JP2010031957A - 切換えバルブ装置 - Google Patents

切換えバルブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010031957A
JP2010031957A JP2008194367A JP2008194367A JP2010031957A JP 2010031957 A JP2010031957 A JP 2010031957A JP 2008194367 A JP2008194367 A JP 2008194367A JP 2008194367 A JP2008194367 A JP 2008194367A JP 2010031957 A JP2010031957 A JP 2010031957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
discharge
chamber
piston
piston member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008194367A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Watakari
佐登志 渡苅
Yoshimitsu Baba
美充 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabeya Co Ltd
Original Assignee
Nabeya Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabeya Co Ltd filed Critical Nabeya Co Ltd
Priority to JP2008194367A priority Critical patent/JP2010031957A/ja
Publication of JP2010031957A publication Critical patent/JP2010031957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

【課題】ポートの切換えを迅速に行ない得ると共に、3つのポートを同時に遮断状態とすることが容易な3ポート型の切換えバルブ装置を提供すること。
【解決手段】入力される外力によって軸方向に移動せしめられる作動ピストン30が、それぞれ大径の頭部32a、34aと小径の脚部32b、34bからなる供給ピストン部材32と排出ピストン部材34とから構成されて、それらピストン部材32、34のそれぞれの頭部32a、34aによって、供給ポート20と出力ポート22との間の流路の開閉を行なう供給弁部材42と排出ポート24と出力ポート22との間の流路の開閉を行なう排出弁部材46とが、作動ピストン30の軸方向の移動によって切換え作動せしめられるようになっていると共に、それらピストン部材32、34の頭部32a、34a間の軸方向における距離が、間隔調節機構36、38にて調節せしめられるように、切換えバルブ装置10を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、切換えバルブ装置に係り、特に、圧縮空気の如き圧力流体の供給と排出の切換えを外力の入力によって機械的に行なうことの出来る3ポート形式のバルブ装置に関するものである。
従来から、圧縮空気の如き圧力流体の供給や排出を外力の入力によって機械的に行なうために、各種のバルブ装置が提案されて来ており、例えば、特開2001−336652号公報(特許文献1)においては、操作ボタンの押込みによって移動するピストンをケーシング内に有し、このピストンの移動によって弁部材に当接せしめて、この弁部材を移動させることにより、弁座から離隔せしめ、以て開弁状態と為して、圧力流体の流通を許容する一方、かかる弁部材を、コイルスプリングの付勢力によって、その弁座に着座せしめて、閉弁状態となるように構成したバルブ装置が明らかにされているが、それは、単に、圧力流体の流通の許容及び遮断を行なう2ポート形式のものであるところから、3ポート形式のバルブ装置の如く、圧力流体を所定の機器に供給したり、或いはかかる機器から圧力流体を排出したりする動作を切り替えることは出来ないものであった。
