JPH0945194A - 貫通型近接センサ - Google Patents
貫通型近接センサInfo
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- JPH0945194A JPH0945194A JP21543495A JP21543495A JPH0945194A JP H0945194 A JPH0945194 A JP H0945194A JP 21543495 A JP21543495 A JP 21543495A JP 21543495 A JP21543495 A JP 21543495A JP H0945194 A JPH0945194 A JP H0945194A
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- proximity sensor
- wiring board
- static electricity
- winding
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0254—High voltage adaptations; Electrical insulation details; Overvoltage or electrostatic discharge protection ; Arrangements for regulating voltages or for using plural voltages
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3452—Solder masks
Landscapes
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電気による近接センサの劣化や破壊を、配
線基板の配線パターンにより形成した静電気放電手段に
より防止する。 【解決手段】 配線基板29の電源入力部パターン53
及びアース側パターン54と出力回路の間において、信
号側とアース側の配線パターン51間に静電気放電手段
55を形成する。静電気放電手段55は、例えば少なく
とも一方の配線パターン51に突起状部分56を設けて
他方の配線パターン51に接近させ、しかも、この部分
をレジスト膜60から露出させて構成する。
線基板の配線パターンにより形成した静電気放電手段に
より防止する。 【解決手段】 配線基板29の電源入力部パターン53
及びアース側パターン54と出力回路の間において、信
号側とアース側の配線パターン51間に静電気放電手段
55を形成する。静電気放電手段55は、例えば少なく
とも一方の配線パターン51に突起状部分56を設けて
他方の配線パターン51に接近させ、しかも、この部分
をレジスト膜60から露出させて構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貫通型近接センサに
関し、特に貫通部を通過する金属体を検出する貫通型の
近接センサに関するものである。
関し、特に貫通部を通過する金属体を検出する貫通型の
近接センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属体の存在を非接触で磁気的に検出す
るセンサとして、一般的に高周波発振型近接センサが用
いられる。このような近接センサのうち、円筒形コイル
中をパチンコ球等の金属体が通過する毎に電気信号を出
すようにした貫通型の近接センサが知られている。
るセンサとして、一般的に高周波発振型近接センサが用
いられる。このような近接センサのうち、円筒形コイル
中をパチンコ球等の金属体が通過する毎に電気信号を出
すようにした貫通型の近接センサが知られている。
【0003】図17は、このような近接センサの回路構
成を示すブロック図であって、コイル16の両端には発
振回路101が接続される。発振回路101は、このコ
イル16と内部の容量によってLC発振回路を構成する
ものであって、一定の周波数で発振し、その出力は検波
回路102に伝えられる。コイル16に金属体が接近し
た場合には、コイル16のコンダクタンスが増加し、発
振回路101の発振条件が変化して振幅が低下し、また
は発振レベルが所定のしきい値以下となる。この振幅も
しくは発振レベルの低下により近接センサは金属体の接
近ないし通過を検知し、出力回路103を介して物体検
知信号を出力する。検波回路102と出力回路103
は、発振状態の変化に基づいて金属体の近接を検出する
信号処理部を構成している。
成を示すブロック図であって、コイル16の両端には発
振回路101が接続される。発振回路101は、このコ
イル16と内部の容量によってLC発振回路を構成する
ものであって、一定の周波数で発振し、その出力は検波
回路102に伝えられる。コイル16に金属体が接近し
た場合には、コイル16のコンダクタンスが増加し、発
振回路101の発振条件が変化して振幅が低下し、また
は発振レベルが所定のしきい値以下となる。この振幅も
しくは発振レベルの低下により近接センサは金属体の接
近ないし通過を検知し、出力回路103を介して物体検
知信号を出力する。検波回路102と出力回路103
は、発振状態の変化に基づいて金属体の近接を検出する
信号処理部を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような近接センサ
は、用途によっては静電気の発生し易い使用環境下で用
いられることがある。例えば、パチンコ機に用いられる
場合には、静電気が発生しやすく、静電気から近接セン
サを保護する必要がある。そのため、従来の近接センサ
に用いられている配線基板には、電源信号などのライン
に侵入した静電気に対する対策としては、サージアブソ
ーバ、ツェナーダイオードなどの電子部品を利用したも
のが多用されている。
は、用途によっては静電気の発生し易い使用環境下で用
いられることがある。例えば、パチンコ機に用いられる
場合には、静電気が発生しやすく、静電気から近接セン
サを保護する必要がある。そのため、従来の近接センサ
