JPH09688A - 検出装置 - Google Patents
検出装置Info
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- JPH09688A JPH09688A JP7174187A JP17418795A JPH09688A JP H09688 A JPH09688 A JP H09688A JP 7174187 A JP7174187 A JP 7174187A JP 17418795 A JP17418795 A JP 17418795A JP H09688 A JPH09688 A JP H09688A
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- pachinko ball
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- detection
- detection device
- coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パチンコ玉やコインの存在を検出する検出装
置において、構成を簡易的としながら静電気に対する耐
ノイズ性能を著しく向上させる。 【構成】 パチンコ玉検出装置1の上蓋11と下箱12
は、一定以上の強度と弾性を備えるポリカーボネイトの
母材に対し、数十μmの長さのカーボン繊維を12容積
%程度混入している。従って、両部材は、ポリカーボネ
イト本来の強度、弾性を利用して簡単に組み合わされ、
その組み合わされた状態で導電性を備えた箱体を形成す
る。この導電性の箱体の内部に回路基板13及びフレキ
シブルプリント基板40が収納され、アーム31,32
の間を通過するパチンコ玉Pによる磁気的変化をに基づ
いてパチンコ玉Pの存在を非接触で検出するが、箱体が
導電性を有することにより、静電気に対して高い耐ノイ
ズ性能を示す。
置において、構成を簡易的としながら静電気に対する耐
ノイズ性能を著しく向上させる。 【構成】 パチンコ玉検出装置1の上蓋11と下箱12
は、一定以上の強度と弾性を備えるポリカーボネイトの
母材に対し、数十μmの長さのカーボン繊維を12容積
%程度混入している。従って、両部材は、ポリカーボネ
イト本来の強度、弾性を利用して簡単に組み合わされ、
その組み合わされた状態で導電性を備えた箱体を形成す
る。この導電性の箱体の内部に回路基板13及びフレキ
シブルプリント基板40が収納され、アーム31,32
の間を通過するパチンコ玉Pによる磁気的変化をに基づ
いてパチンコ玉Pの存在を非接触で検出するが、箱体が
導電性を有することにより、静電気に対して高い耐ノイ
ズ性能を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遊技台にて使用されるパ
チンコ玉あるいはコイン等の被検出体の存在・非存在を
検出する検出装置に関し、特に、構成を簡易的としなが
ら静電気に対する耐ノイズ性能を向上させた検出装置に
関する。
チンコ玉あるいはコイン等の被検出体の存在・非存在を
検出する検出装置に関し、特に、構成を簡易的としなが
ら静電気に対する耐ノイズ性能を向上させた検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の検出装置の検出部とし
て、被検出体の物性的な特性、例えば金属製である被検
出体の導電性・磁性を利用して発振回路の回路条件の変
化を検出するものや、被検出体の遮光性を利用して光電
素子への入光量の変化を検出するものなどが知られてい
る。そして、これら検出装置からの検出結果は、遊技台
を制御している遊技制御装置に電気信号として出力さ
れ、予めプログラムされた遊技ルールに基づいた処理に
利用される。
て、被検出体の物性的な特性、例えば金属製である被検
出体の導電性・磁性を利用して発振回路の回路条件の変
化を検出するものや、被検出体の遮光性を利用して光電
素子への入光量の変化を検出するものなどが知られてい
る。そして、これら検出装置からの検出結果は、遊技台
を制御している遊技制御装置に電気信号として出力さ
れ、予めプログラムされた遊技ルールに基づいた処理に
利用される。
【0003】従って、検出装置の検出精度は極めて高精
度であることが要求され、特に大量のパチンコ玉やコイ
ンの摩擦を伴う移動に起因して発生する静電気は、単に
誤検出の原因となるばかりか、検出装置の心臓部とも言
える検出回路を構成する電気素子の破壊原因となること
もあるため、各種の対策が施されている。例えば、実公
平5−41732号公報には、検出回路が構成されるプ
リント基版にパチンコ玉の通路を設け、その通路周縁に
アース接続される回路パターンを形成する技術が開示さ
れている。また、検出回路を内蔵する保護カバーの底面
に銅板を張り付けた検出装置も知られている。
度であることが要求され、特に大量のパチンコ玉やコイ
ンの摩擦を伴う移動に起因して発生する静電気は、単に
誤検出の原因となるばかりか、検出装置の心臓部とも言
える検出回路を構成する電気素子の破壊原因となること
もあるため、各種の対策が施されている。例えば、実公
平5−41732号公報には、検出回路が構成されるプ
リント基版にパチンコ玉の通路を設け、その通路周縁に
アース接続される回路パターンを形成する技術が開示さ
れている。また、検出回路を内蔵する保護カバーの底面
