JPH08123939A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08123939A
JPH08123939A JP6255807A JP25580794A JPH08123939A JP H08123939 A JPH08123939 A JP H08123939A JP 6255807 A JP6255807 A JP 6255807A JP 25580794 A JP25580794 A JP 25580794A JP H08123939 A JPH08123939 A JP H08123939A
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Yasuhiro Matsuo
康博 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる画像要素の複数からなるドキュメント
を、ある特定の画像要素を劣化させることなく、画像処
理を行なう。 【構成】 異なる複数種類の空間解像度および階調解像
度の画像要素を有するPDLファイルを入力するデータ
通信部12と、PDLファイルを解釈し展開するととも
に、画像要素を示すタグビットを生成する画像展開部1
3と、展開されたファイルを、画像要素が要する空間解
像度および階調解像度に対応する画像データに変換する
画像データ変換部15と、この画像データを記憶する画
像用メモリ18a〜18dと、タグビットを画像データ
と同一の座標空間にて記憶するタグビットメモリ19
と、記憶されたタグビットおよび画像データを、座標空
間に対応して読み出して出力する画像用インターフェイ
ス20と、出力された画像データに対して、出力された
タグビットにしたがった画像処理を行なう画像処理部3
2〜37とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、DTP用のパソコン
等で作成され、PDLその他の画像データフォーマット
で記述されたドキュメントを、高品質に再現することが
可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(背景)近年、マルチメディアやDTP(Desk Top Pub
lishing) の技術的進歩によりオフィスやその他様々な
用途において、非常に複雑で精緻なドキュメントが作成
されるようになってきている。そして、この種のドキュ
メントを、より高速に、より高画質に、より簡単に出力
したいという要求がいっそう高まってきているなか、各
種の様々な画像処理装置が開発されている。かかる画像
処理装置は、PDL(Page Description Language:ペ
ージ記述言語) 等で記述されたドキュメントファイル
を各種の標準インターフェースにより受け取り、解釈し
て、目的とする画像形成装置にて忠実に再現するための
処理を行なうものである。画像形成装置としては、一般
的に電子写真方式の画像形成を行なうものが知られてい
る。
【0003】また、最近では、カラーの電子写真方式の
プリンタなどが普及が目覚ましく、先ほど述べたPDL
ドキュメントファイルを解釈する画像処理装置において
も、カラープリンタに対応したものが幾つか発表されて
いる。それらの基本的な構成は、PDLドキュメントフ
ァイルを解釈して展開処理を行なう画像展開手段と、二
値または多値のフルページの画像用メモリとを有し、画
像用メモリに一時的にラスター画像を形成して、プリン
タに送る方式のものである。
【0004】ここで、画像用メモリというのは、例えば
400dpi(dot/inch)の解像度で、A3サイズ(420m
m×297mm)の1ページの画像データを想定すると、二値
では4メガバイトの容量が、また、1ピクセルを多値8
ビットとするものでは32メガバイトの容量がそれぞれ
必要である。さらにカラー画像の場合では、K(黒)、
Y(イエロー)、M(マゼンタ)およびC(シアン)の
4色の各ページを必要とするため、128メガバイトと
いう膨大な容量が画像用メモリとして必要となる。
【0005】一般的に、二値の画像メモリを有する画像
処理装置により多値画像の展開/画像生成を行なう場合
には、網点、ディザまたは誤差拡散法等の面積階調法を
用いることが多い。多値の画像を扱う画像形成装置にお
いては、1ピクセルを8ビットで表現することにより2
56階調を有し、また、カラー画像を扱う画像形成装置
においては、K(黒)、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)およびC(シアン)の各色をそれぞれ8ビットで構
成して、1ピクセル32ビットとして扱うものが代表的
である。
【0006】(解像度について)近年では、DTPのハ
ードウェア/ソフトウェアの技術の進歩により各種入力
デバイス(スキャナーやビデオスチルカメラなど)やド
キュメントエディタなどの登場により、様々な空間解像
または階調解像度を有する画像要素を一つのドキュメン
ト(1ページ)の中に取り込むことが可能となり、より
複雑で高度な、そして様々な空間解像度または階調解像
度を有する画像要素を組み合わせたドキュメントが作成
されるようになってきた。ここで、画像要素とは、似か
よった性質を有するデータで分類される画像ブロックを
いい、例えば、文字/線画領域、図形領域、および自然
画像領域とに分けることができる。
【0007】そして、複雑で高度な、そして様々な空間
解像度または階調解像度を有するドキュメントもPDL
を用いれば簡単に表現でき、単純なファイルとして生成
することも可能である。PDLファイル生成時におい
て、そのドキュメントの中に含まれる異なる様々な空間
解像度および階調解像度は、PDLにて取り決めによ
り、入出力装置に依存しない固有の論理的座標空間にて
記述される。一方、画像処理装置においては、それらの
PDL記述を解釈して、自身の画像処理装置が有する画
像用メモリの空間解像度および階調解像度にて展開処理
を行なう。通常、ここで展開処理を行なう空間解像度と
階調解像度とは、プリンタ等の目的とする画像形成装置
の空間解像度および階調解像度と同じである。
【0008】カラー画像などを扱う場合には、既述した
ように膨大な画像メモリを必要とするため、各種の情報
量圧縮方式を活用した画像処理方式が提案されている。
この種の提案には、例えば、特開平4−87460号に
記載のものがある。この公報に記載された方式では、基
本的にはメモリの削減をするために、DCT(Discrete
Cosine Transform:離散コサイン変換)を基本とした
JPEG(Joint Photographic Experts Group) 等の
画像圧縮方式が採用されている。また、DCTを基本と
したJPEG等の画像圧縮方式では、文字/線画のよう
な高空間解像度を必要とする領域と、自然画像のような
中間調画像の高階調解像度を必要とする領域とで圧縮効
率および画像劣化が異なってしまうという問題もあるた
め、上記公報記載の技術では、この問題を解決する提案
も同時に行なわれている。
【0009】また、特開平4−63064号には、同様
な問題を解決する方法として二値化可能な文字/線画領
域を2値画像として扱い、MMR符号化方式を用いて符
号化し、自然画の領域をDCTにて符号化して、各領域
をそれぞれ別の画像用メモリに展開または蓄積処理を行
ない、出力時にそれらをマージして、目的とする画像形
成装置に出力することにより圧縮効率を向上させ、かつ
良好な画像を得ることが可能な画像処理装置が提案され
ている。
【0010】さらに、文字/線画像領域と自然画像領域
とにおいては、基本的に空間解像度と階調解像度とが相
反する関係にあるため、文字/線画領域に対する高解像
度の二値画像用メモリと、低解像度の多値画像用メモリ
とを有し、出力時には、それぞれの画像用メモリに蓄積
された画像データをマージして出力することにより良好
な画像を得ることができる技術や、画像用メモリの削減
を行なうことができる方法などが幾つか提案されてい
る。
【0011】(カラースペースについて)また、DTP
の技術進歩により、様々なカラースペースを有する画像
要素も一つのドキュメント(1ページ)の中に取り込む
事が可能となり、より複雑で高度なそして様々なカラー
スペースの画像要素を有するドキュメントが作成される
ようになってきた。例えば、あるPDLでは、CIEベ
ースのカラースペース(CIE1931(XYZ)空間
のXYZ、CIE1976(L***)空間のL**
*、校正されたRGB空間のRGBなど)や、デバイ
スKYMC、その他の特殊なカラースペースの画像要素
を1ページのドキュメントの中に取り込むことが可能で
ある。
【0012】ここでPDLファイルとしてそれぞれ異な
るカラースペースを有する画像要素を取り込む際には、
CIEベースのカラーベースに対しては全てCIE三刺
激値であるXYZのカラースペースに変換した形で、ま
たその他のカラースペースに対してはそのままの形にて
1ページのPDLファイルに取り込まれる。
【0013】通常、このように1ページのPDLファイ
ルに複数の異なるカラースペースを有する画像要素が存
在する場合に、従来の画像処理装置は、目的としている
画像形成装置が有するカラースペースと同一のカラース
ペースに変換する処理を行なう。この際に行なわれるカ
ラースペース変換処理は、例えば、一般的なデバイスR
