JP2000350421A - 回転電機の巻線接合方法および装置 - Google Patents
回転電機の巻線接合方法および装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接部以外における巻線の絶縁被膜劣化を低
減すること。 【解決手段】 周方向に隣り合う溶接部13の間に棒状
プラス電極12を配置する工程と、溶接部13とトーチ
2との間に電圧を印加する工程と、溶接部13とトーチ
2とを周方向に相対的に移動させる工程とを有すること
を特徴としている。これによると、周方向に隣り合った
溶接部13の間には、棒状プラス電極12が配置されて
いる。そのため、隣り合う溶接部13間の巻線がアーク
熱により焦げ、劣化することが低減される。
減すること。 【解決手段】 周方向に隣り合う溶接部13の間に棒状
プラス電極12を配置する工程と、溶接部13とトーチ
2との間に電圧を印加する工程と、溶接部13とトーチ
2とを周方向に相対的に移動させる工程とを有すること
を特徴としている。これによると、周方向に隣り合った
溶接部13の間には、棒状プラス電極12が配置されて
いる。そのため、隣り合う溶接部13間の巻線がアーク
熱により焦げ、劣化することが低減される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の巻線接
合方法および装置に関するものであり、自動車、トラッ
ク等に搭載される車両用交流発電機のステータ巻線の接
合方法および装置に用いて好適なものである。
合方法および装置に関するものであり、自動車、トラッ
ク等に搭載される車両用交流発電機のステータ巻線の接
合方法および装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ステータ巻線の接合には、電
極と巻線溶接部との間でアーク放電させ、その熱を利用
して巻線を溶融接合するアーク溶接が一般に採用されて
いる。
極と巻線溶接部との間でアーク放電させ、その熱を利用
して巻線を溶融接合するアーク溶接が一般に採用されて
いる。
【0003】ところで、ステータに用いられている巻線
には、一般に絶縁被膜が施されており、巻線の絶縁性確
保のためには溶接時の熱による被膜劣化を防止すること
が必要である。そのため、従来は、溶接部以外に溶接ア
ーク熱を与えないようにするため、溶接部の1点1点に
印加電圧を加えてアーク溶接を行っていた。
には、一般に絶縁被膜が施されており、巻線の絶縁性確
保のためには溶接時の熱による被膜劣化を防止すること
が必要である。そのため、従来は、溶接部以外に溶接ア
ーク熱を与えないようにするため、溶接部の1点1点に
印加電圧を加えてアーク溶接を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接部
の1点1点でアーク放電させるようにすると、即ち、溶
接部の各点毎に印加電圧のオンとオフを繰り返すと、初
期の立ち上がり通電時の不安定な印加電流の影響度が大
きくなり、溶接品質が不安定となる。また、初期通電時
の不安定な印加電流は、過入熱状態を引き起こすため、
絶縁被膜の熱劣化防止は困難であった。さらに、溶接部
を1点1点接合する場合には、工数も多大であった。
の1点1点でアーク放電させるようにすると、即ち、溶
接部の各点毎に印加電圧のオンとオフを繰り返すと、初
期の立ち上がり通電時の不安定な印加電流の影響度が大
きくなり、溶接品質が不安定となる。また、初期通電時
の不安定な印加電流は、過入熱状態を引き起こすため、
絶縁被膜の熱劣化防止は困難であった。さらに、溶接部
を1点1点接合する場合には、工数も多大であった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、溶接部以外における巻線の絶縁被膜劣化を低減する
ことを目的とする。
り、溶接部以外における巻線の絶縁被膜劣化を低減する
ことを目的とする。
【0006】また、本発明は、高速で安定した溶接を行
うことを目的とする。
うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、周方向に隣り合う溶接
部(13)の間に保護部材(12)を配置する保護部材
配置工程と、溶接工具(2)を活性化する活性化工程
と、溶接部(13)と溶接工具(2)とを周方向に相対
的に移動させる移動工程とを有することを特徴としてい
る。
め、請求項1に記載の発明では、周方向に隣り合う溶接
部(13)の間に保護部材(12)を配置する保護部材
配置工程と、溶接工具(2)を活性化する活性化工程
と、溶接部(13)と溶接工具(2)とを周方向に相対
的に移動させる移動工程とを有することを特徴としてい
る。
【0008】これによると、周方向に隣り合った溶接部
(13)の間には、保護部材(12)が配置されてい
る。そのため、隣り合う溶接部(13)間の巻線被膜が
熱により焦げ、劣化することが低減される。また、溶接
部(13)に加えられた熱は隣り合う溶接部(13)に
も伝えられる。そのため、溶接が終了した溶接部(1
3)は急冷されずに徐冷されるので、溶接部(13)の
割れや収縮によるブローホールの発生が低減できる。ま
た、溶接前の溶接部(13)は予熱が行われるので、効
率的に溶接を行うことが可能となる。
(13)の間には、保護部材(12)が配置されてい
る。そのため、隣り合う溶接部(13)間の巻線被膜が
熱により焦げ、劣化することが低減される。また、溶接
部(13)に加えられた熱は隣り合う溶接部(13)に
も伝えられる。そのため、溶接が終了した溶接部(1
3)は急冷されずに徐冷されるので、溶接部(13)の
割れや収縮によるブローホールの発生が低減できる。ま
た、溶接前の溶接部(13)は予熱が行われるので、効
率的に溶接を行うことが可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明では、活性化工程と
