JP2002235550A - エンジンにおける補機装置 - Google Patents

エンジンにおける補機装置

Info

Publication number
JP2002235550A
JP2002235550A JP2001034686A JP2001034686A JP2002235550A JP 2002235550 A JP2002235550 A JP 2002235550A JP 2001034686 A JP2001034686 A JP 2001034686A JP 2001034686 A JP2001034686 A JP 2001034686A JP 2002235550 A JP2002235550 A JP 2002235550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
midshaft
crankcase
pulleys
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001034686A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Ito
正二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2001034686A priority Critical patent/JP2002235550A/ja
Priority to US09/683,528 priority patent/US6708664B2/en
Priority to EP02002806A priority patent/EP1231367A3/en
Publication of JP2002235550A publication Critical patent/JP2002235550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/20Multi-cylinder engines with cylinders all in one line

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各補機を連動連結させるミッドシャフトの直
径や、このミッドシャフト用の軸受を小形にできるよう
にして、エンジンを小形にさせると共に軽量にさせるよ
うにする。 【解決手段】 内燃機関1のミッドシャフト27の上方
に第1補機36を配置すると共に、ミッドシャフト27
の下方に第2補機37を配置する。ミッドシャフト27
に対し第1、第2補機36,37を巻掛式動力伝達手段
38により連動連結する。巻掛式動力伝達手段38が、
ミッドシャフト27と第1補機36とにそれぞれ取り付
けられる一対の第1プーリー40,41と、これら両第
1プーリー40,41に巻き掛けられる第1ベルト42
と、ミッドシャフト27の軸方向で各第1プーリー4
0,41から偏位した位置で上記ミッドシャフト27と
第2補機37とにそれぞれ取り付けられる一対の第2プ
ーリー43,44と、これら両第2プーリー43,44
に巻き掛けられる第2ベルト45とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、クランク軸に連動
連結されるミッドシャフトに対し、各種補機を巻掛式動
力伝達手段により連動連結するようにしたエンジンにお
ける補機装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記エンジンにおける補機装置には、従
来、特開2000−205066号公報で示されるもの
がある。
【0003】上記公報のものによれば、内燃機関は、ク
ランクケースと、ほぼ水平方向に延びる軸心回りに回転
自在となるよう上記クランクケースに支承されるクラン
クシャフトと、上記クランクケースから上方に向って突
出するシリンダと、上記クランクシャフトの径方向での
このクランクシャフトの外側方に配置されこのクランク
シャフトの軸心と平行な他の軸心回りに回転自在となる
よう上記クランクケースに支承されかつ上記クランクシ
ャフトに連動連結されるミッドシャフトとを備えてい
る。
【0004】上記ミッドシャフトの上方に第1補機が配
置されると共に、上記ミッドシャフトの下方に第2補機
が配置され、上記ミッドシャフトに対し上記第1、第2
補機が巻掛式動力伝達手段により連動連結されている。
この巻掛式動力伝達手段は、上記ミッドシャフトと各補
機とにそれぞれ取り付けられるプーリーと、これらプー
リーに巻き掛けられる無端ベルトとを備え、このベルト
は、上記クランクシャフトの軸心に沿った視線でみて、
1本だけが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、次のような問題点がある。
【0006】第1に、上記したように巻掛式動力伝達手
段のベルトは1本だけであるため、上記視線でみて、上
