JP2001114647A - 新規アミノ酸シリコーンポリマー、その製造方法、このポリマーで表面処理された化粧品用粒子、及びこの粒子を含む化粧品 - Google Patents

新規アミノ酸シリコーンポリマー、その製造方法、このポリマーで表面処理された化粧品用粒子、及びこの粒子を含む化粧品

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JP2001114647A JP2000079322A JP2000079322A JP2001114647A JP 2001114647 A JP2001114647 A JP 2001114647A JP 2000079322 A JP2000079322 A JP 2000079322A JP 2000079322 A JP2000079322 A JP 2000079322A JP 2001114647 A JP2001114647 A JP 2001114647A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 皮膚への接着性、耐久性等の向上したカラ
ー、化粧品組成物を提供。 【解決手段】 I式で表せる新規アミノ酸シリコーンポ
リマーを無機着色顔料及び有機レーキ着色剤のような乾
燥粒子の表面にコートした化粧品粒子を0.05〜80
質量%含むカラー化粧品組成物。 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であ
り、k及びk′は独立に1又は2である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、皮膚のケラチン層への
接着性に優れた新規アミノ酸シリコーンポリマー、この
アミノ酸シリコーンポリマーの製造方法、このアミノ酸
シリコーンポリマーにより表面処理された化粧品用粒
子、及びこの化粧品用粒子を含むカラー化粧品組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】カラー化粧品は通常、しみ、そばかすの
ような皮膚の欠点を隠すために用いられており、生き生
きとしたかつ色白な肌色を有している。この欠点を隠し
かつ望ましい色にするため、顔に厚く化粧品を塗る傾向
にある。そのような場合、厚い化粧層は皮膚の細孔をふ
さぎ、そのため皮膚にトラブルを起こすことになる。従
って、望ましいカラー化粧品はとても薄く顔に塗布する
ことができ、皮膚にトラブルを起こすことなく優れた化
粧品効果を与えると考えられる。すなわち、そのような
優れたカラー化粧品は皮膚の欠点を隠しかつ色白にす
る。
【0003】従来、カラー化粧品に用いられている化粧
品粒子の例は、増量材顔料、例えばタルク、セリサイ
ト、マイカ及びカオリン、無機着色顔料、例えば二酸化
チタン、酸化亜鉛、プルシアンブルー、ディープブルー
及び酸化鉄、並びにナイロン、ポリエチレン、セルロー
スもしくは有機タールをベースとする顔料を含む。しか
し、これらの化粧品粒子は皮膚への接着性が低いため皮
膚から剥がれ、耐水性が低いため水もしくは汗により容
易に剥がれる。この化粧品粒子は耐油性も低く、汗によ
って凝集し、厚い化粧品層を形成し、それによって皮膚
の細孔を塞ぎ、皮膚呼吸を損なうことになる。
【0004】従来の化粧品粒子のこのような欠点、すな
わち皮膚への接着性、耐久性、耐水性及び耐油性が低い
ことを改良するため、湿潤剤、例えばグリセリン、ソル
ビトール、プロピレングリコール及び1,3-ブチレングリ
コール、並びに油成分、例えば液体パラフィン、ツバキ
油、オリーブ油、マツヨイグサ油、ヒマシ油、オクチル
ドデカノール及びオクチルパルミテートが通常添加され
る。しかし、過剰の湿潤剤及び油成分はカラー化粧品を
オイル状もしくはグリース状にし、一方これらを欠く
と、化粧品粒子は皮膚から剥がれ、ダストを生ずること
になる。
【0005】従って、上記問題点を解決するため、この
粒子は適当な方法で表面処理されている。すなわち、こ
の粒子は湿潤剤(moisturizing agent)もしくは油成分で
コートされ、又は脂肪酸、脂肪酸の金属石鹸、フッ化
物、シリコーン、アミノ酸等により処理されている。し
かしこれらの粒子を表面処理する方法には以下のような
欠点がある。
【0006】(1) 湿潤剤で粒子をコートする方法におい
ては、形成される化粧品粒子は水分含量が高められる
が、耐水性が低いため水もしくは汗によって容易に剥が
れる。従って、この方法は夏用の化粧品には適さない。
【0007】(2) 油成分もしくは脂肪酸で粒子をコート
する方法においては、形成される化粧品粒子は耐水性が
高められ、これによって撥水性が高くなるが、耐油性が
低いため増粘しやすく、汗の油成分により粒子が凝集す
る。このような粒子を皮膚に塗布すると厚い化粧層を形
成し、皮膚の細孔を塞ぎ、皮膚呼吸を阻害し、化粧品の
耐久性を損ない、長時間経過後に化粧品粉末を皮膚から
