bの代わりに、撮像シーンに対応して一定
のアルゴリズムで蓄積時間を自動的に決定する機能を内
蔵したマイクロコンピュータ等を用いても、同様の効果
を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0051】請求項1に記載のものにおいては、輝度信
号およびクロマ信号に関する露光時間を人間の目の特性
を配慮して設定することできるので、感度と被写体の動
きがバランスよく最適になるような画像のセッティング
を行うことができ、動きのある被写体を撮像した場合の
画像ボケ改善されるという効果がある。
【0052】請求項2に記載のものにおいては、上記効
果に加え、最適な色分離フィルターを提供できる。
【0053】請求項3に記載のものにおいては、上記効
果を奏する固体撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の固体撮像装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】従来の固体撮像装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図3】ストライプ型色分離フィルタを構成する各フィ
ルタの配置の一例を示す図である。
【図4】蓄積時間を1フィールド蓄積と4フィールド蓄
積とした場合のCCD出力値を示した図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 プリズム 3,4 CCD 5 CCD駆動タイミング発生回路 6 垂直転送パルス 7a,7b トランスファーゲートパルス 8a,8b 垂直ドライバー 9 同期信号発生回路 10 メモリ制御回路 11,13 サンプルホールド回路 12 輝度信号生成回路 14 クロマ信号生成回路 15,16 A/D変換回路 17,18 フィールドメモリ 19,20 D/A変換回路 21a,21b モード設定スイッチ 22 カラーエンコーダー 23 YCミックス回路 24 端子 25 演算回路 26 増幅回路 27 カラーサブキャリア信号 28 補正ゲイン制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のCCD撮像素子と、 分光特性の異なる複数のフィルターで構成される色分離
    フィルターが組み合わされた第2のCCD撮像素子と、 前記第1および第2のCCD撮像素子をそれぞれ独立に
    シヤッター駆動するCCD駆動手段と、 前記第1のCCD撮像素子の出力から輝度信号を生成す
    る輝度信号生成手段と、 前記第2のCCD撮像素子の出力からクロマ信号を生成
    するクロマ信号生成手段と、 前記輝度信号生成手段にて生成された輝度信号および前
    記クロマ信号生成手段にて生成されたクロマ信号の信号
    欠落期間に信号の補間処理を行う補間処理手段と、 前記第1および第2のCCD撮像素子のシヤッター速度
    の違いに応じて、前記補間処理手段にて補間処理された
    輝度信号の信号レベルの補正を行うレベル補正手段と、 前記レベル補正手段にて補正された輝度信号および前記
    補間処理手段にて補間処理されたクロマ信号から映像信
    号を得る映像信号生成手段と、を有することを特徴とす
    る固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、 色分離フィルターを構成する分光特性の異なる複数のフ
    ィルターは、モザイク状もしくはストライプ状に配置さ
    れていることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、 CCD駆動手段は、第1および第2のCCD撮像素子を
    駆動する第1および第2のドライバーと、前記第1およ
    び第2のドライバーに駆動タイミング信号を出力する駆
    動タイミング信号発生回路と、前記第1のドライバーに
    出力される駆動タイミングおよび前記第2のドライバー
    に出力される駆動タイミングの周期を設定する第1およ
    び第2のモード設定スイッチとから構成されており、 レベル補正手段は、前記第1および第2のモード設定ス
    イッチによる設定を基に前記第1および第2のCCD撮
    像素子のシヤッタースピードの相違に応じて異なる補正
    ゲインとする補正ゲイン制御回路と、前記補正ゲイン制
    御回路により得られた補正ゲインを基に第1の補間処理
    手段にて補間処理された輝度信号のレベルを増幅する増
    幅回路とから構成されていることを特徴とする固体撮像
    装置。
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