JP2571174Y2 - エンジン補機の駆動装置 - Google Patents
エンジン補機の駆動装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、クランクプ
ーリに張架したベルトにより、エアコンディショナ用コ
ンプレッサ、オルタネータ(発電機)、ウォータポンプ
等の補機を駆動するようなエンジン補機の駆動装置に関
する。
ーリに張架したベルトにより、エアコンディショナ用コ
ンプレッサ、オルタネータ(発電機)、ウォータポンプ
等の補機を駆動するようなエンジン補機の駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のエンジン補機の駆動装置
としては、例えば、実開昭63−60031号公報に記
載の装置がある。すなわち、クランクプーリとウォータ
ポンププーリとオルタネータ駆動用プーリとの間に第1
のベルトを張架する一方、上述のクランクプーリとエア
コンディショナ用コンプレッサのプーリ(エアコンプー
リ)とテンショナプーリとの間に第2のベルトを張架し
て、エンジン駆動時に上述の各エンジン補機を駆動すべ
く構成した装置である。
としては、例えば、実開昭63−60031号公報に記
載の装置がある。すなわち、クランクプーリとウォータ
ポンププーリとオルタネータ駆動用プーリとの間に第1
のベルトを張架する一方、上述のクランクプーリとエア
コンディショナ用コンプレッサのプーリ(エアコンプー
リ)とテンショナプーリとの間に第2のベルトを張架し
て、エンジン駆動時に上述の各エンジン補機を駆動すべ
く構成した装置である。
【0003】ところで、自動車のエンジン補機としては
上述の各補機の他に、パワーステアリング装置用のオイ
ルポンプと負圧を利用した制動手段としてのバキューム
ポンプとを配設するのが一般的であり、パワーステアリ
ング用オイルポンププーリとバキュームポンププーリと
を上述の同側のベルトにより駆動すべく構成した場合に
は、次のような問題点があった。
上述の各補機の他に、パワーステアリング装置用のオイ
ルポンプと負圧を利用した制動手段としてのバキューム
ポンプとを配設するのが一般的であり、パワーステアリ
ング用オイルポンププーリとバキュームポンププーリと
を上述の同側のベルトにより駆動すべく構成した場合に
は、次のような問題点があった。
【0004】つまり、上述の同側のベルトによるパワー
ステアリング用オイルポンププーリおよびバキュームポ
ンププーリに対する動力伝達力が大幅に低下した時、ま
たは動力伝達力が零になった場合には、パワーステアリ
ング効果および負圧利用の制動効果(ブレーキング効
果)の双方が得られなくなる問題点があった。
ステアリング用オイルポンププーリおよびバキュームポ
ンププーリに対する動力伝達力が大幅に低下した時、ま
たは動力伝達力が零になった場合には、パワーステアリ
ング効果および負圧利用の制動効果(ブレーキング効
果)の双方が得られなくなる問題点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案の請求項1記
載の考案は、パワーステアリング用オイルポンププーリ
とバキュームポンププーリとをそれぞれ別々の動力伝達
手段で駆動することにより、一方の動力伝達手段による
動力伝達力が低下または零になった場合においても、パ
ワーステアリング効果および負圧利用の制動効果の一方
を確保することができ、信頼性の向上を図ることができ
るエンジン補機の駆動装置の提供を目的とする。
載の考案は、パワーステアリング用オイルポンププーリ
とバキュームポンププーリとをそれぞれ別々の動力伝達
手段で駆動することにより、一方の動力伝達手段による
動力伝達力が低下または零になった場合においても、パ
ワーステアリング効果および負圧利用の制動効果の一方
を確保することができ、信頼性の向上を図ることができ
るエンジン補機の駆動装置の提供を目的とする。
【0006】この考案の請求項2記載の考案は、上記請
求項1記載の考案の目的と併せて、バキュームポンプの
負荷により補機の負荷変動を減衰すべく構成すること
で、負荷変動をオートテンショナに伝達しないように
し、オートテンショナの信頼性の向上を図ることができ
るエンジン補機の駆動装置の提供を目的とする。
求項1記載の考案の目的と併せて、バキュームポンプの
