JP2000515097A - 注ぎ出しパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 注ぎ出しパッケージ（１ａ）が、液体ソープ、シャンプーとコンディショナー、家庭用洗剤、クリーナー、研磨剤、乳化クリームなどの液状製品用に形成されており、取り付けられた自己密閉型注ぎ出しバルブ（３ａ）を備えた容器（２ａ）から成っている。バルブは、周縁部分（４ａ）、流出オリフィス（６ａ）を備えたヘッド部分（３ａ）、及び周縁部分と接続した一端とヘッド部分と接続した相対する端とを有するほぼＪ字形の接続スリーブ（７ａ）から成っている。接続スリーブは、鋭角に方向づけられ且つ製品を容器から注ぎ出すときにバルブのヘッド部分の動きを容易にするするように円弧状のベース部分（５１ａ）において相互に連結している第一及び第二脚部分（４５ａ，４６ａ）を備えている弾力的に柔軟な構造を有する。パッケージの上部注ぎ出しの実施形態は、上方の脚の上部に反転されたＪ字形の形状を有し、これは、製品を容器の上部から注ぎ出すために、バルブのヘッド部分へ円弧状に伸長している。

Description

【発明の詳細な説明】 注ぎ出しパッケージ 発明の背景 本発明は、製品のパッケージングに関し、詳細には、流動性製品などの自己密 閉型バルブに関する。 多くの多様なタイプのパッケージまたは容器が、現在、液体、ペースト、粉末 などの流体または流体化製品に使用されており、これら製品の物質は、集約して 一般的に“流体”と呼ばれる。幾つかのこの様な容器には、選択された流量が容 器から流出され、容器へ再び密閉して、閉じられる注ぎ出し容器がある。 自己密閉型注ぎ出しバルブは、ドロービッシュ等に付与された米国特許第４， ７２８，００６号に開示された容器などの幾つかのタイプの製品をパッケージす ることに使用されてきた。しかし、この様なバルブは、特に容器が大きい温度変 化に曝される場合、幾つかの種類の密閉問題、および矛盾の多い注ぎ出し特性に 出会うことが知られている。 最も一般的プラスチック材から製作されたバルブは、それらの材料が製品と反 応するか、混じり合うので、少なくとも幾つかのタイプの容器には使用すること ができない。例えば、食品のパッケージでは、何かの種類の毒素を含んでいるバ ルブ材料の使用を避けるため、注意が払われなければならない。その上、製品内 部の活性成分は、バルブを脆くするか、軟化し、これにより、バルブの設計され た流量及びまたは自己密閉型特性を狂わせる。 液状シリコンゴムのバルブが、最近、幾つかのタイプの容器に使用されており 、その材料が本質的に全く不活性であり、従って、パッケージされた製品と混じ り合うか、反応しないので、特に有利であることが明らかにされた。このような 容器の実施例は、ブラウンに付与された本出願人による米国特許第５，０３３， ６５５号に記載されている。液状シリコンゴムは、容器に使用する多くの特性を 有しているが、この様な適用を問題を多くするほかの特性も有している。例えば 、液状シリコンゴム部品の表面は、安っぽいか、べとつき、非常に高い摩擦例数 を有する。結果として、従来のネジ付き注ぎ口構造により、注ぎ出しバルブを容 器に取り付けようとすると、注ぎ口が耐漏洩密閉を形成するに十分にしっかりと 締め付けられる前に、バルブのブランジ面が、容器と注ぎ口の隣接面へぴったり と粘着する。注ぎ口を締めることにより、バルブブランジとバルブ全体が設計さ れた形状からゆがむことがしばしばあり、これにより、確実な密閉を妨げ、及び またはバルブの意図された注ぎ出しと密閉特性を変える。 製品容器の注ぎ出しバルブに液状シリコンゴムを使用することに関連したほか の欠点は、バルブと容器が繰り返し受ける操作圧力に耐えるように、バルブを容 器へ接続できる、入手可能な接着剤が現在ないことである。液状シリコンゴムに 特有な孔のない性質は、従来の接着剤の使用を不可能にしている。従って、漏ら ずに、注ぎ出し容器の反復される加圧と減圧に耐えるように、液状シリコンゴム バルブを容器へ取り付けることは、重要な考慮すべきことである。 従来の注ぎ出し容器が出会うほかの問題は、製品が過剰な力を必要とせずに繰 り返し注ぎ出され、特に、ある種類の製品を内蔵し続ける場合、使用者により望 まれる製品の量だけをきちんと流出するように、容器、バルブ、および液状製品 の間に適切な設計上のバランスを得ることに関する。例えば、ハンドソープなど の非常に濃度の高い流動性の製品を注ぎ出す場合、使用者は一般に、満足する結 果を得るために、使用に当たって少量または数滴のソープを必要とするだけであ る。これと対照的に、乳剤、日焼け調合乳液などのほかのタイプの流動性を使用 する場合、多量の製品が一般に、使用毎に使用者により必要とされる。容器への 適度な圧力に応答して、敏速、容易に開くようなバルブの能力は、圧力が開放さ れたとき、敏速、確実に閉じるバルブの能力であるように、重要である。バルブ が開かれた時、流体がバルブにより保持されるように、容器に維持されなければ ならない圧力の大きさも、重要である。これら要因のすべての間に適切なバラン スを敏速、正確に得る能力は、注ぎ出し容器を設計する場合に非常に望まれる。 発明の概要 本発明の一つの特徴は、流動性製品の注ぎ出し容器と関連バルブであり、これ はそこに取り付けられた注ぎ出しバルブを有する容器から成っている。注ぎ出し バルブは、容器からの液状の製品の流量を制御し、容器の流出開口の回りを密閉 する周縁部分を有する。バルブはまた、容器内の所定の流出圧力に応答して、そ こから流体を流れるように開き、かつ、所定の流出圧力がなくなると、そこを通 る流体の流れを閉止するように閉じるオリフィスのある中心領域から成るヘッド 部分を有する。バルブは、ほぼＪ字状の接続スリーブから成り、周縁部分と接続 された第一脚部とヘッド部分と接続された第二脚部とがある弾力的に柔軟な構造 である。第一と第二脚部は、相互に鋭角で向かい合っており、容器から製品を注 ぎ出すとき、バルブのヘッド部分の動きを容易にする円弧部分で結合している。 本発明のほかの特徴は、液状の製品などの注ぎ出し容器と関連バルブであり、 そこに取り付けられた注ぎ出しバルブを有する容器から成っている。注ぎ出しバ ルブは、容器からの液状の製品の流量を制御し、容器の流出開口の回りを密閉す る周縁部分を有する。バルブはまた、容器内の所定の流出圧力に応答して、そこ から流体を流れるように開き、かつ、所定の流出圧力がなくなると、そこを通る 流体の流れを閉止するように閉じるオリフィスのある中心領域から成るヘッド部 分を有する。バルブは、弾力的に柔軟な接続スリーブを有し、周縁部分と接続し た第一端部とヘッド部分と接続した第二端部から成っている。接続スリーブの第 二端は、製品を容器から注ぎ出しするとき、バルブのヘッド部分の動きを容易に するためヘッド部分へ円弧状に伸長している反転したＪ字状である。 本発明のさらにほかの特徴は、液状の製品などの注ぎ出し容器と関連バルブで あり、そこに取り付けられた注ぎ出しバルブを有する容器から成っている。注ぎ 出しバルブは、容器からの液状の製品の流量を制御し、容器の流出開口の回りを 密閉する周縁部分を有する。バルブはまた、容器内の所定の流出圧力に応答して 、そこから流体を流れるように開き、かつ、所定の流出圧力がなくなると、そこ を通る流体の流れを閉止するように閉じるオリフィスのある中心領域から成るヘ ッド部分を有する。バルブはまた、外部環境に接し、かつ、容器の内部から見た 場合通常は凹形状である外部表面と、容器内の液状の製品と接している内部表面 とから成るヘッド部分を有し、外部と内部の表面がオリフィスと隣接して厚さが 減少している傾斜した構造を形成するようにヘッド部分の中心領域へ向かって集 中するように、中心領域と、中心領域へ向かって内部へ傾斜している、通常は傾 斜した外側の部分を有する。 本発明のさらにほかの特徴は、液状の製品などの注ぎ出し容器と関連バルブで あり、そこに取り付けられた注ぎ出しバルブを有する容器から成っている。注ぎ 出しバルブは、容器からの液状の製品の流量を制御し、容器の流出開口の回りを 密閉する周縁部分を有する。バルブはまた、容器内の所定の流出圧力に応答して 、そこから流体を流れるように開き、かつ、所定の流出圧力がなくなると、そこ を通る流体の流れを閉止するように閉じるオリフィスのある中心領域から成るヘ ッド部分を有する。ヘッド部分は、外部環境と接している外部表面と、容器内の 液状製品と接している内部表面とを有する。ヘッド部分の外部と内部の表面は、 外部と内部の表面がオリフィスと隣接して厚さが減少している傾斜した構造を形 成するようにヘッド部分の中心領域へ向かって集中するように、中心領域へ向か って内部へ傾斜している。 本発明の基本的な目的は、注ぎ出し容器と、非常に多様な異なる種類の液状の 製品を容易に、きちんと注ぎ出し出来る関連した自己密閉型バルブを提供するこ とである。自己密閉型バルブは、使用者が適度な圧力を容器へ加えると、敏速に かつ確実に密閉するが、それでも容易にかつ完全に開くように、容器と注ぎ出し される液状製品の種類とに整合している。バルブは、トルクをバルブヘッドへ加 えるように形状をなしている弾力的に柔軟な接続スリーブから成っており、この スリーブはオリフィスを開くのに役に立っている。