に用いられている配線基板には、電源信号などのライン
に侵入した静電気に対する対策としては、サージアブソ
ーバ、ツェナーダイオードなどの電子部品を利用したも
のが多用されている。
【0005】しかし、これら電子部品を使用する方法で
は、部品コストの増加、基板上における実装面積の増加
などの問題があった。また、静電気の強度が大きい場合
には、静電気対策のための電子部品そのものが劣化した
り破壊したりするといった問題があった。
は、部品コストの増加、基板上における実装面積の増加
などの問題があった。また、静電気の強度が大きい場合
には、静電気対策のための電子部品そのものが劣化した
り破壊したりするといった問題があった。
【0006】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、静電気によ
る近接センサの破壊を防止する新規な技術を提供するこ
とにある。
れたものであり、その目的とするところは、静電気によ
る近接センサの破壊を防止する新規な技術を提供するこ
とにある。
【0007】
【発明の開示】請求項1に記載の貫通型近接センサは、
コイル巻線を巻回して構成したコイルと、コイルの電気
的特性の変化により検出対象物を検出する回路部分とを
備えた貫通型近接センサにおいて、回路部分を構成する
配線基板の配線パターンにより静電気放電手段を構成し
たことを特徴としている。
コイル巻線を巻回して構成したコイルと、コイルの電気
的特性の変化により検出対象物を検出する回路部分とを
備えた貫通型近接センサにおいて、回路部分を構成する
配線基板の配線パターンにより静電気放電手段を構成し
たことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の実施態様は、請求
項1記載の貫通型近接センサにおいて、前記電極パター
ンにより構成された静電気放電手段が、電極パターンの
レジスト膜により覆われていない部分であることを特徴
としている。
項1記載の貫通型近接センサにおいて、前記電極パター
ンにより構成された静電気放電手段が、電極パターンの
レジスト膜により覆われていない部分であることを特徴
としている。
【0009】本発明の近接センサにあっては、配線パタ
ーンにより静電気放電手段を構成している。配線パター
ンにより静電気放電手段を構成するには、たとえば配線
パターンの一部を放電が起き易いような形状にする方法
や、信号ライン側とアース側との距離を小さくする方法
や、請求項2のようにレジスト膜で覆われていないため
に放電が起き易い部分を形成する方法などがある。しか
して、配線基板内に強い静電気が侵入すると、静電気放
電手段となっている部分において、信号ライン側とアー
ス側の間で放電され、近接センサを劣化や破壊から保護
することができる。
ーンにより静電気放電手段を構成している。配線パター
ンにより静電気放電手段を構成するには、たとえば配線
パターンの一部を放電が起き易いような形状にする方法
や、信号ライン側とアース側との距離を小さくする方法
や、請求項2のようにレジスト膜で覆われていないため
に放電が起き易い部分を形成する方法などがある。しか
して、配線基板内に強い静電気が侵入すると、静電気放
電手段となっている部分において、信号ライン側とアー
ス側の間で放電され、近接センサを劣化や破壊から保護
することができる。
【0010】このように配線パターンにより静電気を放
電させることができるので、従来のようにサージアブソ
ーバ等の静電気対策部品が不要となり、コストを安価に
することができる。すなわち、配線パターンによる静電
気放電手段は他の配線パターンと同時に作製することが
でき、静電気放電手段を設けてもコストが上昇しない。
また、配線基板の面積が大きくならず、他部品の電気的
特性を考慮せずに静電気放電手段を設けることができる
ので、静電気対策の必要な任意の部分に容易に静電気放
電手段を設けることができ、設計の自由度を高くでき
る。さらには、この静電気放電手段は配線パターンによ
って形成されているだけであるので、繰り返しによる劣
化がほとんどなく、半永久的に動作させることができ
る。
電させることができるので、従来のようにサージアブソ
ーバ等の静電気対策部品が不要となり、コストを安価に
することができる。すなわち、配線パターンによる静電
気放電手段は他の配線パターンと同時に作製することが
でき、静電気放電手段を設けてもコストが上昇しない。
また、配線基板の面積が大きくならず、他部品の電気的
特性を考慮せずに静電気放電手段を設けることができる
ので、静電気対策の必要な任意の部分に容易に静電気放
電手段を設けることができ、設計の自由度を高くでき
る。さらには、この静電気放電手段は配線パターンによ
って形成されているだけであるので、繰り返しによる劣
化がほとんどなく、半永久的に動作させることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態によるパチン
コ球等の貫通を検出する貫通型近接センサAを図面に従
って説明する。図1は近接センサAの分解斜視図、図2
は図1の上下反転した状態の分解斜視図、図3は一部破
断した分解側面図である。これらの図に示されるよう
に、近接センサAは、上ケース1及び下ケース2からな
る平たい直方体状の筐体内にコイル部分と回路部分とを
納めて構成される。
コ球等の貫通を検出する貫通型近接センサAを図面に従
って説明する。図1は近接センサAの分解斜視図、図2
は図1の上下反転した状態の分解斜視図、図3は一部破
断した分解側面図である。これらの図に示されるよう
に、近接センサAは、上ケース1及び下ケース2からな
る平たい直方体状の筐体内にコイル部分と回路部分とを
納めて構成される。
【0012】この筐体を構成する上下のケース1,2に
は、互いに対向するようにして略円形の貫通孔3,4が
形成されている。上ケース1のコーナ部及び両側面に
は、係合爪5を有する弾性片6,7がそれぞれ垂下され
ており、下ケース2には各係合爪5と対向して突起8
(コーナ部の突起は図示せず)が突設されており、下ケ
ース2の上に上ケース1を被せて係合爪5を突起8に係
