JP2001064470A - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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JP2001064470A
JP2001064470A JP24522599A JP24522599A JP2001064470A JP 2001064470 A JP2001064470 A JP 2001064470A JP 24522599 A JP24522599 A JP 24522599A JP 24522599 A JP24522599 A JP 24522599A JP 2001064470 A JP2001064470 A JP 2001064470A
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秀行 松田
Takuto Oka
琢人 岡
Akihiro Miyata
明弘 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カーボンブラックの分散性が良好で、貯蔵安定
性に優れ、ポットライフ(可使時間)が長く、接着性、
耐候性に優れる、自動車のガラス(樹脂ガラス)固定用
ウィンドシールドシーラントのガラス(樹脂ガラス)面
用プライマー組成物の提供。 【解決手段】主鎖が、メチルメタアクリレートとブチル
メタアクリレートとを、メチルメタアクリレート:ブチ
ルメタアクリレート=9:1〜3:7の重量比で含有す
るアクリル重合体であり、側鎖として、アルコキシシリ
ル基および水酸基を持ち、アルコキシシリル基含有単量
体の含有量が反応性樹脂総量の0.1〜10重量%であ
り、水酸基含有単量体の含有量が反応性樹脂総量の0.
1〜20重量%である造膜性を有する反応性樹脂を含有
するプライマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプライマー組成物に
関し、更に詳しくは、貯蔵安定性が良好で、ポットライ
フが長く、接着性、耐候性に優れ、あるいは更にカーボ
ンブラックの分散性が良好な、自動車の窓ガラス用アク
リル系シーラントをガラスや樹脂ガラスと接着させるた
めに用いられるプライマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】接着剤あるいはシーリング材を基体に接
着させる際には、多くの場合、接着性を向上させるた
め、予め基体上にプライマーが塗布される。従来、この
ようなプライマーには、ポリエステルポリウレタン、ア
クリル樹脂のようなバインダー成分(造膜成分)、シラ
ンカップリング剤、ポリイソシアネート、カーボンブラ
ック等が配合されている。プライマーの中で、自動車用
ウィンドシールドシーラント用プライマーといった耐候
性、中でも光に対する耐候性を特に要求されるもので
は、耐候性向上のために紫外線や可視光線を遮蔽または
吸収する必要があり、カーボンブラックの配合は必須で
ある。基材にポリエステルウレタンのようなウレタン樹
脂を用いると、ウレタン結合、尿素結合は耐候性を低下
させるため、特にカーボンブラックの配合は重要であっ
た。しかし、カーボンブラックが、従来より用いられて
いるバインダー成分との相溶性に劣るという問題があ
り、その結果、プライマーが十分な耐候性を持たず、耐
候試験における接着性のみが悪いプライマーも多い。ま
た、ポリエステルポリウレタンやポリイソシアネートに
含まれるイソシアネート基は、接着性に寄与する官能基
であるが、水分の存在によって硬化反応を起こすため、
プライマー塗布後、一定時間以内にシーラントを塗布し
ないと、大気中の水分によりプライマー表面が失活し、
再度プライマーを塗布しない限り十分な接着性を得るこ
とができなかった。また、最近、ガラスの代わりにシリ
コンハードコートされた樹脂ガラスが軽量化の為に用い
られるようになっている。しかし、これまでのガラス面
用プライマーではシリコンハードコートされた樹脂ガラ
スに十分な接着性を得ることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、貯蔵安定性
に優れ、ポットライフが長く、接着性、耐候性に優れ、
あるいは更にカーボンブラックの分散性が良好な、自動
車のガラス(樹脂ガラス)固定用ウィンドシールドシー