接続スリーブは、オリフィス への過度な圧力を緩和するように、熱膨張による圧力増加などの容器内部の圧力 上昇が、接続スリーブ上のバルブヘッドを移動することにより相殺される、十分 な柔軟性を有する。接続スリーブはまた、連結される容器へ取り付けられたとき の心ずれ及びまたは捻れが、バルブヘッドへ伝達されず、これにより、オリフィ スの開閉を妨げない十分な柔軟性を有するように構成されている。接続スリーブ はまた、容器へ加えられた衝撃力などが、バルブオリフィスが不注意に開くのを 防止するように、バルブヘッドを接続スリーブで移動することにより吸収される に十分な柔軟性を有するように構成されている。バルブは、比較的広範囲の容器 の圧力に置かれても、一般に一定の流量を送るように構成されている。かなりの 量の材料が、一般に使用毎に注ぎ出されるこれらの製品のために、バルブは、オ リフィスが変位して開くと、バルブの確実な密閉を犠牲にすることなく、操作が 非常に容易に行われるように、オリフィスを流れる流量を維持するに必要な圧力 の量が低下する。バルブは極めて多能であり、上部、底部、または側面に使用さ れ、非常に多様な各種の用途に適応する。バルブは非常に耐久性がある一方で、 低減された製造コストと複雑でない設計を備えている。容器全体は効率よく使用 され、経済的に製造され、長期動作寿命が可能であり、特に、多くの各種の提案 された使用に良く適合する。 本発明のこれらの及びほかの利点は、本技術に精通した当事者には、以降の記 載された明細書、請求の範囲、および添付図面を参照することにより、一層よく 理解され、お分かりになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、本発明を具現化している注ぎ出し容器の見取り図であり、その一部は 、連結された容器の底部に取り付けられた自己密閉型バルブを明らかにするため 破断されている。 図２は、注ぎ出し容器の側面図であり、その一部はバルブを明らかにするため 破断されており、バルブは完全に引っ込み、完全に閉じた位置で示されている。 図３は、注ぎ出し容器の側面図であり、その一部はバルブを明らかにするため 破断されており、バルブは完全に伸長して、完全に開いた位置で示されている。 図４は、バルブの拡大部分平面図である。 図５は、バルブの拡大側面図である。 図６は、バルブの拡大断面図である。 図７は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バルブ は完全に閉じて、完全に引っ込んでいる位置で示されている。 図８は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バルブ は完全に閉じて、部分的に引っ込んでいる位置で示されている。 図９は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バルブ は完全に閉じて、部分的に伸長している位置で示されている。 図１０は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バル ブは完全に閉じて、完全に伸長している位置で示されている。 図１１は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バル ブは完全に閉じて、完全に伸長している位置で示されており、そのバルブヘッド 部分は、外部へスナップ動作をし始めて示されている。 図１２は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バル ブ部分は完全に閉じて、完全に伸長している位置で示されており、そのバルブヘ ッドは、外部へスナップ動作を続けて示されている。 図１３は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バル ブ部分は完全に開いて、完全に伸長している位置で示されており、そのバルブヘ ッドは、外部へスナップ動作を終えて示されている。 図１４は、図１３で図示された位置で示された、バルブの拡大底部平面図であ る。 図１５は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バル ブ部分は完全に閉じて、部分的に伸長し、容器の蓋に突き当たっている位置で示 されている。 図１６は、連結された容器に取り付けられたバルブの拡大断面図であり、バル ブ部分は完全に閉じて、部分的に伸長し、ほかの容器の蓋に突き当たっている位 置で示されている。 図１７は、本発明を具体化しているほかの注ぎ出し容器の拡大部分平面図であ る。 図１８は、図１７に示されたバルブの拡大部分底面図である。 図１９は、図１７〜１８に示されたバルブの拡大断面図である。 図２０は、注ぎ出し容器の連結頭部に取り付けられた、図１７〜１９に示され たバルブの拡大垂直断面図であり、容器は完全に直立した向きで、バルブは完全 に閉じた位置で示されている。 図２１は、図２０に示された注ぎ出し容器のバルブと連結された頭部の拡大垂 直断面図であり、容器は逆の向きで、バルブは完全に閉じた位置で示されている 。 図２２は、図２０から２１に示された注ぎ出し容器のバルブと連結された頭部 の拡大断面図であり、容器は逆の向きで、バルブは閉じて、部分的に伸長してい る位置にあり、バルブヘッド部分は外部へスナップ動作をし始めて示されている 。 図２３は、図２０から２２に示された注ぎ出し容器のバルブと連結された頭部 の拡大断面図であり、容器は逆の向きで、バルブは完全に開いて、完全に伸長し た位置にあり、バルブヘッド部分は完全に外部へスナップ動作を終えて示されて いる。 図２４は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大断面図である。 図２５は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大断面図である。 図２６は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大断面図である。 図２７は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大断面図である。 図２８は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大部分底面図であ る。 図２９は、図２８に示されたバルブの拡大断面図である。 図３０は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大断面図である。 図３１は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大断面図である。 図３２は、本発明を具体化しているさらにほかのバルブの拡大断面図である。 好適な実施の形態の詳細な説明 この説明のために、用語“上方”、“下方”、“右”、“左”、“後方”、“ 前方”、“垂直”、“水平”およびその派生語は、図１〜３において方位されて いる本発明に関する。しかし、それとは逆に、明記されている場合を除いて、本 発明は多様なほかの方位と段階の連続を有することを理解されなければならない 。付属図面に示され、以降の明細書に記載された特定の装置と工程は、付属図面 に定義された本発明の概念の単純な例証的実施形態である。従って、ここに開示 された実施形態に関する特定の寸法とほかの物理的特性は、請求の範囲がほかに 明確に言明していないならば、限定するものとして見なされるものではない。 参照数字１（図１）は、一般に、本発明を具体化している注ぎ出し容器を示す 。注ぎ出しパッケージ１は、特に、液状ソープ、家庭クリーナー、研磨剤、乳化 クリーム、食品類などの液状の製品を注ぎ出しするために設計されており、取り 付けられた自己密閉型注ぎ出しバルブ３のある容器２から成っている。バルブ３ は、周縁ブランジ４、流出オリフィス６のあるバルブヘッド５、接続スリーブ７ から成り、バルブブランジ４と接続した一端およびその周縁に隣接したバルブヘ ット５に接続した反対側の端を有する。接続スリーブ７は、容器２内の圧力が所 定の量より高くなると、バルブヘッド５が接続スリーブ７が折り込まれて、巻き 込まれるように外部へ（図８〜１５）移動するような弾力的に柔軟な構造を有す る。図１〜３に示された容器２は、特に底部注ぎ出し用に設計されており、かな り剛性のベース１３に支持された、ほぼ柔軟な楕円形の容器本体１２から成って いる。容器本１２は、好適に、相対した側壁１４，１５、上部１６および底部１ ７から成るワンピース構造を形成するように、適切な有機樹脂材から成型されて いる。容器の側壁１４，１５は、横方向へ撓み、容器２の内部を加圧し、減圧し 、好適に、液状の製品１８を注ぎ出すように容器２へ加えられた外圧が開放され ると、側壁が自動的に元の形状へ戻る、十分な弾力または靭性を有する。 図２及び３に示された容器の底部１７は、下方に開いている首部２０を有し、 これはバルブ３の周縁ブランジ４が配置されている回りの注ぎ出し開口２１を形 成している。図７及び８によく示されているように、首部２０の自由端には、ほ ぼＬ字形の縦断面形状を有する、環状溝２２があり、この断面形状は、バルブ３ の周縁ブランジ４をぴったり受け入れるような形状となっている。