JPH0868339A - Dohc直列エンジンの横置き構造 - Google Patents

Dohc直列エンジンの横置き構造

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JPH0868339A
JPH0868339A JP20225794A JP20225794A JPH0868339A JP H0868339 A JPH0868339 A JP H0868339A JP 20225794 A JP20225794 A JP 20225794A JP 20225794 A JP20225794 A JP 20225794A JP H0868339 A JPH0868339 A JP H0868339A
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JP
Japan
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engine
idler
pulley
dohc
cover
Prior art date
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Application number
JP20225794A
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English (en)
Inventor
Naohide Iso
直秀 磯
Masanori Douhou
正礼 道法
Yukio Misaki
幸男 見崎
Tsunehiro Mori
恒寛 森
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0868339A publication Critical patent/JPH0868339A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/024Belt drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッドに対応する側面カバーの外面
側へのエンジンマウントおよび補機のレイアウトを可能
ならしめることにより、デッドスペースの有効利用と補
機のコンパクトレイアウトを可能ならしめる。 【構成】 DOHC直列エンジンの横置き構造におい
て、エンジン本体1におけるシリンダヘッド13の側面
に対応し、一方のカム軸2のプーリ5において巻掛けさ
れた巻掛部材(例えば、タイミングベルト6)をカバー
する側面カバー14の内面側に、シリンダ軸O1に関し
て前記プーリ5と反対側に位置して前記タイミングベル
ト6の回転を案内するアイドラ16を配設し、前記エン
ジン本体1を前記プーリ5と前記アイドラ16とのうち
アイドラ16側へスラントさせるとともに、前記側面カ
バー14の外面側に、前記アイドラ16と同軸上に該ア
イドラ16により回転駆動される補機(例えば、バキュ
ームポンプ19)と、前記シリンダ軸O1に関して該バ
キュームポンプ19の反対側に位置して前記エンジン本
体1を車体に対して支持するエンジンマウント20とを
配設するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、DOHC直列エンジ
ンの横置き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、特にF・F車(フロントエンジ
ン・フロントドライブ車)の場合、エンジン本体がエン
ジンルームに横置き状態で搭載されることが多い。
【0003】ところで、エンジンには、各種の補機(例
えば、パワーステアリング用オイルポンプ、ウォータポ
ンプ、オルタネータ、エアコン用コンプレッサ等)が付
設されるとともに、エンジン本体を車体に対して支持す
るエンジンマウントが設けられることとなっており、上
記したようにエンジンを横置き構造とする場合、エンジ
ンマウントおよび前記各種補機をコンパクトにレイアウ
トすることがエンジンルームの狭小化を図る上で極めて
重要となる。
【0004】上記のような要求から、横置きのエンジン
本体をスラントさせるとともに、該エンジン本体の一側
に、複数個の補機を、各補機プーリ軸線をクランク軸プ
