JP2001040256A - 記録用インク - Google Patents

記録用インク

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JP2001040256A
JP2001040256A JP29814399A JP29814399A JP2001040256A JP 2001040256 A JP2001040256 A JP 2001040256A JP 29814399 A JP29814399 A JP 29814399A JP 29814399 A JP29814399 A JP 29814399A JP 2001040256 A JP2001040256 A JP 2001040256A
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Japan
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ink
recording ink
star polymer
recording
molecule
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Application number
JP29814399A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Fujii
義則 藤井
Chiyoji Nozaki
千代志 野崎
Noboru Ueda
昇 上田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用インクをインク記録装置のインク吐出
ヘッド等から紙等の記録媒体上に吐出して画像を形成す
る場合において、この記録用インクがインク吐出ヘッド
等から安定して吐出されるようにすると共に、この記録
用インクにおける色材が記録媒体の表面に十分に定着さ
れて、十分な画像濃度を有する画像が得られるようにす
る。 【解決手段】 少なくとも色材と水性媒体とを含む記録
用インクにおいて、スターポリマーを含有させるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
記録装置等に使用される記録用インクに係り、特に、こ
の記録用インクをインクジェット記録装置のインク吐出
ヘッド等から紙等の記録媒体上に吐出させて画像を形成
する場合に、この記録用インクがインク吐出ヘッド等か
ら安定して吐出されるようにした点に特徴を有するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置等に使用
される記録用インクとしては、油性の記録用インクの他
に、取り扱いの容易性や安全性等の面から水性の記録用
インクが広く用いられていた。
【0003】ここで、水性の記録用インクとしては、着
色剤に染料を用い、この染料を水性媒体中に溶解させた
ものや、着色剤にカーボンブラック等の顔料を用い、こ
の顔料を水性媒体中に分散させたものが一般に使用され
ている。
【0004】そして、このような水性の記録用インクに
おいては、記録媒体に対するインクの定着性や水性媒体
中における顔料の分散安定性等を向上させるため、従来
より、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミド、ポリエ
ステル等の樹脂に親水性のポリエチレングリコール等を
共重合させた親水性樹脂を添加することが行われてい
る。
【0005】しかし、上記のような親水性樹脂を記録用
インクに添加させると、この親水性樹脂が凝集して、記
録用インクがインク吐出ヘッドに目詰まりしたり、記録
用インクの粘度が上昇して、インクの吐出性が悪くなる
等の問題があり、また従来の記録用インクの場合、一般
に記録媒体の表面に色材が十分に定着されず、形成され
る画像の画像濃度を十分に高めることができないという
問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、記録用イ
ンクにおける上記のような問題を解決することを課題と
するものであり、記録用インクをインク記録装置のイン
ク吐出ヘッド等から紙等の記録媒体上に吐出して画像を
形成する場合において、この記録用インクがインク吐出
ヘッド等から安定して吐出されるようにし、またこの記
録用インクにおける色材が記録媒体の表面に十分に定着
されて、十分な画像濃度を有する画像が得られるように
することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明における記録用
インクにおいては、上記のような課題を解決するため
に、少なくとも色材と水性媒体とを含む記録用インクに
おいて、スターポリマーを含有させるようにしたのであ
る。
【0008】そして、この発明における記録用インクの
ようにスターポリマーを含有させると、このスターポリ
マーにより、記録用インクの記録媒体に対する定着性
や、水性媒体中における顔料の分散安定性等が向上する
と共に、長い鎖状のポリマーを含有させる場合に比べ
て、水性媒体に対するポリマーの溶解性が向上すると共
に、記録用インクの粘度が高くなるのが抑制され、この
記録用インクがインク吐出ヘッドから安定して吐出され
るようになる。
【0009】ここで、上記のスターポリマーを記録用イ
ンクに含有させるにあたり、その量が少ないと、記録用
インクの記録媒体に対する定着性や、水性媒体中におけ
る顔料の分散安定性等が十分に向上されなくなる一方、
その量が多くなり過ぎると、記録用インクの粘度が高く
なって、この記録用インクがインク吐出ヘッド等に目詰
まりしやすくなるため、記録用インクに含有させるスタ
ーポリマーの量を0.5〜15重量%、好ましくは1〜
10重量%、より好ましくは1〜8重量%の範囲になる
ようにする。
【0010】また、この発明における記録用インクにお
いて、上記のスターポリマーとしては、請求項2に示す
ように、核となる分子に直鎖状になった複数の親水性の
分子鎖が結合されたものを用いることができる。
【0011】ここで、上記のスターポリマーの核となる