容器ベース１ ３は、溝２２に隣接して位置付けられたバルブ保持リング２３を有し、スナップ ロック構造２４により容器本体１２へ取り付けられている。容器ベース１３（図 ２及び３）は、注ぎ出しパッケージ１をカウンター面、流し台、作業面などに当 てて支持するように設計されたほぼ平坦な底部２５を有する。以降に詳細に説明 されるように、バルブ３を注ぎ出しパッケージ１の内部にほぼ引っ込んだ状態に 位置付けるように、首部の溝２２は、容器ベース１３の底部２５の内部に配置さ れている。 図４〜６に関し、示された自己密閉型注ぎ出しバルブ３は、一体に成型された ワンピース構造を有する。バルブ３は、容器２内の液状製品１８と接している内 部と外部環境と接して、向かい合っている外部とを有する。バルブ３は、好適に 、弾性のある柔軟な材料から成型されており、示された実施例において、パッケ ージされている液晶表示装置製品との反応及びまたは混じり合いを避けるように 、実質的に不活性であるシリコンゴムから成っている。本発明の一つの実際の実 施形態において、バルブ３は、液状のシリコンゴムの成型により比較的高速で製 作される。 バルブ３の示された周縁ブランジ４（図４〜６）は、環状面形状とほぼＬ字形 断面形状を有し、内縁３０、外縁３１、底部３２、及びそこから直立している外 側リング３４のある上部３３から成っている。周縁バルブブランジ４は、確実な 耐漏洩性密閉を形成するように保持リング２３を取り付けると、弾性的に圧縮さ れる底部３２と上部３３との間にかなりの厚さを有する。バルブブランジ４のリ ム部分３４は、首部溝２２のバルブ３をきちんとロックして、その間の半径方向 の動きを防止する。 バルブ３の示されたヘッド部分５（図４〜６）は、円形面の形状と、バルブヘ ッド５の半径方向の外側部分においてより厚く、その半径方向の内側部分におい てより薄いほぼ傾斜した構造とを有する。この構造は、以降に説明するように、 バルブ３のスナップ開放／スナップ閉止の動作を得るのに助けとなる。さらに詳 細には、示された実施例において、バルブヘッド５は、外側または外面３８を有 し、これは、注ぎ出しパッケージ１の外部へ向かって外側に開くか、または曲が り、第一所定の半径により形成された、円弧状の側部が立ち上がっている形状を 有する。バルブヘッドの外面３８は、また、接続スリーブ７の内側側壁の間に連 続的に伸長している。バルブヘッド５はまた、内側または内面３９を有し、これ は、注ぎ出しパッケージ１の外部へ向かって外部へ開くか、または曲がり、第二 所定の半径により形成された、円弧状の側部が立ち上がっている形状を有する周 縁部分４０を有する。内面３９の周縁部分４０の半径は、この二つの面がバルブ ヘッド５の中心、または、隣接のオリフィス６へ向かって集中し、バルブヘッド ５の上記内方へ傾斜した構造を形成するように、外面３８の半径より大きい。バ ルブヘッド５の内面３９は、また、円形面の形状を有する中心部分４１から成り 、このほぼ平面または平坦な側部が立ち上がっている形状は、注ぎ出しオリフィ ス６へほぼ直角に指向している。バルブヘッド５の中心部分４１は、以降に記載 されているように、バルブ３の開放と閉止の特性改善に役立つ。バルブヘッド５ の外周は、円形の周縁４２により形成され、これは、周縁部分４０の外縁４３で 始まり、僅かに外方へ傾斜してそこから外部へ伸長し、最終的に接続スリーブ７ へ併合されている。バルブヘッド５の周縁部分４０と中心部分４１との交差は、 円形の縁４４を形成している。周縁４２に沿って測定された、バルブヘッド５の 外径は、内縁３０に沿って測定された、周縁ブランジ４の内径よりかなり小さい 。以降にさらに詳細に説明されているように、バルブヘッド５と周縁ブランジ４ との間の間隔により、バルブヘッド５は、周縁ブランジ４の中心を通り軸方向へ 自由に移動することが出来る。 図４〜６に示された接続スリーブ部分７は、中空の円形面の形状とほぼＪ字形 の縦断面とを有する巻き込みダイアフラムの形をしており、円柱状の側壁部分４ ５と半径方向を外方へ伸長しているベース部分４６から成っている。接続スリー ブ７は、内面と外面４７，４８をそれぞれ有し、これらの面は、接続スリーブ７ がほぼ一様な厚さを有するように、その長さに沿って等距離に間隔を置いて離れ ている。接続スリーブ７の一つの端部は、その周縁４２に隣接したバルブヘッド ５の外面３８と接続しており、接続スリーブ７の反対側の端部５０は、周縁のバ ルブブランジ４の内部縁３０と接続している。端部４９に隣接した接続スリーブ ７の内面４７は、バルブヘッド５の周縁４２とほぼ同一平面にあって、連続的に 配置されており、接続スリーブ７の反対の端部５０は、内縁３０の中間部分で周 縁バルブブランジ７と接続しており、この場合、接続スリーブ７のベース部分４ ６は、周縁バルブブランジ４６から半径方向を内方へ裾状に広がり、また、接続 スリーブ７の円弧部分５１において注ぎ出しパッケージ１の外部へ向かって外方 へ突出している。接続スリーブ部分５１の円弧形状は、接続スリーブ７の最初の 折り込みを助け、次ぎに、以降に詳細に述べるように、バルブヘッド５が外方へ 移動すると、巻き込まれて伸長するのを助ける。接続スリーブ７の端部４９のバ ルブヘッド５への周縁の取り付け位置とその関連幾何学とは、後に考察するよう に、バルブ３がスナップ動作で開くのを助けるトルク力を増加する。接続スリー ブ７の端部４９におけるスリーブの側壁４５の外面４８は、円形の縁５２を形成 している角度でバルブヘッド５の外面３８と交差している。示された実施例にお いて、スリーブの円弧状部分５１の最外側領域は、組立を容易にするように、周 縁ブランジ４の底部３２とほぼ一直線か、または僅かに内方へ配置されている。 接続スリーブ７の長さは、好適に、バルブヘッド５が十分に伸長した位置にある 時（図１０〜１４）、スリーブ７がバルブヘッド５の背後に折れるのを防止する ため、十分に短く選択されており、これにより、バルブヘッド５の引っ込みとの 干渉を避ける。これは以降に詳細に説明する。 示されたワンピースバルブ３は、元の正常な状態において帽子状の側部が立ち 上がっている形状を有し、バルブヘッド５は、ほぼ凹んだ形状を呈する。接続ス リーブ７の弾力的柔軟性により、スリーブ７は折り込まれ、次ぎに、後述のよう に巻き込まれて、伸長する。バルブヘッド５が、容器の首部２０の開口２１に対 し、軸方向へ内方と外方へ自由に移動または浮遊するように、接続スリーブ７は 、バルブヘッド５のある巻き込みダイアフラムとして働く。 示された実施例において、注ぎ出しオリフィス６（図４〜６）は、中心部分４ １の相対する側面３８，３９を貫通して伸長している、二つの交差している十字 状の切れ目５５，５６を有する。示された切れ目５５，５６は、相互に直角関係 に方位しており、中心部分４１の外縁４４から僅かに内部に位置づけされた相対 する端部５５ａ，５５ｂを有する。オリフィスの切れ目５５，５６は、バルブ３ を通る製品の流れを選択的に可能にするように、内方と外方へ曲がる四つのフラ ップまたはペダルを形成している。切れ目５５，５６は、実際の材料の量を少し も取り出すことなく、バルブヘッド５の中心部分４１を薄切りすることにより形 成されており、好適に形成されており、従って、バルブフラップ５７の相対する 側面５８，５９（図１３，１４）は、流出オリフィス６がその正常に十分に閉じ た位置にある場合、相互にぴったりと密閉する。切れ目５５，５６の長さと位置 は、バルブ３の所定の開放と閉止の圧力および注ぎ出しパッケージ１のほかの注 ぎ出し特性を変えることにより、調節することが出来る。各バルブフラップ５７ の側面５８，５９は、その自由端で交差し、端縁６０を形成している。周縁部分 ４０、周縁４２、切れ目の端５５ａ，５５ｂ、および外部面３８の間にあるバル ブヘッド５のその部分は、バルブヘッド５のリング部分６１を形成しており、こ れは以降に詳細に述べるように機能する。 オリフィス６は、望まれるこれらの注ぎ出し特性に従って、多くの異なる形状 、大きさ、及びまたは構造を呈することは理解されるであろう。例えば、オリフ ィス６は、特により小さいか、または狭い流れが望まれる場合、単一の切れ目か ら成ることが出来る。オリフィス６はまた、特に大きいか、または広い流れが望 まれる場合、及びまたは、液状製品が幾つかのタイプのサラダドレッシングなど の混合物を含んでいる場合、三つ以上の切れ目を有することが出来る。孔、ダッ クビルなどのほかの形のオリフィス６は、バルブ３へ組み入れることも出来る。 自己密閉型注ぎ出し容器３は、好適に、望まれる的確な注ぎ出し特性を得るよ うに、特別の容器２および特定のタイプの液状製品に関連して使用するために特 に構成される。例えば、液状製品の粘性と密度は、特に、注ぎ出しパッケージ１ が底部注ぎ出しに構成される場合、バルブヘッド５と接続スリーブ７の大きさと 強度などの、バルブ３の特定の構成を設計するに両方とも重要な要因である。バ ルブ材料の剛性とジュロメーター、およびバルブヘッド５と接続スリーブ７の両 方の大きさと形状も、望まれる注ぎ出し特性を得るのに重要であり、容器２と注 ぎ出される液材１８の両方と注意深く整合されなければならない。 本発明の一つの実施形態は、皿洗い機の洗剤、液状ソープ、乳化クリーム、食 品類などの液状家庭用製品を注ぎ出すために特に設計されている。