JP2000023007A - 画像入力装置及び画像入力方法並びにメモリ媒体 - Google Patents

画像入力装置及び画像入力方法並びにメモリ媒体

Info

Publication number
JP2000023007A
JP2000023007A JP10183030A JP18303098A JP2000023007A JP 2000023007 A JP2000023007 A JP 2000023007A JP 10183030 A JP10183030 A JP 10183030A JP 18303098 A JP18303098 A JP 18303098A JP 2000023007 A JP2000023007 A JP 2000023007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
mode
pixels
output
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10183030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3652122B2 (ja
Inventor
Yuichiro Hattori
雄一郎 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP18303098A priority Critical patent/JP3652122B2/ja
Priority to US09/293,239 priority patent/US6937277B1/en
Publication of JP2000023007A publication Critical patent/JP2000023007A/ja
Priority to US10/922,725 priority patent/US7499080B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3652122B2 publication Critical patent/JP3652122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビジョン用の画像を記録する通常モード
と、高解像度の再生機能を有する装置用の画像を記録す
る低速高解像度モードとを備えるビデオカメラを提供す
る。 【解決手段】CCD素子2は、NTSC方式における1
フレームの画素数(水平720×垂直480)よりも多
い画素数(水平1080×垂直720)を有する全画素
読み出し方式のCCD素子である。通常モードでは、N
TSC方式の1/2水平期間内に、水平1080×垂直
480の画素を読み出して、両側を切り捨てて水平72
0×垂直480画素の画像を生成する。低速高解像度モ
ードでは、NTSC方式の垂直走査期間の(2×2)倍
の期間内にCCD素子2より水平1080×垂直720
の画素を読み出し、補間により水平1440×垂直96
0画素の画像、即ち、NTSC方式の画素数を水平及び
垂直方向に共に2倍した画像を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入力装置及び
画像入力方法並びにメモリ媒体に係り、特に、撮像素子
を用いて被写体の画像を電気信号として取り込む画像入
力装置及び画像入力方法並びに該装置の制御に供するメ
モリ媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ディジタル信号処理技術や半導体技
術の進歩により、標準テレビ方式、例えばNTSC方式
やPAL方式の動画像信号をディジタル記録する民生用
ディジタルビデオ規格が提案されている。また、その応
用として、ディジタルビデオ記録再生装置とデジタルカ
メラとを一体化したビデオカメラが製品化されている。
【0003】このようなビデオカメラの中には、ディジ
タル記録という特徴を生かして、静止画の記録機能を備
えるものや、コンピュータ等と接続するためのディジタ
ルI/Fを具備し、撮影した画像をコンピュータ等に転
送する機能を有するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては次のような欠点がある。即ち、従来例に
係るビデオカメラでは、撮影した画像をテレビジョンの
画面上に再生する場合は、その画素数(画像サイズ)
は、ディジタルビデオ規格で定められた画素数(例え
ば、720×480画素)であれば十分であるが、ディ
ジタルI/F又は記録媒体(例えば、ビデオテープ)を
介して他の装置に画像を提供する場合は、当該他の装置
の仕様に応じて、より多くの画素数の画像を提供するこ
とが望まれる。本発明は、上記の背景に鑑みてなされた
ものであり、例えば、画像を再生する装置の仕様に応じ
た品位の画像を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に係
る画像入力装置は、被写体の画像を電気信号として取り
込む画像入力装置であって、撮像素子と、動作モードを
選択する選択手段と、前記撮像素子の出力を利用して、
前記選択手段により選択された動作モードに対応する画
素数の画像を生成する画像処理手段と、前記画像処理手
段により生成された画像を出力する出力手段とを備える
ことを特徴とする。
【0006】上記の画像入力装置において、例えば、前
記出力手段は、前記画像処理手段により生成された画像
を記録媒体に記録する記録手段を有することが好まし
い。
【0007】上記の画像入力装置において、例えば、前
記動作モードは、第1及び第2モードを含み、前記画像
処理手段は、前記第1モードでは、所定の記録フォーマ
ットで規定される画素数の画像を生成し、前記第2モー
ドでは、前記第1モードにおいて生成される画像の画素
数よりも多い画素数の画像を生成することが好ましい。
【0008】上記の画像入力装置において、例えば、前
記出力手段は、前記第1モード及び前記第2モードの双
方において、所定の記録フォーマットに合致するよう
に、前記画像処理手段により生成された画像を変換して
出力することが好ましい。
【0009】上記の画像入力装置において、例えば、前
記撮像素子は、所定の記録フォーマットにより規定され
る画素数よりも多い画素数を有し、前記画像処理手段
は、前記第1モードでは、前記撮像素子により撮像され
る画像の一部を切り出すことによって、前記所定の記録
フォーマットで規定される画素数の画像を生成し、前記
第2のモードでは、前記撮像素子の出力を利用して、所
定の記録フォーマットで規定される画素数よりも多い画
素数の画像を生成することが好ましい。
【0010】上記の画像入力装置において、例えば、前
記画像処理手段は、前記第2モードでは、前記第1モー
ドにおける垂直走査期間のn(自然数)×m(自然数)
倍の垂直走査期間で前記撮像素子から1枚の画像を読み
出して、該画像を前記第1モードにおいて生成する画像
と比較して水平方向にn倍、垂直方向にm倍の画素数を
有する画像に変換することが好ましい。
【0011】上記の画像入力装置において、例えば、前
記画像処理手段は、前記第2モードでは、前記撮像素子
から全画素を読み出すことが好ましい。
【0012】上記の画像入力装置において、例えば、前
記画像処理手段は、前記第2モードでは、前記第1モー
ドにおける主直走査期間のn(自然数)×m(自然数)
倍の垂直走査期間で前記撮像素子から1枚の画像を読み
出して、該画像を前記第1モードにおいて生成する画像
と比較して水平方向に(n−1)倍乃至n倍、垂直方向
に(m−1)倍乃至m倍の画素数を有する画像に変換す
ることが好ましい。