GBからデバイスKYMCへの完全な変換処理は、次の
ような計算式で表され、それらはソフトウェア的に行な
われる。
【0014】
【数1】
【0015】これらの式において、BG(k)とUCR
(k)とは、それぞれスミ版合成関数、UCR関数であ
り、これらの関数は、目的とする画像形成装置の有する
特性によりそれぞれ異なる。これらの式に示されるカラ
ースペース変換処理の各種演算や比較処理は、画像を構
成するすべての画像ピクセルに対して、ピクセル毎に行
なわれる。
【0016】また、互いに異なる画像入力装置により入
力された画像要素の複数を有するドキュメントであって
も、PDLを用いれば簡単に表現できて、ファイルとし
て生成することが可能である。PDLファイル生成時
に、異なる画像入力装置により入力された画像要素は、
PDLにより決められ、入出力装置に依存しない固有の
カラースペースおよびフォーマットに変換・記述され
る。そして、画像処理装置においては、それらのPDL
記述が解釈され、画像処理装置の有する画像用メモリの
空間解像度および階調解像度にて展開処理が行なわれ
る。
【0017】このように、画像処理装置では画像展開処
理において、画像処理装置固有のデバイスに依存したカ
ラースペース変換処理およびカラーマッチング処理が行
なわれ、入力画面を忠実に再現したカラー出力画像を得
るための種々の処理が行なわれることとなる。
【0018】このような処理の周知技術としては、例え
ば、特開平3−282965号公報記載のものがある。
この公報に記載の技術は、スキャナなどの入力装置によ
り入力された画像要素を、当該入力装置に依存するRG
B等のカラースペースの画像データとして受け取り、受
け取った画像データを入出力装置に依存しない三刺激値
XYZに変換し、その後、CIE1976のL***
に変換して、ガミュートマッチング処理/カラーマッチ
ング処理を行ない、画像形成を行なうために必要なY、
M、Cなどの各色インク量、K(黒)生成のための下地
除去の量および墨入れの量等を算出して生成し、階調制
御処理を行なって入力画面のカラーを忠実に再現した画
像出力を得るものである。
【0019】また前述した特定のPDLにおいても同様
な概念のカラーマッチング処理が行なわれている。すな
わち、ホストコンピュータなどの画像入出力/生成/編
集装置において、画像形成を目的とするPDLファイル
を生成する際には、ホストコンピュータ側にて各種画像
入力装置に依存したカラースペースが、デバイスに依存
しないCIEベースの三刺激値に変換され、PDLファ
イルが生成される一方、画像処理装置側において、画像
展開/生成処理を行なう際には、CIEベースのカラー
レンダリング辞書を参照して画像入出力に依存しないカ
ラースペースが、画像入出力装置に依存したカラースペ
ースへ変換されるカラースペース変換処理およびカラー
マッチング処理が行なわれる。これによって、各画像入
出力装置に依存することなく入力画像のカラーを忠実に
再現した出力画像が得られるようになっている。
【0020】また、最近各DTPソフトウェアメーカな
どから、同様の方法にてカラーマッチング処理を行なう
目的で、カラーマネージメントシステムというカラーマ
ッチングフレームワークソフトウェアが各種提供される
ようになってきた。
【0021】このようなカラーマネージメントシステム
のフレームソフトウェア自身は、デバイスプロファイル
と呼ばれる情報を、画像入出力装置に対応して保有して
おり、かかる情報により、各種画像入出力装置のデバイ
スに依存するカラースペースを、デバイスに依存しない
(例えばCIE 1976L***や、XYZなど
の)カラースペースへの変換、あるいはその逆の変換が
可能となっている。
【0022】ここで、カラーマネジメントシステムは、
デバイスプロファイルを基に、各画像入出力装置から入
力/出力される画像データを、各種画像入出力装置のデ
バイスに依存しないカラースペースへと変換して入出力
処理することより、それぞれの画像入出力装置の間で容
易にカラーマッチング処理を行なおうとするものであ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
(解像度に関する問題)しかし、かかる従来の画像処理
装置は、基本的にPDLの解釈処理を行なって展開処理
を行なう際には、その画像処理装置または画像形成装置
の有する固有の空間解像度および階調解像度でしか展開
処理できない。その画像処理装置の固有の空間解像度お
よび階調解像度にて展開処理を行なわれた画像データ
は、全て単一の空間解像度および階調解像度として、プ
リンタをはじめとする目的の画像形成装置に供給され
て、画像形成装置側にて各種画像処理が行なわれるか、
またはなにも行われないで画像形成が行なわれる。
【0024】前述のように、ドキュメントを構成する画
像要素は、文字/線画領域、図形領域、および自然画像
領域とに分けることができるが、それぞれの画像要素に
必要とされる空間解像度および階調解像度は異なる。例
えば、文字/線画領域においては、高空間解像度が必要
とされるが、ほとんどの場合において二値として表現で
きるため、低階調解像度でよい。また、図形領域におい
ては、連続して同一の値が現れる確率が高いために低空
間解像度で表現すること可能であり、その空間解像度は
画像処理装置あるいはプリンタをはじめとする画像形成
装置の空間解像度よりは非常に低く、またほとんどの場
合において2値で表現可能であるので低階調解像度でよ
い。一方、自然画のような中間調画像に対しては高階調
解像度が必要であるが、高空間解像度は必要なく、また
高解像度はオーバーサンプリングとなりかえって画質を
劣化させてしまうので、中空間解像度でよい。
【0025】本来、このように、それぞれで要求の異な
る空間解像度および階調解像度を有する画像要素に対し
て、本当の意味での高画質な画像形成を行なうために
は、画像処理装置から画像形成段階まで画像要素の属性
が保存された状態で、プリンタをはじめとする目的の画
像形成装置に対してデータが送られ、それぞれの特性に
あった形式にて、それぞれの画像形成装置に依存した画
像あるいは画像形成が行われるべきである。
【0026】例えば、スキャナで読み取った自然画中に
7pt(ポイント)以下の小さい文字とその他の線画とが
含まれるような場合において、従来の画像処理装置で
は、文字領域の画像と自然画領域の画像とにおいてその
属性を保存して、プリンタをはじめとする画像形成装置
に伝えることができない。このため、画像形成装置が例
えば200/400線の2種類の万線スクリーンの描画
機能を有するプリンタである場合であっても、全ての領
域に対して200/400線を単一にて画像形成を行な
うために、200線固定の場合では、文字の輪郭が鮮明
でなくなったり、ハーフトーンの文字などは少しボケた
ような文字となってしまう一方、400線固定の場合で
は、自然画像の領域がオーバーサンプリングとなってし
まうとともに、一般的にハーフトーンの再現性が悪化し
てしまうという問題がある。
【0027】また、近年のコピア/プリンタなどでは、
あるドキュメントの中で領域を指定して、スクリーンの
切り替えや各種の異なる画像処理を行わせる方法などが
幾つか考えられてはいる。しかしながら、これらは、前
述のように文字領域と自然画像領域とがオーバーラップ
して存在する様な場合には、物理的な制限(領域を指定
する為のメモリの量)や領域指定手段の制限等により指
定することができない、という問題がある。
【0028】(カラースペースに関する問題)一方、従
来の画像処理装置では、基本的にPDLの解釈して展開
処理を行なう際には、すべての画像データを、処理を行
なわんとする画像処理装置あるいは画像形成装置の有す
る特定のカラースペースに変換処理しなければならず、
この際のカラースペース変換処理に大変時間を要してし
まう、という問題点がある。この問題について次に例を
挙げて説明する。
【0029】PDLで記述された各種図形要素のカラー
およびカラースペースに関しては、ほとんどの場合に、
PGBのカラースペースにて、カラーパレット等により
カラーが指定されて、1つの画像要素に対しては、その
カラーはほとんど変化しない。したがって、例えば、1
ページのドキュメントにおいて各画像要素の占める割合
が小さい場合には、カラースペース変換処理および展開
処理に、それほど時間を費やすことはない。
【0030】ところが、1ページのドキュメントのほぼ
全面がスキャナー等で読み取り入力されたラスターの自
然画像である場合などでは、画像展開時に、ほぼ1ペー
ジの全てのピクセルに対してカラースペース変換処理を
行わなければならないために、1ページのドキュメント
の画像展開処理に莫大な時間が必要となって、画像処理
装置の能力は低下する。
【0031】例えば、解像度が400dpi であって、大
きさがA3サイズ1ページに要する画像用メモリは、二
値では4メガバイトもの容量が、1ピクセルが多値8bi
t では32メガバイト容量がそれぞれ必要である。さら
に、カラー画像の場合では、K、Y、M、およびCの4
色ものページを必要とするために、計128メガバイト
という膨大な画像用メモリが必要である。この場合にお
いて、処理対象となるドキュメントが、全面自然画であ
るようなときには、上述したカラースペースの変換処理
において、128百万(メガ)回もの演算を行なう必要
がある。
【0032】しかも、上述した従来の画像処理装置は、