に銅板を張り付けた検出装置も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検出装置では、静電ノイズに対して未だに十分な遮蔽効
果を発揮しないか、あるいは十分な遮蔽効果を発揮させ
るには相当な製造原価の上昇という問題を招来してい
た。
検出装置では、静電ノイズに対して未だに十分な遮蔽効
果を発揮しないか、あるいは十分な遮蔽効果を発揮させ
るには相当な製造原価の上昇という問題を招来してい
た。
【0005】パチンコ玉の通路周縁に回路パターンを形
成する上記技術は、安価に製造できる点では優れてい
る。しかし、検出回路が構成されるプリント基版の僅か
な隙間を利用して回路パターンを引き回しているため、
その回路パターンのインピーダンスは極めて高く、静電
シールドが十分ではない。
成する上記技術は、安価に製造できる点では優れてい
る。しかし、検出回路が構成されるプリント基版の僅か
な隙間を利用して回路パターンを引き回しているため、
その回路パターンのインピーダンスは極めて高く、静電
シールドが十分ではない。
【0006】一方、保護カバーの底面に銅板を張り付け
る構造は、底面に垂直な方向から飛来する静電ノイズに
対して十分なシールド効果を発揮するが、その他の方向
からの静電ノイズに対して無防備となる。また、銅板と
いう静電シールドのみを目的とする構成部品が必要とな
るため、部品管理、組立工数の複雑化を招き、製造原価
が上昇する。
る構造は、底面に垂直な方向から飛来する静電ノイズに
対して十分なシールド効果を発揮するが、その他の方向
からの静電ノイズに対して無防備となる。また、銅板と
いう静電シールドのみを目的とする構成部品が必要とな
るため、部品管理、組立工数の複雑化を招き、製造原価
が上昇する。
【0007】本発明の検出装置は、こうした問題を解決
し、安価で簡単な構成であってしかも静電気に対する耐
ノイズ性能を向上することを目的としてなされ、次の構
成を採った。
し、安価で簡単な構成であってしかも静電気に対する耐
ノイズ性能を向上することを目的としてなされ、次の構
成を採った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の検出装置は、遊
技台の遊技に使用されるパチンコ玉あるいはコイン等の
被検出体の存在・非存在を、該被検出体の物性的な特性
に基づいて検出し、その検出結果を電気信号として出力
する検出回路と、該検出回路の周縁に設けられ、該検出
回路を外力から保護する所定以上の強度を有する樹脂製
の保護カバーとを備えた検出装置において、前記保護カ
バーは、樹脂の基礎材料に導電性を有する素材を混入し
て形成したことを特徴とする。
技台の遊技に使用されるパチンコ玉あるいはコイン等の
被検出体の存在・非存在を、該被検出体の物性的な特性
に基づいて検出し、その検出結果を電気信号として出力
する検出回路と、該検出回路の周縁に設けられ、該検出
回路を外力から保護する所定以上の強度を有する樹脂製
の保護カバーとを備えた検出装置において、前記保護カ
バーは、樹脂の基礎材料に導電性を有する素材を混入し
て形成したことを特徴とする。
【0009】ここで、保護カバーは、樹脂の基礎材料に
対して10〜15%容積の導電性材料を混入したものが
好ましい。また、保護カバーは、検出回路あるいは遊技
台に備わるインピーダンス及び電位変動の小さい部位に
電気的に接続されることがより好ましい。
対して10〜15%容積の導電性材料を混入したものが
好ましい。また、保護カバーは、検出回路あるいは遊技
台に備わるインピーダンス及び電位変動の小さい部位に
電気的に接続されることがより好ましい。
【0010】
【作用】以上のように構成される本発明の検出装置で
は、被検出体の物性的な特性を検出する検出回路が所定
以上の強度と導電性を有する保護カバーにより全周を包
囲される。
は、被検出体の物性的な特性を検出する検出回路が所定
以上の強度と導電性を有する保護カバーにより全周を包
囲される。
【0011】また、保護カバーが、樹脂の基礎材料に対
して10〜15%容積の導電性材料を混入したものであ
れば、その保護カバーは樹脂の特徴である加工性、弾
性、耐久性を維持しつつ静電シールドに必要な導電性を
兼ね備える。
して10〜15%容積の導電性材料を混入したものであ
れば、その保護カバーは樹脂の特徴である加工性、弾
性、耐久性を維持しつつ静電シールドに必要な導電性を
兼ね備える。
【0012】また、保護カバーが、検出回路あるいは遊
技台に備わるインピーダンス及び電位変動の小さい部位
に電気的に接続されるならば、その表面が完全な等電位
面となり静電シールド効果が顕著となる。
技台に備わるインピーダンス及び電位変動の小さい部位
に電気的に接続されるならば、その表面が完全な等電位
面となり静電シールド効果が顕著となる。
【0013】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の検出装置の好適な実施例
について説明する。図1は被検出体をパチンコ玉とした
実施例としてのパチンコ玉検出装置1の分解斜視図、図
2はそのパチンコ玉検出装置1の組立状態の斜視図、図
3はフレキシブルプリント基板40上に形成されたコイ
ルの模式図、図4はコイルが形成する磁束の状態を示す
模式図、図5はそのパチンコ玉検出装置1の回路図であ
る。
かにするために、以下本発明の検出装置の好適な実施例
について説明する。図1は被検出体をパチンコ玉とした
実施例としてのパチンコ玉検出装置1の分解斜視図、図
