JP2001047438A - タイヤ加硫機の中心機構 - Google Patents

タイヤ加硫機の中心機構

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JP2001047438A
JP2001047438A JP11228334A JP22833499A JP2001047438A JP 2001047438 A JP2001047438 A JP 2001047438A JP 11228334 A JP11228334 A JP 11228334A JP 22833499 A JP22833499 A JP 22833499A JP 2001047438 A JP2001047438 A JP 2001047438A
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clamp portion
ring
tire
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0645Devices for inserting vulcanising cores, i.e. bladders, into the tyres; Closing the press in combination herewith

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明におけるタイヤ加硫機の中心機構は、
下金型のサイズに関係なく、下部クランプ部を下金型の
高さ位置に変更できるようにする。 【解決手段】 本発明のタイヤ加硫機の中心機構は、下
モールド3のサイズ及びタイヤサイズの変更があった場
合、円筒部材31の雄ネジ35に螺合するナット部材3
5を回転駆動することで、下モールド3の高さに合った
位置で、下部クランプ部10を移動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラダを膨張させ
てグリーンタイヤ内周面に密接させるタイヤ加硫機の中
心機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にグリーンタイヤは、タイヤ加硫
機の上モールド(上金型)と下モールド(下金型)との
型締により形成される空間によって成形される前に、ブ
ラダを膨張させることにより、グリーンタイヤ内周面に
密接させるシェーピング等が中心機構によって施され
る。
【0003】従来の中心機構は、図3に示すように、ベ
ースフレーム51上の下モールド52(下金型)の中心
に配置されており、ブラダ53を収納自在なウェル54
を下モールド52に対して上下動させるものである。ウ
ェル54の下モールド52側端には、グリーンタイヤ5
5の下ビード56を支持する下ビードリング57が取付
けられ、ベースフレーム51下側に設けられた上下動シ
リンダ58にて上下動される。ウェル54にはブラダ5
3が収納自在に配置されており、ブラダ53の上下端部
は上部クランプ部59と下部クランプ部60とでクラン
プされている。上部クランプ部59の中心には、ブラダ
53内を通り、更に下部クランプ部60、ウェル54を
貫通するセンターポスト61が支持されている。センタ
ーポスト61は昇降シリンダ62によって上下動され
て、ブラダ53を伸縮させる。又下部クランプ部60
は、センターポスト61外周に嵌め込まれた筒状部材6
3によって昇降シリンダ62上に支持されており、ウェ
ル54下側に設けられた昇降シリンダ64にて上下動さ
れる。
【0004】この構成の中心機構は、ウェル54を上昇
することで、加硫済タイヤ65を下モールド52から引
き剥がすものであるが、偏平率の大きなタイヤを加硫す
る時には、下ビードリング57に対する下ビード56の
掛かり代が少なくなり、下モールド52から引き剥がす
際にビードがリングから外れてしまう恐れがある。この
ことは、搬出ローダ(アンローダ)によって加硫したタ
イヤ内周を把持することを困難なものとし、取り出し不
良を発生させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように偏平タイ
ヤにも対応すべく、グリーンタイヤの下ビードを支持す
る下ビードリングを下モールド上に固定した中心機構が
知られている。この種の中心機構は、加硫したタイヤを
搬出ローダにて把持して下モールドから引き剥がすもの
で、偏平タイヤにも十分に対応できる。
【0006】しかしながら、中心機構のうち下ビードリ
ングを下モールドに固定するタイプのものでは、下モー
ルドを異なるサイズに交換すると、下ビードリングと下
部クランプ部とが下モールドの高さだけズレることにな
り、該下部クランプ部を下ビードリングに並ぶようにセ
ットする必要がある。このように、高さズレが発生する