記ミッドシャフトのプーリーではその周方向の一部分に
だけに上記ベルトの一部が巻き掛けられる。よって、こ
のベルトを介し上記各補機から上記ミッドシャフトのプ
ーリーに与えられる負荷は、上記ミッドシャフトの径方
向での一方向に集中しがちとなり、このため、上記負荷
に対抗する上で、上記ミッドシャフトの直径が大きくさ
れ、また、これに伴いこのミッドシャフト用の軸受も大
きくされるが、これはエンジンを大形にさせたり、重く
させたりするものであって好ましくない。
【0007】特に自動二輪車や自動車などの乗り物で
は、限られた狭い余剰空間しか存在しないため、上記の
ようなエンジンは好ましくない。
【0008】第2に、上記各補機のうちオルタネータ
は、他の補機に比べて外形の大きいものであるが、上記
従来の技術では、上記オルタネータは上記ミッドシャフ
トの外側方に配置されており、これは、上記視線でみた
エンジンの幅寸法を大きくさせるものであって、好まし
くない。
【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、各補機を連動連結させるミッドシャフト
の直径や、このミッドシャフト用の軸受を小形にできる
ようにして、エンジンを小形にさせると共に軽量にさせ
るようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のエンジンにおける補機装置は、次の如くであ
る。
【0011】請求項1の発明は、内燃機関1が、クラン
クケース2と、ほぼ水平方向に延びる軸心6回りに回転
自在となるよう上記クランクケース2に支承されるクラ
ンクシャフト4と、上記クランクケース2から上方に向
って突出するシリンダ22と、上記クランクシャフト4
の外側方に配置されこのクランクシャフト4の軸心と平
行な他の軸心26回りに回転自在となるよう上記クラン
クケース2に支承されかつ上記クランクシャフト4に連
動連結されるミッドシャフト27とを備え、このミッド
シャフト27の上方に第1補機36を配置すると共に、
上記ミッドシャフト27の下方に第2補機37を配置
し、上記ミッドシャフト27に対し上記第1、第2補機
36,37を巻掛式動力伝達手段38により連動連結し
たエンジンにおいて、
【0012】上記巻掛式動力伝達手段38が、上記ミッ
ドシャフト27と第1補機36とにそれぞれ取り付けら
れる一対の第1プーリー40,41と、これら両第1プ
ーリー40,41に巻き掛けられる第1ベルト42と、
上記ミッドシャフト27の軸方向で上記各第1プーリー
40,41から偏位した位置で上記ミッドシャフト27
と第2補機37とにそれぞれ取り付けられる一対の第2
プーリー43,44と、これら両第2プーリー43,4
4に巻き掛けられる第2ベルト45とを備えたものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記クランクシャフト4の軸心6に沿った視線でみ
て、この軸心6を通る鉛直線50に対し上記シリンダ2
2を一側方Rに傾斜させ、他側方Lにおける上記クラン
クシャフト4の外側方に上記ミッドシャフト27を配置
したエンジンにおいて、
【0014】上記他側方Lにおける上記シリンダ22の
外側方に第1補機36を配置し、この第1補機36をオ
ルタネータとしたものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記クランクシャフト4の軸方向にお
ける上記クランクケース2の一端部16に、この一端部
16に対応する上記クランクシャフト4の一端部7を軸
受20により支承させたエンジンにおいて、
【0016】上記クランクシャフト4の径方向での上記
クランクケース2の一端部16の外側方に上記ミッドシ
ャフト27に取り付けた第1、第2プーリー40,43
を配置し、これら両プーリー40,43のうち、より大
径のプーリー(40)を上記クランクケース2の一端部
16におけるより端部側に配置したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】図において、符号Eは、自動二輪車や自動
車の車両など乗り物の駆動源として搭載されるエンジン
である。
【0019】上記エンジンEは、その主体をなす4サイ
クル内燃機関1を備え、この内燃機関1は、車体など静
止側部材に支持されるクランクケース2と、このクラン
クケース2内のクランク室3に収容されるクランクシャ
フト4と、上記クランクケース2の下面側に取り付けら
れるオイルパン5とを備えている。
【0020】上記クランクシャフト4は、このクランク
シャフト4の軸心6上に位置してこのクランクシャフト
4の軸方向の一端部7、中途部8、および他端部9を構
成するクランク主軸10と、このクランク主軸10の各
部からその径方向外方に一体的に突出する一対のクラン
クアーム11,11群と、これら各一対のクランクアー
ム11,11の各突出端部に一体的に架設されるクラン
クピン12とを備え、このクランクピン12の軸心13
