JP2001022542A - データ制御装置、プリンタ及び印刷システム - Google Patents

データ制御装置、プリンタ及び印刷システム

Info

Publication number
JP2001022542A
JP2001022542A JP11196774A JP19677499A JP2001022542A JP 2001022542 A JP2001022542 A JP 2001022542A JP 11196774 A JP11196774 A JP 11196774A JP 19677499 A JP19677499 A JP 19677499A JP 2001022542 A JP2001022542 A JP 2001022542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
data
scanner
host
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11196774A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Ando
洋章 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11196774A priority Critical patent/JP2001022542A/ja
Priority to US09/613,426 priority patent/US7173723B1/en
Publication of JP2001022542A publication Critical patent/JP2001022542A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常印刷可能な上に、ホストを介することな
く画像を読み取り、高速に印刷して原画像のコピーを得
るプリンタにおいて、ホストからプリンタへのステータ
ス要求等にリアルタイムで応答すること。 【解決手段】 プリンタに、データ制御と画像読取機能
を奏するデータ制御装置を加えて、ホストが作成した印
刷データに対する通常の印刷に加え、読み取った画像を
ホストを介することなく印刷して原画像のローカルコピ
ーを行うことを可能とした。その際、データ制御装置
に、プリンタの(第1の)解釈部とは別個に第2の解釈
部を設け、ローカルコピー中のホストからプリンタへの
ステータス要求等はこの第2の解釈部が解釈すること
で、プリンタステータスの取り込み、そのパケットのホ
ストへの送信等の制御がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タ、プリンタ及びスキャナ等から成る印刷システムにお
いて、ホストコンピュータ及び各入出力装置相互間のデ
ータのやり取りを制御するデータ制御装置、更には、か
かるデータ制御装置を備えることで、ホストコンピュー
タからの印刷データを印刷し得るのみならず、スキャナ
で読み取った画像の複製(ローカルコピー)も可能とし
た、複写装置としての利用もできるプリンタ乃至は印刷
(及びコピー)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタやスキャナがホスト
コンピュータにネットワーク接続或いはローカル接続さ
れた印刷システムでは、プリンタは、ホストコンピュー
タ上でアプリケーションソフト等を用いて作成し、或い
はスキャナにより読み取った画像データをホストコンピ
ュータ上で編集等した印刷データを受信し、受信した印
刷データを解釈してプリントエンジンを駆動することに
より、印刷記録媒体に所定の印刷を行う。
【0003】ホストコンピュータからプリンタに対して
は、印刷データ以外のデータも送信可能である。例え
ば、ホストコンピュータはプリンタの各種ステータス
(用紙残量、インク残量等)を問い合わせることもでき
る。また、ホストコンピュータは、印刷の緊急停止等を
プリンタに要求することもできる。
【0004】一方、近年、特にカラーのインクジェット
プリンタの画質が著しく向上したため、これをスキャナ
と組み合わせて用いれば、高価なカラーコピー(複写)
機を購入しなくても、多くのユーザが高画質のカラーコ
ピーを簡単に得ることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにプリンタやスキャナを用いる場合、空間的に大きな
設置場所が必要となるだけでなく、ホストコンピュータ
にプリンタ及びスキャナを制御するためのソフトウェア
(ドライバ)をそれぞれインストールしなければならな
い。また、原画像を編集等することなく単に原画像の同
一複製物が必要であるだけの場合でも、スキャナにより
読み取った画像データをホストコンピュータを介してプ
リンタが解釈可能なデータに変換する必要があるので、
カラーコピーを得るまでのスループットは長くならざる
を得ない。
【0006】一方、最近では、ホストコンピュータとプ
リンタの間の双方向通信の応答性を向上させるため、両
者間のデータ通信に、IEEE1284.4プロトコル
(米国電気・電子技術者協会規格)等を採用し、パケッ
ト通信を行うことも提案されている。かかる提案方式で
は、ホストコンピュータとプリンタとの間の物理インタ
フェースに複数の論理チャネルを割り当て、例えば、プ
リンタに印刷データを送信し、この印刷データの送信が
完了する前であっても、緊急の印刷停止のコマンドや各
種ステータス要求等をプリンタに送信することを可能な
らしめている。
【0007】最近では、LAN(Local Area
Network)を構成することで、例えば1台のプ
リンタとスキャナを多数のホストコンピュータで共有し
て用いる場合が多い。かかる場合に、更に、上記したよ
うに、プリンタをスキャナと組み合わせてコピーシステ
ムとしても用いる場合には、あるユーザがスキャナの前
に立ち画像を読取りプリンタでそのコピーを印刷してい
る時に、他のユーザがホストコンピュータを操作して当
該プリンタにステータス要求を発している場合もある。
しかしながら、従来、このような場合のデータのやり取
りを効率よく制御すると共に、上記の如きステータス要
求にもより迅速に応答するための有効な提案はなされて
いなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、プリンタに、デ
ータ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ制御装
置を加えることで、ホストコンピュータからの印刷デー
タを通常印刷可能な上に、読み取った原画像データをホ
ストコンピュータを介することなく高速に印刷して原画
像と略同一の複製物(コピー)をも得られるプリンタ乃
至は印刷(及びコピー)システムを提供することにあ
る。
【0009】また、本発明の更なる目的は、上記の如き
プリンタ乃至は印刷(及びコピー)システムにおいて、
データ制御装置とプリンタ間もパケット通信を行うこと
で、ホストコンピュータからプリンタへのステータス要
求等にリアルタイムで応答することを可能ならしめるこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、プリンタ
に、データ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ
制御装置を加えることで、ホストコンピュータにより作
成した印刷データに対する通常の印刷に加え、画像を読
み取ってホストコンピュータに送る読み取り装置として
も、また、読み取った原画像データをホストコンピュー
タを介することなく印刷して原画像の複製物を得るロー
カルコピーまで可能としたマルチファンクションプリン
タを考案した。その際、ローカルコピーの時でもホスト
コンピュータからのステータス要求にリアルタイムで迅
速に応答できるように、プリンタの解釈部とは別個にデ
ータ制御装置にも解釈手段を設け、ホストコンピュータ
からプリンタへのコマンドをこの解釈手段で解釈するよ
うにした。また、この解釈手段の解釈の結果、ホストコ
ンピュータからのコマンドがステータス要求と分かった
ら、プリンタからステータスを取り込んでホストコンピ
ュータへパケットで送信するようにした。
【0011】即ち、請求項1記載のデータ制御装置は、
ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前
記ホストと前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト
間のデータのやり取りをそれぞれ制御するデータフロー
制御機能と、前記ホストを介することなく前記スキャナ
によって画像データを読み取り前記プリンタの第1の解
釈部により解釈可能なデータに変換して該プリンタに送
信し、ローカルコピーとして原画像の略複写物を印刷さ
せる画像データ読取・変換機能とを備えるデータ制御装
置において、該データ制御装置は、前記プリンタの第1
の解釈部と同様の解釈能力を備える第2の解釈部を有
し、前記ローカルコピーとして前記略複写物の印刷を行
っている時に、前記ホストから前記プリンタへ発せられ
るコマンドを当該第2の解釈部により解釈し、解釈結果
に応じて前記プリンタに代わって所定の必要な動作を実
行することを特徴とする。
【0012】尚、少なくとも前記ホストと前記プリンタ
間及び前記スキャナと前記ホスト間のデータのやり取り
はパケット通信で行う。
【0013】また、前記第2の解釈部による解釈の結
果、前記コマンドが前記ホストからのステータス要求で
あると判断した場合には、前記所定の必要な動作とし
て、前記プリンタからステータスを取り込み前記ホスト
にパケットで送信する。
【0014】一方、請求項4記載のデータ制御装置は、
ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前
記ホストと前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト
間のデータのやり取りをそれぞれ制御するデータフロー
制御機能と、前記ホストを介することなく前記スキャナ
によって画像データを読み取り前記プリンタの第1の解
釈部により解釈可能なデータに変換して該プリンタに送
信し、ローカルコピーとして原画像の略複写物を印刷さ
せる画像データ読取・変換機能とを備えるデータ制御装
置であって、前記スキャナから読み込んだ画像データの
パケットを受け取り、前記ホストに送信すると共に前記
ホストから受信した前記スキャナ制御のためのパケット
