JPH0963439A - 近接センサ - Google Patents

近接センサ

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Publication number
JPH0963439A
JPH0963439A JP23919095A JP23919095A JPH0963439A JP H0963439 A JPH0963439 A JP H0963439A JP 23919095 A JP23919095 A JP 23919095A JP 23919095 A JP23919095 A JP 23919095A JP H0963439 A JPH0963439 A JP H0963439A
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JP
Japan
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circuit board
shield plate
case
proximity sensor
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP23919095A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Hatada
光男 畠田
Tomohito Noda
智史 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド板と回路基板のアース部を簡単かつ
確実に接続できる構造とし、信頼性を維持しつつ生産性
の向上を図る。 【解決手段】 電子部品を実装した両面配線基板23と
シールド板5を重ねるようにしてケース1内に納める。
シールド板5から延出された延出端子片27と両面配線
基板23のアース用パッド36とを重ね、この部分をケ
ース1の側壁7aとカバー2の側壁2aの間に挟み込む
ことによってシールド板5を確実にアースする。両面配
線基板23に実装したIC24aとケース1の内面との
間にシールド板5を挟み込んでシールド板5を固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は近接センサに関す
る。特に、鋼球通過部を通過する鋼球等の金属体を検出
する近接センサに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼球の通過を非接触で磁気的に検出する
センサとして、高周波発振型近接センサが用いられてい
る。しかし、検出対象物によっては、静電気を帯びてい
るものがあるので、検出対象物から近接センサに静電気
が入り込むと、近接センサの回路が静電気により破損す
る恐れがある。
【0003】例えば、パチンコ遊戯機にあっては、パチ
ンコ球は静電気を帯び易く、パチンコ球から近接センサ
内に静電気が入り込む恐れがある。また、近接センサを
固定する役物は従来メッキされておらず、静電気の侵入
経路はパチンコ球から直接近接センサに落ちるものであ
った。ところが、近年メッキされた役物が多く出回って
いるので、静電気を帯びたパチンコ球から直接近接セン
サに落ちるほか、メッキ役物を経由して近接センサの筐
体を構成するケースとカバーの隙間から内部に侵入し、
内部回路を破壊する恐れがある。
【0004】このような静電気による回路破壊を防止す
るため、従来の近接センサにあっては、回路基板を覆う
ようにして内部にシールド板を配設している。また、高
周波近接センサは、外部からの電磁波の影響を受けて感
度が不安定になったり、誤動作したりすることがあるの
で、そのための対策としても電磁シールドが必要不可欠
であった。
【0005】図17は従来の近接センサにおけるシール
ド構造を示す一部破断した断面図である。従来にあって
は、図17に示されているように、回路基板51は片面
配線基板52のパターン面に電子部品53を実装されて
おり、回路基板51と重ねるようにしてシールド板54
が配設されていた。ところが、シールド板54は静電気
からの保護のためには、鋼球の侵入側に配置する必要が
あるのに対し、電子部品53は鋼球の侵入側と反対側の
面に設けられていたので、シールド板54は片面配線基
板52のパターン面と反対側に位置していた。このた
