JP3516039B2 - 記録用インク及びこれを用いた記録方法 - Google Patents

記録用インク及びこれを用いた記録方法

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JP3516039B2
JP3516039B2 JP21933996A JP21933996A JP3516039B2 JP 3516039 B2 JP3516039 B2 JP 3516039B2 JP 21933996 A JP21933996 A JP 21933996A JP 21933996 A JP21933996 A JP 21933996A JP 3516039 B2 JP3516039 B2 JP 3516039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録、水性筆記用具、記録計あるいはペンプロッターなど
に用いるのに適した記録用インクに関し、特にインクジ
ェット記録用に適した記録用インク、更には所謂普通紙
に対するカラー画像形成用として特に優れた特性を示す
インクジェット記録用インクに関するものである。また
本発明はその記録用インクを用いた記録方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェツトプリンターは低騒
音、低ランニングコストといった利点から普及し、普通
紙に印字可能な力ラープリンターも市場に投入されてい
る。この様なインクジェツトプリンターにおいては、カ
ラー画像の色再現性、画像の耐水性と耐光性、画像の乾
燥性、画像にじみ防止、および吐出信頼性などを満足さ
せることが必要であるが、これらのすべてを満足させる
ことは困難である。インクジェツトプリンターによりカ
ラー画像を形成する場合には、イエロー、マゼンタ、シ
アンの単色印字部で鮮明な画像が形成されても、レッ
ド、グリ−ン、ブルーの2色重ね部分で画像にじみ及び
色境界にじみが発生しやすく画像の鮮明性が低下すると
いう欠点がある。
【0003】特に、定着装置を用いないでインクジェッ
ト記録による記録画像の乾燥を行う場合には、特開昭5
5−29546号公報などのように記録紙に対する記録
用インクの浸透性を高めることによって記録画像の乾燥
性を向上させているため、使用する記録紙により画像の
にじみが著しくなり画像の鮮明性が低下するという欠点
がある。また、特公昭60−23793号公報にはイン
クジェット記録用インクに界面活性剤としてジアルキル
スルホコハク酸塩を含有させることにより、インクジェ
ット記録による記録画像の乾燥性を向上させると共に画
像の鮮明性の低下を少なくすることが開示されている
が、使用する記録紙により、画素径が著しく異なり画像
濃度の低下も著しく画像の鮮明性が低下するといった不
具合があり、また記録用インクがアルカリ側では界面活
性剤が分解し、記録用インクの保存中に界面活性剤の効
果がなくなり、記録用インクに沈殿物が生じインクジェ
ットプリンターにおいてノズルの目詰などを起こし吐出
信頼性が低下するという欠点がある。
【0004】さらに、特開昭56−57862号公報等
には、インクジェット記録用インクに強塩基性物質を含
有させることにより、インクジェット記録による記録画
像の乾燥性を向上させることが開示されているが、ロジ
ンサイズされた酸性紙に画像を形成した場合には乾燥性
を向上させる効果があるもののアルキルケテンダイマー
やアルケニルスルホコハク酸をサイズ剤として用いた記
録紙では乾燥性向上の効果がみられず、また、酸性紙で
も記録画像における2色重ね部分では乾燥性向上の効果
がみられないという欠点がある。また、特開平1−20
3483号公報には記録用インクに多価アルコ−ル誘導
体及びペクチンを含有させ、増粘剤としてのペクチンに
より記録画像のにじみを防止することが開示されている
が、ペクチンは水酸基を親水性基とする非イオン性化合
物であるため、印字休止後の吐出信頼性に欠けるという
欠点がある。
【0005】一方、普通紙上におけるカラー画像の色再
現性と耐光性および耐水性とを両立させるために、イン
クジェツト記録用インクに用いる染料の改良が行われて
いるが、記録画像の耐光性や耐水性を向上させ且つ吐出
信頼性の高い染料を得ることは困難である。また、記録
画像の耐水性および耐光性を得るために顔料を用いるこ
とも種々試みられているが、色調に問題があるため、現
状では特に耐光性の要求される大型のプロッター以外で
は採用されていない。また、顔料を用いた場合には、記
録画像の高解像度化に対応するインクジェットプリンタ
ーなどで目詰まりが発生し吐出信頼性に欠けるという問
題もある。そこで、色調を改良しカラー画像の色再現性
を向上させ、また画像の耐光性や耐水性、および吐出信
頼性を改良するために顔料と染料を混合して用いること
が、特公昭60−45669号公報や特開平6−100
812号公報などに開示されているが、前者では染料の
耐光性が不十分であり、また普通紙へのインクの浸透性
や発色性が必ずしも十分でなく、また後者では耐光性は
前者に比べ十分であるが発色性が不十分であり、2色重
ね部、特にブルーの発色がくすむ等の問題があった。上
記のように、従来においては、色調に優れ色再現性が良
好で画像にじみも少ない鮮明な画像で、且つ耐水性およ
び耐光性の十分な画像を形成することができる記録用イ
ンク、特にインクジェット記録における吐出信頼性も高
い記録用インクを得ることが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の第1の
課題はこのような問題点を解決し、色調に優れ色再現性
が良好で画像にじみも少ない鮮明な画像を形成すること
ができ、且つ画像の耐水性および耐光性に優れた記録用
インクを提供することにある。また2色重ね部の色再現
性に優れ、オーバーヘッドプロジェクター用透明シート
に透明性の優れた画像を形成することができる記録用イ
ンクを提供することにある。本発明の第2の課題は、特
に着色剤の分散安定性が良好であり保存安定性に優れ、
長期間の保存後や印字休止後においても、インクジェッ
ト記録における吐出信頼性の高い記録用インクを提供す
ることにある。本発明の第3の課題は、記録用インクの
普通紙に対する浸透性が高く、形成された画像の乾燥性
に優れ、且つ画像のにじみが防止され鮮明な画像を形成
することができる記録用インクを提供することにある。
さらに、本発明の第4の課題は、耐水性および耐光性に
優れ、色再現性が良好で鮮明性に優れた画像を高解像度
で形成することができるインクジェット記録方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、水
に分散または溶解する着色剤、水および水溶性有機溶媒
を主成分とする記録用インクにおいて、着色剤として顔
料と平均分子量が5000乃至15万の高分子染料とを