基本的にPDLを解釈して展開処理を行なう際には、あ
る決められた画像入出力装置に対するカラーマッチング
処理しか行なうことができない。このため、一つのドキ
ュメントの中に、異なる画像入力装置により入力され、
かつ当該画像入力装置に依存した画像データが含まれる
場合などでは、その決められた画像入出力装置に対して
のみのカラーマッチング処理が行われて、画像要素毎に
異なるカラーマッチング処理を行なうことができないの
である。
【0033】また、前述した特定のPDLに対応する処
理装置においては、一つのドキュメントの中に、異なる
画像入力装置から入力された複数の画像要素が含まれる
場合でも、画像入力装置に関するカラーレンダリング辞
書を添付することによって、カラーマッチング処理を、
それぞれ画像要素毎に異ならせて行なうことは可能では
ある。しかし、これらのカラーマッチング処理は、カラ
ーマッチングの演算として多項式の演算方法しか提供し
ていないので、高精度のカラーマッチング処理を行なう
ことができない。高精度を求めるには、全てのカラース
ペースの変換テーブルを持つことが必要であり、これ
は、ファイルサイズの拡大につながり無駄が大きくなっ
てしまうととともに、全ての処理はソフトウェアにて行
われるので、当該カラーマッチング処理に莫大な時間を
要してしまう。
【0034】一方、カラーマネージメントシステムとい
うカラーマッチングフレームワークソフトウェアにおい
ても、簡単なカラーマッチング演算処理しか提供してい
ないので、高精度カラーマッチング処理を行なうことが
できない。このため、先の特定PDLに対応する処理装
置と同様に、高精度を求めるのに、全てのカラースペー
スの変換テーブルを持つことが必要であり、これは、フ
ァイルサイズの拡大につながり無駄が大きくなってしま
うととともに、全ての処理はソフトウェアにて行われる
ので、当該カラーマッチング処理に莫大な時間を要して
しまう。
【0035】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、より品質の高い画
像形成を行なうことが可能な画像処理装置を提供するこ
とにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、所定のフォ
ーマットで記述されたファイルであって、異なる複数種
類の空間解像度および階調解像度の画像要素を有するフ
ァイルを入力する入力手段と、前記ファイルを解釈し展
開するとともに、画像要素を示す属性情報を生成する展
開手段と、前記展開手段により展開されたファイルを、
画像要素が要する空間解像度および階調解像度に対応す
る画像データに変換する画像データ変換手段と、前記画
像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記属性情
報を前記画像データと同一の座標空間にて記憶する属性
情報記憶手段と、前記属性情報記憶手段により記憶され
た属性情報および前記画像データ記憶手段により記憶さ
れた画像データを、座標空間に対応して読み出して出力
するデータ出力手段と、前記出力手段により出力された
画像データに対して、前記出力手段により出力された属
性情報にしたがった画像処理を行なう画像処理手段とを
具備することを特徴としている。
【0037】また、請求項2に記載に発明にあっては、
所定のフォーマットで記述されたファイルであって、異
なる複数種類のカラースペースを有するファイルを入力
する入力手段と、前記ファイルを解釈し展開するととも
に、カラースペースを示す属性情報を生成する展開手段
と、前記展開手段により展開されたファイルを、カラー
スペースにマッチングする画像データに変換する画像デ
ータ変換手段と、前記画像データを記憶する画像データ
記憶手段と、前記属性情報を前記画像データと同一の座
標空間にて記憶する属性情報記憶手段と、前記属性情報
記憶手段により記憶された属性情報および前記画像デー
タ記憶手段により記憶された画像データを、座標空間に
対応して読み出して出力するデータ出力手段と、前記出
力手段により出力された画像データに対して、前記出力
手段により出力された属性情報にしたがったカラースペ
ース変換処理を行なう画像処理手段とを具備することを
特徴としている。
【0038】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、入力手段によ
って、所定のフォーマットで記述されたファイルであっ
て、異なる複数種類の空間解像度および階調解像度の画
像要素を有するファイルが入力され、次いで、このファ
イルが展開手段により、解釈・展開されるとともに、画
像要素を示す属性情報が生成される。さらに、展開され
たファイルは、画像データ変換手段により、画像要素が
要する空間解像度および階調解像度に対応する画像デー
タに変換される。この画像データと属性情報とは、画像
データ記憶手段と属性情報記憶手段とにそれぞれ記憶さ
れる一方、データ出力手段により座標空間に対応して読
み出されて出力される。そして、画像処理手段は、その
ときの属性情報にしたがって画像処理を、画像データに
対して行なう。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、入力手段
によって、所定のフォーマットで記述されたファイルで
あって、異なる複数種類のカラースペースを有するファ
イルが入力され、次いで、このファイルが展開手段によ
り、解釈・展開されるとともに、カラースペースを示す
属性情報が生成される。さらに、展開されたファイル
は、画像データ変換手段により、カラースペースにマッ
チングする画像データに変換される。この画像データと
属性情報とは、画像データ記憶手段と属性情報記憶手段
とにそれぞれ記憶される一方、データ出力手段により座
標空間に対応して読み出されて出力される。そして、画
像処理手段は、そのときの属性情報にしたがってカラー
スペース変換処理を、画像データに対して行なう。
【0040】
【実施例】以下、この発明も実施例について図面を参照
して説明する。 (第1実施例)この第1実施例に係る画像処理装置は、
画像データ処理装置1と画像形成処理装置3とに大別さ
れる。そこで、まず、画像データ処理装置1について説
明する。
【0041】(画像データ処理装置の構成)図1は、第
一の実施例に係る画像データ処理装置1の構成を示すブ
ロック図である。この図において、符号12はデータ通
信部であり、ある特定のPDLで記述されたドキュメン
トファイル(以下、単に「PDLファイル」という)を
入力する。このPDLファイルは、ホストコンピュータ
11により作成されたものである。符号13は画像展開
部であり、画像展開処理を行ない、PDLファイルを解
釈して、各画像要素のオブジェクトリストを作成する。
なお、画像展開部13は、フォント展開を行なう場合に
は、フォントメモリ14に記憶されたデータを参照して
フォント展開処理を行なう。
【0042】ここで、オブジェクトリストとは、この画
像データ処理装置1が有する画像座標空間上のどの位置
にそれぞれのオブジェクト(画像要素)が存在するか、
またどのような構成の画像要素なのか、またどのような
属性を有する画像要素なのか、さらにどのようなカラー
を持つオブジェクトなのかを示す構造体の構成になって
いる。画像座標空間上の位置は、例えば(x min、y mi
n)、(x min、y max)のように対角の座標で表現する
ことでき、構成についてはキャラクター、矩形図形、
円、線、その他の画像要素として表すことができ、ま
た、属性については文字、線画、自然画、図形要素など
により表すことができ、カラーについては画像展開部1
3が内部的に持っているカラーパレットに指示すること
でそれらの表現が可能である。
【0043】次に、符号15は画像データ変換部であ
り、画像展開部13によりオブジェクトリストに載った
画像データを各種データに展開あるいは変換する処理を
行なう。符号16は各部を制御する制御回路であり、詳
細な動作については後述する。符号17は画像記憶部で
あり、画像用メモリ18a〜18dと、タグビットメモ
リ19とに大別される。
【0044】本実施例における画像データは、各ピクセ
ルが8ビット、解像度が400dpi、かつ大きさがA
3サイズ(4メガピクセル)を想定している。このた
め、画像用メモリ18a〜18dの各々は、それぞれカ
ラーのK,Y,MおよびCに対応して画像データを記憶
し、これら容量の合計は128メガバイトとなる。一
方、タグビットメモリ19は、画像用メモリ18a〜1
8dとは同じ画像座標空間(4メガピクセル)を有する
メモリであって、それぞれの座標に対応するタグビット
を記憶するメモリである。ここで、本実施例におけるタ
グビットとは、図2に示すように、画像要素を、2ビッ
トで次の4種類に分類するものである。すなわち、タグ
ビットは、自然画像領域(3)、図形領域(2)、文字
/線画領域(1)、およびその他の領域(0)にそれぞ
れ分類する。ここで()の中の数字は、2ビット表記を
十進で示したものである。符号20は画像インターフェ
イスであり、画像形成処理装置3との間で画像データの
授受を行なう。
【0045】(本実施例における画像データの分類)こ
こで、図4を参照して、本実施例における画像データの
分類の一例を説明する。この図に示すオリジナル画像3
00は、文字/線画画像301、図形画像302、およ
