JP2000309731A - インクジェット記録用インク - Google Patents

インクジェット記録用インク

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JP2000309731A
JP2000309731A JP11930799A JP11930799A JP2000309731A JP 2000309731 A JP2000309731 A JP 2000309731A JP 11930799 A JP11930799 A JP 11930799A JP 11930799 A JP11930799 A JP 11930799A JP 2000309731 A JP2000309731 A JP 2000309731A
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JP
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ink
acid
anhydride
jet recording
amic acid
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JP11930799A
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English (en)
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Chiyoji Nozaki
千代志 野崎
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録用インクをインクジェッ
ト記録装置におけるインク吐出ヘッドから紙等の記録媒
体上に吐出して画像を形成する場合において、このイン
クジェット記録用インクがインク吐出ヘッドから安定し
て吐出されるようにする。 【解決手段】 少なくとも色材と水とを有するインクジ
ェット記録用インクにおいて、アミック酸及び/又はポ
リアミック酸のアミン塩及び/又はアルカリ金属塩を含
有させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
プリンター等のインクジェット記録装置に使用するイン
クジェット記録用インクに係り、特に、このインクジェ
ット記録用インクをインクジェット記録装置のインク吐
出ヘッドから紙等の記録媒体上に吐出して画像を形成す
る場合において、このインクジェット記録用インクがイ
ンク吐出ヘッドから安定して吐出されるようにした点に
特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンター等のイ
ンクジェット記録装置に使用されるインクとしては、油
性のインクの他に、取り扱いの容易性や安全性等の面か
ら水性のインクが広く用いられていた。
【0003】ここで、水性のインクとしては、着色剤に
染料を用い、この染料を水性媒体中に溶解させたもの
や、着色剤にカーボンブラック等の顔料を用い、この顔
料を水性媒体中に分散させたものが一般に使用されてい
る。
【0004】ここで、このような水性のインクにおいて
は、記録媒体に対するインクの定着性や、水性媒体中に
おける顔料の分散安定性等を向上させるために、従来に
おいては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミド、ポ
リエステル等の樹脂に親水性のポリエチレングリコール
等を共重合させた親水性樹脂等を添加することが行われ
ている。
【0005】しかし、上記のような親水性樹脂をインク
ジェット記録用インクに添加させると、この親水性樹脂
が凝集してインク吐出ヘッドに目詰まりしたり、インク
ジェット記録用インクの粘度が上昇して、インクの吐出
性が悪くなる等の問題があった。
【0006】また、従来においては、インクの吐出安定
性を向上させるため、特開平6−41482号公報に示
されるように、臭化リチウム,臭化ナトリウム,臭化カ
リウム等の高い潮解性や吸湿性を有する無機塩類をイン
ク中に含有させるようにしたもの等が提案されている。
【0007】しかし、上記の公報に示されるように、イ
ンク中に上記のような無機塩類を含有させると、色材に
顔料を用いた場合に、インク中における顔料の分散性が
悪くなり、またインク中に臭素イオン等のハロゲンイオ
ンが存在して毒性が高くなる等の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、インクジ
ェット記録用インクにおける上記のような問題を解決す
ることを課題とするものであり、このインクジェット記
録用インクをインクジェット記録装置のインク吐出ヘッ
ドから紙等の記録媒体上に吐出して画像を形成する場合
において、このインクジェット記録用インクがインク吐
出ヘッドから安定して吐出されるようにすることを課題
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明におけるインク
ジェット記録用インクにおいては、上記のような課題を
解決するため、少なくとも色材と水とを有するインクジ
ェット記録用インクにおいて、アミック酸及び/又はポ
リアミック酸のアミン塩及び/又はアルカリ金属塩を含
有させるようにしたのである。
【0010】そして、この発明におけるインクジェット
記録用インクのように、インク中にアミック酸及び/又
はポリアミック酸のアミン塩及び/又はアルカリ金属塩