は上記軸心6に平行であり、かつ、この軸心6からその
径方向外方に偏位している。
【0021】上記クランクシャフト4がその軸心6回り
に回転自在となるよう上記クランクシャフト4のクラン
ク主軸10である上記一端部7、中途部8、および他端
部9を上記クランクケース2の一端部16、中途部1
7、および他端部18に支承させる金属ブッシュ製の軸
受20が設けられている。
【0022】また、上記内燃機関1は、上記クランクケ
ース2からクランクシャフト4の径方向外方で上方に向
って突出するシリンダ22と、このシリンダ22の突出
端部に支持される動弁機構23と、上記シリンダ22内
に摺動自在に嵌入される不図示のピストンと、上記クラ
ンクシャフト4のクランクピン12と上記ピストンとを
互いに連通させる不図示の連接棒とを備えている。
【0023】上記クランクシャフト4の径方向でのこの
クランクシャフト4の外側方に、上記クランクシャフト
4の軸心6と平行な他の軸心26を有するミッドシャフ
ト27が配置されている。このミッドシャフト27がそ
の軸心26回りに回転自在となるよう上記ミッドシャフ
ト27の一端部28、中途部29、および他端部30を
上記クランクケース2の一端部16、中途部17、およ
び他端部18に支承させる金属ブッシュ製の他の軸受3
2が設けられている。
【0024】上記の場合、クランクシャフト4の軸方向
における上記クランクケース2の一端部16に、上記ク
ランクシャフト4の一端部7および上記ミッドシャフト
27の一端部28がそれぞれ対応し、上記クランクシャ
フト4の他端部9側に上記ミッドシャフト27の他端部
30側が歯車組34によって連動連結されている。
【0025】上記内燃機関1のシリンダ22の外側方近
傍かつ上記ミッドシャフト27の上方近傍に第1補機3
6のほぼ全体が配置されると共に、上記内燃機関1のオ
イルパン5の外側方近傍かつ上記ミッドシャフト27の
下方近傍に第2補機37のほぼ全体が配置され、上記ミ
ッドシャフト27に対し上記第1、第2補機36,37
が巻掛式動力伝達手段38により連動連結されている。
【0026】上記第1補機36は、上記内燃機関1の駆
動力を上記ミッドシャフト27と巻掛式動力伝達手段3
8とを介し与えられてバッテリなどに電力を供給するオ
ルタネータであり、また、上記第2補機37は、上記内
燃機関1の駆動力を上記ミッドシャフト27と巻掛式動
力伝達手段38とを介し与えられて駆動する乗り物の室
内空調用のエアコンプレッサである。
【0027】上記巻掛式動力伝達手段38は、上記ミッ
ドシャフト27の一端部28の自由端部と第1補機36
の入力軸とにそれぞれ取り付けられる一対の第1プーリ
ー40,41と、これら両第1プーリー40,41に巻
き掛けられる複数本の無端ベルトで構成される第1ベル
ト42と、上記ミッドシャフト27の軸方向で上記各第
1プーリー40,41および第1ベルト42から偏位し
た位置で上記ミッドシャフト27の一端部28の自由端
部と第2補機37の入力軸とにそれぞれ取り付けられる
一対の第2プーリー43,44と、これら両第2プーリ
ー43,44に巻き掛けられる複数本の無端Vベルトで
構成される第2ベルト45とを備えている。
【0028】上記プーリー40,41,43,44のう
ち、ミッドシャフト27に取り付けられるものが駆動プ
ーリー40,43であり、各補機36,37に取り付け
られるものが従動プーリー41,44である。
【0029】上記内燃機関1が駆動すれば、その駆動力
は上記クランクシャフト4を介し出力され、乗り物が推
進させられる。一方、上記駆動力の一部は上記歯車組3
4、ミッドシャフト27、および巻掛式動力伝達手段3
8を順次介して上記第1、第2補機36,37に伝達さ
れ、これら36,37が駆動して所定の働きをする。
【0030】上記クランクケース2の一端部16には、
上記ミッドシャフト27の一端部28の周りにその軸心
26を中心とする円環状の空間52が成形されている。
この空間52に収容され上記ミッドシャフト27に連動
連結される不図示のオイルポンプが設けられ、このポン
プの駆動により、上記各軸受20,32に潤滑油が供給
される。
【0031】上記構成によれば、ミッドシャフト27の
一端部28の自由端部は、上記第1、第2補機36,3
7からそれぞれ第1、第2ベルト42,45を介して負
荷を与えられるが、上記ミッドシャフト27の一端部2
8の自由端部は上記第1補機36から第1ベルト42を
介し上方に向う負荷を与えられる一方、上記第2補機3
7から第2ベルト45を介し下方に向う負荷を与えられ
ることから、上記両負荷が互いに相殺され、その分、上
記第1、第2補機36,37から上記ミッドシャフト2
7の一端部28に与えられる負荷が小さくなる。
【0032】よって、強度上、上記ミッドシャフト27
の直径を小さくできると共に、これに伴い、上記ミッド
シャフト27の支承用の軸受32を小さくでき、もしく
は、メタルレス化もでき、これはエンジンEを小形にさ
せると共に軽量にさせるものであって、特に、限られた