【0013】上記の画像入力装置において、例えば、前
記画像処理手段は、前記第2モードでは、前記撮像素子
から全画素を読み出すことが好ましい。
【0014】上記の画像入力装置において、例えば、前
記撮像素子は、1つの垂直走査期間内に全画素を読み出
すことができる撮像素子であることが好ましい。
【0015】上記の画像入力装置において、例えば、前
記動作モードに拘らず、前記撮像素子の駆動周波数及び
水平走査周波数は同一であることが好ましい。
【0016】上記の画像入力装置において、例えば、前
記第1モード及び前記第2モードの双方において、前記
撮像素子の駆動周波数及び水平走査周波数は同一であ
り、前記画像処理手段は、前記第1モードでは、前記撮
像素子から走査線単位で画素を連続的に読み出し、前記
第2モードでは、前記撮像素子から走査線単位で間欠的
に画素を読み出すことが好ましい。
【0017】上記の画像入力装置において、例えば、前
記画像処理手段は、前記第1モードでは、ブランキング
期間内において、前記撮像素子における不要な走査線の
画素を高速に転送することにより、該不要な走査線の画
素を廃棄することが好ましい。
【0018】上記の画像入力装置において、例えば、前
記画像処理手段は、前記撮像素子から出力される画像を
一時的に格納する画像バッファを有し、前記第1モード
では、前記撮像素子から連続的に出力される画素のうち
必要な領域に属する画素のみを前記画像バッファに書込
み、前記画像バッファに書込んだ画素を処理対象とする
ことにより、前記撮像素子により撮像される画像の一部
を切り出すことが好ましい。
【0019】上記の画像入力装置において、例えば、前
記画像バッファの書込み動作の周波数は、前記撮像素子
の駆動周波数と同一であり、前記画像バッファの読み出
し動作の周波数は、前記出力手段の出力動作の周波数と
同一であることが好ましい。
【0020】上記の画像入力装置において、例えば、前
記出力手段は、前記画像処理手段により生成された画像
をベースバンド成分と高域成分とに分離する分離手段を
有し、前記ベースバンド成分を画像情報として出力する
と共に高域成分を前記付加情報として出力することが好
ましい。
【0021】上記の画像入力装置において、例えば、前
記出力手段は、前記画像処理手段により生成された画像
をベースバンド成分と高域成分とに分離する分離手段を
更に有し、前記記録手段は、前記ベースバンド成分を画
像情報として前記記録媒体に記録する共に前記高域成分
を付加情報として前記記録媒体に記録することが好まし
い。
【0022】上記の画像入力装置において、例えば、記
録媒体に記録された画像を読み取る読取手段を更に備え
ることが好ましい。
【0023】上記の画像入力装置において、例えば、前
記出力手段は、前記読取手段によって記録媒体から読み
取った画像を外部機器に転送する転送手段を更に有する
ことが好ましい。
【0024】本発明の第2の側面に係る画像入力方法
は、撮像素子を用いて被写体の画像を電気信号として取
り込む画像入力方法であって、動作モードを選択する選
択工程と、前記撮像素子の出力を利用して、前記選択工
程において選択された動作モードに対応する画素数の画
像を生成する画像処理工程と、前記画像処理工程におい
て生成された画像を出力する出力工程とを含むことを特
徴とする。
【0025】本発明の第3の側面に係るメモリ媒体は、
撮像素子を用いて被写体の画像を電気信号として取り込
む画像入力装置を制御するための制御プログラムを格納
したメモリ媒体であって、該制御プログラムは、動作モ
ードを選択する選択工程と、前記撮像素子の出力を利用
して、前記選択工程において選択された動作モードに対
応する画素数の画像を生成する画像処理工程と、前記画
像処理工程において生成された画像を出力する出力工程
とを含むことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0027】[第1の実施の形態]図1は、本発明の好
適な実施の形態に係る単板ビデオカメラ(画像入力装
置)の構成を概略的に示す図である。図1に示すよう
に、本発明の好適な実施の形態に係るビデオカメラは、
結像光学系1、CCD素子2、CCD駆動パルス発生器
3、CDS/AGC回路4、AD変換器5、FIFOメ
モリ6、モードスイッチ7、カメラ信号処理部8、記録
再生信号処理部9、記録ヘッド10、再生ヘッド11及
びデジタルインターフェース12を備える。
【0028】結像光学系1は、被写体像をCCD素子2
の受光面上に結像させる。CCD4は、受光面上に入射
する光学像を電気信号に変換する撮像素子である。CC
D駆動パルス発生部3は、CCD素子2を駆動するため
のパルス信号を発生する。CDS/AGC回路4は、C
CD素子2から出力されるRGBの画像信号に含まれる
雑音を低減し適正なレベルまで増幅する。AD変換器5
は、CDS/AGC部4から出力されるRGBの画像信
号をデジタル信号に変換する。FIFOメモリ6は、画
像バッファとして使用されるメモリである。
【0029】モードスイッチ7は、ビデオカメラの動作
モードを切り換えるためのスイッチである。カメラ信号
処理部8は、FIFOメモリ6から供給されるRGBの
画像信号に基づいて記録又は転送用の画像信号を生成す
る。記録再生信号処理回路9は、記録媒体13に記録す
るための画像信号又は記録媒体13から読出した画像信
号を処理する。記録ヘッド10は、記録媒体13に画像
情報を記録するためのヘッドであり、再生ヘッド11
は、記録媒体13に記録された画像情報を読み取るため
のヘッドである。デジタルインターフェース12は、再
生ヘッド11により記録媒体13から読み取った画像情
報又はカメラ信号処理部8から供給される画像情報を外
部機器に転送するために使用される。
【0030】以下、図1に示すデジタルカメラの動作例
を説明する。なお、以下の動作例は、テレビジョン方式
として標準テレビジョン方式であるNTSC方式を採用
した場合に関するが、これは一例であって、本発明の適
用範囲を限定するものではない。
【0031】結像光学系1によりCCD素子2の受光面
上に結像する被写体像は、CCD素子2により電気信号
に変換される。CCD素子2の受光面には、カラー画像
の撮像のための色フィルタアレイが配置されている。こ
の色フィルタアレイは、例えば、図2に示すように、R
GBの色フィルタが周期的に配列されてなる。
【0032】CCD素子2は、標準テレビジョンフォー
マットにより定められる1フレームの画素数よりも多い
画素数を有する。具体的には次の通りである。この実施
の形態では、NTSC方式を採用している。NTSC方
式では、動作周波数は13.5MHzであり、1フレー
ムの画像は水平方向が720画素、垂直方向が480画
素で構成される。CCD素子2は、水平方向、垂直方向
共にNTSC方式の1フレームの画像の1.5倍の画素
数を有する。即ち、CCD素子2は、水平方向の画素数
が1080、垂直方向の画素数が720である。
【0033】また、この実施の形態では、CCD素子2
として、一般にビデオカメラ用に用いられる2:1イン
ターレース対応の読出し方式のCCD素子ではなく、1
フィールド期間内に全走査線の情報を読み出す方式(所
謂「全画素読み出し方式」)のCCD素子を採用してい
る。
【0034】CCD素子2は、CCD駆動パルス発生器
3から供給される駆動パルスにより駆動され、駆動パル
スに同期して電気信号を出力する。また、CCD素子2
は、モードスイッチ7の設定状態、即ち動作モードに応
じたタイミングで駆動される。この動作モードには、通
常モード(第1モード)と低速高解像度モード(第2モ
ード)とが含まれる。
【0035】通常モード(第1モード)では、CCD素
