JP2001033475A - パチンコ遊技装置 - Google Patents

パチンコ遊技装置

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JP2001033475A
JP2001033475A JP2000174722A JP2000174722A JP2001033475A JP 2001033475 A JP2001033475 A JP 2001033475A JP 2000174722 A JP2000174722 A JP 2000174722A JP 2000174722 A JP2000174722 A JP 2000174722A JP 2001033475 A JP2001033475 A JP 2001033475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉などの被検出体の移動方向などの
移動状況を、正確かつ簡易に検出する。 【解決手段】 回路基板13にコイルL1を形成し、こ
のコイルのインダクタンス成分を用いて発振する発振回
路COとスイッチング回路SWとからなる検出部を、2
個隣接して設け、2個の検出部10A,10Bの出力状
態から、被検出体の移動状況を判別する。パチンコ玉P
が貫通孔を通過すると、その移動方向によって、検出部
10A,検出部10Bの出力の変化の順序が異なる。こ
れにより移動方向を検出し、パチンコ遊技盤3に供給さ
れるパチンコ玉の総数を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性体あるいは金
属体からなる被検出体の存在や移動の方向などの移動情
報を、非接触で検出する検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の検出装置の検出部とし
て、被検出体の磁性あるいは導電性を利用して発振回路
の回路定数を変化させ、その近接を検出するものが知ら
れている。図13に示すように、数十kHzの高周波発
振回路中の発振コイルLからでた磁界中に被検出体Kが
入ると、被検出体K内に渦電流が流れる。この渦電流の
発生は、電流損失を生じ、高周波発振回路の発振エネル
ギを消費することになるから、通常その発振は停止し、
この発振状況から被検出体Kの存在を検出するのであ
る。
【0003】また、被検出体が磁性体である場合にも、
発振コイルLの磁界中に被検出体Kが入ると、発振コイ
ルLの鎖交磁束Φが変化することで発振コイルLの自己
インダクタンス値が変化して高周波発振条件が崩れ、発
振が停止するため、同様に被検出体Kの存在を検出する
ことができる。
【0004】従って、この様な検出部を複数備え、各検
出部の発振状況に基づいて検出状況を判別すれば、被検
出体Kの移動方向や移動速度などの近接状況を知ること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示した検出装置の検出部では、被検出体Kの通路の傍
らに比較的寸法の大きな発振コイルLを設ける必要があ
ることから、装置全体をコンパクトに設計することがで
きないといった問題があった。被検出体Kの近接状況を
詳細に知ろうとすれば、被検出体Kの移動経路により多
くの検出部を設ける必要があり、その問題は一層顕著と
なる。しかも、被検出体Kの近接速度などを知るために
は、被検出体Kが通過したことをおおよその位置で検出
するのでは足りず、いわばピンポイントでの検出が必要
となるが、従来の装置では、検出位置にはかなりのバラ
ツキがあり、近接速度などの正確な検出は困難であると
いう問題があった。
【0006】また、従来の検出装置は、複数の発振コイ
ルLとこれに電気的に接続される回路基板とから構成さ
れていることから、部品点数が多くなり、組立作業が複
雑で、信頼性が低いという問題があった。特に、複数の
発振コイルLと回路基板との電気的接続にリード線など
を用いる場合には、組立工数が増大するのみならず、そ
の接続を間違えて装置の信頼性が低くなるという問題も
あった。結線関係を誤れば、被検出体Kの移動方向を実
際とは逆方向に認識してしまうことも考えられ、装置の
信頼性にも大きく影響してしまう。
【0007】本発明の検出装置は、こうした問題を解決
し、信頼性および組立作業性の向上を図りつつも、装置
全体の小型化を可能とすることを目的としてなされ、次
の構成を採った。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の検出装置は、配線パターンにて形成されるコイル
と、該コイルのインダクタンス成分を用いて発振する発
振回路と、該発振回路の発振状況に応じてオン・オフす
るスイッチング回路とからなる検出部を備え、該検出部
の少なくともコイルを、少なくとも2個隣接配置すると
共に、該コイルを、磁性体あるいは金属体からなる被検
出体の通路に配置し、前記複数の検出部の検出状態か
