JP2001116013A - エスケープメントシリンダ - Google Patents

エスケープメントシリンダ

Info

Publication number
JP2001116013A
JP2001116013A JP29597099A JP29597099A JP2001116013A JP 2001116013 A JP2001116013 A JP 2001116013A JP 29597099 A JP29597099 A JP 29597099A JP 29597099 A JP29597099 A JP 29597099A JP 2001116013 A JP2001116013 A JP 2001116013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston rod
cylinder
piston
rod
stroke end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29597099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3618264B2 (ja
Inventor
Koji Hara
耕 二 原
Susumu Takada
田 進 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP29597099A priority Critical patent/JP3618264B2/ja
Priority to TW089119864A priority patent/TW460662B/zh
Priority to US09/671,169 priority patent/US6487931B1/en
Priority to KR10-2000-0060659A priority patent/KR100385811B1/ko
Priority to DE10051494A priority patent/DE10051494C2/de
Priority to CNB001314106A priority patent/CN1189674C/zh
Publication of JP2001116013A publication Critical patent/JP2001116013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3618264B2 publication Critical patent/JP3618264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/20Other details, e.g. assembly with regulating devices
    • F15B15/26Locking mechanisms
    • F15B15/262Locking mechanisms using friction, e.g. brake pads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B11/00Servomotor systems without provision for follow-up action; Circuits therefor
    • F15B11/16Servomotor systems without provision for follow-up action; Circuits therefor with two or more servomotors
    • F15B11/20Servomotor systems without provision for follow-up action; Circuits therefor with two or more servomotors controlling several interacting or sequentially-operating members
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2142Pitmans and connecting rods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で安定的な動作を行うようにした
エスケープメントシリンダを提供する。 【解決手段】 二つのシリンダ2A,2Bのピストンロ
ッド4A,4Bを交互に作動させるエスケープメントシ
リンダにおいて、両シリンダ間に、一方のピストンロッ
ドがストロークエンドの近くに達したときに、圧縮空気
を他方のシリンダの復帰側の圧力室6A,6Bに導入す
る連通路11A,11Bを設けると共に、一方のピスト