データを前記スキャナに送信する手段と、前記プリンタ
の第1の解釈部と同様の解釈能力を備え、前記ローカル
コピーとして前記略複写物の印刷を行っている時に、前
記ホストから前記プリンタへ発せられるコマンドを解釈
する第2の解釈部と、該第2の解釈部の解釈の結果、前
記コマンドが前記ホストからのステータス要求であると
判断された場合に、前記プリンタのステータスを示すパ
ケットを取り込んで保持するステータス保持手段と、該
ステータス保持手段から前記ステータスを示すパケット
を受け取り前記ホストに送信すると共に前記ホストから
受信した前記プリンタ制御のためのパケットデータを前
記プリンタに送信する手段と、前記スキャナから前記ホ
ストを介することなく取り込んだ画像情報を前記プリン
タの第1の解釈部により解釈可能なコマンドに変換する
コマンド化手段とを有することを特徴とする。
【0015】更に、前記ホストと前記プリンタ間及び前
記スキャナと前記ホスト間のパケットの流れをモニタ
し、各パケットの宛先に応じて当該パケットデータの流
れを整理するパケットデータフロー整理手段を有するこ
とが考えられる。
【0016】また、該データ制御装置は、カラーの原画
像を読み取りYMCK2値の画像データとして出力する
第1のスキャナと、カラーの原画像を読み取りRGBフ
ルカラーの画像データとして出力する第2のスキャナと
に接続可能に構成しても良い。
【0017】この場合、更に、前記第2のスキャナから
前記RGBフルカラーの画像データを受け取りYMCK
2値の画像データに変換するカラー画像データ変換手段
を有することが好ましい。尚、前記カラー画像データ変
換手段は、ハードウェア回路により構成されているのが
好適である。
【0018】また、かかる場合には、更に、前記第1の
スキャナから受け取るYMCK2値の画像データと前記
第2のスキャナから受け取るRGBフルカラーの画像デ
ータとを峻別し、前記YMCK2値の画像データの場合
は前記コマンド化手段にそのまま流し、前記RGBフル
カラーの画像データの場合は前記カラー画像データ変換
手段を介した上で前記コマンド化手段に流すよう画像デ
ータの流れを整理する画像データフロー整理手段を有す
ることが考えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、本発明の基本コンセ
プトについて、図1を参照して説明しておく。図1は、
本発明の諸実施形態の基本構成としての印刷(及びコピ
ー)システムの全体構成を示すブロック図である。
【0020】この印刷(及びコピー)システムは、ホス
トコンピュータ100と、データ制御装置200と、プ
リンタ(部)300と、スキャナ(部)400と、これ
らを相互に接続するケーブル等から構成されている。デ
ータ制御装置200、プリンタ(部)300、及びスキ
ャナ(部)400は、本発明の一実施形態としてのマル
チファンクションプリンタ(本発明の一実施形態とし
て、プリンタに、データ制御機能と画像読み取り機能を
奏するデータ制御装置を加えることで、ホストコンピュ
ータからの印刷データを通常印刷可能な上に、読み取っ
た原画像データをホストコンピュータを介することなく
高速に印刷して原画像と略同一の複製物(コピー)をも
得られるようにしたプリンタを、以下このように呼ぶ)
500を構成する。
【0021】ホストコンピュータ100は、通常のパー
ソナルコンピュータ(PC)から構成され、図示の例で
は1〜nのn台のPCから成る。各PCは、それぞれ、
図示しないアプリケーションプログラム等により作成し
たグラフィックスデータ或いはテキストデータ等をプリ
ンタ300の解釈可能なコマンドの形式に変換し、デー
タ制御装置200を介してプリンタ300に送信する。
また、各PCは、それぞれ、スキャナ(部)400を用
いて読み取った画像データをデータ制御装置200を介
して受信し、これを編集等した上で印刷要求と共に、同
様にデータ制御装置200を介してプリンタ300に送
信する。
【0022】プリンタ(部)300は、カラーのインク
ジェット方式のプリンタであり、図示しないプリンタコ
ントローラとプリントエンジンから構成されている。プ
リンタ(部)300は、後述するように、独自のプリン
タ制御言語を解釈可能な第1の(プリンタ)解釈部を備
え、この解釈部によりホスト等からのコマンドを解釈し
て必要な動作を行う。
【0023】スキャナ(部)400は、カラー画像を光
学的にスキャンしてRGBフルカラーの画像データ或い
はCMYK2値のカラー画像データを出力するものであ
り、データ制御装置200と一体的に形成されている。
【0024】データ制御装置200は、一種のインタフ
ェースユニット(IFU)であるが、独自のCPU(図
示せず)を内蔵し、ホストコンピュータ100とプリン
タ(部)300間(・)、ホストコンピュータ100と
スキャナ(部)400間(・)、プリンタ(部)300
とスキャナ(部)400間(・)のデータの流れを制御
すると共に、スキャナ(部)400を駆動・制御して画
像を読取り、プリンタ(部)300に印刷させる、ロー
カルコピーの主制御をも行う。
【0025】さて、本発明の前提は、上記したホストコ
ンピュータ100と(データ制御装置200を介した)
プリンタ(部)300間(・)、ホストコンピュータ1
00と(データ制御装置200を介した)スキャナ
(部)400間(・)、プリンタ(部)300と(デー
タ制御装置200を介した)スキャナ(部)400間
(・)から成る3つの通信制御ルートのそれぞれをペア
として(ペア−to−ペアで)データの流れを制御する
ことにある。また、第1の通信制御ルート(・)のホス
トコンピュータ100とデータ制御装置200間(・−
A)とデータ制御装置200とプリンタ(部)300間
(・−B)の双方ともパケット通信を行うことにある。
尚、第2の通信制御ルート(・)でも、ホストコンピュ
ータ100とデータ制御装置200間(・−A)とデー
タ制御装置200とスキャナ(部)400間(・−B)
の双方ともパケット通信を行う。一方、後述するよう
に、第3の通信制御ルート(・)では、スキャナ(部)
400と(データ制御装置200を介した)プリンタ
(部)300間(・)では、パケット通信を行わず、通
常のコマンドレベルでの通信を行う。
【0026】そして、本発明の特徴は、図1に示すよう
に、上述した第1の(プリンタ)解釈部とは別個に、デ
ータ制御装置200内に、第1の(プリンタ)解釈部と
同様に上述したプリンタ制御言語を解釈可能な第2の解
釈部を備え、第3の通信制御ルート(・)を介してスキ
ャナ(部)400とプリンタ(部)300間でローカル
コピーが行われている間は、プリンタに代わって、この
データ制御装置200内の第2の解釈部がホストコンピ
ュータ100からのコマンドを解釈し、解釈結果に応じ
て、データ制御装置200内のCPUは必要な動作のた
めの制御を行う。
【0027】尚、図1に示すように、ホストコンピュー
タ100とデータ制御装置200間(・−Aと・−A)
では、4つの論理チャネル、即ち、全体制御チャネル、
プリンタ制御チャネル、プリンタデータチャネル、スキ
ャナ制御データチャネルの4チャネルを用い、図示のよ
うなヘッダー部Hでチャネル番号を指定したパケットP
を用いて通信を行う。従って、データ制御装置200と
プリンタ(部)300間(・−B)では、全体制御チャ
ネル、プリンタ制御チャネル、プリンタデータチャネル
の3チャネル、また、データ制御装置200とスキャナ
(部)400間(・−B)では、全体制御チャネル、ス
キャナ制御データチャネルの2チャネル、をそれぞれ用
い、同様のパケット(図示せず)を用いて通信を行う。
【0028】次に、図2を参照して、データ制御装置2
00を中心に、ホストコンピュータ100、プリンタ
(部)300、スキャナ(部)400も含めた、各機能
ブロックについて詳細に説明する。
【0029】まず、ホストコンピュータ100(各P
C)には、プリンタ(部)300用のソフトウェア(プ
リンタドライバ)102がインストールされているもの
とする。ユーザが各PC上のアプリケーションプログラ
ムを用いて作成したグラフィックスデータ(或いはテキ
ストデータをアウトラインフォント等を用いてグラフィ
ックス化したデータ)の印刷要求があると、まず、プリ
ンタドライバ102のラスタライザ102aは、グラフ
ィックスデータをプリンタ(部)300の印字解像度に
応じたラスターデータとして生成する。次に、コマンド
インタープリター102bがこのラスターデータをエス
ケープシーケンスを用いたプリンタ制御言語にコマンド
化すると、パケット分解部102cは、このコマンドを
所定のビット数から成る複数のパケットP(図1参照)
に分解する。そして、これらパケット(プリンタ制御パ
ケット又はプリンタデータパケット)は、上述したプリ
ンタ制御チャネル又はプリンタデータチャネルを介して
プリンタ(部)300に送信される。尚、後述するよう
に、プリンタ(部)300のステータスが返される場合
等には、このプリンタステータスも、パケットP(図1
参照)に分解されて(プリンタ制御パケット)、データ
制御装置200(プリンタ制御チャネル)を介してホス
トコンピュータ100に送信される。
【0030】一方、ホストコンピュータ100(各P
C)には、スキャナ(部)400用のソフトウェア(T
WAINドライバ等、図示せず)がインストールされて
いるものとし、ユーザがスキャナ(部)400を用いて
ある画像を読み込むような場合、スキャナ(部)400
の解像度の設定等を、各PC上で行うことができ、この
設定したデータは、パケットP(図1参照)に分解され
て(スキャナ制御パケット)、ホストコンピュータ10
0からスキャナ制御データチャネルを介してデータ制御
装置200に送信される。反対に、スキャナ(部)40
0を用いて読み込んだ画像データを各PC上で編集(例
えば、テキストの間の行間にイメージを貼り付ける等)
する場合には、スキャナ(部)400から入力された画
像データは、パケットP(図1参照)に分解されて(ス
キャナデータパケット)、データ制御装置200(スキ
ャナ制御データチャネル)を介してホストコンピュータ
100(各PC)に送信される。
【0031】さて、データ制御装置200は、プリンタ
ステータス等プリンタ(部)300からのパケットデー
タ(ステータスパケット)、スキャナ(部)400から
読み込みパケットに分解された画像データ、ホストコン
ピュータ100から送信されるプリンタ(制御又はデー
タ)パケットを受信すると共に、これらをそれぞれホス
トコンピュータ100、ホストコンピュータ100、プ