2はそのパチンコ玉検出装置1の組立状態の斜視図、図
3はフレキシブルプリント基板40上に形成されたコイ
ルの模式図、図4はコイルが形成する磁束の状態を示す
模式図、図5はそのパチンコ玉検出装置1の回路図であ
る。
【0014】本実施例では、パチンコ玉検出装置1は、
入賞口へ落入したセーフ玉やパチンコ台での払い出し玉
等の検出に用いられ、パチンコ玉が通過する合成樹脂製
のパイプである通路15に、取り付けて用いられる。ま
た、このパチンコ玉検出装置1は、その出力信号を利用
して各種処理を行なう周知の制御回路70の入力ポート
IPに接続されている(図5参照)。
入賞口へ落入したセーフ玉やパチンコ台での払い出し玉
等の検出に用いられ、パチンコ玉が通過する合成樹脂製
のパイプである通路15に、取り付けて用いられる。ま
た、このパチンコ玉検出装置1は、その出力信号を利用
して各種処理を行なう周知の制御回路70の入力ポート
IPに接続されている(図5参照)。
【0015】図1に示すように、パチンコ玉検出装置1
は、上蓋11と下箱12とを備え、両部材を組み合わせ
た内部に回路基板13を備える。この上蓋11と下箱1
2を組み合わせたとき、全体としてU字形の腕部を備え
た形状となり、この腕部がパチンコ玉Pやコインが通過
するパイプなどの通路15を挟み込むように取付けられ
る。この腕部を構成するため、上蓋11には略L字形の
1対のL字片21,22が、一方、下箱12にはL字片
21,22と係合する1対のアーム31,32が、各々
設けられている。アーム31,32は、その内部にフレ
キシブルプリント基板40を収納する溝部16,18が
形成されている。アーム31,32の先端には、突出片
41,42が設けられており、上蓋11を上方から下箱
12に取付けるとき、L字片21,22の折れ曲がった
先端部21a,22aがこの突出片41,42の傾斜部
を乗り越え、図示しない凹部に、この突出片41,42
が嵌まり込む。
は、上蓋11と下箱12とを備え、両部材を組み合わせ
た内部に回路基板13を備える。この上蓋11と下箱1
2を組み合わせたとき、全体としてU字形の腕部を備え
た形状となり、この腕部がパチンコ玉Pやコインが通過
するパイプなどの通路15を挟み込むように取付けられ
る。この腕部を構成するため、上蓋11には略L字形の
1対のL字片21,22が、一方、下箱12にはL字片
21,22と係合する1対のアーム31,32が、各々
設けられている。アーム31,32は、その内部にフレ
キシブルプリント基板40を収納する溝部16,18が
形成されている。アーム31,32の先端には、突出片
41,42が設けられており、上蓋11を上方から下箱
12に取付けるとき、L字片21,22の折れ曲がった
先端部21a,22aがこの突出片41,42の傾斜部
を乗り越え、図示しない凹部に、この突出片41,42
が嵌まり込む。
【0016】この様な上蓋11と下箱12は、一定以上
の強度と弾性を備える樹脂を射出成型したものである。
本実施例ではポリカーボネイトの母材に対し、12容積
%で数十μmの長さのカーボン繊維を混入し、ポリカー
ボネイト本来の強度、弾性を保ちつつ導電性を兼ね備え
るように配慮されている。
の強度と弾性を備える樹脂を射出成型したものである。
本実施例ではポリカーボネイトの母材に対し、12容積
%で数十μmの長さのカーボン繊維を混入し、ポリカー
ボネイト本来の強度、弾性を保ちつつ導電性を兼ね備え
るように配慮されている。
【0017】一方、上蓋11の本体部側面には、略T字
形の1対のT字片23,24が設けられおり、下箱12
の対応する位置には、T字片23,24と係合する1対
の凹部33,34が設けられている。この凹部33,3
4には、係止片35,36が設けられており、上蓋11
を上方から下箱12に組み付けるとき、T字片23,2
4は、自身の弾性で係止片35,36を乗り越え、凹部
33,34にぴったりと嵌合する。L字片21,22お
よびT字片23,24の各片が係合することにより、上
蓋11と下箱12とはワンタッチで組み合わされて、2
つの腕部を備えた箱体を形成する。すなわち、上箱11
と下箱12の2部材をその弾性を利用して組み合わせる
と、導電性の略閉空間が形成されるのである。
形の1対のT字片23,24が設けられおり、下箱12
の対応する位置には、T字片23,24と係合する1対
の凹部33,34が設けられている。この凹部33,3
4には、係止片35,36が設けられており、上蓋11
を上方から下箱12に組み付けるとき、T字片23,2
4は、自身の弾性で係止片35,36を乗り越え、凹部
33,34にぴったりと嵌合する。L字片21,22お
よびT字片23,24の各片が係合することにより、上
蓋11と下箱12とはワンタッチで組み合わされて、2
つの腕部を備えた箱体を形成する。すなわち、上箱11
と下箱12の2部材をその弾性を利用して組み合わせる
と、導電性の略閉空間が形成されるのである。
【0018】上蓋11と下箱12とで形成されたこの略
閉空間に収納される回路基板13は、その一端にフレキ
シブルプリント基板40を半田付けしている。フレキシ
ブルプリント基板40は、その屈曲性を利用して、下箱
12のアーム31,32の溝部16,18に沿って、そ
の内部に収納された状態となる。また、フレキシブルプ
リント基板40には、回路パターンにより分割コイル4
6,48が形成されている。この分割コイル46,48
は、図3に示すように、フレキシブルプリント基板40