同時に含有し、分散剤として親水性部分と疎水性部分を
有する高分子化合物及び/または炭素数5以上のアルキ
ル基を有する界面活性剤を含有し、前記高分子染料が、
ポリアミンと酸性染料または直接性染料とから誘導され
た高分子染料、ポリアリルアミンと酸性染料と直接性染
料から誘導された高分子染料、キトサンと酸性染料と直
接性染料から誘導された高分子染料、あるいはイオン解
離基を有する高分子に極性の異なる染料を造塩したこと
により得られる高分子染料であることを特徴とする記録
用インクによって達成される。
【0008】本発明によれば、着色剤として顔料と共に
平均分子量が5000乃至15万の高分子染料を用いる
ことにより色調に優れ色再現性が良好で、且つ耐水性お
よび耐光性に優れた画像を形成することができる。ま
た、この着色剤を含有する記録用インクに分散剤として
親水性部分と疎水性部分を有する高分子化合物及び/ま
たは炭素数5以上のアルキル基を有する界面活性剤を含
有させることにより、着色剤の分散安定性を向上させ保
存安定性に優れた記録用インクを得ることができ、長期
間の保存後や印字休止後においても、吐出信頼性の高い
インクジェット記録を行うことができる。さらに、分散
剤として親水性部分と疎水性部分を有する高分子化合物
及び/または炭素数5以上のアルキル基を有する界面活
性剤を含有させることにより、記録用インクの普通紙に
対する浸透性を高め、形成された画像の乾燥性を向上さ
せると共に画像のにじみを防止した鮮明な画像を形成す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において使用される顔料と
しては、有機顔料としてアゾ系、フタロシアニン系、ア
ントラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオイ
ンジゴ系、ペリレン系、イソインドレノン系、アニリン
ブラツク、アゾメチン系、ローダミンBレ−キ顔料、カ
ーボンブラックなどが挙げられ、無機顔料として酸化
鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸
化アルミニウム、バリウムイエロー、紺青、カドミウム
レッド、クロムイエロー、金属粉などが挙げられる。
【0010】この中で特にカラー画像形成に好ましいも
のとしては、黒インクではカーボンブラック及び表面親
水化等改質されたカーボンブラックが、イエローインク
ではアゾ系のC.I.ピグメントイエロー13,17,
174等が、マゼンタインクではキナクリドン系のピグ
メントレッド122、アゾ系のピグメントレッド184
が、またシアンインクでは銅フタロシアニン、無金属フ
タロシアニンが用いられる。
【0011】これら顔料の粒子径としては0.01μm
〜0.1μmが好ましい。粒子径が0.01μmよりも
小さくなると隠蔽力が低下して画像濃度が低くなる。ま
た耐光性が低し、平均分子量が5000乃至15万の高
分子染料と共に用いた場合に画像の耐光性が従来の染料
系の記録用インクによる画像の耐光性と同等となり、画
像の耐光性に対する改良効果を得ることができなくな
る。また0.1μmを越えるとインクジェットプリンタ
ーにおけるヘッドの目詰まりやプリンター内のフィルタ
ーでの目詰まりが発生して吐出信頼性が低下するように
なる。
【0012】本発明において用いる平均分子量が500
0乃至15万の高分子染料は、親水性の官能基として水
酸基、スルホン酸基、カルボン酸基が導入された高分子
染料であり、具体的にはポリアミンと酸性染料または直
接性染料などとから誘導された高分子染料、ポリアリル
アミンと酸性染料と直接性染料から誘導された高分子染
料、キトサンと酸性染料と直接性染料から誘導された高
分子染料、あるいはイオン解離基を有する高分子に極性
の異なる染料を造塩したことにより得られる高分子染料
である
【0013】平均分子量が5000乃至15万の高分子
染料の具体例としては、遊離酸型として示すと、例えば
下記表1に示す構造式(a)で表される高分子染料(D
ynapol社製)や構造式(b)、(c)、(d)な
どで表される高分子染料が挙げられるがこれらに限定さ
れるわけではない。
【0014】
【表1】
【0015】これら高分子染料は特開昭63−3056
7号公報等に開示されているような常法によって製造す
ることができ、逆浸透膜やイオン交換樹脂を使用して精
製することによりNaCl、Na2SO4、CaCO3
の無機塩不純物を除去したものを用いることが好まし
い。無機塩不純物を除去することによってインクジェッ
トプリンターにおけるヘッドの目詰まりやプリンター内
のフィルターでの目詰まりの発生を防止することができ
吐出信頼性を向上させることができる。また、平均分子
量が5000乃至15万の高分子染料の対イオンとして
ナトリウムイオン、リチウムイオン、及び下記一般式
(3)で表される第4級アンモニウム、第4級ホスホニ
ウム、アルカノールアミンイオンを用いることにより高
分子染料の溶解安定性をより向上させることができる。
【0016】
【化8】 (式中、Xは窒素原子または燐原子を表し、R3、R4
5およびR6は水素原子、炭素数1乃至4のアルキル
基、ヒドロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基を表
す。)
【0017】次に、本発明において用いられる分散剤に
ついて説明する。親水性部分と疎水性部分を有する高分
子化合物としては、親水性高分子として、天然系では、
アラビアガム、トラガンガム、グーアガム、カラヤガ
ム、ロー力ストビーンガム、アラビノガラクトン、ペク
チン、クインスシードデンプン等の植物性高分子、アル
ギン酸、カラギーナン、寒天等の海藻系高分子、ゼラチ
ン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の動物系高分
子、キサンテンガム、デキストラン等の微生物系高分
子、半合成系では、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース等の繊維素系
高分子、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプンリ
ン酸エステルナトリウム等のデンプン系高分子、アルギ
ン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル等の海藻系高分子、純合成系では、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエー
テル等のビニル系高分子、非架橋ポリアクリルアミド、
ポリアクリル酸及びそのアルカリ金属塩、水溶性スチレ
ンアクリル樹脂等のアクリル系樹脂、水溶性スチレンマ
レイン酸樹脂、水溶性ビニルナフタレンアクリル樹脂、