子2は、NTSC方式と同一のフィールド周波数で駆動
される。ただし、CCD素子2が有する全画素を1フィ
ールド期間内に読み出す場合、動作周波数が非常に高く
なり、消費電力が増大するという問題がある。即ち、7
20×480の画素を2:1インタレース方式で読み出
す場合の動作周波数が13.5MHzであるのに対し
て、全画素を1フィールド期間内に読み出す場合は、水
平、垂直共に1.5倍の画素数を1フィールド期間で読
み出すことになるため、動作周波数は、 13.5(MHz)×1.5(水平)×1.5(垂直)×2(全画素
読み出し)=60.75MHz となり、上記のような問題が発生する。
【0036】そこで、この実施の形態では、図4に示す
ように、CCD素子2(画面)の上部及び下部を構成す
る画素(CCD信号)を垂直ブランキング期間内におい
て高速に転送し、CCD素子2(画面)の中央部の48
0ラインのみを読み出すように、CCD素子2を駆動す
ることにより、動作周波数が高くなることを防ぐ。この
場合の動作周波数は、 13.5(MHz)×1.5(水平)×2(全画素読み出し)=4
0.5MHz となる。また、CCD素子2の駆動信号の水平走査周波
数は、NTSC方式の2倍になる。
【0037】図3(a)は、通常モード(第1モード)
におけるCCD素子2の駆動タイミングを示しており、
図3(b)は、同モードにおけるCCD素子2の駆動タ
イミングを示している。なお、VDは、垂直同期信号、
HDは、水平同期信号、HDX2は、CCD素子2の駆
動を制御する水平同期信号(水平同期信号HDの1/2
の周期)、CCD信号は、CCD素子2から読み出され
る電気信号である。
【0038】図3(a)及び(b)において、フィール
ド期間は、1/59.94sec(=16.7mse
c)、水平走査期間は1/(59.94×262.5)
(=63.6μsec)であって、共にNTSC方式と
一致している。
【0039】図3(a)に示すように、フィールド期間
のうち、ブランキング期間と称されるテレビジョン画面
上に表示されない期間内に、CCD素子2の全画素のう
ち上部及び下部の合計240ラインを高速転送により読
み捨て、有効映像期間内に1フレーム分の480ライン
を読み出すように、CCD素子2は駆動される。また、
この実施の形態では、2:1インターレース方式の標準
テレビジョン方式における1フィールド期間内に1フレ
ーム分の画素(2フィールド分の画素)を読み出すた
め、図3(b)に示すように、CCD素子2を駆動する
ための水平同期信号HDX2の水平走査周波数は、NT
SC方式の水平走査周波数の2倍になる(水平走査期間
が1/2)。
【0040】一方、低速高解像度モード(第2モード)
では、通常モード(第1モード)において記録媒体13
に記録する画像の画素数(画像サイズ)よりも多い画素
数の画像を記録媒体13に記録する。ここで、低速高解
像度モードにおいて記録媒体13に記録する画像の画素
数は、通常モードにおける画像の画素数を水平方向にn
倍、垂直方向にm倍した画素数である。n,mは、例え
ば、2以上の自然数であること、或いは、n×mが2以
上の自然数であることが好ましい。また、通常モード
(第1モード)において記録媒体13に記録する画像の
水平方向及び垂直方向の画素比が、低速高解像度モード
において記録媒体13に記録する画像の水平方向及び垂
直方向の画素比と一致する場合は、n=mである。
【0041】低速高解像度モード(第2モード)では、
CCD素子2は、NTSC方式のフィールド周波数(通
常モードにおけるフィールド周波数と等しい)の1/
(n×m)倍のフィールド周波数で駆動される。本実施
の形態は、n=m=2の場合の例である。
【0042】低速高解像度モード(第2モード)では、
CCD素子2の全画素をNTSC方式のフィールド期間
の(n×m)倍の期間(1/59.94=16.7ms
ec)内に読み出すようにCCD素子2が駆動される。
即ち、n=m=2の場合、CCD素子2の全画面が4/
59.94sec(=66.7msec)の期間内に読
み出される。
【0043】この場合、CCD素子2を駆動する周波数
を通常モード(第1モード)の周波数(NTSC方式の
周波数の2倍の周波数)よりも低くすることができる。
しかしながら、通常モードにおけるCCD素子2の駆動
周波数と低速高解像度モード(第2モード)におけるC
CD素子2の駆動周波数とが異なることはシステムの構
成上好ましくない。従って、この実施の形態では、両モ
ードにおける駆動周波数を一致させている。
【0044】具体的には、この実施の形態では、1ライ
ンを読み出しの単位として間欠的にCCD素子2を駆動
して、4(=n×m)フィールド期間でCCD素子2の
全画素を読み出す。より具体的には、この実施の形態で
は、NTSC方式における4水平走査期間内にライン単
位で3ライン分の信号を読み出すように、CCD素子2
をライン単位で間欠的に駆動する。従って、CCD素子
2の全画素を読み出すには、NTSC方式における4フ
ィールド期間を要する。
【0045】このように、低速高解像度モード(第2モ
ード)において、NTSC方式におけるフィールド期間
(通常モードにおけるフィールド期間と同一)の4(=
n×m)倍の期間でCCD素子2の全画素を読み出すの
は、読み出した画素に基づいて通常モードにおける画素
数の(n×m)倍の画素で構成される画像を記録媒体1
3に記録することに起因する。即ち、通常モードと低速
高解像度モードとにおいて、記録媒体13に同一形式
(記録密度)で画像を記録するには、低速高解像度モー
ドでは、通常モード(第1モード)におけるフィールド
期間の(n×m)倍の期間で記録を行うことが好ましい
からである。
【0046】図5(a)は、低速高解像度モード(第2
モード)におけるCCD素子2の駆動タイミングを示し
ており、図5(b)は、同モードにおけるCCD素子2
の駆動タイミングを示している。図3(a)及び(b)
と同様に、フィールド期間は、1/59.94sec
(=16.7msec)、水平走査期間は、1/(5
9.94×262.5)(=63.6μsec)であっ
て、NTSC方式と一致している。
【0047】図5(a)に示すように、低速高解像度モ
ード(第2モード)では、4(=n×m)フィールド期
間でCCD素子2の全画素が読み出される。ここで、図
5(b)に示すように、CCD素子2の駆動を制御する
水平同期信号HDX2の水平走査周波数は、通常モード
の場合と同様に、NTSC方式の2倍であり、4倍の水
平走査期間内に3ライン分の信号が読み出されるように
走査線単位で間欠的にCCD2を駆動する。
【0048】ここで、上記のように、低速高解像度モー
ドにおいて、通常モードにおけるフィールド期間の(n
×m)倍の期間でCCD素子2から画素を読み出す場
合、通常モードと比較して水平方向に(n−1)倍〜n
倍、垂直方向に(m−1)倍〜m倍の画素数(通常モー
ドにおける画素数の整数倍ではない画素数)の画像を生
成して記録媒体13に記録することもできる。
【0049】CCD素子2から読み出されたCCD信号
は、CDS/AGC回路4を経由してAD変換器5に入
力され、デジタル信号に変換され、次いで、FIFOメ
モリ6に供給される。
【0050】FIFOメモリ6は、モードスイッチ7に
より設定される動作モードに応じて異なるタイミング動
作する。
【0051】通常モード(第1モード)では、FIFO
メモリ6は、CCD素子2から供給される横長の画像の
うち、テレビジョン画面上に表示される部分(中央部)
を切り出すように動作する。ここで、FIFOメモリ6
から画像信号を読み出す周波数を、書込み周波数(=C
CD素子2を駆動する周波数)の2/3、即ち、27.
0MHzに設定することにより、FIFOメモリ6の前