び自然画像303の3つに分解でき、各画像は、それぞ
れ文字/線画領域、図形領域、および自然画領域の画像
要素に分類できる。
【0046】(画像形成処理装置の構成)次に、この第
1実施例に係る画像形成処理装置3について説明する。
図3は、画像形成処理装置3の構成を示すブロック図で
ある。この図において符号31は画像インターフェイス
であり、図1に示した画像データ処理装置1とのデータ
の授受を行なうとともに、タグビットの解釈を行なった
り、データのセレクトを行なう。
【0047】γ補正部32、カラースペース変換部3
3、フィルタ34、UCR/黒生成部35、階調生成部
36、およびスクリーン処理部37の各画像処理部は、
それぞれのタグビットの指示により、それぞれ異なる画
像処理を行なう画像処理機能と、そのための処理を行な
うためのLUT(ルック・アップ・テーブル)を有す
る。符号38はデータにしたがって画像形成を行なうた
めのレーザ駆動回路である。なお、本実施例における画
像形成では、電子写真方式、インクジェット方式、熱転
写方式、その他の各方式であっても良く、この場合に
は、符号38が適宜変更される。
【0048】また、符号39は制御部であり、この画像
形成処理装置3における同期制御、システム制御、UI
制御、画像処理制御、通信制御等の各種制御を行なうと
ともに、どのようなタグビットのときにどのような画像
処理を行なうかなどの指示もソフトウェア的に動作開始
前に指示する。
【0049】なお、この画像形成処理装置3は、画像入
力装置40を有するコピア形式のものであっても良い。
この場合に原稿は、CCD41a〜41cによりR(レ
ッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色で読み込
まれ、これらの読取信号は、A/D変換部42a〜42
cによりディジタル信号に変換され、次にシェーディン
グ補正部43により画素毎の感度バラツキの補正と照明
ムラの補正とが行なわれて、最終的に出力信号線44a
〜44cを介し、R、G、Bのカラースペースを有する
データとして画像インターフェイス31に供給される。
そしてこの場合、画像インターフェイス31は、画像デ
ータ処理装置1からの画像データではなく、画像入力装
置40からのデータを選択して、画像形成処理が行なわ
れる。
【0050】次に、この第1実施例の動作について、図
5を参照して説明する。図5は、この実施例の動作を説
明するためのフローチャートである。まず、画像データ
処理装置1の動作について説明する。
【0051】(画像データ処理装置の動作)はじめに、
ステップSa1では、ホストコンピュータ11により作
成されたPDLファイルが、データ通信部12により受
信され、画像展開部13により解釈される。次のステッ
プSa2では、この画像展開部13の解釈により、オブ
ジェクトリストが生成される。この生成は、画像座標空
間の最も小さな(x=0,y=0)の位置からxの
(+)方向に1ラインだけ往動して主走査し、次に、x
方向を復動しつつy方向に復走査し、再び(x=0,y
=1)の位置からxの(+)方向に1ラインだけ往動し
主走査して、以下同様な走査がオブジェクトに対して繰
り返されることにより行なわれる。このようにして、1
ページの各ライン毎にオブジェクトが生成される。
【0052】次に、オブジェクトリストとなった画像デ
ータは、画像データ変換部15に渡され、ステップSa
3において仮想的にラスタライズ(展開)され、ステッ
プSa4において、1ページの全てのスキャンラインに
対しK,Y,M,およびCの各色毎にラスタライズされ
たバイトマップとして変換され、次のステップSa5に
おいてK、Y、MおよびCの画像用メモリ18a〜18
dの各々に一時的に蓄積される。
【0053】一方、上記処理を行なうと同時に画像デー
タ変換部15は、ステップSa7においてオブジェクト
タグ生成を行なう。前述したように、画像データ変換部
15に渡されるオブジェクトリストにより、それぞれの
属性の異なるオブジェクトの存在位置、そのオブジェク
トの属性を明確に判断することができる。この情報を基
に、画像データ変換部15は、タグビットメモリ19に
対してダグビット生成処理を行なうのである。タグビッ
ト生成にあたっては、画像データ変換部15が画像デー
タ展開/変換処理を行なうと同時に、それぞれの画像要
素の持つ特性と、その画像要素の存在する位置とを知っ
て、図2に示すタグビットファンクションテーブルによ
って示されるように、タグビットメモリ19に対してタ
グビットを書き込む(ステップSa8)。なお、展開処
理時に異なる属性の画像要素が重なって存在するような
場合においては、最上層に位置する画像要素の属性が適
応される。
【0054】このように、画像データ変換部15により
画像用メモリ18a〜18dへの画像データ展開処理、
およびタグビットメモリ19へのタグビット生成処理が
完了すると、画像インターフェイス20により目的とす
る画像形成処理装置との間で通信が行なわれ、画像出力
同期信号が通信/同期信号線23を介して供給される。
そして、画像インターフェイス20は、ステップSa6
において、画像用メモリ18a〜18dに蓄積された画
像データを読み出して、ラスターデコーディング処理を
行なうとともに、画像インターフェイス20は、制御回
路16に対して画像データ出力を指示する。これによ
り、ステップSa9において、画像用メモリ18a〜1
8d内の画像データ、およびタグビットメモリ19内の
タグビットが、画像インターフェイス20を介して画像
形成処理装置に対して出力される。その際、画像データ
およびタグビットは、それぞれ画像インターフェイス2
0により画像データ出力信号線21a〜21dおよびタ
グビット出力線22を介して通信相手先の画像形成処理
装置3に送信される。
【0055】この際、画像データとタグビットとは、画
像用メモリ18a〜18dの画像座標空間の最も小さな
位置(x=0,y=0)からx方向に1ラインごとに順
次走査される。ここで画像用メモリ18a〜18dとタ
グビットメモリ19とは互いに同じ画像座標を有し、一
面の大きさは同じであるので、出力時に画像データおよ
びタグビットは完全に同一座標データ毎に同期した形に
て画像形成処理装置に対し出力される。また、画像デー
タ処理装置内でのこれらの処理は、制御回路16によ
り、同期が取られて指示される。
【0056】(画像形成処理装置の動作)次に、画像形
成処理装置3の動作について説明する。画像入力装置4
0によるデータを用いない場合、画像インターフェイス
31は、画像データ処理装置1からの画像データを選択
し、同時に供給されたタグビットとともに後段の各画像
処理部に供給して、ステップSa10において、タグビ
ットに基づき画像要素毎の画像処理を行なう。タグビッ
トは、図2に示したように、自然画領域(3)、図形領
域(2)、文字/線画領域(1)、およびその他の領域
(0)に分類されるので、現時点において供給される画
像データがどの画像要素であるかを、その時点で供給さ
れるタグビットにより判別することができる。
【0057】これにより、スクリーン処理部37は、画
像データに対応する画像要素が、同時に供給されたタグ
ビットにより文字/線画領域(1)に分類される場合に
は、400線にて出力して、その他の領域に分類される
場合においては200線に出力されるように処理する。
【0058】これと同様にして、γ補正部32は、タグ
ビットに応じてγ補正の係数の切り替え、また、カラー
スペース変換部33は、タグビットに応じてカラースペ
ース変換処理時のLUTの切り替え、フィルタ処理部3
4は、タグビットに応じてフィルタ処理時のフィルタ係
数の切り替え、UCR/黒生成部35は、タグビットに
応じてUCR/黒生成時の係数の切り替え、階調制御部
36は、タグビットに応じて階調制御時の階調制御LU
Tの切り替えが行われる。すなわち、各画像処理部32
〜37では、供給された画像データに対して、タグビッ
トで示される画像要素に最適な処理が行なわれて、これ
らの処理結果が、レーザー駆動回路208に送られて、
ステップSa11において、画像形成が実行されるよう
になっている。
【0059】このような第1実施例によれば、1ページ
のドキュメントに複数の異なる特性を有する画像要素に
対して、その属性を保持したまま画像形成が行なわれる
ので、高画質に画像形成を行なうことが可能である。
【0060】(第1実施例の変形例)次に、かかる第1
実施例の種々の変形例について説明する。
【0061】(変形例)図6は、第1の実施例の変形
例に係るタグビットのファンクションテーブルを示す
図である。この変形例は、第1の実施例と同様な構成
のシステムであるが、タグビットは、画像要素を、3ビ
ットで次の8種類に分類するようになっている。すなわ
ち、タグビットは、図6に示されるように、カラー階調
(自然画)領域(7)、モノクロ階調(自然画)領域
(6)、バックグラウンドカラー領域(5)、フォアー
グランドカラー領域(4)、ハーフトーン文字領域
(3)、カラー文字領域(2)、黒文字領域(1)、お
よびその他の領域(0)の画像要素に分類する。したが
って、この変形例におけるタグビットメモリ19は、
3ビット×4メガピクセル(12メガビット)の大きさ
を有するメモリにより構成される。この変形例におい
ては、画像データ処理装置1と画像形成処理装置3との
動作は、第1の実施例と同様であり、対応する画像要素
