JP2002168106A - 内燃機関の動弁装置への給油構造 - Google Patents

内燃機関の動弁装置への給油構造

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JP2002168106A JP2000367993A JP2000367993A JP2002168106A JP 2002168106 A JP2002168106 A JP 2002168106A JP 2000367993 A JP2000367993 A JP 2000367993A JP 2000367993 A JP2000367993 A JP 2000367993A JP 2002168106 A JP2002168106 A JP 2002168106A
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正美 西田
Mitsutaka Yamatani
光隆 山谷
Katsunori Gokiyu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変動弁機構53、54へのオイル供給を、
チェーンケース7に形成したオイル通路101を介して
行う場合に、ヘッド側オイル通路85の上流端部とケー
ス側オイル通路101の下流端部とをシール部材等を設
けずに確実に油密に接続して、コスト削減を図る。 【解決手段】 チェーンケース7にエンジンマウントの
取付部92を一体成形し、3本のボルトによりシリンダ
ヘッド前端壁部4bに締結して、このエンジンマウント
部材取付部92に形成したケース側接合面100aをシ
リンダヘッド前端壁部4bの本体側接合面61aに対し
油密に接合する。ケース側接合面100aにケース側オ
イル通路101の下流端部を開口させるとともに、本体
側接合面61aにおいてケース側接合面100aの下流
端開口部に連通するようにヘッド側オイル通路85の上
流端部を開口させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気又
は排気弁を作動させる動弁装置への給油構造に関し、特
に、該動弁装置へオイルを供給する油路の構造の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の給油構造として、例
えば特開平11−324627号公報に開示されるよう
に、油圧によって吸気又は排気弁の動弁タイミングを変
更するように構成された可変動弁機構を備え、この可変
動弁機構へのオイル供給通路を、タイミングチェーンを
収容するチェーンケースの内部に設けたものが知られて
いる。このものでは、オイル供給通路の上流側がシリン
ダブロック内のオイルギャラリに接続される一方、下流
側はシリンダヘッドに配設されている前記可変動弁機構
に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
の給油構造では、チェーンケース内のオイル通路をシリ
ンダブロックやシリンダヘッドのオイル通路と接続する
ようにしているので、この接続部の周囲にOリングを配
設したり、オイルシール剤を塗布して、オイル漏れを防
止する対策が必要となる。このため、部品点数や加工工
数が増加し、それに伴って製造コストが増加するという
問題が生じる。
【0004】特に、前記従来例のような油圧式の可変動
弁機構を備えたものでは、可変動弁機構の作動応答性を
高めるために、油圧をかなり高くすることが要求される
ため、前記したオイル漏れの対策に伴うコスト増加等が
著しい。
【0005】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、チェーンケース内に
設けたチェーンケース側オイル通路と内燃機関本体側の
オイル通路との接続部分の構造に工夫を凝らし、この接
続部分にオイルシール部材等を別途設けることなく、オ
イル漏れを確実に防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、内燃機関を車体に搭載する
ためのマウント部材をチェーンケースに取り付けるよう
にするとともに、該マウント部材の取り付けられる部位
の近傍においてチェーンケースが内燃機関本体に強固に
締結されることに着目し、その締結部分の近傍で本体側
オイル通路とチェーンケース側オイル通路とを連通させ
るようにした。
【0007】具体的には、請求項1の発明では、内燃機
関の本体に動弁装置を駆動するためのチェーンを収容す
るチェーンケースが締結され、該チェーンケース及び内
燃機関本体の内部にそれぞれ形成したケース側及び本体
側オイル通路により、前記動弁装置にオイルを供給する
ようにした動弁装置への給油構造を前提とする。そし
て、前記チェーンケースに、内燃機関を車体に搭載する
ためのマウント部材が取り付けられるとともに複数の締
結部材により内燃機関本体に締結されるマウント部材取
付部を設け、このマウント部材取付部には、前記複数の
締結部材により内燃機関本体側の接合面に対し油密に接
合されるケース側接合面を設けて、前記ケース側オイル
通路の一端部を該ケース側接合面に開口させる一方、前
記本体側オイル通路の一端部は、前記内燃機関本体側の
本体側接合面において前記ケース側オイル通路の開口部
に連通するように開口させる構成とする。
【0008】この構成によれば、チェーンケースのマウ
ント部材取付部が複数の締結部材により内燃機関本体に
強固に締結され、該マウント部材取付部のケース側接合
面が内燃機関本体の本体側接合面に油密に接合される。
【0009】ここで、前記マウント部材取付部と、該マ
ウント部材取付部が締結される内燃機関本体側の部位と
は、内燃機関の自重が集中的に作用することから、特に
高剛性に構成されており、しかも、両者が前記の如く複
数の締結部材により強固に締結されている。そして、こ
のように剛性が高くかつ締結力の高い部位で本体側及び
ケース側オイル通路の開口部同士を連通させることによ
り、その開口部の周囲にオイルシール部材等を配設する
ことなく、オイル漏れを確実に防止することができる。
よって、製造コストの低減を図りつつ、動弁装置へ安定
してオイルを供給することができる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記本体側オイル通路の開口部を、内燃機関本体
側の本体側接合面において、該内燃機関のクランク軸の
軸線方向に沿って見て、気筒の径方向中心部近傍に位置
づけるものとする。
【0011】このことで、クランク軸の軸線方向に沿っ
て見て、本体側オイル通路の開口部が気筒の径方向中心