リンタ(部)300に送信するための、パケット送受信
部201、201´、201´´と、プリンタ部300
からそのステータスパケットを取り込んで保持するステ
ータス保持部202と、解釈部210を有している。こ
の解釈部210は、上述したローカルコピー中にホスト
コンピュータ100からプリンタ部300へのコマンド
を解釈し、ステータスの問い合わせと分かると、ステー
タス保持部202がプリンタ部300からそのステータ
スパケットを取り込み、パケット送受信部201を介し
てホストコンピュータ100に送信する。
【0032】また、データ制御装置200は、スキャナ
部400からホストコンピュータ100を介することな
く取り込んだ画像(イメージ)データをプリンタ部30
0の解釈可能なコマンドに変換するコマンド化部204
を有している。更に、データ制御装置200は、データ
バス205上を流れるホストコンピュータ100とプリ
ンタ部300間、スキャナ部400とホストコンピュー
タ100間のパケットの流れをモニタし、各パケットの
宛先に応じて当該パケットデータの流れを整理するパケ
ットデータフロー整理部206をも有する。
【0033】さて、本実施形態の特徴は、スキャナ部4
00が、カラーの原画像を読み取りYMCK2値の画像
データとして出力する第1のスキャナ400Aと、カラ
ーの原画像を読み取りRGBフルカラーの画像データと
して出力する第2のスキャナ400Bとの2つのスキャ
ナにより構成されていることにある。
【0034】このため、データ制御装置200には、更
に、第2のスキャナ400BからRGBフルカラーの画
像データを受け取りYMCK2値の画像データに変換す
るカラー画像データ変換器212が備えられ、このカラ
ー画像データ変換器212は、ASIC(特定用途向き
集積回路)により構成されている。
【0035】また、データ制御装置200には、更に、
第1のスキャナ400Aから受け取るYMCK2値の画
像データと第2のスキャナ400Bから受け取るRGB
フルカラーの画像データとを峻別し、YMCK2値の画
像データの場合はコマンド化部204にそのまま流し、
RGBフルカラーの画像データの場合はカラー画像デー
タ変換器212を介した上でコマンド化部204に流す
よう画像データの流れを整理する画像データフロー整理
部214を有する。
【0036】次に、データ制御装置200を中心に、ホ
ストコンピュータ100、プリンタ(部)300、スキ
ャナ(部)400(第1のスキャナ400Aと第2のス
キャナ400B)も含めた、本実施形態の印刷(及びコ
ピー)システムの動作について、上記図1及び図2に加
え、図3のシーケンスチャートをも参照して説明する。
【0037】まず、再び図2を参照して、データ制御装
置200とプリンタ(部)300間(・−B)の経路
で、プリンタデータチャネル等を介してパケットを受信
したプリンタ部300では、これを一旦データ受信部3
01に蓄える。パケット組立/分解部302は、データ
受信部301で受信した各パケットPのヘッダーH(図
1参照)に含まれる転送順序番号や誤り制御情報等に従
って各パケットPをプリンタ制御言語[例えば、ESC
(エスケープ)シーケンス]に復元してコマンド解釈部
303に送る。コマンド解釈部303は、プリンタ制御
言語中のラスタコマンド部分をラスタデータに解釈し、
これをイメージ展開部304がイメージバッファに展開
する。他方、プリンタ制御言語中の制御コマンド部分
は、その制御コードが解釈され、それに基づき印刷実行
部305がプリントエンジンの制御等を行う。尚、プリ
ンタ部300では、制御部(プリンタCPUとROMに
格納された対応する制御プログラムにより構成される)
306の指示するところにより、プリンタステータス等
のプリンタ情報をパケット組立/分解部302がパケッ
トに分解した上で、このステータス等のパケットをデー
タ送信部307からデータ制御装置200のパケット送
受信部201´に送り出す。
【0038】また、図2には図示しないが、第1のスキ
ャナ400Aと第2のスキャナ400Bにも、データ送
受信部、パケット組立/分解部、ホストからの制御コマ
ンドの解釈部、画像読取り実行部等が存在する。
【0039】一方、ユーザが第1のスキャナ400A又
は第2のスキャナ400Bでカラー画像を読取りプリン
タ部300でそのコピーを印刷する(ローカルコピー)
時[図1に示した(・)の経路]の動作について、以下
に述べる。このプリンタ部300と第1のスキャナ40
0A又は第2のスキャナ400B(スキャナ(部)40
0)間(・)では、前述したように、パケット通信では
なく、通常のコマンドレベルでの通信が行われる。かか
るローカルコピー時は、ユーザが各PCから離れて、原
稿の複写(コピー)を直ちに、場合によっては多数枚、
必要としていることが多いので、パケットへの分解更に
はパケットからの復元に要する時間が必要だと反って遅
くなるので、パケットでやり取りするよりも画像読取り
から印刷(複写)までの処理のスループットを速くする
ためである。即ち、ローカルコピー時には、ユーザは、
例えば図示しないパネル(データ制御装置200と第1
のスキャナ400A又は第2のスキャナ400Bが収納
された筐体上に設けられている)上のCopyボタンを
タッチ入力すると、パネル上には、原稿のサイズ、原稿
の種類、解像度等を尋ねる画面が表示され、ここで、ユ
ーザは読取り原稿のサイズ・種類や所望の解像度等を設
定した上で、原稿の読取りを行う。図示しないスキャン
エンジンが動作して画像が読み取られると、この読取り
画像はスキャナ400Aの場合はCMYK2値のイメー
ジデータに変換され、このCMYK2値のイメージデー
タがデータ制御装置200に送られ、一方、スキャナ4
00Bの場合はRGBフルカラーのイメージデータに変
換され、このRGBフルカラーのイメージデータがデー
タ制御装置200に送られる。データ制御装置200の
画像データフロー整理部214は、CMYK2値の画像
データとRGBフルカラーの画像データとを峻別し、C
MYK2値の画像データの場合はコマンド化部204に
そのまま流し、RGBフルカラーの画像データの場合は
カラー画像データ変換器212を介した上でコマンド化
部204に流す。即ち、RGBフルカラーの画像データ
は、カラー画像データ変換器212に送られ、ここでC
MYK2値の画像データに変換される。このカラー画像
データ変換器212は、プリンタドライバで行う同様の
変換処理をハードウェア回路(ASIC)で行うように
したものであり、カラー画像データ変換器212からは
変換されたCMYK2値の画像データが出力されて、コ
マンド化部204に送られる。この変換処理をソフトウ
ェアでなくASICで行うのは、変換処理を高速化して
スキャナ400Bを用いたローカルコピーのスループッ
トを短縮するためである。
【0040】これらのイメージデータは、データ制御装
置200内のコマンド化部204により、プリンタ部3
00が理解可能なプリンタ制御言語[上記、ESC(エ
スケープ)シーケンス]に変換されてデータ制御装置2
00からプリンタ部300に送られる。その後は、プリ
ンタ部300内で、上述したホストコンピュータ100
からの印刷データ等を受信した場合と全く同様の処理が
実行される。このように、ホストコンピュータ100を
介さず第1のスキャナ400A又は第2のスキャナ40
0Bで読取った画像をプリンタ部300で印刷する(ロ
ーカルコピー)時には、データ制御装置200内のコマ
ンド化部204がホスト上のプリンタドライバにおける
コマンド生成部と同様の機能を果たす。
【0041】ここで、本実施形態のデータ制御装置、プ
リンタ部、ホスト等の動作について、以下、ローカルコ
ピー時にホストからプリンタ部へのステータス要求があ
った場合について図3のシーケンスチャートを参照して
説明する。
【0042】以下に示すように、本実施形態において
は、ホスト−データ制御装置間及びデータ制御装置−プ
リンタ間共にパケット通信を行うので、それぞれの間で
ネゴシエーションを重ねつつ初期化や印刷動作の開始が
なされる。
【0043】まず、図3に示すように、プリンタ制御チ
ャネルを用いて、要求パケット数1(T301、T30
2、T303、T304)及び0の2回のやり取りがな
される(T305、T306、T307、T308)
が、送信データがない状態であると、プリンタデータチ
ャネルが閉じられる(T309、T310、T311、
T312)。
【0044】この状態で、上述したように、ユーザによ
り、例えば図示しないパネル(データ制御装置200と
第1のスキャナ400A、第2のスキャナ400Bが収
納された筐体上に設けられている)上のCopyボタン
が入力されると、ローカルコピーの開始が指示される
(S31)。即ち、パケットモードから出るプリンタ制
御コマンドがデータ制御装置200からプリンタ300
に発行され(T313)、これに応答があると(T31
4)、全体制御チャネルが閉じられる(T315)。そ
して、上述した4つの論理チャネルを強制終了させるコ
マンドが出され(T316)、データ制御装置200と
プリンタ300間は非パケットモードに移行する(S3
2)。ここで、例えば、ホスト100からインク残量等
のプリンタのステータス要求があると(T317)、こ
のステータス要求は、データ制御装置200内の解釈部
210により解釈されて、プリンタ300にステートリ
プライ要求が発行され(T318)、このリプライがあ
ると(T319)、ステータス情報がホスト100に送
信される(T320)。
【0045】この後、ローカルコピーが開始され(S3
3)、完了する(S34)まで、上述したように、スキ
ャナ(部)400からデータ制御装置200を介してプ
リンタ300にコマンドレベルでデータの送信がなされ
るが、この間にも、ホスト100からインク残量等のプ
リンタのステータス要求が発せられる場合がある。本実
施形態では、ローカルコピー中にステータス要求がある
と、上述したように、解釈部210がこれを解釈して、
プリンタステータスを取り込む制御がなされる。即ち、
プリンタ300は、ステートリプライを発する(T32
1、T322、T323)ように制御され、このステー
トリプライをステータス保持部202が保持した上で、
ホスト100にステートを回答する(T321、T32
4、T325)。
【0046】尚、上述したように、このローカルコピー
に第2のスキャナ400Bが用いられている場合には、
RGBフルカラーの画像データは、カラー画像データ変
換器212に送られ、ここでCMYK2値の画像データ
に変換されて出力される。従って、プリンタ300がス