め、シールド板54を回路基板51へアースするには、
片面配線基板52に透孔55を開口し、シールド板54
に設けられている延出端子片56を透孔55に通し、片
面配線基板52のパターン面のアース用パッド(0Vパ
ターン)57に重ねるようにして延出端子片56の先端
部を曲げ加工し、ついで、ケース58にカバー59を取
り付けることにより、カバー59の側壁60で延出端子
片56の先端部をアース用パッド57に圧接させ、シー
ルド板54をアースしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】しかしながら、従来の近接センサにあって
は、上記のように片面配線基板に透孔をあけてシールド
板の延出端子片を透孔に通し、延出端子片を曲げ加工し
てアース用パッドと重ね、カバーと回路基板の間に延出
端子片を挟み込まなければならなかった。このため、組
立工数が多くなって組み立てが面倒となり、生産性が低
下していた。
【0008】また、基板に透孔をあけるので、電子部品
実装禁止領域が発生し、その位置には電子部品を実装し
たり、配線パターンを形成したりすることができず、設
計上の制約となっていた。
【0009】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、近接セン
サの信頼性を維持しつつ生産性を向上させることにあ
る。
【0010】
【発明の開示】請求項1に記載の近接センサは、シール
ド板と回路基板を重ねるようにして、コイル素子と回路
基板とシールド板をケース及びカバー間の空間に収納
し、コイル素子と金属体との磁気的相互作用により、金
属体通過部を通過する金属体を検出する近接センサにお
いて、回路基板の端子領域をケースの側壁とカバーの側
壁の間から外部へ突出させ、シールド板から延出された
延出端子片を、ケースもしくはカバーのうちいずれかシ
ールド板が位置する側の側壁と回路基板との間の間隙へ
導き、ケースの側壁とカバーの側壁で回路基板及び延出
端子片を挟み込むことによって延出端子片を回路基板の
アース部分に押圧させたことを特徴としている。
【0011】請求項1の近接センサにあっては、シール
ド板の側で延出端子片と回路基板のアース部分とを接続
しているので、センサ組み立ての際には、回路基板に延
出端子片を通すための透孔をあけたり、当該透孔に延出
端子片を通して曲げ加工したりする手間が省け、近接セ
ンサの生産効率を向上させることができる。しかも、シ
ールド板の延出端子片と回路基板とは、カバーとケース
の側壁間に挟み込稀ているので、延出端子片と回路基板
のアース部分との当接度合いもよく、確実に磁気シール
ド効果をもたらすことができる。また、回路基板にシー
ルド板の延出端子片を通すための透孔をあける必要がな
く、回路基板設計上の制約を少なくすることができる。
【0012】請求項2に記載の近接センサは、配線基板
に電子部品を実装した回路基板とシールド板を重ねるよ
うにして、コイル素子と回路基板とシールド板をケース
及びカバー間の空間に収納し、コイル素子と金属体との
磁気的相互作用により、金属体通過部を通過する金属体
を検出する近接センサにおいて、回路基板の端子領域を
ケースの側壁とカバーの側壁の間から外部へ突出させ、
シールド板から延出された延出端子片を回路基板のアー
ス部分に接続し、ケースもしくはカバーのうちいずれか
シールド板が位置する側の内面と配線基板との距離が配
線基板のシールド板と対向する側の面に実装された最も
高さの高い電子部品の高さとほぼ等しい寸法となるよう
にして、当該電子部品とケースもしくはカバーの内面の
間にシールド板を挟持したことを特徴としている。
【0013】請求項2の近接センサにあっては、配線基
板に実装された電子部品とケースもしくはカバーでシー
ルド板を挟み込んで位置決めできるので、センサ組み立
て時におけるシールド板の位置ずれがなく、組み立て後
においてもシールド板のガタツキなどがなく、近接セン
サの信頼性を高めることができる。例えば、金属体の衝
突によりケースに振動が加わっても、シールド板のがた
つきがなく、延出端子片がアース部分から外れることが
なく、確実にシールド効果をもたらすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態の構造)本発明の一実施形態によるパ
