JP2003134343A - 画像符号化装置および方法 - Google Patents

画像符号化装置および方法

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JP2003134343A JP2001331245A JP2001331245A JP2003134343A JP 2003134343 A JP2003134343 A JP 2003134343A JP 2001331245 A JP2001331245 A JP 2001331245A JP 2001331245 A JP2001331245 A JP 2001331245A JP 2003134343 A JP2003134343 A JP 2003134343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡張画像を効率的に符号化する。 【解決手段】 座標値および予測器の順位を初期設定す
る(S60、S61)。現在の座標値に対応する対象画
素のタグ値および画素値が取得される(S62、S6
3)。設定された予測器の座標値に対応する予測タグ
値、予測画素値を取得する(S64、S65)。対象予
測器のタグ値と対象画素のタグ値を比較し(S66)、
タグ値が等しい場合、対象予測器の画素値と対象画素の
画素値を比較する(S67)。タグ値も画素値も等しい
場合、ヒットした予測器の残りラン長と対象要素の残り
ラン長から、短い方のラン長がヒットしたラン長として
予測ラン長に加算される。予測ラン長は、予測器に対応
付けて保存される。座標値の更新処理として、対象画素
の座標値および予測器に対応する座標値に今回ヒットし
たラン長を加えて、対象タグ値の取得に戻って処理を継
続する(S68、S69)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像を低コストでか
つ高速に符号化する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、文書のカラー化が急速に進行して
おり、文書のデータ量は以前の数倍に肥大化している。
そこで、文書の入出力時間を短縮するため、高速・高圧
縮可能なカラー画像用圧縮符号化方式が望まれる。
【0003】特に最近では、タグ付画像と呼ばれる画像
形式のように、付加情報の付随した、さらに複雑な画像
を扱わなければならなくなってきている。通常プリンタ
などの出力機器に対しては、出力したい画素値データだ
けを送る。しかし出力機器によっては同じ画素値でも、
出力パラメータを調整して異なる印字を行なえるものが
存在する。この出力パラメータをここでは仮にタグと呼
ぶことにする。出力パラメータの調整が可能な出力機器
に対しては、画素単位に最適なタグを設定してやること
が望ましい。タグ付き画像の例を図14に示す。例え
ば、タグを文字領域に配置することにより、文字部分の
解像度をその他の部分に対して高いものとし、他方、文
字部分の階調をその他の部分に対して低いものとするこ
とができる(図ではそのように示されていないが、「実
際の画像」はそのようになる)。
【0004】このタグのように、画素値以外で画素単位
の情報のことを付加情報と呼ぶ。また付加情報と画像情
報とを組み合わせたものを拡張画像と呼ぶ。
【0005】拡張画像をプリンタで印刷する例で考えた
場合、CMYK/8bit/A4/600dpi(ドッ
ト/25.4mm)では画素情報だけで128MBにな
る。このデータ量はシステムにおいて、非常に高い負荷
になるので、何らかの圧縮を用いて扱うことが一般的で
ある。
【0006】付加情報はデータ量としては画素情報より
小さいことが多い。しかし前述したとおり画素値を圧縮
するのが一般的であり、例えば1/10くらいの符号に
変換して、画素値の通信、蓄積を行う。この符号に付加
情報を圧縮なしにつけると、たとえ付加情報のデータ量
が画素値の1/10だったとしても、画像情報の1/1
0だった符号データが倍増することになり、好ましくな
い。しかし、付加情報を圧縮することができればばこの
問題は解決できる。
【0007】拡張画像を圧縮して扱う従来例として特開
2000−92333号公報がある。この従来例では、
画像符号化復号装置に、付加情報および画像情報からな
る拡張画像を入力する拡張画像入力手段と、前記拡張画
像を付加情報と画像情報に分解する拡張画像分解手段
と、前記付加情報と画像情報を符号化する符号化手段
と、前記符号化手段で生成される符号を出力する符号出
力手段と、符号情報を入力する符号入力手段と、前記符
号情報を復号する復号手段と、前記復号手段で復号され
る付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力手段
とを設け、前記符号化手段で行われる符号化処理および
前記復号手段で行われる復号処理において、付加情報お
よび画像情報をまとめて1つの情報として処理するよう
にしている。
【0008】この構成においては、画像情報と付加情報
とを符号化時に同時に参照できるので効率よく符号化を
行なうことができる。また、付加情報用に専用の符号化
部を設ける必要がないので制御が簡素になり、実装も簡
略化できるという特徴がある。