ンロッドが動作している間、他方のピストンロッドを拘
束するロック機構20を設ける。このロック機構は、ピ
ン22により揺動自在に支持されたロッド保持部片21
を備え、一方のピストンロッド4Aが動作している間、
一つの隅角部21Aがピストンロッドの拡径部24Aに
接し、他の隅角部21Bが他方のピストンロッドの拡径
部端25Bに係止してその動作を拘束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定的な動作を行
うエスケープメント用シリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダボディに並列配置した二つのシ
リンダにおけるピストンロッドを圧力流体の給排によっ
て交互に作動させ、しかも、一方のピストンロッドが作
動してストロークエンドの近くに達したときに他方のピ
ストンロッドを復帰させるようにしたエスケープメント
シリンダは、従来から知られている(例えば、実用新案
登録第2514783号公報参照)。この既知のエスケ
ープメントシリンダにおいては、第1のピストンロッド
が作動してストロークエンドの近くに達したときに、両
シリンダ間に設けた連通路により、その第1のピストン
ロッドを作動させている圧力流体を、他方のシリンダに
おけるピストンロッドを復帰させる側の圧力室に導入
し、その圧力流体によって該ピストンロッドを復帰させ
るようにしている。
【0003】このような構成のエスケープメントシリン
ダにおいては、連通路による圧力流体の適切な導入によ
り、上述したように、一方のピストンロッドが作動して
ストロークエンドの近くに達したときに他方のピストン
ロッドを復帰させる、という所期の動作を行わせること
ができるが、一方のピストンロッドがストロークエンド
の近くに達したときに、そのピストンロッドを駆動して
いる圧力流体の一部を他方のシリンダに導入するので、
その時点で一時的にピストンロッドを作動させる流体圧
力が低下して、ピストンロッドの推力が低下するという
問題がある。また、一方のピストンロッドを駆動してい
る間は、他方のシリンダのピストンロッドに流体圧力が
作用せず、そのピストンロッドに外力が作用したときに
は、その外力でピストンが動いてしまうという問題があ
る。
【0004】これらの問題を解決するためには、例え
ば、特開平11−82420号公報に開示されているよ
うに、上記一方のピストンロッドが駆動され、あるいは
復帰動作を行っている間は、他方のピストンロッドを機
械的にロックできるようにすればよいが、いずれかのピ
ストンに作用させている流体圧力に基づく作用力が、そ
のピストンロッド及びロック機構を介して、他方のピス
トンロッドの軸線に対して直交する方向に作用し、ピス
トンロッドの動きに対して影響を与えることになるた
め、それに対する対策が必要になる。しかも、そのロッ
ク機構は構成が簡単で安定的に動作することが望まれ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解消するためになされたもので、その技術的課題
は、基本的には、構成が簡単で安定的な動作を行うよう
にしたエスケープメントシリンダを提供することにあ
る。本発明の更に具体的な技術的課題は、一方のピスト
ンロッドがストロークエンドの近くに達したときに、前
述した流体圧力の低下による一時的なピストンロッドの
推力の低下がなく、また、一方のピストンロッドを駆動
している間に、他方のシリンダのピストンロッドが外力
で動いてしまうことのないエスケープメントシリンダを
提供することにある。
【0006】本発明の他の技術的課題は、一方のピスト
ンロッドが駆動され、あるいは復帰動作を行っている
間、他方のピストンロッドを機械的にロックするが、そ
の際、前記特開平11−82420号公報に開示されて
いるエスケープメントシリンダのように、シリンダのピ
ストンに作用させている流体圧力に基づく作用力が、そ
のピストンロッド及びロック機構を介して、他方のピス
トンロッドの軸線に対して直交する方向に作用するよう
なことがなく、したがって、ロック機構が極めて簡単な
構成で安定的に動作を行うようにしたエスケープメント
シリンダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のエスケープメントシリンダは、上述した一方
のピストンロッドが作動してストロークエンドの近くに
達したときに、他方のピストンロッドを復帰させるよう
にしたエスケープメントシリンダにおいて、両シリンダ
間に、それぞれのシリンダにおけるピストンロッドが作
動してストロークエンドの近くに達したときに、そのピ
ストンロッドを作動させている圧力流体を、他方のシリ
ンダにおけるピストンロッドを復帰させる側の圧力室に
導入する連通路をそれぞれ設けると共に、上記両シリン