剥がし、凝集させることになる。
【0008】(3) フッ化物で粒子を処理する方法におい
ては、形成される化粧品粒子は耐水性及び耐油性が優れ
ている。しかし、そのような化粧品粒子は粒子−皮膚接
着性及び粒子−粒子接着性が劣っている。従って、この
化粧品粒子を顔に塗布すると、皮膚から剥がれ、ダスト
を生ずることになる。
【0009】(4) シリコーンで粒子を表面処理する方法
においては、形成される化粧品粒子は耐水性、分散性及
び使用性に優れているが、皮膚を構成する生態成分への
親和性が低く、そのため異質化を引き起こす。さらに、
化粧品層は皮膚から剥がれやすく、顔料粒子は容易に凝
集する。
【0010】(5) 欧州特許第139481号に開示されている
ような、リシンもしくはグルタミン酸のようなアミノ酸
の誘導体の水分散液で粒子を表面処理する方法において
は、形成される化粧品粒子は皮膚への親和性が高く、従
って接着性が優れているが、耐水性が低いため水によっ
て容易に剥がれる。
【0011】上記のように、カラー化粧品の顔料に皮膚
への親和性を与えるために、従来はアミノ酸及びその誘
導体が用いられてきた。このアミノ酸の例は、L-リシン
(すなわち塩基性アミノ酸)及びグルタミン酸(すなわ
ち酸性アミノ酸)のN-アセチル化誘導体を含む。このよ
うなアミノ酸で処理された顔料は他の顔料よりも皮膚へ
の接着性が優れているが、水によって容易に剥がれる。
従って、このアミノ酸で処理された顔料は、優れた耐久
性が要求されるカラー化粧品と大量に混合することが困
難である。
【0012】一方、無機顔料を、フッ化物成分としての
ペルフルオロアルキルホスフェートとアミノ酸成分とし
てのラウロイルリシンとの混合物で処理する場合があ
る。この複合顔料は皮膚への接着の低下を向上させる
が、多量のコーティングを必要とし、これは顔料の5%
を越える2種の加工剤の含有量を高める。そのような加
工剤を多量にコートすると、コーティングが不均質にな
り、化粧品の効果を損ない、かなり硬い圧縮成形組成物
になる。従って、パウダーパフもしくはチップのような
化粧道具によってこの化粧品粒子の使用量を制御するこ
とが困難になる。
【0013】また、欧州特許第725056号には、フッ化物
成分としてのフッ化物基及びアミノ酸より化学的に合成
されたフルオロアルキルオキシカルボニルリシンの製造
方法、及び無機顔料を表面処理する方法が開示されてい
る。
【0014】フッ化物を用いる複合表面処理法及び新規
表面処理剤を用いる無機顔料表面処理法は、フッ化物を
用いる表面処理法の欠点、すなわち皮膚への親和性の低
下をかなり向上させる。しかし、この方法は使用性が要
求される化粧品には適用できない。それは、顔料処理剤
としてのフッ化物誘導体は潤滑性において優れていない
からである。さらに、この方法により製造される化粧品
は、融点が200 ℃よりも高い処理剤を含む固体であり、
室温において優れた潤滑性を有するシリコーンにより表
面処理された液体状態の化粧品よりも使用性が劣ってい
る。
【0015】皮膚の最外層を構成するケラチン層はカラ
ー化粧品粒子と直接接触する層である。ケラチン層はわ
ずかに酸性であり、負に帯電していることが知られてい
る。しかし、従来より化粧品粒子に用いられている無機
増量剤顔料、例えばタルク、マイカ、セリサイト及びカ
オリン、並びにシリコーン、フッ化物及び金属石鹸で表
面処理した顔料は負に帯電しており又は表面が帯電して
おらず、従って電気的に皮膚に接着することは困難であ
る。また、これらのカラー化粧品の接着は主に鉱油、脂
肪酸エステル及びジメチルポリシロキサンのような結合
油の流動性及び粘度に依存している。この結合油は化粧
をした後に皮膚に吸着され、時間の経過後に結合性が低
下する。従って、化粧品粒子は凝集し、皮膚から剥がれ
ることになる。従って、結合油による顔料の接着は、静
電結合を欠いているため皮膚への化粧品の親和性を低下
させることになり、表面処理剤の作用を損なうことにな
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような状況におい
て、本発明者は改良されたカラー化粧品粒子の製造方法
の開発を研究した。従って、本発明は、優れた使用性及
び耐水性のようなシリコーンの利点を与え、かつ静電気
によって負に帯電した皮膚に接着することができるよう
に正に帯電した新規表面処理剤としてのアミノ酸シリコ
ーンポリマーを提供すること、さらにそのようなアミノ
酸シリコーンポリマーにより表面処理された化粧品粒子
を提供することに関する。
【0017】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、有機合成法において両端にシラノール基を含むシリ
コーンポリマーをアミノ酸と反応させることによる、両
端がアミノ酸で置換された新規アミノ酸シリコーンポリ