ラントのガラス(樹脂ガラス)面用プライマー組成物を
提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、主
鎖が、メチルメタアクリレートとブチルメタアクリレー
トとを、メチルメタアクリレート:ブチルメタアクリレ
ート=9:1〜3:7の重量比で含有するアクリル重合
体であり、側鎖として、アルコキシシリル基および水酸
基を持ち、アルコキシシリル基含有単量体の含有量が反
応性樹脂総量の0.1〜10重量%であり、水酸基含有
単量体の含有量が反応性樹脂総量の0.1〜20重量%
である造膜性を有する反応性樹脂を含有するプライマー
組成物を提供する。
【0005】前記水酸基含有単量体が、1分子内に少な
くとも1個の芳香環を有するのが好ましい。
【0006】前記プライマー組成物が、さらに、カーボ
ンブラックを含有するのが好ましい。
【0007】前記プライマー組成物が、さらに、シラン
カップリング剤単体、もしくは、シランカップリング剤
を1種以上用いた反応生成物を、前記造膜性を有する反
応性樹脂100重量部に対し、100〜500重量部含
有するのが好ましい。
【0008】前記シランカップリング剤を1種以上用い
た反応生成物が、1分子中にアミノ基を2個以上有する
化合物1モルに、エポキシシラン2〜3モルを反応させ
てなる反応生成物であるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明のプライマー組成物は、主鎖がアクリル重合
体からなり、側鎖に水酸基およびアルコキシシリル基を
持つ、造膜性を有する反応性樹脂を少なくとも含有する
組成物である。本発明に用いる反応性樹脂は、上記の主
鎖と側鎖とを有するものであればその製造方法はいかな
るものであってもよいが、少なくとも、メチルメタアク
リレートと、ブチルメタアクリレートと、アルコキシシ
リル基含有単量体と、水酸基含有単量体とを、共重合す
ることにより得られる樹脂で、造膜成分と接着成分とを
一分子内に併せ持つ造膜性を有する反応性樹脂である。
ここで造膜性とは、連続した皮膜を形成する樹脂の特性
をいい、プライマーの接着面積の増大による接着性の向
上や、プライマーの浸透性等の基本的な性質を左右する
特性である。
【0010】メチルメタクリレート(MMA)は、CH
2 =C(CH3 )COOCH3 の化学構造式で表され、
ブチルメタクリレート(BMA)は、CH2 =C(CH
3 )COOC4 9 の化学構造式で表される、共に重合
によりアクリル重合体の主鎖を形成し、重合により造膜
性を有する非官能性単量体である。本発明に用いる反応
性樹脂の主鎖は、メチルメタクリレートとブチルメタク
リレートとを重量比で9:1〜3:7、好ましくは8:
2〜4:6で共重合してなるアクリル重合体である。メ
チルメタクリレートとブチルメタクリレートとの重合比
が上記範囲であると、得られる反応性樹脂が接着性に優
れる。
【0011】本発明に用いる反応性樹脂の主鎖には、本
発明の目的を損なわない範囲で、分子内に少なくとも1
つのアクリル基またはメタクリル基を有する、重合によ
り造膜性を有する単量体もしくはオリゴマーを含有して
も良い。このような単量体もしくはオリゴマーとして
は、例えば、エチルメタクリレート、プロピルメタクリ
レート、ヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレ
ート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアク
リレート、ベンジルアクリレート等の(メタ)アクリレ
ート系エステル類;スチレン等の芳香族ビニル類;その
他、アクリロニトリル等が挙げられる。
【0012】また、本発明に用いる反応性樹脂の主鎖に
は、メチルメタクリレートとブチルメタクリレート、あ
るいはさらに、上記単量体もしくはオリゴマーに加え
て、本発明の目的を損なわない範囲で、ラジカル重合す
るビニル単量体を併用してもよく、このような単量とし
ては、塩化ビニリデン、塩化ビニル、フッ化ビニリデン
等のハロゲン含有ビニル化合物;エチレン等のオレフィ
ン類;無水マレイン酸、イタコン酸等のα,β−エチレ
ン性不飽和酸のエステル等が挙げられる。
【0013】アルコキシシリル基含有単量体は、本発明
に用いる反応性樹脂の側鎖のアルコキシル基を与える単
量体である。アルコキシシリル基含有単量体としては、
