JP2001323214A - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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JP2001323214A
JP2001323214A JP2000146312A JP2000146312A JP2001323214A JP 2001323214 A JP2001323214 A JP 2001323214A JP 2000146312 A JP2000146312 A JP 2000146312A JP 2000146312 A JP2000146312 A JP 2000146312A JP 2001323214 A JP2001323214 A JP 2001323214A
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Akihiro Miyata
明弘 宮田
Kazunori Ishikawa
和憲 石川
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非孔質な基体に対するウレタン系シーラントの
接着性を高めたプライマー組成物であり、特に自動車の
ガラス固定用シーラントの使用に際し、ガラス又はシリ
コンハードコートされた樹脂ガラス等の表面に塗布して
優れた接着性を有する塗膜を与えるプライマー組成物の
提供。 【解決手段】(A)2〜30重量%のフィルム形成樹
脂、(B)2〜80重量%の1分子中にエポキシ基を2
個以上有するポリシロキサンとアミノシランとの反応生
成物、及び(C)5重量%以上の揮発性溶媒からなるプ
ライマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非孔質な基体に対
するウレタン系シーラントの接着性を高めたプライマー
組成物に関するものであり、特に自動車のガラス固定用
シーラントの使用に際して、ガラス又はシリコンハード
コートされた樹脂ガラス等の表面に塗布して優れた接着
性を有する塗膜を与えるプライマー組成物に関する。
【0002】
【従来技術】通常、自動車の窓ガラスの接着には、低
温、高温、高湿度等の様々な条件下において、優れた初
期接着性、高い接着強度及び接着耐久性が要求される。
さらに、窓ガラスの接着後には、自動車の窓ガラス廻り
が外気に直接触れ、太陽光線の直射を受けるので、耐候
性(光に対する耐候性、すなわち耐光性を含む)に優れ
ることが極めて重要である。ガラスなどの非孔質の基質
を接着するのに有用なシーラントとしては、ウレタン系
シーラントが代表的である。しかしながら、ウレタン系
シーラントを用いてガラス基質を金属に接着する場合
(自動車製造において窓ガラスを組込む場合など)に、
接着した基質の重ね剪断強さは、所望の安全目標あるい
は構造目標には及ばないことがある。従って、ほとんど
の車体組立作業において、フロントガラスやリアウィン
ドウを接着する場合には、シーラントの塗布に先立っ
て、プライマーを塗布することが一般的に行われてい
る。
【0003】このようなプライマーには、従来よりポリ
エステルポリウレタンやアクリル樹脂のようなバインダ
ー成分(フィルム形成樹脂成分)に、シランカップリン
グ剤、ポリイソシアネート、カーボンブラック等を配合
したものが使用されている。バインダー成分にポリエス
テルポリウレタンのようなウレタン樹脂を主成分として
用いる場合では、品質レベルは非常に高いが、耐候性と
コストが見合わないといった問題があった。特に、プラ
イマーを塗布した後に一定時間が経過すると、大気中の
水分でウレタン樹脂中のイソシアネート基が反応し、プ
ライマー表面の活性が損われるため、十分な接着性を得
るには再度塗布し直すなど、作業性が悪く問題であっ
た。また、従来のアクリル樹脂系のガラスプライマーで
は、シリコンハードコートされた樹脂ガラスに対して、
十分な接着性が得られないなどの問題もあった。
【0004】このような問題の改善策として、特表平8
−511054号公報では、ポリアクリル酸樹脂等のフ
ィルム形成樹脂成分に、二段階工程で得られる、エポキ
シシランと1分子内に2以上のアミノ基をもつアミノシ
ランとの反応生成物を添加するプライマー組成物が開示