マーの製造方法を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、増量剤顔料、白色顔
料、無機着色顔料及び有機レーキ着色剤のような乾燥粒
子の表面に少量のアミノ酸シリコーンポリマーをコート
することによる、皮膚への親和性の高い表面処理された
粒子の製造方法を提供することである。
【0019】本発明のさらに他の目的は、アミノ酸シリ
コーンポリマーにより表面処理された化粧品粒子を添加
することにより、皮膚への高い親和性並びに優れた耐水
性及び展延性を有するカラー化粧品組成物を提供するこ
とである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、皮膚のケラチン層への
接着性に優れた新規アミノ酸シリコーンポリマー、この
アミノ酸シリコーンポリマーの製造方法、このアミノ酸
シリコーンポリマーにより表面処理された化粧品粒子、
及びこの化粧品粒子を含むカラー化粧品組成物に関す
る。
【0021】本発明は、天然に存在するアミノ酸もしく
はその混合物の1種を反応性シリコーンポリマーもしく
はその誘導体の両端に化学的に結合させることにより製
造され、それによってアミノ酸の物性とシリコーンの物
性の両方を1つの物質中に有する、表面処理剤としての
新規アミノ酸シリコーンポリマーを提供することに関す
る。
【0022】この新規アミノ酸シリコーンポリマーは以
下の2つの製造方法によって製造することができる。こ
の新規アミノ酸シリコーンポリマーの第一の製造方法
は、触媒の存在下において有機溶剤中で20cps 〜20,000
cps の粘度を有するジメチルポリシロキサノール及び残
基中にカルボキシル基を含む酸性アミノ酸の1種もしく
はその少なくとも2種を加熱し、それによってジメチル
ポリシロキサノールの両端におけるヒドロキシ基と酸性
アミノ酸のカルボキシル基の間でエステル化を起こすこ
とを含む。
【0023】式1に示すように、シメチルポリシロキサ
ノールは両端にシラノールを有する反応性シリコーンポ
リマーである。
【化20】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)
【0024】第一の製造方法において用いるアミノ酸の
例は、下式2で表されるカルボキシル基を有する酸性ア
ミノ酸を含み、好ましくはグルタミン酸及びアスパラギ
ン酸である。
【化21】 (上式中、kは1又は2である)
【0025】第一の製造方法において、1種のアミノ
酸、すなわちグルタミン酸(式2においてk=1の場
合)又はアスパラギン酸(式2においてk=2の場合)
をジメチルポリシロキサノールでエステル化することに
よって式3又は4を有する化合物を製造する。
【化22】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)
【化23】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)
【0026】一方、式2で表されるカルボキシル基(−
COOH)を有する1種のアミノ酸又はその混合物をジ
メチルポリシロキサノールと反応させることにより製造
されるアミノ酸シリコーンポリマーは下式5で表され
る。
【化24】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、k
及びk’は独立に1又は2である)
【0027】有機溶剤の例は、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、1,4-ジオキサン、クロロホルム及び1,2-ジクロ
ロエタンを含む。これらの有機溶剤の沸点は70℃よりも
高く、ヒドロキシ基を含んでいない。触媒の例は、エス
テル化に通常用いられている触媒、例えば硫酸、パラト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、錫、亜鉛、チタ
ン、有機チタン、有機錫、酸化亜鉛、酸化マグネシウム
及び酸化カルシウムを含む。この触媒の濃度は好ましく
は0.05〜0.5 %である。
【0028】新規アミノ酸シリコーンポリマーの第二の
製造方法は、(a) 酸性触媒の存在下において有機溶剤中
で式1を有するジメチルポリシロキサノールのヒドロキ
シ基を2当量のクロロ酢酸と反応させて式6で表される
ジメチルポリシロキサンジクロロアセテートを形成する
こと、(b) この式6のジメチルポリシロキサンジクロロ
アセテートの塩素原子を式7で表される塩基性アミノ
酸、例えばアルギニン、アスパラギンもしくはリシンの
アミノ基で置換すること、の工程を含む。
【0029】
【化25】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)
【化26】 (上式中、Xは
【化27】 である)
【0030】この第二の製造方法において、アルギニ
ン、アスパラギン及びリシンを含む塩基性アミノ酸の1