アルコキシシリル基を有するラジカル重合性のビニル単
量体であれば特に限定はなく、例えば、下記式で表され
る各ビニル単量体
【0014】
【化1】
【0015】が挙げられる。中でも、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランが、ガラスとの接着性の
観点から好ましい。これらは、単独で用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。
【0016】水酸基含有単量体は、本発明に用いる反応
性樹脂の側鎖の水酸基を与える単量体である。水酸基含
有単量体としては、特に限定されないが、例えば、下記
式で表される各ビニル単量体が挙げられる。これらは、
単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0017】
【化2】
【0018】これらの中でも、特に、1分子内に少なく
とも1個の芳香環を有する水酸基含有単量体が好まし
い。このような芳香環を有する水酸基含有単量体は、本
発明のプライマー組成物中で、微分散する、表面に有機
官能基を持つカーボンブラックと、反応性樹脂との相溶
性を高める効果を有する。
【0019】本発明に用いる反応性樹脂の構成成分の含
有量は、反応性樹脂に対して、アルコキシシリル基含有
単量体が、0.1〜10重量%、好ましくは、0.5〜
5重量%、水酸基含有単量体が、0.1〜20重量%、
好ましくは、0.5〜10重量%である。アルコキシシ
リル基含有単量体が0.1重量%未満であると、塗膜の
架橋密度が小さく耐候性・耐水性の塗膜物性が不良とな
る。10重量%超であると、貯蔵安定性が不良となる。
上記範囲内であれば、耐候性、耐水性、貯蔵安定性、さ
らに接着性も良好となる。水酸基含有単量体が0.1重
量%未満であると、カーボンブラックの分散性が不良と
なり、20重量%超であると、接着性の低下がおこる。
また、反応性樹脂の分子量は、1,000〜100,0
00が好ましい。分子量がこの範囲であると、得られる
本発明のプライマー組成物を塗布する被着体への、本発
明のプライマー組成物の浸透性が適当な程度となるから
である。
【0020】本発明に用いられる反応性樹脂の製造方法
の一例としては、重合によりメチルメタアクリレート、
ブチルメタアクリレート、アルコキシシリル基含有単量
体、および、水酸基含有単量体、あるいはさらに本発明
の目的を損なわない範囲でその他のビニル単量体やラジ
カル重合性のビニル単量体も加え、過酸化物、アゾ化合
物等を重合開始剤として、50〜100℃の温度範囲で
ラジカル重合させる方法が挙げられる。さらに、重合を
コントロールするために、マクロモレキュウルズ(Ma
cromolecules)、Vol.31、p542
およびp545、1998年に記載の添加剤を加えて重
合してもよい。
【0021】本発明のプライマー組成物は、カーボンブ
ラックを含有することができる。本発明に用いる反応性
樹脂では、側鎖にアルコキシシリル基、水酸基を有し、
特に水酸基を含む側鎖に芳香環を有するので、反応性樹
脂とカーボンブラックとの相溶性が優れており、分散性
を良好とすることができる。そのため、得られる本発明
のプライマー組成物の耐候性を優れたものとすることが
できる。
【0022】本発明に用いられるカーボンブラックとし
ては、特に限定はなく、米国材料試験協会規格におけ
る、N110、N220、N330、N550、N66
0、N770等、あるいはこれらの混合物が使用可能で
ある。本発明のプライマー組成物に含有される、カーボ
ンブラックの含有量は、反応性樹脂100重量部に対
し、100〜500重量部が好ましく、200〜400
重量部がより好ましい。
【0023】本発明のプライマー組成物は、シランカッ
プリング剤、もしくは、シランカップリング剤を1種以
上用いた反応生成物を含有することができる。シランカ
ップリング剤、もしくは、シランカップリング剤を1種
以上用いた反応生成物を含有することにより、得られる
本発明のプライマー組成物の接着性が向上する。シラン
カップリング剤としては、従来公知のシランカップリン
グ剤を用いることができ、例えば、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン等が挙げられる。これらは1種を単独
で、あるいは2種以上を併用して用いてもよい。シラン