されている。上記反応生成物は、エポキシ基に対してア
ミノ基を等量又は過剰に反応させて得られる生成物であ
り、1分子内に複数の反応性官能基を有する構造をと
る。そのため、ガラス等の表面にも接着性がよく、ウレ
タン系シーラントとの接着性を向上させるために、非孔
質な基体の表面に使用するプライマーとして有用であ
る。しかしながら、上記プライマー組成物では、エポキ
シシランとアミノシランの反応生成物中に未反応のアミ
ノ基が存在すること、さらに二段階目の反応で加えたエ
ポキシシランが一部しか反応しないため、シラン化合物
1分子当たりのシラン数が少ないことが予想され、低温
下での接着性(低温接着性)や、ウィンドウォッシャー
液を使用する際の接着界面の剥離強度(耐ウィンドウォ
ッシャー液接着性)が不十分であった。そのため、これ
らの特性も付与できる、より優れたプライマー組成物が
望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ガラ
ス又はシリコンハードコートされた樹脂ガラス等の非孔
質な基体に対するウレタン系シーラントの接着性を改善
するためのプライマー組成物を提供することであり、さ
らに詳しくは、塗布後の接着保持性に優れ、かつ、様々
な環境条件下で優れた接着性及び硬化性を有するプライ
マー組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
に鑑み鋭意研究を行ったところ、フィルム形成樹脂に、
1分子中にエポキシ基を2個以上有するポリシロキサン
とアミノシランとの反応生成物と、揮発性溶剤とを含め
た組成物が、接着保持性に優れ、また異なる条件下でも
優れた接着性が得られることから上記プライマーとして
好適であることを見出し本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、(A)2〜30重量
%のフィルム形成樹脂、(B)2〜80重量%の1分子
中にエポキシ基を2個以上有するポリシロキサンとアミ
ノシランとの反応生成物、及び(C)5重量%以上の揮
発性溶媒からなるプライマー組成物を提供する。前記フ
ィルム形成樹脂(A)はアクリル樹脂及びエポキシ樹脂
であることが好ましい。また、前記反応生成物(B)に
おいて、前記アミノシランの有するアミノ基を前記ポリ
シロキサンの有するエポキシ基に対し、モル比にして
0.1〜1.0の割合で反応させることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプライマー組成物
について詳細に説明する。 (A)フィルム形成樹脂 本発明に使用できるフィルム形成樹脂は特に限定され
ず、公知のアクリル系、塩化ビニル系、フッ素系などの
フィルム形成樹脂を含むことができる。アクリル系のフ
ィルム形成樹脂としては、例えば、アクリル酸又はメタ
クリル酸エステルと硬化機能をもつ官能性モノマーを共
重合させた樹脂等が挙げられる。塩化ビニル系のフィル
ム形成樹脂としては、例えば、塩ビ溶液系、塩ビゾル
系、塩ビラミネート系のフィルム形成樹脂が使用でき
る。フッ素系のフィルム形成樹脂としては、例えば、二
フッ化ポリエチレンを用いるPVdFタイプと、フルオ
ロオレフィンとアルキルビニルエーテルとの交互共重合
体を用いるフルオロオレフィンアルキルビニルエーテル
共重合タイプのフィルム形成樹脂が挙げられる。
【0009】本発明に使用できるフィルム形成樹脂は、
本発明の特性が損われない範囲でウレタン系のフィルム
形成樹脂を用いてもよいが、ウレタン系の樹脂以外のフ
ィルム形成樹脂を用いるのが好ましい。本発明では、こ
れらの中でもアクリル系のフィルム形成樹脂(以下、ア
クリル樹脂という)を含むことが好ましい。本発明に用
いるアクリル樹脂としては特に限定されず、公知のアク
リル樹脂を使用できるが、炭素数1〜2のアルキル基を
有するメタクリレートと炭素数4〜10のアルキル基を
有するメタクリレートとの共重合体であることが好まし
く、特に炭素数1〜2のアルキル基を有するメタクリレ
ートと炭素数4〜10のアルキル基を有するメタクリレ
ートとの重量比が9:1〜3:7の共重合体からなるこ
とが好ましい。上記アクリル樹脂は、さらに、側鎖に、
アルコキシシリル基を有する基と、水酸基及び少なくと