合させることにより上下のケース1,2を一体化して筐
体が構成される。下ケース2の貫通孔4の周囲には、下
ケース2の内面側へ向けてリング状をした突縁9が突設
されており、突縁9の一部にはシールドリング46を位
置決めするためのボス10が突設されている。下ケース
2内面の貫通孔4の近傍にはピン11が立設されてい
る。さらに、下ケース2のピン11と対向するあたりの
左右側壁には、後述する配線基板29の突出部40を保
持するための凹部12が形成されている。また、上ケー
ス1には下ケース2の貫通孔4と対向して同じく貫通孔
3が開口されており、貫通孔3の周囲にはリング状の突
縁13が突設されており、突縁13の一部にはシールド
リング45を位置決めするためのボス14が突設されて
いる。
は、互いに対向するようにして略円形の貫通孔3,4が
形成されている。上ケース1のコーナ部及び両側面に
は、係合爪5を有する弾性片6,7がそれぞれ垂下され
ており、下ケース2には各係合爪5と対向して突起8
(コーナ部の突起は図示せず)が突設されており、下ケ
ース2の上に上ケース1を被せて係合爪5を突起8に係
合させることにより上下のケース1,2を一体化して筐
体が構成される。下ケース2の貫通孔4の周囲には、下
ケース2の内面側へ向けてリング状をした突縁9が突設
されており、突縁9の一部にはシールドリング46を位
置決めするためのボス10が突設されている。下ケース
2内面の貫通孔4の近傍にはピン11が立設されてい
る。さらに、下ケース2のピン11と対向するあたりの
左右側壁には、後述する配線基板29の突出部40を保
持するための凹部12が形成されている。また、上ケー
ス1には下ケース2の貫通孔4と対向して同じく貫通孔
3が開口されており、貫通孔3の周囲にはリング状の突
縁13が突設されており、突縁13の一部にはシールド
リング45を位置決めするためのボス14が突設されて
いる。
【0013】上下のケース1,2間には、図5に示すよ
うなコイル部分と回路部分とが納められている。コイル
部分は、図6〜図8に示すような形状のコイルスプール
15にコイル16を巻装をしたものであって、コイルス
プール15に設けられた基板接続部17に回路部分が接
続される。コイルスプール15は、コイル巻線18を巻
回するための巻胴部19の内側に金属体(すなわち、パ
チンコ球)を通過させるための貫通孔20を有してお
り、巻胴部19の後端部に基板接続部17が突出してい
る。巻胴部19の上下両端に設けられたフランジ21,
22間には、コイル巻線18のツイスト部23のみを巻
く部分(以下、補助巻線部という)24とコイル巻線1
8の単線部25を巻く部分(以下、主巻線部という)2
6とが形成されていて仕切り部27により分割されてい
る。また、下側のフランジ22には、補助巻線部24に
巻き付けられたツイスト部23を滑らかに基板接続部1
7の表面へ導くための傾斜ガイド面28が形成されてい
る。
うなコイル部分と回路部分とが納められている。コイル
部分は、図6〜図8に示すような形状のコイルスプール
15にコイル16を巻装をしたものであって、コイルス
プール15に設けられた基板接続部17に回路部分が接
続される。コイルスプール15は、コイル巻線18を巻
回するための巻胴部19の内側に金属体(すなわち、パ
チンコ球)を通過させるための貫通孔20を有してお
り、巻胴部19の後端部に基板接続部17が突出してい
る。巻胴部19の上下両端に設けられたフランジ21,
22間には、コイル巻線18のツイスト部23のみを巻
く部分(以下、補助巻線部という)24とコイル巻線1
8の単線部25を巻く部分(以下、主巻線部という)2
6とが形成されていて仕切り部27により分割されてい
る。また、下側のフランジ22には、補助巻線部24に
巻き付けられたツイスト部23を滑らかに基板接続部1
7の表面へ導くための傾斜ガイド面28が形成されてい
る。
【0014】基板接続部17の下面には、回路部分の配
線基板29の端部を保持するための保持片30と、高さ
の低い突部31が設けられており、基板接続部17と保
持片30の間には配線基板29の厚みと等しい高さの溝
部32が形成され、突部31の高さは配線基板29の厚
みに比較して小さなものとなっている。また、基板接続
部17の上面にはツイスト部23を掛け回すための一対
の中継ピン33が一体成形されている。
線基板29の端部を保持するための保持片30と、高さ
の低い突部31が設けられており、基板接続部17と保
持片30の間には配線基板29の厚みと等しい高さの溝
部32が形成され、突部31の高さは配線基板29の厚
みに比較して小さなものとなっている。また、基板接続
部17の上面にはツイスト部23を掛け回すための一対
の中継ピン33が一体成形されている。
【0015】回路部分は、図1及び図2に示されている
ように、配線基板29の上にICや抵抗、コンデンサ等
の部品を実装して発振回路や検波回路、出力回路等を構
成したものである。配線基板29の先端には基板接続部
17に挿入するための挿入部35が設けられており、挿
入部35には小孔36が開口されている。しかして、こ
の挿入部35を基板接続部17と保持片30の間の溝部
32に挿入すると、基板接続部17に設けられた突部3
1が挿入部35の小孔36に嵌合して配線基板29が抜
け止めされると共に基板接続部17と配線基板29が互
いに位置決めされる。配線基板29と基板接続部17に
は、下ケース2のピン11と対応する位置にピン挿入孔
37,38が穿孔されている。また、挿入部35の両側
には各々側方に突出した突出部40が設けられている。
配線基板29の表面側には、図9に示すように、発振回
路や検波回路等を構成するICや抵抗、コンデンサ等の
部品を実装するための配線パターン(銅箔部分を梨地で
示す)51が形成されており、配線パターン51の端部
には電源入力部パターン53とアース側パターン54が
設けられている。また、配線基板29の表面側の一方の
突出部40には発振回路のアース側の電極パッド41が
設けられ、他方の突出部40には信号出力側の電極パッ
ド43が設けられている。配線基板29の裏面側には、
図10に示すように、ほぼ全面に静電気シールド用の銅