水溶性ビニルナフタレンマレイン酸樹脂、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、β−ナフタレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物のアルカリ金属塩、四級アンモ
ニウムやアミノ基等のカチオン性官能基の塩を側鎖に有
する高分子化合物、セラック等の天然高分子化合物等が
挙げられる。
【0018】また、炭素数5以上のアルキル基を有する
界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤である下記
一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル酢酸塩または下記一般式(2)で表されるジアル
キルスルホ琥珀酸塩が好ましい。これらのアニオン系界
面活性剤を用いることにより、普通紙などの記録紙に対
する記録用インクの浸透性を高め画像の乾燥性を向上さ
せ、且つ画像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像を
形成することができる。
【化9】 (式中、R1は炭素数6乃至14の分岐していてもよい
アルキル基を表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級ア
ンモニウム、第4級ホスホニウムまたはアルカノールア
ミンを表す。mは3から12の整数を表す。)
【化10】 (式中、R2は炭素数5乃至7の分岐したアルキル基を
表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、
第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミンを表
す。)
【0019】特に、これらの界面活性剤を用いて記録用
インクの表面張力を50mN/m以下とすることによ
り、記録用インクと普通紙などの記録紙表面との濡れ性
をより向上させることができ、記録紙に対する記録用イ
ンクの浸透性を高めて記録画像の乾燥性を向上させ、且
つ画像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像を形成す
ることができる。画像のにじみを防止して鮮明性に優れ
た画像を形成することができるのは、特に、着色剤とし
て平均分子量が5000乃至15万の高分子染料を用い
ることにより、着色剤の繊維間への拡散が抑制され、さ
らに記録用インクが増粘するためであると推測される。
【0020】なお、上記表面張力は記録用インクの記録
紙への浸透性を示す指標であり、特に表面形成されて1
秒以下の短い時間での動的表面張力を示し、飽和時間で
測定される静的表面張力とは異なるものである。測定法
としては特開昭63−31237号公報等に記載されて
いる従来公知の方法で1秒以下の動的な表面張力を測定
できる方法であればいずれも使用できるが、ここではW
ilhelmy式の吊り板式表面張力計を用いて測定し
た値で示している。表面張力の値は50mN/m以下が
好ましく、特に40mN/m以下とするとすると更に優
れた画像の乾燥性が得られる。
【0021】また、一般式(1)で表されるポリオキシ
エチレンアルキルエーテル酢酸塩または一般式(2)で
表されるジアルキルスルホ琥珀酸塩の対イオンMとして
は、ナトリウムイオン、リチウムイオン、及び下記一般
式(3)で表される第4級アンモニウム、第4級ホスホ
ニウム、アルカノールアミンイオンが特に好ましい。対
イオンMをこの様にすることにより、これらアニオン系
界面活性剤の溶解安定性をより向上させ、保存安定性が
更に優れた記録用インクを得ることができ、記録用イン
クを長期間保存した後においても、吐出信頼性の高いイ
ンクジェット記録を行うことができる。
【化11】 (式中、Xは窒素原子または燐原子を表し、R3、R4
5およびR6は水素原子、炭素数1乃至4のアルキル
基、ヒドロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基を表
す。)
【0022】一般式(1)で表されるポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル酢酸塩または一般式(2)で表され
るジアルキルスルホ琥珀酸塩の具体例を遊離酸型で下記
表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】前記平均分子量が5000乃至15万の高
分子染料の対イオン、あるいは一般式(1)で表される
ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩または一般
式(2)で表されるジアルキルスルホ琥珀酸塩の対イオ
ンMをナトリウムイオン、リチウムイオン、及び前記一
般式(3)で表される第4級アンモニウム、第4級ホス
ホニウム、アルカノールアミンイオンなどにするには、
例えば、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムあるいは下
記表3に示す水酸化物を記録用インクに添加すればよ
い。
【0025】なお、対イオンのすべてがナトリウム、リ
チウムあるいは前記一般式(3)で表される第4級アン
モニウム、第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミ
ンイオンである必要はなく、他のアルカリイオンとの混
合とすることもできる。ナトリウム、リチウムあるいは
前記一般式(3)で表される第4級アンモニウム、第4
級ホスホニウムまたはアルカノールアミンイオンの量と
しては、前記高分子染料あるいは一般式(1)または
(2)で表されるアニオン系界面活性剤のモル数に対し
て30%以上が好ましく、特に50%以上が好ましい。
【0026】
【表3】
【0027】一般式(1)で表されるポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル酢酸塩または一般式(2)で表され
るジアルキルスルホ琥珀酸塩の記録用インクにおける含
有量としては、0.05〜10重量%が好ましい。この
含有量の範囲でインクジェット記録に要求される記録紙
に対する浸透性を記録用インクに与えることができる。
0.05重量%よりも少なくなると2色重ね部の境界で
のにじみが発生し、10重量%を越えると一般式(1)
または(2)で表されるアニオン系界面活性剤自体が低
温で析出し易くなり、また着色剤が析出することがあ
り、イクジェット記録における吐出信頼性が低下するよ
うになる。
【0028】さらに、炭素数5以上のアルキル基を有す
る界面活性剤としては、ポリオキシアルキレン基を有す
る非イオン性界面活性剤が好ましく、特に下記一般式
(4)で表されるポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、下記一般式(5)で表されるアセチレングリ