の両端に各々形成されており、実施例では、両端部にお
いてその両面に略2.5ターンずつコイルが形成されて
いる。両面のコイルは中心部に設けられたバイアホール
(部品の取付けられていないスルーホール)VHにより
接続されており、両面のコイルの卷回方向は、片側から
透視したとき同一方向とされている。また、コイル46
の一端は、フレキシブルプリント基板40を横断して反
対側のコイル48に接続されており、このコイル48も
同様に、両面に略2.5ターンずつのコイルを備え、そ
の卷回方向は、コイル46と同一とされている。従っ
て、両コイル46,48は、直列に接続されていること
になるから、各5ターンの分割コイル46,48からな
る全10ターンのコイルを、回路上では、単一のコイル
L1として扱うことにする。
閉空間に収納される回路基板13は、その一端にフレキ
シブルプリント基板40を半田付けしている。フレキシ
ブルプリント基板40は、その屈曲性を利用して、下箱
12のアーム31,32の溝部16,18に沿って、そ
の内部に収納された状態となる。また、フレキシブルプ
リント基板40には、回路パターンにより分割コイル4
6,48が形成されている。この分割コイル46,48
は、図3に示すように、フレキシブルプリント基板40
の両端に各々形成されており、実施例では、両端部にお
いてその両面に略2.5ターンずつコイルが形成されて
いる。両面のコイルは中心部に設けられたバイアホール
(部品の取付けられていないスルーホール)VHにより
接続されており、両面のコイルの卷回方向は、片側から
透視したとき同一方向とされている。また、コイル46
の一端は、フレキシブルプリント基板40を横断して反
対側のコイル48に接続されており、このコイル48も
同様に、両面に略2.5ターンずつのコイルを備え、そ
の卷回方向は、コイル46と同一とされている。従っ
て、両コイル46,48は、直列に接続されていること
になるから、各5ターンの分割コイル46,48からな
る全10ターンのコイルを、回路上では、単一のコイル
L1として扱うことにする。
【0019】即ち、電気的には単一のコイルL1は各5
ターンのコイル46,48に分割され、このコイル4
6,48が検出位置を挟み込むように位置する。分割コ
イル46,48が発生する磁束Φの状態を、図3中の白
抜き矢印方向から描いた説明図が図4である。図示する
ように、通路15対して各分割コイル46,48に流れ
る電流iが同一方向となるため、各分割コイル46,4
8の発生磁束Φは同一方向となり、通路15の内部には
各分割コイル46,48の合成磁界(図中の2点鎖線)
が形成される。なお、仮に実施例の分割コイル46ある
いは分割コイル48が単独で存在する場合を考えてみる
と、分割コイル46,48が数ターンであって発生する
磁束密度が低いこともあり、図中の点線で示すように、
各分割コイル46あるいは分割コイル48により発生す
る磁束Ψの大部分は、通路15を横切らない。分割コイ
ル46あるいは分割コイル48から発生する磁束Ψは、
大部分、それ自身と鎖交するに過ぎない。
ターンのコイル46,48に分割され、このコイル4
6,48が検出位置を挟み込むように位置する。分割コ
イル46,48が発生する磁束Φの状態を、図3中の白
抜き矢印方向から描いた説明図が図4である。図示する
ように、通路15対して各分割コイル46,48に流れ
る電流iが同一方向となるため、各分割コイル46,4
8の発生磁束Φは同一方向となり、通路15の内部には
各分割コイル46,48の合成磁界(図中の2点鎖線)
が形成される。なお、仮に実施例の分割コイル46ある
いは分割コイル48が単独で存在する場合を考えてみる
と、分割コイル46,48が数ターンであって発生する
磁束密度が低いこともあり、図中の点線で示すように、
各分割コイル46あるいは分割コイル48により発生す
る磁束Ψの大部分は、通路15を横切らない。分割コイ
ル46あるいは分割コイル48から発生する磁束Ψは、
大部分、それ自身と鎖交するに過ぎない。
【0020】本実施例では、2つの分割コイル46及び
48が互いに作用し合うことにより、その合成磁束Φは
通路15を直角に、かつ、均一に横切る。換言するなら
ば、2つの分割コイル46,48の合成磁界は、通路1
5の所定範囲においてその密度が均一化し、しかも、こ
の通路15における被検出体であるパチンコ玉Pの通過
方向に対して直角方向の磁束となる。
48が互いに作用し合うことにより、その合成磁束Φは
通路15を直角に、かつ、均一に横切る。換言するなら
ば、2つの分割コイル46,48の合成磁界は、通路1
5の所定範囲においてその密度が均一化し、しかも、こ
の通路15における被検出体であるパチンコ玉Pの通過
方向に対して直角方向の磁束となる。
【0021】この様に構成・配置されるコイルL1は、
直接回路基板13の端に半田付けされており、図5の回
路図に示す検出回路60に接続される。検出回路60
は、コイルL1やトランジスタTr1,Tr2等の電子
部品から構成され、その発振/非発振状態を判断する制
御回路70と接続端子T1,T2を介して接続されてい
る。ここで、接続端子T1は12ボルトの電源端子であ
り、接続端子T2は回路のグランドレベルを兼ねる検出
端子で制御回路70側においては抵抗器RDを介して接
地される。この検出回路60には、発振回路COと、発
振回路COの発振状態に基づいてオン・オフするスイッ
チング回路SWとが設けられている。