も1つの芳香環を有する基とをもつ反応性アクリル樹脂
であると接着性が特に優れるため好ましい。
【0010】炭素数1〜2のアルキル基を有するメタク
リレートとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチルがあるが、特に、メタクリル酸メチルが好まし
い。一方、炭素数4〜10のアルキル基を有するメタク
リレートは、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタク
リル酸ベンジルが挙げられるが、特に、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸イソブチルが安価であるので好
ましい。
【0011】本発明ではメタクリレートを上記の2種と
することが好ましい。アルキル基の炭素数が長いモノマ
ーを併用することにより、アクリル樹脂の被着体に対す
る密着性が向上し、接着性に寄与するからである。ま
た、上記炭素数の長いモノマーのみでは、アクリル樹脂
の流動性が低下し、被着体に対する密着性が逆に悪くな
るため好ましくない。被着体、特にガラス又はシリコン
ハードコートされた被着体に対する密着性が良好であ
り、早いフィルム形成性能とするためには、炭素数1〜
2のアルキル基を有するメタクリレート対炭素数4〜1
0のメタクリレートの重量比は9:1〜3:7とし、特
に好ましくは、7:3〜4:6とする。
【0012】側鎖にアルコキシシリル基を有する基を導
入するには、例えば、ビニル基、メタクリロキシ基等の
重合性官能基を有するアルコキシシシラン化合物を共重
合させればよい。ビニル基を有するアルコキシシラン化
合物としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、トリス−(2−メトキシエトキシ)ビ
ニルシランが挙げられる。メタクリロキシ基を有するア
ルコキシシラン化合物としては、γ−(メタクリロキシ
プロピル)トリメトキシシランが挙げられる。
【0013】同様にして、側鎖に水酸基及び少なくとも
1つの芳香環を有する基を導入するには、例えば、水酸
基及び少なくとも1つの芳香環を有し、ビニル基又はメ
タクリロキシ基などの重合性官能基を有する化合物を共
重合させることにより得られる。水酸基及び少なくとも
1つの芳香環を有し、ビニル基又はメタクリロキシ基な
どの重合性官能基を有する化合物としては、アクリル酸
−2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピルが挙げ
られ、市販のものでは例えば、東亞合成(株)製のアロ
ニックスM5700(商品名)がある。
【0014】本発明のアクリル樹脂は、上記アルコキシ
シリル基を有する基が上記主鎖の重合度に対して0.1
〜10%含まれているのが好ましく、上記水酸基及び少
なくとも1つの芳香環を有する基が合計で上記主鎖の重
合度に対して0.1〜30%含まれているのが好まし
い。上記範囲とするには、例えば、上記2種のメタクリ
レートの合計量に対し、上記アルコキシシリル基と重合
性官能基を有する化合物を0.1〜10重量%、また、
上記水酸基及び少なくとも1つの芳香環を有する基と重
合性官能基を有する化合物を0.1〜30%反応させて
得られる。
【0015】本発明のアクリル樹脂の製造方法の一例と
しては、メチルエチルケトン又は酢酸エチルなどの溶媒
に、炭素数1〜2のアルキル基を有するメタクリレー
ト、炭素数4〜10のアルキル基を有するメタクリレー
ト、アルコキシシリル基と重合性官能基を有する化合
物、及び上記水酸基及び少なくとも1つの芳香環を有す
る基と重合性官能基を有する化合物、あるいはさらに本
発明の目的を損なわない範囲でその他のビニル単量体や
ラジカル重合性のビニル単量体も加え、過酸化物又はア
ゾ化合物等を重合開始剤として、50〜90℃、好まし
くは60〜80℃の温度範囲で、6〜48時間、好まし
くは12〜36時間反応させてラジカル重合させる方法
が挙げられる。さらに、重合をコントロールするため
に、マクロモレキュウルズ(Macromolecul
es)、Vol.31、p542及びp545、199
8年に記載の添加剤を加えて重合してもよい。フィルム
形成樹脂(A)に上記アクリル樹脂を含むことにより、
