JPH0752472A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JPH0752472A
JPH0752472A JP5203342A JP20334293A JPH0752472A JP H0752472 A JPH0752472 A JP H0752472A JP 5203342 A JP5203342 A JP 5203342A JP 20334293 A JP20334293 A JP 20334293A JP H0752472 A JPH0752472 A JP H0752472A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを押さえ、且つ1ドラム機と4ドラム
機の両方のカラープリンタをハードウェアの変更なしに
接続可能にすること。 【構成】 ホストコンピュータ1から送出される画像デ
ータをCPU4が受け取って、色ごとに印刷するイメー
ジ画像に展開して画像メモリ5に格納する。その画像メ
モリ5に蓄えた全ての色の画像データを、セレクタ7を
介してビデオインタフェース6の全ての色のデータ線に
選択的に送出可能にし、CPU4が接続されているカラ
ープリンタ2の種別を検知して、その種別に応じてカラ
ー画像データを全色並列転送あるいは一色ずつ順次転送
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホストコンピュータ
から送られるページ記述言語で作成されたカラー画像デ
ータをカラープリンタに印刷させるためのプリンタ制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直線ベクトルのデータを描画できるプリ
ンタ制御装置等の画像処理装置として、例えば特開平2
−181886号公報にみられるようなものがあり、こ
のような画像処理装置の構成および動作を図10を参照
して説明する。この画像処理装置は、ホストコンピュー
タ31においてポストスクリプトに代表されるページ記
述語により作成した画像データを画像メモリ32に描画
するものである。
【0003】その画像データ(ベクトルデータ)はすべ
てベクトルで表現されており、記述されたベクトルをC
PU33が全て主走査方向の直線ベクトルに展開し直
し、その直線ベクトルの始点と終点の座標および濃度の
値を先入先出メモリ(以下「FIFOメモリ」という)
34に一時格納する。
【0004】FIFOメモリ34に格納された各データ
は、主走査方向開始アドレスレジスタ(以下「XSレジ
スタ」という)35、主走査方向終了アドレスレジスタ
(以下「XEレジスタ」という)36、副走査方向開始
アドレスレジスタ(以下「YSレジスタ」という)3
7、濃度レジスタ(以下「RGBレジスタ」という)3
8にそれぞれラッチされる。
【0005】CPU33から描画命令が出されると、メ
モリコントローラ39はライト信号を発生して、画像メ
モリ32上のXSレジスタ35とYSレジスタ37とに
よって指定されるアドレスにRGBレジスタ38によっ
て指定される濃度で書き込みを行う。また、その書き込
み動作開始と共に主走査方向アドレスカウンタ(以下
「Xアドレスカウンタ」という)40がカウント動作に
入り、アドレス(XSレジスタ35からのロード値)を
インクリメントしていく。
【0006】その後、そのアドレスがXEレジスタ36
の値と同じになると、主走査方向比較器であるXコンパ
レータ41が描画終了ドットまできたことをメモリコン
トローラ39に伝える。これにより直線ベクトルの描画
が行える。そして、上述の動作を繰り返すことにより、
ホストコンピュータ31で作成した1ページ分の画像デ
ータを画像メモリ32に描画することができる。
【0007】また、1つの画像メモリで、ホストコンピ
ュータから入力される直線ベクトルとスキャナから読み
込んだ画像データの両者を格納できるようにした画像処
理装置を、本発明者が既に発明して特許出願している
(特願平5−36917号)。その画像処理装置の構成
および動作を図11を参照して説明する。
【0008】画像描画装置50内には図示しないが、前
述の図10に示した装置と同様な主走査方向開始レジス
タ(XSレジスタ)、主走査方向終了レジスタ(XEレ
ジスタ)、副走査方向開始レジスタ(YSレジスタ)、
副走査方向終了レジスタ(YEレジスタ)、および濃度
レジスタ(RGBレジスタ)があり、使用者がページ記
述言語で指定された画像データを画像メモリに格納した
い場合には、CPU33は主走査方向の直線ベクトル描
画モードを指定して、データ切り替え部52はFIFO
メモリ34から出力された画像データを画像メモリ32
のデータ線に出力して蓄える。
【0009】また、使用者からの指定が、スキャナ45
からの画像データを画像メモリに蓄える場合には、CP
U33はスキャナモードを指定して、データ切り替え部
52は、主走査方向開始レジスタ、主走査方向終了レジ
スタ、副走査方向開始レジスタ、副走査方向終了レジス
タによって指定された範囲にスキャナ45からの画像デ
ータを画像メモリ32のデータ線に出力して蓄える。
【0010】さらに、スキャナ45からの画像データを
画像メモリ32に書き込む際には、画像メモリ32の持
つ階調と画像データの階調を比較して、画像メモリ32
の持つ階調の方が少ない場合には、スキャナ45で読み
込む面積を小さくしたり、あるいはディザ処理を施した
りする。
【0011】また、スキャナ45で読み込んだ画像を任
意の矩形領域に貼り込む際には、アドレス制御部51に
指定された主走査方向の開始座標および終了座標と、副
走査方向の開始座標および終了座標に囲まれた領域のア
ドレスをアドレス制御部51が生成して、画像メモリ3
2に書き込む。以上の動作を繰り返すことにより、ホス
トコンピュータ31で作成した画像データと、スキャナ
45から読み込んだデータとの両者を同じ画像メモリ3
2に蓄えることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の画像処理装置を用いてカラープリンタのプリンタ
制御装置を構成する場合には、画像メモリの構成が色ご
とに独立していないため、印字を行う際にビデオインタ
フェースへの出力が4色同時にはできず、プリンタエン
ジンの構成が4ドラム機の場合には、新たに違うハード
ウェアを設けなくてはならないためコスト高になる。さ