と、ブラダを膨張させてグリータイヤ内周面に密接でき
なくなり、グリーンタイヤにシェーピングが施せなくな
る。このため、昇降シリンダにて下部ビードリングを上
下動して調整するが、昇降シリンダによっては精度良く
下部クランプリング部の位置を調整できない。
【0007】本発明は、下金型のサイズに関係なく、下
部クランプ部を下金型の高さ位置(下ビードリングに並
ぶ位置)に変更できる中心機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のタイヤ加硫機の
中心機構は、開閉自在な上下金型に装入されるグリーン
タイヤ内面に挿入自在なブラダの上部クランプ部及び下
部クランプ部とが、それぞれ別個に上下動自在とされ、
ブラダ収納用のウェルが備えられ、グリーンタイヤの下
ビードを支持する下ビードリングが前記下金型に固定さ
れたものであって、上部クランプ部を支持するセンター
ポストと、下部クランプ部を支持すると共にセンターポ
ストの周囲に延在する中空部材と、中空部材の下方に設
けられた支持部材と、センターポストの下端に接続され
支持部材に取り付けられた第1上下手段と、支持部材の
下方であって第1上下手段の周囲に位置し雄ねじ部が設
けられた筒部材と、雄ねじ部に螺合し駆動回転される雌
ねじ部を回転可能に保持する昇降部材と、昇降部材に接
続され下金型を支持するフレームに対して取り付けられ
た第2上下動手段とを備えてなるものである。これによ
り、下金型のサイズの変更があった場合、雄ねじ部に螺
合する雌ねじ部を回転駆動することで、下金型の高さに
合った位置まで、下部クランプ部を移動させれる。
【0009】又昇降部材とフレームとの間には、下部ク
ランプ部の下方の移動を止める係脱自在なストッパー部
材が設けられたものである。これにより、グリーンタイ
ヤのシェーピング等においてブラダに作用される流体圧
により下部クランプが押し下げられるのを防止できる。
【0010】更に、第1上下動手段は、変更可能な所定
位置まで上下動できる流体圧シリンダとしたものであ
る。これにより、第1上下手段の上下動を制御すること
で、下金型のサイズの変更に応じて上部クランプ部の所
定位置を自動的に変更できる。
【0011】そして、第2上下手段は、下部クランプ部
をビードリングと並べる第1位置と、ビードリングより
上に位置させる第2位置と、ブラダをウェルの中に収納
するために下降する第3位置とを有し、下部クランプ部
はブラダの下端部を内側の下リングを外側の下クランプ
リングの間で押さえてクランプする構造であり、下クラ
ンプリングを上下動させる第3上下動手段を設けたもの
とした。第2上下手段によって下部クランプ部を第1位
置から第2位置に移動させた後、第3上下手段によって
下クランプリングを下降させることで、ブラダ下端部の
クランプを開放できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態におけるタイヤ
加硫機の中心機構について、図面を参照しつつ説明す
る。
【0013】図1及び図2に示すタイヤ加硫機の中心機
構1は、下モールド3(下金型)の中心下方に配置され
ており、タイヤ4(グリーンタイヤ等)の下ビード5を
支持する下ビードリング6と、グリーンタイヤ4にシェ
ーピング等を施す可撓性(ゴム製)で袋状のブラダ7と
を備えている。
【0014】下ビードリング6は下モールド3上に固定
されており、搬送ローダ8によって上モールド(図示省
略)と下モールド3の間に装入されるグリーンタイヤ4
の下ビード5を支持する。尚、下モールド3は断熱板、
加熱板を介在してタイヤ加硫機のベースフレーム2上に
交換自在に設けられ、上記上モールド(上金型)は下モ
ールド3に対して開閉自在にされている。
【0015】グリーンタイヤ4にシェーピング、加硫を
施すブラダ7は、下モールド3(ベースフレーム2)の
中心穴3Aに連設されたウェル11内に収納されてお
り、上下端部をウェル11内にある各クランプ部9、1
0のそれぞれで挟持(クランプ)される。上部クランプ
部9は、ブラダ7の上端部を外側の上リング12と内側
の上クランプリング13の間で押さえ、各リング12、
13をボルト締めすることでクランプする構造であり、
下モールド3の中心線a上で延びるセンターポスト15
にて支持されている。このセンターポスト15は、上部
クランプ部9にボルトにて連結されており、下部クラン
プ部10を摺動自在に貫通して、ウェル11下方の支持
部材17(サポートプレート)まで延びている。センタ
ーポスト15の下端は支持部材17に設けられた第1上
下動手段18に接続されている。この第1上下動手段1
8としては、例えば流体圧シリンダ(油圧シリンダ)で
あって、該シリンダのロッド19(ピストン)の伸縮量
を検出・変更制御できるセンサなどを備えるものが用い