コール系界面活性剤、下記一般式(6)で表されるポリ
オキシエチレンアルキルエーテルまたは下記一般式
(7)で表されるポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテルが好ましい。これらの非イオン性
界面活性剤を用いることにより、普通紙などの記録紙に
対する記録用インクの浸透性を高め画像の乾燥性を向上
させ、且つ画像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像
を形成することができる。
【化12】 (式中、R7は分岐していてもよい炭素数6乃至14の
炭素鎖を表し、kは5から12の整数を表す。)
【化13】 (式中、m、nは0から20の整数を表す。)
【化14】 (式中、R8は分岐していてもよい炭素数6乃至14の
炭素鎖を表し、nは1から20の整数を表す。)
【化15】 (式中、R9は分岐していてもよい炭素数6乃至14の
炭素鎖を表し、m、nは0から20の整数を表す。但し
m、nがともに0となることはない。) 上記R7、R8およびR9の炭素鎖としては、アルキル
基、アルケニル基などが挙げられる。
【0029】特に、これらの界面活性剤を用いて記録用
インクの表面張力を50mN/m以下とすることによ
り、記録用インクと普通紙などの記録紙表面との濡れ性
をより向上させることができ、記録紙に対する記録用イ
ンクの浸透性を高めて記録画像の乾燥性を向上させ、且
つ画像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像を形成す
ることができる。
【0030】また、着色剤として顔料と分子量5000
から15万の高分子染料を用いると、ポリオキシアルキ
レン基を有する非イオン性界面活性剤のポリオキシエチ
レン鎖による可溶化により着色剤の分散安定性が向上し
保存安定性に優れた記録用インクを得ることができる。
これにより記録用インクを長期間保存した後において
も、吐出信頼性に優れたインクジェット記録を行うこと
ができる。
【0031】さらに、上記の非イオン性界面活性剤と共
に尿素、あるいはヒドロキシエチル尿素またはジヒドロ
キシエチル尿素などの尿素誘導体を用いると、前記高分
子染料と非イオン性界面活性剤との間の相互作用が弱ま
り高分子染料の会合が緩和され、それによって記録用イ
ンクの記録紙に対する浸透性が向上し、また記録用イン
クの長期保存性やインクジェット記録における吐出信頼
性が更に改良される。これら尿素や尿素誘導体の添加量
としては、記録用インクの0.1〜5重量%が好まし
い。0.1重量%よりも少ないと効果がなく、また5重
量%を越えると水分蒸発時の粘度変化に影響を及ぼし、
印字休止後の吐出信頼性が低下することがある。
【0032】本発明の記録用インクは前記のような諸成
分が水に分散または溶解されているものであるが、記録
用インクの保管時における乾燥を防止するため、あるい
は着色剤や界面活性剤の溶解安定性を向上させるためな
どの目的で、本発明の記録用インクには水溶性有機溶媒
が添加されている。
【0033】このような水溶性有機溶媒としては、例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、1,5ペンタンジオール、1、6
ヘキサンジオール、グリセロール、1,2,6−ヘキサ
ントリオ−ル、1,2,4−ブタントリオール、1,
2,3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アル
コール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アル
コールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフ
ェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエー
テル等の多価アルコールアリールエーテル類、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロ
リドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリ
ジノン、ε−カプロラクタム等の含窒素複素環化合物、
ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド等のアミド類、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等の
アミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジ
エタノール等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネー
ト、炭酸エチレン、γ−ブチロラクトン等が例示でき、
これらの水溶性有機溶媒は単独もしくは、複数混合して
用いることができる。
【0034】これらの中で特に好ましい水溶性有機溶媒
はジエチレングリコール、チオジエタノール、ポリエチ
レングリコール200〜600、トリエチレングリコ−
ル、グリセロール、1,2,6−ヘキサントリオール、
1,2,4−ブタントリオール、ペトリオール、1,5
−ペンタンジオール、N−メチル−2−ピロリドン、N
−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリド
ン、1,3−ジメチルイミダゾリジノンなどであり、こ
れらの水溶性有機溶媒を用いることにより着色剤や界面
活性剤の溶解安定性を向上させると共に水分蒸発を抑制
して記録用インクの乾燥を防ぐことができ、記録用イン
クを長期間保存した後においても、また長期間印字を休
止した場合においても、吐出信頼性に優れたインクジェ
ット記録を行うことができる。
【0035】また、特に、N−ヒドロキシエチル−2−
ピロリドン等のピロリドン誘導体を記録用インクに添加
した場合には、着色剤、特に顔料の分散安定性を向上さ
せることができ、記録用インクの保存安定性を更に向上
させることができる。それにより記録用インクを長期間
保存した後においても、更に吐出信頼性の高いインクジ
ェット記録をおこなうことができる。
【0036】また、本発明の記録用インクには、表面張
力を調整する目的で前記一般式(1)、(2)、
(4)、(5)、(6)または(7)で表される界面活
性剤以外に、ジエチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、エチレングリコールモノフエェルエーテル、エチレ
ングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールクロロフェニルエーテル
等の多価アルコールのアルキルまたはアリールエーテル
類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