らに、1つのハードウェア(カラープリンタ制御装置)
で1ドラム機と4ドラム機の両方のカラープリンタを接
続することはできないという問題もあった。
【0013】また、ホストコンピュータからの画像デー
タを蓄えるときとスキャナからの画像データを蓄えると
きには、画像メモリのアドレス指定を主走査方向と副走
査方向の2次元で指定するが、プリンタに出力する際に
は実際のメモリの1次元アドレスを計算しなくてはなら
ず、CPUにかかる負担が増え、処理時間がかかるとい
う問題もあった。
【0014】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、プリンタ制御装置のコストを押さえ、且つ1ド
ラム機と4ドラム機の両方のカラープリンタをハードウ
ェアの変更なしに接続可能にすること、および機能の向
上や処理時間の短縮を図ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、請求項1のプリンタ制御装置は、少なく
とも1ページ分の印刷する画像データを色ごとに蓄えて
おく画像メモリと、ホストコンピュータから送出される
画像データを受け取って色ごとに印刷するイメージ画像
に展開して上記画像メモリに格納する手段と、接続され
ているカラープリンタへ色ごとの画像データの並列転送
が可能なビデオインタフェースと、上記画像メモリとビ
デオインタフェースとの間介挿され、上記画像メモリに
格納された全ての色の画像データを上記ビデオインタフ
ェースの全ての色のデータ線に選択的に送出可能にする
切替手段と、上記接続されているカラープリンタの種別
を検知し、その検知結果に応じて上記切換手段を制御す
る手段とを備えたものである。
【0016】請求項2のプリンタ制御装置は、上記切替
手段が、上記画像メモリに格納された全ての色の画像デ
ータを上記ビデオインタフェースの1つの色のデータ線
にのみ順次送出可能にする手段を有するものである。
【0017】請求項3のプリンタ制御装置は、少なくと
も1ページ分の印刷する画像データを色ごとに蓄えてお
く画像メモリと、ホストコンピュータから送出される画
像データを受け取って、RGB又はCMYKの色データ
に変換させ、色ごとに印刷するイメージ画像に展開して
上記画像メモリに格納する手段と、上記画像メモリから
出力される各色の画像データを3ステートにアウトプッ
トコントロールできる第1の出力制御手段と、上記各色
の画像データを反転して3ステートにアウトプットコン
トロールできる第2の出力制御手段と、この第1,第2
の出力制御手段の各出力データ線と電源ラインとの間に
それぞれ接続されたプルアップ抵抗とを備えている。
【0018】さらに、接続されているカラープリンタへ
色ごとの画像データの並列転送が可能なビデオインタフ
ェースと、上記第1,第2の出力制御手段と上記ビデオ
インタフェースとの間介挿され、上記画像メモリに格納
された全ての色の画像データを上記ビデオインタフェー
スの全ての色のデータ線に選択的に送出可能にする切替
手段と、上記接続されているカラープリンタの種別を検
知し、その検知結果に応じて上記切換手段を制御すると
共に、上記画像メモリに格納された画像データがRGB
データであるかCMYKデータであるかを認識し、その
認識結果に応じて上記第1,第2の出力制御手段の状態
を制御する手段とを備えたものである。
【0019】請求項4のプリンタ制御装置は、少なくと
も1ページ分のカラー画像データを色ごとに蓄えておく
第1の画像メモリと、少なくとも1ページ分のモノクロ
画像データを蓄えておく第2の画像メモリと、ホストコ
ンピュータから送出されるカラー画像データを受け取っ
た場合には、それをRGB又はCMYKの色データに変
換させ、色ごとに印刷するイメージ画像に展開して上記
第1の画像メモリに格納し、モノクロ画像データを受け
取った場合には、それを印刷するイメージ画像に展開し
て上記第2の画像メモリに格納する手段とを備える。
【0020】さらに、上記第1,第2の画像メモリから
出力されるモノクロまたはカラーの画像データを3ステ
ートにアウトプットコントロールできる第1の出力制御
手段と、上記1の画像メモリから出力されるカラー画像
データを反転して3ステートにアウトプットコントロー
ルできる第2の出力制御手段と、上記第1,第2の出力
制御手段の各出力データ線と電源ラインとの間にそれぞ
れ接続されたプルアップ抵抗と、接続されているカラー
プリンタへ色ごとの画像データの並列転送が可能なビデ
オインタフェースも備える。
【0021】そして、上記第1,第2の出力制御手段と
上記ビデオインタフェースとの間介挿され、上記第1の
画像メモリに格納された全ての色の画像データを上記ビ
デオインタフェースの全ての色のデータ線に選択的に送
出可能にする切替手段と、上記接続されているカラープ
リンタの種別を検知し、その検知結果に応じて上記切換
手段を制御すると共に、印刷する画像データがモノクロ
画像データかカラー画像データか、及びカラー画像デー
タである場合には上記第1の画像メモリに格納された画
像データがRGBデータであるかCMYKデータである
かを認識し、その認識結果に応じて上記第1,第2の出
力制御手段の状態を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0022】請求項5のプリンタ制御装置は、上記ビデ
オインタフェースを、上記第1の画像メモリからのカラ
ー画像データは色ごとに並列転送でき、上記第2の画像
メモリからのモノクロ画像データはどの色のデータ線に
も出力可能な構成にしたものである。請求項6のプリン
タ制御装置は、上記制御手段を、接続されているカラー
プリンタが1ドラム機であるか4ドラム機であるかを検
知し、1ドラム機である場合には画像データの転送を複
数回行ない、4ドラム機である場合には画像データの転
送を1回のみ行なう手段を有するように構成したもので
ある。
【0023】請求項7のプリンタ制御装置は、少なくと
も1ページ分の印刷する画像データを色ごとに蓄えてお
く画像メモリと、ホストコンピュータから送出される画
像データを受け取って色ごとに印刷するイメージ画像に
展開して上記画像メモリに格納する手段と、接続されて
いるカラープリンタへ色ごとの画像データの並列転送が
可能なビデオインタフェースと、上記画像メモリとビデ
オインタフェースとの間介挿され、上記画像メモリに格
納された画像データの色ごとに独立した1ラインあるい