の分類が異なる画像処理装置を示したものである。
【0062】(変形例)図7は、第1の実施例の変形
例に係る画像データ処理装置の構成を示すブロック図
であり、第1の実施例と同一の機能を有する要素には同
一の符号を付してある。この変形例は、第1の実施例
と同様な構成のシステムにおいて、モノクロ多値画像出
力に対応した画像用メモリ18eを有する画面データ処
理装置を示している。この変形例においては、モノク
ロ多値画像の画像データ出力に対応して、1ピクセルが
8ビット、解像度が 400dpi、大きさがA3の画像を
記憶できる32メガバイトの画像用メモリ18eを有
し、モノクロ多値の画像出力に対応した機能を、第1実
施例と同様に有した画像データ処理装置を示したもので
ある。なお、この変形例では、画像インターフェイス
20からの画像データは、カラーではなく、モノクロの
多値となるので、画像データの出力線は、画像データ出
力信号線21eの1本となる。
【0063】(変形例)図8は、第1の実施例の変形
例に係る画像データ処理装置の構成を示すブロック図
であり、第1の実施例と同一の機能を有する要素には同
一の符号を付してある。この変形例は、第1の実施例
と同様な構成のシステムにおいて、それぞれR,G,B
のカラースペースの多値画像出力に対応した画像用メモ
リ18f〜18hを有する画像処理装置を示している。
すなわち、この変形例は、R,B,Gのカラースペース
を有する画像データの出力に対応して、各ピクセルが8
ビット、解像度が 400dpi、サイズがA3の画像を記
憶できる96メガバイトの画像用メモリ18f,18
g,18hを有し、R,G,B多値の画像出力に対応し
た機能を、第1実施例と同様に有した画像データ処理装
置を示したものである。
【0064】(第2の実施例)図9は、第2の実施例に
係る画像データ処理装置の構成を示すブロック図であ
り、第1実施例と同一の機能を有する要素には同一符号
を付してある。この第2実施例における画像データ処理
装置2は、1ページの画像用メモリ18iにおいて必要
な大きさの連続的な画像メモリ空間を有するのではな
く、それよりも少量な仮想的なメモリ空間を有するとと
もに、画像を展開する際に、文字/線画領域、図形領
域、および自然画領域の各領域に対して、それぞれ最適
な符号化変換処理を行なうものである。
【0065】(第2実施例の画像データ変換部)この第
2実施例の画像データ変換部15bは、オブジェクトリ
ストにしたがって画像要素をそれぞれの属性に分類する
点については第1実施例と同様であるが、さらに、分類
した各画像要素に最適な符号化変換処理をソフトウェア
あるいはハードウェア的に行なって、この結果生成され
た中間フォーマットの画像データとともに、このデータ
を復号する際に必要となるファンクションデータを画像
記憶部17の画像用メモリ18iに記憶させる点で第1
実施例と相違する。ここで、最適な符号化変換処理と
は、例えば、文字/線画領域に対しては二値化符号化方
式を、図形領域に対してはランレングスエンコーディン
グ符号化方式を、自然画領域に対してはJPEG方式を
それぞれいう。
【0066】図10は、画像用メモリ18iのメモリマ
ップと、中間フォーマットの画像データとの関係を示す
概略図である。この図に示すように、画像用メモリ18
iには、例えばメモリマップ400で示される画像デー
タが記憶される。文字/線画データ401は、二値化符
号化方式の二値ビットマップデータフォーマット405
として記憶され、また、カラーデータ402は、二値化
符号化方式とランレングスエンコーディング符号化方式
とのカラーデータとしてFG(フォアグランド)カラー
/BG(バックグランド)の8ビットからなるカラーペ
アデータフォーマット406として記憶され、自然画デ
ータ403は、JPEG符号化方式のデータフォーマッ
ト407として記憶され、また、ファンクションデータ
404は、ファンクションデータとランレングスデータ
とからなるデータフォーマット408として記憶され
る。ここで、ファンクションデータは4ビット、ランレ
ングスデータは12ビットの計16ビットのデータフォ
ーマット408にて記憶される。
【0067】(第2実施例の画像インターフェイス)こ
の第2実施例における画像インターフェイス20bは、
画像用メモリ18iに記憶された中間フォーマットの画
像データをファンクションデータにしたがって読み出し
て復号(伸張)し、画像形成処理装置に供給するもので
ある。そこで次に、画像インターフェイス20bの構成
について説明する。図11は、画像インターフェイス2
0bの構成を示すブロック図である。
【0068】この図において、符号201はリード/ラ
イトコントローラであり、画像用メモリ18iに記憶さ
れた文字/線画データ、カラーデータ、自然画データ、
およびファンクションデータを、AR202〜205に
より参照されるアドレスにて読み出す。ここで、AR2
02〜AR205の各々は、それぞれ文字/線画データ
ポインターレジスタ、カラーデータポインターレジス
タ、自然画データポインターレジスタ、およびファンク
ションデータポインターレジスタであり、メモリのマッ
プ400(図10参照)において、非固定長で不規則に
記憶された各中間フォーマットの画像データとそのアド
レスとの対応関係を記憶しており、初期設定時には、最
初のページの各中間フォーマットの画像データが存在す
る先頭アドレスがセットされている。
【0069】符号206はマルチプレクサであり、リー
ド/ライトコントローラ201を介した制御のもと、画
像用メモリ18iから供給された中間フォーマットの画
像データを分配する。符号207〜210の各々はFI
FO(First-In First-Out)メモリであり、FIFOメ
モリ207がファンクションデータを、FIFOメモリ
208が文字/線画データを、FIFOメモリ209が
カラーデータを、またFIFOメモリ210が自然画デ
ータを、それぞれ記憶する。
【0070】符号214は通信コントローラであり、相
手先である画像形成処理装置との通信を行なう。符号2
15はファンクションコントローラであり、FIFOメ
モリ207からファンクションデータを読み込んでデコ
ードし、次にどのデータが必要か、またどのようなファ
ンクションなのかを判断して、伸張された画像データを
出力する。
【0071】(ファンクションコントローラ)次に、フ
ァンクションコントローラ215の詳細構成について図
12を参照して説明する。この図において、二値データ
レジスタ215aは、伸張器211により伸張された文
字/線画像データを一時的に記憶保持するレジスタであ
り、同様に、カラーデータレジスタ215bは遅延器2
12により遅延されたカラーデータを、自然画データレ
ジスタ215cは伸張器213により伸張された自然画
データを、それぞれ一時的に保持するレジスタである。
【0072】符号215dはファンクションデコードコ
ントローラであり、FIFOメモリ207からファンク
ションデータを読み込んでデコードするとともに、各部
をコントロールする。また、ファンクションデコードコ
ントローラ215dは、ファンクションの実行ピクセル
をカウントするカウンタを内蔵しており、ファンクショ
ンデータのランレングスフィールドで示されている同一
ファンクションの実行ピクセル数をカウントする。符号
215e、215fはそれぞれマルチプレクサでありコ
ントローラ215gを介したファンクションデコードコ
ントローラ215dの制御のもと一の入力を選択して出
力する。ここで、ファンクションデコードコントローラ
215dにおいて行なわれるデコードの内容について図
13を参照して説明する。
【0073】この図において、文字データの使用(0)
とは、文字/線画領域のデータ領域であることを示し、
特にこのビットが「0」であるときには、文字データを
使用して、文字/線画データを伸張して画像データとし
て出力する。この際の出力ピクセル数は、ファンクショ
ンデータにおけるランレングスのフィールドに示された
ピクセル分である。
【0074】次に、カラーデータ反転(1)とは、通常
のカラーデータを参照する場合には、FGカラーデータ
が文字または図形のフォアグランドカラーとして参照さ
れ、BGカラーデータが文字または図形のバックグラウ
ンドカラーとして参照される一方、このビットが「1」
であるときには、FGカラーデータとBGカラーデータ
とが、それぞれバックグラウンドカラーとフォアーグラ
ウンドカラーとに反転した形にて参照することを示す。
【0075】また、図形/自然画(2)とは、図形デー
タ領域、または自然画データの領域であることを示し、
図形データ領域の場合(このビットが「0」である場
合)には、ランレングスデコードして画像データを出力
する一方、自然画データの場合(このビットが「1」で
ある場合)には、自然画データを伸張して画像データを
出力する。ここで、ランレングスデコードするラン長
と、自然画データを伸張して出力される画像データのピ
クセル数とは、それぞれファンクションデータにおける
ランレングスのフィールドに示されたピクセル分だけ出
力される。
【0076】ところで、文字データの使用(0)と図形
/自然画(2)との指示は、文字データ使用の両方が指
示されている場合には、文字/線画データを使用して出
力し、フォアーグランドカラーおよびバックグランドカ
ラーは、それぞれFGカラーと自然画データとから選択
される。同時にカラーデータ反転(1)が指示されてい