箔39が貼られており、一方の突出部40にはシールド
用の銅箔39と導通した電極パッド42が設けられ、他
方の突出部40にはダミー電極44が設けられている。
ように、配線基板29の上にICや抵抗、コンデンサ等
の部品を実装して発振回路や検波回路、出力回路等を構
成したものである。配線基板29の先端には基板接続部
17に挿入するための挿入部35が設けられており、挿
入部35には小孔36が開口されている。しかして、こ
の挿入部35を基板接続部17と保持片30の間の溝部
32に挿入すると、基板接続部17に設けられた突部3
1が挿入部35の小孔36に嵌合して配線基板29が抜
け止めされると共に基板接続部17と配線基板29が互
いに位置決めされる。配線基板29と基板接続部17に
は、下ケース2のピン11と対応する位置にピン挿入孔
37,38が穿孔されている。また、挿入部35の両側
には各々側方に突出した突出部40が設けられている。
配線基板29の表面側には、図9に示すように、発振回
路や検波回路等を構成するICや抵抗、コンデンサ等の
部品を実装するための配線パターン(銅箔部分を梨地で
示す)51が形成されており、配線パターン51の端部
には電源入力部パターン53とアース側パターン54が
設けられている。また、配線基板29の表面側の一方の
突出部40には発振回路のアース側の電極パッド41が
設けられ、他方の突出部40には信号出力側の電極パッ
ド43が設けられている。配線基板29の裏面側には、
図10に示すように、ほぼ全面に静電気シールド用の銅
箔39が貼られており、一方の突出部40にはシールド
用の銅箔39と導通した電極パッド42が設けられ、他
方の突出部40にはダミー電極44が設けられている。
【0016】しかして、配線基板29を接続されたコイ
ルスプール15にコイル巻線18を巻回する工程では、
まずコイル巻線18の一端のツイスト部23を配線基板
29の一方の突出部40に巻き付ける。ついで、図1又
は図5に示すように、ツイスト部23を中継ピン33に
掛け回した後、この巻き始めのツイスト部23を補助巻
線部24に略1ターン巻き回し、さらに単線部25を主
巻線部26に数10ターン巻き回してコイル16を巻胴
部19に巻装する。こうして単線部25を主巻線部26
に巻き終わると、巻き終わりのツイスト部23を補助巻
線部24に(あるいは、単線部25の上から主巻線部2
6に)略1ターン巻き付け、中継ピン33に掛け回した
後、他方の突出部40に巻き付ける。この後、両突出部
40,40に巻き付けられたツイスト部23をハンダ槽
に漬けてディップハンダにより突出部40,40の各電
極パッド41,42,43及びダミー電極44にハンダ
付けする。こうして、例えば図11(a)に示すように
両突出部40,40にコイル巻線18のツイスト部23
を巻いて、図11(b)に示すようにツイスト部23を
突出部40,40にディップハンダすると、一方のツイ
スト部23が電極パッド41及び42にハンダ付けされ
て固定される。しかも、表裏の電極パッド41及び42
同志もハンダ52によって導通させられ、表裏の電極パ
ッド41及び42をスルーホール等によって接続する必
要が無くなる。さらに、ツイスト部23も表裏の電極パ
ッド41及び42にハンダ付けされて固定強度が向上す
る。また、他方のツイスト部23も電極パッド43とダ
ミー電極44にハンダ付けされるので、ツイスト部23
の固定強度が向上する。この結果、コイル16が回路部
分に確実に接続されると同時に配線基板29の表裏も同
時に接続される。
ルスプール15にコイル巻線18を巻回する工程では、
まずコイル巻線18の一端のツイスト部23を配線基板
29の一方の突出部40に巻き付ける。ついで、図1又
は図5に示すように、ツイスト部23を中継ピン33に
掛け回した後、この巻き始めのツイスト部23を補助巻
線部24に略1ターン巻き回し、さらに単線部25を主
巻線部26に数10ターン巻き回してコイル16を巻胴
部19に巻装する。こうして単線部25を主巻線部26
に巻き終わると、巻き終わりのツイスト部23を補助巻
線部24に(あるいは、単線部25の上から主巻線部2
6に)略1ターン巻き付け、中継ピン33に掛け回した
後、他方の突出部40に巻き付ける。この後、両突出部
40,40に巻き付けられたツイスト部23をハンダ槽
に漬けてディップハンダにより突出部40,40の各電
極パッド41,42,43及びダミー電極44にハンダ
付けする。こうして、例えば図11(a)に示すように
両突出部40,40にコイル巻線18のツイスト部23
を巻いて、図11(b)に示すようにツイスト部23を
突出部40,40にディップハンダすると、一方のツイ
スト部23が電極パッド41及び42にハンダ付けされ
て固定される。しかも、表裏の電極パッド41及び42
同志もハンダ52によって導通させられ、表裏の電極パ
ッド41及び42をスルーホール等によって接続する必
要が無くなる。さらに、ツイスト部23も表裏の電極パ
ッド41及び42にハンダ付けされて固定強度が向上す
る。また、他方のツイスト部23も電極パッド43とダ
ミー電極44にハンダ付けされるので、ツイスト部23
の固定強度が向上する。この結果、コイル16が回路部
分に確実に接続されると同時に配線基板29の表裏も同
時に接続される。
【0017】こうしてコイル巻線18をコイルスプール
15に巻回することにより、図5に示すように、コイル
巻線18のツイスト部(特に、巻き始めのツイスト部)
23を単線部25と分離して巻胴部19に巻回すること
ができ、単線部25の巻き太りを防止し、単線部25を
ほぼ整然と安定に巻くことができる。従って、巻き太り
によってコイル巻線18を巻くスペースが少なくなり、
十分にコイル巻線18を巻けなくなる恐れがない。ま
た、ツイスト部23と擦れて単線部25の絶縁被膜が剥
離し、単線部25に層間短絡が発生することを防止する
ことができる。さらに、単線部25を巻胴部19に安定
に巻くことができるので、コイル特性が向上して検出感
度が安定する。
15に巻回することにより、図5に示すように、コイル
巻線18のツイスト部(特に、巻き始めのツイスト部)
23を単線部25と分離して巻胴部19に巻回すること