ら、少なくとも前記被検出体の移動方向を含む被検出体
の移動に関する情報を判定する移動情報判定部を設けた
ことをその要旨とする。ここで、複数の検出部の2個の
コイルを、回路基板の表裏各面に形成された回路パター
ンにより実現するものとしてもよい。また、コイルを基
板に設けられた貫通孔の周囲に形成し、この貫通孔を、
遊技装置の遊技球通過経路に配設することも、本発明の
一実施態様として好ましいものである。
【0009】以上のように構成される本発明の検出装置
では、各検出部は次のように作用する。磁性体もしくは
金属体からなる被検出体が回路基板に配線パターンにて
形成されたコイルの近傍(貫通孔が設けられている場合
には、その貫通孔内)に存在しない場合、発振回路はコ
イルのインダクタンス成分を用いて発振する。一方、被
検出体がコイルに近接し(貫通孔が存在する場合には、
貫通孔を通過し)、コイルの作りだす磁界中に被検出体
が位置するとき、コイルの自己インダクタンス値の変化
あるいは渦電流損失により発振条件が崩れ、発振回路の
発振状態が変化して発振が停止する。スイッチング回路
は、この発振回路の発振状況に応じてオン・オフされ、
外部に被検出体の有無に応じた信号を出力する。
【0010】検出部のコイルは、磁性体あるいは金属体
からなる被検出体の通路に配置されており、複数のコイ
ルが隣接配置されているから、被検出体の接近もしくは
通過により複数の検出部の検出状況は変化する。従っ
て、複数の検出部からの信号に基づいて、少なくとも被
検出体の移動方向を含む移動に関する情報を判定するこ
とができる。特に、貫通孔を設けて被検出体を貫通孔を
通過させる場合には、各検出部は被検出体を極めて正確
に、検出精度を上げればピンポイントで検出することが
でき、近接状況の検出の精度は向上する。
【0011】以上説明したように本発明の検出装置で
は、磁性体あるいは金属体からなる被検出体の近接方向
等の近接状況を非接触で確実に検出することができる。
しかも、装置の部品点数を低減して、信頼性および組立
作業性の向上を図ると共に、装置全体をコンパクトに収
めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の検出装置の好
適な実施例について説明する。図1は検出部10の外観
を示す斜視図、図2は実施例の検出装置2を備え付けた
パチンコ遊技台1の概略構成を示す説明図、図3は検出
部10Aの分解斜視図、図4は検出部10の回路図、図
5は検出装置全体の回路図である。以下、各図を適宜参
照しつつ説明する。
【0013】この実施例は、パチンコ玉を被検出体とし
ており、検出装置を、パチンコ遊技台1において遊技盤
3に向けて発射され実際に遊技に使用されるパチンコ玉
の遊技状況を検出するパチンコ玉発射検出装置として用
いたものである。このパチンコ玉発射検出装置は、図1
に示した検出部10と、図5に示した移動情報判定部と
しての制御回路70とから構成されている。パチンコ遊
技台1における使用について説明する関係上、検出部1
0から説明する。検出部10は、図2に示すように、図
示しないパチンコ玉発射装置から発射されたパチンコ玉
がパチンコ遊技盤3へ飛び出していく発射経路5の途中
であって、戻玉経路9との分岐点下流に配置されてい
る。
【0014】戻玉経路9(図中の一点鎖線)は、パチン
コ玉発射装置からの発射初速が不十分であるときの戻
玉、あるいはパチンコ遊技台の釘の弾発力により発射経
路に戻って来た戻玉を受け皿7へ導き、次のパチンコ玉
の発射の妨げとならないように構成されている。従っ
て、検出部10に対してパチンコ玉は、通常は、パチン
コ玉発射装置からパチンコ遊技盤3への方向に通過し、
発射初速が不十分な場合等には、その逆方向に通過す
る。
【0015】次に、パチンコ玉発射検出装置10の構成
について説明する。パチンコ玉発射検出装置10は、図
1に示すように、2個の同一の検出部10A,10Bを
重ねた形状をしている。この検出部10A,10Bは、
単独でも使用可能なものであり、ここでは、これを2個
重ねて接着剤等で張り合わせている。パチンコ玉発射検
出装置10は、パチンコ玉の発射経路に、検出部10A
が上流側となるよう、即ち発射装置によって発射された
パチンコ玉の場合、検出部10Aが先に検出するように
配置される。検出部10A,10Bの詳細な構造につい
て説明する。なお、2つの検出部10A,10Bは同一
の構造であり、説明の重複を避けるために両検出部10
A,10Bに共通の構造については符号A,Bを省略し
て説明する。
【0016】図1,図3に示すように、検出部10は、
上蓋11と下箱12とを備え、両部材を組み合わせた内
部に回路基板13を備える。この上蓋11には、略L字
形の1対のL字片21,22と、略T字形の1対のT字
片23(図中、片側だけを示す)とが設けられおり、下
箱12には、L字片21,22とそれぞれ係合する1対
の突出片31、32と、T字片23と係合する1対の突
出片33、34(図中、片側だけを示す)とが設けられ