種をジメチルポリシロキサンジクロロアセテートと反応
させると、下式8、9又は10の化合物が製造される。
【化28】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)
【化29】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)
【化30】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)
【0031】一方、式7を有する塩基性アミノ酸の1種
又はその混合物をジメチルポリシロキサンジクロロアセ
テートと反応させることにより製造されるアミノ酸シリ
コーンポリマーは下式11で表される。
【化31】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、Y
及びY’は独立に
【化32】 である)
【0032】酸性触媒の例は、硫酸、塩酸、硝酸、リン
酸、ラトルエンスルホン酸、及びメタンスルホン酸を含
む。有機溶剤の例は、極性溶剤、例えばメタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル及びアセトンを含む。弱塩基性触媒の例は、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、及び炭酸カリウムを含
む。この弱塩基性触媒の添加量は5〜100 質量%であ
る。
【0033】本発明において製造されるアミノ酸シリコ
ーンポリマーを用いる化粧品粒子の表面処理方法の例
は、湿潤法及び乾燥法を含み、これらは製造方法の使用
性及び便宜性によってきまる。
【0034】湿潤法においては、化粧品粒子、例えばタ
ルク、セリサイト、マイカ、カオリン、窒化珪素、二酸
化チタン、及び酸化亜鉛をpH3.5 〜5.5 の酸性溶液に
分散させる。ここで用いられる酸の例は、塩酸、硫酸、
硝酸、リン酸、酢酸、及び乳酸を含む。この酸溶液は、
酢酸もしくはリン酸の緩衝液によって所望のpHを有す
るように調整することができる。
【0035】アミノ酸シリコーンポリマー及びHLB値
が8〜18である界面活性剤を有機溶剤に完全に溶解する
ことにより製造した溶液を、300rpm以上で激しく攪拌し
ている顔料分散溶液に加える。次いでこの混合物を攪拌
し、冷却する。この混合溶液の粘度が低下し始めたら、
真空濾過によってこの分散溶液から水及び溶剤を除去
し、120 ℃の熱風により24時間で乾燥させ、アミノ酸シ
リコーンポリマーで表面処理した粒子を製造する。
【0036】HLB値が8〜18である界面活性剤は、PE
G-40ステアレート、PEG-100 ステアレート、オクチルド
デス-16 、PEG-20水素化ヒマシ油、PEG-60水素化ヒマシ
油、PEG-8 ジラウレート、ポリソルベート20、ポリソル
ベート60、及びポリソルベート80を含む。この界面活性
剤は好ましくは、アミノ酸シリコーンポリマー100 質量
%に対して0.1 〜50質量%の量で加えられる。
【0037】乾燥法においては、拘束攪拌器により粒子
を激しく攪拌しながらアミノ酸シリコーンポリマー、又
はアミノ酸シリコーンポリマーと沸点が70℃以下である
アルコールをベースとする有機溶剤もしく揮発性シリコ
ーンの混合溶液をスプレー法で加える。この混合物を乾
燥させて表面処理した粒子を製造する。
【0038】こうして表面処理された粒子は関連するシ
リコーン処理された粒子の利点、例えば高い耐水性、潤
滑能及び展延性を有し、かつシリコーン処理された粒子
の欠点、例えば乾燥及びダスト形成を克服し、皮膚への
高い接着性を与える。この皮膚への接着性の向上はカチ
オンアミノ酸シリコーンポリマーを用いる粒子表面処理
より得られる。
【0039】本発明のカラー化粧品組成物は、上記方法
により製造されたアミノ酸シリコーンポリマーで表面処
理された粒子を含む。上記表面処理された粒子の添加量
は組成によって決定され、好ましくは化粧品組成物100
質量%を基準として0.05〜80質量%である。本発明のカ
ラー化粧品組成物の組成については特に制限はないが、
その例は2成分ケーキ(twin cake) 、クリームファンデ
ーション、メーキャップベース、口紅、アイシャドウ、
ほお紅、及びコンパクトを含む。
【0040】各組成の化粧品組成物は、アミノ酸シリコ
ーンポリマーで表面処理された化粧品粒子以外の他の成
分を含んでいてもよい。その他の成分は、その組成及び
使用目的に応じて当業者により選択される。以下に実施
例を参照して本発明を詳細に説明する。しかし、本発明
はこの実施例に制限されるものではない。
【0041】
【実施例】実施例1:アミノ酸シリコーンポリマーの製
造 (1) 800gのトルエン、100gのジメチルポリシロキサノー
ル(平均分子量1000g/mol 、重合度(n) =13、粘度=30
cps)及び29.4g のL-グルタミン酸を、Dean Starkトラッ
