JP2003330657A - 印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法 - Google Patents

印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法

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JP2003330657A
JP2003330657A JP2002138646A JP2002138646A JP2003330657A JP 2003330657 A JP2003330657 A JP 2003330657A JP 2002138646 A JP2002138646 A JP 2002138646A JP 2002138646 A JP2002138646 A JP 2002138646A JP 2003330657 A JP2003330657 A JP 2003330657A
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JP2002138646A
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Toshiaki Shirai
利明 白井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドキュメントデータ内で使用されているオブ
ジェクトデータの「フォント」や「色」といった項目
を、ユーザが指定することを可能にすることで、それら
指定された条件に合致するデータは、印刷出力結果に反
映しないといった機能を提供することを目的とする。 【解決手段】 情報処理システムおよび出力制御方法に
おいて、印刷データに変換する印刷データ変換手段と、
特定のドキュメントデータはデータ変換を行わないデー
タ変換情報設定手段と、指定されたドキュメントデータ
が存在するか判断するドキュメントデータ判断手段と、
データ変換処理を行わない印刷データ変換スキップ手段
と、印刷データに変換し一時ファイルとして格納するプ
リンタスプール手段と、全ての印刷データ変換処理が終
了したかを判断するデータ変換処理終了判断手段と、格
納された印刷情報を印刷装置に送出する印刷データ送出
手段と、で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置
(ホスト・コンピュータ)からの印刷情報を受けて動作
する印刷装置と、その印刷装置のためにホストコンピュ
ータ側で印刷情報を生成するプリンタドライバ、デバイ
スドライバなどと呼ばれるソフトウェアモジュール群を
あわせた印刷データ処理装置を含む印刷システムおよび
印刷制御方法、データ処理装置、データ処理方法、記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷システムにおける印刷制御方
法および処理の流れについてまず説明する。
【0003】一般的には、セントロニクスインターフェ
イスといったパラレル通信手段やネットワーク通信手段
を介してホストコンピュータと印刷装置とが接続され印
刷システムを構成している。
【0004】ホストコンピュータ側では、ワードプロセ
ッシングや表計算のようなアプリケーションソフトウェ
アがWindows(R)(米国マイクロソフト社の登
録商標)のようないわゆる基本ソフト(OS)の上で動
作している。このアプリケーションソフトウェアにおい
て印刷を行う場合は、そのプログラム内から、基本ソフ
トが提供するいくつかのサブシステムのうちのグラフィ
ック・サブ・システムの機能を用いて行う。
【0005】このグラフィック・サブ・システムは、例
えばWindows(R)上では、GDI(グラフィッ
ク・デバイス・インターフェイス)と呼ばれておりディ
スプレイやプリンタに対する画像情報の処理を司ってい
る。
【0006】このGDIは、ディスプレイやプリンタと
いった各デバイス毎の依存性を吸収する為にデバイスド
ライバと呼ばれるモジュールを動的にリンクし、それぞ
れのデバイスに対する出力処理を行う。プリンタに対す
るこのモジュールはプリンタドライバと呼ばれる。
【0007】GDIでは、プリンタドライバを介してア
プリケーションソフトウェアからの印刷要求をシーケン
シャルに処理し、GDIから画像情報を受たプリンタド
ライバは、印刷装置が印刷処理が理解可能な印刷データ
(例えばプリンタ記述言語(PDL:Printer
Description Language)用コード
やプリンタ制御コード、もしくはビットマップイメージ
データ等)に変換処理を行い、プリンタスプーラと呼ば
れるデータ格納手段に一時ファイルとして保存し、それ
らを印刷装置に送出し印刷を行うといった印刷システム
が知られている。またこれら印刷システムにはプリント
プロセッサなどと呼ばれるソフトウェアが含まれる場合
もある。
【0008】これらの印刷装置は、アプリケーションソ
フトウェアで描画、表現されているテキスト、ビットマ
ップ、図形といったドキュメントデータを、印刷装置に
よって紙の上に忠実に再現し印字することを目的として