【0009】図15は、従来例の処理手順を説明するフ
ローチャートである。ここでは、拡張画像としてスキャ
ンラインやバンドなど、複数画素を一度に入力する形態
を想定している。説明の都合上、スキャンライン単位で
入力する場合を説明する。 [ステップS10]:まず初めに、一ライン分の拡張画
像データおよびスキャンラインの幅が拡張画像生成部よ
り符号化部に入力され、座標値が初期化され(初期値は
0)、ループに入る(一ライン分の処理ループ)。 [ステップS11]:次に、拡張画像データに対して、
現在の座標値を元に画素位置の設定が行なわれる。例え
ば、ポインタを画素位置に対応する画素に設定する等の
処理が行なわれる。 [ステップS12]:次に、図16に示される予測処理
が行なわれる。図16については後で説明する。予測処
理が終わると、予測結果としてどの予測器がヒットした
か(ハズレたか)が返される。 [ステップS13]:次に、予測順位変換として、予測
処理結果が予測順位に変換される。例えば、予測器が4
個ある場合には、一位から四位までと予測ハズレに変換
される。 [ステップS14]:次に、図17に示される符号化処
理が行なわれる。図17については後で説明する。 [ステップS15]:符号化処理が終わると、予測順位
一位の場合を除き、例えばMRUなどを用いて、予測順
位の更新が行なわれる。 [ステップS16]:次に、座標値の更新として、座標
値に1加える。 [ステップS17]:次に、座標値とスキャンラインの
幅を比較し、まだ画素が残っていると判断できる場合
は、画素位置の設定(ステップS11)に戻ってループ
が継続される。もう画素が残っていないと判断できる場
合にはループを抜ける。すなわち、ステップS18へ進
む。 [ステップS18]:ループが終わると、このライン分
の符号データが出力される。
【0010】図16の予測処理について説明する。ここ
では予測器は複数あり、全ての予測器を参照して、最大
予測ラン長をもつ予測器を選択することにする。 [ステップS20]:まず初めに、現在の座標値を初期
設定する。 [ステップS21]:次に、比較する予測器が設定され
る。例えば、予測順位順に予測器を設定していくものと
する。最初は一位の予測器が設定される。予測器が設定
されると、対象画素の座標値と予測器の位置に応じて、
予測器の座標値が設定される。 [ステップS22]:次に、現在の座標値に対応する画
素から対象画素のタグ値が取得される。 [ステップS23]:次に、現在の座標値に対応する画
素から対象画素の画素値が取得される。 [ステップS24]:次に、付加情報と画素情報の統合
が行われる。 [ステップS25]:次に、設定された予測器の座標値
に対応する画素から予測器のタグ値を取得する。 [ステップS26]:次に、設定された予測器の座標値
に対応する画素から予測器の画素値を取得する。 [ステップS27]:次に、予測器のタグ値と予測器の
画素値の統合が行われる。 [ステップS28]:次に、対象画素と対象予測器の結
合された値同士を比較する。 [ステップS29]:比較した結果が等しければ、予測
ヒットの処理として、ヒットした予測器の予測ラン長に
1を加える。予測ラン長は、予測器に対応付けて保存さ
れる。 [ステップS30]:そして、座標値の更新処理とし
て、対象画素の座標値および予測器に対応する座標値に
1を加えて、対象タグ値の取得に戻って処理を継続す
る。 [ステップS31]:比較した結果が異なれば、予測ハ
ズレなので現在の予測器に対する処理を打ち切り、全て
の予測器の処理が完了したかどうか判断する。まだ予測
器が残っていれば座標値の初期設定に戻って処理を継続
する。 [ステップS32]:全ての予測器の処理が完了した場
合は、全予測結果から最大のラン長を持つ予測器を選択
し、最大予測ラン長ととも予測結果として返される。
【0011】図17の符号化処理を説明する。 [ステップS40]:まず、順位変換された予測順位が
一位であるかどうか判断される。 [ステップS41]:予測順位が一位の場合には、内部
情報である第一位ランカウントに対象画素分の1が加算
され、符号化処理を抜ける。 [ステップS42]:次に、予測順位が一位以外の場合
の処理として、現在の第一位ランカウントが0かどうか
判断される。0であれば、ステップS44へ進む。 [ステップS43]:0でなければ、以前に一位のラン
がカウントされているので、第一位の順位を符号化し、
さらに第一位ランカウントの符号化が行われ、第一位ラ
ンカウントは0にクリアされる。 [ステップS44]:次に、全予測器ハズレかどうか判
断される。 [ステップS45]:全予測器がハズレた場合には、画
素値とタグ値についてそれぞれ補正値を算出して符号化
が行われる。 [ステップS46]:第一位以外の予測器が当たってい
る場合は(全予測器がハズレでない場合)、その順位を
符号化する。
【0012】以上説明したとおり、この従来例では、画
素値および付加情報が画素単位であるラスタ形式として
扱うことを前提としている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
特開2001−111805号公報に示されるようにラ
スタ形式に展開しない描画処理方式の後段に適用した場
合、結局ラスタ形式に展開する必要があり、ラスタ展開
