JP2001116184A - エンジンのマウント装置 - Google Patents
エンジンのマウント装置Info
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Abstract
搭載性とエンジンマウント部分のコンパクト化を図る。 【解決手段】金属製カバー10は、上下方向に所定幅を
持って延びる前面壁部11と、この前面壁部11の周辺
縁11aから曲折された側壁部12とを有する。金属製
カバー10の幅方向の一方側の側壁部12上方には、前
面壁部11から前方に及び側壁部12から側方に突出す
る突出部13が形成され、この突出部13にはクランク
軸1の軸心を通る垂線L1線に対して略直角な突出面1
3aが形成されている。突出部13は、エンジンを締結
するボルト14若しくはボルト14の締結孔15を有す
るエンジンマウントブラケット40を形成してエンジン
をスラントさせて車体に支持する。
Description
装置に関し、特にカム軸を駆動する伝動部材のケースに
エンジンマウント本体を締結するための突出部を形成し
たエンジンのマウント装置に関する。
例えば、特開平10−47157号公報には、カム軸を
駆動するチェーンケースにエンジンマウントブラケット
を一体形成した構造が開示されている。
来技術では、エンジンマウントブラケット全体がチェー
ンケースの前面壁部から前方に突出させた構造のため
に、エンジンマウントブラケットの剛性確保の面で、チ
ェーンケースの大型化、重量増大を招き、エンジンマウ
ント部分の小型化ができないという欠点がある。
目的は、エンジンの車載状態まで勘案して、エンジンの
搭載性とエンジンマウント部分のコンパクト化が図れる
エンジンのマウント装置を提供することである。
的を達成するために、本発明のエンジンのマウント装置
は、以下の構成を備える。即ち、上下方向に所定幅を持
って延びる前面壁部と該前面壁部の周辺縁から曲折され
た側壁部とを有する断面コの字状の金属製カバーをエン
ジン本体に締結して、クランク軸の回転をカム軸に伝動
する伝動部材を収納するケースを形成したエンジンにお
いて、車両に搭載されるエンジン位置でのエンジン前面
側から見た状態において、前記金属製カバーの幅方向の
一方側の側壁部上方に、前記前面壁部から前方に及び側
壁部から側方に突出して、クランク軸の軸心を通る垂線
に対して略直角な突出面を有する突出部を形成し、該突
出部に弾性体を有するエンジンマウント本体を締結する
螺合部材若しくは螺合部材の締結孔を設け、該突出面が
該クランク軸の軸心を通る垂線上に位置するようにエン
ジンをスラントさせて支持する。
下少なくとも一方が、側壁部に沿った位置に、前記前面
壁部から前方に突出するエンジン本体への締結用ボス部
を複数形成し、これら締結用ボス部と突出部とを接続し
た。
数の締結用ボス部とそれぞれ同心上となるエンジン本体
の前面壁部の各締結ボス部の間に、カム軸側への圧送オ
イルの供給制御を行う制御弁の収納部を設けた。
面壁部の中央部分から突出部に連なって前方に突出する
補強リブを形成した。
ブタイミング機構を作動させるためのオイル制御弁であ
って、該オイル制御弁の軸線を水平方向とし、該オイル
制御弁の収納部が前記エンジン本体の前面壁部の締結ボ
ス部間に加えてエンジン後方に位置するエンジン本体
の、マニホールドとの締結面のフランジ部に連なる。
記突出部近傍の側壁部に沿った位置に設けられた複数の
締結ボス部のさらに外側方に補機取付用ボス部を設け
た。
れば、車両に搭載されるエンジン位置でのエンジン前面
側から見た状態において、金属製カバーの幅方向の一方
側の側壁部上方に、前面壁部から前方に及び側壁部から
側方に突出して、クランク軸の軸心を通る垂線に対して
略直角な突出面を有する突出部を形成し、突出部に弾性
体を有するエンジンマウント本体を締結する螺合部材若
しくは螺合部材の締結孔を設け、突出面がクランク軸の
軸心を通る垂線上に位置するようにエンジンをスラント
させて支持することにより、エンジンのスラント支持を
有効利用して、カム軸を駆動する伝動部材の収納ケース
において高い剛性を有する部位にエンジンマウントブラ
ケットを設けることができ、かつエンジン重心の上方近
傍にエンジンマウントブラケットを配置することがで
き、エンジンマウントのコンパクト化とエンジン支持性
能の向上を図ることができる。
上下少なくとも一方が、側壁部に沿った位置に、前面壁
部から前方に突出するエンジン本体への締結用ボス部を
複数形成し、これら締結用ボス部と突出部とを接続した
ことにより、突出部の剛性を高めることができる。
複数の締結用ボス部とそれぞれ同心上となるエンジン本
体の前面壁部の各締結ボス部の間に、カム軸側への圧送
オイルの供給制御を行う制御弁の収納部を設けたことに
より、制御弁の収納性及びエンジンマウントブラケット
周辺の全体剛性を高めることができ、制御弁を含めたエ
ンジンのコンパクト化とエンジン支持性能の向上を図る
ことができる。
前面壁部の中央部分から突出部に連なって前方に突出す
る補強リブを形成したことにより、突出部の剛性を更に
高めることができる。
ルブタイミング機構を作動させるためのオイル制御弁で
あって、オイル制御弁の軸線を水平方向とし、オイル制
御弁の収納部が前記エンジン本体の前面壁部の締結ボス
部間に加えてエンジン後方に位置するエンジン本体の、
マニホールドとの締結面のフランジ部に連なることによ
り、エンジン本体の前面壁部とケースとの間の取付剛性
を、オイル制御弁の収納部への取り付けを有効利用して
高く設定でき、エンジンマウント全体の剛性を向上でき
る。
突出部近傍の側壁部に沿った位置に設けられた複数の締
結ボス部のさらに外側方に補機取付用ボス部を設けたこ
とにより、補機取付用のブラケットが不要となり、補機
取付部の構成を簡略化できると共に、エンジンの軽量化
が図れる。
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。
のマウント装置を含むエンジンのチェーンカバーの外観
図である。図2は、図1のX方向から見た図である。図
3は、図1のY方向から見た図である。図4は、図1の
詳細図である。
エンジンのマウント装置は、クランク軸1の駆動力を不
図示の各カム軸に伝達するチェーン4及び各カム軸と同
軸上のスプロケット5、6を収納する金属製カバー10
をエンジン本体であるシリンダブロック2とシリンダヘ
ッド3とに締結してチェーンケースを形成している。、
金属製カバー10は、上下方向に所定幅を持って延びる
前面壁部11と、この前面壁部11の周辺縁11aから
曲折された側壁部12とを有する。
部12上方には、前面壁部11から前方に及び側壁部1
2から側方に突出する突出部13が形成され、この突出
部13にはクランク軸1の軸心及びエンジンの重心近傍
を通る垂線L1線に対して略直角な突出面13aが形成
されている。
ウントと締結するボルト14若しくはボルト14の締結
孔15が設けられて、金属製カバー10と一体形成の突
出部13、ボルト14若しくは締結孔15により、エン
ジンマウントブラケット40を形成する。そして、この
エンジンマウントブラケット40を介してクランク軸1
が不図示の車軸の方向に延びる、いわゆる横置搭載型エ
ンジンを車体に支持することにより、エンジン頭部が約
12°だけ車体前方側にスラントして搭載される。
ー10)の剛性が高い部位にエンジンマウントブラケッ
ト40を設けてエンジンをスラント支持でき、エンジン
マウント部位のコンパクト化が図ることができる。ま
た、クランク軸1の軸心及びエンジンの重心近傍を通る
垂線L1線上に突出面13aを位置させてエンジンを支
持するのでエンジン振動を効果的に抑えることができ
る。
に沿った位置には、前面壁部11から前方に突出するエ
ンジン本体(シリンダブロック2及びシリンダヘッド
3)への締結用ボス部16が複数形成され、これら締結
用ボス部16と突出部13の略中央部分とが連結されて
剛性を高めている。
の中央部分のシリンダヘッド3への中央部締結用ボス1
6a部分から突出部13に連なって前方に突出する補強
リブ18が形成されている。
れた複数の締結ボス部16のさらに外側方には延設部1
7が形成され、この延設部17には補機取付用ボス部1
9が設けられている。補機30は、例えばオルタネータ
であり、補機取付用ボス部19とシリンダブロック2側
のボス部とに取り付られる。
曲折部分に突出部13を設けたことで剛性が高い部分で
エンジン及び補機を支持でき、特に補機取付用のブラケ
ット等が不要となる。
同心上に設けられたエンジン本体側のシリンダブロック
2及びシリンダヘッド3の前面壁部の各締結ボス部26
a,26bの間に、カム軸側への圧送オイルの供給制御
を行う可変バルブタイミング機構を作動させるためのオ
イル制御弁20の収納部21が設けられている。
して、オイル制御弁20の収納部21はシリンダヘッド
3の前面壁部の締結ボス部26bが配置される剛性が高
い部位に加えてエンジン後方側に位置するシリンダヘッ
ド3の、吸気マニホールド22との締結面22aのフラ
ンジ部23に連なるように形成されている。