共重合体、フッ素系界面活性剤、あるいはエタノール、
2−プロパノール等の低級アルコール類などを添加する
ことができ、特にジエチレングリコールモノブチルエー
テルが好ましい。
【0037】本発明の着色材としては、前記顔料および
高分子染料のほかに、必要に応じて、他の着色剤を混合
して用いることができる。このような着色剤としては、
カラーインデツクスにおいて酸性染料、直接性染料、塩
基性染料、反応性染料、食用染料に分類される水溶性染
料で耐水性および耐光性が優れたものが用いられる。こ
れらは色再現性、耐水性、耐光性などの効果が疎外され
ない範囲で添加される。
【0038】これらの染料を具体的に挙げれば、酸性染
料及び食用染料としては、C.I.アシッドイエロー1
7,23,42,44,79,142、C.I.アシツ
ドレッド1,8,13,14,18,26,27,3
5,37,42,52,82,87,89,92,9
7,106,111,114,115,134,18
6,249,254,289、C.I.アシツドブルー
9,29,45,92,249、C.I.アシッドブラ
ック1,2,7,24,26,94、C.I.フードイ
エロー3,4、C.I.フードレッド7,9,14、
C.I.フードブラック1,2、直接性染料としては、
C.I.ダイレクトイエロー1,12,24,26,3
3,44,50,86,120,132,142,14
4、C.I.ダイレクトレッド1,4,9,13,1
7,20,28,31,39,80,81,83,8
9,225,227、C.I.ダイレクトオレンジ2
6,29,62,102、C.I.ダイレクトブルー
1,2,6,15,22,25,71,76,79,8
6,87,90,98,163,165,199,20
2、C.I.ダイレクトブラック19,22,32,3
8,51,56,71,74,75,77,154,1
68,171、塩基性染料としては、C.I.ベーシッ
クイエロー1,2,11,13,14,15,19,2
1,23,24,25,28,29,32,36,4
0,41,45,49・51,53,63,64,6
5,67,70,73,77,87,91、C.I.ベ
ーシックレッド2,12,13,14,15,18,2
2,23,24,27,29,35,36,38,3
9,46,49,51,52,54,59,68,6
9,70,73,78,82,102,104,10
9,112、C.I.ベーシックブルー1,3,5,
7,9,21,22,26,35,41,45,47,
54,62,65,66,67,69,75,77,7
8,89.92,93,105,117,120,12
2,124,129,137,141,147,15
5、C.I.ベーシックブラック2,8、反応性染料と
しては、C.I.リアクティブブラック3,4,7,1
1,12,17、C.I.リアクティブイエロー1,
5,11,13,14,20,21,22,25,4
0,47,51,55,65,67、C.I.リアクテ
ィブレッド1,14,17,25,26,32,37,
44,46,55,60,66,74,79,96,9
7、C.I.リアクティブブルー1,2,7,14,1
5,23,32,35,38,41,63,80,95
等が使用でき、特に酸性染料及び直接性染料が好まし
い。
【0039】さらに、本発明の記録用インクには従来よ
り知られている添加剤、例えば防腐防黴剤、防錆剤、p
H調整剤、水溶性紫外線吸収剤または水溶性赤外線吸収
剤などを添加することができる。
【0040】防腐防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウ
ム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1
−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタ
クロロフェノールナトリウムなどを用いることができ、
防錆剤としては、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、
チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニ
イウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシ
クロヘキシルアンモニウムニトライトなどを用いること
ができる。
【0041】pH調整剤としては、調合される記録用イ
ンクに悪影響をおよぼさずにpHを6以上に調整できる
ものであれば、任意の物質を用いることができる。pH
調整剤の具体例としては、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミン等のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸
化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化
物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩な
どが挙げられる。また、キレート試薬としては、例え
ば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢
酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウ
ム、ウラミル二酢酸ナトリウムなどが使用できる。
【0042】本発明の記録用インクのpHを6以上、特
に6以上11以下に調整することにより、記録用インク
の保存安定性が向上し、インクジェットプリンターなど
におけるインクカートリジ内に長期間放置した場合で
も、インクジェットノズルの目詰まりが生じることなく
インクジェット記録を行うことができる。ただし、一般
式(2)で表される界面活性剤を用いた場合には、pH
が9以上では記録用インクの保存時に界面活性剤が分解
し、記録用インクの物性に変化が起こりやすいため、一
般式(2)で表される界面活性剤を用いる場合はにpH
を6〜9に調整することが好ましい。
【0043】本発明の記録用インクを用いてインクジェ
ット記録を行うには、記録用インクを熱エネルギーまた
は機械エネルギーにより、例えば20〜60μm径の微
細な吐出口より吐出させ、重量が10mg〜160mg
の液滴として速度5〜20m/sで飛翔させてステキヒ
トサイズ度が3秒以上の記録紙、所謂普通紙に画像を形
成することにより、耐水性および耐光性に優れ、色再現
性が良好で鮮明性に優れたカラー画像を高解像度で形成
することができる。また、このときの記録紙面上のイン
ク付着量としては、2.5g/m2から25g/m2好ま
しく、この付着量によれば記録紙にカールや波打ちとい
った紙の吸水による変化を生じさせることなく、且つ良
好な画像濃度を確保することができる。