しないという特徴が失われてしまう。
【0014】また、特開2001−111805号公報
では画素値と付加情報とを結合して評価している。汎用
の製品(例えば安価な32ビットCPUなど)で実現し
た場合、付加情報(1画素につき2〜8ビット)と画素
情報(CMYK各8ビット)を単純に結合すると32ビ
ットを超えてしまうので、一命令で比較できない。その
ため、付加情報と画素情報を結合しない状態で比較する
必要があるので、比較回数が二倍になり、処理速度が低
下するという問題がある。
【0015】さらに、予測符号化方式の問題点として、
自然画が入力された場合には予測ハズレが多発し、文字
図形の場合に比べて処理速度が低下するという問題もあ
る。
【0016】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、画像を効率的に符号化する画像符号化技術を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面によれ
ば、上述の目的を達成するために、画像符号化装置に:
ランレングス表現による合成拡張画像を生成する合成拡
張画像生成部と;前記合成拡張画像を入力とし、拡張画
像を符号化処理する符号化部と;前記符号化部で生成さ
れる符号を出力する符号出力部とを設け;前記符号化部
で行われる符号化処理は、入力されたランレングス表現
の情報を用いて複数の画素を同時に処理するようにして
いる。
【0018】この構成によれば、ランレングス表現の単
位で符号化を行うので、合成拡張画像が表す複雑な情報
を効率よく符号化することができる。
【0019】この構成においては、前記符号化部は、例
えば、予測符号化である。予測符号化には例えば特開2
000−92333号公報で提案された手法を適用する
ことができる。
【0020】また、前記合成拡張画像は、画素値を表現
する情報以外に付加情報を含み、前記符号化部は画素値
を表現する情報と付加情報とを単一の情報として符号化
することが好ましい。
【0021】また、前記合成拡張画像を構成する要素
は、同一の付加情報を持つ一連の画素群(ラン)が少な
くとも一つのランレングス要素となることが好ましい。
単一のランを複数に分割してそれぞれをランレングス要
素としてもよい。
【0022】また、前記合成拡張画像には、前記合成拡
張画像を構成する要素を表現する形式が単一の形式であ
るかどうかを示す情報を含むことが好ましい。この場
合、前記符号化部は、前記合成拡張画像を構成する要素
を表現する形式が単一の形式であるかどうかを示す情報
に応じて、適合的に、前記合成拡張画像の符号化方法を
変更することが可能である。
【0023】また、前記合成拡張画像には、該拡張画像
内に存在する付加情報の種類を示す情報を含んでもよ
い。この場合、前記符号化部は、前記付加情報の種類を
示す情報に応じて、適合的に、前記合成拡張画像の符号
化方法を変更することが可能である。
【0024】また、前記合成拡張画像には、該拡張画像
内に存在するユニークな画素値のマップ、または該拡張
画像内に存在するユニークな画素値の数を持つことが好
ましい。この場合、前記符号化部は、前記画素値のマッ
プまたはユニークな画素値の数に応じて、適合的に、前
記合成拡張画像の符号化方法を変更することが可能であ
る。例えば、画素値の数が1か2以上かを判別し、画素
値の数が1の場合には、付加情報(タグ)の値のみを用
いて予測符号化等を行って、高速化を図ることができ
る。
【0025】また、前記符号化部は、前記合成拡張画像
を構成する要素毎に、前記要素に付随する付加情報に応
じて、予測符号化処理における参照範囲を変更するよう
にしてもよい。例えば、付加情報がラスタを示している
ときには、予測符号化処理で予測ハズレが多くなるの
で、予測処理を打ち切り、処理の効率化を図る。
【0026】なお、本発明は装置またはシステムとして
実装されるのみでなく、方法の態様で実現することも可
能であり、少なくともその一部をコンピュータプログラ
ムとして実現できることはもちろんである。
【0027】本発明の上述の側面および本発明の他の側
面は特許請求の範囲に記載され、以下実施例を用いて詳
細に説明される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0029】[原理構成例]まず、本発明の原理的な構
成例について説明する。
【0030】図1は、本発明の原理的な構成を表わすブ
ロック図である。図1において、合成拡張画像生成部1
0は、合成された拡張画像を生成する。符号化部11
は、合成拡張画像生成部10が出力した拡張画像を入力
とし、後に実施例を参照して説明する符号化処理を行な
って、符号データを生成する。符号出力部12は、符号
化部11が生成した符号データを入力とし、図示しない
出力装置に符号データを出力する。なお、図示しない出
力装置側では、従来例特開2000−92333号公報
に示されているような復号処理を行なって、最終画像と
して出力処理を行なう。
【0031】なお、合成拡張画像の合成の由来は、MR
C(Mixed Rster Content)などが
分離されたプレーンで単一の画像を表現するのに対し、
すでに生成部10において単層化がなされていることを