直接回路基板13の端に半田付けされており、図5の回
路図に示す検出回路60に接続される。検出回路60
は、コイルL1やトランジスタTr1,Tr2等の電子
部品から構成され、その発振/非発振状態を判断する制
御回路70と接続端子T1,T2を介して接続されてい
る。ここで、接続端子T1は12ボルトの電源端子であ
り、接続端子T2は回路のグランドレベルを兼ねる検出
端子で制御回路70側においては抵抗器RDを介して接
地される。この検出回路60には、発振回路COと、発
振回路COの発振状態に基づいてオン・オフするスイッ
チング回路SWとが設けられている。
【0022】スイッチング回路SWには、電源端子T1
から12ボルトの電圧が加えられているが、検出端子T
2が抵抗器RD(本実施例では抵抗値680Ω)により
接地されていることから、スイッチング回路SWの電源
電圧(端子T1−T2間電圧)は、スイッチング回路S
WのトランジスタTr2のオン・オフ状態により変化す
る。一方、発振回路COには、電源端子T1と検出端子
T2との間に介装された抵抗器R1(本実施例では抵抗
値27KΩ)とツェナーダイオードD1とにより安定化
されたツェナー電圧Vz(本実施例では約5.5ボル
ト)が供給される。
から12ボルトの電圧が加えられているが、検出端子T
2が抵抗器RD(本実施例では抵抗値680Ω)により
接地されていることから、スイッチング回路SWの電源
電圧(端子T1−T2間電圧)は、スイッチング回路S
WのトランジスタTr2のオン・オフ状態により変化す
る。一方、発振回路COには、電源端子T1と検出端子
T2との間に介装された抵抗器R1(本実施例では抵抗
値27KΩ)とツェナーダイオードD1とにより安定化
されたツェナー電圧Vz(本実施例では約5.5ボル
ト)が供給される。
【0023】発振回路COは、特性が同一の2つのトラ
ンジスタを同一チップ内に形成した双トランジスタTr
1を備え、この双トランジスタTr1の一方のエミッタ
とグランドラインとの間に介装されたコンデンサC2,
C1およびコイルL1と、双トランジスタTr1の他方
のエミッタおよびコンデンサC2−C1の接続点とグラ
ンドラインとの間に介装された抵抗器R3とにより、コ
ルピッツ型の高周波発振回路として構成されている。な
お、双トランジスタTr1のベースは、抵抗器R2を介
して電源ラインに接続されている。この発振回路COの
発振周波数は、コイルL1のインダクタンスとコンデン
サC1,C2の容量とで決まり、本実施例ではおよそ3
00KHzとなっている。
ンジスタを同一チップ内に形成した双トランジスタTr
1を備え、この双トランジスタTr1の一方のエミッタ
とグランドラインとの間に介装されたコンデンサC2,
C1およびコイルL1と、双トランジスタTr1の他方
のエミッタおよびコンデンサC2−C1の接続点とグラ
ンドラインとの間に介装された抵抗器R3とにより、コ
ルピッツ型の高周波発振回路として構成されている。な
お、双トランジスタTr1のベースは、抵抗器R2を介
して電源ラインに接続されている。この発振回路COの
発振周波数は、コイルL1のインダクタンスとコンデン
サC1,C2の容量とで決まり、本実施例ではおよそ3
00KHzとなっている。
【0024】双トランジスタTr1のコレクタの一方は
使用されていないが、他方はスイッチング回路SWのト
ランジスタTr2のベース端子に接続されている。トラ
ンジスタTr2のベース端子には、グランドラインとの
間にコンデンサC3が接続されている。エミッタ端子に
は、抵抗器R5(本実施例では220Ω)が接続されて
いる。また、トランジスタTr2のコレクタ端子は、電
源ラインに接続されている。発振回路COが発振してい
る状態では、双トランジスタTr1は約300KHzで
オン・オフを繰り返しており、双トランジスタTr1が
オンのときには、そのコレクタ電流はスイッチング回路
SWのトランジスタTr2のベースから流れ込んでトラ
ンジスタTr2をターンオンする。一方、発振回路CO
の発振により双トランジスタTr1が僅かの時間オフと
なる間は、トランジスタTr2のベース電流はコンデン
サC3の放充電により継続され、トランジスタTr2は
オン状態に保たれる。
使用されていないが、他方はスイッチング回路SWのト
ランジスタTr2のベース端子に接続されている。トラ
ンジスタTr2のベース端子には、グランドラインとの
間にコンデンサC3が接続されている。エミッタ端子に
は、抵抗器R5(本実施例では220Ω)が接続されて
いる。また、トランジスタTr2のコレクタ端子は、電
源ラインに接続されている。発振回路COが発振してい
る状態では、双トランジスタTr1は約300KHzで
オン・オフを繰り返しており、双トランジスタTr1が
オンのときには、そのコレクタ電流はスイッチング回路
SWのトランジスタTr2のベースから流れ込んでトラ
ンジスタTr2をターンオンする。一方、発振回路CO
の発振により双トランジスタTr1が僅かの時間オフと
なる間は、トランジスタTr2のベース電流はコンデン
サC3の放充電により継続され、トランジスタTr2は
オン状態に保たれる。
【0025】発振回路COが発振している状態で検出回
路60のコイルL1の間、即ち分割コイル46,48の
間を金属製の被検出体であるパチンコ玉Pが通過する
と、各分割コイル46,48の合成磁界中をパチンコ玉
P通り抜けることになり、パチンコ玉P内には渦電流が
流れて電流損失を生じる。パチンコ玉Pは通常金属製で