ている。上蓋11および下箱12は、各片が係合するこ
とにより、ワンタッチで組み合わされて、立方体形状の
箱体を形成する。なお、上蓋11および下箱12には、
パチンコ玉Pが貫通する貫通孔41,42がそれぞれ設
けられている。
【0017】回路基板13の一端は、その上蓋11およ
び下箱12からなる箱体の外に飛び出しており、後述す
る制御回路70への接続用の端子T1,T2として用い
られている。回路基板13には、図4に示したコイルL
1やトランジスタTr1,Tr2等の電子部品が組み立
てられている。なお、図3に示すように、回路基板13
には、上蓋11および下箱12を組み合わせたときに貫
通孔41,42と連通する位置に、パチンコ玉Pの貫通
孔51が設けられており、コイルL1は、その貫通孔5
1の周囲に形成された表面と裏面それぞれ1ターンの計
2ターンの配線パターン52から構成されている。両面
基板の裏面は、ファラディシールドとなっており、ノイ
ズを防いで、回路基板13の誤動作を防止している。
【0018】回路基板13には、図4に示すように、1
2ボルトが供給される電源端子T1と、検出端子T2と
が設けられている。この検出端子T2は、回路のグラン
ドレベルを兼ねており、MPU72側では抵抗器RDを
介して接地されている。回路基板13には、発振回路C
Oと、発振回路COの発振状態に基づいてオン・オフす
るスイッチング回路SWとが設けられている。
【0019】スイッチング回路SWには、電源端子T1
から12ボルトの電圧が加えられているが、検出端子T
2が抵抗器RD(本実施例では抵抗値680Ω)により
接地されていることから、スイッチング回路SWの電源
電圧(端子T1−T2間電圧)は、スイッチング回路S
WのトランジスタTr2のオン・オフ状態により変化す
る。一方、発振回路COには、電源端子T1と検出端子
T2との間に介装された抵抗器R1(本実施例では抵抗
値27KΩ)とツェナーダイオードD1によって安定化
されたツェナー電圧Vz(本実施例では約5.5ボル
ト)が供給される。
【0020】発振回路COは、特性が同一の2つのトラ
ンジスタを同一チップ内に形成した双トランジスタTr
1を備え、この双トランジスタTr1の一方のエミッタ
とグランドラインとの間に介装されたコンデンサC1お
よびコイルL1と、双トランジスタTr1の他方のエミ
ッタとコイルL1の中間タップとの間に介装された抵抗
器R3およびコンデンサC2とにより、コルピッツ型の
高周波発振回路として構成されている。なお、双トラン
ジスタTr1のベースは、抵抗器R2を介して電源ライ
ンに接続されている。この発振回路COの発振周波数
は、コイルL1のインダクタンスとコンデンサC1,C
2の容量とで決まり、本実施例ではおよそ300KHz
となっている。
【0021】双トランジスタTr1のコレクタの一方は
使用されていないが、他方はスイッチング回路SWのト
ランジスタTr2のベース端子に接続されている。トラ
ンジスタTr2のベース端子には、グランドラインとの
間にコンデンサC3が接続されており、また、電源ライ
ンとの間に抵抗器R4が接続されている。エミッタ端子
には抵抗器R5(本実施例では220Ω)が接続されて
いる。また、トランジスタTr2のコレクタ端子は、電
源ラインに接続されている。発振回路COが発振してい
る状態では、双トランジスタTr1は約300KHzで
オン・オフを繰り返しており、双トランジスタTr1が
オンのときには、そのコレクタ電流はスイッチング回路
SWのトランジスタTr2のベースから流れ込んでトラ
ンジスタTr2をターンオンする。一方、発振回路CO
の発振により双トランジスタTr1が僅かの時間オフと
なる間は、トランジスタTr2のベース電流はコンデン
サC3の放充電により継続され、トランジスタTr2は
オン状態に保たれる。
【0022】発振回路COが発振している状態で、回路
基板13の貫通孔51を金属製の被検出体であるパチン
コ玉Pが通過すると、コイルL1の磁束がパチンコ玉P
を通り抜けることになり、パチンコ玉P内には渦電流が
流れて電流損失を生じる。パチンコ玉Pは通常金属製で
あるが、パチンコ玉が金属以外の材料で作られ表面にメ
ッキがしてある場合でも、メッキなどの薄膜では断面積
が小さいことからかなり大きな渦電流損失となる。渦電
流の発生は発振回路COの発振エネルギを消費すること
になるから、その高周波発振は著しく減衰しほぼ停止す
る。
【0023】パチンコ玉Pが貫通孔51を通過せずコイ
ルL1に接近していない状態、即ち、発振回路COが発
振している状態では、トランジスタTr2はオン状態と
なっており、一方、発振回路COの発振がほぼ停止状態
となると、スイッチング回路SWのトランジスタTr2
はターンオフする。抵抗器R5は抵抗器R1より抵抗値
が小さいから(本実施例では220Ω:27KΩ)、ト
ランジスタTr2がオン状態となると、電源端子T1か
らトランジスタTr2,抵抗器R5を介してツェナーダ
イオードD1に流れる電流は、抵抗器R1を介して流れ