チンコ球等の鋼球の貫通を検出する近接センサAを図面
に従って説明する。図1は近接センサAの分解斜視図、
図2は図1の上下反転した状態の分解斜視図、図3は組
み立て状態の平面図である。これらの図に示されるよう
に、近接センサAは、ケース1及びカバー2からなる平
たい筐体内にコイル素子3と回路基板4とシールド板5
を納めて構成される。
【0015】この筐体を構成するケース1には、鋼球を
通過させるための略U字状をした鋼球通過溝6が形成さ
れており、鋼球通過溝6の溝開放方向を下方に向けたと
きの一方の側面位置に収納部7が形成されている。収納
部7の内面には回路基板4を水平に支持するための基板
支持部8が設けられ、収納部7の側壁7aには回路基板
4の端子領域9を突出させるための切欠部10が設けら
れ、切欠部10にはボス11が立設されている。
【0016】収納部7の外面2箇所には凹部12が形成
され、鋼球通過溝6を形成するために収納部7から延出
された略L字型の溝枠部13の基部には貫通孔14が形
成されている。カバー2には、凹部12及び貫通孔14
と対向する位置から、一対の爪16を備えた弾性を有す
る係合片15がそれぞれ垂下されており、ケース1の凹
部12及び貫通孔14内には各爪16と対応して突起1
7が設けられている。しかして、ケース1の上にカバー
2を被せて各係合片15をケース1の凹部12及び貫通
孔14に差込み、爪16を突起17に係合させることに
よりケース1にカバー2を一体化して筐体が構成され
る。
【0017】ここで、貫通孔14内では、図4(a)に
示すように突起17と内壁面との間に係合片15の厚み
とほぼ等しい隙間しか設けていないが、貫通孔14の係
合片挿入側の縁(突起17と対向する側の面でもよく、
突起17が設けられている側の面でもよい)に傾斜面1
8を設けているので、係合片15は傾斜面18にガイド
されて貫通孔14にスムーズに挿入され、図4(b)に
示すように係合片15の爪16が突起17と係合する。
【0018】この筐体では、鋼球がカバー2に衝突して
カバー2にクラックが発生するのを防止するため、図3
に示すように、溝枠部13はカバー2により覆わず、収
納部7だけをカバー2で覆うようにしているので、係合
片15の一つは鋼球通過溝6の内周側面でケース1と係
合させる必要がある。この場合、他の係合片15と同様
に、鋼球通過溝6の内周側面に凹部を設けるようにする
と、凹部を設けた分だけケース1の幅が長くなる。しか
し、後述のように、この横型の近接センサAでは、でき
るだけ幅寸法を短くしたい。また、係合片15が鋼球通
過溝6内に露出するので、鋼球との衝突によって破損す
る恐れがある。
【0019】これに対し、本発明の近接センサAのよう
に溝枠部13の基部に設けた貫通孔14に係合片15を
差し込むようにすれば、回路基板4等の位置していない
空きスペースを利用することができるので、近接センサ
Aの幅を大きくすることなく、係合片15を係合させる
ためのスペースを得ることができる。さらに、貫通孔1
4の縁に傾斜面18を設けることによって小さな開口面
積の貫通孔14にスムーズに係合片15を挿入できるよ
うにしているので、貫通孔14の開口面積を最小にする
ことができ、より一層近接センサAの幅寸法の短小化に
寄与できる。
【0020】図5(a)(b)は収納部7内に納められ
るコイル素子3を示す平面図及び側面図である。図7
(a)(b)はコイルスプール19の構造を示し、この
ようなコイルスプール19にコイル巻線20を巻回し、
コイル巻線20の端をコイルスプール19から突設され
た固定ピン21に巻き付けてハンダ付けしてある。この
コイル巻線20を巻回したコイルスプール19を図6
(a)(b)に示すような、縦断面E型のフェライト製
ヨーク22内に納めてコイル素子3が形成されている。
【0021】回路基板4は両面配線基板23の両面にI
C24aや抵抗24b、コンデンサ24c等の電子部品
を実装したものであって、端子領域9には一対の接続パ
ッド部25,25が設けられている。また、両面配線基
板23には、ケース1のボス11を挿通させるための通
孔26が開口されている。コイル素子3は、固定ピン2
1を両面配線基板23にハンダつけすることによって回
路基板4と電気的、機械的に接続されている。
【0022】シールド板5は、静電気から回路基板4を