狭い余剰空間しか存在しない自動二輪車や自動車などの
乗り物に上記エンジンEを搭載する場合に有益である。
【0033】また、上記の場合、ミッドシャフト27に
与えられる負荷が小さくなるのに伴い軸受32の数を少
なくさせれば、クランクシャフト4の軸方向における内
燃機関1の長さを短くできて、クランクシャフト4の幅
方向におけるエンジンEの長さ寸法Lを短くさせるよう
このエンジンEを小形にできる。
【0034】上記の場合、クランクシャフト4の軸心6
に沿った視線でみて(図1)、上記ミッドシャフト27
の軸心26、第1補機36の第1プーリー41の軸心4
7、および第2補機37の第2プーリー44の軸心48
はほぼ鉛直方向に延びる仮想直線49上にほぼ配置され
ている。
【0035】このため、上記両負荷の相殺は、より確実
に達成され、上記第1、第2補機36,37から上記ミ
ッドシャフト27に与えられる負荷がより小さくなる。
よって、前記したと同様に、エンジンEをより小形、軽
量にできる。
【0036】また、上記クランクシャフト4の軸心6に
沿った視線でみて(図1)、この軸心6を通る鉛直線5
0に対し上記シリンダ22を一側方Rに傾斜させ、他側
方Lにおける上記クランクシャフト4の外側方に上記ミ
ッドシャフト27を配置し、上記他側方Lにおける上記
シリンダ22の外側方近傍かつ上記ミッドシャフト27
の上方近傍に第1補機36のほぼ全体を配置し、この第
1補機36をオルタネータとしてある。
【0037】ここで、上記したように、シリンダ22の
軸心51を一側方Rに傾斜させ、他側方Lにおけるクラ
ンクシャフト4の外側方に上記ミッドシャフト27を配
置すると、上記シリンダ22の外側方かつ上記ミッドシ
ャフト27の上方には広い空間が確保される。
【0038】そこで、上記空間に第1補機36を配置
し、この第1補機36を各補機のうち、一般に外形の大
きいオルタネータとしたのであり、このため、エンジン
Eを構成する上記シリンダ22、ミッドシャフト27、
および第1補機36が互いにコンパクトに配置される。
【0039】よって、上記視線でみたエンジンEの幅寸
法Wが小さくされて、このエンジンEを小形にできる。
【0040】図2において、上記クランクシャフト4の
軸方向における上記クランクケース2の一端部16に、
この一端部16に対応する上記クランクシャフト4の一
端部7を軸受20により支承させ、上記クランクシャフ
ト4の径方向での上記クランクケース2の一端部16の
外側方に上記ミッドシャフト27に取り付けた第1、第
2プーリー40,43を配置し、これら両プーリー4
0,43のうち、より大径のプーリー(40)を上記ク
ランクケース2の一端部16におけるより端部側に配置
してある。
【0041】ここで、上記クランクシャフト4はその軸
方向の中途部にクランクアーム11を有しているため、
軸受20で支承される上記クランクシャフト4の一端部
7の回転軌跡は、上記中途部のそれに比べて小さい。こ
のため、これに伴い、上記視線でみて、上記クランクケ
ース2の一端部16の幅寸法はその中途部のそれに比べ
て小さく成形されている。
【0042】そこで、上記したように、より大径のプー
リー(40)を上記クランクケース2の一端部16にお
けるより端部側に配置し、つまり、上記大径のプーリー
(40)を上記クランクケース2の一端部16の、より
端部側に対応させたのであり、このため、上記クランク
ケース2の一端部16と上記各プーリー40,43とを
クランクシャフト4の軸方向で互いにほぼ同じ位置に配
置させた場合に、上記クランクケース2と各プーリー4
0,43とが互いに接触しないようにしながら、これら
を互いにより接近させることができる。
【0043】よって、エンジンEを構成する上記クラン
クケース2と各プーリー40,43をクランクシャフト
4の軸方向と径方向とでそれぞれ互いにコンパクトに配
置でき、このため、クランクシャフト4の軸方向におけ
るエンジンEの他側方Lと、上記視線でみたエンジンE
の幅寸法Wとをそれぞれ小さくできて、このエンジンE
を全体的に小形にできる。
【0044】なお、以上は図示の例によるが、内燃機関
1は2サイクルでもよく、また、軸受32はクランクケ
ース2に一体成形されたものであってもよい。また、上
記ベルトはVベルトの他、平ベルトやタイミングベルト
であってもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0046】請求項1の発明は、内燃機関が、クランク
ケースと、ほぼ水平方向に延びる軸心回りに回転自在と
なるよう上記クランクケースに支承されるクランクシャ
フトと、上記クランクケースから上方に向って突出する
シリンダと、上記クランクシャフトの外側方に配置され
このクランクシャフトの軸心と平行な他の軸心回りに回
転自在となるよう上記クランクケースに支承されかつ上
記クランクシャフトに連動連結されるミッドシャフトと
を備え、このミッドシャフトの上方に第1補機を配置す