得られる塗膜が耐候性、低温接着性に優れ、また、ウレ
タン樹脂を使用する場合と比較して大気中の水分との反
応性が制御されるため湿度の高い環境下でも塗布後の接
着性が保持できる。
【0016】また、本発明のフィルム形成樹脂(A)
は、上記アクリル樹脂に加えてエポキシ樹脂を併用する
ことが好ましい。耐熱性、耐薬品性及び密着性が付与で
きるためである。本発明で用いるエポキシ樹脂は、公知
のエポキシ樹脂であればいずれを使用してもよいが、好
ましくは、エポキシ当量(EPW)1000〜2000
g/eqであるビスフェノールA型のエポキシ樹脂であ
るとよい。エポキシ当量が上記範囲内であると接着性が
特に優れるからである。具体的には、東都化成社製のY
D−907(EPW:1300〜1700)、YD−0
17(EPW:1750〜2100)、ダウケミカル社
製のDER667(EPW:1600〜2000)など
が挙げられる。
【0017】(B)1分子中にエポキシ基を2個以上有
するポリシロキサンとアミノシランとの反応生成物 本発明のプライマー組成物は、1分子中にエポキシ基を
2個以上有するポリシロキサンとアミノシランとの反応
生成物(以下、シラン化合物(B)ともいう)を含む。
本発明はこの成分(B)の縮合物を含むので、シリコン
ハードコート、白ガラス(一般的なフロートガラス)に
対するウレタン系接着剤の接着性を高めることができ
る。本発明の1分子中にエポキシ基を2個以上有するポ
リシロキサンは、シロキサン結合(Si−O−Si)を
骨格とし、側鎖にエポキシ基を含む官能基を有する化合
物である。上記エポキシ基を含む官能基としては、例え
ば、γ−グリシドキシプロピル基、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチル基が挙げられる。特に、γ
−グリシドキシプロピル基であると容易に入手できるの
で好ましい。本発明の1分子中にエポキシ基を2個以上
有するポリシロキサンとしては、好ましくは下記式で表
される化合物が挙げられる。
【0018】
【化1】
【0019】ただし、式(1)において、R1 及びR2
は炭素数1〜4のアルキル基を表し、それぞれ同一でも
異なってもよい。好ましくは、R1 及びR2 はメチル基
又はエチル基である。また、R3 及びR4 は炭素数1〜
6のアルキル基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表
し、それぞれ同一でも異なってもよい。好ましくは、R
3 及びR4 はメトキシ基又はエトキシ基である。シラン
化合物(B)に含まれる加水分解性アルコキシ基が多い
ほど得られる接着性が高くなるからである。また、式
(1)において、m、nは0以上の整数であり、m+n
≧2である。特にm+n=2であると、反応物の粘度が
低く、作業性がよいため好ましい。
【0020】上記式(1)で表される化合物は、例えば
以下のようにして合成できる。反応容器に、分子内にエ
ポキシ基を含み、その末端にトリアルコキシシリル基又
はジアルコキシシリル基を有する化合物、例えば、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリエトキシシラン又はこれらの混合物
等(以下、エポキシシランともいう)と水とをモル比に
して2:1の割合で混合し、常温で8〜20時間縮合反
応させて得られる。この場合、式(1)のm+nの値
は、エポキシシランと水との比を変えることにより制御
できる。
【0021】次に、本発明に用いられるアミノシランに
ついて説明する。上記化合物と反応させるアミノシラン
としては、1分子中にアミノ基を1つ又は2つ有するア
ミノシランが好ましく、特に好ましくはアミノ基を1つ
有するアミノシランである。本発明のシラン化合物
(B)の1分子中に含むことができるエポキシ基と加水
分解性アルコキシ基の数が多くなるためである。また、
上記アミノ基は1級又は2級のアミノ基が好ましい。本
発明のシラン化合物(B)は上記ポリシロキサンに含ま
れるエポキシ基とアミノシランの有するアミノ基とが反
応することにより得られる。本発明においてこれらの反
応比(アミノ基/エポキシ基)は、モル比にして0.1
〜1.0であり、好ましくは0.3〜1.0、特に好ま