あるが、金属以外の材料で作られ表面にメッキがしてあ
る場合でも、メッキなどの薄膜では断面積が小さいこと
からかなり大きな渦電流損失となる。渦電流の発生は発
振回路COの発振エネルギを消費することになるから、
その高周波発振は著しく減衰しほぼ停止する。
路60のコイルL1の間、即ち分割コイル46,48の
間を金属製の被検出体であるパチンコ玉Pが通過する
と、各分割コイル46,48の合成磁界中をパチンコ玉
P通り抜けることになり、パチンコ玉P内には渦電流が
流れて電流損失を生じる。パチンコ玉Pは通常金属製で
あるが、金属以外の材料で作られ表面にメッキがしてあ
る場合でも、メッキなどの薄膜では断面積が小さいこと
からかなり大きな渦電流損失となる。渦電流の発生は発
振回路COの発振エネルギを消費することになるから、
その高周波発振は著しく減衰しほぼ停止する。
【0026】パチンコ玉PがコイルL1の間を通過せず
コイルL1に接近していない状態、即ち、発振回路CO
が発振している状態では、トランジスタTr2はオン状
態となっており、一方、発振回路COの発振がほぼ停止
状態となると、スイッチング回路SWのトランジスタT
r2はターンオフする。抵抗器R5は抵抗器R1より抵
抗値が小さいから(本実施例では220Ω:27K
Ω)、トランジスタTr2がオン状態となると、電源端
子T1からトランジスタTr2,抵抗器R5を介してツ
ェナーダイオードD1に流れる電流は、抵抗器R1を介
して流れる電流より増大する(本実施例ではおよそ約1
30倍となる)。この電流は最終的には、検出端子T2
に接続された抵抗器RDを介して接地側に流れ込むか
ら、抵抗器RDの両端電圧、即ち制御回路70の入力ポ
ートIPの電圧は、トランジスタTr2がオフ状態で約
0.2ボルト、オン状態で約4.9ボルトとなる。従っ
て、制御回路70は入力ポートIPの状態を監視するこ
とで、コイルL1を用いた検出回路60がパチンコ玉P
を検出している状態(ロウレベル)、検出していない状
態(ハイレベル)を容易に知ることができる。
コイルL1に接近していない状態、即ち、発振回路CO
が発振している状態では、トランジスタTr2はオン状
態となっており、一方、発振回路COの発振がほぼ停止
状態となると、スイッチング回路SWのトランジスタT
r2はターンオフする。抵抗器R5は抵抗器R1より抵
抗値が小さいから(本実施例では220Ω:27K
Ω)、トランジスタTr2がオン状態となると、電源端
子T1からトランジスタTr2,抵抗器R5を介してツ
ェナーダイオードD1に流れる電流は、抵抗器R1を介
して流れる電流より増大する(本実施例ではおよそ約1
30倍となる)。この電流は最終的には、検出端子T2
に接続された抵抗器RDを介して接地側に流れ込むか
ら、抵抗器RDの両端電圧、即ち制御回路70の入力ポ
ートIPの電圧は、トランジスタTr2がオフ状態で約
0.2ボルト、オン状態で約4.9ボルトとなる。従っ
て、制御回路70は入力ポートIPの状態を監視するこ
とで、コイルL1を用いた検出回路60がパチンコ玉P
を検出している状態(ロウレベル)、検出していない状
態(ハイレベル)を容易に知ることができる。
【0027】以上のごとく構成される本実施例の検出装
置によれば、次の効果が得られる。2つの分割コイル4
6,48は互いに作用し合うことで、通路15を横切る
合成磁界を作りだす。このため、コイルL1に流れる電
流iにより作りだされる磁束Φの大部分がパチンコ玉P
と鎖交することとなり、僅かな電力でパチンコ玉Pを検
出することが可能となる。この様な僅かな電力で作動す
る電気回路によりパチンコ玉Pを検出する回路基板13
は、同時に静電ノイズに対して弱く誤検知の可能性があ
る。しかし、本実施例の検出装置は、導電性のある上蓋
11と下箱12とにより形成される閉空間にこれらの回
路基板13が配置されるため、全方位から飛来する静電
ノイズを完全に遮蔽する優れた静電シールド効果があ
る。従って、インピーダンスの高い素子を用いても、静
電気による素子破壊を招くこともない。
置によれば、次の効果が得られる。2つの分割コイル4
6,48は互いに作用し合うことで、通路15を横切る
合成磁界を作りだす。このため、コイルL1に流れる電
流iにより作りだされる磁束Φの大部分がパチンコ玉P
と鎖交することとなり、僅かな電力でパチンコ玉Pを検
出することが可能となる。この様な僅かな電力で作動す
る電気回路によりパチンコ玉Pを検出する回路基板13
は、同時に静電ノイズに対して弱く誤検知の可能性があ
る。しかし、本実施例の検出装置は、導電性のある上蓋
11と下箱12とにより形成される閉空間にこれらの回
路基板13が配置されるため、全方位から飛来する静電
ノイズを完全に遮蔽する優れた静電シールド効果があ
る。従って、インピーダンスの高い素子を用いても、静
電気による素子破壊を招くこともない。
【0028】なお、本実施例では、上蓋11と下箱12
の母材であるポリカーボネートには、導電性を有するカ
ーボン繊維を12容積%混入したが、この割合は母材で
あるポリカーボネートの加工性と静電気に対する耐ノイ
ズ性能とを勘案して定めたものであり、種々の割合で混
入が可能である。ポリカーボネートの場合には、10な
いし15容積%の混入が、加工性・耐ノイズ性能の観点
から好適であった。他の母材、例えばABSなどであれ
ば、更に大量に導電性材料を混入しても良い。また、母
材としては、ポリカーボネート,ABSに限られるもの
ではなく、ほとんど総ての合成樹脂を用いることができ