る電流より増大する(本実施例ではおよそ約130倍と
なる)。この電流は最終的には、検出端子T2に接続さ
れた抵抗器RDを介して接地側に流れ込むから、抵抗器
RDの両端電圧、即ちMPU72の入力ポートPの電圧
は、トランジスタTr2がオフ状態で約0.2ボルト、
オン状態で約4.9ボルトとなる。従って、MPU72
は入力ポートPの状態を監視することで、検出部10が
パチンコ玉Pを検出している状態(ロウレベル)、検出
していない状態(ハイレベル)を容易に知ることができ
る。
【0024】以上のようにして検出部10A,10Bか
らの検出信号はMPU72の入力ポートPA,PBに入
力され、MPU72は発射経路の途中でのパチンコ玉の
通過状況を知ることができる。なお、入力ポートPA,
PBは一度に読み取ることができる。図5は、このMP
U72を中心として構成される制御回路70の回路構成
図である。この制御回路70は、移動情報判定部として
作動するが、同時にパチンコ玉発射装置80を構成する
モータ82の回転数やパチンコ遊技台の役物などをも駆
動制御する。
【0025】図示するようにMPU72は、プログラム
を不揮発的に記憶しているROMや情報を一時的に記憶
するRAMなどの周辺回路を内蔵した1チップのコンピ
ュータである。また、このMPU72は、前述した検出
部10からの検出信号ばかりでなく、パチンコ玉発射装
置80を駆動する直流モータ82への供給電圧を調整す
るモータドライバ74を制御し、パチンコ遊技盤3に備
えられる各種入出力機器90を入出力インタフェース7
6を介して制御あるいは監視している。入出力機器90
としては、ハンドル92の操作を検出するタッチセン
サ,入賞球を検出する入賞球センサ等あるいは各種スイ
ッチ等の入力機器、役物の駆動用ソレノイドやランプな
どの電装品がある。
【0026】次に、このMPU72により実行される各
種プログラムの中で、検出部10A,10Bからの検出
信号を処理する機能を実現する有効球数カウント処理ル
ーチンについて説明する。図6は、そのパチンコ玉発射
プログラムのフローチャートである。このプログラム
は、遊技者が発射ハンドル92を操作したことをタッチ
センサにより検出したとき、直流モータ82への通電制
御をMPU72が開始すると同時に、割込処理により繰
り返し処理される。この繰り返しの処理は、パチンコ玉
Pの移動方向を検出するのに、十分な間隔で実行され
る。なお、以下に説明する処理におけるフラグFn,F
r等のデフォルト値は値0である。
【0027】本ルーチンを開始すると、MPU72は、
まずポートPA,PBの状態を読み込む処理を行ない
(ステップS100)、続いてこの状態を判別する(ス
テップS110)。パチンコ玉Pが検出部10Aの側か
ら、即ち通常の発射経路5に沿って通過すると、パチン
コ玉Pの侵入は検出部10Aが検出部10Bより先に検
出するから、ポートPAがロウレベル(値0)でポート
PBがハイレベル(値1)となる。この場合には、処理
はステップS120に進み、フラグFnに値1をセット
する処理を行なう(ステップS120)。
【0028】一方、検出部10に対して検出部10B側
からパチンコ玉Pが侵入する場合には、ポートPBがロ
ウレベルでポートPAがハイレベルとタイミングが先に
生じる。パチンコ玉Pが検出部10B側から侵入するよ
うなケースは、パチンコ玉Pがパチンコ遊技盤3の釘に
跳ねて戻ってくる場合やパチンコ玉発射装置80による
パチンコ玉発射の初速が小さくてパチンコ玉発射検出装
置2を一旦は通過しながらパチンコ遊技盤3に打ち出さ
れることなく発射経路5を戻ってくる場合に生じる。こ
の場合には、フラグFrを値1にセットする処理を行な
う(ステップS130)。
【0029】パチンコ玉Pがパチンコ玉発射検出装置2
に対していずれの方向から侵入するかによりフラグFn
もしくはフラグFrをセットした後(ステップS12
0,130)、各々相反するフラグFr,Fnが値1か
否かの判断を行なう(ステップS140,150)。パ
チンコ玉Pが検出部10に侵入した直後には、相反する
フラグFrもしくはFnはセットされていないので、M
PU72に内蔵のタイマをリセット(t←0)を行なっ
た後(ステップS155)、「NEXT」に抜けて本ル
ーチンを一旦終了する。一方、パチンコ玉Pが検出部1
0を通り抜けたり、検出部10の丁度半ばまできて戻っ
たりした場合には、両者のフラグがセットされることに
なる。そこで、パチンコ玉Pの挙動と判断の状態につい
て説明する。
【0030】ポートPA,PBの状態を、検出部10
A,10Bの出力に基づいて、両者が共にパチンコ玉P
を検出していない状態を「11」、一方が検出している
状態を「01」「10」、両者が検出している状態を
「00」と表わすものとすると、パチンコ玉Pの挙動に
より、次の5種類の変化が考えられる。 パチンコ玉Pが発射されて正常に通過するとき 「11」→「01」→「00」→「10」→「11」 パチンコ玉Pがパチンコ遊技盤3から戻ってきて通