負荷により補機の負荷変動を減衰すべく構成すること
で、負荷変動をオートテンショナに伝達しないように
し、オートテンショナの信頼性の向上を図ることができ
るエンジン補機の駆動装置の提供を目的とする。
【0007】この考案の請求項3記載の考案は、上記請
求項1または請求項2記載の考案の目的と併せて、バキ
ュームポンプが駆動して負圧を生成する時に発生する空
気流を有効利用してオルタネータを空冷することで、オ
ルタネータの信頼性の向上を図ることができるエンジン
補機の駆動装置の提供を目的とする。
求項1または請求項2記載の考案の目的と併せて、バキ
ュームポンプが駆動して負圧を生成する時に発生する空
気流を有効利用してオルタネータを空冷することで、オ
ルタネータの信頼性の向上を図ることができるエンジン
補機の駆動装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案の請求項1記載
の考案は、エンジンのクランクシャフトに取付けられた
クランクプーリとパワーステアリング用オイルポンププ
ーリとの間に第1の動力伝達手段を張架する一方、上記
クランクプーリと、制動用バキュームポンプを駆動する
バキュームポンププーリとの間に第2の動力伝達手段を
張架したエンジン補機の駆動装置であることを特徴とす
る。
の考案は、エンジンのクランクシャフトに取付けられた
クランクプーリとパワーステアリング用オイルポンププ
ーリとの間に第1の動力伝達手段を張架する一方、上記
クランクプーリと、制動用バキュームポンプを駆動する
バキュームポンププーリとの間に第2の動力伝達手段を
張架したエンジン補機の駆動装置であることを特徴とす
る。
【0009】この考案の請求項2記載の考案は、上記請
求項1記載の考案の構成と併せて、上記第2の動力伝達
手段で駆動されるバキュームポンプを、同動力伝達経路
におけるバキュームポンプの張り側に配設された補機と
バキュームポンプの弛み側に配設されたオートテンショ
ナとの間に配設したエンジン補機の駆動装置であること
を特徴とする。
求項1記載の考案の構成と併せて、上記第2の動力伝達
手段で駆動されるバキュームポンプを、同動力伝達経路
におけるバキュームポンプの張り側に配設された補機と
バキュームポンプの弛み側に配設されたオートテンショ
ナとの間に配設したエンジン補機の駆動装置であること
を特徴とする。
【0010】この考案の請求項3記載の考案は、上記請
求項1または請求項2記載の考案の構成と併せて、上記
バキュームポンプはその側方よりエアを吐出する構造
で、該バキュームポンプの近傍にオルタネータを配設し
たエンジン補機の駆動装置であることを特徴とする。
求項1または請求項2記載の考案の構成と併せて、上記
バキュームポンプはその側方よりエアを吐出する構造
で、該バキュームポンプの近傍にオルタネータを配設し
たエンジン補機の駆動装置であることを特徴とする。
【0011】
【考案の効果】この考案の請求項1記載の考案によれ
ば、パワーステアリング用オイルポンププーリを第1の
動力伝達手段で駆動する一方、バキュームポンププーリ
を第2の動力伝達手段で駆動するので、一方の動力伝達
手段による動力伝達力が低下、または、零になった場合
においても、パワーステアリング効果および負圧利用の
制動効果の一方を確保することができ、このため信頼性
の向上を図ることができる効果がある。
ば、パワーステアリング用オイルポンププーリを第1の
動力伝達手段で駆動する一方、バキュームポンププーリ
を第2の動力伝達手段で駆動するので、一方の動力伝達
手段による動力伝達力が低下、または、零になった場合
においても、パワーステアリング効果および負圧利用の
制動効果の一方を確保することができ、このため信頼性
の向上を図ることができる効果がある。
【0012】この考案の請求項2記載の考案によれば、
上記請求項1記載の考案の効果と併せて、第2の動力伝
達手段による動力伝達経路において、負荷変動が比較的
大きい補機と、オートテンショナとの間に、負荷変動が
ないバキュームポンプを配設したので、バキュームポン
プの負荷により補機の負荷変動を減衰させ、この負荷変
動がオートテンショナに伝達されるのを防止する。この
ためオートテンショナの信頼性の向上を図ることができ
る効果がある。
上記請求項1記載の考案の効果と併せて、第2の動力伝
達手段による動力伝達経路において、負荷変動が比較的