プ、温度計及び凝縮チューブを備えた三口フラスコに入
れた。 (2) 上記工程(1) で得られた材料に0.5gの95%硫酸を加
えた。この混合物を攪拌しながら還流させた。
【0042】(3) 120 ℃の反応温度においてDean Stark
トラップ上に水滴が形成し始めるため、5時間後に理論
量の水を除去した。 (4) 水槽中で反応体溶液を30℃に冷却した。次いで300g
の炭酸ナトリウムを加えて硫酸を中和し、この混合物を
真空下で濾過した。 (5) 濾液を真空下で濃縮し、トルエンを除去した。その
結果、室温において粘度が23,000cps である無色無臭の
グルタミン酸シリコーンポリマーが得られた。
【0043】実施例2〜6:アミノ酸シリコーンポリマ
ーの製造 実施例2〜6におけるアミノ酸シリコーンポリマーは、
表1に示すように、アミノ酸の種類及び添加量、並びに
ジメチルポリシロキサノールの重合度nを除き、実施例
1と同様にして製造した。
【0044】
【表1】
【0045】実施例1、2及び3のグルタミン酸シリコ
ーンポリマーのIRスペクトルは、704(w)、797(s)、86
7(m)、1018(s) 、1090(s) 、1260(s) 、1414(w) 、1445
(w)、2907(w) 、2966(s) cm-1であった。実施例4、5
及び6のアスパラギン酸シリコーンポリマーのIRスペ
クトルは694(w)、792(s)、870(m)、1007(s) 、1087(s)
、1189(s) 、1421(w) 、1456(w)、2911(w) 、2981(s)
cm-1であった。
【0046】実施例7:アミノ酸シリコーンポリマーの
製造 (1) 800gのトルエン、100gのジメチルポリシロキサノー
ル(平均分子量1000g/mol 、重合度(n) =13、粘度=30
cps)及び18.9g の酢酸を、Dean Starkトラップ、温度計
及び凝縮チューブを備えた三口フラスコに入れた。 (2) 上記工程(1) で得られた材料に0.5gの95%硫酸を加
えた。この混合物を攪拌しながら還流させた。
【0047】(3) 120 ℃の反応温度においてDean Stark
トラップ上に水滴が形成し始めるため、3時間後に理論
量の水を除去した。 (4) 水槽中で反応体溶液を30℃に冷却し、次いで300gの
炭酸ナトリウムを加えて硫酸を中和し、この混合物を真
空下で濾過した。 (5) 濾液を真空下で濃縮し、トルエンを除去した。その
結果、室温において粘度が18cps である特有の臭気を有
する液体のジメチルポリシロキサンジクロロアセテート
が得られた。
【0048】(6) 100gのジメチルポリシロキサンジクロ
ロアセテート、25.2g のL-リシン、200gの炭酸カリウム
及び500gのエタノールを、温度計及び冷却チューブに接
続した二口フラスコに入れた。 (7) この混合物を室温で攪拌しながら塩素イオンの定量
分析によって反応度を決定した。
【0049】(8) 6時間後、真空下でエタノールを蒸発
させ、200gの水及び200gの酢酸エチルを加え、混合物を
水層と有機層に分離させた。 (9) 有機層を集め、真空下で蒸発させて、室温において
粘度が18,000cps である無色のリシンシリコーンポリマ
ーを得た。
【0050】実施例8〜15:アミノ酸シリコーンポリ
マーの製造 実施例8〜15におけるアミノ酸シリコーンポリマー
は、表2に示すように、アミノ酸の種類及び添加量、ク
ロロ酢酸の量、並びにジメチルポリシロキサノールの重
合度nを除き、実施例7と同様にして製造した。
【0051】
【表2】
【0052】実施例7、8及び9のリシンシリコーンポ
リマーのIRスペクトルは、703(s)、799(s)、865(w)、
1021(s) 、1263(s) 、1413(w) 、2906(w) 、2965(s) cm
-1であった。実施例10、11及び12のアルギニンシ
リコーンポリマーのIRスペクトルは701(s)、791(s)、
865(w)、1027(s) 、1269(s) 、1407(w) 、2884(w) 、29
48(s) cm-1であった。実施例13、14及び15のアス
パラギンシリコーンポリマーのIRスペクトルは699
(s)、789(s)、871(w)、1017(s) 、1259(s) 、1411(s)
、1524(w) 、2901(w) 、2971(s) cm-1であった。
【0053】実施例16:アミノ酸シリコーンポリマー
による粒子の表面処理方法 (1) 50g の3%塩酸溶液を400gの精製水に加えた。粒子
として100gのタルクを加えた。次いでこの混合物を65℃
の温度に保ちながら攪拌した。 (2) 実施例で製造した2.5gのグルタミン酸シリコーンポ
リマー及び0.5gのPEG-40ステアレートを15g のイソプロ
ピルアルコールに加えた。この混合物を60℃に加熱して
グルタミン酸シリコーンポリマー及びPEG-40ステアレー
トをイソプロピルアルコールに溶解させ、こうして表面