後の系において、水平及び垂直周波数を一致させること
ができる。
【0052】図6は、通常モードにおけるFIFOメモ
リ6の制御タイミングを示す図である。WEは、書込み
を許可するイネーブル信号、WRSTは、FIFOメモ
リ6の書込みアドレスをリセットするリセット信号、w
rite信号は書き込み信号(画像信号)、read信
号は読み出し信号(画像信号)、RRSTは、FIFO
メモリ6の読み出しアドレスをリセットすリセット信号
である。図6に示すように、通常モード(第1モード)
では、有効映像領域の1080画素のうち中心部の2/
3の画素、即ち中心部の720画素のみをFIFOメモ
リ6に書き込み、この720画素を書き込み周波数の2
/3の周波数で読み出すことにより、FIFOメモリ6
の前後の系において、水平及び垂直周波数を一致させた
状態で、有効画像領域の中心部を切り出すことができ
る。
【0053】一方、低速高解像度モード(第2モード)
では、CCD素子2より間欠的に読み出し、CDS/A
GC回路4及びAD変換器を経由してFIFOメモリ6
に供給される全画素の信号をFIFOメモリ6に書込
む。そして、FIFOメモリ6に書き込まれた信号は、
通常モードと同一の読み出し周波数である27.0MH
zでFIFOメモリ6より読み出される。また、読み出
しの際の水平走査周波数は、CCD素子2を駆動する信
号の水平走査周波数の2倍、即ち、NTSC方式の水平
走査周波数と同一である。
【0054】図7は、低速高解像度モードにおけるFI
FOメモリ6の制御タイミングを示す図である。各信号
の意味は図6と同様である。CCD素子2より間欠的に
読み出し、CDS/AGC回路4及びAD変換器を経由
してFIFOメモリ6に供給される信号は、WE及びW
RSTに従って有効映像期間においてのみFIFOメモ
リ6に書き込まれる。この書き込みの周波数は、当然
に、CCD素子2を駆動する信号の駆動周波数と同一の
40.5MHzである。
【0055】また、FIFOメモリ6に書込まれた各ラ
インの信号は、夫々NTSC方式における1水平走査期
間内に、通常モードと同様の27.0MHzで読み出さ
れる。ここで、書込み動作と無関係に、例えば図7に示
すように、NTSC方式における水平走査期間と同一の
周期で読み出しアドレスをリセットすることにより、各
ラインの画素を連続的に読み出すことができる。
【0056】FIFOメモリ6から読み出された映像信
号Siは、カメラ信号処理回路9に供給される。図8
は、カメラ信号処理回路9の構成例を示す図である。F
IFOメモリ6から供給される信号Siは、OBクラン
プ回路801、ホワイトバランス回路802を経て、直
列に連結された4つの1Hメモリ803〜806の初段
の1Hメモリ803に入力される。この4つの1Hメモ
リ803〜806により5ライン分の映像信号(0H〜
4H)を得ることができる。
【0057】ホワイトバランス回路802及び1Hメモ
リ803〜806から並列に出力される5ライン分の映
像信号は、輪郭補正信号生成回路807及び色分離回路
808に供給される。輪郭補正信号生成回路807で
は、映像信号の高域成分を抽出することにより輪郭補正
信号を生成する。一方、色分離回路808では、CCD
素子2の色フィルタの配列に従って点順次で得られるR
GBの各信号を振り分け、5ライン分の信号を使って内
挿補間することによりRGBの各信号を生成する。色分
離回路808で生成されたRGBの各信号G,B,R
は、LPF809,810,811において不要な周波
数成分を除去された後に、加算器812,813,81
4において、輪郭補正信号生成回路807から出力され
る輪郭補正信号と加算される。これにより、RGBの各
信号に係る画像は、輪郭が補正される。
【0058】加算器812,813,814から出力さ
れたRGBの各信号は、ガンマ補正回路815,81
6,817において、ガンマ補正が施され、その後、マ
トリクス回路818において、輝度信号Y、色差信号B
−Y及びR−Yに変換される。マトリクス回路818に
より生成される2種類の色差信号B−Y,R−Yは、多
重化回路819において、1クロック毎に間引かれて多
重化された色差信号Cに変換された後に、直列に連結さ
れた2つの1Hメモリ822及び823の初段の1Hメ
モリ822に入力される。また、同時に輝度信号Yは、
直列に連結された2つの1Hメモリ820の821の初
段の1Hメモリ820に入力される。
【0059】1Hメモリ820及び821並びに822
及び823では、夫々垂直方向の内挿補間を行うために
2ライン分の信号を同時化すると共に水平方向の補間の
ためのデータホールドを行う。なお、この処理は、低速
高解像度モードにおいてのみ実行される。これは、通常
モードにおいては、CCD素子2から信号を読み出すこ
とにより、必要な全画素を得ることができるからであ
る。従って、通常モードにおいては、マトリクス回路8
19から出力される輝度信号Y及び多重化回路819か
ら出力される色差信号Cは、輝度信号Yo及び色差信号
Coとして、カメラ信号処理部8から出力される。
【0060】図9は、1Hメモリ820及び821並び
に822及び823における水平方向のデータホールド
動作を示す図である。水平走査周波数がNTSC方式と
同一の15.7kHzである場合において、上記のよう
に動作周波数を27.0MHzとすると、水平方向の画
素数は720の2倍の1440になる。
【0061】しかしながら、本実施の形態の低速高解像
度モードでは、CCD素子2の水平方向の画素数は10
80であるため、1Hメモリ820〜823により処理
される前においては有効映像期間が1080画素分であ
る。そこで、各4クロック期間内に、連続する3画素を
連続して読み出し、該3画素の末尾の画素を再度読み出
すことにより、見掛け上、各4クロック期間内に4画素
を連続的に読み出す。これは、1Hメモリ820〜82
3に与える読み出しアドレスのインクリメントを4クロ
ックに1回の割合で停止することにより実現することが
できる。
【0062】1Hメモリ820〜823により同時化さ
れた2ライン分の輝度信号、色差信号は、夫々垂直補間
回路824,825に供給され、垂直方向の線形内挿に
よる補間が行われた後、水平補間回路826,827に
供給され、水平方向の線形内挿補間が施されることによ
り、所望の画素数(画像サイズ)への変換がなされる。
即ち、低速高解像度モードでは、n=m=2の場合、通
常モードの画素数と比較して、水平方向に2倍、垂直方
向に2倍の画素数の画像、即ち、水平1440画素×垂
直960画素の画像が生成される。
【0063】図11は、水平補完回路826の構成例を
示す図である。図10は、水平補完回路826における
補間前の画素(○)と補間後の画素(△)との幾何学的
な位置関係及び線形内挿における係数を示す図である。
図12は、水平補間回路826における各信号のタイミ
ングを示す図である。
【0064】水平補間回路826に入力された輝度信号
YIは、第1の係数器1103に供給され、また、1ク
ロック遅延器1101により1クロック分遅延され、遅
延信号Ydとして第2の係数器1104に供給される。
【0065】第1、第2の係数器1103、1104に
は、補間により生成される画素の幾何学的位置に応じて
係数発生器1102が発生する第1、第2の係数K1、
K2が夫々供給される。そして、第1、第2の係数器1
103、1104により係数が乗ぜられた後に、加算器
1105は、その2つの乗算結果を加算して、その加算
結果を補間信号Yoとして出力する、色差信号について
も上記と同様にして水平方向の補間が施される。また、
ここでは水平方向の補間処理に関してのみ説明したが、
垂直方向の補間処理も同様の手法を適用して実行するこ