【0044】特に、ステキヒトサイズ度が3秒以上の記
録紙に記録用インクを2.0g/m2から20g/m2
着せしめることにより、解像度10ドット/mm×10
ドット/mm以上の高解像度の画像を形成をすることが
できる。また、オフィスなどで一般に使用されているコ
ピー用紙や用箋などはpHが5〜6のものが多く、これ
らに本発明の記録用インクを用いてインクジェット記録
を行うことにより、耐水性および耐光性に優れ、色再現
性が良好で鮮明性に優れたカラー画像を高解像度で形成
することができる。さらに、本発明の記録用インクを用
いることにより、オーバーヘッドプロジェクター(OH
P)用透明シートに色再現性や透明性に優れた画像を形
成することができる。
【0045】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。
【0046】実施例1 先ずカーボンブラックを分散剤の存在下で超音波ホモジ
ェナイザーにて分散し粒子径を0.1μm以下とし、こ
の分散液を用いて下記処方の組成物を撹拌溶解し、pH
が8.5になるように水酸化リチウム10%水溶液にて
調整し、これを0.45μmのテフロンフィルターにて
濾過し記録用インクを得た。 カーボンブラック(プラズマにて表面親水化処理を施したもの) 5重量% 具体例(d)の高分子染料 0.1重量% スチレンアクリル酸重合体 0.4重量% グリセロール 5 重量% N−ヒドロキシエチルピロリドン 5 重量% 具体例(1−1)の界面活性剤 0.5重量% 一般式(4)の界面活性剤(R7=C1021−、k=18)1.5重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0047】実施例2 下記組成物を用い、pHを水酸化ナトリウムで8.8に
調整した以外は実施例1と同様にして記録用インクを調
製した。 C.I.ピグメントイエロー17 1.2重量% 具体例(c)の高分子染料 0.6重量% 1,2,6−ヘキサントリオール 4 重量% 1,5−ペンタンジオール 8 重量% N−メチル−2−ピロリドン 8 重量% 具体例(2−1)の界面活性剤 1.2重量% 具体例(3−1)の25%水溶液 0.8重量% アルギン酸ナトリウム 0.05重量% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0048】実施例3 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで8.5に調
整した以外は実施例1と同様にして記録用インクを調製
した。 C.I.ピグメントレッド122 1 重量% 具体例(b)の高分子染料の遊離酸型 0.5重量% ジエチレングリコール 5 重量% グリセロール 5 重量% N−ヒドロキシエチルピロリドン 10 重量% スチレンアクリル酸重合体 0.5重量% 一般式(4)の界面活性剤(R7=C919−、k=12) 2 重量% 具体例(3−3)の25%水溶液 0.2重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0049】実施例4 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで9.5に調
整した以外は実施例1と同様にして記録用インクを調製
した。 銅フタロシアニン 1.0重量% 具体例(d)の高分子染料 1.2重量% エチレングリコール 5 重量% グリセロール 2 重量% 1,5−ペンタンジオール 8 重量% 2−ピロリドン 2 重量% ポリオキシエチレンポリオキシエチレンブロツク共重合体 1 重量% 一般式(7)の界面活性剤(m、n=20) 0.8重量% 具体例(3−4)の25%水溶液 2 重量% 尿素 5 重量% 安息香酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0050】実施例5 下記組成物を用い、pHを水酸化ナトリウムで7.8に
調整した以外は実施例1と同様にして記録用インクを調
製した。 ローダミンBアルミニウムキレート顔料 1.2重量% 具体例(a)の高分子染料の遊離酸型 0.5重量% トリエチレングリコール 5 重量% ペトリオール 10 重量% N−メチル−2−ピロリドン 5 重量% 一般式(6)の界面活性剤 2 重量% 〔R8=(C6132CH−、n=12〕 具体例(3−2)の25%水溶液 1.5重量% ヒドロキシエチル尿素 5 重量% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0051】実施例6 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで8に調整し
た以外は実施例1と同様にして記録用インクを調製し
た。 無金属フタロシアニン 1.5重量% 具体例(d)の高分子染料の遊離酸型 1.5重量% 2−ピロリドン 8 重量% グリセロール 7 重量% 一般式(5)の界面活性剤(m、n=20) 1 重量% 一般式(5)の界面活性剤(m、n=10) 1 重量% 具体例(3−7)の25%水溶液 2 重量% ヒドロキシエチル尿素 5 重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0052】実施例7 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで8に調整し
た以外は実施例1と同様にして記録用インクを調製し
た。 C.I.ピグメントレッド122 1.2重量% 具体例(a)の高分子染料 0.3重量% 具体例(c)の高分子染料 0.8重量% N−メチル−2−ピロリドン 8 重量% 1,5−ペンタンジオール 8 重量% 一般式(7)の界面活性剤 2 重量% (R9:ラウリル基、m=18、n=6) 安息香酸ナトリウム 0.5重量% イオ交換水 残量
【0053】比較例1 実施例1において具体例(d)の高分子染料に代えて
C.I.アシッドブルー249を用いた以外は実施例1
と同様にして記録用インクを得た。
【0054】比較例2 実施例2においてC.I.ピグメントイエロー17およ
び具体例(c)の高分子染料に代えてC.I.アシッド
イエロー23を用いた以外は実施例2と同様にして記録
用インクを得た。
【0055】比較例3 実施例3においてC.I.ピグメントレッド122に代
えてC.I.アシッドレッド35を用いた以外は実施例
3と同様にして記録用インクを得た。
【0056】比較例4 実施例4において銅フタロシアニンおよび具体例(d)
の高分子染料に代えてC.I.アシッドブルー9を用い
た以外は実施例4と同様にして記録用インクを得た。
【0057】比較例5 実施例5において具体例(a)の高分子染料を除いた以
外は実施例5と同様にして記録用インクを得た。
【0058】比較例6 実施例6において無金属フタロシアニンに代えてC.