ると共に、上記ミッドシャフトの下方に第2補機を配置
し、上記ミッドシャフトに対し上記第1、第2補機を巻
掛式動力伝達手段により連動連結したエンジンにおい
て、
【0047】上記巻掛式動力伝達手段が、上記ミッドシ
ャフトと第1補機とにそれぞれ取り付けられる一対の第
1プーリーと、これら両第1プーリーに巻き掛けられる
第1ベルトと、上記ミッドシャフトの軸方向で上記各第
1プーリーから偏位した位置で上記ミッドシャフトと第
2補機とにそれぞれ取り付けられる一対の第2プーリー
と、これら両第2プーリーに巻き掛けられる第2ベルト
とを備えてある。
【0048】このため、上記ミッドシャフトは、上記第
1、第2補機からそれぞれ第1、第2ベルトを介して負
荷を与えられるが、上記ミッドシャフトは上記第1補機
から第1ベルトを介し上方に向う負荷を与えられる一
方、上記第2補機から第2ベルトを介し下方に向う負荷
を与えられることから、上記両負荷が互いに相殺され、
その分、上記第1、第2補機から上記ミッドシャフトに
与えられる負荷が小さくなる。
【0049】よって、強度上、上記ミッドシャフトの直
径を小さくできると共に、これに伴い、上記ミッドシャ
フトの支承用の軸受を小さくでき、もしくは、メタルレ
ス化もでき、これはエンジンを小形にさせると共に軽量
にさせるものであって、特に、限られた狭い余剰空間し
か存在しない自動二輪車や自動車などの乗り物に上記エ
ンジンを搭載する場合に有益である。
【0050】また、上記の場合、ミッドシャフトに与え
られる負荷が小さくなるのに伴い軸受の数を少なくさせ
れば、クランクシャフトの軸方向における内燃機関の長
さを短くできて、クランクシャフトの軸方向におけるエ
ンジンの長さ寸法を短くさせるようこのエンジンを小形
にできる。
【0051】請求項2の発明は、上記クランクシャフト
の軸心に沿った視線でみて、この軸心を通る鉛直線に対
し上記シリンダを一側方に傾斜させ、他側方における上
記クランクシャフトの外側方に上記ミッドシャフトを配
置したエンジンにおいて、
【0052】上記他側方における上記シリンダの外側方
に第1補機を配置し、この第1補機をオルタネータとし
てある。
【0053】ここで、上記したように、シリンダの軸心
を一側方に傾斜させ、他側方におけるクランクシャフト
の外側方に上記ミッドシャフトを配置すると、上記シリ
ンダの外側方かつ上記ミッドシャフトの上方には広い空
間が確保される。
【0054】そこで、上記空間に第1補機を配置し、こ
の第1補機を各補機のうち、一般に外形の大きいオルタ
ネータとしたのであり、このため、エンジンを構成する
上記シリンダ、ミッドシャフト、および第1補機が互い
にコンパクトに配置される。
【0055】よって、上記視線でみたエンジンの幅寸法
が小さくされて、このエンジンを小形にできる。
【0056】請求項3の発明は、上記クランクシャフト
の軸方向における上記クランクケースの一端部に、この
一端部に対応する上記クランクシャフトの一端部を軸受
により支承させたエンジンにおいて、
【0057】上記クランクシャフトの径方向での上記ク
ランクケースの一端部の外側方に上記ミッドシャフトに
取り付けた第1、第2プーリーを配置し、これら両プー
リーのうち、より大径のプーリーを上記クランクケース
の一端部におけるより端部側に配置してある。
【0058】ここで、上記クランクシャフトはその軸方
向の中途部にクランクアームを有しているため、軸受で
支承される上記クランクシャフトの一端部の回転軌跡
は、上記中途部のそれに比べて小さい。このため、これ
に伴い、上記視線でみて、上記クランクケースの一端部
の幅寸法はその中途部のそれに比べて小さく成形でき
る。
【0059】そこで、上記したように、より大径のプー
リーを上記クランクケースの一端部におけるより端部側
に配置し、つまり、上記大径のプーリーを上記クランク
ケースの一端部の、より端部側に対応させたのであり、
このため、上記クランクケースの一端部と上記各プーリ
ーとをクランクシャフトの軸方向で互いにほぼ同じ位置
に配置させた場合に、上記クランクケースと各プーリー
とが互いに接触しないようにしながら、これらを互いに
より接近させることができる。
【0060】よって、エンジンを構成する上記クランク
ケースと各プーリーをクランクシャフトの軸方向と径方
向とでそれぞれ互いにコンパクトに配置でき、このた
め、クランクシャフトの軸方向におけるエンジンの他側
方と、上記視線でみたエンジンの幅寸法とをそれぞれ小
さくできて、このエンジンを全体的に小形にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランクシャフトの軸心に沿った視線でみたエ
ンジンの全体図である。
【図2】図1の2‐2線矢視図である。
【符号の説明】