移動工程とは、交互に行われることを特徴としている。
これによると、溶接工具(2)を活性化して溶接部(1
3)の接合を行い、その後、溶接部(13)と溶接工具
(2)とを周方向に相対的に移動させている。即ち、溶
接部(13)を1点1点接合している。この場合におい
ても、隣り合う溶接部(13)間は、保護部材(12)
によって保護されているので、溶接部(13)以外の部
分の絶縁被膜の劣化を低減することができる。また、隣
り合う溶接部(13)の徐冷と予熱を行うことも可能と
なる。
移動工程とは、交互に行われることを特徴としている。
これによると、溶接工具(2)を活性化して溶接部(1
3)の接合を行い、その後、溶接部(13)と溶接工具
(2)とを周方向に相対的に移動させている。即ち、溶
接部(13)を1点1点接合している。この場合におい
ても、隣り合う溶接部(13)間は、保護部材(12)
によって保護されているので、溶接部(13)以外の部
分の絶縁被膜の劣化を低減することができる。また、隣
り合う溶接部(13)の徐冷と予熱を行うことも可能と
なる。
【0010】請求項3に記載の発明では、活性化工程と
移動工程とは、同時に行われることを特徴としている。
これによると、溶接工具(2)の活性化と溶接工具
(2)の移動を同時に行っている。即ち、溶接工具
(2)を活性化したまま溶接部(13)と溶接工具
(2)との相対移動を行い、連続的に溶接部(13)を
溶接している。この場合には、隣り合う溶接部(13)
間の移動の際にも、溶接工具(2)の活性化が行われる
が、隣り合う溶接部(13)間には、保護部材(12)
が配置されているので、溶接部(13)以外の部分の絶
縁被膜の劣化を低減することができる。例えば、溶接方
法として、溶接部(13)と溶接工具(2)との間に電
圧を印加することにより溶接工具(2)を活性化するア
ーク溶接を採用した場合には、アーク電圧をかけたまま
の状態を維持しているので、初期の立ち上がり通電時の
不安定な印加電流の影響を抑えることも可能となる。さ
らに、アーク電圧をかけたまま溶接部(13)と溶接電
極(2)との移動を行えるので、高速に溶接部(13)
のアーク溶接を行うことが可能となる。
移動工程とは、同時に行われることを特徴としている。
これによると、溶接工具(2)の活性化と溶接工具
(2)の移動を同時に行っている。即ち、溶接工具
(2)を活性化したまま溶接部(13)と溶接工具
(2)との相対移動を行い、連続的に溶接部(13)を
溶接している。この場合には、隣り合う溶接部(13)
間の移動の際にも、溶接工具(2)の活性化が行われる
が、隣り合う溶接部(13)間には、保護部材(12)
が配置されているので、溶接部(13)以外の部分の絶
縁被膜の劣化を低減することができる。例えば、溶接方
法として、溶接部(13)と溶接工具(2)との間に電
圧を印加することにより溶接工具(2)を活性化するア
ーク溶接を採用した場合には、アーク電圧をかけたまま
の状態を維持しているので、初期の立ち上がり通電時の
不安定な印加電流の影響を抑えることも可能となる。さ
らに、アーク電圧をかけたまま溶接部(13)と溶接電
極(2)との移動を行えるので、高速に溶接部(13)
のアーク溶接を行うことが可能となる。
【0011】請求項4に記載の発明では、保護部材配置
工程では、保護部材(12)として、電気導体と該保護
部材(12)との接触部分のうちコアの軸方向における
長さ(L)が、周方向における電気導体の板厚(T)に
対して1倍以上となるものを用いることを特徴としてい
る。これにより、絶縁被膜の劣化長さ(W)を小さくす
ることができる。
工程では、保護部材(12)として、電気導体と該保護
部材(12)との接触部分のうちコアの軸方向における
長さ(L)が、周方向における電気導体の板厚(T)に
対して1倍以上となるものを用いることを特徴としてい
る。これにより、絶縁被膜の劣化長さ(W)を小さくす
ることができる。
【0012】また、請求項5に記載の発明では、溶接前
における溶接部(13)において、溶接される2つの電
気導体の先端の段差(A)が、コアの径方向における電
気導体の板幅(W)に対して、1/3以下となるように
することを特徴としている。これにより、溶融部(1
3)の溶融高さ(H)を小さくすることができ、絶縁被
膜の劣化長さ(W)が大きくなることを防止できる。
における溶接部(13)において、溶接される2つの電
気導体の先端の段差(A)が、コアの径方向における電
気導体の板幅(W)に対して、1/3以下となるように
することを特徴としている。これにより、溶融部(1
3)の溶融高さ(H)を小さくすることができ、絶縁被
膜の劣化長さ(W)が大きくなることを防止できる。
【0013】請求項6に記載の発明では、コア(15)
に装備された電気導体の環状に並んだ溶接部(13)を
溶接する回転電機の巻線接合装置において、溶接部(1
3)に対して相対移動可能な溶接工具(2)と、溶接工
具(2)を活性化する溶接エネルギー源(4)と、溶接
工具(2)と溶接部(13)とを相対的に移動させる移
動手段(3、8、9)と、周方向に隣り合う溶接部(1
3)間に配置された保護部材(12)とを有することを
特徴としている。
に装備された電気導体の環状に並んだ溶接部(13)を
溶接する回転電機の巻線接合装置において、溶接部(1
3)に対して相対移動可能な溶接工具(2)と、溶接工
具(2)を活性化する溶接エネルギー源(4)と、溶接
工具(2)と溶接部(13)とを相対的に移動させる移
動手段(3、8、9)と、周方向に隣り合う溶接部(1
3)間に配置された保護部材(12)とを有することを
特徴としている。
【0014】この装置を用いることにより、請求項1か
ら請求項3に記載の発明を行うことができる。
ら請求項3に記載の発明を行うことができる。
【0015】また、前記移動手段(3、8、9)は、請
求項7に記載の発明のように、固定されている溶接部