しくは0.5〜1.0である。この範囲であると、得ら
れるシラン化合物(B)に含まれる加水分解性アルコキ
シシランのバランスがよく所望の接着性が得られる。一
方、1.0以上であると未反応の1級あるいは2級アミ
ンが残存するため、耐ウィンドウォッシャー液接着性が
低下する。0.1未満では付与できるアルコキシシラン
が少ないため、低温接着性が十分でない。
【0022】本発明に用いられるアミノシランとして
は、具体的には、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルエチルジエトキシシラン、ビストリメトキシシリルプ
ロピルアミン、ビストリエトキシシリルプロピルアミ
ン、ビスメトキシジメトキシシリルプロピルアミン、ビ
スエトキシジエトキシシリルプロピルアミン、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)
γ−アミノプロピルエチルジエトキシシラン等が挙げら
れる。これらの中でも、上記理由により、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、ビストリメトキシシリルプロピルアミン
が好ましい。これらは1種でも2種以上を組合せて用い
てもよい。
【0023】本発明のシラン化合物(B)の製造方法と
しては、例えば上述の方法で得られた式(1)で表され
る化合物と、上記アミノシランとを混合し、40〜50
℃で16〜48時間反応させて得られる。このとき、メ
チルエチルケトン、酢酸エチル等の揮発性溶媒の存在下
で反応させることもでき、揮発性溶媒の添加量は0〜5
0重量%の範囲内であることが好ましい。
【0024】このようにして得られるシラン化合物
(B)は、分子内に含まれるアルコキシシランとのバラ
ンスがよく強力な接着性を付与できる。また、シラン化
合物(B)が上記の構造、すなわちシロキサン結合を主
鎖とし、側鎖に平行に伸びる反応性官能基をもつ構造を
有することにより、組成物が硬化した後に得られる網目
構造が適度な架橋密度を有しているため、非孔質な基体
に対して強力な接着性が得られる。
【0025】(C)揮発性溶媒 本発明のプライマー組成物は、プライマー組成物の総重
量に対し5重量%以上の有機溶剤を含む。上記フィルム
形成樹脂(A)に本発明のアクリル樹脂を含む場合は該
アクリル樹脂を合成する際に、又は(B)成分を合成す
る際に揮発性溶剤を使用する。このような場合には、含
まれている揮発性溶剤を除去する必要はなく、各成分は
揮発性溶剤を含んだ状態で配合でき、その状態でさらに
揮発性溶剤を添加することにより上記の配合割合とすれ
ばよい。本発明に使用する揮発性溶剤としては、上記
(A)又は(B)成分に対して不活性であり、適度な揮
発性を有するものが好ましく、既に各成分に含まれてい
る揮発性溶剤との相溶性がよいものを選択する。例え
ば、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、セ
ロソルブアセテート、ミネラルスピリット、トルエン、
キシレン、ジメチルアセトアミド、アセトン、n−ヘキ
サン、メチレンクロリド、テトラヒドロフラン、エチル
エーテル、ジオキサン等が挙げられ、特に、メチルエチ
ルケトン、酢酸エチルが好ましい。これらの揮発性溶剤
は1種でも2種以上を併用してもよい。なお、これらの
揮発性溶剤を使用する際には、十分に乾燥又は脱水して
から配合するのが好ましい。
【0026】また、本発明のプライマー組成物は、カー
ボンブラックを含むことができる。カーボンブラックは
紫外線や可視光線を遮蔽もしくは吸収するため、カーボ
ンブラックを配合することにより耐候性が付与できる。
本発明に用いるカーボンブラックとしては、特に限定は
なく、米国材料試験協会規格における、N110、N2
20、N330、N550、N770等あるいはこれら
の混合物が使用可能である。上記カーボンブラックの配
合量は前記フィルム形成樹脂(A)に対して50〜30
0重量%が好ましく、100〜200重量%が特に好ま
しい。この範囲であると、フィルム形成樹脂(A)との
相溶性もよく、組成物におけるカーボンブラックの分散
性が確保できる。
【0027】また、本発明のプライマー組成物は、上記
(A)又は(B)成分中に含まれるエポキシ基の開環反