ができ、単線部25の巻き太りを防止し、単線部25を
ほぼ整然と安定に巻くことができる。従って、巻き太り
によってコイル巻線18を巻くスペースが少なくなり、
十分にコイル巻線18を巻けなくなる恐れがない。ま
た、ツイスト部23と擦れて単線部25の絶縁被膜が剥
離し、単線部25に層間短絡が発生することを防止する
ことができる。さらに、単線部25を巻胴部19に安定
に巻くことができるので、コイル特性が向上して検出感
度が安定する。
【0018】コイル16を巻かれたコイルスプール15
は上下から磁気シールド用のシールドリング45,46
で挟まれる。シールドリング45,46は例えば銅箔板
で形成された金属製のリング状の部材であって、これら
を組み合わせてコイル16の外周部を覆うことにより、
コイル16の磁束が外周部に漏れるのを防ぎ、周囲金属
による誤動作を防止するものである。シールドリング4
5,46は、コイル巻線18等に触れないよう、前縁部
及び後縁部には細い切り欠き部47,48が設けられて
おり、後縁側の切り欠き部48には突片49が突設され
ている。さらに、後側の内周部には切り欠き凹部50が
設けられている。しかして、コイルスプール15の上下
にシールドリング45,46を被せると、下のシールド
リング46に突設されている突片49が配線基板29の
小孔36内に嵌入してシールドリング46が回り止めさ
れると共に下のシールドリング46が銅箔39に触れて
アースされる。また、シールドリング45,46がコイ
ルスプール15等とともに筐体内に納められると、上の
シールドリング45が下のシールドリング46に接触す
ることにより上のシールドリング45もアースされる。
なお、上のシールドリング45の突片49は、上下のシ
ールドリング45,46を同形にして部品点数を減少さ
せるためであるから、これは省略しても差し支えない。
あるいは、上のシールドリング45の突片49も基板接
続部17にあけた小孔36等に嵌合するようにしてもよ
い。
は上下から磁気シールド用のシールドリング45,46
で挟まれる。シールドリング45,46は例えば銅箔板
で形成された金属製のリング状の部材であって、これら
を組み合わせてコイル16の外周部を覆うことにより、
コイル16の磁束が外周部に漏れるのを防ぎ、周囲金属
による誤動作を防止するものである。シールドリング4
5,46は、コイル巻線18等に触れないよう、前縁部
及び後縁部には細い切り欠き部47,48が設けられて
おり、後縁側の切り欠き部48には突片49が突設され
ている。さらに、後側の内周部には切り欠き凹部50が
設けられている。しかして、コイルスプール15の上下
にシールドリング45,46を被せると、下のシールド
リング46に突設されている突片49が配線基板29の
小孔36内に嵌入してシールドリング46が回り止めさ
れると共に下のシールドリング46が銅箔39に触れて
アースされる。また、シールドリング45,46がコイ
ルスプール15等とともに筐体内に納められると、上の
シールドリング45が下のシールドリング46に接触す
ることにより上のシールドリング45もアースされる。
なお、上のシールドリング45の突片49は、上下のシ
ールドリング45,46を同形にして部品点数を減少さ
せるためであるから、これは省略しても差し支えない。
あるいは、上のシールドリング45の突片49も基板接
続部17にあけた小孔36等に嵌合するようにしてもよ
い。
【0019】さて、近接センサAの組立に当たっては、
下ケース2の突縁9の周囲に下のシールドリング46を
置くと、シールドリング46の切り欠き凹部50が下ケ
ース2のボス10に嵌合して回り止めされる。ついで、
配線基板29及び基板接続部17の各ピン挿入孔37,
38に下ケース2のピン11を圧入させるようにしてコ
イル部分と回路部分を下ケース2内に納めると、配線基
板29の突出部40が下ケース2の凹部12に収容され
て位置決め保持され、下のシールドリング46の突片4
9が配線基板29の小孔36に挿入される。コイルスプ
ール15の上に上のシールドリング45を被せた後、こ
の上から上ケース1を被せると、上のシールドリング4
5の切り欠き凹部50が上ケース1のボス14に嵌合し
てシールドリング45が回り止めされる。上ケース1を
下ケース2に押し付けると、上ケース1の弾性片6,7
に設けられた係合爪5が下ケース2の突起8に係合し、
上下のケース1,2が一体化されて筐体が構成され、図
4に示すように、コイル部分と回路部分が筐体内に収納
される。こうして組立られた近接センサAにあっては、
上ケース1、コイルスプール15及び下ケース2の各貫
通孔3,20,4が連続して金属体の通過する貫通部が
構成される。
下ケース2の突縁9の周囲に下のシールドリング46を
置くと、シールドリング46の切り欠き凹部50が下ケ
ース2のボス10に嵌合して回り止めされる。ついで、
配線基板29及び基板接続部17の各ピン挿入孔37,
38に下ケース2のピン11を圧入させるようにしてコ
イル部分と回路部分を下ケース2内に納めると、配線基
板29の突出部40が下ケース2の凹部12に収容され
て位置決め保持され、下のシールドリング46の突片4
9が配線基板29の小孔36に挿入される。コイルスプ
ール15の上に上のシールドリング45を被せた後、こ
の上から上ケース1を被せると、上のシールドリング4
5の切り欠き凹部50が上ケース1のボス14に嵌合し
てシールドリング45が回り止めされる。上ケース1を
下ケース2に押し付けると、上ケース1の弾性片6,7
に設けられた係合爪5が下ケース2の突起8に係合し、
上下のケース1,2が一体化されて筐体が構成され、図
4に示すように、コイル部分と回路部分が筐体内に収納
される。こうして組立られた近接センサAにあっては、
上ケース1、コイルスプール15及び下ケース2の各貫
通孔3,20,4が連続して金属体の通過する貫通部が
構成される。
【0020】図4に示すコイル16とシールドリング4
5,46との距離Lは近接センサAの検出感度に影響す
るが、この近接センサAではコイル16の巻き太りによ
ってこの距離Lが小さくなるのを防ぐことができるの