(13)に対して、溶接工具(2)を移動させてもよ
く、また、請求項8に記載の発明のように、、固定され
ている溶接工具(2)に対して、溶接部(13)を移動
させてもよい。
求項7に記載の発明のように、固定されている溶接部
(13)に対して、溶接工具(2)を移動させてもよ
く、また、請求項8に記載の発明のように、、固定され
ている溶接工具(2)に対して、溶接部(13)を移動
させてもよい。
【0016】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0018】図1は本発明の回転電機の巻線接合装置の
外観および構成を示す図、図2は図1における銅線の溶
接部付近および銅線の拘束装置の拡大図、図3は銅線の
溶接部およびトーチをステータ内径方向から見た図、図
4はステータの簡略した斜視図、そして図5は図4のB
付近拡大図である。巻線接合装置1は、溶接工具として
の溶接電極を含むとしてのトーチ2、溶接電極の移動手
段としてのロボットアーム3、溶接電極に電力を供給す
るエネルギー源としての溶接電源4、トーチ2に不活性
ガスを供給するガス供給手段5、溶接対象としての銅線
が装備されたステータ14の固定台6、銅線の拘束装置
7、固定台6の回転駆動装置8、ロボットアーム3と回
転駆動装置8と溶接電源4とガス供給手段5とを制御す
る制御装置9等から構成されている。
外観および構成を示す図、図2は図1における銅線の溶
接部付近および銅線の拘束装置の拡大図、図3は銅線の
溶接部およびトーチをステータ内径方向から見た図、図
4はステータの簡略した斜視図、そして図5は図4のB
付近拡大図である。巻線接合装置1は、溶接工具として
の溶接電極を含むとしてのトーチ2、溶接電極の移動手
段としてのロボットアーム3、溶接電極に電力を供給す
るエネルギー源としての溶接電源4、トーチ2に不活性
ガスを供給するガス供給手段5、溶接対象としての銅線
が装備されたステータ14の固定台6、銅線の拘束装置
7、固定台6の回転駆動装置8、ロボットアーム3と回
転駆動装置8と溶接電源4とガス供給手段5とを制御す
る制御装置9等から構成されている。
【0019】トーチ2はタングステンで形成されたもの
であり、ロボットアーム3の先端に備えられている。ト
ーチ2は、溶接電源4のマイナス側に接続されており、
巻線接合装置1のマイナス側電極を構成している。ま
た、トーチ2には、溶接時のアークの安定と溶接部の酸
化防止のために、アルゴン若しくはヘリウム等の不活性
ガスがガス供給手段5から供給される。なお、このよう
に、一方の電極にタングステンを用い、アルゴン若しく
はヘリウム等の不活性ガスを供給しながら溶接を行う構
成は、TIG溶接(Tungsten Inert G
as Arc Welding)として公知のものであ
る。
であり、ロボットアーム3の先端に備えられている。ト
ーチ2は、溶接電源4のマイナス側に接続されており、
巻線接合装置1のマイナス側電極を構成している。ま
た、トーチ2には、溶接時のアークの安定と溶接部の酸
化防止のために、アルゴン若しくはヘリウム等の不活性
ガスがガス供給手段5から供給される。なお、このよう
に、一方の電極にタングステンを用い、アルゴン若しく
はヘリウム等の不活性ガスを供給しながら溶接を行う構
成は、TIG溶接(Tungsten Inert G
as Arc Welding)として公知のものであ
る。
【0020】ロボットアーム3は、制御装置9からの制
御信号を受けて、トーチ2が設けられている先端が溶接
対象としての銅線の溶接部13を倣うように動作するも
のである。
御信号を受けて、トーチ2が設けられている先端が溶接
対象としての銅線の溶接部13を倣うように動作するも
のである。
【0021】本実施形態で用いられている接合対象とし
ての銅線は、本件出願人の出願に係る国際公開98/5
4823号パンフレット(1998)に記載されたもの
と同じであり、断面矩形状のU字状銅線である。ステー
タコア15には、複数のスロットが等間隔に形成されて
おり、各スロットには、U字状銅線のターン部がステー
タコア15の一方側に揃うようにしてスロットの径方向
に並べて挿入されている。挿入後、ターン部側とは逆側
の各銅線の先端を、同径位置にある全ての銅線が同じ方
向に傾けられるように、そして径方向に隣接する銅線は
逆方向に傾けられるように所定ピッチ周方向に捻られ
る。
ての銅線は、本件出願人の出願に係る国際公開98/5
4823号パンフレット(1998)に記載されたもの
と同じであり、断面矩形状のU字状銅線である。ステー
タコア15には、複数のスロットが等間隔に形成されて
おり、各スロットには、U字状銅線のターン部がステー
タコア15の一方側に揃うようにしてスロットの径方向
に並べて挿入されている。挿入後、ターン部側とは逆側
の各銅線の先端を、同径位置にある全ての銅線が同じ方
向に傾けられるように、そして径方向に隣接する銅線は
逆方向に傾けられるように所定ピッチ周方向に捻られ
る。
【0022】図2に示されるように、ステータ14の溶
接部側においては、銅線の末端は径方向に2つずつ対に
なって、放射状4本に並んでいる。この2つの対の間に
は、絶縁のため、所定間隔の隙間が設けられている。ま
た、接合される2つの銅線の溶接部13は、2つの同心
円周上に等間隔に配置されている。なお、銅線の溶接部
13となる部分の絶縁被膜は、スロットへの挿入前また
は挿入後にカッター、化学薬品等で除去されている。こ
のように銅線がスロットに配置されたステータ14は、
銅線の溶接部13を上にして固定台6に配置される。
接部側においては、銅線の末端は径方向に2つずつ対に
なって、放射状4本に並んでいる。この2つの対の間に
は、絶縁のため、所定間隔の隙間が設けられている。ま
た、接合される2つの銅線の溶接部13は、2つの同心
円周上に等間隔に配置されている。なお、銅線の溶接部
13となる部分の絶縁被膜は、スロットへの挿入前また