意味する。拡張画像とは、本発明の主要部であるランレ
ングス形状を表現するための画素値以外の情報、また、
種々の高速化を行なうためのヒント情報を持つことか
ら、単なる画像とは区別するために使用している。
【0032】合成拡張画像の表現形式については、図面
を用いて説明する。図2は、実施例で使用する拡張画像
の表現形式を示している。図2において、合成拡張画像
は、ヘッダ部と要素部から構成される。また、要素部の
画素値の表現形式の違いにより、2種類の形態(a)お
よび(b)(以下、単に(a)形式、(b)形式と呼ぶ
こともある)がある。(a)形式と(b)形式の違い
は、要素部の画素値の表現形式の違いである。(a)形
式では、画素値は要素部に埋め込まれており、(b)形
式では、画素値は別領域への参照として表現される。要
素内のフラグがこの要素がどちらの形態であるかを知る
ことができる。この例では、フラグ=0が埋め込み形
式、フラグ=1が別領域参照となっている。
【0033】ヘッダ部は共通であり、画素情報種類、タ
グ情報種類、画素値数、要素数のフィールドがある。
【0034】画素情報種類は、図3に示したような値を
取る。例えば、画素情報種類が0の場合には、このヘッ
ダの支配する要素全体が(a)形式の要素で構成される
ことを意味する。
【0035】タグ情報種類は、図4に示したような値を
取る。ここでは、説明の為にタグの種類として、描画オ
ブジェクト種別を表現しており、文字、図形、ラスタの
3種類で構成されるものとする。例えば、タグ情報種類
が0の場合には、このヘッダの支配する要素全てのタグ
値が、文字タグだけで構成されることを意味する。
【0036】画素値数は、このヘッダの支配する要素が
保持する画素値の総色数を示す。意味のある数値として
は、全要素の画素値がすべて同一である1と、1以上
(色が複数職存在することを示す)が区別できれば良
い。
【0037】要素数は、このヘッダが支配する要素の数
を表わしている。要素部には、ヘッダ部の要素数で示さ
れた要素が配列形式で並んでいる。この例では、配列形
式で表現したが、ヘッダの要素数を省略し、要素をリス
ト形式で表現しても良い。
【0038】図2(a)における要素部の一つの要素
は、フラグ、タグ値、座標値、画素値、ラン長で構成さ
れる。図2(b)における要素部の違いは、画素値の代
わりに別領域への参照アドレスがあり、実際の画素値は
参照先の領域にラン長個並んでいる。座標値は、この要
素の開始座標が保持されている。ラン長は、この要素が
支配する画素の範囲を示しており、終了座標は、座標値
+ラン長−1となる。
【0039】このような合成拡張画像形式を用いて符号
化処理を行なう。
【0040】[実施例1]この実施例では、以下の全て
の実施例の基本型について説明する。
【0041】なお、説明の都合上、合成拡張画像生成部
10は、スキャンライン単位の合成拡張画像を生成する
ことを前提として説明する。また、合成拡張画像生成部
の動作については、本発明の請求の範囲に含まれないの
で、従来例(例えば、特開2001−111805号公
報)と同じであるとする。
【0042】簡単に合成拡張画像生成部10の動作を説
明すると、PDL(ページ記述言語)などの入力データ
をアウトライン、台形、ビットマップ、ラスタなどの中
間コードに変換して、スキャンライン単位で描画される
図形の上下判定を行ない、重なり処理を行なって、重な
りのない描画処理結果データを出力する。
【0043】スキャンラインに要素を追加する際に、文
字図形の部分に対しては、(a)形式の要素をタグ値と
ともに出力し、ラスタの部分に対しては、(b)形式の
要素をタグ値とともに出力するように変更する。このよ
うに拡張画像の要素部は生成できる。
【0044】また、スキャンラインに要素を追加する際
に、(a)形式、(b)形式のどちらの要素を追加する
かをカウントするようにする。スキャンライン内の要素
をすべて追加した段階で、(a)だけがカウントされた
場合には0、(b)だけがカウントされた場合には1、
両者がカウントされた場合には2を拡張画像ヘッダ部の
画素情報種類に出力するようにする。
【0045】さらに、スキャンラインに要素を追加する
際に、タグ情報の種類毎にカウントするようにする。ス
キャンライン内の要素をすべて追加した段階で、文字だ
けカウントされた場合には0、図形だけカウントされた
場合には1、ラスタだけカウントされた場合には2、複
数の描画図形がカウントされた場合には3を、拡張画像
ヘッダ部のタグ情報種類に出力するようにする。
【0046】また、このスキャンライン上で最初に追加
した要素の画素値を記憶しておき、要素を追加する毎に
記憶した画素値と追加する要素の画素値を比較し、異な
る場合に色数をカウントするようにする。スキャンライ
ン内の要素をすべて追加した段階で、カウントした結果
をヘッダ部の画素値数に出力するようにする。なお、最
初の比較結果が異なる場合には、それ以降の比較を中止
しても良い。その際には、1より大きい値を出力する。
【0047】このように、従来例の簡単な変更および従
来例に簡単な処理を追加することで、本発明で使用する
拡張画像形式を生成することができる。
【0048】次に、上記拡張画像を入力した場合におい
て、従来例の特開2000−92333号公報の手法を