処理剤を製造した。
【0054】(3) 工程(2) で製造した表面処理剤を工程
(1) で得た水性粒子に徐々に加えた。この混合物を1時
間攪拌し、1℃/min以上の冷却速度で30℃以下に冷却し
た。 (4) 工程(3) で得られた材料を12時間以上放置し、濾過
し、100 〜120 ℃の熱風により6時間乾燥させた。その
結果、グルタミン酸シリコーンポリマーで表面処理され
た粒子が得られた。
【0055】実施例17:アミノ酸シリコーンポリマー
で表面処理された粒子 工程(2) においてグルタミン酸シリコーンポリマー及び
0.5gのPEG-40ステアレートの代わりに実施例7のリシン
シリコーンポリマー及び0.1gのPEG-20水素化ヒマシ油を
用いることを除き、実施例16と同様にしてリシンシリ
コーンポリマーで表面処理された粒子を製造した。
【0056】実施例18:アミノ酸シリコーンポリマー
による粒子の表面処理 (1) 100gのマイカを粒子として高速ミキサーに加えた。 (2) 実施例1で製造した3g のグルタミン酸シリコーン
ポリマーを3g の揮発性シリコーンと混合した。この混
合物を70℃で加熱し、完全に溶解させ、表面処理剤を製
造した。
【0057】(3) 工程(1) の得られた材料を5000rpm の
高速で攪拌しながら、工程(2) の表面処理剤を得られた
材料に加え、5分間混合した。 (4) 6時間熱風乾燥することにより工程(3) の得られた
材料から揮発性シリコーンを除去した。その結果、グル
タミン酸シリコーンポリマーで表面処理された粒子が得
られた。
【0058】実施例19:アミノ酸シリコーンポリマー
による粒子の表面処理 実施例18の工程(2) において、グルタミン酸シリコー
ンポリマーの代わりに実施例7で製造したリシンシリコ
ーンポリマーを用いることを除き、実施例18と同様に
してリシンシリコーンポリマーで表面処理された粒子を
製造した。
【0059】比較例1 この例は表面処理されていないタルクを用いた。 比較例2 (1) 100gのタルクを粒子として、400gの精製水に加え
た。次いでこの混合物を、温度を65℃に維持しつつ攪拌
した。 (2) 3g のジメチコンを15g のイソプロピルアルコール
に加えた。この混合物を60℃で加熱してジメチコンをイ
ソプロピルアルコールに溶解させ、表面処理剤を製造し
た。
【0060】(3) 上記工程(2) の表面処理剤を上記工程
(1) の水性粒子に徐々に加えた。この混合物を1時間攪
拌し、次いで1℃/minより速い速度で30℃以下に冷却し
た。 (4) 上記工程(3) の得られた材料を12時間以上放置し、
濾過し、100 〜120 ℃の熱風により6時間以上かけて乾
燥させた。その結果、ジメチコンで表面処理された粒子
が得られた。
【0061】比較例3 (1) 100gのタルクを粒子として、400gの精製水に加え
た。次いでこの混合物を、温度を40℃に維持しつつ攪拌
した。 (2) 3g のN-ラウロイルL-リシンを20g の5%NaOH
水溶液に加えた。この混合物を60℃で加熱してN-ラウロ
イルL-リシンをNaOH水溶液に溶解させ、表面処理剤
を製造した。
【0062】(3) 上記工程(2) の表面処理剤を上記工程
(1) の水性粒子に徐々に加えた。さらにこの混合物に20
g の10%HCl溶液を加えた。 (4) この混合物を1時間攪拌し、次いで1℃/minより速
い速度で30℃以下に冷却した。 (5) 上記工程(3) の得られた材料を12時間以上放置し、
濾過し、100 〜120 ℃の熱風により6時間以上かけて乾
燥させた。その結果、アミノ酸誘導体であるN-ラウロイ
ルL-リシンで表面処理された粒子が得られた。
【0063】比較例4 比較例3の工程(1) におけるN-ラウロイルL-リシンの代
わりにココイルグルタメートを用いることを除き比較例
3と同様にして、アミノ酸誘導体であるココイルグルタ
メートで表面処理された粒子を製造した。
【0064】実験例1:ゼータ電位の測定 皮膚への電気的親和性を分析するため、中性条件及び皮
膚と同様のpH=5.5の弱酸性条件においてELS-8000ゼ
ータ電位計により、実施例16及び17並びに比較例1
〜4の各生成物のゼータ電位を測定した。この結果を表
3に示す。
【0065】
【表3】
【0066】表3に示す顔料表面のゼータ電位より明ら
かなように、比較例1のサンプル(すなわち表面処理さ
れていない粒子)を除くすべてのサンプルの表面電荷は
皮膚のpHにおいて正電荷であった。比較例1のサンプ
ル(すなわち表面処理されていない粒子)及び比較例2
のサンプル(すなわちシリコーン処理された粒子)は負
の表面電荷を有していた。このことより、比較例1及び
2の生成物は皮膚への親和性が低い。比較例3及び4で
製造されたアミノ酸により表面処理された粒子は正の表
面電荷を有していた。同様に、実施例16及び17の粒
子も正の表面電荷を有していた。これらの結果は本発明
の目的と一致する。