は挿入後にカッター、化学薬品等で除去されている。こ
のように銅線がスロットに配置されたステータ14は、
銅線の溶接部13を上にして固定台6に配置される。
【0023】銅線の拘束装置7は、図2に示されるよう
に、ステータ14の内径側から銅線に接触する内径側プ
ラス電極10、ステータの外径側から銅線に接触する外
径側プラス電極11、および周方向に隣り合った銅線の
間に配置される保護部材としての複数の棒状プラス電極
12から構成されている。内径側プラス電極10は、最
内径側の銅線の内側に接触して銅線を径方向に拘束す
る。また、外径側プラス電極11は、最外径側の銅線の
外側に接触して銅線を径方向に拘束する。さらに、棒状
プラス電極12は、周方向に並ぶ銅線間において、銅線
の周方向側面に接し、銅線を周方向に拘束している。
に、ステータ14の内径側から銅線に接触する内径側プ
ラス電極10、ステータの外径側から銅線に接触する外
径側プラス電極11、および周方向に隣り合った銅線の
間に配置される保護部材としての複数の棒状プラス電極
12から構成されている。内径側プラス電極10は、最
内径側の銅線の内側に接触して銅線を径方向に拘束す
る。また、外径側プラス電極11は、最外径側の銅線の
外側に接触して銅線を径方向に拘束する。さらに、棒状
プラス電極12は、周方向に並ぶ銅線間において、銅線
の周方向側面に接し、銅線を周方向に拘束している。
【0024】この棒状プラス電極12は、ステータ14
の中心から離れるほどステータ14の周方向における幅
が広がるように構成されており、径方向に並ぶ各銅線す
べてと接するようになっている。
の中心から離れるほどステータ14の周方向における幅
が広がるように構成されており、径方向に並ぶ各銅線す
べてと接するようになっている。
【0025】また、図1に示すように、固定台6は、制
御装置9からの制御信号に基づいて、回転駆動装置8に
よって周方向に回転駆動される。その結果、固定台6に
配置されたステータとステータの溶接部側に配置された
拘束装置7が一体となって回転する。
御装置9からの制御信号に基づいて、回転駆動装置8に
よって周方向に回転駆動される。その結果、固定台6に
配置されたステータとステータの溶接部側に配置された
拘束装置7が一体となって回転する。
【0026】次に、以上のように構成される巻線接合装
置1の作動および巻線接合方法の手順について説明す
る。
置1の作動および巻線接合方法の手順について説明す
る。
【0027】まず、ステータコア15のスロットにU字
状銅線を径方向に並べて挿入する。このようにスロット
内に銅線を挿入したときに、溶接される2つの銅線の先
端位置に段差Aが生じる場合がある。このときの様子を
図6(a)に示す。なお、図6(a)は、溶接される銅
線の先端位置をステータコア15の周の接線方向から見
た時の拡大図である。また、図6(b)に、銅線近傍を
ステータコア15の内周側から見た時の拡大図を示す。
ただし、図6(b)では、以下の説明のために溶融後の
銅線を記載しており、溶接によって熱劣化した絶縁被膜
を点斜線で示し、熱劣化していない絶縁被膜を実斜線で
示してある。
状銅線を径方向に並べて挿入する。このようにスロット
内に銅線を挿入したときに、溶接される2つの銅線の先
端位置に段差Aが生じる場合がある。このときの様子を
図6(a)に示す。なお、図6(a)は、溶接される銅
線の先端位置をステータコア15の周の接線方向から見
た時の拡大図である。また、図6(b)に、銅線近傍を
ステータコア15の内周側から見た時の拡大図を示す。
ただし、図6(b)では、以下の説明のために溶融後の
銅線を記載しており、溶接によって熱劣化した絶縁被膜
を点斜線で示し、熱劣化していない絶縁被膜を実斜線で
示してある。
【0028】図6(a)に示すように、2本の銅線の先
端位置に段差Aが生じる場合があるが、この段差Aが大
きすぎると溶融しなければならない銅線量が多くなるた
め、溶融に必要とされる熱量が過大となり絶縁被膜の熱
劣化が大きくなる。
端位置に段差Aが生じる場合があるが、この段差Aが大
きすぎると溶融しなければならない銅線量が多くなるた
め、溶融に必要とされる熱量が過大となり絶縁被膜の熱
劣化が大きくなる。
【0029】ここで、図6(b)に示すように、溶融後
における銅線の溶融部13の高さ(以下、溶融高さとい
う)をH、絶縁被膜が無い若しくは劣化してしまった領
域の長さ(つまり、溶融部13の先端から熱劣化した部
分の端部までの長さを示し、以下、劣化長さという)を
Xとし、図7に、段差Aと溶融高さH及び絶縁被膜の劣
化長さXとの関係を示す。なお、本図は、ステータ14
の径方向における銅線の板幅をWとし、この板幅Wに対
する段差A、高さH、劣化長さXの割合との関係で示し
てある。
における銅線の溶融部13の高さ(以下、溶融高さとい
う)をH、絶縁被膜が無い若しくは劣化してしまった領
域の長さ(つまり、溶融部13の先端から熱劣化した部
分の端部までの長さを示し、以下、劣化長さという)を
Xとし、図7に、段差Aと溶融高さH及び絶縁被膜の劣
化長さXとの関係を示す。なお、本図は、ステータ14
の径方向における銅線の板幅をWとし、この板幅Wに対
する段差A、高さH、劣化長さXの割合との関係で示し
てある。
【0030】図7において、溶融高さとして斜線で示し
た部分は、銅線の接合状態が適正となる溶融高さの範囲
を示しており、段差Aが大きくなるほど適正な溶融高さ
も増加している。また、絶縁被膜劣化長さXを見てみる
と、段差Aが大きくなるにつれ劣化長さXが大きくなっ
ており、板幅Wに対する段差Aの割合(A/W)が1/
3以上になると劣化長さXが急激に大きくなる。このた
め、劣化長さXた大きくならないようにするために、板
幅Wに対する段差Aの割合(A/W)が1/3以下とな
るようにする必要がある。
た部分は、銅線の接合状態が適正となる溶融高さの範囲