適用した場合の処理の流れを図5から図7を用いて説明
する。
【0049】図5は、一ラインの処理の流れを示してい
る。
【0050】[ステップS50]:まず初めに、一ライ
ン分の拡張画像データが拡張画像生成部より符号化部に
入力され、座標値が初期化され(初期値は0)、外側の
ループに入る(一ライン分の処理ループ)。 [ステップS51]:次に、拡張画像データから一要素
を取得し、対象ラン長として、この要素のラン長が設定
され、内側のループに入る(一要素の分の処理ルー
プ)。 [ステップS52]:次に、図6に示される予測処理が
行なわれる。図6については後で説明する。予測処理が
終わると予測結果として、どの予測器がヒットしたか
(ハズレたか)、ヒットしたラン長情報とともに返され
る。 [ステップS53]:次に、予測順位変換として、予測
結果が予測順位に変換される。例えば、予測器が4個あ
る場合には、一位から四位までと予測ハズレに変換され
る。 [ステップS54]:次に、予測順位、ヒットしたラン
長を入力として、符号化処理が行なわれる。符号化処理
は従来例と同様で、異なる点は図17のランカウント更
新の処理が1加算するのではなく、ヒットしたラン長を
加算することが異なるだけである。 [ステップS55]:符号化処理が終わると、予測順位
一位の場合を除き、例えばMRU(Most Rece
ntly Used)などを用いて、予測順位の更新が
行なわれる。 [ステップS56]:次に、対象ラン長の更新として、
予測がヒットした場合は予測処理で返されたラン長を対
象ラン長から減算する。予測が外れた場合は対象ラン長
を1減らす。さらに、座標値の更新として、対象ラン長
の減算処理に用いた値を座標値に加える。 [ステップS57]:次に、対象要素の残りラン長を調
べ、0でなければ引き続き予測処理(ステップS52)
に戻って処理が継続される。0の場合には、対象要素の
終了なので、内側のループを抜ける。 [ステップS58]:内側のループが終わると、対象要
素数と処理した要素数を比較する。まだ要素が残ってい
る場合は、一要素の取得に戻って外側のループが継続さ
れる。もう要素が残っていない場合には、外側のループ
を抜ける。 [ステップS59]:外側のループが終わると、このラ
イン分の符号データが出力される。
【0051】つぎに図6の予測処理(ステップS52)
を説明する。従来例と同様(図16の処理に対応する)
に、ここでは予測器は複数あり、全ての予測器を参照し
て、最大予測ラン長をもつ予測器を選択することにす
る。それ以外の方法として、予測順位に基づいて、予測
がヒットするまで予測を継続し、ヒットした予測器を選
択する方法もある。対象範囲の決定方法については、必
要に応じて変更して構わない。
【0052】[ステップS60]:まず初めに、現在の
座標値を初期設定する。 [ステップS61]:次に、比較する予測器が設定され
る。例えば、予測順位順に予測器を設定していくものと
する。最初は一位の予測器が設定される。予測器が設定
されると、対象画素の座標値と予測器の位置に応じて、
予測器の座標値が設定される。 [ステップS62]:次に、現在の座標値に対応する対
象画素のタグ値が取得される(対象要素のタグ値フィー
ルドの値)。 [ステップS63]:次に、図7に示される座標値の取
得処理が対象画素について実行される。図7については
後で説明する。 [ステップS64]:次に、設定された予測器の座標値
に対応する予測タグ値を取得する。 [ステップS65]:次に、設定された予測器の座標値
に対応する予測画素値を取得する処理が実行される。こ
れも、図7の処理が行なわれる。 [ステップS66]:次に、対象予測器のタグ値と対象
画素のタグ値を比較する。比較した結果が異なれば予測
ハズレの処理(ステップS70)へ行く。 [ステップS67]:次に、タグ値が等しい場合の処理
として、対象予測器の画素値と対象画素の画素値を比較
する。比較した結果が異なれば予測ハズレの処理(ステ
ップS70)へ行く。 [ステップS68〜S69]:次に、タグ値も画素値も
等しい場合の処理(予測ヒットの処理)として、ヒット
した予測器の残りラン長と対象要素の残りラン長から、
短い方のラン長がヒットしたラン長として予測ラン長に
加算される。予測ラン長は、予測器に対応付けて保存さ
れる。そして座標値の更新処理として、対象画素の座標
値および予測器に対応する座標値に今回ヒットしたラン
長を加えて、対象タグ値の取得に戻って処理を継続す
る。 [ステップS70]:予測ハズレの処理として、現在の
予測器に対する処理を打ち切り、全ての予測器の処理が
完了したかどうか判断する。まだ予測器が残っていれば
座標値の初期設定(ステップS60)に戻って処理を継
続する。 [ステップS71]:全ての予測器の処理が完了した場
合は、全予測結果から最大のラン長を持つ予測器を選択
し、最大予測ラン長とともに予測結果として返される。
【0053】図7の画素値の取得について説明する。
【0054】[ステップS80]:まず初めに、現在の
対象要素のフラグフィールドが0かどうかチェックす
る。 [ステップS81]:0の場合、要素に埋め込まれてい
る画素値を返す。 [ステップS82〜84]:1の場合、現在の座標値と
要素の開始座標値との差を求め、要素の参照先アドレス
