JPH11203071A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11203071A
JPH11203071A JP10017881A JP1788198A JPH11203071A JP H11203071 A JPH11203071 A JP H11203071A JP 10017881 A JP10017881 A JP 10017881A JP 1788198 A JP1788198 A JP 1788198A JP H11203071 A JPH11203071 A JP H11203071A
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純 福井
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健二 今村
Harunobu Miyashita
晴信 宮下
Yuji Yoshino
勇司 吉野
Kei Hatano
圭 波多野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットマップデータとその属性情報とを画像
出力装置に供給するための構成を通常の計算機アーキテ
クチャ上で実現する。 【解決手段】 CPU11は、PDLファイルを受信
し、ビットマップデータと該ビットマップデータの属性
情報(タグデータ)とを生成し、画像用メモリ4とタグ
データ用メモリ6にそれぞれ蓄積する。蓄積されたビッ
トマップデータは出力用インタフェース12を介して画
像出力装置10に入力され、プリント画として出力され
る。画像用メモリ4、タグデータ用メモリ6、および出
力用インタフェース12間ではPCIバス13を通じて
ビットマップデータおよびタグデータの転送がなされ
る。出力用インタフェース12に含まれる伸長手段はビ
ットマップデータおよびタグデータ毎にそれぞれ設けら
れていて、独立に動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、PDL(ページ記述言語)で記述されたドキ
ュメントファイルを解釈してビットマップデータに展開
するための画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DTP(デスクトップパブリッシング)
等において作成された編集データは、PostScript(ポス
トスクリプト)等のPDLに変換される。PDLで記述
された文書画像データはPDL解釈手段によって解釈さ
れ、ラスタ化された画像データに変換される。この画像
データには、さらに色合わせ等の画像処理が加えられ、
プリンタやCRT表示装置等の出力装置にて可視画像と
して出力される。
【0003】PDLで記述されたドキュメントファイル
の画像要素は文字主体のテキスト領域と、自然画像を中
心とした画像領域とに分けることができる。画像要素と
は、似かよった性質を有する画像データで分類されるブ
ロックをいい、テキスト領域と画像領域とでは、必要と
される空間解像度および階調解像度がそれぞれ異なる。
したがって、それぞれで要求の異なる空間解像度および
階調解像度を有する画像要素に対して高画質の画像形成
を行うためには、各画像要素の属性が保存された状態で
画像処理装置からプリンタ等の画像出力装置へ画像デー
タが供給され、それぞれの画像出力装置の特性に合った
形式で画像形成がなされることが好ましい。
【0004】このような要求に対して、特開平8−12
3939号公報では、入力されたドキュメントファイル
を解釈してビットマップデータに展開する際に、画像要
素の種類(テキスト領域、画像領域)を示す属性情報を
画素毎に生成し、この属性情報を、ビットマップデータ
と共に画像出力装置に転送するようにした画像処理装置
が提案されている。前記画像出力装置は、前記属性情報
に従ってビットマップデータを処理し、高品質のプリン
ト画を出力することができる。
【0005】前記属性情報は、ビットマップデータで表
された各画素が前記画像要素の種類のどれに属している
かを示す情報である。画像出力装置は、この属性情報に
基づき、テキスト領域では鮮明な文字を出力するために
階調数を犠牲にしながら解像度を優先させる一方、画像
領域では解像度を犠牲にしながら階調数を多くしてい
る。その結果、画像出力装置としてレーザービームプリ
ンタを使用した場合に、テキスト領域ではレーザービー
ムを細く絞ることで解像度をあげることができ、画像領
域ではレーザービームの径を大きくすることで低濃度階
調の画像を出力できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像処理装
置には次のような問題点があった。この画像処理装置
は、専用システムとして構築されているために、汎用の
計算機アーキテクチャを有する装置に適用することは困
難であるという問題点がある。従来の画像処理装置で
は、ビットマップデータおよび属性情報を格納するため
にそれぞれに専用のメモリが設けられており、かつそれ
ぞれの専用メモリは画像出力装置へのインタフェース手
段に直接接続されている。このように構成された従来の
画像処理装置では、ビットマップデータ用のメモリおよ
び属性情報用のメモリと、前記インタフェース手段との
間での転送速度は、接続されている画像出力装置の速度
に合わせればよい。
【0007】これに対して、汎用の計算機アーキテクチ
ャではバス接続を基本としている。すなわち、汎用の計
算機内ではすべてのデータがバス上を流れて各構成部分
間で転送されている。したがって、複数のデータ転送が
同時に発生した場合は、それらのデータ転送によるデー
タはバス上を交互に流れるようにしなければならない。
【0008】ところが、従来は、ビットマップデータと
属性情報とを同時に転送する際に、両データが交互に流
れるように工夫されていないために、汎用の計算機アー
キテクチャに適用した場合、両データのうちの一方のみ
が転送される場合が起こり得る。ビットマップデータの
みが転送されて属性情報が転送されない場合には、出力
画像の品質が低下し、属性情報のみが転送されてビット
マップデータが転送されない場合には出力画像の白抜け
が発生する。
【0009】また、汎用の計算機アーキテクチャを採用
した場合、バスの転送速度には上限があり、変更はでき
ない。汎用バスとして代表的なPCIバスを用いたシス
テムでは40MB/sec程度が限度である。専用のシ
ステムではこのような制限を回避することも可能である
が、汎用市販品を利用できないために高価なシステムに
なってしまう。したがって、PCIバスを利用した汎用
計算機システムでは40MB/sec以上の転送速度を
画像出力装置が要求した場合には対応できないという問
題点があった。
【0010】一方、A4サイズの記録紙に600DPI
(ドット/インチ)のカラー原稿を出力するためには、
約128MBのビットマップデータを展開できる大容量
のメモリが必要となる。また、高速の画像出力装置の性
能を十分に発揮できるようにするため、連続して画像デ
ータを供給しようとすると、大容量のメモリを複数設け
ることが要求される。
【0011】メモリの容量を小さくするためには、ビッ
トマップデータを圧縮して保持することが考えられる。
例えば、DCT(離散コサイン変換)を利用した圧縮方
法は、情報が部分的に失われてしまうためにデータを正
確に復元できない非可逆圧縮方式ではあるが、大きい圧
縮率を得ることができるという利点を有するので、上記
公報に記載された装置でもビットマップデータの圧縮に
採用されている。
【0012】このDCTでは、画像データを、固定され
たサイズの正方形領域に区切り、それぞれの正方形領域
に関して画素の階調情報を空間周波数に変換する。写真
等の画像では、階調がなだらかに変化する部分の方が、
急激に変化する部分より極端に多い。階調がなだらかに
変化する部分は空間周波数が低い領域であり、階調が急
激に変化する部分は空間周波数が高い領域である。DC
Tは前記空間周波数が高い領域の情報が少なくても目に
見える画像には影響を及ぼさない点に着目し、情報量を
低減して、より高い圧縮率を実現している。
【0013】一方、属性情報についても、これを1画素
あたり2ビットで表現した場合、A4サイズ画像では8
MBのデータとなり、メモリ容量削減の観点からは見過
ごせない量である。しかも、上述のように属性情報は領
域を指定するものであり、上記DCTを利用した圧縮方
法では、正確な領域指定の復元ができない。DCTは、
なだらかに階調が変化する自然画像を対象として考案さ
れたものだからである。このように、DCTは属性情報
の圧縮に適さないことから、上記公報に記載された装置
でも、DCTを利用した圧縮方法を採用してビットマッ
プデータを圧縮し、メモリの削減をしているが、属性情
報については圧縮されていない。
【0014】単調ではあるが非連続な点を多く持つ属性
情報は、例えばRLE(ランレングスエンコード)のよ
うな可逆圧縮が適している。RLEは、データの連続部
分では、元のデータに代えて、該データの連続個数を送
信する方法である。この方法では、データを正確に圧縮
でき、かつ単調なデータに関しては極めて高い圧縮率を
得ることができる。
【0015】このように、メモリを削減しようとするに
は、ビットマップデータおよび属性情報の双方を、それ
ぞれに適した互いに異なる圧縮方式で圧縮するのが好ま
しいが、従来の装置では実現されていなかった。
【0016】本発明は上記の問題点を解消し、汎用の計
算機アーキテクチャにおいて、ビットマップデータと属
性情報とを画像出力装置に確実に転送して出力画像の品
質を向上させることができる画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、文書ファイルを解釈してビットマッ
プデータに展開し、さらに前記ビットマップデータに含
まれる画像要素の属性を示すタグデータを生成する画像
処理装置において、前記ビットマップデータおよびタグ
データをそれぞれ符号化圧縮する圧縮手段と、圧縮され
た前記ビットマップデータを記憶する画像記憶手段と、
圧縮された前記タグデータを記憶するタグデータ記憶手
段と、前記前記画像記憶手段およびタグデータ記憶手段
からビットマップデータおよびタグデータを時分割で読
み出し、それぞれを伸長して画素単位で対応付けて出力
する伸長手段と、前記圧縮手段、画像記憶手段、タグデ
ータ記憶手段、および伸長手段を互いに接続するバスと
を具備した点に特徴がある。
【0018】上記した構成によれば、記憶手段上に記憶
されたビットマップデータおよびタグデータの圧縮デー
タが時分割で読み出され、バスを介して伸長手段に入力
されてそれぞれ伸長される。伸長されたビットマップデ
ータおよびタグデータが画素単位で対応付けて出力され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態における
画像処理の概要を図1を参照して説明する。図1は実施
形態に係る画像処理装置の概要を示すブロック図であ
る。同図において、CPU11は、例えばPDLで表現
された画像データを外部から受信し、ビットマップデー
タと該ビットマップデータの属性情報(以下、「タグデ
ータ」という)とを生成し、画像用メモリ4とタグデー
タ用メモリ6にそれぞれ蓄積する。蓄積されたビットマ
ップデータは出力用インタフェース12を介して画像出
力装置10に入力され、可視化された画像として出力さ
れる。前記画像用メモリ4、タグデータ用メモリ6、お
よび出力用インタフェース12間ではバス13を通じて
ビットマップデータおよびタグデータの転送がなされ
る。
【0020】CPU11から画像用メモリ4およびタグ
データ用メモリ6へ転送されるデータや、画像用メモリ
4およびタグデータ用メモリ6から出力インタフェース
12へ転送されるデータは、バス13上の総データ量を
抑制するため、かつ、メモリ4,6の容量を抑制するた
め圧縮されている。出力用インタフェース12に含まれ
る伸長手段(後述する)はビットマップデータおよびタ
グデータ毎にそれぞれ設けられていて、独立に動作する
ように構成しているため、ビットマップデータおよびタ
グデータの圧縮手段はそれぞれに適したものでよい。例
えば、ビットマップデータにはDCT等の非可逆圧縮手
段を使用でき、タグデータにはRLE圧縮手段を使用す
ることができる。
【0021】図2は、画像処理装置におけるデータの流
れを示す図である。同図において、PDLで記述された
文書データ100が入力されると、描画装置2は、この
PDLを解釈して画像出力装置10で出力可能なビット
マップデータに変換する。ビットマップデータは第1圧
縮器3にて圧縮され、画像用メモリ4に蓄積される。描
画装置2はビットマップデータを生成すると共に、その
ビットマップデータの一つ々々に対応するタグデータを
生成する。タグデータは第2圧縮器5によって圧縮さ
れ、タグデータ用メモリ6に蓄積される。
【0022】画像出力装置10が起動されると、画像用
メモリ4のビットマップデータは第1伸長器7に転送さ
れて復号された後、インタフェース制御部9に転送され
る。また、タグデータメモリ6のタグデータは第2伸長
器8に転送されて復号された後、インタフェース制御部
9に転送される。インタフェース制御部9は少なくとも
画像出力装置10が1ライン分のデータを処理する時間
内に、第1および第2伸長部7,8の双方にデータの出
力を要求し、第1および第2伸長部7,8はこの要求に
対して交互にデータを出力する。第1および第2伸長部
7,8は圧縮データがなくなるとバス13に対して圧縮
データを要求する。
【0023】インタフェース制御部9に転送された各デ
ータは1ドット毎に同期がとられて画像出力装置10に
入力され、印刷される。インタフェース制御部9は第1
および第2伸長器7,8に対して交互にデータの要求を
するので、いずれか一方の伸長器がバス13を占有する
ことはない。
【0024】このような動作は、インタフェース制御部
9に、画像出力装置10で処理される数ライン分のデー
タ量を格納することができるバッファ(例えばFIF
O)を有し、該バッファの状態によってバス13にデー
タを要求する構成によって実現される。上記動作を実現
するための詳細な構成は図3等に関して後述する。
【0025】続いて、画像処理装置をさらに詳細に説明
する。図3は、本発明の一実施形態に係る画像データ処
理装置1の構成を示したブロック図である。データ通信
部14は、ある既知のPDLで記述された文書データ
(以下、「PDLファイル」という)を受信する。この
PDLファイルは、ホストコンピュータ20により作成
されたものである。ROM17には、CPU11によっ
て実行される各種の制御プログラムが格納されている。
RAM18は、前記制御プログラムの実行時にワークエ
リアとして機能する。CPU11は、当該画像処理装置
1の全体的な制御処理を実行する他、本実施形態では特
に、画像展開部111、画像データ変換部112ならび
に第1および第2圧縮部3、5として機能する。
【0026】前記画像展開部111は画像展開処理を行
ない、PDLファイルを解釈して、各画像要素のオブジ
ェクトリストを作成する。ここで、オブジェクトリスト
とは、この画像データ処理装置1が有する画像座標空間
上のどの位置にそれぞれのオブジェクト(画像要素)が
存在するか、またどのような構成の画像要素なのか、ま
たどのような属性を有する画像要素なのか、さらにはど
のようなカラーを持つオブジェクトなのかを示す構造体
をいう。
【0027】画像座標空間上の位置は、例えば(x1
min ,y1min )、(x2max ,y2max )のように対
角の座標で表現することができ、構成についてはキャラ
クタ、矩形図形、円、線、その他の画像要素として表す
ことができる。また、属性については、文字、線画、自
然画、図形要素などに区別することができ、カラー
(色)については、画像展開部111が内部的に持って
いるカラーパレットに指示することで、それらの表現が
可能になる。
【0028】画像データ変換部112は、画像展開部1
11によってオブジェクトリストに掲載された画像デー
タをビットマップデータに展開すると共に、このビット
マップデータの各画素ごとに、当該画素が表現する画像
要素の属性を示すタグデータを生成する。
【0029】タグデータの一例を図5に示す。図示のよ
うに、タグデータ(タグビット)は画像要素を次の4種
類に分類するものである。すなわち、画像要素は、自然
画像領域、図形領域、文字/線画領域およびその他の領
域に分類され、それぞれに2ビットで記述したタグデー
タ「11」、「10」、「01」、「00」(二進表
記)が割り当てられている。共通記憶部15には、タグ
用メモリとしてのタグメモリ領域6とビットマップデー
タ用メモリとしての画像メモリ領域4とが確保されてい
る。
【0030】CPU11の第1圧縮部3は、前記画像デ
ータ変換部112によって展開されたビットマップデー
タを符号化圧縮し、このビットマップデータがブラック
に対応していれば画像メモリ領域4(K)へ、イエロー
に対応していれば画像メモリ領域4(Y)へ、マゼンタ
に対応していれば画像メモリ領域4(M)へ、シアンに
対応していれば画像メモリ領域4(C)へ、それぞれ蓄
積する。本実施形態におけるPDLファイルは、各画素
が8ビット、解像度が400dpi、かつ大きさがA3
サイズ(4メガピクセル)を想定している。このため、
各色の画像メモリ領域4の合計容量は128メガバイト
となる。第2圧縮部5は、前記タグデータを符号化圧縮
してタグメモリ領域6に格納する。
【0031】伸長部16は、前記共通記憶部15の画像
メモリ領域4から読み出された画像データに関する圧縮
データを先入れ先出し方式で一時記憶する第1FIFO
162と、共通記憶部15のタグメモリ領域6から読み
出されたタグデータに関する圧縮データを先入れ先出し
方式で一時記憶する第2FIFO163と、前記第1F
IFO162から出力された圧縮データを伸張して出力
する第1伸長器7と、前記第2FIFO163から供給
された圧縮データを伸張してバッファ8aに一時記憶
し、第1伸長器7の出力タイミングで出力する第2伸長
器8とを備え、共通記憶部15に記憶されたビットマッ
プデータおよびタグデータを伸張して出力する。
【0032】インタフェース制御部9は、前記第1伸長
器7から出力されるビットマップデータと第2伸長器8
から出力されるタグデータとを画素単位で同期させて出
力する。入力制御部161は、前記第2FIFO163
の空き容量に応じて、前記ビットマップデータおよびタ
グデータを共通記憶部15から時分割で読み出す機会を
可変制御する。
【0033】インタフェース制御部9から出力されるビ
ットマップデータはタグデータを参照して画像出力装置
の処理装置19で処理される。この処理装置19の構成
は本発明の要部ではないので説明を省略するが、一例と
して、特開平8−123939号公報に記載の画像形成
処理装置と同様の構成をとることができる。
【0034】なお、前記バス13をPCIバスで構成す
る場合は、該PCIバス13とCPU11、PCIバス
13と共通記憶部15のタグメモリ領域6および画像メ
モリ領域4とをそれぞれ接続するためにPCIバスブリ
ッジ(PCI B.B.)と呼ばれる装置を使用するの
が良い。これには汎用品を使用することができる。ま
た、PCIバス13と伸長部16のFIFO162,1
63とを接続するためにPCIインタフェースと呼ばれ
る装置を使用するのがよい。これには準汎用品を使用す
ることができ、これによってPCIバス13を介してD
MA転送により、共通記憶部15から伸長部16にデー
タを転送することができる。
【0035】続いて、前記伸長部16の動作を図3のブ
ロック図および図4のタイミングチャートを参照してさ
らに詳述する。伸長器16の入力制御部161は、CP
U11からビットマップデータの先頭アドレスおよびサ
イズ、ならびにタグデータの先頭アドレス、サイズおよ
びサイクル開始命令を受け取り、DMAサイクルで共通
記憶部15からビットマップデータおよびタグデータを
時分割で読み出す。
【0036】各FIFO162、163は、それぞれ読
み出しポートおよび書き込みポートを備えた汎用メモリ
であり、書き込みポートから入力されたデータを、入力
された順序で読み出しポートから出力する。各FIFO
162、163の動作はクロックに同期しても非同期で
あっても良いが、本実施例ではクロックに同期して動作
するものとして説明している。各FIFO162、16
3のデータ幅は、書き込み時にはシステムバス13のデ
ータ幅、読み出し時には8データ幅とする。
【0037】各FIFO162、163は、自身が空で
あると、エンプティ信号Eを出力する。そして、インタ
フェース制御部9から出力される読み出し信号Fが有効
であればデータを出力すると共に、自身に依然としてデ
ータが存在すれば、それ以後も継続的にデータを出力す
る。
【0038】第1伸長器7は、第1FIFO162から
出力される圧縮された画像データを伸長し、インタフェ
ース制御部9から出力される読み出し信号Fが有効であ
る限り、これをインタフェース制御部9に対して供給す
る。すなわち、第1伸長器7は第2伸長器8とは無関係
に伸長動作を行う。第2伸長器8は、第2FIFO16
3から出力される圧縮されたタグデータを伸長して自身
のバッファ8aに蓄積する。バッファ8aに蓄積したタ
グデータは、第1伸長器7からの画像データの出力タイ
ミングに同期して出力される。
【0039】インタフェース制御部9は、CPU11か
ら印字すべきデータの主走査方向および副走査方向のサ
イズを設定され、画像形成処理装置3からデータ要求信
号を受け取ると、要求されている転送速度で、ライン毎
にビットマップデータおよびタグデータを画素単位で同
期して転送する。インタフェース制御部9はライン相当
のバッファを備え、自身のバッファが一杯ではなく、か
つ第1伸長器7にデータが存在する限りデータ読み出し
信号Fを有効とする。
【0040】前記第2伸長器8は、自身のバッファ8a
に空きがある限り伸長動作を続けるが、バッファ8aが
一杯になると伸長動作を抑制する。そして、この抑制動
作が第2FIFO163の空き容量に反映される。第2
FIFO163の空き容量は前記入力制御部161によ
って監視される。入力制御部161は、第2FIFO1
63に空き容量があれば、共通画像メモリ15の各メモ
リ領域6、4からタグデータおよびビットマップデータ
をそれぞれ時分割で交互に読み出し、それぞれ第2FI
FO163および第1FIFO162へ供給する。これ
に対して、第2FIFO163の空き容量がなくなる、
換言すれば第2伸長器8のバッファ8aに空きがなくな
ると、図4のタイミングチャートを参照して後述するよ
うに、タグデータの読み出し機会に画像データを読み出
して第1FIFO162に供給する。
【0041】図4(a) は、共通記憶部15からビットマ
ップデータおよびタグデータの圧縮データがバス13上
に出力されるタイミングを示しており、符号「タ」で示
すタイミングではタグデータがバス13上に出力され、
符号「画」で示すタイミングではビットマップデータが
出力される。
【0042】図4(b) は、第2伸長器8にタグデータの
圧縮データが入力されるタイミングを表している。図4
(c) は、第2伸長器8でタグデータが伸長されるタイミ
ングを示している。図4(d) は、前記バッファ8aの空
きバッファ数が「0」になると出力される負論理のバッ
ファフル信号を示している。図4(e) は、前記バッファ
8aの空きバッファ数を示している。
【0043】図4(f) は、第2伸長器8からタグデータ
が出力されるタイミングを示している。図4(g) は、第
1伸長器7に画像データの圧縮データが入力されるタイ
ミングを表している。図4(h) は、第1伸長器7によっ
て画像データが伸長されるタイミングを示している。図
4(i) は、第1伸長器7から画像データが出力されるタ
イミングを示している。
【0044】このような構成において、例えば図4の時
刻t1からt2の期間では、第1伸長器7から1画素分
の画像データが出力されるのに同期して、第2伸長器8
では1画素分のタグデータが伸長され、そのバッファ8
aからは1画素分のタグデータが出力される。したがっ
て、空きバッファ数は変化せずに「9」のままである。
これに対して、時刻t2からt3の期間では、第2伸長
器8によって2画素分のタグデータが伸長される一方
で、そのバッファ8aからは1画素分のタグデータしか
出力されないので、空きバッファ数が「1」だけ減少し
て「8」となる。
【0045】このように、本実施形態では画素単位のデ
ータ処理量が第2伸長器8では第1伸長器の2倍になる
ので、第2伸長器8では、バッファ8aの空きバッファ
数が徐々に減少する。そして、空きバッファ数が「0」
になると、第2伸長器8は伸長処理を一時的に中断し、
これによってタグデータの読み出しも不必要になる。
【0046】一方、第2伸長器8が一回の伸長に要する
時間T1は、画像データが時分割で供給される周期Tよ
りも十分に短いので、第2伸長器8も処理データの不足
により伸長処理を中期的に中断することになる。
【0047】そこで、本実施形態ではタグデータの読み
出しが不必要になると、この機会を画像データの読み出
しに振り分け、画像データが第1FIFO162に入力
される機会を増やすようにした。
【0048】すなわち、図4の時刻t4において空きバ
ッファ数が「0」の状態でタグデータのDMAサイクル
を迎えると、入力制御部161は本来のタグメモリ15
1ではなく画像メモリ152にアクセスして画像データ
をシステムバス10上へ送出させると共に、第1FIF
O162に対して書き込み信号を出力する。この結果、
時刻t5では第1伸長器7による伸長処理が途切れる事
なく連続的に行われるので、装置全体としての伸長処理
は効率良く行われることになる。なお、時刻t6におい
て次のタグデータに関するDMAサイクルを迎えると、
ここでは空きバッファ数が“2”なので通常通りタグデ
ータ用メモリ6がアクセスされる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ビットマップデータとタグデータを画像出力
装置に供給することができるので、画像出力装置では印
字品質の高い画像を出力することができる。そして、こ
の効果を奏するための構成を、通常の計算機アーキタク
チャをベースにして、汎用性の高い装置により実現する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の要
部構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るデータの処理の流
れを示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の詳
細なブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の動
作タイミングを示すタイムチャートである。
【図5】 タグデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…画像処理装置、 2…描画装置、 3…第1圧縮
器、 4…画像用メモリ、5…第2圧縮器、 6…タグ
データ用メモリ、 7…第1伸長部、 8…第2伸長
部、 9…インタフェース制御部、 10…画像出力装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 晴信 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 吉野 勇司 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内 (72)発明者 波多野 圭 埼玉県岩槻市本町3丁目1番1号 WAT SUビル西館4F 富士ゼロックス株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書ファイルを解釈してビットマップデ
    ータに展開し、さらに前記ビットマップデータに含まれ
    る画像要素の属性を示すタグデータを生成する画像処理
    装置において、 前記ビットマップデータおよびタグデータをそれぞれ符
    号化圧縮する圧縮手段と、 圧縮された前記ビットマップデータを記憶する画像記憶
    手段と、 圧縮された前記タグデータを記憶するタグデータ記憶手
    段と、 前記前記画像記憶手段およびタグデータ記憶手段からビ
    ットマップデータおよびタグデータを時分割で読み出
    し、それぞれを伸長して画素単位で対応付けて出力する
    伸長手段と、 前記圧縮手段、画像記憶手段、タグデータ記憶手段、お
    よび伸長手段を互いに接続するバスとを具備したことを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段が、前記ビットマップデー
    タおよびタグデータをそれぞれ別個の圧縮方式で圧縮す
    るための圧縮器からなることを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記伸長手段が、 前記ビットマップデータ、およびタグデータをそれぞれ
    伸長するための専用の伸長器と、 前記伸長手段のそれぞれの伸長器から出力されるデータ
    を画像出力装置に接続するためのインタフェース制御手
    段とを具備し、 該インタフェース制御手段は、画像出力装置の処理速度
    に同期して前記2種類の伸長器から、交互にデータを出
    力させるように構成されたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像記憶手段およびタグデータ記憶
    手段が、同一メモリ上に設定されたメモリ領域であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処
    理装置。
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