られ、シリンダ本体20を支持部材17下側に取付け、
ロッド19を支持部材17に貫通させてセンターポスト
15下端に接続する。これで、上部クランプ部9は、第
1上下動手段18によるロッド19の伸縮を制御するこ
とで、下部クランプ部10に対して所定位置まで上下動
されてブラダ7を伸展状態、又は段階的に縮ませた状態
(シェーピング、又は加硫する状態/縮小状態)にす
る。
【0016】下部クランプ部10は、ブラダ7の下端部
を内側の下リング21と外側の下クランプリング22の
間で押さえてクランプする構造であり、下リング21を
下クランプリング22内に嵌め込んで支持している。下
リング21は中心線aと同心としてセンターポスト15
の外周に位置する中空部材23にて支持されている。中
空部材23は下クランプリング22を貫通してウェル1
1下方に延びて、支持部材17上に取付けられている。
この中空部材23にはウェル11内周に摺動される鍔状
ガイド24が一体形成されている。又下クランプリング
22は中空部材23の外周に位置する複数の支持軸25
にて支持されており、該各支持軸25は鍔状ガイド24
を貫通して支持部材17近傍まで延びている。これら各
支持軸25には支持部材17上に設けられた各第3上下
動手段26が接続されている。この第3上下動手段26
としては、例えば流体圧シリンダ(油圧シリンダ)が用
いられ、シリンダ本体27を支持部材17上に取付け、
ロッド28を支持軸25下端に接続する。これで、下部
クランプ部10は、各第3上下動手段26のロッド28
を伸縮させることで、下クランプリング22を下リング
21に対して上下動させてブラダ7の取外し又は取付け
(ブラダ7の交換)を可能とする〔図2の右半分参
照〕。
【0017】又中心機構1は、ブラダ7、各クランプ部
9、10を一体に上下動させる第4上下動手段30を備
えている。
【0018】この第4上下動手段30は、中心線aと同
心としてシリンダ本体20の外周に位置する円筒部材3
1と、支持部材17の下方に位置する昇降部材32(リ
フトビーム)の他に、駆動モータ33(ステッピングモ
ータ等)等からなる。円筒部材31は支持部材17下側
に取付けられており、該支持部材17下方に延びて昇降
部材32を貫通している。この円筒部材31には下端か
ら支持部材17側に向かって雄ネジ34が形成され、該
雄ネジ34に雌ネジ付きナット部材35が螺合されてい
る。昇降部材32にはナット部材35を回転自在に保持
する円筒支持部材36と、支持部材17を貫通する複数
のガイド軸37が設けられている。この円筒支持部材3
6には、図2に示す如く中心線aの方向に開口する所定
長Lのストッパー長孔36Aが形成されている。又駆動
モータ33は、昇降部材32下側に取付けられており、
一対のスプロケット38、チェーン39にてナット部材
35下端側に接続されている。尚、駆動モータ33はシ
ステム全体を制御する制御装置(図示省略)に接続さ
れ、その駆動が制御される。これで、駆動モータ33の
駆動によってナット部材35を回転させることで、ブラ
ダ7、各クランプ部9、10および支持部材17などが
一体となって上下動する。そして、駆動モータ33の駆
動を制御することで、ブラダ7、各クランプ部9、10
の上下移動量を制御する。
【0019】更に中心機構1は、ブラダ7、各クランプ
部9、10および第4上下動手段30などを一体に上下
動させる複数の第2上下動手段40と、該第2上下動手
段40による上下動を規制するストッパー手段45とを
備えている。
【0020】この第2上下動手段40は、例えば流体圧
シリンダであって、該シリンダのロッド41(ピスト
ン)の伸縮量を検出・制御できるセンサなどを備えるも
のが用いられ、シリンダ本体43をウェル11外側のベ
ースフレーム2に取付け、ロッド41を昇降部材32に
接続する。これで、第2上下手段40のロッド41を伸
縮させることで、ブラダ7、各クランプ部9、10およ
び第4上下動手段30などが一体となって上下動され
る。
【0021】又ストッパー手段45は、図2に示す如く
円筒支持部材36外側のベースフレーム2に設けられた
流体圧シリンダであって、円筒支持部材36のストッパ
ー長孔36A内に対して進退されるストッパー部材46
を備えている。これで、ストッパー手段45は、第2上
下動手段40にて上下動される円筒支持部材36のスト
ッパー長孔36Aの上下端にストッパー部材46を当接
させることで、該第2上下動手段40による上下動を規
制する。そして、第2上下動手段40は、ストッパー手
段45にて下部クランプ部10を下ビードリング6と並
べる第1位置T1〔図2の左半分参照〕と、下部クラン
プ部10を下ビードリング6(第1位置T1)よりスト
ッパ長孔36Aの長さLだけ上に位置させる第2位置T
2〔図2の右半分参照〕と、ブラダ7をウェル11の中