部近傍に位置するということは、本体側オイル通路が気
筒の径方向中心部近傍に位置するということであるか
ら、この本体側オイル通路から動弁装置へと繋がるオイ
ル通路の設計自由度が向上する。
【0012】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、前記内燃機関本体は、シリンダブロックとシリン
ダヘッドとを備え、このシリンダヘッドに動弁装置が配
設されており、前記チェーンケースのマウント部材取付
部が前記シリンダヘッドの一端側の端壁部に締結されて
いて、該端壁部に前記本体側接合面が形成されている。
そして、前記シリンダヘッドの端壁部とこの端壁部に隣
接する気筒の点火プラグボス部との間に、該端壁部及び
ボス部を連結する連結壁を設け、この連結壁の内部に前
記本体側オイル通路を形成するものとする。
【0013】この構成では、チェーンケースのマウント
部材取付部が締結されるシリンダヘッドの端壁部が、連
結壁によって補強されるので、該端壁部に形成された本
体側接合面の剛性が向上し、これにより、該接合面にお
けるオイル漏れをより確実にかつ容易に防止できる。
【0014】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れか1つの発明において、前記動弁装置は、前記ケース
側及び本体側オイル通路を介して供給されるオイルを受
けて吸気弁又は排気弁の少なくとも一方の動弁タイミン
グを変更する可変動弁機構を備えているものとする。
【0015】このことにより、可変動弁機構の応答性等
の性能を良好に確保するためには、高圧なオイルの供給
が必要となるので、斯かる高圧のオイルをケース側及び
本体側オイル通路を介して供給する場合に、請求項1の
発明の作用及び効果がより有効なものとなる。
【0016】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、前記動弁装置は、カム軸と該カム軸を軸支するカ
ム軸受部とを備え、前記カム軸受部は、シリンダヘッド
に設けられたシリンダヘッド側軸受部と、このシリンダ
ヘッド側軸受部に締結されたキャップ部材とからなるも
のである。そして、前記シリンダヘッド側軸受部及びキ
ャップ部材に、それぞれ、前記本体側オイル通路を構成
する第1及び第2オイル通路を形成し、前記第1オイル
通路の下流端部を、前記シリンダヘッド側軸受部におけ
る前記キャップ部材との接合面に開口させる一方、前記
第2オイル通路の上流端部は、前記キャップ部材におけ
るシリンダヘッド側軸受部との接合面において前記第1
通路の下流端開口部と連通するように開口させ、さら
に、前記第1オイル通路の下流端部ないし第2オイル通
路の上流端部に、前記可変動弁機構へ供給するオイルを
濾過するための専用のオイルフィルタを嵌合させる構成
とする。
【0017】この構成では、カム軸受部の内部に設けた
第1及び第2オイル通路によって、オイルが可変動弁機
構に対して供給されるようになる。また、可変動弁機構
専用のオイルフィルタを設けたことで、該可変動弁機構
の作動を安定して確保することができる。さらに、この
オイルフィルタは、第1オイル通路の下流端部ないし第
2オイル通路の上流端部に嵌合されているので、該オイ
ルフィルタの設置場所を別途設ける必要がなく、省スペ
ース化を図ることができるとともに、キャップ部材のシ
リンダヘッド側軸受部への取付構造を利用して前記オイ
ルフィルタを配設することができるので、該オイルフィ
ルタの組み付けを容易に行うことができる。
【0018】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れか1つの発明において、前記複数の締結部材を、3つ
以上設け、かつそのうちの少なくとも3つの締結部材
を、前記チェーンケースのマウント部材取付部において
三角形の頂点となるように配置するものとする。
【0019】この構成により、三角形の頂点となるよう
に配置された3つの締結部材によって、マウント部材取
付部のケース側接合面と内燃機関本体の本体側接合面と
を確実に油密に接合させることができ、これにより、請
求項1の発明の作用を十分に得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】(エンジン全体構成)図1及び図2は、本
発明の実施形態に係るエンジン1(内燃機関)の外観を
示し、このエンジン1は、クランク軸2の軸線方向に4
つの気筒が直線的に並ぶように設けられた直列4気筒ガ
ソリンエンジンである。このエンジン1は、アルミニウ
ム合金製のシリンダブロック3の上部に、同じくアルミ
ニウム合金製のシリンダヘッド4が組み付けられて、エ
ンジン1本体が構成されており、該シリンダヘッド4の
上部には、詳しくは後述するが、動弁装置(図6参照)
が配設され、さらに、この動弁装置の上方を覆うように
シリンダヘッドカバー5が組み付けられている。一方、
シリンダブロック3の下面には、オイルパン6が組み付
けられている。
【0022】尚、この明細書では、前記シリンダブロッ
ク3及びシリンダヘッド4の長手方向すなわちクランク
軸2の軸線X方向をエンジン1の前後方向とし、該クラ
ンク軸2の出力端側(図1の紙面手前側、図2の右側)
をエンジン1の後側と呼ぶ一方、その反対側(図1の紙
面奥側、図2の左側)をエンジン1の前側と呼ぶ。ま
た、図1に示すようにエンジン1の後側から前側を見
て、右側をエンジン1の右側と呼び、その反対側をエン
ジン1の左側と呼ぶものとする。
【0023】前記シリンダブロック3及びシリンダヘッ
ド4からなるエンジン1本体の前端部には、該シリンダ
ブロック3からシリンダヘッド4に亘るようにチェーン
ケース7が組み付けられている。このチェーンケース7
は、その上側略1/4くらいの部分がシリンダヘッド4
に取り付けられる一方、残りの下側の部分はシリンダブ
ロック3に取り付けられて、動弁装置を駆動するための
タイミングチェーンをエンジン前方から覆うようになっ
ている。
【0024】また、このエンジン1はクランク軸2の軸
線X方向が図示しない車両の幅方向と概略一致するよ
う、該車両の前側に設けられたエンジンルームに横置き
に搭載されるものであり、いわゆるロール慣性主軸マウ
ントのためのエンジンマウント部材がチェーンケース7
に取り付けられるようになっている。
【0025】また、前記エンジン1の左側面には、各シ
リンダ内の燃焼室へ空気を供給するための吸気マニホル
ド8が配設されている。さらに、このエンジン1の左側
面におけるエンジン前側の部位には、図2にのみ示す
が、それぞれVベルト9により駆動されるパワステポン