E エンジン 1 内燃機関 2 クランクケース 3 クランク室 4 クランクシャフト 6 軸心 7 一端部 16 一端部 20 軸受 22 シリンダ 26 軸心 27 ミッドシャフト 28 一端部 32 軸受 36 第1補機 37 第2補機 38 巻掛式動力伝達手段 40 第1プーリー 41 第1プーリー 42 第1ベルト 43 第2プーリー 44 第2プーリー 45 第2ベルト 47 軸心 48 軸心 49 仮想直線 50 鉛直線 R 一側方 L 他側方 W 幅寸法 L 長さ寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関が、クランクケースと、ほぼ水
    平方向に延びる軸心回りに回転自在となるよう上記クラ
    ンクケースに支承されるクランクシャフトと、上記クラ
    ンクケースから上方に向って突出するシリンダと、上記
    クランクシャフトの外側方に配置されこのクランクシャ
    フトの軸心と平行な他の軸心回りに回転自在となるよう
    上記クランクケースに支承されかつ上記クランクシャフ
    トに連動連結されるミッドシャフトとを備え、このミッ
    ドシャフトの上方に第1補機を配置すると共に、上記ミ
    ッドシャフトの下方に第2補機を配置し、上記ミッドシ
    ャフトに対し上記第1、第2補機を巻掛式動力伝達手段
    により連動連結したエンジンにおいて、 上記巻掛式動力伝達手段が、上記ミッドシャフトと第1
    補機とにそれぞれ取り付けられる一対の第1プーリー
    と、これら両第1プーリーに巻き掛けられる第1ベルト
    と、上記ミッドシャフトの軸方向で上記各第1プーリー
    から偏位した位置で上記ミッドシャフトと第2補機とに
    それぞれ取り付けられる一対の第2プーリーと、これら
    両第2プーリーに巻き掛けられる第2ベルトとを備えた
    エンジンにおける補機装置。
  2. 【請求項2】 上記クランクシャフトの軸心に沿った視
    線でみて、この軸心を通る鉛直線に対し上記シリンダを
    一側方に傾斜させ、他側方における上記クランクシャフ
    トの外側方に上記ミッドシャフトを配置したエンジンに
    おいて、 上記他側方における上記シリンダの外側方に第1補機を
    配置し、この第1補機をオルタネータとした請求項1に
    記載のエンジンにおける補機装置。
  3. 【請求項3】 上記クランクシャフトの軸方向における
    上記クランクケースの一端部に、この一端部に対応する
    上記クランクシャフトの一端部を軸受により支承させた
    エンジンにおいて、 上記クランクシャフトの径方向での上記クランクケース
    の一端部の外側方に上記ミッドシャフトに取り付けた第
    1、第2プーリーを配置し、これら両プーリーのうち、
    より大径のプーリーを上記クランクケースの一端部にお
    けるより端部側に配置した請求項1、もしくは2に記載
    のエンジンにおける補機装置。
JP2001034686A 2001-02-09 2001-02-09 エンジンにおける補機装置 Pending JP2002235550A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001034686A JP2002235550A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 エンジンにおける補機装置
US09/683,528 US6708664B2 (en) 2001-02-09 2002-01-15 Auxiliary equipment in an engine
EP02002806A EP1231367A3 (en) 2001-02-09 2002-02-07 Internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001034686A JP2002235550A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 エンジンにおける補機装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002235550A true JP2002235550A (ja) 2002-08-23

Family

ID=18898244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001034686A Pending JP2002235550A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 エンジンにおける補機装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6708664B2 (ja)
EP (1) EP1231367A3 (ja)
JP (1) JP2002235550A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6848528B2 (en) * 2002-08-13 2005-02-01 Brp-Rotax Gmbh & Co. Kg Lubrication system for a four cycle engine