応を促進するため潜在性硬化剤を含むことができる。本
発明に用いられる潜在性硬化剤は、ビスオキサゾリジン
化合物等が挙げられる。
【0028】さらに、本発明のプライマー組成物は、上
記成分に加え貯蔵安定性をさらに向上させるために安定
剤を併用してもよい。安定剤としては、特に限定はなく
公知の安定剤を使用でき、なかでも、マロン酸ジエチル
のような活性メチレン化合物やメチルアルコール、エチ
ルアルコールのようなモノアルコールが好ましい。ま
た、貯蔵安定性を一層向上させる目的で吸水剤を使用し
てもよい。吸水剤としては、合成あるいは天然のゼオラ
イト等が挙げられるが、本発明の目的を損なわない範囲
において、公知の吸水剤を任意に用いることができる。
吸水剤としては、吸水能力の観点から、合成あるいは天
然のゼオライト等、ゼオライト系の吸水剤が好ましく、
なかでも、細孔径3〜10Å程度のものが好ましく用い
られる。また、市販されているゼオライトの好ましい具
体例としては、バイエル社製のバイリットLパウダー、
ユニオン・カーバイド社製のモレキュラーシーブ、東ソ
ー社製のゼオラム等を挙げることができる。なお、吸水
剤は、本発明プライマーに溶解するものでもしないもの
でも良く、溶解しないものの場合は、プライマー組成物
に共存させればよい。
【0029】本発明のプライマー組成物には耐候性、作
業性をさらに向上させるため、前記成分に加えて他の成
分を配合してもよい。例えば、ランプブラック、チタン
ホワイト、ベンガラ、チタンイエロー、亜鉛華、鉛丹、
コバルトブルー、鉄黒、アルミ粉等のような無機顔料;
ネオザボンブラック RE、ネオブラック RE、オラ
ゾールブラック CN、オラゾールブラック Ba(い
ずれもチバ・ガイギー社製)、スピロンブルー2BH
(保土ヶ谷化学社製)などの有機染顔料;サイアソルブ
(Cyasorb UV24Light Absorber、アメリカン・サイアナ
ミド社製)、ウビヌル(Uvinul D-49 、D-50、N-35、N-
539 、ジェネラル・アニリン社製)などの紫外線吸収剤
等を配合すると、紫外線や可視光線を遮蔽、若しくは吸
収し、耐光性の向上に有効である。さらに、ガラス粉
末、クレー、粉末シリカゲル、極微粉状ケイ酸、モレキ
ュラーシーブス(これは吸水能をも有する)などの充填
剤、増粘剤、ブチルベンジルフタレート、ジオクチルフ
タレート、ジブチルフタレート、塩化パラフィンなどの
プライマー皮膜に柔軟性を与え、接着強度を向上させる
可塑剤を配合してもよい。
【0030】上記の成分の配合量は、プライマー組成物
の総重量に対し、(A)フィルム形成樹脂を2〜30重
量%、(B)1分子中にエポキシ基を2個以上有するポ
リシロキサンとアミノシランとの反応生成物を2〜80
重量%、(C)揮発性溶媒を5重量%以上の割合で配合
する。好ましくは、(A)フィルム形成樹脂を2〜20
重量%、(B)1分子中にエポキシ基を2個以上有する
ポリシロキサンとアミノシランとの反応生成物を5〜3
0重量%、(C)揮発性溶媒を50〜80重量%の割合
で配合する。フィルム形成樹脂(A)が2重量%未満で
あると、硬化性が悪く塗膜が形成されず、30重量%を
超えると粘性が高すぎて均一な塗膜が得るのが難しく好
ましくない。また、シラン化合物(B)が2重量%未満
であると所望の接着性が得られず、80重量%を超える
と貯蔵安定性が悪化する。
【0031】本発明のプライマー組成物の製造方法とし
ては特に限定はなく、例えば、反応容器中で、上記フィ
ルム形成樹脂(A)、シラン化合物(B)、及びカーボ
ンブラック、その他の添加剤を適宜揮発性溶剤(C)に
溶解させ、ボールミル等の混合装置を用いて十分に混練
し、均一に分散させて調製できる。
【0032】以上のようにして得られる組成物は、ガラ
ス又はシリコンハードコートされた樹脂ガラス等の非孔
質な基体に対し、塗布後の接着保持性に優れ、かつ、様
々な環境条件下で優れた接着性及び硬化性を有するた
め、四季を通じて使用できる。このような特性をもつ組
成物は、特に自動車のガラス固定用ウレタン系シーラン
トの使用に際して、上記の非孔質な基体の表面に塗布し
て接着性を高めるプライマー組成物に好適である。