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な印刷システムにおいては、アプリケーションソフトウ
ェアで描画されている通りのテキスト、ビットマップ、
図形といったドキュメントデータにより構成されている
イメージを、印刷装置において忠実に再現し印刷するも
のである。
【0010】また、一部の印刷システムにおいては、オ
ーバレイなどと呼ばれる機能によりアプリケーションソ
フトウェア上で描画されているイメージ以外の特定の画
像を印刷結果に付加するものや、ヘッダー・トレイラー
となどと呼ばれる機能によりアプリケーションソフトウ
ェア上で描画されているイメージ以外にファイル名やフ
ァイル印刷日時、ページ番号といった情報を印刷結果に
付加するものが知られている。
【0011】しかし、これらはすべてアプリケーション
ソフトウェア上で描画されているイメージに何らかのデ
ータを付加して印刷結果に反映するものであり、ユーザ
がアプリケーションソフトウェアのドキュメントデータ
内の特定部分を印刷結果に反映しない様にする場合に
は、アプリケーションソフトウェア上でデータを変更
し、再度印刷を実行する必要があった。
【0012】この為、例えばアプリケーションソフトウ
ェア上で議事録等のドキュメントを作成した場合におい
て、本来印刷結果には必要の無いデータ(例えばメモ書
きのようなもの)をアプリケーションソフトウェアのデ
ータの一つとしてイメージ内に記述してしまうと、それ
ら必要の無いデータも含めて、アプリケーションソフト
ウェア上で表現されているイメージすべてが印刷結果に
反映されてしまうので、アプリケーションソフトウェア
内には余計な記述を書いておくことはできなかった(従
来例 図8−801参照)。
【0013】また、テスト問題等をアプリケーションソ
フトウェアにより作成しようとした場合、問題用紙のみ
と解答付き問題用紙は、ドキュメントに解答が書かれて
いる/書かれていないといった違いがあるため、別々に
作成・印刷する必要があった(従来例 図7−701参
照)。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、アプリケーションソフトウェア上で使
用されている「フォント」や「色」といった項目を、ユ
ーザが指定することを可能にすることで、それら指定さ
れた情報に基づき指定された条件に合致するドキュメン
トデータは、印刷出力結果に反映しないといった機能を
提供することを目的し、かつユーザに更なる利便性を与
えることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷制御システムは以下のような構成を備え
る。
【0016】すなわち、アプリケーションソフトで作成
したドキュメントデータを、外部印刷装置が理解できる
印刷データに変換する印刷データ変換手段と、アプリケ
ーションソフトで作成したドキュメントデータで特定の
ドキュメントデータはデータ変換を行わないよう指定す
ることが可能なデータ変換情報設定手段と、アプリケー
ションソフトで作成したドキュメントデータ内に前記変
換情報設定手段で指定された条件に合致するドキュメン
トデータが存在するかを判断するドキュメントデータ判
断手段と、前記ドキュメントデータ判断手段において合
致するドキュメントデータであると判断した場合はデー
タ変換処理を行わない印刷データ変換スキップ手段と、
前記ドキュメントデータ判断手段において合致しないド
キュメントデータであると判断した場合は前記刷データ
変換手段により印刷データに変換し変換後の印刷データ
を一時ファイルとして記憶装置上に印刷データとして格
納するプリンタスプール手段と、アプリケーションソフ
トで作成したドキュメントデータ全ての印刷データ変換
処理が終了したかを判断するデータ変換処理終了判断手
段と、前記データ変換終了判断手段で全てデータ変換が
終了したと判断した場合は前記プリンタスプール手段に
より格納された印刷情報を外部印刷装置に送出する印刷
データ送出手段を有することを特徴としている。
【0017】尚、本発明の具体的な特徴は、下記の発明
の実施の形態の記載により明らかとなろう。
【0018】
【発明の実施の形態】本実施形態の構成を説明する前
に、本実施形態を適用する印刷システムの印刷を担うレ
ーザビームプリンタ(以下、「LBP」と記述)の構成
について図1を参照しながら説明する。
【0019】なお、本実施形態を適用する装置はレーザ
ビームプリンタに限られるものではなく、他のプリント
方式のプリンタでも良い事は言うまでもない。
【0020】また、本実施形態を適用する装置は、プリ
ンタに限らず、複写機やFAX等でも良いことは言うま
でもない。
【0021】また、本実施形態を適用する装置は、カラ
ー、白黒の種類を問わないことは言うまでもない。
【0022】図1は、本発明に係る情報処理装置と通信
可能な印刷装置の構成を示す概略断面図であり、LBP
の場合に対応する。
【0023】図において、1500はLBP本体であ
り、外部に接続されているホスト・コンピュータなどか
ら供給されるプリントデータ(文字コードやイメージデ
ータ等も含む)及び制御コードからなる印刷情報やマク
ロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に