このため、図6に示される如き、3ポート形式とされたバルブ装置Vが、用いられてきている。そこでは、ピストン部材Pが、それに対する機械的な外力の入力によって、コイルスプリングS1の付勢力に抗して、その軸方向に移動せしめられることにより、弁体Bに当接させられ、更にコイルスプリングS2の付勢力に抗して、弁体Bが下方に押し下げられることによって、弁座から離脱せしめられることにより、第一のポートP1から、圧力流体が、第二のポートP2に導かれ、そして、所定の機器に供給されるようになっている一方、ピストン部材Pに対して、外力が加わっていない状態下においては、コイルスプリングS1の付勢力によって、ピストン部材Pが図において上方に押し上げられ、ピストン部材Pの先端(下端)と弁体Bとの間には間隙が生じて、所定の機器からの圧力流体が、第二のポートP2から、ピストン部材Pの内孔を通じて第三のポートP3より外部に排出せしめられるようになっているのである。
しかしながら、かかる構造のバルブ装置Vにあっては、ピストン部材Pが弁体Bに当接するまでの間隙と、それらが当接した後、弁体B面に形成された所定厚さの緩衝ゴム層Gをピストン部材Pの先端が当接して押圧し、更にコイルスプリングS2の付勢力に抗して、弁体Bを押し下げるのに要する力によって食い込んで生じる、かかる緩衝ゴム層Gの凹み量とが存在するところから、ピストン部材Pの軸方向の移動によって、第二のポートP2が第三のポートP3との連通状態から第一のポートP1との連通状態に切り替わる際に、かかるピストン部材Pのストロークに遊び(不感帯)が生じ、それによってポートの切換えが遅れ、そのために、圧力流体を利用した作動に際して、迅速な対応が充分に行なわれ得ない等の問題を内在するものであった。
また、そのようなバルブ装置Vにあっては、コイルスプリングS1の付勢力によって、ピストン部材Pが、常に弁体Bから離隔せしめられて、第二のポートP2と第三のポートP3とが連通させられるようになっているところから、それら3つのポートP1、P2、P3が、何れも、相互に連通されていない三方遮断状態である中立状態において、かかるバルブ装置Vを設置する必要がある場合においては、ピストン部材Pに対して、所定の外力を加えて軸方向に移動せしめ、ピストン部材Pの先端が弁体Bに当接させられた状態とする必要があり、そしてその状態において設置することとなるところから、その設置に際して手間がかかり、且つ面倒である等の問題をも内在するものであった。
特開2001−336652号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、作動ストロークの遊びを可及的に低減して、ポートの機械的な切換えを迅速に行ない得ると共に、3つのポートを同時に遮断状態とすることが容易な、3ポート型の切換えバルブ装置を提供することにある。
そして、本発明にあっては、上記した課題を解決するために、(a)全体として筒体形状を呈する筒内に、圧力流体の供給室と排出室とを、それらの室を連通せしめる、それらの室よりも小径の連通室を介して、軸方向に連接すると共に、該供給室に圧力流体を外部から導く供給ポートと、該排出室から外部に圧力流体を排出せしめる排出ポートと、圧力流体を該連通室から外部の機器に導く出力ポートとを、それぞれ配設してなるバルブ本体と、(b)それぞれ脚部よりも大径とされ且つ前記連通室よりも小径とされた頭部を有する供給ピストン部材と排出ピストン部材とから構成され、それらピストン部材が、前記供給室及び排出室を貫通するようにして且つそれぞれの頭部が前記連通室において対向位置するようにして、同軸的にそれぞれ配設された、外力によって軸方向に一体的に移動可能とされている作動ピストンと、(c)スリーブ内径が前記供給ピストン部材の頭部の外径よりも小さなフランジ付きスリーブ形状を呈し、そのスリーブ部位において、該供給ピストン部材の脚部に外挿される一方、供給スプリングの付勢力によって、そのフランジ部が前記連通室の前記供給室側開口部の周縁部に当接せしめられることにより、該供給室と該連通室との間の連通を遮断する供給弁部材と、(d)スリーブ内径が前記排出ピストン部材の頭部の外径よりも小さなフランジ付きスリーブ形状を呈し、そのスリーブ部位において、該排出ピストン部材の脚部に外挿される一方、排出スプリングの付勢力によって、そのフランジ部が前記連通室の前記排出室側開口部の周縁部に当接せしめられることにより、該連通室と該排出室との間の連通を遮断する排出弁部材と、(e)前記供給ピストン部材の頭部と前記排出ピストン部材の頭部との間に設けられ、それら頭部を相互に連結すると共に、それら頭部間の距離を調節せしめる間隔調節機構とを、有することを特徴とする切換えバルブ装置を、その要旨とするものである。
なお、このような本発明に従う切換えバルブ装置にあっては、有利には、前記間隔調節機構は、前記供給ピストン部材及び前記排出ピストン部材の少なくとも何れか一方の頭部に同軸的に螺入せしめられるネジ部材を有し、該ネジ部材とそれが螺入される前記ピストン部材との間の相対的な回動によって、前記二つのピストン部材の頭部間の距離が調節されることとなる。