で、近接センサAの検出感度を安定させることができ
る。また、このシールドリング45,46は、静電気シ
ールドも兼ねており、電気的に絶縁される必要がある
が、コイル巻線18がほぼ整然と巻かれているので、巻
き太りによりシールドリング45,46とコイル巻線1
8とが接触する恐れがなく、静電気的な問題も解決する
ことができる。
5,46との距離Lは近接センサAの検出感度に影響す
るが、この近接センサAではコイル16の巻き太りによ
ってこの距離Lが小さくなるのを防ぐことができるの
で、近接センサAの検出感度を安定させることができ
る。また、このシールドリング45,46は、静電気シ
ールドも兼ねており、電気的に絶縁される必要がある
が、コイル巻線18がほぼ整然と巻かれているので、巻
き太りによりシールドリング45,46とコイル巻線1
8とが接触する恐れがなく、静電気的な問題も解決する
ことができる。
【0021】つぎに、上記近接センサAの静電気対策に
ついて説明する。図12は図9の配線基板29の一部分
(電源入力部パターン53及びアース側パターン54の
設けられている側の端部)を拡大して示す図である。こ
の実施形態では、配線パターン51からなる静電気放電
手段55が2箇所に設けられている。この静電気放電手
段55は、信号ライン側に侵入した静電気を信号ライン
側とアース側で放電させるものであるから、静電気放電
手段を設ける位置は電源入力部パターン53及びアース
側パターン54と出力回路との間(つまり、図17にお
いて出力回路103から右へ延びている信号ラインとア
ースラインとの間)であって、静電気放電手段55を構
成する一方の配線パターン51は信号ライン側であっ
て、他方の配線パターンはアース側である。
ついて説明する。図12は図9の配線基板29の一部分
(電源入力部パターン53及びアース側パターン54の
設けられている側の端部)を拡大して示す図である。こ
の実施形態では、配線パターン51からなる静電気放電
手段55が2箇所に設けられている。この静電気放電手
段55は、信号ライン側に侵入した静電気を信号ライン
側とアース側で放電させるものであるから、静電気放電
手段を設ける位置は電源入力部パターン53及びアース
側パターン54と出力回路との間(つまり、図17にお
いて出力回路103から右へ延びている信号ラインとア
ースラインとの間)であって、静電気放電手段55を構
成する一方の配線パターン51は信号ライン側であっ
て、他方の配線パターンはアース側である。
【0022】静電気放電手段55の構造としては種々の
ものが考えられるので、これらを図13(a)(b)
(c)及び図14(a)(b)(c)により説明する。
図13(a)に示すものは放電が起き易い形状としたも
のである。すなわち、静電気が放電し易いように信号ラ
イン側の配線パターン51とアース側の配線パターン5
1にそれぞれ突起状部分56を設け、対向する突起状部
分56間で放電が起き易いようにしたものである。ま
た、いずれか一方がこのような突起状部分56を有して
いれば、その近傍で電界が大きくなって放電し易くなる
ので、いずれか一方のみに突起状部分56を設けてあれ
ば、放電される側の形状は問わない。従って、他方の配
線パターン51は図13(c)のように直線状でもよ
く、あるいは、図14(a)に示すように、一方に突起
状部分56を設け、他方に凹状部分57を設けて対向さ
せてもよい。また、図13(b)に示すものは配線パタ
ーン51のコーナ部58を利用し、他方の配線パターン
51とコーナ部58との間で放電するようにしたもので
ある。図14(b)に示すものは配線パターン51,5
1間の一部に距離の小さな部分を設け、この接近した部
分で放電が起き易くなるようにしたものである。また、
配線基板29の裏面のシールド用の電極39は露出して
いるが、一般に配線基板29の表面側はレジスト膜によ
って覆われており、レジスト膜によって覆われていると
配線パターン51,51間に放電は生じない。従って、
図14(c)に示すように配線パターン51,51の対
向する一部分をレジスト膜60から露出させ、この露出
部分59,59を静電気放電手段55としてもよい。こ
のようにレジスト膜60から露出させる点は重要であっ
て、静電気放電手段55をレジスト膜60から露出させ
ることにより4kV程度の静電気の電圧で動作させるこ
とができる。
ものが考えられるので、これらを図13(a)(b)
(c)及び図14(a)(b)(c)により説明する。
図13(a)に示すものは放電が起き易い形状としたも
のである。すなわち、静電気が放電し易いように信号ラ
イン側の配線パターン51とアース側の配線パターン5
1にそれぞれ突起状部分56を設け、対向する突起状部
分56間で放電が起き易いようにしたものである。ま
た、いずれか一方がこのような突起状部分56を有して
いれば、その近傍で電界が大きくなって放電し易くなる
ので、いずれか一方のみに突起状部分56を設けてあれ
ば、放電される側の形状は問わない。従って、他方の配
線パターン51は図13(c)のように直線状でもよ
く、あるいは、図14(a)に示すように、一方に突起
状部分56を設け、他方に凹状部分57を設けて対向さ
せてもよい。また、図13(b)に示すものは配線パタ
ーン51のコーナ部58を利用し、他方の配線パターン
51とコーナ部58との間で放電するようにしたもので
ある。図14(b)に示すものは配線パターン51,5
1間の一部に距離の小さな部分を設け、この接近した部
分で放電が起き易くなるようにしたものである。また、
配線基板29の裏面のシールド用の電極39は露出して
いるが、一般に配線基板29の表面側はレジスト膜によ
って覆われており、レジスト膜によって覆われていると
配線パターン51,51間に放電は生じない。従って、
図14(c)に示すように配線パターン51,51の対
向する一部分をレジスト膜60から露出させ、この露出
部分59,59を静電気放電手段55としてもよい。こ
のようにレジスト膜60から露出させる点は重要であっ
て、静電気放電手段55をレジスト膜60から露出させ
ることにより4kV程度の静電気の電圧で動作させるこ
とができる。