この様な液状 製品が、底部注ぎ出しのための底部４に配置されたバルブ３が設けられた、中空 成形されたポリプロピレン製の容器から注ぎ出される場合、特に適切であること が分かった、一つの具体的なバルブ３は、次の通りである。周縁バルブブランジ ４の外径と内径は、それぞれ０．７０００と０．５８０２インチであり、バルブ ヘッド５の周縁４２の外径は、０．４３９１インチで、中心部分４１の外径は、 約０．２２１２インチである。接続スリーブ７の厚さは、約０．０１３０インチ であり、周縁ブランジ４の底部３２からバルブヘッド５の縁５２へ測定した、０ ．１１５９インチの全高を有する。バルブヘッドの外面３８の半径は、０．２９ ００インチであり、内面３９の周縁部分４０の半径は、０．０３５０インチであ る。従って、周縁４２におけるバルブヘッド５の厚さ全体は、約０．０７７８イ ンチであり、中心部分４１の中間では約０．０３５０インチである。周縁ブラン ジ４の底部３２から中心部分４１の上部へ測定したバルブ３の全高は、約０．２ ４０２インチである。切れ目５５と５６は、約０．２２００インチの長さを有し 、バルブの中心部分４１において直角に中心に合わされている。バルブは、ダウ ・コーニング・コーポレーションにより商標“ＳＩＬＡＳＴＩＣ ＬＳＲ”とし て製造されたタイプの液状シリコンゴムから一体に成型された。 上記と同一の特定寸法と特性を有するバルブについての実験テストは、バルブ ３は、約２５〜２８インチの水に等しい容器２内部の圧力に露出されると、スナ ップ動作で開くことを示している。バルブ３がスナップ動作で開くその圧力は、 ここでは一般に、所定の注ぎ出しまたは開放圧力と呼ばれる。バルブ３は、容器 ２の内部圧力が約１６〜１８インチの水に等しい圧力より低下すると、自動的に スナップ動作で閉じる。バルブ３がスナップ動作で閉じるその圧力は、ここでは 一般に、所定の閉止圧力と呼ばれる。言及したバルブ３が開いている間、余分な 圧力が容器２へ加えられる場合でも、液状製品のほぼ一定の流量または流れがオ リフィス６を通り流出する。 本発明により、バルブ３は、特に容器２のタイプと注ぎ出される液状製品とを そのまま維持して、多様な形状と大きさを有することが出来ることは、理解され るであろう。バルブ３の所定の開放と閉止の圧力は、個々の製品に望まれるこれ らの注ぎ出し標準に従って、広範囲に変えることが出来る。注ぎ出される液状製 品の流れ特性は、比較的に広範囲の柱状の流れ、細い針状の流れ、点滴などに関 して、かなり調節することも出来る。 動作状態で、注ぎ出しパッケージ１は、次のように機能する。バルブ３は、正 規な状態で、図７に示されたように内部へ向って突出しており、バルブ３は変形 することなく、ほぼ元の成型された形状のままであり、接続スリーブ７は、完全 に引っ込んでおり、流出オリフィス６は完全に閉じている。図示された底部注ぎ 出しパッケージ１に示されているように、バルブ３が容器２の底部に取り付けら れると、容器２が一杯に満たされた場合、液状製品により加えられたヘッドの水 圧を受けても、バルブ３は、流出オリフィス６が確実に閉じたままであるように 構成されている。 容器の側壁１４，１５を手で押さえることにより、圧力がさらに容器２の内部 に加えられると、接続スリーブ７は巻き込みダイアフラムとして機能して、バル ブヘッド５は、接続スリーブを折り込むことにより、注ぎ出しパッケージ１の外 部へ向かって外方へ軸方向へ移動し始め、次ぎに、図８に示すように、巻き込ま れるように外部へ伸長し始める。接続スリーブ７の外部へ突出しているＪ字形の 形状は、接続スリーブ７がこの巻き込み運動を始めるのを助ける。その元の成型 された形状（図７）からの接続スリーブ７の弾性変形は、スリーブ７を弾性的に その元のまたは正常な形状へ戻らせようとする複雑なパターンの応力を発生する 。この力は、接続スリーブ７により周縁４２に隣接したバルブヘッド５へ加えら れた外方へのトルクから成り、以降に詳細に説明するように、流出オリフィス６ をその開放位置へ弾力的に移動させようとする。 図９に示されているように、圧力がさらに容器２の内部に加わると、バルブヘ ッド５は、接続スリーブ７をそれ自体で巻き込むことにより、外方へ軸方向に移 動を続ける。バルブヘッド５の周縁４２は、周縁バルブブランジ４の中心を通過 する。 図１０に示されているように、圧力がさらに容器２の内部に加わると、接続ス リーブ７が完全に伸長するように、バルブヘッド５は、注ぎ出しパッケージ１の 外方へ伸長し続ける。バルブヘッド５が完全に伸長した位置になると（図１０） 、接続スリーブ７に形成された応力により、接続スリーブ７の側壁部分４５は、 バルブヘッド５の周縁４２と同一中心のほぼ円柱形状を呈する。接続スリーブ７ の側壁４５は、バルブヘッド５の周縁４２と平行な向きへ、元の成型形状から１ ８０°折れ返り、外部の舌状部またはリム６５を形成する。 図１１に示されているように、圧力がさらに容器２の内部に加わると、バルブ ヘッド５は、外方へ移動し続ける。しかし、接続スリーブ７は完全に伸長される ので、バルブヘッド５のさらに外方への移動は、接続スリーブ７を縦軸方向へ緊 張させるか、または引き伸ばし、これにより、バルブヘッド５へ加えられた外方 へのトルクを増加する。また、バルブヘッド５のさらに外方への移動は、図１１ によく示されているように、詳細には外面３８に沿って、バルブヘッドを平坦ま たは真っ直ぐにする傾向がある。この平坦化の動きは、バルブヘッド５の円形面 の形状を拡大するか、または膨らませるのを助け、次ぎに、この拡大は、接続ス リーブ７によりバルブヘッド５の周縁４２へ加えられた、半径方向に内方への力 により、抵抗を受け、これにより、バルブ３内にほかの複雑なパターンの応力を 発生し、この力はバルブヘッド５を半径方向に内方へ圧縮する力から成っている 。バルブヘッド５の傾斜した形状により、圧縮歪みの大部分は、バルブヘッド５ の中心部分４１に隣接して発生すると思われる。図１１の破線と実線との比較に より示されているように、接続スリーブ７が、破線で示されているように完全に 伸長した位置にあり、かつ、圧力がさらにバルブ３の内部３９へ加えられると、 外部のリム６５は、図１１の実線で示されているように、軸上を外方へ、半径方 向に外方へ動く。バルブヘッド５の周縁４２は、接続スリーブ７により加えられ たトルク力による結果として、内方へ曲げられるか、弾性変形されて示されてい る。 図１２に示されているように、圧力がさらに容器２の内部に加えられると、バ ルブヘッド５は、接続スリーブ７のさらに縦方向の引き伸ばしと、バルブヘッド ５の面形状の拡大により、外方へ移動を続ける。この動きは、図１２の破線と実 線との比較によりよく示されている。外部リム６５は、図１２の破線に相当する 図１１に示された状態から、軸方向を外方へと半径方向を外方への形で、図１２ の実線で示された位置へ動く。バルブヘッド５の周縁４２は、接続スリーブ７に よりさらに加えられたトルク力の結果として、内方へ曲げられるか、弾性変形さ れて示されている。これらの複合された力と動きは、図１２に示されているよう に、バルブヘッド５を分岐状態へさらに圧縮するようにも働き、バルブヘッド５ に働くこの複合した力により、バルブ３の内面３９にさらに外方への力が加わる と、図１３，１４に示されているように、内面３９は、バルブフラップ５７を分 離するように働くスナップ動作により敏速に外方へ開き、これにより、液状製品 を注ぎ出しオリフィス６から注ぎ出す。ここに示された用語の、バルブ３の分岐 状態は、図１２に示されているように、バルブ３が図１３，１４に示された完全 解放の状態へ開く直前にある比較的に不安定な状態を形成している。バルブ３が 図１２に示された分岐状態を過ぎると、バルブへ５に働く複合力は、与えられた 瞬間に平衡なほんの一時的不安定な状態にあり、次ぎに、バルブヘッド５をほぼ 凹んだ形状へ敏速に移動し、瞬間的にオリフィス６を開く。図１２の実線により 示された分岐状態において、バルブヘッド５は、ほとんど平面の円盤の形状であ り、海面３８は、リム６５とフラップの縁６０との間で内方へカップ状に曲がり 、内面３９は、オリフィス６の中心へ向かって外方へ僅かに曲がっている。 バルブ３のスナップ形の開放は、少なくとも一部で、接続スリーブ７によりバ ルブヘッド５へ加えられたトルクにより得られ、これは図１２に示された実施例 で言及したように、バルブヘッド５の周縁４２をかなり歪ませるのに十分である 。バルブ３が、図１３，１４に示された完全に伸長し、完全に開いた位置にある 場合、バルブフラップ５７と接続したリム部分６１は、外方へ曲がるか、弾性変 形し、これにより、バルブヘッド５のリム６５は、僅かに小さくか、圧縮される 。バルブフラップ５７は、端部５５ａ，５５ｂまたはオリフィスの切れ目５５， ５６の間に伸長している線に沿って折れて開くようになる。接続スリーブ７によ りバルブヘッド５へ加えられた外方へのトルクのほかに、接続スリーブ７二より バルブヘッド５へ加えられた連続的に半径方向に内方への圧縮は、容器２の内部 に伝達された圧力が低下しても、流出オリフィス６を完全に開いた位置に維持し 続ける。従って、流出オリフィス６が、所定の開放圧力の付加により開いた後、 多量の注ぎ出しを容易にし、流量の制御を行うように、オリフィス６からの流体 の流れを維持する必要な圧力は低下するか、または、閾値の圧力より低くなる。 