また、本発明にあっては、前記ネジ部材が螺入せしめられるネジ孔が、前記少なくとも一方のピストン部材を軸方向に貫通して、その脚部の端面に開口せしめられ、更に該ネジ孔を通じて止めネジが螺入されて、該ネジ部材に当接させられることによって、該ネジ部材の移動が阻止されるようになっている構成が、有利に採用される。
このように、本発明に従う切換えバルブ装置にあっては、入力される外力によって軸方向に移動せしめられる作動ピストンが、それぞれ大径の頭部と小径の脚部からなる供給ピストン部材と排出ピストン部材とから構成されて、それらピストン部材のそれぞれの頭部によって、供給ポートと出力ポートとの間の流路の開閉を行なう供給弁部材と、排出ポートと出力ポートとの間の流路の開閉を行なう排出弁部材とが、作動ピストンの軸方向の往復移動に従って、切換え作動せしめられるようになっていると共に、それらピストン部材の頭部間に設けた間隔調節機構にて、軸方向における頭部間の距離が調節されることによって、供給弁部材には、供給ピストン部材の頭部が接触せしめられる状態に、また排出弁部材には、排出ピストン部材の頭部が接触せしめられる状態とすることが出来るところから、作動ピストンに対する外力の入力に基づくところの軸方向の移動によって、供給弁部材又は排出弁部材が可及的に迅速に軸方向に移動せしめられ得るのであり、これにより、それら弁部材による流路の開閉作動が迅速に為され得ることとなるのであって、従来の如き作動ピストンのストロークの遊び乃至は不感帯が可及的に低減せしめられ得ることとなるのである。
しかも、そのような本発明に従う切換えバルブ装置の構造によれば、作動ピストンに外力が入力せしめられていない状態において、3つのポートの相互の連通が、供給弁部材及び排出弁部材のそれぞれのスプリングの付勢力によって遮断状態(三方遮断状態)とされているところから、そのままの状態において設置することが可能となるのであり、以て、バルブ装置の設置作業においても有利となるものである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本発明に従う切換えバルブ装置の一例が、縦断面形態において、概略的に示されている。そこにおいて、10は、切換えバルブ装置であって、全体として筒体形状を呈するバルブ本体12を有している。そして、このバルブ本体12には、その軸方向中央部位に、筒壁が厚肉とされて、内孔が狭窄されてなる形態の小径の連通室14が設けられていると共に、この連通室14の軸方向両側に、連通室14よりも大径の内孔にて与えられる供給室16及び排出室18がそれぞれ設けられており、それら供給室16と排出室18とが、連通室14にて連通せしめられるようになっている。また、供給室16に対して、外部から圧力流体としての圧縮空気を導く供給ポート20が、バルブ本体12の筒壁を貫通して設けられ、更に、連通室14から圧力流体としての圧縮空気を外部の所定の機器に導く出力ポート22が、バルブ本体12の厚肉の筒壁を貫通して設けられ、更にまた、排出室18から圧力流体としての圧縮空気を外部に排出せしめる排出ポート24が、バルブ本体12の筒壁を貫通して設けられている。なお、かかる筒状のバルブ本体12の上下の開口部には、上部キャップ26及び下部キャップ28がそれぞれ螺着せしめられており、それによって、バルブ本体12内に、排出室18及び供給室16がそれぞれ画成されている。
一方、作動ピストン30は、それぞれ独立して形成された、供給室16側に配置せしめられる供給ピストン部材32と、排出室18側に配置される排出ピストン部材34とから構成されている。そして、それら二つのピストン部材32、34は、それぞれ、大径の頭部32a、34aと小径の脚部32b、34bとを有し、それらの頭部32a、34aは、それぞれ、脚部32b、34bよりも大径とされ、且つ連通室14よりも小径となる寸法において設けられている。また、それら供給ピストン部材32と排出ピストン部材34とは、それらの頭部32a、34aを突き合わせた形態において、連通室14内で対向位置するように、同軸上に配設せしめられると共に、それぞれの脚部32b、34bが、それぞれ、供給室16、下部キャップ28及び排出室18、上部キャップ26を貫通して、外方に突出するように、配設されている。しかも、排出ピストン部材34の頭部34aの端面中央部には、ネジ部材36が一体的に立設せしめられており、このネジ部材36が、供給ピストン部材32の軸方向に貫通するネジ孔38内に螺入させられることによって、それら二つのピストン部材32、34が一体的に連結せしめられ得るようになっている。そして、ここでは、供給ピストン部材32の頭部32aと排出ピストン部材34の頭部34aの軸方向合計長さは、連通室18の軸方向長さ以下となるように構成されている。なお、かかる供給ピストン部材32のネジ孔38内には、レンチ穴40aを有する止めネジ40が、反対側の端部(図において下端側)から螺入されて、ネジ部材36の端面に当接せしめられることによって、それら二つのピストン部材32、34間の緩み(間隙の変化)が生じないようになっている。