保護するものであって、銅箔板等によってほぼ回路基板
4を覆う大きさに形成されている。シールド板5には、
回路基板4と接続するための延出端子片27が設けられ
ている。
【0023】(組立)しかして、上記近接センサAは、
次のようにして組み立てられる。まず、ケース1の収納
部7内にシールド板5を納める。このときシールド板5
の延出端子片27はケース1の切欠部10の上面に重ね
られる。延出端子片27の先端はケース1の外側面から
多少突出していても差し支えない。ついで、図8に示す
ように、通孔26にボス11を挿通させて端子領域9を
ケース1から突出させるようにして、収納部7内にコイ
ル素子3と一体化された回路基板4を納める。納めた回
路基板4は基板支持部8と切欠部10によって水平に支
持され、ケース1内面とボス11によって位置決めされ
る。このときコイル素子3は、その軸心方向が鋼球通過
溝6の溝開放方向と直交するように配置される。シール
ド板5の延出端子片27に対しては、回路基板4のアー
ス側の接続パッド部25もしくはアース側の配線パター
ンもしくは延出端子片27と接触させるために特に設け
られたアース用パッド(図13参照)等が対向するよう
に予め設計されている。この後、凹部12及び貫通孔1
4に係合片15を差込むようにして係合片15の爪16
を突起17に係合させ、ケース1にカバー2を取り付け
る。
【0024】ケース1内に回路基板4が支持された状態
においては、両面配線基板23の下面(シールド板5側
の面)とケース1の内面との距離は、両面配線基板23
の下面に実装されている電子部品のうち最も高さの高い
もの、例えばIC24aの高さと等しいか、それよりも
シールド板5の厚み程度大きくなっている。
【0025】従って、カバー2を取り付けると、回路基
板4がケース1とカバー2の間に挟み込まれ、回路基板
4上のIC24aがシールド板5に押し付けられ、図9
に示すように、シールド板5がIC24aとケース1の
間に挟み込まれてガタツキのないように固定される。そ
のため、IC24aの上面とコイル素子3の上面とは高
さを揃えられている。また、図10(a)(b)に示す
ように、回路基板4とシールド板5の延出端子片27が
収納部7の側壁7aとカバー2の側壁2aとの間に挟み
込まれる結果、延出端子片27が回路基板4のアース部
分と圧接され、シールド板5が0V電位にアースされ
る。よって、近接センサの組み立てが非常に簡単にな
る。
【0026】また、回路基板4はケース1の側壁7aと
カバー2の側壁2aの間に挟まれているので、回路基板
4の位置がケース1の収納部7の中央付近となり、両面
配線基板23を用いた回路基板4にとって都合のよい配
置となる。
【0027】(使用状態)上記のようにして構成された
近接センサAは、図11(a)に示すように、鋼球通過
溝6の溝開放部分を鋼球誘導樋28に対向させるように
配置される。したがって、使用状態においては、近接セ
ンサAは幅方向に長い横型となっている。また、近接セ
ンサAは、シールド板5の位置しているケース1側から
回路基板4の位置しているカバー2側へ向けて鋼球29
が通過するように取り付けられる。
【0028】この近接センサAにあっては、鋼球通過溝
6は鋼球誘導樋28と対向する下面で開放されているの
で、取付ガタ等によっても鋼球誘導樋28との間に段差
を発生することがなく、鋼球29をスムーズに通過させ
ることができる。
【0029】近接センサAにあっては、回路基板4上に
発振回路、検波回路、出力回路等からなる信号処理部
(図示せず)が構成されている。しかして、コイル素子
3の両端に接続された発振回路は、コイル素子3と内部
の容量によってLC発振回路を構成し、一定の周波数で
発振しており、その出力は検波回路に伝えられている。
コイル素子3に鋼球29が接近した場合には、コイル素
子3のコンダクタンスが増加し、発振回路の発振条件が
変化して振幅が低下し、または発振レベルが所定のしき
い値以下となる。この振幅もしくは発振レベルの低下に
より近接センサAは鋼球29の接近ないし通過を検知
し、出力回路を介して物体検知信号を出力する。
【0030】このようにして鋼球29を検出することの
できる検知領域30は、図11(a)に斜め破線で示す
ように鋼球通過溝6の幅方向で狭く、奥行方向に長く延
びており、この検知領域30を鋼球29が通過すると検