カップリング剤としては、市販品を利用することがで
き、例えば、日本ユニカー社製のA187、A110
0、A1120等が挙げられる。
【0024】シランカップリング剤を1種以上用いた反
応生成物とは、例示した上記シランカップリング剤同士
を2種以上反応させて得られる反応性生物であってもよ
く、また、上記シランカップリング剤1種以上と、シラ
ンカップリング剤と反応し得る官能基を有する化合物と
の反応性生物であっても良い。
【0025】シランカップリング剤を1種以上用いた反
応生成物としては、1分子中にアミノ基を2個以上有す
る化合物1モルに、エポキシシラン2〜3モルを反応さ
せてなる化合物が好ましい。エポキシシランとは、分子
内にエポキシ基を有するシラン化合物をいう。1分子中
にアミノ基を2個以上有する化合物としては、エチルア
ミノエチルアミン、ヘキサメチレンジアミン等のポリメ
チレンジアミン、ポリエーテルジアミン、ジエチレント
リアミン、イミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキサメ
チレン)トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、m−フェニレンジアミン等が挙げ
られる。
【0026】エポキシシランとしては、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
【0027】1分子中にアミノ基を1個有する化合物と
の反応生成物では、ガラスに対する接着性は良好であっ
ても、樹脂ガラスに対する接着性が不良となる。1分子
中にアミノ基を2個以上有する化合物1モルに、反応さ
せるエポキシシランが上記範囲外では、接着性が不良と
なる。
【0028】1分子中にアミノ基を2個以上有する化合
物と、エポキシシランとの組み合わせの具体例として
は、エチルアミノエチルアミンと日本ユニカー社製のA
187(エポキシシラン)等の組み合わせが例示され
る。
【0029】本発明のプライマー組成物中のシランカッ
プリング剤、もしくは、シランカップリング剤を1種以
上用いた反応生成物の含有量は、前述の反応性樹脂10
0重量部に対し、100〜500重量部が好ましく、2
00〜400重量部がより好ましい。上記範囲内であれ
ば、ガラス、樹脂ガラスへの接着性、貯蔵安定性が良好
である。
【0030】本発明のプライマー組成物は、エポキシ樹
脂を含有しても良い。エポキシ樹脂を含有することによ
り、得られる本発明のプレポリマー組成物の接着性がよ
り優れたものとなるからである。エポキシ樹脂として
は、エポキシ基を1分子中に2個以上持つポリエポキシ
化合物であれば、特に制限はない。例えばビスフェノー
ルAのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂及びその誘導
体、グリセリンのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、
ポリアルキレンオキサイドのグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂、フェノールノボラックのグリシジルエーテル
型エポキシ樹脂、ダイマー酸のグリシジルエステル型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールFのグリシジルエーテル型
エポキシ樹脂等が挙げられる。これらのうちビスフェノ
ールAのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂は、汎用の
エポキシ樹脂として好適に用いられる。
【0031】本発明のプライマー組成物は有機溶剤を含
有することができる。有機溶剤を含有することにより、
プライマー組成物の製造においては、混練等の製造作業
性が良好となる。有機溶剤としては、前記反応性樹脂に
含まれるアルコキシシリル基および水酸基に対して不活
性であり、さらに適度な揮発性を有するものが好まし
い。例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセ
テート、ミネラルスピリット、トルエン、キシレン、ジ
メチルアセトアミド、メチルエチルケトン、アセトン、
n−ヘキサン、メチレンクロリド、テトラヒドロフラ
ン、エチルエーテル、ジオキサン等が挙げられる。これ
