JP2698385B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2698385B2 JP63211908A JP21190888A JP2698385B2 JP 2698385 B2 JP2698385 B2 JP 2698385B2 JP 63211908 A JP63211908 A JP 63211908A JP 21190888 A JP21190888 A JP 21190888A JP 2698385 B2 JP2698385 B2 JP 2698385B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は固体撮像素子によって光電変換された信号を
電気的に信号処理し、静止画として磁気シートなどの媒
体に記録する電子スチルカメラに適した固体撮像装置に
関する。
[従来の技術] 第7図は、電子スチルカメラによく用いられる固体撮
像素子の一例としてのインターライン型CCDの説明図で
ある。第7図において、101はインターライン型CCDであ
る固体撮像素子、102は光を電荷に変えて蓄積するフォ
トダイオード、103はフォトダイオードから移された電
荷を1H毎に1段ずつ垂直に転送する垂直CCDである。V1
〜V4は垂直CCDの転送パルスであり、V1はフォトダイオ
ードの奇数行の電荷を垂直CCDに転送する転送ゲートパ
ルスをかねている。また、V3は同様に偶数行のフォトダ
イオードに対応する転送ゲートパルスとなっている。垂
直CCDは上記の4相の転送パルスV1〜V4で駆動される。1
04は垂直CCD103より1H毎に1段転送されてくる電荷を水
平に転送する水平CCDである。H1、H2は水平CCDの転送パ
ルスであり、2相のパルスで駆動される。105は電荷を
電圧に変換し出力する出力アンプである。VOUTは出力端
子である。
第8図は電子スチルカメラに適した色フィルターの配
列を示した図である。n行は、Mg(マゼンタ),G
(緑),Mg,G...の繰り返し、n+1行はYe(黄色),Cy
(シアン),Ye,Cy...の繰り返しとなっている。また、M
gとG及び、YeとCyは図示の如くフィールドごとに順番
が反転するようになっている。
第9図は固体撮像素子101の画素情報をフレーム読み
出しによって読み出すときの駆動タイミングを示した図
である。時刻T1にV1をHiレベルにすることによって、n
ライン目のフォトダイオードの電荷を垂直CCD103に移
し、時刻T2からT3のあいだにその電荷を読み出す。時刻
T3にn′ライン目の電荷を垂直CCDに移し時刻T4からそ
の電荷を読み出す。このような読み出し方をすることに
よって、Ye,Cy,Mg,Gに対応する電荷を1画素ずつ独立に
読み出すことができる。
第10図は該信号から、輝度信号と色信号を作る演算方
法を説明する図である。すなわち第10図にまとめたよう
に、毎ラインから輝度信号(以後、Y信号と略)を、1
ラインおきにMg−Gもしくは、R−Bという色差信号を
線順次に得ることができる。
第5図は、電子スチルカメラのブロック図であり、20
1はレンズ、202は絞り、203はシャッター、204はシャッ
ター絞り駆動回路である。101は固体撮像素子でここで
はさきほどの説明のインターライン型CCDとする。205は
固体撮像素子駆動回路、206はクロック発生回路であ
る。207は固体撮像素子より得られた出力を信号処理し
て前述した輝度信号と色差線順次信号を得る信号処理回
路である。208は輝度信号と色差線順次信号をFM変調す
るFM変調回路である。209はFM変調された信号を磁気記
録できるように増幅するRECアンプである。210は磁気ヘ
ッド、211は記録媒体である磁気シートである。212は磁
気シートを回転させるモーター、213はモーターサーボ
回路、214はシステム全体の動作を制御するシステム制
御回路である。215はシャッターレリーズスイッチであ
り、このスイッチをONする動作に同期して一連の静止画
撮像シークエンスが行われる。
第11図は撮像信号処理回路207の内容を示すブロック
図である。301は固体撮像素子101のノイズを除去するCD
S回路、302はCDS回路301の出力を一定のDCレベルにクラ
ンプするクランプ回路、303はクランプ回路302の出力を
ガンマ補正するガンマ補正回路、304はガンマ補正回路
の出力をゲイン補正するAGC回路、305は輝度信号帯域だ
けを通過させる輝度ローパスフィルター(以後、Y・LP
Fと略)306は同期信号と輝度信号を加算し輝度+同期信
号(以後、Y+Sと略)を生成する加算回路である。30
7はMgもしくはYe信号をサンプルホールドするサンプル
ホールド回路、308はGもしくはCy信号をサンプルホー
ルドするサンプルホールド回路である。309は白色被写
体に対応する色差信号Mg−Gがゼロになるよう、サンプ
ルホールド回路308の出力をゲイン補正するホワイトバ
ランス回路(以後、WB回路Aと略)、310は同様に、白
色被写体に対応する色差信号R−Bがゼロになるよう
に、サンプルホールド回路308の出力をゲイン補正する
ホワイトバランス回路(以後、WB回路Bと略)である。
319は光源の色温度を検出する色温度検出センサーであ
り、通常R,Bの2色もしくは、R,G,Bの3色が用いられ
る。320は色温度検出センサー319の出力から色温度を判
定し、ホワイトバランス回路のゲインを決定する色温度
検出回路である。312は1HごとにWB回路A309とWB回路310
の信号を切り替えるスイッチ、311は色差信号を生成す
るための減算回路である。313は色信号帯域だけを通過
させる色ローパスフィルター(以後、C・LPFと略)、P
Iは位相反転回路、314は色差信号のガンマ補正回路、31