過するとき 「11」→「10」→「00」→「01」→「11」 パチンコ玉Pがパチンコ玉発射検出装置2の途中ま
で来て戻るとき (A)検出部10Aのみ検出して戻る場合 「11」→「01」→「01」→「01」→「11」 (B)検出部10A,10Bが共に検出して戻る場合 「11」→「01」→「00」→「01」→「11」 (C)一旦検出部10Bのみが検出する状態となってか
ら戻る場合 「11」→「01」→「00」→「10」→「00」→
「01」→「11」
【0031】のケースでは、ステップS150での判
断が最終的には「YES」となり、パチンコ玉Pの発射
総数を示す変数CSを値1だけインクリメントする処理
を行なう(ステップS160)。のケースでは、ステ
ップS140での判断が最終的には「YES」となり、
パチンコ玉Pの発射総数を示す変数CSを値1だけデク
リメントする処理を行なう(ステップS170)。
(C)のケースでは、一旦ステップS150での判断が
「YES」となって変数CSがインクリメントされた
後、続けてステップS140での判断が「YES」とな
って変数CSがデクリメントされるので、結果的に発射
総数を示す変数CSは増減しない。ステップS120な
いしステップS170の処理の後、MPU72は、タイ
マ変数t値0を書き込むことで内蔵タイマをリセット
し、これを0からスタートさせる処理を行なう(ステッ
プS155)
【0032】(A)(B)のケースでは、ステップS
140,150での判断が「YES」となることはな
い。こうした場合も含めて、パチンコ玉Pが検出部10
から離脱すると、やがてポートPA,PBは共にハイレ
ベル(値1)となって、処理はステップS180に移行
する。ステップS180では、ステップS155でリセ
ットされたタイマtにより、最後にパチンコ玉Pを検出
したときから、時間t1が経過したか否かの判断を行な
い、経過していなければフラグFn,Frを値0にリセ
ットし(ステップS190)、「NEXT」に抜けて本
ルーチンを一旦終了する。この結果、(A)(B)の
ケースでは、最終的にフラグは初期状態に戻り、発射総
数を示す変数CSは変化しない。
【0033】一方、時間t1が経過したと判断されたと
きには、遊技者が発射ハンドル92を操作しているにも
かかわらずパチンコ玉発射検出装置2がパチンコ玉Pを
所定時間t1に亘って検出しない場合には、パチンコ玉
Pが受け皿に供給されていなかったり、球詰まり等を起
こしていると判断できるので、異常処理を行なう(ステ
ップS200)。異常処理としては、パチンコ遊技台1
に接続されたホストコンピュータへの通知やパチンコ玉
発射装置80を所定時間停止する等の処理が考えられ
る。
【0034】以上説明したように、本実施例のパチンコ
玉発射検出装置2によれば、この装置をパチンコ玉の発
射経路5の1箇所に設置するだけで、パチンコ玉Pの通
過方向を確実に特定し、パチンコ遊技盤3に供給される
パチンコ玉Pの総数CSを確実に検出することができ
る。なお、総数CSは、所定時間毎に0にリセットし、
単位時間当たりの数としてカウントしてもよい。また、
本実施例のパチンコ玉発射検出装置2は、パチンコ玉P
を非接触で確実に検出することができる。しかも、その
検出部10は、コイルL1を回路基板13に形成された
配線パターン52により構成していることから、回路基
板13と一体化され、部品点数が低減される。このた
め、信頼性の向上を図ることができる。更に、部品点数
が低減されることから、組立作業性に優れ、特に、コイ
ルL1の回路基板13への組付けが不要となる。しか
も、この検出部10の大きさは、回路基板13そのもの
の大きさに制限されるだけであり、厚みの薄いコンパク
トなものとすることができる。
【0035】このほか、フラグFnがセットされてから
フラグFrがセットされるまでの時間をMPU72が計
時する構成とすることも簡単にでき、この場合には、パ
チンコ玉Pの発射速度を検出することも容易である。
【0036】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図7は、第2実施例の概略構成を示す回路図であ
る。図示するように、この検出装置は、第1実施例で説
明した検出部10A,検出部10Bをそのまま使用し、
制御回路70内にハード的にパチンコ玉の通過方向を含
む検出回路を備えるものである。検出結果は、MPU7
2の割込入力INTと入力ポートPCとによりMPU7
2に通知される。
【0037】この実施例では、検出部10A,10Bか
らの出力信号は、CMOSタイプのシュミットトリガ2
01,202に各々入力されており、ここで波形整形さ
れた後、共に2入力ナンドゲート204に入力されると
共に、シュミットトリガ201の出力は、D型フリップ
フロップ205のデータ端子Dに、シュミットトリガ2
02の出力は、D型フリップフロップ205のクロック
端子CLKに、各々入力されている。また、ナンドゲー