かくして、かかる作動ピストン30は、図示の如く、バルブ本体12を軸方向に貫通して配設されることとなると共に、そのような作動ピストン30に対する軸方向の外力の入力によって、バルブ本体12に対して、その軸方向に一体的に移動せしめられ得るようになっているのである。
また、供給室16内には、供給弁部材42が配設されている。この供給弁部材42は、円筒状のスリーブ部42aとその軸方向一端部に設けられたフランジ部42bとからなるフランジ付きスリーブ形状を呈するものであって、そのスリーブ内径が、供給ピストン部材32の頭部32aの外径よりも小さいが、脚部32bの外径よりも大きな内径となるように形成されて、そのような内径を有する内孔内に供給ピストン部材32の脚部32bが挿入されて、かかる供給弁部材42が、供給ピストン部材32の脚部32bに、その軸方向に相対的に移動可能に外挿されてなる形態において配置されている。そして、そのような供給弁部材42のフランジ部42bの端面(上面)が、連通室14の供給室16側開口部の周縁部に当接せしめられるように、下部キャップ28との間に、コイルバネからなる供給スプリング44が配設されて、所定の付勢力を作用し得るようになっており、これによって、連通室12と供給室16との間が、通常は遮断されるようになっている。
さらに、排出室18内にも、供給弁部材42と同様な構成の排出弁部材46が、配設されている。即ち、この排出弁部材46は、スリーブ部46aとフランジ部46bとを有するフランジ付きスリーブ形状を呈し、そのスリーブ部46aが、排出ピストン部材34の頭部34aの外径よりも小さいが、脚部34bの外径よりも大きな内径を有しており、これによって排出弁部材46が、排出ピストン部材34の脚部34bに、その軸方向に相対的に移動可能に外挿されている一方、そのスリーブ部46bの端面(下面)において、連通室14の排出室18側の開口部の周縁部に当接せしめられ得るようになっている。具体的には、そのような排出弁部材46のフランジ部46bと上部キャップ26との間に配設されたコイルスプリングからなる排出スプリング48の付勢力によって、排出弁部材46が、排出室18に開口する連通室14の周縁部、換言すれば、排出室18の連通室14周りの内面に押し付けられ、当接せしめられることにより、連通室14と排出室18との間の連通が、通常は遮断されるようになっているのである。
なお、それら供給弁部材42や排出弁部材46の連通室14の開口周縁部周りの当接による、連通室14と供給室16との間の連通の遮断や、連通室14と排出室18との間の連通の遮断をより一層効果的に行なうべく、連通室14の軸方向両側のそれぞれの開口周縁部(供給室16側の開口周縁部や排出室18側の開口周縁部)には、所定厚さの緩衝ゴムシート50、52がそれぞれ固着せしめられており、また、作動ピストン30の周りの気密性(流体密性)を確保するために、公知のYパッキンやVパッキン等のパッキング部材54が、作動ピストン30の周りに配設されている。
そして、このような構造の切換えバルブ装置10にあっては、作動ピストン30を構成する供給ピストン部材32と排出ピストン部材34との間の間隔調整が、供給ピストン部材32のネジ孔38に対する排出ピストン部材34のネジ部材36の螺入の程度によって実現されることとなる。即ち、ここでは、ネジ部材36とネジ孔38とによって、間隔調節機構が構成され、それらによって、供給ピストン部材32の頭部32aと排出ピストン部材34の頭部34aとが相互に連結されると共に、それら頭部32a、34a間の距離が、調節され得るようになっているのである。
従って、図2に示されるように、供給ピストン部材32のネジ孔38に対して、排出ピストン部材34の頭部34aに立設せしめたネジ部材36を相対的に回転せしめて、供給ピストン部材32及び排出ピストン部材34の、それぞれの頭部32a、34aの内側端面、換言すれば脚部32b、34b側の端面を、それぞれ、供給弁部材42及び排出弁部材46のフランジ部42b、46bの内周縁部に当接させた状態において、作動ピストン30を軸方向に作動せしめるようにすれば、図1において示される如き作動ピストン30におけるストロークの遊び(不感帯)を可及的に低減することが出来ることとなるのであり、これによって、作動ピストン30の軸方向の動きに対して、図3や図4に示される如く、供給弁部材42や排出弁部材46を迅速に軸方向に移動させることが出来、以て、それら弁部材42、46の開閉作動を有利に行なわしめることが出来るのである。