接続スリーブ７の弾性は、バルブヘッド５の膨らむ動作に抵抗するように働き、 これにより、バルブヘッド５をスナップの開放／閉止動作を行えるように圧縮す るので、接続スリーブ７の弾性が、接続スリーブ７を厚くするか、薄くすること により幾らか変わるならば、これにより、スナップ動作の量または程度は、どの ような特定の付加に対して調節することが出来る。同様に、リング６１の弾性強 度は、所望のスナップ動作を行うために調節することが出来る。 かなりの圧力差が容器２へ加えられても、流出オリフィス６を通る流量がほぼ 一定に維持するように、接続スリーブ７によりバルブヘッド５へ働く複合された 圧縮力とトルクは、バルブフラップ５７をほぼ所定の形状へ開く。図１３，１４ によく示されているように、バルブ３が、開放の方向へ図１２の分岐状態を過ぎ た後、バルブ３は、図１３に示された完全解放状態に敏速かつ能動的になり、バ ルブフラップ５７の端縁６０は、流出開口６が、図１４によく示されているよう に星状の面形状になるように、半径方向に外方へ分岐する。バルブヘッド５の周 縁４２は、液状製品１８の圧力と接続スリーブ７により加えられた弾性トルクを 受けて、いくらか内方へ回転するか、軸回転し、これは引き続いて、バルブ３を その元の成型された形状へ弾性的に戻そうとする（図７）。接続スリーブ７は、 容器２内の圧力により発生した外方への力と、オリフィス６を通る液状製品の動 的流れとをより、軸方向と円周方向へ引っ張られる。特にバルブヘッド５と接続 スリーブ７の形状において、示されたバルブ３の幾何学は、オリフィス６がスナ ップ動作で開かれているときはいつでも、バルブ３を図１３と１４に示された形 状へ押し込む。 容器２内の圧力が低下すると、流出オリフィス６は、圧力が事前に選択された 閉止圧力に達するまで、図１３，１４に示されたほぼ完全解放位置においてなお も開いてままであり、その時点で、その元の成型形状（図７）からの弾性変形に よる接続スリーブ７に発生した力は、バルブヘッド５を内方へり、分岐状態から 図１０に示された凹んだ向きへ戻り、これにより、流出オリフィス６が開く動作 と同じように、スナップ動作により利しオリフィス６を能動的に、確実に閉じる 。バルブヘッド５のスナップ閉止動作は、非常に粘性があり及びまたは濃い製品 が注ぎ出される場合でも、滴下または滴りなくパッケージから注ぎ出された液状 製品の流れをぴったりと遮断するように、オリフィス６を非常に速く、非常に完 全に閉じるように働く。接続スリーブ７の弾性がバルブヘッド５を完全に引っ込 んだ、図７に示された元の位置へ戻せることが出来るように、容器２の内部圧力 が低下する時まで、バルブ３は、引き続いて、図１０に示された完全に伸長した 位置のままである。 本発明により熟慮された少なくとも幾つかのバルブ３は、１７〜１８インチの 水の特性などを有する、比較的に高い所定の閉止圧力を有しており、従って、容 器２がスナップの戻り、または負圧を呈していなくても、オリフィス６は、スナ ップ動作で確実に閉じる。さらに、少なくとも幾つかのバルブ３の接続スリーブ ７は、容器２のスナップの戻りまたは負圧がなくても、完全に引っ込んだ位置（ 図７）へバルブヘッド５を自動的に移動するするに十分な弾性を備えているよう に構成されている。従って、バルブ３は、つぶれるバッグ、管などと接続されて 使用するのに容易に適応する。また、バルブ３は、図１〜３に示された、底部注 ぎ出しパッケージに特に適応しており、バルブ３は柱状の液状製品を正常に支え る。 注ぎ出しパッケージ１の多くの実施形態において、容器２は、つぶされた後そ の元の形状へ戻る、比較的強靱な側壁１４，１５で設計されている。この実施形 態において、液状製品を注ぎ出した後の、容器２への空気の吸引は、一般に、容 器２をつぶすのを防止するために望まれ、これにより、容器２が完全に空になる まで、連続的に容易に注ぎ出しするのを可能にする。バルブ３が、完全に閉じ、 完全に引っ込んだ位置（図９）にある場合、バルブヘッド５の凹状の形状により 、空気が容器２の内部へ吸引されて戻り、さらに、オリフィス６が漏れるように 外方へ開くのをきちんと防止する。従って、比較的弱い、薄い壁の容器２でも、 容器の側壁１４，１５をあまりつぶすことなく、バルブ３を使用することが出来 る。 図１５に関し、注ぎ出しパッケージ１は、最初の出荷、輸送などで送られてい るとき、不注意な流出を防止するため確実な閉止構造を備えている。図１５に示 された注ぎ出しパッケージ１は、滑り蓋７０を備えており、これは、閉じている とき、接続スリーブ７と接続されたバルブヘッド５の外方への巻き込まれを物理 的に阻止する。接続スリーブ７の外方へ伸長する動きを抑制することにより、バ ルブヘッド５は、凹んだ形状へ反転するのを防止され、これにより、流出オリフ ィス６を完全に閉じておく。蓋７０がバルブ３の下から横へ滑ると、バルブ３は 、自由に往復して、オリフィス６を開き、液状製品を容器２から注ぎ出す。 図１６は、注ぎ出しパッケージ１のほかの蓋構造の部分説明図であり、取り外 し可能なキャップ７１は、スナップロック、ヒンジなど（示されていない）の従 来の固定手段により保持リングによる着脱可能な接続を備えている。示されたキ ャップ７１は、ほぼ平坦な外面７２、内面７３、および円柱状の側壁７４から成 っており、側壁７４は、バルブヘッド５が、完全伸長した位置にあるとき、内部 のキャップ面７３が、バルブ３のリム６５に突き当たるような大きさと形状を有 する。キャップの内面７３の中心部分は、内方へ突出している、示された実施例 の突起７５を有し、バルブ３へ向かってバルブ３のキャップ状の外面３８へ隣接 した位置へ内方へ伸長している、凸状の半円膨れの形をほぼ呈している。膨れ７ ５は凹んだ形状のバルブヘッド５を実際に保持するように形づけられており、こ れにより、オリフィス６を完全に閉じて確実に維持する。 巻き込み接続スリーブ７上部のバルブヘッド５の往復運動は、注ぎ出しパッケ ージ１に幾つかの重要な利点を付与する。例えば、接続スリーブ７は、熱膨張な どによる、容器２内部に発生した異常な圧力増加が、流出オリフィス６への過度 な圧力を緩和するように、接続スリーブ７に対しバルブヘッド５の移動運動によ りずれる十分な柔軟性により好適に構成されている。この場合、注ぎ出しパッケ ージ１が、シャワーまたは浴槽において反転した状態で掛けるために設計されて いる液状ソープまたはシャンプーに関連して使用されるならば、シャワー内部の 外気温度が上昇する場合、オリフィス６が不注意に開くように流出オリフィス６ へその圧力増加を直接に加える代わりに、バルブヘッド５は、この様な圧力を緩 和するために軸方向を外方へ移動し、これにより、注ぎ出しパッケージから空の 液状製品のすべての不注意な漏れを防止する。 接続スリーブ７の巻き込みダイアフラム作動とバルブヘッド５の軸方向の往復 運動により得られる利益のほかの例は、接続スリーブ７が、バルブを容器へ引き つけるとき受けるバルブブランジ４の心ずれおよびまたは歪みが、バルブヘッド ５へ伝達されず、これにより、注ぎ出しオリフィス６の妨げられない動作を可能 にする十分な柔軟性により好適に構成されていることである。前に言及したよう に、液状シリコンゴムの固有の粘着性により、シリコンゴムから製作されたバル ブの容器２への取り付けは、全く困難であり、バルブ３の周縁４２のあるタイプ の一様でない圧縮およびまたは歪みを発生することがしばしばある。接続スリー ブ７の巻き込みダイアフラム作動無しで、この様な歪みがすべてバルブヘッド５ へ直接に加えられ、従って、これは注ぎ出しオリフィス６を歪ませ、その所定の 開放圧力、閉止圧力、流量などの重要な設計特性を変える。このバルブ３に接続 された巻き込みダイアフラムの接続スリーブ７は、バルブが自由に浮遊出来るよ うに、バルブヘッド５を周縁ブランジ７から隔離または分離しようとし、これに より、この様な問題を避ける。 本発明のこの特徴により得られる利益のさらにほかの例は、接続スリーブ７が 、容器２へ加えられた振動、衝撃力などが、注ぎ出し回路網の不注意な開放を避 けるように、バルブヘッド５を巻き込み接続スリーブ７上で移動することにより 吸収され、およびまたは緩和される十分な柔軟性で好適に構成されていることで ある。パッケージ１が、床の上に落ちて、作業面にどんと強くか、あるいは、ガ タガタ震動してかまたは衝撃を受ける場合、容器２内の液状製品の加速または減 速から起こる衝撃力は、あるいは、注ぎ出しオリフィス６へ直接に伝わり、オリ フィスは不注意に開くようになる。しかし、バルブ３の巻き込み接続スリーブ７ の動作は、この様な衝撃力に対しクッションまたはショックアブソーバーとして 働き、これにより、注ぎ出しパッケージ１からの液状製品の不注意な流出の機会 を非常に緩和する。同様に、注ぎ出しパッケージ１が、幾つかのタイプのサラダ ドレッシングなどの不均質な流体に使用される場合、これらは一般に使用前にシ ョックを受け、接続スリーブ７は、これらの振動を吸収するのを助け、これによ り、漏れを防止する。 本発明のこの特徴により得られる利益のさらにほかの例は、接続スリーブ７が 、バルブ３の所定の開放圧力よりかなり低い非常に適度な圧力だけが、バルブヘ ッド５を完全に引っ込んだ位置から（図７）完全に伸長した位置へ（図１０）移 動するに必要であり、これにより、パッケージ１の注ぎ出す”感じ”を改善する 十分な柔軟性で好適に構成されていることである。