とができる。
【0066】カメラ信号処理回路8で生成された輝度信
号Yoと色差信号Coは、記録再生信号処理回路9に供
給され、記録のための圧縮符号化、エラー訂正符号付
加、変調等の処理を受けた後に、記録ヘッド10を経由
して記録媒体13に記録される。記録再生信号処理回路
9では、例えば民生用ディジタルビデオ規格に則ったフ
ォーマットで記録及び再生を行う。また、記録再生信号
処理回路9に入力される画像は、水平720画素、垂直
480画素、60field/secの画像である。
【0067】従って、記録再生信号処理回路9は、通常
モード(第1モード)の場合は、カメラ信号処理回路8
で生成される水平720画素、垂直480画素の60fr
ame/secの信号から2:1インターレース走査に適合し
た間引きを行って標準テレビ信号を生成し記録媒体13
に記録する。一方、記録再生信号処理回路9は、低速高
解像度モード(第2モード)の場合は、水平1440画
素、垂直960画素、15frame/secの画像を、図13
(a)及び(b)に示すように、水平720×垂直48
0の4枚の画像A,B,C,Dに分割し、これを8枚の
フィールド画像Aodd,Aeven,Bodd,Beven,Codd,Ceven,Dod
d,Devenとして記録媒体13に記録する。
【0068】また、図13(a)及び(b)に示す方式
の代わりに、例えば、図13(c)に示すように、水平
1440画素、垂直960画素の画像を水平2画素、垂
直2画素毎にサブサンプルした4枚のフレーム画像に分
割して記録媒体13に記録する方式を採用することもで
きる。
【0069】以上のように、動作モードとして通常モー
ド(第1モード)と低速高解像度モード(第2モード)
とを設けることにより、画像を利用する機器の仕様に応
じた高解像度の画像を当該機器に提供することが可能に
なる。
【0070】また、撮像素子で撮像した画像を通常モー
ド(第1モード)における画素数のn(水平方向)×m
(垂直方向)倍の画素数の画像を記録する低速高解像度
モード(第2モード)において、(n×m)倍の垂直走
査期間で撮像素子より信号を読み出し、画素数を変換
(変倍)することにより、撮像素子の水平走査周波数及
び駆動周波数を通常モードと同一にしたまま、高解像度
の画像を記録することができる。
【0071】[第2の実施の形態]図14は、本発明に
第2の実施の形態に係る単板ビデオカメラの構成を概略
的に示す図である。この実施の形態に係る単板ビデオカ
メラは、結像光学系1、CCD素子2、CCD駆動パル
ス発生器3、CDS/AGC回路4、AD変換器5、F
IFOメモリ6、モードスイッチ7及びカメラ信号処理
部8に関しては、第1の実施の形態と同様の構成を有す
る。以下では、第1の実施の形態との相違部分を説明す
る。
【0072】図15は、記録再生信号処理回路9の構成
例を示す図である。通常モード(第1モード)では、選
択器1303,1308は、共にB端子側の入力を選択
して、カメラ信号処理部8から供給される輝度信号Y
o、色差信号Coを圧縮符号化回路1305,1310
に夫々供給する。
【0073】圧縮符号化回路1305,1310におい
て圧縮符号化された輝度信号、色差信号は多重化回路1
311に供給され、該多重化回路1311において記録
フォーマットに従ったフォーマッティングがなされ、エ
ラー訂正符号付加回路1312において、伝送路誤りを
訂正するためのパリティが付加された後に、記録変調回
路1313を介して記録ヘッド10に供給される。
【0074】一方、低速高解像度モード(第2モード)
では、カメラ信号処理回路8から供給される輝度信号Y
o、色差信号Coは、帯域制限回路(2次元ローパスフ
ィルタ)1301,1306において、通常モード(第
1モード)と同一サイズのベースバンド成分が抽出され
る。また、減算器1302,1307では、輝度信号Y
o、色差信号Coと、帯域制限回路1301,1306
から出力されるベースバンド成分との差分を演算して、
輝度信号Yo、色差信号Coの高域成分を夫々抽出す
る。
【0075】低速高解像度モード(第2モード)では、
選択器1303,1308は、共にA端子側を選択し、
圧縮符号化回路1305,1310には、帯域制限回路
1301,1306により抽出されたベースバンド成分
が夫々供給されて、通常モード(第1モード)における
場合と同様に圧縮符号化される。一方、減算器130
2,1307により抽出された高域成分は、第2の圧縮
符号化回路1304,1309に夫々供給され、圧縮符
号化される。そして、圧縮符号化された輝度及び色差信
号のベースバンド成分と高域成分は、多重化回路131
1においてフォーマティングされる。
【0076】図16は、記録再生信号処理回路101が
記録媒体13に記録する記録データのブロック構造を示
す図である。記録データの1つのブロックは、図16に
示すように、同期(sync)キャラクタ領域201、画像
情報領域202、付加情報領域203、パリティ領域2
04で構成される。画像情報領域202には、通常モー
ドにおける画像情報又は低速高解像度モードにおけるベ
ースバンド成分が記録される。また、低速解像度モード
においては、付加情報領域203に、高域成分を記録す
るための高域成分領域203aが設けられる。
【0077】多重化部1311により、同期(sync)キ
ャラクタ領域201、画像情報領域202、付加情報領
域203からなるブロック構造にフォーマティングされ
た記録データは、エラー訂正符号付加回路1312にお
いて、パリティ領域204に伝送路誤りを訂正するため
のパリティが付加された後に、記録変調回路1313を
介して記録ヘッド10に供給される。
【0078】また、再生時において、記録媒体13より
再生ヘッド11を介して読み取られた再生信号は、記録
復調回路1322及びエラー訂正回路1321を介し
て、データ分離回路1320に供給される。データ分離
回路1320は、図16に示すブロック構造を有する再
生信号より、圧縮符号化された輝度及び色差信号のベー
スバンド成分(又は通常モードにおける画像情報)と高
域成分(低速度高解像度モードの場合のみ)を抽出す
る。そして、データ分離回路1320は、輝度信号の高
域成分を伸張回路1315に、輝度信号のベースバンド
成分を伸張回路1316に、色差信号の高域成分を伸張
回路1318に、色差信号のベースバンド成分を伸張回
路1319に供給する。
【0079】伸張回路1316,1317により伸張さ
れた輝度信号及び色差信号のベースバンド成分Yn,C
nは、NTSCエンコーダ102により標準テレビジョ
ン信号に変換されてライン出力として出力される。
【0080】更に、低速高解像度モード(第2モード)
で記録された画像に関しては、伸長の後に合成回路13
14,1317によりベースバンド成分と高域成分を合
成することにより、通常モードの4(=n×m)倍の画
素数(画像サイズ)の高解像度の画像に復元される。復
元された高解像度の画像の輝度信号Yw、色差信号Cn
は、ディジタルI/F回路103を介して、外部に接続
されたディジタル機器(例えば、パーソナルコンピュー
タやプリンタ等)に転送される。
【0081】この実施の形態によれば、デジタルビデオ
装置のフォーマットに従って、解像度及びフレームレー
ト(秒間コマ数)の異なる2つのモードにおいて、撮
像、記録、再生を行うことができる。従って、目的に応
じて所望の画像品質を得ることができる。
【0082】なお、上記の実施の形態では、ディジタル
I/F回路103を介して輝度信号Yw及び色差信号C
nを外部に転送するが、その代わりに、例えば、エラー
訂正回路1321によるエラー訂正後のデータ等をその
ままディジタルI/F回路103を介して外部に転送し