大きい補機と、オートテンショナとの間に、負荷変動が
ないバキュームポンプを配設したので、バキュームポン
プの負荷により補機の負荷変動を減衰させ、この負荷変
動がオートテンショナに伝達されるのを防止する。この
ためオートテンショナの信頼性の向上を図ることができ
る効果がある。
【0013】この考案の請求項3記載の考案によれば、
上記請求項1または請求項2記載の考案の効果と併せ
て、オルタネータは比較的発熱しやすいエンジン補機で
あるが、このオルタネータをバキュームポンプの近傍に
配設したので、バキュームポンプが駆動して負圧を生成
する時に発生する空気流を有効利用して上述のオルタネ
ータを空冷することができる。このためオルタネータの
信頼性の向上を図ることができる効果がある。
上記請求項1または請求項2記載の考案の効果と併せ
て、オルタネータは比較的発熱しやすいエンジン補機で
あるが、このオルタネータをバキュームポンプの近傍に
配設したので、バキュームポンプが駆動して負圧を生成
する時に発生する空気流を有効利用して上述のオルタネ
ータを空冷することができる。このためオルタネータの
信頼性の向上を図ることができる効果がある。
【0014】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はエンジン補機の駆動装置を示し、図1に
おいて、V型エンジン1はシリンダブロック2の上部に
一方側バンクAのシリンダヘッド3を取付けると共に、
他方側バンクBのシリンダヘッド4を取付け、これら各
シリンダヘッド3,4のトップデッキにはシリンダヘッ
ドカバー5,6を取付け、上述のシリンダブロック2の
下部にはロアブロック7を介してオイルパン8を取付け
ている。
述する。図面はエンジン補機の駆動装置を示し、図1に
おいて、V型エンジン1はシリンダブロック2の上部に
一方側バンクAのシリンダヘッド3を取付けると共に、
他方側バンクBのシリンダヘッド4を取付け、これら各
シリンダヘッド3,4のトップデッキにはシリンダヘッ
ドカバー5,6を取付け、上述のシリンダブロック2の
下部にはロアブロック7を介してオイルパン8を取付け
ている。
【0015】また、エンジンのクランクシャフト(図示
せず)と同軸上に、大径プーリ部9aと小径プーリ部9
bとを有するクランクプーリ9を設ける一方、上述の一
方側バンクAの側にはパワーステアリング用オイルポン
プ10と、オートテンショナ11とを配設し、シリンダ
ブロック2の略中央部にはウォータポンプ12を、また
各バンクA,Bのシリンダヘッド3,4間には過給機と
してのスーパーチャージャ13をそれぞれ配設してい
る。
せず)と同軸上に、大径プーリ部9aと小径プーリ部9
bとを有するクランクプーリ9を設ける一方、上述の一
方側バンクAの側にはパワーステアリング用オイルポン
プ10と、オートテンショナ11とを配設し、シリンダ
ブロック2の略中央部にはウォータポンプ12を、また
各バンクA,Bのシリンダヘッド3,4間には過給機と
してのスーパーチャージャ13をそれぞれ配設してい
る。
【0016】一方、他方側バンクBの側には、オートテ
ンショナ14と、制動用バキュームポンプ15(図2参
照)と、オルタネータ16と、エアコンデショナ用(空
気調和装置用)のエアコンプレッサ17とを設け、上述
のバキュームポンプ15を後述する第2ベルト27の動
力伝達経路におけるバキュームポンプ15の張り側に配
設されたエアコンプレッサ17と、バキュームポンプ1
5の弛み側に配設されたオートテンショナ14との間に
配設すると共に、このバキュームポンプ15の近傍にオ
ルタネータ16を配設している。ここで、上述のバキュ
ームポンプ15はその側方よりエアを吐出する構造のも
のを用いている。
ンショナ14と、制動用バキュームポンプ15(図2参
照)と、オルタネータ16と、エアコンデショナ用(空
気調和装置用)のエアコンプレッサ17とを設け、上述
のバキュームポンプ15を後述する第2ベルト27の動
力伝達経路におけるバキュームポンプ15の張り側に配
設されたエアコンプレッサ17と、バキュームポンプ1
5の弛み側に配設されたオートテンショナ14との間に
配設すると共に、このバキュームポンプ15の近傍にオ
ルタネータ16を配設している。ここで、上述のバキュ
ームポンプ15はその側方よりエアを吐出する構造のも