を示しており、段差Aが大きくなるほど適正な溶融高さ
も増加している。また、絶縁被膜劣化長さXを見てみる
と、段差Aが大きくなるにつれ劣化長さXが大きくなっ
ており、板幅Wに対する段差Aの割合(A/W)が1/
3以上になると劣化長さXが急激に大きくなる。このた
め、劣化長さXた大きくならないようにするために、板
幅Wに対する段差Aの割合(A/W)が1/3以下とな
るようにする必要がある。
【0031】従って、本実施形態では、銅線をスロット
内に挿入したときに、板幅Wに対する段差Aの割合(A
/W)が1/3以下となるように寸法チェックを行う。
この寸法チェックは、ステータコア15の全周において
段差Aが上記値となるように行う。そして、この寸法チ
ェックにより、ステータコア15の全周すべてにおいて
段差Aが上記値を満たすもののみを適正と判断し、これ
ら適正と判断されたステータコア15のみを後工程に移
行させる。
内に挿入したときに、板幅Wに対する段差Aの割合(A
/W)が1/3以下となるように寸法チェックを行う。
この寸法チェックは、ステータコア15の全周において
段差Aが上記値となるように行う。そして、この寸法チ
ェックにより、ステータコア15の全周すべてにおいて
段差Aが上記値を満たすもののみを適正と判断し、これ
ら適正と判断されたステータコア15のみを後工程に移
行させる。
【0032】この寸法チェックの後、上述のようにして
溶接部側の端部が捻られる。そして、溶接前のステータ
14は、溶接部13を上にして固定台6に配置される。
溶接部側の端部が捻られる。そして、溶接前のステータ
14は、溶接部13を上にして固定台6に配置される。
【0033】ステータ14を固定台6に配置後、ステー
タ14の内径側から内径側プラス電極10が、そしてス
テータ14の外径側から外径側プラス電極11が配置さ
れる。また、周方向に隣接した銅線の間には、棒状プラ
ス側電極12が、内径側プラス電極10および外径側プ
ラス電極11に架設されるように挿入される。これによ
り、一列に並べられた4本の銅線は、径方向および周方
向に拘束されることとなる。そして、銅線の端面が棒状
プラス側電極12に接し、銅線の斜向部16が棒状プラ
ス側電極12によって覆われ、該斜向部16がトーチ2
側から見て隠れた状態となる。
タ14の内径側から内径側プラス電極10が、そしてス
テータ14の外径側から外径側プラス電極11が配置さ
れる。また、周方向に隣接した銅線の間には、棒状プラ
ス側電極12が、内径側プラス電極10および外径側プ
ラス電極11に架設されるように挿入される。これによ
り、一列に並べられた4本の銅線は、径方向および周方
向に拘束されることとなる。そして、銅線の端面が棒状
プラス側電極12に接し、銅線の斜向部16が棒状プラ
ス側電極12によって覆われ、該斜向部16がトーチ2
側から見て隠れた状態となる。
【0034】このとき、銅線の端面と棒状プラス側電極
12との接触長さと、ステータ14の周方向における銅
線の板厚が以下の関係を満たすようにしている。
12との接触長さと、ステータ14の周方向における銅
線の板厚が以下の関係を満たすようにしている。
【0035】以下、この関係について説明する。図8
に、隣接する銅線間に棒状プラス側電極12を配置した
ときの断面拡大図を示す。
に、隣接する銅線間に棒状プラス側電極12を配置した
ときの断面拡大図を示す。
【0036】図8に示すように、銅線の端面と棒状プラ
ス側電極12との接触長さをL、ステータ14の周方向
における銅線の板厚をTとし、板厚Tに対する接触長さ
Lの割合(L/T)と、上記した板幅Wに対する劣化長
さXの割合(X/W)との関係を実験で調べたところ、
図9に示す結果が得られた。
ス側電極12との接触長さをL、ステータ14の周方向
における銅線の板厚をTとし、板厚Tに対する接触長さ
Lの割合(L/T)と、上記した板幅Wに対する劣化長
さXの割合(X/W)との関係を実験で調べたところ、
図9に示す結果が得られた。
【0037】この図に示されるように、板厚Tに対する
接触長さLの割合(L/T)が小さくなるほど、板幅W
に対する劣化長さXの割合(X/W)が大きくなる。特
に、板厚Tに対する接触長さLの割合(L/T)が1よ
り小さくなと、板幅Wに対する劣化長さXの割合(X/
W)が急激に大きくなる。
接触長さLの割合(L/T)が小さくなるほど、板幅W
に対する劣化長さXの割合(X/W)が大きくなる。特
に、板厚Tに対する接触長さLの割合(L/T)が1よ
り小さくなと、板幅Wに対する劣化長さXの割合(X/
W)が急激に大きくなる。
【0038】このため、板厚Tに対する接触長さLの割
合(L/T)が1以上となる関係を満たすようにし、劣
化長さXが小さくなるようにしている。
合(L/T)が1以上となる関係を満たすようにし、劣
化長さXが小さくなるようにしている。
【0039】なお、図8に示すように、棒状プラス側電
極12と銅線との接触部分ができるだけ多くなるよう
に、絶縁被膜を剥離させた部分のほぼ全面に棒状プラス
側電極12を接触させるようにしている。さらに、この
接触部分よりも下方において、棒状プラス側電極12が
銅線に接しない程度に、棒状プラス側電極12を斜向部
16側に突出させることで、棒状プラス側電極12の断
面をホームベース状の断面形状としている。これは、棒
状プラス側電極12と銅線との接触部分の面積を長くし
て放熱面積を大きくすると共に、できる限り棒状プラス
側電極12の断面積を稼ぎ、放熱効率を向上させるよう
にするためである。
極12と銅線との接触部分ができるだけ多くなるよう
に、絶縁被膜を剥離させた部分のほぼ全面に棒状プラス
側電極12を接触させるようにしている。さらに、この
接触部分よりも下方において、棒状プラス側電極12が
銅線に接しない程度に、棒状プラス側電極12を斜向部
16側に突出させることで、棒状プラス側電極12の断
面をホームベース状の断面形状としている。これは、棒