従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作
成し、記憶媒体である記録紙上に像を形成する。
【0024】1501は操作のためのスイッチおよびL
ED表示器等が配されているオペレーション・パネル、
1000はLBP本体1500の制御およびホスト・コ
ンピュータから供給される文字情報等を解析し印刷処理
を行う印刷制御部である。この印刷制御部1000にお
いて展開された印刷情報は、対応するパターンビデオ信
号に変換されレーザドライバ1502に出力される。レ
ーザドライバ1502は半導体レーザ1503を駆動す
るための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半
導体レーザ1503から発射されるレーザ光1504を
オン・オフ切り替えする。レーザ光1504は回転多面
鏡1505で左右方向に振らされて静電ドラム1506
上を走査露光する。これにより、静電ドラム1506上
には文字パターンの静電潜像が形成されることになる。
この潜像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像
ユニット1507により現像された後、記録紙に転写さ
れる。
【0025】この記録紙にはカットシートを用い、カッ
トシート記録紙はLBP1500に装着した給紙カセッ
ト1508に収納され、給紙ローラ1509及び搬送ロ
ーラ1510と搬送ローラ1511により、装置内に取
り込まれて、静電ドラム1506に供給され、記録紙に
転写され、画像を形成する。また、LBP本体1500
には、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上
備え、内臓フォントに加えてオプションフォントカー
ド、言語体系(コマンド体系)の異なる制御カード(エ
ミュレーションカード)を接続できるように構成されて
いる。
【0026】図2は実施形態を示す情報処理装置を適用
可能な印刷システムの構成を示すブロック図である。
【0027】図2において、200はホストコンピュー
タであり、プリントデータや制御コード等で構成される
印刷データを印刷装置1500に出力するものである。
なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機
器であっても、複数の機器からなるシステムであって
も、LAN等のネットワークを介して処理が行われるシ
ステムであっても本発明を適用できることはいうまでも
ない。
【0028】印刷装置1500は、機能的に大きく分け
て印刷制御部1000,オペレーションパネル部(オペ
レーション・パネル)1501,出力制御部101,プ
リンタエンジン部102より構成されている。
【0029】印刷制御部1000は、ホストコンピュー
タ200との通信手段であるところのインタフェース
(I/F)部103と、受信データ等を一時的に保持管
理するための受信バッファ100、受信データ等を一時
的に保持管理するための送信バッファ104、印刷制御
処理を実行するにあたり、各種データを格納する記憶手
段であるところのファイルシステム105、印刷データ
の解析を司るデータ解析部106、印刷制御処理実行部
107、描画処理実行部108、ページメモリ109等
より構成されている。
【0030】インタフェース(I/F)部103は、ホ
ストコンピュータ200との印刷データの送受信および
プリンタの状態通知手段も兼ねる通信手段として機能す
る。このインタフェース部103を通して受信した印刷
データは、そのデータを一時的に保持する記憶手段であ
る受信バッファ100に逐次蓄積され、必要に応じてデ
ータ解析部106によって読み出され処理される。
【0031】データ解析部106は、各印刷制御用コマ
ンドに準じた制御プログラム110により構成されてお
り、このデータ解析部106で解析されたコマンドは、
描画に関する印刷データの解析結果を描画処理実行部1
08においてより処理しやすい統一的な形式の中間コー
ドの形に変換する。また、給紙選択やフォーム登録など
の描画以外のコマンドは、印刷制御処理実行部107に
おいて処理される。
【0032】描画処理実行部108では、この中間コー
ドによって各描画コマンドを実行し、文字や図形、イメ
ージの各オブジェクトをページメモリ109に逐次展開
していく。なお、一般的に、印刷制御部1000は、中
央演算処理装置(CPU),リードオンリーメモリ(R
OM),ランダムアクセスメモリ(RAM)などを用い
たコンピュータ・システムによって構成されている。
【0033】また、各部の処理は、マルチタスクモニタ
(リアルタイムOS)のもとで、タイムシェアリングに
処理される構成であってもよいし、各機能ごとに専用の
コントローラ・ハードウェアを用意して独立して処理さ
れる構成であってもかまわない。
【0034】オペレーションパネル1501は、印刷装
置の各種状態を設定・表示するためのものである。
【0035】出力制御部101は、ページメモリ109
の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン部
102へ画像転送を行う。プリンタエンジン部102は
受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成する
ための印刷機構部であり、図1において前述したもので
ある。給紙カセット1508は着脱可能な用紙格納装置
である。
【0036】以上、印刷装置1500について説明した
が、次にホスト・コンピュータ200の構成について説
明を加える。
【0037】ホストコンピュータ200は、入力デバイ
スであるところのキーボード201やポインティングデ
バイスであるところのマウス202、表示デバイスであ
るディスプレイモニタ203を合わせた一つのコンピュ
ータシステムとして構成されている。ホストコンピュー
タ200は、MS−DOS,Windows(R)95
などの基本OSの元で動作しているものとする。
【0038】本発明の印刷に関する部分にのみ注目し、
基本OS上での機能を大きく分類すると、アプリケーシ
ョンソフト204、基本OSの機能の一部であるグラフ
ィック・デバイス・インターフェイス(GDI)20
5、プリンタドライバ206、プリンタドライバの生成
したデータを一時的に格納処理するプリンタスプーラ2
07と分けて考えることができる。
【0039】なお、本実施形態では、Windows
(R)95やWindows(R)NTに含まれるプリ
ントプロセッサというソフトウェアの機能は、プリンタ
スプーラ207に包含されているものとする。
【0040】尚、一般的に、これらのホストコンピュー
タ200は、中央演算処理装置(CPU)、リードオン
リーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RA
M)などのハードウェアのもとで、基本ソフトと呼ばれ
るソフトウェアがその制御を司り、その基本ソフトの下
で、応用ソフトが動作する様になっている。プリンタド
ライバ206やプリンタスプーラ207なども、この応
用ソフトの一つとして位置づけられるものである。
【0041】アプリケーションソフト204では、テキ
スト、ビットマップ、図形といった種々のデータ編集作
業が可能であり、そのデータを印刷するときには、マウ
ス202などによって不図示の印刷指示部を選択して印
刷を実行する。
【0042】次にアプリケーションソフト204は、基
本OSの一部の機能であるGDI205をコールする。
このGDI205は、ディスプレイモニタ203に対す
る画面表示や印刷出力などの表示デバイスや印刷デバイ
スを司る基本関数群であり、各種各様のアプリケーショ
ンソフトウェアは、この基本関数群を利用することで、
機種(ハードウェア)に依存する部分を意識することな
く、アプリケーションソフトウェアで動作させることが
可能である。
【0043】次にGDI205では、それぞれの印刷装
置の機種に依存する情報を管理するプリンタドライバ2
06から印刷デバイスの持つ描画能力や印刷画像度など
の情報を取り込み、アプリケーションソフト204から
コールされたGDI関数を解析し、その情報を現在選択
されているプリンタドライバ206に渡す。
【0044】プリンタドライバ206は、GDI205
から受け取った情報と、それ自信が持つグラフィカル・
ユーザ・インターフェイス(GUI)によって設定され
た印刷環境設定を元に、対応する印刷装置の機能に準拠
した印刷データを生成するものである。
【0045】尚、ここでいう印刷データとは、例えば印
刷装置がプリンタ言語(PDL)を理解できる場合のコ
マンド群であったり、印刷装置側でイメージ処理のみを
行うといった場合のイメージデータであったり、印刷装
置の機能・能力に対応した全てのデータのことを意味す
ることは言うまでもない。
【0046】このように生成された印刷データは、一
旦、プリンタスプーラ207と呼ばれるデータ格納手段
によって蓄えられる。このプリンタスプーラ207は、
アプリケーションソフトに印刷処理の開放を早める働き
がある。つまり、直接、印刷装置に印刷データを送出す
ると、印刷装置の受信バッファ100がいっぱいになっ
たり、何らかの理由(例えば紙詰まり等)によって、通
信手段がオフライン状熊になると、ホストから印刷デー
タが遅れない状態となり、アプリケーションソフトウェ
アの印刷処理が中断してしまうが、一時的にデータを格
納する手段があれば、まずその格納手段に対して印刷デ
ータをすべて吐き出してしまえば、アプリケーションソ
フトは印刷処理から開放されることになる。
【0047】このようにして生成された印刷データは、
一旦、プリンタスプーラ207と呼ばれるデータ格納手
段によって蓄えられた後、ホストコンピュータ200の
通信手段であるところのI/F部208を通して、印刷
装置1500に送出される。また、I/F部208は、
印刷装置からの印刷情報を受信する機能も備え持つもの
でもある。
【0048】以上、図2に基づいて、本発明を構成する
各要素について説明をしたが、次に、まず本発明の全体
的な動作についてより具体的な実施形態を例に簡単に概
要を説明する。
【0049】(第1実施形態)図3は、図2に示すホス
トコンピュータ200内の印刷装置ヘの印刷データ送出
までの処理手順を示すフローチャート図である。
【0050】アプリケーションソフト204でユーザが
編集作業を行い作成されたドキュメントにおいて、ユー
ザが印刷指示を行う(ステップ301)と、アプリケー
ションソフト204は、基本OSの一部の機能であるG
DI205をコールする。
【0051】このGDI205では、それぞれの印刷装
置の機種に依存する情報を管理するプリンタドライバ2
06から印刷装置の持つ描画能力や印刷解像度などの情
報を取り込み、アプリケーションソフト204からコー
ルされたGDI関数を解析し、そのドキュメントデータ
(情報)を、現在選択されているプリンタドライバ20
4に渡す(ステップ302)。プリンタドライバ206
は、GDI205から受け取ったドキュメントデータ
と、プリンタドライバ206自身が持つグラフィカル・
ユーザ・インターフェイス(GUI)によって設定され
た印刷設定情報とを受け取る。
【0052】本実施形態では、印刷設定情報は「ドキュ
メント内で指定されている色が“赤”であれば、その部
分は印刷しない」といった情報であると仮定する。
【0053】尚、図4は、プリンタドライバ206が持
つ本実施形態のGUI画面の例である。
【0054】プリンタドライバ206は、受け取った現
在処理しようとしているドキュメントデータとGUIに
より設定された印刷設定情報とで、比較判断処理を行い
(ステップ303)、「“ドキュメントデータ”の色≠
“赤”」であった場合、印刷データ変換部において、印
刷装置が理解できる形式の印刷データに変換処理を行う
(ステップ304)。
【0055】ドキュメントデータに対する印刷データ変
換処理が終了したら、その変換された印刷データをプリ
ンタスプーラ207へ渡す。プリンタスプーラ207は
受け取った印刷データを一時スプールファイルとして記
憶媒体上に格納する(ステップ305)。
【0056】また、上記判定において「“ドキュメント
データ”の色=“赤”」であった場合は、印刷データ変
換部はスキップし、印刷データ変換処理を行わない。
【0057】その後全てのドキュメントデータの処理が
終わったかを判定し(ステップ306)、終わっていな
ければアプリケーションソフトで作成された全てのドキ
ュメントデータについて変換処理が終わるまで同様の処
理を繰り返す。
【0058】全ての処理が終わると、プリンタスプーラ
207によって蓄えられた印刷データを記憶媒体上から
読み出し(ステップ307)、I/F部208を通し
て、印刷装置1500に送出される。
【0059】図7に、ユーザが特定の色の部分を印刷し
ないと設定した場合の本発明の印刷前のアプリケーショ
ン上のドキュメント(画面)例と、印刷結果出力例を示
す。
【0060】図7でにおいて、アプリケーションソフト
上で作成したドキュメントの例を701に示す。ここで
はQ1〜Q5までの問題は通常の“赤”以外の色、解答
に相当する部分は“赤”色で記述されているものとす
る。
【0061】また、この701のドキュメントについ
て、本発明によるプリンタドライバ上の設定により
「“赤”色で描画されたデータは印刷しない」と指定
し、印刷実行した場合の出力例を702に示す。
【0062】この様に、ユーザがプリンタドライバ上で
指定した条件により、アプリケーションで作成されたド
キュメントデータの特定部分を印刷結果に反映させるこ
となく出力することが可能となる。
【0063】以上、第1の実施の形態について説明し
た。
【0064】(第2実施形態)図5は、図2に示すホス
トコンピュータ200内の印刷装置ヘの印刷データ送出
までの処理手順を示すフローチャート図である。
【0065】アプリケーションソフト204でユーザが
編集作業を行い作成されたドキュメントにおいて、ユー
ザが印刷指示を行う(ステップ501)と、アプリケー
ションソフト204は、基本OSの一部の機能であるG
DI205をコールする。
【0066】このGDI205では、それぞれの印刷装
置の機種に依存する情報を管理するプリンタドライバ2
06から印刷装置の持つ描画能力や印刷解像度などの情
報を取り込み、アプリケーションソフト204からコー
ルされたGDI関数を解析し、そのドキュメントデータ
(情報)を、現在選択されているプリンタドライバ20
4に渡す(ステップ502)。
【0067】プリンタドライバ206は、GDI205
から受け取ったドキュメントデータと、プリンタドライ
バ206自身が持つグラフィカル・ユーザ・インターフ
ェイス(GUI)によって設定された印刷設定情報とを
受け取る。
【0068】本実施形態では、印刷設定情報は「ドキュ
メント内で指定されているフォントが“MS明朝”であ
れば、その部分は印刷しない」といった情報であると仮
定する。
【0069】尚、図6は、プリンタドライバ206が持
つ本実施形態のGUI画面の例である。
【0070】プリンタドライバ206は、受け取った現
在処理しようとしているドキュメントデータとGUIに
より設定された印刷設定情報とで、比較判断処理を行い
(ステップ503)、「“ドキュメントデータ”のフォ
ント≠“MS明朝”」であった場合、印刷データ変換部
において、印刷装置が理解できる形式の印刷データに変
換処理を行う(ステップ504)。
【0071】ドキュメントデータに対する印刷データ変
換処理が終了したら、その変換された印刷データをプリ
ンタスプーラ207へ渡す。プリンタスプーラ207は
受け取った印刷データを一時スプールファイルとして記
憶媒体上に格納する(ステップ505)。
【0072】また、上記判定において「“ドキュメント
データ”のフォント=“MS明朝”」であった場合は、
印刷データ変換部はスキップし、印刷データ変換処理を
行わない。
【0073】その後全てのドキュメントデータの処理が
終わったかを判定し(ステップ506)、終わっていな
けれぱアプリケーションソフトで作成された全てのドキ
ュメントデータについて変換処理が終わるまで同様の処
理を繰り返す。
【0074】全ての処理が終わると、プリンタスプーラ
207によって蓄えられた印刷データを記憶媒体上から
読み出し(ステップ507)、I/F部208を通し
て、印刷装置1500に送出される。
【0075】図8に、ユーザが特定の色の部分を印刷し
ないと設定した場合の本発明の印刷前のアプリケーショ
ン上のドキュメント(画面)例と、印刷結果出力例を示
す。
【0076】図8でにおいて、アプリケーションソフト
上で作成したドキュメントの例を801に示す。ここで
はワードプロセッサ等のアプリケーションソフトにより
議事録を作成した場合を想定しており、議事録として必
要な情報は“MS明朝”以外のフォント、その他に議事
録作成者がメモ書きとしてドキュメント上に残しておき
たい情報を“MS明朝”フォントで記述されているもの
とする。
【0077】また、この801のドキュメントについ
て、本発明によるプリンタドライバ上の設定により
「“MS明朝”フォントで描画されたデータは印刷しな
い」と指定し、印刷実行した場合の出力例を802に示
す。
【0078】この様に、ユーザがプリンタドライバ上で
指定した条件により、アプリケーションで作成されたド
キュメントデータの特定部分を印刷結果に反映させるこ
となく出力することが可能となる。
【0079】以上、第2の実施の形態について説明し
た。
【0080】尚、上記実施形態で示した「フォント」、
「色」といった情報以外であっても、アプリケーション
ソフト上で指定されているドキュメントデータにおい
て、プリンタドライバで識別できる情報であれば、それ
らの情報を用いることが可能なことはいうまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザがアプリケーションソフト上で編集・作成したテ
キスト、ビットマップ、図形といったドキュメントデー
タの印刷において、ユーザが指定した「色」で描画され
たドキュメントデータは印刷データに変換しないといっ
たことを可能にすることで、指定した色で描画された部
分を出力結果に反映しないことが可能となり、ユーザが
印刷したくない部分についてアプリケーションのドキュ
メントデータ上から削除することなく、もしくは再編集
することなく意図した印刷結果を得られる、といった効
果がある。
【0082】以上説明したように、本発明によれば、ユ
ーザがアプリケーションソフト上で編集・作成したドキ
ュメント(テキスト)データの印刷において、ユーザが
指定した「フォント」で描画されたテキストデータは印
刷データに変換しないといったことを可能にすること
で、指定したフォントで描画された部分を出力結果に反
映しないことが可能となり、ユーサが印刷したくない部
分についてアプリケーションのドキュメントデータ上か
ら削除することなく、もしくは再編集することなく意図
した印刷結果を得られる、といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な装置の構成を示す断面図で
ある。
【図2】本実施形態の装置の主要構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の第1実施形態の機能や情報の流れを示
すフローチャート図である。
【図4】本発明の第1実施形態のユーザインターフェイ
ス画面例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態の機能や情報の流れを示
すフローチャート図である。
【図6】本発明の第2実施形態のユーザインターフェイ
ス画面例を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態の出力結果例を示す図で
ある。
【図8】本発明の第1実施形態の出力結果例を示す図で
ある。
【符号の説明】
200 ホストコンピュータ 1000 プリンタ制御部 1500 プリンタ 1501 操作パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置上でドキュメント作成用ア
    プリケーションソフトウェアが実行され、そのアプリケ
    ーションソフトウェアで作成したドキュメントデータ
    を、外部印刷装置に対して送出する情報処理装置におい
    て、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    を、外部印刷装置が理解できる印刷データに変換する印
    刷データ変換手段と、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    で、特定のドキュメントデータはデータ変換を行わない
    よう指定することが可能なデータ変換情報設定手段と、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    内に、前記変換情報設定手段で指定された条件に合致す
    るドキュメントデータが存在するかを判断するドキュメ
    ントデータ判断手段と、 前記ドキュメントデータ判断手段において、合致するド
    キュメントデータであると判断した場合は、データ変換
    処理を行わない印刷データ変換スキップ手段と、 前記ドキュメントデータ判断手段において、合致しない
    ドキュメントデータであると判断した場合は、前記印刷
    データ変換手段により印刷データに変換し、変換後の印
    刷データを一時ファイルとして記憶装置上の印刷データ
    として格納するプリンタスプール手段と、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    全ての印刷データ変換処理が終了したかを判断するデー
    タ変換処理終了判断手段と、 前記データ変換終了判断手段で、全てデータ変換が終了
    したと判断した場合は、前記プリンタスプール手段によ
    り格納された印刷情報を外部印刷装置に送出する印刷デ
    ータ送出手段と、を有することを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記データ変換情報設定手段により指定
    するものは、アプリケーションソフトで作成したドキュ
    メントデータが持つ特定の「色」情報であることを特徴
    とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記データ変換情報設定手段により指定
    するものは、アプリケーションソフトで作成したドキュ
    メントデータが持つ特定の「フォント」情報であること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 情報処理装置上でドキュメント作成用ア
    プリケーションソフトウェアが実行され、そのアプリケ
    ーションソフトウェアで作成したドキュメントデータ
    を、外部印刷装置に対して送出する情報処理装置におい
    て、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    を、外部印刷装置が理解できる印刷データに変換する印
    刷データ変換手段と、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    で、特定のドキュメントデータはデータ変換を行わない
    よう指定することが可能なデータ変換情報設定手段と、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    内に、前記変換情報設定手段で指定された条件に合致す
    るドキュメントデータが存在するかを判断するドキュメ
    ントデータ判断手段と、 前記ドキュメントデータ判断手段において、合致するド
    キュメントデータであると判断した場合は、データ変換
    処理を行わない印刷データ変換スキップ手段と、 前記ドキュメントデータ判断手段において、合致しない
    ドキュメントデータであると判断した場合は、前記印刷
    データ変換手段により印刷データに変換し、変換後の印
    刷データを一時ファイルとして記憶装置上の印刷データ
    として格納するプリンタスプール手段と、 アプリケーションソフトで作成したドキュメントデータ
    全ての印刷データ変換処理が終了したかを判断するデー
    タ変換処理終了判断手段と、 前記データ変換終了判断手段で、全てデータ変換が終了
    したと判断した場合は、前記プリンタスプール手段によ
    り格納された印刷情報を外部印刷装置に送出する印刷デ
    ータ送出手段と、を有することを特徴とする印刷制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記データ変換情報設定手段により指定
    するものは、アプリケーションソフトで作成したドキュ
    メントデータが持つ特定の「色」情報であることを特徴
    とする請求項4記載の印刷制御システム。
  6. 【請求項6】 前記データ変換情報設定手段により指定
    するものは、アプリケーションソフトで作成したドキュ
    メントデータが持つ特定の「フォント」情報であること
    を特徴とする請求項4記載の印刷制御システム。
JP2002138646A 2002-05-14 2002-05-14 印刷装置と印刷制御装置、および情報処理システム、並びに印刷制御方法 Withdrawn JP2003330657A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066858A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Seiko Epson Corp 印刷システム、プリンタドライバ、および、印刷装置

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