JPH0715740Y2 - プッシュロッド付き把持チャック - Google Patents

プッシュロッド付き把持チャック

Info

Publication number
JPH0715740Y2
JPH0715740Y2 JP1991031726U JP3172691U JPH0715740Y2 JP H0715740 Y2 JPH0715740 Y2 JP H0715740Y2 JP 1991031726 U JP1991031726 U JP 1991031726U JP 3172691 U JP3172691 U JP 3172691U JP H0715740 Y2 JPH0715740 Y2 JP H0715740Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
fluid pressure
push rod
pressure cylinder
finger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991031726U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04106186U (ja
Inventor
橋 康一郎 石
田 進 高
Original Assignee
エスエムシー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムシー株式会社 filed Critical エスエムシー株式会社
Priority to JP1991031726U priority Critical patent/JPH0715740Y2/ja
Publication of JPH04106186U publication Critical patent/JPH04106186U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0715740Y2 publication Critical patent/JPH0715740Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流体圧シリンダにより
フィンガを開閉を行うようにした把持チャックにプッシ
ュロッドを付設したプッシュロッド付き把持チャックに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】省人化、省力化の目的で、従来人手にた
よっていたワーク等の搬送をチャックで把持して行うに
際し、単純な搬送を行うだけでなく、ワークに対して押
込み、姿勢の変更、支持の安定化等の機能を付加するこ
との要求が増大している。
【0003】このような機能を付加する場合には、流体
圧シリンダにおけるピストンの駆動により一対のフィン
ガを開閉動作させる把持チャックにおいて、小型のプッ
シュシリンダをフィンガの間に設け、それによってプッ
シュロッドを動作させたりすることが考えられるが、こ
のプッシュシリンダをできるだけ小型化しても、それを
設けることによりワークの把持位置がフィンガの根元か
ら離間するので、フィンガまたはそれに取付ける把持用
アタッチメントが長くならざるを得ず、それらの強度を
高める必要があると同時に、フィンガの根元などに過大
なモーメントが作用し、寿命を短くするなどの問題点が
あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の技術的課題
は、上述した流体圧シリンダによりフィンガを開閉動作
させる把持チャックにおいて、ワークの把持位置をフィ
ンガの根元から離間させることなく、従ってフィンガま
たはそれに取付ける把持用アタッチメントの強度を高め
ることなく、プッシュシリンダを組み付けることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案のプッシュロッド付き把持チャックは、ピス
トンを往復動させる流体圧シリンダと、その流体圧シリ
ンダのピストン突出側に設けられ、該ピストンの駆動に
よりピストンの軸線と直交する方向に一対のフィンガを
開閉動作させるフィンガ開閉機構とを備えた把持チャッ
クにおいて、上記フィンガ開閉機構を、上記ピストンの
中心から離れた位置に設け上記ピストン突出側とは反
対の側に、上記流体圧シリンダと同軸のプッシュシリン
ダを設け、このプッシュシリンタのピストンに連結した
プッシュロッドを、上記流体圧シリンダのピストンの中
心を気密に貫通させてその先端を上記フィンガ間に突出
させたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】ワークの把持は、流体圧シリンダの駆動により
フィンガを開閉動作させることにより行われる。フィン
ガによって把持したワークを所要の位置に押込み、ある
いはワークの姿勢を変更したり、支持の安定化を図るた
めに、プッシュロッドを動作させる場合には、流体圧に
よりプッシュシリンダを動作させればよく、それによっ
てプッシュロッドがフィンガの動作とは無関係に独立に
駆動される。
【0007】この場合に、フィンガ駆動部を流体圧シリ
ンダのピストンの中心から離れた位置に設けたので、プ
ッシュシリンダのピストンに連結したプッシュロッド
を、流体圧シリンダのピストンの中心を貫通させること
ができる。 また、上記プッシュシリンダは、流体圧シリ
ンダにおけるピストン突出側とは反対の側に設けたの
で、復帰機能を有するものとすることができ、さらに、
プッシュロッドを流体圧シリンダのピストンに気密に貫
通させてフィンガ間に突出させているので、ワークの把
持位置がフィンガの根元から離間することはなく、従っ
てフィンガまたはそれに取付ける把持用アタッチメント
の強度を高める必要もない。
【0008】
【実施例】図1ないし図3は、本考案に係るプッシュロ
ッド付き把持チャックの一実施例を示している。このプ
ッシュロッド付き把持チャックは、チャック本体1が、
流体圧シリンダ2を構成するシリンダボディ2aと、そ
の流体圧シリンダ2におけるピストン3の突出側におい
てフィンガ4の摺動を案内するように一定の間隔で対峙
させて取付けられた一対のフィンガガイド5,5と、上
記流体圧シリンダ2におけるピストン3の突出側とは反
対の側に固定したプッシュシリンダ6のボディ6aとに
よって構成されている。
【0009】上記流体圧シリンダ2は、そのピストン3
が、シリンダボディ2aのポート8から一方の圧力室9
に供給される圧縮空気の圧力により突出方向に駆動さ
れ、ばね座11との間に介装したスプリング10により
復帰駆動されるもので、上記圧力室9はプッシュシリン
ダ6のボディ6aとによって閉鎖され、ピストン3には
復帰時にそれを上記ボディ6aに緩衝的に当接させるた
めのダンパ12を取付けている。
【0010】上記流体圧シリンダ2には、ピストン3の
駆動により一対のフィンガ4をピストンの軸線と直交す
る方向に開閉動作させるフィンガ開閉機構を設けてい
る。このフィンガ開閉機構を構成するため、上記ピスト
ン3にはその両側に突出部3aを連設し、この突出部3
aと、フィンガガイド5,5により摺動を案内される一
対のフィンガ4とを、それらに両端をそれぞれピン1
5,16で回転可能に取付けたレバー14により連結し
ている。このレバー14は、ピストン3の両側の突出部
3aに対しては、ピストン3の中心軸線から比較的離れ
た位置においてピン15により連結し、フィンガ4に対
しては、ピストン3の中心軸線に比較的近い位置におい
てピン16により連結している。従って、ピストン3が
駆動されてそれが流体圧シリンダ2から突出すると、レ
バー14を介してフィンガ4,4にそれを閉じる方向の
力を作用させることができる。
【0011】上記一対のフィンガガイド5,5は、それ