状プラス側電極12と銅線との接触部分の面積を長くし
て放熱面積を大きくすると共に、できる限り棒状プラス
側電極12の断面積を稼ぎ、放熱効率を向上させるよう
にするためである。
【0040】次に、制御装置9からの制御信号に基づき
ロボットアーム3先端のトーチ2を溶接スタート位置で
ある外周側の一の溶接部13の上に移動させる。トーチ
2を所定のスタート位置に移動させた後、マイナス側電
極であるトーチ2と、プラス側電極である拘束装置7と
の間に溶接電圧を印加するとともに、ガス供給手段5か
ら不活性ガスをトーチ2に供給する。
ロボットアーム3先端のトーチ2を溶接スタート位置で
ある外周側の一の溶接部13の上に移動させる。トーチ
2を所定のスタート位置に移動させた後、マイナス側電
極であるトーチ2と、プラス側電極である拘束装置7と
の間に溶接電圧を印加するとともに、ガス供給手段5か
ら不活性ガスをトーチ2に供給する。
【0041】溶接電圧を印加後、トーチ2と溶接部13
との距離を維持しながら、固定台6を時計回り方向(矢
印Aの方向)に回転する。この際、溶接電圧は印加され
た状態が維持されており、また、トーチ2は一定位置に
固定されている。その結果、溶接電圧印加時点にトーチ
2の真下に位置している銅線の溶接部13から、周方向
に隣り合う溶接部13が連続的にアーク溶接される。
との距離を維持しながら、固定台6を時計回り方向(矢
印Aの方向)に回転する。この際、溶接電圧は印加され
た状態が維持されており、また、トーチ2は一定位置に
固定されている。その結果、溶接電圧印加時点にトーチ
2の真下に位置している銅線の溶接部13から、周方向
に隣り合う溶接部13が連続的にアーク溶接される。
【0042】図3は、銅線を連続溶接時の銅線の溶接部
13およびトーチ2をステータ14内径方向から見た図
である。図3において、トーチ2の真下に位置している
銅線の溶接部13aは、現在アーク放電がされて溶接が
行われている溶接部である。また図3において、その右
側に位置している銅線の溶接部13bは、アーク溶接が
終了した溶接部、左側に位置している銅線の溶接部13
cは、次にアーク溶接が行われる銅線の溶接部である。
13およびトーチ2をステータ14内径方向から見た図
である。図3において、トーチ2の真下に位置している
銅線の溶接部13aは、現在アーク放電がされて溶接が
行われている溶接部である。また図3において、その右
側に位置している銅線の溶接部13bは、アーク溶接が
終了した溶接部、左側に位置している銅線の溶接部13
cは、次にアーク溶接が行われる銅線の溶接部である。
【0043】現在アーク溶接が行われている溶接部13
aは、アーク放電により、高温に加熱されている。溶接
部13aに加えられた熱は、棒状プラス電極12等の拘
束装置7を介して空気中へ放熱される。また、アーク放
電の熱と溶接済の溶接部13aの熱とは、周方向に隣り
合う銅線の溶接部13b、13cにも伝達される。その
ため、アーク溶接が終了した溶接部13bは急速に冷や
されることはなく徐冷される。また、溶接前の銅線の溶
接部13cは、伝達された熱により、予熱が行われる。
aは、アーク放電により、高温に加熱されている。溶接
部13aに加えられた熱は、棒状プラス電極12等の拘
束装置7を介して空気中へ放熱される。また、アーク放
電の熱と溶接済の溶接部13aの熱とは、周方向に隣り
合う銅線の溶接部13b、13cにも伝達される。その
ため、アーク溶接が終了した溶接部13bは急速に冷や
されることはなく徐冷される。また、溶接前の銅線の溶
接部13cは、伝達された熱により、予熱が行われる。
【0044】固定台6を回転させて、周方向に隣り合う
溶接部13を連続的にアーク溶接し、固定台6がスター
ト位置より1回転したら、固定台6の回転、溶接電圧の
印加および不活性ガスの供給を一時停止する。
溶接部13を連続的にアーク溶接し、固定台6がスター
ト位置より1回転したら、固定台6の回転、溶接電圧の
印加および不活性ガスの供給を一時停止する。
【0045】次に、ロボットアーム3を内周側に移動さ
せ、内周側の銅線の一の溶接部13上に固定する。そし
て、内周側の溶接部13に関しても、同様にして連続的
にアーク溶接を行う。
せ、内周側の銅線の一の溶接部13上に固定する。そし
て、内周側の溶接部13に関しても、同様にして連続的
にアーク溶接を行う。
【0046】内周側の溶接についても、外周側と同様に
トーチ2は固定したままで、固定台6を回転させて、連
続的に溶接を行う。そして、内周側についても1回転し
たら、固定台6の回転、溶接電圧の印加および不活性ガ
スの供給を停止する。
トーチ2は固定したままで、固定台6を回転させて、連
続的に溶接を行う。そして、内周側についても1回転し
たら、固定台6の回転、溶接電圧の印加および不活性ガ
スの供給を停止する。
【0047】内周側および外周側の溶接部13を溶接
後、トーチ2をステータ14から離す。そして、拘束装
置7を銅線から外し、溶接が終了したステータ14を固
定台6から取り出す。これにより、図4および図5に示
すような、ステータ14が得られる。
後、トーチ2をステータ14から離す。そして、拘束装
置7を銅線から外し、溶接が終了したステータ14を固
定台6から取り出す。これにより、図4および図5に示
すような、ステータ14が得られる。
【0048】その後、溶接部13について、溶接が適正
に行われているかを検査し、適正に行われていることが
確認できたら、溶接痕を絶縁樹脂でコーティングする。
に行われているかを検査し、適正に行われていることが
確認できたら、溶接痕を絶縁樹脂でコーティングする。
【0049】本実施形態で製造されるステータ14は、
図5に示すように、径方向に隣り合う溶接部13の間に
は所定の隙間が設けられ、巻線の短絡を防止している。
しかし、径方向に隣接する銅線のうち、外径側から1層
目と2層目との銅線間および3層目と4層目との銅線間
には隙間が設けられていないため、径方向に隣接する銅
