JPH11324629A - オイルコントロールバルブの取付け構造 - Google Patents

オイルコントロールバルブの取付け構造

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JPH11324629A
JPH11324629A JP13038098A JP13038098A JPH11324629A JP H11324629 A JPH11324629 A JP H11324629A JP 13038098 A JP13038098 A JP 13038098A JP 13038098 A JP13038098 A JP 13038098A JP H11324629 A JPH11324629 A JP H11324629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルコントロールバルブ(OCV)をカム
ハウジングやヘッドカバーに取り付けることなくかつ騒
音も低減できるOCVの取付け構造を提供する。 【解決手段】 可変バルブタイミング(VVT)装置を
備えた4サイクルエンジン1のOCV64において、O
CV64は、インテークカム軸40軸線よりもエンジン
下側かつタイミングチェーン52ラインよりもエンジン
1外側に位置し、かつ、エンジンチェーンカバー18の
表面部に取り付けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4サイクルエンジ
ンの可変バルブタイミング(Variable Valve Timing)
装置に供給する作動油制御用のオイルコントロールバル
ブ(Oil ContloleValve:以下OCVと略記する)の取
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、4サイクルエンジンであって、可
変バルブタイミング装置を有するものにおいて、OCV
はカムシャフトハウジングあるいはシリンダヘッドに取
り付けるのが一般的であった。しかしながら、OCVは
以下に説明するように、その取付け構造に関して種々の
問題点を有していた。
【0003】特開平7−139320号や特開平4−1
09007号等は、OCVをカムシャフトハウジングに
取り付けた従来技術である。これら公報の従来技術で
は、シリンダヘッド上方にOCV取り付け部が飛び出る
ような形となるため、ヘッドカバー上部にインタークー
ラーやレゾネータ等の補記類をレイアウトさせるのが不
可能となってしまう。したがって、シリンダヘッドにO
CVを直接取り付けるのはコンパクトなエンジンにおい
てはOCVを収めるスペースが無く実現が困難であると
いう第1の問題点があった。
【0004】図14は、従来のエンジンにおいてのOC
Vの取付けについて説明するものである。図14に示す
ように、エンジンのチェーンカバーaは、シリンダーヘ
ッドb(ヘットカバーb1)およびシリンダーブロック
cにボルトdにより締め付け固定されており、動弁駆動
用チェーンをカバーしている。エンジンは作動時に動弁
系部品の打音やチェーン騒音を発生する。チェーンカバ
ーaはまた、これらの騒音を低減させる役目も果たして
いる。
【0005】しかし、チェーンカバーaは図14の符号
Aで示すような平面部から騒音を放射し、さらに、この
平面部Aの固有振動数との共振によりより大きな騒音を
発生する構造となるという第2の問題点があった。
【0006】一方、図15はOCVの概要を、また図1
6は一般的なOCVの一般的な形状それぞれの説明図で
ある。図15および図16に示すように、OCVはオイ
ルを状況に応じて制御してオイルを経路1と経路2とに
適切に分配する。
【0007】従来のOCVは前記の公報および図17に
示すようにカムハウジングeに取り付けたり、図18に
示すように、ヘッドカバーfに取り付けたりしている。
なお、図17において、カムハウジングeに軸支された
カムシャフトgにはオイル通路g1が形成され、その軸
支部分の上部にOCVhが装着されており、カムハウジ
ングe内にオイル通路iが穿設されていると共にオイル
パイプjが取り付けられている。また、図18におい
て、符号kはシリンダーヘッド、mはヘッドカバーガス
ケット、nはヘッドカバー内のオイル通路である。
【0008】しかしながら、これらのOCVの配置で
は、以下の第3の問題点があった。図17に示すよう
に、OCVhがカムハウジングeに配置される場合に
は、カムハウジングeにオイル通路iを穿設している
が、カムハウジングeをオイル通路iとして用いるのは
位置の精度が出しにくい。また、オイル通路i形成のた
めにカムハウジングeが大型化する。このため、ヘッド
カバー内の容積が減ることになり、エンジンの換気性能
が悪くなる。カムハウジングにオイルを送るためのパイ