てもよい。
【0083】[その他]なお、本発明は、複数の機器
(例えば、撮像装置,コンピュータ,インタフェイス機
器,プリンタなど)から構成されるシステムに適用して
も、一つの機器からなる装置(例えば、デジタルビデオ
カメラなど)に適用してもよい。
【0084】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0085】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0086】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0087】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0088】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0089】以上のように、所定の記録フォーマットで
規定される画素数より多い画素を有する撮像素子を用
い、撮像素子の有する全画素情報のうち、記録フォーマ
ットにより規定される画像サイズに等しいサイズの画像
を切り出して記録媒体に記録する第1モードと、撮像素
子の有する全画素情報を通常モードの垂直走査期間の
(n×m)倍の期間で読み出し、記録フォーマットによ
り規定される画像数を水平にn倍、垂直にm倍した画素
数の画像に変換して記録媒体に記録する第2モードとを
備えることにより、例えば、通常の画質(解像度)の動
画の記録と、高精細(高解像度)な準動画(又は静止
画)の記録とを目的に応じて切り換えることができる。
【0090】また、高精細画像を、通常の画像の記録フ
ォーマットと互換性のあるベースバンド成分と、高域成
分とに分離し、ベースバンド成分を画像情報として記録
し、高域成分を付加情報として記録媒体に記録すること
により、接続する外部機器の仕様に応じた画像を再生し
て出力することができ、また、高精細画像を再生するた
めの他の再生装置に該記録媒体を提供して画像を再生す
ることができる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、画像を再生す
る装置の仕様に応じた品位の画像を得ることができる。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る単板ビデオカ
メラ(画像入力装置)の構成を概略的に示す図である。
【図2】CCD素子の色フィルタの配列を示す図であ
る。
【図3】通常モード(第1モード)におけるCCD素子
の駆動タイミングを示す図である。
【図4】通常モード(第1モード)においてCCD素子
から画素を読み出す領域を示す図である。
【図5】低速高解像度モード(第2モード)におけるC
CD素子の駆動タイミングを示す図である。
【図6】通常モード(第1モード)におけるFIFOメ
モリの制御タイミングを示す図である。
【図7】低速高解像度モード(第2モード)におけるF
IFOメモリの制御タイミングを示す図である。
【図8】カメラ信号処理回路の構成例を示す図である。
【図9】水平方向のデータホールド動作を示す図であ
る。
【図10】水平補完回路における補間前の画素(○)と
補間後の画素(△)との幾何学的な位置関係及び線形内
挿における係数を示す図である。
【図11】水平補完回路の構成例を示す図である。
【図12】水平補間回路における各信号のタイミングを
示す図である。
【図13】低速高解像度モード(第2モード)で生成し
た画像の記録方法(分割方法)を示す図である。
【図14】本発明に第2の実施の形態に係る単板ビデオ
カメラの構成を概略的に示す図である。
【図15】記録再生信号処理回路の構成例を示す図であ
る。
【図16】記録再生信号処理回路が記録媒体に記録する
記録データのブロック構造を示す図である。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の画像を電気信号として取り込む
    画像入力装置であって、 撮像素子と、 動作モードを選択する選択手段と、 前記撮像素子の出力を利用して、前記選択手段により選
    択された動作モードに対応する画素数の画像を生成する
    画像処理手段と、 前記画像処理手段により生成された画像を出力する出力
    手段と、 を備えることを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、前記画像処理手段によ
    り生成された画像を記録媒体に記録する記録手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記動作モードは、第1及び第2モード
    を含み、前記画像処理手段は、前記第1モードでは、所
    定の記録フォーマットで規定される画素数の画像を生成
    し、前記第2モードでは、前記第1モードにおいて生成
    される画像の画素数よりも多い画素数の画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像入
    力装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記第1モード及び前
    記第2モードの双方において、所定の記録フォーマット
    に合致するように、前記画像処理手段により生成された
    画像を変換して出力することを特徴とする請求項3に記
    載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像素子は、所定の記録フォーマッ
    トにより規定される画素数よりも多い画素数を有し、 前記画像処理手段は、前記第1モードでは、前記撮像素
    子により撮像される画像の一部を切り出すことによっ
    て、前記所定の記録フォーマットで規定される画素数の
    画像を生成し、前記第2のモードでは、前記撮像素子の
    出力を利用して、所定の記録フォーマットで規定される
    画素数よりも多い画素数の画像を生成することを特徴と
    する請求項3又は請求項4に記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、前記第2モードで
    は、前記第1モードにおける垂直走査期間のn(自然
    数)×m(自然数)倍の垂直走査期間で前記撮像素子か
    ら1枚の画像を読み出して、該画像を前記第1モードに
    おいて生成する画像と比較して水平方向にn倍、垂直方
    向にm倍の画素数を有する画像に変換することを特徴と
    する請求項5に記載の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理手段は、前記第2モードで
    は、前記撮像素子から全画素を読み出すことを特徴とす
    る請求項6に記載の画像入力装置。
  8. 【請求項8】 前記画像処理手段は、前記第2モードで
    は、前記第1モードにおける主直走査期間のn(自然
    数)×m(自然数)倍の垂直走査期間で前記撮像素子か
    ら1枚の画像を読み出して、該画像を前記第1モードに
    おいて生成する画像と比較して水平方向に(n−1)倍
    乃至n倍、垂直方向に(m−1)倍乃至m倍の画素数を
    有する画像に変換することを特徴とする請求項5に記載
    の画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理手段は、前記第2モードで
    は、前記撮像素子から全画素を読み出すことを特徴とす
    る請求項8に記載の画像入力装置。