線の斜向部16間の絶縁性を確保する必要がある。
図5に示すように、径方向に隣り合う溶接部13の間に
は所定の隙間が設けられ、巻線の短絡を防止している。
しかし、径方向に隣接する銅線のうち、外径側から1層
目と2層目との銅線間および3層目と4層目との銅線間
には隙間が設けられていないため、径方向に隣接する銅
線の斜向部16間の絶縁性を確保する必要がある。
【0050】本実施形態では、周方向に隣り合う溶接部
13の間には、棒状プラス電極12を配置して溶接部1
3のアーク溶接を行っている。これにより、周方向に並
んだ棒状プラス電極12からは、銅線の溶接部13のみ
がトーチ2側に露出し、斜向部14はトーチ2側に露出
していない。そのため、印加電圧をかけたまま固定台6
を回転させても、斜向部14の絶縁被膜は棒状プラス電
極12によって保護されるため、アーク熱による損傷を
受けない。
13の間には、棒状プラス電極12を配置して溶接部1
3のアーク溶接を行っている。これにより、周方向に並
んだ棒状プラス電極12からは、銅線の溶接部13のみ
がトーチ2側に露出し、斜向部14はトーチ2側に露出
していない。そのため、印加電圧をかけたまま固定台6
を回転させても、斜向部14の絶縁被膜は棒状プラス電
極12によって保護されるため、アーク熱による損傷を
受けない。
【0051】また、溶接電圧を連続的に印加しているの
で、初期通電時の不安定な印加電流の影響が少なく、安
定した溶接が可能となる。また、連続溶接により、ステ
ータ1台あたりの溶接時間を低減することも可能とな
る。
で、初期通電時の不安定な印加電流の影響が少なく、安
定した溶接が可能となる。また、連続溶接により、ステ
ータ1台あたりの溶接時間を低減することも可能とな
る。
【0052】なお、上記実施形態では、銅線の接合時に
おいて、トーチ2は固定したままで、ステータの溶接部
側を回転させた。しかし、ステータの溶接部側を固定し
たままで、トーチ2をステータの溶接部13に倣うよう
に作動させても良いことはもちろんである。
おいて、トーチ2は固定したままで、ステータの溶接部
側を回転させた。しかし、ステータの溶接部側を固定し
たままで、トーチ2をステータの溶接部13に倣うよう
に作動させても良いことはもちろんである。
【0053】また、本実施形態では、溶接部13が2重
の同心円上に配置される場合について説明したが、1重
あるいは3重以上の同心円上に配置される場合にも同様
に適用可能である。
の同心円上に配置される場合について説明したが、1重
あるいは3重以上の同心円上に配置される場合にも同様
に適用可能である。
【0054】上記実施形態では、溶接電圧を印加したま
ま、連続的に溶接部13の溶接を行う場合について説明
した。しかし、1つの溶接部13の接合を終了したら印
加を一時停止し、隣の溶接部13の位置にトーチ2を相
対移動させた後、再度溶接電圧を印加して溶接を行うよ
うにしてもよい。この場合においても、棒状プラス電極
12を用いることにより、斜向部14の絶縁被膜を保護
することができる。
ま、連続的に溶接部13の溶接を行う場合について説明
した。しかし、1つの溶接部13の接合を終了したら印
加を一時停止し、隣の溶接部13の位置にトーチ2を相
対移動させた後、再度溶接電圧を印加して溶接を行うよ
うにしてもよい。この場合においても、棒状プラス電極
12を用いることにより、斜向部14の絶縁被膜を保護
することができる。
【0055】なお、上記実施形態では、TIG溶接の場
合について説明したが、CO2溶接あるいはMIG溶接
等の他のアーク溶接法でも同様の効果を得ることができ
る。また、アーク溶接に変えてレーザー溶接を用いた場
合にも、同様の効果を得ることができる。
合について説明したが、CO2溶接あるいはMIG溶接
等の他のアーク溶接法でも同様の効果を得ることができ
る。また、アーク溶接に変えてレーザー溶接を用いた場
合にも、同様の効果を得ることができる。
【図1】本発明の巻線接合装置の外観および構成を示す
図である。
図である。
【図2】図1における銅線の溶接部付近の拡大図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施形態における銅線の溶接部および
トーチをステータ内径方向から見た図である。
トーチをステータ内径方向から見た図である。
【図4】本実施形態で製造されるステータの簡略した斜
視図である。
視図である。
【図5】図4におけるB付近拡大図である。
【図6】(a)は溶融部13における銅線の先端を示
し、(b)は各部位の寸法を説明するための図である。
し、(b)は各部位の寸法を説明するための図である。
【図7】溶接部13の先端の段差Aと溶融高さH及び絶
縁被膜劣化長さXとの関係を示す図である。
縁被膜劣化長さXとの関係を示す図である。
【図8】銅線間に棒状プラス電極12を配置したときの
様子を示す図である。
様子を示す図である。
【図9】棒状プラス電極12と銅線との接触長さLと絶
縁被膜劣化長さXとの関係を示す図である。
縁被膜劣化長さXとの関係を示す図である。
2…トーチ、10…内径側プラス電極、11…外径側プ
ラス電極、12…棒状プラス電極、13…溶接部。
ラス電極、12…棒状プラス電極、13…溶接部。
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月20日(2000.4.2
0)
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記目的を達成するため、請求項1に記載
の発明では、周方向に隣り合う一対の電気導体の端部の
間に、導体である保護部材(12)を配置する保護部材
配置工程と、溶接工具(2)を活性化する活性化工程
と、活性化工程が溶接工具(2)を活性化した状態に維
持しつつ、溶接工具(2)と環状に並べられた一対の電
気導体の端部とを、それらの間の距離を維持しながら周