知される。このようにコイル素子3を横姿勢で配置し、
検知領域30を上下方向に長くしているので、近接セン
サAの取付ガタ等によって、図11(b)のように近接
センサAと鋼球誘導樋28とのギャップgが大きくなっ
ても検出漏れが発生しにくい。したがって、鋼球検出の
分解能を低下させることなく、鋼球検出の信頼性を高め
ることができ、取付ガタに対する許容値を広くできる。
【0031】また、上下方向での取付ガタに対する許容
値が大きくなるので、図11(a)に矢印で示すよう
に、近接センサAを上下方向に移動させて着脱すること
ができる。このような方向から近接センサAを着脱する
ようにすると、着脱時に鋼球29の通過を妨げることが
なくなる。また、回路基板4の端子領域9が着脱方向に
対して横に張り出していないので、近接センサAの着脱
もスムーズに行うことができる。
【0032】しかし、近接センサAを横型にすると、近
接センサAの幅が鋼球誘導樋28の幅に比較して大きく
なるので、近接センサAの幅をできるだけ短くする必要
がある。例えば、パチンコ遊戯機では装置の厚みにより
近接センサAの幅が制限される。このため、この近接セ
ンサAでは、回路基板4の端子領域9を上面側へ突出さ
せることにより、近接センサAの幅を短くしている。ま
た、前記のようにカバー2の係合片15をケース1の貫
通孔14に係合させることにより、さらに貫通孔14の
開口面積を最小にすることにより、近接センサAの幅を
できるだけ短くしている。また、回路基板4に両面配線
基板23を用いることによって電子部品の実装密度を高
め、回路基板4を小さくすることによって、近接センサ
Aの幅を短くしている。
【0033】また、鋼球29等に発生した静電気が近接
センサAに侵入すると、静電気によって回路基板4が破
損する恐れがあるが、この近接センサAにあっては、鋼
球29等に発生した静電気はケース1の小孔31から内
部へ侵入するとシールド板5にとらえられ、延出端子片
27を通じて回路基板4へアースされる。したがって、
回路基板4が静電気から保護される。
【0034】また、回路基板4が突出しているケース1
の側壁1aとカバー2の側壁2aの隙間には、延出端子
片27が位置しているので、この隙間から侵入する静電
気も延出端子片27でとらえてアースに落とすことがで
きる。
【0035】(第2の実施形態)図12は本発明の別な
実施形態によるパチンコ球等の鋼球の貫通を検出する近
接センサBの分解斜視図、図13は図12の上下反転し
た状態の分解斜視図、図14は組み立て状態の一部破断
した平面図、図15は組み立て状態の断面図である。ま
た、図16は内部に内蔵されているコイル素子3と回路
基板4を示す拡大斜視図である。
【0036】この近接センサBと先の近接センサAとの
違いは、主として、近接センサAでは金属体通過部が鋼
球通過溝6となっていたのに対し、この近接センサBで
は、環状の鋼球貫通孔32,34となっている点であ
る。すなわち、ケース1では、環状枠部33内に鋼球貫
通孔32が形成されており、カバー2には環状枠部35
内に鋼球貫通孔34が形成されており、ケース1内にシ
ールド板5とコイル素子3及び回路基板4を納入してケ
ース1にカバー2を取り付けると、両鋼球貫通孔32,
34によって鋼球の通過部が形成される。この近接セン
サBは、鋼球誘導樋28を転がってくる鋼球を検出する
よりも、ケース1側からカバー2側へ向けて鋼球貫通孔
32,34内を通過して落下する鋼球を検出する場合な
どに用いられる。
【0037】これ以外の違いとしては、カバー2の係合
片15を係合させるために貫通孔を用いず、いずれも凹
部12となっており、凹部12に係合片15を差込み易
くするために凹部12の縁にテーパ37を施している点
である。
【0038】上記以外については、近接センサAと同様
な構成となっているので、対応する部分には、近接セン
サAと同一の符号を付与することにより、詳細な説明は
省略する。特に、回路基板4の端子領域9をケース1
の側壁7aとカバー2の側壁2aの間から外へ突出さ
せ、シールド板5の延出端子片27を両面配線基板23
のアース用パッド36と重ねて両面配線基板23と延出
端子片27をケース1の側壁7aとカバー2の側壁2a
の間に挟み込み、延出端子片27と回路基板4のアース
用パッド36を圧接させている点、電子部品、例えば
IC24aとケース1の内面の間にシールド板5を挟み