る場合には、FGカラーと自然画データの出力は反転す
る。
【0077】また、ホワイト出力(3)とは、ホワイト
データを出力することを示しており、1ページの余白ま
たはマージンを出力する際に使用される。この際に出力
される画像データのピクセル数は、ファンクションデー
タのランレングスのフィールドに示されたピクセル分だ
け出力される。
【0078】(第2実施例の動作)第1実施例と同様
に、データ通信部12を介して受信されたホストコンピ
ュータ11からのPDLファイルは、制御回路16の制
御下、画像展開部13により画像展開処理される。この
際、画像展開部13においては、それぞれの画像要素の
オブジェクトリストが作成され、画像データ変換部15
bがこのオブジェクトリストを解釈することによって、
それぞれの属性に分類される。この第2実施例における
画像要素は、第1の実施例と同様に、文字/線画領域、
図形領域、自然画領域とに分類される。分類された各画
像要素は、画像データ変換部15bにより各画像要素に
対し最適な符号化変換処理が行なわれ、この結果生成さ
れた中間フォーマットの画像データは画像用メモリ18
iに記憶される。画像データ変換部15は、この処理を
行なうと同時に、これらの中間フォーマットの画像デー
タを復号化の際に組み合わせてラスター画像生成するた
めのファンクションデータも生成して、画像用メモリ1
8iに記憶する。
【0079】画像用メモリ18iに1ページまたは複数
ページの中間フォーマットの画像データの記憶が完了す
ると、第1の実施例と同様に、画像インターフェース手
段20bにより画像形成処理装置との間で通信/同期信
号線23を介して通信が行われ、画像出力同期信号が出
力される。これとともに画像インターフェイス手段20
bは、制御回路16に対して画像データ出力の指示す
る。これによって、画像用メモリ18iの画像データ
は、画像インターフェイス20bを介して画像形成処理
装置に対して出力される。
【0080】(画像インターフェイスの動作)次に、画
像インターフェイス20bの動作について説明する。制
御回路16により画像処理形成装置へ画像データ出力の
指示がされると、図11において、中間フォーマットの
画像データが、この画像インターフェイス20bに供給
される。そして、まず、FIFOメモリ207〜210
の各々に、それぞれのデータがFULL状態となるまで
ストアされる。すなわち、ファンクションデータがFI
FOメモリ207に、文字/線画データがFIFOメモ
リ208に、カラーデータがFIFOメモリ209に、
自然画データがFIFOメモリ210に、それぞれスト
アされる。
【0081】FULL状態になると、同期信号が、通信
コントローラ214から通信/同期信号線23を介し画
像形成処理装置に出力されて、データ出力の指示がされ
る。一方、これを受けた画像形成処理装置は、画像イン
ターフェイス20bの通信コントローラに、通信/同期
信号線13を介して画像データ出力を指示する同期信号
を出力する。そして、同期信号を受けた通信コントロー
ラ214は、ファンクションコントローラ215に対し
て、FIFOからデータを読み込む旨の指示をする。こ
の読み込み指示を受けたファンクションコントローラ2
15は、FIFOメモリ207からファンクションデー
タを読み込んで、次にどのデータが必要なのか、またど
のようなファンクションなのかを判断する。そして、フ
ァンクションコントローラ215は、ファンクションの
指示に従って画像データを出力する。
【0082】ここでFIFOメモリへのデータの読み込
みは、FULL状態ではなくなったFIFOから順に繰
り返し行なわれ、1ページの画像出力が完了するまでの
間、FULLの状態を保つようにコントロールされる。
これらの処理は、基本的に1ラインごとに行われて、全
ラインデータを繰り返し出力することにより1ページの
画像データの出力が完了する。
【0083】(ファンクションコントローラの動作)次
に、図12におけるファンクションコントローラ215
の動作について説明する。ファンクションデコードコン
トローラ215dは、FIFOメモリ207から出力さ
れたファンクションデータを一時的に記憶保持し、図1
3に示されるファンクションテーブルによりファンクシ
ョンをデコードし、二値データレジスタ215a、カラ
ーデータレジスタ215b、自然画データレジスタ21
5cおよびコントローラ215gに対し指示を与える。
これにより、デコードされたファンクションが実行され
る。この際に、ファンクションの実行に必要なデータ
が、二値データレジスタ215a、カラーデータレジス
タ215bあるいは自然画データレジスタ215cのい
ずれかから読み出される。
【0084】例えば、カラーデータを出力するファンク
ションの場合にファンクションデコードコントローラ2
15dは、カラーデータレジスタ215bに指示を与え
るとともに、コントローラ215gを介してマルチプレ
クサ215e、215fがカラーデータレジスタ215
bの出力を選択するように指令する。これにより、カラ
ーデータが、カラーデータレジスタ215bより読み出
され、マルチプレクサ215e、215fを順次介して
出力されて、当該ファンクションが実行される。
【0085】そして、ファンクションデコードコントロ
ーラ215d内のカウンタにより、与えられた実行ピク
セル数だけ同一ファンクションの実行がカウントされる
と、そのファンクションの実行は終了となり、新たなフ
ァンクションデータが読み込まれとともに、次のファン
クションの実行に必要なデータが、二値データレジスタ
215a、カラーデータレジスタ215bあるいは自然
画データレジスタ215cのいずれかに読み込まれて、
次のファンクションが同様にして実行される。いうまで
もなく、実行に必要なデータは、読み込み先に対応する
FIFO208〜210のいずれかから、伸張器21
1,213あるいは遅延器212を介して該当するレジ
スタに読み込まれる。
【0086】文字/線画データの出力、自然画データの
出力、あるいはこれらの組み合わせ出力を示すファンク
ションの場合であっても同様に処理され、目的とする画
像データのラスターイメージを得ることがで可能とな
る。
【0087】コントローラ215gは、実行されるファ
ンクションにより二値データ、カラーデータ、自然画デ
ータのうちどのデータが出力されるかを認識し、目的と
する画像データのラスターイメージを生成するととも
に、図2に示したようなファンクションに対応するタグ
ビットを生成し、画像データと同期してタグビットを出
力する。
【0088】なお、この第2実施例において用いた符号
方式において、文字/線画および図形領域に対してはM
MR符号化方式を用いるとともに、自然画領域に対して
はDCT符号化方式等を用いても良い。
【0089】(第2実施例の変形例)次に、かかる第2
実施例の変形例について説明する。
【0090】この変形例は、図14に示すように、写真
のようなハーフトーンの画像要素の領域上に、高い空間
解像度を必要とする文字等の画像要素が存在する場合
に、その下に存在する画像要素に対し、画像データ処理
装置側において画像劣化の起こらない画像スクリーン
(たとえば網点や誤差拡散方等の面積階調法)にて画像
生成を行なう。一方、この変形例は、その領域に関して
は画像形成処理装置側において何も処理を行なわず、文
字等の画像要素に対してのみ画像形成処理装置にてスク
リーン生成処理を行なう。これにより、スクリーンが切
り替わる境界線上にて発生する画像劣化を防ぐことがで
きる。
【0091】さらに、第2実施例と同様の構成におい
て、ホストコンピュータ11にて画像劣化の起こらない
低ノイズスクリーンや各種画像スクリーン角度の異なる
画像スクリーンなどを生成し、生成した画像スクリーン
をデータ通信部12を介して読み込み、各画像要素毎に
異なる画像スクリーンを指定する機能を備えても良い。
【0092】(第3実施例)次に、この発明による第3
の実施例について説明する。この第3実施例は、複数の
異なるカラースペースを有する画像要素を、画像要素毎
に管理してその属性を保存可能したものである。
【0093】図15は、この第3の実施例に係る画像デ
ータ処理装置1Cの構成を示すブロック図であり、第1
実施例における画像データ処理装置1と同一の機能を有
する要素には同一符号を付してある。この図における画
像展開部13Cは、特定のPDLで記述されたPDLフ
ァイルの画像展開処理を行なうものであり、PDLファ
イルを解釈して、各画像要素のオブジェクトリストを作
成する点では、第1実施例と同様であるが、オブジェク
トリストについては若干相違している。
【0094】すなわち、この実施例におけるオブジェク
トリストは、この画像データ処理装置1Cが有する画像
座標空間上のどの位置に画像要素が存在するか、またど
のような構成の画像要素なのか、どのようなカラーを有
するオブジェクトなのかを示すとともに、どのようなカ
ラースペースの属性を持った画像要素なのかを示す構造
体の構成になっている点で第1実施例とは相違してい
る。ここで、カラースペースの属性については、CIE
ベースの三刺激値XYZや、デバイスKYMC、デバイ
スRGBなどにより表現することが可能であるが、以下
説明の便宜上、この第3実施例では、デバイスKYMC
として説明する。
【0095】また、画像展開部13Cは、目的とする画
像形成処理装置3C(後述する)の有するカラースペー