を含有させると、これらの塩によりインクジェット記録
用インクが凝集するのが抑制され、このインクジェット
記録用インクがインク吐出ヘッドから安定して吐出され
るようになる。
【0011】ここで、この発明におけるインクジェット
記録用インクにおいて、インク中に含有させるアミック
酸及び/又はポリアミック酸のアミン塩及び/又はアル
カリ金属塩を得るにあたり、アミック酸としては、前記
の化1における構造式(1)で示されるジカルボン酸無
水物及び/又は構造式(2)で示されるテトラカルボン
酸無水物と、前記の化2で示されるアミノ化合物とを有
機溶媒中において反応させて得られたものを用いること
ができ、またポリアミック酸としては、構造式(2)で
示されるテトラカルボン酸無水物とジアミン化合物とを
有機溶媒中において反応させて得られたものを用いるこ
とができる。なお、上記の有機溶媒としては、酸無水物
やアミノ化合物と反応しないものであれば、一般に用い
られている有機溶媒を使用することができ、ポリアミッ
ク酸の場合、メチルホルムアミドやN−メチルピロリド
ン等の極性の有機溶媒中で反応させると、ポリアミック
酸の均一溶液を得ることができる。
【0012】そして、前記の構造式(1)で示されるジ
カルボン酸無水物としては、例えば、無水コハク酸、無
水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、無
水シクロヘキサンジカルボン酸、無水シクロペンテンジ
カルボン酸、無水1,2,3,6−テトラヒドロフタル
酸、無水3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸、無水
ノルボルネンジカルボン酸、無水3,6−エポキシ−
1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸、無水フタル
酸、無水トリメリット酸、無水トリメリット酸クロリ
ド、無水トリメリット酸メチル、無水3,6−ジクロロ
フタル酸等を用いることができ、またこれらを2種以上
を組み合わせて用いることもできる。
【0013】また、前記の構造式(2)で示されるテト
ラカルボン酸無水物としては、例えば、ピロメリット酸
二無水物、1,2,4,5−ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニ
ル)エーテル二無水物、2,2’,3,3’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,
4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二
無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、シ
クロブタンテトラカルボン酸二無水物、テトラヒドロフ
ランテトラカルボン酸二無水物等を用いることができ、
またこれらを2種以上を組み合わせて用いることもでき
る。
【0014】また、前記の化2で示されるアミノ化合物
としては、例えば、メチルアミン、ジメチルアミン、エ
チルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、ジプロ
ピルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、3−メト
キシプロピルアミン、3−エトキシプロピルアミン、3
−イソプロポキシプロピルアミン、ヒドロキシエチルア
ミン、ジエタノールアミン、3−アミノプロパノール、
4−アミノブタノール、4−メチルアミノブタノール、
3−クロロプロピルアミン、イソプロピルアミン等のア
ルキルアミン類;ピペリジン、モルフォリン、3−ピペ
リジンメタノール、4−ピペリジンカルボン酸、4−ピ
ペリジンカルボン酸ヒドロキシエチルエステル、4−ピ
ペリジノール、4−ピペリジンブタン酸、4−ピペリジ
ンエタノール、4−ピペリジンカルボン酸アミド等の環
状アミン類;ベンジルアミン、N−メチルベンジルジア
ミン、α−フェニルエチルアミン、p−メトキシフェニ
ルアミン、4−(アミノメチル)安息香酸等のアラルキ
ルアミン類;アニリン、p−トルイジン、m−トルイジ
ン、o−トルイジン、N−メチルアニリン、4−アミノ
安息香酸、4−メトキシアニリン、4−ヒドロキシアニ
リン、3,5−ジヒドロキシアニリン、4−アミノベン
ゼンスルホン酸、4−(ヒドロキシエトキシ)アニリ
ン、ビフェニルアミン、4−アミノフェノキシ酢酸、3
−(4−アミノフェノキシ)プロパン酸、2−(N−メ
チル−4−アミノフェノキシ)ブタン酸、3−(4−ア
ミノフェノキシ)プロパン酸ヒドロキシエチルエステ
ル、3−(4−アミノフェノキシ)プロパン酸アミド等
のアリールアミン類や、これらに置換基が結合されたも
のを用いることができ、またこれらを2種以上を組み合
わせて用いることもできる。なお、上記のようなアミン
類に置換基を結合させる場合、ヒドロキシル基,カルボ
キシル基,スルホン酸基,エーテル基等の水溶性を向上
させる置換基を結合させることが好ましい。
【0015】また、ポリアミック酸を合成するのに使用
するジアミン化合物としては、例えば、m−フェニレン
ジアミン、p−フェニレンジアミン、1,8−ジアミノ
ナフタレン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレン
ジアミン、エチレンジアミン、1,3−プロピレンジア
ミン、1,4−ジアミノブタン、1,6−ジアミノヘキ