る。なお、混入する導電性材料として、カーボン以外の
導電材料を用いることも差し支えない。
の母材であるポリカーボネートには、導電性を有するカ
ーボン繊維を12容積%混入したが、この割合は母材で
あるポリカーボネートの加工性と静電気に対する耐ノイ
ズ性能とを勘案して定めたものであり、種々の割合で混
入が可能である。ポリカーボネートの場合には、10な
いし15容積%の混入が、加工性・耐ノイズ性能の観点
から好適であった。他の母材、例えばABSなどであれ
ば、更に大量に導電性材料を混入しても良い。また、母
材としては、ポリカーボネート,ABSに限られるもの
ではなく、ほとんど総ての合成樹脂を用いることができ
る。なお、混入する導電性材料として、カーボン以外の
導電材料を用いることも差し支えない。
【0029】こうして得られた優れた静電シールド効果
は、回路基板13を機械的外力から保護する上蓋11と
下箱12に導電性を付与することで達成されるため、静
電シールド用の銅板などの特殊な部材を必要としない。
従って、この検出装置は、従来同様の部品点数、組立工
数により安価に製造することができる。
は、回路基板13を機械的外力から保護する上蓋11と
下箱12に導電性を付与することで達成されるため、静
電シールド用の銅板などの特殊な部材を必要としない。
従って、この検出装置は、従来同様の部品点数、組立工
数により安価に製造することができる。
【0030】なお、上記実施例では上蓋11と下箱12
を電気的に浮かせた形態として説明したが、回路基板1
3あるいは検出装置の取付け位置近傍の定電位、低イン
ピーダンス箇所、例えば回路基板13の12[V]電源
ライン、パチンコ遊技台の金属枠などに電気的に接続す
るならば、大きなエネルギーの静電ノイズに対して完全
に定電位の閉空間を作り出すことができ、静電シールド
効果をより確実なものとすることができる。
を電気的に浮かせた形態として説明したが、回路基板1
3あるいは検出装置の取付け位置近傍の定電位、低イン
ピーダンス箇所、例えば回路基板13の12[V]電源
ライン、パチンコ遊技台の金属枠などに電気的に接続す
るならば、大きなエネルギーの静電ノイズに対して完全
に定電位の閉空間を作り出すことができ、静電シールド
効果をより確実なものとすることができる。
【0031】また、上記実施例の上蓋11と下箱12の
透磁率μを空気の透磁率μ0よりも大きくすれば、図6
の概略磁気回路に示すように、パチンコ玉Pの通路15
を挟み込む最低限度の空隙を除いてその磁気抵抗を最小
とし、分割コイル46,48による起磁力を有効にパチ
ンコ玉Pの検出に利用することができる。
透磁率μを空気の透磁率μ0よりも大きくすれば、図6
の概略磁気回路に示すように、パチンコ玉Pの通路15
を挟み込む最低限度の空隙を除いてその磁気抵抗を最小
とし、分割コイル46,48による起磁力を有効にパチ
ンコ玉Pの検出に利用することができる。
【0032】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
外形の検出装置として、あるいは他の検出原理に基づい
て検出を行なう検出装置として、実施し得ることは勿論
である。例えば、パチンコ玉Pの遮光性を利用してその
存在を検出する光電素子を用いて回路基板13を構成し
てもよい。この場合には、上蓋11と下箱12に導電性
を付与するばかりでなく、光透過のために検出孔を穿設
したり、少なくとも検出光の通過部分を光透過性に優れ
た部材とすればよい。また、上蓋11あるいは下箱12
にリード線の接続箇所を予め設けておき、外部の低イン
ピーダンス箇所との接続を簡便とするなど、その実施態
様は様々である。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
外形の検出装置として、あるいは他の検出原理に基づい
て検出を行なう検出装置として、実施し得ることは勿論
である。例えば、パチンコ玉Pの遮光性を利用してその
存在を検出する光電素子を用いて回路基板13を構成し
てもよい。この場合には、上蓋11と下箱12に導電性
を付与するばかりでなく、光透過のために検出孔を穿設
したり、少なくとも検出光の通過部分を光透過性に優れ
た部材とすればよい。また、上蓋11あるいは下箱12
にリード線の接続箇所を予め設けておき、外部の低イン
ピーダンス箇所との接続を簡便とするなど、その実施態
様は様々である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の検出装置で
は、コインまたはパチンコ玉等の被検出体の存在を検出
する検出回路を静電ノイズから確実に保護することがで
きるという優れた効果を奏する。しかも、特殊な部品を
必要とせず、安価で簡単に構成することができる。
は、コインまたはパチンコ玉等の被検出体の存在を検出
する検出回路を静電ノイズから確実に保護することがで
きるという優れた効果を奏する。しかも、特殊な部品を
必要とせず、安価で簡単に構成することができる。
【図1】本発明の実施例であるパチンコ玉検出装置1の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】実施例であるパチンコ玉検出装置1の通路への
配置状態を示す斜視図である。
配置状態を示す斜視図である。
【図3】フレキシブルプリント基板40上の分割コイル
46,48の構成を模式的に示す説明図である。
46,48の構成を模式的に示す説明図である。