分子としては、請求項3に示すように、下記の化4の
(a)に示すような3以上のヒドロキシル基を有する多
価アルコール類、化4の(b)に示すような3以上のカ
ルボキシル基を有する多価カルボン酸類、化4の(c)
に示すような少なくとも1以上の活性水素をもつアミノ
基を3以上有する多価アミン類、3以上のメルカプト基
を有する多価チオール類から選択される分子を用いるこ
とができる。
【0012】
【化4】 なお、上記の化4中、nは3以上の整数、Rは3価以上
の有機残基である。
【0013】そして、前記の構造式(a)に示される核
となる分子としては、例えば、下記の化5における化学
式(a1)〜(a9)に示す1,1,1−トリス(ヒド
ロキシメチル)エタン、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトール、D−アラビトール、L−アラビトー
ル、キシリトール、アドニトール、ズルシトール、グリ
セリンの他、L−イジトール、D−マンニトール、D−
ソルビトール等の多価アルコールや、下記の化6〜化9
における化学式(a10)〜(a27)に示すような多
価フェノールや、化9における化学式(a28)に示す
ようなアルコールとフェノールとが一緒になったもの等
を用いることができる。
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
【0019】また、前記の構造式(b)に示される核と
なる分子としては、例えば、下記の化10における化学
式(b1)〜(b8)に示すような多価カルボン酸を用
いることができる。
【0020】
【化10】
【0021】また、前記の構造式(c)に示される核と
なる分子としては、例えば、N,N’−ビス(3−アミ
ノプロピル)−1,2−エチレンジアミン、1,4−ビ
ス(3−アミノプロピル)−ピペラジン、N,N’−ビ
ス(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミ
ン、N,N’−ビス(3−アミノエチル)−1,3−プ
ロパンジアミン、N,N’−ビス(3−アミノプロピ
ル)−1,4−ブタンジアミン、エチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、ニトリロトリスエチルアミン、
N,N’−(ジアミノエチル)ピペラジン、ピペラジニ
ルエチルエチレンジアミン、アミノエチルトリエチレン
テトラミン、アミノエチルピペラジニルエチルエチレン
ジアミン、ピペラジニルエチルジエチレントリアミン、
ペンタエチレンヘキサミンや、下記の化11における化
学式(c1)〜(c3)に示すような多価アミンを用い
ることができる。
【0022】
【化11】
【0023】一方、上記のような核となる分子に直線状
になった親水性の分子鎖を結合させてスターポリマーを
得るにあたっては、請求項4に示すように、上記の核と
なる分子に対して、少なくとも開環重合させたエチレン
オキサイドを含む分子鎖を結合させるようにすることが
でき、またこのエチレンオキサイドとそれ以外の環状エ
ーテルや環状イミンや環状アミドやラクトン類やラクタ
ム類とを共重合させたものを結合させることもできる。
【0024】また、上記の分子鎖の親水性を高めるた
め、この分子鎖に親水性の官能基を結合させることが好
ましく、このような官能基としては、例えば、OH、C
OO-+ 、SO3 - + 、PO3 2 、PO3 HN
a、PO3 Na2 、N+ 1 23 - 、N+ 1
2 YCOO- 、N+ 1 2 YSO3 -等を結合させるよ
うにする。ここで、上記の官能基中において、Mは水
素,アルカリ金属,HN+ 4 5 6 から選択される
基、Yはアルキル基又はこれに置換基が結合された基、
1 ,R2 ,R3 は水素、炭素数が8以下のアルキル
基,アラルキル基及びアリール基から選択される基で、
1 ,R2 ,R3 は同じ基であっても異なる基であって
もよく、また互いに結合して環構造を形成してもよい。
さらに、上記のMにおけるR4 ,R5 ,R6 は水素、炭
素数が8以下のアルキル基,アラルキル基及びアリール
基から選択される基で、R4 ,R5 ,R6 は同じ基であ
っても異なる基であってもよく、また互いに結合して環
構造を形成してもよい。
【0025】また、請求項5に示すように、スターポリ
マーにおける核となる分子に3以上のメルカプト基を有
する多価チオール類を用いると、この核となる分子に、
ラジカル重合性モノマーをラジカル重合させることによ
り、核となる分子に対して直線状になった分子鎖が結合
されたスターポリマーを簡単に得ることができるように
なる。
【0026】そして、上記のスターポリマーの核となる
3以上のメルカプト基を有する分子としては、請求項6
に示すように、前記の化1に示す構造式(1)又は
(2)のものを用いることができる。
【0027】ここで、化1における構造式(1)又は
(2)に示すような3以上のメルカプト基を有する分子
は、前記の化4に示す構造式(a)〜(c)のものや、
下記の化12に示す構造式(d)〜(g)のものを用い
て合成することができる。
【0028】
【化12】 なお、上記の化12中、nは3以上の整数、Rは3価以
上の有機残基であり、Xはハロゲンである。
【0029】そして、前記の構造式(d)に示される核
となる分子としては、例えば、下記の化13における化
学式(d1)〜(d4)に示すような多価イソシアナト
化合物を用いることができる。
【0030】
【化13】
【0031】また、前記の構造式(e)に示される核と
なる分子としては、例えば、下記の化14における化学
式(e1)に示すような多価イソチオシアナト化合物を
用いることができる。
【0032】
【化14】
【0033】また、前記の構造式(f)に示される核と
なる分子としては、例えば、前記の構造式(c)に示し
た多価アミンにCOCl2 を反応させて得たもの等を用
いることができる。なお、前記の構造式(f)における
Xはハロゲンであればよいが、このXが塩素であること
がより好ましい。
【0034】また、前記の構造式(g)に示される核と