サン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’
−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,3−ジアミノ
シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ピペラジン、
3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、ビス
(3−アミノプロピル)エーテル、1,4−ビス(3−
アミノプロポキシ)ブタン、1,2−ビス(3−アミノ
プロポキシ)エタン、ビス[2−(3−アミノプロポキ
シ)エチル]エーテル、ポリエチレングリコールジアミ
ン等を用いることができ、またこれらを2種以上を組み
合わせて用いることもできる。
【0016】そして、アミック酸やポリアミック酸のア
ミン塩を得るにあたっては、アミック酸やポリアミック
酸をアミノ化合物を用いて中和させるようにし、またア
ミック酸やポリアミック酸のアルカリ金属塩を得るにあ
たっては、アミック酸やポリアミック酸をアルカリ金属
化合物を用いて中和させるようにする。
【0017】また、アミック酸やポリアミック酸のアミ
ン塩を得るにあたり、前記の構造式(1),(2)に示
される酸無水物に対して過剰量のアミノ化合物を加え、
アミック酸やポリアミック酸の合成と共にアミノ化合物
による中和を行って、アミック酸やポリアミック酸のア
ミン塩を合成することもできる。
【0018】ここで、アミック酸やポリアミック酸を中
和させて、アミック酸やポリアミック酸のアミン塩を合
成するのに使用するアミノ化合物としては、前記の化2
で示されるアミノ化合物の他に、トリエチルアミン、ト
リプロピルアミン、トリエタノールアミン、N−メチル
ピペラジン、N−メチルモルフォリン、トリベンジルア
ミン等の3級アミンを用いることができ、またこれらを
2種以上を組み合わせて用いることもでき、さらに不溶
化が起こらない範囲で、前記のジアミン化合物を用いる
ことも可能である。
【0019】また、アミック酸やポリアミック酸を中和
させて、アミック酸やポリアミック酸のアルカリ金属塩
を合成するのに使用するアルカリ金属化合物としては、
アミック酸やポリアミック酸中におけるカルボキシル基
を中和でき、かつ凝集が生じないものを選択して用いる
ようにし、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等を用いることができる。
【0020】さらに、アミック酸やポリアミック酸を中
和させるにあたり、前記のアミノ化合物とアルカリ金属
化合物とを併用させることも可能である。
【0021】また、この発明におけるインクジェット記
録用インクにおいては、上記のようなアミック酸やポリ
アミック酸のアミン塩やアルカリ金属塩の他に、水性媒
体中に適当な色材を添加させると共に、インクの特性を
向上させるため、例えば、水可溶性樹脂、防カビ剤、防
腐剤、PH調整剤、キレート剤、酸素吸収剤、防錆剤、
消光剤等を加えることができる。
【0022】ここで、上記の水性媒体としては、水を単
独で使用する他、水と水性の有機溶媒との混合溶媒を用
いることができる。
【0023】そして、上記の水性の有機溶媒としては、
インクの乾燥性を高めて、記録媒体へのインクの定着を
速めるため、例えば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等の炭素数1〜5の脂肪族アルコール等を、好ましく
は、炭素数1〜3の脂肪族アルコールを加えるようにす
る。
【0024】また、インクにおける保湿性を向上させた
り、その粘度等を調整するために、エチレングリコー
ル,プロピレングリコール,ブチレングリコール,ヘキ
シレングリコール等のモノアルキレングリコール、ジエ
チレングリコール,ジプロピレングリコール等のジアル
キレングリコール、トリエチレングリコール等のトリア
ルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類
を加えるようにしたり、またインク中において色材が析
出するのを防止するため、尿素、アミド、環式アミド、
アルカノールアミン等の両親媒性物質を添加することも
できる。
【0025】さらに、吸湿性や水への溶解度の高い臭化
リチウム,臭化ナトリウム,塩化ナトリウム等の無機塩
類や、酢酸ナトリウム,トルエンスルホン酸ナトリウ
ム,フタル酸ナトリウム,酢酸アンモニウム,酢酸トリ
エタノールアミン塩等の有機塩を添加させることもでき
る。
【0026】また、上記の水性媒体中に添加させる色材
としては、従来より一般に使用されている公知の酸性染
料,直接染料,反応性染料等の水溶性染料、油溶性染
料、顔料を用いることができる。
【0027】そして、上記の染料としては、例えば、
C.I.アシッドイエロー17,23,42,44,7
9,142;C.I.アシッドレッド1,8,13,1
4,18,26,27,35,37,42,52,8
7,89,92,97,106,111,114,11
5,186,249,254,289;C.I.アシッ
ドブルー9,29,45,92,249;C.I.アシ
ッドブラック1,2,7,24,26,94;C.I.
ダイレクトイエロー1,12,24,26,33,4
4,50,86,120,142,144;C.I.ダ
イレクトレッド1,4,9,13,17,20,28,
31,39,80,81,89,225,227;C.