は複数のラインを一時的に記憶できるFIFOメモリと
を備えたものである。
【0024】請求項8のプリンタ制御装置は、少なくと
も1ページ分の印刷する画像データを色ごとに蓄えてお
く画像メモリと、ホストコンピュータから送出される画
像データを受け取って色ごとに印刷するイメージ画像に
展開して上記画像メモリに格納する手段と、接続されて
いるカラープリンタへ色ごとの画像データの並列転送が
可能なビデオインタフェースと、接続されているカラー
プリンタがスキャナ部を備えている場合、該スキャナ部
で読み込んだカラー画像データを上記ビデオインタフェ
ースを介して入力し、上記画像メモリに転送して色ごと
に格納させる手段とを備えたものである。
【0025】請求項9のプリンタ制御装置は、上記プリ
ンタ制御装置において、ビデオインタフェースとカラー
プリンタとの間に、該カラープリンタ側から1つの色の
データ線に入力される画像データを上記ビデオインタフ
ェースの全ての色のデータ線に選択的に出力できる切替
手段を設けたものである。
【0026】請求項10のプリンタ制御装置は、請求項
8のプリンタ制御装置において、接続されているカラー
プリンタのスキャナ部で読み込んだRGBのカラー画像
データを上記ビデオインタフェースを介して入力した
際、それをCMYKのカラー画像データに変換する手段
と、該手段によって変換したCMYKのカラー画像デー
タと変換しないRGBのカラー画像データのいずれかを
選択して上記画像メモリに転送する手段とを設けたもの
である。
【0027】
【作用】このように構成したこの発明の請求項1のプリ
ンタ制御装置によれば、画像メモリの構成が各色独立で
あり、さらにビデオインタフェースも色ごとに独立し、
画像メモリとビデオインタフェースとの間に介挿した切
替手段により、任意の色の画像データをビデオインタフ
ェース任意の色のデータ線に出力できるので、異種のカ
ラープリンタである1ドラム機と4ドラム機を1つのプ
リンタ制御装置でハードウェアの変更なしに接続可能に
なる。
【0028】請求項2プリンタ制御装置によればさら
に、ビデオインタフェースの1色だけのデータ線に画像
メモリの任意の色の画像データを出力可能であるから、
1ドラム機の場合には3色または4色のカラー画像デー
タを1色ずつカラープリンタに順次転送すればよいの
で、ビデオインタフェースのデータ線を指定する必要が
なくなり、切替手段の規模を小さくしてコスト削減する
ことができる。
【0029】請求項3のプリンタ制御装置によれば、ビ
デオインタフェースに出力する際に、2次元アドレスで
指定した以外のマージン領域部分の白データをIC回路
で生成するのではなく、安価なプルアップ抵抗だけで生
成できる。また、アウトプットコントロールできる第1
の出力制御手段と反転データをアウトプットコントロー
ルできる第2の出力制御手段を使用して、RGBとCM
YKのどちらのカラー画像データを画像メモリに蓄えて
も同様にビデオインタフェースへ出力可能になり、機能
の向上が図れる。
【0030】これらのプリンタ制御装置では、従来技術
で説明した特開平2−181886号公報にみられるよ
うなグラフィックアクセラレータにより画像メモリへの
ビットマップ展開をした場合には、カラー画像は大容量
になるためカラーのビットマップ展開をする際には処理
時間が速くなるが、グラフィックアクセラレータのフォ
ーマットに合わす必要があり、モノクロ画像をビットマ
ップ展開する際にはかえって処理時間がかかってしま
う。そのため、請求項4のプリンタ制御装置では、カラ
ー用の画像メモリ以外にモノクロ用の画像メモリを持
ち、CPUから直接モノクロ用画像メモリにモノクロ画
像を展開するようにして、展開処理を高速化することが
できる。
【0031】上記のような画像メモリ構成をとった場合
には、モノクロ画像データは黒一色のみ印刷可能であっ
たが、請求項5のプリンタ制御装置では、モノクロ用画
像メモリに展開した画像データも、ビデオインタフェー
スのすべての色のデータ線に対して出力できるようにし
たので、黒一色だけでなく、シアン,マゼンタ,イエロ
ーと、その補色であるレッド,グリーン,ブルーの各色
のマルチカラー印刷ができ、機能の向上が図れる。
【0032】請求項6のプリンタ制御装置によれば、上
記のような画像メモリの構成をとった場合においても、
接続されたカラープリンタが4ドラム機の場合には、ビ
デオインタフェースには1回のみ画像データを転送し、
1ドラム機の場合には、印刷するマルチカラーの色に合
わせて転送回数を制御して、不用な色の転送時間を無く
すことにより処理時間の高速化を図れる。
【0033】請求項7のプリンタ制御装置によれば、ビ
デオインタフェースに出力する前に、一時FIFOメモ
リ構造のラインバッファに画像メモリの主走査方向の1
ライン分以上の画像データを蓄えることにより、プリン
タ制御装置とプリンタエンジン間の非同期転送が行える
ようになり、1つのプリンタ制御装置で画素クロックの
周波数が違うプリンタエンジンに接続可能になる。
【0034】請求項8のプリンタ制御装置によれば、F
IFOメモリ構造のラインバッファへ入力する画像デー
タを、画像メモリからのデータと、スキャナとして使う
カラープリンタからの読み出し画像データの両者を切り
替えることができるので、カラー複写機のようにスキャ
ナ部を備えたカラープリンタをスキャナとして利用し
て、読み込んだカラー画像をディスプレイ上に出力する
ことが可能になるなどの機能向上が図れる。
【0035】請求項9のプリンタ制御装置によれば、カ
ラープリンタに備えているスキャナ部が1色ずつしか画
像を読み取れないものであった場合にも、そのカラー画
像データを1つの色のデータ線から入力して切替手段に
よってビデオインタフェースの全ての色データ線に選択
的に出力し、画像メモリに各色別に格納することができ
る。
【0036】請求項9のプリンタ制御装置によれば、ス
キャナとして使えプリンタからの読み込み画像データ
を、カラープリンタからビデオインタフェースを介して
入力した際にRGBからCMYK色変換する画像処理を
施すことにより、取り込める画像データの色がRGBデ
ータだけでなくCMYKデータとしても画像メモリに蓄
えられ、機能の向上が図れる。
【0037】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。この発明の第1実施例(請求項1に対
応する)のプリンタ制御装置について図1及び図2によ
って説明する。図1に示すブロック構成図において、ホ
ストコンピュータ1とカラープリンタ(印字装置)2の
間にプリンタ制御装置3を接続している。
【0038】そのプリンタ制御装置3は、CPU4と、
少なくとも1ページ分の印刷(印字)する画像データを
色ごとに蓄えておく画像メモリ5と、色ごとに画像デー
タの並列転送が可能なビデオインタフェース6と、各画
像メモリ5とビデオインタフェース6との間に介挿した
セレクタ7と、アドレス制御部8とを備えている。
【0039】CPU4は、ホストコンピュータ1から送
出される画像データを受け取って、色ごとに印刷するイ
メージ画像に展開して各画像メモリ5に格納する手段
と、接続されているカラープリンタ2の種別を検知する
手段との機能を果たす。セレクタ7は、色ごとの各画像
メモリ5の全てからビデオインタフェース6の全ての色
のデータ線(8ビットずつ)に画像データを送出できる
ように切り替える切替手段である。
【0040】使用者は、ホストコンピュータ1でポスト
スクリプトに代表されるページ記述言語で1ページ分の
印刷する画像データを作成する。ページ記述言語は、文
字も図形も直線、曲線を問わずベクトルで表わされてい
るため、プリンタ制御装置3のCPU2では、ホストコ
ンピュータ1から受け取った画像データを色ごとに実際
に印刷するイメージデータに変換して画像メモリ5に展
開していく。
【0041】ホストコンピュータ1から送られた1ペー
ジ分の画像データを全て画像メモリ5に蓄え終わると、
CPU4はビデオインタフェース6に接続されているカ
ラープリンタ2の種別(方式)が1ドラム機であるか4ド
ラム機であるかを検知する。そして、検知した種別が1
ドラム機であった場合には、一回のトナー転写作業につ
き1色だけしか転写を行えないため、カラー画像を印刷
する際には、画像データを赤,緑,青(RGB)で画像
メモリ5に蓄えた場合には3回、シアン,マゼンタ,イ
エロー,黒(CMYK)で蓄えた場合には4回データを
送らなくてはならない。
【0042】そのため、CPU4は最初に現在つながっ
ているカラープリンタ2が1ドラム機であることをセレ
クタ7に伝え、さらに画像データをCMYKで画像メモ
リ5に蓄えた場合には、印刷する色データを表1に示す
第1のコードでセレクタ7に伝え(例えば「シアンデー
タ」であったら第1のコードは“00”)、ビデオイン
タフェース6上のどのデータ線に画像データを出力する
かを表2に示す第2のコードでセレクタ7に伝える。す
なわち、CPU4からセレクタ7へ合計5ビットのデー
タ線で、接続されているカラープリンタの種別,印刷す
る色,及びビデオインタフェース6上の出力するデータ
線の情報を伝える。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】アドレス制御部8では、実際にカラープリ
ンタ2で印刷している状態を示すフレームゲート(FG
ATE)信号と、印字行の開始を指定するライン同期
(LSYNC)信号と、印字するドットをカウントして
行く画素クロックから、出力する画像データが蓄えられ
ている画像メモリ5上のアドレスを生成する。
【0046】セレクタ7は、CPU4によって指定され
た色の画像データをビデオインタフェース4の指定され
たデータ線に送り、カラープリンタ2に印刷(印字)させ
る。1色の印刷が完了すると、FGATE信号がネゲー
トされるため、CPU4は2色目の印刷制御動作に入
る。2色目以降の印刷制御動作も1色目と同様に行わ
れ、3色あるいは4色の印刷が終了すると、画像メモリ
5に蓄えた1ページ分の画像データの印刷が完了する。
【0047】次に、カラープリンタ2が4ドラム機であ
った場合には、4色同時に印刷動作ができるため、CP
U4はセレクタ7に現在つながっているカラープリンタ
の種別が4ドラム機であることを伝え、セレクタ6で
は、画像メモリ5の各色の画像データをビデオインタフ
ェース6の各データ線上に3色あるいは4色同時に送出
して、カラープリンタ2に1ページの印刷を行なわせ
る。このようなの動作の流れを図2のフローチャートに
示す。
【0048】上記第1実施例において、セレクタ7が、
画像メモリ5の各色の画像データをビデオインタフェー
ス6の1つの色のデータ線(例えばデータ線0、あるい
はデータ線1〜3のいずれかでもよい)に送出できる機
能も備えていれば、1ドラム機の場合には、セレクタ6
が画像データを送り出すビデオインタフェース6上のデ
ータ線は固定になるため、CPU4がセレクタ7に前述
の表2に示した第2のコードを送る必要なくなり、セレ
クタ7のゲート構成を少なく(3ビツトに)できる。こ
のようにした実施例が請求項2に対応する。
【0049】次に、この発明の第2実施例(請求項3に
対応する)のプリンタ制御装置について図3及び図4に
よって説明する。図3に示すブロック構成図において、
図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、それ
らの説明は省略する。
【0050】この実施例のプリンタ制御装置3には、各
色用の画像メモリ5とセレクタ7との間にRGB出力用
バッファ9とCMYK出力用バッファ10を介挿すると
共に、セレクタ7への各データ線をそれぞれプルアップ
抵抗11を介して電源(+5V)に接続し、CPU4か
らAND回路a,b及びNOT回路cを介挿して各バッ
ファ9,10に対する切り替え制御ラインを設けてい
る。
【0051】RGB出力用バッファ9は、3ステートに
アウトプットコントロールできる第1の出力制御手段で
あり、CMYK出力用バッファ10は、反転データを3
ステートにアウトプットコントロールできる第2の出力
制御手段である。ここで、3ステートとは、イネーブル
の時の入力に応じた“H”,“L”の出力状態と、ディ
スエーブルの時のハイインピーダンスの出力状態をい
う。
【0052】CPU4が画像メモリ5に画像データを主
走査方向と副走査方向の2次元イメージに展開して図4
に示すように蓄えた場合には、印刷領域A1と斜線を施
して示す部分のメモリに蓄えた領域A2の間のマージン
領域A3は、カラープリンタ2に送る際には白データで
なくてはならない。
【0053】そこで、画像メモリ5に蓄えた画像データ
がRGBの色別データであった場合は、図3におけるR
GB出力用バッファ9をイネーブルにし、CMYK出力
用バッファ10はデイスエーブルにしてその出力をハイ
インピーダンス状態にする。そして、図4に示したマー
ジン領域A3になると、RGB出力用バッファ9もディ
スエーブルにしてその出力をハイインピーダンス状態に
する。それによって、セレクタ7への入力は全てハイイ
ンピーダンス状態になるため、各データ線はプルアップ
抵抗11に引かれて“H”となり、白データが送り出さ
れる。
【0054】また、画像メモリ5に蓄えた画像データが
CMYKの色別データであった場合は、RGB出力用バ
ッファ9はディスエーブルにしてその出力をハイインピ
ーダンス状態にし、CMYK出力用バッファ10をイネ
ーブルにする。さらに、この場合には、カラープリンタ
2内でデータを反転させて画像メモリ5に蓄えたデータ
と同じ値にする。
【0055】また、図4に示したマージン領域A3にな
ると、RGBの時と同様にセレクタ7への入力は全てハ
イインピーダンス状態になるため、プルアップ抵抗11
に引かれて、“H”となり、白データが送り出される。
以上の動作により、プルアップ抵抗11だけでマージン
領域に白データを生成することができる。
【0056】次に、この発明の第3実施例(請求項4に
対応する)のプリンタ制御装置について図5によって説
明する。図5に示すブロック構成図において、図1及び
図3と対応する部分には同一の符号を付してあり、それ
らの説明は省略する。
【0057】この実施例のプリンタ制御装置3は、前述
の第2実施例の構成に加えてワークメモリ12を設けた
ものである。モノクロデータでホストコンピュータ1か
ら直接イメージデータで送られるエミュレーションプリ
ントなどの際には、カラーデータ用の画像メモリ5を使
ってイメージ展開すると、アドレス制御が複雑になって
しまうため、CPU4のワークメモリ12上に展開した
方がよい。
【0058】その際には、RGB用出力バッファ9をイ
ネーブルにし、CMYK用出力バッファ10をディスエ
ーブルにして、ワークメモリ12上の画像データをRG
B用出力バッファ9通してセレクタ7へ送るようにすれ
ばよい。この時には画像メモリ5にはカラー画像データ
が格納されていないので出力されることはない。そして
マージン領域では、RGB用出力バッファ9もディスエ
ーブルにする。この実施例によれば、前述の第2実施例
と同様にカラー印刷を行なえ、且つモノクロプリントも
高速に行なうことができる。
【0059】また、この実施例では、モノクロデータを
印字する際に、カラープリンタ2が1ドラム機であった
場合には、前述した表1の第1のコードに従ってセレク
タ7をCPU4が制御して1回あるいは複数回プリント
制御動作をすることにより、黒だけでなく、レッド、グ
リーン,ブルー,シアン,マゼンタ,イエローの計7色
を印刷することができる。
【0060】カラープリンタ2が4ドラム機であった場
合でも、セレクタ7からビデオインタフェース6上に1
色あるいは複数色のデータを同時に出力することができ
るので、1ドラム機のときと同様に、モノクロデータで
あっても黒だけでなく、レッド,グリーン,ブルー,シ
アン,マゼンタ,イエローの計7色を印刷することがで
きる。これらが請求項5,6に対応する。
【0061】次に、この発明の第4実施例(請求項7に
対応する)のプリンタ制御装置について図6によって説
明する。図6に示すブロック構成図において、図1及び
図3,図5と対応する部分には同一の符号を付してあ
り、それらの説明は省略する。
【0062】このプリンタ制御装置3は、図5に示した
第3実施例におけるRGB出力用バッファ9とCMYK
出力用バッファ10に代えて、RGB出力用ラッチ13
とCMYK出力用ラッチ14と、CPU4からその各ラ
ッチ13,14へのイネーブル制御ライン(NOT回路
17を含む)及びクロック信号ラインを設けている。ま
た、セレクタ7に代えてFIFOメモリであるラインバ
ッファ15を設け、そのビデオインタフェース6への出
力側の各データラインをそれぞれプルアップ抵抗16を
介して電源(+5V)に接続している。
【0063】通常のマイクロコンピュータを用いたシス
テムでは、CPU4に用いられるシステムクロックSY
SCLKの周波数で動作しているが、カラープリンタ2
はそ画素クロックの周波数が機種によって異なるため、
機種が異なる複数のカラープリンタをプリンタ制御装置
3に接続可能にするには、非同期回路にしなければなら
ない。
【0064】この実施例の構成では、画像メモリから読
み出した画像データを、RGB出力用ラッチ13又はC
MYK出力用ラッチ14を介して、主走査方向に1ライ
ン以上蓄えられるFIFO形式のラインバッファ15に
システムクロックSYSCLKで一時的に蓄え、それを
読み出す際には、カラープリンタ2から送られてくる画
素クロックCLKに同期してラインバッファ15からビ
デオインタフェース6へ出力する。
【0065】さらに、マージン領域にはラインバッファ
15の出力コントロール端子REを用いて、各出力ライ
ンをハイインピーダンス状態にすることにより、プルア
ップ抵抗16に引かれてビデオインタフェース4への入
力は“H”になり、CMYKデータの場合にはカラープ
リンタ2内でさらに反転して印刷することにより、白デ
ータを印刷できる。
【0066】以上の動作により、プリンタ制御装置3
と、カラープリンタ2のプリンタエンジンとの間での非
同期転送が容易に行え、画素クロックの周波数が異なる
異機種のカラープリンタが接続可能になる。
【0067】次に、この発明の第5実施例(請求項8に
対応する)のプリンタ制御装置について図7によって説
明する。図7に示すブロック構成図において、図1及び
図3,図5,図6と対応する部分には同一の符号を付し
てあり、それらの説明は省略する。
【0068】このプリンタ制御装置3は、図6に示した
第4実施例の構成における各画像メモリ5の出力データ
線とラインバッファ15の各出力データ線との間にスキ
ャナ用ラッチ18を、ラインバッファ15と並列にスキ
ャナ用バッファ19をそれぞれ設けると共に、ラインバ
ッファ15のクロックを選択するためのクロックセレク
タ20を設けている。
【0069】このプリンタ制御装置3で印刷制御動作を
行う際には、画像メモリ4からの画像データをRGB出
力用ラッチ13又はCMYK出力用ラッチ14を通して
ラインバッファ15に一時格納する。ただし、ラインバ
ッファ15に画像データを蓄える際のクロックには、ク
ロックセレクタ20で切り替えたシステムクロックSY
SCLKを用いる。このラインバッファ15から画像デ
ータを読み出す際には、カラープリンタ2からの画素ク
ロックCLKをクロックセレクタ20で切り替えて用
い、読み出した画像データをビデオインタフェース6を
通してカラープリンタ2へ出力して印刷させる。
【0070】その際、マージン領域はプルアップ抵抗1
6により白データが作られ、それがビデオインタフェー
ス6を通してカラープリンタ2へ送られる。また、カラ
ープリンタ2が例えばスキャナ部とプリンタ部を備えた
カラー複写機であった場合などは、それをスキャナとし
ても利用できるため、スキャナとして使う場合には、カ
ラープリンタ(カラー複写機)2から取り込んだ画像デ
ータをビデオインタフェース6を通してスキャナ用バッ
ファ19に送り、それをラインバッファ15に一時格納
する。
【0071】ただし、画像データをラインバッファ15
に蓄える際のクロックは、クロックセレクタ17で切り
替えた画素クロックCLKであり、このラインバッファ
15から画像データを読み出す際には、クロックセレク
タ17で切り替えたシステムクロックSYSCLKを使
用するが、一般的に画素クロックCLKよりシステムク
ロックSYSCLKの方が周波数が高いので、主走査方
向に1ライン蓄えてから読み出す。
【0072】ラインバッファ15から読み出された画像
データは、スキャナ用ラッチ18を通して画像メモリ5
に蓄えられる。その際には、マージン領域はプルアップ
抵抗16により作られる白データが書き込まれる。一般
的にスキャナで読み込んだデータは色変換処理をしなけ
ればRGBデータであるため、反転ラッチは必要でな
い。以上のような動作をすることにより、1つのプリン
タ制御装置により、プリンタ機能とスキャナ機能の2つ
の機能の制御を行える。
【0073】次に、この発明の第6実施例(請求項9に
対応する)のプリンタ制御装置について図8によって説
明する。図8に示すブロック構成図において、図1及び
図3,図5,図6,図7と対応する部分には同一の符号
を付してあり、それらの説明は省略する。
【0074】このプリンタ制御装置3は、図7に示した
第5実施例の構成におけるビデオインタフェース6とカ
ラープリンタ2との間に、セレクタ21を介挿したもの
である。 このセレクタ21は、カラープリンタ側から
いずれか1つの色のデータ線に入力される画像データ
を、ビデオインタフェース6の全ての色のデータ線に選
択的に出力できるようにする切替手段である。
【0075】そして、CPU4がカラープリンタ(カラ
ー複写機)2の種別を検知することによりそのスキャナ
部の種別も判別し、その判別結果に応じてセレクトデー
タSELをセレクタ21に出力して、その状態を全ての
色のデータ線の並列接続、あるいは1色のデータ線と全
てのデータ線との選択接続に切り替える。
【0076】この実施例によれば、カラープリンタ2に
備えているスキャナ部が1色ずつしか画像を読み取れな
いものであった場合でも、そのカラー画像データを1つ
の色のデータ線から入力して、セレクタ21によってビ
デオインタフェース6の全ての色のデータ線に選択的に
出力し、前述の第5実施例の場合と同様に画像メモリ5
に各色別に格納することができる。
【0077】次に、この発明の第7実施例(請求項10
に対応する)のプリンタ制御装置について図9によって
説明する。図9に示すブロック構成図においても、図1
及び図3,図5,図6,図7と対応する部分には同一の
符号を付してあり、それらの説明は省略する。
【0078】このプリンタ制御装置3は、図7に示した
第5実施例の構成におけるラインバッファ15とビデオ
インタフェース6の間に、スキャナデータセレクタ22
と画像処理部23を介挿したものである。
【0079】スキャナ部を備えたカラープリンタ(カラ
ー複写機)2で読み込んだ画像データを、画像処理部2
2で色変換処理してRGBデータからCMYKデータに
変換した画像データと、取り込んだままのRGBの画像
データとをスキャナデータセレクタ21で切り替えて送
出できるように構成したので、その画像データをスキャ
ナ用バッファ19,ラインバッファ15,及びスキャナ
用ラッチ18を介して画像メモリ5に蓄えることによ
り、画像メモリ5にRGBの画像データでもCMYKの
画像データでも格納できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
ればプリンタ制御装置のコストを押さえ、且つ1ドラム
機と4ドラム機の両方のカラープリンタをハードウェア
の変更なしに接続可能になり、機能の向上や処理時間の
短縮も図ることができる。さらに、各請求項のプリンタ
制御装置によれば、次のような効果を得ることができ
る。
【0081】請求項1のプリンタ制御装置によれば、画
像メモリの構成を各色独立にして、ビデオインタフェー
スも色ごとに独立させ、その画像メモリとビデオインタ
フェースとの間に切替手段(セレクタ)を設け、任意の
色の画像データをビデオインタフェース上の任意の色の
データ線に出力できるようにしたので、1ドラム機と4
ドラム機の種別の異なるカラープリンタを1つのプリン
タ制御装置でハードウェアの変更なしに接続可能にな
る。
【0082】請求項2のプリンタ制御装置によれば、カ
ラープリンタが1ドラム機の場合には、ビデオインタフ
ェースの1つの色のデータ線に各色画像データを送出で
きるので、上記の効果に加えて、切替手段の規模を小さ
くしてコストの削減を図ることができる。
【0083】請求項3のプリンタ制御装置によれば、ビ
デオインタフェースに出力する際に、2次元アドレスで
指定した以外のマージン領域部分の白データをIC回路
で生成するのではなく、安価なプルアップ抵抗だけで生
成できるのでコストの削減を図れ、さらに、カラー画像
データをRGBとCMYKのどちらで画像メモリに蓄え
ても出力可能である。
【0084】請求項4のプリンタ制御装置によれば、グ
ラフィックアクセラレータによる画像メモリへのビット
マップ展開をする場合に、カラー画像でもモノクロ画像
でも高速で展開処理を行なうことができる。
【0085】請求項5のプリンタ制御装置によれば、モ
ノクロ用画像メモリに展開した画像データでも、ビデオ
インタフェースのすべての色に対して出力できるため、
黒一色だけでなく、シアン,マゼンタ,イエローとその
補色であるレッド,グリーン,ブルーの各色のマルチカ
ラー印刷ができるようになる。
【0086】請求項6のプリンタ制御装置によれば、画
像メモリとしてカラー用とモノクロ用を設けた場合にお
いても、接続されるカラープリンタが4ドラム機の場合
には、ビデオインタフェースには1回のみ画像データを
転送し、1ドラム機の場合には印刷するマルチカラーの
色に合わせて転送回数を制御することができるので、不
用な色の転送時間を無くして処理時間の高速化を図れ
る。
【0087】請求項7のプリンタ制御装置によれば、ビ
デオインタフェースに出力する前に、一時FIFOメモ
リ構造のラインバッファに画像メモリの主走査方向の1
ライン分の画像データを蓄えることにより、プリンタ制
御装置とプリンタエンジン間の非同期転送が行えるよう
になり、1つのプリンタ制御装置で画素クロックの周波
数が違うプリンタエンジンに接続可能になり、機能が向
上する。
【0088】請求項8のプリンタ制御装置によれば、F
IFOメモリ構造のラインバッファへ入力する画像デー
タを、画像メモリからのデータとスキャナとして使うプ
リンタからの読み込み画像データのいずれかに切り替え
ることができるので、カラー複写機のようにスキャナ部
を備えたカラープリンタ装置をスキャナとしても利用す
ることができる。
【0089】請求項9のプリンタ制御装置によればさら
に、カラープリンタに備えているスキャナ部が1色ずつ
しか画像を読み取れないものであっても、そのカラー画
像データを1つの色のデータ線から入力して、セレクタ
によってビデオインタフェースの全ての色のデータ線に
選択的に出力し、画像メモリ5に各色別に格納させるこ
とができる。
【0090】請求項10のプリンタ制御装置によれば、
スキャナとして使うプリンタからの読み込み画像データ
にRGBからCMYKに色変換する画像処理を施すこと
により、取り込んだカラー画像データをRGBだけでな
くCMYKでも画像メモリに蓄えられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すプリンタ制御装置
のブロック構成図である。
【図2】図1のプリンタ制御装置による動作の流れを示
すフローチャートである。
【図3】この発明の第2実施例を示すプリンタ制御装置
のブロック構成図である。
【図4】印刷する紙とそのマージン領域の関係を示す説
明図である。
【図5】この発明の第3実施例を示すプリンタ制御装置
のブロック構成図である。
【図6】この発明の第4実施例を示すプリンタ制御装置
のブロック構成図である。
【図7】この発明の第5実施例を示すプリンタ制御装置
のブロック構成図である。
【図8】この発明の第6実施例を示すプリンタ制御装置
のブロック構成図である。
【図9】この発明の第7実施例を示すプリンタ制御装置
のブロック構成図である。
【10図】従来のプリンタ制御装置に用いられる画像処
理装置の一例を示すブロック構成図である。
【図11】従来のプリンタ制御装置に用いられる画像処
理装置の他の例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1:ホストコンピュータ装置 2:カラープリンタ 3:プリンタ制御装置 4:CPU(処理装置) 5:画像メモリ 6:ビデオインタフェース 7:セレクタ(切替手
段) 8:アドレス制御装置 9:RGB出力用バッファ(第1の出力制御手段) 10:CMYK出力用バッファ(第2の出力制御手段) 11,16:プルアップ抵抗 12:ワークメモリ 13:RGB出力用ラッチ 14:CMYK出力用ラッチ 15:ラインバッファ(FIFOメモリ) 18:スキャナ用ラッチ 19:スキャナ用バッファ 20:クロックセレクタ 21:セレクタ(切替手
段) 22:スキャナデータセレクタ 23:画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 L G06T 1/60

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1ページ分の印刷する画像デ
    ータを色ごとに蓄えておく画像メモリと、 ホストコンピュータから送出される画像データを受け取
    って色ごとに印刷するイメージ画像に展開して上記画像
    メモリに格納する手段と、 接続されているカラープリンタへ色ごとの画像データの
    並列転送が可能なビデオインタフェースと、 上記画像メモリとビデオインタフェースとの間介挿さ
    れ、上記画像メモリに格納された全ての色の画像データ
    を上記ビデオインタフェースの全ての色のデータ線に選
    択的に送出可能にする切替手段と、 上記接続されているカラープリンタの種別を検知し、そ
    の検知結果に応じて上記切換手段を制御する手段とを備
    えたことを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタ制御装置におい
    て、上記切替手段が、上記画像メモリに格納された全て
    の色の画像データを上記ビデオインタフェースの1つの
    色のデータ線にのみ順次送出可能にする手段を有するこ
    とを特徴とするプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1ページ分の印刷する画像デ
    ータを色ごとに蓄えておく画像メモリと、 ホストコンピュータから送出される画像データを受け取
    って、RGB又はCMYKの色データに変換させ、色ご
    とに印刷するイメージ画像に展開して上記画像メモリに
    格納する手段と、 上記画像メモリから出力される各色の画像データを3ス
    テートにアウトプットコントロールできる第1の出力制
    御手段と、 上記画像メモリから出力される各色の画像データを反転
    して3ステートにアウトプットコントロールできる第2
    の出力制御手段と、 上記第1,第2の出力制御手段の各出力データ線と電源
    ラインとの間にそれぞれ接続されたプルアップ抵抗と、 接続されているカラープリンタへ色ごとの画像データの
    並列転送が可能なビデオインタフェースと、 上記第1,第2の出力制御手段と上記ビデオインタフェ
    ースとの間介挿され、上記画像メモリに格納された全て
    の色の画像データを上記ビデオインタフェースの全ての
    色のデータ線に選択的に送出可能にする切替手段と、 上記接続されているカラープリンタの種別を検知し、そ
    の検知結果に応じて上記切換手段を制御すると共に、上
    記画像メモリに格納された画像データがRGBデータで