なお、図3に示される切換えバルブ装置10の作動状態は、図2に示される三方遮断の中立状態から、作動ピストン30に対して、図において軸方向下方に向かう外力が入力せしめられて、供給弁部材42が、供給ピストン部材32の頭部32aにて、供給スプリング44の付勢力に抗して押し下げられ、以て開弁状態とされていることを示しており、そしてこれによって、供給室16と連通室14とが連通せしめられることにより、供給ポート20を通じて供給される圧力流体としての圧縮空気が、出力ポート22から外部の所定の機器に導かれるようになっている。
また、図4は、作動ピストン30に対して、図において上方に向かう外力が作用した際の状態を示しており、そこでは、そのような作動ピストン30の上方への移動によって、排出ピストン部材34の頭部34aによって、それに係止された排出弁部材46が、排出スプリング48の付勢力に抗して、上方に移動せしめられることにより、開弁されて、排出室18と連通室14との間が連通せしめられ、以て、外部の所定の機器に接続された出力ポート22を介して、連通室14内に導かれた圧力流体としての圧縮空気が、排出室18から排出ポート24を通じて、外部に排出せしめられるようになっている。
このように、例示の切換えバルブ装置10にあっては、作動ピストン30に対する外力の入力の如何によって、図2、図3及び図4に示される状態に、応答性良く迅速に移行し得るものであるが、また、作動ピストン30に対して、軸方向の外力が作用していない状態では、図1や図2に示される中立の形態となるところから、供給ポート20、出力ポート22及び排出ポート24の何れもが相互に非連通とされた三方遮断状態が効果的に維持され得るのであり、このため、そのような状態が標準状態として切換えバルブ装置10が設置される場合において、その要請にも有利に応えることが出来、切換えバルブ装置10の設置作業を簡単に且つ容易に行なうことが出来るという特徴も有しているのである。
以上、本発明の代表的な実施形態について詳述して来たが、それは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、例示の切換えバルブ装置10においては、供給ピストン部材32と排出ピストン部材34との間の距離を調節せしめる間隔調節機構として、排出ピストン部材34に立設されたネジ部材36と供給ピストン部材32に設けられたネジ孔38とからなる構成が採用されているが、本発明に従う間隔調節機構としては、供給ピストン部材32の頭部32aと排出ピストン部材34の頭部34aとの間に設けられ、それら頭部32a、34aを相互に連結すると共に、それら頭部間の距離を調節せしめ得る機構であれば、公知の各種の構造のものを採用することが可能である。
また、ネジ部材36を排出ピストン部材34の頭部34aに立設せしめることなく、供給ピストン部材32と同様な構造において、ネジ部材36を排出ピストン部材34に対して螺入して、固定せしめるようにすることも可能である。具体的には、図5に示される如く、排出ピストン部材34にも軸方向に延びるネジ孔58を設け、このネジ孔58にネジ部材60を螺入すると共に、止めネジ(62)等を用いて、ネジ部材60を排出ピストン部材34に固定せしめるようにすることが可能である。こうすることによって、排出ピストン部材34を供給ピストン部材32と同様な構造の部材とすることが出来るところから、部品点数の削減を図ることが出来る利点を享受することが出来る。
さらに、例示の切換えバルブ装置10にあっては、連通室14を挟んで、その軸方向両側の構造を同一とすることが出来るところから、供給室16側に配設される部材と排出室18側に配設される部材とを共通のものとすることが出来、これによっても、部品点数の削減を有利に図ることが出来るのである。
更にまた、例示の切換えバルブ装置10において、圧縮空気の供給室10と排出室18とを図において上下逆位置となるように配置せしめることも可能であり、また、ネジ部材36を供給ピストン部材32側に固定する一方、排出ピストン部材34に対して螺入せしめるようにして、それらピストン部材32、34間の距離を調節せしめるようにした構造も採用され得ることは、勿論である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、そして、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
