JPH0124943Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0124943Y2
JPH0124943Y2 JP7495880U JP7495880U JPH0124943Y2 JP H0124943 Y2 JPH0124943 Y2 JP H0124943Y2 JP 7495880 U JP7495880 U JP 7495880U JP 7495880 U JP7495880 U JP 7495880U JP H0124943 Y2 JPH0124943 Y2 JP H0124943Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
electronic
static electricity
discharge pattern
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7495880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57964U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7495880U priority Critical patent/JPH0124943Y2/ja
Publication of JPS57964U publication Critical patent/JPS57964U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0124943Y2 publication Critical patent/JPH0124943Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外部から飛来した静電気を電子回路
に影響を与えずに確実に外部に放電できるように
した回路基板装置に関する。
従来、通信機等の電子機器を構成する場合、装
置のコンパクト化をはかれることや保守等の取り
扱いが容易であることから、プラグインユニツト
式の装置が多く用いられている。この種の装置
は、第1図に示す如く電子機器筐体1を棚2によ
り仕切つて構成した収納室3に、その前面側から
案内レール4に沿つてプラグインユニツトとして
の回路基板5を挿入し、この回路基板5の挿入端
に設けた外部接続端子5aを電子機器筐体1の背
面板に設けたコネクタ端子6に挿着して各回路基
板5間の接続を行なうようにしたものである。
なお、図中7は回路基板5に形成した電子回路
を示している。
ところが、このような装置においては、回路基
板5の交換や点検のため作業者が回路基板5に触
れると、その際に人体に帯電していた静電気が基
板5に移り、この静電気が電子回路7を介して放
電することにより、電子回路7に悪影響を与えて
いる。特に、近年では電子回路7を構成する電子
部品としてCMOS等の静電気に対して影響を受
け易い素子が多く使用されており、静電気の放電
により特性の劣化や延いては素子の破損を招くこ
とになり、装置を安定に動作させる上で大きな障
害となつていた。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、特にプラグインユニツ
ト装置の回路基板において、回路基板の保守を行
なう際に回路基板に転移した静電気を電子回路に
影響を与えることなく確実に電子機器筐体に放電
させ得て、動作安定性が高く信頼性の優れた回路
基板装置を提供することにある。
以下、本考案を図面に示す一実施例を参照して
説明する。第2図は同実施例における回路基板装
置の概略構成図で、プラグインユニツトとして電
子機器筐体1に収納した状態を示している。すな
わち、回路基板5は、その上下各辺を上棚2aお
よび下棚2bに設けられた案内レール4に案内さ
れて収納室3に挿入され、挿入端に設けた外部接
続端子5aをコネクタ端子6に挿着している。な
お、図中7は第1図で述べた如く電子回路を示し
ている。
さて、このような回路基板5の操作端5bに
は、静電気放電パターン8が形成してある。この
静電気放電パターン8は、基板5の上下各辺に接
する部位が上下各棚2a,2bに設けた導電性の
案内レール4に電気的に接続している。またこの
とき、静電気放電パターン8の上下各辺と接する
部位は、各辺の形成方向に延在され、これにより
案内レール4との電気的接触面積の増大がはから
れている。
したがつて、このような回路基板において、基
板5を交換等する際に作業者から静電気が基板5
に転移すると、この静電気は静電気放電パターン
8を介して案内レール4に導びかれ、しかるのち
この案内レール4に対して電気的に一体化された
上下各棚2a,2bおよび電子機器筐体1をそれ
ぞれ介して大地(アース)に放電される。このと
き、静電気は、静電気放電パターン8が回路基板
5の操作端5bに形成してあり、かつ電子機器筐
体1に対して電気的接触面積が大きく電子回路7
と比べて電気的にアースに近いことから、電子回
路7を介してアースに放電されずに、確実に静電
気放電パターン8および電子機器筐体1を経てア
ースに放電される。
このように、本実施例の回路基板5によれば、
基板5外部から飛来する静電気を電子回路7に影
響を与えることなく確実にアースに放電させるこ
とができ、電子回路7の特性の劣化や素子の破損
を阻止し得て、回路基板5、延いては電子機器の
信頼性を向上させることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、第3図に示す如く回路基板5の
操作端にシールド金具9を取着してある場合に
は、このシールド金具9に沿つて静電気放電パタ
ーン81を形成してもよい。これにより、シール
ド金具9が電子機器筐体1に電気的に接触してい
ない場合であつても、静電気がシールド金具9を
介して電子回路7に回り込む不都合は阻止され、
この結果電子回路7に対する静電気の影響を確実
に回避することができる。また、第4図に示す如
く静電気放電パターン82を回路基板5の上下各
辺形成方向に長く延在させて“コ”の字形に形成
してもよい。ただし、この場合には、例えば図中
A点に飛来した静電気がB点やC点で抜けずに、
静電気放電パターン82の先端部D点付近で電子
機器筐体に抜けることがあり、このときに静電気
の流れ○イに判なう不要電波が発生して電子回路7
の誤動作や雑音の発生を招くことがある。したが
つて、静電放電パターンとしては、第5図に示す
如く回路基板5の操作端5bに沿つて直線状のパ
ターン83を形成し、このパターン83の両端、