ーリ軸線と平行に集合配置するとともに、少なくとも一
つの補機を、エンジン本体側部を車体に弾性支持するエ
ンジンマウントに、他の補機と逆向きに取り付けて、同
一の駆動ベルトを掛架する補機プーリ同志を駆動ベルト
線上に整合して配置したものが提案されている(例え
ば、特開平4ー27715号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DOHC直
列エンジンにおいて、該両カム軸をギヤあるいはチェー
ンにより動力伝達可能に連結し、一方のカム軸に設けら
れたプーリを巻掛部材を介してクランク軸により回転駆
動させるようにしたものがあるが、このような構造のD
OHC直列エンジンの場合、前記巻掛部材を回転案内す
るアイドラがエンジン本体の側面側にレイアウトされる
のが通例であり、現状では該アイドラの側方側空所が有
効に利用されておらず、当該空所を有効に利用したいと
いう要求がある。特に、エンジン本体に付設される補機
の種類が増加する傾向にあるところから、エンジン本体
側方側空間の有効利用が求められている。
【0006】また、上記のような構成のDOHC直列エ
ンジンをエンジンルーム内に横置き状態で配置する場
合、エンジン本体の側方を車体側に支持するエンジンマ
ウントは、エンジン本体の側方においてできるだけ高い
位置にレイアウトするのがエンジン本体の揺動に対する
支持性能を向上させる点で好ましいという要求がある。
そのためには、前記補機類とエンジンマウントとを両者
の要求が満足できるようにレイアウトする必要がある。
【0007】しかも、従来のエンジンにおいては、シリ
ンダヘッドに対応するカバーは、通常剛性のあまり高く
ない合成樹脂による一体成形品で構成されているため、
エンジン本体を車体側に支持するためのエンジンマウン
トをエンジン本体から突設しなければならないとう不具
合もある。
【0008】上記公知例においては、車体側のエンジン
マウントに補機を取り付けるようにすることにより、補
機類の集合配置とエンジンマウントの好適レイアウトと
を可能ならしめているが、上記したような課題に対する
解決手段については開示されていない。
【0009】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、シリンダヘッドに対応するカバーの外面側へのエ
ンジンマウントおよび補機のレイアウトを可能ならしめ
ることにより、デッドスペースの有効利用と補機のコン
パクトレイアウトを可能ならしめることを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の基本構
成では、上記課題を解決するための手段として、二つの
カム軸を有するエンジン本体を備え、該両カム軸がギヤ
あるいはチェーンにより動力伝達可能に連結され、一方
のカム軸に設けられたプーリが巻掛部材を介してクラン
ク軸により回転駆動されるDOHC直列エンジンの横置
き構造において、前記エンジン本体におけるシリンダヘ
ッドの側面に対応し、前記巻掛部材をカバーする側面カ
バーの内面側に、シリンダ軸に関して前記プーリと反対
側に位置して前記巻掛部材の回転を案内するアイドラを
配設し、前記エンジン本体を前記プーリと前記アイドラ
とのうちアイドラ側へスラントさせるとともに、前記側
面カバーの外面側に、前記アイドラと同軸上に該アイド
ラにより回転駆動される補機と、前記シリンダ軸に関し
て該補機の反対側に位置して前記エンジン本体を車体に
対して支持するエンジンマウントとを配設するようにし
ている。
【0011】本願発明の第2の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、DOHC直列エンジンの
横置き構造において、エンジン本体におけるシリンダヘ
ッドの側面に対応する側面カバーを高剛性材で形成する
とともに、該側面カバーに、前記エンジン本体を車体に
対して支持するエンジンマウントを一体的に形成するよ
うにしている。
【0012】本願発明の第3の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、二つのカム軸を有するエ
ンジン本体を備え、該両カム軸がギヤあるいはチェーン
により動力伝達可能に連結され、一方のカム軸に設けら