テートリプライを発する際には、カラー画像データ変換
器212からのCMYK2値の画像データの送信を停止
し(S35)、ステートリプライが完了した時点で、カ
ラー画像データ変換器212からのCMYK2値の画像
データの送信を再開する(S36)ように制御される。
【0047】以上の動作の中で、ユーザによりパネル上
のCopyボタンが入力されても、その時にプリンタデ
ータチャネルが開設されていれば、Copyボタン入力
には応答しない。また、上記プリンタ制御パケットの発
行(T313)のタイミングとホストコマンドの受信が
競合した場合には、ホストコマンドへのリプライを優先
する。尚、ローカルコピー中にホスト100から制御チ
ャネルに流れるその他のコマンドについても、プリンタ
300へ流されることはなく、データ制御装置200か
らホスト100に回答する。
【0048】以上、本発明を特定の実施形態について述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態
についても適用される。例えば、上述した実施形態で
は、スキャナ部400とデータ制御装置200が一体的
に形成されている例について述べたが、プリンタ部30
0をも一体的に形成しても良いし、反対にデータ制御装
置200、プリンタ部300、スキャナ部400の3つ
をそれぞれ独立させた構成でも良い。また、本発明がイ
ンクジェットプリンタのみではなく、他のプリンタにも
適用されるのは、勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ制
御装置は、プリンタの(第1の)解釈部とは別個に第2
の解釈部を有し、ローカルコピー中のホストからプリン
タへのステータス要求等はこの第2の解釈部で解釈する
ので、プリンタステータスの取り込み、そのパケットの
ホストへの送信等をローカルコピー中であってもリアル
タイムに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムの基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るデータ制御装置を中
心に、ホストコンピュータ、プリンタ(部)、スキャナ
(部)も含めたシステムの全体構成を示す機能ブロック
図である。
【図3】ローカルコピー時にホストからプリンタ部への
ステータス要求があった場合を説明するためのシーケン
スチャートである。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 200 データ制御装置 300 プリンタ(部) 303 第1の(プリンタ)解釈部 400 スキャナ(部) 400A 第1のスキャナ 400B 第2のスキャナ 500 マルチファンクションプリンタ 201 パケット分解/組立部 202 ステータス保持部 204 コマンド化部 205 データバス 206 パケットデータフロー整理部 210 第2の(データ制御装置の)解釈部 212 カラー画像データ変換器 214 画像データフロー整理部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月22日(1999.7.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 データ制御装置、プリンタ及び印刷シ
ステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タ、プリンタ及びスキャナ等から成る印刷システムにお
いて、ホストコンピュータ及び各入出力装置相互間のデ
ータのやり取りを制御するデータ制御装置、更には、か
かるデータ制御装置を備えることで、ホストコンピュー
タからの印刷データを印刷し得るのみならず、スキャナ
で読み取った画像の複製(ローカルコピー)も可能とし
た、複写装置としての利用もできるプリンタ乃至は印刷
(及びコピー)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタやスキャナがホスト
コンピュータにネットワーク接続或いはローカル接続さ
れた印刷システムでは、プリンタは、ホストコンピュー
タ上でアプリケーションソフト等を用いて作成し、或い
はスキャナにより読み取った画像データをホストコンピ
ュータ上で編集等した印刷データを受信し、受信した印
刷データを解釈してプリントエンジンを駆動することに
より、印刷記録媒体に所定の印刷を行う。
【0003】ホストコンピュータからプリンタに対して
は、印刷データ以外のデータも送信可能である。例え
ば、ホストコンピュータはプリンタの各種ステータス
(用紙残量、インク残量等)を問い合わせることもでき
る。また、ホストコンピュータは、印刷の緊急停止等を
プリンタに要求することもできる。
【0004】一方、近年、特にカラーのインクジェット
プリンタの画質が著しく向上したため、これをスキャナ
と組み合わせて用いれば、高価なカラーコピー(複写)
機を購入しなくても、多くのユーザが高画質のカラーコ
ピーを簡単に得ることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにプリンタやスキャナを用いる場合、空間的に大きな
設置場所が必要となるだけでなく、ホストコンピュータ
にプリンタ及びスキャナを制御するためのソフトウェア
(ドライバ)をそれぞれインストールしなければならな
い。また、原画像を編集等することなく単に原画像の同
一複製物が必要であるだけの場合でも、スキャナにより
読み取った画像データをホストコンピュータを介してプ
リンタが解釈可能なデータに変換する必要があるので、
カラーコピーを得るまでのスループットは長くならざる
を得ない。
【0006】一方、最近では、ホストコンピュータとプ
リンタの間の双方向通信の応答性を向上させるため、両
者間のデータ通信に、IEEE1284.4プロトコル
(米国電気・電子技術者協会規格)等を採用し、パケッ
ト通信を行うことも提案されている。かかる提案方式で
は、ホストコンピュータとプリンタとの間の物理インタ
フェースに複数の論理チャネルを割り当て、例えば、プ
リンタに印刷データを送信し、この印刷データの送信が
完了する前であっても、緊急の印刷停止のコマンドや各
種ステータス要求等をプリンタに送信することを可能な
らしめている。
【0007】最近では、LAN(Local Area
Network)を構成することで、例えば1台のプ
リンタとスキャナを多数のホストコンピュータで共有し
て用いる場合が多い。かかる場合に、更に、上記したよ
うに、プリンタをスキャナと組み合わせてコピーシステ
ムとしても用いる場合には、あるユーザがスキャナの前
に立ち画像を読取りプリンタでそのコピーを印刷してい
る時に、他のユーザがホストコンピュータを操作して当
該プリンタにステータス要求を発している場合もある。
しかしながら、従来、このような場合のデータのやり取
りを効率よく制御すると共に、上記の如きステータス要
求にもより迅速に応答するための有効な提案はなされて
いなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、プリンタに、デ
ータ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ制御装
置を加えることで、ホストコンピュータからの印刷デー
タを通常印刷可能な上に、読み取った原画像データをホ
ストコンピュータを介することなく高速に印刷して原画
像と略同一の複製物(コピー)をも得られるプリンタ乃
至は印刷(及びコピー)システムを提供することにあ
る。
【0009】また、本発明の更なる目的は、上記の如き
プリンタ乃至は印刷(及びコピー)システムにおいて、
データ制御装置とプリンタ間もパケット通信を行うこと
で、ホストコンピュータからプリンタへのステータス要
求等にリアルタイムで応答することを可能ならしめるこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、プリンタ
に、データ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ
制御装置を加えることで、ホストコンピュータにより作
成した印刷データに対する通常の印刷に加え、画像を読
み取ってホストコンピュータに送る読み取り装置として
も、また、読み取った原画像データをホストコンピュー
タを介することなく印刷して原画像の複製物を得るロー
カルコピーまで可能としたマルチファンクションプリン
タを考案した。その際、ローカルコピーの時でもホスト
コンピュータからのステータス要求にリアルタイムで迅
速に応答できるように、プリンタの解釈部とは別個にデ
ータ制御装置にも解釈手段を設け、ホストコンピュータ
からプリンタへのコマンドをこの解釈手段で解釈するよ
うにした。また、この解釈手段の解釈の結果、ホストコ
ンピュータからのコマンドがステータス要求と分かった
ら、プリンタからステータスを取り込んでホストコンピ
ュータへパケットで送信するようにした。
【0011】即ち、請求項1記載のデータ制御装置は、
ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前
記ホストと前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト
間のデータのやり取りをそれぞれ制御するデータフロー
制御機能と、前記ホストを介することなく前記スキャナ
によって画像データを読み取り前記プリンタの第1の解
釈部により解釈可能なデータに変換して該プリンタに送
信し、ローカルコピーとして原画像の略複写物を印刷さ
せる画像データ読取・変換機能とを備えるデータ制御装
置において、該データ制御装置は、前記プリンタの第1
の解釈部と同様の解釈能力を備える第2の解釈部を有
し、前記ローカルコピーとして前記略複写物の印刷を行
っている時に、前記ホストから前記プリンタへ発せられ
るコマンドを当該第2の解釈部により解釈し、解釈結果
に応じて前記プリンタに代わって所定の必要な動作を実
行することを特徴とする。
【0012】尚、少なくとも前記ホストと前記プリンタ
間及び前記スキャナと前記ホスト間のデータのやり取り
はパケット通信で行う。
【0013】また、前記第2の解釈部による解釈の結
果、前記コマンドが前記ホストからのステータス要求で
あると判断した場合には、前記所定の必要な動作とし
て、前記プリンタからステータスを取り込み前記ホスト
にパケットで送信する。
【0014】一方、請求項4記載のデータ制御装置は、
ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前
記ホストと前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト
間のデータのやり取りをそれぞれ制御するデータフロー
制御機能と、前記ホストを介することなく前記スキャナ
によって画像データを読み取り前記プリンタの第1の解
釈部により解釈可能なデータに変換して該プリンタに送
信し、ローカルコピーとして原画像の略複写物を印刷さ
せる画像データ読取・変換機能とを備えるデータ制御装
置であって、前記スキャナから読み込んだ画像データの
パケットを受け取り、前記ホストに送信すると共に前記
ホストから受信した前記スキャナ制御のためのパケット
データを前記スキャナに送信する手段と、前記プリンタ
の第1の解釈部と同様の解釈能力を備え、前記ローカル
コピーとして前記略複写物の印刷を行っている時に、前
記ホストから前記プリンタへ発せられるコマンドを解釈
する第2の解釈部と、該第2の解釈部の解釈の結果、前
記コマンドが前記ホストからのステータス要求であると
判断された場合に、前記プリンタのステータスを示すパ
ケットを取り込んで保持するステータス保持手段と、該
ステータス保持手段から前記ステータスを示すパケット
を受け取り前記ホストに送信すると共に前記ホストから
受信した前記プリンタ制御のためのパケットデータを前
記プリンタに送信する手段と、前記スキャナから前記ホ
ストを介することなく取り込んだ画像情報を前記プリン
タの第1の解釈部により解釈可能なコマンドに変換する
コマンド化手段とを有することを特徴とする。
【0015】更に、前記ホストと前記プリンタ間及び前
記スキャナと前記ホスト間のパケットの流れをモニタ
し、各パケットの宛先に応じて当該パケットデータの流
れを整理するパケットデータフロー整理手段を有するこ
とが考えられる。
【0016】また、該データ制御装置は、カラーの原画
像を読み取りYMCK2値の画像データとして出力する
第1のスキャナと、カラーの原画像を読み取りRGBフ
ルカラーの画像データとして出力する第2のスキャナと
に接続可能に構成しても良い。
【0017】この場合、更に、前記第2のスキャナから
前記RGBフルカラーの画像データを受け取りYMCK
2値の画像データに変換するカラー画像データ変換手段
を有することが好ましい。尚、前記カラー画像データ変
換手段は、ハードウェア回路により構成されているのが
好適である。
【0018】また、かかる場合には、更に、前記第1の
スキャナから受け取るYMCK2値の画像データと前記
第2のスキャナから受け取るRGBフルカラーの画像デ
ータとを峻別し、前記YMCK2値の画像データの場合
は前記コマンド化手段にそのまま流し、前記RGBフル
カラーの画像データの場合は前記カラー画像データ変換
手段を介した上で前記コマンド化手段に流すよう画像デ
ータの流れを整理する画像データフロー整理手段を有す
ることが考えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、本発明の基本コンセ
プトについて、図1を参照して説明しておく。図1は、
本発明の諸実施形態の基本構成としての印刷(及びコピ
ー)システムの全体構成を示すブロック図である。
【0020】この印刷(及びコピー)システムは、ホス
トコンピュータ100と、データ制御装置200と、プ
リンタ(部)300と、スキャナ(部)400と、これ
らを相互に接続するケーブル等から構成されている。デ
ータ制御装置200、プリンタ(部)300、及びスキ
ャナ(部)400は、本発明の一実施形態としてのマル
チファンクションプリンタ(本発明の一実施形態とし
て、プリンタに、データ制御機能と画像読み取り機能を
奏するデータ制御装置を加えることで、ホストコンピュ
ータからの印刷データを通常印刷可能な上に、読み取っ
た原画像データをホストコンピュータを介することなく
高速に印刷して原画像と略同一の複製物(コピー)をも
得られるようにしたプリンタを、以下このように呼ぶ)
500を構成する。
【0021】ホストコンピュータ100は、通常のパー
ソナルコンピュータ(PC)から構成され、図示の例で
は1〜nのn台のPCから成る。各PCは、それぞれ、
図示しないアプリケーションプログラム等により作成し
たグラフィックスデータ或いはテキストデータ等をプリ
ンタ300の解釈可能なコマンドの形式に変換し、デー
タ制御装置200を介してプリンタ300に送信する。
また、各PCは、それぞれ、スキャナ(部)400を用
いて読み取った画像データをデータ制御装置200を介
して受信し、これを編集等した上で印刷要求と共に、同
様にデータ制御装置200を介してプリンタ300に送
信する。
【0022】プリンタ(部)300は、カラーのインク
ジェット方式のプリンタであり、図示しないプリンタコ
ントローラとプリントエンジンから構成されている。プ
リンタ(部)300は、後述するように、独自のプリン
タ制御言語を解釈可能な第1の(プリンタ)解釈部を備
え、この解釈部によりホスト等からのコマンドを解釈し
て必要な動作を行う。
【0023】スキャナ(部)400は、カラー画像を光
学的にスキャンしてRGBフルカラーの画像データ或い
はCMYK2値のカラー画像データを出力するものであ
り、データ制御装置200と一体的に形成されている。
【0024】データ制御装置200は、一種のインタフ
ェースユニット(IFU)であるが、独自のCPU(図
示せず)を内蔵し、ホストコンピュータ100とプリン
タ(部)300間(I)、ホストコンピュータ100と
スキャナ(部)400間(II)、プリンタ(部)300
とスキャナ(部)400間(III)のデータの流れを制
御すると共に、スキャナ(部)400を駆動・制御して
画像を読取り、プリンタ(部)300に印刷させる、ロ
ーカルコピーの主制御をも行う。
【0025】さて、本発明の前提は、上記したホストコ
ンピュータ100と(データ制御装置200を介した)
プリンタ(部)300間(I)、ホストコンピュータ1
00と(データ制御装置200を介した)スキャナ
(部)400間(II)、プリンタ(部)300と(デー
タ制御装置200を介した)スキャナ(部)400間
III)から成る3つの通信制御ルートのそれぞれをペ
アとして(ペア−to−ペアで)データの流れを制御す
ることにある。また、第1の通信制御ルート(I)のホ
ストコンピュータ100とデータ制御装置200間(I
−A)とデータ制御装置200とプリンタ(部)300
間(I−B)の双方ともパケット通信を行うことにあ
る。尚、第2の通信制御ルート(II)でも、ホストコン
ピュータ100とデータ制御装置200間(II−A)と
データ制御装置200とスキャナ(部)400間(II
B)の双方ともパケット通信を行う。一方、後述するよ
うに、第3の通信制御ルート(III)では、スキャナ
(部)400と(データ制御装置200を介した)プリ
ンタ(部)300間(III)では、パケット通信を行わ
ず、通常のコマンドレベルでの通信を行う。
【0026】そして、本発明の特徴は、図1に示すよう
に、上述した第1の(プリンタ)解釈部とは別個に、デ
ータ制御装置200内に、第1の(プリンタ)解釈部と
同様に上述したプリンタ制御言語を解釈可能な第2の解
釈部を備え、第3の通信制御ルート(III)を介してス
キャナ(部)400とプリンタ(部)300間でローカ
ルコピーが行われている間は、プリンタに代わって、こ
のデータ制御装置200内の第2の解釈部がホストコン
ピュータ100からのコマンドを解釈し、解釈結果に応
じて、データ制御装置200内のCPUは必要な動作の
ための制御を行う。
【0027】尚、図1に示すように、ホストコンピュー
タ100とデータ制御装置200間(I−AとII−A)
では、4つの論理チャネル、即ち、全体制御チャネル、
プリンタ制御チャネル、プリンタデータチャネル、スキ
ャナ制御データチャネルの4チャネルを用い、図示のよ
うなヘッダー部Hでチャネル番号を指定したパケットP
を用いて通信を行う。従って、データ制御装置200と
プリンタ(部)300間(I−B)では、全体制御チャ
ネル、プリンタ制御チャネル、プリンタデータチャネル
の3チャネル、また、データ制御装置200とスキャナ
(部)400間(II−B)では、全体制御チャネル、ス
キャナ制御データチャネルの2チャネル、をそれぞれ用
い、同様のパケット(図示せず)を用いて通信を行う。
【0028】次に、図2を参照して、データ制御装置2
00を中心に、ホストコンピュータ100、プリンタ
(部)300、スキャナ(部)400も含めた、各機能
ブロックについて詳細に説明する。
【0029】まず、ホストコンピュータ100(各P
C)には、プリンタ(部)300用のソフトウェア(プ
リンタドライバ)102がインストールされているもの
とする。ユーザが各PC上のアプリケーションプログラ
ムを用いて作成したグラフィックスデータ(或いはテキ
ストデータをアウトラインフォント等を用いてグラフィ
ックス化したデータ)の印刷要求があると、まず、プリ
ンタドライバ102のラスタライザ102aは、グラフ
ィックスデータをプリンタ(部)300の印字解像度に
応じたラスターデータとして生成する。次に、コマンド
インタープリター102bがこのラスターデータをエス
ケープシーケンスを用いたプリンタ制御言語にコマンド
化すると、パケット分解部102cは、このコマンドを
所定のビット数から成る複数のパケットP(図1参照)
に分解する。そして、これらパケット(プリンタ制御パ
ケット又はプリンタデータパケット)は、上述したプリ
ンタ制御チャネル又はプリンタデータチャネルを介して
プリンタ(部)300に送信される。尚、後述するよう
に、プリンタ(部)300のステータスが返される場合
等には、このプリンタステータスも、パケットP(図1
参照)に分解されて(プリンタ制御パケット)、データ
制御装置200(プリンタ制御チャネル)を介してホス
トコンピュータ100に送信される。
【0030】一方、ホストコンピュータ100(各P
C)には、スキャナ(部)400用のソフトウェア(T
WAINドライバ等、図示せず)がインストールされて
いるものとし、ユーザがスキャナ(部)400を用いて
ある画像を読み込むような場合、スキャナ(部)400
の解像度の設定等を、各PC上で行うことができ、この
設定したデータは、パケットP(図1参照)に分解され
て(スキャナ制御パケット)、ホストコンピュータ10
0からスキャナ制御データチャネルを介してデータ制御
装置200に送信される。反対に、スキャナ(部)40
0を用いて読み込んだ画像データを各PC上で編集(例