プ10、ウォータポンプ11等の補記類が配置され、一
方、エンジン後側の部位にはスタータモータ12やオイ
ルフィルタ13が配置されている。
【0026】尚、図2に示す符号17は、オイルパン6
内に貯留されているエンジンオイルの量を点検するため
のレベルゲージである。
【0027】前記吸気マニホルド8は、樹脂を射出成形
により形成した複数の部材を互いに溶着して、一体とし
たものである。詳しくは、この吸気マニホルド8は、大
きく湾曲する4本の分岐管18,18,…を有し、これ
らの分岐管18,18,…の各下流端部に亘るように設
けられた取付フランジ部(図示せず)がシリンダヘッド
4の吸気側側壁部4aに取り付けられる一方、該4本の
分岐管18,18,…の各上流端部はサージタンク19
に集合し、そこからエンジン後側の斜め上方に向かっ
て、共通吸気管20が直線的に延びている。
【0028】前記共通吸気管20の上流端部には、図外
のエアフィルタを介して吸入される空気の流通量を調整
するためのスロットル弁21が配設されているととも
に、該スロットル弁21の弁体21aをバイパスする吸
気の流通量を調節するために、電磁弁からなるアイドル
スピードコントロール弁22が配設されている。
【0029】さらに、前記吸気マニホルド8の分岐管1
8,18,…の上方に近接して、図1にのみ示すが、各
分岐管18,18,…に略直交するようにエンジン前後
方向に延びるフューエルディスパイプ23が配設されて
いる。このフューエルディスパイプ23のエンジン後側
の端部には、図示しない燃料供給ホースが接続されてい
て、この燃料供給ホースにより燃料ポンプから送られて
くる高圧の燃料がフューエルディスパイプ23を介し
て、各シリンダ毎のインジェクタに分配供給されるよう
になっている。また、このフューエルディスパイプ23
内の燃料の圧力状態を検出するための燃圧センサ24
と、設定圧以上となった高圧の燃料を逃がして、燃料タ
ンクに戻すためのリリーフ弁25とが配設されている。
【0030】一方、エンジン1の本体右側には、図示し
ないが、各シリンダ内の燃焼室から既燃ガスを排出させ
る排気マニホルドが取り付けられている。該排気マニホ
ルドの下流端部には、パイプ部材からなる排気管の上流
端部が接続され、この排気管の下流端側が車体のフロア
下まで延びていて、そこに排気浄化用の触媒が接続され
るようになっている。
【0031】また、エンジン1の後側上方には、エンジ
ン1前側から順に各シリンダ毎に配設された第1〜第4
点火プラグ26a,26b,…に高圧電流を供給する点
火コイルユニット27が配置されている。
【0032】尚、図1における符号28は、エンジン1
の動弁装置におけるカム軸の回転位置を検出するための
カム角センサであり、また、符号29は、クランク軸2
の出力端部に締結固定されるとともに、図外のオートマ
チックトランスミッション(AT)のトルクコンバータ
に締結されて、エンジン1の出力をATに伝達するドラ
イブプレートである。
【0033】(シリンダブロックの構成)次に、前記シ
リンダブロック3の構成について、図3〜5に基づいて
詳細に説明する。ここで、図3及び図4は、吸気マニホ
ルド8やウォータポンプ11等の補機類を全て取り除い
た状態で、それぞれシリンダブロック3の吸気側側壁部
3a及びシリンダブロック3の前端壁部3bを示すもの
である。また、図5は、シリンダブロック3の水平断面
構造を示す前記図4のAーA線断面図である。
【0034】前記図3に示すように、シリンダブロック
3の吸気側側壁部3aには、その前端部の上端部近傍に
おいてエンジン1外方に向かって膨出するように、ウォ
ータポンプ11を収容するウォータポンプ収容部30が
設けられている。一方、前記吸気側側壁部3aの後端側
の下端部近傍には、エンジン1を潤滑するエンジンオイ
ルを濾過するためのオイルフィルタ13の取付台座部3
1が設けられている。
【0035】図4に示すように、シリンダブロック3の
前端壁部3bには、左右両側においてそれぞれ上端部か
ら下端部に亘ってシリンダブロック3の前方へ突出する
突出壁部32,32が設けられていて、この突出壁部3
2,32に対して、それぞれ、前記チェーンケース7下
部の左右両側が取り付けられることで、このチェーンケ
ース7とシリンダブロック3の前端壁部3bとの間に前
記したタイミングチェーンを収容する扁平の空間部が形
成されるようになっている。また、その突出壁部32,
32のうち、シリンダブロック3の吸気側寄りのものに
は、ウォータポンプ収容部30内に連通する円形の開口
部が形成されており、さらにその下方には該突出壁部3
2の内側にオイルポンプを収容するオイルポンプ収容空
間33が開口している。
【0036】また、同図において明らかなように、この
シリンダブロック3は、吸気側側壁部3a及び排気側側
壁部3cの各下端部がそれぞれクランク軸2(この図に
は示さず)の軸心Xよりも下方まで延びているディープ
スカートタイプのものであり、それらの両スカート部に
囲まれた部分が、クランク軸2を収容するクランク室3
4とされている。このクランク室34には、クランク軸
2を軸支する主軸受部35と軸受キャップ36とが設け
られ、該主軸受部35はシリンダブロック3に形成され
る一方、軸受キャップ36はボルト37により前記主軸
受部35に対して締結固定されるようになっている。
【0037】また、図4にのみ示すが、シリンダブロッ
ク3のトップデッキには、シリンダブロック3にシリン
ダヘッド4を取り付けるためのヘッドボルト孔38が形
成されている。
【0038】次に、シリンダブロック3におけるオイル
通路の構造について説明する。図3〜5に示すように、
シリンダブロック3の吸気側側壁部3aにおける上下方
向の中間部には、シリンダブロック3の前端部から後端
部に亘って直線的に延びるようにメインギャラリ39が
形成されるとともに、オイルポンプから吐出されるエン
ジンオイルをオイルフィルタ13に導く第1供給路40
と、このオイルフィルタ13により濾過されたエンジン
オイルを前記メインギャラリ39に導く第2供給路41
とが形成されている。
【0039】詳しくは、前記第1供給路40の上流端部
は、オイルポンプの吐出孔と連通する一方、下流端部
は、オイルフィルタ13の取付台座部31に開口して、
オイルフィルタ13のオイル取入孔に連通している。ま
た、前記第2供給路41の上流端部も前記取付台座部3
1に開口して、オイルフィルタ13のオイル吐出孔と連
通する一方、下流端部は、前記メインギャラリ39と連
通している。該メインギャラリ39は、前端部及び後端
部がそれぞれプラグ39a、39bにより閉止される一