I.アシッドブルー9を用いた以外は実施例6と同様に
して記録用インクを得た。
【0059】比較例7 実施例7においてC.I.ピグメントレッド122およ
び具体例(a)の高分子染料に代えてC.I.ダイレク
トレッド9を用い、水酸化リチウムを水酸化アンモニウ
ムに代えてpHを調整した以外は実施例7と同様にして
記録用インクを得た。
【0060】つぎに上記実施例1〜7及び比較例1〜7
によって得た記録用インクについて、下記ような試験を
行った。その結果を表4に示す。
【0061】1)画像の鮮明性 サーマルインクジェット方式のノズル径45μm、30
0dpiのノズルを有するインクジェットプリンター及
び積層PZTを液室流路の加圧に使用したノズル径33
μm、128dpiのノズルを有するインクジェットプ
リンターによって、市販の再生紙、上質紙およびボンド
紙の3種類の印字用紙に印字を行い、印字画像につい
て、2色重ね部境界のにじみ、画像にじみ、色調、濃度
を目視により総合的に判断し画像の鮮明性を評価した。
表4において、○印は印字された画像の特性が3種類の
印字用紙のいずれにおいても満足されている場合を、△
印は少なくとも1種の印字用紙で満足されている場合
を、×印は3種類の印字用紙のいずれにおいても満足さ
れていない場合を示している。また、PVAを主成分と
する層を表面に有するPETフィルムに実施例および比
較例の記録液を用いて印字し、その印字画像を有するP
ETフィルムをオーバーヘッドプロジェクターにより投
影し発色性の評価を行った。表4において、○印は透明
性が高く2色重ね部および単色部の発色が良好である場
合を、△印は単色部の発色はが良好であるが2色重ね部
の発色がややくすむ場合を、×印は単色部での発色も悪
い場合を示している。
【0062】2)画像の耐水性 印字画像サンプルを30℃の水に1分間浸漬して処理前
後の画像濃度の変化をマクベス濃度計で測定し、下記の
式により耐水性(耐色率%)を求めた。表4において、
○印は3種類の印字用紙のいずれにおいても耐水性(耐
色率%)が10%未満である場合を、△印は10%以上
30%未満の場合を、また×印は30%以上である場合
を示している。 耐色率(%)=[1−(処理後の画像濃度/処理前の画
像濃度)]×100
【0063】3)画像の耐光性 印字画像サンプルをキセノンフィードメーターによりブ
ラックパネル温度63度で3時間照射して処理前後の画
像濃度の変化をマクベス濃度計で測定し、下記の式によ
り耐光性(耐色率%)を求めた。表4において、○印は
3種類の印字用紙のいずれにおいても耐光性(耐色率
%)が5%未満である場合を、△印は5%以上30%未
満の場合を、また×印は30%以上である場合を示して
いる。 耐色率(%)=[1−(処理後の画像濃度/処理前の画
像濃度)]×100
【0064】4)画像の乾燥性 印字後の画像に一定条件で濾紙を押しつけ記録用インク
が濾紙に転写しなくなるまでの時間を測定した。表4に
おいて、3種類の印字用紙のいずれにおいても10秒以
内で乾燥した場合を○印とし、それ以上の時間を要した
場合を×印として示した。
【0065】5)保存安定性 各記録用インクをポリエチレン容器に入れ、−20℃、
5℃、20℃、70℃のそれぞれの条件下で3カ月保存
し、保存後の表面張力、粘度、及び沈澱物析出の有無を
調べた。表4において、どの条件で保存しても、物性等
の変化がない場合を○印、沈殿はないが物性変化が大き
い場合を△印、沈殿の析出が認められる場合を×印とし
て示した。
【0066】6)印字休止時信頼性 ノズル径30μm、128dpiのノズルを有するPZ
Tで駆動するヘッドを備えたインクジェットプリンター
を使用し、動作中にキャップ、クリーニング等が行われ
ないでどれだけ印字休止しても復帰できるかを調べ、ど
れだけの時間で噴射方向がずれるか、あるいは吐出液滴
の重量が変化するかでその信頼性を評価した。表4にお
いて、600秒の印字休止で特に問題のない場合を○
印、600秒の印字休止で液滴重量の変化が小さく、噴
射方向のずれが小さい場合を△印、600秒以内の印字
休止で顕著な目詰まりが発生した場合を×印として示し
た。
【0067】
【表4】
【0068】表4から明らかなように、実施例により得
られた記録用インクを用いた場合には、色調に優れ色再
現性が良好で、にじみがなく濃度の高い鮮明な画像であ
り且つ耐水性および耐光性に優れた画像をいずれの印字
用紙を用いた場合にも得ることができ、また画像の乾燥
性にも優れている。さらに、実施例により得られた記録
用インクは、保存安定性に優れており、長期間の保存後
においても、また印字休止後においても、吐出信頼性の
高いインクジェット記録を行うことができる。
【0069】これに対し、比較例により得られた記録用
インクは、これらのいずれかが満足されないものであっ
た。すなわち、比較例1により得られた記録用インクで
は、にじみの発生により画像の鮮明性に劣り、また画像
の耐水性が悪く、比較例2により得られた記録用インク
では画像の耐水性が悪いものであった。比較例3により
得られた記録用インクでは、にじみの発生により画像の
鮮明性に劣り、画像の耐光性が悪く、比較例4により得
られた記録用インクでは画像の鮮明性および画像の耐光
性が悪く、また記録用インクの保存安定性が劣るもので
あった。比較例5により得られた記録用インクでは、に
じみの発生により画像の鮮明性に劣り、記録用インクの
保存安定性が悪く、また吐出信頼性に劣っており、比較
例6により得られた記録用インクでは画像の耐水性およ
び耐光性が悪く、記録用インクの保存安定性および吐出
信頼性に劣るものであった。また、比較例7により得ら
れた記録用インクでは画像の鮮明性に劣り、画像の耐光
性が悪く、また記録用インクの保存安定性が劣るもので
あった。さらに、実施例により得られた記録液を用いた
場合には、OHP適性が良好であったが、比較例1およ
び5により得られた記録液を用いた場合には、OHP適
性に劣るものであった。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、色調に優れ色再現性が
良好で画像のにじみも少ない鮮明な画像を形成すること
ができ、且つ画像の耐水性および耐光性に優れた記録用
インクを得ることができる。また2色重ね部の色再現性
にも優れ、オーバーヘッドプロジェクター用透明シート
に透明性の優れた画像を形成することができる記録用イ
ンクを得ることができる。本発明によれば、保存安定性
に優れ、長期間の保存後や印字休止後においても、イン
クジェット記録における吐出信頼性の高い記録用インク
を得ることができる。 また、本発明によれば、記録用
インクの普通紙に対する浸透性が高く、形成された画像