5は色差信号のAGC回路、316はMg−Gのゲイン補正回
路、317はR−Bのゲイン補正回路である。318はMg−G,
R−Bの色差信号をR−Y,B−Yの色差信号に変換する軸
変換回路である。
第6図は電子スチルカメラの駆動シークエンスを示し
た図である。時刻T1にてシャッターレリーズスイッチ21
4がONされると、Aフィールドの不要電荷のクリアが行
われる。次にT2でBフィールドの不要電荷のクリアが、
行われる。次に、時刻T3にてシャッター203が、開成さ
れ、露光動作が開始される。時刻T4よりAフィールドの
フォトダイオードの読み出しが、開始され同時にその信
号が処理され、静止画として、磁気シート209に記録さ
れる。次に、時刻T5よりAフィールドのフォトダイオー
ドの読み出しが、開始され同時にその信号が処理され、
静止画として、磁気シート209に記録される。
[発明が解決しようとしている問題点] しかし、このようにnライン目の輝度信号は、MgとG
で、n+1ライン目の輝度信号はYeとCyで作る場合、Mg
+GとYe+Cyの値を完全に一致させるように色フィルタ
ーの分光特性をコントロールすることは非常に困難であ
るため、第12図のように1ラインごとに輝度信号が異な
ってしまう現象が生じる。この現象を輝度段差と呼び、
画面には横筋として現われ、画質を損なう。
[問題点を解決するための手段] 本発明は1ラインごとに輝度信号に対するゲインを切
り替える手段を備えることによって前述の輝度段差の問
題を解決する。
[実施例] 第1図は本発明の実施例の信号処理回路のブロック図
である。第1図において1は輝度段差の補正回路であ
る。第2図は輝度段差補正回路1の構成を示したブロッ
ク図であり、第2図において2は輝度段差補正アンプ、
3は輝度段差補正アンプによって定数a倍された輝度信
号と何も施さない信号を1ラインごとに切り替えるスイ
ッチである。たとえば、均一輝度面を撮像したときにax
YnとYn+1が等しくなるように定数aを選び、nライン
目には輝度段差補正アンプ2の側をスイッチ3が選択
し、n+1ライン目には輝度段差補正アンプを通さない
側をスイッチ3が選択するようにスイッチ3が自動的に
1ラインごとに切り替えられるように構成されている。
[他の実施例] 第3図はさらに光源の色温度によって、輝度段差に対
する補正係数を自動的に切り替えることによって、さら
に輝度段差を効果的に抑圧する実施例のブロック図であ
る。第4図は、第3図の輝度段差補正回路の構成を示し
た図である。すなわち4は輝度段差補正可変ゲインアン
プであり、色温度検出回路320の出力に連動してゲイン
が切り替えられるよう構成されている。光源の色温度に
よって輝度段差の量が変化してもこの実施例のように構
成すれは広範囲の光源において輝度段差を効果的に抑圧
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、ラインごとに輝度信号を構成す
る色フィルターの分光特性が異なる固体撮像素子より輝
度信号を取り出す固体撮像装置において、1ラインごと
に輝度信号のゲインを切り替える手段を用いることによ
って輝度段差という現象を抑圧することができた。ま
た、さらに色温度の変化に応じて補正量を変えるよう構
成することによって広範囲な光源下において良好な抑圧
効果を得ることができた。
また本発明は静止画のみでなく動画に対しても同様の
効果が得られることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の回路ブロック図、第2図は輝
度段差補正回路の構成を示すブロック図、第3図は本発
明の第2の実施例を示すブロック図、第4図は第2の実
施例における輝度段差補正回路の構成を示すブロック
図、第5図は電子スチルカメラのブロック図、第6図は
電子スイッチカメラの駆動シークエンスを示した図、第
7図は電子スチルカメラによく用いられる固体撮像素子
の一例としてのインターライン型CCDの説明図、第8図
は電子スチルカメラに適した色フィルターの配列を示し
た図、第9図はCCD101から電荷を読み出すときの駆動タ
イミングを示した図、第10図は第8図の色フィルター配
列の固体撮像素子の信号から輝度信号と色信号を取り出
す際の演算方法をまとめた図、第11図は従来の撮像信号
処理回路207の内容を示すブロック図、第12図は輝度段
差の説明図である。 101はインターライン型CCDである固体撮像素子、1は輝
度段差補正回路、2は輝度段差補正アンプ、3はスイッ
チ、4は輝度段差補正可変ゲインアンプ、320は色温度
検出回路である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン毎に分光特性の異る2画素以上の画
    素の出力の平均値より輝度信号を得るよう構成された固
    体撮像装置において、均一輝度面撮像状態で、各ライン
    の輝度信号振幅が一定となるように1ラインおきに輝度
    信号振幅を補正する補正手段を有することを特徴とした
    固体撮像装置。
  2. 【請求項2】上記補正手段は輝度信号振幅を色温度の変
    化に応じて自動的に切換えるよう構成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項の固体撮像装置。
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US08/088,345 US5563657A (en) 1988-08-26 1993-07-09 Solid state image pickup apparatus having improved luminance control
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