I.ダイレクトブルー1,2,6,15,22,25,
71,76,79,86,87,98,163,16
5,199,202;C.I.ダイレクトブラック1
9,22,32,38,51,56,71,74,7
5,77,168,171;C.I.ベーシックイエロ
ー1,2,11,13,14,15,19,21,2
3,24,28,29,32,36,40,41,4
5,49,53,63,64,65,67,70,7
3,77,87,91;C.I.ベーシックレッド2,
12,13,14,15,18,22,23,24,2
7,35,36,38,39,46,49,51,5
2,68,70,73,78,82,102,104,
109,112;C.I.ベーシックブルー1,3,
5,7,9,21,22,26,35,41,45,5
4,62,65,66,67,69,75,77,8
9,92,93,105,117,120,122,1
24,129,137,141,155;C.I.ベー
シックブラック2,8;C.I.リアクティブイエロー
1,5,11,13,14,20,21,22,25,
40,47,51,55,65,67;C.I.リアク
ティブレッド1,14,17,25,26,32,3
7,44,46,55,66,74,79,96,9
7;C.I.リアクティブブルー1,2,7,14,1
5,23,32,35,38,41,63,80,9
5;C.I.リアクティブブラック3,4,7,11,
12,17等を使用することができる。
【0028】また、上記の顔料としては、アゾ系,フタ
ロシアニン系,アントラキノン系,キナクリドン系,ジ
オキサジン系,インジゴ系,チオインジゴ系,ペリレン
系,アニリンブラック,アゾメチン系,ロータミンBレ
ーキ系,カーボンブラック,表面修飾によって水分散性
が高められたカーボンブラック等を使用することがで
き、具体的には、C.I.ピグメントイエロー1,2,
3,13,16,83,93,95,151,154,
180;C.I.ピグメントレッド5,7,12,4
8,57,112,122;C.I.ピグメントブルー
1,2,3,15:3,16等が用いられる。
【0029】ここで、上記のような色材を水性媒体中に
添加させる量については、その量があまり少ないと、イ
ンクに十分な色彩が付与されない一方、その量が多くな
りすぎると、色材の溶解,分散が十分に行えなくなるた
め、一般に、インクジェット記録用インク中に色材を
0.1〜20重量%の範囲で加えるようにする。
【0030】また、このインクジェット記録用インクの
定着性を向上させたり、顔料の分散性を高めることを目
的として水可溶性樹脂を添加することができる。
【0031】ここで、上記の水可溶性樹脂としては、例
えば、ヒドロキシエチルセルロース,カルボキシメチル
セルロース,ビスコース等のセルロース誘導体、アルギ
ン酸,アラビアゴム,トラガントゴム,リグニンスルホ
ン酸,ゼラチン等の天然高分子類、りん酸でん粉,カル
ボキシメチルでん粉塩等のでん粉誘導体、ポリアクリル
酸,ポリメタクリル酸,ポリビニル硫酸,ポリビニルス
ルホン酸,縮合ナフタレンスルホン酸,エチレン−アク
リル酸共重合体,スチレン−アクリル酸共重合体,スチ
レン−メタクリル酸共重合体,アクリル酸エステル−ア
クリル酸共重合体,アクリル酸エステル−メタクリル酸
共重合体,スチレン−マレイン酸共重合体,スチレン−
マレイン酸エステル共重合体,スチレン−イタコン酸共
重合体,イタコン酸エステル−イタコン酸共重合体,ビ
ニルナフタレン−アクリル酸共重合体,ビニルナフタレ
ン−メタクリル酸共重合体,ビニルナフタレン−イタコ
ン酸共重合体,フェノール樹脂,ポリアミド樹脂,ポリ
イミド樹脂,ポリアミック酸樹脂,エポキシ樹脂,ポリ
エステル樹脂,ポリウレタン樹脂,ポリウレタン−ウレ
ア樹脂,ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル,ポリオキシエチレンアルキルアミン,ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル,ポリビニルアルコー
ル,ポリビニルピロリドン,ポリアルキレンカチオン,
フタル化ゼラチン,両性イオン基を有する高分子等の合
成樹脂を用いることができる。
【0032】
【実施例】以下、この発明の実施例に係るインクジェッ
ト記録用インクについて具体的に説明すると共に、この
実施例に係るインクジェット記録用インクが優れた吐出
安定性を有することを比較例を挙げて明らかにする。
【0033】(実施例1)実施例1においては、アミッ
ク酸を得るにあたり、下記の表1に示すように、酸無水
物に無水フタル酸を、アミノ化合物に4−アミノ安息香
酸を用い、これらを1:1のモル比で反応させるように
した。
【0034】ここで、この実施例においては、上記の無
水フタル酸7.4g(0.05mol)と、4−アミノ