方、前端部寄りの中間部に第3供給路42が分岐接続さ
れている。この第3供給路42は、図4に示すようにシ
リンダブロック3の前端壁部3bの内部においてエンジ
ン1の左右方向に延びるように形成されていて、その下
流端部が図示しない油圧式チェーンテンショナに接続さ
れるようになっている。
【0040】尚、このチェーンテンショナは、前記タイ
ミングチェーンの緩み側スパン(クランク側スプロケッ
トと排気側カム軸スプロケットとの間)にチェーンの張
力調節用として設けられている。
【0041】また、第3供給路42はシリンダブロック
3の吸気側からドリルにより穿孔されて形成されたもの
であり、吸気側(上流側)端部の開口部がプラグ42a
により閉止されているとともに、中間部には、詳しくは
後述するが、チェーンケース7に形成されたオイル通路
へオイルを供給するための連通路43が分岐接続されて
いる。この連通路43は、図5に示すように、シリンダ
ブロック3の前端壁部3bの内部を前後方向に延びるよ
うに形成され、その上流端部が第3供給路42の中間部
と連通する一方、下流端部はシリンダブロック3の前端
壁部3bの前面に開口している。
【0042】(動弁装置へのオイル供給通路の構成)次
に、前記シリンダブロック3からシリンダヘッド4の動
弁装置へ至るオイル供給通路の構成について説明する。
以下、図6〜8に基づいて、まず、前記シリンダヘッド
4の構成から説明する。
【0043】尚、図6は、吸気及び排気弁やカム軸等を
全て取り除いた状態で、エンジン上側から見たシリンダ
ヘッド4の上部を示すものである。また、図7は、エン
ジン前側から見たシリンダヘッド4の前端壁部4bを示
すものである。さらに、図8は、シリンダヘッド4の前
端側の垂直断面構造を示す前記図6のBーB線断面図で
ある。
【0044】図6に示すように、シリンダヘッド4のミ
ドルデッキ4cにおける各シリンダの径方向中心部近傍
には、前記第1〜第4点火プラグ26a,26b,…が
それぞれ螺合するように第1〜第4プラグ孔45a、4
5b、…が設けられ、さらに、該プラグ孔45a、45
b、…のそれぞれの周囲には、図示しない吸気及び排気
弁を各シリンダ毎に2本ずつ配設するための配設孔4
6,46,…が設けられている。また、シリンダヘッド
4の吸気側と排気側とにおいて、前記配設孔46,4
6,…の上方には、前記吸気及び排気弁を開閉作動させ
るカム軸47、48がシリンダの列方向(エンジン前後
方向)に延びるように互いに平行に配置され、それぞれ
シリンダの列方向に所定距離隔てて前側から順に配置さ
れた吸気側及び排気側の第1〜第5カム軸受部49a、
49b、…、50a、50b、…(第4及び第5カム軸
受部は図示せず)によって軸支されている。
【0045】前記吸気側及び排気側のカム軸47、48
の前端部には、それぞれカムスプロケット51、52が
取り付けられており、この2つのカムスプロケット5
1、52と、クランク軸2の前端部に設けられているク
ランク側スプロケット(図示せず)との間には、タイミ
ングチェーン(図示せず)が張架されていて、このタイ
ミングチェーンを介してクランク軸2の回転力がカムス
プロケット51、52に伝達されるようになっている。
【0046】また、前記吸気側及び排気側のカム軸4
7、48の前端部には、それぞれ可変動弁機構53、5
4が配設されている。この可変動弁機構53、54は、
吸気側及び排気側のカム軸47、48とカムスプロケッ
ト51、52とを所定角度範囲で相対回動させることに
より、該カム軸47、48のクランク軸2に対する回転
位相を所定範囲内で無段階に変更するように構成された
周知の構造のものである。
【0047】前記第1プラグ孔45aの上方には、シリ
ンダヘッド前端壁部4bと離間して、該第1プラグ孔4
5aを囲むように該シリンダヘッド4のミドルデッキ4
c上面からシリンダヘッドカバー5の裏面へ至るように
延びるとともに、第1プラグ孔45aへ第1点火プラグ
26aを取り付ける際に、該第1点火プラグ26aを第
1プラグ孔45aへ導くように上方が開口した第1プラ
グボス部55が形成されている。また、第2プラグ孔4
5b及び第3プラグ孔45cの上方には、前記第1プラ
グボス部55と離間して、該第2及び第3プラグ孔45
b、45cを囲むようにシリンダヘッド4のミドルデッ
キ4c上面からシリンダヘッドカバー5の裏面へ至るよ
うに延びるとともに、第2及び第3点火プラグ26b、
26cを取り付ける際に該2つの点火プラグ26b,2
6cを第2及び第3プラブ孔45b、45cへそれぞれ
導くように上方が開口した第2プラグボス部56が形成
されている。
【0048】また、前記第1プラブボス部55の後側壁
面の左側及び右側端部と第2プラグボス部56の前側壁
面の左側及び右側端部とをそれぞれ連結するように、左
側及び右側プラグボス間壁58、59が設けられてい
る。
【0049】さらに、前記シリンダヘッド4の上部に
は、このシリンダヘッド前端壁部4bを補強するため
に、該前端壁部4bと前記第1プラグボス部55とを連
結する連結壁57が設けられている。この連結壁57
は、シリンダヘッド4の左右方向略中央部に設けられて
おり、図8に示すように、上部が前記前端壁部4bの後
面と第1プラグボス部55の前側壁部とを連結する一
方、下部は、その前端部のみが前記前端壁部4bの後面
に接続されていて、該前端部よりも後方には左右方向に
貫通する略方形状の孔57aが形成されている。
【0050】また、前記シリンダヘッド前端壁部4bに
は、図7及び図8に示すように、チェーンケース7との
締結部位を補強するための厚肉部61が設けられてい
る。この厚肉部61の中心部は、前記図7に示すように
エンジン前方から見て、すなわちクランク軸2の軸線X
方向に沿って見て、シリンダの径方向中心部近傍に位置
するように設けられている。また、この厚肉部61は、
前記図8に示すように、シリンダヘッド前端壁部4bの
後面が該シリンダヘッド4のミドルデッキ4cとロアデ
ッキ4dとの間に形成されたウォータジャケット62内
へ膨出するようにして形成されている。
【0051】前記厚肉部61の上部はミドルデッキ4c
と一体とされていて、このミドルデッキ4c上面からシ
リンダヘッド前端壁部4bの後面に至る左右一対の上面
リブ75が形成されている。一方、前記ミドルデッキ4
cよりも下方のウォータジャケット62内において、前
記厚肉部61の後面からミドルデッキ4c下面に至る後
面リブ76が形成され、さらに、該厚肉部61とロアデ
ッキ4dの上面との間に亘って、シリンダヘッド前端壁
部4bから後方に突出する下面リブ77が形成されてい
る。この上面、後面及び下面リブ75、76、77によ