【0067】実験例2:ケラチンへの接着性についての
テスト 実施例16及び17並びに比較例1〜4のサンプルをケ
ラチン粒子と1:1の比で混合してサンプルを調製し、
粒子の物理化学特性を測定するため、SeishinMT-1000
装置により皮膚の最外層であるケラチン層への接着を測
定した。この測定は、所定の容積のサンプル粉末を所定
の力で数回落下させて、サンプル粉末の減少した容積を
測定することにより行った。測定した値はKitakawaの下
式 N/C=(1/ab) +(1/a)N (上式中、Nは落下回数であり、Cは容積低下率であ
り、aは分散度を表す係数であり、1/bは接着係数で
ある)により係数a及び1/bを計算するために用い
た。
【0068】このように、サンプル単独の接着係数は粒
子−粒子の接着を表し、サンプル−ケラチン混合物の接
着係数は粒子−皮膚接着を表している。この結果を表4
に示す。
【0069】
【表4】
【0070】表4に示す接着係数より明らかなように、
実施例16及び17のサンプルは比較例1及び2のサン
プルよりも粒子−粒子接着及び粒子−皮膚接着の両方に
おいて優れており、比較例3及び4のサンプルと同様で
あるかもしくは優れていた。このことは、本発明が実際
の皮膚に対して優れた接着を与えることを示している。
【0071】実験例3:耐水性についてのテスト 実施例16及び17並びに比較例1〜4のサンプルの耐
水性の測定方法は以下の通りであった。100gのアセトン
の水溶液を100ml のビーカーに加えた。このアセトンの
組成を重量%で調整した。測定するサンプルを少量滴下
して溶液の表面に薄い粒子層を形成し、Seishin IH-200
0 水平パルス発振器によりパルスを加えた。ここでアセ
トンの量を1gづつ変えながら、1分間発振させてサン
プルを溶液に滴下した際のアセトンの質量比を測定し
た。粒子が分散し始めた際のアセトンの水溶液の表面張
力はこの粒子の臨界表面張力と考えられる。このよう
に、アセトンの質量比はサンプルの耐水性を表す。この
テストを各サンプルについて繰り返し5回行った。最も
高い値及び最も低い値を無視し、3回のテストより得ら
れた測定値を平均した。この結果を表5に示す。
【0072】
【表5】
【0073】表5に示すように、本発明のアミノ酸シリ
コーンポリマーで表面処理されたタルク粒子(実施例1
6及び17)は、ジメチコンにより表面処理されたタル
ク粒子(比較例2)とは耐水性についてはあまり差はな
かったが、表面処理されていないタルク粒子(比較例
1)及びアミノ酸により表面処理された顔料粒子(比較
例3及び4)よりも耐水性は著しく優れていた。
【0074】製造例1及び2、並びに比較製造例1〜
4:粉末ファンデーションの製造 実施例16及び17並びに比較例1〜4の粒子を、表6
に示す組成に従って粉末ファンデーションに加工した。
【0075】
【表6】
【0076】(1) 成分1〜11はハンマータイプ粉末器
で1回粉末化した。 (2) 上記工程(1) の得られた材料を高速ミキサーにおい
て5分間激しく混合した。 (3) 成分12〜15を工程(2) の得られた材料と混合
し、加熱した。 (4) 工程(3) の得られた材料を高速ミキサーにおいて5
分間激しく混合した。 (5) 工程(4) の得られた材料をハンマータイプ粉末器で
2回粉末化した。
【0077】実験例4:使用性についての官能テスト 製造例1及び2並びに比較製造例1〜4で製造した粉末
ファンデーションについて、接着性、耐水性、耐久性及
び使用感覚を測定した。測定法において、20代前半から
40代半ばの50人のパネルが粉末ファンデーションを1か
月間使用し、この粉末ファンデーションの接着性、耐水
性、耐久性及び使用感覚を5つのレベル評価した。この
結果を平均し、表7に示す。
【0078】
【表7】
【0079】表7に示すように、実施例16及び17の
粒子を用いて製造した製造例1及び2の粉末ファンデー
ションは各テストにおいて、比較製造例1(すなわち非
処理粒子を用いたもの)、比較製造例2(すなわちジメ
チコンで表面処理した粒子を用いたもの)並びに比較製
造例3及び4(すなわちアミノ酸で表面処理した粒子を
用いたもの)と比較して、特に化粧品効果を向上させる
点で優れていると評価された。
【0080】製造例3及び4:アイシャドーの製造 表8に示す組成に従って実施例16及び17の顔料をア
イシャドーに加工した。
【表8】
【0081】(1) 成分1〜6はハンマータイプ粉末器で
1回粉末化した。 (2) 上記工程(1) の得られた材料を高速ミキサーにおい
て5分間激しく混合した。 (3) 成分7〜10を工程(2) の得られた材料と混合し、
加熱した。 (4) 工程(3) の得られた材料を高速ミキサーにおいて5
分間激しく混合した。 (5) 工程(4) の得られた材料をハンマータイプ粉末器で
2回粉末化した。 (6) 工程(5) の得られた材料2gを直径3.4cm 、深さ0.