ト204の出力は、MPU72の割込入力INTに、D
型フリップフロップ205の正出力Qは、MPU72の
入力ポートPCに、入力されている。
【0038】検出装置の検出部10Aもしくは検出部1
0Bがパチンコ玉Pを検出すると、図8に示すように、
ナンドゲート204の出力はハイレベルとなり、MPU
72に割込要求INTがかかる。一方、検出部10Aお
よび検出部10Bの出力の変化にはパチンコ玉Pの通過
に伴うずれが存在するから、D型フリップフロップ20
5の出力Qは、図8(A)に示すように、パチンコ玉P
が検出部10A側から検出部10B側に通過する場合に
はロウレベルに維持され、逆の場合には、図8(B)に
示すように、ハイレベルにセットされる。従って、割込
要求を受けたMPU72が、所定時間後に入力ポートP
Cの状態を読み取ることにより、パチンコ玉Pの通過方
向を知ることができる。
【0039】以上説明した第2実施例によれば、第1実
施例と同様の効果を奏する上、ハード的にパチンコ玉P
の通過方向を検出することができるので、MPU72の
負担を軽減することができる。この回路では、D型フリ
ップフロップ205は、リセットや初期状態の設定を行
なう必要がなく、回路構成が簡略である。
【0040】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。この実施例の検出装置は、第1実施例と較べて、発
振回路COやスイッチング回路SWを同一基板上に2組
設けると共に、更にパチンコ玉Pの通過方向を検出する
方向判別回路DDも基板上に組み込んだものである。こ
の検出装置は、図9に示すように、被検出体が通過する
開口部209を有する基板210の一方の面に、第1の
コイルL1Aと第1の発振回路COAと第1のスイッチ
ング回路SWAと方向判別回路DDとを備える。また、
この基板210の裏面には、第2のコイルL2Bと第2
の発振回路COBと第2のスイッチング回路SWBとが
備えられている。
【0041】検出装置の電気的な構成を図10に示す。
第1,第2のスイッチング回路SWA,SWBからの出
力は、方向判別回路DDに入力されており、この方向判
別回路DDの出力SA,SBが、マイクロコンピュータ
に入力されている。方向判別回路DDは、第1,第2の
スイッチング回路SWA,SWBからの信号QA,QB
を入力して波形整形するシュミットトリガ211,21
2、シュミットトリガ211,212の出力に接続され
た2入力ノアゲート214、シュミットトリガ211の
出力をデータDとしシュミットトリガ212の出力をク
ロックCLKとして動作するD型フリップフロップ21
5、ノアゲート214の出力QCによりマスクされD型
フリップフロップ215の負出力Qn,正出力Qpを出
力SA,SBとして出力するアンドゲート217,21
8から構成されている。
【0042】方向判別回路DDの動作を、図11のタイ
ミングチャートを参照しつつ説明する。図示するよう
に、被検出体がコイルL1A側からコイルL1B側に通
過する場合には、第1の発振回路COAの発振が先に止
まり、第1のスイッチング回路SWAの出力QAが先に
ロウレベルに反転する。続いて、第2の発振回路COB
の発振が止まり、第2のスイッチング回路SWBの出力
QBがロウレベルに反転する。従って、両信号が共にロ
ウレベルに落ちている間、ノアゲート214の出力QC
はハイレベルに反転する。
【0043】このとき、D型フリップフロップ215
は、第2実施例と同様に動作し、被検出体がA側からB
側に通過する場合には、負出力Qnがハイレベルとなっ
ているので、結果的にアンドゲート217の出力SA
は、ノアゲートゲート214の出力QCがハイレベルと
なる期間だけハイレベルとなり、出力SAにのみパルス
信号が出力されることになる。一方、被検出体がB側か
らA側に通過する場合には、正出力Qpがハイレベルと
なることから、アンドゲート218の出力SBにのみパ
ルス信号が出力される。
【0044】以上説明したように、本実施例の検出装置
によれば、被検出体の通過を、通過方向によって異なる
パルス信号出力として検出できる。従って、例えば第1
実施例のように、一方向に通過した被検出体の総数を検
出するのであれば、出力SA,SBを1個のアップダウ
ンカウンタのカウントアップ入力端子、カウントダウン
入力端子に各々接続すればよく、各方向に通過した被検
出体の数を別々に検出するのであれば、独立した2個の
カウンタにそれぞれ接続すれば良い。また、本実施例で
は、発振回路COA,COB等を基板210の両面に構
成すると共に、コイルL1A,L1Bを基板210の両
面に構成しているので、装置を一層小型化することがで
きる。コイルL1A,L1Bを、基板210の両面に形
成していることから、被検出体の動きを極めて高い精度
で検出することができる。
【0045】本実施例では、コイルL1A,L1Bを極
めて近接して設けているので、被検出体が、必ずしも貫
通孔を通過する構成とする必要はない。例えば、上記実