らの有機溶剤は、1種を単独で用いても、2種以上を併
用してもよい。本発明のプライマー組成物中の有機溶剤
の含有量は、ウィンドシールドシーラントのガラス(樹
脂ガラス)面用プライマーとしては、前述の反応性樹脂
100重量部に対し、100〜500重量部が好まし
い。上記範囲内であれば、ガラス、樹脂ガラスへの接着
性、貯蔵安定性が良好である。
【0032】本発明のプライマー組成物には耐候性、作
業性を更に向上させるため、前記成分に加えて他の成分
を配合しても良い。例えば、ランプブラック、チタンホ
ワイト、ベンガラ、チタンイエロー、亜鉛華、鉛丹、コ
バルトブルー、鉄黒、アルミ粉等のような無機顔料;ネ
オザボンブラック RE、ネオブラック RE、オラゾ
ールブラック CN、オラゾールブラック Ba(いず
れもチバ・ガイギー社製)、スピロンブルー2BH(保
土ヶ谷化学社製)のような有機染顔料;サイアソルブ
(Cyasorb UV24Light Absorb
er、アメリカン・サイアナミド社製)、ウビヌル(U
vinul D−49、D−50、N−35、N−53
9、ジェネラル・アニリン社製)のような紫外線吸収剤
等を配合すると、紫外線や可視光線を遮蔽、若しくは吸
収し、耐光性の向上に有効である。さらに、ガラス粉
末、クレー、粉末シリカゲル、極微粉状ケイ酸、モレキ
ュラーシーブス(これは吸水能をも有する)等の充填
剤、増粘剤、ブチルベンジルフタレート、ジオクチルフ
タレート、ジブチルフタレート、塩化パラフィンといっ
たプライマー皮膜に柔軟性を与え、接着強度を向上させ
る可塑剤を配合してもよい。
【0033】本発明のプライマー組成物の製造方法とし
ては、例えば、反応容器に、メチルメタアクリレート、
ブチルメタアクリレート、アルコキシシリル基含有単量
体、水酸基含有単量体、有機溶剤、さらにその他のラジ
カル重合性のビニル単量体や添加剤を適宜加えて、これ
にラジカル重合開始剤を加え反応させる。反応温度は5
0〜80℃、反応時間は12〜96時間が好ましい。得
られた反応溶液に、カーボンブラックを有機溶剤と共に
加え、十分に混合して本発明のプライマー組成物を得る
ことができる。
【0034】このようにして得られる本発明のプライマ
ー組成物は、従来用いられているウレタン系プライマー
が、水分の存在によって硬化反応を起こし、プライマー
塗布後、一定時間以内にシーラントを塗布しないと、大
気中の水分によりプライマー表面が失活し、再度プライ
マーを塗布しない限り十分な接着性を得ることができな
かったのとは異なり、プライマー塗布後のポットライフ
(可使時間)が長い。また、接着性、貯蔵安定性に優れ
る。側鎖に芳香環を有する水酸基含有単量体を構成成分
として有する反応性樹脂を含有する本発明のプライマー
組成物では、特にカーボンブラックの分散性に優れる。
カーボンブラックを含有する本発明のプライマー組成物
では、カーボンブラックの分散性が良好で、優れた耐候
性、特に耐光性を有する。シランカップリング剤を含有
する本発明のプライマー組成物では、特に接着性に優
れ、ガラス面への接着性に優れるばかりでなく、シリコ
ンハードコートされた樹脂ガラスへの接着性にも優れ
る。従って、このような特性を有する本発明のプライマ
ー組成物は、自動車のガラス(樹脂ガラス)固定用ウィ
ンドシールドシーラントとガラス(樹脂ガラス)との接
着に用いられるガラス(樹脂ガラス)面用プライマー組
成物として好適に用いることができる。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるもの
ではない。 <反応性樹脂の合成>有機溶剤(メチルエチルケトン,
以下MEKと記す)を70℃に加熱し、第1表に示した
各成分を混合して、重合開始剤としてAIBNを添加し
混合溶液を20時間反応させて、反応性樹脂を得た。
【0036】<表中の化合物> MMA:メチルメタアクリレート BMA:ブチルメタアクリレート HEMA:ヒドロキシエチルメタアクリレート 側鎖に芳香環を有さないアクリル重合体 A174:日本ユニカー社製、メタクリルシラン
【0037】 ( )内はアクリル重合体の全構成成分の合計重量に対
する重量%
【0038】(実施例1−1〜1−3)得られた反応性
樹脂(A−4)〜(A−4−3)を用い、第2表に示す
組成(重量比)で、第2表に示す化合物を配合してプラ
イマー組成物を得た。得られたプライマー組成物につい