のを用いている。
【0017】上述のパワーステアリング用オイルポンプ
10はオイルポンププーリ18で駆動され、上述のウォ
ータポンプ12はウォータポンププーリ19で駆動さ
れ、上述のスーパーチャージャ13は過給機プーリ20
で駆動され、上述の制動用バキュームポンプ15はバキ
ュームポンププーリ21で駆動され、上述のオルタネー
タ16はオルタネータプーリ22で駆動され、上述のエ
アコンプレッサ17はエアコンプーリ23で駆動される
と共に、上述の各オートテンショナ11,14はベルト
張力を自動調整するためにテンショナプーリ24,25
を備えいる。
10はオイルポンププーリ18で駆動され、上述のウォ
ータポンプ12はウォータポンププーリ19で駆動さ
れ、上述のスーパーチャージャ13は過給機プーリ20
で駆動され、上述の制動用バキュームポンプ15はバキ
ュームポンププーリ21で駆動され、上述のオルタネー
タ16はオルタネータプーリ22で駆動され、上述のエ
アコンプレッサ17はエアコンプーリ23で駆動される
と共に、上述の各オートテンショナ11,14はベルト
張力を自動調整するためにテンショナプーリ24,25
を備えいる。
【0018】上述のクランクプーリ9における小径プー
リ部9bと、テンショナプーリ24と、オイルポンププ
ーリ18と、過給機プーリ20と、ウォータポンププー
リ19との間に、エンドレスVリブドベルトで構成した
第1ベルト26を張架する一方、上述のクランクプーリ
9における大径プーリ部9aと、テンショナプーリ25
と、バキュームポンププーリ21と、オルタネータプー
リ22と、エアコンプーリ23との間には、エンドレス
Vリブドベルトで構成した第2ベルト27を張架し、上
述のパワーステアリング用のオイルポンププーリ18と
バキュームプーリ21とをそれぞれ別々の動力伝達手段
で駆動すべく構成している。
リ部9bと、テンショナプーリ24と、オイルポンププ
ーリ18と、過給機プーリ20と、ウォータポンププー
リ19との間に、エンドレスVリブドベルトで構成した
第1ベルト26を張架する一方、上述のクランクプーリ
9における大径プーリ部9aと、テンショナプーリ25
と、バキュームポンププーリ21と、オルタネータプー
リ22と、エアコンプーリ23との間には、エンドレス
Vリブドベルトで構成した第2ベルト27を張架し、上
述のパワーステアリング用のオイルポンププーリ18と
バキュームプーリ21とをそれぞれ別々の動力伝達手段
で駆動すべく構成している。
【0019】ここで、上述の第1および第2の各ベルト
26,27は、例えば、V型のリブを備えたリブゴム層
の上部に、ポリエステル心線入りの接着ゴム層を形成
し、この接着ゴム層の上面に2層構造の上布材を一体形
成したエンドレスVリブドベルトである。
26,27は、例えば、V型のリブを備えたリブゴム層
の上部に、ポリエステル心線入りの接着ゴム層を形成
し、この接着ゴム層の上面に2層構造の上布材を一体形
成したエンドレスVリブドベルトである。
【0020】また上述のオルタネータ16は、例えば、
図3に示すように、フロントオルタネータカバー28と
リヤオルタネータカバー29との間に、ステータ(固定
子)30を配設し、このステータ30の内方部にロータ
(回転子)を設け、このロータのシャフトに上述のオル
タネータプーリ22を嵌合固定した発電機である。
図3に示すように、フロントオルタネータカバー28と
リヤオルタネータカバー29との間に、ステータ(固定
子)30を配設し、このステータ30の内方部にロータ
(回転子)を設け、このロータのシャフトに上述のオル
タネータプーリ22を嵌合固定した発電機である。
【0021】このように、上述のパワーステアリング用
オイルポンプ10を駆動するオイルポンププーリ18
と、制動用バキュームポンプ15を駆動するバキューム
ポンププーリ21とを、それぞれ別々のベルト26,2
7で駆動すべく構成したので、一方のベルト26または
27による動力伝達力が大幅に低下または零になった場
合においても、パワーステアリング用オイルポンプ10
によるパワーステアリング効果および制動用バキューム
ポンプ15による負荷利用のブレーキング効果の一方を
確保することができる。この結果、車両の信頼性の向上
を図ることができる効果がある。
オイルポンプ10を駆動するオイルポンププーリ18
と、制動用バキュームポンプ15を駆動するバキューム