【0023】さて、図12に戻ると、この実施形態で
は、電源入力部パターン53もしくはその近傍に設けた
突起状部分56とアース側パターン54もしくはその近
傍に設けた突起状部分56を対向させ、しかも、突起状
部分56,56をレジスト膜から露出させて静電気放電
手段55としている。また、もう1箇所の静電気放電手
段55は、コーナ部58を利用したものとし、このコー
ナ部58に他方の配線パターン51を近づけると共にコ
ーナ部58とその対向部分をレジスト膜から露出させて
いる。
は、電源入力部パターン53もしくはその近傍に設けた
突起状部分56とアース側パターン54もしくはその近
傍に設けた突起状部分56を対向させ、しかも、突起状
部分56,56をレジスト膜から露出させて静電気放電
手段55としている。また、もう1箇所の静電気放電手
段55は、コーナ部58を利用したものとし、このコー
ナ部58に他方の配線パターン51を近づけると共にコ
ーナ部58とその対向部分をレジスト膜から露出させて
いる。
【0024】図1のような近接センサAでは、配線基板
29の後端部がケース1,2から飛び出ており、電源入
力部パターン53に信号線61が接続され、アース側パ
ターン54にアース線62が接続されるので、この信号
線61などを通して電源入力部パターン53から配線基
板29に静電気が侵入し易い。また、図16に示すもの
は配線基板29上に実装されたソケット63にプラグ6
4を差込むようになったものである。このような近接セ
ンサでは、プラグ64やソケット63等を通じて電源入
力部パターン53から配線基板29に静電気が侵入す
る。信号ライン側に侵入した静電気は、静電気放電手段
55へ達し、静電気放電手段55において信号ライン側
とアース側との間の電界強度が非常に大きくなるので、
静電気放電手段55で放電が起きる。放電することによ
って静電気は回路内部の部品へ到達することまくアース
側に落ちる。よって、適当な静電気の強度で静電気放電
手段55に放電が発生するようにしておけば、配線基板
29上に実装されている部品などが劣化したり破壊した
りしないように保護することができる。
29の後端部がケース1,2から飛び出ており、電源入
力部パターン53に信号線61が接続され、アース側パ
ターン54にアース線62が接続されるので、この信号
線61などを通して電源入力部パターン53から配線基
板29に静電気が侵入し易い。また、図16に示すもの
は配線基板29上に実装されたソケット63にプラグ6
4を差込むようになったものである。このような近接セ
ンサでは、プラグ64やソケット63等を通じて電源入
力部パターン53から配線基板29に静電気が侵入す
る。信号ライン側に侵入した静電気は、静電気放電手段
55へ達し、静電気放電手段55において信号ライン側
とアース側との間の電界強度が非常に大きくなるので、
静電気放電手段55で放電が起きる。放電することによ
って静電気は回路内部の部品へ到達することまくアース
側に落ちる。よって、適当な静電気の強度で静電気放電
手段55に放電が発生するようにしておけば、配線基板
29上に実装されている部品などが劣化したり破壊した
りしないように保護することができる。
【0025】図15(a)(b)は放電により静電気の
流れる道筋を説明するための図である。図15(a)
(b)において、65は配線基板29上のIC、66は
保護用のツェナーダイオード(耐圧30V程度)、67
はサージ吸収用のコンデンサ、68,69は抵抗であ
る。信号側に抵抗69の存在する図15(a)の場合で
は、Kの位置に生じた静電気は破線で示すようにそのま
まアースに流れるが、Sの位置に数kVの静電気が侵入
すると、静電気放電手段55が放電して静電気は実線で
示す経路でアースに流れ、ツェナーダイオード66やI
C65が保護される。
流れる道筋を説明するための図である。図15(a)
(b)において、65は配線基板29上のIC、66は
保護用のツェナーダイオード(耐圧30V程度)、67
はサージ吸収用のコンデンサ、68,69は抵抗であ
る。信号側に抵抗69の存在する図15(a)の場合で
は、Kの位置に生じた静電気は破線で示すようにそのま
まアースに流れるが、Sの位置に数kVの静電気が侵入
すると、静電気放電手段55が放電して静電気は実線で
示す経路でアースに流れ、ツェナーダイオード66やI
C65が保護される。
【0026】また、アース側に抵抗69の存在する図1
5(a)の場合では、Sの位置に生じた静電気は破線で
示すように電源70を通ってアースに流れるが、Kの位
置に数kVの静電気が侵入すると、静電気放電手段55
が放電して静電気は実線で示す経路でアースに流れ、ツ
ェナーダイオード66やIC65が保護される。
5(a)の場合では、Sの位置に生じた静電気は破線で
示すように電源70を通ってアースに流れるが、Kの位
置に数kVの静電気が侵入すると、静電気放電手段55
が放電して静電気は実線で示す経路でアースに流れ、ツ
ェナーダイオード66やIC65が保護される。
【0027】なお、上記説明で用いた上下方向は近接ス
イッチの使用状態における上下方向とは関係なく便宜的
なものであって、実際の使用状態においては、シールド
用の銅箔が上面側となるように上下反転した状態で用い
てもよい。
イッチの使用状態における上下方向とは関係なく便宜的
なものであって、実際の使用状態においては、シールド
用の銅箔が上面側となるように上下反転した状態で用い
てもよい。
【図1】本発明の一実施形態による貫通型近接センサの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】同上の近接センサの上下反転した状態における
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図3】同上の近接センサの一部破断した側面図であ
る。
る。
【図4】同上の近接センサの組み立て状態を示す断面図
である。
である。
【図5】一体に組み立てられたコイル部分と回路部分を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図6】同上のコイルスプールの平面図である。