り、シリンダヘッド前端壁部4bの剛性をより向上させ
ている。
【0052】一方、前記シリンダヘッド前端壁部4bの
前面には、前記図7に示すように、該厚肉部61に対応
する中央寄りの部分に平坦面61aが形成されるととも
に、左右両端においてそれぞれ上端部から下端部に亘っ
てシリンダヘッド4の前方へ突出する突出壁部63,6
3が設けられている。この突出壁部63,63に対し
て、それぞれ、前記チェーンケース7上部の左右両側を
取り付けるとともに、該チェーンケース7のエンジンマ
ウント部材取付部(図9及び図10に示す符号92)が
前記シリンダヘッド前端壁部4bの厚肉部61に締結さ
れるようになっている。
【0053】詳しくは、前記厚肉部61には、平坦面6
1aから後方に向かって3つのボルト孔64、65、6
6が穿孔されており、このボルト孔64、65、66に
それぞれチェーンケース7のエンジンマウント部材取付
部92を前側から貫通する3本のボルト(図示せず)が
螺入される。この3つのボルト孔64、65、66のう
ちの2つのボルト孔64、65は、平坦面61aの上側
において互いに左右方向に離間し、左右方向から見て重
複するように配置されている。残る1つのボルト孔66
は、前記2つのボルト孔64、65に対し左右方向につ
いて中間位置でかつそれらの下方に配置されている。つ
まり、前記3つのボルト孔64、65、66は三角形の
頂点となるように配置されている。
【0054】このことで、前記チェーンケース7のエン
ジンマウント部材取付部92は、前記シリンダヘッド前
端壁部4bの厚肉部61に対し、三角形の頂点となるよ
うに配置された3本のボルトにより締結されることにな
るため、該3本のボルトの近傍、特に3本のボルトで囲
まれた部分では、エンジンマウント部材取付部92がシ
リンダヘッド前端壁部4bに対して極めて強固に締結さ
れることになる。尚、前記2つの突出壁部63,63の
間には、チェーンケース7とシリンダヘッド前端壁部4
bとに挟まれて、動弁装置駆動用のタイミングチェーン
を収容する空間部が形成される。
【0055】前記の如き構成のシリンダヘッド前端壁部
4bには、前記吸気側及び排気側のカム軸47、48を
それぞれ軸支する吸気側及び排気側の第1〜第5のカム
軸受部49a、49b、…、50a、50b、…のう
ち、エンジン1の前端部に位置する第1のカム軸受部4
9a、50aが設けられている。すなわち、前記図7に
示すように、シリンダヘッド前端壁部4bの上部には、
左右方向に長いカムキャップ部材67が取り付けられて
いて、このカムキャップ部材67と前記前端壁部4bの
シリンダヘッド側軸受部70とに亘るように、吸気側及
び排気側の軸受面68、69がそれぞれ形成されてい
る。すなわち、該吸気側及び排気側の軸受面68、69
は、それぞれ上下に2分割されており、上側が前記カム
キャップ部材67に形成される一方、下側が前端壁部4
bの上端部、すなわちシリンダヘッド側軸受部70に形
成されている。
【0056】また、前記吸気側及び排気側の軸受面6
8、69のそれぞれの左右両側において、カムキャップ
部材67に上下方向の貫通孔71,71,…が形成され
るとともに、シリンダヘッド前端壁部4bには、該各貫
通孔71に連通するようにカムキャップボルト孔78が
穿孔されていて、図示しない4本のカムキャップボルト
によって、カムキャップ部材67が前記シリンダヘッド
側軸受部70に締結されるようになっている。
【0057】また、前記カムキャップ部材67には、吸
気側及び排気側の可変動弁機構53、54へそれぞれ供
給されるオイルの圧力制御を行う2つのオイルコントロ
ールバルブ72(以下OCVという)が配設されてい
る。このOCV72の外形は略円柱状とされ、軸線が上
下方向となるように配設されるとともに、下部は上部に
比べ小径とされている。このOCV72の配設構造とし
て、前記カムキャップ部材67には、前記第1のカム軸
受部49a、50aの2つの軸受面68、69の間にお
いて左右方向に並列して、前記OCV72の下部が挿入
可能な内径を有する上下方向の貫通孔73が形成されて
いる。また、該貫通孔73の下部に対応するシリンダヘ
ッド前端壁部4bには、該前端壁部4bの後面から前方
へ向かって窪んだ凹部74が形成されている。そして、
前記カムキャップ部材67の貫通孔73と前端壁部4b
の凹部74に、OCV72の下部が収納されている。
【0058】さらに、前記カムキャップ部材67には、
OCV72によって圧力制御されたオイルを前記吸気側
及び排気側の軸受面68、69へそれぞれ供給するため
のOCV下流油路80,80が設けられている。この各
OCV下流油路80は、上流端部がOCV72に接続さ
れる一方、下流端部は前記吸気側及び排気側の軸受面6
8、69に形成された周溝81,81と連通している。
そして、この各周溝81は、図示しないが吸気側及び排
気側のカム軸47、48の内部に形成された油路の一端
部と連通し、さらに、このカム軸内部の油路の他端部
は、前記可変動弁機構53、54に接続されている。
【0059】また、前記カムキャップ部材67には、エ
ンジン1本体のシリンダヘッド4から供給されるオイル
をOCV72へ導くためのOCV上流油路82が設けら
れている。このOCV上流油路82は、下流端部が前記
2つのOCV72にそれぞれ接続されて、カムキャップ
部材67の内部を左右方向に延びる2本の横通路83,
83と、カムキャップ部材67の左右方向略中央部にお
いて上下方向に延びるように設けられ、中間部に前記2
つの横通路83,83の各上流端部がそれぞれ分岐接続
される一方、下端部がカムキャップ部材67の下面に開
口された縦通路84とからなる。この縦通路84は、シ
リンダヘッド前端壁部4bの上面に開口されたヘッド側
オイル通路85の下流端部と連通している。尚、詳しく
は後述するが、該ヘッド側オイル通路85の上流端部
は、シリンダヘッド前端壁部4bの前面に形成された平
坦面61aに開口されている。
【0060】次に、図9及び10に基づいて、チェーン
ケース7の構成について説明する。尚、図9は、エンジ
ン後方から見たチェーンケース7の後面を示し、したが
って、同図において図の右側がエンジン1の右側であ
り、図の左側がエンジン1の左側である。また、図10
は、チェーンケース7の垂直方向の断面構造と、シリン
ダヘッド3及びシリンダブロック4との配置関係を示す
前記図9のCーC線の断面図である。尚、このチェーン
ケース7を補強するために設けられているリブ等は省略
している。
【0061】図9に示すように、チェーンケース7の左
右両端縁部から下端縁部にかけて連続するように、ケー
ス本体の後面から後方へ突出するフランジ部7aが形成