ス以外のラスター画像要素の展開処理を行なう場合に、
そのラスター画像要素が有するカラースペースとその画
像要素の位置とをオブジェクトリストより認識して、そ
れらの画像要素の存在を示すカラースペース変換画像要
素リストを作成し、制御回路15Cに渡す。制御回路1
5Cは、各部を制御するとともに、このカラースペース
変換画像要素リストを画像データ出力時まで保持する。
【0096】ここで、カラースペース変換画像要素リス
トについて説明する。このカラースペース変換画像要素
リストは、画像データが記憶される画像用メモリ18a
〜18dとは同じ画像座標空間を有して、画像データの
各座標に対応したカラースペースビットを掲載したもの
である。
【0097】本実施例におけるカラースペースビットと
は、図16に示すように、カラースペースの変換ファン
クションを、2ビットで次の4種類に規定するものであ
る。すなわち、カラースペースビットは、デバイスKY
MC→デバイスKYMC(スルー)変換(0)、CIE
XYZ→デバイスKYMC変換(1)、デバイスYM
C→デバイスKYMC変換(2)、およびデバイスRG
B→デバイスKYMC変換(3)の各カラースペース変
換を規定する。
【0098】(第3実施例に適用される画像形成処理装
置の構成)次に、この第3実施例に適用される画像形成
処理装置3Cについて説明する。図17は、画像形成処
理装置3Cの構成を示すブロック図である。この図にお
ける画像形成処理装置3Cは、図3におけるγ補正部を
取り去ったものであり、その他の部分については同一で
あるので、説明を省略する。
【0099】(第3実施例の動作)次に、この第3実施
例の動作について説明する。まず、ホストコンピュータ
11により作成されたPDLファイルが、通信部12に
より受信され、制御回路16Cによる制御の下、画像展
開部13Cにより画像展開処理されて解釈される。次
に、画像展開部13Cにおいては、それぞれの画像要素
のオブジェクトリストが、第1実施例と同様にして作成
される。
【0100】次に、オブジェクトリストとなった画像デ
ータは、画像展開部13Cにより、仮想的にラスタライ
ズ(展開)され、オブジェクトリストに基づきラスタラ
イズされたバイトマップとして展開/変換処理が行なわ
れる。この際に、画像座標空間の最も小さな(x=0,
y=0)の位置からx方向に1スキャンラインごとにオ
ブジェクトの存在が調べられ、もしオブジェクトの存在
が確認されたならば、そのオブジェクトに対して展開処
理が行なわれ、そのx方向の1スキャンラインに必要な
データが算出されて、必要なデータが得られる。
【0101】同様な処理を1スキャンラインに存在する
全てのオブジェクトに対して行なうことにより、1スキ
ャンラインのバイトマップが得られ、その1スキャンラ
インのバイトマップが画像用メモリ18a〜18dに書
き込まれ、それから次のスキャンラインの展開処理が行
なわれる。以下同様にして1ページの全てのスキャンラ
インに対して展開処理が行なわれ、画像用メモリ18a
〜18dにラスタライズされた画像データが書き込まれ
る。
【0102】ここで、展開/変換処理に際して画像展開
部13Cは、目的とする画像形成処理装置が有するカラ
ースペース(ここではデバイスKYMC)以外のラスタ
ー画像要素の展開処理を行なう場合、すなわち、何らか
の色変換を行なう場合に、そのラスター画像要素が有す
るカラースペースおよびその画像要素の位置をオブジェ
クトリストより認識し、これらの画像要素の存在を示す
カラースペース変換画像要素リストを作成して制御回路
16Cにそのデータを供給する。これを受けて、制御回
路16Cはそのカラースペース変換画像要素リストを画
像データ出力時まで保持する。
【0103】また、画像展開部13Cは、カラースペー
ス変換画像要素リストに掲載された画像要素に対して
は、この画像データ処理装置が有するカラースペースへ
の変換処理を行なわずに、PDLファイルにて送られた
カラースペースにて展開処理を行なう。この際、3セパ
レーションのカラースペースを有する画像要素に対して
は、画像用メモリ18b〜18dにYMCに対してそれ
ぞれ展開処理が行われる。(例えばデバイスRGBまた
はCIE XYZの場合には、それぞれYMCの画像用
メモリ16に対して展開処理が行われる。)
【0104】このように、画像データ変換部15Cによ
り画像用メモリ18a〜18dへの画像データ展開処理
が完了すると、画像インターフェイス20Cにより、目
的とする画像形成処理装置3Cとの間で通信が行なわ
れ、画像出力同期信号が通信/同期信号線23を介して
供給される。これを受けると、画像インターフェイス2
0Cは、制御回路16に対して画像データ出力を指示
し、これにより、画像用メモリ18a〜18d内の画像
データが、画像インターフェイス20を介して画像形成
処理装置に対して出力される。その際、制御回路16C
は、カラースペース変換処理が必要な画像要素を出力す
るときには、画像展開処理により作成されたカラースペ
ース変換画像要素リストを参照して、そのカラースペー
ス変換処理を示すカラースペースビットの生成する旨を
画像インターフェイス20Cに指示する。これを受けた
画像インターフェイス20Cは、画像データ出力と同時
に、カラースペースビットを生成して出力する。
【0105】ここで出力される画像データおよびカラー
スペースビットは、それぞれ出力信号線21a〜21
d、22を介して画像形成処理装置3Cに対し送られ
る。この際、画像データとカラースペースビットとは、
画像用メモリ18a〜18dの画像座標空間の最も小さ
な(x=0,y=0)の位置からx方向に1スキャンラ
インごとに順次走査されて送られる、ここで画像データ
の記憶される画像用メモリ18a〜18dと、制御回路
16Cが保持しているカラースペース変換画像要素リス
トの画像座標空間とは、同じ画像座標を持ち、一面の大
きさは同じであるので、出力時に画像データおよびカラ
ースペースビットは完全に同一座標データ毎に同期した
形にて画像形成装置に対し出力される。また、これら画
像データ処理装置内での処理は、制御回路16Cによ
り、同期が取られた形にて指示される。
【0106】次に、画像形成処理装置3Cの動作につい
て説明する。画像インターフェイス31では、画像入力
装置40によるデータを用いる場合、あるいは用いない
場合に合わせてそれぞれ入力画像データが切り替えられ
る。後者の場合に画像インターフェイス31は、画像デ
ータ処理装置1Cからの画像データを選択して、同時に
供給されるカラースペースビットとともに後段の各処理
変換部に供給する。この際、画像インターフェイス31
は、カラースペースビットの解釈も行なって、この解釈
結果を制御部39に供給する。カラースペース変換部3
3は、カラースペースビットから、図16に示したテー
ブルにより分類されるカラースペース変換ファンクショ
ンを、その時点において供給される画像データに対して
実行する。
【0107】また、この画像形成処理装置3Cの各制
御、例えば、同期制御や、システム制御、UI制御、画
像処理制御、通信制御などは、制御部39により行なわ
れ、どのようなカラースペース変換処理を行なうかなど
の指示も制御部39によりソフトウェア的に動作開始前
に指示される。
【0108】(第3実施例における具体的な処理)ここ
で、図18に示したドキュメントが、この第3実施例に
よりいかに処理されるかについて説明する。この図にお
けるオリジナル画像500は、異なるカラースペースを
有する複数の画像要素、すなわち、デバイスRGBデー
タ画像要素501、デバイスYMCデータ画像要素50
2、CIE XYZデータ画像要素503のそれぞれ分
類され、それぞれの画像出力時には、それぞれの画像要
素に対してカラースペース変換処理が行われる。
【0109】この第3実施例においては、デバイスRG
Bデータ画像要素501の出力時には、デバイスRGB
→デバイスKYMC変換(3)のカラースペースビット
が生成されてRGB→デバイスKYMC変換処理が行な
われる一方、デバイスYMCデータ画像要素502出力
時には、デバイスYMC→デバイスKYMC変換(2)
のカラースペースビットが生成されてデバイスYMC→
デバイスKYMC変換処理が行なわれ、また、CIE
XYZデータ画像要素503の出力時には、CIE X
YZ→デバイスKYMC変換処理が行なわれ、その他の
領域に対してはデバイスKYMC→デバイスKYMC変
換(0)のカラースペースビットが生成されてデバイス
KYMC→デバイスKYMC変換(スルー)処理が行な
われることとなる。
【0110】このような第3実施例によれば、1ページ
の中の複数の異なるカラースペースの画像要素を有する
ドキュメントに対して、画像データ処理装置側にてソフ
トウェア的にカラースペース変換処理を行なわないで、
画像形成時にハードウエア的なパイプライン処理により
行なうために、カラースペース変換処理に要する時間が
従来よりも短くなり、その分、高速に画像の展開、形
成、出力を行なうことが可能となる。
【0111】(第3実施例の変形例)次に、この第3実
施例における変形例について説明する。図19は、この
変形例に係る画像データ処理装置の構成を示すブロック
図である。この図が図15に示した第3実施例と同様な
構成については、同一の符号を付与してある。
【0112】この変形例は、第3実施例とはほぼ同様な
構成ではあるが、カラーマッチング回路50が画像イン