方向に相対的に移動させる移動工程と、を有することを
特徴とする。
の発明では、周方向に隣り合う一対の電気導体の端部の
間に、導体である保護部材(12)を配置する保護部材
配置工程と、溶接工具(2)を活性化する活性化工程
と、活性化工程が溶接工具(2)を活性化した状態に維
持しつつ、溶接工具(2)と環状に並べられた一対の電
気導体の端部とを、それらの間の距離を維持しながら周
方向に相対的に移動させる移動工程と、を有することを
特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】即ち、溶接工具(2)を活性化した状態に
維持しつつ一対の電気導体と溶接工具(2)との相対移
動を行い、環状に並べられた一対の電気導体の端部を連
続的に溶接している。この場合には、隣り合う一対の電
気導体の端部間の移動の際にも、溶接工具(2)の活性
化が行われるが、隣り合う一対の電気導体の端部間に
は、保護部材(12)が配置されているので、その保護
部材(12)下部の電気導体を保護することができる。
また、例えば、溶接方法として、一対の電気導体と溶接
工具(2)との間に電圧を印加することにより溶接工具
(2)を活性化するアーク溶接を採用した場合には、ア
ーク電圧をかけたままの状態を維持しているので、初期
の立ち上がり通電時の不安定な印加電流の影響を抑える
ことも可能となる。さらに、アーク電圧をかけたまま一
対の電気導体と溶接電極(2)との移動を行えるので、
高速に一対の電気導体のアーク溶接を行うことが可能と
なる。
維持しつつ一対の電気導体と溶接工具(2)との相対移
動を行い、環状に並べられた一対の電気導体の端部を連
続的に溶接している。この場合には、隣り合う一対の電
気導体の端部間の移動の際にも、溶接工具(2)の活性
化が行われるが、隣り合う一対の電気導体の端部間に
は、保護部材(12)が配置されているので、その保護
部材(12)下部の電気導体を保護することができる。
また、例えば、溶接方法として、一対の電気導体と溶接
工具(2)との間に電圧を印加することにより溶接工具
(2)を活性化するアーク溶接を採用した場合には、ア
ーク電圧をかけたままの状態を維持しているので、初期
の立ち上がり通電時の不安定な印加電流の影響を抑える
ことも可能となる。さらに、アーク電圧をかけたまま一
対の電気導体と溶接電極(2)との移動を行えるので、
高速に一対の電気導体のアーク溶接を行うことが可能と
なる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 光昭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 久野 公宏 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 漆崎 守 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H604 AA03 AA08 BB03 BB08 BB14 CC05 CC13 QB14 QB15 5H615 AA01 BB02 BB05 PP01 PP06 PP14 QQ03 QQ12 SS08 SS10 SS16 TT14
Claims (8)
- 【請求項1】 コア(15)に装備された電気導体の環
状に並んだ溶接部(13)を溶接する回転電機の巻線接
合方法において、 周方向に隣り合う前記溶接部(13)の間に保護部材
(12)を配置する保護部材配置工程と、 溶接工具(2)を活性化する活性化工程と、 前記溶接部(13)と前記溶接工具(2)とを周方向に
相対的に移動させる移動工程とを有することを特徴とす
る回転電機の巻線接合方法。 - 【請求項2】 前記活性化工程と前記移動工程とは、交
互に行われることを特徴とする請求項1に記載の回転電
機の巻線接合方法。 - 【請求項3】 前記活性化工程と前記移動工程とは、同
時に行われることを特徴とする請求項1に記載の回転電
機の巻線接合方法。 - 【請求項4】 前記保護部材配置工程では、前記保護部
材(12)として、前記電気導体と該保護部材(12)
との接触部分のうち前記コアの軸方向における長さ
(L)が、前記周方向における前記電気導体の板厚
(T)に対して1倍以上となるものを用いることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の回転電機
の巻線接合方法。 - 【請求項5】 溶接前における前記溶接部(13)にお
いて、溶接される2つの前記電気導体の先端の段差
(A)が、前記コアの径方向における前記電気導体の板
幅(W)に対して、1/3以下となるようにすることを
特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の回転
電機の巻線接合方法。 - 【請求項6】 コア(15)に装備された電気導体の環
状に並んだ溶接部(13)を溶接する回転電機の巻線接
合装置において、 前記溶接部(13)に対して相対移動可能な溶接工具
(2)と、 前記溶接工具(2)を活性化する溶接エネルギー源
(4)と、 前記溶接工具(2)と前記溶接部(13)とを相対的に
移動させる移動手段(3、8、9)と、 周方向に隣り合う前記溶接部(13)間に配置された保
護部材(12)とを有することを特徴とする回転電機の
巻線接合装置。 - 【請求項7】 前記移動手段(3、8、9)は、固定さ
れている前記溶接部(13)に対して、前記溶接工具
(2)を移動させることを特徴とする請求項6に記載の
回転電機の巻線接合装置。 - 【請求項8】 前記移動手段(3、8、9)は、固定さ
れている前記溶接工具(2)に対して、前記溶接部(1
3)を移動させることを特徴とする請求項6に記載の回
転電機の巻線接合装置。
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