込むことにより、シールド板5をガタツキなく固定して
いる点、などは近接センサAと共通している。
【0039】なお、上記各実施形態においては、延出端
子片27と両面配線基板23のアース部分(例えば、ア
ース用パッド36)とは圧接させていたが、ケース1と
カバー2の間に挟み込むことなく、ハンダ付けによって
接続していても差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による近接センサを示す分
解斜視図である。
【図2】同上の近接センサの上下反転した状態における
分解斜視図である。
【図3】同上の近接センサの平面図である。
【図4】(a)(b)は貫通孔に係合片を係合させる際
の動作説明図であって、(b)は図3のX−X線断面図
である。
【図5】(a)(b)は同上のコイル素子を示す平面図
及び側面図である。
【図6】(a)(b)は同上のコイル素子を構成するヨ
ークの正面図及び一部破断した側面図である。
【図7】(a)(b)は同上のコイル素子を構成するコ
イルスプールの平面図及び背面図である。
【図8】ケース内にシールド板、コイル素子及び回路基
板を収納した状態を示す平面図である。
【図9】図3のY−Y線に沿った概略断面図である。
【図10】(a)は一部破断した図3のZ矢視図であ
る。(b)は(a)の一部破断したW−W線断面図であ
る。
【図11】(a)(b)は本発明の近接センサの使用状
態を説明する図である。
【図12】本発明の別な実施形態による近接センサを示
す分解斜視図である。
【図13】同上の近接センサの上下反転した状態におけ
る分解斜視図である。
【図14】同上の近接センサの一部破断した平面図であ
る。
【図15】同上の近接センサの概略断面図である。
【図16】同上のコイル素子及び回路基板を示す斜視図
である。
【図17】従来例におけるシールド板と回路基板との接
続構造を説明する一部破断した断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 カバー 2a 側壁 3 コイル素子 4 回路基板 5 シールド板 6 鋼球通過溝 7a 側壁 9 端子領域 23 両面配線基板 24a IC 25 接続パッド部 27 延出端子片 32,34 鋼球通過孔 36 アース用パッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド板と回路基板を重ねるようにし
    て、コイル素子と回路基板とシールド板をケース及びカ
    バー間の空間に収納し、コイル素子と金属体との磁気的
    相互作用により、金属体通過部を通過する金属体を検出
    する近接センサにおいて、 回路基板の端子領域をケースの側壁とカバーの側壁の間
    から外部へ突出させ、シールド板から延出された延出端
    子片を、ケースもしくはカバーのうちいずれかシールド
    板が位置する側の側壁と回路基板との間の間隙へ導き、
    ケースの側壁とカバーの側壁で回路基板及び延出端子片
    を挟み込むことによって延出端子片を回路基板のアース
    部分に押圧させたことを特徴とする近接センサ。
  2. 【請求項2】 配線基板に電子部品を実装した回路基板
    とシールド板を重ねるようにして、コイル素子と回路基
    板とシールド板をケース及びカバー間の空間に収納し、
    コイル素子と金属体との磁気的相互作用により、金属体
    通過部を通過する金属体を検出する近接センサにおい
    て、 回路基板の端子領域をケースの側壁とカバーの側壁の間
    から外部へ突出させ、シールド板から延出された延出端
    子片を回路基板のアース部分に接続し、ケースもしくは
    カバーのうちいずれかシールド板が位置する側の内面と
    配線基板との距離が配線基板のシールド板と対向する側
    の面に実装された最も高さの高い電子部品の高さとほぼ
    等しい寸法となるようにして、当該電子部品とケースも
    しくはカバーの内面の間にシールド板を挟持したことを
    特徴とする近接センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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