ポンププーリ21とを、それぞれ別々のベルト26,2
7で駆動すべく構成したので、一方のベルト26または
27による動力伝達力が大幅に低下または零になった場
合においても、パワーステアリング用オイルポンプ10
によるパワーステアリング効果および制動用バキューム
ポンプ15による負荷利用のブレーキング効果の一方を
確保することができる。この結果、車両の信頼性の向上
を図ることができる効果がある。
【0022】また第2ベルト27の動力伝達経路におい
て、バキュームポンプ15の張り側に配設されたエアコ
ンプーリ23と、バキュームポンプ15の弛み側に配設
されたテンショナプーリ25との間に、バキュームポン
ププーリ21を配設したので、次のような効果がある。
すなわち、上述のエアコンプーリ23で駆動されるエア
コンプレッサ17は負荷変動が比較的大であるが、この
エアコンプーリ23とテンショナプーリ25との間には
負荷変動がないバキュームポンプ15が位置するので、
バキュームポンプ15の負荷によりエアコンプレッサ1
7の負荷変動を減衰させて、この負荷変動がオートテン
ショナ14に伝達されるのを防止することができる。
この結果、第2ベルト27の張りを常に最適に自動調整
するオートテンショナ14の信頼性の向上を図ることが
できる効果がある。
て、バキュームポンプ15の張り側に配設されたエアコ
ンプーリ23と、バキュームポンプ15の弛み側に配設
されたテンショナプーリ25との間に、バキュームポン
ププーリ21を配設したので、次のような効果がある。
すなわち、上述のエアコンプーリ23で駆動されるエア
コンプレッサ17は負荷変動が比較的大であるが、この
エアコンプーリ23とテンショナプーリ25との間には
負荷変動がないバキュームポンプ15が位置するので、
バキュームポンプ15の負荷によりエアコンプレッサ1
7の負荷変動を減衰させて、この負荷変動がオートテン
ショナ14に伝達されるのを防止することができる。
この結果、第2ベルト27の張りを常に最適に自動調整
するオートテンショナ14の信頼性の向上を図ることが
できる効果がある。
【0023】さらに、上述のオルタネータ16を図1、
図2に示す如くバキュームポンプ15の近傍に配設した
ので、オルタネータ6が比較的発熱しやすいエンジン補
機であっても、バキュームポンプ15が駆動して負圧を
生成する時に発生する空気流αを有効利用して、上述の
オルタネータ16を空冷することができる。この結果、
オルタネータ16の信頼性の向上を図ることができる効
果がある。
図2に示す如くバキュームポンプ15の近傍に配設した
ので、オルタネータ6が比較的発熱しやすいエンジン補
機であっても、バキュームポンプ15が駆動して負圧を
生成する時に発生する空気流αを有効利用して、上述の
オルタネータ16を空冷することができる。この結果、
オルタネータ16の信頼性の向上を図ることができる効
果がある。
【0024】加えて、実施例で示した如く、第2ベルト
27の開放部位βにオルタネータ16を配設した場合に
は、プーリ25,21間のベルト部と、プーリ21,2
2間のベルト部とで囲繞され、かつ上述の開放部位βに
指向する空気流通路が形成されるので、上述の空気流α
によるより一層良好なオルタネータ空冷効果を得ること
ができる。
27の開放部位βにオルタネータ16を配設した場合に
は、プーリ25,21間のベルト部と、プーリ21,2
2間のベルト部とで囲繞され、かつ上述の開放部位βに
指向する空気流通路が形成されるので、上述の空気流α
によるより一層良好なオルタネータ空冷効果を得ること
ができる。
【0025】この考案の構成と、上述の実施例との対応
において、この考案の第1の動力伝達手段は、実施例の
第1ベルト26に対応し、以下同様に、第2の動力伝達
手段は、第2ベルト27に対応し、補機は、エアコンプ
レッサ17に対応するも、この考案は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではない。また、上記実施例
においてはV型エンジンを例示したが直列多気筒エンジ
ン等の他のエンジンに上記構成を適用してもよいことは
勿論である。
において、この考案の第1の動力伝達手段は、実施例の
第1ベルト26に対応し、以下同様に、第2の動力伝達
手段は、第2ベルト27に対応し、補機は、エアコンプ