安息香酸6.86g(0.05mol)とをアセトン1
50ml中において、室温付近で2時間撹拌しながら反
応させ、得られた反応生成物を濾過し、この反応生成物
をアセトンを用いて洗浄した後、真空オーブン内で60
℃の条件下で4時間乾燥させて、白色固体からなる1
2.1gのアミック酸を得た。
【0035】そして、この実施例においては、上記のよ
うにして得たアミック酸を中和させるのに、下記の表1
に示すように、アルカリ金属化合物の炭酸水素ナトリウ
ムを用い、アミック酸のアルカリ金属塩を得るようにし
た。
【0036】ここで、この実施例においては、上記のよ
うにして得たアミック酸5.70g(0.02mol)
と上記の炭酸水素ナトリウム3.36g(0.04mo
l)とを蒸留水25.6g中において反応させ、上記の
アミック酸のナトリウム塩を主とする固形分が20重量
%含有された水溶液を得た。なお、上記のアミック酸と
アルカリ金属化合物の炭酸水素ナトリウムとのモル比を
1:2にしたのは、アミック酸を得るのに使用したアミ
ノ化合物の4−アミノ安息香酸におけるカルボキシル基
も中和させるためである。
【0037】そして、上記の水溶液を25g、カーボン
ブラック濃度が15.4重量%になったカーボンブラッ
ク水分散液(CABOT社製:CAB−O−JET 3
00)を32.47g、グリセリンを5.3g、イソプ
ロピルアルコールを2g、NaHCO3 を0.2g、プ
ロキセルを0.3g、蒸留水を34.73gの割合で混
合して、実施例1のインクジェット記録用インクを調製
した。
【0038】(実施例2,3)これらの実施例において
は、アミック酸を得るにあたり、下記の表1に示すよう
に、実施例2では、酸無水物に無水マレイン酸を、アミ
ノ化合物に4−ピペリジンカルボン酸を用いるように
し、実施例3では、酸無水物に無水フタル酸を、アミノ
化合物に4−アミノベンゼンスルホン酸を用い、それぞ
れ上記の酸無水物とアミノ化合物とを1:1のモル比で
反応させて各アミック酸を得た。
【0039】また、上記のようにして得た各アミック酸
を中和させるあたり、アルカリ金属化合物として、下記
の表1に示すように、実施例2では炭酸水素ナトリウム
を、実施例3では水酸化ナトリウムを用い、それぞれ上
記のアミック酸に対して2倍のモル比で加えて反応さ
せ、各アミック酸のナトリウム塩を主とする固形分が2
0重量%含有された各水溶液を得た。
【0040】そして、このようにして得た各水溶液を用
い、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例2,3
の各インクジェット記録用インクを調製した。
【0041】
【表1】
【0042】(実施例4)実施例4においては、アミッ
ク酸を得るにあたり、下記の表2に示すように、上記の
実施例1と同様に、酸無水物に無水フタル酸を、アミノ
化合物に4−アミノ安息香酸を用い、これらを1:1の
モル比で反応させてアミック酸を得た。
【0043】そして、上記のようにして得たアミック酸
を中和させるのに、下記の表2に示すように、アミノ化
合物のトリエタノールアミンを使用し、アミック酸のア
ミン属塩を得るようにした。
【0044】ここで、この実施例においては、上記のア
ミック酸5.70g(0.02mol)と上記のトリエ
タノールアミン5.96g(0.04mol)とを蒸留
水46.7g中において反応させ、上記のアミック酸の
アミン塩を主とする固形分が20重量%含有された水溶
液を得た。
【0045】そして、このようにした得た水溶液を用
い、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例4のイ
ンクジェット記録用インクを調製した。
【0046】(実施例5〜8)これらの実施例において
は、アミック酸を得るにあたり、下記の表2に示すよう
に、実施例5では、酸無水物に無水マレイン酸を、アミ
ノ化合物に4−ピペリジンカルボン酸を用い、実施例6
では、酸無水物に無水フタル酸を、アミノ化合物に4−
ピペリジンカルボン酸を用い、実施例7では、酸無水物
に無水マレイン酸を、アミノ化合物に4−ピペリジンエ
タノールを用い、実施例8では、酸無水物に無水フタル
酸を、アミノ化合物に4−アミノフェノキシ酢酸を用
い、それぞれ上記の酸無水物とアミノ化合物とを1:1
のモル比で反応させて各アミック酸を得た。
【0047】また、上記のようにして得た各アミック酸
をアミノ化合物で中和させて、各アミック酸をアミン塩
を得るにあたり、下記の表2に示すように、実施例5,
6では上記の各アミック酸に対してそれぞれトリエタノ
ールアミンを2倍のモル比で加えて反応させ、実施例7
では上記のアミック酸に対してトリエタノールアミンを
等モルで加えて反応させ、実施例8では上記のアミック
酸に対してジエタノールアミンを2倍のモル比で加えて
反応させ、それぞれアミック酸のアミン塩を主とする固
形分が20重量%含有された各水溶液を得た。
【0048】そして、このようにした各水溶液を用い、
上記の実施例1の場合と同様にして、実施例5〜8の各
インクジェット記録用インクを調製した。
【0049】(実施例9,10)これらの実施例におい
ては、アミック酸を得るにあたり、下記の表2に示すよ
うに、実施例9では、酸無水物にピロメリット酸二無水
物を、アミノ化合物にモルフォリンを用い、実施例10
では、酸無水物にピロメリット酸二無水物を、アミノ化
合物にジエタノールアミンを用い、それぞれ上記の酸無
水物とアミノ化合物とを1:2のモル比で反応させて各
アミック酸を得た。
【0050】また、上記のようにして得た各アミック酸
をアミノ化合物で中和させて、各アミック酸をアミン塩
を得るにあたり、下記の表2に示すように、実施例9で
はトリエタノールアミンを、実施例10ではトリエチル
アミンを用い、それぞれ上記の各アミック酸に対して2
倍のモル比で加えて反応させ、それぞれアミック酸のナ
トリウム塩を主とする固形分が20重量%含有された各
水溶液を得た。
【0051】そして、このようして得た各水溶液を用
い、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例9,1
0の各インクジェット記録用インクを調製した。
【0052】
【表2】
【0053】(実施例11)実施例11においては、ア
ミック酸を得るにあたり、酸無水物に無水コハク酸と無
水フタル酸とを1:1のモル比で混合させたものを用い
る一方、アミノ化合物にモルフォリンを用い、上記の混
合物からなる酸無水物とアミノ化合物とを1:2のモル
比で反応させてアミック酸を得た。
【0054】また、上記のようにして得たアミック酸を
中和させるのに、アルカリ金属化合物の炭酸水素ナトリ
ウムと、アミノ化合物のトリエタノールアミンとを使用
し、上記のアミック酸1モルに対して、炭酸水素ナトリ
ウムを0.2モル、トリエタノールアミンを0.8モル
反応させ、上記のアミック酸のナトリウム塩及びアミン
塩を主とする固形分が20重量%含有された水溶液を得
た。
【0055】そして、このようにして得た水溶液を用
い、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例11の
インクジェット記録用インクを調製した。
【0056】(実施例12)実施例12においては、ポ
リアミック酸を得るにあたり、酸無水物にピロメリット
酸二無水物を、ジアミン化合物にポリエチレングリコー
ルジアミン(広栄化学工業社製:PEGPA−100
0)を用いるようにした。
【0057】そして、上記のピロメリット酸二無水物
2.18g(0.01mol)と、ポリエチレングリコ
ールジアミン9.80g(0.0098mol)とを、
N−メチルピロリドン48g中において室温で4時間撹
拌しながら重合させた後、アセトン800mlとヘキサ
ン200mlとの混合溶媒を用いて反応生成物を沈殿さ
せ、この反応生成物を真空オーブン内で80℃の条件下
で4時間乾燥させて、粘性のポリアミック酸10gを得
た。
【0058】次いで、この粘性のポリアミック酸とアル
カリ金属化合物の炭酸水素ナトリウムとを反応させて、
上記のポリアミック酸のナトリウム塩を主とする固形分
が20重量%含有された水溶液を得た。
【0059】そして、このようにして得た水溶液を用
い、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例12の
インクジェット記録用インクを調製した。
【0060】(実施例13)実施例13においては、酸
無水物に対して過剰量のアミノ化合物を加え、アミック
酸を合成すると共にこのアミノ化合物によって合成され
たアミック酸を中和させて、アミック酸のアミン塩を合
成するようにし、下記の表3に示すように、酸無水物に
ピロメリット酸二無水物を、アミック酸の合成と中和と
を合わせて行うアミノ化合物にジエタノールアミンを用
い、上記の酸無水物とアミノ化合物とのモル比が1:4
になるようにした。
【0061】そして、具体的には、上記のピロメリット
酸二無水物5.45g(0.025mol)と、ジエタ
ノールアミン10.5g(0.10mol)とをアセト
ン150ml中において、室温付近で2時間撹拌しなが
ら反応させ、得られた反応生成物を濾過し、この反応生
成物をアセトンを用いて数回洗浄した後、真空オーブン
内で60℃の条件下で4時間乾燥させて、水飴状になっ
たアミック酸のアミン塩を14.5g得た。
【0062】そして、この水飴状になったアミック酸の
アミン塩に蒸留水を加えて固形分が20重量%含有され
た水溶液を調製し、この水溶液を用い、上記の実施例1
の場合と同様にして、実施例13のインクジェット記録
用インクを調製した。
【0063】(実施例14〜23)これらの実施例にお
いても、上記の実施例13の場合と同様に、酸無水物に
対して過剰量のアミノ化合物を加え、アミック酸を合成
すると共にこのアミノ化合物によって合成されたアミッ
ク酸を中和させて、アミック酸のアミン塩を合成するよ
うにした。
【0064】そして、これらの実施例においては、アミ
ック酸のアミン塩を合成するにあたり、下記の表3に示
すように、実施例14においては、酸無水物に無水コハ
ク酸を、アミノ化合物にモノエタノールアミンを用い、
両者のモル比を1:2にして反応させた。実施例15に
おいては、酸無水物に無水コハク酸を、アミノ化合物に
ジエタノールアミンを用い、両者のモル比を1:2.5
にして反応させた。実施例16においては、酸無水物に
無水コハク酸を、アミノ化合物にジエタノールアミンを
用いて、両者のモル比を1:2にして反応させた。実施
例17においては、酸無水物に無水トリメリット酸を、
アミノ化合物にジエタノールアミンを用いて、両者のモ
ル比を1:3にして反応させた。実施例18において
は、酸無水物にシクロブタンテトラカルボン酸二無水物
を、アミノ化合物にジエタノールアミンを用い、両者の
モル比を1:4にして反応させた。実施例19において
は、酸無水物にピロメリット酸二無水物を、アミノ化合
物にモルフォリンを用い、両者のモル比を1:4にして
反応させた。実施例20においては、酸無水物に無水フ
タル酸を、アミノ化合物にジエタノールアミンを用い、
両者のモル比を1:2にして反応させた。実施例21に
おいては、酸無水物に無水フタル酸を、アミノ化合物に
ジエタノールアミンを用い、両者のモル比を1:3にし
て反応させた。実施例22においては、酸無水物に無水
フタル酸を、アミノ化合物にジエタノールアミンを用
い、両者のモル比を1:1.8にして反応させた。実施
例23においては、酸無水物に無水コハク酸とピロメリ
ット酸二無水物をモル比1:1の割合で混合した混合物
を、アミノ化合物にジエタノールアミンを用い、両者の
モル比を1:6にして反応させた。
【0065】そして、上記のようにして得た各アミック
酸のアミン塩にそれぞれ蒸留水を加えて固形分が20重
量%含有された各水溶液を調製し、この各水溶液を用
い、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例14〜
23の各インクジェット記録用インクを調製した。
【0066】
【表3】
【0067】(実施例24〜26)実施例24〜26に
おいては、インクジェット記録用インクを調製するにあ
たり、アミック酸のアミン塩が20重量%含有された水
溶液と蒸留水との量を変更させ、実施例24において
は、上記の実施例13において作製したアミック酸アミ
ン塩が20重量%含有された水溶液を12.5g、蒸留
水を47.23gの割合に、実施例25においては、上
記の実施例15において作製したアミック酸アミン塩が
20重量%含有された水溶液を12.5g、蒸留水を4
7.23gの割合に、実施例26においては、上記の実
施例16において作製したアミック酸アミン塩が20重
量%含有された水溶液を7.5g、蒸留水を52.23
gの割合にし、それ以外のカーボンブラック水分散液、
グリセリン、イソプロピルアルコール、NaHCO3
プロキセルについては、上記の実施例1の場合と同様に
して、実施例24〜26の各インクジェット記録用イン
クを調製した。
【0068】(比較例1)比較例1においては、上記の
実施例1において得た白色固体のアミック酸を中和させ
ずにそのまま使用し、このアミック酸を5g、カーボン
ブラック濃度が15.4重量%になったカーボンブラッ
ク水分散液(CABOT社製:CAB−O−JET 3
00)を32.47g、グリセリンを5.3g、イソプ
ロピルアルコールを2g、NaHCO3 を0.2g、プ
ロキセルを0.3g、蒸留水を54.73gの割合で混
合させて、比較例1のインクジェット記録用インクを調
製した。
【0069】(比較例2)比較例2においては、酸無水
物として上記の実施例1と同じ無水フタル酸を用いる一
方、アミノ化合物にアニリンを使用し、それ以外は、上
記の実施例1の場合と同様にしてアミック酸を作製し
た。
【0070】そして、このアミック酸を5g使用する以
外は、上記の比較例1の場合と同様にして、比較例2の
インクジェット記録用インクを調製した。
【0071】(比較例3)比較例3においては、カーボ
ンブラック濃度が15.4重量%になったカーボンブラ
ック水分散液(CABOT社製:CAB−O−JET
300)を32.47g、グリセリンを5.3g、イソ
プロピルアルコールを2g、NaHCO3を0.2g、
プロキセルを0.3g、蒸留水を59.73gの割合で
混合しただけで、アミック酸やそのアミン塩等を添加さ
せないようにして、比較例3のインクジェット記録用イ
ンクを調製した。
【0072】次に、上記の実施例1〜26及び比較例1
〜3の各インクジェット記録用インクをそれぞれ0.6
5μmのメンブランフィルタで加圧濾過した後、これら
の各インクジェット記録用インクをそれぞれ市販のイン
クジェットプリンター(エプソン社製:MJ−510
C)用のインクカートリッジに入れて、上記のインクジ
ェットプリンターに装着し、1時間の連続印字を行った
後、このインクジェットプリンターの電源を切り、30
日後に再び1時間の連続印字を行い、30日後の印字時
における印字画像の欠けを調べ、これらの各インクジェ
ット記録用インクにおけるノズルからの吐出安定性を評
価した。
【0073】ここで、各インクジェット記録用インクの
吐出安定性の評価においては、30日後においても初期
の印字画像と変わらず印字画像に欠けが見当たらない場
合を◎、30日後の印字による印字画像における欠けが
殆ど目立たない場合を○、30日後の印字による印字画
像において欠けが生じるが、ノズルのクリーニングを繰
り返すことにより印字画像における欠けが殆ど目立たな
くなる程度に回復する場合を△、ノズルのクリーニング
を繰り返しても30日後の印字による印字画像欠けが生
じて回復しない場合を×として下記の表4に示した。
【0074】
【表4】
【0075】この結果から明らかなように、実施例1〜
26に示すインクジェット記録用インクのように、アミ
ック酸やポリアミック酸のアミン塩やアルカリ金属塩を
インク中に含有させると、アミック酸をそのままインク
中に含有させた比較例1,2のインクジェット記録用イ
ンクや、アミック酸のアミン塩やアルカリ金属塩を含有
させなかった比較例3のインクジェット記録用インクに
比べ、30日後においてもインク吐出ヘッドからインク
が安定して吐出されるようになった。
【0076】なお、インク中に含有させるアミック酸の
アミン塩の量を少なくした実施例24〜26のインクジ
ェット記録用インクにおいては、若干インクの吐出安定
性が低下していた。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
インクジェット記録用インクにおいては、少なくとも色
材と水とを有するインクジェット記録用インクにおい
て、アミック酸及び/又はポリアミック酸のアミン塩及
び/又はアルカリ金属塩を含有させるようにしたため、
このインクジェット記録用インクが凝集するのが抑制さ
れ、このインクジェット記録用インクをインク吐出ヘッ
ドから安定して吐出できるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AE08 AE13 BA04 BA29 BC05 BC12 BC17 BC19 BC27 BC28 BC31 BC33 BC36 BC39 BC49 BC53 BC54 BC60 BC64 BC68 BE01 BE03 BE04 BE06 BE07 EA15 EA16 EA17 EA19 EA41 EA44 EA45 GA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色材と水とを有するインクジ
    ェット記録用インクにおいて、アミック酸及び/又はポ
    リアミック酸のアミン塩及び/又はアルカリ金属塩を含
    有させたことを特徴とするインクジェット記録用イン
    ク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したインクジェット記録
    用インクにおいて、上記のアミック酸として、下記の化
    1における構造式(1)で示されるジカルボン酸無水物
    及び/又は構造式(2)で示されるテトラカルボン酸無
    水物と、下記の化2で示されるアミノ化合物とを反応さ
    せて得られたものを用いたことを特徴とするインクジェ
    ット記録用インク。 【化1】 構造式(1)中におけるR1 は2価の有機残基、構造式
    (2)中におけるR2は4価の有機残基であり、R1
    2 は置換基を有していてもよい。 【化2】 化2中におけるR3 ,R4 は、水素原子、アルキル基,
    アラルキル基,アリール基及びこれらに置換基が結合さ
    れた基から選択される基であり、R3 ,R4 は同じでも
    互いに異なっていてもよく、また互いに結合して環構造
    を形成していてもよい。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載したインクジェット記録
    用インクにおいて、上記のポリアミック酸として、上記
    の構造式(2)で示されるテトラカルボン酸無水物とジ
    アミン化合物とを反応させて得られたものを用いたこと
    を特徴とするインクジェット記録用インク。
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