  10. 【請求項10】 前記撮像素子は、1つの垂直走査期間
    内に全画素を読み出すことができる撮像素子であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記
    載の画像入力装置。
  11. 【請求項11】 前記動作モードに拘らず、前記撮像素
    子の駆動周波数及び水平走査周波数は同一であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記
    載の画像入力装置。
  12. 【請求項12】 前記第1モード及び前記第2モードの
    双方において、前記撮像素子の駆動周波数及び水平走査
    周波数は同一であり、前記画像処理手段は、前記第1モ
    ードでは、前記撮像素子から走査線単位で画素を連続的
    に読み出し、前記第2モードでは、前記撮像素子から走
    査線単位で間欠的に画素を読み出すことを特徴とする請
    求項3乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像入力
    装置。
  13. 【請求項13】 前記画像処理手段は、前記第1モード
    では、ブランキング期間内において、前記撮像素子にお
    ける不要な走査線の画素を高速に転送することにより、
    該不要な走査線の画素を廃棄することを特徴とする請求
    項5に記載の画像入力装置。
  14. 【請求項14】 前記画像処理手段は、前記撮像素子か
    ら出力される画像を一時的に格納する画像バッファを有
    し、前記第1モードでは、前記撮像素子から連続的に出
    力される画素のうち必要な領域に属する画素のみを前記
    画像バッファに書込み、前記画像バッファに書込んだ画
    素を処理対象とすることにより、前記撮像素子により撮
    像される画像の一部を切り出すことを特徴とする請求項
    5又は請求項13に記載の画像入力装置。
  15. 【請求項15】 前記画像バッファの書込み動作の周波
    数は、前記撮像素子の駆動周波数と同一であり、前記画
    像バッファの読み出し動作の周波数は、前記出力手段の
    出力動作の周波数と同一であることを特徴とする請求項
    14に記載の画像入力装置。
  16. 【請求項16】 前記出力手段は、前記画像処理手段に
    より生成された画像をベースバンド成分と高域成分とに
    分離する分離手段を有し、前記ベースバンド成分を画像
    情報として出力すると共に高域成分を前記付加情報とし
    て出力することを特徴とする請求項1乃至請求項15の
    いずれか1項に記載の画像入力装置。
  17. 【請求項17】 前記出力手段は、前記画像処理手段に
    より生成された画像をベースバンド成分と高域成分とに
    分離する分離手段を更に有し、前記記録手段は、前記ベ
    ースバンド成分を画像情報として前記記録媒体に記録す
    る共に前記高域成分を付加情報として前記記録媒体に記
    録することを特徴とする請求項2乃至請求項15のいず
    れか1項に記載の画像入力装置。
  18. 【請求項18】 記録媒体に記録された画像を読み取る
    読取手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載
    の画像入力装置。
  19. 【請求項19】 前記出力手段は、前記読取手段によっ
    て記録媒体から読み取った画像を外部機器に転送する転
    送手段を更に有することを特徴とする請求項18に記載
    の画像入力装置。
  20. 【請求項20】 撮像素子を用いて被写体の画像を電気
    信号として取り込む画像入力方法であって、 動作モードを選択する選択工程と、 前記撮像素子の出力を利用して、前記選択工程において
    選択された動作モードに対応する画素数の画像を生成す
    る画像処理工程と、 前記画像処理工程において生成された画像を出力する出
    力工程と、 を含むことを特徴とする画像入力方法。
  21. 【請求項21】 撮像素子を用いて被写体の画像を電気
    信号として取り込む画像入力装置を制御するための制御
    プログラムを格納したメモリ媒体であって、該制御プロ
    グラムは、 動作モードを選択する選択工程と、 前記撮像素子の出力を利用して、前記選択工程において
    選択された動作モードに対応する画素数の画像を生成す
    る画像処理工程と、 前記画像処理工程において生成された画像を出力する出
    力工程と、 を含むことを特徴とするメモリ媒体。
JP18303098A 1998-04-24 1998-06-29 画像入力装置及び画像入力方法並びにメモリ媒体 Expired - Fee Related JP3652122B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18303098A JP3652122B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 画像入力装置及び画像入力方法並びにメモリ媒体
US09/293,239 US6937277B1 (en) 1998-04-24 1999-04-16 Image input apparatus employing read region size determination
US10/922,725 US7499080B2 (en) 1998-04-24 2004-08-20 Image sensor with adjustable readout area

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18303098A JP3652122B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 画像入力装置及び画像入力方法並びにメモリ媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000023007A true JP2000023007A (ja) 2000-01-21
JP3652122B2 JP3652122B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=16128518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18303098A Expired - Fee Related JP3652122B2 (ja) 1998-04-24 1998-06-29 画像入力装置及び画像入力方法並びにメモリ媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3652122B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1246473A1 (fr) * 2001-03-27 2002-10-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Appareil de prise de vue comportant un circuit d'amélioration de contour et procédé mis en oeuvre dans un tel appareil
EP1460837A3 (en) * 2003-03-18 2007-09-05 Ricoh Company, Ltd. Digital still camera