て、プライマー組成物の接着性、貯蔵安定性を下記の方
法で評価した。
【0039】(1)接着性 実施例で得られたプライマー組成物を、塗布面積12c
m×2.5cmとしてガラス板に塗布し、塗布後すぐに
その上にウレタンシーラント(横浜ゴム(株)製、WS
−100)を圧着させて試験片とした。手剥離できれば
×、手剥離できなければ○とした。また、プライマー組
成物塗布後、3ヶ月放置してからシーラントを圧着し
て、同様の剥離試験をしてみた。実施例1−1〜1−3
で得られたプライマー組成物について、いずれも接着性
は○であった。 (2)貯蔵安定性 実施例で得られたプライマー組成物を、40℃で4週間
密閉保存した後の粘度を初期粘度で割り、その値が20
%以上を×、20%未満を○とした。
【0040】
【0041】 <表中の化合物> S−1 :日本ユニカー社製シラン A187とA1100をA187:A1100=1:1で反応させ た反応生成物、固形分33.3%のMEK希釈溶液として使用。 E−1 :東都化成社製エポキシ樹脂、YD−017 固形分33.3%のMEK希釈溶液として使用。 カーボン :Cabot社製、ELFTEX8
【0042】<反応性樹脂の合成>有機溶剤(MEK)
を70℃に加熱し、第3表に示した各成分を混合して、
重合開始剤としてAIBNを添加し混合溶液を20時間
反応させて、反応性樹脂を得た。
【0043】
【表1】
【0044】 <表中の化合物> MMA:メチルメタアクリレート BMA:ブチルメタアクリレート M5700:東亜合成社製、アロニックスM5700 芳香環を有する水酸基含有単量体を構成成分として含むアクリル重 合体 HEMA:ヒドロキシエチルメタアクリレート 側鎖に芳香環を有さないアクリル重合体 A174:日本ユニカー社製、メタクリルシラン
【0045】(実施例2−1〜2−4、比較例2−1〜
2−6)得られた反応性樹脂(A−1)〜(A−10)
を用い、第4表に示す組成(重量比)で、第4表に示す
化合物を配合してプライマー組成物を得た。得られたプ
ライマー組成物について、カーボンブラックの沈降性を
下記の方法で、プライマー組成物の接着性、貯蔵安定性
を実施例1−1と同様の方法で評価した。
【0046】<沈降性>実施例、比較例で得られたプラ
イマー組成物を20℃で1週間静置した後、プライマー
組成物中のカーボンブラックの分離沈降を目視にて評価
した。カーボンブラックがプライマー組成物中で良好に
分散していれば○、分離して半分以上が沈降していれば
×とした。
【0047】
【表2】
【0048】 <表中の化合物> S−1 :日本ユニカー社製シラン A187とA1100をA187:A1100=1:1で反応させ た反応生成物、固形分33.3%のMEK希釈溶液として使用。 E−1 :東都化成社製エポキシ樹脂、YD−017 固形分33.3%のMEK希釈溶液として使用。 カーボン :Cabot社製、ELFTEX8
【0049】(実施例3−1〜3−4、比較例3−1〜
3−2)反応性樹脂(A−1)、シランカップリング剤
を反応させて得られた反応生成物S−1、シランカップ
リング剤A187、エポキシ樹脂E−1、カーボン、M
EKを、第5表に示す組成(重量比)で配合してプライ
マー組成物を得た。得られたプライマー組成物につい
て、剥離接着性を評価した。手剥離できれば×、手剥離
できなければ○とした。また、プライマー組成物塗布
後、3ケ月放置してからシーラントを圧着して、同様の
剥離試験をしてみた。実施例3−1〜3−4で得られた
プライマー組成物について、いずれも接着性は○であっ
た。
【0050】
【0051】 <表中の化合物> S−1 :日本ユニカー社製シラン A187とA1100をA187:A1100=1:1で反応させ た反応生成物、固形分33.3%のMEK希釈溶液として使用。 A187 :日本ユニカー社製シランカップリング剤(エポキシシラン) E−1 :東都化成社製エポキシ樹脂、YD−017 固形分33.3%のMEK希釈溶液として使用。 カーボン :Cabot社製、ELFTEX8
【0052】<シランカップリング剤を1種以上用いた
反応生成物の合成>有機溶剤(MEK)に、第6表に示
した各成分を、第6表に記載の組成比(モル比)で混合
して、混合溶液を60℃で24時間反応させて、反応生
成物を得た。固形分33.3%のMEK希釈溶液とし
た。
【0053】