えば、テキストの間の行間にイメージを貼り付ける等)
する場合には、スキャナ(部)400から入力された画
像データは、パケットP(図1参照)に分解されて(ス
キャナデータパケット)、データ制御装置200(スキ
ャナ制御データチャネル)を介してホストコンピュータ
100(各PC)に送信される。
【0031】さて、データ制御装置200は、プリンタ
ステータス等プリンタ(部)300からのパケットデー
タ(ステータスパケット)、スキャナ(部)400から
読み込みパケットに分解された画像データ、ホストコン
ピュータ100から送信されるプリンタ(制御又はデー
タ)パケットを受信すると共に、これらをそれぞれホス
トコンピュータ100、ホストコンピュータ100、プ
リンタ(部)300に送信するための、パケット送受信
部201、201´、201´´と、プリンタ部300
からそのステータスパケットを取り込んで保持するステ
ータス保持部202と、解釈部210を有している。こ
の解釈部210は、上述したローカルコピー中にホスト
コンピュータ100からプリンタ部300へのコマンド
を解釈し、ステータスの問い合わせと分かると、ステー
タス保持部202がプリンタ部300からそのステータ
スパケットを取り込み、パケット送受信部201を介し
てホストコンピュータ100に送信する。
【0032】また、データ制御装置200は、スキャナ
部400からホストコンピュータ100を介することな
く取り込んだ画像(イメージ)データをプリンタ部30
0の解釈可能なコマンドに変換するコマンド化部204
を有している。更に、データ制御装置200は、データ
バス205上を流れるホストコンピュータ100とプリ
ンタ部300間、スキャナ部400とホストコンピュー
タ100間のパケットの流れをモニタし、各パケットの
宛先に応じて当該パケットデータの流れを整理するパケ
ットデータフロー整理部206をも有する。
【0033】さて、本実施形態の特徴は、スキャナ部4
00が、カラーの原画像を読み取りYMCK2値の画像
データとして出力する第1のスキャナ400Aと、カラ
ーの原画像を読み取りRGBフルカラーの画像データと
して出力する第2のスキャナ400Bとの2つのスキャ
ナにより構成されていることにある。
【0034】このため、データ制御装置200には、更
に、第2のスキャナ400BからRGBフルカラーの画
像データを受け取りYMCK2値の画像データに変換す
るカラー画像データ変換器212が備えられ、このカラ
ー画像データ変換器212は、ASIC(特定用途向き
集積回路)により構成されている。
【0035】また、データ制御装置200には、更に、
第1のスキャナ400Aから受け取るYMCK2値の画
像データと第2のスキャナ400Bから受け取るRGB
フルカラーの画像データとを峻別し、YMCK2値の画
像データの場合はコマンド化部204にそのまま流し、
RGBフルカラーの画像データの場合はカラー画像デー
タ変換器212を介した上でコマンド化部204に流す
よう画像データの流れを整理する画像データフロー整理
部214を有する。
【0036】次に、データ制御装置200を中心に、ホ
ストコンピュータ100、プリンタ(部)300、スキ
ャナ(部)400(第1のスキャナ400Aと第2のス
キャナ400B)も含めた、本実施形態の印刷(及びコ
ピー)システムの動作について、上記図1及び図2に加
え、図3のシーケンスチャートをも参照して説明する。
【0037】まず、再び図2を参照して、データ制御装
置200とプリンタ(部)300間(I−B)の経路
で、プリンタデータチャネル等を介してパケットを受信
したプリンタ部300では、これを一旦データ受信部3
01に蓄える。パケット組立/分解部302は、データ
受信部301で受信した各パケットPのヘッダーH(図
1参照)に含まれる転送順序番号や誤り制御情報等に従
って各パケットPをプリンタ制御言語[例えば、ESC
(エスケープ)シーケンス]に復元してコマンド解釈部
303に送る。コマンド解釈部303は、プリンタ制御
言語中のラスタコマンド部分をラスタデータに解釈し、
これをイメージ展開部304がイメージバッファに展開
する。他方、プリンタ制御言語中の制御コマンド部分
は、その制御コードが解釈され、それに基づき印刷実行
部305がプリントエンジンの制御等を行う。尚、プリ
ンタ部300では、制御部(プリンタCPUとROMに
格納された対応する制御プログラムにより構成される)
306の指示するところにより、プリンタステータス等
のプリンタ情報をパケット組立/分解部302がパケッ
トに分解した上で、このステータス等のパケットをデー
タ送信部307からデータ制御装置200のパケット送
受信部201´に送り出す。
【0038】また、図2には図示しないが、第1のスキ
ャナ400Aと第2のスキャナ400Bにも、データ送
受信部、パケット組立/分解部、ホストからの制御コマ
ンドの解釈部、画像読取り実行部等が存在する。
【0039】一方、ユーザが第1のスキャナ400A又
は第2のスキャナ400Bでカラー画像を読取りプリン
タ部300でそのコピーを印刷する(ローカルコピー)
時[図1に示した(III)の経路]の動作について、以
下に述べる。このプリンタ部300と第1のスキャナ4
00A又は第2のスキャナ400B(スキャナ(部)4
00)間(III)では、前述したように、パケット通信
ではなく、通常のコマンドレベルでの通信が行われる。
かかるローカルコピー時は、ユーザが各PCから離れ
て、原稿の複写(コピー)を直ちに、場合によっては多
数枚、必要としていることが多いので、パケットへの分
解更にはパケットからの復元に要する時間が必要だと反
って遅くなるので、パケットでやり取りするよりも画像
読取りから印刷(複写)までの処理のスループットを速
くするためである。即ち、ローカルコピー時には、ユー
ザは、例えば図示しないパネル(データ制御装置200
と第1のスキャナ400A又は第2のスキャナ400B
が収納された筐体上に設けられている)上のCopyボ
タンをタッチ入力すると、パネル上には、原稿のサイ
ズ、原稿の種類、解像度等を尋ねる画面が表示され、こ
こで、ユーザは読取り原稿のサイズ・種類や所望の解像
度等を設定した上で、原稿の読取りを行う。図示しない
スキャンエンジンが動作して画像が読み取られると、こ
の読取り画像はスキャナ400Aの場合はCMYK2値
のイメージデータに変換され、このCMYK2値のイメ
ージデータがデータ制御装置200に送られ、一方、ス
キャナ400Bの場合はRGBフルカラーのイメージデ
ータに変換され、このRGBフルカラーのイメージデー
タがデータ制御装置200に送られる。データ制御装置
200の画像データフロー整理部214は、CMYK2
値の画像データとRGBフルカラーの画像データとを峻
別し、CMYK2値の画像データの場合はコマンド化部
204にそのまま流し、RGBフルカラーの画像データ
の場合はカラー画像データ変換器212を介した上でコ
マンド化部204に流す。即ち、RGBフルカラーの画
像データは、カラー画像データ変換器212に送られ、
ここでCMYK2値の画像データに変換される。このカ
ラー画像データ変換器212は、プリンタドライバで行
う同様の変換処理をハードウェア回路(ASIC)で行
うようにしたものであり、カラー画像データ変換器21
2からは変換されたCMYK2値の画像データが出力さ
れて、コマンド化部204に送られる。この変換処理を
ソフトウェアでなくASICで行うのは、変換処理を高
速化してスキャナ400Bを用いたローカルコピーのス
ループットを短縮するためである。
【0040】これらのイメージデータは、データ制御装
置200内のコマンド化部204により、プリンタ部3
00が理解可能なプリンタ制御言語[上記、ESC(エ
スケープ)シーケンス]に変換されてデータ制御装置2
00からプリンタ部300に送られる。その後は、プリ
ンタ部300内で、上述したホストコンピュータ100
からの印刷データ等を受信した場合と全く同様の処理が
実行される。このように、ホストコンピュータ100を
介さず第1のスキャナ400A又は第2のスキャナ40
0Bで読取った画像をプリンタ部300で印刷する(ロ
ーカルコピー)時には、データ制御装置200内のコマ
ンド化部204がホスト上のプリンタドライバにおける
コマンド生成部と同様の機能を果たす。
【0041】ここで、本実施形態のデータ制御装置、プ
リンタ部、ホスト等の動作について、以下、ローカルコ
ピー時にホストからプリンタ部へのステータス要求があ
った場合について図3のシーケンスチャートを参照して
説明する。
【0042】以下に示すように、本実施形態において
は、ホスト−データ制御装置間及びデータ制御装置−プ
リンタ間共にパケット通信を行うので、それぞれの間で
ネゴシエーションを重ねつつ初期化や印刷動作の開始が
なされる。
【0043】まず、図3に示すように、プリンタ制御チ
ャネルを用いて、要求パケット数1(T301、T30
2、T303、T304)及び0の2回のやり取りがな
される(T305、T306、T307、T308)
が、送信データがない状態であると、プリンタデータチ
ャネルが閉じられる(T309、T310、T311、
T312)。
【0044】この状態で、上述したように、ユーザによ
り、例えば図示しないパネル(データ制御装置200と
第1のスキャナ400A、第2のスキャナ400Bが収
納された筐体上に設けられている)上のCopyボタン
が入力されると、ローカルコピーの開始が指示される
(S31)。即ち、パケットモードから出るプリンタ制
御コマンドがデータ制御装置200からプリンタ300
に発行され(T313)、これに応答があると(T31
4)、全体制御チャネルが閉じられる(T315)。そ
して、上述した4つの論理チャネルを強制終了させるコ
マンドが出され(T316)、データ制御装置200と
プリンタ300間は非パケットモードに移行する(S3
2)。ここで、例えば、ホスト100からインク残量等
のプリンタのステータス要求があると(T317)、こ
のステータス要求は、データ制御装置200内の解釈部
210により解釈されて、プリンタ300にステートリ
プライ要求が発行され(T318)、このリプライがあ
ると(T319)、ステータス情報がホスト100に送
信される(T320)。
【0045】この後、ローカルコピーが開始され(S3
3)、完了する(S34)まで、上述したように、スキ
ャナ(部)400からデータ制御装置200を介してプ
リンタ300にコマンドレベルでデータの送信がなされ
るが、この間にも、ホスト100からインク残量等のプ
リンタのステータス要求が発せられる場合がある。本実
施形態では、ローカルコピー中にステータス要求がある
と、上述したように、解釈部210がこれを解釈して、
プリンタステータスを取り込む制御がなされる。即ち、
プリンタ300は、ステートリプライを発する(T32
1、T322、T323)ように制御され、このステー
トリプライをステータス保持部202が保持した上で、
ホスト100にステートを回答する(T321、T32
4、T325)。
【0046】尚、上述したように、このローカルコピー
に第2のスキャナ400Bが用いられている場合には、
RGBフルカラーの画像データは、カラー画像データ変
換器212に送られ、ここでCMYK2値の画像データ
に変換されて出力される。従って、プリンタ300がス
テートリプライを発する際には、カラー画像データ変換
器212からのCMYK2値の画像データの送信を停止
し(S35)、ステートリプライが完了した時点で、カ
ラー画像データ変換器212からのCMYK2値の画像
データの送信を再開する(S36)ように制御される。
【0047】以上の動作の中で、ユーザによりパネル上
のCopyボタンが入力されても、その時にプリンタデ
ータチャネルが開設されていれば、Copyボタン入力
には応答しない。また、上記プリンタ制御パケットの発
行(T313)のタイミングとホストコマンドの受信が
競合した場合には、ホストコマンドへのリプライを優先
する。尚、ローカルコピー中にホスト100から制御チ
ャネルに流れるその他のコマンドについても、プリンタ
300へ流されることはなく、データ制御装置200か
らホスト100に回答する。
【0048】以上、本発明を特定の実施形態について述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態
についても適用される。例えば、上述した実施形態で
は、スキャナ部400とデータ制御装置200が一体的
に形成されている例について述べたが、プリンタ部30
0をも一体的に形成しても良いし、反対にデータ制御装
置200、プリンタ部300、スキャナ部400の3つ
をそれぞれ独立させた構成でも良い。また、本発明がイ
ンクジェットプリンタのみではなく、他のプリンタにも
適用されるのは、勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ制
御装置は、プリンタの(第1の)解釈部とは別個に第2
の解釈部を有し、ローカルコピー中のホストからプリン
タへのステータス要求等はこの第2の解釈部で解釈する
ので、プリンタステータスの取り込み、そのパケットの
ホストへの送信等をローカルコピー中であってもリアル
タイムに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムの基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るデータ制御装置を中
心に、ホストコンピュータ、プリンタ(部)、スキャナ
(部)も含めたシステムの全体構成を示す機能ブロック
図である。
【図3】ローカルコピー時にホストからプリンタ部への
ステータス要求があった場合を説明するためのシーケン
スチャートである。
【符号の説明】 100 ホストコンピュータ 200 データ制御装置 300 プリンタ(部) 303 第1の(プリンタ)解釈部 400 スキャナ(部) 400A 第1のスキャナ 400B 第2のスキャナ 500 マルチファンクションプリンタ 201 パケット分解/組立部 202 ステータス保持部 204 コマンド化部 205 データバス 206 パケットデータフロー整理部 210 第2の(データ制御装置の)解釈部 212 カラー画像データ変換器 214 画像データフロー整理部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞ
    れ接続され、前記ホストと前記プリンタ間、前記スキャ
    ナと前記ホスト間のデータのやり取りをそれぞれ制御す
    るデータフロー制御機能と、前記ホストを介することな
    く前記スキャナによって画像データを読み取り前記プリ
    ンタの第1の解釈部により解釈可能なデータに変換して
    該プリンタに送信し、ローカルコピーとして原画像の略
    複写物を印刷させる画像データ読取・変換機能とを備え
    るデータ制御装置において、 該データ制御装置は、前記プリンタの第1の解釈部と同
    様の解釈能力を備える第2の解釈部を有し、前記ローカ
    ルコピーとして前記略複写物の印刷を行っている時に、
    前記ホストから前記プリンタへ発せられるコマンドを当
    該第2の解釈部により解釈し、解釈結果に応じて前記プ
    リンタに代わって所定の必要な動作を実行することを特
    徴とするデータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ制御装置におい
    て、少なくとも前記ホストと前記プリンタ間及び前記ス
    キャナと前記ホスト間のデータのやり取りをパケット通
    信で行うことを特徴とするデータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ制御装置におい
    て、前記第2の解釈部による解釈の結果、前記コマンド
    が前記ホストからのステータス要求であると判断した場
    合には、前記所定の必要な動作として、前記プリンタか
    らステータスを取り込み前記ホストにパケットで送信す
    ることを特徴とするデータ制御装置。
  4. 【請求項4】 ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞ
    れ接続され、前記ホストと前記プリンタ間、前記スキャ
    ナと前記ホスト間のデータのやり取りをそれぞれ制御す
    るデータフロー制御機能と、前記ホストを介することな
    く前記スキャナによって画像データを読み取り前記プリ
    ンタの第1の解釈部により解釈可能なデータに変換して
    該プリンタに送信し、ローカルコピーとして原画像の略
    複写物を印刷させる画像データ読取・変換機能とを備え
    るデータ制御装置であって、 前記スキャナから読み込んだ画像データのパケットを受
    け取り、前記ホストに送信すると共に前記ホストから受
    信した前記スキャナ制御のためのパケットデータを前記
    スキャナに送信する手段と、 前記プリンタの第1の解釈部と同様の解釈能力を備え、
    前記ローカルコピーとして前記略複写物の印刷を行って
    いる時に、前記ホストから前記プリンタへ発せられるコ
    マンドを解釈する第2の解釈部と、 該第2の解釈部の解釈の結果、前記コマンドが前記ホス
    トからのステータス要求であると判断された場合に、前
    記プリンタのステータスを示すパケットを取り込んで保
    持するステータス保持手段と、 該ステータス保持手段から前記ステータスを示すパケッ
    トを受け取り前記ホストに送信すると共に前記ホストか
    ら受信した前記プリンタ制御のためのパケットデータを
    前記プリンタに送信する手段と、 前記スキャナから前記ホストを介することなく取り込ん
    だ画像情報を前記プリンタの第1の解釈部により解釈可
    能なコマンドに変換するコマンド化手段とを有すること
    を特徴とするデータ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のデータ制御装置におい
    て、更に、前記ホストと前記プリンタ間及び前記スキャ
    ナと前記ホスト間のパケットの流れをモニタし、各パケ
    ットの宛先に応じて当該パケットデータの流れを整理す
    るパケットデータフロー整理手段を有することを特徴と
    するデータ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4〜5記載のデータ制御装置にお
    いて、該データ制御装置は、カラーの原画像を読み取り
    YMCK2値の画像データとして出力する第1のスキャ
    ナと、カラーの原画像を読み取りRGBフルカラーの画
    像データとして出力する第2のスキャナとに接続可能に
    構成されていることを特徴とするデータ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデータ制御装置におい
    て、更に、前記第2のスキャナから前記RGBフルカラ
    ーの画像データを受け取りYMCK2値の画像データに
    変換するカラー画像データ変換手段を有することを特徴
    とするデータ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のデータ制御装置におい
    て、前記カラー画像データ変換手段は、ハードウェア回
    路により構成されていることを特徴とするデータ制御装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載のデータ制御装置に
    おいて、更に、前記第1のスキャナから受け取るYMC
    K2値の画像データと前記第2のスキャナから受け取る
    RGBフルカラーの画像データとを峻別し、前記YMC
    K2値の画像データの場合は前記コマンド化手段にその
    まま流し、前記RGBフルカラーの画像データの場合は
    前記カラー画像データ変換手段を介した上で前記コマン
    ド化手段に流すよう画像データの流れを整理する画像デ
    ータフロー整理手段を有することを特徴とするデータ制
    御装置。
JP11196774A 1999-07-09 1999-07-09 データ制御装置、プリンタ及び印刷システム Withdrawn JP2001022542A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11196774A JP2001022542A (ja) 1999-07-09 1999-07-09 データ制御装置、プリンタ及び印刷システム
US09/613,426 US7173723B1 (en) 1999-07-09 2000-07-10 Printer and print system capable of printing a read image without intervention of host in addition to printing of print data from host

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11196774A JP2001022542A (ja) 1999-07-09 1999-07-09 データ制御装置、プリンタ及び印刷システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001022542A true JP2001022542A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16363418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11196774A Withdrawn JP2001022542A (ja) 1999-07-09 1999-07-09 データ制御装置、プリンタ及び印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001022542A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7545542B2 (en) 2004-09-10 2009-06-09 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2013037700A (ja) * 2003-11-10 2013-02-21 Ricoh Co Ltd 画像形成システム

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530264A (ja) * 1991-07-19 1993-02-05 Canon Inc 画像処理システム
JPH0752472A (ja) * 1993-08-17 1995-02-28 Ricoh Co Ltd プリンタ制御装置
JPH08181802A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Canon Inc 画像形成装置及びシステム
JPH08186677A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Canon Inc 画像処理システム
JPH08335147A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Canon Inc 画像印刷装置及び及び該装置を用いた画像印刷システム
JPH09274605A (ja) * 1996-02-09 1997-10-21 Canon Inc 通信装置およびその処理方法
JPH10145582A (ja) * 1996-11-05 1998-05-29 Canon Inc 画像処理方法及び装置
JPH10271263A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Seiko Epson Corp 周辺機器管理装置およびその制御方法
JPH10269157A (ja) * 1997-03-28 1998-10-09 Seiko Epson Corp 周辺機器管理装置およびその制御方法
JPH11109805A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Minolta Co Ltd 複写システムおよびプリンタ
JPH11165453A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Canon Inc 画像処理装置及びその動作タイミング制御方法
JPH11165454A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理システム
JP2001018492A (ja) * 1999-07-09 2001-01-23 Seiko Epson Corp データ制御装置、プリンタ及び印刷システム

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530264A (ja) * 1991-07-19 1993-02-05 Canon Inc 画像処理システム
JPH0752472A (ja) * 1993-08-17 1995-02-28 Ricoh Co Ltd プリンタ制御装置
JPH08181802A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Canon Inc 画像形成装置及びシステム
JPH08186677A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Canon Inc 画像処理システム
JPH08335147A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Canon Inc 画像印刷装置及び及び該装置を用いた画像印刷システム
JPH09274605A (ja) * 1996-02-09 1997-10-21 Canon Inc 通信装置およびその処理方法
JPH10145582A (ja) * 1996-11-05 1998-05-29 Canon Inc 画像処理方法及び装置
JPH10271263A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Seiko Epson Corp 周辺機器管理装置およびその制御方法
JPH10269157A (ja) * 1997-03-28 1998-10-09 Seiko Epson Corp 周辺機器管理装置およびその制御方法
JPH11109805A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Minolta Co Ltd 複写システムおよびプリンタ
JP3498549B2 (ja) * 1997-10-03 2004-02-16 ミノルタ株式会社 複写システムおよびプリンタ
JPH11165453A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Canon Inc 画像処理装置及びその動作タイミング制御方法
JPH11165454A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理システム
JP2001018492A (ja) * 1999-07-09 2001-01-23 Seiko Epson Corp データ制御装置、プリンタ及び印刷システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013037700A (ja) * 2003-11-10 2013-02-21 Ricoh Co Ltd 画像形成システム
US7545542B2 (en) 2004-09-10 2009-06-09 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7440122B2 (en) Image processing apparatus managing user profiles, image processing method managing user profiles, and storage medium thereof
US7246153B2 (en) Information management apparatus, device control apparatus, information management method, and memory medium storing program
US20060290955A1 (en) Image forming apparatus
US7173723B1 (en) Printer and print system capable of printing a read image without intervention of host in addition to printing of print data from host
JP2001022542A (ja) データ制御装置、プリンタ及び印刷システム
KR100594743B1 (ko) 메신저를 이용한 네트워크 프린팅 시스템
JP4062718B2 (ja) データ制御装置、プリンタ及び印刷システム
US20050062997A1 (en) Image processing apparatus, and image processing method and program therefor
US20070296996A1 (en) Printing apparatus
JP4046864B2 (ja) 通信システム、情報処理装置、データ通信装置、制御方法、及び、記憶媒体
JP2000137588A (ja) ネットワークプリントシステム
JPH11249844A (ja) 印刷システム
JPH0631989A (ja) ページプリンタの印字制御方法
KR0159742B1 (ko) 인터넷상의 문서를 프린트하기 위한 프린터와 그 방법
US20030043407A1 (en) Printer control system having print thickness control function and method thereof
JPH10290320A (ja) 画像入力装置および画像入力方法
JP2008165605A (ja) プリンタ装置
JP2003330657A (ja) 印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法
JP2002132463A (ja) 印刷方法、印刷装置、印刷データ作成装置および印刷システム
JP2006240059A (ja) 印刷装置、情報処理装置、及び印刷システム
KR20050076258A (ko) 문서의 지정영역을 확대 출력하는 방법
JPH0619648A (ja) プリンタ・サーバ及びプリンタ・システム
JPH08305828A (ja) 画像処理システム、及び画像処理装置及びその方法、及び画像形成装置及びその方法
KR19990038545A (ko) 프린터의 속도 향상방법
JP2006172042A (ja) 画像処理方法とその手段、及び印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20051026