CN100452843C (zh) * 2005-08-12 2009-01-14 卡西欧计算机株式会社 控制摄像元件的驱动的时序信号处理装置以及照相机装置
US7548265B2 (en) 2004-10-18 2009-06-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image pickup apparatus and image pickup method including clocks
JP2012028841A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Sony Corp 撮像装置、制御装置及び撮像装置の制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07135592A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Canon Inc 撮像装置
JPH0837634A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Canon Inc 画像記録装置
JPH08172636A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Sharp Corp 撮像装置
JPH08331574A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Nec Corp 固体撮像装置
JPH11355665A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像デバイスの駆動方法及び電子カメラ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07135592A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Canon Inc 撮像装置
JPH0837634A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Canon Inc 画像記録装置
JPH08172636A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Sharp Corp 撮像装置
JPH08331574A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Nec Corp 固体撮像装置
JPH11355665A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像デバイスの駆動方法及び電子カメラ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1246473A1 (fr) * 2001-03-27 2002-10-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Appareil de prise de vue comportant un circuit d'amélioration de contour et procédé mis en oeuvre dans un tel appareil
EP1460837A3 (en) * 2003-03-18 2007-09-05 Ricoh Company, Ltd. Digital still camera
US7388607B2 (en) 2003-03-18 2008-06-17 Ricoh Company, Ltd. Digital still camera
US7548265B2 (en) 2004-10-18 2009-06-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image pickup apparatus and image pickup method including clocks
CN100452843C (zh) * 2005-08-12 2009-01-14 卡西欧计算机株式会社 控制摄像元件的驱动的时序信号处理装置以及照相机装置
JP2012028841A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Sony Corp 撮像装置、制御装置及び撮像装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3652122B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6937277B1 (en) Image input apparatus employing read region size determination
JP2848396B2 (ja) 電子スチルカメラ
US5444483A (en) Digital electronic camera apparatus for recording still video images and motion video images
US20020033887A1 (en) Image sensing apparatus using a non-interlace or progressive scanning type image sensing device
US6697106B1 (en) Apparatus for processing image signals representative of a still picture and moving pictures picked up
JP3740235B2 (ja) 撮像装置及び撮像記録再生装置
JP2009010821A (ja) 撮像装置および撮像方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP2007104623A (ja) 映像信号伝送システム、撮像装置、信号処理装置および映像信号伝送方法
JP2000261793A (ja) 撮像装置
JP3652122B2 (ja) 画像入力装置及び画像入力方法並びにメモリ媒体
JPH11177868A (ja) 撮像方法及び再生方法とその装置
JPH08317295A (ja) デジタル画像記録装置およびデジタル画像再生装置
JP3253538B2 (ja) 画像処理装置及びその画像処理方法
US20050089313A1 (en) Recording and play reproducing device
JP4266472B2 (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
JP3581457B2 (ja) 撮像装置
EP1976272B1 (en) Image pickup apparatus and method
KR100754223B1 (ko) 영상 처리 장치 및 방법
JP2006171524A (ja) 画像処理装置
JP3484928B2 (ja) 映像信号記録再生装置
JP3745605B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP3281454B2 (ja) 撮像記録装置
JP3833285B2 (ja) 画像データ記録装置および方法ならびに画像データ再生装置および方法
JPH09130728A (ja) 撮像装置
JP4253058B2 (ja) デジタルカメラ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees