JP2005244748A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像の属性を示すタグデータを用いた印刷処理を可能とするときに、ページメモリの削減等を可能とする。
【解決手段】 画像処理装置に設けられている画像処理部22では、RIP処理部24で画像データに応じたビットマップデータを生成し、このビットマップデータを1走査ライン分に分割して出力し、圧縮部28で圧縮処理を施す。また、画像処理部には、タグデータ生成部26が設けられえており、このタグデータ生成部で、画素ごとのタグデータを生成する。また、タグデータ生成部では、複数画素分のタグデータを1パックにすると共に、1走査ライン分のタグデータを生成し、圧縮部30では、このタグデータを圧縮処理する。これにより、1走査ライン分のビットマップデータとそのビットマップデータを連続させてページメモリに書き込むことができるので、タグデータ用のページメモリを不要にすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像データ又は描画命令に基づいた印刷処理を可能とする画像処理装置に係り、詳細には、画像データ又は描画命令に基づいたビットマップデータを生成して印刷出力装置へ出力する画像処理方法及び画像処理装置に関する。
近年、レーザープリンタ等の高精度の印刷出力装置が普及しており、高精度の印刷出力が要求されるDTPの分野においても、パーソナルコンピュータや、ワークステーションなどの画像処理端末上で作成、編集、加工等によって作成されたページレイアウトなどの校正を行うときに用いられる。
カラープリンタでは、階調表現に所謂スクリーン処理を行い、文字などのテキスト画像に対しては、階調よりも解像度を優先可能とし、写真画像などのイメージ画像に対しては、解像度よりも階調を優先可能とする所謂スクリーン処理が可能となっているものでがある。
このようなスクリーン処理には、画像データ又は描画命令に基づいてラスタデータ(ビットマップデータ)を生成するときに、多値化データを画素ごとの2値データをタグデータとして生成する。ビットマップデータに基づいた印刷処理を行うときには、このタグデータに基づいてスクリーン処理(スクリーン周波数)の切換えを行うことにより画像ごとに階調重視、解像度重視が可能となるようにしている。
これにより、文字等に対しては、高解像度(細線重視)で形成することができると共に、写真画像等に対しては階調重視で形成することができる。
ところで、画像処理装置には、1ページ分ずつのビットマップデータを記憶するページメモリと、該当ビットマップデータに対するタグデータを記憶するページメモリを設け、それぞれのページメモリから時分割で読み出したビットマップデータとタグデータとを、画素ごとに対応付けて出力することにより、タグデータを用いた印刷処理を、汎用のコンピュータ・アーキテクチャーによって達成する提案がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、この提案では、ビットマップデータを記憶するページメモリと、タグデータを記憶するタグメモリを設け、ビットマップデータとタグデータのそれぞれを圧縮し、圧縮したビットマップデータをページメモリに格納すると共に、圧縮したタグデータを、タグデータ用メモリに記憶する。また、上記提案では、ビットマップデータ及びタグデータのそれぞれに対するFIFO(First−in First−out)ラインバッファメモリ及び伸長器を設け、ビットマップデータとタグデータを、インターフェイスを介してプリンタ(印刷出力装置)へ出力するときには、ページメモリからビットマップデータ用のFIFOメモリに読み出し、伸長器によって伸長処理すると共に、タグデータ用のページメモリからタグデータをFIFOメモリに読み出し、タグデータ用の伸長器によって伸長処理する。
この後に、1画素分のビットマップデータと、そのビットマップデータに対するタグデータを、伸長器からインターフェイスを介して印刷出力装置へ出力することにより、印刷処理が行われるようにしている。
しかしながら、上記構成では、タグデータ用のページメモリを用いる必要があり、このために、ビットマップデータ用のページメモリへの書き込み及び読み出しと、タグデータ用のページメモリへの書き込み及び読み出しを行う必要がある、一つのDMAコントローラでは、複雑な処理が必要となるために、ページメモリごとにDMAコントローラを設けら、ハードウェア構成が複雑となる。
また、それぞれのページメモリは、印刷処理が可能な最大サイズの画像に合わせた容量とする必要があるが、印刷ジョブには、タグデータを使用しないものもあり、二つのページメモリを設けることは、低コスト化、ハードウェア構成の簡略化及び制御の複雑化などを招いてしまう。
特開平11−203071号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、ページメモリの削減やハードウエアの構成の簡略化を可能とする画像処理方法及び画像処理装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するための画像処理方法は、描画命令又は画像データに基づいて、印刷出力装置で処理する印刷出力用のビットマップデータ及び、描画命令又は画像データに基づいた画像の属性を示す該当画像を形成する画素ごとのタグデータを生成し、前記印刷出力装置へ出力する画像処理方法であって、前記ビットマップデータを前記印刷出力装置での1走査ラインごとに分割して圧縮処理すると共に、該1走査ラインの各画素ごとに生成したタグデータから、前記1走査ラインごとのタグデータを生成し、1走査ラインの前記ビットマップデータと前記タグデータを連続させて記憶手段に格納し、この後に前記記憶手段から前記1走査ラインごとの前記ビットマップデータ及び前記タグデータを順に読み出し、所定の変換処理を施して前記印刷出力装置へ出力することを特徴とする。
この発明によれば、ビットマップデータを1走査ラインずつに分割すると共に、1走査ライン分の画素ごとのタグデータを、一つのタグデータにまとめる。このとき、各画素が8ビットであれば、複数の画素のタグデータを1パックにして8ビットのタグデータを生成し、このタグデータによって1走査ライン分のタグデータを形成することが好ましい。
このようにして形成したビットマップデータとタグデータを連続させることにより、一つの記憶手段に格納することができるので、記憶手段として用いるページメモリを一つにして、ビットマップデータとタグデータを格納することができる。
また、印刷出力装置へ出力するときには、記憶手段に格納したビットマップデータとタグデータを1走査ライン分ずつ連続して読み出すことができるので、ハードウェア構成及び記憶手段の制御が極めて容易となる。
このような本発明が適用される画像処理装置は、画像データ又は描画命令に基づいて印刷出力装置で処理する印刷出力用のビットマップデータ及び、描画命令又は画像データに基づいた画像の属性を示す該当画像を形成する画素ごとのタグデータを出力する画像処理装置であって、前記画像データ又は描画命令に基づいたビットマップデータを生成すると共に、該ビットマップデータを前記印刷出力装置での1走査ラインごとに分割して出力するRIP手段と、前記RIP手段から出力される順に出力されるビットマップデータを圧縮処理する圧縮手段と、画素ごとの前記タグデータを生成すると共に、生成したタグデータを前記1走査ラインごとにまとめて出力するタグデータ生成手段と、前記ビットマップデータ及び前記タグデータが格納される記憶手段と、前記1走査ラインの前記ビットマップデータと該ビットマップデータに対応する前記タグデータを連続させて前記記憶手段に格納すると共に、該ビットマップデータと該タグデータを連続して読み出す記憶制御手段と、前記記憶手段から読み出された前記ビットマップデータ及び前記タグデータを印刷処理用に変換して出力する出力手段と、を含むものであれば良い。
また、画像処理装置は、前記出力手段が、圧縮処理された前記ビットマップデータを伸張処理して1画素分ずつ出力する伸張手段と、前記1走査ライン分のタグデータから画素ごとタグデータを抽出して前記伸張手段から出力されるビットマップデータに対応するタグデータを出力するタグデータ変換手段と、前記伸張手段から出力されるビットマップデータに前記変換手段から出力される前記タグデータを付加して、1画素分の前記印刷用の画像データを生成して前記印刷出力装置へ出力する合成手段と、を含むことができる。
このときには、前記記憶制御手段が、前記記憶手段から読み出した前記ビットマップデータと前記タグデータを前記伸張手段と、前記タグデータ変換手段に振り分けて出力するものであれば良い。
また、本発明の画像処理装置は、前記タグデータ生成手段から出力される前記タグデータを圧縮処理するタグデータ圧縮手段を含むときに、前記出力手段の前記タグデータ変換手段に、圧縮された前記タグデータを伸張処理するタグデータ伸張手段を含むことができる。
以上説明したように本発明によれば、ビットマップデータを1走査ラインに分割し、分割したビットマップデータごとにタグデータを生成するので、記憶手段にビットマップデータとタグデータを交互に連続して格納することができる。
これにより、ビットマップデータとタグデータを格納する記憶手段を一つにすることができると共に、記憶手段の制御の及び制御のためのハードウェア構成の簡略化が可能となると言う優れた効果が得られる。
以下に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用した画像処理装置10の要部の概略構成を示している。この画像処理装置10には、印刷出力装置12が接続している。
本実施の形態に適用する画像処理装置10は、CPU14と各種のデータを記憶するメモリ16等がバス18によって接続されたコンピュータを含む一般的構成となっており、メモリ16などに記憶されている制御プログラムによってCPU14が各種の処理を実行する一般的構成となっている。
この画像処理装置10には、通信部20が設けられており、この通信部20を介して、各種のアプリケーションを用いてページレイアウトなどの画像を作成するパーソナルコンピュータ、ワークステーションなどの各種の画像処理端末とネットワーク接続されている。
画像処理装置10は、画像処理端末で作成されたページレイアウト、文書などが印刷ジョブとして入力されると、この印刷ジョブに対して各種の画像処理を施して、印刷出力装置12へ出力する。これにより、印刷ジョブに応じた画像が記録紙に形成されて出力される。
すなわち、画像処理装置10は、ネットワークプリンタないしプリントサーバとして用いられる。なお、本発明の画像処理装置は、これに限らず、原稿に記録された画像を読取り、読取り画像(画像データ)に応じた画像を印刷出力する複写機、複写機の機能とファクシミリ通信機能を備えた複合機、さらには、プリントサーバ機能を備えた複合機などの画像データ又は描画命令に基づいて印刷処理を行う任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
印刷出力装置12としては、例えば電子写真プロセスによって記録紙に画像を形成するなどの任意の構成を適用することができる。このとき、印刷出力装置10は、画像処理装置10からC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)及びK(ブラック)の各色のビットマップデータが、1走査ライン分ずつ入力されることにより、入力されたビットマップデータに基づいてレーザビームを走査してカラー画像を形成する。
また、印刷出力装置10は、階調よりも解像度を重視し細線等の再現性を高めた細線重視処理、解像度よりも階調を重視して高精彩の画像の再現性を重視した階調重視処理が可能となっており、細線重視/階調重視は、ビットマップデータの各画素に付加した識別符号(タグデータ)によって切換えが可能となっている。
一方、図2に示すように、画像処理装置10には、CPU14によって画像処理部22が形成されている。この画像処理部22は、画像処理端末から入力される画像データに基づいてラスターデータ(ビットマップデータ)を生成するRIP処理部24を含んでいる。RIP処理部24では、C、M、Y、Kの各色のラスタデータを生成する。
これにより、RIP処理部24で生成したラスタデータを印刷出力装置12へ出力することにより、画像データに応じた画像を記録紙に形成することができる。
ところで、画像処理装置10の画像処理部22には、タグデータ生成部26が設けられている。このタグデータ生成部26では、画像処理端末から画像データが印刷ジョブとして出力されるときに、細線重視及び階調重視の印刷処理が設定されていると、RIP処理されることにより形成されるビットマップデータ上の各画素について、当該画素が表現する画像の属性を示すタグデータを生成する。
画像(オブジェクト)を区分する属性としては、例えば文字、線画、自然画、図形要素などが挙げられる。
ここで、印刷出力装置12を用いて該当画像を形成するときに、階調優先又は細線優先で区別すると、少なくとも「文字/線画」又は「その他」に区別することができる。また、階調優先及び細線優先に段階を設けたときには、「文字/線画」、「自然画」、「図形要素」又は「その他」と区別することができる。
ここから、タグデータ生成部26では、ビットマップデータ上の各画素の属性を示すタグデータを、1ビット又は2ビットで生成する。
表1には、1ビットのタグデータを形成するときのタグデータに対するファンクションを示し、表2では、2ビットのタグデータを形成するときのタグデータに対するファンクションを示している。
Figure 2005244748
Figure 2005244748
なお、以下では、一例としてタグデータ生成部26が、表2に示す2ビットのタグデータを生成するものとして説明する。
RIP処理部24では、細線及び階調重視が設定されていると、各色のラスタデータを出力するときに、印刷出力装置12での1走査ラインづつに分割する。なお、本実施の形態では、一例として、一つの画素が8ビットで形成されるようにビットマップデータを生成する。
これに対して、タグデータ生成部26では、RIP処理部24から出力する1ライン分のラスタデータを形成している各画素のタグデータを、所定数の画素に対するタグデータを一つに結合し、1ライン分のラスタデータの出力に同期して出力する。
このとき、ラスタデータの各画素を8ビットで形成していることから、本実施の形態では、4画素分のタグデータを結合して1パックとし、この1パックのタグデータが8ビットとなるように形成し、パックしたタグデータを1ライン(1ライン)ずつ出力する。なお、1画素のタグデータを1ビットで形成するときには、8画素分のタグデータを1パックとすることにより、1パックが8ビットのタグデータを出力することができる。
画像処理部22には、ビットマップデータ用の圧縮部28及びタグデータ用の圧縮部30が形成されている。
圧縮部28は、RIP処理部24から1ライン分ずつ出力されるビットマップデータに対して圧縮処理を施して出力する。また、圧縮部30は、タグデータ生成部26から出力される1ライン分のタグデータに対する圧縮処理を行って、所定のタイミングで出力する。なお、圧縮部28、30は任意の圧縮方式を用いることができるが、可逆圧縮を行うRLC(run−length coding)方式を用いることがより好ましい。
一方、図1に示すように、画像処理装置10には、出力インターフェイス部32と共に記憶手段としてページメモリ34が設けられており、画像処理装置10は、この出力インターフェイス部32を介して印刷出力装置12が接続されている。
出力インターフェイス部32は、バス調停回路36及びDMA(Direct Memory Access)38を備えたバスブリッジ40が設けられており、このバスブリッジ40には、DMA38を介してページメモリ34が接続している。
DMA38は、圧縮部28、30から1ライン分ずつ交互に出力されるビットマップデータとタグデータをページメモリ34に格納する。このとき、図3(A)に示すように、ビットマップデータとタグデータのそれぞれには、マーカーが付与されて仕切られるようになっている。
これにより、図3(B)に示すように、ビットマップデータとタグデータが1ライン分ずつ順にページメモリ34に格納される。このとき、図1に示すように、カラー画像であれば、C、M、Y、Kの各色のビットマップデータとタグデータが、それぞれに対応して設けられている領域34C、34M、34Y、34Kに格納される。なお、図3(A)及び図3(B)に示す最終ラインは、1ページが4961ラインであれば、4961ライン目が最終ラインとなる。
出力インターフェイス部32には、ビットマップデータ用のラインバッファとなるFIFO(First‐In First‐Out)メモリ42、タグデータ用のラインバッファメモリとなるFIFOメモリ44、ビットマップデータを伸長処理する伸長部46、タグデータを伸長処理する伸長部48と共に、合成回路50及びインターフェイス制御部52が設けられている。
画像処理装置10では、例えば1ページ分のビットマップデータとタグデータをページメモリ34に格納すると、ビットマップデータとタグデータを印刷出力装置12へ出力する。
このとき、DMA38は、1ライン分のタグデータをページメモリ34から読み出すと、このビットマップデータをFIFOメモリ42に格納し、次に、このビットマップデータに対するタグデータをページメモリ34から読み出して、FIFOメモリ44に格納する。すなわち、DMA38は、ページメモリ34からビットマップデータとタグデータを交互に読み出して、FIFOメモリ42、44に格納する。
FIFOメモリ42、44は、入力されたビットマップデータ又はタグデータを先入れ先出し方式で伸張部46又は伸張部48へ出力する。伸張部46では、FIFOメモリ42から入力される圧縮されたビットマップデータに対して伸長処理を施して、1画素分(8ビットのデータ)ずつ合成回路50へ出力する。
伸長部44では、FIFOメモリ44から入力される圧縮されたタグデータに対して伸長処理を行う。また、タグデータは、複数画素分が一つにパックされて8ビットのデータを形成しているので、伸長部44では、このタグデータを1画素分のタグデータに分割し、伸長部42から1画素分のビットマップデータを出力するのに同期して、該当画素のタグデータ(2ビットのデータ)を合成回路50へ出力する。すなわち、伸長部44では、伸長処理とパラレル/シリアル変換を行っている。
合成回路50では、伸長部42から入力されるビットマップデータと、伸長部44から出力されるタグデータを合成し、1画素分の印刷用画像データを生成し、印刷用画像データを1ライン分ずつ出力する。このとき、合成回路50では、8ビットのビットマップデータに2ビットのタグデータを付加して、10ビットの印刷出力用画像データを生成する。なお、1ビットのタグデータを用いるときにも、10ビットの印刷用画像データを生成するようにしても良い。
インターフェイス制御部52では、合成回路50から入力される印刷用画像データを印刷出力装置12へ出力する。
印刷出力装置12では、画像処理装置10(インターフェイス制御部52)から印刷用画像データが入力されると、各画素のそれぞれについてタグデータを参照しながら印刷処理を行う。これにより、印刷出力装置12では、各画素を、その画素が表現する画像(オブジェクト)の属性に基づいて、階調重視、細線重視などで形成する。
このように構成されている画像処理装置10では、画像処理端末から印刷ジョブが入力されると、印刷ジョブの画像データに基づいて所定の画像処理及びRIP処理を行い、ビットマップデータを生成する。このビットマップデータは、圧縮処理されて、例えば1ページ分ずつページメモリ34に格納される。この後に、ページメモリ34から読み出されて伸長処理された後、印刷用画像データとして印刷出力装置12へ出力される。
これにより、印刷出力装置12では、印刷用画像データに基づいた画像を記録紙に形成して出力する。
ところで、画像処理装置10では、画像処理端末から入力された印刷ジョブに、例えば細線重視/階調重視処理が設定されると、画像(オブジェクト)を形成する画素ごとの処理を指定するタグデータを生成して、このタグデータとビットマップデータを印刷用画像データとして印刷出力装置12へ出力するようになっている。
ここで、例えばタグデータの生成から、タグデータを付加した印刷用画像データの出力を説明する。
画像処理装置10では、印刷ジョブ(画像データ)が入力されると、RIP処理部24で、この画像データに基づいたビットマップデータ(ラスタデータ)を生成するRIP処理を行う。これと共に、タグデータ生成部26では、画像(オブジェクト)を区分けして、オブジェクトを形成する画素ごとにタグデータを生成する。
RIP処理部24では、生成したビットマップデータを印刷出力装置10での1走査ライン分を1つのブロックとして、ブロック単位で圧縮部28へ出力する。これにより、圧縮部28では、ビットマップデータを1ライン分ずつ圧縮処理する。
また、タグデータ生成部26では、所定画素分のタグデータを1パックにしてラスタデータを生成すると共に、生成したラスタデータを1ライン分ずつ圧縮部30へ出力する。これにより、圧縮部30では、タグデータを1ライン分ずつ圧縮処理して出力する。なお、圧縮部28、30では、圧縮処理した1ライン分のラスタデータ及びタグデータのそれぞれにマーカーを付与して出力する。
このようにして生成された圧縮済みのビットマップデータ及び圧縮済みのタグデータは、1ページ分がページメモリ34に格納される。
バスブリッジ40に設けているDMA38は、1ライン分ずつ生成される圧縮されたビットマップデータ及びタグデータを交互に読み込んで、ページメモリ34に格納する。
これにより、ページメモリ34には、1ライン分のビットマップデータとタグデータが連続して格納される。
このように画像処理装置10では、ビットマップデータを1ライン分ずつに分割して生成すると共に、タグデータも1ライン分ずつ生成するので、一つのページメモリにラスタデータを含めて格納することができる。
一方、出力インターフェイス部32では、1ページ分のビットマップデータ及びタグデータをページメモリ34に格納すると、印刷出力装置12からの要求に基づいて、ページメモリ34からビットマップデータとタグデータを読み出して、印刷用画像データを生成して、印刷出力装置12へ出力する。
このとき、出力インターフェイス部32に設けているDMA38は、ページメモリ34から1ライン分のビットマップデータを読み出すと、このビットマップデータをFIFOメモリ42を介して伸長部46へ出力し、次のタグデータを読み出し、読み出したタグデータを、FIFOメモリ44を介して伸長部48へ出力する。
すなわち、DMA38では、ページメモリ34からビットマップデータとタグデータを連続して読み出し、マーカーに基づいてFIFOメモリ42とFIFOメモリ44へ切換えて交互に出力する。
伸張部46では、FIFOメモリ42から入力される圧縮されたビットマップデータに対して伸張処理して、1画素分ずつ合成回路50へ出力する。また、伸張部48では、FIFOメモリ44から入力される圧縮されたタグデータに対する伸張処理を行い、さらに、タグデータを1画素分ずつに分割して、伸張部48からのビットマップデータの出力に同期して、伸張部46から出力されるビットマップデータの画素に対応したタグデータを、合成回路50へ出力する。
合成回路50では、伸張部46から入力される1画素分のビットマップデータ(8ビット)と、このビットマップデータに対応付けられて伸張部48から出力される1画素分のタグデータ(2ビット)を合成し、合成したデータを印刷出力装置12で処理する印刷用画像データ(10ビット)として出力する。
このように画像処理装置10では、RIP処理して生成したビットマップデータを1ライン分ずつに分割して圧縮処理する。また、タグデータを1ライン分ずつ出力する。このとき、連続する複数個の画素に対するタグデータを1パックにして出力するようにしている。
これにより、画像処理装置10では、1ライン分のビットマップデータとタグデータを連続させて、一つのページメモリ34に格納する。
すなわち、ビットマップデータとそのビットマップデータに対応するタグデータを生成するとき、従来は、ビットマップデータ用のページメモリと、タグデータ用のページメモリを設けていたが、画像処理装置10では、ラスタデータとタグデータを個別に処理せずに、1ライン分ずつ分割することにより、1ライン分のビットマップデータとタグデータを、1ライン分のデータとして処理することにより、1つのページメモリ34に格納するようにしている。
これにより、画像処理装置10では、タグデータ用のページメモリが不要となるようにしている。すなわち、画像処理装置10で処理する印刷ジョブでは、タグデータが不要であるものがあり、このような印刷ジョブを処理するときには、タグデータ用のページメモリは使用されず無駄となる。画像処理装置10では、処理する印刷ジョブによっては、無駄になる可能性があるタグデータ用のページメモリを省くことができる。
特に、ページメモリは、画像処理装置10ないし印刷出力装置12で処理する最大サイズの画像に応じた容量である必要があり、二つのページメモリを持つことは、大きな無駄となるが、この無駄を省くことがで切る。
また、ビットマップデータ用のページメモリとタグデータ用のページメモリがあると、これらのページメモリへのデータの書き込み及び読み出しを行うためには、一つのDMA回路では、処理が複雑となってしまうため、2つのDMA回路が必要となる。
これに対して、画像処理装置10では、一つのページメモリ34へビットマップデータとタグデータを格納するようにしているため、一つのDMA回路(DMA38)で処理を行うことが可能となり、出力インターフェイス部32のハードウェア構成を簡略にすることができる。
一方、図4(A)に示すように、レーザービームを走査して画像を形成する印刷出力装置12では、1ライン分の走査を終了して、次のラインの走査を開始するまでが1走査周期であり、画像処理装置10では、少なくともこの1走査周期の間で、次の走査ラインの印刷用画像データを出力する必要がある。なお、図4(A)では、オンが書き込み中を示し、オフが書き込み停止中を示している。
このときに、1ページ分のビットマップデータ及びタグデータを分割しなかったときには、図4(C)に示すように、ビットマップデータの伸張処理と、タグデータの伸張処理を並行して実行しなければならない。なお、図4(B)及び図4(C)では、広幅部分が伸張処理中を示し、線部が処理休止中を示している。
これに対して、ビットマップデータとタグデータを1ライン分ずつに分割しておくことにより、前記した1走査周期の間に、1ライン分のビットマップデータとタグデータに対する伸張処理等を行えば良い。このときに、ビットマップデータに対する処理時間とタグデータに対する処理時間の和が、1走査周期よりも短ければ、図4(B)に示すように、ビットマップデータの伸張処理と、タグデータに対する伸張処理をシリアルで行うこともできる。
このような処理が可能となることにより、出力インターフェイス部32のハードウェア構成も簡略となる。
近年、FPGA(Field Prgramble Gate Array)が普及しており、画像処理装置10の出力インターフェイス部32もこのFPGAを用いて構成することができる。このとき、ハードウェア構成が複雑となったり、複雑な制御プログラムが必要となると、大容量で高コストのFPGAが必要となる。
これに対して、画像処理装置10では、出力インターフェイス部32のハードウェア構成が簡略となり、制御プログラムも比較的簡単となるので、低コストのFPGAを使用することが可能となる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、タグデータ生成部26で生成したタグデータを、圧縮部30で圧縮処理したが、タグデータは圧縮処理せずに用いても良い。このときには、圧縮部30が不要とあると共に、伸張部48から圧縮データの伸張機能を省くことができる。すなわち、伸張部48にかえて、パラレル/シリアル変換を行うことにより、伸張部46から出力されるビットマップデータの画素に対応したタグデータを同期させて出力すればよい。
これにより、出力インターフェイス部32のハードウェア構成がより簡単となると共に、制御プログラムも簡単となるので、FPGAを用いたときにも、より低コスト化が可能となる。
また、本実施の形態では、タグデータとして細線重視/階調重視処理を行うときの識別符号を用いたが、これに限らず、ビットマップデータに付加して、画素ごとに印刷出力装置の作動を制御する任意の識別符号に適用することができる。
また、本発明は、画像処理装置10に限らず、画像データ又は描画命令に基づいて印刷出力用の画像データを生成する任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
本実施の形態に適用した画像処理装置の要部の概略構成図である。 画像処理部の要部の概略構成図である。 (A)は、画像処理部から連続的に出力されるデータ構成の概略図、(B)はページメモリへの書き込みを示す概略図である。 (A)は印刷出力装置の主走査の概略を示すタイミングチャート、(B)は本実施の形態に適用した画像処理装置で達成可能な伸張処理を示すタイミングチャート、(C)は従来構成の伸張処理の概略を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 画像処理装置
12 印刷出力装置
14 CPU
22 画像処理部
24 RIP処理部(RIP手段)
26 タグデータ生成部(タグデータ生成手段)
28 圧縮部(圧縮手段)
30 圧縮部(タグデータ圧縮手段)
32 出力インターフェイス部(出力手段)
34 ページメモリ(記憶手段)
38 DMA(記憶制御手段)
46 伸張部(伸張手段)
48 伸張部(タグデータ伸張手段、タグデータ変換手段)
50 合成回路(合成手段)

Claims (5)

  1. 描画命令又は画像データに基づいて、印刷出力装置で処理する印刷出力用のビットマップデータ及び、描画命令又は画像データに基づいた画像の属性を示す該当画像を形成する画素ごとのタグデータを生成し、前記印刷出力装置へ出力する画像処理方法であって、
    前記ビットマップデータを前記印刷出力装置での1走査ラインごとに分割して圧縮処理すると共に、
    該1走査ラインの各画素ごとに生成したタグデータから、前記1走査ラインごとのタグデータを生成し、
    1走査ラインの前記ビットマップデータと前記タグデータを連続させて記憶手段に格納し、
    この後に前記記憶手段から前記1走査ラインごとの前記ビットマップデータ及び前記タグデータを順に読み出し、所定の変換処理を施して前記印刷出力装置へ出力することを特徴とする画像処理方法。
  2. 画像データ又は描画命令に基づいて印刷出力装置で処理する印刷出力用のビットマップデータ及び、描画命令又は画像データに基づいた画像の属性を示す該当画像を形成する画素ごとのタグデータを出力する画像処理装置であって、
    前記画像データ又は描画命令に基づいたビットマップデータを生成すると共に、該ビットマップデータを前記印刷出力装置での1走査ラインごとに分割して出力するRIP手段と、
    前記RIP手段から出力される順に出力されるビットマップデータを圧縮処理する圧縮手段と、
    画素ごとの前記タグデータを生成すると共に、生成したタグデータを前記1走査ラインごとにまとめて出力するタグデータ生成手段と、
    前記ビットマップデータ及び前記タグデータが格納される記憶手段と、
    前記1走査ラインの前記ビットマップデータと該ビットマップデータに対応する前記タグデータを連続させて前記記憶手段に格納すると共に、該ビットマップデータと該タグデータを連続して読み出す記憶制御手段と、
    前記記憶手段から読み出された前記ビットマップデータ及び前記タグデータを印刷処理用に変換して出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記出力手段が、
    圧縮処理された前記ビットマップデータを伸張処理して1画素分ずつ出力する伸張手段と、
    前記1走査ライン分のタグデータから画素ごとタグデータを抽出して前記伸張手段から出力されるビットマップデータに対応するタグデータを出力するタグデータ変換手段と、
    前記伸張手段から出力されるビットマップデータに前記変換手段から出力される前記タグデータを付加して、1画素分の前記印刷用の画像データを生成して前記印刷出力装置へ出力する合成手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記記憶制御手段が、前記記憶手段から読み出した前記ビットマップデータと前記タグデータを前記伸張手段と、前記タグデータ変換手段に振り分けて出力することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記タグデータ生成手段から出力される前記タグデータを圧縮処理するタグデータ圧縮手段を含むときに、前記出力手段の前記タグデータ変換手段に、圧縮された前記タグデータを伸張処理するタグデータ伸張手段を含むことを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
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