ダ間に、それぞれのピストンロッドが復帰位置から作動
してストロークエンドの近くに達するまでの間、他方の
ピストンロッドの復帰動作を機械的に拘束するロック機
構を設けるに際し、次のような手段を用いている。
【0008】すなわち、上記ロック機構は、上記両シリ
ンダのピストンロッド間においてピンにより中央部が揺
動自在に支持され、それぞれのピストンロッドが復帰位
置からストロークエンドの近くに達するまでの間、一つ
の隅角部がそのピストンロッドの拡径部に接すると共
に、他の隅角部が他方のピストンロッドの拡径部端に係
止してその復帰動作を拘束するロッド保持部片によって
構成している。
【0009】上記ロッド保持部片は、シリンダボディに
おけるピストンロッドの突出側においてピンにより支持
された三角形状の部片で構成するのが適切である。ま
た、上記一対のピストンロッドとその拡径部は、別体の
部材により形成し、拡径部端に設けたT字状溝に、ピス
トンロッドの先端に設けたT字状連結部を遊嵌して、両
者をフローティング状態で連結するのが、それらの芯出
しを容易にすると共に、拡径部端における保持部片の隅
角部が係止する部分の形成を容易にするために有効であ
る。
【0010】上記構成を有するエスケープメントシリン
ダは、基本的には、二つのシリンダにおけるピストンロ
ッドを圧力流体の給排によって交互に作動させ、一方の
ピストンロッドが駆動され、あるいは復帰動作を行って
いる間、他方のピストンロッドをストロークエンドに機
械的にロックするものである。したがって、例えば、第
2のシリンダの第2のピストンロッドが作動してストロ
ークエンドに達し、第2のピストンロッドがロッド保持
部片の係止によってそのストロークエンドに保持されて
いる場合には、第1のシリンダの第1のピストンロッド
を駆動または復帰動作させることができる。このよう
に、ストロークエンドに達したピストンロッドはそこに
ロックされるため、前述した流体圧力の低下による一時
的なピストンロッドの推力の低下がなく、また、一方の
ピストンロッドを駆動している間に、他方のシリンダの
ピストンロッドが外力で動いてしまうこともない。
【0011】しかも、ロッド保持部片の一つの隅角部が
第1のピストンロッドの拡径部外面に接すると共に、他
の隅角部が第2のピストンロッドの拡径部端に係止し
て、そのピストンロッドの復帰動作を制限しているの
で、第1のシリンダのピストンに作用してそれを作動さ
せる流体圧力の作用力が、その第1のピストンロッド及
びロック機構を介して第2のピストンロッドに作用する
ようなことがなく、さらに第2のシリンダのピストンを
復帰させる圧力流体は第1のピストンがストロークエン
ドの近くに達しないと連通路を通して第2のシリンダの
圧力室に導入されないため、第2のピストンロッドが復
帰可能になるまでその拡径部端がロッド保持部片の隅角
部を押圧することがなく、したがって、他の隅角部も第
1のピストンロッドに圧接することがなく、結果的に、
ロック機構の構成が極めて簡単であるにも拘らず、それ
ぞれのピストンロッドを安定的に動作させることができ
る。
【0012】第1のピストンロッドは、第1のシリンダ
への圧力流体の供給により、上記復帰位置からストロー
クエンドに駆動されるが、その第1のピストンロッドが
ストロークエンドの近くに達して、第1のピストンロッ
ドの拡径部端がロッド保持部片の隅角部の位置まで達し
ないと、ロッド保持部片による第2のピストンロッドの
ロックは解除されないので、第2のピストンロッドは第
1のピストンロッドがストロークエンドの近くに達した
後に、第1のシリンダから連通路を通して送給される圧
力流体により復帰を開始する。したがって、第1及び第
2のピストンロッドは交互に作動と復帰とを繰り返す
が、一方のピストンロッドが作動してストロークエンド
の近くに達したときに、他方のピストンロッドが復帰
し、一方のピストンロッドが駆動あるいは復帰動作を行
っている間には他方のピストンロッドがストロークエン
ドに機械的にロックされる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るエスケープ
メントシリンダの実施例を示している。この実施例のエ
スケープメントシリンダは、シリンダボディ1に第1及
び第2のシリンダ2A,2Bが並列設置され、これらの
シリンダ2A,2Bには、内部を摺動する第1及び第2
のピストン3A,3Bを設け、それらのピストン3A,
3Bにピストンロッド4A,4Bを連結して、それぞれ
をシリンダボディ1の外部に導出している。これらのピ
ストンロッド4A,4Bは、シリンダ2A,2B内のヘ
ッド側圧力室5A,5Bへの圧力流体の給排によって交
互に作動させ、図1に示すように一方のピストンロッド
4Bが作動してストロークエンドの近くに達したとき
に、他方のピストンロッド4Aが復帰動作等のために移