【0033】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 <シラン化合物(B)の合成> 合成例1:1分子中にエポキシ基を2個以上有するポリ
シロキサンの合成 反応容器にγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(A187、日本ユニカー社製)と水を2:1(モル
比)の割合で混合し、常温で撹拌しながら12時間縮合
反応を行い、下記式(2)で示される1分子中に平均2
個のエポキシ基を有する化合物(ポリシロキサン
(2))を合成した。
【0034】
【化2】
【0035】続いて、表1に記載の組成でシラン化合物
S01〜S05を合成した。 合成例2:シラン化合物S01の合成 上述のようにして得られたポリシロキサン(2)と、分
子内に1級アミノ基を1つ有するアミノシラン1(γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン)とをエポキシ基/
アミノ基=2/1(モル比)の割合で混合し、40℃で
16時間反応させて、シラン化合物S01を得た。得ら
れたシラン化合物S01はメチルエチルケトン(ME
K)を加えて濃度33.0重量%とした後、以下のプラ
イマー組成物に用いた。
【0036】合成例3:シラン化合物S02の合成 アミノシラン1に代えて、分子内に2級アミノ基を1つ
有するアミノシラン2(N,N−ビストリメトキシシリ
ルプロピルアミン)を用いたこと以外はシラン化合物S
01と同様にして合成した。シラン化合物S02の濃度
は33.0重量%とした。
【0037】合成例4:シラン化合物S03の合成 ポリシロキサン(2)と、分子内に1級アミノ基を1つ
有するアミノシラン2とをエポキシ基/アミノ基=2/
2(モル比)の割合で混合し、40℃で30時間反応さ
せてシラン化合物S03を得た。得られたシラン化合物
S03はMEKを加えて濃度33.0重量%とした。
【0038】合成例5:シラン化合物S04の合成 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランとアミノ
シラン1とをエポキシ基/アミノ基=1/1(モル比)
で混合し、40℃で24時間反応させてシラン化合物S
04を得た。得られたシラン化合物S04はMEKを加
えて濃度33.0重量%とした。
【0039】合成例6:シラン化合物S05の合成 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランとアミノ
シラン3(3−(2−アミノエチル)アミノプロピルト
リメトキシシラン)とを1.15:1(モル比)の割合
で撹拌しながら反応容器中54.4℃で16時間加熱し
た。続いて、上記の比が最終的に2:1の割合となるよ
うにγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを加
え、乾燥させたMEKで濃度50重量%に希釈後、5
4.4℃でさらに24時間反応させた。得られたシラン
化合物S05はMEKを追加して、濃度33.0重量%
とした。
【0040】合成例7:シラン化合物S06の合成 上記ポリシロキサン(2)と、アミノシラン1とをエポ
キシ基/アミノ基=2/3(モル比)の割合で混合し、
40℃で40時間反応させてシラン化合物S06を得
た。得られたシラン化合物S06はMEKを加えて濃度
33.0重量%とした。
【0041】
【表1】
【0042】2.プライマー組成物の調製 (実施例1〜4)表2に記載の組成で各成分を配合し、
ボールミルで12時間混練してプライマー組成物を調製
した。
【0043】(比較例1)シラン化合物S01〜S03
に代えてS04を用いたこと以外は実施例と同様にして
調製した。 (比較例2)シラン化合物S01〜S03に代えてS0
5を用いたこと以外は実施例と同様にして調製した。
【0044】(比較例3)シラン化合物S01〜S03
に代えてS06を用いたこと以外は、実施例と同様にし
て調製した。
【0045】3.接着試験 実施例、比較例で得られた組成物を、塗布面積12cm
×2.5cmとしてシリコンハードコートされた有機ガ
ラス(表中、SiH/Cと記す)又は表面処理を施して
いない白ガラス(フロートガラス)に塗布し、その上に
ウレタンシーラント(横浜ゴム社製WS−95)を圧着