にこの差分を加算して、取得した画素値を保持するアド
レスを求めて、このアドレスから画素値を取得して返
す。
【0055】符号化処理によって出力されるデータは、
図8に示す情報を保持する。図8(a)は、第一位の予
測器がヒットした場合に出力される符号である。この場
合、第一位を表わすデータとヒットしたラン長が保持さ
れる。図8(b)は、第一位以外の予測器がヒットした
場合に出力される符号である。この場合、順位を表わす
データだけが保持される。図8(c)は、全予測器がハ
ズレた場合に出力される符号である。この場合、予測が
ハズレたことを表わすデータ、画素値の補正データとタ
グ値の補正データが保持される。
【0056】このように、従来例と同じ符号データを出
力できることが分かる。したがって、従来例と同様の復
号処理が行なえるので、復号処理についての説明は省略
する。
【0057】この実施例の基本型の高速化寄与について
説明する。従来は、画素単位で付加情報ならびに画素値
を比較していたのに対して、本発明はラン長分の画素を
一度に比較できる点で優れている。すなわち、同一の色
が連続しやすい簡単な文書では効果が高い。また、複数
予測器を使用した場合には、予測器の個数分だけ比較回
数が増加するので、さらに効果が高くなる。
【0058】なお、説明では拡張画像を扱うことを前提
としているが、画素値の比較回数を削減できると言う意
味で、付加情報がない場合にも有効であることは言うま
でもない。
【0059】[実施例2]この実施例では、拡張画像ヘ
ッダに含まれる画素情報種類を用いた高速化方法につい
て説明する。
【0060】まず、前提条件として、拡張画像ヘッダに
含まれる画素情報種類が2の場合、すなわち画素情報が
図2(a)と図2(b)の混在形式であるため、これか
ら説明する高速化手法は適用できない。この場合には、
今まで説明した一般的な処理手順で処理すれば良い。
【0061】この高速化が適用できる実例と頻度とし
て、ビジネス文書が挙げられる。プレゼンテーション書
類を除き、通常文字と図形で構成されることが多いの
で、単一の画像情報種類になることは非常に多い。個人
ユースにおいても、写真だけを出力するような場面が増
えていることも挙げられる。そのため、この高速化の使
われる頻度も高いことは容易に想像がつく。
【0062】拡張画像ヘッダに含まれる画素情報種類が
0の場合、要素部は全て図2(a)の形式であることが
保証されているので、図7の画素値の取得方法は簡略化
することができる。
【0063】図9は、画素情報種類が0の場合における
画素値の取得方法である。対象要素が分かっていれば、
直接画素値を参照できるので図7と比較しても大幅に処
理を簡略化していることが分かる。
【0064】また、拡張画像ヘッダに含まれる画素情報
の種類が1の場合、要素部はすべて図2(b)の形式で
あることが保証されているので、0の場合と同様に、図
7の画素値の取得方法は簡略化することができる。
【0065】図10は、画素情報種類が1の場合におけ
る画素値の取得方法である。対象要素の取得時に、対象
要素から参照される画素の先頭アドレス、現在の画素値
参照アドレスとして初期設定しておく(図5の一要素の
取得時)。そして、座標値を更新する際に(図6の座標
値更新時)に、現在の画素値参照アドレスを更新するよ
うにする。そうすれば、常に対象画素のアドレスを指し
示すことが可能なので、図10のとおり、大幅に処理を
簡略化することができる。
【0066】[実施例3]この実施例では、拡張画像ヘ
ッダに含まれるタグ情報種類を用いた高速化方法につい
て説明する。
【0067】まず、前提条件として、拡張画像ヘッダに
含まれるタグ情報種類が3の場合、すなわちタグ情報が
混在するので、これから説明する高速化手法は適用でき
ない。この場合には、今まで説明した一般的な処理手順
で処理すれば良い。
【0068】この高速化処理を適用できる理由として、
印刷文書の特性が挙げられる。例えば、ビジネス文書や
技術文書の特性として、文字が多いことが挙げられる。
このような文書の場合、連続して文字が配置されること
が多いので、文字タグだけになることが多い。
【0069】別の例として、デジタルカメラ等の普及に
より、ラスタの面積が増えつつあることも挙げられる。
特にラスタの場合、ラスタ上および周辺に別の描画図形
を配置することは、特殊効果を狙う以外では希であり、
連続して配置されることになる。
【0070】このように、多くの場合において適用可能
であることは容易に想像がつく。
【0071】拡張画像ヘッダに含まれるタグ情報種類が
0、1、2の場合、タグは一定であることが保証されて
いるので、図6の予測処理方法は簡略化することができ
る。
【0072】まず、予測器が現在のスキャンライン上に
全て存在する場合、対象タグと予測器タグは常に等しい
ことが保証される。そこで、図11のように予測処理を
変更できる。なお、図11において図6と対応する箇所
には対応する符号を付した。
【0073】図6の一般的な処理手順と比較して、タグ
情報の処理を完全に削除することができるため、大幅に
処理を簡略化することができる。
【0074】また、予測器が別のラインに配置されてい
る場合には、現在のラインと予測器のラインの拡張画像
ヘッダのタグ情報種類を比較し、3以外で同じ値を持っ