動できるようにしている。反対に、ピストンロッド4A
がストロークエンドの近くに達したときに、他方のピス
トンロッド4Bが復帰動作できるのは勿論である。
【0014】上記エスケープメントシリンダにおける両
シリンダ2A,2Bには、それぞれのヘッド側圧力室5
A,5Bに、外部から圧力流体を給排する給排ポート1
0A,10Bを設けている。また、両シリンダ2A,2
Bのヘッド側の圧力室5A,5Bとロッド側の圧力室6
B,6Aには、それぞれのシリンダ2A,2Bにおける
ピストンロッド4A,4Bが作動してストロークエンド
の近くに達したときに、それらのピストンロッド4A,
4Bを作動させているヘッド側の圧力室5A,5Bの圧
力流体を、他方のシリンダ2B,2Aにおけるロッド側
の圧力室6B,6Aに導入する連通路11A,11Bを
それぞれ設けている。
【0015】これらの連通路11A,11Bは、それぞ
れのシリンダ2A,2Bのピストン3A,3Bがストロ
ークエンドの近くに達したときに、それらのピストン3
A,3Bに設けたピストンパッキン7A,7Bが連通路
11A,11Bの開口部を越えるように形成され、それ
によって、両シリンダ2A,2Bにおけるヘッド側の圧
力室5A,5Bと、他方のシリンダ2B,2Aのロッド
側の圧力室6B,6Aとが相互に連通するようにしたも
のである。そのため、圧力室5A,5Bのいずれかに給
排ポート10A,10Bから圧力流体が供給されて、ピ
ストンロッド4A,4Bがストロークエンドの近くに達
し、ピストンパッキン7A,7Bが連通路11A,11
Bへの開口部を越えたとき、ピストンロッド4Aまたは
4Bを作動させているヘッド側の圧力室5A,5Bの圧
力流体が、他方のシリンダ2B,2Aにおけるロッド側
の圧力室6B,6Aに導入され、ピストンロッド4Bま
たは4Aが復帰動作を開始することになる。
【0016】また、上記両シリンダ2A,2B間には、
それぞれのピストンロッド4A,4Bがストロークエン
ドから復帰し、あるいは復帰位置から作動してストロー
クエンドの近くに達するまでの間、ストロークエンドに
ある他方のピストンロッド4B,4Aの復帰動作を機械
的に拘束するロック機構20を設けている。このロック
機構20は、上記両シリンダ2A,2Bのピストンロッ
ド4A,4B間において、シリンダボディ1にピン22
により中央部を揺動自在に支持させた三角形状の部片か
らなるロッド保持部片21を備え、それぞれのピストン
ロッド4A,4Bがストロークエンドから復帰し、ある
いは復帰位置からストロークエンドの近くに達するまで
の間、そのロッド保持部片21における一つの隅角部2
1Aまたは21Bが、ピストンロッド4Aまたは4Bの
拡径部24A,24Bに接すると共に、他の隅角部21
Bまたは21Aが、他方のピストンロッド4Bまたは4
Aの拡径部端25B,25Aに係止して、その復帰動作
を拘束するように構成したものである。
【0017】そのため、上記ピストンロッド4A,4B
には、拡径部24A,24Bを設けると共に、該ピスト
ンロッド4A,4Bがストロークエンドにあるときにロ
ッド保持部片21の隅角部21A,21Bが係止するよ
うに、その拡径部24B,24Aのピストン側端に、上
記隅角部21A,21Bが係止する拡径部端25A,2
5Bを形成している。これらの拡径部24B,24A
は、ピストンロッド4A,4Bと一体に形成してもよ
い。
【0018】また、上記エスケープメントシリンダにお
いては、図3に明瞭に示すように、ピストンロッド4
A,4Bとその拡径部24A,24Bとを別体の部材に
より形成し、拡径部端25A,25Bに設けたT字状溝
26A,26Bに、ピストンロッド4A,4Bの先端に
設けたT字状連結部27A,27Bを側方から遊嵌し、
両者をフローティング状態で連結している。これによ
り、上記ピストンロッド4A,4Bとその拡径部24
A,24Bとの芯出しを容易に行うと同時に、拡径部端
25A,25Bにおける保持部片21の隅角部21A,
21Bが係止する部分の形成を容易に行うことができ
る。
【0019】上記構成を有するエスケープメントシリン
ダは、二つのシリンダ2A,2Bにおけるピストンロッ
ド4A,4Bを、給排ポート10A,10Bからヘッド
側圧力室5A,5Bへの圧力流体(圧縮空気等)の給排
によって交互に作動させ、一方のピストンロッド4Aま
たは4Bが駆動され、あるいは復帰動作を行っている
間、他方のピストンロッド4Bまたは4Aはストローク
エンドに機械的にロックされ、結果的には、少なくとも
一方のピストンロッドが常にストロークエンドに位置す
るようにしたものである。
【0020】すなわち、例えば、両ピストンロッド4
A,4Bが共にストロークエンドにあり、その状態で給
排ポート10Bから第2のシリンダ2Bのヘッド側圧力
室5Bへ圧縮空気が供給され、一方、第1のシリンダ2
Aのヘッド側圧力室5A内の圧縮空気が給排ポート10