され、このフランジ部7aの上部と下部とが、それぞれ
前記シリンダヘッド4及びシリンダブロック3の各突出
壁部63、32に取り付けられる。尚、図9及び図10
において符号Xは、クランク軸2の軸線を示しており、
符号91は、該クランク軸2の前端部が貫通するための
クランク軸貫通孔である。
【0062】また、図10に示すように、チェーンケー
ス7の前面の上部には、図外のエンジンマウント部材を
取り付けるエンジンマウント部材取付部92が一体に形
成されている。このエンジンマウント部材取付部92
は、全体としてエンジン前方側へ膨出するように形成さ
れ、その上面92aは略平坦であり、この上面92aに
開口してそこから下方に延びるようにマウント取付ボル
ト孔94が設けられている。このマウント取付ボルト孔
94は、軸線の上側が下側に比べてわずかにエンジン1
の前方へ位置するように傾斜している。
【0063】前記エンジンマウント部材取付部92に
は、前記の如く、該エンジンマウント部材取付部92を
シリンダヘッド4の厚肉部61へ締結するための3本の
ボルトがそれぞれ貫通するように、ボルト貫通孔96、
97、98が設けられている。また、前記ボルト貫通孔
96、97、98のシリンダヘッド側端部の周囲には、
それぞれチェーンケース7の後面よりも後方に突出した
ボルト貫通孔ボス部96a、97a、98aが形成され
ていて、エンジン1の右側の上側ボルト貫通孔97のボ
ス部97aと下側ボルト貫通孔98のボス部98aとは
互いに連続するように一体的に形成されている。
【0064】また、前記2つの上側ボルト貫通孔96、
97の間には、下側ボルト貫通孔98の上方で前記ボス
部96a〜98aと同様に後方に突出する円形のボス部
100が形成され、この円形ボス部100の後端に前記
シリンダヘッド前端壁部4bの厚肉部61前面の平坦面
61a(本体側接合面)と接合するように、ケース側接
合面100aが設けられている。このように、エンジン
マウント部材取付部92と厚肉部61とを締結するボル
ト間にケース側接合面100aを設けたことで、本体側
接合面61aとケース側接合面100aとが極めて密に
接合される。
【0065】そして、前記ケース側接合面100aに
は、本体側接合面61aに開口されているヘッド側オイ
ル通路85の上流端部と連通するようにケース側オイル
通路101の下流端部が開口している。すなわち、図1
0に示すように、チェーンケース7の内部には上下方向
に延びるケース側オイル通路101が形成されていて、
その下流端部が前記ケース側接合面100aにおいて開
口される一方、上流端部はシリンダブロック3の前端壁
部3bにおける連通路43の下流端開口部に対応する位
置に開口されている。つまり、このエンジン1では、前
記ケース側オイル通路101によって、シリンダブロッ
ク3のオイルギャラリ39からシリンダヘッド4の可変
動弁機構53、54に対して直接的にオイルを供給でき
るようになっている。
【0066】また、前記ケース側オイル通路101の上
流端開口部の周囲には、チェーンケース7の後面よりも
後方へ突出したボス部102が形成されている。このボ
ス部102の後面は、シリンダブロック前端壁部3bの
連通路43の下流端部周囲と接合するように形成されて
おり、その接合部分にはOリング103が配設されて、
該接合部分からオイルが漏れることを防止している。
【0067】一方、ケース側オイル通路101の下流端
部は、前記の如くへッド側オイル通路85の上流端部と
連通しているが、このヘッド側オイル通路85は、図8
に示すように上流端部が前記シリンダヘッド前端壁部4
bの本体側接合面61aに開口し、そこから厚肉部61
の内部を略水平に後方に延びる上流側オイル通路110
と、この上流側オイル通路110の後端側に連通し、そ
こから上方に延びて、シリンダヘッド4の連結壁57の
上面に開口される下流側オイル通路111とから構成さ
れている。また、図7に示すように、前記本体側接合面
61aにおける上流側オイル通路110の上流端開口部
は、前記2つの上側ボルト孔64、65の中間に位置し
ている。
【0068】また、前記下流側オイル通路111は、前
記可変動弁機構53,54が要求するオイル量を十分に
供給できる内径を有するように、ドリルにより連結壁4
3の上面から下方へ向かって穿孔して形成される。一
方、上流側オイル通路110は、前記下流側オイル通路
111を穿孔したドリル刃よりも大径のドリル刃により
シリンダヘッド4の本体側接合面61aから後方へ向か
って穿孔して形成される。このように、上流側オイル通
路110の内径を下流側オイル通路111の内径よりも
大径としているため、チェーンケース7のケース側オイ
ル通路101の下流端開口部と、前記上流側オイル通路
110の上流端開口部(ヘッド側オイル通路85の開口
部)とを接続させる際に、両方の開口部の中心が製造誤
差等で上下あるいは左右方向に相対的にずれていても、
下流側オイル通路111と同等のオイル流通断面積を確
保して、前記可変動弁機構53、54へのオイル供給量
を十分に確保することができる。
【0069】また、図7及び図8に示すように、前記ヘ
ッド側オイル通路85を構成する下流側オイル通路11
1の下流端部と前記カムキャップ部材67の縦通路84
の上流端部とが連通する部分に、可変動弁機構53、5
4専用のオイルフィルタ112が配置されている。これ
は、可変動弁機構53、54における構成部材間のクリ
アランスが極めて小さいことに鑑み、エンジン1の各潤
滑部に供給するオイルを濾過するための通常のオイルフ
ィルタ13とは別に、可変動弁機構専用のオイルフィル
タ112を設けて、オイル中の異物を確実に取り除くこ
とにより、可変動弁機構53、54の動作を安定させる
ようにしたものである。
【0070】この専用オイルフィルタ112の配設構造
を詳しく説明すると、図8に示すように、前記下流側オ
イル通路111の下流端部には、その内径が該下流側オ
イル通路111の中間部の内径に比べて大径となるよう
に穿孔された大径部113が設けられ、この大径部11
3と連通する前記カムキャップ部材67の縦通路84の
上流端部は、該大径部113と略同径となるように形成
している。そして、前記大径部113よりもわずかに大
径の円柱状に形成された専用オイルフィルタ112の上
部と下部とを、それぞれ縦通路84の上流端部と下流側
オイル通路111の大径部113とに嵌合させるように
している。
【0071】このようにオイル通路の一部を利用して専
用オイルフィルタ112を配設しているため、該専用オ
イルフィルタ112を配設するための場所を別途設ける
必要がない。また、専用オイルフィルタ112の組み付
けは、該専用オイルフィルタ112の下部を前記下流側
オイル通路111の大径部113に嵌合して、専用オイ
ルフィルタ112を配設していないものと同様にカムキ
ャップ部材67をシリンダヘッド4に締結することによ
り行うことができるため、専用オイルフィルタ112を
配設したことによる製造工数の増加を抑制できる。
【0072】次に、シリンダブロック3から可変動弁機
構53、54へ至るオイルの流れについて説明する。ま
ず、オイルポンプから吐出され、オイルフィルタ13を
経てシリンダブロック3のメインギャラリ39へ供給さ
れたオイルは、該メインギャラリ39の前端部から第3
供給路42に流通し、この第3供給路42から分岐する
連通路43を介して、チェーンケース7のケース側オイ
ル通路101へ至る。そして、このケース側オイル通路
101を上方へ向かったオイルは、エンジンマウント部
材取付部92後面のケース側接合面100aに開口した
下流端部から、シリンダヘッド4側の本体側接合面61
aに開口したヘッド側オイル通路85の上流側オイル通
路110へと流れ、さらに、この上流側オイル通路11
0から下流側オイル通路111を通って、カムキャップ
部材67の縦通路84に至る。この際、オイルは、下流
側オイル通路111の下流端部と縦通路84の上流端部
とに嵌合された可変動弁機構専用のオイルフィルタ11
2により濾過される。
【0073】さらに、濾過後のオイルは、前記縦通路8
4の途中から左右にそれぞれ分岐した横通路83,83
に流通し、この各横通路83により、吸気側及び排気側
のOCV72,72へ分配供給される。
【0074】そうして、前記各OCV72によってそれ
ぞれ圧力を調整されたオイルが、OCV下流油路80,
80を通って吸気側及び排気側の軸受面68、69の周
溝81,81へ供給され、さらに、吸気側及び排気側の
カム軸47、48の内部に形成された油路を介して、前
記可変動弁機構53、54へ供給される。
【0075】したがって、この実施形態に係る内燃機関
の動弁装置への給油構造によると、剛性の高いチェーン
ケース7のエンジンマウント部材取付部92と3つのリ
ブ75、76、77によって補強されたシリンダヘッド
前端壁部4bの厚肉部61とを、三角形の頂点となるよ
うに配置した3本のボルトによって締結し、かつそのう
ちの2本のボルトの間に、ケース側オイル通路101の
下流端部が開口するケース側接合面100aとヘッド側
オイル通路85の上流端部が開口する本体側接合面61
aとを位置づけたため、該2つのオイル通路101,8
5の開口部の周囲にオイルシール部材等を設けることな
く、接合面からのオイル漏れを確実に防止することがで
きる。
【0076】特にこのエンジン1では、可変動弁機構5
3、54に対し、その作動応答性を高めるためにメイン
ギャラリ39から流量絞り等を設けることなく直接的に
オイルを供給しているので、前記ケース側接合面100
a及び本体側接合面61aの接合部分には比較的高い油
圧が作用することになるが、前記したように該ケース側
接合面100a及び本体側接合面61aは強固に接合し
ているため、このような場合においても確実にオイル漏
れを防止することができる。これにより、可変動弁機構
53、54へのオイル供給を確実に行えるので、該可変
動弁機構53、54の応答性を良好に確保することがで
きる。
【0077】また、ヘッド側オイル通路85をシリンダ
ヘッド4の左右方向の中間位置に設けたので、本実施形
態のように吸気側及び排気側の可変動弁機構53、54
がシリンダヘッド4の左右にそれぞれ設けられている場
合に、オイル供給通路の取り廻しを容易に行うことがで
きる。
【0078】(他の実施形態)尚、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、
3本のボルトを三角形の頂点となるように配置してチェ
ーンケース7のエンジンマウント部材取付部92をシリ
ンダヘッド4に対して締結しているが、これに限らず、
例えば4本以上のボルトを用いて締結した場合でも、そ
のうちの少なくと3本が三角形の頂点となるように配置
すれば、前記実施形態と同じ効果が得られる。また、ボ
ルトの本数を2本としてそれらの間にケース側接合面1
00aと本体側接合面61aとを位置づけるようにして
もよい。
【0079】また、本発明は、シリンダブロック前端壁
部3bの連通路43とチェーンケース7のケース側オイ
ル通路101との接続部分にも適用することができる。
【0080】また、本発明は、可変動弁機構を備えてい
ないエンジンの動弁装置にも適用することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る内燃機関の動弁装置への給油構造によると、複
数の締結部材でチェーンケースのエンジンマウント部材
取付部と内燃機関本体とを締結し、その締結部分の近傍
で本体側接合面及びケース側接合面を油密に接合して本
体側及びケース側オイル通路のそれぞれの開口部を連通
させたので、別途オイルシール構造を設けることなくオ
イル漏れを確実に防止できるため、製造コストの低減を
図りつつ、動弁装置へ安定してオイルを供給することが
できる。
【0082】請求項2記載の発明によると、本体側オイ
ル通路を内燃機関の吸気側と排気側との中央部近傍に配
置できるため、この本体側オイル通路から動弁装置へ繋
がるオイル通路の設計自由度が向上する。
【0083】請求項3記載の発明によると、シリンダヘ
ッドの端壁部がプラグボス部と連結されて補強されるの
で、本体側接合面の剛性が向上し、接合面におけるオイ
ル漏れをより確実に防止できる。
【0084】請求項4記載の発明によると、可変動弁機
構の性能を高めるために高圧なオイルの供給が必要とな
るので、斯かる高圧のオイルをケース側及び本体側オイ
ル通路を介して供給する場合に、請求項1の発明の作用
及び効果がより有効なものとなる。
【0085】請求項5記載の発明によると、可変動弁機
構専用のオイルフィルタによって、該可変動弁機構の作
動を安定して確保することができる。さらに、このオイ
ルフィルタの設置構造により、省スペース化と組付工数
の削減が図られる。
【0086】請求項6記載の発明によると、三角形の頂
点となるように配置された3つの部材でマウント部材取
付部を内燃機関本体に締結することで、本体側接合面と
ケース側接合面とをより油密に接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの外観を示す左側後方からの斜視図で
ある。
【図2】エンジンの外観を示す左側面図である。
【図3】シリンダブロックの吸気側側面図である。