ターフェイス20Cの出力側に設けられている点で相違
する。このカラーマッチング回路50は、デバイスKY
MCにそれぞれ対応するカラースペース変換LUTを有
しており、切替信号の指示によって、カラースペース変
換において参照されるカラースペース変換LUTを切り
替えてカラースペース変換処理およびカラーマッチング
処理を行なう。かかるカラーマッチング回路50は、汎
用的なDLUT(ダイレクト・ルック・アップ・テーブ
ル方式)によるカラーマッチング用LSI等により構成
可能である。
【0113】図20は、カラースペースビットとカラー
マッチングファンクションとの対応関係を示すテーブル
である。この変形例においては、画像データ処理装置内
部でカラースペース変換およびカラーマッチング処理が
行われるため、画像形成処理装置に対して送られるカラ
ースペースビットの指示では、画像形成処理装置側では
カラースペース変換処理が行われずに、その他の画像処
理、例えば階調補正などが行われる。
【0114】この変形例では、第3実施例と同様に、画
像要素の属性を保持したまま、通常では行なわれるカラ
ースペース変換処理およびカラーマッチング処理を行わ
ずに、画像展開処理が行なわれる。その後、第3実施例
と同様にして、画像データとカラースペースビットとが
画像インターフェイス20Cから出力されて、カラーマ
ッチング回路50に、前者は画像入力信号として、後者
はカラースペース変換LUTの切り替え信号として供給
される。
【0115】カラースペースビットは、同一座標に対応
する画像データと同期して供給されるので、画像データ
のカラースペース変換において参照されるカラースペー
ス変換LUTがリアルタイムに切り替えられ、各画像要
素毎に異なるカラースペース変換処理およびカラーマッ
チング処理が行なわれる。
【0116】次に、この変形例による処理を、図21に
示したドキュメントを用いた場合を例にとって説明す
る。図21に示されるドキュメント600は、1ページ
に、3つの異なる画像入力装置A,B,Cにより入力さ
れた画像要素を含んでいるものであり、詳細には、画像
要素601、602、603は、それぞれ画像入力装置
A,B,Cから入力されたものである。
【0117】この変形例においては、カラーマッチング
回路50によって、画像要素601の出力時にあって
は、画像入力装置A→画像出力装置のカラースペース変
換処理が行なわれ、画像要素602の出力時にあって
は、画像入力装置B→画像出力装置のカラースペース変
換処理が行なわれ、また、画像要素603の出力時にあ
っては、画像入力装置C→画像出力装置のカラースペー
ス変換処理が行なわれる一方、その他の場合には、デフ
ォルトのカラーマッチング処理が行なわれる。
【0118】この変形例によれば、異なる画像入力装置
により入力された画像要素が1つのドキュメントに含ま
れた場合でも、各画像要素の属性を保持したまま画像展
開/生成処理が行なわれ、各画像要素ごとに異なるカラ
ーマッチング処理が行なわれるので、より高品質な入力
画像のカラーを忠実に再現した画像出力を得ることが可
能となる。
【0119】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、それぞれ次
のような効果がある。
【0120】画像形成の際に、装置に固有の空間解像度
および階調解像度に依存することなく、画像要素に対し
て適切な画像処理を行なうことができるので、ある空間
解像度および階調解像度の画像要素が劣化するのを防止
することが可能となる(請求項1)。
【0121】画像形成の際に、装置に固有のカラースペ
ースに依存することなく、画像要素に対して適切な画像
処理を行なうことができるとともに、かかる変換処理を
ハードウェア的に行なうことができるので、その分、変
換処理に時間を要するという不都合を回避することが可
能となる(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例における画像データ処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例におけるタグビットファンクション
テーブルを示す図である。
【図3】 同実施例に適用される画像形成装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】 同実施例における画像要素の分類を説明する
ための図である。
【図5】 同実施例の動作を説明するための図である。
【図6】 同実施例の変形例におけるタグビットファ
ンクションテーブルを示す図である。
【図7】 同実施例の変形例における画像データ処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 同実施例の変形例における画像データ処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の第2実施例における画像データ処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 同実施例における画像用メモリのメモリマ
ップと、中間フォーマットの画像データとの関係を示す
概略図である。
【図11】 同実施例における画像インターフェイスの
構成を示すブロック図である。
【図12】 同実施例の画像インターフェイスにおける
ファンクションコントローラの構成を示すブロック図で
ある。
【図13】 同実施例におけるファンクションデコード
コントローラにおいて行なわれるデコードの内容を説明
するための図である。
【図14】 同実施例に変形例において適用されるドキ
ュメントを説明するための図である。
【図15】 この発明の第3実施例における画像データ
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図16】 同実施例におけるカラービットファンクシ
ョンテーブルを示す図である。
【図17】 同実施例に適用される画像形成装置の構成
を示すブロック図である。
【図18】 同実施例における画像要素の分類を説明す
るための図である。
【図19】 同実施例の変形例における画像データ処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図20】 同実施例の変形例におけるカラーマッチン
グファンクションテーブルを示すである。
【図21】 同実施例の変形例における画像要素の分類
を説明するための図である。
【符号の説明】
12……データ通信部(入力手段)、13……画像展開
部(展開手段)、15……画像データ変換部(画像デー
タ変換手段)、18a〜18d……画像用メモリ(画像
データ記憶手段)、19……タグビットメモリ(属性情
報記憶手段)、20……画像インターフェイス(データ
出力手段)、32〜37……画像処理部(画像処理手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のフォーマットで記述されたファイ
    ルであって、異なる複数種類の空間解像度および階調解
    像度の画像要素を有するファイルを入力する入力手段
    と、 前記ファイルを解釈し展開するとともに、画像要素を示
    す属性情報を生成する展開手段と、 前記展開手段により展開されたファイルを、画像要素が
    要する空間解像度および階調解像度に対応する画像デー
    タに変換する画像データ変換手段と、 前記画像データを記憶する画像データ記憶手段と、 前記属性情報を前記画像データと同一の座標空間にて記
    憶する属性情報記憶手段と、 前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報および
    前記画像データ記憶手段により記憶された画像データ
    を、座標空間に対応して読み出して出力するデータ出力
    手段と、 前記出力手段により出力された画像データに対して、前
    記出力手段により出力された属性情報にしたがった画像
    処理を行なう画像処理手段とを具備することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 所定のフォーマットで記述されたファイ
    ルであって、異なる複数種類のカラースペースを有する
    ファイルを入力する入力手段と、 前記ファイルを解釈し展開するとともに、カラースペー
    スを示す属性情報を生成する展開手段と、 前記展開手段により展開されたファイルを、カラースペ
    ースにマッチングする画像データに変換する画像データ
    変換手段と、 前記画像データを記憶する画像データ記憶手段と、 前記属性情報を前記画像データと同一の座標空間にて記
    憶する属性情報記憶手段と、 前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報および
    前記画像データ記憶手段により記憶された画像データ
    を、座標空間に対応して読み出して出力するデータ出力
    手段と、 前記出力手段により出力された画像データに対して、前
    記出力手段により出力された属性情報にしたがったカラ
    ースペース変換処理を行なう画像処理手段とを具備する
    ことを特徴とする画像処理装置。
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