つまり基板5の上下各辺と接する部位を電子機器
筐体1および上下各棚2a,2bと電気的に接触
させておく方が、より好ましい。さらに、静電気
放電パターンは、第6図84に示すように基板5
の操作端の中央部を切り欠いたものであつてもよ
く、要するに交換や点検等の際に作業者が接近、
あるいは接触し易い箇所に形成しておくことが好
ましい。また、上記実施例および各変形例では、
静電気放電パターンを電子機器筐体1および上下
各棚2a,2bに電気的に接触させるものとして
説明したが、電気的に近接させるだけでもよい。
要するに、静電気放電パターンと電子機器筐体1
との電気的接続関係は、静電気放電パターンに飛
来した静電気が電子回路7に転移することなく電
子機器筐体1側に直接放電するように設定すれば
よい。さらに、静電気パターンの形状は、静電気
が誘導され易いように部分的に鋭角状の突出部を
形成したものとしてもよい。また、棚板2a,2
bや案内レール4が樹脂製品であつたり、表面に
塗料等が塗布されている場合には、例えば導電性
スプレ等を吹き付けたり、あるいは導電性部材を
貼着することにより、本考案の効果を同様に得る
ことができる。その他、回路基板5の種類やその
構成、静電気放電パターンの形状等についても、
本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施できる。
以上詳述したように本考案によれば、回路基板
にこの回路基板の電子回路と電気的に分離して静
電気放電パターンを形成したことによつて、回路
基板の外部から転移した静電気を電子回路に影響
を与えることなく確実に電子機器筐体に放電させ
ることができ、動作安定性が高く信頼性の優れた
回路基板装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来説明に用いるためのプラグインユ
ニツト装置を示す要部斜視図、第2図から第6図
は本考案を示すもので、第2図は一実施例におけ
る回路基板装置の概略構成図、第3図〜第6図は
それぞれ異なる変形例を示す回路基板装置の概略
構成図である。 1……電子機器筐体、2a,2b……上下棚、
4……案内レール、5……回路基板、5b……操
作端、7……電子回路、8,81,82,83,
84……静電気放電パターン、9……シールド金
具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 導電性の電子機器筐体に収容され電子回路を
    形成した印刷回路基板に、外部から転移した静
    電気を前記電子機器筐体を介してアースに放電
    する導電性の静電気放電パターンを前記電子回
    路より前記電子機器筐体に近づけて形成したこ
    とを特徴とする回路基板装置。 (2) 静電気放電パターンは、印刷回路基板が一辺
    に外部接続端子を有するプラグインユニツトか
    らなる場合、その操作部となる基板周縁部に形
    成されることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の回路基板装置。
JP7495880U 1980-05-30 1980-05-30 Expired JPH0124943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7495880U JPH0124943Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7495880U JPH0124943Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57964U JPS57964U (ja) 1982-01-06
JPH0124943Y2 true JPH0124943Y2 (ja) 1989-07-27

Family

ID=29437650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7495880U Expired JPH0124943Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0124943Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071717B2 (ja) * 1985-06-20 1995-01-11 大日本印刷株式会社 静電破壊防止パネルとその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57964U (ja) 1982-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5005106A (en) Multifunctional card having an electromagnetic wave protection
JPH04153096A (ja) 携帯用記憶装置
EP0228278A3 (en) Electrical connector assembly
JPH04157799A (ja) 筐体の構造
US4677520A (en) Static charge protector for integrated circuits
JPH0499699A (ja) 携帯形半導体記憶装置
JPH0124943Y2 (ja)
US6490171B2 (en) Apparatus for shielding
US7038899B2 (en) EMI suppression device
JPS60173791A (ja) コンピユ−タ用カ−トリツジの接続装置
JP2543688B2 (ja) 電子機器
JPS6334312Y2 (ja)
JPS62204506A (ja) 電源トランス
JP3474687B2 (ja) 雷、静電気保護用アースパターン
JP4031549B2 (ja) 端子のシールド構造
JPH0945194A (ja) 貫通型近接センサ
JPH07288367A (ja) 電子装置の耐静電気構造
JPH079439Y2 (ja) 電子回路用基板のシールド構造
JPH054719Y2 (ja)
JPH0217510Y2 (ja)
JPH01299091A (ja) メモリカード
JP2535035Y2 (ja) 電子回路基板に於けるサージ電流バイパス装置
JPH0119785Y2 (ja)
JPH05102671A (ja) 電子回路基板
KR20040103225A (ko) 인쇄회로기판 및 이를 사용하는 전자기기