7cm の容器に加え、20kg/cm2の圧力で圧縮し、成形し
た。
【0082】製造例5及び6:フェイスパウダーの製造 表9に示す組成に従って実施例16及び17の顔料をフ
ェイスパウダーに加工した。
【表9】
【0083】(1) 成分1〜6はハンマータイプ粉末器で
1回粉末化した。 (2) 上記工程(1) の得られた材料を高速ミキサーにおい
て5分間激しく混合した。 (3) 成分7〜10を工程(2) の得られた材料と混合し、
加熱した。 (4) 工程(3) の得られた材料を高速ミキサーにおいて5
分間激しく混合した。 (5) 工程(4) の得られた材料をハンマータイプ粉末器で
2回粉末化した。
【0084】上記のように、有機合成法によりアミノ酸
を官能性シリコーンポリマーと反応させることによって
製造されたアミノ酸シリコーンポリマーにより最大3%
まで表面処理された粒子はシリコーン処理された顔料に
特有の耐水性及び使用性を有しており、正の表面電荷を
与え、それにより皮膚に対して優れた接着性及び耐久性
を与える。これらの特性のため、本発明の表面処理され
た粒子を含む化粧品は、従来の表面処理された粒子を含
む化粧品よりも優れた化粧品効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チョイ ヨン ジン 大韓民国,キュンキ−ド,ヨンギン−シ, キフン−ウプ,クガル−リ,ハンスン2チ ャ−アパートメント,201−206 (72)発明者 キム キル ジョーン 大韓民国,ソウル,ソンパ−ク,マチョン 2−ドン,84−6 (72)発明者 キム ヨウン チュル 大韓民国,チュンチョンブク−ド,ジェチ ョン−シ,ゴミュン−ドン,14−2 Fターム(参考) 4C083 AB172 AB232 AB242 AB432 AC022 AC352 AC372 AD072 AD152 AD161 AD242 BB25 CC01 CC12 CC14 EE07 FF01 4J035 BA02 CA05U CA09M CA10M CA19M FB01 FB02 FB03 LA03 LA07 LB14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式1 【化1】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)で
    表されるジメチルポリシロキサノールの両端を下式2 【化2】 (上式中、kは1又は2である)で表される酸性アミノ
    酸でエステル化することにより製造される、下式5 【化3】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、k
    及びk’は独立に1又は2である)で表されるアミノ酸
    シリコーンポリマー。
  2. 【請求項2】 下式1 【化4】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)で
    表され、20〜20,000cps の粘度を有するジメチルポリシ
    ロキサノールを、触媒の存在下において有機溶剤中で下
    式2 【化5】 (上式中、kは1又は2である)で表される少なくとも
    1種のアミノ酸でエステル化することからなる、下式5 【化6】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、k
    及びk’は独立に1又は2である)で表されるアミノ酸
    シリコーンポリマーの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記触媒が、硫酸、パラトルエンスルホ
    ン酸、メタンスルホン酸、錫、亜鉛、チタン、有機チタ
    ン、有機錫、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び酸化カル
    シウムからなる群より選ばれる、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記有機溶剤が、ベンゼン、トルエン、
    キシレン、1,4-ジオキサン、クロロホルム及び1,2-ジク
    ロロエタンからなる群より選ばれる、請求項2記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 下式6 【化7】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)で
    表されるジメチルポリシロキサンジクロロアセテートの
    両端における塩素を下式7 【化8】 (上式中、Xは 【化9】 である)で表される塩基性アミノ酸のアミノ基で置換す
    ることにより製造される、下式11 【化10】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、Y
    及びY’は独立に下式 【化11】 で表される基である)で表されるアミノ酸シリコーンポ
    リマー。
  6. 【請求項6】 下式6 【化12】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数である)で
    表されるジメチルポリシロキサノールジクロロアセテー
    トを弱塩基性触媒の存在下において下式7 【化13】 (上式中、Xは 【化14】 である)で表される少なくとも1種の塩基性アミノ酸と
    反応させることからなる下式11 【化15】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、Y
    及びY’は独立に下式 【化16】 で表される基である)で表されるアミノ酸シリコーンポ
    リマーの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記弱塩基性触媒が、炭酸ナトリウム、
    炭酸水素ナトリウム及び炭酸カリウムからなる群より選
    ばれる、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 下式5 【化17】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、k
    及びk’は独立に1又は2である)又は下式11 【化18】 (上式中、重合度を表すnは1〜1000の整数であり、Y
    及びY’は独立に 【化19】 である)で表されるアミノ酸シリコーンポリマーにより
    表面処理された化粧品用粒子。
  9. 【請求項9】 前記アミノ酸シリコーンポリマーが顔料
    に対して0.1 〜10質量%添加されている、請求項8記載
    の化粧品用粒子。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の化粧品用粒子
    を、総質量を基準として0.05〜80質量%含むカラー化粧
    品組成物。
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