に収納するために下降する第3位置T3〔図1参照〕と
を有する構造にされている。
【0022】次に、タイヤ加硫機の中心機構1による下
モードル交換と、ブラダ交換の作動を説明する。
【0023】下モールド3の交換は、タイヤ加硫機にて
加硫するタイヤサイズの変更に伴って行われる。交換前
後の下モールド3は、その高さを異ならしめることか
ら、下部クランプ部10を下ビードリング6に並べる第
1位置T1にする必要がある〔図2の左半分参照〕。
【0024】これは、駆動モータ33(第4上下動手段
30)を駆動させ、ナット部材35(雌ネジ)を回転さ
せることで、該ナット部35に螺合する円筒部材31を
上下動させる。このとき、上記制御装置によって駆動モ
ータ30の駆動を制御するこで、下部クランプ部10を
交換前後の下モールド3の高さ差Hだけ上下動させて、
該下部クランプ部10を下モールド3の下ビードリング
6に並ぶ第1位置T1にセットする。続いて、ストッパ
ー手段45のストッパー部材46を円筒支持部材36の
ストッパー長孔36A上端に当接させることで、ブラダ
7や各クランプ部9、10等の下方への移動を規制する
〔図2の左半分参照〕。
【0025】下モールド3の交換後に、グリーンタイヤ
4にシェーピング、加硫を施すには、第1上下動手段1
8のロッド19を伸ばすことで、ブラダ7を伸展状態に
する。このとき、第1上下動手段18のロッド19の伸
ばし量を変更制御するだけで、交換される各種の下モー
ルド3及びタイヤサイズに応じて上部クランプ部9を自
動的に所定位置としてブラダ7を伸展状態にできる。続
いて、搬送ローダ8によってグリーンタイヤ4を上モー
ルドと下モールド3との間に装入し、該タイヤ4の下ビ
ード5を下ビードリング6上に支持する〔図1参照〕。
この状態で、第1上下動手段18のロッド19を段階的
に縮めつつ、ブラダ7内に流体圧(窒素ガス等)を導入
することで、グリーンタイヤ4内周面にブラダ7を密接
させるシェーピングを行い、続いて、両モールドを閉じ
型締めした後に、加硫成形を施す。
【0026】このとき、ブラダ7内に導入される流体圧
によって、下部クランプ部10が押し下げられることに
なるが、ストッパー部材46にてこの力が受け止められ
るため、下クランプ部10と下ビードリング6の位置関
係は変わらない。
【0027】そして、グリーンタイヤ4に対する加硫成
形が終了すると、上モールドを下モールド3に対して開
状態とし、再び上部クランプ部9を上昇させてブラダ7
を伸展状態させて、搬出ローダによって加硫したタイヤ
を下モールド3から引き剥がしてタイヤ加硫機外の次工
程に搬出する。
【0028】又、ブラダ7の交換は、第2上下動手段4
0のロッド41を縮ますことで、下部クランプ部10を
下ビードリング6より上に上昇させて、第2位置T2に
セットする。このとき、ブラダ7、各クランプ部9、1
0の上昇に伴って、ストッパー手段45のストッパー部
材46がストッパ長孔36A下端に当接して、第2上下
動手段40による上昇を所定量(ストッパー長孔36A
の長さL)とする。
【0029】続いて、第1上下動手段18のロッドを伸
ばすことで、ブラダ7を伸展状態とし、第3上下動手段
3のロッド28を縮めて、下クランプリング22を下リ
ング21に対して下降させることで、ブラダ7下端部の
クランプを開放する〔図2の右半分参照〕。そして、古
いブラダ7を外し、新しいブラダ7の下端部を下リング
21に嵌め込む。このときブラダ7は伸展状態であり安
定している。
【0030】次に、第3上下動手段26のロッドを伸ば
すと、下クランプリング22が上昇され、ブラダ7の下
端部は下リング21と下クランプリング22との間で押
されてクランプされる。このブラダ7交換時には、下リ
ング21の位置が変わらないため、ブラダ7を安定した
伸展状態で下リング21にしっかりと嵌め込んでセット
できる。そのため、ブラダ7の交換に失敗する可能性が
少なくなり、ブラダ7の交換の操作性にも優れたものと
なる。そして、第2上下動手段40のロッド41を伸ば
すことで、下部クランプ部10を第2位置T2から第1
位置T1に復帰させ、グリーンタイヤ4に対するシェー
ピングを実施し、加硫に移行する。尚、第2上下動手段
40のロッド40の伸縮量をセンサなどで検出、制御す
ることで、該第2上下動手段40が第1位置T1、第2
位置T2を有するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明のタイヤ加硫機の中心機構では、
グリーンタイヤの下ビードリングを支持するビードリン
グが下金型に固定されたタイプにおいて、下金型のサイ
ズの変更があった場合、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を
回転駆動すると、下金型の高さに合った位置まで、下部