レッサ17に対応するも、この考案は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではない。また、上記実施例
においてはV型エンジンを例示したが直列多気筒エンジ
ン等の他のエンジンに上記構成を適用してもよいことは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエンジン補機の駆動装置を示す正面
図。
図。
【図2】図1の要部の右側面図。
【図3】オルタネータの側面図。
9…クランクプーリ 10…オイルポンプ 14…オートテンショナ 15…バキュームポンプ 16…オルタネータ 17…エアコンプレッサ 18…オイルポンププーリ 21…バキュームポンププーリ 26…第1ベルト 27…第2ベルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−67428(JP,A) 特開 昭59−87283(JP,A) 実開 昭61−17489(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】エンジンのクランクシャフトに取付けられ
たクランクプーリとパワーステアリング用オイルポンプ
プーリとの間に第1の動力伝達手段を張架する一方、 上記クランクプーリと、制動用バキュームポンプを駆動
するバキュームポンププーリとの間に第2の動力伝達手
段を張架したエンジン補機の駆動装置。 - 【請求項2】上記第2の動力伝達手段で駆動されるバキ
ュームポンプを同動力伝達経路におけるバキュームポン
プの張り側に配設された補機とバキュームポンプの弛み
側に配設されたオートテンショナとの間に配設した請求
項1記載のエンジン補機の駆動装置。 - 【請求項3】上記バキュームポンプはその側方よりエア
を吐出する構造で、該バキュームポンプの近傍にオルタ
ネータを配設した請求項1または請求項2記載のエンジ
ン補機の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016277U JP2571174Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | エンジン補機の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016277U JP2571174Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | エンジン補機の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566230U JPH0566230U (ja) | 1993-09-03 |
JP2571174Y2 true JP2571174Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=11912059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992016277U Expired - Fee Related JP2571174Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | エンジン補機の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571174Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5987283A (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-19 | Toyota Motor Corp | バキユ−ムポンプの駆動方法 |
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1992
- 1992-02-18 JP JP1992016277U patent/JP2571174Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0566230U (ja) | 1993-09-03 |
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