施例において、回路基板210に貫通孔を設けず、基板
210のコイルL1A,L1Bが設けられた部位をケー
スから露出させ、あるいはこの部位をラミネートフィル
ム等で覆った構成するとことができる。この場合、被検
出体は、基板210のコイルL1Aが設けられた面、あ
るいはコイルL1Bが設けられた面に向かって接近する
ものとする。第1,第2の発振回路COA,COBの感
度を、それらのコイルL1A,L1Bの裏面から被検出
体が接近した場合にも発振を停止するよう調整すれば、
第1,第2の発振回路COA,COBの発振停止の後先
から被検出体がいずれの面に接近したかを検出すること
は容易である。同様に、コイルが各々形成された複数枚
の回路基板を、被検出体の通路を挟む位置に配設し、か
つ相互のコイルの位置を被検出体の移動方向に沿って所
定距離だけずらしておけば、貫通孔を設けることなく、
被検出体の通過を、その通過方向を含めて検出すること
ができる。
【0046】以上説明した実施例では、回路基板13,
210の基材として樹脂製の通常のプリント基板を用い
ているが、これに替えて、可撓性の高いフィルム状のも
のを用いる構成としてもよい。こうした構成により、全
体をさらに薄くすると共に、貫通孔51,209の周囲
の部分が破損しにくい回路基板を提供することができ
る。また、被検出体が貫通しない上述した検出部10の
検出精度を更に上げる上でも好適である。例えば、フィ
ルム状のプリント基板を円筒状あるいは樋状に形成し
て、この内部を被検出体が通過するものとし、被検出体
の通過方向にずれた位置に2以上のコイルを形成して、
検出装置を構成することも可能である。なお、回路基板
の材質によらず、検出部10とMPU72とを同一基板
上に構成することも可能である。
【0047】以上のいくつかの実施例では、コイルL1
を構成する配線パターン52は、表面と裏面に1ターン
を設けているに過ぎないが、これに替えて、図12に示
すように、回路基板60上のコイルL1を構成する配線
パターン61を表面と裏面に2ターンずつ形成してもよ
い。もとより、更にターン数の多い構成も可能である。
また、検出部は、2個に限定されるものではなく、3以
上であっても差し支えない。
【0048】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば、回路基板をケース内に収納せず裸のままで
使用する構成、貫通孔を回路基板上に複数設けいずれか
の貫通孔を被検出体が通過した場合にこれを検出する構
成など、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0049】なお、本発明は、コイルがからする磁束に
よって金属体内で渦電流を生じ、あるいは磁性体により
コイルの自己インダクタンスが変化し、発振回路の発振
条件が変化することに着目してなされたものであり、被
検出体としては、パチンコ玉以外の例えばメタル、硬
貨、生産ライン上の部品、物流品等であっても差し支え
ない。この場合、貫通孔を設けるのであれば、被検出体
の形状に応じた形状をとることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパチンコ玉発射検出装
置の検出部10の構成を示す斜視図である。
【図2】検出部10のパチンコ遊技台1における配置を
示す説明図である。
【図3】検出部10の構成を示す分解斜視図である。
【図4】検出部10の電気的な構成を示す回路図であ
る。
【図5】パチンコ玉発射検出装置2の全体を示す電気回
路図である。
【図6】パチンコ玉発射検出装置2の移動情報判定部に
相当するプログラムのフローチャートである。
【図7】第2実施例の要部を示すブロック図である。
【図8】第2実施例の回路の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図9】第3実施例における検出部10の構成を示す説
明図である。
【図10】第3実施例における判定部DDの構成を示す
ブロック図である。
【図11】同じくその動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図12】コイルを構成する配線パターンの別態様を示
す平面図である。
【図13】渦電流を用いた従来の被検出体検出の様子を
示す説明図である。
【符号の説明】
10…検出部 11…上蓋 12…下箱 13…回路基板 51…貫通孔 52…配線パターン 70…制御回路 72…MPU CO…発振回路 L1…コイル SW…スイッチング回路 Tr1…双トランジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月11日(2000.7.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 パチンコ遊技装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性体あるいは金