クランプ部を移動させることができ、下金型高さの変更
に自動的に対応できる点で有利なものとなる。又、セン
ターポスト周りに中空部材などを配置していることか
ら、中心機構の全体がコンパクトに収納できる構造とな
る。
【0032】又、下部クランプ部の下方の移動をストッ
パー部材にて止める構造とすると、グリーンタイヤのシ
ェーピング及び加硫中においてブラダに作用する流体圧
により、下部クランプ部が押し下げられる力をストッパ
ー部材が受け止めるため、下部クランプ部と下ビードリ
ングの位置関係は変わらない。
【0033】更に、第1上下動手段を変更可能な所定位
置まで上下動できる流体圧シリンダとしたので、下金型
サイズ及びタイヤサイズの変更に伴う上部クランプ部の
所定位置を自動的に変更でき、操作性に優れたものにで
きる。
【0034】又、第2上下動手段を第1位置と、第2位
置と、第3位置とを有する構造とし、第3上下動手段に
て下クランプリングを下リングに対して上下動するの
で、下部クランプ部のブラダ下部の交換の操作性に優れ
たものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ加硫機の中心機構の構成を示す断面図で
ある。
【図2】タイヤ加硫機の中心機構における下モールド交
換、及びブラダ交換の作動を説明する断面図である。
【図3】従来におけるタイヤ加硫機の中心機構の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 中心機構 2 ベースフレーム 3 下モールド(下金型) 4 グリーンタイヤ 5 下ビード 6 下ビードリング 7 ブラダ 9 上部クランプ部 10 下部クランプ部 11 ウェル 15 センターポスト 17 支持部材 18 第1上下動手段 21 下リング 22 下クランプリング 23 中空部材 26 第3上下動手段 31 円筒部材 32 昇降部材 34 雄ネジ 35 ナット部材(雌ネジ) 40 第2上下動手段 45 ストッパー手段 46 ストッパー部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在な上下金型に装入されるグリー
    ンタイヤ内面に挿入自在なブラダの上部クランプ部及び
    下部クランプ部とが、それぞれ別個に上下動自在とさ
    れ、ブラダ収納用のウェルが備えられ、前記グリーンタ
    イヤの下ビードを支持する下ビードリングが前記下金型
    に固定されたタイヤ加硫機の中心機構であって、 前記上部クランプ部を支持するセンターポストと、 前記下部クランプ部を支持すると共に、前記センターポ
    ストの周囲に延在する中空部材と、 前記中空部材の下方に設けられた支持部材と、 前記センターポストの下端に接続され、前記支持部材に
    取り付けられた第1上下手段と、 前記支持部材の下方であって前記第1上下手段の周囲に
    位置し、雄ねじ部が設けられた筒部材と、 前記雄ねじ部に螺合し駆動回転される雌ねじ部を回転可
    能に保持する昇降部材と、 前記昇降部材に接続され、前記下金型を支持するフレー
    ムに対して取り付けられた第2上下動手段と、 を備えてなるタイヤ加硫機の中心機構。
  2. 【請求項2】 前記昇降部材と前記フレームとの間に
    は、前記下部クランプ部の下方の移動を止める係脱自在
    なストッパー部材が設けられた請求項1に記載のタイヤ
    加硫機の中心機構。
  3. 【請求項3】 前記第1上下動手段は、任意の居で停止
    可能な液体圧シリンダである請求項1に記載のタイヤ加
    硫機の中心機構。
  4. 【請求項4】 前記第2上下手段は、前記下部クランプ
    部を前記ビードリングと並べる第1位置と、前記ビード
    リングより上に位置させる第2位置と、前記ブラダを前
    記ウェルの中に収納するために下降する第3位置とを有
    し、 前記下部クランプ部は、前記ブラダの下端部を内側の下
    リングと外側の下クランプリングの間で押さえてクラン
    プする構造であり、前記下クランプリングを上下動させ
    る第3上下動手段が設けられた請求項2に記載のタイヤ
    加硫機の中心機構。
JP22833499A 1999-08-12 1999-08-12 タイヤ加硫機の中心機構 Expired - Lifetime JP3569170B2 (ja)

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US09/629,877 US6343917B1 (en) 1999-08-12 2000-08-01 Center mechanism of tire press
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