使用者が容器２を掴んで、非 常に軽く側壁１４，１５を押しつぶすだけでも、接続スリーブ７とバルブヘッド ５を、図１０に示された完全に伸長し、完全に閉じた位置へ巻き込み伸長し、こ の時点で、バルブヘッド５は瞬間的に停止し、さらに力が容器２へ加わり、これ がバルブ３の所定の開放圧力より大きい容器２の内部圧力を発生するまで、液状 製品の動きは抵抗を受ける。接続スリーブ７とバルブヘッド５のこの動きは、バ ルブヘッド５が完全に伸長した位置（図１０）に達すると、容器の側壁１４，１ ５に受ける振動またはビビリの形で一般に、接触または感じで使用者により感知 される。このビビリ運動は、使用者に信号を送り、バルブヘッド５が完全に伸長 され、一層の圧力により、バルブ３がスナップ動作で開き、液状製品を注ぎ出す ことを知らせる。バルブ３がスナップ動作で開き、閉じると、同じような振動ま たはビビリが、容器の側壁１４，１５により使用者へ伝わり、正確な流量を得る のに役に立つ。 注ぎ出しパッケージ１の示された実施例において、バルブ３が、バルブ３を安 全に格納する容器２の内部に完全に配置されている、図７に示された完全に引っ 込んだ位置と、バルブヘッド５と接続したオリフィスの６とが液状製品をきちん と注ぎ出すために完全に容器２の外部に配置されている、図１３，１４に示され た完全に伸長した位置との間に、バルブヘッド５が移動するように、バルブ３が 容器２の内部に取り付けられている。バルブヘッド５をこれらの末端の位置の間 に移動させることにより、バルブ３は、注ぎ出す時は手際良さを犠牲にすること なく、使用しない時は容器２内で正常に露出せず、安全である。また、接続スリ ーブ７の円弧部分５１が、容器のベース１３底部２５に隣接して配置されるよう に、バルブ３は、容器２内に好適に位置付けられており、従って、注ぎ出しパッ ケージが表面にどんと置かれた場合、バルブ３とその表面が突き当たって、バル ブ３が完全伸長の位置へ移動するのを防止し、これにより、オリフィス６は閉じ たままで、不注意な漏れを防止する。 注ぎ出しパッケージ１は、非常に多能であり、多種多様な液状製品を容易に、 きちんと注ぎ出すことが出来る。自己密閉型バルブ３は、余分な圧力または力を 必要とせず、使用者の手操作により敏速、安全に、その上容易に開けるように、 容器２と注ぎ出す液状製品１８の両方に適合している。折り込んで、巻き込み伸 長するように構成された、弾力的に柔軟性のある接続スリーブ７は、容器２内の 熱膨張に順応し、容器への衝撃力を吸収し、バルブを容器へ取り付ける場合バル ブブランジへ加えられるすべての心ずれ及びまたは歪みに順応し、かつ、正確な 注ぎ出しを非常に容易にする特有の注ぎ出し感を与える。バルブ３は、容器２が 比較的広範囲の圧力を受ける場合でも、オリフィス６がスナップ動作で開くと、 ほぼ一定の流量が設定されるように、構成されている。バルブ３は、注ぎ出しお り６が開くと、確実な密閉を犠牲にすることなく、操作と制御を容易に行うため 、流量を維持する必要な大きさの圧力が低下するように好適に構成されている。 注ぎ出しパッケージ１は、特に、漏れもなく、底部注ぎ出し容器、攪拌容器、お よびほかの同様なパッケージ概念に合わせて設計されている。 参照数字１ａ（図２０〜２３）は、一般に、本発明を具体化しているほかの注 ぎ出しパッケージを示しており、これは特に、接続された容器２ａの上部から製 品を注ぎ出すために設計されている。注ぎ出しパッケージ１ａは、前述の注ぎ出 しパッケージ１に似ているので、図１〜１６と図１７〜２３に出ている同様な部 品は、後者の数字の添え字“ａ”を除いて、同じ対応する数字により表されてい る。 示された容器２ａ（図２０）は、特に、上部注ぎ出しのために設計されており 、適切な有機樹脂材から一体に成型された、一般に柔軟な楕円容器本体から成っ ており、相対する側壁１４ａ，１５ａ、上部１６ａ、および底部１７ａから成る ワンピース構造を形成している。容器の側壁１４ａ，１５ａは、容器２ａの内部 を加圧、減圧するように、横方向へ柔軟であり、好適に、液状製品１８ａを注ぎ 出すように容器２ａへ加えられた外力を開放すると、側壁が元の形状へ自動的に 戻る十分な弾性と靱性を有する。 示された容器の上部１６ａ（図２０から２１）は、首部２０ａから成り、首部 は通常、注ぎ出していないとき開口が上方へ向いており、注ぎ出しバルブ３ａの 周縁４ａが位置している注ぎ出し開口２１ａを形成している。首部２０ａの自由 端は、ほぼＬ字形の縦断面形状を有する環状の溝２２ａから成っており、この溝 は、バルブ３ａの周縁４ａをぴったりと受容するような形状である。バルブ保持 リング２３ａは、溝２２ａに隣接して位置付けられ、スナップロック構造により 容器２ａの首部２０ａに取り付けられている。容器ベース１７ａは、カウンター 面、流し台、作業面などの関連面上部に突き当てて直立して注ぎ出しパッケージ １ａを支持するように設計された、ほぼ平坦で環状の底部の外側２５ａを有する 。図２０〜２３に示された注ぎ出しパッケージ１ａにおいて、注ぎ出しバルブ３ ａは、上述の注ぎ出しパッケージ１（図１〜１７）のバルブ３のほぼ引っ込んで いる状態と反対に、注ぎ出しパッケージ２ａ内でかなり伸長した状態で位置付け られている。 図１７〜１９に関し、示された注ぎ出しバルブ３ａは、前述の注ぎ出しバルブ ３とほぼ似ており、周縁部分４ａ、流出オリフィス６ａを有するヘッド部分５ａ 、および周縁部分４ａと接続した一端とヘッド部分５ａと接続した相対する端と を有する接続スリーブ７ａから成っている。容器２ａ内の圧力が所定量により上 昇したとき、液状製品１８ａを注ぎ出すために、バルブ３ａのヘッド部分５ａが 図２２，２３に示されたように外方へ移動するように、接続スリーブ７ａは弾力 的に柔軟な構造を有する。前述の注ぎ出しバルブ３（図１〜１７）と対照的に、 注ぎ出しバルブ３ａの接続スリーブ７ａは、折り込まれて、巻き込まれ伸長しな いが、単に外方へ移動して、オリフィス６ａが、以降に詳細に説明するようにス ナップ動作で開くように、開放力をバルブヘット５ａへ加える。 示された注ぎ出しバルブ３ａのブランジまたは周縁部分４ａ（図１７〜１９） は、ほぼ三角形断面を有する環形状であり、上縁３０ａ、外側縁３１ａ、および 底部縁３２ａから成っている。バルブ３ａの周縁部分４ａは、確実な耐漏洩密閉 を形成するため保持リング２３ａを取り付けると、弾力で圧縮される、上部と底 部の縁３０ａと３２ａの間の厚さを有する。 示された注ぎ出しバルブ３ａのヘッド部分５ａ（図１７〜１９）は、円形面形 状を有し、バルブヘッド５ａの半径方向の外側部分において厚く、その半径方向 の内側部分において薄いほぼ傾斜した構造を有する。この傾斜構造は、以降に説 明するように、バルブ３ａのスナップ開放／スナップ閉止の動きを得るのを助け る。さらに詳細には、示された実施例において、バルブヘット５ａは外側または 外面３８ａを有し、外方へ外部環境へ向かって開く、外面３８ａは円弧状の側部 が立ち上がっている構造を有し、第一所定の半径により形成されている。バルブ ヘッドの３８ａは、接続スリーブ７ａの外側側壁の間に連続的に伸長している。 バルブヘッド５ａは、また、内側真手は内面３９ａから成っており、内面３９ａ は、注ぎ出しパッケージ１ａの内部へ向かって内方へカーブしている、円弧状の 側部が立ち上がっている構造の周縁部分４０ａを有し、第二所定の半径により形 成されている。内面３９ａの周縁部分４０ａの半径は、この二つの面がオリフィ ス６ａにおいてか、またはそれに隣接してバルブヘッド５ａの中心へ向かって集 中し、前述のバルブヘッド５ａの内方へ傾斜した構造を形成するように、外面３ ８ａの半径より大きい。バルブヘッド５ａの内面３９ａは、また、中心部分４１ ａを有し、これは、流出オリフィス６ａへ直角に向いた、ほぼ平面か、または平 坦な、側部が立ち上がっている構造の円形面形状を有する。バルブヘッド５ａの 中心部分４１ａは、以降に記載されているように、バルブ３ａの開放／閉止特性 を改善するのに役に立つ。バルブヘッド５ａは、円形の周縁４２ａを有し、これ は、周縁部分４０ａで始まり、そこから僅かに傾斜して外方へ伸長しており、最 終的に接続スリーブ７ａへ併合する。バルブヘッド５ａの周縁４２ａは、接続ス リーブ７ａの隣接した上部の内側に間隔を置いて離れている。ヘッド部５ａの周 縁部分４０ａと中心部分の内側の部分は、円形の縁４４ａを形成している。 示された注ぎ出しバルブ３ａの接続スリーブ部分７ａは、ほぼＪ字形の縦断面 形状を有し、第一脚部分４６Ａの形の環状ベース部分と、第二脚部分４５Ａの形 の半径方向に内部に円柱状の側壁部分とから成っている。接続スリーブ７ａは、 内面と外面４７ａと４８ａをそれぞれ有し、これらは、接続スリーブ７ａがほぼ 一様な厚さを有するように、その長さに沿って等間隔に離れている。接続スリー ブ７ａのいったん４９ａは、バルブ３ａのヘッド部分５ａと接続し、接続スリー ブ７ａの相対する端５０ａは、バルブ３ａの周縁部分４ａと接続している。接続 スリーブ７ａの第一と第二の脚部分４５ａと４６ａは、接続スリーブ脚４５ａ， ４６ａの外面の間で測定され、図１９のギリシャ文字シーター（“θ”）により 示された鋭角で相互に向い合っている。 図１７〜１９に示された実施例において、接続スリーブ７ａの第一脚部分４６ ａは、第二脚部分４５ａ短く、それらの間に含まれた角度は、６５〜８５度の範 囲である。