れたプーリが巻掛部材を介してクランク軸により回転駆
動されるDOHC直列エンジンの横置き構造において、
前記エンジン本体におけるシリンダヘッドの側面に対応
し、前記巻掛部材をカバーする側面カバーの内面側に、
シリンダ軸に関して前記プーリと反対側に位置して前記
巻掛部材の回転を案内するアイドラを配設し、前記エン
ジン本体を前記プーリと前記アイドラとのうちプーリ側
へスラントさせるとともに、前記側面カバーを高剛性材
で形成し且つ該側面カバー上で且つシリンダ軸に対しア
イドラ側に、前記エンジン本体を車体に対して支持する
エンジンマウントを一体的に形成するようにしている。
【0013】本願発明の第1の基本構成において、前記
側面カバーを高剛性材で形成するとともに、該側面カバ
ーに、前記エンジン本体を車体に対して支持するエンジ
ンマウントを一体的に形成するのがエンジンマウントの
最適位置を確保できるとともに構成の簡素化を図り得る
点で好ましい。
【0014】また、本願発明の第1の基本構成におい
て、前記補機を回転慣性の小さいものとするのが側面カ
バーの荷重負担を小さく抑え得る点で好ましい。
【0015】本願発明の第1ないし第3の基本構成にお
いて、前記エンジンマウントを前記クランク軸の上下方
向中心線上における上部に位置させるのがエンジンマウ
ントによる支持力を安定させ得る点で好ましい。
【0016】また、本願発明の第1ないし第3の基本構
成において、前記エンジン本体の反スラント側端面に過
給機を配設するのが補機の配置によるエンジン本体の重
量バランスを確保し得る点で好ましく、その場合におい
て、前記過給機を回転駆動させるための駆動ベルトを前
記カバーの外側に配設すると過給機駆動用の駆動ベルト
とエンジンマウントとの干渉を回避し得る点で好まし
い。
【0017】
【作用】本願発明の第1の基本構成では、上記手段によ
り次のような作用が得られる。
【0018】即ち、エンジン本体におけるシリンダヘッ
ドの側面に対応し、一方のカム軸に設けられたプーリに
巻掛けされた巻掛部材をカバーする側面カバーの内面側
に、シリンダ軸に関して前記プーリと反対側に位置して
前記巻掛部材の回転を案内するアイドラを配設し、前記
エンジン本体を前記プーリと前記アイドラとのうちアイ
ドラ側へスラントさせるとともに、前記側面カバーの外
面側に、前記アイドラと同軸上に該アイドラにより回転
駆動される補機と、前記シリンダ軸に関して該補機の反
対側に位置して前記エンジン本体を車体に対して支持す
るエンジンマウントとを配設するレイアウトとしたこと
により、クランク軸の略上方にエンジンマウントが位置
することによるエンジンマウントの最適位置を確保でき
るとともに、アイドラの外方のデッドスペースにエンジ
ンマウントに阻害されることなく補機をレイアウトでき
る。
【0019】本願発明の第2の基本構成では、上記手段
により次のような作用が得られる。
【0020】即ち、エンジン本体におけるシリンダヘッ
ドの側面に対応する側面カバーを高剛性材で形成し、該
側面カバーにエンジンマウントを一体的に形成するよう
にしたことにより、比較的大径のプーリとエンジンマウ
ントとがラップしそうな構造のものでもエンジンマウン
トが側面カバー外方に位置されることとなり、エンジン
マウント位置を最適な所へレイアウトできる。
【0021】本願発明の第3の基本構成では、上記手段
により次のような作用が得られる。
【0022】即ち、エンジン本体におけるシリンダヘッ
ドの側面に対応し、一方のカム軸に設けられたプーリに
巻掛けされた巻掛部材をカバーする側面カバーの内面側
に、シリンダ軸に関して前記プーリと反対側に位置して
前記巻掛部材の回転を案内するアイドラを配設し、前記
エンジン本体を前記プーリと前記アイドラとのうちプー
リ側へスラントさせるとともに、前記側面カバーを高剛
性材で形成し且つ該側面カバー上で且つシリンダ軸に対
しアイドラ側に、前記エンジン本体を車体に対して支持
するエンジンマウントを一体的に形成するようにしたこ
とにより、クランク軸の略上方のエンジンマウント位置
にアイドラが存在してもエンジンマウントの位置を確保
できる。
【0023】本願発明の第1の基本構成において、前記
側面カバーを高剛性材で形成するとともに、該側面カバ
ーに、前記エンジン本体を車体に対して支持するエンジ
ンマウントを一体的に形成した場合、エンジン本体の側
方における占有スペースを小さく抑えつつ、エンジンマ
ウントの最適位置が確保できる。
【0024】また、本願発明の第1の基本構成におい
て、前記補機を回転慣性の小さいものとした場合、側面
カバーの荷重負担を小さく抑えることができる。
【0025】本願発明の第1ないし第3の基本構成にお
いて、前記エンジンマウントを前記クランク軸の上下方
向中心線上における上部に位置させた場合、エンジンマ
ウントによる支持力が安定することとなる。
【0026】また、本願発明の第1ないし第3の基本構
成において、前記エンジン本体の反スラント側に過給機
を配設した場合、補機の配置によるエンジン本体の重量
バランスを確保することができ、その場合において、前
記過給機を回転駆動させるための駆動ベルトを前記カバ
ーの外側に配設すれば、過給機駆動用の駆動ベルトとエ
ンジンマウントとの干渉を回避し得ることとなり、設計
自由度が大きくなる。
【0027】
【発明の効果】本願発明の第1の基本構成によれば、エ
ンジン本体におけるシリンダヘッドの側面に対応し、一
方のカム軸に設けられたプーリに巻掛けされた巻掛部材
をカバーする側面カバーの内面側に、シリンダ軸に関し
て前記プーリと反対側に位置して前記巻掛部材の回転を
案内するアイドラを配設し、前記エンジン本体を前記プ
ーリと前記アイドラとのうちアイドラ側へスラントさせ
るとともに、前記側面カバーの外面側に、前記アイドラ
と同軸上に該アイドラにより回転駆動される補機と、前
記シリンダ軸に関して該補機の反対側に位置して前記エ
ンジン本体を車体に対して支持するエンジンマウントと
を配設するレイアウトとしたので、クランク軸の略上方
にエンジンマウントが位置することによるエンジンマウ
ントの最適位置を確保できるとともに、アイドラの外方
のデッドスペースにエンジンマウントに阻害されること
なく補機をレイアウトできることとなり、横置きタイプ
のエンジン本体のコンパクト化および補機レイアウトの
コンパクト化が図れるという優れた効果がある。
【0028】本願発明の第2の基本構成によれば、エン
ジン本体におけるシリンダヘッドの側面に対応する側面
カバーを高剛性材で形成し、該側面カバーにエンジンマ
ウントを一体的に形成するようにしたので、比較的大径
のプーリとエンジンマウントとがラップしそうな構造の
ものでもエンジンマウントが側面カバー外方に位置され
ることとなり、エンジンマウント位置を最適な所へレイ
アウトでき、横置きタイプのエンジンのエンジンルーム
内でのコンパクト配置が可能となるという優れた効果が
ある。
【0029】本願発明の第3の基本構成によれば、エン
ジン本体におけるシリンダヘッドの側面に対応し、一方
のカム軸に設けられたプーリに巻掛けされた巻掛部材を
カバーする側面カバーの内面側に、シリンダ軸に関して
前記プーリと反対側に位置して前記巻掛部材の回転を案
内するアイドラを配設し、前記エンジン本体を前記プー
リと前記アイドラとのうちプーリ側へスラントさせると
ともに、前記側面カバーを高剛性材で形成し且つ該側面
カバー上で且つシリンダ軸に対しアイドラ側に、前記エ
ンジン本体を車体に対して支持するエンジンマウントを
一体的に形成するようにしたので、クランク軸の略上方
のエンジンマウント位置にアイドラが存在してもエンジ
ンマウントの位置を確保できることとなり、横置きタイ
プのエンジンのエンジンルーム内でのコンパクト配置が
可能となるという優れた効果がある。
【0030】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願発明の幾つ
かの好適な実施例を説明する。
【0031】実施例1 図1ないし図4には、本願発明の実施例1にかかるDO
HC直列エンジンの横置き構造が示されている。
【0032】本実施例のDOHC直列エンジンは、二つ
のカム軸2,3を有するエンジン本体1を備え、該両カ
ム軸2,3がチェーン4により動力伝達可能に連結さ
れ、一方(本実施例の場合、後方側)のカム軸2に設け
られたプーリ5が巻掛部材であるタイミングベルト6を
介してクランク軸7により回転駆動される構成とされて
おり、エンジンルーム8内に横置き状態で、しかも前記
プーリ5の反対側にスラントせしめられた状態で搭載さ
れている。なお、両カム軸2,3はギヤを介して動力伝
達可能に連結する場合もある。符号9,10はカム軸
2,3に設けられたスプロケットホイール、11はクラ
ンク軸7の外端に枢支されたカム軸駆動用プーリ、12
はエンジンフードである。
【0033】前記エンジン本体1におけるシリンダヘッ
ド13の側面に対応し、前記タイミングベルト6をカバ
ーする側面カバー14は、高剛性材(例えば、鋳鉄等の
金属)の一体成形品により構成され、前記シリンダヘッ
ド13の上部を覆う上部カバー15は合成樹脂の一体成
形品により構成されており、両者を結合することにより
エンジンカバーが構成されることとなっている。ここ
で、前記側面カバー14は、エンジン本体1の側面に対
してボルト21,21・・により取り付けられている。
なお、前記側面カバー14は、鋳鉄等の金属の他、セラ
ミック、粉末金属等の高剛性材により構成することもで
きる。
【0034】そして、前記側面カバー14の内面側に
は、シリンダ軸O1に関して前記プーリ5の反対側とな
る位置に前記タイミングベルト6を案内するためのアイ
ドラ16が後述するバキュームポンプ19の回転軸19
aに枢支された状態で配設されている。符号17,18
はタイミングベルト6を案内するアイドラである。つま
り、タイミングベルト6は、カム軸駆動用プーリ11、
アイドラ17、アイドラ16、プーリ5およびアイドラ
18に対して巻掛けされ、クランク軸7の駆動力が、タ
イミングベルト6を介してプーリ5へ伝達されることと
なっているのである。
【0035】前記側面カバー14の外面側には、前記ア
イドラ16と同軸上に該アイドラ16により回転駆動さ
れる補機であるバキュームポンプ19と、前記シリンダ
軸O1に関して該バキュームポンプ19の反対側に位置
して前記エンジン本体1を車体側に対して支持するエン
ジンマウント20とが配設されている。
【0036】前記バキュームポンプ19は、前記側面カ
バー14の外面に対してボルト22,22・・により固
定されており、その回転軸19aに前述したようにアイ
ドラ16が枢支されている。一方、前記エンジンマウン
ト20は、前記クランク軸7の上下方向中心線O2上に
おける上部に位置して前記側面カバー14に一体形成さ
れている。
【0037】上記のように構成したことにより、アイド
ラ16の外方側に存在するデッドスペースを有効に利用
して補機の一つであるバキュームポンプ19が配設でき
るとともに、エンジンマウント20がエンジン本体1の
側面におけるプーリ5側であってもプーリ5と干渉する
ことなく高い位置に配設できることとなる。しかもバキ
ュームポンプ19は回転慣性が比較的小さな補機なの
で、側面カバー14に過大な荷重負担がかかるおそれが
なく、側面カバー14の剛性確保が容易となる。
【0038】また、前記エンジン本体1のスラント側
(換言すれば、前面側)には、上方側から下方側に向か
ってほぼ1列状態で3個の補機類(即ち、パワーステア
リング用オイルポンプ23、オルタネータ24およびエ
アコン用コンプレッサ25)が配設されている。これら
の補機類における補機プーリ27,28,29は、クラ
ンク軸7に枢支されたクランク軸プーリ26により補機
駆動ベルト30を介して回転駆動されることとなってい
る。符号31は固定アイドラ、32は可動アイドラであ
る。
【0039】さらに、前記エンジン本体1の反スラント
側(換言すれば、後面側)には、過給機33が配設され
ており、該過給機33のプーリ34は、エンジン本体1
内においてシリンダ軸O1上に位置して設けられたウォ
ータポンプ35のプーリ36とともにもう一つのクラン
ク軸プーリ37により駆動ベルト38を介して回転駆動
されることとなっている。符号39は固定アイドラであ
る。ここで、前記駆動ベルト38は、前記側面カバー1
4の外側を通るように配設されている。このようなレイ
アウトが可能となったのは、前述したようにエンジンマ
ウント20が側面カバー14における高位置に設けられ
たことによる。
【0040】上記したように重量物である過給機33を
エンジン本体1の反スラント側に配設したことにより、
エンジン全体の重量バランスが取り易くなるのである。
【0041】本実施例においては、エンジン本体1にお
けるシリンダヘッド13の側面に対応し、一方のカム軸
2に設けられたプーリ5に巻掛けされたタイミングベル
ト6をカバーする側面カバー14の内面側に、シリンダ
軸O1に関して前記プーリ5と反対側に位置して前記タ
イミングベルト6の回転を案内するアイドラ16を配設
し、前記エンジン本体1を前記プーリ5と前記アイドラ
16とのうちアイドラ16側へスラントさせるととも
に、前記側面カバー14の外面側に、前記アイドラ16
と同軸上に該アイドラ16により回転駆動されるバキュ
ームポンプ19と、前記シリンダ軸O1に関して該バキ
ュームポンプ19の反対側に位置して前記エンジン本体
1を車体に対して支持するエンジンマウント20とを配
設するレイアウトとしたので、クランク軸7の略上方に
エンジンマウント20が位置することによるエンジンマ
ウント20の最適位置を確保できるとともに、アイドラ
16の外方のデッドスペースにエンジンマウント20に
阻害されることなくバキュームポンプ19をレイアウト
できることとなり、横置きタイプのエンジン本体1のコ
ンパクト化および補機レイアウトのコンパクト化が図れ
る。
【0042】また、エンジン本体1におけるシリンダヘ
ッド13の側面に対応する側面カバー14を高剛性材で
ある鋳鉄で形成し、該側面カバー14にエンジンマウン
ト20を一体に形成するようにしたことにより、比較的
大径のプーリ5とエンジンマウント20とがラップしそ
うな構造のものでもエンジンマウント20が側面カバー
14外方に位置されることとなり、エンジンマウント位
置を最適な所へレイアウトでき、横置きタイプのエンジ
ンのエンジンルーム内でのコンパクト配置が可能とな
る。
【0043】実施例2 図5には、本願発明の実施例2にかかるDOHC直列エ
ンジンの横置き構造が示されている。
【0044】本実施例の場合、カム軸2,3のうちの前
方側に位置するカム軸3にカム軸駆動用のプーリ5が枢
支されており、エンジン本体1は該プーリ5側へスラン
トせしめられている。そして、エンジンマウント20
は、側面カバー14の外面側にあってシリンダ軸O1
関してプーリ5の反対側に位置して側面カバー14に一
体に形成されている。また、カム軸2,3を回転駆動さ
せるためのタイミングベルト6のアイドラ16は、前記
エンジンマウント20と対応する位置にあって前記エン
ジン本体1に取り付けられている。このように構成した
ことにより、クランク軸O1の略上方のエンジンマウン
ト位置にアイドラ16が存在してもエンジンマウント2
0の位置を確保できることとなり、横置きタイプのエン
ジンのエンジンルーム内でのコンパクト配置が可能とな
る。その他の構成および作用効果は実施例1と同様なの
で重複を避けて説明を省略する。
【0045】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかるDOHC直列エン
ジンの横置き構造を示す側面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかるDOHC直列エン
ジンの横置き構造におけるエンジン本体と側面カバーと
の位置関係を示す平面図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかるDOHC直列エン
ジンの横置き構造におけるエンジン本体と側面カバーと
の位置関係を示す正面図である。
【図4】本願発明の実施例1にかかるDOHC直列エン
ジンの横置き構造におけるエンジン本体と側面カバーと
の位置関係を示す側面図である。
【図5】本願発明の実施例2にかかるDOHC直列エン
ジンの横置き構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1はエンジン本体、2,3はカム軸、4はチェーン、5
はプーリ、6は巻掛部材(タイミングベルト)、7はク
ランク軸、13はシリンダヘッド、14は側面カバー、
16はアイドラ、19は補機(バキュームポンプ)、2
0はエンジンマウント、33は過給機、38は駆動ベル
ト、O1はシリンダ軸、O2は上下方向中心線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 恒寛 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのカム軸を有するエンジン本体を備
    え、該両カム軸がギヤあるいはチェーンにより動力伝達
    可能に連結され、一方のカム軸に設けられたプーリが巻