Aから排出されると、圧力室5Bの圧縮空気が連通路1
1Bを通して圧力室6Aに流入し、第1のピストン3A
を復帰動作させるので、図1に示す状態になる。上記両
ピストンロッド4A,4Bが共にストロークエンドに達
する直前に、第2のピストン3Bが圧力室5Bへの圧縮
空気の供給によりストロークエンドに向かって駆動され
た場合には、第2のシリンダ2Bのピストン3Bがスト
ロークエンドに近い位置に達して、ピストンパッキン7
Bが連通路11Bの開口部を越えたときに、連通路11
Bを通して第2のシリンダの圧力室5Bが第1のシリン
ダの圧力室6Aに連通し、圧力室5Bの圧縮空気が該圧
力室6Aに流入して第1のピストン3Aを復帰動作させ
るので、その時点で、図1に示すように、第1のピスト
ン3Aが復帰位置に移動する。
【0021】この第1のピストンロッド4Aが復帰動作
する段階では、そのピストンロッドの拡径部24Aによ
りロッド保持部片21における隅角部21Aが押圧さ
れ、それによって該ロッド保持部片21の他方の隅角部
21Bが第2のピストンロッド4Bの拡径部端25Bに
係止するので、第2のピストンロッド4Bがストローク
エンドに保持される。この状態においては、第1のシリ
ンダ2Aの第1のピストンロッド4Aは、任意に駆動ま
たは復帰動作させることができる。
【0022】第1のピストンロッド4Aが復帰位置に達
した状態で、第1のシリンダ2Aの圧力室5Aへの圧縮
空気の供給により、該ピストンロッド4Aを上記復帰位
置からストロークエンドに向けて駆動すると、その第1
のピストンロッド4Aがストロークエンドの近くに達し
て、第1のピストンロッド4Aの拡径部端25Aがロッ
ド保持部片21の隅角部21Aの位置を越えたとき、ロ
ッド保持部片21による第2のピストンロッド4Bのロ
ックが解除され、また、第1のピストン3Aのピストン
パッキン7Aが連通路11Aの開口部の位置を越える
と、該連通路11Aを通して圧力室5Aの圧縮空気が第
2のシリンダ2Bのロッド側圧力室6Bに送入され、そ
れにより第2のピストンロッド4Bが復帰を開始する。
【0023】上述のように駆動され、図1に示すように
ストロークエンドに達したピストンロッド4Bは、他方
のピストンロッド4Aの拡径部24Aによってそこにロ
ックされるため、そのピストンロッド4Bを駆動してい
た圧力室5Bの圧縮空気の一部がストロークエンドにお
いてシリンダ2Aのロッド側圧力室6Aに流入して、一
時的にピストンロッド4Bを作動させる流体圧力が低下
しても、ピストンロッド4Bの推力が低下するようなこ
とはない。また、第2のピストンロッド4Bが上述のよ
うにロックされると、従来例のように、第1のピストン
ロッド4Aを駆動している間に、第2のシリンダ2Bの
ピストンロッド4Bが外力で動いてしまうこともない。
【0024】さらに、ロッド保持部片21の一つの隅角
部21Aが、第1のピストンロッド4Aの拡径部24A
の外面に接すると共に、他の隅角部21Bが第2のピス
トンロッド4Bの拡径部端25Bに係止して、そのピス
トンロッド4Bの復帰動作を制限するので、第1のシリ
ンダ2Aのピストン3Aに作用してそれを作動させる流
体圧力の作用力が、その第1のピストンロッド4A及び
ロック機構20を介して第2のピストンロッド4Bに作
用するようなことがなく、また、第2のシリンダ2Bの
ピストン3Bを復帰させる圧縮空気は、第1のピストン
3Aがストロークエンドの近くに達しないと連通路11
Aを通して第2のシリンダ2Bの圧力室6Bに導入され
ないため、第2のピストンロッド4Bが復帰可能になる
までその拡径部端25Bがロッド保持部片21の隅角部
21Bを押圧することがなく、したがって、他の隅角部
21Aも第1のピストンロッド4Aの拡径部24Aに圧
接してその駆動に影響を与えることがなく、結果的に、
ロック機構の構成が極めて簡単であるにも拘らず、それ
ぞれのピストンロッドを安定的に動作させることができ
る。
【0025】図2の(1)〜(5)は、上述したエスケ
ープメントシリンダを、搬送路30に沿って一つずつ送
出されるワーク31の動作制御に利用した利用例を示し
ている。同図(1)は、第1のシリンダ2Aのピストン
ロッド4Aの突出により、その先端に取付けたストッパ
32Aが搬送路30内に突出してワーク31の送出を停
止させた状態を示し、同図(2)は、送出するワーク3
1の停止位置を設定するために、第2のシリンダ2Bへ
の圧縮空気の供給により第2のピストンロッド4Bを突
出させて、その先端のストッパ32Bを搬送路30内に
突出させた状態を、同図(3)は、上記第2のピストン
ロッド4Bの突出に伴って第1のピストンロッド4Aが
復帰した状態を示している。
【0026】また、同図(4)は、第1のシリンダ2A
の圧力室への圧縮空気の供給によりピストンロッド4A
を突出させて、その先端のストッパ32Aを搬送路30