の乾燥性に優れ、且つ画像の滲みが防止され鮮明な画像
を形成することができる記録用インクを得ることができ
る。さらに、本発明の記録用インクを用いるインクジェ
ット記録方法により、耐水性および耐光性に優れ、色再
現性が良好で鮮明性に優れた画像を高解像度で形成する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 昭子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 望月 博孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 小谷野 正行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 山田 郁子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 露木 孝範 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−30567(JP,A) 特開 平6−329966(JP,A) 特開 平7−304994(JP,A) 特公 昭60−45669(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20 B41J 2/01 - 2/01 B41M 5/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に分散または溶解する着色剤、水およ
    び水溶性有機溶媒を主成分とする記録用インクにおい
    て、着色剤として顔料と平均分子量が5000乃至15
    万の高分子染料とを同時に含有し、分散剤として親水性
    部分と疎水性部分を有する高分子化合物及び/または炭
    素数5以上のアルキル基を有する界面活性剤を含有し、
    前記高分子染料が、ポリアミンと酸性染料または直接性
    染料とから誘導された高分子染料、ポリアリルアミンと
    酸性染料と直接性染料から誘導された高分子染料、キト
    サンと酸性染料と直接性染料から誘導された高分子染
    料、あるいはイオン解離基を有する高分子に極性の異な
    る染料を造塩したことにより得られる高分子染料である
    ことを特徴とする記録用インク。
  2. 【請求項2】 顔料の粒子径が0.01μm乃至0.1
    μmであることを特徴とする請求項1記載の記録用イン
    ク。
  3. 【請求項3】 炭素数5以上のアルキル基を有する界面
    活性剤の少なくとも1種が下記一般式(1)で表される
    ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩及び/また
    は下記一般式(2)で表されるジアルキルスルホ琥珀酸
    塩であることを特徴とする請求項1または2記載の記録
    用インク。 【化1】 (式中、R1は炭素数6乃至14の分岐していてもよい
    アルキル基を表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級ア
    ンモニウム、第4級ホスホニウムまたはアルカノールア
    ミンを表す。mは3から12の整数を表す。) 【化2】 (式中、R2は炭素数5乃至7の分岐したアルキル基を
    表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、
    第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミンを表
    す。)
  4. 【請求項4】 一般式(1)または(2)で表される化
    合物の対イオンがナトリウム、リチウム、あるいは下記
    一般式(3)で表される第4級アンモニウム、第4級ホ
    スホニウムまたはアルカノールアミンイオンであること
    を特徴とする請求項3記載の記録用インク。 【化3】 (式中、Xは窒素原子または燐原子を表し、R3、R4
    5およびR6は水素原子、炭素数1乃至4のアルキル
    基、ヒドロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基を表
    す。)
  5. 【請求項5】 炭素数5以上のアルキル基を有する界面
    活性剤の少なくとも1種がポリオキシアルキレン基を有
    する非イオン性界面活性剤であることを特徴とする請求
    項1または2記載の記録用インク。
  6. 【請求項6】 ポリオキシアルキレン基を有する非イオ
    ン性界面活性剤を更に含有することを特徴とする請求項
    3または4記載の記録用インク。
  7. 【請求項7】 ポリオキシアルキレン基を有する非イオ
    ン性界面活性剤が下記一般式(4)、(5)、(6)お
    よび(7)で表される界面活性剤の少なくとも1種であ
    ることを特徴とする請求項5または6記載の記録用イン
    ク。 【化4】 (式中、R7は分岐していてもよい炭素数6乃至14の
    炭素鎖を表し、kは5から12の整数を表す。) 【化5】 (式中、m、nは0から20の整数を表す。) 【化6】 (式中、R8は分岐していてもよい炭素数6乃至14の
    炭素鎖を表し、nは1から20の整数を表す。) 【化7】 (式中、R9は分岐していてもよい炭素数6乃至14の
    炭素鎖を表し、m、nは0から20の整数を表す。但し
    m、nがともに0となることはない。)
  8. 【請求項8】 非イオン性界面活性剤とともに尿素及び
    尿素誘導体の少なくとも1種を含有することを特徴とす
    る請求項5、6または7記載の記録用インク。
  9. 【請求項9】 水溶性有機溶媒としてピロリドン誘導体
    の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7または8記載の記録用イン
    ク。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の記録用インクを熱エ
    ネルギーまたは機械エネルギーにより微小な液滴として
    飛翔させ、ステキヒトサイズ度が3秒以上の記録用紙に
    記録用インクを2.0g/m2乃至20g/m2付着せし
    めることにより、解像度10ドット/mm×10ドット
    /mm以上の画像を形成することを特徴とする記録方
    法。
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