    あるかCMYKデータであるかを認識し、その認識結果
    に応じて上記第1,第2の出力制御手段の状態を制御す
    る手段とを備えたことを特徴とするプリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1ページ分のカラー画像デー
    タを色ごとに蓄えておく第1の画像メモリと、 少なくとも1ページ分のモノクロ画像データを蓄えてお
    く第2の画像メモリと、 ホストコンピュータから送出されるカラー画像データを
    受け取った場合には、それをRGB又はCMYKの色デ
    ータに変換させ、色ごとに印刷するイメージ画像に展開
    して上記第1の画像メモリに格納し、モノクロ画像デー
    タを受け取った場合には、それを印刷するイメージ画像
    に展開して上記第2の画像メモリに格納する手段と、 上記第1,第2の画像メモリから出力されるモノクロま
    たはカラーの画像データを3ステートにアウトプットコ
    ントロールできる第1の出力制御手段と、 上記1の画像メモリから出力されるカラー画像データを
    反転して3ステートにアウトプットコントロールできる
    第2の出力制御手段と、 上記第1,第2の出力制御手段の各出力データ線と電源
    ラインとの間にそれぞれ接続されたプルアップ抵抗と、 接続されているカラープリンタへ色ごとの画像データの
    並列転送が可能なビデオインタフェースと、 上記第1,第2の出力制御手段と上記ビデオインタフェ
    ースとの間介挿され、上記第1の画像メモリに格納され
    た全ての色の画像データを上記ビデオインタフェースの
    全ての色のデータ線に選択的に送出可能にする切替手段
    と、 上記接続されているカラープリンタの種別を検知し、そ
    の検知結果に応じて上記切換手段を制御すると共に、印
    刷する画像データがモノクロ画像データかカラー画像デ
    ータか、及びカラー画像データである場合には上記第1
    の画像メモリに格納された画像データがRGBデータで
    あるかCMYKデータであるかを認識し、その認識結果
    に応じて上記第1,第2の出力制御手段の状態を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とするプリンタ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプリンタ制御装置におい
    て、上記ビデオインタフェースは、上記第1の画像メモ
    リからのカラー画像データは色ごとに並列転送でき、上
    記第2の画像メモリからのモノクロ画像データはどの色
    のデータ線にも出力可能であることを特徴とするプリン
    タ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のプリンタ制御装置におい
    て、上記制御手段が、上記接続されているカラープリン
    タが1ドラム機であるか4ドラム機であるかを検知し、
    1ドラム機である場合には画像データの転送を複数回行
    ない、4ドラム機である場合には画像データの転送を1
    回のみ行なう手段を有することを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1ページ分の印刷する画像デ
    ータを色ごとに蓄えておく画像メモリと、 ホストコンピュータから送出される画像データを受け取
    って色ごとに印刷するイメージ画像に展開して上記画像
    メモリに格納する手段と、 接続されているカラープリンタへ色ごとの画像データの
    並列転送が可能なビデオインタフェースと、 上記画像メモリとビデオインタフェースとの間介挿さ
    れ、上記画像メモリに格納された画像データの色ごとに
    独立した1ラインあるいは複数のラインを一時的に記憶
    できるFIFOメモリとを備えたことを特徴とするプリ
    ンタ制御装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1ページ分の印刷する画像デ
    ータを色ごとに蓄えておく画像メモリと、 ホストコンピュータから送出される画像データを受け取
    って色ごとに印刷するイメージ画像に展開して上記画像
    メモリに格納する手段と、 接続されているカラープリンタへ色ごとの画像データの
    並列転送が可能なビデオインタフェースと、 接続されているカラープリンタがスキャナ部を備えてい
    る場合、該スキャナ部で読み込んだカラー画像データを
    上記ビデオインタフェースを介して入力し、上記画像メ
    モリに転送して色ごとに格納させる手段とを備えたこと
    を特徴とするプリンタ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプリンタ制御装置におい
    て、上記ビデオインタフェースとカラープリンタとの間
    に、該カラープリンタ側から1つの色のデータ線に入力
    される画像データを上記ビデオインタフェースの全ての
    色のデータ線に選択的に出力できる切替手段を設けたこ
    とを特徴とするプリンタ制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のプリンタ制御装置にお
    いて、接続されているカラープリンタのスキャナ部で読
    み込んだRGBのカラー画像データを上記ビデオインタ
    フェースを介して入力した際、それをCMYKのカラー
    画像データに変換する手段と、該手段によって変換した
    CMYKのカラー画像データと変換しないRGBのカラ
    ー画像データのいずれかを選択して上記画像メモリに転
    送する手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制御装
    置。
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EP0673156A2 (en) * 1994-03-15 1995-09-20 Canon Kabushiki Kaisha Color image processing
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