内に突出させることにより、後続のワーク31の送出を
抑制した状態を、同図(5)は、上記第1のピストンロ
ッド4Aの突出に伴って第2のピストンロッド4Bが復
帰し、ストッパ32A,32B間に保持されていたワー
ク31を送出する状態を示している。なお、ここに示し
たエスケープメントシリンダの利用例は単なる一例に過
ぎないものであって、上記エスケープメントシリンダを
各種の用途に利用できることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上に詳述した本発明によれば、構成が
簡単で安定的な動作を行うようにしたエスケープメント
シリンダを得ることができ、特に、一方のピストンロッ
ドがストロークエンドの近くに達したときに、前述した
従来例のように、流体圧力の低下による一時的なピスト
ンロッドの推力の低下がなく、また、一方のピストンロ
ッドを駆動している間に、他方のシリンダのピストンロ
ッドが外力で動いてしまうこともない。
【0028】更に、一方のピストンロッドが駆動され、
あるいは復帰動作を行っている間、他方のピストンロッ
ドを機械的にロックするが、その際、シリンダのピスト
ンに作用させている流体圧力に基づく作用力が、ロック
機構を介してピストンロッドの軸線に対して直交する方
向に作用するようなことがなく、ピストンロッドの動作
に悪影響を及ぼすことがない。したがって、ロック機構
を極めて簡単な構成で安定的に動作させることができ、
特に、そのロック機構を構成するロッド保持部片を、シ
リンダボディにおけるピストンロッドの突出側において
ピンにより支持された三角形状の部片で構成することに
より、極めて簡単な構成で、安定的に動作させることが
できる。
【0029】また、ピストンロッドとその拡径部とを別
体の部材で形成して、両者をフローティング状態で連結
しているので、上記ピストンロッドとその拡径部との芯
出しを容易に行うと同時に、拡径部端における保持部片
の隅角部が係止する部分の形成を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエスケープメントシリンダの実施
例を示す正面図である。
【図2】(1)〜(5)は、上記エスケープメントシリ
ンダの第2実施例を示す正面図である。
【図3】ピストンロッドと拡径部の連結部分の構造を分
解状態で示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンダボディ 2A,2B シリンダ 3A,3B ピストン 4A,4B ピストンロッド 5A,5B ヘッド側圧力室 6B,6A ロッド側圧力室 11A,11B 連通路 20 ロック機構 22 ピン 21 ロッド保持部片 21A,21B 隅角部 24A,24B 拡径部 25B,25A 拡径部端 26A,26B T字状溝 27A,27B T字状連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H081 AA05 AA32 BB01 CC01 DD18 DD28 FF05 FF06 FF08 FF11 FF21 FF22 FF23 FF36 HH03 HH04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダボディに並列設置した二つのシリ
    ンダにおけるピストンロッドを圧力流体の給排によって
    交互に作動させ、一方のピストンロッドが作動してスト
    ロークエンドの近くに達したときに、他方のピストンロ
    ッドを復帰させるようにしたエスケープメントシリンダ
    において、 両シリンダ間に、それぞれのシリンダにおけるピストン
    ロッドが作動してストロークエンドの近くに達したとき
    に、そのピストンロッドを作動させている圧力流体を、
    他方のシリンダにおけるピストンロッドを復帰させる側
    の圧力室に導入する連通路をそれぞれ設けると共に、 上記両シリンダ間に、それぞれのピストンロッドが復帰
    位置から作動してストロークエンドの近くに達するまで
    の間、他方のピストンロッドの復帰動作を機械的に拘束
    するロック機構を設け、 このロック機構を、上記両シリンダのピストンロッド間
    においてピンにより中央部が揺動自在に支持され、それ
    ぞれのピストンロッドが復帰位置からストロークエンド
    の近くに達するまでの間、一つの隅角部がそのピストン
    ロッドの拡径部に接すると共に、他の隅角部が他方のピ
    ストンロッドの拡径部端に係止してその復帰動作を拘束
    するロッド保持部片によって構成した、ことを特徴とす
    るエスケープメントシリンダ。
  2. 【請求項2】ロッド保持部片を、シリンダボディにおけ
    るピストンロッドの突出側においてピンにより支持され