させて試験片とした。
【0046】試験例1:常温接着性 作製した試験片を、20℃、湿度(RH)65%にて3
日間又は7日間保存した後ナイフカット試験を行い、接
着界面の状態を観察した。接着性は、組成物が凝集破壊
した面積の塗布面積に対する割合(%)で評価した。C
F100は、塗布面積全てで組成物が凝集破壊し、組成
物と被着体表面の界面での剥離がなかったことを示す。
【0047】試験例2:耐ウィンドウォッシャー液接着
性(耐水性) 作製した試験片を、20℃、湿度(RH)65%にて3
日間保存し、続いて、ウィンドウォッシャー液に水を加
えて50重量%希釈液(表中、W/Wと記す)とし、こ
れに20℃で、168時間浸漬した後に試験例1と同様
に接着性を評価した。
【0048】試験例3:低温接着性 作製した試験片を、5℃、湿度(RH)50%にて3日
間保存した後に試験例1と同様に接着性を評価した。試
験例1〜3の評価結果を表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】表2に示すように、比較例1では接着性が
著しく悪い。また、比較例2では常温接着性は良好だ
が、耐ウィンドウォッシャー液接着性、低温接着性が低
下する。さらに、比較例3では耐ウィンドウォッシャー
液接着性が十分でないことがわかる。それと比較して、
本発明の実施例1〜4の組成物は、温度条件を変えても
優れた接着性を示しており、自動車用窓ガラス等に要求
される耐ウィンドウォッシャー液接着性にも優れている
ことがわかる。
【0051】
【発明の効果】このような特性を有する本発明のプライ
マー組成物は、ガラス又はシリコンハードコートされた
樹脂ガラス等の非孔質な基体と金属とをウレタン系シー
ラントを用いて接着するに際し、上記基体の表面に塗布
して、接着性を高めるプライマー組成物として好適であ
り、特に自動車の車体と窓ガラスとの接着用のプライマ
ー組成物として有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)2〜30重量%のフィルム形成樹
    脂、(B)2〜80重量%の1分子中にエポキシ基を2
    個以上有するポリシロキサンとアミノシランとの反応生
    成物、及び(C)5重量%以上の揮発性溶媒からなるプ
    ライマー組成物。
  2. 【請求項2】前記フィルム形成樹脂(A)がアクリル樹
    脂及びエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1に
    記載のプライマー組成物。
  3. 【請求項3】前記反応生成物(B)において、前記アミ
    ノシランの有するアミノ基を前記ポリシロキサンの有す
    るエポキシ基に対し、モル比にして0.1〜1.0の割
    合で反応させることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のプライマー組成物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004517168A (ja) * 2000-12-23 2004-06-10 ジーカ シュバイツ アクチェンゲゼルシャフト コンクリート用下塗り剤
JP2004231954A (ja) * 2003-01-09 2004-08-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The プライマー組成物
US7591505B2 (en) 2003-05-12 2009-09-22 Teijin Chemicals, Ltd. Sheet-form window member and window structure
JP2010517805A (ja) * 2006-10-23 2010-05-27 ピーピージー インダストリーズ オハイオ インコーポレーテツド プライマー組成物およびプライマーを組み込んでいる物品
CN101747671B (zh) * 2008-12-18 2013-01-30 大东树脂化学股份有限公司 一种用于已固化含硅表面的上胶前处理剂组合物及其用途

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