また、接続スリーブ７ａの第一脚部分４６ａは、ヘッド部分５ａの軸 の中心線に対し鋭角で向いており、この線は切れ目５６ａを通って伸びている。 バルブ３ａの外縁４２ａは、ほぼ平坦で、ヘッド部分５ａの軸の中心線と概ね平 行である。接続スリーブ７ａの第二脚部分４５ａは、２〜１０度の範囲の角度で 、ヘッド部分５ａの軸の中心線へ鋭角で向いている。 示された注ぎ出しバルブ３ａの接触子スリーブ７ａは、脚部分４６ａの上部に 反転されたＪ字形の端部４９ａを有しており、この端部は、バルブ３ａのヘッド 部分５ａへ円弧状に伸長しており、製品を容器３ａから注ぎ出するとき、ヘッド 部分５ａの動きをさらに容易にする。前に言及したように、バルブヘッド５ａの 外縁４２ａは、接続脚４５ａの上端の内面から間隔を置いて離れている。バルブ ヘッド５ａと接続スリーブ７ａとの間のこの間隔は、以降に詳細に説明するよう に、製品を接続して容器から注ぎ出すとき、トルクをバルブヘッド５ａへ加える のを支援する。接続スリーブの脚部分４５ａの反転したＪ字形の端部４９Ａは、 外面３８ａの外縁に隣接したバルブヘッド部分５ａへ接合するため、約１８０度 でぐるりと囲んでいる。 操作中に、パッケージ１ａは、次のように機能する。バルブ３ａは、通常、図 ２０に示されたように外方へ向いており、バルブ３ａは、変形せずに、ほぼ元の 成型された形状のままであり、接続スリーブ７ａの主要部分とヘッド部分５ａは 、スナップリング２３ａから外部へ突出している。示されている上部の注ぎ出し パッケージ１ａに示されているように、バルブ３ａが容器２ａの上部に取り付け られると、バルブ３ａは、液状製品１８ａにより加えられたヘッドの水圧を正常 に受けていない。 製品１８ａをパッケージ１ａから注ぎ出すために、最初、使用者は、容器２ａ を図２１〜２３に示された逆さまの向きに反転する。好適に、流出オリフィス６ ａは、液状製品１８ａが注ぎ出される位置に直接か、または一直線上に配置され る。次ぎに、圧力がさらに、容器の側壁１４ａ，１５ａを手で内方へ押し曲げる ことなどにより、容器２ａの内部へ伝えられる。接続スリーブ７ａは、図２２に 示されているように、バルブ３ａのヘッド部分５ａを注ぎ出しパッケージ１ａの 外部へ向かって軸方向を外方へ移動し始めさせる。接続スリーブ７ａのＪ字形構 造は、バルブヘッド部分５ａの軸上の移動を行うのを助ける。その元の成型形状 からの接続スリーブ７ａの弾性変形は、スリーブ７ａをその元のまたは正常な形 状へ弾力的に戻らせようとする、複合パターンの応力を発生する。この力は、接 続スリーブ７ａによりヘッド部分５ａへ加えられた、外部へ指向したトルクから 成っており、これは、流出オリフィス６ａをその開放位置へ向かわせようとする 。 圧力がさらに、容器２ａの内部へ伝達されると、バルブ３ａのヘッド部分５ａ は、接続スリーブ７ａがさらに伸びることにより、外方へ移動を続け、さらに、 バルブヘッド５ａの面形状が拡大して、注ぎ出しバルブ１に関して詳細に前述し たことと同じように、図２３に示された、完全に開いた位置へスナップ動作で開 く。第二脚部分４５ａの上端は、その外面３８ａに隣接したヘッド部分５ａへ引 かれるので、ヘッド部分５ａが軸方向を外方へ移動するように、トルクは、ヘッ ド部分５ａへ加えられ、これはオリフィス６ａをスナップ動作で開こうとする。 第二脚部分４５ａの反転したＪ字形部分４９ａは、これらの開放力をバルブヘッ ド５ａへ効果的に加えるのを支援する。 参照数字３ｂ（図２４），３ｃ（図２５），３ｄ（図２６），３ｅ（図２７） ，および３ｆ（図２８〜２９）は、一般に、本発明のほかの実施形態を示してお り、これらは僅かに異なる注ぎ出しバルブの形状を有する。注ぎ出しバルブ３ｂ 〜３ｆは、前述の注ぎ出しバルブ３と３ａに似ているので、図１〜２３と２４〜 ２９に出ている同じような部品は、それぞれ、後者の参照数字の”ｂ”〜”ｆ” を除いて、同じ対応する参照数字により表されている。 注ぎ出しバルブ３ｂ〜３ｆは、それぞれ、前述の注ぎ出しバルブ３ａに似てい る、上部注ぎ出し容器用に特に設計されており、同様に動作する。さらに詳細に は、注ぎ出しバルブ３ｂは、注ぎ出しバルブ３ｂの内部のヘッド部分の表面４０ ａが完全に円弧であり、注ぎ出しバルブ３ａの円形の中心部分４１ａが欠如して いることを除いて、注ぎ出しバルブ３ａと似ている。バルブヘッドの内面４０の 半径は、バルブヘッド５ｂは傾斜した形状を有し、これは流出オリフィス６ｂに おいて薄いように、バルブヘッドの外面３８ｂの半径より大きい。 注ぎ出しバルブ３ｃは、ヘッド部分５ｃがほぼ一様な厚さを有するように、バ ルブヘッド５ｃの相対する表面４０ｃと３８ｃが平行であり、同一半径であるこ とを除いて、注ぎ出しバルブ３ｂと似ている。注ぎ出しバルブ３ｄは、接続スリ ーブ７ｄの上端が、バルブ３ｃの反転したＪ字形４９Ｃが無く、接続されたヘッ ド部分５ｄへ直接に取り付けられていることを除いて、バルブ３ｃと似ている。 注ぎ出しバルブ３ｅは、接続スリーブ７ｅの上端が、バルブ３ａの反転されたＪ 字形４９ａが無く、ヘッド部分５ｅへ直接に取り付けられていることを除いて、 バルブ３ａに似ている。注ぎ出しバルブ３ｆは、ヘッド部分５ｆの内面４０ｆが 、バルブ３ａの円形４４ａの代わりに、オリフィス６ａに隣接した正方形を有す ることを除いて、バルブ３ａに似ている。 参照数字３ｇ（図３０），３ｈ（図３１）および３ｉ（図３２）は、一般に、 本発明を具体化しているほかの注ぎ出しバルブを示している。注ぎ出しバルブ３ ｇ〜３ｉは、前述の注ぎ出しバルブ３〜３ｆに似ているので、図３０〜３２に出 ている同じような部品は、後者の参照数字のそれぞれ添え字”ｇ”〜”ｉ”を除 いて、同じ対応する参照数字により表せられている。注ぎ出しバルブ３ｇ〜３ｉ は、それぞれ、底部注ぎ出しパッケージ用に特に設計されており、バルブ３に似 ており、同様に動作する。より詳細には、注ぎ出しバルブ３ｇは、バルブヘッド ５ｇの相対する表面３８ｇ，４０ｇが、切頭円錐であり、流出オリフィス６ｇに 隣接した中心の円形領域８０，８１へ傾斜していることを除いて、前述のバルブ ３に似ている。注ぎ出しバルブ３ｈは、ヘッド部分５ｈの相対する表面３８ｈ， ４０ｈが注ぎ出しバルブ３ｇの円形領域８０，８１を欠如するように、それらの 表面３８ｈ，４０ｈが流出オリフィス６ｈにおいて交差していることを除いて、 前述の注ぎ出しバルブ３ｇに似ている。注ぎ出しバルブ３ｉは、ヘッド部分５ｉ の外面４０ｉが平坦であり、バルブ３ｉの中心軸にほぼ垂直に向いていることを 除いて、前述の注ぎ出しバルブ３ｈに似ている。 これまでの説明において、変形が、開示された概念から逸脱することなく本発 明に行われることは、本技術に習熟した当事者により容易にお分かりであろう。 その言語によるこれらの請求の範囲が、ほかに明確に述べていなければ、この様 な変形は、以降の請求の範囲に含まれると考えられるものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．選択された液状製品を収容するように形づくられ且つ流出開口を有する容器 と； 前記容器からの液状製品の流れを制御するものであって、前記容器の流出開口 の回りを密閉する周縁部分と、前記容器内の所定の流出圧力に応答して流体の流 れを行うように開き且つ所定の流出圧力を除去すると流体の流れを遮断するよう に閉じるオリフィスを備えた中心領域から成るヘッド部分と、前記周縁部分に接 続された第一脚部分と前記ヘッド部分に接続された第二脚部分とを備えると共に 前記第一及び第二脚部分が相互に鋭角で向かい合い且つ製品を容器から注ぎ出す ときに前記ヘッド部分の動きを容易にするための円弧状の部分において相互に連 結している、弾力的に柔軟な構造を有するほぼＪ字形の接続スリーブとを有する 注ぎ出しバルブと を含んでいることを特徴とする液状製品の注ぎ出しパッケージ。 ２．前記接続スリーブの前記第一脚部分が前記接続スリーブの前記第二脚部分よ り短いことを特徴とする請求項１に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３．前記接続スリーブが相対する端部分の間にほぼ一様な厚さを有することを特 徴とする請求項２に記載の注ぎ出しパッケージ。 ４．前記ヘッド部分が前記中心領域を通って伸長している軸中心線を有し； 前記接続スリーブの前記第二脚部分が前記ヘッド部分の軸中心線に対し鋭角で 方向づけられていることを特徴とする請求項３に記載の注ぎ出しパッケージ。 ５．前記バルブの前記周縁部分が前記ヘッド部分の前記軸中心線とほぼ平行に方 向づけられたほぼ平坦な外縁から成ることを特徴とする請求項４に記載の注ぎ出 しパッケージ。 ６．前記接続スリーブの前記第一脚部分が前記ヘッド部分の軸中心線へ鋭角で方 向づけられていることを特徴とする請求項５に記載の注ぎ出しパッケージ。 ７．前記ヘッド部分の前記円弧状部分が４分の１の円形を有することを特徴とす る請求項６に記載の注ぎ出しパッケージ。 ８．前記周縁部分がほぼ三角形の軸断面形状を有することを特徴とする請求項７ に記載の注ぎ出しパッケージ。 ９．前記周縁部分が前記外縁から前記第一脚部分へ内方へ傾斜している相対する 面から成ることを特徴とする請求項８に記載の注ぎ出しパッケージ。 １０．前記オリフィスが前記ヘッド部分の軸中心線と同一中心に位置づけられて いることを特徴とする請求項９に記載の注ぎ出しパッケージ。 １１．前記接続スリーブの前記第二脚部分が、製品を前記容器の上部から注ぎ出 すとき前記ヘッド部分の動きをさらに容易にするように前記ヘッド部分へ円弧状 に伸長している反転されたＪ字形の端部分を有することを特徴とする請求項１０ に記載の注ぎ出しパッケージ。 １２．前記ヘッド部分が、前記接続スリーブの第二脚部分の隣接した上部分とほ ぼ平行で、かつそこから半径方向に内方へ間隔を置いて離れて配置された外縁を 有することを特徴とする請求項１１に記載の注ぎ出しパッケージ。 １３．前記接続スリーブが相対する端部分の間にほぼ一様な厚さを有することを 特徴とする請求項１に記載の注ぎ出しパッケージ。 １４．前記ヘッド部分が前記中心領域を通り伸長している軸中心線を有し； 前記接続スリーブの前記第二脚部分が前記ヘッド部分の軸中心線に対し鋭角で 方向づけられていることを特徴とする請求項１に記載の注ぎ出しパッケージ。 １５．前記ヘッド部分が前記中心領域を通り伸長している軸中心線を有し； 前記バルブの前記周縁部分が前記ヘッド部分の軸中心線とほぼ平行に方向づけ せられたほぼ平坦な外縁から成ることを特徴とする請求項１に記載の注ぎ出しパ ッケージ。 １６．前記ヘッド部分が前記中心領域を通り伸長している軸中心線を有し； 前記接続スリーブの前記第一脚部分が前記ヘッド部分の軸中心線に対し鋭角で 方向づけられていることを特徴とする請求項１に記載の注ぎ出しパッケージ。 １７．前記接続スリーブの前記円弧状部分がほぼ４分１円の形状を有することを 特徴とする請求項１に記載の注ぎ出しパッケージ。 １８．前記周縁部分がほぼ三角形の軸断面形状を有することを特徴とする請求項 １に記載の注ぎ出しパッケージ。 １９．前記ヘッド分部が前記中心領域を通り伸長している軸中心線を有し； 前記オリフィスが前記ヘッド部分の軸中心線と同一中心に位置付けられている ことを特徴とする請求項１に記載の注ぎ出しパッケージ。 ２０．前記接続スリーブの前記第二脚部分が、製品を前記容器の上部から注ぎ出 すとき前記ヘッド部分の動きをさらに容易にするように前記ヘッド部分へ円弧状 に伸長している反転されたＪ字形の端部分を有することを特徴とする請求項１に 記載の注ぎ出しパッケージ。 ２１．流出開口を備えた容器を有するタイプの液状製品パッケージ用の注ぎ出し バルブにおいて： 前記容器からの液状製品の流れを制御するものであって、前記容器の流出開口 の回りを密閉する周縁部分と、前記容器内の所定の流出圧力に応答して流体の流 れを行うように開き且つ所定の流出圧力を除去すると流体の流れを遮断するよう に閉じるオリフィスを備えた中心領域から成るヘッド部分と、前記周縁部分に接 続された第一脚部分と前記ヘッド部分に接続された第二脚部分とを備えると共に 第一及び第二脚部分が相互に鋭角で向かい合い且つ製品を容器から注ぎ出すとき に前記ヘッド部分の動きを容易にする円弧状の部分において相互に連結している 、弾力的に柔軟な構造を有するほぼＪ字形の接続スリーブとを有することを特徴 とする注ぎ出しバルブ。 ２２．前記接続スリーブの前記第一脚部分が前記接続スリーブの前記第二脚部分 のより短いことを特徴とする請求項２１に記載の注ぎ出しパッケージ。 ２３．前記接続スリーブが相対する端部分の間にほぼ一様な厚さを有することを 特徴とする請求項２１に記載の注ぎ出しパッケージ。 ２４．前記接続スリーブの前記第二脚部分が、製品を前記容器の上部から注ぎ出 すとき前記ヘッド部分の動きをさらに容易にするように前記ヘッド部分へ円弧状 に伸長している反転されたＪ字形の端部分を有することを特徴とする請求項２１ に記載の注ぎ出しパッケージ。 ２５．選択された液状製品を収容するように形づくられ且つ流出開口を有する容 器と； 前記容器からの液状製品の流れを制御するものであって、前記容器の流出開口 の回りを密閉する周縁部分と、前記容器内の所定の流出圧力に応答して流体の流 れを行うように開き且つ所定の流出圧力を除去すると流体の流れを遮断するよう に閉じるオリフィスを備えた中心領域から成るヘッド部分と、前記周縁部分に接 続された第一脚部分と前記ヘッド部分に接続された第二脚部分とを有すると共に 前記第二端部が製品を容器から注ぎ出すときに前記ヘッド部分の動きを容易にす るように円弧状に伸長している反転されたＪ字形を有する、弾力的に柔軟な接続 スリーブとを有する注ぎ出しバルブと を含んでいることを特徴とする液状製品の注ぎ出しパッケージ。 ２６．前記ヘッド部分が、外部の環境と接し、かつ前記容器の外部から見たとき ほぼ凹んでいる形状を有する外面を有することを特徴とする請求項２５に記載の 注ぎ出しパッケージ。 ２７．外面と内面が前記ヘッド部分の中心領域へ向かって集中して、前記オリフ ィスに隣接した厚さが減少している傾斜した構造を形成するように、前記ヘッド 部分が、前記容器内の液状製品と接し、かつ中心領域と前記中心領域へ向かって 内方へ傾斜しているほぼ傾斜した外側部分とを有する内面を有することを特徴と する請求項２６に記載の注ぎ出しパッケージ。 ２８．前記ヘッド部分が、前記接続スリーブの隣接した上部とほぼ平行に配置さ れ、かつ前記上部から半径方向に内方へ間隔を置いて離れている外縁を有するこ とを特徴とする請求項２７に記載の注ぎ出しパッケージ。 ２９．前記接続スリーブが前記第一と第二の端部の間に配置されたほぼ直線の中 間部分を有することを特徴とする請求項２８に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３０．前記ヘッド部分の前記中間と第一端部分が集合的に丁字形を形成している ことを特徴とする請求項２９に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３１．選択された液状製品を収容するように形づくられ且つ流出開口を有する容 器と； 前記容器からの液状製品の流れを制御するものであって、前記容器の流出開口 の回りを密閉する周縁部分と、前記容器内の所定の流出圧力に応答して流体の流 れを行うように開き且つ所定の流出圧力を除去すると流体の流れを遮断するよう に閉じるオリフィスを備えた中心領域から成るヘッド部分とを有する注ぎ出しバ ルブと を備え、前記ヘッド部分が、外部環境に接し且つ前記容器の外部から見た場合 ほぼ凹んでいる形状を有する外面と、前記容器内の液状製品と接し且つ中心領域 と前記中心領域へ向かって内方へ傾斜しているほぼ傾斜した外側部分とを有する 内面とを有し、前記外面と内面が前記ヘッド部分の中心領域へ向かって集中して 前記オリフィスに隣接した厚さが減少している傾斜した構造を形成することを特 徴とする液状製品の注ぎ出しパッケージ。 ３２．前記バルブは、前記周縁部分と接続した第一脚部分と前記ヘッド部分と接 続した第二脚部分とを備えた弾力的に柔軟な構造を有するほぼＪ字形接続スリー ブから成っており；前記第一と第二脚部分が鋭角で相互に向かい合い且つ製品を 前記容器から注ぎ出すとき前記ヘッド部分の動きを容易にする円弧状の部分で相 互に連結していることを特徴とする請求項３１に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３３．前記接続スリーブの前記第一脚部分が、前記接続スリーブの前記第二脚部 分より短いことを特徴とする請求項３２に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３４．前記接続スリーブが相対する端部分の間にほぼ一様な厚さを有することを 特徴とする請求項３３に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３５．選択された液状製品を収容するように形づくられ且つ流出開口を有する容 器と； 前記容器からの液状製品の流れを制御するものであって、前記容器の流出開口 の回りを密閉する周縁部分と、前記容器内の所定の流出圧力に応答して流体の流 れを行うように開き且つ所定の流出圧力を除去すると流体の流れを遮断するよう に閉じるオリフィスを備えた中心領域から成るヘッド部分とを有する注ぎ出しバ ルブと を備え、前記ヘッド部分が、外部の環境と接している外面と前記容器内の液状 製品と接している内面とを有し、前記ヘッド部分の前記外面と内面が前記ヘッド 部分の中心領域へ向かって集中して前記オリフィスに隣接した厚さが減少してい る傾斜した構造を形成するように前記ヘッド部分の前記外面と内面が前記中心領 域へ向かって内方へ傾斜していることを特徴とする液状製品の注ぎ出しパッケー ジ。 ３６．前記バルブは、前記周縁部分と接続した第一脚部分と前記ヘッド部分と接 続した第二脚部分とを備えた弾力的に柔軟な構造を有するほぼＪ字形接続スリー ブから成っており；前記第一と第二脚部分が鋭角で相互に向かい合い且つ製品を 前記容器から注ぎ出すとき前記ヘッド部分の動きを容易にする円弧状の部分で相 互に連結していることを特徴とする請求項３５に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３７．前記接続スリーブの前記第一脚部分が、前記接続スリーブの前記第二脚部 分より短いことを特徴とする請求項３６に記載の注ぎ出しパッケージ。 ３８．前記接続スリーブが相対する端部分の間にほぼ一様な厚さを有することを 特徴とする請求項３７に記載の注ぎ出しパッケージ。