属体からなる被検出体の存在や移動の方向などの移動情
報を、非接触で検出する検出装置を備えたパチンコ遊技
装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ遊技装
置は、パチンコ球の発射装置から発射されたパチンコ球
を遊技盤に導く発射路を備えたパチンコ遊技装置であっ
て、配線パターンにて形成されるコイルと、該コイルの
インダクタンス成分を用いて発振する発振回路と、該発
振回路の発振状況に応じてオン・オフするスイッチング
回路とからなる検出部を、前記発射路に、少なくとも2
個設け、該検出部は、前記コイルを、前記発射路に配置
し、前記複数の検出部の検出状態の組合わせに基づい
て、前記パチンコ球の移動方向を検出し、前記パチンコ
球発射装置から前記遊技盤内に出ていったパチンコ球の
数を計数する手段を設けたことをその要旨とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】以上のように構成される本発明のパチンコ
遊技装置では、各検出部は次のように作用する。パチン
コ球が回路基板に配線パターンにて形成されたコイルの
近傍(貫通孔が設けられている場合には、その貫通孔
内)に存在しない場合、発振回路はコイルのインダクタ
ンス成分を用いて発振する。一方、被検出体がコイルに
近接し(貫通孔が存在する場合には、貫通孔を通過
し)、コイルの作りだす磁界中にパチンコ球が位置する
とき、コイルの自己インダクタンス値の変化あるいは渦
電流損失により発振条件が崩れ、発振回路の発振状態が
変化して発振が停止する。スイッチング回路は、この発
振回路の発振状況に応じてオン・オフされ、外部に、パ
チンコ球の有無に応じた信号を出力する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】複数の検出部は、パチンコ球の発射路に
複数隣接配置されているから、パチンコ球の接近もしく
は通過により複数の検出部の検出状況は変化する。従っ
て、複数の検出部からの信号の組合わせに基づいて、少
なくともパチンコ球の発射路における通過方向を検出
し、遊技盤内に出ていったパチンコ球の数を計数する
とができる。特に、検出部のコイルを発射路に配置して
いるので、検出部は、パチンコ球を、極めて正確に、検
出精度を上げればピンポイントで検出することができ、
近接状況の検出の精度は向上する。また、このパチンコ
遊技装置では、通過方向を検出していることから、発射
路から遊技盤内に出ていって戻ることのないパチンコ球
の数の計測を行なうことができる。この場合、逆方向に
通過するものは、戻ってきたとして、通過したパチンコ
の数を減算するものとすれば、発射路を戻ることなく
通過して遊技盤に出ていったパチンコ球の数だけを計測
することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】ここで、パチンコ球の発射路に、遊技盤か
らの戻り玉が、受け皿に戻る戻玉路への分岐が設けられ
ている場合には、検出部を、この発射路において戻玉路
との分岐より遊技盤側に設けるものとすることができ
る。また、検出部を、遊技盤のガラス面の外の位置にお
ける発射路に設けることも可能である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】次に、パチンコ玉発射検出装置2を構成す
る検出部10について説明する。パチンコ玉発射検出装
置2の検出部10は、図1に示すように、2個の同一の
検出部10A,10Bを重ねた形状をしている。この検
出部10A,10Bは、単独でも使用可能なものであ
り、ここでは、これを2個重ねて接着剤等で張り合わせ
ている。検出部10は、パチンコ玉の発射経路に、検出
部10Aが上流側となるよう、即ち発射装置によって発
射されたパチンコ玉の場合、検出部10Aが先に検出す
るように配置される。検出部10A,10Bの詳細な構
造について説明する。なお、2つの検出部10A,10
Bは同一の構造であり、説明の重複を避けるために両検
出部10A,10Bに共通の構造については符号A,B
を省略して説明する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンにて形成されるコイルと、
    該コイルのインダクタンス成分を用いて発振する発振回
    路と、該発振回路の発振状況に応じてオン・オフするス
    イッチング回路とからなる検出部を備え、 該検出部の少なくともコイルを、少なくとも2個隣接配
    置すると共に、該コイルを、磁性体あるいは金属体から
    なる被検出体の通路に配置し、 前記複数の検出部の検出状態から、少なくとも前記被検
    出体の移動方向を含む被検出体の移動に関する情報を判
    定する移動情報判定部を設けた検出装置。
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