【図4】コイルL1の発生磁界の様子を示す説明図であ
る。
る。
【図5】検出回路60の電気回路図である。
【図6】検出装置1の透磁率を高めたときの磁気回路の
様子を示す説明図である。
様子を示す説明図である。
1…パチンコ玉検出装置 11…上蓋 12…下箱 13…回路基板 15…通路 16,18…溝部 21,22…L字片 21a,22a…先端部 23,24…T字片 31,32…アーム 33,34…凹部 35,36…係止片 40…フレキシブルプリント基板 41,42…突出片 46,48…分割コイル 60…検出回路 70…制御回路
Claims (3)
- 【請求項1】 遊技台の遊技に使用されるパチンコ玉あ
るいはコイン等の被検出体の存在・非存在を、該被検出
体の物性的な特性に基づいて検出し、その検出結果を電
気信号として出力する検出回路と、 該検出回路の周縁に設けられ、該検出回路を外力から保
護する所定以上の強度を有する樹脂製の保護カバーとを
備えた検出装置において、 前記保護カバーは、樹脂の基礎材料に導電性を有する素
材を混入して形成したことを特徴とする検出装置。 - 【請求項2】 前記保護カバーに混入する導電性素材
を、樹脂の基礎材料に対して10〜15容積%とした請
求項1記載の検出装置。 - 【請求項3】 前記保護カバーは、前記検出回路あるい
は前記遊技台に備わるインピーダンス及び電位変動の小
さい部位に電気的に接続された請求項1記載の検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174187A JPH09688A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174187A JPH09688A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09688A true JPH09688A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15974248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7174187A Pending JPH09688A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09688A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000208013A (ja) * | 1999-01-12 | 2000-07-28 | Fuji Electric Co Ltd | 近接スイッチ |
JP2007225601A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-09-06 | Trw Automot Electronics & Components Gmbh & Co Kg | センサ用の保持クリップ |
JP2007222235A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Sumida Corporation | 近接物検出センサー及び金属球検出センサー |
CN103949056A (zh) * | 2014-04-21 | 2014-07-30 | 侯如升 | 一种手柄式手玩玩具基板 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP7174187A patent/JPH09688A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000208013A (ja) * | 1999-01-12 | 2000-07-28 | Fuji Electric Co Ltd | 近接スイッチ |
JP2007225601A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-09-06 | Trw Automot Electronics & Components Gmbh & Co Kg | センサ用の保持クリップ |
JP4527737B2 (ja) * | 2006-01-19 | 2010-08-18 | ティーアールダブリュー・オートモーティブ・エレクトロニクス・アンド・コンポーネンツ・ゲーエムベーハー | センサ用の保持クリップ |
US8763970B2 (en) | 2006-01-19 | 2014-07-01 | TRW Automotive Eletronics & Components GmbH & Co. KG | Holding clip for a rain sensor |
JP2007222235A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Sumida Corporation | 近接物検出センサー及び金属球検出センサー |
CN103949056A (zh) * | 2014-04-21 | 2014-07-30 | 侯如升 | 一种手柄式手玩玩具基板 |
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Legal Events
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