【0054】 <表中の化合物> A187 :日本ユニカー社製シランカップリング剤(エポキシシラン) A1100:日本ユニカー社製シランカップリング剤 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン (H2 NC3 6 Si(OC2 5 3 ) A1120:日本ユニカー社製シランカップリング剤 N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン (H2 NC2 4 NHC3 6 Si(OCH3 3 ) AM−1 :エチルアミノエチルアミン AM−2 :エチルアミン
【0055】(実施例4−1〜4−3、比較例4−1〜
4−5)上述の反応性樹脂(A−1)、得られたシラン
化合物(S−2)〜(S−7)(固形分33.3%のM
EK希釈溶液)、エポキシ樹脂E−1、カーボン、ME
Kを、第7表に示す組成(重量比)で配合してプライマ
ー組成物を得た。得られたプライマー組成物について、
ガラスに対する接着性、シリコンハードコートされた樹
脂ガラス(表中、Si H/Cと記載)への接着性、貯
蔵安定性を評価した。接着性、貯蔵安定性の評価方法は
実施例1−1における評価方法と同じである。また、プ
ライマー組成物塗布後、3ヶ月時間放置してからシーラ
ントを圧着して、接着性を評価してみた。実施例4−1
〜4−3で得られたプライマー組成物について、ガラス
面、樹脂ガラス面、いずれに対しても接着性は○であっ
た。
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】本発明のプライマー組成物は、ポットラ
イフ(可使時間)が長く、カーボンブラックの分散性が
良好で、その結果耐候性に優れ、また、接着性、貯蔵安
定性に優れる。従って、本発明の組成物は、プライマー
として好適であり、特に自動車のガラス(樹脂ガラス)
固定用ウィンドシールドシーラントのガラス(樹脂ガラ
ス)面用プライマーとして好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/10 C09D 133/10 (72)発明者 宮田 明弘 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 石川 和憲 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 4J002 BG05W BG06W CD13X DA036 GJ01 4J038 CG141 CH031 CH121 CJ131 CJ181 GA03 GA15 HA026 JB04 JB05 KA06 KA15 NA03 NA11 NA26 PB07 PC03 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖が、メチルメタアクリレートとブチル
    メタアクリレートとを、メチルメタアクリレート:ブチ
    ルメタアクリレート=9:1〜3:7の重量比で含有す
    るアクリル重合体であり、側鎖として、アルコキシシリ
    ル基および水酸基を持ち、アルコキシシリル基含有単量
    体の含有量が反応性樹脂総量の0.1〜10重量%であ
    り、水酸基含有単量体の含有量が反応性樹脂総量の0.
    1〜20重量%である造膜性を有する反応性樹脂を含有
    するプライマー組成物。
  2. 【請求項2】前記水酸基含有単量体が、1分子内に少な
    くとも1個の芳香環を有する請求項1に記載のプライマ
    ー組成物。
  3. 【請求項3】さらに、カーボンブラックを含有する請求
    項1または2に記載のプライマー組成物。
  4. 【請求項4】さらに、シランカップリング剤、もしく
    は、シランカップリング剤を1種以上用いた反応生成物
    を、前記造膜性を有する反応性樹脂100重量部に対
    し、100〜500重量部含有する請求項1〜3のいず
    れかに記載のプライマー組成物。
  5. 【請求項5】前記シランカップリング剤を1種以上用い
    た反応生成物が、1分子中にアミノ基を2個以上有する
    化合物1モルに、エポキシシラン2〜3モルを反応させ
    てなる反応生成物である請求項4に記載のプライマー組
    成物。
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