本発明に従う切換えバルブ装置の一例を示す縦断面説明図である。 図1に示される切換えバルブ装置において、作動ピストンのストロークの遊びを可及的に低減せしめてなる状態を示す図1に対応する断面説明図である。 図2に示される状態から、作動ピストンに外力が入力されて、供給弁部材が開弁されて、供給室と連通室とが連通されてなる状態を示す断面説明図である。 図2において、作動ピストンに作用する外力によって排出弁部材が開弁され、排出室と連通室とが連通せしめられてなる状態を示す断面説明図である。 ネジ部材による供給ピストン部材と排出ピストン部材の連結・間隔調節機構の他の例を示す図2に相当する断面説明図である。 従来の3ポート形式の切換えバルブ装置の一例を示す縦断面説明図である。
符号の説明
10 切換えバルブ装置 12 バルブ本体
14 連通室 16 供給室
18 排出室 20 供給ポート
22 出力ポート 24 排出ポート
26 上部キャップ 28 下部キャップ
30 作動ピストン 32 供給ピストン部材
32a 頭部 32b 脚部
34 排出ピストン部材 34a 頭部 34b 脚部 36 ネジ部材
38 ネジ孔 40 止めネジ
40a レンチ穴 42 供給弁部材
42a スリーブ部 42b フランジ部
44 供給スプリング 46 排出弁部材
46a スリーブ部 46b フランジ部
48 排出スプリング 50,52 緩衝ゴムシート
54 パッキング部材 58 ネジ孔
60 ネジ部材 62 止めネジ

Claims (3)

  1. 全体として筒体形状を呈する筒内に、圧力流体の供給室と排出室とを、それらの室を連通せしめる、それらの室よりも小径の連通室を介して、軸方向に連設すると共に、該供給室に圧力流体を外部から導く供給ポートと、該排出室から外部に圧力流体を排出せしめる排出ポートと、圧力流体を該連通室から外部の機器に導く出力ポートとを、それぞれ配設してなるバルブ本体と、
    それぞれ脚部よりも大径とされ且つ前記連通室よりも小径とされた頭部を有する供給ピストン部材と排出ピストン部材とから構成され、それらピストン部材が、前記供給室及び排出室を貫通するようにして且つそれぞれの頭部が前記連通室において対向位置するようにして、同軸的にそれぞれ配設された、外力によって軸方向に一体的に移動可能とされている作動ピストンと、
    スリーブ内径が前記供給ピストン部材の頭部の外径よりも小さなフランジ付きスリーブ形状を呈し、そのスリーブ部位において、該供給ピストン部材の脚部に外挿される一方、供給スプリングの付勢力によって、そのフランジ部が前記連通室の前記供給室側開口部の周縁部に当接せしめられることにより、該供給室と該連通室との間の連通を遮断する供給弁部材と、
    スリーブ内径が前記排出ピストン部材の頭部の外径よりも小さなフランジ付きスリーブ形状を呈し、そのスリーブ部位において、該排出ピストン部材の脚部に外挿される一方、排出スプリングの付勢力によって、そのフランジ部が前記連通室の前記排出室側開口部の周縁部に当接せしめられることにより、該連通室と該排出室との間の連通を遮断する排出弁部材と、
    前記供給ピストン部材の頭部と前記排出ピストン部材の頭部との間に設けられ、それら頭部を相互に連結すると共に、それら頭部間の距離を調節せしめる間隔調節機構と、
    を有することを特徴とする切換えバルブ装置。
  2. 前記間隔調節機構が、前記供給ピストン部材及び前記排出ピストン部材の少なくとも何れか一方の頭部に同軸的に螺入せしめられるネジ部材を有し、該ネジ部材とそれが螺入される前記ピストン部材との間の相対的な回動によって、前記二つのピストン部材の頭部間の距離が調節されることを特徴とする請求項1に記載の切換えバルブ装置。
  3. 前記ネジ部材が螺入せしめられるネジ孔が、前記少なくとも一方のピストン部材を軸方向に貫通して、その脚部の端面に開口せしめられ、更に該ネジ孔を通じて止めネジが螺入されて、該ネジ部材に当接させられることによって、該ネジ部材の移動が阻止されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の切換えバルブ装置。
JP2008194367A 2008-07-29 2008-07-29 切換えバルブ装置 Pending JP2010031957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008194367A JP2010031957A (ja) 2008-07-29 2008-07-29 切換えバルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008194367A JP2010031957A (ja) 2008-07-29 2008-07-29 切換えバルブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010031957A true JP2010031957A (ja) 2010-02-12