なる分子としては、例えば、下記の化15における化学
式(g1)〜(g3)に示すようなものを用いることが
できる。
【0035】
【化15】
【0036】ここで、前記の化1における構造式(1)
に示すような3以上のメルカプト基を有する分子を得る
にあたっては、前記の化4及び化12に示す構造式
(a)〜(g)のものを用いて公知の方法で製造するこ
とができ、例えば、「実験化学講座 日本化学会編 丸
善」に示されているような方法を用いることができ、下
記の化16に示す(A),(B1),(B2)の方法で
合成することができる。
【0037】
【化16】
【0038】ここで、上記の化16の(A)に示すB−
Y−Xとしては、例えば、X’−Y−X、H2 N−Y−
X、HO−Y−X、HOOC−Y−X等の構造式で示さ
れるものを用いることができる。なお、上記のX’はハ
ロゲンであり、Xと同じであっても、異なっていてもよ
い。
【0039】また、上記の化16の(B1),(B2)
に示すB’−Y’−CH=CH2 としては、例えば、X
−Y’−CH=CH2 、H2 N−Y’−CH=CH2
HO−Y’−CH=CH2 、HOOC−Y’−CH=C
2 等の構造式で示されるものを用いることができる。
【0040】ここで、上記の構造式X−Y’−CH=C
2 に示されるものとしては、例えば、下記の化17に
示すようなものを用いることができる。
【0041】
【化17】
【0042】また、上記の構造式H2 N−Y’−CH=
CH2 に示されるものとしては、例えば、下記の化18
に示すようなものを用いることができる。
【0043】
【化18】
【0044】また、上記の構造式HO−Y’−CH=C
2 に示されるものとしては、例えば、下記の化19に
示すようなものを用いることができる。
【0045】
【化19】
【0046】また、上記の構造式HOOC−Y’−CH
=CH2 に示されるものとしては、例えば、下記の化2
0に示すようなものを用いることができる。
【0047】
【化20】
【0048】また、上記のようなスターポリマーの核と
なる3以上のメルカプト基を有する分子に対し、ラジカ
ル重合させて分子鎖を形成するラジカル重合性モノマー
としては、例えば、下記の化21に示すような水溶性の
ラジカル重合性モノマー等を1種又は2種以上組み合わ
せて用いることができる。
【0049】
【化21】
【0050】また、上記のような水溶性のラジカル重合
性モノマーの水溶性を損なわない程度において、例え
ば、下記の化22に示すような他のラジカル重合性モノ
マー等を1種又は2種以上組み合わせて用いることもで
きる。
【0051】
【化22】
【0052】そして、前記のようなスターポリマーの核
となる3以上のメルカプト基を有する分子に対して上記
のようなラジカル重合性モノマーをラジカル重合させて
スターポリマーを得るにあたっては、上記のラジカル重
合性モノマーを水又は有機溶媒に溶解させ、これにラジ
カル重合開始剤を加えて上記の3以上のメルカプト基を
有する分子にラジカル重合させるようにする。
【0053】また、この発明における記録用インクにお
いては、請求項7に示すように、上記のような様々なス
ターポリマーの他に環状多糖類を含有させるようにする
ことが好ましい。
【0054】そして、このように記録用インクにスター
ポリマーの他に環状多糖類を含有させると、インクの表
面エネルギーや粘度等を大きく変化させることなく、十
分な画像濃度を有する画像が得られるようになる。な
お、環状多糖類を含有させることによって十分な画像濃
度を有する画像が得られるようになるのは、上記の環状
多糖類が記録媒体におけるセルロースと類似した構造を
有しており、これによりインクに含まれる色材が記録媒
体の表面に適切に定着されるようになるためであると考
えられる。
【0055】ここで、上記の環状多糖類としては、請求
項8に示すように、下記の化23に示すような環状デキ
ストリンやその誘導体を用いることができる。なお、環
状デキストリンの誘導体におけるR7 は特に限定されな
いが、例えば、−COCH3,−CH2 COONa,−
CH2 CH2 NH2 等が挙げられる。
【0056】
【化23】
【0057】また、上記のような環状多糖類を記録用イ
ンクに含有させるにあたり、その量が少ないと、この記
録用インクによって形成される画像の画像濃度が十分に
向上されなくなる一方、その量が多くなり過ぎると、記
録用インクの粘度が高くなって、この記録用インクがイ
ンク吐出ヘッド等に目詰まりしやすくなるため、記録用
インクに含有させる環状多糖類の量を0.1〜20重量
%、好ましくは1〜10重量%の範囲になるようにす
る。
【0058】また、この発明における記録用インクにお
いて使用する水性媒体としては、水を単独で用いるよう
にする他に、水と水性の有機溶媒との混合溶媒等を用い
ることができる。
【0059】そして、上記の水性の有機溶媒としては、
インクの乾燥性を高めて、記録媒体へのインクの定着を
速めるため、例えば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等の炭素数1〜5の脂肪族アルコール等を用いること
ができ、好ましくは、炭素数1〜3の脂肪族アルコール
を用いるようにする。
【0060】また、上記の水性媒体中に添加させる色材
としては、従来より一般に使用されている公知の酸性染
料,直接染料,反応性染料等の水溶性染料、油溶性染
料、顔料を用いることができる。
【0061】そして、上記の染料としては、例えば、
C.I.アシッドイエロー17,23,42,44,7
9,142;C.I.アシッドレッド1,8,13,1
4,18,26,27,35,37,42,52,8
7,89,92,97,106,111,114,11
5,186,249,254,289;C.I.アシッ
ドブルー9,29,45,92,249;C.I.アシ
ッドブラック1,2,7,24,26,94;C.I.
ダイレクトイエロー1,12,24,26,33,4
4,50,86,120,142,144;C.I.ダ
イレクトレッド1,4,9,13,17,20,28,
31,39,80,81,89,225,227;C.
I.ダイレクトブルー1,2,6,15,22,25,
71,76,79,86,87,98,163,16
5,199,202;C.I.ダイレクトブラック1
9,22,32,38,51,56,71,74,7
5,77,168,171;C.I.ベーシックイエロ
ー1,2,11,13,14,15,19,21,2
3,24,28,29,32,36,40,41,4
5,49,53,63,64,65,67,70,7
3,77,87,91;C.I.ベーシックレッド2,
12,13,14,15,18,22,23,24,2
7,35,36,38,39,46,49,51,5
2,68,70,73,78,82,102,104,
109,112;C.I.ベーシックブルー1,3,
5,7,9,21,22,26,35,41,45,5
4,62,65,66,67,69,75,77,8
9,92,93,105,117,120,122,1
24,129,137,141,155;C.I.ベー
シックブラック2,8;C.I.リアクティブイエロー
1,5,11,13,14,20,21,22,25,
40,47,51,55,65,67;C.I.リアク
ティブレッド1,14,17,25,26,32,3
7,44,46,55,66,74,79,96,9
7;C.I.リアクティブブルー1,2,7,14,1
5,23,32,35,38,41,63,80,9
5;C.I.リアクティブブラック3,4,7,11,
12,17等を使用することができる。
【0062】また、上記の顔料としては、アゾ系,フタ
ロシアニン系,アントラキノン系,キナクリドン系,ジ
オキサジン系,インジゴ系,チオインジゴ系,ペリレン
系,アニリンブラック,アゾメチン系,ロータミンBレ
ーキ系,カーボンブラック,表面修飾によって水分散性
が高められたカーボンブラック等を使用することがで
き、具体的には、C.I.ピグメントイエロー1,2,
3,13,16,83,93,95,151,154,
180;C.I.ピグメントレッド5,7,12,4
8,57,112,122;C.I.ピグメントブルー
1,2,3,15:3,16等が用いられる。
【0063】ここで、上記のような色材を水性媒体中に
添加させる量については、その量があまり少ないと、イ
ンクに十分な色彩が付与されない一方、その量が多くな
りすぎると、色材の溶解,分散が十分に行えなくなるた
め、一般に、記録用インク中に色材を0.1〜20重量
%の範囲で加えるようにする。
【0064】また、この発明における記録用インクの特
性を向上させるため、例えば、粘度調整剤、表面張力調
整剤、pH調整剤、保湿剤、キレート剤、浸透剤、防カ
ビ剤、速乾剤、安定剤、定着剤等を加えることが好まし
い。
【0065】ここで、粘度調整剤は、インクの粘度を調
整してインクの吐出性を向上させると共に、普通紙等の
記録媒体へのインクの浸透性を調整するために用いら
れ、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のポリアルキレングリコール類を用いるこ
とができ、特に、ポリエチレングリコールを用いること
が好ましい。そして、このような粘度調整剤をインクに
添加させるにあたっては、その添加量が0〜10重量
%、好ましくは0.1〜8重量%、より好ましくは1〜
5重量%の範囲になるようにする。
【0066】また、表面張力調整剤は、インクの表面張
力を整えてインクの吐出性を向上させると共に、記録媒
体へのインクの浸透性を調整するために用いられ、例え
ば、ノニオン系の界面活性剤や、シリコン系,フッ素
系,アセチレン系等の各種の界面活性剤や、アニオン
系,カチオン系の界面活性剤等を用いることができ、好
ましくはノニオン系の界面活性剤を用いるようにする。
そして、この表面張力調整剤をインクに添加させるにあ
たっては、その添加量が0.1〜5重量%、好ましくは
0.1〜3重量%、より好ましくは0.2〜1重量%の
範囲になるようにする。
【0067】また、pH調整剤は、インクのpHを適切
な状態に保ち、pHの変化によって顔料の分散安定性が
低下するのを抑制するために用いられ、例えば、NaH
CO 3 ,Na2 4 7 ,Na2 CO3 ,KHCO3
2 CO3 ,NaOH,CH 3 COONa,N(CH2
CH2 OH)3 等を用いることができ、特に、NaHC
3 を用いることが好ましい。そして、このようなpH
調整剤をインクに添加させるにあたっては、その添加量
が0.1〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5重量
%、より好ましくは0.2〜0.5重量%の範囲になる
ようにする。
【0068】また、保湿剤は、水系媒体の主成分である
水の蒸発によってインクの濃度や粘度等が変化して、イ
ンクの吐出安定性が低下するのを防止するために用いら
れ、例えば、1,2−エタンジオール、1,2−プロパ
ンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタ
ンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,7−ヘプタンジオール、2−メチル−
2,4−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオール、グリセリン、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール200、ジプロピレングリコー
ル、2,2’−チオジエタノール、1,2,6−ヘキサ
ントリオール等のアルキレングリコール類;1,2−ジ
メトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−
ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジブチルエーテル、2−メトキシエタノ
ール、2−エトキシエタノール、2−(メトキシメトキ
シ)エタノール、2−ブトキシエタノール、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、1−
メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロ
パノール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル
類等を用いることができ、特に、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、グリセリン等を用いるこ
とが好ましい。そして、このような保湿剤をインクに添
加させるにあたっては、その添加量が1〜10重量%、
好ましくは3〜10重量%、より好ましくは5〜8重量
%の範囲になるようにする。
【0069】また、キレート剤は、インク中に存在する
金属イオンを捕捉し、金属イオンによってカーボンブラ
ックの分散安定性が失われるのを防止するために用いら
れるものであり、例えば、エチレンジアミン四酢酸ナト
リウム、エチレンジアミン四酢酸、ニトリル三酢酸ナト
リウム、ヒドロオキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナ
トリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウ
ラミル二酢酸ナトリウム等を用いることができる。そし
て、このようなキレート剤をインクに添加させるにあた
っては、その添加量が0.1〜1重量%、好ましくは
0.1〜0.5重量%、より好ましくは0.2〜0.5
重量%の範囲になるようにする。
【0070】また、浸透剤は、インクの記録媒体への浸
透性を高めるために用いられるものであり、例えば、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールの低
級アルキネエーテル類等を用いることができる。そし
て、このような浸透剤をインクに添加させるにあたって
は、その添加量が1〜10重量%、好ましくは3〜10
重量%、より好ましくは4〜8重量%の範囲になるよう
にする。
【0071】また、防カビ剤は、インク中においてカビ
等が発生するのを防止するために用いられるものであ
り、例えば、チアベンゾール(メルク社製),メルガー
ル(ヘキスト社製)等のイミダゾール系のものや、プロ
キセル(ゼネカ社製)、アモルデン(大和化学工業社
製)等のイソチアゾリン系のものや、プレベントールシ
リーズ(バイエル社製)、ソヂウムオマジン、ジオキシ
ン、ジヒドロ酢酸ナトリウム、水ガラス等を用いること
ができる。そして、このような防カビ剤をインクに添加
させるにあたっては、その添加量が0.01〜0.5重
量%、好ましくは0.05〜0.4重量%、より好まし
くは0.1〜0.4重量%の範囲になるようにする。
【0072】また、速乾剤は、インクが記録媒体に付着
した後、インクが速やかに乾いたり浸透したりして、他
の記録媒体にインクが付着して汚れるのを防止するため
に用いられるものであり、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノー
ル、2−ブタノール等の低級アルコール類等が用いられ
る。
【0073】また、安定剤は、水系媒体中において顔料
の分散安定性が低下するのを防止するために用いられる
ものであり、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等のアルコールアミ
ン類;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチルイミダゾリジノン、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノン,スルホラン,ジメチルサルフ
ォキサイド,ε−カプロラクタム等の環状アミド化合
物;スクシンイミド等のイミド化合物;ホルムアミド、
ソルビット、1,3−ビス(β−ヒドロキシエチル)ウ
レア等が用いられ、好ましくはトリエタノールアミンを
用いるようにする。そして、このような安定剤をインク
に添加させるにあたっては、その添加量が0.1〜1重
量%、好ましくは0.1〜0.5重量%、より好ましく
は0.2〜0.5重量%の範囲になるようにする。
【0074】また、定着剤は、インクの記録媒体への定
着性を向上させるものであり、例えば、水溶性のポリエ
ステル類、ポリウレタン類、ポリアミド類、ポリイミド
類、ポリアクリル類、ポリビニルアルコール類等が用い
られ、好ましくは、ポリ(メタ)アクリル酸エステル類
を用いるようにする。そして、このような定着剤をイン
クに添加させるにあたっては、その添加量が0.1〜1
5重量%、好ましくは1〜10重量%、より好ましくは
4〜8重量%の範囲になるようにする。
【0075】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る記録用インク
について具体的に説明すると共に、この実施例に係る記
録用インクが優れた吐出安定性を有することを比較例を
挙げて明らかにする。
【0076】(実施例1)この実施例1においては、記
録用インク中に含有させるスターポリマーを得るにあた
り、このスターポリマーの核となる分子として、前記の
化6の構造式(a11)に示した多価フェノールの1,
3,5−トリヒドロキシベンゼンを用いる一方、この核
となる分子に結合させる分子鎖を形成する化合物にエチ
レンオキサイドを用い、これらをオートクレーブ中にお
いて、高分子実験学(高分子学会編)に記載されている
常法によって重合させてスターポリマーを得た。
【0077】そして、上記のようにして得たスターポリ
マーを5重量%、カーボンブラック分散液(CABOT
社製:CAB−O−JET 300)を5重量%、グリ
セリンを19重量%、トリエタノールアミンを1重量
%、蒸留水を70重量%の割合にして、これらを室温で
3時間混合撹拌した後、ホモジナイザーで粒径を整え、
0.65μmのメンブレンフィルタで加圧濾過して、実
施例1の記録用インクを得た。
【0078】(実施例2〜4)これらの実施例2〜4に
おいては、記録用インク中に含有させるスターポリマー
を得るにあたり、上記の実施例1において使用したスタ
ーポリマーの核となる分子だけを変更し、実施例2にお
いては、前記の化5の構造式(a1)に示した多価アル
コールの1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタ
ンを、実施例3においては前記の化10の構造式(b
1)に示した多価カルボン酸のベンゼン−1,3,5−
トリカルボン酸を、実施例4においては多価アミンの
N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−エチレンジア
ミンを用い、それ以外については、上記の実施例1の場
合と同様にして、これらの核となる分子に前記のエチレ
ンオキサイドを重合させて、各スターポリマーを得た。
【0079】そして、このようにして得た各スターポリ
マーを用い、上記の実施例1の場合と同様にして、実施
例2〜4の各記録用インクを調製した。
【0080】(比較例1)比較例1においては、記録用
インクを調製するにあたり、スターポリマーを添加させ
ずに、カーボンブラック分散液(CABOT社製:CA
B−O−JET300)を5重量%、グリセリンを19
重量%、トリエタノールアミンを1重量%、蒸留水を7
5重量%の割合にし、それ以外は、上記の実施例1の場
合と同様にして、比較例1の記録用インクを得た。
【0081】次に、上記の実施例1〜4及び比較例1の
各記録用インクをそれぞれ市販のインクジェットプリン
ター(エプソン社製:MJ−510C)用のインクカー
トリッジに入れて、上記のインクジェットプリンターに
装着し、1時間の連続印字を行った後、このインクジェ
ットプリンターの電源を切り、30日後に再び1時間の
連続印字を行い、30日後の印字時における印字画像の
欠けを調べ、これらの各記録用インクにおけるノズルか
らの吐出安定性を評価した。
【0082】ここで、各記録用インクの吐出安定性の評
価においては、30日後においても初期の印字画像と変
わらず印字画像に欠けが見当たらない場合を◎、30日
後の印字による印字画像における欠けが殆ど目立たない
場合を○、30日後の印字による印字画像において欠け
が生じるが、ノズルのクリーニングを繰り返すことによ
り印字画像における欠けが殆ど目立たなくなる程度に回
復する場合を△、ノズルのクリーニングを繰り返しても
30日後の印字による印字画像欠けが生じて回復しない
場合を×として下記の表1に示した。
【0083】
【表1】
【0084】この結果から明らかなように、インク中に
スターポリマーを含有させた実施例1〜4の各記録用イ
ンクは、インク中にスターポリマーを含有させなかった
比較例1の記録用インクに比べてインクの吐出安定性が
向上していた。
【0085】(実施例5)この実施例5においては、上
記の実施例1と同じスターポリマーを用いると共に、環
状多糖類としてα−シクロデキストリン(Aldric
h社製)を用いるようにした。
【0086】ここで、この実施例5においては、カーボ
ンブラック分散液を調製するにあたり、カーボンブラッ
ク(デグサ社製:Printex90)が20重量%、
分散剤としてSolsperse20000(ゼネカ社
製)が3重量%、ジョンクリル63(ジョンソンポリマ
ー社製)が6重量%の割合になった分散液を調製し、粒
径0.3mmのジルコニアビーズを3.8kg充填した
ダブルシリンダーパールミル(ドライヴェルケ社製:D
CP−SF12)を用い、上記の分散液を1kwの電力
で1時間,2kwの電力で1時間,さらに3kwの電力
で1時間連続して粉砕,分散させ、カーボンブラックが
20重量%含有されたカーボンブラック分散液を調製し
た。
【0087】そして、インクを調製するにあたっては、
上記の実施例1と同じスターポリマーを5重量%、上記
のカーボンブラック分散液を25重量%、グリセリンを
20重量%、蒸留水を48重量%、上記のα−シクロデ
キストリンを2重量%の割合にして、これらを室温で3
時間混合撹拌した後、ホモジナイザーで粒径を整え、
0.65μmのメンブレンフィルタで加圧濾過して記録
用インクを得た。
【0088】(実施例6)この実施例6においては、上
記の実施例5におけるインクの調製において、上記のα
−シクロデキストリンの量を1重量%、蒸留水の量を4
9重量%に変更し、それ以外は、上記の実施例5の場合
と同様にして記録用インクを得た。
【0089】(実施例7)この実施例7においては、上
記の実施例5におけるインクの調製において、上記のα
−シクロデキストリンの量を10重量%、蒸留水の量を
40重量%に変更し、それ以外は、上記の実施例5の場
合と同様にして記録用インクを得た。
【0090】(実施例8)この実施例8においては、上
記の実施例5におけるインクの調製において、環状多糖
類として、上記のα−シクロデキストリンに代えてβ−
シクロデキストリン(Aldrich社製)を使用し、
それ以外は、上記の実施例5の場合と同様にして記録用
インクを得た。
【0091】(実施例9)この実施例9においては、上
記の実施例5におけるインクの調製において、環状多糖
類として、上記のα−シクロデキストリンに代えてγ−
シクロデキストリン(Aldrich社製)を使用し、
このγ−シクロデキストリンの量を10重量%にすると
共に蒸留水の量を40重量%にし、それ以外は、上記の
実施例5の場合と同様にして記録用インクを得た。
【0092】(実施例10)この実施例10において
は、上記の実施例5におけるインクの調製において、環
状多糖類として、上記のα−シクロデキストリンに代え
てヒドロキシエチル−β−シクロデキストリンを使用
し、それ以外は、上記の実施例5の場合と同様にして記
録用インクを得た。
【0093】(実施例11)この実施例11において
は、上記の実施例5において使用した実施例1の場合と
同じスターポリマーに代えて、前記の実施例2の場合と
同じスターポリマーを用いるようにし、それ以外は、上
記の実施例5の場合と同様にして記録用インクを得た。
【0094】(実施例12)この実施例12において
は、上記の実施例5において使用した実施例1の場合と
同じスターポリマーに代えて、前記の実施例3の場合と
同じスターポリマーを用いるようにし、それ以外は、上
記の実施例5の場合と同様にして記録用インクを得た。
【0095】(実施例13)この実施例13において
は、上記の実施例5において使用した実施例1の場合と
同じスターポリマーに代えて、前記の実施例4の場合と
同じスターポリマーを用いるようにし、それ以外は、上
記の実施例5の場合と同様にして記録用インクを得た。
【0096】(実施例14)この実施例14において
は、上記の実施例5におけるインクの調製において、環
状多糖類であるα−シクロデキストリンを加えないよう
にすると共に蒸留水の量を50重量%にし、それ以外
は、実施例5の場合と同様にして記録用インクを得た。
【0097】(比較例2)この比較例2においては、上
記の実施例5におけるインクの調製において、実施例1
と同じスターポリマー及び環状多糖類のα−シクロデキ
ストリンを加えないようにすると共に蒸留水の量を55
重量%にし、それ以外は、実施例5の場合と同様にして
記録用インクを得た。
【0098】そして、上記のようにして得た実施例5〜
14及び比較例2の各記録用インクについても、前記の
実施例1〜4及び比較例1の場合と同様にして、各記録
用インクにおけるノズルからの吐出安定性を評価し、ま
たこれらの各記録用インクを前記のインクジェットプリ
ンターから市販の記録紙(ミノルタ社製:EPペーパ
ー)に吐出させて25mm×25mmのベタ印字を行
い、この印字部分における反射濃度を光学濃度計(X−
Rite社製:310TR濃度計)により測定し、これ
らの結果を下記の表2に示した。
【0099】
【表2】
【0100】この結果、前記の実施例1〜4及び比較例
1の場合と同様に、インク中にスターポリマーを含有さ
せた実施例5〜14の各記録用インクは、インク中にス
ターポリマーを含有させなかった比較例2の記録用イン
クに比べて、インクの吐出安定性が向上すると共に、記
録紙上に印字されたベタ画像の反射濃度も高くなってい
た。
【0101】また、実施例5〜14の各記録用インクを
比較した場合、インク中にスターポリマーと共に環状多
糖類を含有させた実施例5〜13の各記録用インクは、
環状多糖類を含有させなかった実施例14の記録用イン
クに比べて、記録紙上に印字されたベタ画像の反射濃度
がさらに高くなっていた。
【0102】(実施例15)この実施例15において
は、スターポリマーを得るにあたり、その核となる分子
として、下記の化24に示す3以上のメルカプト基を有
する分子を用い、またこの核となる分子にラジカル重合
させるラジカル重合性モノマーにN,N−ジメチルアク
リルアミドを用いるようにした。
【0103】
【化24】
【0104】そして、上記の核となる分子と上記のラジ
カル重合性モノマーとのモル比を1:10にし、核とな
る分子に対してラジカル重合性モノマーを重合させてス
ターポリマーを得た。
【0105】また、この実施例15においては、前記の
実施例5の場合と同様にして調製したカーボンブラック
が20重量%含有されたカーボンブラック分散液を用い
るようにした。
【0106】そして、このカーボンブラック分散液を5
重量%、上記のスターポリマーを5重量%、プロピレン
グリコールを10重量%、炭酸水素ナトリウムを0.2
重量%、プロキセル(Proxel)を0.3重量%、
蒸留水を79.5重量%の割合にして、これらを室温で
3時間混合撹拌した後、ホモジナイザーで粒径を整え、
0.65μmのメンブレンフィルタで加圧濾過して記録
用インクを得た。
【0107】(実施例16〜26)これらの実施例16
〜26においては、上記の実施例15の場合と、使用す
るスターポリマーだけを変更し、それ以外は、実施例1
5の場合と同様にして記録用インクを得た。
【0108】ここで、実施例16においては、スターポ
リマーを得るにあたり、その核となる分子として、下記
の化25に示す3以上のメルカプト基を有する分子を用
い、またこの核となる分子にラジカル重合させるラジカ
ル重合性モノマーにN,N−ジメチルアクリルアミドを
用い、上記の核となる分子とこのラジカル重合性モノマ
ーとのモル比を1:10にし、核となる分子に対してこ
のラジカル重合性モノマーを重合させてスターポリマー
を得た。
【0109】
【化25】
【0110】実施例17においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、下記の化26
に示す3以上のメルカプト基を有する分子を用い、また
この核となる分子にラジカル重合させるラジカル重合性
モノマーにN,N−ジメチルアクリルアミドとヒドロキ
シエチルアクリレートとを用い、上記の核となる分子と
N,N−ジメチルアクリルアミドとヒドロキシエチルア
クリレートとのモル比を1:5:5にし、核となる分子
に対してこれらのラジカル重合性モノマーを共重合させ
てスターポリマーを得た。
【0111】
【化26】
【0112】実施例18においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、下記の化27
に示す3以上のメルカプト基を有する分子を用い、また
この核となる分子にラジカル重合させるラジカル重合性
モノマーにN,N−ジメチルアクリルアミドとヒドロキ
シエチルメタクリレートとを用い、上記の核となる分子
とN,N−ジメチルアクリルアミドとヒドロキシエチル
メタクリレートとのモル比を1:9:1にし、核となる
分子に対してこれらのラジカル重合性モノマーを共重合
させてスターポリマーを得た。
【0113】
【化27】
【0114】実施例19においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、下記の化28
に示す3以上のメルカプト基を有する分子を用い、また
この核となる分子にラジカル重合させるラジカル重合性
モノマーに下記の化29に示す両性イオンを有するアク
リルアミドを用い、上記の核となる分子とこのラジカル
重合性モノマーとのモル比を1:10にし、核となる分
子に対してこのラジカル重合性モノマーを重合させてス
ターポリマーを得た。
【0115】
【化28】
【0116】
【化29】
【0117】実施例20においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、下記の化30
に示す3以上のメルカプト基を有する分子を用い、また
この核となる分子にラジカル重合させるラジカル重合性
モノマーにアクリル酸を用い、上記の核となる分子とこ
のラジカル重合性モノマーとのモル比を1:10にし、
核となる分子に対してこのラジカル重合性モノマーを重
合させてスターポリマーを得た。
【0118】
【化30】
【0119】実施例21においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、下記の化31
に示す3以上のメルカプト基を有する分子を用い、また
この核となる分子にラジカル重合させるラジカル重合性
モノマーにアクリロイルモルフォリンを用い、上記の核
となる分子とこのラジカル重合性モノマーとのモル比を
1:10にし、核となる分子に対してこのラジカル重合
性モノマーを重合させてスターポリマーを得た。
【0120】
【化31】
【0121】実施例22においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、前記の化24
及び化25に示した2種類の3以上のメルカプト基を有
する分子を用い、またこれらの核となる分子にラジカル
重合させるラジカル重合性モノマーにN,N−ジメチル
アクリルアミドを用い、化24に示した核となる分子と
化25に示した核となる分子とラジカル重合性モノマー
とのモル比を0.5:0.5:10にし、この2種類の
核となる分子に対してそれぞれ上記のラジカル重合性モ
ノマーを重合させてスターポリマーを得た。
【0122】実施例23においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、前記の化28
に示した3以上のメルカプト基を有する分子を用い、ま
たこの核となる分子にラジカル重合させるラジカル重合
性モノマーにアクリル酸ナトリウムを用い、上記の核と
なる分子とこのラジカル重合性モノマーとのモル比を
1:10にし、核となる分子に対してこのラジカル重合
性モノマーを重合させてスターポリマーを得た。
【0123】実施例24においては、スターポリマーを
得るにあたり、その核となる分子として、前記の化24
に示した3以上のメルカプト基を有する分子を用い、ま
たこの核となる分子にラジカル重合させるラジカル重合
性モノマーにアクリロイルモルフォリンとスチレンとを
用い、上記の核となる分子とアクリロイルモルフォリン
とスチレンとのモル比を1:9:1にし、核となる分子
に対してこれらのラジカル重合性モノマーを共重合させ
てスターポリマーを得た。
【0124】実施例25においては、スターポリマーを
得るにあたり、上記の実施例15の場合と同様に、その
核となる分子に前記の化24に示した3以上のメルカプ
ト基を有する分子を用いると共に、この核となる分子に
ラジカル重合させるラジカル重合性モノマーとしてN,
N−ジメチルアクリルアミドを用い、上記の核となる分
子とこのラジカル重合性モノマーとのモル比を1:20
に変更させて、スターポリマーを得た。
【0125】実施例26においては、スターポリマーを
得るにあたり、上記の実施例15の場合と同様に、その
核となる分子に前記の化24に示した3以上のメルカプ
ト基を有する分子を用いると共に、この核となる分子に
ラジカル重合させるラジカル重合性モノマーにN,N−
ジメチルアクリルアミドを用い、上記の核となる分子と
このラジカル重合性モノマーとのモル比を1:30に変
更させて、スターポリマーを得た。
【0126】(実施例27)この実施例27において
は、上記の実施例15と同じスターポリマーを用いるよ
うにし、インクを調製するにあたって、このスターポリ
マーの量を2.5重量%、蒸留水の量を82重量%に
し、それ以外は、上記の実施例15の場合と同様にして
記録用インクを得た。
【0127】(実施例28)この実施例28において
は、上記の実施例15と同じスターポリマーを用いるよ
うにし、インクを調製するにあたって、このスターポリ
マーの量を7.5重量%、蒸留水の量を77重量%に
し、それ以外は、上記の実施例15の場合と同様にして
記録用インクを得た。
【0128】(実施例29)この実施例29において
は、上記の実施例20の場合と同じスターポリマーを用