ピング等が必要になる。また、カムシャフトをオイル通
路として用いた場合、油圧の確保が難しい。
【0009】図18に示すようにOCVhがヘッドカバ
ーfに配置されている場合、ヘッドカバーfをオイル通
路nとして用いることになるが、ヘッドカバーfはオイ
ル通路として用いるには位置の精度が出しにくい。ま
た、ヘッドカバーf内の容積が減ることになり、エンジ
ンの換気性能が悪くなる。しかも、図19の変形例に示
すように、ヘッドカバーfのOCVh配置位置を高くす
るとヘッドカバーf内の容積が確保できるが、エンジン
の全高が上がることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の問題
点を解消するためなされたものであって、OCVをカム
ハウジングやヘッドカバーに取り付けることなくかつ騒
音も低減できるOCVの取付け構造を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
可変バルブタイミング装置を備えた4サイクルエンジン
のOCVにおいて、OCVは、カムシャフト軸線よりも
エンジン下側かつタイミングチェーンラインよりもエン
ジン外側に位置し、かつ、エンジンチェーンカバーの表
面部に取り付けたものであることを特徴とするOCVの
取付け構造である。請求項2の発明は、可変バルブタイ
ミング装置を備えた4サイクルエンジンのOCVにおい
て、チェーンカバーのインテークカム下側周辺であって
補記ベルト駆動ラインのほぼ直上にOCVを設置し、エ
キゾーストカム下側周辺にエンジンマウントを設けたこ
とを特徴とするOCVの取付け構造である。請求項3の
発明は、可変バルブタイミング装置を備えた4サイクル
エンジンのOCVにおいて、OCV用のオイル通路を設
けたカムチェーンカバーのボスを介してカムチェーンカ
バーとシリンダヘッド若しくはシリンダブロックを連結
したことを特徴とするOCVの取付け構造である。請求
項4の発明は、可変バルブタイミング装置を備えた4サ
イクルエンジンのOCVにおいて、チェーンケースにエ
ンジンマウントブラケット部が一体形成されていて、マ
ウントブラケット部にOCVのシリンダを一体形成した
ことを特徴とするOCVの取付け構造である。
【0012】請求項1の発明によれば、4サイクルエン
ジンのOCVにおいて、OCVは、カムシャフト軸線よ
りもエンジン下側かつタイミングチェーンラインよりも
エンジン外側に位置するので、シリンダヘッドカバー上
方のスペースが自由に使え他の補記類のレイアウトに影
響を及ぼさない。また、エンジンチェーンカバーの表面
部に取り付けたものであるので、OCVの取り外しが容
易でフィルタ洗浄を簡単に行うことができ、かつOCV
の耐久性が向上する。請求項2の発明によれば、チェー
ンカバーのインテークカム下側周辺であって補記ベルト
駆動ラインのほぼ直上にOCVを設置し、エキゾースト
カム下側周辺にエンジンマウントを設けたので、OCV
とアクチュエータの距離を近くすることがでアクチュエ
ータの応答性が向上する。また、チェーンカバーの外側
スペースを有効利用できる。請求項3の発明によれば、
OCV用のオイル通路を設けたカムチェーンカバーのボ
スを介してカムチェーンカバーとシリンダブロック若し
くはシリンダブロックを連結したので、OCVをチェー
ンカバーの補強とすることができ、チェーンカバーから
の騒音を低減させる。請求項4の発明によれば、カムチ
ェーンケースにエンジンマウントブラケット部が一体形
成されていて、マウントブラケット部にOCVのシリン
ダを一体形成したので、カムチェーンカバーを用いるこ
とでオイル通路として必要な位置の精度を出すのが容易
になる。また、本来のエンジンの機能を損なうことがな
い。また、エンジンを前後左右上下方向に大きくする必
要はない。さらに、エンジンマウントブラケットの配設
位置の自由度が増す。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は実施形態にかかる4サ
イクルエンジンのチェーンカバー側から見た全体図、図
2はクランク軸直角方向側面図、図3はエンジンのチェ
ーンカバーの説明図、図4はエンジンのクランク軸に沿
う縦断面図、図5はカムシャフトの説明図、図6はチェ
ーンカバーの裏面図、図7はVVTとOCVの周辺説明
図である。
【0014】図1、図2に示すように、実施形態のエン
ジン1は、外形ほぼ箱型の中央のシリンダブロック10
の上部のシリンダヘッド12には、シリンダヘットカバ
ー14がボルト締着されている。シリンダヘッドカバー
14の上部には、インタークーラおよびレゾネータ16
が位置している。そして、エンジン1の出力軸2の設け
られた出力側と反対側にチェーンカバー(チェーンケー
スとも称する)18が取り付けられている。エンジン1
には、そのクランク軸方向視でチェーンカバー18を挟