Family

ID=41736666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008194367A Pending JP2010031957A (ja) 2008-07-29 2008-07-29 切換えバルブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010031957A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112010005278T5 (de) 2010-02-17 2013-01-24 Sansha Electric Manufacturing Co., Ltd. Pin-diode
CN103090056A (zh) * 2013-02-04 2013-05-08 绍兴恒大热能科技有限公司 一种气控双位煤气阀
RU190934U1 (ru) * 2018-12-24 2019-07-16 Управляющая компания общество с ограниченной ответственностью "ТМС групп" Трехходовая задвижка
CN115182991A (zh) * 2022-06-20 2022-10-14 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种两位四通换向气阀

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112010005278T5 (de) 2010-02-17 2013-01-24 Sansha Electric Manufacturing Co., Ltd. Pin-diode
CN103090056A (zh) * 2013-02-04 2013-05-08 绍兴恒大热能科技有限公司 一种气控双位煤气阀
CN103090056B (zh) * 2013-02-04 2014-09-03 绍兴恒大热能科技有限公司 一种气控双位煤气阀
RU190934U1 (ru) * 2018-12-24 2019-07-16 Управляющая компания общество с ограниченной ответственностью "ТМС групп" Трехходовая задвижка
CN115182991A (zh) * 2022-06-20 2022-10-14 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种两位四通换向气阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201144614A (en) Decompression switching valve
US6807895B2 (en) 3-position stopping cylinder
KR20150026845A (ko) 잔압 배기 밸브가 부착된 5포트 스위칭 밸브
JP2007078175A (ja) 流路の気密封止バルブ
JP2010031957A (ja) 切換えバルブ装置
US20150144212A1 (en) Cushion valve
JP5827624B2 (ja) 方向切換弁装置
WO2009122762A1 (ja) 三方弁
DE502006003966D1 (de) Schnellschaltendes pneumatisches Ventil
JP7390029B2 (ja) シリンダ装置
JPH10267002A (ja) 増圧装置
WO2019059136A1 (ja) シーケンス弁付きシリンダ装置
TWI671484B (zh) 間歇空氣產生裝置
TWI805801B (zh) 滑軸式轉換閥的密封構造及其滑軸式轉換閥
JP2006298197A (ja) タイヤ圧調整弁
JP2006308009A (ja) エアシリンダ駆動装置
JP5296743B2 (ja) 空気圧式作動機構、及び空気圧式作動弁
JP2009019681A (ja) 3位置停止シリンダ
JP2001050406A (ja) マルチウェイバルブ
JP6087920B2 (ja) 複数の流量制御部材を備えた流体制御装置で使用するための作動装置
JP6796291B2 (ja) エアシリンダ
JPH10332032A (ja) パイロット式電磁弁
JP6954804B2 (ja) パイロット形電磁弁
JP4424674B2 (ja) 減圧弁
JPS6237028Y2 (ja)