い、インクを調製するにあたって、環状多糖類のα−シ
クロデキストリンを加えるようにし、上記のスターポリ
マーの量を5重量%、α−シクロデキストリンの量を5
重量%、蒸留水の量を74.5重量%にし、それ以外
は、上記の実施例15の場合と同様にして記録用インク
を得た。
【0129】(比較例3)この比較例3においては、上
記の実施例15におけるインクの調製において、スター
ポリマーを加えないようにすると共に蒸留水の量を8
4.5重量%にし、それ以外は、実施例15の場合と同
様にして記録用インクを得た。
【0130】そして、上記のようにして得た実施例15
〜29及び比較例3の各記録用インクについても、前記
の実施例1〜4及び比較例1の場合と同様にして、各記
録用インクにおけるノズルからの吐出安定性を評価する
と共に、前記の実施例5〜14及び比較例2の場合と同
様にして、印字部分における反射濃度を測定し、これら
の結果を下記の表3に示した。
【0131】
【表3】
【0132】この結果、前記の実施例1〜4及び比較例
1の場合と同様に、インク中にスターポリマーを含有さ
せた実施例15〜29の各記録用インクは、インク中に
スターポリマーを含有させなかった比較例3の記録用イ
ンクに比べて、インクの吐出安定性が向上すると共に、
記録紙上に印字されたベタ画像の反射濃度も高くなって
いた。
【0133】また、同じスターポリマーを用いた実施例
20の記録用インクと実施例29の記録用インクとを比
較した場合、インク中にスターポリマーと共に環状多糖
類を含有させた実施例29の記録用インクは、環状多糖
類を含有させなかった実施例20の記録用インクに比べ
て、記録紙上に印字されたベタ画像の反射濃度が高くな
っていた。
【0134】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
記録用インクにおいては、少なくとも色材と水性媒体と
を含む記録用インクにおいて、スターポリマーを含有さ
せるようにしたため、このスターポリマーにより、記録
用インクの記録媒体に対する定着性や、水性媒体中にお
ける顔料の分散安定性等が向上すると共に、インク中に
長い鎖状のポリマーを含有させる場合に比べて、水性媒
体に対するポリマーの溶解性が向上すると共に、記録用
インクの粘度が高くなるのが抑制された。
【0135】この結果、この発明における記録用インク
をインクジェット記録装置のインク吐出ヘッド等から紙
等の記録媒体上に吐出させて画像を形成する場合に、こ
の記録用インクがインク吐出ヘッド等に目詰まするのが
防止されると共に、記録用インクの粘度が上昇してイン
クの吐出性が悪くなるということもなく、この記録用イ
ンクがインク吐出ヘッド等から安定して吐出されるよう
になり、長期わたって良好な画像が得られるようになっ
た。
【0136】また、この発明における記録用インクにお
いて、スターポリマーの他に環状多糖類を含有させる
と、インクの表面エネルギーや粘度等を大きく変化させ
ることなく、十分な画像濃度を有する画像が得られるよ
うになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 昇 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FC01 2H086 BA53 BA55 BA59 4J039 AB01 AD03 AD04 AD09 AD10 AD12 AE07 BA04 BC17 BC39 BC60 BE01 BE03 BE04 BE06 CA03 CA06 EA15 EA16 EA17 EA19 EA41 EA42 EA43 EA44

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色材と水性媒体とを含む記録
    用インクにおいて、スターポリマーを含有させたことを
    特徴とする記録用インク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した記録用インクにおい
    て、上記のスターポリマーが、核となる分子に直鎖状に
    なった複数の親水性の分子鎖が結合されてなることを特
    徴とする記録用インク。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した記録用インク
    において、上記のスターポリマーにおける核となる分子
    が、3以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール
    類、3以上のカルボキシル基を有する多価カルボン酸
    類、少なくとも1以上の活性水素をもつアミノ基を3以
    上有する多価アミン類、3以上のメルカプト基を有する
    多価チオール類から選択される分子であることを特徴と
    する記録用インク。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した記録用インクにおい
    て、上記のスターポリマーにおける核となる分子に対し
    て、少なくとも開環重合されたエチレンオキサイドを含
    む分子鎖が結合されたスターポリマーを用いたことを特
    徴とする記録用インク。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載した記録用インク
    において、上記のスターポリマーにおける核となる分子
    に3以上のメルカプト基を有する多価チオール類を用
    い、この核となる分子に対してラジカル重合性モノマー
    がラジカル重合されてなるスターポリマーを用いたこと
    を特徴とする記録用インク。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した記録用インクにおい
    て、上記のスターポリマーの核となる3以上のメルカプ
    ト基を有する分子が、下記の化1に示す構造式(1)又
    は(2)に示される分子であることを特徴とする記録用
    インク。 【化1】 なお、上記の化1中、nは3以上の整数、Rは3価以上
    の有機残基であり、Yは下記の化2に示す基から選択さ
    れる基、Zは置換基を有していてもよいアルキレン基及
    び下記の化3に示す基から選択される基である。 【化2】 なお、上記の化2中、R’及びR”は、水素,アルキル
    基,アラルキル基,アリール基から選択される基であ
    る。 【化3】 なお、上記の化3中、mは2以上の整数である。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項に記載した記
    録用インクにおいて、上記のスターポリマーの他に環状
    多糖類を含有させたことを特徴とする記録用インク。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した記録用インクにおい
    て、上記の環状多糖類として、環状デキストリン又はそ
    の誘導体を含有させたことを特徴とする記録用インク。
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