むようにシリンダブロック10にはオルタネータ20と
ウォータポンプ22が配設されてボルトにより締着され
ており、それら各軸にプーリ20a、22aが固定され
ている。クランク軸24一側端部には駆動用のプーリ2
6が固定されており、このプーリ26と前記のプーリ2
0a、22aとにベルト28が巻き掛かり、このベルト
28を介して、クランク軸24の駆動力でオルタネータ
20とウォータポンプ22を駆動するようになってい
る。なお、エンジン1の下端部には、膨出するようにオ
イルパン30が取り付けられている。
【0015】前記エンジン1は図3〜図5に示すよう
に、3気筒の4サイクルDOHCエンジンであって、前
記クランク軸24はエンジン1の内部に複数のジャーナ
ルにより回転可能に軸支されると共に、このクランク軸
24の複数のクランクピン32にはコンロッド34の下
端の大端部が回転可能に摺接して螺着されており、コン
ロッド34の上端の小端部には、ピストン36がピンを
介して回転可能に嵌合支持されている。
【0016】シリンダブロック10やシリンダヘッド1
2は、成形性、加工性、強度、重量などの種々の観点か
らアルミ合金等の軽合金で構成されており、シリンダブ
ロック10とチェーンカバー18との間の空間部は、シ
リンダヘッド12側端部に亙ってのチェーン収容室38
になっている。また、シリンダヘッド12内にインテー
クカム軸(吸気弁開閉用のカムシャフト)40とエキゾ
ーストカム軸(排気弁開閉用のカムシャフト)42が各
ジャーナル44で支持配設されている。シリンダヘッド
12のチェーン収容室38側端部は、側面視(図4参
照)でクランク軸24方向に沿って外側に膨出しかつ平
面視(図5参照)でクランク軸24の直角方向両側に膨
出した膨出部46となっている。この膨出部46内には
各カム軸40、42端部のドリブンスプロケットギア4
8が位置しかつインテークカム軸40端部にVVT(バ
ルブタイミング可変機構)用アクチュエータ50が設け
られる。チェーン収容室38内のタイミングチェーン5
2は、前記のスプロケットギア48とクランク軸端プー
リ26の内側に配設されたドライブスプロケットギア5
4にかみ合って、各カム軸40、42を回転駆動する。
なお、符号56は各バルブ、57は点火プラグである。
【0017】実施形態1では、チェーンカバー18は、
前記プーリ26とドライブスプロケット48との間にオ
イルポンプ58を同軸で設けており、図6に示すよう
に、オイルポンプ58の吸い込み側にはパイプ60がエ
ンジン下部のオイルパン30に延びて繋がる。また、前
記オイルポンプ58の吐出側はチェーンカバー18の下
端部に沿ったメインギャラリー58aから分岐してチェ
ーンカバー18の内側部を通るパイプ62が上向きに延
びてOCV(オイルコントロールバルブ)64まで延設
・固定される。このOCV64はチェーンカバー18に
取り付けられており、したがって、シリンダヘッドカバ
ー14上部にはインタークーラやレゾネータ16が位置
してOCV64の取付けによる位置変更の影響を受けて
いない。なお、OCV64は、前記図15、図16に示
したものと同様の構造・機能・作用を有する。
【0018】そして、OCV64からは、図7に詳細に
示すように、リンダヘッド12内からジャーナル44を
介してインテークカム軸40内に至るオイル経路66を
通して、オイルがVVT用アクチュエータ50に至り、
OCV64で制御した油圧がVVT用のアクチュエータ
50に供給されるようにしている。このOCV64にか
かる油圧は、図示ない電子制御ユニットからの出力信号
にしたがって制御されて、遅角通路(DL)と進角通路
(AD)とに分けられて前記オイル経路66を通り、V
VT用アクチュエータ50に供給される。VVT用アク
チュエータ50では、遅角経路DLと進角経路ADの油
圧差によりドリブンスプロケットギア48とインテーク
カム軸40との間に位相差を作り出す。すなわち、カム
タイミングが変動するわけである。なお、タイミングチ
ェーン52の他、タイミングベルトを用いるものでも同
様に実施できる。
【0019】実施形態1によれば、図1〜図7に示すよ
うに、チェーンカバー18においてのOCV(オイルコ
ントロールバルプ)64の取付けは、インテークカム軸
40軸線よりもエンジン下側かつタイミングチェーン5
2のラインよりもエンジン外側に位置し、かつ、エンジ
ンチェーンカバー18の外表面部に取り付けている。ま
た、OCV64はオルタネータ20やウォータポンプ2
2などの補記駆動用のベルト28ラインのほぼ上側に位
置している。そして、チェーンカバー18の該表面部に
おいて、エキゾーストカム軸42側の上端部にはエンジ
ン1のフレーム取り付け部(締着用ボルトのブケット)
であるエンジンマウント68が突出形成されている。
【0020】前記OCV64は、インテークカム軸40
軸線よりもエンジン下側かつタイミングチェーン52ラ
インよりもエンジン外側に位置するので、シリンダヘッ
ドカバー14上方のスペースが自由に使え、インターク
ーラおよびレゾネータ等の他の補機類のレイアウトに影
響を及ぼさない。また、OCV64内部にオイルフィル
タを装着することにより、OCV64の異物による故障
の発生を未然に防いでいるが、エンジンチェーンカバー
14の表面部に取り付けたものであるので、OCV64
の取り外しが容易でフィルタ洗浄を簡単に行うことがで
き、かつOCV64の耐久性が向上する。
【0021】また、チェーンカバー18のインテークカ
ム軸40下側周辺であって補機ベルト28駆動ラインの
ほぼ直上にOCV64を設置し、エキゾーストカム軸4
2下側周辺にエンジンマウント68を設けた。これはで
き得るだけ、OCV64とVVT用アクチュエータ50
の距離を近くにして、オイル経路66を短くしてこのア
クチュエータ50の応答性を向上させるものである。
【0022】また、VVT用アクチュエータ50は、前
記のインテークカム軸40に取り付ける場合が多く、チ
ェーンカバー18のインテークカム軸40下側周辺とに
OCV64を、また、エキゾーストカム軸42下側周辺
にエンジンマウント68を位置させるので、チェーンカ
バー18の外側スペースを有効利用できる。
【0023】ここで、実施形態2にかかるOCVの取付
け構造を説明する。エンジン1の全体構造等は実施形態
1と同様であるので省略する。図8(a)、(b)は、
実施形態2にかかるOCV64の取付け周辺構造を詳細
に示す側面図、正面図である。図7と図8に示すよう
に、実施形態2では、OCV64用オイル通路66を設
けたカムチェーンカバー18のボス70は、その内面端
側をシリンダヘッド12の外側面に当接させており、こ
のボス70にOCV64の締着用のボルト72を通して
シリンダヘッド12(シリンダブロック10にスタッド
ボルトで締着)にねじ込むことにより、カムチェーンカ
バー18とシリンタブロック10を連結したものであ
る。
【0024】OCV64を締着した箇所は、前記図14
に示したように、チェーンカバーの18の剛性の低くな
る箇所(A部)に相当することになり、OCV64とボ
ス70がチェーンカバー18の強度部材になって補強で
き、チェーンカバー18からの騒音を低減できる。
【0025】実施形態2の変形例1を図9と図10によ
り説明する。図9(a)、(b)は、実施形態2にかか
るOCV74の取付け周辺構造を詳細に示す側面図、正
面図、図10はX−X線断面視図である。図9に示すよう
に、OCV74はコイルの内封されたアクチュエータ部
74aとスプールに切り替え弁体が内封された本体74
bが2段階の筒状に形成されており、本体74bの両側
部にボルト締着用のボス74cが形成されており、その
締め付け用ボス74cは、OCV本体74bの長手方向
かつアクチュエータ部74aの反対方向に向けて延設さ
れている。ボス74cの延びた部分74c1はエンジン
マウントブラケット68の外側面部に沿っており概略J
字形状を呈しており、ボルト72の貫通孔76はチェー
ンカバー18外面に平行な箇所とともにその延びた部分
74c1にも形成されていて、ボルト72はチェーンカ
バー18と直角方向に入ると共に平行方向にも入る。
【0026】この変形例1のOCV取付け構造によれ
ば、ボス74cがチェーンカバー18に対して補強リブ
として働き、前記Aで示したチェーンケース18平坦部
の補強がさらにできるようになり、騒音をさらに低減で
きる。
【0027】次に、実施形態2の変形例2を図11で説
明する。図11に示すように、この変形例2は、OCV
64とチェーンカバー18との間にゴムその他の防振材
78を介装してOCV64をフローティング構造として
締着固定するものである。
【0028】これにより、OCV64がマス効果として
働き、前記A部の共振音を低減することができる。ま
た、フローティング構造にすることにより、OCV64
自体の振動も小さくなり、OCV64の耐振信頼性を向
上させることができる。
【0029】実施形態3のOCVの取付け構造について
説明する。図12は実施形態3にかかるOCV80の取
付け周辺構造の説明図、図13(a)、(b)は取付け
構造の詳細を示す部分平面図、図12のXIII−XIII断面
図ある。図12に示すように、チェーンカバー(チェー
ンケース)18に一体に概略棚形状に突出形成されたエ
ンジンマウントブラケット68にはその内部にスペース
部82が生じる。このスペース部82には、円筒形状の
穴84とそれとオイルポンプ58およびVVT用アクチ
ュエータ50に繋がるオイル通路86を穿設する。そし
て、エンジンマウントブラケット68の外部にコイルの
内封されたアクチュエータ部80aを露出させ、前記の
スペース部82内にOCV80のスプールに切り替え弁
体が内封された本体80bを挿入する。
【0030】チェーンカバー18は一般的にオイルポン
プのケースとして用いられため、組み付け時の位置精度
が良い。したがって、実施形態3は従来に比べてオイル
通路として必要な位置の精度を出すので容易である。ま
た、OCV80とオイルポンプとのパイプなどのオイル
通路をチェーンカバー18に部組みもできるため、位置
精度を出し易いと共に、組みつけ調整が容易である。ま
た、実施形態3では、もともと空いているスペース(8
2)を利用しているため、本来エンジンが持っている機
能を損なうことがなく、また、エンジンの前後、左右、
上下方向に大きくする必要がない。エンジンのマウント
ブラケットの配設位置の自由度が増す。
【0031】なお、前記の実施形態では本発明の好適例
を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもち
ろんである。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、O
CVをカムハウジングやヘッドカバーに取り付けること
なくかつ騒音も低減できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1にかかる4サイクルエンジンのチェ
ーンカバー側から見た全体図である。
【図2】エンジンのクランク軸直角方向側面図である。
【図3】エンジンのチェーンカバーの説明図である。
【図4】エンジンのクランク軸に沿う縦断面図である。
【図5】カムシャフトの説明図である。
【図6】チェーンカバーの裏面図である。
【図7】VVTとOCVの周辺説明図である。
【図8】(a)、(b)は、実施形態2にかかるOCV
の取付け周辺構造を詳細に示す側面図、正面図である。
【図9】(a)、(b)は、実施形態2の変形例1にか
かるOCVの取付け周辺構造を詳細に示す側面図、正面
【図10】図9のX−X線断面視図である。
【図11】(a)、(b)は実施形態2の変形例2にか
かるOCVの取り付け構造説明図である。
【図12】実施形態3にかかるOCVの取付け周辺構造
の説明図である。
【図13】(a)、(b)は実施形態3にっかるOCV
の取付け構造の詳細を示す部分平面図、図12のXIII−
XIII断面図である。
【図14】従来のエンジンにおいてのOCVの取付けに
ついて説明するものである。
【図15】OCVの概要説明図である。
【図16】OCVの一般的な形状の説明図である。
【図17】OCVのカムハウジングに配置された構造説
明図である。
【図18】OCVがヘッドカバーに配置された構造説明
図である。
【図19】OCVがヘッドカバーに配置された変形例の
構造説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 10 シリンダブロック 12 シリンダヘッド 18 チェーンカバー 64、74、80 オイルコントロールバルブ(OC
V)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変バルブタイミング装置を備えた4サ
    イクルエンジンのオイルコントロールバルブにおいて、 オイルコントロールバルブは、カムシャフト軸線よりも
    エンジン下側かつタイミングチェーンラインよりもエン
    ジン外側に位置し、かつ、エンジンチェーンカバーの表
    面部に取り付けたものであることを特徴とするオイルコ
    ントロールバルブの取付け構造。
  2. 【請求項2】 可変バルブタイミング装置を備えた4サ
    イクルエンジンのオイルコントロールバルブにおいて、 チェーンカバーのインテークカム下側周辺であって補記
    ベルト駆動ラインのほぼ直上にオイルコントロールバル
    ブを設置し、エキゾーストカム下側周辺にエンジンマウ
    ントを設けたことを特徴とするオイルコントロールバル
    ブの取付け構造。
  3. 【請求項3】 可変バルブタイミング装置を備えた4サ
    イクルエンジンのオイルコントロールバルブにおいて、 オイルコントロールバルブ用のオイル通路を設けたカム
    チェーンカバーのボスを介してカムチェーンカバーとシ
    リンダヘッド若しくはシリンダブロックを連結したこと
    を特徴とするオイルコントロールバルブの取付け構造。
  4. 【請求項4】 可変バルブタイミング装置を備えた4サ
    イクルエンジンのオイルコントロールバルブにおいて、 チェーンケースにエンジンマウントブラケット部が一体
    形成されていて、マウントブラケット部にオイルコント
    ロールバルブのシリンダを一体形成したことを特徴とす
    るオイルコントロールバルブの取付け構造。
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