    た三角形状の部片で構成した、ことを特徴とする請求項
    1に記載のエスケープメントシリンダ。
  3. 【請求項3】一対のピストンロッドとその拡径部とを別
    体の部材により形成し、拡径部端に設けたT字状溝に、
    ピストンロッドの先端に設けたT字状連結部を遊嵌し
    て、両者をフローティング状態で連結した、ことを特徴
    とする請求項1または2に記載のエスケープメントシリ
    ンダ。
JP29597099A 1999-10-18 1999-10-18 エスケープメントシリンダ Expired - Fee Related JP3618264B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29597099A JP3618264B2 (ja) 1999-10-18 1999-10-18 エスケープメントシリンダ
TW089119864A TW460662B (en) 1999-10-18 2000-09-26 Escapement cylinder
US09/671,169 US6487931B1 (en) 1999-10-18 2000-09-28 Escapement cylinder
KR10-2000-0060659A KR100385811B1 (ko) 1999-10-18 2000-10-16 이스케이프먼트 실린더
DE10051494A DE10051494C2 (de) 1999-10-18 2000-10-17 Hemmungszylinder
CNB001314106A CN1189674C (zh) 1999-10-18 2000-10-18 擒纵缸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29597099A JP3618264B2 (ja) 1999-10-18 1999-10-18 エスケープメントシリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001116013A true JP2001116013A (ja) 2001-04-27
JP3618264B2 JP3618264B2 (ja) 2005-02-09

Family

ID=17827456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29597099A Expired - Fee Related JP3618264B2 (ja) 1999-10-18 1999-10-18 エスケープメントシリンダ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6487931B1 (ja)
JP (1) JP3618264B2 (ja)
KR (1) KR100385811B1 (ja)
CN (1) CN1189674C (ja)
DE (1) DE10051494C2 (ja)
TW (1) TW460662B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011448A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 Ckd株式会社 アクチュエータ
JP2019134678A (ja) * 2019-04-24 2019-08-08 Ckd株式会社 アクチュエータ

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10138322B4 (de) * 2001-08-10 2004-01-29 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Kolbenstangenanordnung
JP4886875B2 (ja) * 2010-03-26 2012-02-29 スチールプランテック株式会社 プッシャー
CN103334749B (zh) * 2012-02-24 2018-08-07 刘素华 一种高效冲击防掰别的方法及实施该方法的高效冲击防掰别动力箱
EP3117962A1 (de) * 2015-07-17 2017-01-18 HILTI Aktiengesellschaft Handwerkzeugmaschine
CN105485087B (zh) * 2015-10-10 2018-07-13 湖北江山液压科技有限公司 一种中心偏摆锁止液压缸
US10273955B2 (en) * 2016-11-15 2019-04-30 Caterpillar Inc. Piston cartridge for piston pump