らの対向面にフィンガ4の動作方向(ピストン3の軸線
に直交する方向)に沿うV形溝18を有し、一方、フィ
ンガ4の基部両面にも、上記フィンガガイド5における
V形溝18に対向するV形溝19を設け、対向するV形
溝18,19間に、多数の円筒コロ20を交互に向きを
変えて配列させたクロスローラ群を嵌入している。この
ように、フィンガガイド5によるフィンガ4の案内を、
クロスローラベアリングで直動案内してフィンガ4の平
行開閉を行うと、フィンガ4に作用するモーメントに対
して大きな強度を有しながら、フィンガ4の軽快な摺動
を得ることができる。
【0012】なお、フィンガ開閉機構としては、上述し
た構成に限ることなく、ピストン3の中心から離れた位
置に設置できるものであれば、他の任意の構成を採用す
ることができる。
【0013】また、上記把持チャックにおいては、流体
圧シリンダ2におけるピストン3の突出側とは反対の側
に、流体圧シリンダ2と同軸のプッシュシリンダ6を設
けている。このプッシュシリンダ6は、そのボディ6a
に設けた流体圧給排用のポート22またはポート23か
ら圧力室に供給された空気圧で駆動されるピストン24
を備え、そのピストン24に連結したプッシュロッド2
5を、ボディ6a及び上記流体圧シリンダ2のピストン
3に気密に貫通させ、そのプッシュロッド25の先端を
上記フィンガ4,4間に突出させている。プッシュロッ
ド25の先端には、把持すべきワークに応じて必要な押
圧子あるいは各種治具等を取付けることができる。ま
た、プッシュロッド25の他端はボディ6aから外部に
突出させ、その突出状態をスイッチで確認可能にして、
プッシュロッド25の動作検出に利用することができ
る。
【0014】上記プッシュシリンダ6のボディ6a内に
形成した圧力室の外端は、エンドキャップ27を止め輪
28で固定することにより閉鎖し、またピストン24の
両側にはそれを緩衝的に停止させるためのダンパ29を
それぞれ取付けている。
【0015】上記構成を有するプッシュロッド付き把持
チャックにおいて、ワークの把持を行う場合には、ポー
ト8を通じて流体圧シリンダ2の圧力室9に圧力空気を
供給し、流体圧シリンダ2のピストン3をスプリング1
0の付勢力に抗して駆動し、それに伴って、レバー14
を介してフィンガ4を開閉動作させることにより行われ
る。図4には、一使用例として、フィンガ4に把持用の
アタッチメント31を取付け、それによってプリント基
板33に脚を挿入するDIP形IC32を把持する状態
を示している。
【0016】フィンガ4によって把持したワークを所要
の位置に押込み、あるいはワークの姿勢を変更したり、
支持の安定化を図るために、上記プッシュロッド25を
動作させる場合には、ポート22またはポート23から
圧縮空気を供給することによりプッシュシリンダ6を動
作させる。これにより、プッシュロッド25がフィンガ
4の動作とは無関係に独立に駆動され、そのプッシュロ
ッド25によりワークに必要な作用が与えられる。例え
ば、図4に例示する場合には、アタッチメント31によ
りDIP形IC32を把持した状態で、プッシュロッド
25による押圧によってその脚がプリント基板31に挿
入される。
【0017】この場合に、上記プッシュシリンダ6は、
流体圧シリンダ2におけるピストン3の突出側とは反対
の側に設け、プッシュシリンダ6のピストン24に連結
したプッシュロッド25を、流体圧シリンダ2のピスト
ン3に気密に貫通させて、フィンガ4間に突出させてい
るので、ワークの把持位置がフィンガ4の根元から離間
することはなく、ワークをできるだけフィンガ4の根元
に近い位置で把持することができ、従ってフィンガまた
はそれに取付ける把持用アタッチメントの強度を特に高
める必要もない。
【0018】
【考案の効果】このように本考案のプッシュロッド付き
把持チャックによれば、流体圧シリンダによりフィンガ
を開閉動作させる把持チャックにおいて、ワークの把持
位置をフィンガの根元から離間させることなく、従って
フィンガまたはそれに取付ける把持用アタッチメントの
強度を高めることなく、プッシュシリンダを組み付ける
ことができる。また、フィンガ駆動部を流体圧チャック
のピストンの中心から離れた位置に設けたので、プッシ
ュロッドを、フィンガ駆動部に制約されることなく上記
ピストンの中心を貫通させることができる。 さらに、プ
ッシュシリンダを流体圧シリンダのピストン突出側と反
対側に設けたので、復帰機能を有するものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す断面図で、左半
はフィンガの開放状態を、右半はフィンガの閉鎖状態を
示している。
【図2】同実施例の側面図である。
【図3】同実施例の平面図である。
【図4】上記実施例の一使用例を示す正面図である。
【符号の説明】
2 流体圧シリンダ、3 ピストン、4 フィン
ガ、5 フィンガガイド、6 プッシュシリンダ、
25 プッシュロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンを往復動させる流体圧シリンダ
    と、その流体圧シリンダのピストン突出側に設けられ、
    該ピストンの駆動によりピストンの軸線と直交する方向
    に一対のフィンガを開閉動作させるフィンガ開閉機構と
    を備えた把持チャックにおいて、上記フィンガ開閉機構
    を、上記ピストンの中心から離れた位置に設け上記ピ
    ストン突出側とは反対の側に、上記流体圧シリンダと同
    輪のプッシュシリングを設け、このプッシュシリンダの
    ピストンに連結したプッシュロッドを、上記流体圧シリ
    ンダのピストンの中心を気密に貫通させてその先端を
    記フィンガ間に突出させた、ことを特徴とするプッシュ
    ロッド付き把持チャック。
JP1991031726U 1991-02-19 1991-02-19 プッシュロッド付き把持チャック Expired - Lifetime JPH0715740Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991031726U JPH0715740Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 プッシュロッド付き把持チャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991031726U JPH0715740Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 プッシュロッド付き把持チャック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04106186U JPH04106186U (ja) 1992-09-11
JPH0715740Y2 true JPH0715740Y2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=31914913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991031726U Expired - Lifetime JPH0715740Y2 (ja) 1991-02-19 1991-02-19 プッシュロッド付き把持チャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715740Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6336715B2 (ja) 2013-05-30 2018-06-06 富士レビオ株式会社 把持機構