    掛部材を介してクランク軸により回転駆動されるDOH
    C直列エンジンの横置き構造であって、前記エンジン本
    体におけるシリンダヘッドの側面に対応し、前記巻掛部
    材をカバーする側面カバーの内面側には、シリンダ軸に
    関して前記プーリと反対側に位置して前記巻掛部材の回
    転を案内するアイドラが配設され、前記エンジン本体は
    前記プーリと前記アイドラとのうちアイドラ側へスラン
    トされており、前記カバーの外面側には、前記アイドラ
    と同軸上に該アイドラにより回転駆動される補機と、前
    記シリンダ軸に関して該補機の反対側に位置して前記エ
    ンジン本体を車体に対して支持するエンジンマウントと
    が配設されていることを特徴とするDOHC直列エンジ
    ンの横置き構造。
  2. 【請求項2】 前記側面カバーが高剛性材で形成されて
    おり、該側面カバーには、前記エンジン本体を車体に対
    して支持するエンジンマウントが一体的に形成されてい
    ることを特徴とする前記請求項1記載のDOHC直列エ
    ンジンの横置き構造。
  3. 【請求項3】 前記補機は回転慣性の小さいものとされ
    ていることを特徴とする前記請求項1および請求項2の
    いずれか一項記載のDOHC直列エンジンの横置き構
    造。
  4. 【請求項4】 エンジン本体におけるシリンダヘッドの
    側面に対応する側面カバーが高剛性材で形成されてお
    り、該側面カバーには、前記エンジン本体を車体に対し
    て支持するエンジンマウントが一体に形成されているこ
    とを特徴とするDOHC直列エンジンの横置き構造。
  5. 【請求項5】 二つのカム軸を有するエンジン本体を備
    え、該両カム軸がギヤあるいはチェーンにより動力伝達
    可能に連結され、一方のカム軸に設けられたプーリが巻
    掛部材を介してクランク軸により回転駆動されるDOH
    C直列エンジンの横置き構造であって、前記エンジン本
    体におけるシリンダヘッドの側面に対応し、前記巻掛部
    材をカバーする側面カバーの内面側には、シリンダ軸に
    関して前記プーリと反対側に位置して前記巻掛部材の回
    転を案内するアイドラが配設され、前記エンジン本体は
    前記プーリと前記アイドラとのうちプーリ側へスラント
    されており、前記側面カバーが高剛性材で形成され、該
    側面カバー上で且つシリンダ軸に対しアイドラ側には、
    前記エンジン本体を車体に対して支持するエンジンマウ
    ントが一体的に形成されていることを特徴とするDOH
    C直列エンジンの横置き構造。
  6. 【請求項6】 前記エンジンマウントは前記クランク軸
    の上下方向中心線上における上部に位置されていること
    を特徴とする前記請求項1ないし請求項5のいずれか一
    項記載のDOHC直列エンジンの横置き構造。
  7. 【請求項7】 前記エンジン本体の反スラント側端面に
    は過給機が配設されていることを特徴とする前記請求項
    1ないし請求項6のいずれか一項記載のDOHC直列エ
    ンジンの横置き構造。
  8. 【請求項8】 前記過給機を回転駆動させるための駆動
    ベルトは前記カバーの外側に配設されていることを特徴
    とする前記請求項7記載のDOHC直列エンジンの横置
    き構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116184A (ja) * 1999-10-19 2001-04-27 Mazda Motor Corp エンジンのマウント装置
JP2013060950A (ja) * 2012-11-07 2013-04-04 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のタイミングトレーンカバー
JP2017218923A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 スズキ株式会社 エンジンのチェーンカバー構造

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