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058064Y2 (ja) * 1987-05-25 1993-03-01
JPH01182420A (ja) * 1988-01-14 1989-07-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd ピン連結構造
JP2514783Y2 (ja) * 1988-04-15 1996-10-23 エヌオーケー株式会社 エスケープメント用シリンダ
JPH0742627Y2 (ja) * 1991-03-12 1995-10-04 エスエムシー株式会社 産業用ロボットのハンド交換装置
JPH06117368A (ja) * 1992-10-02 1994-04-26 Toyota Autom Loom Works Ltd 往復動型圧縮機
US5363741A (en) * 1992-12-24 1994-11-15 Smc Kabushiki Kaisha Slide actuator
US5988987A (en) * 1996-08-28 1999-11-23 Fia Solutions, Inc. Method for merging and/or ratio blending aliquant
JP4035193B2 (ja) * 1997-02-26 2008-01-16 株式会社日立製作所 アキシャルピストン機械
IL120609A0 (en) * 1997-04-06 1997-08-14 Nordip Ltd Hydraulic axial piston pumps
JP3781076B2 (ja) 1997-09-02 2006-05-31 Smc株式会社 エスケープメントシリンダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011448A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 Ckd株式会社 アクチュエータ
JP2019134678A (ja) * 2019-04-24 2019-08-08 Ckd株式会社 アクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN1293314A (zh) 2001-05-02
US6487931B1 (en) 2002-12-03
KR100385811B1 (ko) 2003-06-02
JP3618264B2 (ja) 2005-02-09
CN1189674C (zh) 2005-02-16
DE10051494C2 (de) 2003-04-24
KR20010067333A (ko) 2001-07-12
TW460662B (en) 2001-10-21
DE10051494A1 (de) 2001-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001116013A (ja) エスケープメントシリンダ
US6089577A (en) Two drive-system fluid pressure chuck
US6807895B2 (en) 3-position stopping cylinder
JP3165419B1 (ja) デュアルストロークシリンダ
JP3428473B2 (ja) 位置決めクランプ装置
WO2005090796A1 (ja) 流体圧シリンダ
TW202126913A (zh) 連結裝置
JP3479476B2 (ja) ロック機構を備えた倍力式流体圧シリンダー装置
JP2010031957A (ja) 切換えバルブ装置
JP2004011685A (ja) 流体圧シリンダおよびクランプ装置
JP2000288871A (ja) 調心装置
JP2005028478A (ja) ハンドアクチュエータ
US4945815A (en) Pneumatic type of reciprocating movement device
JP2001132707A (ja) 集中配管形流体圧シリンダ
JPH0218804Y2 (ja)
JPH10141537A (ja) 2位置方向切換弁
JPH0715740Y2 (ja) プッシュロッド付き把持チャック
JPH0124408Y2 (ja)
JP2009019681A (ja) 3位置停止シリンダ
JP2001012416A (ja) シリンダ装置
JP2000329108A (ja) 往復動テーブル付き流体圧アクチュエータ
JPH06323305A (ja) 流体圧シリンダ
JP3649358B2 (ja) 電磁切換弁
JPH07788Y2 (ja) パイロット形弁
JPH0625685Y2 (ja) ステッピングシリンダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees