JP2001018492A - データ制御装置、プリンタ及び印刷システム - Google Patents

データ制御装置、プリンタ及び印刷システム

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JP2001018492A
JP2001018492A JP11196773A JP19677399A JP2001018492A JP 2001018492 A JP2001018492 A JP 2001018492A JP 11196773 A JP11196773 A JP 11196773A JP 19677399 A JP19677399 A JP 19677399A JP 2001018492 A JP2001018492 A JP 2001018492A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常印刷可能な上に、ホストを介することな
く画像を読み取り、高速に印刷して原画像のコピーを得
るプリンタにおいて、ホストからプリンタへのステータ
ス要求等にリアルタイムで応答すること。 【解決手段】 プリンタに、データ制御と画像読取機能
を奏するデータ制御装置を加えて、ホストが作成した印
刷データに対する通常の印刷に加え、読み取った画像を
ホストを介することなく印刷して原画像のローカルコピ
ーを行うことを可能とした。その際、データ制御装置と
プリンタ間も原則としてパケット通信を行い、ホストか
らプリンタへのステータス要求等にリアルタイムで応答
すると共に、ローカルコピーの場合はパケット通信を行
わず、コマンドレベルでデータ制御装置からプリンタへ
データを送ることで、処理速度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タ、プリンタ及びスキャナ等から成る印刷システムにお
いて、ホストコンピュータ及び各入出力装置相互間のデ
ータのやり取りを制御するデータ制御装置、更には、か
かるデータ制御装置を備えることで、ホストコンピュー
タからの印刷データを印刷し得るのみならず、スキャナ
で読み取った画像の複製(ローカルコピー)も可能とし
た、複写装置としての利用もできるプリンタ乃至は印刷
(及びコピー)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタやスキャナがホスト
コンピュータにネットワーク接続或いはローカル接続さ
れた印刷システムでは、プリンタは、ホストコンピュー
タ上でアプリケーションソフト等を用いて作成し、或い
はスキャナにより読み取った画像データをホストコンピ
ュータ上で編集等した印刷データを受信し、受信した印
刷データを解釈してプリントエンジンを駆動することに
より、印刷記録媒体に所定の印刷を行う。
【0003】ホストコンピュータからプリンタに対して
は、印刷データ以外のデータも送信可能である。例え
ば、ホストコンピュータはプリンタの各種ステータス
(用紙残量、インク残量等)を問い合わせることもでき
る。また、ホストコンピュータは、印刷の緊急停止等を
プリンタに要求することもできる。
【0004】一方、近年、特にカラーのインクジェット
プリンタの画質が著しく向上したため、これをスキャナ
と組み合わせて用いれば、高価なカラーコピー(複写)
機を購入しなくても、多くのユーザが高画質のカラーコ
ピーを簡単に得ることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにプリンタやスキャナを用いる場合、空間的に大きな
設置場所が必要となるだけでなく、ホストコンピュータ
にプリンタ及びスキャナを制御するためのソフトウェア
(ドライバ)をそれぞれインストールしなければならな
い。また、原画像を編集等することなく単に原画像の同
一複製物が必要であるだけの場合でも、スキャナにより
読み取った画像データをホストコンピュータを介してプ
リンタが解釈可能なデータに変換する必要があるので、
カラーコピーを得るまでのスループットは長くならざる
を得ない。
【0006】一方、最近では、ホストコンピュータとプ
リンタの間の双方向通信の応答性を向上させるため、両
者間のデータ通信に、IEEE1284.4プロトコル
(米国電気・電子技術者協会規格)等を採用し、パケッ
ト通信を行うことも提案されている。かかる提案方式で
は、ホストコンピュータとプリンタとの間の物理インタ
フェースに複数の論理チャネルを割り当て、例えば、プ
リンタに印刷データを送信し、この印刷データの送信が
完了する前であっても、緊急の印刷停止のコマンドや各
種ステータス要求等をプリンタに送信することを可能な
らしめている。
【0007】最近では、LAN(Local Area
Network)を構成することで、例えば1台のプ
リンタとスキャナを多数のホストコンピュータで共有し
て用いる場合が多い。かかる場合に、更に、上記したよ
うに、プリンタをスキャナと組み合わせてコピーシステ
ムとしても用いる場合には、あるユーザがスキャナの前
に立ち画像を読取りプリンタでそのコピーを印刷してい
る時に、他のユーザがホストコンピュータを操作して当
該プリンタにステータス要求を発している場合もある。
しかしながら、従来、このような場合のデータのやり取
りを効率よく制御すると共に、上記の如きステータス要
求にもより迅速に応答するための有効な提案はなされて
いなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、プリンタに、デ
ータ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ制御装
置を加えることで、ホストコンピュータからの印刷デー
タを通常印刷可能な上に、読み取った原画像データをホ
ストコンピュータを介することなく高速に印刷して原画
像と略同一の複製物(コピー)をも得られるプリンタ乃
至は印刷(及びコピー)システムを提供することにあ
る。
【0009】また、本発明の更なる目的は、上記の如き
プリンタ乃至は印刷(及びコピー)システムにおいて、
データ制御装置とプリンタ間もパケット通信を行うこと
で、ホストコンピュータからプリンタへのステータス要
求等にリアルタイムで応答することを可能ならしめるこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、プリンタ
に、データ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ
制御装置を加えることで、ホストコンピュータにより作
成した印刷データに対する通常の印刷に加え、画像を読
み取ってホストコンピュータに送る読み取り装置として
も、また、読み取った原画像データをホストコンピュー
タを介することなく印刷して原画像の複製物を得るロー
カルコピーまで可能としたマルチファンクションプリン
タを考案した。その際、ホストコンピュータからのステ
ータス要求にリアルタイムで迅速に応答する要請とロー
カルコピーを高速に得る要請の両者を併せ考慮して、上
記データ制御装置とプリンタ間も原則としてパケット通
信を行い、ローカルコピーの場合はパケット通信を行わ
ず、コマンドレベルでデータ制御装置からプリンタへデ
ータを送るように構成した。
【0011】即ち、請求項1記載のデータ制御装置は、
ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前
記ホストと前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト
間のデータのやり取りをそれぞれ制御する第1のデータ
制御手段と、前記ホストを介することなく前記スキャナ
によって原画像を読み取り前記プリンタの解釈可能なデ
ータに変換して該プリンタに送信する第2のデータ制御
手段とを備え、前記第1のデータ制御手段により前記ホ
ストから前記プリンタへ印刷データを渡して該プリンタ
に通常の印刷を実行させ得ると共に前記第2のデータ制
御手段により送信した画像を該プリンタに印刷させるこ
とで原画像と略同様の複製物を得られることを特徴とす
る。これにより、上述したようなマルチファンクション
プリンタを提供し得る。
【0012】この場合、少なくとも前記第1のデータ制
御手段は、前記データのやり取りをパケット通信で行う
ことが考えられる。ホストコンピュータからのステータ
ス要求に応答するためである。
【0013】また、前記第2のデータ制御手段は、前記
変換したデータをパケット形式ではなく、プリンタコマ
ンドとして前記プリンタに送信するのが好適である。ロ
ーカルコピーの場合には、画像データをコマンド化して
そのまま送る方がパケット化して送るよりも、より高速
な処理となるからである。
【0014】そして、請求項5記載の発明は、ホスト、
プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前記ホスト
と前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト間のデー
タのやり取りをそれぞれ制御するデータフロー制御機能
と、前記ホストを介することなく前記スキャナによって
画像データを読み取り前記プリンタの解釈可能なデータ
に変換して該プリンタに送信し、ローカルコピーとして
原画像の略複写物を印刷させる画像データ読取・変換機
能とを備えるデータ制御装置であって、前記スキャナか
ら読み込んだ画像データのパケットを受け取り、前記ホ
ストに送信すると共に前記ホストから受信した前記スキ
ャナ制御のためのパケットデータを前記スキャナに送信
する手段と、前記プリンタからそのステータスを示すパ
ケットを取り込んで保持しておくステータス保持手段
と、前記ホストからの前記プリンタのステータスの問い
合わせに対し、前記ステータス保持手段から前記ステー
タスを示すパケットを受け取り該ホストに送信すると共
に前記ホストから受信した前記プリンタ制御のためのパ
ケットデータを前記プリンタに送信する手段と、前記ス
キャナから前記ホストを介することなく取り込んだ画像
情報を前記プリンタの解釈可能なコマンドに変換するコ
マンド化手段とを有することを特徴とする。
【0015】尚、更に、前記ホストと前記プリンタ間、
前記スキャナと前記ホスト間及び前記スキャナと前記プ
リンタ間のデータの流れを非同期で整理するデータフロ
ー整理手段を有しても良い。
【0016】また、該データ制御装置は、前記ローカル
コピーの開始を手動で可能ならしめるローカルコピー開
始スイッチを有しているのが好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、本発明の基本コンセ
プトについて、図1を参照して説明しておく。図1は、
本発明の諸実施形態の基本構成としての印刷(及びコピ
ー)システムの全体構成を示すブロック図である。
【0018】この印刷(及びコピー)システムは、ホス
トコンピュータ100と、データ制御装置200と、プ
リンタ(部)300と、スキャナ(部)400と、これ
らを相互に接続するケーブル等から構成されている。デ
ータ制御装置200、プリンタ(部)300、及びスキ
ャナ(部)400は、本発明の一実施形態としてのマル
チファンクションプリンタ(本発明の一実施形態とし
て、プリンタに、データ制御機能と画像読み取り機能を
奏するデータ制御装置を加えることで、ホストコンピュ
ータからの印刷データを通常印刷可能な上に、読み取っ
た原画像データをホストコンピュータを介することなく
高速に印刷して原画像と略同一の複製物(コピー)をも
得られるようにしたプリンタを、以下このように呼ぶ)
500を構成する。
【0019】ホストコンピュータ100は、通常のパー
ソナルコンピュータ(PC)から構成され、図示の例で
は1〜nのn台のPCから成る。各PCは、それぞれ、
図示しないアプリケーションプログラム等により作成し
たグラフィックスデータ或いはテキストデータ等をプリ
ンタ300の解釈可能なコマンドの形式に変換し、デー
タ制御装置200を介してプリンタ300に送信する。
また、各PCは、それぞれ、スキャナ(部)400を用
いて読み取った画像データをデータ制御装置200を介
して受信し、これを編集等した上で印刷要求と共に、同
様にデータ制御装置200を介してプリンタ300に送
信する。
【0020】プリンタ(部)300は、カラーのインク
ジェット方式のプリンタであり、図示しないプリンタコ
ントローラとプリントエンジンから構成されている。ス
キャナ(部)400は、カラー画像を光学的にスキャン
してCMYK2値のカラー画像データを出力するもので
あり、データ制御装置200と一体的に形成されてい
る。データ制御装置200は、一種のインタフェースユ
ニット(IFU)であるが、独自のCPU(図示せず)
を内蔵し、ホストコンピュータ100とプリンタ(部)
300間(・)、ホストコンピュータ100とスキャナ
(部)400間(・)、プリンタ(部)300とスキャ
ナ(部)400間(・)のデータの流れを制御すると共
に、スキャナ(部)400を駆動・制御して画像を読取
り、プリンタ(部)300に印刷させる、ローカルコピ
ーの主制御をも行う。
【0021】さて、本発明の基本構成は、上記したホス
トコンピュータ100と(データ制御装置200を介し
た)プリンタ(部)300間(・)、ホストコンピュー
タ100と(データ制御装置200を介した)スキャナ
(部)400間(・)、プリンタ(部)300と(デー
タ制御装置200を介した)スキャナ(部)400間
(・)から成る3つの通信制御ルートのそれぞれをペア
として(ペア−to−ペアで)データの流れを制御する
ことにある。また、第1の通信制御ルート(・)のホス
トコンピュータ100とデータ制御装置200間(・−
A)とデータ制御装置200とプリンタ(部)300間
(・−B)の双方ともパケット通信を行うことにある。
尚、第2の通信制御ルート(・)でも、ホストコンピュ
ータ100とデータ制御装置200間(・−A)とデー
タ制御装置200とスキャナ(部)400間(・−B)
の双方ともパケット通信を行う。一方、後述するよう
に、第3の通信制御ルート(・)では、スキャナ(部)
400と(データ制御装置200を介した)プリンタ
(部)300間(・)では、パケット通信を行わず、通
常のコマンドレベルでの通信を行う。
【0022】しかして、図1に示すように、ホストコン
ピュータ100とデータ制御装置200間(・−Aと・
−A)では、4つの論理チャネル、即ち、全体制御チャ
ネル、プリンタ制御チャネル、プリンタデータチャネ
ル、スキャナ制御データチャネルの4チャネルを用い、
図示のようなヘッダー部Hでチャネル番号を指定したパ
ケットPを用いて通信を行う。従って、データ制御装置
200とプリンタ(部)300間(・−B)では、全体
制御チャネル、プリンタ制御チャネル、プリンタデータ
チャネルの3チャネル、また、データ制御装置200と
スキャナ(部)400間(・−B)では、全体制御チャ
ネル、スキャナ制御データチャネルの2チャネル、をそ
れぞれ用い、同様のパケット(図示せず)を用いて通信
を行う。
【0023】次に、図2を参照して、データ制御装置2
00を中心に、ホストコンピュータ100、プリンタ
(部)300、スキャナ(部)400も含めた、各機能
ブロックについて詳細に説明する。
【0024】まず、ホストコンピュータ100(各P
C)には、プリンタ(部)300用のソフトウェア(プ
リンタドライバ)102がインストールされているもの
とする。ユーザが各PC上のアプリケーションプログラ
ムを用いて作成したグラフィックスデータ(或いはテキ
ストデータをアウトラインフォント等を用いてグラフィ
ックス化したデータ)の印刷要求があると、まず、プリ
ンタドライバ102のラスタライザ102aは、グラフ
ィックスデータをプリンタ(部)300の印字解像度に
応じたラスターデータとして生成する。次に、コマンド
インタープリター102bがこのラスターデータをエス
ケープシーケンスを用いたプリンタ制御言語にコマンド
化すると、パケット分解部102cは、このコマンドを
所定のビット数から成る複数のパケットP(図1参照)
に分解する。そして、これらパケット(プリンタ制御パ
ケット又はプリンタデータパケット)は、上述したプリ
ンタ制御チャネル又はプリンタデータチャネルを介して
プリンタ(部)300に送信される。尚、後述するよう
に、プリンタ(部)300のステータスが返される場合
等には、このプリンタステータスも、パケットP(図1
参照)に分解されて(プリンタ制御パケット)、データ
制御装置200(プリンタ制御チャネル)を介してホス
トコンピュータ100に送信される。
【0025】一方、ホストコンピュータ100(各P
C)には、スキャナ(部)400用のソフトウェア(T
WAINドライバ等、図示せず)がインストールされて
いるものとし、ユーザがスキャナ(部)400を用いて
ある画像を読み込むような場合、スキャナ(部)400
の解像度の設定等を、各PC上で行うことができ、この
設定したデータは、パケットP(図1参照)に分解され
て(スキャナ制御パケット)、ホストコンピュータ10
0からスキャナ制御データチャネルを介してデータ制御
装置200に送信される。反対に、スキャナ(部)40
0を用いて読み込んだ画像データを各PC上で編集(例
えば、テキストの間の行間にイメージを貼り付ける等)
する場合には、スキャナ(部)400から入力された画
像データは、パケットP(図1参照)に分解されて(ス
キャナデータパケット)、データ制御装置200(スキ
ャナ制御データチャネル)を介してホストコンピュータ
100(各PC)に送信される。
【0026】さて、データ制御装置200は、プリンタ
ステータス等プリンタ(部)300からのパケットデー
タ(ステータスパケット)、スキャナ(部)400から
読み込みパケットに分解された画像データ、ホストコン
ピュータ100から送信されるプリンタ(制御又はデー
タ)パケットを受信すると共に、これらをそれぞれホス
トコンピュータ100、ホストコンピュータ100、プ
リンタ(部)300に送信するための、パケット送受信
部201、201´、201´´と、プリンタ部300
からそのステータスパケットを取り込んで保持するステ
ータス保持部202とを有し、ホストコンピュータ10
0からプリンタ部300のステータスの問い合わせがあ
った場合には、このステータス保持部202が保持して
いるステータスのパケットがホストコンピュータ100
に送信される。
【0027】上記パケット送受信部201は、ステータ
ス保持部202からこのステータスパケットを受け取
り、上述したように、ホストコンピュータ100に送信
する。また、データ制御装置200は、スキャナ部40
0からホストコンピュータ100を介することなく画像
データを取り込むためのイメージデータ受信部203
と、この画像(イメージ)データをプリンタ部300の
解釈可能なコマンドに変換するコマンド化部204をも
有している。更に、データ制御装置200は、データバ
ス205上を流れるホストコンピュータ100とプリン
タ部300間、スキャナ部400とホストコンピュータ
100間及びスキャナ部400とプリンタ部300間の
データの流れを非同期で整理するデータフロー整理部2
06をも有する。
【0028】次に、データ制御装置200を中心に、ホ
ストコンピュータ100、プリンタ(部)300、スキ
ャナ(部)400も含めた、本実施形態の印刷(及びコ
ピー)システムの動作について、上記図1及び図2に加
え、図3及び図4のシーケンスチャートをも参照して説
明する。
【0029】まず、再び図2を参照して、データ制御装
置200とプリンタ(部)300間(・−B)の経路
で、プリンタデータチャネル等を介してパケットを受信
したプリンタ部300では、これを一旦データ受信部3
01に蓄える。パケット組立/分解部302は、データ
受信部301で受信した各パケットPのヘッダーH(図
1参照)に含まれる転送順序番号や誤り制御情報等に従
って各パケットPをプリンタ制御言語[例えば、ESC
(エスケープ)シーケンス]に復元してコマンド解釈部
303に送る。コマンド解釈部303は、プリンタ制御
言語中のラスタコマンド部分をラスタデータに解釈し、
これをイメージ展開部304がイメージバッファに展開
する。他方、プリンタ制御言語中の制御コマンド部分
は、その制御コードが解釈され、それに基づき印刷実行
部305がプリントエンジンの制御等を行う。尚、プリ
ンタ部300では、制御部(プリンタCPUとROMに
格納された対応する制御プログラムにより構成される)
306の指示するところにより、プリンタステータス等
のプリンタ情報をパケット組立/分解部302がパケッ
トに分解した上で、このステータス等のパケットをデー
タ送信部307からデータ制御装置200のパケット送
受信部201´に送り出す。
【0030】また、図2には図示しないが、スキャナ
(部)400にも、データ送受信部、パケット組立/分
解部、ホストからの制御コマンドの解釈部、画像読取り
実行部等が存在する。
【0031】一方、ユーザがスキャナ部400でカラー
画像を読取りプリンタ部300でそのコピーを印刷する
(ローカルコピー)時[図1に示した(・)の経路]の
動作について、以下に述べる。このプリンタ部300と
スキャナ(部)400間(・)では、前述したように、
パケット通信ではなく、通常のコマンドレベルでの通信
が行われる。かかるローカルコピー時は、ユーザが各P
Cから離れて、原稿の複写(コピー)を直ちに、場合に
よっては多数枚、必要としていることが多いので、パケ
ットへの分解更にはパケットからの復元に要する時間が
必要だと反って遅くなるので、パケットでやり取りする
よりも画像読取りから印刷(複写)までの処理のスルー
プットを速くするためである。即ち、ローカルコピー時
には、ユーザは、例えば図示しないパネル(データ制御
装置200とスキャナ部400が収納された筐体上に設
けられている)上のCopyボタンをタッチ入力する
と、パネル上には、原稿のサイズ、原稿の種類、解像度
等を尋ねる画面が表示され、ここで、ユーザは読取り原
稿のサイズ・種類や所望の解像度等を設定した上で、原
稿の読取りを行う。図示しないスキャンエンジンが動作
して画像が読み取られると、この読取り画像はスキャナ
部400内でCMYK2値のイメージデータに変換さ
れ、このCMYK2値のイメージデータがデータ制御装
置200に送られる。このイメージデータは、データ制
御装置200内の上述したイメージデータ受信部203
で受信され、コマンド化部204により、プリンタ部3
00が理解可能なプリンタ制御言語[上記、ESC(エ
スケープ)シーケンス]に変換されてデータ制御装置2
00からプリンタ部300に送られる。その後は、プリ
ンタ部300内で、上述したホストコンピュータ100
からの印刷データ等を受信した場合と全く同様の処理が
実行される。このように、ホストコンピュータ100を
介さずスキャナ部400で読取った画像をプリンタ部3
00で印刷する(ローカルコピー)時には、データ制御
装置200内のコマンド化部204がホスト上のプリン
タドライバにおけるコマンド生成部と同様の機能を果た
す。
【0032】ここで、本実施形態のデータ制御装置、プ
リンタ部、ホスト等の動作について、以下、(i)プリ
ンタチャネルが初期化され、ホスト−プリンタ部間で印
刷が開始される場合、(ii)ローカルコピー時にホス
トからプリンタ部へのステータス要求があった場合、の
2つの場合について、それぞれ図3、図4のシーケンス
チャートを参照して説明する。
【0033】(i)プリンタチャネル初期化、ホスト−
プリンタ間印刷 以下に示すように、本実施形態においては、ホスト−デ
ータ制御装置間及びデータ制御装置−プリンタ間共にパ
ケット通信を行うので、それぞれの間でネゴシエーショ
ンを重ねつつ初期化や印刷動作の開始がなされる。
【0034】まず、図3に示すように、プリンタチャネ
ル初期化においては、初期化完了までホスト100から
プリンタ300への要求は保留される。即ち、図3A部
に示すように、データ制御装置200とプリンタ300
間の独自の制御チャネルアクセスについてデータ制御装
置200がプリンタ300に要求する。即ち、まずデバ
イスIDを要求し(T301)、回答を受ける(T30
2)と、制御コマンドを発行し(T303)、開設OK
のリプライを返すと(T304)、データ制御装置20
0とプリンタ300間はパケットモードに移行する(S
31)。続いてデータ制御装置200とプリンタ300
間のチャネル初期化(T305、T306)を経て、同
チャネルが開設される(T307、T308)。
【0035】この後、矢印Bで示すように、今度はホス
ト100とデータ制御装置200間で同様にデバイスI
Dのやり取り(T309、T310)をした後、上述し
た全体制御チャネルをオープンする制御コマンドを発行
(T311)すると、図3に破線で示すように、そのま
まデータ制御装置200からプリンタ部300に制御コ
マンドが回送される(T312)。これに対して、プリ
ンタ部300が開設OKのリプライを返すと(T31
3)、同様にこのリプライがホスト100まで返され
(T314)、ホスト100は、全体制御チャネルの開
設を認識し(S32)、チャネル初期化(T315、T
316)を経て、全体制御通信が開始される(S3
3)。以上の動作と同様に、データ制御装置200とプ
リンタ300間だけでなく、ホスト100とデータ制御
装置200間で同様にプリンタ制御チャネルが開設され
るが(T317、T318)、ここで、ホスト100か
らデータ制御装置200(T319)を介してどの程度
送れるかを問うクレジットをプリンタ300に投げ(T
320)、そのリプライが(T321)、ホスト100
に返ってきて(T322)、はじめてホスト100は、
どの程度の量を送れるかを認識し、ホスト100−プリ
ンタ300間のプリンタ制御チャネルが開設され(S3
4)、パケットモードに移行する。続いて、データ制御
装置200を介してホスト100とプリンタ300間で
プリンタデータチャネルが開設されるが(T323、T
324、T325、T326)、この段階からは、各パ
ケットPのヘッダーH(図1参照)に含まれる転送順序
番号や誤り制御情報等のパケットのモニタが必要とな
る。そして、以後ホスト100からプリンタ300への
印刷データのパケットによる送信が開始され(T32
7)、これがn回行われた後、プリンタデータチャネル
が閉じられる(T328)。
【0036】以上の動作の中で、各要求やリプライは、
データ制御装置200内のデータバス205上を流れる
が、これらデータの流れを非同期で(交通)整理するの
が、データフロー整理部206である。
【0037】(ii)ローカルコピー及びステータスリ
プライフロー まず、図4に示すように、プリンタ制御チャネルを用い
て、要求パケット数1(T401、T402、T40
3、T404)及び0の2回のやり取りがなされる(T
405、T406、T407、T408)が、送信デー
タがない状態であると、プリンタデータチャネルが閉じ
られる(T409、T410、T411、T412)。
【0038】この状態で、上述したように、ユーザによ
り、例えば図示しないパネル(データ制御装置200と
スキャナ部400が収納された筐体上に設けられてい
る)上のCopyボタンが入力されると、ローカルコピ
ーの開始が指示される(S41)。即ち、パケットモー
ドから出るプリンタ制御コマンドがデータ制御装置20
0からプリンタ300に発行され(T413)、これに
応答があると(T414)、全体制御チャネルが閉じら
れる(T415)。そして、上述した4つの論理チャネ
ルを強制終了させるコマンドが出され(T416)、デ
ータ制御装置200とプリンタ300間は非パケットモ
ードに移行する(S42)。ここで、例えば、ホスト1
00からインク残量等のプリンタのステータス要求があ
ると(T417)、プリンタ300にステートリプライ
要求が発行され(T418)、このリプライがあると
(T419)、ステータス情報がホスト100に送信さ
れる(T420)。この後、ローカルコピーが開始され
(S43)、完了する(S44)まで、上述したよう
に、スキャナ400からデータ制御装置200を介して
プリンタ300にコマンドレベルでデータの送信がなさ
れるが、この間にも、ホスト100からインク残量等の
プリンタのステータス要求が発せられる場合がある。本
実施形態では、ローカルコピー中のステータス要求につ
いては、コピー中定期的にデータ制御装置200が入手
し保持しておき、データ制御装置200からホスト10
0に回答する。即ち、プリンタ300は、ステートリプ
ライを発する(T421、T422、T423)ように
制御され、このステートリプライをその都度上述したス
テータス保持部202が保持しておき、ホスト100か
らステータス要求が発せられた時に、直前に保持したス
テートを回答する(T421、T424、T425)。
【0039】以上の動作の中で、各要求やリプライは、
データ制御装置200内のデータバス205上を流れる
が、これらデータの流れを非同期で(交通)整理するの
が、データフロー整理部206であり、例えば、上述し
たのと異なり、ユーザによりパネル上のCopyボタン
が入力されても、その時にプリンタデータチャネルが開
設されていれば、Copyボタン入力には応答しない。
また、上記プリンタ制御パケットの発行(T413)の
タイミングとホストコマンドの受信が競合した場合に
は、ホストコマンドへのリプライを優先する。尚、ロー
カルコピー中にホスト100から制御チャネルに流れる
その他のコマンドについても、プリンタ300へ流され
ることはなく、データ制御装置200からホスト100
に回答する。
【0040】以上、本発明を特定の実施形態について述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態
についても適用される。例えば、上述した実施形態で
は、スキャナ400とデータ制御装置200が一体的に
形成されている例について述べたが、プリンタ300を
も一体的に形成しても良いし、反対にデータ制御装置2
00、プリンタ300、スキャナ400の3つをそれぞ
れ独立させた構成でも良い。また、本発明がインクジェ
ットプリンタのみではなく、他のプリンタにも適用され
るのは、勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ制
御装置は、ホストとの間のみならずプリンタとの間も双
方向のパケット通信を行うので、リアルタイム性を損な
わないでデータをホストにリプライできる。また、ロー
カルコピー、即ち、スキャナとプリンタとの間はパケッ
トではなく通常の通信を行うので、処理スピードを落と
すことがない。
【0042】更に、このローカルコピー時に、ホストが
プリンタの状況(ステータス)を尋ねてきた時には、デ
ータ制御装置が定期的に保持しておいたステータスを回
答するので、従来よりはリアルタイムに近い形でプリン
タステータス[例えば、インクアウト(インクの不足)
状態等]を把握し、ホストに伝えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムの基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るデータ制御装置を中
心に、ホストコンピュータ、プリンタ(部)、スキャナ
(部)も含めたシステムの全体構成を示す機能ブロック
図である。
【図3】プリンタチャネルが初期化され、ホスト−プリ
ンタ部間で印刷が開始される場合を説明するためのシー
ケンスチャートである。
【図4】ローカルコピー時にホストからプリンタ部への
ステータス要求があった場合を説明するためのシーケン
スチャートである。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 200 データ制御装置 300 プリンタ(部) 400 スキャナ(部) 500 マルチファンクションプリンタ 201 パケット分解/組立部 202 ステータス保持部 204 コマンド化部 205 データバス 206 データフロー整理部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月22日(1999.7.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 データ制御装置、プリンタ及び印刷シ
ステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タ、プリンタ及びスキャナ等から成る印刷システムにお
いて、ホストコンピュータ及び各入出力装置相互間のデ
ータのやり取りを制御するデータ制御装置、更には、か
かるデータ制御装置を備えることで、ホストコンピュー
タからの印刷データを印刷し得るのみならず、スキャナ
で読み取った画像の複製(ローカルコピー)も可能とし
た、複写装置としての利用もできるプリンタ乃至は印刷
(及びコピー)システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタやスキャナがホスト
コンピュータにネットワーク接続或いはローカル接続さ
れた印刷システムでは、プリンタは、ホストコンピュー
タ上でアプリケーションソフト等を用いて作成し、或い
はスキャナにより読み取った画像データをホストコンピ
ュータ上で編集等した印刷データを受信し、受信した印
刷データを解釈してプリントエンジンを駆動することに
より、印刷記録媒体に所定の印刷を行う。
【0003】ホストコンピュータからプリンタに対して
は、印刷データ以外のデータも送信可能である。例え
ば、ホストコンピュータはプリンタの各種ステータス
(用紙残量、インク残量等)を問い合わせることもでき
る。また、ホストコンピュータは、印刷の緊急停止等を
プリンタに要求することもできる。
【0004】一方、近年、特にカラーのインクジェット
プリンタの画質が著しく向上したため、これをスキャナ
と組み合わせて用いれば、高価なカラーコピー(複写)
機を購入しなくても、多くのユーザが高画質のカラーコ
ピーを簡単に得ることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにプリンタやスキャナを用いる場合、空間的に大きな
設置場所が必要となるだけでなく、ホストコンピュータ
にプリンタ及びスキャナを制御するためのソフトウェア
(ドライバ)をそれぞれインストールしなければならな
い。また、原画像を編集等することなく単に原画像の同
一複製物が必要であるだけの場合でも、スキャナにより
読み取った画像データをホストコンピュータを介してプ
リンタが解釈可能なデータに変換する必要があるので、
カラーコピーを得るまでのスループットは長くならざる
を得ない。
【0006】一方、最近では、ホストコンピュータとプ
リンタの間の双方向通信の応答性を向上させるため、両
者間のデータ通信に、IEEE1284.4プロトコル
(米国電気・電子技術者協会規格)等を採用し、パケッ
ト通信を行うことも提案されている。かかる提案方式で
は、ホストコンピュータとプリンタとの間の物理インタ
フェースに複数の論理チャネルを割り当て、例えば、プ
リンタに印刷データを送信し、この印刷データの送信が
完了する前であっても、緊急の印刷停止のコマンドや各
種ステータス要求等をプリンタに送信することを可能な
らしめている。
【0007】最近では、LAN(Local Area
Network)を構成することで、例えば1台のプ
リンタとスキャナを多数のホストコンピュータで共有し
て用いる場合が多い。かかる場合に、更に、上記したよ
うに、プリンタをスキャナと組み合わせてコピーシステ
ムとしても用いる場合には、あるユーザがスキャナの前
に立ち画像を読取りプリンタでそのコピーを印刷してい
る時に、他のユーザがホストコンピュータを操作して当
該プリンタにステータス要求を発している場合もある。
しかしながら、従来、このような場合のデータのやり取
りを効率よく制御すると共に、上記の如きステータス要
求にもより迅速に応答するための有効な提案はなされて
いなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、プリンタに、デ
ータ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ制御装
置を加えることで、ホストコンピュータからの印刷デー
タを通常印刷可能な上に、読み取った原画像データをホ
ストコンピュータを介することなく高速に印刷して原画
像と略同一の複製物(コピー)をも得られるプリンタ乃
至は印刷(及びコピー)システムを提供することにあ
る。
【0009】また、本発明の更なる目的は、上記の如き
プリンタ乃至は印刷(及びコピー)システムにおいて、
データ制御装置とプリンタ間もパケット通信を行うこと
で、ホストコンピュータからプリンタへのステータス要
求等にリアルタイムで応答することを可能ならしめるこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、プリンタ
に、データ制御機能と画像読み取り機能を奏するデータ
制御装置を加えることで、ホストコンピュータにより作
成した印刷データに対する通常の印刷に加え、画像を読
み取ってホストコンピュータに送る読み取り装置として
も、また、読み取った原画像データをホストコンピュー
タを介することなく印刷して原画像の複製物を得るロー
カルコピーまで可能としたマルチファンクションプリン
タを考案した。その際、ホストコンピュータからのステ
ータス要求にリアルタイムで迅速に応答する要請とロー
カルコピーを高速に得る要請の両者を併せ考慮して、上
記データ制御装置とプリンタ間も原則としてパケット通
信を行い、ローカルコピーの場合はパケット通信を行わ
ず、コマンドレベルでデータ制御装置からプリンタへデ
ータを送るように構成した。
【0011】即ち、請求項1記載のデータ制御装置は、
ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前
記ホストと前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト
間のデータのやり取りをそれぞれ制御する第1のデータ
制御手段と、前記ホストを介することなく前記スキャナ
によって原画像を読み取り前記プリンタの解釈可能なデ
ータに変換して該プリンタに送信する第2のデータ制御
手段とを備え、前記第1のデータ制御手段により前記ホ
ストから前記プリンタへ印刷データを渡して該プリンタ
に通常の印刷を実行させ得ると共に前記第2のデータ制
御手段により送信した画像を該プリンタに印刷させるこ
とで原画像と略同様の複製物を得られることを特徴とす
る。これにより、上述したようなマルチファンクション
プリンタを提供し得る。
【0012】この場合、少なくとも前記第1のデータ制
御手段は、前記データのやり取りをパケット通信で行う
ことが考えられる。ホストコンピュータからのステータ
ス要求に応答するためである。
【0013】また、前記第2のデータ制御手段は、前記
変換したデータをパケット形式ではなく、プリンタコマ
ンドとして前記プリンタに送信するのが好適である。ロ
ーカルコピーの場合には、画像データをコマンド化して
そのまま送る方がパケット化して送るよりも、より高速
な処理となるからである。
【0014】そして、請求項5記載の発明は、ホスト、
プリンタ及びスキャナにそれぞれ接続され、前記ホスト
と前記プリンタ間、前記スキャナと前記ホスト間のデー
タのやり取りをそれぞれ制御するデータフロー制御機能
と、前記ホストを介することなく前記スキャナによって
画像データを読み取り前記プリンタの解釈可能なデータ
に変換して該プリンタに送信し、ローカルコピーとして
原画像の略複写物を印刷させる画像データ読取・変換機
能とを備えるデータ制御装置であって、前記スキャナか
ら読み込んだ画像データのパケットを受け取り、前記ホ
ストに送信すると共に前記ホストから受信した前記スキ
ャナ制御のためのパケットデータを前記スキャナに送信
する手段と、前記プリンタからそのステータスを示すパ
ケットを取り込んで保持しておくステータス保持手段
と、前記ホストからの前記プリンタのステータスの問い
合わせに対し、前記ステータス保持手段から前記ステー
タスを示すパケットを受け取り該ホストに送信すると共
に前記ホストから受信した前記プリンタ制御のためのパ
ケットデータを前記プリンタに送信する手段と、前記ス
キャナから前記ホストを介することなく取り込んだ画像
情報を前記プリンタの解釈可能なコマンドに変換するコ
マンド化手段とを有することを特徴とする。
【0015】尚、更に、前記ホストと前記プリンタ間、
前記スキャナと前記ホスト間及び前記スキャナと前記プ
リンタ間のデータの流れを非同期で整理するデータフロ
ー整理手段を有しても良い。
【0016】また、該データ制御装置は、前記ローカル
コピーの開始を手動で可能ならしめるローカルコピー開
始スイッチを有しているのが好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、本発明の基本コンセ
プトについて、図1を参照して説明しておく。図1は、
本発明の諸実施形態の基本構成としての印刷(及びコピ
ー)システムの全体構成を示すブロック図である。
【0018】この印刷(及びコピー)システムは、ホス
トコンピュータ100と、データ制御装置200と、プ
リンタ(部)300と、スキャナ(部)400と、これ
らを相互に接続するケーブル等から構成されている。デ
ータ制御装置200、プリンタ(部)300、及びスキ
ャナ(部)400は、本発明の一実施形態としてのマル
チファンクションプリンタ(本発明の一実施形態とし
て、プリンタに、データ制御機能と画像読み取り機能を
奏するデータ制御装置を加えることで、ホストコンピュ
ータからの印刷データを通常印刷可能な上に、読み取っ
た原画像データをホストコンピュータを介することなく
高速に印刷して原画像と略同一の複製物(コピー)をも
得られるようにしたプリンタを、以下このように呼ぶ)
500を構成する。
【0019】ホストコンピュータ100は、通常のパー
ソナルコンピュータ(PC)から構成され、図示の例で
は1〜nのn台のPCから成る。各PCは、それぞれ、
図示しないアプリケーションプログラム等により作成し
たグラフィックスデータ或いはテキストデータ等をプリ
ンタ300の解釈可能なコマンドの形式に変換し、デー
タ制御装置200を介してプリンタ300に送信する。
また、各PCは、それぞれ、スキャナ(部)400を用
いて読み取った画像データをデータ制御装置200を介
して受信し、これを編集等した上で印刷要求と共に、同
様にデータ制御装置200を介してプリンタ300に送
信する。
【0020】プリンタ(部)300は、カラーのインク
ジェット方式のプリンタであり、図示しないプリンタコ
ントローラとプリントエンジンから構成されている。ス
キャナ(部)400は、カラー画像を光学的にスキャン
してCMYK2値のカラー画像データを出力するもので
あり、データ制御装置200と一体的に形成されてい
る。データ制御装置200は、一種のインタフェースユ
ニット(IFU)であるが、独自のCPU(図示せず)
を内蔵し、ホストコンピュータ100とプリンタ(部)
300間(I)、ホストコンピュータ100とスキャナ
(部)400間(II)、プリンタ(部)300とスキャ
ナ(部)400間(III)のデータの流れを制御すると
共に、スキャナ(部)400を駆動・制御して画像を読
取り、プリンタ(部)300に印刷させる、ローカルコ
ピーの主制御をも行う。
【0021】さて、本発明の基本構成は、上記したホス
トコンピュータ100と(データ制御装置200を介し
た)プリンタ(部)300間(I)、ホストコンピュー
タ100と(データ制御装置200を介した)スキャナ
(部)400間(II)、プリンタ(部)300と(デー
タ制御装置200を介した)スキャナ(部)400間
III)から成る3つの通信制御ルートのそれぞれをペ
アとして(ペア−to−ペアで)データの流れを制御す
ることにある。また、第1の通信制御ルート(I)のホ
ストコンピュータ100とデータ制御装置200間(I
−A)とデータ制御装置200とプリンタ(部)300
間(I−B)の双方ともパケット通信を行うことにあ
る。尚、第2の通信制御ルート(II)でも、ホストコン
ピュータ100とデータ制御装置200間(II−A)と
データ制御装置200とスキャナ(部)400間(II
B)の双方ともパケット通信を行う。一方、後述するよ
うに、第3の通信制御ルート(III)では、スキャナ
(部)400と(データ制御装置200を介した)プリ
ンタ(部)300間(III)では、パケット通信を行わ
ず、通常のコマンドレベルでの通信を行う。
【0022】しかして、図1に示すように、ホストコン
ピュータ100とデータ制御装置200間(I−AとII
−A)では、4つの論理チャネル、即ち、全体制御チャ
ネル、プリンタ制御チャネル、プリンタデータチャネ
ル、スキャナ制御データチャネルの4チャネルを用い、
図示のようなヘッダー部Hでチャネル番号を指定したパ
ケットPを用いて通信を行う。従って、データ制御装置
200とプリンタ(部)300間(I−B)では、全体
制御チャネル、プリンタ制御チャネル、プリンタデータ
チャネルの3チャネル、また、データ制御装置200と
スキャナ(部)400間(II−B)では、全体制御チャ
ネル、スキャナ制御データチャネルの2チャネル、をそ
れぞれ用い、同様のパケット(図示せず)を用いて通信
を行う。
【0023】次に、図2を参照して、データ制御装置2
00を中心に、ホストコンピュータ100、プリンタ
(部)300、スキャナ(部)400も含めた、各機能
ブロックについて詳細に説明する。
【0024】まず、ホストコンピュータ100(各P
C)には、プリンタ(部)300用のソフトウェア(プ
リンタドライバ)102がインストールされているもの
とする。ユーザが各PC上のアプリケーションプログラ
ムを用いて作成したグラフィックスデータ(或いはテキ
ストデータをアウトラインフォント等を用いてグラフィ
ックス化したデータ)の印刷要求があると、まず、プリ
ンタドライバ102のラスタライザ102aは、グラフ
ィックスデータをプリンタ(部)300の印字解像度に
応じたラスターデータとして生成する。次に、コマンド
インタープリター102bがこのラスターデータをエス
ケープシーケンスを用いたプリンタ制御言語にコマンド
化すると、パケット分解部102cは、このコマンドを
所定のビット数から成る複数のパケットP(図1参照)
に分解する。そして、これらパケット(プリンタ制御パ
ケット又はプリンタデータパケット)は、上述したプリ
ンタ制御チャネル又はプリンタデータチャネルを介して
プリンタ(部)300に送信される。尚、後述するよう
に、プリンタ(部)300のステータスが返される場合
等には、このプリンタステータスも、パケットP(図1
参照)に分解されて(プリンタ制御パケット)、データ
制御装置200(プリンタ制御チャネル)を介してホス
トコンピュータ100に送信される。
【0025】一方、ホストコンピュータ100(各P
C)には、スキャナ(部)400用のソフトウェア(T
WAINドライバ等、図示せず)がインストールされて
いるものとし、ユーザがスキャナ(部)400を用いて
ある画像を読み込むような場合、スキャナ(部)400
の解像度の設定等を、各PC上で行うことができ、この
設定したデータは、パケットP(図1参照)に分解され
て(スキャナ制御パケット)、ホストコンピュータ10
0からスキャナ制御データチャネルを介してデータ制御
装置200に送信される。反対に、スキャナ(部)40
0を用いて読み込んだ画像データを各PC上で編集(例
えば、テキストの間の行間にイメージを貼り付ける等)
する場合には、スキャナ(部)400から入力された画
像データは、パケットP(図1参照)に分解されて(ス
キャナデータパケット)、データ制御装置200(スキ
ャナ制御データチャネル)を介してホストコンピュータ
100(各PC)に送信される。
【0026】さて、データ制御装置200は、プリンタ
ステータス等プリンタ(部)300からのパケットデー
タ(ステータスパケット)、スキャナ(部)400から
読み込みパケットに分解された画像データ、ホストコン
ピュータ100から送信されるプリンタ(制御又はデー
タ)パケットを受信すると共に、これらをそれぞれホス
トコンピュータ100、ホストコンピュータ100、プ
リンタ(部)300に送信するための、パケット送受信
部201、201´、201´´と、プリンタ部300
からそのステータスパケットを取り込んで保持するステ
ータス保持部202とを有し、ホストコンピュータ10
0からプリンタ部300のステータスの問い合わせがあ
った場合には、このステータス保持部202が保持して
いるステータスのパケットがホストコンピュータ100
に送信される。
【0027】上記パケット送受信部201は、ステータ
ス保持部202からこのステータスパケットを受け取
り、上述したように、ホストコンピュータ100に送信
する。また、データ制御装置200は、スキャナ部40
0からホストコンピュータ100を介することなく画像
データを取り込むためのイメージデータ受信部203
と、この画像(イメージ)データをプリンタ部300の
解釈可能なコマンドに変換するコマンド化部204をも
有している。更に、データ制御装置200は、データバ
ス205上を流れるホストコンピュータ100とプリン
タ部300間、スキャナ部400とホストコンピュータ
100間及びスキャナ部400とプリンタ部300間の
データの流れを非同期で整理するデータフロー整理部2
06をも有する。
【0028】次に、データ制御装置200を中心に、ホ
ストコンピュータ100、プリンタ(部)300、スキ
ャナ(部)400も含めた、本実施形態の印刷(及びコ
ピー)システムの動作について、上記図1及び図2に加
え、図3及び図4のシーケンスチャートをも参照して説
明する。
【0029】まず、再び図2を参照して、データ制御装
置200とプリンタ(部)300間(I−B)の経路
で、プリンタデータチャネル等を介してパケットを受信
したプリンタ部300では、これを一旦データ受信部3
01に蓄える。パケット組立/分解部302は、データ
受信部301で受信した各パケットPのヘッダーH(図
1参照)に含まれる転送順序番号や誤り制御情報等に従
って各パケットPをプリンタ制御言語[例えば、ESC
(エスケープ)シーケンス]に復元してコマンド解釈部
303に送る。コマンド解釈部303は、プリンタ制御
言語中のラスタコマンド部分をラスタデータに解釈し、
これをイメージ展開部304がイメージバッファに展開
する。他方、プリンタ制御言語中の制御コマンド部分
は、その制御コードが解釈され、それに基づき印刷実行
部305がプリントエンジンの制御等を行う。尚、プリ
ンタ部300では、制御部(プリンタCPUとROMに
格納された対応する制御プログラムにより構成される)
306の指示するところにより、プリンタステータス等
のプリンタ情報をパケット組立/分解部302がパケッ
トに分解した上で、このステータス等のパケットをデー
タ送信部307からデータ制御装置200のパケット送
受信部201´に送り出す。
【0030】また、図2には図示しないが、スキャナ
(部)400にも、データ送受信部、パケット組立/分
解部、ホストからの制御コマンドの解釈部、画像読取り
実行部等が存在する。
【0031】一方、ユーザがスキャナ部400でカラー
画像を読取りプリンタ部300でそのコピーを印刷する
(ローカルコピー)時[図1に示した(III)の経路]
の動作について、以下に述べる。このプリンタ部300
とスキャナ(部)400間(III)では、前述したよう
に、パケット通信ではなく、通常のコマンドレベルでの
通信が行われる。かかるローカルコピー時は、ユーザが
各PCから離れて、原稿の複写(コピー)を直ちに、場
合によっては多数枚、必要としていることが多いので、
パケットへの分解更にはパケットからの復元に要する時
間が必要だと反って遅くなるので、パケットでやり取り
するよりも画像読取りから印刷(複写)までの処理のス
ループットを速くするためである。即ち、ローカルコピ
ー時には、ユーザは、例えば図示しないパネル(データ
制御装置200とスキャナ部400が収納された筐体上
に設けられている)上のCopyボタンをタッチ入力す
ると、パネル上には、原稿のサイズ、原稿の種類、解像
度等を尋ねる画面が表示され、ここで、ユーザは読取り
原稿のサイズ・種類や所望の解像度等を設定した上で、
原稿の読取りを行う。図示しないスキャンエンジンが動
作して画像が読み取られると、この読取り画像はスキャ
ナ部400内でCMYK2値のイメージデータに変換さ
れ、このCMYK2値のイメージデータがデータ制御装
置200に送られる。このイメージデータは、データ制
御装置200内の上述したイメージデータ受信部203
で受信され、コマンド化部204により、プリンタ部3
00が理解可能なプリンタ制御言語[上記、ESC(エ
スケープ)シーケンス]に変換されてデータ制御装置2
00からプリンタ部300に送られる。その後は、プリ
ンタ部300内で、上述したホストコンピュータ100
からの印刷データ等を受信した場合と全く同様の処理が
実行される。このように、ホストコンピュータ100を
介さずスキャナ部400で読取った画像をプリンタ部3
00で印刷する(ローカルコピー)時には、データ制御
装置200内のコマンド化部204がホスト上のプリン
タドライバにおけるコマンド生成部と同様の機能を果た
す。
【0032】ここで、本実施形態のデータ制御装置、プ
リンタ部、ホスト等の動作について、以下、(i)プリ
ンタチャネルが初期化され、ホスト−プリンタ部間で印
刷が開始される場合、(ii)ローカルコピー時にホス
トからプリンタ部へのステータス要求があった場合、の
2つの場合について、それぞれ図3、図4のシーケンス
チャートを参照して説明する。
【0033】(i)プリンタチャネル初期化、ホスト−
プリンタ間印刷 以下に示すように、本実施形態においては、ホスト−デ
ータ制御装置間及びデータ制御装置−プリンタ間共にパ
ケット通信を行うので、それぞれの間でネゴシエーショ
ンを重ねつつ初期化や印刷動作の開始がなされる。
【0034】まず、図3に示すように、プリンタチャネ
ル初期化においては、初期化完了までホスト100から
プリンタ300への要求は保留される。即ち、図3A部
に示すように、データ制御装置200とプリンタ300
間の独自の制御チャネルアクセスについてデータ制御装
置200がプリンタ300に要求する。即ち、まずデバ
イスIDを要求し(T301)、回答を受ける(T30
2)と、制御コマンドを発行し(T303)、開設OK
のリプライを返すと(T304)、データ制御装置20
0とプリンタ300間はパケットモードに移行する(S
31)。続いてデータ制御装置200とプリンタ300
間のチャネル初期化(T305、T306)を経て、同
チャネルが開設される(T307、T308)。
【0035】この後、矢印Bで示すように、今度はホス
ト100とデータ制御装置200間で同様にデバイスI
Dのやり取り(T309、T310)をした後、上述し
た全体制御チャネルをオープンする制御コマンドを発行
(T311)すると、図3に破線で示すように、そのま
まデータ制御装置200からプリンタ部300に制御コ
マンドが回送される(T312)。これに対して、プリ
ンタ部300が開設OKのリプライを返すと(T31
3)、同様にこのリプライがホスト100まで返され
(T314)、ホスト100は、全体制御チャネルの開
設を認識し(S32)、チャネル初期化(T315、T
316)を経て、全体制御通信が開始される(S3
3)。以上の動作と同様に、データ制御装置200とプ
リンタ300間だけでなく、ホスト100とデータ制御
装置200間で同様にプリンタ制御チャネルが開設され
るが(T317、T318)、ここで、ホスト100か
らデータ制御装置200(T319)を介してどの程度
送れるかを問うクレジットをプリンタ300に投げ(T
320)、そのリプライが(T321)、ホスト100
に返ってきて(T322)、はじめてホスト100は、
どの程度の量を送れるかを認識し、ホスト100−プリ
ンタ300間のプリンタ制御チャネルが開設され(S3
4)、パケットモードに移行する。続いて、データ制御
装置200を介してホスト100とプリンタ300間で
プリンタデータチャネルが開設されるが(T323、T
324、T325、T326)、この段階からは、各パ
ケットPのヘッダーH(図1参照)に含まれる転送順序
番号や誤り制御情報等のパケットのモニタが必要とな
る。そして、以後ホスト100からプリンタ300への
印刷データのパケットによる送信が開始され(T32
7)、これがn回行われた後、プリンタデータチャネル
が閉じられる(T328)。
【0036】以上の動作の中で、各要求やリプライは、
データ制御装置200内のデータバス205上を流れる
が、これらデータの流れを非同期で(交通)整理するの
が、データフロー整理部206である。
【0037】(ii)ローカルコピー及びステータスリ
プライフロー まず、図4に示すように、プリンタ制御チャネルを用い
て、要求パケット数1(T401、T402、T40
3、T404)及び0の2回のやり取りがなされる(T
405、T406、T407、T408)が、送信デー
タがない状態であると、プリンタデータチャネルが閉じ
られる(T409、T410、T411、T412)。
【0038】この状態で、上述したように、ユーザによ
り、例えば図示しないパネル(データ制御装置200と
スキャナ部400が収納された筐体上に設けられてい
る)上のCopyボタンが入力されると、ローカルコピ
ーの開始が指示される(S41)。即ち、パケットモー
ドから出るプリンタ制御コマンドがデータ制御装置20
0からプリンタ300に発行され(T413)、これに
応答があると(T414)、全体制御チャネルが閉じら
れる(T415)。そして、上述した4つの論理チャネ
ルを強制終了させるコマンドが出され(T416)、デ
ータ制御装置200とプリンタ300間は非パケットモ
ードに移行する(S42)。ここで、例えば、ホスト1
00からインク残量等のプリンタのステータス要求があ
ると(T417)、プリンタ300にステートリプライ
要求が発行され(T418)、このリプライがあると
(T419)、ステータス情報がホスト100に送信さ
れる(T420)。この後、ローカルコピーが開始され
(S43)、完了する(S44)まで、上述したよう
に、スキャナ400からデータ制御装置200を介して
プリンタ300にコマンドレベルでデータの送信がなさ
れるが、この間にも、ホスト100からインク残量等の
プリンタのステータス要求が発せられる場合がある。本
実施形態では、ローカルコピー中のステータス要求につ
いては、コピー中定期的にデータ制御装置200が入手
し保持しておき、データ制御装置200からホスト10
0に回答する。即ち、プリンタ300は、ステートリプ
ライを発する(T421、T422、T423)ように
制御され、このステートリプライをその都度上述したス
テータス保持部202が保持しておき、ホスト100か
らステータス要求が発せられた時に、直前に保持したス
テートを回答する(T421、T424、T425)。
【0039】以上の動作の中で、各要求やリプライは、
データ制御装置200内のデータバス205上を流れる
が、これらデータの流れを非同期で(交通)整理するの
が、データフロー整理部206であり、例えば、上述し
たのと異なり、ユーザによりパネル上のCopyボタン
が入力されても、その時にプリンタデータチャネルが開
設されていれば、Copyボタン入力には応答しない。
また、上記プリンタ制御パケットの発行(T413)の
タイミングとホストコマンドの受信が競合した場合に
は、ホストコマンドへのリプライを優先する。尚、ロー
カルコピー中にホスト100から制御チャネルに流れる
その他のコマンドについても、プリンタ300へ流され
ることはなく、データ制御装置200からホスト100
に回答する。
【0040】以上、本発明を特定の実施形態について述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態
についても適用される。例えば、上述した実施形態で
は、スキャナ400とデータ制御装置200が一体的に
形成されている例について述べたが、プリンタ300を
も一体的に形成しても良いし、反対にデータ制御装置2
00、プリンタ300、スキャナ400の3つをそれぞ
れ独立させた構成でも良い。また、本発明がインクジェ
ットプリンタのみではなく、他のプリンタにも適用され
るのは、勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ制
御装置は、ホストとの間のみならずプリンタとの間も双
方向のパケット通信を行うので、リアルタイム性を損な
わないでデータをホストにリプライできる。また、ロー
カルコピー、即ち、スキャナとプリンタとの間はパケッ
トではなく通常の通信を行うので、処理スピードを落と
すことがない。
【0042】更に、このローカルコピー時に、ホストが
プリンタの状況(ステータス)を尋ねてきた時には、デ
ータ制御装置が定期的に保持しておいたステータスを回
答するので、従来よりはリアルタイムに近い形でプリン
タステータス[例えば、インクアウト(インクの不足)
状態等]を把握し、ホストに伝えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムの基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るデータ制御装置を中
心に、ホストコンピュータ、プリンタ(部)、スキャナ
(部)も含めたシステムの全体構成を示す機能ブロック
図である。
【図3】プリンタチャネルが初期化され、ホスト−プリ
ンタ部間で印刷が開始される場合を説明するためのシー
ケンスチャートである。
【図4】ローカルコピー時にホストからプリンタ部への
ステータス要求があった場合を説明するためのシーケン
スチャートである。
【符号の説明】 100 ホストコンピュータ 200 データ制御装置 300 プリンタ(部) 400 スキャナ(部) 500 マルチファンクションプリンタ 201 パケット分解/組立部 202 ステータス保持部 204 コマンド化部 205 データバス 206 データフロー整理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ05 AR01 HJ06 HJ08 2C087 AA09 AB05 AC07 BA03 BA07 BB10 BD41 5B021 AA01 AA02 AA19 BB00 BB02 BB10 CC05 QQ04 5C062 AA13 AA35 AB17 AB22 AB42 AC21 AC34 AC48 AE03 AE14 AE15 9A001 BB04 CZ02 JJ35

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞ
    れ接続され、前記ホストと前記プリンタ間、前記スキャ
    ナと前記ホスト間のデータのやり取りをそれぞれ制御す
    る第1のデータ制御手段と、前記ホストを介することな
    く前記スキャナによって原画像を読み取り前記プリンタ
    の解釈可能なデータに変換して該プリンタに送信する第
    2のデータ制御手段とを備え、前記第1のデータ制御手
    段により前記ホストから前記プリンタへ印刷データを渡
    して該プリンタに通常の印刷を実行させ得ると共に前記
    第2のデータ制御手段により送信した画像を該プリンタ
    に印刷させることで原画像と略同様の複製物を得られる
    ことを特徴とするデータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ制御装置におい
    て、少なくとも前記第1のデータ制御手段は、前記デー
    タのやり取りをパケット通信で行うことを特徴とするデ
    ータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のデータ制御装置に
    おいて、該データ制御装置と前記ホスト間は全体制御、
    プリンタ制御、プリンタデータ、スキャナ制御・データ
    の少なくとも4チャンネル、該データ制御装置と前記プ
    リンタ間は全体制御、プリンタ制御、プリンタデータの
    少なくとも3チャンネル、及び該データ制御装置と前記
    スキャナ間は全体制御、スキャナ制御・データの少なく
    とも2チャンネルから成る、それぞれ複数の論理チャン
    ネルを介して前記データのやり取りを行うことを特徴と
    するデータ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のデータ制御装置に
    おいて、前記第2のデータ制御手段は、前記変換したデ
    ータをパケット形式ではなく、プリンタコマンドとして
    前記プリンタに送信することを特徴とするデータ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 ホスト、プリンタ及びスキャナにそれぞ
    れ接続され、前記ホストと前記プリンタ間、前記スキャ
    ナと前記ホスト間のデータのやり取りをそれぞれ制御す
    るデータフロー制御機能と、前記ホストを介することな
    く前記スキャナによって画像データを読み取り前記プリ
    ンタの解釈可能なデータに変換して該プリンタに送信
    し、ローカルコピーとして原画像の略複写物を印刷させ
    る画像データ読取・変換機能とを備えるデータ制御装置
    であって、 前記スキャナから読み込んだ画像データのパケットを受
    け取り、前記ホストに送信すると共に前記ホストから受
    信した前記スキャナ制御のためのパケットデータを前記
    スキャナに送信する手段と、 前記プリンタからそのステータスを示すパケットを取り
    込んで保持しておくステータス保持手段と、 前記ホストからの前記プリンタのステータスの問い合わ
    せに対し、前記ステータス保持手段から前記ステータス
    を示すパケットを受け取り該ホストに送信すると共に前
    記ホストから受信した前記プリンタ制御のためのパケッ
    トデータを前記プリンタに送信する手段と、 前記スキャナから前記ホストを介することなく取り込ん
    だ画像情報を前記プリンタの解釈可能なコマンドに変換
    するコマンド化手段とを有することを特徴とするデータ
    制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータ制御装置におい
    て、前記ステータス保持手段は、定期的に前記プリンタ
    からそのステータスを取り込んで保持しておくことを特
    徴とするデータ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載のデータ制御装置に
    おいて、更に、前記ホストと前記プリンタ間、前記スキ
    ャナと前記ホスト間及び前記スキャナと前記プリンタ間
    のデータの流れを非同期で整理するデータフロー整理手
    段を有することを特徴とするデータ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7記載のデータ制御装置にお
    いて、該データ制御装置は、前記ローカルコピーの開始
    を手動で可能ならしめるローカルコピー開始スイッチを
    有することを特徴とするデータ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項3乃至8記載のデータ制御装置に
    おいて、前記データフロー整理手段は、プリンタデータ
    チャネルが開設されている場合には、ローカルコピー開
    始スイッチが入力されても応答しないことを特徴とする
    データ制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項8乃至9記載のデータ制御装置
    において、前記データフロー整理手段は、前記ローカル
    コピー開始スイッチの入力に応答する場合には、前記全
    体制御、プリンタ制御、プリンタデータ、スキャナ制御
    ・データの4チャンネルをすべて強制終了させることを
    特徴とするデータ制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10記載のデータ制御装
    置において、前記データフロー整理手段は、前記ローカ
    ルコピー開始スイッチの入力に応答する時に前記ホスト
    からのコマンド受信が競合した場合には、該ホストから
    のコマンドへのリプライを優先させることを特徴とする
    データ制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11記載のデータ制御装置
    において、該データ制御装置は、カラーの原画像を読み
    取りYMCK2値の画像データとして出力するスキャナ
    に接続可能に構成されていることを特徴とするデータ制
    御装置。
  13. 【請求項13】 ホストから印刷データを受け取り印刷
    を行うと共に、画像読取手段を備え該画像読取手段を介
    して入力された原画像の印刷をも行うプリンタにおい
    て、該プリンタは、データ受信部と、該プリンタに固有
    のコマンドを解釈可能な解釈部と、インタフェースユニ
    ットとを備え、該インタフェースユニットは、前記ホス
    トと前記データ受信部との間、前記画像読取手段と前記
    ホストと間のデータのやり取りをそれぞれ制御するデー
    タフロー制御手段と、前記ホストを介することなく前記
    画像読取手段から読み取った画像データを前記解釈部の
    解釈可能なコマンドに変換して前記データ受信部に送る
    画像データ読取・変換手段とを備え、前記データフロー
    制御手段により前記ホストからの印刷データを前記デー
    タ受信部で受け取り、解釈部で解釈した上で、イメージ
    データに展開して印刷を行うと共に、前記画像データ読
    取・変換手段により変換されたコマンドを前記データ受
    信部で受け取り、解釈部で解釈することによって前記画
    像データと同一のイメージデータに展開して印刷を行う
    ことによって前記画像読取手段を介して入力された原画
    像の複製を生成可能に構成されていることを特徴とする
    プリンタ。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のプリンタにおいて、
    少なくとも前記データフロー制御手段は、前記データの
    やり取りをパケット通信で行うことを特徴とするプリン
    タ。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のプリンタにおいて、
    前記画像データ読取・変換手段は、前記変換したコマン
    ドをパケット形式にすることなく、そのまま前記プリン
    タに固有のコマンドとして前記データ受信部に送ること
    を特徴とするプリンタ。
  16. 【請求項16】 ホストコンピュータとプリンタ間、ホ
    ストコンピュータとスキャナ間、プリンタとスキャナ間
    のデータの流れを、それぞれをペアとして、各々を複数
    の論理チャネルを用いて独立に制御することを特徴とす
    る印刷システム。
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