ているならば、図11の処理を適用することができるの
で、同一ライン上にある場合同様、大幅に処理を簡略化
することができる。
【0075】[実施例4] この実施例では、拡張画像
ヘッダに含まれる画素値数を用いた高速化について説明
する。
【0076】まず、前提条件として、拡張画像ヘッダに
含まれる画素値数が1以外の場合、すなわち画素値が複
数混在して存在するので、これから説明する高速化手法
は適用できない。この場合には、今まで説明した一般的
な処理手順で処理すれば良い。
【0077】この高速化を適用する場面は、余白領域や
プレゼンテーションの背景部分が挙げられる。こういっ
た単色領域は、背景全面に自然画でも配置しない限り確
実に存在するので、適用される頻度は非常に高い。
【0078】拡張画像ヘッダに含まれる画素値数が1の
場合、画素値は一定であることが保証されているので、
図6の予測処理方法は簡略化することができる。
【0079】まず、予測器が現在のスキャンライン上に
全て存在する場合、対象画素値と予測器画素値は常に等
しいことが保証される。そこで、図12のように予測処
理を変更できる。なお、図12において図6と対応する
箇所には対応する符号を付した。
【0080】図6の一般的な処理手順と比較して、画素
値の処理を完全に削除することができるため、大幅に処
理を簡略化することができる。
【0081】また、予測器が別のラインに配置されてい
る場合には、現在のラインと予測器のラインの拡張画像
ヘッダの画素値数を調査し、両者とも1であれば、さら
に各ラインの画素値を調べる。画素値同士が等しかった
場合、この二つのラインの画素値は同じ値を持っている
ので、図12の処理を適用することができる。
【0082】[実施例5]この実施例では、拡張画像要
素に含まれるタグ情報を用いた高速化方法について説明
する。
【0083】予測符号化は、文字図形に対しては複数の
予測器を配置することで圧縮率を向上させることができ
る。ラスタの場合、特に自然画のように画素値が不連続
で周囲に同値画素が存在する確率が低い画像に対して予
測符号化を適用すると、予測ハズレが多発することで処
理効率が低下する。複数予測器を使用した場合にこの問
題は顕著になる。複数予測器を使用したことによる圧縮
率向上と処理速度の低下という事象が、異なる描画オブ
ジェクト間で発生する。
【0084】そこで、要素毎に含まれるタグ情報を利用
して、この問題を解決する。
【0085】図6の予測処理方法を図13のように改良
する。図13において図6と対応する箇所には対応する
符号を付した。図6との違いは、画素値およびタグ情報
のどちらかが異なった場合に対象画素のタグがラスタで
あるかどうかをチェックすることである(ステップS7
2)。タグがラスタであった場合には、それ以降の予測
器の処理を打ち切るようにしている。
【0086】このようにすれば、文字図形に対しては同
等の圧縮率を確保できて、ラスタの場合には予測処理を
早めに打ち切るので処理速度の低下を抑えることができ
る。
【0087】この場合、ラスタに対する圧縮率は低下す
るが、もともと予測ハズレが起きる確率が高いので、わ
ずかな圧縮率の低下しか発生しない。
【0088】なお、この例では第一位の予測器だけ参照
するようにしたが、例えば第二位の予測器まで参照す
る、別の予測手法を更に適用してラスタだけ別の予測器
を参照するなど、参照範囲を変更することは容易に実現
できる。
【0089】以上の実施例によれば、つぎのような効果
を達成できる。 ・ランレングス圧縮された拡張画像を入力することで、
ラン長に応じた比較回数を削減できる。 ・符号化処理単位毎に画素情報種類を付加することで、
単一画素情報種類を持つ場合に、符号化に必要な画素値
参照方法を簡略化することができる。 ・符号化処理単位毎にタグ情報種類を付加することで、
単一タグ情報種類を持つ場合に、符号化方法からタグ値
の参照、タグ値の比較を省略することができる。 ・符号化処理単位毎に画素値数を付加することにより、
単一または同一画素値を持つ場合に、符号化方法から画
素値の参照、画素値の比較を省略することができる。 ・拡張画像の要素毎に付加されているタグ情報を用い
て、予測処理範囲を変更して、意味のない予測処理を省
略することができる。 以上の点で、符号化処理を効率的に行なうことが可能に
なる。
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば拡張
画像の符号化処理を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像符号化装置の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例の拡張画像データを説明する
図である。
【図3】 本発明の実施例の拡張画像データの画素情報
種類を説明する表である。
【図4】 本発明の実施例の拡張画像データのタグ情報
種類を説明する表である。
【図5】 本発明の実施例1の処理を説明するフローチ
ャートである。
【図6】 図5の予測処理の詳細を説明するフローチャ
ートである。
【図7】 図6の画素値取得の詳細を説明するフローチ
ャートである。
【図8】 出力される符号のフォーマット(保持する情
報)を説明する図である。