AT13388U1 (de) * 2012-11-20 2013-11-15 Avl List Gmbh Brennkraftmaschine mit einer Kurbelwelle
JP5750430B2 (ja) * 2012-12-26 2015-07-22 本田技研工業株式会社 車載内燃機関のケーシング構造
GB2511315B (en) 2013-02-27 2016-08-10 Ford Global Tech Llc Oil pump drive

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5184582A (en) 1987-12-01 1993-02-09 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine unit for vehicle
US4915070A (en) * 1988-03-31 1990-04-10 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine unit for motor vehicle
EP0754879B1 (en) * 1995-07-17 2002-01-30 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Internal combustion engine with balancers
JP3346109B2 (ja) * 1995-07-31 2002-11-18 ヤマハ発動機株式会社 内燃エンジン
JPH09329033A (ja) 1996-06-12 1997-12-22 Yamaha Motor Co Ltd 多気筒エンジンのエンジン構成部品連動装置
JP2000145452A (ja) * 1998-11-11 2000-05-26 Yamaha Motor Co Ltd エンジンの冷却水吐出構造
JP2000205066A (ja) 1999-01-18 2000-07-25 Yamaha Motor Co Ltd 多気筒エンジンの吸気管配管構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20020108599A1 (en) 2002-08-15
EP1231367A3 (en) 2003-05-14
US6708664B2 (en) 2004-03-23
EP1231367A2 (en) 2002-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6813609B2 (ja) 電流ユニット
CA2503915A1 (en) Power transmission system of engine
JPH0221045A (ja) 内燃機関のバランサ装置
JP3553217B2 (ja) 4サイクルエンジン
US7506627B2 (en) Balancer shaft arrangement for engine
US7637240B2 (en) Engine balancer
US5197427A (en) Accessory drive device for an internal combustion engine
JP2002235550A (ja) エンジンにおける補機装置
JP2004360520A (ja) ベルト式無段変速機構を備えた4ストロークエンジン
US4997409A (en) Wrapping type transmission structure for internal combustion engines
US7159558B2 (en) Engine having centralized mass
US6964253B2 (en) Balancer apparatus of engine
JP2004044776A (ja) ピン連結構造
JP2005325834A (ja) 内燃機関
JPH1038030A (ja) エンジンのバランサ装置
JP3559320B2 (ja) 内燃機関のクランク軸の支持構造
CA2456462C (en) Oil pump drive assembly
JPH0370823A (ja) 内燃機関のバランサ装置
JPS5936759Y2 (ja) 4サイクル直列2シリンダエンジンの1次パランサ装置
JP2021011864A (ja) エンジン
KR100412565B1 (ko) 엔진 보기류를 이용하여 엔진 외부에 장착하는 밸런스샤프트 장치
JP2704750B2 (ja) 内燃機関のバランサ軸駆動装置
JP2023136307A (ja) 内燃機関
JP3194989B2 (ja) 内燃機関のバランサー装置
JPH0268289A (ja) Vベルト式自動変速機