【図4】シリンダブロックの前側端面図である。
【図5】シリンダブロックの内部構造を示す、図3のA
ーA線における断面図である。
【図6】シリンダヘッドの上面図である。
【図7】シリンダヘッドの前側端面図である。
【図8】シリンダヘッドの内部構造を示す、図6のBー
B線における断面図である。
【図9】チェーンケースの後面図である。
【図10】図9のCーC線におけるチェーンケースの断
面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランク軸 3 シリンダブロック 4 シリンダヘッド 4b 前端壁部 7 チェーンケース 47 吸気側カム軸 48 排気側カム軸 49a 吸気側第1カム軸受部 50a 排気側第1カム軸受部 53 吸気側可変動弁機構 54 排気側可変動弁機構 55 第1プラグボス部 57 連結壁 61a 本体側接合面 67 カムキャップ部材 70 シリンダヘッド側軸受部 82 OCV上流油路(第2オイル通路) 85 ヘッド側オイル通路(第1オイル通路) 92 エンジンマウント部材取付部 96 左上側ボルト貫通孔 97 右上側ボルト貫通孔 98 下側ボルト貫通孔 100a ケース側接合面 101 ケース側オイル通路 112 専用オイルフィルタ X クランク軸軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 67/06 F02B 67/06 G F02F 1/24 F02F 1/24 G R 7/00 7/00 K (72)発明者 山谷 光隆 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 呉宮 克典 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3G013 AA06 AA07 BD07 BD38 BD41 3G015 AA06 AA07 CA01 CA19 DA02 DA10 DA11 EA11 3G018 AA06 AB07 BA10 BA33 CA19 FA07 GA14 GA25 3G024 AA73 BA20 BA23 BA28 DA06 DA18 EA05 EA07 FA07 FA08 FA14 FA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の本体に動弁装置を駆動するた
    めのチェーンを収容するチェーンケースが締結され、該
    チェーンケース及び内燃機関本体の内部にそれぞれ形成
    したケース側及び本体側オイル通路により、前記動弁装
    置にオイルを供給するようにした動弁装置への給油構造
    において、 前記チェーンケースには、内燃機関を車体に搭載するた
    めのマウント部材が取り付けられるとともに複数の締結
    部材により内燃機関本体に締結されたマウント部材取付
    部が設けられ、 前記マウント部材取付部には、前記複数の締結部材によ
    り内燃機関本体側の接合面に対し油密に接合されるケー
    ス側接合面が設けられ、 前記ケース側オイル通路の一端部が、前記ケース側接合
    面に開口する一方、 前記本体側オイル通路の一端部は、前記内燃機関本体側
    の本体側接合面において前記ケース側オイル通路の開口
    部に連通するように開口されていることを特徴とする内
    燃機関の動弁装置への給油構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記本体側オイル通路の開口部は、内燃機関本体側の本
    体側接合面において、該内燃機関のクランク軸の軸線方
    向に沿って見て、気筒の径方向中心部近傍に位置してい
    ることを特徴とする内燃機関の動弁装置への給油構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記内燃機関本体は、シリンダブロックとシリンダヘッ
    ドとを備え、このシリンダヘッドに動弁装置が配設され
    ており、 前記チェーンケースのマウント部材取付部が前記シリン
    ダヘッドの一端側の端壁部に締結され、該端壁部に前記
    本体側接合面が形成され、 前記シリンダヘッドの端壁部とこの端壁部に隣接する気
    筒の点火プラグボス部との間に、該端壁部及びボス部を
    連結する連結壁が設けられ、 前記連結壁の内部に前記本体側オイル通路が形成されて
    いることを特徴とする内燃機関の動弁装置への給油構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つの発明にお
    いて、 前記動弁装置は、前記ケース側及び本体側オイル通路を
    介して供給されるオイルを受けて吸気弁又は排気弁の少
    なくとも一方の動弁タイミングを変更する可変動弁機構
    を備えていることを特徴とする内燃機関の動弁装置への
    給油構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記動弁装置は、カ
    ム軸と該カム軸を軸支するカム軸受部とを備え、 前記カム軸受部は、シリンダヘッドに設けられたシリン
    ダヘッド側軸受部と、このシリンダヘッド側軸受部に締
    結されたキャップ部材とからなり、 前記シリンダヘッド側軸受部及びキャップ部材には、そ
    れぞれ、前記本体側オイル通路を構成する第1及び第2
    オイル通路が形成され、 前記第1オイル通路の下流端部が、前記シリンダヘッド
    側軸受部における前記キャップ部材との接合面に開口さ
    れる一方、前記第2オイル通路の上流端部は、前記キャ
    ップ部材におけるシリンダヘッド側軸受部との接合面に
    おいて前記第1通路の下流端開口部と連通するように開
    口され、 前記第1オイル通路の下流端部ないし第2オイル通路の
    上流端部に、前記可変動弁機構へ供給するオイルを濾過
    するための専用のオイルフィルタが嵌合されていること
    を特徴とする内燃機関の動弁装置への給油構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つの発明にお
    いて、 前記複数の締結部材は、3つ以上設けられ、そのうちの
    少なくとも3つの締結部材が前記チェーンケースのマウ
    ント部材取付部において三角形の頂点となるように配置
    されていることを特徴とする内燃機関の動弁装置への給
    油構造。
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