【図7】同上のコイルスプールの下面図である。
【図8】同上のコイルスプールの側面図である。
【図9】配線基板の表面図である。
【図10】配線基板の裏面図である。
【図11】(a)(b)は配線基板の突出部に巻き回さ
れたコイル巻線を示す側面図及び平面図である。
れたコイル巻線を示す側面図及び平面図である。
【図12】同上の配線基板の一部分を拡大して示す平面
図である。
図である。
【図13】(a)(b)(c)は種々の静電気放電手段
を示す概略説明図である。
を示す概略説明図である。
【図14】(a)(b)(c)は種々の静電気放電手段
を示す概略説明図である。
を示す概略説明図である。
【図15】(a)(b)は同上の静電気放電手段の作用
を説明する図である。
を説明する図である。
【図16】(a)(b)は別なタイプの近接センサを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図17】貫通型近接センサの原理を説明するためのブ
ロック図である。
ロック図である。
15 コイルスプール 16 コイル 29 配線基板 51 配線パターン 53 電源入力部パターン 54 アース側パターン 55 静電気放電手段 60 レジスト膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
Claims (2)
- 【請求項1】 コイル巻線を巻回して構成したコイル
と、コイルの電気的特性の変化により検出対象物を検出
する回路部分とを備えた貫通型近接センサにおいて、 回路部分を構成する配線基板の配線パターンにより静電
気放電手段を構成したことを特徴とする貫通型近接セン
サ。 - 【請求項2】 前記電極パターンにより構成された静電
気放電手段は、電極パターンのレジスト膜により覆われ
ていない部分であることを特徴とする、請求項1に記載
の貫通型近接センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21543495A JPH0945194A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 貫通型近接センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21543495A JPH0945194A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 貫通型近接センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0945194A true JPH0945194A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16672286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21543495A Pending JPH0945194A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 貫通型近接センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0945194A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006153993A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Olympus Imaging Corp | カメラおよびレンズ装置 |
JP2006229511A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Sensatec Co Ltd | 静電容量形近接センサ |
EP2224793A1 (en) | 2009-02-26 | 2010-09-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Circuit board and circuit board assembly |
US8633575B1 (en) | 2012-05-24 | 2014-01-21 | Amkor Technology, Inc. | IC package with integrated electrostatic discharge protection |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP21543495A patent/JPH0945194A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006153993A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Olympus Imaging Corp | カメラおよびレンズ装置 |
JP4594705B2 (ja) * | 2004-11-25 | 2010-12-08 | オリンパスイメージング株式会社 | カメラ |
JP2006229511A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Sensatec Co Ltd | 静電容量形近接センサ |
EP2224793A1 (en) | 2009-02-26 | 2010-09-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Circuit board and circuit board assembly |
US8633575B1 (en) | 2012-05-24 | 2014-01-21 | Amkor Technology, Inc. | IC package with integrated electrostatic discharge protection |
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