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735741Y2 (ja) * 1990-10-30 1995-08-16 シーケーディ株式会社 チャック

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04106186U (ja) 1992-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4892344A (en) Parallel gripper
US5163729A (en) Parallel gripper assembly
US5125708A (en) Wedge gripper
US6309003B1 (en) Power gripper
CN108501027A (zh) 一种平推式强制联动机械手
US20050035515A1 (en) Tube clamp
CA2329533A1 (en) Hammer device
JPH0715740Y2 (ja) プッシュロッド付き把持チャック
US4244618A (en) Pressure fluid operated gripping apparatus
JPH08257965A (ja) 吸着ハンド
JP3293799B2 (ja) 開閉チャック
JP4348656B2 (ja) 非同期平行開閉形チャック
JP4189579B2 (ja) 平行開閉チャック
JP3644882B2 (ja) クランプ装置
JPH0739571Y2 (ja) 3位置形平行開閉チャック
JP2560911Y2 (ja) チャック装置
JP3023095U (ja) 平行開閉チャック
JPS6224083Y2 (ja)
JP3030111U (ja) 平行開閉チャック
JP2589083B2 (ja) 弁開閉装置
JPS6225345Y2 (ja)
CN208397044U (zh) 旋转气缸
JPH0426231Y2 (ja)
JPH058065Y2 (ja)
JP2607324Y2 (ja) 平行開閉チャック

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term