とチェーンケースとの間の取付剛性を、オイル制御弁2
0の収納部21への取付を有効利用して高く設定でき、
エンジンマウントブラケット40部分全体の剛性を向上
できる。
で上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
置を含むエンジンのチェーンカバーの外観図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 上下方向に所定幅を持って延びる前面壁
部と該前面壁部の周辺縁から曲折された側壁部とを有す
る断面コの字状の金属製カバーをエンジン本体に締結し
て、クランク軸の回転をカム軸に伝動する伝動部材を収
納するケースを形成したエンジンにおいて、 車両に搭載されるエンジン位置でのエンジン前面側から
見た状態において、前記金属製カバーの幅方向の一方側
の側壁部上方に、前記前面壁部から前方に及び側壁部か
ら側方に突出して、クランク軸の軸心を通る垂線に対し
て略直角な突出面を有する突出部を形成し、該突出部に
弾性体を有するエンジンマウント本体を締結する螺合部
材若しくは螺合部材の締結孔を設け、該突出面が該クラ
ンク軸の軸心を通る垂線上に位置するようにエンジンを
スラントさせて支持することを特徴とするエンジンのマ
ウント装置。 - 【請求項2】 前記突出部を挟んで上下少なくとも一方
が、側壁部に沿った位置に、前記前面壁部から前方に突
出するエンジン本体への締結用ボス部を複数形成し、こ
れら締結用ボス部と突出部とを接続したことを特徴とす
る請求項1に記載のエンジンのマウント装置。 - 【請求項3】 前記金属製カバーの複数の締結用ボス部
とそれぞれ同心上となるエンジン本体の前面壁部の各締
結ボス部の間に、カム軸側への圧送オイルの供給制御を
行う制御弁の収納部を設けたことを特徴とする請求項1
又は2に記載のエンジンのマウント装置。 - 【請求項4】 前記金属製カバーの前面壁部の中央部分
から突出部に連なって前方に突出する補強リブを形成し
たことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの
マウント装置。 - 【請求項5】 前記制御弁は可変バルブタイミング機構
を作動させるためのオイル制御弁であって、該オイル制
御弁の軸線を水平方向とし、該オイル制御弁の収納部が
前記エンジン本体の前面壁部の締結ボス部間に加えてエ
ンジン後方に位置するエンジン本体の、マニホールドと
の締結面のフランジ部に連なることを特徴とする請求項
3に記載のエンジンのマウント装置。 - 【請求項6】 前記金属製カバーの前記突出部近傍の側
壁部に沿った位置に設けられた複数の締結ボス部のさら
に外側方に補機取付用ボス部を設けたことを特徴とする
請求項2に記載のエンジンのマウント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29709799A JP4013185B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | エンジンのマウント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29709799A JP4013185B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | エンジンのマウント装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001116184A true JP2001116184A (ja) | 2001-04-27 |
JP4013185B2 JP4013185B2 (ja) | 2007-11-28 |
Family
ID=17842171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29709799A Expired - Fee Related JP4013185B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | エンジンのマウント装置 |
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- 1999-10-19 JP JP29709799A patent/JP4013185B2/ja not_active Expired - Fee Related
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