【図9】 本発明の実施例2のフラグに応じた画素値取
得処理の簡素化を説明する図である。
【図10】 上述実施例2のフラグに応じた画素値取得
処理の簡素化を説明する図である。
【図11】 本発明の実施例3のタグ情報種類に応じた
予測処理の簡素化を説明する図である。
【図12】 本発明の実施例4の画素値数に応じた予測
処理の簡素化を説明する図である。
【図13】 本発明の実施例5のタグ情報に応じた予測
処理範囲の変更を説明する図である。
【図14】 タグ付画像を説明する図である。
【図15】 従来例の符号化処理を説明するフローチャ
ートである。
【図16】 従来例の予測処理を説明するフローチャー
トである。
【図17】 従来例の符号化処理を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 合成拡張画像生成部 11 符号化部 12 符号出力部
フロントページの続き (72)発明者 横瀬 太郎 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK13 MA01 MB21 ME05 PP01 PP02 PP14 PP20 RB02 RB09 RC00 RC38 SS06 UA02 5C078 AA09 BA22 BA32 CA02 DA01 5J064 AA02 BA08 BB03 BB05 BC14 BD01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランレングス表現による合成拡張画像を
    生成する合成拡張画像生成部と、 前記合成拡張画像を入力とし、拡張画像を符号化処理す
    る符号化部と、 前記符号化部で生成される符号を出力する符号出力部と
    を有し、 前記符号化部で行われる符号化処理は、入力されたラン
    レングス表現の情報を用いて複数の画素を同時に処理す
    ることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化部は、予測符号化である請求
    項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記合成拡張画像は、画素値を表現する
    情報以外に付加情報を含み、前記符号化部は画素値を表
    現する情報と付加情報とを単一の情報として符号化する
    請求項1または2記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記合成拡張画像を構成する要素は、同
    一の付加情報を持つ一連の画素群が少なくとも一つのラ
    ンレングス要素となっている請求項3記載の画像符号化
    装置。
  5. 【請求項5】 前記合成拡張画像には、前記合成拡張画
    像を構成する要素を表現する形式が単一の形式であるか
    どうかを示す情報を含む請求項3または4記載の画像符
    号化装置。
  6. 【請求項6】 前記符号化部は、前記合成拡張画像を構
    成する要素を表現する形式が単一の形式であるかどうか
    を示す情報に応じて、前記合成拡張画像の符号化方法を
    変更する請求項5記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記合成拡張画像には、該拡張画像内に
    存在する付加情報の種類を示す情報を含む請求項3、
    4、5または6記載の画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記符号化部は、前記付加情報の種類を
    示す情報に応じて、前記合成拡張画像の符号化方法を変
    更する請求項7記載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記合成拡張画像には、該拡張画像内に
    存在するユニークな画素値のマップ、または該拡張画像
    内に存在するユニークな画素値の数を持つ請求項3、
    4、5、6、7または8記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記符号化部は、前記画素値のマップ
    またはユニークな画素値の数に応じて、前記合成拡張画
    像の符号化方法を変更する請求項9記載の画像符号化装
    置。
  11. 【請求項11】 前記符号化部は、前記合成拡張画像を
    構成する要素毎に、前記要素に付随する付加情報に応じ
    て、予測符号化処理における参照範囲を変更する請求項
    3、4、5、6、7、8、9または10記載の画像符号
    化装置。
  12. 【請求項12】 ランレングス表現による合成拡張画像
    を生成する合成拡張画像生成ステップと、 前記合成拡張画像を入力とし、拡張画像を符号化処理す
    る符号化ステップと、 前記符号化ステップにより生成される符号を出力する符
    号出力ステップとを有し、 前記符号化部で行われる符号化処理は、入力されたラン
    レングス表現の情報を用いて複数の画素を同時に処理す
    ることを特徴とする画像符号化方法。
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